JP2004180460A - ブラシレスdcモータおよびブラシレスdcモータ制御装置 - Google Patents

ブラシレスdcモータおよびブラシレスdcモータ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高効率化と低騒音化とを簡単に両立させる。
【解決手段】磁束バリア22の磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリア22のリブ23に接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度θを、低減したい振動の周波数をf、極対数をPn、電気角周波数をf=Pn*N、モータ回転数をN、m=1、3、5、・・・、リブが回転子中心に対してなす角度をθとするとき、
θ=180°*m/(Pn*f/f
(ただし2θ−θ<90°)
の関係を満たす角度に設定する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブラシレスDCモータおよびブラシレスDCモータ制御装置に関し、さらに詳細にいえば、高効率化および低騒音化を両立できる新規なブラシレスDCモータおよびブラシレスDCモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、磁束バリアを、周方向のサイズが磁石厚さ以上になるように設定し、効率向上を図ることが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、永久磁石を回転子の内部に埋め込んでなるブラシレスDCモータ(以下、IPMと略称する)において、磁束バリアの角度により低騒音化を達成しようとすることが提案されている(特許文献2、および特許文献3参照)。
【0004】
さらに、IPMにおいて、回転子の積層方向にスキューを施すことが提案されている(特許文献4参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−44888号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平11−98731号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2000−217287号公報
【0008】
【特許文献4】
特許第3028669号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
極対数Pnのモータにおいて、モータ回転数「rps]のPn倍の周波数(以下、基本周波数と称する)に対して、基本周波数の整数倍の周波数(以下、その倍率を次数と称する)において、回転子と固定子の歯との間で、電磁吸引力(以下、電磁加振力とも称する)が発生しており、その次数の周波数の振動・騒音が発生している。
【0010】
そして、その次数の振動が、モータやモータを保持しているフレームなどの固有振動数と一致した場合、共振によってさらに大きな振動・騒音となり問題になることがある。
【0011】
ところで、運転時に回転子と固定子の間に働く電磁吸引力を、接線(局方向)方向成分と法線(半径方向)方向成分に分解したとき、接線成分は回転力として有効に利用されるが、法線成分は振動・騒音の問題を発生させるだけで、無駄な電磁吸引力である。しかも、法線成分は、接線成分に対して1桁違うくらい大きい。モータの発生トルクの滑らかさが求められる用途には従来の方法やスキューなどによって、コギングトルクあるいは、運転時トルクリプルを低減することが効果的だが、モータおよびモータが組み込まれている装置全体の振動・騒音を低減したいという要求に対しては、無駄で大きな電磁力である法線成分の電磁加振力を低減することが必要となる。
【0012】
法線方向の電磁加振力を低減するためには、加振力自体の大きさを低減することが好ましいが、モータ効率の低下などの弊害を考慮すれば、このような対処を採用することは難しい場合が多い。そのため、特に問題となる特定の次数(回転数の整数倍の周波数)の振動・騒音の低減をめざして対策することが望まれる。
【0013】
しかし、上記の従来技術では、次のような点で課題がある。
【0014】
特許文献1では、磁極鉄芯の角度をしかるべき値にすることで、効率向上を実現できる。しかし、効率が高くかつ低騒音なモータが望まれており、しかも低騒音化の為に特定次数の騒音を低減したい場合、効率向上を実現できる範囲の角度すべてについて低騒音化が両立できるのではないため、その範囲内で最適な角度を選択し設定しなければならないが、このような設定を達成することは当業者といえども簡単にはできない。
【0015】
また、特許文献1では、リブ幅寸法変化による影響を全く考慮していないので、高効率化と低騒音化とを両立させることはさらに困難である。さらに説明する。
【0016】
リブは、磁石内側の回転子内部のコアとブリッジをつなぐ半径方向に伸びる部分であるが、その幅を大きくすることにより、q軸インダクタンスLqを大きくできる。トルクTrqは、
Trq=Pn*(φa*iq+(Ld−Lq)*id*iq)
Pn:極対数、id、iq:それぞれd、q軸電流、Ld、Lq:それぞれd軸インダクタンス、q軸インダクタンス、φa:磁束鎖交数
で表され、Lqを大きくできれば、Ld−Lqの絶対値を大きくでき、リラクタンストルクを増やせる。このリブ幅寸法とそれに隣接する磁束バリア部の形状とは、電磁加振力の発生の仕方に大きく関係しているが、特許文献1では、このリブの幅寸法変化による影響を考慮できていない。
【0017】
特許文献2では、トルクリプル低減を目的として、リブを含むバリア先端間のなす角度の設定もしくはリブ中心を基準にバリア先端までの角度の設定を開示しているが、リブの幅寸法が変化しても設定される角度は同じままである。すなわち、上述のように、このリブ幅寸法とそれに隣接する磁束バリア部の形状とは、電磁加振力の発生の仕方に大きく関係しているのであるから、特許文献2では、高効率化と低騒音化とを両立させることができない。
【0018】
特許文献3では、同じくトルクリプル低減を目的として、磁極の角度の範囲を規定しているが、同様にリブの幅寸法の変化に対しては、何ら触れていない。すなわち、上述のように、このリブ幅寸法とそれに隣接する磁束バリア部の形状とは、電磁加振力の発生の仕方に大きく関係しているのであるから、特許文献3では、高効率化と低騒音化とを両立させることができない。
【0019】
さらに、IPMでは、生産性を考慮し回転子コアを一体に保つ目的で、磁石磁束の短絡を承知の上で、薄肉厚のブリッジ部を設けている。これは、できるだけ薄くし磁束短絡を極力抑えたいが、遠心強度の必要性からある厚さ以上は必要であるが、ブリッジ部の存在による影響について考慮ができていない。したがって、高効率化と低騒音化とを両立させることができないことになる。
【0020】
【発明の目的】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、高効率化と低騒音化とを簡単に両立させることができるブラシレスDCモータおよびブラシレスDCモータ制御装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1のブラシレスDCモータは、回転子の内部に複数個の所定厚みの永久磁石を装着し、各永久磁石の周方向の端部に連続させて、回転子の表面近傍まで伸び、かつ永久磁石の厚みよりも大きい周方向の長さの非磁性部の磁束バリアを有し、さらに磁極間にリブを有している回転子を含むものにおいて、
磁束バリアの磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリアのリブに接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度θを、(式1)の関係を満たす角度に設定したものである。
【0022】
請求項2のブラシレスDCモータは、回転子の内部に複数個の所定厚みの永久磁石を装着し、各永久磁石の周方向の端部に連続させて、回転子の表面近傍まで伸び、かつ永久磁石の厚みよりも大きい周方向の長さの非磁性部の磁束バリアを有し、さらに磁極間にリブを有している回転子を含むものにおいて、
磁束バリアの磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリアのリブに接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度θを、(式1)の関係を満たす角度よりも、ブリッジの厚さに応じて大きく設定したものである。
【0023】
請求項3のブラシレスDCモータは、f/fが偶数であるように周波数fを設定したものである。
【0024】
請求項4のブラシレスDCモータは、f/fが(ステータスロット数/Pn)の整数倍に一致するように周波数fを設定したものである。
【0025】
請求項5のブラシレスDCモータは、式1において、角度θが(30/Pn)°以上、かつ(60/Pn)°以下になるようにmを設定したものである。
【0026】
請求項6のブラシレスDCモータは、前記リブの幅をブリッジの厚さの2倍以上に設定したものである。
【0027】
請求項7のブラシレスDCモータは、前記ブリッジを補強する補強ブリッジをさらに含むものである。
【0028】
請求項8のブラシレスDCモータは、磁束バリアの磁極中心側が、半径方向に漸縮する形状を有し、しかもこの半径方向漸縮形状部分の角度θが18°以上25°以下に設定されたものである。
【0029】
請求項9のブラシレスDCモータは、ステータスロット数が36、極対数Pnが2、f/fが36、式1のmが7に、それぞれ設定されたものである。
【0030】
請求項10のブラシレスDCモータは、前記回転子としてスキューが施されてなるものを採用するものである。
【0031】
請求項11のブラシレスDCモータ制御装置は、請求項1から請求項10の何れかのブラシレスDCモータの誘起電圧に対して電流位相を進めるべく制御されるインバータ装置を含むものである。
【0032】
請求項12のブラシレスDCモータ制御装置は、最大回転数のモータ端子電圧をインバータの電圧以上に設定したものである。
【0033】
請求項13のブラシレスDCモータ制御装置は、モータ印加電圧、モータ電流、モータの機器定数を用いて回転子位置を算出し、算出された回転子位置に基づいてモータ駆動電流またはモータ印加電圧を制御すべくインバータ装置を制御する制御手段をさらに含むものである。
【0034】
請求項14のブラシレスDCモータ制御装置は、前記ブラシレスDCモータとして圧縮機を駆動するものを採用するものである。
【0035】
【作用】
請求項1のブラシレスDCモータであれば、回転子の内部に複数個の所定厚みの永久磁石を装着し、各永久磁石の周方向の端部に連続させて、回転子の表面近傍まで伸び、かつ永久磁石の厚みよりも大きい周方向の長さの非磁性部の磁束バリアを有し、さらに磁極間にリブを有している回転子を含むものにおいて、
磁束バリアの磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリアのリブに接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度θを、(式1)の関係を満たす角度に設定したのであるから、高効率化を達成できるとともに、周波数fの振動を低減して低騒音化を達成できる。
【0036】
請求項2のブラシレスDCモータであれば、回転子の内部に複数個の所定厚みの永久磁石を装着し、各永久磁石の周方向の端部に連続させて、回転子の表面近傍まで伸び、かつ永久磁石の厚みよりも大きい周方向の長さの非磁性部の磁束バリアを有し、さらに磁極間にリブを有している回転子を含むものにおいて、
磁束バリアの磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリアのリブに接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度θを、(式1)の関係を満たす角度よりも、ブリッジの厚さに応じて大きく設定したのであるから、ブリッジの厚さを考慮して、高効率化を達成できるとともに、周波数fの振動を低減して低騒音化を達成できる。
【0037】
請求項3のブラシレスDCモータであれば、f/fが偶数であるように周波数fを設定したのであるから、請求項1または請求項2と同様の作用を達成することができる。
【0038】
請求項4のブラシレスDCモータであれば、f/fが(ステータスロット数/Pn)の整数倍に一致するように周波数fを設定したのであるから、請求項1または請求項2と同様の作用を達成することができる。
【0039】
請求項5のブラシレスDCモータであれば、式1において、角度θが(30/Pn)°以上、かつ(60/Pn)°以下になるようにmを設定したのであるから、請求項1から請求項4の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0040】
請求項6のブラシレスDCモータであれば、前記リブの幅をブリッジの厚さの2倍以上に設定したのであるから、請求項1から請求項5の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0041】
請求項7のブラシレスDCモータであれば、前記ブリッジを補強する補強ブリッジをさらに含むのであるから、機械的強度を向上できるほか、請求項1から請求項6の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0042】
請求項8のブラシレスDCモータであれば、磁束バリアの磁極中心側が、半径方向に漸縮する形状を有し、しかもこの半径方向漸縮形状部分の角度θが15°以上25°以下に設定されているのであるから、加振力およびトルクリプルを小さくできるほか、請求項1から請求項7の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0043】
請求項9のブラシレスDCモータは、ステータスロット数が36、極対数Pnが2、f/fが36、式1のmが7に、それぞれ設定されているので、請求項1、請求項2、請求項6、請求項7、請求項8の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0044】
請求項10のブラシレスDCモータであれば、前記回転子としてスキューが施されてなるものを採用するのであるから、トルクリプルを低減できるほか、請求項1から請求項9の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0045】
請求項11のブラシレスDCモータ制御装置であれば、請求項1から請求項10の何れかのブラシレスDCモータの誘起電圧に対して電流位相を進めるべく制御されるインバータ装置を含むのであるから、高効率化を達成できるとともに、周波数fの振動を低減して低騒音化を達成できる。
【0046】
請求項12のブラシレスDCモータ制御装置であれば、最大回転数のモータ端子電圧をインバータの電圧以上に設定したのであるから、運転範囲を拡大できるほか、請求項11と同様の作用を達成することができる。
【0047】
請求項13のブラシレスDCモータ制御装置であれば、モータ印加電圧、モータ電流、モータの機器定数を用いて回転子位置を算出し、算出された回転子位置に基づいてモータ駆動電流またはモータ印加電圧を制御すべくインバータ装置を制御する制御手段をさらに含むのであるから、位置センサを用いることなくブラシレスDCモータを制御できるほか、請求項11または請求項12と同様の作用を達成することができる。
【0048】
請求項14のブラシレスDCモータ制御装置であれば、前記ブラシレスDCモータとして圧縮機を駆動するものを採用するのであるから、位置センサを用いることなく圧縮機を駆動することができるほか、請求項13と同様の作用を達成することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明のブラシレスDCモータおよびブラシレスDCモータ制御装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0050】
先ず、騒音低減と角度θの決め方を説明する。
【0051】
図1は従来のブラシレスDCモータの構成を示す縦断面図であり、多数の歯11が形成された固定子1と、内部に永久磁石21を収容しているとともに、永久磁石21の両端部から外表面に向かって延びる磁束短絡防止用のバリア22を有している回転子2とを有している。
【0052】
図2は、バリア22の幅が永久磁石21の厚さに近い回転子を有するブラシレスDCモータの運転時において、歯Aにかかる加振力(法線成分)を示す図である。
【0053】
図2から分かるように、回転子2の回転とともに、加振力は急激に増大し、その後徐々に減少していく。
【0054】
図3は、バリア22の幅が永久磁石21の厚さより大きい回転子を有するブラシレスDCモータの構成を示す縦断面図であり、図1のブラシレスDCモータと異なる点は、バリア22の形状のみである。
【0055】
図4は、図3のブラシレスDCモータの運転時において、歯Aにかかる加振力(法線成分)を示す図である。
【0056】
図4から分かるように、回転子2の回転に伴って、山が2つ現れる。2つの山のうち、最初の低い山はリブの部分Bが歯Aの位置にくるときであり、次の大きい山は、バリア先の磁極部分Cが歯Aの位置にくるときである。
【0057】
加振力の山と山がある位相差をもって発生している為、その位相差を所望の値に設定できれば、特定の周波数の加振力成分を打ち消すことができる。この考えに基づき、図3の回転子のみを拡大して示す図5の角度θ(永久磁石の両端に対応するバリア22により規定される磁極角度)を適切に決めればよいことが予想される。
【0058】
ところで、電気角の周波数をfとし、周波数fの振動を低減したい場合、図4の位相差φ(電気角)が、周波数fの半周期に一致すれば、この1つめの山で発生する周波数fの加振力成分と2つめの山で発生する周波数fの加振力成分が打ち消しあい、振動低減を実現することができる。
【0059】
周波数fの1周期の角度は、電気角基本波周波数fの1周期を360度とするとき、360/fとなり、φはその半分であるから、
φ=180/f (式2)
となる。
【0060】
また、位相差φは、図5のθの間隔(磁束バリアの磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリアのリブに接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度)で発生しており、極対数をPnとするとき、
θ=φ/Pn=180/f/Pn=180/(Pnf/f) (式3)
となる。
【0061】
なお、以上では、φを周波数fの半周期(0.5倍)として式3を導出したが、それに限らず、fの周期の1.5倍や2.5倍などでもよく、結局、
θ=mφ/Pn=180/f/Pn=180m/(Pnf/f) (式4)
(ただし2θ−θ<90°)、(m=1,3,5,・・・)
となるような角度θにすればよいことが分かる。
【0062】
以上のように図5で示すように角度θの決め方を採用すれば、リブ幅寸法が変化しても、角度の決め方に変更はない。すなわち、リブ幅寸法を考慮していることになる。
【0063】
なお、リブ23の回転子の中心に対してなす角度をθとするとき、θとθとは、
θ=(180/Pn)+θ−2θ (式5)
の関係にある。
【0064】
なお、騒音低減を狙う周波数fは、任意の周波数でもよく、f/f0が偶数となるような周波数でもよく、f/f0が(ステータスロット数/Pn)の整数倍となるような周波数でもよい。
【0065】
上記の構成のブラシレスDCモータを採用すれば、高効率化および低騒音化を両立することができる。
【0066】
次いで、ブリッジ厚さの影響と角度θの補正を説明する。
【0067】
ブラシレスDCモータの回転子には、ある寸法以上の半径方向厚さをもつブリッジ24が必要であり、その存在により、上記のように決定されたθは、特定の周波数fの騒音低減のためには最適ではない。
【0068】
例えば、周波数fの騒音を低減するために式1で決まる角度θが17.5°である場合について、ブリッジ24の半径方向厚さを変化させた時、固定子の歯加振力法線成分が最小となるθをプロットすると、図6に示すように、ブリッジ24の半径方向厚さの増加に伴って増加する。具体的には、ブリッジ厚さが0.7mm付近では、式1で求まるθに対して、0.35°大きく設定すべきことが分かる。これは僅かな角度であるが、低減したい周波数が高い場合には影響が大きい。例えば、f/fが36である場合、周波数fの1周期の角度が5°であるため、0.35°は、36次の周波数では25°に相当し、角度に対する加振力の変化が正弦波状であると仮定すれば、加振力差は約1割に相当し影響は大きい。
【0069】
したがって、図6に示す関係を式として保持し、またはテーブルとして保持しておいて、式1で求められたθを補正することにより、高効率化および低騒音化を両立することができる。
【0070】
さらに説明する。
【0071】
上記の実施形態の場合には、リブ幅が変化しても、θは式1を元に補正すれば最適な角度を算出することができる。具体的には、スロット数が36、極数が4極、低減したい次数がf/f=36、m=7の場合には、式1で求められる角度θは17.5°である。しかし、実際には、図7に示すように、若干大きめに補正した角度θにおいて36fの加振力が極小になる。また、リブ幅寸法が変わった場合であっても、最適な角度θに影響はない(図7参照)。なお、ブリッジの厚さは0.7mmに設定している。
【0072】
また、スロット数が36、極数が4極、低減したい次数がf/f=18、m=3の場合には、角度θは、式1で求められる角度θ=15°よりも若干大きくすることが好ましい(図8参照)。なお、ブリッジの厚さは0.7mmに設定している。
【0073】
以上から分かるように、ブリッジの厚さに応じて角度θはを大きくすることが好ましい。
【0074】
さらに、最適なバリア先の形状を説明する。
【0075】
バリア22の磁極中心側の先端の角度(図9のθ参照)は、加振力とトルクリプルに影響を及ぼし、両者を最小にできる最適な角度が存在することを見出した。
【0076】
θを変化させた場合の36次(=f/f)の加振力の変化は図10に示すとおりであり、20°付近に最適値がある(最も加振力が小さい)ことがわかる。角度が大きい側は、ある値で飽和傾向を示しており、どの角度を採用してもよいと思われるかもしれないが、このときの発生トルクリプルを見ると、図11に示すように、20°付近を最小とし、θの増加に伴って増加する傾向を示している。したがって、θを、18°〜25°の範囲に設定することが好ましい。
【0077】
また、ブリッジ24の長さが長くなれば、機械的強度の低下が懸念されることのなる。これに対しては、図12、図13に示すように、磁束バリア22を、周方向に磁極中心に向かって延びる部分22bと他の部分22aとに区分し、両部分22a、22bを区分する鉄心部分を補強ブリッジ部24aとすることにより、機械的強度を向上させることが例示できる。なお、図13は、q軸インダクタンスが磁気飽和の影響を受けないように永久磁石21の外側の鉄部を大きくとるべく永久磁石21を内側に置いた点において図12と異なるだけであり、他の部分の構成は同一である。
【0078】
図14はこの発明のブラシレスDCモータ制御装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0079】
このブラシレスDCモータ制御装置は、直流電源を入力とするインバータ31の出力をブラシレスDCモータ32に供給している。そして、モータ電圧、およびモータ電流を入力とし、予め設定されたモータモデルを用いてブラシレスDCモータ32の回転子の磁極位置を推定する位置検出部を有するとともに、推定された位置信号を基準として速度検出処理、速度制御演算処理、位相制御演算処理、電流制御演算処理などを行ってインバータ31にスイッチング素子に対するスイッチング指令を出力するインバータ制御部33を有している。なお、インバータ制御部33の構成は従来公知であるから、詳細な構成は省略してある。
【0080】
そして、インバータ制御部33によって、モータ誘起電圧に対してモータ電流位相を進めるようにインバータ31を制御することができ、この場合には、リラクタンストルクを有効に活用することができる。
【0081】
また、最大回転数のモータ端子電圧をインバータの出力電圧以上に設定することが可能であり、この場合には、弱め磁束制御を行うことによってブラシレスDCモータの運転を達成することができる。
【0082】
さらに、上記のインバータ制御部33は、位置センサを用いることなく回転子の磁極位置を推定するのであるから、圧縮機のような過酷な環境下にブラシレスDCモータを簡単に組み込むことができ、圧縮機などを駆動することができる。
【0083】
【発明の効果】
請求項1の発明は、高効率化を達成できるとともに、周波数fの振動を低減して低騒音化を達成できるという特有の効果を奏する。
【0084】
請求項2の発明は、ブリッジの厚さを考慮して、高効率化を達成できるとともに、周波数fの振動を低減して低騒音化を達成できるという特有の効果を奏する。
【0085】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2と同様の効果を奏する。
【0086】
請求項4の発明は、請求項1または請求項2と同様の効果を奏する。
【0087】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4の何れかと同様の効果を奏する。
【0088】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5の何れかと同様の効果を奏する。
【0089】
請求項7の発明は、機械的強度を向上できるほか、請求項1から請求項6の何れかと同様の効果を奏する。
【0090】
請求項8の発明は、加振力およびトルクリプルを小さくできるほか、請求項1から請求項4の何れかと同様の効果を奏する。
【0091】
請求項9の発明は、請求項1、請求項2、請求項6、請求項7、請求項8の何れかと同様の効果を奏する。
【0092】
請求項10の発明は、トルクリプルを低減できるほか、請求項1から請求項9の何れかと同様の効果を奏する。
【0093】
請求項11の発明は、高効率化を達成できるとともに、周波数fの振動を低減して低騒音化を達成できるという特有の効果を奏する。
【0094】
請求項12の発明は、運転範囲を拡大できるほか、請求項11と同様の効果を奏する。
【0095】
請求項13の発明は、位置センサを用いることなくブラシレスDCモータを制御できるほか、請求項11または請求項12と同様の効果を奏する。
【0096】
請求項14の発明は、位置センサを用いることなく圧縮機を駆動することができるほか、請求項13と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブラシレスDCモータの構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のブラシレスDCモータにおける回転子の回転角度に対する歯加振力法線成分を示す図である。
【図3】バリアの幅が永久磁石の厚さより大きい回転子を有するブラシレスDCモータの構成を示す縦断面図である。
【図4】図3のブラシレスDCモータにおける回転子の回転角度に対する歯加振力法線成分を示す図である。
【図5】図3のブラシレスDCモータの回転子のみを拡大して示す縦断面図である。
【図6】ブリッジの半径方向の厚さに対する固定子の歯加振力法線成分が最小になるθを示す図である。
【図7】θに対する歯加振力の一解析例を示す図である。
【図8】θに対する歯加振力の他の例を示す図である。
【図9】図5の回転子の1つの磁束バリアを拡大して示す縦断面図である。
【図10】磁束バリア先端の角度に対する歯加振力36次成分を示す図である。
【図11】磁束バリア先端の角度に対するトルクリプルを示す図である。
【図12】補強ブリッジ部を追加したブラシレスDCモータの回転子の縦断面図である。
【図13】補強ブリッジ部を追加し、かつ永久磁石を内側に置いたブラシレスDCモータの回転子の縦断面図である。
【図14】この発明のブラシレスDCモータ制御装置の一実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 回転子 21 永久磁石
22 磁束バリア 23 リブ
24 ブリッジ 31 インバータ
33 インバータ制御部

Claims (14)

  1. 回転子(2)の内部に複数個の所定厚みの永久磁石(21)を装着し、各永久磁石(21)の周方向の端部に連続させて、回転子(2)の表面近傍まで伸び、かつ永久磁石(21)の厚みよりも大きい周方向の長さの非磁性部の磁束バリア(22)を有し、さらに磁極間にリブ(23)を有している回転子を含むブラシレスDCモータにおいて、
    磁束バリア(22)の磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリアのリブ(23)に接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度θを、低減したい振動の周波数をf、極対数をPn、電気角周波数をf=Pn*N、モータ回転数をN、m=1、3、5、・・・、リブが回転子中心に対してなす角度をθとするとき、
    θ=180°*m/(Pn*f/f) (ただし2θ−θ<90°)
    (式1)
    の関係を満たす角度に設定することを特徴とするブラシレスDCモータ。
  2. 回転子(2)の内部に複数個の所定厚みの永久磁石(21)を装着し、各永久磁石(21)の周方向の端部に連続させて、回転子(2)の表面近傍まで伸び、かつ永久磁石(21)の厚みよりも大きい周方向の長さの非磁性部の磁束バリア(22)を有し、さらに磁極間にリブ(23)を有している回転子を含むブラシレスDCモータにおいて、
    磁束バリア(22)の磁極中心側の端部と、隣接する磁束バリアのリブ(23)に接する側の端部とが、回転子中心に対してなす角度θを、低減したい振動の周波数をf、極対数をPn、電気角周波数をf=Pn*N、モータ回転数をN、m=1、3、5、・・・、リブが回転子中心に対してなす角度をθとするとき、
    θ=180°*m/(Pn*f/f) (ただし2θ−θ<90°)
    (式1)
    の関係を満たす角度よりも、ブリッジ(24)の厚さに応じて大きく設定することを特徴とするブラシレスDCモータ。
  3. f/fが偶数であるように周波数fを設定してある請求項1または請求項2に記載のブラシレスDCモータ。
  4. f/fが(ステータスロット数/Pn)の整数倍に一致するように周波数fを設定してある請求項1または請求項2に記載のブラシレスDCモータ。
  5. 式1において、角度θが(30/Pn)°以上、かつ(60/Pn)°以下になるようにmを設定してある請求項1から請求項4の何れかに記載のブラシレスDCモータ。
  6. 前記リブ(23)の幅をブリッジ(24)の厚さの2倍以上に設定してある請求項1から請求項5の何れかに記載のブラシレスDCモータ。
  7. 前記ブリッジ(24)を補強する補強ブリッジをさらに含む請求項1から請求項6の何れかに記載のブラシレスDCモータ。
  8. 磁束バリア(22)の磁極中心側が、半径方向に漸縮する形状を有し、しかもこの半径方向漸縮形状部分の角度θが18°以上25°以下である請求項1から請求項7の何れかに記載のブラシレスDCモータ。
  9. ステータスロット数が36、極対数Pnが2、f/fが36、式1のmが7である請求項1、請求項2、請求項6、請求項7、請求項8の何れかに記載のブラシレスDCモータ。
  10. 前記回転子(2)はスキューが施されてなる請求項1から請求項9の何れかに記載のブラシレスDCモータ。
  11. 請求項1から請求項10の何れかのブラシレスDCモータの誘起電圧に対して電流位相を進めるべく制御されるインバータ装置(31)を含むことを特徴とするブラシレスDCモータ制御装置。
  12. 最大回転数のモータ端子電圧をインバータの電圧以上に設定している請求項11に記載のブラシレスDCモータ制御装置。
  13. モータ印加電圧、モータ電流、モータの機器定数を用いて回転子位置を算出し、算出された回転子位置に基づいてモータ駆動電流またはモータ印加電圧を制御すべくインバータ装置(31)を制御する制御手段(33)をさらに含む請求項11または請求項12に記載のブラシレスDCモータ制御装置。
  14. 前記ブラシレスDCモータは圧縮機を駆動するものである請求項13に記載のブラシレスDCモータ制御装置。
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