JP4568941B2 - 永久磁石ロータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石をロータコア内部に埋設することにより、逆突極性または順突極性を持たせ、マグネットトルクのみならず、リラクタンストルクをも利用することにより、高い効率を実現できる永久磁石ロータの構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロータコア内部に永久磁石を埋設したモータにおいては、一般的に、振動・騒音が増加する傾向にあり、特に磁力の強い希土類磁石を用いた場合は、コギングトルクの低減等の対策が必要であった。
【0003】
コギングトルクの低減の一例として、図17に、筆者らが発明した特願平10−235289号公報に記載の永久磁石ロータの分解斜視図を、図18に、同横断面図を示す。
【0004】
打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形のロータコアシートを積層してなるロータコア110a,110b,110c,110d内部に永久磁石111を埋設し、この永久磁石の端面に接するように長穴部113a,113b,113c,113d,116a,116b,116c,116dを設けた4極の永久磁石ロータである。ロータ回転方向がRであるとき、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部113a,113b,113c,113dの磁極境界(90°等間隔に配置されている)からの角度をθjとしたとき、θjが4通りの値を取り、ステータスロット数が12(=4×3)であり、分布巻のとき、θj=3.75°、11.25°、18.75°、26.25°であり、0°、90°、180°、270°ずつ回転させたロータコアを、それぞれ積厚の略1/4倍ずつ積層してなる。また、j番目のロータ回転前進側にある長穴部の、ロータ回転前進側に隣接するロータ磁極の、ロータ回転後進側の長穴部116a,116b,116c,116dの磁極境界からの角度をθ’jとしたとき、θ’j=26.25°、18.75°、11.25°、3.75°であり、θj+θ’j=30°となっている。これにより、ロータを積層したとき、1極当たりの永久磁石を積厚方向に分割することなく、ある磁極のロータ回転前進側または後進側の長穴の形状は積厚方向に4通りのコアが並ぶことになる。
【0005】
ステータが12スロットの場合、コギングトルクはロータの極数4とステータのスロット数12の最小公倍数である12回、1回転に脈動する。従って、30°に1回の脈動となる。そこで、ロータの磁束がステータに向かって流れてくる、ロータ回転前進側の長穴部113a,113b,113c,113dのロータ磁極中心に向かった端部とステータティースとの位置関係を、積厚方向に4通りとすることにより、コギングトルクを1回転48(=12×4)回の脈動とし、コギングトルクの値を低減し、振動・騒音を低減した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来の永久磁石ロータにおいては、振動・騒音を低減するためにスキューを施したのと同等の効果が得られるが、ステータに電流を流して着磁を行う場合、特に最も大きな長穴113d,116bが、着磁電流による磁束がロータ内部に流れ込むのを妨害し、限られた磁化力を十分に活用して着磁することが困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、ステータティース先端に補助溝をティース1本当たりns個設け、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部の、磁極境界からの角度をθiとしたとき、軸方向にN種類のθiの大きさの異なるロータコアシートを積層し、ロータ磁極数P、ステータスロット数3Pのとき、θi=θo+120・i/{P・N・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θi≦(60/P)となる範囲の定数、i=1,2,…、N)とし、θiを小さくし、着磁電流による磁束がロータ内部に入りやすく、十分に着磁されるようにしたものである。具体的には、つぎのとおりである。
【0008】
第1の発明は、打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に接するように長穴部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部の、磁極境界からの角度をθiとしたとき、θiの大きさの異なるロータコアシートN種類からなり、それぞれ略同一積厚で形成され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θi=θo+120・i/{P・N・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θi≦(60/P)となる範囲の定数、i=1,2,…、N)である永久磁石ロータであり、擬似的にスキューを施すことにより振動・騒音を低減し、着磁性が良好であり、高いモータ効率を実現することができる
【0009】
第2の発明は、打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に接するように長穴部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部の、磁極境界からの角度をθjとしたとき、1枚のロータコアシート内の各磁極において、θjがP/n通りの値を取り、それぞれの値が周期的にn回繰り返され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θj=θo+120・j・n/{P2・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θj≦(60/P)となる範囲の定数、j=1,2,…,P/n、nはP/2以下の自然数)であり、360・j/P度回転させたロータコアを、それぞれロータの積厚の略n/P倍ずつ積層してなる永久磁石ロータであり、1種類のロータコアによって擬似的にスキューを施すことにより振動・騒音を低減し、着磁性が良好であり、高いモータ効率を実現することができる
【0010】
第3の発明は、打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に近接した位置のロータ外周に切り欠き部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の切り欠き端部の、磁極境界からの角度をθiとしたとき、θiの大きさの異なるロータコアシートN種類からなり、それぞれ略同一積厚で形成され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θi=θo+120・i/{P・N・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θi≦(60/P)となる範囲の定数、i=1,2,…、N)である永久磁石ロータであり、擬似的にスキューを施すことにより振動・騒音を低減し、着磁性が良好であり、高いモータ効率を実現することができる
【0011】
第4の発明は、打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に近接した位置のロータ外周に切り欠き部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の切り欠き端部の、磁極境界からの角度をθjとしたとき、1枚のロータコアシート内の各磁極において、θjがP/n通りの値を取り、それぞれの値が周期的にn回繰り返され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θj=θo+120・j・n/{P2・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θj≦(60/P)となる範囲の定数、j=1,2,…,P/n、nはP/2以下の自然数)であり、360・j/P度回転させたロータコアを、それぞれロータの積厚の略n/P倍ずつ積層してなる永久磁石ロータであり、1種類のロータコアによって擬似的にスキューを施すことにより振動・騒音を低減し、着磁性が良好であり、高いモータ効率を実現することができる
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図を用いて説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1は、第一の実施の形態における永久磁石ロータの分解斜視図を示す。図2は、第一の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図を示す。図3は、第一の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図を示す。
【0014】
打ち抜かれた電磁鋼板からなる略円形のロータコアシートを積層してなるロータコア10a,10b内部に永久磁石11(図1においては、便宜上4個のうち1個のみ示した)を埋設し、この永久磁石端面に接するように長穴部13a,13b,13c,13d,16a,16b,16c,16dを設けた4極の永久磁石ロータ1である。長穴部13a,13b,13c,13d,16a,16b,16c,16dは、永久磁石端面から、ロータ外周に沿って、磁極中心に向かって円周方向に延びている。ロータ回転方向がRであるとき、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部13a,13b,13c,13dの磁極境界(通常、90°等間隔、隣接する磁極中心の中間に位置する)からの角度をθjとしたとき、θjが2通りの値を取り、ステータスロット数が24(=4×6)であり、分布巻の時、θj=θo+60・j・n/(P2)の、θo=3.75、n=2、P=4を代入し、θ1=11.25°,θ2=18.75°である。このとき、θj≦90/4を満たしている。また、j番目のロータ回転前進側にある長穴部の、ロータ回転前進側に隣接する磁極の、ロータ回転後進側の長穴部16a,16b,16c,16dの磁極境界からの角度をθ’jとしたとき、θj+θ’j=120/4=30となるように、θ’1=18.75°、θ’2=11.25°であり、θ1=θ’2、θ2=θ’1となっており、θjの平均値とθ’jの平均値が等しくなっている。
【0015】
このロータコアシートを積層したロータコアを10a、反時計方向に90°回転させたロータコアを10bとすると、ロータコア10aとロータコア10bは、ほぼ同一積厚ずつ積層されている。
【0016】
永久磁石11は、1磁極の角度のほぼ全体にわたって配されており、長穴部13a,13b,16a,16bは、永久磁石の両端部から、磁極中心に向かって円周方向に延設されている。永久磁石による磁束量をさらに増加させるため、希土類磁石を用いると好適である。
【0017】
永久磁石11aから出た磁束は、回転方向Rに向かって、積厚方向の両端部それぞれ積厚Lr/4の範囲では、長穴部13aに沿ってステータティースにわたる。同様に、積厚方向の中央部の積厚Lr/2の範囲では、長穴部13dに沿ってステータティースにわたる。長穴部13aと長穴部13dは、機械角7.5°の差があるため、15°間隔に配置されたステータティースの半分である。本構成により、コギングトルクの脈動が7.5°毎となり、コギングトルクの値が低減され、また、誘起電圧波形も正弦波に近くなる。すなわち、運転時の振動・騒音が低減される。
【0018】
このとき、ロータコアの積厚と、永久磁石の長さの精度のばらつきにより、通常、(ロータコアの積厚)>(永久磁石のロータ積厚方向の長さ)となるように設計する。このとき、積厚方向の両端部それぞれ積厚Lr/4の範囲から出る磁束は、両端合わせても、積厚方向の中央部の積厚Lr/2の範囲から出る磁束より少なくなる。従って、積厚方向の両端部、ロータコア10aの積厚をそれぞれLr/4+Δ/2、積厚方向の中央部、ロータコア10bの積厚をLr/2−Δとすると良い。なお、Δは正の微小な値を取り、(ロータコアの積厚)―(永久磁石のロータ積厚方向の長さ)程度、または、家庭用のエアコンや冷蔵庫に使用される100W〜1kW程度の出力のモータの場合では0.5mm〜2.5mm程度とすると良い。
【0019】
また、ロータコアの積厚をLrとすると、積厚方向の中心Scに対し、ロータコア10a,10bの配置が対称となっている。これにより、積厚方向にかかる力は、積厚方向の両側で相殺されるため、積厚方向の力による軸方向振動が防止できる。
【0020】
次に本発明の永久磁石ロータの着磁方法について説明する。
【0021】
図4は、ステータの巻線状態を説明する平面図である。図5は、ステータ巻線の結線と、着磁時の結線を示す図である。図6は、本発明における永久磁石ロータの着磁時の電流と磁束の流れを示す横断面図である。図7は、ステータと、ロータの全積厚の磁極の配置の様子を示す図である。図7において、ステータは便宜上展開し直線状に示したが、通常は環状にし、左端と右端を接続してなる。ロータは、ロータ外周部を左右に展開し、紙面の上下方向は、積厚方向となっている。図7において、斜線部は、磁極境界線(一点鎖線)を含む長穴部を示し、実際は、長穴部とロータ外周部の間にはロータコアの薄肉部14が存在するが、薄肉部14は省略し、直接長穴部を示している。
【0022】
ステータ20は、略円環状のヨーク21yとヨーク21yの内径側に突出した複数のティース21tからなるステータコア21に、3相巻線22u,22v,22wを施し、スター結線されている。各相の巻線、例えばu相の巻線22uは、4連となっているが、それらは、それぞれ直列、並列、どちらでも良い。
【0023】
ステータ20の内部にロータ1を組み込み、2相間、本実施の形態の場合、u−v相間にパルス状の着磁電流ipを流してロータ1を着磁する。図5において、着磁電源は直流電源23で示しているが、実際は、コンデンサに蓄えられた電荷であり、スイッチ24を接続することにより、瞬間的に大電流が巻線22u,22vに流れ、ロータ1の永久磁石11を着磁する。このとき、磁束が発生するティースは1極当たり3本分、すなわち、θm=45°の範囲であり、この範囲内に、長穴部13a,13b,13c,13d,16a,16b,16c,16dが存在しなければ良い。もしも、θmの範囲内に長穴部があったとすれば、長穴部とロータ外周との間にある薄肉部14を磁束が短絡し、十分な磁束が永久磁石を流れず、着磁不完全を発生させる可能性がある。従って、それぞれの長穴部13a,13b,13c,13d,16a,16b,16c,16dの角度θj及びθ’jは(90−45)/2=22.5°(=90/P)以下である必要がある。本実施の形態の場合、θj、θ’jは、18.75°か11.25°のどちらかの値を取るため、22.5°以下であり、ステータに発生した磁束が長穴部に邪魔されることなく、効率的に永久磁石11を着磁させるために使用することができる。
【0024】
上記構成及び着磁方法を用いることにより、1種類のロータコアシートにて、積厚方向に磁石を分割することなく擬似的にスキューを施すことができ、ステータ着磁によっても十分に着磁をすることが可能である。
【0025】
(実施の形態2)
図8は、第二の実施の形態における永久磁石ロータの分解斜視図を示す。図9は、第二の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図を示す。図10は、第二の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図を示す。
【0026】
打ち抜かれた電磁鋼板からなる略円形のロータコアシートを積層してなるロータコア30a,30b、30c、30d内部に永久磁石31(図8においては、便宜上4個のうち1個のみ示した)を埋設し、この永久磁石端面に接するように長穴部33a,33b,33c,33d,36a,36b,36c、36dを設けた4極の永久磁石ロータ2である。長穴部33b,33c,33d,36a,36b,36dは、永久磁石端面から、ロータ外周に沿って、磁極中心に向かって円周方向に延びている。長穴部33a,36cは、磁極境界からの角度をθjが小さいため、永久磁石端面からロータ外周に沿って、磁極中心に向かって円周方向に延びてはいない。ロータ回転方向がRであるとき、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部33a,33b,33c,33dの磁極境界(通常、90°等間隔、隣接する磁極中心の中間に位置する)からの角度をθjとしたとき、θjが4通りの値を取り、ステータスロット数が12(=4×3)であり、ステータティース先端の中央部に補助溝が1個設けられており、分布巻の時、θj=θo+120・j・n/{(P2)・(1+ns)}の、θo=0、n=1、P=4、ns=1を代入し、θ1=3.75°,θ2=7.5°、θ3=11.25°、θ4=15°である。このとき、θj≦60/4を満たしている。θjの値の配置は特に問わないが、本実施の形態においては、反時計方向に、θ1、θ3、θ4、θ2の順に配置している。また、j番目のロータ回転前進側にある長穴部の、ロータ回転前進側に隣接する磁極の、ロータ回転後進側の長穴部36a,36b,36c,36dの磁極境界からの角度をθ’jとしたとき、θj+θ’j=120/4=30となるようにしたときθ’1、θ’j>60/4となるため、全てのjにおいて、θ’j≦60/4となり、θj+θ’jが一定となるようためには、θ’1=15°、θ’2=11.25°、θ’3=7.5°、θ’4=3.75°であり、θjの平均値とθ’jの平均値が等しくなっている。
【0027】
このロータコアシートを積層したロータコアを30a、反時計方向に90°回転させたロータコアを30b、180°回転させたロータコアを30c、270°回転させたロータコアを30dとすると、ロータコア30a、ロータコア30b、ロータコア30c、ロータコア30dは、ほぼ同一積厚ずつ積層されている。
【0028】
永久磁石31aから出た磁束は、回転方向Rに向かって、積厚方向の上端部の積厚Lr/4の範囲では、長穴部13aに沿ってステータティースにわたる。同様に、積厚方向の上端部の積厚Lr/4から下の積厚Lr/4の範囲では、長穴部33dに沿ってステータティースにわたる。同様に、その下の積厚Lr/4の範囲では長穴部33cに沿って、さらにその下の積厚Lr/4の範囲では、長穴部33bに沿ってステータティースにわたる。4種類の長穴部33a,33b,33c,33dは、互いに機械角3.75°の差があり、コギングトルクの脈動1周期(15°)の1/4である。本構成により、コギングトルクの脈動が3.75°毎となり、コギングトルクの値が低減され、また、誘起電圧波形も正弦波に近くなる。すなわち、運転時の振動・騒音が低減される。また、12スロットとした場合において、補助溝を設けることにより、θjの変化範囲を小さくすることができるため、θjの最大値も小さくすることができ、着磁性が良好である。補助溝46は、スロットオープン45と同じ幅であれば、擬似的にスロットオープンが24個あることになり、コギングトルクの周波数が補助溝のない場合の2倍となる。
【0029】
このとき、ロータコアの積厚と、永久磁石の長さの精度のばらつきにより、通常、(ロータコアの積厚)>(永久磁石のロータ積厚方向の長さ)となるように設計する。このとき、積厚方向の両端部のうちいずれかの積厚Lr/4の範囲から出る磁束は、積厚方向の中央部の積厚Lr/4の範囲から出る磁束より少なくなる。従って、積厚方向の両端部、ロータコア30a及びロータコア30dの積厚をそれぞれLr/4+Δ/2、積厚方向の中央部、ロータコア30b及びロータコア30cの積厚をLr/4−Δ/2とすると良い。なお、Δは正の微小な値を取り、(ロータコアの積厚)―(永久磁石のロータ積厚方向の長さ)程度、または、家庭用のエアコンや冷蔵庫に使用される100W〜1kW程度の出力のモータの場合では0.5mm〜2.5mm程度とすると良い。
【0030】
次に本発明の永久磁石ロータの着磁方法について説明する。
【0031】
図11は、ステータの巻線状態を説明する平面図である。図12は、本発明における永久磁石ロータの着磁時の電流と磁束の流れを示す横断面図である。図13は、ステータとロータの全積厚の磁極の配置の様子を示す図である。図13において、ステータは便宜上展開し直線状に示したが、通常は環状にし、左端と右端を接続してなる。ロータは、ロータ外周部を左右に展開し、紙面の上下方向は積厚方向となっている。図7において、斜線部は磁極境界線(一点鎖線)を含む長穴部を示し、実際は長穴部とロータ外周部の間にはロータコアの薄肉部34が存在するが、薄肉部34は省略し直接長穴部を示している。
【0032】
ステータ40a,40bは、略円環状のヨーク41yとヨーク41yの内径側に突出した複数のティース41tからなるステータコア41に、3相巻線42u,42v,42wまたは43u,43v,43wを施し、スター結線されている。各相の巻線、例えばu相の巻線42uまたは43uは、2連となっているが、それらは、それぞれ直列、並列、どちらでも良い。また、各相の巻線順序は、図11(a)に示すステータ40aのように、u相、v相、w相の順に挿入しても良いが、図11(b)に示すステータ40bのように、各層の巻線43u,43v,43wのうち、互いに120°毎に配置された1連分を先に挿入し、残りを後から挿入すれば、コイルエンドの大きさを小さくすることが可能である。
【0033】
ステータ40の内部にロータ2を組み込み、2相間、本実施の形態の場合、u−v相間にパルス状の着磁電流ipを流してロータ2を着磁する。着磁時の結線図は、実施の形態1と同様であるので省略する。このとき、磁束が発生するティースは1極当たり2本分、すなわち、θm=30°の範囲であり、この範囲内に、長穴部33a,33b,33c,33d,36a,36b,36c,36dが存在しなければ良い。もし、θmの範囲内に長穴部があったとすれば、長穴部とロータ外周との間にある薄肉部34を磁束が短絡し、十分な磁束が永久磁石を流れず、着磁不完全を発生させる可能性がある。従って、それぞれの長穴部33a,33b,33c,33d,36a,36b,36c,36dの角度θj及びθ’jは(90−30)/2=15.°(=60/P)以下である必要がある。本実施の形態の場合、θj、θ’jは、最大でも15°以下であり、ステータに発生した磁束が長穴部に邪魔されることなく、効率的に永久磁石31を着磁させるために使用することができる。
【0034】
なお、θj及びθ’jは(60/P)°以下であることが望ましいが、スロットオープンが大きい場合には、スロットオープンの中心に対する角度をΔθsとすると、θj及びθ’jは、(60/P+Δθs/2)°以下であれば良い。
【0035】
上記構成及び着磁方法を用いることにより、1種類のロータコアシートにて、積厚方向に磁石を分割することなく擬似的にスキューを施すことができ、ステータ着磁によっても十分に着磁をすることが可能である。
【0036】
(実施の形態3)
図14は、第三の実施の形態における永久磁石ロータの分解斜視図を示す。図15は、第三の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図を示す。図16は、本発明における永久磁石ロータの着磁時の電流と磁束の流れを示す横断面図である。
【0037】
打ち抜かれた電磁鋼板からなる略円形のロータコアシートを積層してなるロータコア50a,50b,50c,50d内部に永久磁石51(図14においては、便宜上4個のうち1個のみ示した)を埋設し、ロータコア50a,50b,50c,50dの外周部のロータ磁極境界付近に、切り欠き部53a,53b,53c,53dを設けてなる。ロータ回転方向がRであるとき、各切り欠き部において、ロータ磁極のロータ回転前進側の磁極境界(通常、90°等間隔、隣接する磁極中心の中間に位置する)からの角度をθiとしたとき、θiが各ロータコア毎に異なり、4通りの値を取り、ステータスロット数が12(=4×3)であり、ステータティース先端の中央部に補助溝が1個設けられており、分布巻の時、θi=θo+120・i/{P・N・(1+ns)}の、θo=0、N=4、P=4、ns=1を代入し、θ1=3.75°,θ2=7.5°、θ3=11.25°、θ4=15°である。このとき、θi≦60/4を満たしている。θiの値の配置は特に問わないが、本実施の形態においては、積厚方向に上から、θ1、θ2、θ3、θ4の順に配置している。θiの値は、積厚方向に、次第に増加、または次第に減少するように配置すると、異なるロータコア間に発生する積厚方向の磁束の漏れが最小となり、好適である。また、i番目のロータコアの切り欠き部の、ロータ磁極のロータ回転後進側の磁極境界からの角度をθ’iとしたとき、全てのiに対して、θi+θ’iがほぼ一定、かつ、θiの平均値とθ’iの平均とを等しくすれば、θ’1=15°、θ’2=11.25°、θ’3=7.5°、θ’4=3.75°となる。
【0038】
本構成によれば、θi,θ’i≦60/4となる範囲にて、θi+θ’iが120/Pに最も近い値となる。
【0039】
このように、永久磁石埋設用穴等は同じ形状で、切り欠き部のみ異なる4種類のロータコア50a,50b,50c,50dは、ほぼ同一積厚ずつ積層されている。
【0040】
コギングトルクを低減する作用及び着磁方法については、第二の実施の形態と同様であり省略する。
【0041】
本構成により、着磁時において、ステータに発生した磁束が切り欠き部に邪魔されることなく、効率的に永久磁石51を着磁させるために使用することができる。また、ロータコアシートの種類は複数用意する必要があるが、積厚方向に磁石を分割することなく擬似的にスキューを施すことができ、ステータ着磁によっても十分に着磁をすることが可能である。
【0042】
本構成を用いたロータを、本発明における着磁方法にて着磁した場合、同様のロータを、u相からv相、w相に着磁電流を流す方法にて着磁した場合に比べて、着磁率が10%以上向上させることができた。
【0043】
なお、上記の実施の形態においては、4極の永久磁石ロータであり、主として平板状の永久磁石を半径方向に1層だけ埋設したものについて説明したが、極数、ロータコアや永久磁石の形状、ステータの形状等は、これらに限定されることなく種々の変形が可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、第1の発明によれば、ロータ磁極間の磁束の漏れを低減させつつ、半径方向にアンバランスを発生させることなく擬似スキューを施すことが可能であり、振動・騒音を低減できると共に、着磁性の優れた永久磁石ロータを提供する
【0045】
第2の発明によれば、ロータ磁極間の磁束の漏れを低減させつつ、1種類のロータコアシートで半径方向にアンバランスを発生させることなく擬似スキューを施すことが可能であり、振動・騒音を低減できると共に、着磁性の優れた永久磁石ロータを提供する
【0046】
第3の発明によれば、減磁耐力を向上させつつ、半径方向にアンバランスを発生させることなく擬似スキューを施すことが可能であり、振動・騒音を低減できると共に、着磁性の優れた永久磁石ロータを提供する
【0047】
第4の発明によれば、減磁耐力を向上させつつ、1種類のロータコアシートで半径方向にアンバランスを発生させることなく擬似スキューを施すことが可能であり、振動・騒音を低減できると共に、着磁性の優れた永久磁石ロータを提供する
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施の形態における永久磁石ロータの分解斜視図
【図2】 第一の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図
【図3】 第一の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図
【図4】 ステータの巻線状態を説明する平面図
【図5】 ステータ巻線の結線と、着磁時の結線を示す図
【図6】 本発明における永久磁石ロータの着磁時の電流と磁束の流れを示す横断面図
【図7】 ステータと、ロータの全積厚の磁極の配置の様子を示す図
【図8】 第二の実施の形態における永久磁石ロータの分解斜視図
【図9】 第二の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図
【図10】 第二の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図
【図11】 ステータの巻線状態を説明する平面図
【図12】 本発明における永久磁石ロータの着磁時の電流と磁束の流れを示す横断面図
【図13】 ステータとロータの全積厚の磁極の配置の様子を示す図
【図14】 第三の実施の形態における永久磁石ロータの分解斜視図
【図15】 第三の実施の形態における永久磁石ロータの横断面図
【図16】 本発明における永久磁石ロータの着磁時の電流と磁束の流れを示す横断面図
【図17】 従来例の永久磁石ロータの分解斜視図
【図18】 従来例の永久磁石ロータの横断面図
【符号の説明】
1 ロータ
10a,10b ロータコア
11 永久磁石
13a,13b,13c,13d,16a,16b,16c,16d 長穴部
14 薄肉部
19 磁極面
20 ステータ
21 ステータコア
22u,22v,22w 巻線

Claims (4)

  1. 打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に接するように長穴部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部の、磁極境界からの角度をθiとしたとき、θiの大きさの異なるロータコアシートN種類からなり、それぞれ略同一積厚で形成され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θi=θo+120・i/{P・N・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θi≦(60/P)となる範囲の定数、i=1,2,…、N)である永久磁石ロータ
  2. 打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に接するように長穴部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の長穴部の、磁極境界からの角度をθjとしたとき、1枚のロータコアシート内の各磁極において、θjがP/n通りの値を取り、それぞれの値が周期的にn回繰り返され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θj=θo+120・j・n/{P2・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θj≦(60/P)となる範囲の定数、j=1,2,…,P/n、nはP/2以下の自然数)であり、360・j/P度回転させたロータコアを、それぞれロータの積厚の略n/P倍ずつ積層してなる永久磁石ロータ
  3. 打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に近接した位置のロータ外周に切り欠き部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の切り欠き端部の、磁極境界からの角度をθiとしたとき、θiの大きさの異なるロータコアシートN種類からなり、それぞれ略同一積厚で形成され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θi=θo+120・i/{P・N・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θi≦(60/P)となる範囲の定数、i=1,2,…、N)である永久磁石ロータ
  4. 打ち抜かれた電磁鋼鈑からなる略円形ロータコアシートを積層してなるロータコア内部に永久磁石を埋設し、この永久磁石の端面、正極面の端部、あるいは負極面の端部に近接した位置のロータ外周に切り欠き部を設けた永久磁石ロータであり、ロータ磁極のロータ回転前進側の切り欠き端部の、磁極境界からの角度をθjとしたとき、1枚のロータコアシート内の各磁極において、θjがP/n通りの値を取り、それぞれの値が周期的にn回繰り返され、ロータ磁極数がP、ステータスロット数が3Pであり、ステータティース先端に、ティース1本当たりns個の補助溝を、スロットオープンに対し、略等間隔に設けたとき、θj=θo+120・j・n/{P2・(1+ns)}(ただし、θoは0≦θj≦(60/P)となる範囲の定数、j=1,2,…,P/n、nはP/2以下の自然数)であり、360・j/P度回転させたロータコアを、それぞれロータの積厚の略n/P倍ずつ積層してなる永久磁石ロータ
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