JP2012244783A - 磁石埋め込み型回転子、電動機、圧縮機、空気調和機、および、電気自動車 - Google Patents

磁石埋め込み型回転子、電動機、圧縮機、空気調和機、および、電気自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】永久磁石埋め込み型回転子の回転子表面の磁束密度の高調波成分を低減し低騒音な回転子を得る。
【解決手段】回転子20に挿入される磁石枚数は極数の半分で構成され、かつ、極ピッチで磁石のある極とない極とが交互に配置され、磁石の磁極の向きは外周方向に全て同一であり、回転子20の外形は極中心で最大、極間で最小となる略花丸形状であり、磁石挿入孔23の端部には空気層で構成されるフラックスバリア部232が構成され、前記磁石挿入孔23の開口角度θは極ピッチ(60度)よりも広い角度である。
【選択図】図8

Description

この発明は、例えば、永久磁石埋め込み型回転子、永久磁石埋め込み式電動機、圧縮機、空気調和機、および、電気自動車などに関する。
空気調和機の省エネ性を向上させるため、圧縮機に搭載される電動機の永久磁石には、エネルギー密度の高い希土類磁石(Nd−Fe−B(ネオジウム・鉄・ボロン))が一般に用いられている。
永久磁石は貴重なレアアース元素を含有しているため高価であり、使用量を減らしたいという要求は強い。
永久磁石は一般に、ブロック状の塊を切削して指定の形状に加工を行う。そのため、加工枚数、面積が多いほど、歩留まりが悪くなり、生産性が悪化する。
特開平08−107639公報
磁石の省資源化として回転子をコンシクエントポールで構成する方法がある。コンシクエントポール型回転子は、回転子に挿入される磁石枚数を極数の半分で構成し(極ピッチで磁石のある極とない極が交互に配置され)、回転子の永久磁石の着磁方向を全て同一とし、回転子に突極を形成して反対極を形成する。
しかし、コンシクエントポール型回転子は、磁石のある極とない極で、回転子表面の磁束密度分布が大きく異なり、音振動が大きく、制御性が悪いという課題がある。
この発明は、回転子表面の磁束密度分布を正弦波状に制御でき、更に、磁石量を削減できる回転子を提供する。
この発明に係る磁石埋め込み型回転子は、たとえば、回転子に挿入される磁石枚数は極数の半分で構成され、かつ、極ピッチで磁石のある極とない極が交互に配置され、磁石の磁極の向きは外周方向に全て同一であり、回転子の外形は極中心で最大、極間で最小となる略花丸形状であり、磁石挿入孔の端部には空気層で構成されるフラックスバリアが構成され、前記磁石挿入孔の開口角度は極ピッチよりも広い角度であることを特徴とする。
この発明に係る磁石埋め込み型回転子は、回転子表面の磁束密度の高調波成分を低減でき、低騒音な回転子を構成できると共に、制御性を向上できる。更に、通常の永久磁石回転子に比べて、少ない磁石量で同一トルクを確保できる省資源な回転子を構成することができる。
比較のために示す回転子の横断面図。 比較のために示す回転子を用いた電動機の横断面図。 比較のために示す回転子を搭載した電動機の誘起電圧波形図。 コンシクエントポール型回転子の横断面図。 コンシクエントポール型回転子を搭載した電動機の誘起電圧波形図。 花丸コンシクエントポール型回転子の横断面図。 花丸コンシクエントポール型回転子を搭載した電動機の誘起電圧波形図。 実施の形態1の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態1の永久磁石埋め込み型回転子を搭載した電動機の横断面図。 実施の形態1の永久磁石埋め込み型回転子を搭載した電動機の誘起電圧波形図。 永久磁石埋め込み型回転子を搭載した電動機の誘起電圧の高調波含有率の比較図。 同一トルク設計時の実施の形態1の電動機の磁石量の比較図。 実施の形態2の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態3の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態4の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態4の永久磁石埋め込み型回転子を搭載した電動機の誘起電圧波形図。 永久磁石埋め込み型回転子を搭載した電動機の誘起電圧の高調波含有率の比較図。 実施の形態5の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態6の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態7の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態8の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態9の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態10の永久磁石埋め込み型回転子の横断面図。 実施の形態11の永久磁石埋め込み型回転子を用いた電動機の断面図。
実施の形態1.
図1は比較のために示す図で、一般的な回転子の横断面図である。
図2に電動機の横断面図を示す。図2に示す一般的な電動機は、例えばブラシレスDCモータである。電動機は、固定子と、この固定子の内側に空隙を介して配置される回転子とを備える。
図3は比較のために示した図1の回転子を搭載した電動機の誘起電圧波形図である。
回転子は永久磁石埋込型であり、少なくとも回転子鉄心と、回転子鉄心の磁石挿入孔に挿入される、平板形状の永久磁石を備える。以下の図において、永久磁石は、斜線を施して示している。
6個の永久磁石は、回転子鉄心の外周縁に沿って形成された磁石挿入孔に挿入され、6極の回転子を構成する。通常、6個の永久磁石は、回転子表面にNSNSNSの順でN極とS極が交互に配置されるよう構成される。各極は極ピッチ(6極の場合、360度/6=60度)で対称性をもつように構成される。
回転子の永久磁石は、Nd−Fe−B(ネオジウム・鉄・ボロン)を主成分とするネオジウム希土類磁石で構成され、厚さ2mm程度の平板形状である。
回転子鉄心は、略円筒状であり、外周縁に沿って断面形状が略長方形の磁石挿入孔が、6個形成されている。横断面において、6個の磁石挿入孔で略六角形を形成している。回転子鉄心の略中心部に、回転軸が挿入される軸孔を備える。
磁石挿入孔の磁石両端部には、空気層のフラックスバリア(フラックスバリア部ともいう)が配置される。フラックスバリアは、回転子表面の磁束密度分布を正弦波に近づけ、磁石磁束が回転子内で隣の極に短絡することを抑制する働きを持つ。
回転子鉄心は、厚さ0.7mm以下の薄い電磁鋼板を所定の形状に形成されて、所定の枚数を積層することで構成される。
電動機のスロット数と極数との組合せは、9スロット6極である。電動機は、駆動回路のインバータによるPWM制御により可変速駆動を行うことにより、要求の製品負荷条件に合わせた高効率な運転を行っている。インバータのスイッチングキャリアは、例えば4.5kHzで波形生成されており、インバータなどのPWM制御で可変速駆動される。
固定子は、少なくとも固定子鉄心と、巻線(絶縁材で固定子鉄心と絶縁される)とを備える。巻線は、ティースに巻回される集中巻であるが、分布巻の場合もある。巻線は、三角結線の場合もある。
固定子鉄心は、略リング状(円筒状)で、外周側にリング状のコアバックが形成されている。ティースが、コアバックから回転子側に放射状に9個形成される。9個のティースは、周方向に略等間隔に配置される。ティースの周方向の幅は、径方向に略一定である。
隣接するティースの間の空間をスロットと呼ぶ。スロットの数も、ティースの数と同じ9個である。ティースの周方向の幅は、径方向に略一定であるので、スロットの周方向の幅は、内側から外側に向かって徐々に大きくなる構成である。
固定子鉄心は、厚さ0.7mm以下の薄い電磁鋼板を所定の形状に形成されて、所定の枚数を積層することで構成される。
圧縮機や自動車などの高温下で使用する電動機において、Nd−Fe−Bを主成分とするネオジウム希土類磁石は保磁力を向上させるためレアアース(Dy元素)を添加する。
レアアースは、価格の不安定、調達リスクを伴うため、使用量を削減したいという要求がある。
また、永久磁石は一般に、ブロック状の塊を切削して指定の形状に加工を行う。そのため、加工枚数、面積が多いほど、歩留まりが悪くなり、生産性が悪化する。生産性の面では磁石枚数は少ない設計が好ましい。
しかし、単純に磁石枚数を減らした設計、例えば、6スロット4極にすると、極当たりの磁束密度が高くなるため、固定子の磁路を広く設計する必要があり、電動機が大型化してしまう。また、減磁のし易さは極数が小さくなるにつれて比例して大きくなるため、極数を減らすと、減磁に対する弱さを補うために磁石厚さを厚くする必要がある。結果として、磁石使用量を削減することは困難である。
そこで、図4に示すような回転子をコンシクエントポールで構成する方法がある。コンシクエントポール型回転子は、回転子に挿入される磁石枚数を極数の半分で構成し(極ピッチで磁石のある極とない極が交互に配置され)、回転子の永久磁石の着磁方向を全て同一とし、回転子に突極を形成して反対極を形成する。従来例の回転子に比べ、極数は同じで、磁石枚数を半分に削減することができる。
コンシクエントポール型回転子は、磁石のある極とない極での非対称性が大きく、従来の回転子構造では、単純に磁石枚数を半分にしても、回転子表面の磁束密度分布を正弦波状にすることは困難である。図5は図4に示したコンシクエントポール型回転子を搭載した電動機の誘起電圧波形であるが、磁石のある極とない極での非対称性が大きく、実用レベルとは程遠い。
コンシクエントポール型回転子において、磁石のある極の磁石磁束は自己磁石内(表と裏)で閉じるループを形成する。この磁束のループが、隣接する磁石のない極を通過すことで、磁石がない極にも仮想的に磁極が存在しているのと同じ磁気回路が構成される。
このため、回転子外形が真円の場合、磁石のない極の磁束分布は、磁石がある極の磁束が閉ループを構成しやすいように流れる。磁束は磁路が短い部分ほど流れやすいため、磁石がない極においては隣接する磁石極に近接する部分ほど磁束が流れやすい構成となる。このため、磁石のない極の極中心部の磁束を高めることが困難であり、結果として、図5のような、磁石のない極の極中心での誘起電圧の盛り上がりが小さい、極で非対称な波形となってしまう。
トルクは誘起電圧と巻線を流れる電流の積で発生するため、誘起電圧の歪は、トルクの高調波リプル成分となり、振動、騒音の原因となる。また、インバータを用いた制御においては、誘起電圧の信号情報を基に、駆動するPWM電圧信号を決定するため、誘起電圧の極に大きな非対称性が存在すると制御性が悪いという問題もある。
コンシクエントポール型回転子の表面磁束分布を正弦波状に近づけるためには、磁石がない極の磁束の流れ方を制御する必要があり、前述したように、磁石のない極の極中心部の磁束密度を高めるような回転子構造にする必要がある。そこで、極ピッチで極中心ほど磁気抵抗が小さくなるような形状、つまり、図6に示すような回転子の外形は極中心で最大、極間で最小となる略花丸形状を適用した回転子が好ましいといえる。花丸形状とは、回転軸中心から極中心の外形までの距離が最大となり,回転軸中心から極間外形までの距離が最小となる形状であって、極中心から極間まで弧状に曲線を描いた形状をいう。図6では、花丸形状として、丸い円の中に6枚の同形同サイズの花弁が均等角度で配置された紋章形状の場合を示している。
図6の誘起電圧結果が図7である。図5に比べて、極に対する非対称性が大きく改善していることが確認できる。
しかし、図7の誘起電圧波形は磁石のない極の山のピッチが電気角180度よりも大きく、磁石のある極の山のピッチが電気角180度よりも小さい。これは、磁石のある極の自己磁石内の短絡磁束が極ピッチ(60度)内で発生しているためである。
図8は、実施の形態1の回転子20の横断面図である。図8は、回転軸に垂直な方向で切った場合の回転子20の断面図である。回転子20の中央には軸孔24があり、軸孔24には回転軸が挿入される。回転子20は回転軸を中心にして回転する。図8の回転子20では、6極ある。極ピッチは60度である。
本実施の形態では、図8に示すように回転子20に挿入される永久磁石22の枚数は極数(6極)の半分(3個)で構成され、かつ、極ピッチ間隔で永久磁石22のある極とない極が交互に配置され、永久磁石22の磁極の向きは外周方向(半径外側方向)に全て同一であり、回転軸中心から回転子20の外形までの距離は極中心81で最大、極間82で最小となる略花丸形状である。
磁石挿入孔23には、平板の永久磁石22を挿入する矩形部231と、端部には空気層で構成されるフラックスバリア部232とがある。矩形部231(挿入される永久磁石22の両端2点)の開口角度は、極ピッチの角度よりも狭い角度であり、前記磁石挿入孔23(フラックスバリア部の両端2点)の開口角度θは極ピッチの角度よりも広い角度であることを特徴とする。ここで、開口角度とは、図8のθのように、2点を通る2つの半径の作る角(中心角)をいう。
略花丸形状の外形は複数の接円で構成されている。
また、前記磁石挿入孔23は、回転子鉄心21の回転軸に垂直な断面形状において、極中央部に位置し永久磁石22が挿入される矩形部231と、矩形部231の両端部から極間82に向かってへの字状あるいはくの字状あるいはエル字状に屈曲しながら突き出た1対のフラックスバリア部232とを有している。
フラックスバリア部232は極間82手前から極間82に向かって伸び、極間82直前で半径方向内側に屈曲し、屈曲後のフラックスバリア部232の屈曲先部233は回転子20の半径方向と直交するように極間82を横断している。
フラックスバリア部232の屈曲先部233は極間82の外形表面とほぼ並行に配置され、フラックスバリア部232の屈曲先部233は極間82の外形表面との間に薄肉部83を形成している。
本実施の形態の回転子20は、図9に示すように、固定子10と回転子20との関係は、極中心81でエアギャップが最小、極間82でエアギャップが最大となる構成となっており、図8に示すように磁石挿入孔23の開口角度θは極ピッチ60度以上で構成されている。
本実施の形態の構成では、永久磁石22がない極の極中心81の磁気抵抗を小さくすることで、磁束密度を高めることができ、更に、永久磁石22のある極における極ピッチ(60度)内での短絡磁束を抑制することができ、電気角に対して対称な誘起電圧特性を得ることができる。
図10は本実施の形態の誘起電圧波形である。図11は誘起電圧の高調波含有率(高調波成分の振幅の二乗和の平方根を基本波成分の振幅で割った値)である。
図11には比較のために、図5に示した従来形状のコンシクエントポール型回転子の誘起電圧の高調波含有率も示してある。従来品の高調波含有率6%に対し、コンシクエントポールとすることで高調波含有率は22%増加していたが、本実施の形態の構成とすることで高調波含有率を4%まで低減できている。
この結果、電動機のトルクリプルを低減でき、低騒音な電動機を構成するとができる。また、誘起電圧を対称性のある正弦波状にすることで制御性が向上し、信頼性の高い電動機を提供できる。
本実施の形態のもう一つの利点として、通常、磁石埋め込み式回転子20は、自己磁石内での短絡磁束、及び、隣接する極間82で回転子20内で閉じる短絡磁束が発生するが、本実施の形態の回転子20は、隣接する永久磁石22が存在しないため、隣接する極間82での短絡磁束が減り、磁石磁束を有効利用することができる。
単純に磁石枚数を6→3枚に減らすと磁石の磁束(マグネットトルク)は減少するため、磁石の体積は大きくする必要があるが、上記の短絡磁束を低減した効果で、同一トルク設計時の磁石使用量は従来品よりも少なく設計することができる。
図12は同一トルク設計時の本実施の形態の電動機の磁石量を比較したグラフであるが、従来品の72%の磁石量で同等トルクを確保できている。
本実施の形態の回転子20は、磁石枚数を半分に減らしたことで磁石加工ロスを半減できると共に、同等出力設計で使用磁石量も低減でき、磁石使用量削減に非常に効果的であるといえる。
以上のように、この実施の形態1の磁石埋め込み型回転子20は、所定の極ピッチの間隔で複数の極が形成されており、複数の極の極数の半分の個数の複数の永久磁石22があればよい。
また、この実施の形態1の磁石埋め込み型回転子20は、複数の極に対して永久磁石22が存在する極としない極が交互になるように、かつ、磁極の向きが半径外側方向に向かって同一になるように、複数の永久磁石22を挿入する磁石挿入孔23を有している。
さらに、この実施の形態1の磁石埋め込み型回転子20は、回転軸中心から極中央部の外形までの距離が回転軸中心から極周辺部の外形までの距離よりも大きい回転子鉄心21とを備え、花丸形状が望ましい。
磁石挿入孔23は、挿入された永久磁石22の端部に空気層を提供するフラックスバリア部を備えており、磁石挿入孔23の開口角度は、極ピッチの角度よりも広い角度であることを特徴とする。
実施の形態2.
図13には、本実施の形態の回転子20の変形例(実施の形態2)として、回転子20の外形は真円とし、極間部に切り欠きを設けた回転子20を示す。
実施の形態2の磁石埋め込み型回転子20は、回転子20に挿入される磁石枚数が極数の半分で構成され、極ピッチで永久磁石22のある極とない極が交互に配置され、永久磁石22の磁極の向きは外周方向に全て同一である。
さらに、実施の形態2の磁石埋め込み型回転子20の回転子鉄心21は、回転軸中心から極中央部の外形までの距離(半径)が回転軸中心から極周辺部(極間)の外形までの距離(半径)よりも大きい。
また、回転子20の外形は真円であり、永久磁石22が存在する極としない極との間(極間)の外周に切り欠き部84を設け、磁石挿入孔23の端部には空気層で構成されるフラックスバリアが構成され、前記磁石挿入孔23の開口角度は極ピッチよりも広い角度であることを特徴とする。
実施の形態2の前記磁石挿入孔23の開口角度も極ピッチよりも広い角度で構成される。本構成でも、前記と同様の効果がある。
実施の形態3.
図14には、本実施の形態の回転子20の変形例(実施の形態3)として、回転子表面内側にスリット85を配置した回転子20を示す。スリット85は磁束の流れ方を制御する効果があるため、永久磁石22のない極の極中心部の磁束を高めるようにスリット85を配置することで、回転子磁束密度分布をより正弦波に近い状態に構成することができる。
また、実施の形態3のスリット85には次の効果もある。コンシクエントポール型回転子は永久磁石22のある極とない極とでインダクタンスが異なり、PWM電圧印加駆動した際に、モータ電流に歪が生じやすい。スリット85を設けることで、磁石挿入孔23のある極とない極とでの磁気抵抗の差が小さくなるため、インダクタンスの非対称性が小さくなり、モータ電流に発生する歪みを低減することができる。
実施の形態4.
図15には、本実施の形態の変形例(実施の形態4)を示す。実施の形態4の構成は図8と似ているが、回転子20の外形(略花丸形状)が異なる円弧で構成されている。永久磁石22のある極とない極で、花丸形状の円弧が非対称であり、本実施の形態では永久磁石22がある極の円弧の半径R3が永久磁石22がない極の円弧半径R4よりも大きく構成されている。図16に変形例3の誘起電圧波形を示す。図17にはその高調波含有率を示す。実施の形態4の高調波含有率は2%まで低減できており、極の対称性の良い低騒音な回転子20を構成できている。
実施の形態3までだと、永久磁石22のある極とない極での誘起電圧、インダクタンス、磁気吸引力の非対称性を対称に構成するには限界があるが、形状を非対称にすることで、実用レベルに対称性を改善することができる。
実施の形態5.
図18には、実施の形態5を示しており、永久磁石22のある極とない極で外形が非対称となっている。本実施の形態では、永久磁石22のある極の外形半径R1よりも永久磁石22のない極の外形半径R2の方が大きい。永久磁石22のない極の磁束の流れは、エアギャップが広い程、磁気抵抗の小さい隣接する磁石極に近接する部分を流れやすい構成となる。このため、永久磁石22がない極のエアギャップを小さくすることで磁極中央部の磁気抵抗がより小さく構成でき、磁束密度分布を正弦波に近づけやすい。実施の形態5でも、実施の形態4と同様の効果がある。
実施の形態6.
図19には、実施の形態6を示しており、外周の切り欠き部84を除いた磁路部が、永久磁石22の存在する極としない極で異なっており、永久磁石22のある極とない極で外周磁路ピッチが非対称となっている。永久磁石22のある極の外周磁路ピッチθ2は、永久磁石22のない極の外周磁路ピッチθ1より大きい。実施の形態6でも、実施の形態4と同様の効果がある。
実施の形態7.
図20には、実施の形態7を示しており、永久磁石22のある極とない極でスリット85が非対称となっている。永久磁石22のない極にスリット85を4本配置しているのに対し、永久磁石22のある極のスリット85の本数は2本である。スリット85の個数だけではなくスリット85の形状が異なっていてもよい。実施の形態7でも、実施の形態4と同様の効果がある。
実施の形態8.
図21には、実施の形態8を示しており、永久磁石22のある極とない極で回転子中心部に設けた風穴86が非対称となっている。本実施の形態の回転子20を圧縮機のような冷媒中で使用する場合、電動機を冷媒、油が通過するための隙間が必要である。その隙間を回転子20の風穴86として設けている。また、その他の電気自動車用電動機においても、永久磁石22に渦電流が流れ発熱するため回転子20を冷却するための風穴86を設ける。通常、この風穴86は大きいほど、冷媒、空気が通りやすいため好ましいが、磁石近傍に設けると磁石磁束の通路を阻害してしまうため、大きさ、配置の制限が大きい。本実施の形態の回転子20は、その点で、永久磁石22のない極が存在するという空間的なメリットがある。永久磁石22がない極は永久磁石22がある極に比べ磁路に余裕があるため、磁気特性を悪化させることなく、より大きな風穴86を設けることができる。効果として、圧縮機の冷媒の循環、油上がりを改善し、圧縮機の効率を改善できる。また、回転子20の冷却効果も高まるため、減磁に対して強くなり、Dy含有量の少ない磁石を使用することができ、省レアアース対策としても有効である。また、R22冷媒のような高温の冷媒にも効果的である。
実施の形態9.
図22には、実施の形態9を示しており、永久磁石22が回転子20外形に対し、逆円弧の形状をしている。すなわち、回転子鉄心21の回転軸に垂直な断面形状において、回転子鉄心21の極中央部の半径外側方向への膨らみとは逆の膨らみを有する逆円弧状の永久磁石22(あるいはC字状の永久磁石22、U字状の永久磁石22、かまぼこ状の永久磁石22)を備えている。
平板上の永久磁石22を用いた場合、永久磁石22のある極とない極の形状が異なるため、極ピッチでのインダクタンスの差が生じてしまうが、永久磁石22を実施の形態9のように配置することで、回転子外周から永久磁石22までの距離が永久磁石22のある極とない極とで非対称性が小さくなり、対称性を改善することができる。また、本実施の形態は、磁石枚数を半減したことで、回転子断面の磁束密度が低減するため、1枚の磁石の面積を大きく設計できるという利点もある。
実施の形態10.
図23には、実施の形態10を示しており、本実施の形態の回転子20を極ピッチ分回転して積層している。極ピッチ分回転させた回転子20は永久磁石22の極性を反転させている。
すなわち、本実施の形態の回転子20は、磁極の向きを半径外側方向に向かってN極にした磁石埋め込み型回転子20aと、磁極の向きを半径外側方向に向かってS極にした磁石埋め込み型回転子20bとを、回転方向に極ピッチの角度分ずらして積層したものである。
このように構成することで磁気的な非対称性を緩和でき、より低振動で、制御性の良い電動機を構成することができる。本変形例は、回転子20を軸方向に2分割して回転させているが、2分割以上に複数に分割して、スキューを設けても良い。
実施の形態11.
実施の形態1〜10に記載の磁石埋め込み型回転子20は、電動機に搭載することができる。また、その電動機を圧縮機又は空気調和機又は電気自動車に搭載することができる。
図24は圧縮機を示す図で、ロータリ圧縮機500の縦断面図である。例えば、実施の形態1〜10の回転子20を用いるブラシレスDCモータを、冷凍空調用圧縮機に搭載する。当該ブラシレスDCモータは、低振動で高効率な電動機を構成すると共に、遠心力に対する機械的強度を向上した信頼性の高い電動機であるため、優れた圧縮機が得られる。
以下、図24を参照しながら、実施の形態1の電動機100を搭載したロータリ圧縮機500(圧縮機の一例)について説明する。但し、実施の形態2〜10を用いる電動機(ブラシレスDCモータ)でもよい。
図24に示すロータリ圧縮機500の一例は、密閉容器70内が高圧の縦型のものである。密閉容器70内の下部に圧縮要素501が収納される。密閉容器70内の上部で、圧縮要素501の上方に圧縮要素501を駆動する電動要素である電動機100が収納される。
密閉容器70内の底部に、圧縮要素501の各摺動部を潤滑する冷凍機油90が貯留されている。
先ず、圧縮要素501の構成を説明する。内部に圧縮室が形成されるシリンダ1は、外周が平面視略円形で、内部に平面視略円形の空間であるシリンダ室(図示せず)を備える。シリンダ室は、軸方向両端が開口している。シリンダ1は、側面視で所定の軸方向の高さを持つ。
シリンダ1の略円形の空間であるシリンダ室に連通し、半径方向に延びる平行なベーン溝(図示せず)が軸方向に貫通して設けられる。
また、ベーン溝の背面(外側)に、ベーン溝に連通する平面視略円形の空間である背面室(図示せず)が設けられる。
シリンダ1には、冷凍サイクルからの吸入ガスが通る吸入ポート(図示せず)が、シリンダ1の外周面からシリンダ室に貫通している。
シリンダ1には、略円形の空間であるシリンダ室を形成する円の縁部付近(電動機100側の端面)を切り欠いた吐出ポート(図示せず)が設けられる。
シリンダ1の材質は、ねずみ鋳鉄、焼結、炭素鋼等である。
ローリングピストン2が、シリンダ室内を偏心回転する。ローリングピストン2はリング状で、ローリングピストン2の内周が回転軸50の偏心軸部50aに摺動自在に嵌合する。
ローリングピストン2の外周と、シリンダ1のシリンダ室の内壁との間は、常に一定の隙間があるように組立てる。
ローリングピストン2の材質は、クロム等を含有した合金鋼等である。
ベーン3がシリンダ1のベーン溝内に収納され、背圧室に設けられるベーンスプリング8でベーン3が常にローリングピストン2に押し付けられている。ロータリ圧縮機500は、密閉容器70内が高圧であるから、運転を開始するとベーン3の背面(背圧室側)に密閉容器70内の高圧とシリンダ室の圧力との差圧による力が作用するので、ベーンスプリング8は主にロータリ圧縮機500の起動時(密閉容器70内とシリンダ室の圧力に差がない状態)に、ベーン3をローリングピストン2に押し付ける目的で使用される。
ベーン3の形状は、平たい(周方向の厚さが、径方向及び軸方向の長さよりも小さい)略直方体である。
ベーン3の材料には、高速度工具鋼が主に用いられている。
主軸受け4は、回転軸50の主軸部50b(偏心軸部50aより上の部分で、回転子20に嵌合する部分)に摺動自在に嵌合するとともに、シリンダ1のシリンダ室(ベーン溝も含む)の一方の端面(電動機100側)を閉塞する。
主軸受け4は、吐出弁(図示せず)を備える。但し、主軸受け4、副軸受け5のいずれか一方、または、両方に付く場合もある。
主軸受け4は、側面視略逆T字状である。
副軸受け5が、回転軸50の副軸部50c(偏心軸部50aより下の部分)に摺動自在に嵌合するとともに、シリンダ1のシリンダ室(ベーン溝も含む)の他方の端面(冷凍機油90側)を閉塞する。
副軸受け5は、側面視略T字状である。
主軸受け4、副軸受け5の材質は、シリンダ1の材質と同じで、ねずみ鋳鉄、焼結、炭素鋼等である。
主軸受け4には、その外側(電動機100側)に吐出マフラ7が取り付けられる。主軸受け4の吐出弁から吐出される高温・高圧の吐出ガスは、一端吐出マフラ7に入り、その後吐出マフラ7から密閉容器70内に放出される。但し、副軸受け5側に吐出マフラ7を持つ場合もある。
密閉容器70の横に、冷凍サイクルからの低圧の冷媒ガスを吸入し、液冷媒が戻る場合に液冷媒が直接シリンダ1のシリンダ室に吸入されるのを抑制する吸入マフラ51が設けられる。吸入マフラ51は、シリンダ1の吸入ポートに吸入管52を介して接続する。吸入マフラ51本体は、溶接等により密閉容器70の側面に固定される。
密閉容器70には、電力の供給源である電源に接続する端子74(ガラス端子という)が、溶接により固定されている。図24の例では、密閉容器70の上面に端子74が設けられる。端子74には、電動要素である電動機100からのリード線73が接続される。
密閉容器70の上面に、両端が開口した吐出管75が嵌挿されている。圧縮要素501から吐出される吐出ガスは、密閉容器70内から吐出管75を通って外部の冷凍サイクルへ吐出される。
ロータリ圧縮機500の一般的な動作について説明する。端子74、リード線73から電動要素である電動機100の固定子10に電力が供給されることにより、回転子20が回転する。すると回転子20に固定された回転軸50が回転し、それに伴いローリングピストン2はシリンダ1のシリンダ室内で偏心回転する。シリンダ1のシリンダ室とローリングピストン2との間の空間は、ベーン3によって2分割されている。回転軸50の回転に伴い、それらの2つの空間の容積が変化し、片側はだんだん容積が広がることにより吸入マフラ51より冷媒を吸入し、他側は容積が除々に縮小することにより、中の冷媒ガスが圧縮される。圧縮された吐出ガスは、吐出マフラ7から密閉容器70内に一度吐出され、更に電動要素である電動機100を通過して密閉容器70の上面にある吐出管75より密閉容器70外へ吐出される。
電動要素である電動機100を通過する吐出ガスは、例えば、図示しない電動機100の回転子20の風穴86(貫通孔)、固定子10のスロット開口部(図示せず)を含む空隙、固定子10の外周に配置された切り欠き等を通る。
1 シリンダ、2 ローリングピストン、3 ベーン、4 主軸受け、5 副軸受け、7 吐出マフラ、8 ベーンスプリング、10 固定子、20 回転子、21 回転子鉄心、22 永久磁石、23 磁石挿入孔、24 軸孔、50 回転軸、50a 偏心軸部、50b 主軸部、50c 副軸部、51 吸入マフラ、52 吸入管、70 密閉容器、73 リード線、74 端子、75 吐出管、81 極中心、82 極間、83 薄肉部、84 切り欠き部、85 スリット、86 風穴、90 冷凍機油、100 電動機、231 矩形部、232 フラックスバリア部、233 屈曲先部、500 ロータリ圧縮機、501 圧縮要素。

Claims (14)

  1. 所定の極ピッチの間隔で複数の極が形成された磁石埋め込み型回転子において、
    複数の極の極数の半分の個数の複数の磁石と、
    複数の極に対して磁石が存在する極としない極が交互になるように、かつ、磁極の向きが半径外側方向に向かって同一になるように、複数の磁石を挿入する磁石挿入孔を有し、回転軸中心から極中央部の外形までの距離が回転軸中心から極周辺部の外形までの距離よりも大きい回転子鉄心と
    を備え、
    磁石挿入孔は、挿入された磁石の端部に空気層を提供するフラックスバリア部を備え、
    磁石挿入孔の開口角度は、極ピッチの角度よりも広い角度であることを特徴とする磁石埋め込み型回転子。
  2. 前記磁石挿入孔は、回転子鉄心の回転軸に垂直な断面形状において、極中央部に位置し磁石が挿入される矩形部と、矩形部の両端に位置した1対の前記フラックスバリア部とを有し、
    フラックスバリア部は、矩形部の両端から極間に向かってへの字状あるいはくの字状あるいはエル字状に屈曲しながら突き出でおり、フラックスバリア部の屈曲先部が極間を横断していることを特徴とする請求項1記載の磁石埋め込み型回転子。
  3. 前記回転子鉄心は、回転軸中心から極中心の外形までの距離が最大となり,回転軸中心から極間外形までの距離が最小となる花丸形状であることを特徴とする請求項1または2記載の磁石埋め込み型回転子。
  4. 前記回転子鉄心は、極間以外において真円の外形を有し、極間において切り欠き部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の磁石埋め込み型回転子。
  5. 前記回転子鉄心は、外形表面内側にスリットを有すること特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の磁石埋め込み型回転子。
  6. 前記回転子鉄心は、花丸形状を磁石の存在する極としない極で異なる円弧で構成することを特徴とする請求項3に記載の磁石埋め込み型回転子。
  7. 前記回転子鉄心は、磁石の存在する極としない極で回転軸中心から外形までの半径が異なることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の磁石埋め込み型回転子。
  8. 前記回転子鉄心は、外周の切り欠き部を除いた磁路部の外周磁路ピッチが、磁石の存在する極としない極で異なることを特徴とする請求項4に記載の磁石埋め込み型回転子。
  9. 前記スリットの形状が、磁石の存在する極としない極で異なることを特徴とする請求項5に記載の磁石埋め込み型回転子。
  10. 前記回転子鉄心は、風穴を有し、風穴の大きさが磁石の存在する極としない極で異なることを特徴とする請求項1〜9いずれかに記載の磁石埋め込み型回転子。
  11. 前記回転子鉄心は、回転子鉄心の回転軸に垂直な断面形状において、回転子鉄心の極中央部の半径外側方向への膨らみとは逆の膨らみを有する逆円弧状の磁石を備えたことを特徴とする請求項1〜10いずれかに記載の磁石埋め込み型回転子。
  12. 前記磁石埋め込み型回転子は、請求項1〜11いずれかに記載の磁極の向きを半径外側方向に向かってN極にした磁石埋め込み型回転子と、請求項1〜11いずれかに記載の磁極の向きを半径外側方向に向かってS極にした磁石埋め込み型回転子とを、回転方向に極ピッチの角度分ずらして積層した磁石埋め込み型回転子であることを特徴とする請求項1〜11に記載の磁石埋め込み型回転子。
  13. 請求項1〜12いずれかに記載の磁石埋め込み型回転子を搭載したことを特徴とする電動機。
  14. 請求項13記載の電動機を搭載したことを特徴とする圧縮機又は空気調和機又は電気自動車。
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