JP5583954B2 - 永久磁石モータおよびエアコンディショナ - Google Patents

永久磁石モータおよびエアコンディショナ Download PDF

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Description

本発明は、保磁力の異なる複数の永久磁石を有する永久磁石モータおよびこの永久磁石モータを用いたエアコンディショナに関する。
この種の永久磁石モータでは、当該永久磁石モータにより駆動する運転条件に応じて、固定子巻線に鎖交する永久磁石の磁束量(鎖交磁束量)を適正に調整することが望まれている。
従来、この種の永久磁石モータとして、同一磁極内に保磁力の異なる複数の永久磁石を埋設し、周方向に隣接する磁石は同一磁石となるように配置されており、それら永久磁石を埋設した軟磁性体は軸方向に分離するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
軟磁性体を分離した理由は、同一磁極内のそれぞれの磁石に別磁石からの逆磁界が作用するのを妨げるためである。
この逆磁界が作用すると、保磁力の小さい磁石が減磁しやすくなる。したがって、保磁力の小さい磁石といえども、その逆磁界に耐えるだけの保磁力が必要であるため、比較的保磁力を大きくする必要があった。また、増磁を行う磁化のための磁界は保磁力の大きい磁石に偏るため、磁化電流が大きくなってしまう欠点があった。そこで、上記従来技術では、この逆磁界が作用しないようにするためには、軟磁性体を軸方向に分離する必要があった。
特開2005−304204号公報
しかし、逆磁界が作用しないようにするためには、軟磁性体を分離する距離は少なくとも径方向空隙長の数倍以上必要であり、回転子および固定子の全体の軸方向寸法が長くなるという課題があると共に、固定子に巻装される巻線長が長くなるため、銅損が増大するという課題があった。
本発明は、構造を大型化せずに、保磁力の小さい永久磁石に対して保磁力の大きい永久磁石からかかる逆磁界の影響を抑制することが可能な永久磁石モータおよびエアコンディショナを提供することを目的とする。
本発明によると、回転子の周方向に複数の磁極が形成された永久磁石モータにおいて、保磁力の異なる永久磁石が軸方向に並んで配設された複数の第1の磁極と、前記第1の磁極に対して周方向に隣り合い、前記第1の磁極の保磁力の小さい永久磁石に対して周方向に隣り合う部分のうち少なくとも一部に保磁力の大きい永久磁石が配設された第2の磁極とを有することを特徴とする永久磁石モータが提供される。
本発明によれば、構造を大型化せずに、保磁力の小さい永久磁石に対して保磁力の大きい磁石からかかる逆磁界の影響を抑制することが可能な永久磁石モータおよびエアコンディショナを提供できる。
本発明の第1の実施例に係る永久磁石モータの断面図。 本発明の第1の実施例に係る回転子の斜視図。 本発明の第1の実施例に係る接続回路を示す模式図。 本発明の第2の実施例に係る回転子の斜視図。 本発明の第3の実施例に係るエアコンディショナの冷凍サイクルの概略構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1は、第1の実施例の永久磁石モータ1の回転軸2に平行な断面図である。図2は、永久磁石モータ1の回転子6の斜視図を示す。永久磁石モータ1は、図中左右から挟むことにより全体を支えるハウジング3、4と、ハウジング3、4により挟み込まれ固着された固定子5と、固定子5の内周に配置された回転子6とから構成されている。
ハウジング3、4は、例えばアルミで形成されている。
固定子5は、例えば珪素鋼板を打ち抜き、積層固着し、さらに表面を絶縁処理した固定子コア7と、固定子コア7の内周側に設けられた6個の突極部に3相で集中巻した巻線8とから構成されている。
回転子6は、例えば珪素鋼板を打ち抜き、積層して形成した回転子コア9と、回転子コア9を貫通して固着されたステンレス鋼製の回転軸2と、回転軸2とハウジング3、4に嵌合して回転子コア9を回転自在に支持するベアリング10a、10bとから構成されている。
回転子コア9は、全体としてほぼ環状に構成されており、打ち抜き形成した軟磁性体で
ある珪素鋼板を多数枚積層し且つかしめることによって構成したものである。回転子コア
9は、当該回転子コア9の円環状部分を構成するヨーク部11と、このヨーク部11の外
周側に円弧状に突出する複数の磁石保持部12とを有する。これら磁石保持部12は、当
該磁石保持部12に配置される永久磁石によって磁極が形成される部分である。即ち、1
つの磁石保持部12あたり1磁極が形成される。
磁石保持部12は、磁石保持部12の中央部において回転子コア9の軸方向(ケイ素鋼板の積層方向)に貫通して形成された磁石挿入口13を有している。この磁石挿入口13は、回転子コア9において、永久磁石モータ1(回転子コア9)の周方向に沿って環状に並んで配置された構成となっている。なお、磁石挿入口13の形状は、適宜変更して設定することができる。この磁石挿入口13は、周方向に4箇所形成されており、この磁石挿入口13に永久磁石が挿入されている。各磁石挿入口13に永久磁石が内側外側に向けて交互に磁化されており、磁極が形成される。つまり、本実施例では、4磁極6コイル構成のモータとなっている。なお、本実施例では、対向する2つの磁極を第1の磁極14、第1の磁極14に隣り合う2つの磁極は第2の磁極15と称する。
第1の磁極14の磁石挿入口13の内部には、保磁力が大きい磁石14a(以下、高保磁力磁石14aと称す)と、保磁力の小さい磁石14b(以下、低保磁力磁石14bと称す。)が軸方向に並んで固着されている。高保磁力磁石14aとして、例えば保磁力が800kA/m程度のネオジム−鉄−ボロン系磁石(以下、ネオジム磁石と称す。)が挙げられる。低保磁力磁石14bとして、例えば保磁力を200kA/m程度に低減したサマリウム−コバルト系磁石(以下、サマコバ磁石と称す。)が挙げられる。この第1の磁極14の高保磁力磁石14aは、回転子コア9の積層厚の3/4相当の厚さを有し、低保磁力磁石14bは、回転子コア9の積層厚の1/4相当の厚さを有する。また、それぞれの第1の磁極14の低保磁力磁石14bは、回転子コア9の一方の端部側に揃って配置されている。
第2の磁極15の磁石挿入口13の内部には、高保磁力磁石15aが固着されている。高保磁力磁石15aとしては、例えば保磁力が800kA/m程度のネオジム磁石が挙げられる。この第2の磁極15は、第1の磁極14と異なり、高保磁力磁石15aのみが固着されている。これにより、回転子コア9の一方の端部側を回転軸2に垂直な面で見ると、低保磁力磁石14bと高保磁力磁石15aが周方向に交互に配置されている状態となる。また、回転子コア9の他端部側を回転軸2に垂直な面で見ると、高保磁力磁石14aと高保磁力磁石15aが周方向に交互に配置されている状態となる。
なお、ネオジム磁石14aが高保磁力であり、サマコバ磁石14bが低保磁力であると
いうのは、巻線8から電機子反作用による外部磁界(巻線8を流れる電流によって発生す
る磁界)を作用させた場合に、サマコバ磁石の着磁量を変化させることができる程度の電
流ではネオジム磁石の着磁量が変化しないという基準において、前者を高保磁力,後者を
低保磁力と称している。
図3は、永久磁石モータ1、電源16、制御回路17およびインバータ回路18の構
成を模式的に示している。永久磁石モータ1において永久磁石に対向する部分には、当該
永久磁石の磁気を検出する磁気センサ19が配置されている。この磁気センサ19は、固
定子5側に取り付けられた回路基板(図示せず)に実装されている。図3に示すように、
制御回路部17は、この磁気センサ19からの検出信号に基づいて回転子6の回転位置を
演算する。そして、この演算結果に応じたゲート駆動信号Gによって、6個のIGBT1
8a(図3では2個のみ図示)を三相ブリッジ接続してなるインバータ回路18を駆動す
ることにより、巻線8の通電を制御しながら回転子6を回転させるようになっている。
次に、本実施例の永久磁石モータ1の永久磁石の磁束変化の動作について説明する。
制御回路部17がインバータ回路18を介して巻線5に通電すると、電機子反作用によ
る外部磁界(巻線8を流れる電流により発生する磁界)が、回転子6の永久磁石14a、
14b、15aに作用するようになる。そして、これら永久磁石14a、14b、15a
のうち、保磁力が小さいサマコバ磁石14bの磁化状態が、この電機子反作用による外部
磁界により減磁または増磁され、これにより、巻線に鎖交する磁束量(鎖交磁束量)を
増減することができる。そこで、本実施形態では、制御回路部17は、巻線の通電を制
御することにより、サマコバ磁石14bの磁化状態を運転条件に応じて切り換えて実行す
るようになっている。
以上に説明したように本実施形態の永久磁石モータ1によれば、保磁力が異なる2種類の永久磁石14a、14bのうち保磁力が小さい低保磁力磁石14bの磁化状態を、電機子反作用による外部磁界により減磁または増磁することで、駆動する運転条件に応じた永久磁石の磁束量の調整が可能となる。これにより、永久磁石の磁束量が常に一定となることがなく、高速回転時の絶縁破壊や低速回転時の出力低下などを防止できる。
回転子コア9の第1の磁極14内では、高保磁力磁石14aと低保磁力磁石14bを軸方向に隣接して配置し、回転子コア9の一方の端部側では、低保磁力磁石14bと高保磁力磁石15aが周方向に交互に配置されている状態としている。これにより、図2に示すように、低保磁力磁石14bに対して、軸方向に隣接する高保磁力磁石14aから逆方向の磁界が作用し(図2の実線)、周方向に隣接する高保磁力磁石15aから正方向の磁界が作用し(図2の破線)、低保磁力磁石14bに作用する磁界が相殺される。ゆえに、保磁力の小さい磁石を使用しても、隣接する高保磁力磁石からの磁界の影響で低保磁力磁石の磁束が変化してしまうことがない。よって、保磁力の小さい磁石を使用することができるようになり、低保磁力磁石を増磁および減磁する場合の磁化電流を小さくすることができるため、消費電力を低減することができる。なお、ここで言う正方向の磁界とは、低保磁力磁石の磁界の向きと同じ向きの磁界を指し、逆方向の磁界とは、低保磁力磁石の磁界の向きと反対向きの磁界を指す。また、図2の実線は、回転子コア9の永久磁石より外側を通る磁束を示し、破線は、回転子コア9の永久磁石より内側を通る磁束を示している。
また、保磁力の小さい磁石を使用することができるようになることにより、永久磁石モータ1の磁束の可変幅を大きくとることが可能となる。
また、特許文献1に開示された技術とは異なり、回転子コア9を形成する軟磁性体を軸方向に分離する必要がないので、永久磁石モータ1の構造を小型なものとすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図4を参照しながら説明する。なお、上述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第1の実施形態で示した第2の磁極15に挿入する磁石が異なる。
第2の磁極15の磁石挿入口13の内部には、高保磁力磁石15cと低保磁力磁石15dが軸方向に並んで固着されている。この第2の磁極15の高保磁力磁石15cは、回転子コア9の積層厚の3/4相当の厚さを有し、低保磁力磁石15dは、回転子コア9の積層厚の1/4相当の厚さを有する。また、それぞれの第1の磁極14の低保磁力磁石14bは、回転子コア9の一方の端部側に揃って配置されているのに対し、それぞれの第2の磁極15の低保磁力磁石15dは、回転子コア9の他方の端部側に揃って配置されている。これにより、回転子コア9の一方の端部側を回転軸2に垂直な面で見ると、第1の磁極14の低保磁力磁石14bと第2の磁極15の高保磁力磁石15cが周方向に交互に配置されている状態となる。また、回転子コア9の他端部側を回転軸2に垂直な面で見ると、第1の磁極14の高保磁力磁石14aと第2の磁極15の低保磁力磁石15dが周方向に交互に配置されている状態となる。
この第2の実施形態の永久磁石モータ1によれば、第1の実施形態の永久磁石モータ1と同様、保磁力が異なる2種類の永久磁石14a、14b、15c、15dのうち保磁力が小さい低保磁力磁石14b、15dの磁化状態を、電機子反作用による外部磁界により減磁または増磁することで、駆動する運転条件に応じた永久磁石の磁束量の調整が可能となる。これにより、永久磁石の磁束量が常に一定となることがなく、高速回転時の絶縁破壊や低速回転時の出力低下などを防止できる。
回転子コア9の第1の磁極14内および第2の磁極15内では、高保磁力磁石と低保磁力磁石を軸方向に隣接して配置し、回転子コア9の両端部側では、低保磁力磁石と高保磁力磁石が周方向に交互に配置されている状態としている。これにより、低保磁力磁石に対して、軸方向に隣接する高保磁力磁石から逆方向の磁界が作用し、周方向に隣接する高保磁力磁石から正方向の磁界が作用し、低保磁力磁石に作用する磁界が相殺される。ゆえに、保磁力の小さい磁石を使用しても、隣接する高保磁力磁石からの磁界の影響で低保磁力磁石の磁束が変化してしまうことがない。よって、保磁力の小さい磁石を使用することができるようになり、低保磁力磁石を増磁および減磁する場合の磁化電流を小さくすることができるため、消費電力を低減することができる。なお、ここで言う正方向の磁界とは、低保磁力磁石の磁界の向きと同じ向きの磁界を指し、逆方向の磁界とは、低保磁力磁石の磁界の向きと反対向きの磁界を指す。また、図4の実線は、回転子コア9の永久磁石より外側を通る磁束を示し、破線は、回転子コア9の永久磁石より内側を通る磁束を示している。
また、保磁力の小さい磁石を使用することで、永久磁石モータ1の磁束の可変幅を大きくとることが可能となる。
また、特許文献1に開示された技術とは異なり、回転子コア9を形成する軟磁性体を軸方向に分離する必要がないので、永久磁石モータ1の構造を小型なものとすることができる。
さらに、低保磁力磁石の割合を増やすことで、永久磁石モータ1全体の磁束量の変化幅が20%程度広がり、運転条件に対する出力特性をより適正化することができる。
また、全ての磁極で、同一磁極内に配置されている磁石が高保磁力磁石と低保磁力磁石を有することとなるので、各磁極からでる磁束量が同程度となり、コギングトルクを低減することができる。
(第3の実施形態)
図5は、エアコンディショナの冷凍サイクルの概略構成を示している。図5に示すように、エアコンディショナEのヒートポンプ20を構成するコンプレッサ21(負荷に相当)は、圧縮部22と永久磁石モータ1とを同一の鉄製密閉容器23内に収容して構成され、永久磁石モータ1の回転軸2が圧縮部22に連結されている。コンプレッサ21、四方弁25、室内側熱交換器26、減圧装置27および室外側熱交換器28は、冷媒通路であるパイプにより閉ループを構成するように接続されている。なお、コンプレッサ21は、例えばロータリ型のコンプレッサであり、永久磁石モータ1は、上記実施例で示した永久磁石モータ1である。
暖房時には、四方弁25は実線で示す状態となっている。このため、コンプレッサ21の圧縮部22で圧縮された高温冷媒は、四方弁25から室内側熱交換器26に供給されて凝縮し、その後、減圧装置27で減圧され、低温となって室外側熱交換器28に流れ、そこで蒸発してコンプレッサ21へと戻る。一方、冷房時には、四方弁25は破線で示す状態に切り替えられる。このため、コンプレッサ21の圧縮部22で圧縮された高温冷媒は、四方弁25から室外側熱交換器28に供給されて凝縮し、その後、減圧装置27で減圧され、低温となって室内側熱交換器26に流れ、そこで蒸発してコンプレッサ21へと戻る。室内側熱交換器26および室外側熱交換器28には、それぞれファン29および30により送風が行われるようになっている。この送風により、室内側熱交換器26および室外側熱交換器28と、室内空気および室外空気との熱交換が効率良く行われるように構成されている。
このようなエアコンディショナにおいて、永久磁石モータ1を用いて、保磁力が異なる2種類の永久磁石のうち保磁力が小さい低保磁力磁石の磁化状態を、電機子反作用による外部磁界により減磁または増磁することで、駆動する運転条件に応じた永久磁石の磁束量の調整が可能となる。これにより、永久磁石1にかかる負荷条件に応じた駆動を可能とし、出力効率の良いエアコンディショナを提供することができる。
(その他の実施形態)
上記実施例では、第1の実施形態において、第1の磁極14の高保磁力磁石14aと低保磁力磁石14bの大きさを限定し、第2の磁極15に高保磁力磁石15aのみを配置した構成を示したが、これに限られず、低保磁力磁石14bの周方向に隣接する部分のうち少なくとも一部に高保磁力磁石15aがあれば上記の効果を得ることができ、多種の形状をとることができる。また、第2の実施形態において、第1の磁極14の高保磁力磁石14aと低保磁力磁石14bの大きさおよび第2の磁極15の高保磁力磁石15cと低保磁力磁石15dの大きさを限定して記載したが、これに限られず、低保磁力磁石14bの周方向に隣接する部分の少なくとも一部に高保磁力磁石15cがあり、低保磁力磁石15dの周方向に隣接する部分の少なくとも一部に高保磁力磁石14aがあれば上記の効果を得ることができ、多種の形状をとることができる。
上記実施例は4極6スロット構成の永久磁石モータ1を示したが、4極6スロットに限られず、低保磁力磁石の周方向に隣接する部分のうち少なくとも一部に高保磁力磁石があれば本発明の効果を得ることができ、多種の構成を採用することができる。また、上記実施例では、インナーロータ型の永久磁石モータ1を示したが、アウターロータ型の永久磁石モータとしてもよい。
高保磁力磁石は、ネオジム磁石以外の磁石でもよく、また、低保磁力磁石は、サマコバ磁石以外でもよい。高保磁力磁石の保磁力が低保磁力磁石の保磁力より大きければ良く、好ましくは保磁力が2倍以上異なるものを採用する。
1…永久磁石モータ、2…回転軸、5…固定子、6…回転子、7…固定子コア、8…巻線、9…回転子コア、11…ヨーク部、12…磁石保持部、13…磁石挿入口、14…第1の磁極、14a…高保磁力磁石、14b…低保磁力磁石、15…第2の磁極、15a…高保磁力磁石、15c…高保磁力磁石、15d…低保磁力磁石、16…電源、17…制御回路、18…インバータ回路、19…磁気センサ、20…ヒートポンプ、21…コンプレッサ、22…圧縮部、23…密閉容器、25…四方弁、26…室内側熱交換器、27…減圧装置、28…室外側熱交換器

Claims (6)

  1. 回転子の周方向に複数の磁極が形成された永久磁石モータにおいて、
    前記回転子は、
    軸方向に貫通する磁石挿入口が周方向に配置された回転子コアと、
    1つの前記磁石挿入口内に保磁力の異なる永久磁石軸方向に並んで配設した複数の第
    1の磁極と、
    前記第1の磁極を構成する前記1つの磁石挿入口に対して周方向に隣り合う1つの磁石
    挿入口に、前記第1の磁極の保磁力の小さい永久磁石に対して周方向に隣り合う部分のう
    ち少なくとも一部に保磁力の大きい永久磁石が配設された第2の磁極と、を有し、
    前記第1の磁極の保磁力の小さい永久磁石の軸方向長さと、前記第2の磁極の保磁力の
    大きい永久磁石の軸方向長さは等しくないことを特徴とする永久磁石モータ。
  2. 前記第2の磁極を構成する永久磁石は保磁力の大きい永久磁石のみであることを特徴と
    する請求項1記載の永久磁石モータ。
  3. 前記第2の磁極は、軸方向に複数の保磁力の永久磁石が配設され、前記第1の磁極の保
    磁力の大きい永久磁石に周方向で隣り合う部分のうち少なくとも一部に保磁力の小さい永
    久磁石が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石モータ。
  4. 前記第1の磁極と前記第2の磁極は周方向に交互に配置されていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一つに記載の永久磁石モータ。
  5. 前記保磁力の小さい永久磁石の磁化状態を電機子反作用磁界により調整する磁化状態調
    整手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の永久磁石モータ
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の永久磁石モータと、
    この永久磁石モータの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記永久磁石のうち相対的に保磁力が小さい永久磁石の磁化状態を切り
    換えられるように構成したことを特徴とするエアコンディショナ。
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