JP2001268873A - 圧縮機用モータ及びその応用機器 - Google Patents

圧縮機用モータ及びその応用機器

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JP2001268873A
JP2001268873A JP2000077611A JP2000077611A JP2001268873A JP 2001268873 A JP2001268873 A JP 2001268873A JP 2000077611 A JP2000077611 A JP 2000077611A JP 2000077611 A JP2000077611 A JP 2000077611A JP 2001268873 A JP2001268873 A JP 2001268873A
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permanent magnet
compressor motor
rotor
stator
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JP2000077611A
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Yoshinari Asano
能成 浅野
Toshiyuki Tamamura
俊幸 玉村
Masayuki Shindo
正行 神藤
Haruhiko Sumi
治彦 角
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機用モータにおいて、低速、特に170
0r/min以下での効率を向上させ、振動・騒音を低
減するものである。 【解決手段】 可変速運転が可能なインバータにより駆
動し、運転領域が1700r/min未満に及ぶ冷凍空
調用の圧縮機用モータであって、スロットに3相巻線を
施した略円筒形状のステータ10と、前記ステータ内部
に、6極以上8極以下の永久磁石を備えた略円筒形状の
ロータ20としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高効率を要求され
るエアコンや冷蔵庫の圧縮機用モータ及びその応用機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮機用モータには、主とし
て4極24スロットまたは4極12スロットの永久磁石
モータが使用されていた。
【0003】図9は、従来の永久磁石モータを示す断面
図である。
【0004】ステータ60は、複数のティース61と、
前記ティース61をつなぐ環状のヨーク62からなり、
前記ステータ60の内周部に対向して、略円筒形のロー
タコア63とその外周部に配置された永久磁石64から
なるロータ70が軸65を中心として回転自在に保持さ
れている。前記永久磁石64は、外周をステンレス等の
非磁性体の環66を外周に挿入することにより固定され
ている。前記ステータ60は、圧縮機のシェルに焼きば
めされることによって圧縮機内部で固定されている。
【0005】ステータコア外周部に切り欠き67、また
は溝、穴を設けることにより、圧縮機のシェルとステー
タコアとの間またはステータコアそのものに、ステータ
全長に貫通した部分があり、そこを冷凍機油が通ること
により、冷凍作用を行っている。
【0006】通常、ロータ70は4極であり、ステータ
のティース数はスロット数と等しく12または24であ
る。前記スロットには、3相巻線が施され、スイッチン
グ素子により、ステータに回転磁界が発生するように巻
線に電流を流している。回転磁界は、インバータにより
可変速で発生させることが可能であり、運転開始直後等
には高速で、安定運転時等には低速で運転される。
【0007】しかしながら、近年、冷凍システムの向上
等により、低速運転時間の占める割合が増加し、また、
安定時の一定速運転における回転速度も低下している。
【0008】低速運転においては、鉄損よりも銅損の割
合が多く、スロット占積率の向上による巻線抵抗の低減
や、エネルギー積の高い永久磁石を用いる等により、銅
損の低減を図ってきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エネル
ギー積の高い永久磁石を用いる場合、コアの磁束密度が
増加し、鉄損が増加する。特に、ステータコアをシェル
に焼きばめしている場合、ヨーク部の磁束密度の増加に
より、シェル部にまで磁束が漏れ、渦電流損の増加等を
引き起こす可能性があった。
【0010】また、低速運転においては、特にレシプロ
や1気筒ロータリーの圧縮機においては、1回転あたり
1回の大きな負荷振動があるため、安定した回転が困難
であった。従って、低速、特に1700r/min未満
の運転においては、モータ制御や圧縮方式等の対策が必
要であり、冷凍機油の給油性能や、運転音等の対策が必
要であった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、可変速運転が可能なインバータにより駆動
し、運転領域が1700r/min未満に及ぶ冷凍空調
用の圧縮機用モータであって、スロットに3相巻線を施
した略円筒形状のステータと、前記ステータ内部に、6
極以上8極以下の永久磁石を備えた略円筒形状のロータ
としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、可変速
運転が可能なインバータにより駆動し、運転領域が17
00r/min未満に及ぶ冷凍空調用の圧縮機用モータ
であって、スロットに3相巻線を施した略円筒形状のス
テータと、前記ステータ内部に、6極以上8極以下の永
久磁石を備えた略円筒形状のロータとからなるモータを
備えた圧縮機用モータであって、銅損を低減し、特に低
速で効率の高い圧縮機用モータを提供する。
【0014】請求項2に記載の発明は、可変速運転が可
能なインバータにより駆動し、運転領域が1700r/
min未満に及ぶ冷凍空調用の圧縮機用モータであっ
て、Pを3以上の奇数とし、スロットに3相巻線を施
し、スロット数が3Pである略円筒形状のステータと、
前記ステータ内部に、2P極の永久磁石を備えた略円筒
形状のロータとからなるモータを備えた圧縮機用モータ
であって、銅損が低く、かつ、低振動の圧縮機用モータ
を提供する。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記永久磁石が
希土類磁石であり、ロータコア内部に埋設されたことを
特徴とする請求項1または請求項2記載の圧縮機用モー
タであって、モータを小型化でき、かつ、磁束量を増加
させることができるため、銅損の低い圧縮機用モータを
提供する。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記永久磁石が
希土類磁石であり、ロータコアには、1極当たり、ロー
タ内周側に凸の略V字型の永久磁石埋設孔に2枚の平板
状の希土類磁石を埋設したことを特徴とする請求項3記
載の圧縮機用モータであって、磁束量を増すことがで
き、銅損の低い圧縮機用モータを提供する。
【0017】請求項5に記載の発明は、前記永久磁石が
フェライト磁石であり、ロータコア表面に円環状または
複数の略円弧状の永久磁石を配したロータを用いた請求
項1または請求項2記載の圧縮機用モータであり、振動
・騒音が低い圧縮機用モータを提供する。
【0018】請求項6に記載の発明は、極数を6とした
時、スロット数が18である請求項1記載の圧縮機用モ
ータであって、銅損と鉄損のバランスがとれ、かつ、振
動・騒音の低い圧縮機用モータを提供する。
【0019】請求項7に記載の発明は、極数が6、スロ
ット数が9である請求項2記載の圧縮機用モータであっ
て、小型で、銅線使用量が少なく、特に低速で効率が高
く、振動・騒音の低い圧縮機用モータを提供する。
【0020】請求項8に記載の発明は、ステータコア
が、0.40mm以下の厚みをもつ電磁鋼板を打ち抜い
て積層してなることを特徴とする請求項1から7のいず
れか1項に記載の圧縮機用モータであって、渦電流損が
低く、特にPWM駆動を行った時に効率の高い圧縮機用
モータを提供する。
【0021】請求項9に記載の発明は、前記永久磁石が
フェライト磁石であり、ロータコア表面に円環状または
複数の略円弧状の永久磁石を配したロータを用いた請求
項2または請求項7記載の圧縮機用モータを搭載した冷
蔵庫であって、振動・騒音が低く、電気代の安い冷蔵庫
を提供する。
【0022】請求項10に記載の発明は、全運転領域に
おいて、DUTY比が50%以上となるように運転する
ことを特徴とする請求項9記載の圧縮機用モータを搭載
した冷蔵庫であって、特に周波数の高い振動・騒音を低
減できる。
【0023】請求項11に記載の発明は、前記永久磁石
のiHcが4500Oe以上である請求項9記載の冷蔵
庫であって、減磁耐力を有し信頼性の高い冷蔵庫を提供
する。
【0024】請求項12に記載の発明は、請求項3また
は請求項4記載のロータと、請求項6記載のステータを
用いたことを特徴とする圧縮機用モータを搭載したエア
コンであって、年間電気代の安いエアコンを提供する。
【0025】以下、本発明における実施の形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施の形態におけるエアコン用の圧縮機用モータの断面
図である。
【0027】ステータ10は、18のティース11と、
前記ティース11をつなぐ環状のヨーク12からなり、
前記ステータ10の内周部に対向して、略円筒形のロー
タコア13とその内部に埋設された永久磁石14からな
る6極のロータ20が軸15を中心として回転自在に保
持されている。前記ステータ10は、圧縮機のシェルに
焼きばめされ、圧縮機内部で固定されている。ロータコ
ア13に設けられた略V字形状の永久磁石埋設用打ち抜
き孔16には、平板状の永久磁石14が2枚ずつ埋設さ
れている。
【0028】希土類磁石であるため、エネルギー積が大
きく、また、極数が6であるため、2枚の永久磁石を用
いることにより、永久磁石の磁極面積が大きくできる。
4極の場合、磁極面積は、ロータの表面に中心角90°
の円弧形状の永久磁石を用いた場合とほぼ同等であった
が、6極以上とすることで、ロータ表面に永久磁石を設
ける場合よりも多くの磁束量を得ることが可能である。
しかしながら、磁束量が増加し、ステータコアの磁束密
度も高くなる。特に、ヨーク12には、総磁束量を極数
で割った磁束量が流れるため、極数が小さいほど磁束量
が多くなる。4極では、希土類磁石を使用したことによ
る磁束密度の上昇を抑えることが困難であり、特に、ス
テータコアに、全長にわたって貫通する冷媒通路用溝、
切り欠き、または穴がある場合は、磁束密度が高くな
り、鉄損を増加させ、結果的に効率の向上を押さえてい
た。しかしながら、6極とすることにより、同一のヨー
ク幅であっても、磁束密度を低下させることができ、磁
気飽和を防止すると共に、周波数が増加したとしても、
鉄損の増加を抑えることができる。また、コイルエンド
も小さくでき、巻線抵抗を低下させることができる。
【0029】図2は、家庭用ルームエアコンに用いられ
る圧縮機用モータの、極数と、銅損及び鉄損の関係を示
す図である。本例では、各極とも板厚0.35mmの電
磁鋼板を用い、磁束密度分布、巻線仕様等を考慮し、最
適な設計とした時の値である。6極から10極で、銅損
と鉄損の和が極小となっている。なお、極数を大きくし
すぎると、スロットオープン幅を一定とした場合、スロ
ットピッチに対するスロットオープンの比率が大きくな
り、巻線性、コギングトルク、効率等に悪影響を及ぼ
す。例えば、ステータ内径がφ50〜60mm程度の家
庭用エアコンまたは冷蔵庫に用いられる場合では、8極
以下が限度である。なお、6極または8極とする場合、
周波数が増加し、渦電流損が増加する傾向にあるので、
ステータコアまたはロータコアを構成する電磁鋼板の板
厚を0.4mm以下とするとよい。回転磁界が高くなる
ステータは、特に鉄損の小さい電磁鋼板を使用するのが
望ましい。特に、PWM駆動であって、低いデューティ
ーで運転される場合や、120°通電の矩形波の電圧で
運転される場合は、高周波磁束がロータに流れ込むた
め、ロータを構成する電磁鋼板の板厚を0.4mm以下
とするとよい。
【0030】極数:スロット数が1:3または1:6で
ある場合、回転磁束が空間的に等間隔に発生するため、
ステータから圧縮機のシェルに振動が伝達しやすい場合
に特に有効であり、ステータを圧縮機のシェルに直接焼
きばめまたは圧入している用途においては、低振動・低
騒音という面で優れている。
【0031】なお、巻線を所定回数巻枠に巻き、スロッ
トに挿入してコイルエンドを所定の寸法に収まるように
成形するインサータ方式の巻線では、一定以上のスロッ
トオープン幅が必要である。一方、コギングトルク低減
や誘起電圧向上の面から、スロットオープン幅は小さい
ほどよく、従って、スロット数は、6極の場合は18、
8極の場合は24が望ましい。さらに、ステータティー
ス先端に補助溝を設けたり、ロータにスキューを施した
りすると好適である。
【0032】本構成によれば、銅損が低く、効率が向上
し、また低速においても、滑らかに回転するため、17
00r/min未満でも、冷媒の圧縮によって発生する
1回転に1回の負荷振動により、騒音が顕著となったり
することがない。特に1ピストンロータリーの場合に有
効である。
【0033】なお、永久磁石の使用量及び配置は任意で
あり、半径方向に2分割されていてもよい。また、ステ
ータのティースやスロット形状、冷媒通路形状、また、
ロータ形状等も本発明の趣旨に応じて種々の変形が可能
である。
【0034】(実施の形態2)図3は、本発明の第2の
実施の形態における冷蔵庫用の圧縮機用モータの断面図
である。
【0035】ステータ30は、9のティース31と、前
記ティース31をつなぐ環状のヨーク32からなり、前
記ステータ30の内周部に対向して、略円筒形のロータ
コア33とその外周に配置された永久磁石34、その外
側を覆うステンレス管35からなる6極のロータ40が
軸36を中心として回転自在に保持されている。前記ス
テータ30は、貫通孔37にボルトを通すことにより、
バネにより保持されたブロックに固定されている。
【0036】ティース31には、集中巻線が施されてい
る。
【0037】本構成により、巻線抵抗が低減でき、大幅
に銅損が低減できると共に、モータ全長も小さくでき
る。特に、ステータの外径に対して、積厚が5分の1か
ら2分の1程度の場合に銅損の低減率が著しい。冷蔵庫
の場合、通常、ステータの外径に対して積厚が3分の1
程度であり、本構成は冷蔵庫用に適している。また、集
中巻化する場合、ギャップ磁束の空間分布が不等間隔と
なる。図4は、4極6スロットの場合のギャップ部に発
生する応力を示したものであり、応力が180°対称位
置の2箇所Fa、Fbに集中している。このような応力
分布は、図5に示すような、円環振動モードのm=2に
相当し、このモードの周波数は3〜6kHz程度とな
る。一方、6極9スロットの場合、図6に示すように、
応力の集中箇所は120°対称位置の3箇所Fc、F
d、Feであり、180°対称位置には存在しない。こ
れは、図5に示すm=2のモードとなりにくいため、3
〜6kHz付近の騒音も発生しにくい。このような傾向
は、スロット数が奇数であればよいが、極数が大きすぎ
ても鉄損の増大をはじめ、他の影響が出るため、6極9
スロットが最適である。また、9スロットの場合、スロ
ットが180°対称位置にないため、図5に示すような
円環振動モードのm=2の固有振動数が、6スロットの
場合に比べ、同一のヨーク幅のとき、1.1倍から1.
2倍となる。
【0038】また、PWM駆動の場合、キャリア周波数
が3〜5kHz付近に設定する場合が多く、ステータの
固有振動数と一致しやすい。従って、キャリア周波数を
6kHz程度より高くするか、デューティーを高くすれ
ばよい。図7に、デューティー40%、60%、80
%、100%の時の巻線に流れる電流波形を示す。騒音
の低減を考えた場合、50%以上、望ましくは60%以
上のデューティーで運転することが望ましい。特に運転
時間の長い領域においては、80%以上のデューティー
で運転するとよい。
【0039】なお、ロータは、永久磁石を表面に設ける
ことにより、ギャップ磁束の変化が比較的滑らかになる
ため、振動・騒音の面で優れた冷蔵庫を提供することが
できる。また、永久磁石をロータ表面に設けた場合、特
に集中巻においては、不可逆減磁の恐れがある。図8
は、永久磁石材質のiHcと、減磁電流(誘起電圧が1
%低下するための電流)の関係を示した図である。6極
9スロットにおいては、電流のリップルなどを考慮する
と、減磁電流としては、始動電流の1.5倍程度を考え
る必要があり、iHcが4500Oe以上必要であるこ
とがわかる。
【0040】冷蔵庫に用いられる圧縮機用モータは、積
厚が小さく、コイルエンド長が片側で積厚と同じ長さに
あり、従来のような4極24スロットまたは12スロッ
トでは、モータ全長は、積厚の3倍程度となっていた。
そこで、本実施の形態に示したような構成とすること
で、従来の半分程度のモータ全長とすることが可能であ
る。また、この時、集中巻化により、磁束の変化も大き
くなるため、6極化により、騒音を小さくする必要があ
る。なお、PWM駆動の場合デューティーは50%以上
とするとよい。
【0041】また、ステータコアまたはロータコアを構
成する電磁鋼板の板厚を0.4mm以下とすることで、
鉄損を低減することが可能である。
【0042】
【発明の効果】上記説明より明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、銅損を低減し、特に低速で効率
の高い圧縮機用モータを提供する。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、銅損が低
く、かつ、低振動の圧縮機用モータを提供する。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、モータを
小型化でき、かつ、磁束量を増加させることができるた
め、銅損の低い圧縮機用モータを提供する。
【0045】請求項4に記載の発明によれば、磁束量を
増すことができ、銅損の低い圧縮機用モータを提供す
る。
【0046】請求項5に記載の発明によれば、振動・騒
音が低い圧縮機用モータを提供する。
【0047】請求項6に記載の発明によれば、銅損と鉄
損のバランスがとれ、かつ、振動・騒音の低い圧縮機用
モータを提供する。
【0048】請求項7に記載の発明によれば、小型で、
銅線使用量が少なく、特に低速で効率が高く、振動・騒
音の低い圧縮機用モータを提供する。
【0049】請求項8に記載の発明によれば、渦電流損
が低く、特にPWM駆動を行った時に効率の高い圧縮機
用モータを提供する。
【0050】請求項9に記載の発明によれば、振動・騒
音が低く、電気代の安い冷蔵庫を提供する。
【0051】請求項10に記載の発明によれば、特に周
波数の高い振動・騒音を低減できる。
【0052】請求項11に記載の発明によれば、減磁耐
力を有し信頼性の高い冷蔵庫を提供する。
【0053】請求項12に記載の発明によれば、年間電
気代の安いエアコンを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるエアコン用
の圧縮機用モータの断面図
【図2】極数と、銅損及び鉄損の関係を示す図
【図3】本発明の第2の実施の形態における冷蔵庫用の
圧縮機用モータの断面図
【図4】ギャップ部に発生する応力の分布図
【図5】(a)変形前の状態を示す図 (b)円環振動モードm=2の変形状態を示す図
【図6】ギャップ部に発生する応力の分布図
【図7】モータの電流波形を示す図
【図8】永久磁石材質のiHcと、減磁電流の関係を示
す図
【図9】従来のエアコン用の圧縮機用モータの断面図
【符号の説明】
10 ステータ 11 ティース 12 ヨーク 13 ロータコア 14 永久磁石 15 軸 16 永久磁石用穴 20 ロータ
フロントページの続き (72)発明者 神藤 正行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 角 治彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H621 BB10 GA01 GA04 HH01 JK13 5H622 CA02 CA05 CA11 CB03 CB05 DD01 DD02 PP18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変速運転が可能なインバータにより駆
    動し、運転領域が1700r/min未満に及ぶ冷凍空
    調用の圧縮機用モータであって、スロットに3相巻線を
    施した略円筒形状のステータと、前記ステータ内部に6
    極以上8極以下の永久磁石を備えた略円筒形状のロータ
    とからなるモータを備えた圧縮機用モータ。
  2. 【請求項2】 可変速運転が可能なインバータにより駆
    動し、運転領域が1700r/min未満に及ぶ冷凍空
    調用の圧縮機用モータであって、Pを3以上の奇数と
    し、スロットに3相巻線を施し、スロット数が3Pであ
    る略円筒形状のステータと、ステータ内部に2P極の永
    久磁石を備えた略円筒形状のロータとからなるモータを
    備えた圧縮機用モータ。
  3. 【請求項3】 永久磁石が希土類磁石であり、ロータコ
    ア内部に埋設されたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の圧縮機用モータ。
  4. 【請求項4】 永久磁石が希土類磁石であり、ロータコ
    アには1極当たりロータ内周側に凸の略V字型の永久磁
    石埋設孔に2枚の平板状の希土類磁石を埋設したことを
    特徴とする請求項3記載の圧縮機用モータ。
  5. 【請求項5】 永久磁石がフェライト磁石であり、ロー
    タコア表面に円環状または複数の略円弧状の永久磁石を
    配したロータを用いた請求項1または請求項2記載の圧
    縮機用モータ。
  6. 【請求項6】 極数が6、スロット数が18である請求
    項1記載の圧縮機用モータ。
  7. 【請求項7】 極数が6、スロット数が9である請求項
    2記載の圧縮機用モータ。
  8. 【請求項8】 ステータコアが、0.40mm以下の厚
    みをもつ電磁鋼板を打ち抜いて積層してなることを特徴
    とする請求項1から7のいずれか1項に記載の圧縮機用
    モータ。
  9. 【請求項9】 永久磁石がフェライト磁石であり、ロー
    タコア表面に円環状または複数の略円弧状の永久磁石を
    配したロータを用いた請求項2または請求項7記載の圧
    縮機用モータを搭載した冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 全運転領域において、DUTY比が5
    0%以上となるように運転することを特徴とする請求項
    9記載の圧縮機用モータを搭載した冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 永久磁石のiHcが4500Oe以上
    である請求項9記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 請求項3または請求項4記載のロータ
    と、請求項6記載のステータを用いたことを特徴とする
    圧縮機用モータを搭載したエアコン。
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