JP2004183570A - エンジンの始動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの大容量化やコンデンサの追加等を敢えて必要としない簡素な構造でありながら、エンジンの始動に伴うオーバーシュートを適切に抑制する。
【解決手段】エンジンの再始動指令が入力されると(S100)、モータジェネレータを力行モードで作動して、エンジンの始動を開始する(S110)。エンジンの始動完了を検出すると(S160)、モータジェネレータを発電モードで作動する(172)。この発電モードにおけるモータジェネレータの発電電圧を、通常発電時の電圧値よりも高い高電圧値に設定する。あるいは、モータジェネレータの界磁電流を、通常発電時の電流値よりも高い高電流値に設定する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アイドルストップ車両に特に好適に用いられるエンジンの始動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、燃費性能や排気性能の向上を図るために、信号待ちのような車両の一時停止時にエンジンを自動停止し、その後に車両を発進するような場合にエンジンを自動再始動するアイドルストップ車両が実用化されている。このようなアイドルストップ車両では、エンジンの自動再始動の開始直後、つまりモータジェネレータによりエンジンを回転駆動(クランキング)している状態では、静摩擦を含むエンジンの大きな負荷抵抗に打ち勝ってエンジン回転数を速やかに上昇させるために、大きなトルクでエンジンを駆動する必要がある。一方、エンジンの始動が完了し、エンジンが燃料を燃焼することにより駆動トルクを自ら発生するエンジン完爆後の自立運転状態には、エンジンが自ら駆動トルクを発生するために、エンジン回転数が急激に増加するいわゆるオーバーシュートが発生し、大きな振動や騒音が発生して静粛性や耐久性が損なわれるおそれがある。
【0003】
この対策として、特許文献1には、エンジンが始動して自ら駆動トルクを発生するようになれば、モータジェネレータヘの供給電力を削減し、エンジンおよびモータジェネレータの駆動トルクの合計が急激に増大するのを防止する技術が開示されている。また、モータジェネレータによるエンジンの始動が完了したら(所定の回転数に達したら)、エンジンのオーバーシュートを検出し、このオーバーシュートを抑制するようにモータジェネレータを発電モードで作動する技術が開示されている。
【0004】
特許文献2では、バッテリとは別に大容量コンデンサを設け、エンジン始動完了後のオーバーシュートを抑制するために、モータジェネレータを回生制御する場合には、モータジェネレータを大容量コンデンサに接続して、余分な発電電力を吸収する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−119594号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平9−71138号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のように、モータジェネレータの駆動を停止するだけではオーバーシュートを十分に抑制できないことがある。また、オーバーシュート発生時にモータジェネレータを発電モードにしてエンジンの駆動トルクを吸収する手法では、バッテリで吸収可能なエネルギー分しかエンジンのオーバーシュートを抑制できない。つまり、バッテリの定格・容量により吸収可能なオーバーシュートが制限されてしまう。特許文献2のように、バッテリとは別に大容量コンデンサを設けると、このコンデンサの分、サイズ,重量およびコストの面で負担が大きくなる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、バッテリの大容量化やコンデンサの追加等を敢えて必要としない簡素な構造で、エンジンの始動に伴い発生するエンジンのオーバーシュートを適切に抑制し得る新規なエンジンの始動装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
エンジンに接続されたモータジェネレータと、このモータジェネレータを力行モードで作動して、エンジンの始動を開始するエンジン始動手段と、上記エンジンの始動完了を検出する始動完了検出手段と、上記エンジンの始動完了を検出すると、エンジンのオーバーシュートを抑制するように、上記モータジェネレータを発電モードで作動するオーバーシュート抑制手段と、を有する。上記発電モードにおけるモータジェネレータの発電電圧を、通常発電時の電圧値よりも高い高電圧値に設定する。あるいは、上記発電モードにおけるモータジェネレータの界磁電流を、通常発電時の電流値よりも高い高電流値に設定する。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、バッテリの大容量化やコンデンサの追加等を敢えて必要としない簡素な構造でありながら、エンジンの始動に伴うオーバーシュートを適切に抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る車両のエンジン始動装置を示す概略構成図である。この車両は、車両推進源としてエンジン50とモータジェネレータ40とを併用するハイブリッド車両であり、かつ、交差点での信号待ちのような所定の条件が成立するときにエンジン50を自動的に停止し、かつ、その後に車両を発進する場合のように、エンジン自動停止中に別の所定の条件が成立するとエンジン50を自動的に再始動するアイドルストップ車両である。
【0012】
上記のモータジェネレータ40と、エンジン50と、エアコンコンプレッサ等の補機類60とは、プーリ及びベルト70を介して動力伝達可能に接続されている。モータジェネレータ40及びエンジン50と、補機類60と、の動力伝達経路には、その動力の伝達を断続する補機用電磁クラッチ65が設けられている。モータジェネレータ40は、インバータ30を介してバッテリ10と電気的に接続されており、力行運転及び回生運転の双方が可能である。例えば、モータジェネレータ40は、バッテリ10の電力を消費して力行運転を行い、車両推進力を付与したりエンジン50をクランキングする機能と、エンジン50の駆動力や車両走行エネルギーにより発電を行う機能と、を有している。このような発電による回生電力は、バッテリ10に充電され、あるいは車両に搭載されている複数の電装品20〜2nにより消費される。
【0013】
バッテリ10の状態、つまり電流値,電圧値,及び充電量(SOC)は、車両制御系の一つとしてのバッテリコントローラ16により検知・演算される。このバッテリコントローラ16は、電源分配器18を介して複数の車両電装品20〜2nと接続されている。電源分配器18は、バッテリコントローラ16からの制御信号に基づいて、車両電装品20〜2nのON・OFFを選択的に切り換えることができる。車両電装品20〜2nとしては、酸素センサ用のヒータ、リアデフォッカー、モータファン、トランクルームランプ、グローブボックスランプ、トランスミッション用電動オイルポンプ、電動エアコンコンプレッサ、ウォーターポンプ,電磁クラッチ等が挙げられる。
【0014】
図2は、本発明の第1実施形態に係るエンジン自動再始動における制御処理を示すフローチャートである。このルーチンは、CPU,ROM,RAM及び入出力インターフェースを備えた周知のコントロールユニット(図示省略)により記憶・実行される。図3は、このエンジン自動再始動におけるエンジン回転数とモータジェネレータ40のトルクとの変化を示すタイムチャートである。
【0015】
先ずS(ステップ)100では、各種センサ類からの検出信号等に基づいてエンジン50の再始動指令が入力したかを判定する。例えば、エンジンの自動停止中に、バッテリ10のSOCが所定値以下に低下した場合、あるいはブレーキペダルが開放されるとともにアクセルペダルが踏み込まれた場合等に、エンジンの自動再始動条件が成立したとして、エンジン再始動指令が出力される。この再始動指令が入力されていない場合にはメインルーチンへ戻り、他の制御処理が行われる。
【0016】
エンジン再始動指令が入力したら、S110へ進み、インバータ30及びモータジェネレ−タ40を力行モードで作動する。これにより、モータジェネレータ40の出力トルクがベルト70を介してエンジン50へ伝達され、図3のエンジン始動開始時期T1に示すように、エンジン50の回転駆動(クランキング)、すなわちエンジン50の自動再始動が開始される(エンジン始動手段)。
【0017】
その後、エンジン回転数が所定の点火回転数Ne1に達すると、エンジン50の燃料噴射及び火花点火を開始する(S120,S130,S140,T2)。同時に、図3の斜線L1に示すように、主としてエンジン回転数の急激な上昇を抑制するように、モータジェネレータ40の力行トルクを徐々に減少させていく。
【0018】
S160では、S150で検出されたエンジン回転数に基づいて、エンジンの始動完了を検出する(始動完了検出手段)。具体的には、図3の始動完了時期T3に示すように、エンジン回転数が所定の始動完了回転数Ne2に達したかを判定する。この始動完了回転数Ne2は、エンジンが燃料を燃焼することにより駆動力を発生し、自身の駆動力により自立して運転可能な回転数(例えばアイドル回転数)に相当し、少なくとも上記の点火回転数Ne1よりも高い値に設定される。
【0019】
エンジンの始動完了が検出されると、図3の破線L2に示すようなエンジンのオーバーシュートを適切に抑制するために、本実施形態の要部をなすS172の処理が実行される。このS172では、インバータ30とモータジェネレータ40を高電位の発電モードヘ切り換えて作動する(オーバーシュート抑制手段)。つまり、エンジンのオーバーシュートを過不足なく適切に抑制するように、モータジェネレータ40の電圧値を、車両電装品20〜2nの作動等に悪影響のない範囲で、通常発電時の電圧値よりも高い高電圧値に設定する。例えば、20℃における通常発電時は14.4[V]で発電するが、上記エンジン始動完了直後の発電モードではそれよりも高い16.0[V]で発電を行う。
【0020】
図3に示すように、上記発電モードにおけるモータジェネレータ40の高電圧値は発電トルクTqに対応し、この発電トルクTqは、通常発電時の基本発電トルクTq1に、エンジンのオーバーシュートを抑制するのに必要なオーバーシュート吸収トルクTq2を上乗せした値に相当する。
【0021】
S200では、S190で検出されるエンジン回転数に基づいて、オーバーシュートを適切に抑制し終えたかを判定する。具体的には、エンジン回転数がオーバーシュート抑制終了回転範囲Ne3で安定した場合に、オーバーシュートの抑制を終了したと判定する(図3のオーバーシュート抑制終了時期T4参照)。オーバーシュートの抑制が終了すると、S212へ進み、S172において強制的に高電圧値としたモータジェネレータ40の発電電力を通常発電時の電圧値へ戻す。
【0022】
図4は、モータジェネレータ40の発電電圧値に対応するバッテリ10への印加電圧と、バッテリ10の充電電流と、の関係を示している。同図に示すように、印加電圧が高くなるとバッテリ10の充電電流すなわち充電量も増加するものの、印加電圧が通常発電時の電圧値よりも高い領域R1では、電圧値の増加に対する充電電流の増加(変化率)が比較的低くなる。このため本実施形態のように、エンジンのオーバーシュートを適切に抑制するように、発電モードにおけるモータジェネレータ40の発電電圧を、通常発電時の電圧値よりも高い高電圧値に設定しても、バッテリ10の充電量が過度に増加することはない。従って、バッテリの大容量化やコンデンサの追加等を必要としない簡素かつ安価な構成でありながら、エンジン50のオーバーシュートを適切に抑制することができる。
【0023】
上記のS172において、エンジンのオーバーシュートを抑制するために、モータジェネレータの発電電圧を増加することに加えて、補機用電磁クラッチ65を強制的に接続して、補機類60の負荷をエンジン50のフリクションとして与えるようにしてもよい。
【0024】
図5は、第2実施形態に係る制御の流れを示すフローチャートである。この第2実施形態では、エンジン始動完了後のS180,S184の処理内容のみが、上記の第1実施形態と異なっている。S180では、バッテリコントローラ16によりバッテリの充電量(SOC)等の状態を検出する。S184では、このバッテリの状態に基づいて、インバータ30及びモータジェネレータ40を調整電位発電モードで作動する。すなわち、モータジェネレータ40の発電電圧を、車両電装品20〜2nの作動等に問題がなく、かつ、通常発電時の電圧値よりも高い範囲で調整する。例えば、20℃における通常発電時は14.4[V]で発電するが、S184では14.4〜16.0[V]の範囲で電圧値を調整する。この第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様、簡素な構造でエンジンのオーバーシュートを有効に抑制することができることに加え、バッテリ10の状態に応じてこのバッテリ10をより確実に保護することができる。
【0025】
図6は、本発明の第3及び第4実施形態に係り、図1のバッテリ10とインバータ30とモータジェネレータ40を含む電気回路図を示している。モータジェネレータ40は、三相交流モータからなり、スター結線された三相アーマチャーコイル42と、界磁コイル44と、により大略構成される。インバータ30は、一対のnpnトランジスタ(またはMOSやIGBT)Tu〜Tw,Tx〜Tzを直列接続してなる各相のインバータアーム32U,32V,32Wと、界磁電流制御用のトランジスタ34と、により大略構成されている。各相のインバータアーム32U,32V,32Wの直流側はバッテリ10の両端に接続され、上記各相のインバータアーム32U,32V,32Wを構成する各トランジスタTu〜Tw,Tx〜Tzは、ダイオードDu〜Dw,Dx〜Dzと並列に接続されている。界磁コイル44の一端はバッテリ10の低電位側に接続され、他端はトランジスタ34を通してバッテリ10の高電位側に接続されている。インバータ30の各インバータアーム32U,32V,32Wの開閉タイミングを制御することにより、力行モードと発電モードとを切り換えることができる。界磁電流制御用のトランジスタ34を断続することにより、界磁電流通電デューティ比を制御して、通電電流、すなわち界磁電流を増減することができる。
【0026】
図7は、第3実施形態に係る制御の流れを示すフローチャートである。S100〜S160までの処理は上記第1実施形態と同様である。つまり、エンジン再始動指令が入力すると、インバータ30とモータジェネレータ40を力行モードで作動・制御し、モータジェネレータ40によりエンジンのクランキングを開始する。次いで、エンジン回転数が点火回転数Ne1まで上昇すると、エンジン50の燃料噴射及び火花点火を開始する。次いで、エンジン回転数が始動開始回転数Ne2まで上昇すると、本実施形態の要部をなすS173の処理を行う。
【0027】
このS173では、インバータ30及びモータジェネレータ40を大界磁電流の発電モードで作動する。すなわち、インバータ30の界磁電流制御用トランジスタ34を介してモータジェネレータ40の界磁コイル44に通電する界磁電流を、通常発電時の電流値よりも高い高電流値に設定する。つまり、エンジン50のオーバーシュートを過不足なく相殺するように、界磁コイル44の界磁電流を増加させる。
【0028】
S200では、S190で検出されるエンジン回転数に基づいて、オーバーシュートを適切に抑制し終えたかを判定する。具体的には、エンジン回転数がオーバーシュート抑制終了回転範囲Ne3で安定した場合に、オーバーシュートの抑制を終了したと判定する(図3のオーバーシュート抑制終了時期T4参照)。オーバーシュートの抑制が終了すると、S212へ進み、S173において強制的に高電流値とした界磁電流を、通常発電時の電流値へ戻す。
【0029】
図8は、モータジェネレータ40の界磁コイル44の界磁電流と発電電力との関係を示している。この図に示すように、界磁電流を増加すると、発電電力も増加するものの、この界磁電流が通常発電時の電流値よりも高くなると、図8の領域R2に示すように、界磁電流の増加に対する発電電力の増加(変化率)は低くなる。従って、本実施形態のように、オーバーシュートを適切に抑制するように、発電モードにおける界磁電流を、通常発電時よりも高い高電流値に設定しても、発電電力によるバッテリ10の充電量を過度に増加させることはない。このため、バッテリの大容量化や追加のコンデンサ等を敢えて必要としない簡素な構造でありながら、エンジンの自動再始動に伴うオーバーシュートを適切に抑制することができる。
【0030】
図9は、本発明の第4実施形態に係る制御の流れを示すフローチャートである。この第4実施形態は、エンジン始動完了後のS180,S186の処理内容のみが上記の第3実施形態と異なっている。S180では、バッテリ10の状態、具体的には充電状態(SOC)を検出する。続くS186では、バッテリ10の状態に基づいて、インバータ30とモータジェネレータ40を界磁電流調整発電モードで作動する。すなわち、モータジェネレータ40の界磁電流を、通常発電時の電流値よりも高い範囲で調整する。この第4実施形態によれば、上記第3実施形態と同様、簡素な構造でエンジンのオーバーシュートを有効に抑制できることに加え、バッテリ10の状態に応じてバッテリ10の保護をより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の始動装置を示す概略構成図。
【図2】第1実施形態に係る制御の流れを示すフローチャート。
【図3】エンジン自動再始動前後のエンジン回転数とモータジェネレータの授受トルクの変化を示すタイムチャート。
【図4】バッテリの印加電圧と充電電流との関係を示す特性図。
【図5】第2実施形態に係る制御の流れを示すフローチャート。
【図6】第3,4実施形態に係る電気回路図。
【図7】第3実施形態に係る制御の流れを示すフローチャート。
【図8】モータジェネレータの界磁電流と発電電力との関係を示す特性図。
【図9】第4実施形態に係る制御の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
10…バッテリ
30…インバータ
40…モータジェネレータ
50…エンジン

Claims (4)

  1. エンジンに接続されたモータジェネレータと、
    このモータジェネレータを力行モードで作動して、エンジンの始動を開始するエンジン始動手段と、
    上記エンジンの始動完了を検出する始動完了検出手段と、
    上記エンジンの始動完了を検出すると、エンジンのオーバーシュートを抑制するように、モータジェネレータを発電モードで作動するオーバーシュート抑制手段と、を有し、
    上記発電モードにおけるモータジェネレータの発電電圧を、通常発電時の電圧値よりも高い高電圧値に設定するエンジンの始動装置。
  2. 上記モータジェネレータと電力の授受を行うバッテリと、
    このバッテリの状態を検出する手段と、
    このバッテリの状態に基づいて、上記発電モードにおける発電電圧を調整する手段と、を有する請求項1に記載のエンジンの始動装置。
  3. エンジンに接続されたモータジェネレータと、
    このモータジェネレータを力行モードで作動して、エンジンの始動を開始するエンジン始動手段と、
    上記エンジンの始動完了を検出する始動完了検出手段と、
    上記エンジンの始動完了を検出すると、エンジンのオーバーシュートを抑制するように、モータジェネレータを発電モードで作動するオーバーシュート抑制手段と、を有し、
    上記発電モードにおけるモータジェネレータの界磁電流を、通常発電時の電流値よりも高い高電流値に設定するエンジンの始動装置。
  4. 上記モータジェネレータと電力の授受を行うバッテリと、
    このバッテリの状態を検出する手段と、
    このバッテリの状態に基づいて、上記発電モードにおける界磁電流を調整する手段と、を有する請求項3に記載のエンジンの始動装置。
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