JP6110151B2 - 回転電機のロータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のロータに関する。
従来から、回転電機に使用されるロータとしては、ロータコアの内部に周方向に所定の間隔で複数個の永久磁石を配置したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図16に示すように、特許文献1のロータ110では、ロータコア111の永久磁石112の周方向端面側の外周部に径方向のフラックスバリア(磁束遮断部)113、114が設けられる。また、フラックスバリア113,114の外周側端部には、突出部113a,114aが設けられ、フラックスバリア113,114の間隔100Lが、永久磁石112の幅100Wよりも短くなる。また、フラックスバリア113,114の突出部113a,114aと永久磁石112との間には、鉄心部分115が設けられる。
このように構成することによって、永久磁石112の磁束短絡を抑制して、永久磁石112の磁束の分布を最適化し、ロータトルクを向上させることを図っている。
特開2000−278896号公報
しかしながら、特許文献1のロータ110では、フラックスバリア113、114に突出部113a、114aがそれぞれ一体に形成されているため、ロータコア111の強度が低下する。したがって、当該ロータ110を高速回転させた場合、遠心力に耐えられず、ロータ110が損傷してしまう虞がある。
さらに、上記遠心力に耐えられるように、フラックスバリア113、114の径方向幅を小さくした場合、フラックスバリア113、114の外周部をロータコア111の外周面の近傍に位置させることができず、永久磁石112の磁束短絡が大きくなってしまう。磁束短絡が大きくなると、所望のロータトルクを得るために永久磁石112の量を増加させる必要があり、回転電機が高価になってしまう。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、永久磁石の磁束の短絡を抑制し、回転電機のトルクを向上させることが可能な回転電機のロータを提供することにある。
前述した目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
ロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア20、20A、20B)と、
前記ロータコアの内部に、周方向に所定の間隔で配置された複数の磁極部(例えば、後述の実施形態における磁極部50)と、
を備え、
前記磁極部が、径方向に磁化されており且つ周方向で交互に磁化方向が異なるように構成された回転電機のロータ(例えば、後述の実施形態における回転電機のロータ10)であって、
前記磁極部は、前記ロータコアに形成された磁石挿入孔(例えば、後述の実施形態における磁石挿入孔40)に永久磁石(例えば、後述の実施形態における永久磁石30)が挿入されることによって構成され、
前記永久磁石の周方向端面(例えば、後述の実施形態における永久磁石片32の周方向外側端面32d)と隣接する部分には、磁気的空隙からなる側方バリア部(例えば、後述の実施形態における側方バリア部60)が形成されており、
前記側方バリア部には、前記永久磁石の外周面(例えば、後述の実施形態における永久磁石片32の外周面32b)の延長線(例えば、後述の実施形態における延長線32bL)よりも外周側に向かって突出した突出バリア部(例えば、後述の実施形態における突出バリア部62)が一体に形成されており、
前記突出バリア部の周方向における前記磁極部中央側の周縁部(例えば、後述の実施形態における中央側周縁部62b)と、前記永久磁石の前記外周面の周方向端部と、の各々に対向する領域には、前記突出バリア部及び前記磁石挿入孔とは離間した磁気的空隙からなる空隙部(例えば、後述の実施形態における第1空隙部70)が形成されており、
前記空隙部は、
前記ロータコアの外周面と前記磁石挿入孔の外周面との間において、周方向に沿って配置された2つの第1空隙(例えば、後述の実施形態における第1空隙71a、71b)と、
前記2つの第1空隙の周方向における間で、且つ前記2つの第1空隙よりも内周側に形成された第2空隙(例えば、後述の実施形態における第2空隙72)と、を備え、
前記2つの第1空隙の一方と前記第2空隙との間又は前記2つの第1空隙の他方と前記第2空隙との間に形成された第1リブ(例えば、後述の実施形態における中央側リブ74)、及び前記2つの第1空隙の間に形成された第2リブ(例えば、後述の実施形態における中間リブ75)が、互いに角度を有して配置され、前記永久磁石の外周面から外周側へ向かう斜めの磁路(例えば、後述の実施形態における磁路E)上に存在し、
前記磁路上には前記空隙部の空隙が存在しない
ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、
ロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア20、20A、20B)と、
前記ロータコアの内部に、周方向に所定の間隔で配置された複数の磁極部(例えば、後述の実施形態における磁極部50)と、
を備え、
前記磁極部が、径方向に磁化されており且つ周方向で交互に磁化方向が異なるように構成された回転電機のロータ(例えば、後述の実施形態における回転電機のロータ10)であって、
前記磁極部は、前記ロータコアに形成された磁石挿入孔(例えば、後述の実施形態における磁石挿入孔40)に永久磁石(例えば、後述の実施形態における永久磁石30)が挿入されることによって構成され、
前記永久磁石の周方向端面(例えば、後述の実施形態における永久磁石片32の周方向外側端面32d)と隣接する部分には、磁気的空隙からなる側方バリア部(例えば、後述の実施形態における側方バリア部60)が形成されており、
前記側方バリア部には、前記永久磁石の外周面(例えば、後述の実施形態における永久磁石片32の外周面32b)の延長線(例えば、後述の実施形態における延長線32bL)よりも外周側に向かって突出した突出バリア部(例えば、後述の実施形態における突出バリア部62)が一体に形成されており、
前記突出バリア部の周方向における前記磁極部中央側の周縁部(例えば、後述の実施形態における中央側周縁部62b)と、前記永久磁石の前記外周面の周方向端部と、の各々に対向する領域には、前記突出バリア部及び前記磁石挿入孔とは離間した磁気的空隙からなる空隙部(例えば、後述の実施形態における第1空隙部70)が形成されており、
前記空隙部は、
前記ロータコアの外周面と前記磁石挿入孔の外周面との間において、周方向に沿って配置された2つの第1空隙(例えば、後述の実施形態における第1空隙71a、71b)と、
前記2つの第1空隙の周方向における間で、且つ前記2つの第1空隙よりも内周側に形成された第2空隙(例えば、後述の実施形態における第2空隙72)と、を備え、
前記2つの第1空隙の一方と前記第2空隙との間又は前記2つの第1空隙の他方と前記第2空隙との間に形成された第1リブ(例えば、後述の実施形態における中央側リブ74)、及び前記2つの第1空隙の間に形成された第2リブ(例えば、後述の実施形態における中間リブ75)が、該第1リブおよび該第2リブを介して前記2つの第1空隙および前記第2空隙を通過せずに前記永久磁石の外周面から外周側へ向かう斜めの磁路(例えば、後述の実施形態における磁路E)が形成されるように、互いに角度を有して配置される
ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記2つの第1隙は、前記ロータコアの外周面(例えば、後述の実施形態における外周面20a)と前記磁石挿入孔の外周面との間において、前記突出バリア部において最も外周側に位置する頂部(例えば、後述の実施形態における頂部62a)と略同一半径の円周(例えば、後述の実施形態における円周62aC)上で、周方向に沿って配置され
とを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、
前記突出バリア部は、前記突出バリア部において最も外周側に位置する頂部と、前記頂部から周方向における前記磁極部中央側且つ内周側に向かって延びる中央側周縁部(例えば、後述の実施形態における中央側周縁部62b)と、前記頂部から周方向における前記磁極部端部側且つ内周側に向かって延びる端部側周縁部(例えば、後述の実施形態における端部側周縁部62c)と、を備えて略三角形状に形成されており、
前記2つの第1空隙のうち周方向における前記磁極部端部側の第1空隙と、前記第2空隙と、は前記中央側周縁部に沿うように配置されている
ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項の何れか1項の構成に加えて、
前記突出バリア部は、前記突出バリア部において最も外周側に位置する頂部と、前記頂部から周方向における前記磁極部中央側且つ内周側に向かって延びる中央側周縁部と、前記頂部から周方向における前記磁極部端部側且つ内周側に向かって延びる端部側周縁部と、を備えて略三角形状に形成されており、
前記空隙の外周側縁部(例えば、後述の実施形態における外周側縁部73)は、前記端部側周縁部を周方向における前記磁極部中央側に延長させた延長線(例えば、後述の実施形態における延長線62cL)上又は該延長線よりも内周側に設けられている
ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜の何れか1項の構成に加えて、
前記突出バリア部の周方向における前記磁極部端部側に形成された他の空隙部(例えば、後述の実施形態における第2空隙部80)を備える
ことを特徴とする。
請求項1の発明及び請求項2の発明によれば、突出バリア部を設けることによって、永久磁石からの磁束の短絡を抑制することができ、回転電機のトルクを向上することができる。
また、突出バリア部の磁極部中央側の周縁部と永久磁石の外周面の周方向端部との各々に対向する領域に、突出バリア部及び磁石挿入孔とは離間した空隙部を備えることにより、永久磁石の磁束の短絡をより効果的に抑制することができる。
また、空隙部は突出バリア部及び磁石挿入孔とは離間して形成されていることにより、従来文献1のように例えば突出バリア部をロータコア外周面近傍まで延ばす場合、あるいは突出バリア部と空隙部を一体に形成する場合に比べて、ロータコアの強度の低下を抑制することができる。
また、空隙部が2つの第1空隙及び第2空隙といった複数の空隙からなる空隙群によって構成されていることにより、単一の空隙に比べて、相対的に小さな空隙を複数形成することによって永久磁石の磁束の短絡を抑制することができるため、仮に比較的大きな単一の空隙を形成した場合に比べて、ロータコアの強度の低下を抑制することができる。
また、2つの第1空隙に加えて第2空隙が形成されることにより、永久磁石の磁束の短絡をさらに効果的に抑制することができる。
また、一方の第1空隙と第2空隙との間、及び他方の第1空隙と第2空隙との間にそれぞれリブが形成されることとなるため、ロータの回転時に永久磁石及びロータコアに遠心力が作用した場合においても、ロータの強度の低下を抑制することができる。
また、磁束短絡を抑制しながら、一方の第1空隙と第2空隙との間又は他方の第1空隙と第2空隙との間に形成された第1リブと、2つの第1空隙の間に形成された第2リブと、を介して、ロータの外周側に配置されるステータ側へ向かう磁路を確保しやすくなるため、透磁率の低下を抑制して、パーミアンスの低下を抑制することができる。
したがって、永久磁石の減磁を抑制することができるとともに、B−Hカーブにおける永久磁石の動作点をB軸側にシフトさせることができ、トルクを向上させることができる。
請求項3の発明によれば、永久磁石の磁束は、突出バリア部の頂部とロータコアの外周面との間を回り込むようにして短絡するが、2つの第1空隙が突出バリア部の最外周部と略同一半径の円周上において、周方向に沿って配置されていることにより、磁束の回り込みの経路上に配置されることとなり、永久磁石の磁束短絡を効果的に抑制することができる。
また、ロータの回転時には永久磁石及びロータコアに遠心力が作用して磁石挿入孔の外周側には応力が発生しやすくなるが、2つの第1空隙の間には径方向に沿って延びるリブが形成されることとなるため、磁石挿入孔の外周側におけるロータコアの強度の低下を抑制することができる。
請求項の発明によれば、永久磁石の周方向端部の外周側で、且つ突出バリア部に近接する位置におけるスペースを有効に活用して空隙(第1空隙及び第2空隙)を配置することができる。したがって、ロータコアにおいて幅の細い部分が発生してしまうことを抑制し、ロータコアの強度低下を抑制しつつ、永久磁石の磁束の短絡をより効果的に抑制することができる。
請求項の発明によれば、突出バリア部の端部側周縁部を周方向において磁極部中央側に延長させた延長線よりも外側には、比較的大きな応力の発生する帯状の領域が生じることとなるが、空隙を上記帯状の領域よりも内周側に設けることによって、ロータコアの強度低下を抑制することができる。
請求項の発明によれば、空隙部が突出バリア部の周方向における磁極部中央側及び磁極端部側の各々に形成されていることにより、永久磁石の磁束の短絡をより効果的に抑制することができる。
第1実施形態に係るロータの正面図である。 図1のロータコアの部分拡大図である。 図2のロータコアの要部拡大図である。 図3のロータコア中の応力分布を示す図である。 第1実施形態に係るロータコア中の磁路を示す部分拡大図である。 比較例に係るロータコア中の磁路を示す部分拡大図である。 (a)及び(b)は、それぞれ第1実施形態及び比較例の永久磁石片のパーミアンス分布を示す図である。 永久磁石の減磁曲線とパーミアンス線を示すグラフである。 第2実施形態に係るロータコアの部分拡大図である。 (a)〜(c)は、それぞれ第1〜第3実施形態の永久磁石片のパーミアンス分布を示す図である。 (a)は、第1実施形態に係るロータコア中の磁路を示す要部拡大図であり、(b)は、(a)をさらに拡大した図である。 (a)は、第2実施形態に係るロータコア中の磁路を示す要部拡大図であり、(b)は、(a)をさらに拡大した図である。 (a)〜(c)は、それぞれ第1〜第3実施形態のロータトルクを示す図である。 (a)〜(c)は、それぞれ第1〜第3実施形態の永久磁石の減磁率を示す図である。 第3実施形態に係るロータコアの部分拡大図である。 従来のロータコアの部分拡大図である。
以下、本発明の各実施形態に係る回転電機のロータを説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態の回転電機のロータ10は、回転軸である略円筒状のロータシャフト(不図示)の外周側に取り付けられるロータコア20と、ロータコア20の内部に周方向に所定の間隔で形成された複数の磁極部50と、を備え、ステータ(不図示)の内周側に配置されている。
ロータコア20は、略同一形状の円環状の電磁鋼板例えばケイ素鋼板21を多数積層して形成されていると共に、周方向に所定の間隔で複数の磁石挿入孔40が形成され、隣り合う磁石挿入孔40の間には溝部29が凹設される。
磁極部50は、径方向に磁化され、且つ周方向で交互に磁化方向が異なるように、永久磁石30が磁石挿入孔40に挿入されて構成されている。より具体的には、永久磁石30Aが磁石挿入孔40に挿入されて構成された磁極部50Aにおいて、その外周側がN極とすると、隣接する磁極部50Bは、その外周側がS極となるように、永久磁石30Bが磁石挿入孔40に挿入されて構成されている。
永久磁石30は、周方向に分割された一対の永久磁石片32によって構成されており、一対の永久磁石片32は、同一の断面略矩状に形成される
磁石挿入孔40は、周方向に分割された一対の磁石挿入孔片41によって構成されている。一対の磁石挿入孔片41は、周方向に隣り合う一対の永久磁石片32の外周面32b同士が180°未満の角度θをなすよう、断面略V字形状とされており、一対の永久磁石片32が一対の磁石挿入孔片41に挿入されることによって固定されている。また、磁石挿入孔片41は、内周縁部42及び外周縁部44がそれぞれ一対の永久磁石片32の内周面32a及び外周面32bと当接するように形成されており、一対の永久磁石片32を径方向に位置決めする。
また、ロータコア20は、一対の永久磁石片32の周方向外側において、磁石挿入孔片41の内周縁部42から径方向外側に延出するように形成された一対の保持部23を有する。そして、磁石挿入孔片41の周方向内側縁部43は、一対の永久磁石片32の周方向内側端面32cと当接し、一対の保持部23は、それぞれ永久磁石片32の周方向外側端面32dと当接し、磁石挿入孔片41の周方向内側縁部43及び一対の第2保持部23によって一対の永久磁石片32を周方向に位置決めして保持する。
また、磁石挿入孔片41の外周縁部44には、外周側に向かって複数の樹脂充填孔44aが凹設されており、この樹脂充填孔44aに樹脂を充填することにより、ロータコア20に対する一対の永久磁石片32の固定をより強固なものとする。
図3も参照し、ロータコア20は、永久磁石片32の周方向外側端面32dと隣接する部分に、軸方向に貫通して磁気的空隙を構成する側方バリア部60が形成される。
側方バリア部60は、永久磁石片32の外周面32bの延長線32bL上よりも外側に向かって突出した突出バリア部62と、突出バリア部62よりも内周側に配置された内周側バリア部64と、が一体に形成されて構成される。
突出バリア部62は、最も外周側に位置する頂部62aと、頂部62aから周方向における磁極部50中央側(図3中、左側)且つ内周側に向かって延びる中央側周縁部62bと、頂部62aから周方向における磁極部50端部側(図3中、右側)且つ内周側に向かって延びる端部側周縁部62cと、を有して断面略三角形状に形成されている。ここで、突出バリア部62の頂部62aと、ロータコア20の外周面20aと、の間の肉厚Lは、磁束短絡を抑制しつつ、ロータ回転時に発生する遠心力に耐えられる強度となるよう、適宜設定されている。
内周側バリア部64は、突出バリア部62の端部側周縁部62cに接続し、磁極部50端部側且つ内周側に向かって延びる曲線状の外周部64aと、外周部64aに接続し、内周側に向かって延びる直線状の延出部64bと、延出部64b及び第2保持部23を接続し、内周側に向かう凸である曲線状の内周部64cと、を有する。
また、ロータコア20において、突出バリア部62の中央側周縁部62bと、永久磁石片32の外周面32bの周方向外側端部と、の各々に対向する領域には、突出バリア部62及び磁石挿入孔40(永久磁石片32)とは離間し、軸方向に貫通して磁気的空隙を構成する第1空隙部70が形成される。
第1空隙部70は、ロータコア20の外周面20aと磁石挿入孔40の外周縁部44との間において、周方向に沿って配置された2つの第1空隙71a、71bと、2つの第1空隙71a、71bの周方向における間で、且つ当該2つの第1空隙71a、71bよりも内周側に形成された第2空隙72と、からなる空隙群によって構成されている。当該空隙群は、その外周側縁部73が突出バリア部62の端部側周縁部62cを周方向において磁極部50中央側に延長させた延長線62cLよりも内周側に設けられる。ここで、図4には、ロータコア20中の応力分布が濃淡によって示されており、濃い部分は遠心応力が大きく、淡い部分は遠心応力が小さいことを示している。このように、上記延長線62cLよりも外側には、比較的大きな遠心応力が発生する帯状の領域が生じるが、空隙群を延長線62cLよりも内周側に設けることによって、ロータコア20の強度低下が抑制される。したがって、空隙群は、その外周側縁部73が延長線62cLよりも内周側に設けられる構成に限定されず、延長線62cL上に配置されても構わない。
なお、以下、2つの第1空隙71a、71bのうち、周方向における磁極部50中央側の第1空隙71aを中央側第1空隙と呼び、磁極部50端部側の第1空隙71bを端部側第1空隙と呼ぶことがある。
ここで、2つの第1空隙71a、71bは、突出バリア部62の頂部62aと略同一半径の円周62aC上に配置されている。また、端部側第1空隙71bと第2空隙72は、突出バリア部62の中央側周縁部62bに沿うように配置されている。
このように第1空隙部70を構成することによって、ロータコア20は、中央側第1空隙71aと第2空隙72との間に中央側リブ74が形成され、2つの第1空隙71a、71bの間には中間リブ75が形成され、端部側第1空隙71bと第2空隙72との間には端部側リブ76が形成される。
また、ロータコア20において、側方バリア部60と、ロータコア20の外周面20a及び溝部29と、の間には、周方向及び径方向に延び、永久磁石片32の外周側の領域と溝部29の内周側の領域とを接続する接続リブ25が形成される。
接続リブ25には、軸方向に貫通して磁気的空隙を構成する第2空隙部80が形成されており、第2空隙部80は、円周62aC上において互いに離間して配置された2つの第3空隙82によって構成されている。
(第1実施形態と比較例との比較)
次に、本実施形態のロータコア20(図5参照)と、第1空隙部70及び第2空隙部80を設けなかった比較例としてのロータコア200(図6参照)と、を比較するため、永久磁石片32のパーミアンス分布の解析、及びロータコア20、200中の磁気回路(磁路)の解析を行った。
図5及び図6には、それぞれ第1実施形態及び比較例における、ロータコア20、200中の磁路が示されている。図7(a)及び(b)には、それぞれ本実施形態及び比較例における永久磁石片32のパーミアンス分布が濃淡によって示されており、永久磁石片32において濃い部分はパーミアンスが大きく、淡い部分はパーミアンスPが小さいことを示している。これによると、本実施形態に係る永久磁石片32(図7(a)参照)は、比較例に係る永久磁石片32(図7b)参照)に比べ、パーミアンスが高い領域が広いことがわかる。
これは、図6に示すように、比較例に係るロータコア200において、永久磁石片32の外周面32bの周方向外側端部から生じた磁束が、接続リブ25を介して同じ永久磁石片32の内周面32aに短絡したり(矢印A参照)、接続リブ25を介して隣の磁極部50を構成する永久磁石片32の内周面32aに短絡する(矢印B参照)ことが原因である。
すなわち、比較例では、これらの短絡磁束が発生することによって、ロータ10の外周に配置されるステータ(不図示)へ向かう磁束量が減少し、透磁率が減少する。
これに対し、図5に示すように、本実施形態に係るロータコア20においては、磁束短絡経路上、すなわち、突出バリア部62の中央側周縁部62bと、永久磁石片32の外周面32bの周方向外側端部と、の各々に対向する領域に第1空隙部70が形成されているので、磁束短絡が抑制される。さらに、磁束短絡経路上である接続リブ25においても、第2空隙部80が形成されるので、さらに磁束短絡が抑制される。この結果、本実施形態のロータコア20の透磁率は、比較例のロータコア200に比べて向上する。
したがって、パーミアンスPは、透磁率をμ、磁路断面積をA、磁路長をLとすると、P=μ×(A/L)で表されるので、図7も示したように、本実施形態に係る永久磁石片32のパーミアンスは、比較例よりも大きくなる。この際、透磁率μは、永久磁石30からステータ側へ作用する磁束のループにおける磁束の通り易さを表すため、ステータ側へ作用しない磁束が多く発生する場合、すなわち磁束短絡が多く発生している場合には、透磁率μが低下する。
ここで、図8に、縦軸を磁束密度{B(T)}、横軸を保磁力{−H(A/m)}として、永久磁石の減磁曲線とパーミアンス線を示すグラフを示した。永久磁石の動作点は、減磁曲線とパーミアンス線の交点(図8中、○で示した部分)で決まる。ここで、ステータに電流を印加すると永久磁石に反磁界が作用し、矢印C及びC´で示すようにパーミアンス線が負の方向に移動する。
永久磁石に作用する反磁界が小さい場合は、矢印Cで示されるようにパーミアンス線の負方向への移動も小さいので、減磁曲線とパーミアンス線との交点B1、B2、B3は、屈曲点の手前(図8中、上側)に位置する。したがって、永久磁石には減磁が発生せず、若しくは、減磁が発生した場合であってもその減磁量は小さい。
一方、永久磁石に作用する反磁界が大きい場合は、矢印C´で示されるようパーミアンス線の負方向への移動も大きいので、減磁曲線とパーミアンス線との交点B1´、B2´、B3´は、屈曲点近傍に位置し、永久磁石が減磁してしまうおそれがある。
このとき、永久磁石のパーミアンスが大きい箇所では、パーミアンス線の傾き(パーミアンス係数)が大きいので、減磁曲線とパーミアンス線との交点B1´は屈曲点の手前側(B軸側)に位置し、永久磁石の減磁量は小さい。さらに、B−Hカーブにおける永久磁石の動作点がB軸側に位置するので、磁束密度が大きく、トルクも大きくなる。
しかしながら、永久磁石のパーミアンスが小さい箇所では、パーミアンス線の傾きが小さく矢印Dで示す方向に傾くので、減磁曲線とパーミアンス線との交点B3´は屈曲点を越え、磁束密度が急激に小さくなる。したがって、永久磁石の一部において一旦屈曲点を越えて磁束密度が低下してしまった場合、反磁界の作用がなくなった際にも、永久磁石の磁束密度が元の磁束密度より低下し、永久磁石が減磁してしまうと共に、トルクも減少してしまう。
このように、パーミアンスが小さい程、永久磁石の減磁量は増大すると共に、トルクは減少する。すなわち、パーミアンスが大きい程、永久磁石の減磁を抑制できると共に、トルクは増大する。
したがって、本実施形態に係る回転電機のロータ10では、永久磁石片32のパーミアンスが比較例よりも大きいので、永久磁石30の減磁が抑制されると共に、ロータトルクが増大する。
(第1及び第2実施形態の比較)
次に、第1実施形態のロータコア20(図1〜3参照)と、第1空隙部70の構成のみを変更した第2実施形態に係るロータコア20A(図9参照)と、を比較するため、永久磁石片32のパーミアンス分布の解析、ロータコア20、20Aの磁気回路(磁路)の解析、ロータトルクの解析、及び永久磁石片32の減磁の解析を行った。
図9に示すように、第2実施形態に係るロータコア20Aは、第1空隙部70が、周方向に配列され、互い離間する3つの第4空隙77からなる空隙群によって構成されている点で、第1実施形態のロータコア20(図1〜3参照)と相違するが、その他の構成は同一である。ここで、3つの第4空隙77の径方向位置は、第1実施形態における第1空隙71a、71b(図3参照)と略等しく設定されている。また、隣り合う第4空隙77の間には、径方向に延びるリブ78が形成される。
図10(a)〜(c)には、それぞれ第1、第2、及び後述の第3実施形態における永久磁石片32のパーミアンス分布が濃淡によって示されており、永久磁石片32において濃い部分はパーミアンスが高く、淡い部分はパーミアンスが低いことを示している。図11及び図12には、それぞれ第1及び第2実施形態における、ロータコア20、20A中の磁路が示されている。図13(a)〜(c)には、第1実施形態のロータトルクを100とした場合において、それぞれ第1〜第3実施形態におけるロータトルクが示されている。図14(a)〜(c)には、第1実施形態の永久磁石片32の減磁率を1とした場合において、それぞれ第1〜第3実施形態における永久磁石片32の減磁率が示されている。
図11を参照し、第1実施形態に係るロータコア20においては、空隙群の間に形成される中央側リブ74、中間リブ75、及び端部側リブ76が、互いに接続されると共に、互いに角度を有して配置されるので、点線の矢印(図111(b)参照)で示すように、ステータへ向かう磁束経路を多くすることができる。さらに、永久磁石片32の外周面32bからステータへ向かう斜めの磁路E上に、第1空隙71a、71b及び第2空隙72が存在せず、中央側リブ74と中間リブ75とを介してステータ側に向かう磁路が確保される。また、2つの第1空隙71a、71bが円周62aC(図3参照)上で周方向に沿って、周方向に沿って配置されているので、短絡磁束の回り込みの経路上に配置されることとなり、磁束の短絡が抑制される。この結果、第1実施形態に係るロータコア20は、透磁率が大きくなる。
これに対して、図12に示すように、第2実施形態に係るロータコア20Aにおいては、磁束短絡経路上に、3つの第4空隙77を配置しようとした場合、これら第4空隙77の間に形成されるリブ78の周方向幅が短くなってしまう。したがって、永久磁石片32の外周面32bからステータへ向かう斜めの磁路E上に、第4空隙77が位置してしまうと共に、リブ78を介してステータ側に向かう磁路が少なくなってしまう。したがって、ステータに向かう磁路は、リブ78上に形成され難く、点線の矢印(図12(b)参照)で示すように、3つの第4空隙77の内周側を通る磁路と、外周側を通る磁路と、に大きく二分されるため、磁束飽和が起こり易くなる。したがって、第2実施形態に係るロータコア20Aの透磁率は、第1実施形態に比べて小さくなる。
そして、図10(a)及び(b)に示すように、第1実施形態に係る永久磁石片32は、第2実施形態に比べて、パーミアンスPが高い領域が広くなる。この結果、図13(a)及び(b)、図14(a)及び(b)に示すように、第1実施形態では第2実施形態に比べて、ロータトルクは増大し、減磁量は小さくなる。
なお、第2実施形態に係るロータコア20Aは、第1実施形態に係るロータコア20と比較すると、ロータトルク及び減磁量の観点から劣っているが、第1空隙部70及び第2空隙部80が設けられていることにより磁束の短絡が抑制されるので、比較例に係るロータコア200(図6参照)と比較すると、ロータトルクは増大し、減磁量は小さくなる。
(第1及び第2実施形態と第3実施形態との比較)
次に、第1及び第2実施形態のロータコア20、20A(図2及び図9参照)と、第1空隙部70の構成のみを変更した第3実施形態に係るロータコア20B(図15参照)と、を比較するため、永久磁石片32のパーミアンス分布の解析、ロータトルクの解析、及び永久磁石片32の減磁の解析を行った。
図15に示すように、第3実施形態に係るロータコア20Bは、第1空隙部70が、単一の逆三角形状の第5空隙79から構成されている点で、第1実施形態のロータコア20(図2参照)と相違するが、その他の構成は同一である。ここで、第5空隙79は、第1実施形態の第1空隙部70(図3参照)において、中央側リブ74、中間リブ75、及び端部側リブ76を設けず、2つの第1空隙71a、71b及び第2空隙72を隙間なく接続した形状と略同一である。
第3実施形態に係るロータコア20Bでは、第1空隙部70にリブが設けられないため、ステータに向かう磁路は、第1空隙部70(第5空隙79)の内周側に通る磁路と、外周側を通る磁路と、に二分され、第2実施形態よりも磁束飽和が起こり易くなる。したがって、第3実施形態に係るロータコア20Bは、第2実施形態のロータコア20Aに比べて、透磁率が低くなる。
そして、図10に示すように、第3実施形態に係る永久磁石片32は、第1及び第2実施形態に比べて、パーミアンスが低い領域が広くなり、図14に示すように、減磁量が大きくなる。なお、図13に示すように、ロータトルクについては、第2実施形態に比べて第3実施形態の方が大きくなっているが、これは、ロータの回転制御条件や、ステータの形状等、パーミアンス以外のパラメータの影響であると考えられる。
なお、第3実施形態に係るロータコア20Bにおいても、第1空隙部70及び第2空隙部80が設けられていることにより磁束の短絡が抑制されるので、比較例に係るロータコア200(図6参照)と比較すると、ロータトルクは増大し、減磁量は小さくなる。
以上、説明したように、第1〜第3実施形態の回転電機のロータ10によれば、突出バリア部62を設けることによって、永久磁石30からの磁束の短絡を抑制することができ、回転電機のトルクを向上することができる。
突出バリア部62の中央側周縁部62bと、永久磁石片32の外周面32bの周方向外側端部と、の各々に対向する領域に第1空隙部70が形成されているので、磁束短絡が抑制される。
また、第1空隙部70は突出バリア部62及び磁石挿入孔40とは離間して形成されていることにより、従来の特許文献1のように、例えば突出バリア部62をロータコア20の外周面20a近傍まで延ばす場合、あるいは突出バリア部62と第1空隙部70を一体に形成する場合に比べて、ロータコア20の強度の低下を抑制することができる。
また、ロータコア20、20A、20Bには、突出バリア部62の磁極部50端部側(接続リブ25)に、第2空隙部80が形成されるので、さらに磁束短絡が抑制される。
次に、第1及び第2実施形態の回転電機のロータ10によれば、第1空隙部70は、複数の空隙(第1実施形態の場合、2つの第1空隙71a、71b、及び第2空隙72。第2実施形態の場合、3つの第4空隙77)からなる空隙群によって構成されているので、比較的大きな単一の空隙を形成した場合に比べて、ロータコア20、20Aの強度の低下を抑制することができる。
また、第1空隙部70を構成する空隙群の外周側縁部73は、突出バリア部62の端部側周縁部62cを周方向において磁極部50中央側に延長させた延長線62cLよりも内周側に設けられるので、比較的大きな遠心応力が発生する延長線62cLよりも外周側の領域を避け、ロータコア20の強度低下をさらに抑制することが可能である。
次に、第1実施形態の回転電機のロータ10によれば、永久磁石30の磁束は、突出バリア部62の頂部62aとロータコア20の外周面20bとの間を回り込むようにして短絡するが、2つの第1空隙71a、71bが突出バリア部62の頂部62aと略同一半径の円周62aC上において、周方向に沿って配置されていることにより、磁束の回り込みの経路上に配置されることとなり、永久磁石30の磁束短絡を効果的に抑制することができる。
また、ロータ10の回転時には永久磁石30及びロータコア20に遠心力が作用して磁石挿入孔40の外周側には応力が発生しやすくなるが、2つの第1空隙71a、71bの間には径方向に沿って延びる中間リブ75が形成されることとなるため、磁石挿入孔40の外周側におけるロータコア20の強度の低下を抑制することができる。
また、2つの第1空隙71a、71bに加えて第2空隙72が形成されることにより、永久磁石30の磁束の短絡をさらに効果的に抑制することができる。
また、中央側第1空隙71aと第2空隙72との間、及び端部側第1空隙71bと第2空隙72との間にそれぞれ中央側リブ74及び端部側リブ76が形成されることとなるため、ロータ10の回転時に永久磁石30及びロータコア20に遠心力が作用した場合においても、ロータコア20の強度の低下を抑制することができる。
また、磁束短絡を抑制しながら、中央側リブ74と中間リブ75とを介してステータ側へ向かう磁路を確保しやすくなるため、透磁率の低下を抑制して、パーミアンスの低下を抑制することができる。
したがって、永久磁石30の減磁を抑制できると共に、B−Hカーブにおける永久磁石30の動作点をB軸側にシフトさせることができ、ロータトルクを向上させることができる。
また、端部側第1空隙71bと、第2空隙72と、は突出バリア部62の中央側周縁部62bに沿うように配置されているので、永久磁石片32の周方向外側端部の外周側で、且つ突出バリア部62に近接する位置におけるスペースを有効に活用して空隙群を配置することができる。したがって、ロータコア20において薄肉の部分が発生してしまうことを抑制し、ロータコア20の強度低下を抑制しつつ、永久磁石30の磁束の短絡をより効果的に抑制することができる。
なお、本発明の回転電機のロータ10は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
10 回転電機のロータ
20、20A、20B ロータコア
20a 外周面
21 ケイ素鋼板
23 第2保持部
25 接続リブ
29 溝部
30 永久磁石
32 永久磁石片
32a 内周面
32b 外周面
32bL 延長線
32c 周方向内側端面
32d 周方向外側端面(周方向端面)
40 磁石挿入孔
41 磁石挿入孔片
42 内周縁部
43 周方向内側縁部
44 外周縁部
44a 樹脂充填孔
50 磁極部
60 側方バリア部
62 突出バリア部
62a 頂部
62aC 円周
62b 中央側周縁部
62c 端部側周縁部
62cL 延長線
64 内周側バリア部
64a 外周部
64b 延出部
64c 内周部
70 第1空隙部(空隙部)
71a 中央側第1空隙(第1空隙)
71b 端部側第1空隙(第1空隙)
72 第2空隙
73 外周側縁部
74 中央側リブ
75 中間リブ
76 端部側リブ
77 第4空隙
78 リブ
80 第2空隙部(他の空隙部)
83 第3空隙

Claims (6)

  1. ロータコアと、
    前記ロータコアの内部に、周方向に所定の間隔で配置された複数の磁極部と、
    を備え、
    前記磁極部が、径方向に磁化されており且つ周方向で交互に磁化方向が異なるように構成された回転電機のロータであって、
    前記磁極部は、前記ロータコアに形成された磁石挿入孔に永久磁石が挿入されることによって構成され、
    前記永久磁石の周方向端面と隣接する部分には、磁気的空隙からなる側方バリア部が形成されており、
    前記側方バリア部には、前記永久磁石の外周面の延長線よりも外周側に向かって突出した突出バリア部が一体に形成されており、
    前記突出バリア部の周方向における前記磁極部中央側の周縁部と、前記永久磁石の前記外周面の周方向端部と、の各々に対向する領域には、前記突出バリア部及び前記磁石挿入孔とは離間した磁気的空隙からなる空隙部が形成されており、
    前記空隙部は、
    前記ロータコアの外周面と前記磁石挿入孔の外周面との間において、周方向に沿って配置された2つの第1空隙と、
    前記2つの第1空隙の周方向における間で、且つ前記2つの第1空隙よりも内周側に形成された第2空隙と、を備え、
    前記2つの第1空隙の一方と前記第2空隙との間又は前記2つの第1空隙の他方と前記第2空隙との間に形成された第1リブ、及び前記2つの第1空隙の間に形成された第2リブが、互いに角度を有して配置され、前記永久磁石の外周面から外周側へ向かう斜めの磁路上に存在し、
    前記磁路上には前記空隙部の空隙が存在しない
    ことを特徴とする回転電機のロータ。
  2. ロータコアと、
    前記ロータコアの内部に、周方向に所定の間隔で配置された複数の磁極部と、
    を備え、
    前記磁極部が、径方向に磁化されており且つ周方向で交互に磁化方向が異なるように構成された回転電機のロータであって、
    前記磁極部は、前記ロータコアに形成された磁石挿入孔に永久磁石が挿入されることによって構成され、
    前記永久磁石の周方向端面と隣接する部分には、磁気的空隙からなる側方バリア部が形成されており、
    前記側方バリア部には、前記永久磁石の外周面の延長線よりも外周側に向かって突出した突出バリア部が一体に形成されており、
    前記突出バリア部の周方向における前記磁極部中央側の周縁部と、前記永久磁石の前記外周面の周方向端部と、の各々に対向する領域には、前記突出バリア部及び前記磁石挿入孔とは離間した磁気的空隙からなる空隙部が形成されており、
    前記空隙部は、
    前記ロータコアの外周面と前記磁石挿入孔の外周面との間において、周方向に沿って配置された2つの第1空隙と、
    前記2つの第1空隙の周方向における間で、且つ前記2つの第1空隙よりも内周側に形成された第2空隙と、を備え、
    前記2つの第1空隙の一方と前記第2空隙との間又は前記2つの第1空隙の他方と前記第2空隙との間に形成された第1リブ、及び前記2つの第1空隙の間に形成された第2リブが、該第1リブおよび該第2リブを介して前記2つの第1空隙および前記第2空隙を通過せずに前記永久磁石の外周面から外周側へ向かう斜めの磁路が形成されるように、互いに角度を有して配置される
    ことを特徴とする回転電機のロータ。
  3. 前記2つの第1隙は、前記ロータコアの外周面と前記磁石挿入孔の外周面との間において、前記突出バリア部において最も外周側に位置する頂部と略同一半径の円周上で、周方向に沿って配置され
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機のロータ。
  4. 前記突出バリア部は、前記突出バリア部において最も外周側に位置する頂部と、前記頂部から周方向における前記磁極部中央側且つ内周側に向かって延びる中央側周縁部と、前記頂部から周方向における前記磁極部端部側且つ内周側に向かって延びる端部側周縁部と、を備えて略三角形状に形成されており、
    前記2つの第1空隙のうち周方向における前記磁極部端部側の第1空隙と、前記第2空隙と、は前記中央側周縁部に沿うように配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機のロータ。
  5. 前記突出バリア部は、前記突出バリア部において最も外周側に位置する頂部と、前記頂部から周方向における前記磁極部中央側且つ内周側に向かって延びる中央側周縁部と、前記頂部から周方向における前記磁極部端部側且つ内周側に向かって延びる端部側周縁部と、を備えて略三角形状に形成されており、
    前記空隙の外周側縁部は、前記端部側周縁部を周方向における前記磁極部中央側に延長させた延長線上又は該延長線よりも内周側に設けられている
    ことを特徴とする請求項の何れか1項に記載の回転電機のロータ。
  6. 前記突出バリア部の周方向における前記磁極部端部側に形成された他の空隙部を備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の回転電機のロータ。
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