JP2004165890A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤った色領域判別を抑止することができる画像読取装置を提供すること。
【解決手段】原稿載置部からコンタクトガラス110および読取部ガイド板119よりなる画像読取部を経由して原稿排出部まで原稿を搬送する原稿搬送手段と、画像読取部で原稿に記録された画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段によって読み取られた画像の無彩色領域と有彩色領域とを判別する色領域判別を行う色領域判別手段と、を備え、原稿搬送手段が、原稿載置部から画像読取部まで原稿を搬送する第1の搬送経路(第1の原稿搬送経路10)と、画像読取部から原稿排出部まで原稿を搬送する第2の搬送経路(第2の原稿搬送経路20)と、を有し、原稿の原稿面に直角な方向への原稿の挙動を安定させる原稿挙動安定部120が画像読取部の第1の原稿搬送経路10側に設けられている。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー複写機またはカラーファクシミリなどに適用され、自動搬送された原稿に記録された画像を読み取る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像読取装置は、原稿を載置する原稿載置部から原稿を排出する原稿排出部まで原稿が搬送されている間に、原稿載置部と原稿排出部との間に位置する画像読取位置で原稿に記録されている画像に読取光を照射し、その反射光を検出することによって画像を読み取り、読み取られた画像の無彩色領域と有彩色領域とを判別する色領域判別が行われるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
読み取られ色領域判別が行われた画像は、色領域判別の結果に基づいてモノクロ画像またはカラー画像の何れか一方の処理が施され、画像形成または画像送信等の処理が施される。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−14205号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像読取装置では、原稿が搬送されている間に、画像読取位置近傍での原稿の後端部の挙動が不安定となり、画像読取位置に入力される反射光が乱反射するため、例えば、読み取られた画像が実際にはモノクロ画像であるものに対して、色領域判別においてカラー画像であると判別されるなどの、誤った色領域判別が行われるという問題があった。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、誤った色領域判別を抑止することができる画像読取装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像読取装置は、原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿に記録された画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段によって読み取られた画像の無彩色領域と有彩色領域とを判別する色領域判別を行う色領域判別手段と、を備え、前記原稿搬送手段が、前記原稿を載置する原稿載置部と、画像読取部と、前記原稿を排出する原稿排出部と、前記原稿載置部から前記画像読取部まで前記原稿を搬送する第1の搬送経路と、前記画像読取部から前記原稿排出部まで前記原稿を搬送する第2の搬送経路と、を有し、前記原稿の原稿面に直角な方向への前記原稿の挙動を安定させる原稿挙動安定部を前記画像読取部の前記第1の搬送経路側に設け、前記画像読取手段による前記原稿に記録された画像の読み取りは、前記原稿が前記画像読取部の画像読取位置を通過したときに行われるようにした構成を有している。
【0007】
この構成により、原稿挙動安定部によって第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができる。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る画像読取装置は、請求項1において、前記色領域判別手段が、前記原稿の予め設定された範囲内に記録された画像の前記色領域判別を行い、前記原稿の前記色領域判別が行われる範囲の後端部と前記原稿の後端部との間隔が、前記原稿挙動安定部の前記画像読取位置側の端部と前記画像読取位置との間隔よりも大きくなるようにした構成を有している。
【0009】
この構成により、色領域判別を行う原稿の範囲を予め限定することによって、第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができる。
【0010】
また、本発明の請求項3に係る画像読取装置は、請求項2において、前記色領域判別が行われる前記原稿の範囲を設定する判別範囲設定手段を備え、前記色領域判別手段が、前記原稿の前記予め設定された範囲内に記録された画像の前記色領域判別を行う代わりに、前記判別範囲設定手段によって設定された範囲の画像の前記色領域判別を行うようにした構成を有している。
【0011】
この構成により、色領域判別を行う原稿の範囲を設定することによって、原稿挙動安定部の画像読取位置側の端部と画像読取位置との間隔と色領域判別が行われる範囲と原稿の後端部との間隔とを等しくすることができるため、第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が安定している限界の部分までの画像に基づいて色領域判別を行うことができる。
【0012】
また、本発明の請求項4に係る画像読取装置は、請求項1において、前記原稿の後端部が通過したことを検出する原稿検出センサを前記原稿挙動安定部の前記画像読取位置側の端部に設け、前記色領域判別手段が、前記原稿検出センサによって前記原稿の後端部が通過したことが検出されたときに前記色領域判別を停止するようにした構成を有している。
【0013】
この構成により、原稿挙動安定部によって第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができ、さらに、原稿の後端部が原稿挙動安定部の画像読取位置側の端部に設置された原稿検出センサによって検出されたときに色領域判別を停止させることによって、第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができる。
【0014】
また、本発明の請求項5に係る画像読取装置は、請求項4において、前記原稿検出センサが、前記原稿搬送手段によって前記原稿が搬送される方向と直行する軸線上に複数設けられた構成を有している。
【0015】
この構成により、原稿挙動安定部によって第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができ、また、原稿の後端部が原稿挙動安定部の画像読取位置側の端部に設置された原稿検出センサによって検出されたときに色領域判別を停止させることによって、第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができ、さらに、複数の原稿検出センサが原稿の搬送方向と直行する軸線上に複数設けられているため、原稿の両端部を結ぶ軸線と原稿の搬送方向と直行する軸線とが平行な関係を有していないまま原稿が搬送されたときに、原稿の傾きを算出し、読み取られた画像を処理する際に、原稿の傾きを補正することができる。
【0016】
また、本発明の請求項6に係る画像読取装置は、請求項1において、前記原稿挙動安定部が、アクチュエータ付きセンサよりなり、前記アクチュエータ付きセンサが、前記原稿の原稿面に直角な方向への前記原稿の挙動を安定させるとともに前記原稿が通過したことを検出し、前記色領域判別手段が、前記アクチュエータ付きセンサによって前記原稿の後端部が通過したことが検出されたときに前記色領域判別を停止するようにした構成を有している。
【0017】
この構成により、アクチュエータ付きセンサによって第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができ、さらに、原稿の後端部が第1の搬送経路の画像読取位置側の端部に設置されたアクチュエータ付きセンサによって検出されたときに色領域判別を停止させることによって、第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができる。
【0018】
また、本発明の請求項7に係る画像読取装置は、請求項6において、前記アクチュエータ付きセンサが、前記原稿搬送手段によって前記原稿が搬送される方向と直行する軸線上に複数設けられた構成を有している。
【0019】
この構成により、アクチュエータ付きセンサによって第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができ、また、原稿の後端部が第1の搬送経路の画像読取位置側の端部に設置されたアクチュエータ付きセンサによって検出されたときに色領域判別を停止させることによって、第1の搬送経路の画像読取位置側の端部から画像読取位置までの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができ、さらに、複数のアクチュエータ付きセンサが原稿の搬送方向と直行する軸線上に複数設けられているため、原稿の両端部を結ぶ軸線と原稿の搬送方向と直行する軸線とが平行な関係を有していないまま原稿が搬送されたときに、原稿の傾きを算出し、読み取られた画像を処理する際に、原稿の傾きを補正することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段100の全体の概略の構成を示すブロック図である。
原稿搬送手段100は、原稿載置部102と、給紙ガイド板103と、底板104と、原稿呼出部105と、給紙ベルト106と、分離ローラ107と、プルアウトローラ108と、プルアウト従動ローラ108aと、レジストセンサ109と、コンタクトガラス110と、補助ローラ111と、補助従動ローラ111aと、排紙ローラ112と、第1の排紙従動ローラ112aと、第2の排紙従動ローラ112bと、排紙センサ113と、切替爪114と、原稿排出部115と、反転ローラ116と、反転従動ローラ116aと、中間トレイ117と、反転センサ118と、読取部ガイド板119と、原稿挙動安定板120とによって構成される。
【0021】
原稿載置部102には、画像が記録されている面を上向きにして原稿を積み重ねられるようになっている。なお、原稿の両面に画像が記録され、両面の画像を読み取る場合には、最初に読み取る第一画像面を上向きにして積み重ねられるようになっている。また、原稿載置部102は、図示していない後述の原稿セットセンサ415を備えており、原稿が積み重ねられているか否かが検出されるようになっている。
【0022】
給紙ガイド板103は、原稿載置部102に積み重ねられた原稿の前端部を位置決めさせるようになっており、原稿の前端部は、給紙ガイド板103に突き当たる事により位置決めされる。
底板104は、通常状態では実線で示した位置にあり、図示していない後述の給紙ソレノイド414により二点鎖線で示した104’の位置に上昇されて、原稿を原稿呼出部105に加圧するようになっている。なお、底板104は、図示していない後述のリフトアップセンサ416を備えており、底板104が所定の高さまで上昇しているか否かを検出するようになっている。
【0023】
原稿呼出部105は、底板104によって加圧された原稿を給紙ベルト106および分離ローラ107よりなる分離給紙部へ搬送するようになっている。
給紙ベルト106および分離ローラ107は、原稿呼出部105によって搬送された原稿を最上位から1枚ずつ分離し、分離された原稿をプルアウトローラ108、プルアウト従動ローラ108aおよび搬送ガイドよりなる第1の原稿搬送経路10に搬送するようになっている。
なお、分離給紙部および第1の原稿搬送経路10によって、前記原稿載置部から前記画像読取部まで前記原稿を搬送する第1の搬送経路が構成される。
【0024】
プルアウトローラ108およびプルアウト従動ローラ108aは、給紙ベルト106および分離ローラ107によって搬送された原稿または排紙ローラ112および第2の排紙従動ローラ112bによって搬送された原稿の何れかの原稿を搬送ガイド、コンタクトガラス110および読取部ガイド板119に沿わせながら画像読取位置110aを通過させ、さらに、補助ローラ111、補助従動ローラ111a、排紙ローラ112、第1の排紙従動ローラ112aおよび搬送ガイドよりなる第2の原稿搬送経路20に搬送するようになっている。
なお、コンタクトガラス110および読取部ガイド板119によって、画像読取部が構成され、第2の原稿搬送経路20によって、前記画像読取部から前記原稿排出部まで前記原稿を搬送する第2の搬送経路が構成される。
【0025】
レジストセンサ109は、原稿が通過しているか否かを検出することによって原稿前端部および原稿後端部を検出し、検出結果を後述の原稿搬送制御手段410に出力し、装置本体において画像読取位置110aにおける原稿前端部通過と画像読取り開始とのタイミングを合わせるようになっている。また、原稿呼出部105より始まる原稿給送および第3の原稿搬送経路30より始まる原稿給送が開始されてから一定時間経過しても原稿前端部がレジストセンサ109によって検出されない場合、後述の原稿搬送制御手段410において原稿の搬送ジャムと判断されるようになっている。
【0026】
補助ローラ111および補助従動ローラ111aは、プルアウトローラ108およびプルアウト従動ローラ108aによって搬送された原稿を搬送ガイドに沿わせながら排紙ローラ112および第1の排紙従動ローラ112aに搬送するようになっている。
【0027】
排紙ローラ112および第1の排紙従動ローラ112aは、切替爪114が実線で示された位置にあるときに補助ローラ111および補助従動ローラ111aによって搬送された原稿を原稿排出部115に搬送するようになっている。また、排紙ローラ112および第1の排紙従動ローラ112aは、切替爪114が二点鎖線で示された114’の位置にあるときに切替爪114、反転ローラ116、反転従動ローラ116aおよび中間トレイ117よりなる第3の原稿搬送経路30に原稿を搬送するようになっている。
【0028】
排紙ローラ112および第2の排紙従動ローラ112bは、第3の原稿搬送経路30より搬送された原稿を搬送ガイドに沿わせながら第1の原稿搬送経路10に搬送するようになっている。
排紙センサ113は、原稿が通過しているか否かを検出することによって原稿の前端部を検出し、検出結果を後述の原稿搬送制御手段410に出力するようになっている。また、原稿呼出部105より始まる原稿給送および第3の原稿搬送経路30より始まる原稿給送が開始されてから一定時間経過しても原稿後端部が排紙センサ113によって検出されない場合、後述の原稿搬送制御手段410において原稿の搬送ジャムと判断されるようになっている。
【0029】
切替爪114は、原稿を原稿排出部115に排出するとき、および原稿を第3の原稿搬送経路30から第4の原稿搬送経路40に搬送するときに実線で示された位置にあり、第2の原稿搬送経路20から第3の原稿搬送経路30に原稿を搬送するときに図示していない後述の排紙反転ソレノイド413により二点鎖線で示された114’の位置に下降されるようになっている。
【0030】
原稿排出部115は、切替爪114が実線で示された位置にあるときに排紙ローラ112および第1の排紙従動ローラ112aによって搬送された原稿を積載するようになっている。
反転ローラ116および反転従動ローラ116aは、切替爪114が二点鎖線で示された位置にあるときに排紙ローラ112および第1の排紙従動ローラ112aによって搬送された原稿を中間トレイ117上に搬送するようになっている。
また、反転ローラ116および反転従動ローラ116aは、切替爪114が実線で示された位置にあるときに排紙ローラ112、第2の排紙従動ローラ112bおよび搬送ガイドよりなる第4の原稿搬送経路40に原稿を搬送するようになっている。
【0031】
反転センサ118は、原稿が通過しているか否かを検出することによって原稿の前端部を検出し、検出結果を後述の原稿搬送制御手段410に出力するようになっている。また、原稿呼出部105より始まる原稿給送および第3の原稿搬送経路30より始まる原稿給送が開始されてから一定時間経過しても原稿前端部が反転センサ118によって検出されない場合、後述の原稿搬送制御手段410において原稿の搬送ジャムと判断されるようになっている。
【0032】
原稿挙動安定板120は、第1の原稿搬送経路10の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で、原稿の画像が記録された面、すなわち記録面に直角な方向の経路の高さを狭めるように設置され、第1の原稿搬送経路10の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるようになっている。
なお、原稿挙動安定板120によって、前記原稿の原稿面に直角な方向への前記原稿の挙動を安定させる原稿挙動安定部が構成される。
【0033】
図2および図3は、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段100の構成を各ローラと各ローラを駆動する駆動モータとの関係を示した図である。
なお、図2および図3において、原稿が搬送される全体の経路は、二点鎖線および矢印で示されている。
【0034】
搬送駆動モータ150には、後述の原稿搬送制御手段410によって出力された制御信号が入力されるようになっており、搬送駆動モータ150は、通常状態において、図2および図3に示すように反時計回りに回転するようになっており、第1のベルト201、第2のベルト202および第3のベルト203を介して第1の減速プーリ192、排紙ローラ112、補助ローラ111、プルアウトローラ108、第1のアイドラプーリ181を回転させるようになっている。
第1のベルト201は、搬送駆動モータ150の有する図示しないプーリと第1の減速プーリ192が有する2つのプーリのうち半径の大きいほうのプーリとの間に掛架されるようになっている。
【0035】
第2のベルト202は、第1の減速プーリ192が有する2つのプーリのうち半径の小さいほうのプーリと排紙ローラ112が有する2つのプーリのうち半径の大きいほうのプーリとの間に掛架されるようになっている。
【0036】
第3のベルト203は、排紙ローラ112が有する2つのプーリのうち半径の小さいほうのプーリ、第1のアイドラプーリ181、プルアウトローラ108が有するプーリおよび補助ローラ111が有するプーリの間に掛架されるようになっている。
【0037】
給紙反転駆動モータ151には、後述の原稿搬送制御手段410によって出力された制御信号が入力されるようになっており、給紙反転駆動モータ151は、原稿呼出部105より始まる原稿給送を行うときには図2に示すように時計回りに回転し、反転ローラ116より始まる原稿給送を行うときには図3に示すように反時計回りに回転するようになっており、第4のベルト204、第5のベルト205、第6のベルト206、第7のベルト207および給紙ベルト106を介して原稿呼出部105、分離ローラ107、反転ローラ116、アイドラギア171、第1の給紙ベルト駆動ローラ172、第2の給紙ベルト駆動ローラ173、第3の減速プーリ191、第2のアイドラプーリ194、第2の減速プーリ193を回転させるようになっている。
【0038】
なお、以下の説明において、上述した時計回りの回転のことを順方向回転、上述した反時計回りの回転のことを逆方向回転という。
【0039】
第4のベルト204は、給紙反転駆動モータ151の有する図示しないプーリと第2の減速プーリ193が有する2つのプーリのうち半径の大きいほうのプーリとの間に掛架されるようになっている。
第5のベルト205は、第2の減速プーリ193が有する2つのプーリのうち半径の小さいほうのプーリ、第3の減速プーリ191が有する2つのプーリのうち半径の大きいほうのプーリ、反転ローラ116が有するプーリおよび第2のアイドラプーリ194の間に掛架されるようになっている。
【0040】
第6のベルト206は、第3の減速プーリ191が有する2つのプーリのうち半径が小さいほうのプーリと分離ローラ107が有する2つのプーリのうち半径が小さいほうのプーリとの間に掛架されるようになっている。
【0041】
アイドラギア171は、分離ローラ107が有する2つのプーリのうち半径が大きいほうのプーリと第2の給紙ベルト駆動ローラ173が有するプーリとに接するように設置され、分離ローラ107の回転駆動を第2の給紙ベルト駆動ローラ173に伝達するようになっている。
【0042】
第7のベルト207は、第1の給紙ベルト駆動ローラ172が有するプーリと原稿呼出部105が有するプーリとの間に掛架されるようになっている。
給紙ベルト106は、第1の給紙ベルト駆動ローラ172と第2の給紙ベルト駆動ローラ173との間に掛架されるようになっている。
【0043】
図4は、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の制御系の概略の構成を示すブロック図である。
画像読取装置の制御系は、原稿搬送制御手段410と、排紙反転ソレノイド413と、給紙ソレノイド414と、レジストセンサ109と、原稿セットセンサ415と、リフトアップセンサ416と、排紙センサ113と、反転センサ118と、搬送駆動モータ150と、給紙反転駆動モータ151と、本体制御手段420と、画像読取手段430と、色領域判別手段440とによって構成される。
【0044】
なお、レジストセンサ109、排紙センサ113、反転センサ118、搬送駆動モータ150および給紙反転駆動モータ151は、図1、図2および図3において説明されているため、その説明を省略する。
【0045】
原稿搬送制御手段410は、図1に示された原稿搬送手段100の動作を制御するようになっている。
原稿搬送制御手段410には、本体制御手段420によって出力された給紙開始信号が入力されるようになっており、原稿搬送制御手段410は、入力された給紙開始信号に基づいて搬送駆動モータ150、給紙反転駆動モータ151、排紙反転ソレノイド413および給紙ソレノイド414の動作を制御する制御信号を出力するようになっている。
【0046】
また、原稿搬送制御手段410には、レジストセンサ109、原稿セットセンサ415、リフトアップセンサ416、排紙センサ113および反転センサ118における検出結果が入力されるようになっており、原稿搬送制御手段410は、入力された各検出結果に基づいて搬送駆動モータ150、給紙反転駆動モータ151、排紙反転ソレノイド413および給紙ソレノイド414の動作を制御する制御信号を出力するようになっている。
【0047】
また、原稿搬送制御手段410は、入力されたレジストセンサ109における検出結果を本体制御手段420に出力するようになっている。さらに、原稿搬送制御手段410は、レジストセンサ109、排紙センサ113および反転センサ118の検出結果に基づいて搬送ジャムが発生したと判断された場合には、搬送ジャムが発生したことを表す信号を本体制御手段420に出力するようになっている。
【0048】
なお、原稿搬送制御手段410に入力される検出結果は、レジストセンサ109、原稿セットセンサ415、リフトアップセンサ416、排紙センサ113および反転センサ118によるものだけでなく、その他に図示しない左カバーセンサ、幅サイズ検出基板、原稿長さセンサおよび原稿後端部センサなどによるものも含まれることはいうまでもない。また、原稿搬送制御手段410によって動作制御されるものは、搬送駆動モータ150、給紙反転駆動モータ151、排紙反転ソレノイド413および給紙ソレノイド414だけでなく、給紙クラッチ済みスタンプソレノイドなど、図1に図示されていない原稿搬送手段100の動作に必要な手段も含まれることはいうまでもない。
【0049】
排紙反転ソレノイド413には、原稿搬送制御手段410によって出力された制御信号が入力されるようになっており、排紙反転ソレノイド413は、入力された制御信号に基づいて図1に示された切替爪114を上昇または下降させるようになっている。
【0050】
給紙ソレノイド414には、原稿搬送制御手段410によって出力された制御信号が入力されるようになっており、排紙反転ソレノイド413は、入力された制御信号に基づいて図1に示された底板104を上昇または下降させるようになっている。
【0051】
原稿セットセンサ415は、図1に示された原稿載置部102に原稿が積み重ねられているか否かを検出し、検出結果を原稿搬送制御手段410に出力するようになっている。
リフトアップセンサ416は、図1に示された底板104が所定の高さまで上昇しているか否かを検出し、検出結果を原稿搬送制御手段410に出力するようになっている。
【0052】
本体制御手段420は、原稿搬送制御手段410によって出力された各信号およびユーザによる入力に基づいて生成される入力信号に基づいてファクシミリ装置または複写機等の動作を制御するようになっている。
【0053】
また、本体制御手段420は、搬送駆動モータ150の回転パルスをカウントし、カウントされたパルス数、原稿の搬送速度およびレジストセンサ109が設置されている位置から画像読取位置110aまでの距離に基づいて原稿の何れの部分が画像読取位置110aを通過しているかを算出するようになっているものとする。
【0054】
また、本体制御手段420は、原稿搬送制御手段410によって入力された信号に基づいて画像読取手段430における画像読取のタイミングを制御する制御信号を出力するようになっている。
また、本体制御手段420は、原稿搬送制御手段410によって入力された信号に基づいて色領域判別手段440における色領域判別のタイミングを制御する制御信号を出力するようになっている。
【0055】
画像読取手段430は、入力された制御信号に基づいて図1に示された画像読取位置110a上に搬送された原稿に読取光を照射し、その反射光を検出することによって原稿に記録された画像を読み取り、読み取った画像信号を図示していない記憶手段および色領域判別手段440に出力するようになっている。なお、画像読取手段430には、本体制御手段420によって出力された制御信号が入力されるようになっており、画像読取手段430は、入力された制御信号に基づいて画像読取を開始し、制御信号に基づいて画像読取を停止するようになっている。
なお、画像読取手段430は、図1に示された画像読取位置110aの下部に固定されて設置されている。
【0056】
色領域判別手段440には、画像読取手段430によって出力された画像信号が入力されるようになっており、入力された画像信号に基づいて、原稿に記録された画像がモノクロ画像であるかカラー画像であるかを判別する色領域判別を行うようになっている。なお、色領域判別手段440には、本体制御手段420によって出力された制御信号が入力されるようになっており、色領域判別手段440は入力された制御信号に基づいて色領域判別の開始し、制御信号に基づいて色領域判別を停止するようになっている。
【0057】
次に、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段100の動作について説明する。
ここでは、原稿の両面に記録された画像を連続して読み取る場合の原稿搬送手段100の動作について説明する。
【0058】
まず、原稿が原稿載置部102上に第一画像面を上向きにして積み重ねられ、原稿の前端部が給紙ガイド板103に突き当たる事によって位置決めされる。
次に、原稿搬送制御手段410によって出力された給紙開始信号に基づいて、底板104が給紙ソレノイド414によって104’の位置まで上昇されるとともに原稿が原稿呼出部105に加圧される。ここで、給紙反転駆動モータ151が順方向回転するように原稿搬送制御手段410によって制御され、原稿呼出部105によって加圧された原稿が給紙ベルト106および分離ローラ107よりなる分離給紙部へ搬送され、最上位から1枚ずつ分離される。
【0059】
分離された原稿は第1の原稿搬送経路10、原稿挙動安定板120、コンタクトガラス110、読取部ガイド板119および第2の原稿搬送経路20を経由しながら第3の原稿搬送経路30まで搬送される。ここで、原稿挙動安定板120によって第1の原稿搬送経路10の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定される。このとき、搬送駆動モータ150が逆方向回転するように原稿搬送制御手段410によって制御され、切替爪114が114’の位置まで下降するように排紙反転ソレノイド413が原稿搬送制御手段410によって制御されている。
【0060】
第3の原稿搬送経路30まで搬送された原稿は第4の原稿搬送経路40、第1の原稿搬送経路10、画像読取位置110aおよび第2の原稿搬送経路20を介して搬送され、原稿排出部115に排出される。このとき、切替爪114が図1に実線で示された位置まで上昇するように原稿搬送制御手段410によって排紙反転ソレノイド413が制御され、給紙反転駆動モータ151が逆方向回転するように原稿搬送制御手段410によって制御され、搬送駆動モータ150が逆方向回転するように原稿搬送制御手段410によって制御されている。
【0061】
次に、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の画像読取動作について説明する。
まず、本体制御手段420によって給紙開始信号が原稿搬送制御手段410に入力され、原稿搬送手段100における原稿の搬送が開始され、レジストセンサ109によって原稿の前端部が検出され、原稿の前端部が検出されたことを表す信号が原稿搬送制御手段410を介して本体制御手段420に出力される。
【0062】
原稿の前端部がレジストセンサ109によって検出されてから画像読取位置110aに到達するまでの所定の時間が経過した後に、本体制御手段420によって画像読取を開始する旨の信号が画像読取手段430に入力され、画像読取手段430による画像読取位置110a上を通過する原稿に記録された画像の読取が開始される。その後、原稿の後端部がレジストセンサ109によって検出されてから画像読取位置110aに到達するまでの所定の時間が経過した後に、画像読取を停止する旨の信号が本体制御手段420によって画像読取手段430に入力され、画像読取手段430による画像読取が停止される。
【0063】
次に、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の色領域判別動作について説明する。
まず、本体制御手段420によって給紙開始信号が原稿搬送制御手段410に入力され、原稿搬送手段100における原稿の搬送が開始され、レジストセンサ109によって原稿の前端部が検出され、原稿の前端部が検出されたことを表す信号が原稿搬送制御手段410を介して本体制御手段420に出力される。
【0064】
原稿の前端部がレジストセンサ109によって検出されてから画像読取位置110aに到達するまでの所定の時間が経過した後に、本体制御手段420によって色領域判別を開始する旨の信号が色領域判別手段440に入力され、色領域判別手段440による色領域判別が開始される。また、原稿の後端部がレジストセンサ109によって検出されてから画像読取位置110aに到達するまでの所定の時間が経過した後に、色領域判別を停止する旨の信号が本体制御手段420によって画像読取手段430に入力され、画像読取手段430による色領域判別が停止される。
【0065】
なお、色領域判別手段440による色領域判別は、画像読取手段430による画像読取を開始するタイミングと同一のタイミングで開始されてもよいし、画像読取手段430による画像読取が開始されてから所定の時間が経過した後に開始されてもよい。
また、色領域判別手段440による色領域判別は、画像読取手段430による画像読取を停止するタイミングと同一のタイミングで停止されてもよいし、画像読取手段430による画像読取が停止されるよりも所定の時間だけ早いタイミングで停止されるのでもよい。
【0066】
このように、原稿挙動安定板120によって第1の搬送経路の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができる。
【0067】
次に、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置において、原稿の予め設定された範囲の画像について色領域判別を行う場合の、本体制御手段420による色領域判別のタイミング制御について説明する。
【0068】
図5は、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置における原稿搬送手段100の画像読取位置110a付近の構造を拡大した図である。
図5において、原稿挙動安定板120の画像読取位置110a側の端部と画像読取位置110aとの間隔がDと表されている。
【0069】
図6は、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置における色領域判別手段による色領域判別が行われる原稿の範囲を示した図である。
図6において、色領域判別が行われる範囲と原稿の後端部との間隔がYと表され、色領域判別が行われる範囲と原稿の前端部との間隔がXと表されている。
この場合、YがDよりも大きくなるように色領域判別が行われる範囲が予め設定され、色領域判別の開始および停止のタイミングが制御される。
【0070】
図7は、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置において、原稿の予め設定された範囲の画像について色領域判別を行う場合の、本体制御手段420による色領域判別のタイミング制御の流れを示すフローチャートである。
なお、図7の説明に先立ち、原稿の搬送速度、XおよびYの値は予め設定されているものとする。
【0071】
まず、本体制御手段420によって給紙開始信号が原稿搬送制御手段410に入力され、原稿搬送手段100における原稿の搬送が開始され、レジストセンサ109によって原稿の前端部が検出され(ステップS701)、本体制御手段420によって搬送駆動モータ150の回転パルスのカウントが開始され、カウントされたパルス数、原稿の搬送速度およびレジストセンサ109が設置されている位置から画像読取位置110aまでの距離に基づいて、画像読取位置110aを通過している原稿の位置と原稿の前端部との間隔、Vが本体制御手段420によって算出される(ステップS702)。
【0072】
次に、VとXとが等しいか否かが本体制御手段420によって判定され(ステップS703)、VとXとが等しいと判定されたときに色領域判別が開始される(ステップS704)。
【0073】
その後、レジストセンサ109によって原稿の後端部が検出され(ステップS705)、本体制御手段420によって搬送駆動モータ150の回転パルスのカウントが開始され、カウントされたパルス数、原稿の搬送速度およびレジストセンサ109が設置されている位置から画像読取位置110aまでの距離に基づいて、画像読取位置110aを通過している原稿の位置と原稿の後端部との間隔、Wが本体制御手段420によって算出される(ステップS706)。
【0074】
次に、WとYとが等しいか否かが本体制御手段420によって判定され(ステップS707)、WとYとが等しいと判定されたときに色領域判別が停止される(ステップS708)。
【0075】
このように、色領域判別を行う原稿の範囲を予め限定することによって、第1の搬送経路の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができる。
【0076】
なお、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置は、色領域判別が行われる範囲を設定する、すなわち、XおよびYを設定する判別範囲設定手段を備えて、判別範囲設定手段によって設定された原稿の範囲に基づいて、色領域判別手段440によって色領域判別が行われるようになっていてもよい。
【0077】
このように、色領域判別を行う原稿の範囲を設定することによって、原稿挙動安定板120の画像読取位置110a側の端部と画像読取位置110aとの間隔とおよび色領域判別が行われる範囲と原稿の後端部との間隔とを等しくすることができるため、第1の搬送経路の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が安定している限界の部分までの画像に基づいて色領域判別を行うことができる。
【0078】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置について説明する。
本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段の全体の概略は、図1に示された本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段100と同様に、原稿載置部102と、給紙ガイド板103と、底板104と、原稿呼出部105と、給紙ベルト106と、分離ローラ107と、プルアウトローラ108と、プルアウト従動ローラ108aと、レジストセンサ109と、コンタクトガラス110と、補助ローラ111と、補助従動ローラ111aと、排紙ローラ112と、第1の排紙従動ローラ112aと、第2の排紙従動ローラ112bと、排紙センサ113と、切替爪114と、原稿排出部115と、反転ローラ116と、反転従動ローラ116aと、中間トレイ117と、反転センサ118と、読取部ガイド板119と、原稿挙動安定板120とによって構成され、さらに、原稿挙動安定板120の画像読取位置110a側の端部に原稿検出センサ801が設けられている。
【0079】
また、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の制御系の概略は、図4に示された本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の制御系と同様に、原稿搬送制御手段410と、排紙反転ソレノイド413と、給紙ソレノイド414と、レジストセンサ109と、原稿セットセンサ415と、リフトアップセンサ416と、排紙センサ113と、反転センサ118と、搬送駆動モータ150と、給紙反転駆動モータ151と、本体制御手段420と、画像読取手段430と、色領域判別手段440とによって構成され、さらに、上述した原稿検出センサ801による検出結果が本体制御手段420に入力されるようになっている。
【0080】
本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の説明では、原稿検出センサの動作および本体制御手段420による色領域判別のタイミング制御についてのみ説明する。
【0081】
図8は、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段100の画像読取位置110a付近の構造を示した図である。
原稿検出センサ801は、原稿挙動安定板120の画像読取位置110a側の端部に設置され、原稿が通過しているか否かを検出することによって原稿前端部および原稿後端部が原稿挙動安定板120の画像読取位置110a側の端部を通過したか否かを検出し、検出結果を本体制御手段420に出力するようになっている。
【0082】
図9は、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿検出センサ801による原稿の通過の検出と色領域判別手段440による色領域判別とのタイミングチャートを示した図である。
【0083】
原稿検出センサ801は、原稿が通過していることを検出したときには「ON」状態となり、原稿が通過していないことを検出したときには「OFF」状態となるようになっており、本体制御手段420は、原稿検出センサ801が「ON」状態であるときに、色領域判別手段440に色領域判別を行わせ、原稿検出センサ801が「OFF」状態であるときには、色領域判別手段440に色領域判別を行わせないようになっている。
【0084】
図10は、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置における本体制御手段420による色領域判別のタイミング制御の流れを示すフローチャートである。
なお、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段の動作の流れ、画像読取手段による画像読取動作の流れは、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置と同様であるため、その説明を省略する。
【0085】
まず、第1の原稿搬送経路10を経由して原稿が搬送され、原稿検出センサ801によって原稿の前端部が検出されたときに(ステップS1001)、本体制御手段420によって色領域判別手段440による色領域判別が開始される(ステップS1002)。
【0086】
次に、原稿検出センサ801によって原稿が通過していることが検出されている間は色領域判別手段440による色領域判別が行われ、原稿検出センサ801によって原稿の後端部が検出されたときに(ステップS1003)、本体制御手段420によって色領域判別手段440による色領域判別が停止される(ステップS1004)。
【0087】
このように、原稿挙動安定板120によって第1の搬送経路の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができ、さらに、原稿の後端部が原稿挙動安定板120の画像読取位置110a側の端部に設置された原稿検出センサ801によって検出されたときに色領域判別を停止させることによって、第1の搬送経路の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができる。
【0088】
図11は、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段100の画像読取位置110a付近の構造の変形例を示した図である。
図11において、図8に示されていた原稿挙動安定板120および原稿検出センサ801が排除されており、第1の原稿搬送経路10の画像読取位置110a側の端部にアクチュエータ付きセンサ1101が設置されるようになっている。
【0089】
アクチュエータ付きセンサ1101は、原稿挙動安定レバー1101aを有し、原稿挙動安定レバー1101aが回動したことを検出することによって原稿が通過していることを検出するようになっており、原稿検出センサ801と同様に、原稿が通過しているか否かを検出することによって原稿前端部および原稿後端部が原稿挙動安定レバー1101aの画像読取位置110a側の端部を通過したか否かを検出し、検出結果を本体制御手段420に出力するようになっている。
【0090】
原稿挙動安定レバー1101aは、原稿挙動安定板120と同様に、第1の原稿搬送経路10の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で、原稿の画像が記録された面、すなわち記録面に直角な方向の経路の高さを狭めるように設置され、第1の原稿搬送経路10の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるようになっているとともに、通過する原稿によって矢印方向に押し上げられて回動するようになっている。
【0091】
アクチュエータ付きセンサ1101は、原稿が通過していることを検出したときには「ON」状態となり、原稿が通過していないことを検出したときには「OFF」状態となるようになっており、本体制御手段420は、アクチュエータ付きセンサ1101が「ON」状態であるときに、色領域判別手段440に色領域判別を行わせ、アクチュエータ付きセンサ1101が「OFF」状態であるときには、色領域判別手段440に色領域判別を行わせないようになっている。
【0092】
なお、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の変形例における本体制御手段420による色領域判別のタイミング制御の流れは、上述した図10に示されたフローチャートと同様であるため、その説明を省略する。
【0093】
このように、アクチュエータ付きセンサ1101によって第1の搬送経路の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動を安定させるため、原稿による読取光の乱反射を抑止して色領域判別手段による誤った色領域判別を抑えることができ、さらに、原稿の後端部が第1の原稿搬送経路10の画像読取位置110a側の端部に設置されたアクチュエータ付きセンサ1101によって検出されたときに色領域判別を停止させることによって、第1の搬送経路の画像読取位置110a側の端部から画像読取位置110aまでの間で記録面に直角な方向の原稿の挙動が不安定となる可能性がある部分に記録された画像の色領域判別が行われないため、誤った色領域判別を未然に抑えることができる。
【0094】
ここで、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿検出センサ801またはアクチュエータ付きセンサ1101は、原稿の搬送方向と直行する軸線上に複数設けられるようになっていてもよい。
【0095】
図12は、本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿検出センサ801が原稿の搬送方向と直行する軸線上に2つ設けられている場合の、原稿および原稿検出センサ801の関係を示した図である。
図12において、原稿の両端部を結ぶ軸線は、原稿の搬送方向と直行する軸線と平行な関係を有していない。
【0096】
原稿検出センサ801またはアクチュエータ付きセンサ1101が原稿の搬送方向と直行する軸線上に複数設けられている場合、図12のように原稿の両端部を結ぶ軸線と原稿の搬送方向と直行する軸線とが平行な関係を有していないまま原稿が搬送されたときに、原稿の傾きを算出し、読み取られた画像を処理する際に、原稿の傾きを補正することができる。以下、補正値の算出方法について説明する。
【0097】
第1の原稿検出センサでの原稿前端部の検出時刻と第2の原稿検出センサでの原稿前端部の検出時刻の差をΔt(sec)とし、原稿の搬送速度をs(mm/sec)とすると、図12に示されたδは、δ=s・Δt(mm)のように算出される。また、原稿の傾きは、δ/Lのように算出される。なお、Lは、図12に示されるように原稿の搬送方向と直行する軸線方向における各原稿検出センサの間隔を表している。
【0098】
このように、複数の原稿検出センサ801またはアクチュエータ付きセンサ1101が原稿の搬送方向と直行する軸線上に複数設けられているため、原稿の両端部を結ぶ軸線と原稿の搬送方向と直行する軸線とが平行な関係を有していないまま原稿が搬送されたときに、原稿の傾きを算出し、読み取られた画像を処理する際に、原稿の傾きを補正することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、誤った色領域判別を抑止することができる画像読取装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段の全体の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段の構成を各ローラと各ローラを駆動する駆動モータとの関係を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段の構成を各ローラと各ローラを駆動する駆動モータとの関係を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の制御系の概略の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の画像読取装置における原稿搬送手段の画像読取位置付近の構造を拡大した図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の画像読取装置における色領域判別手段による色領域判別が行われる原稿の範囲を示した図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の画像読取装置において、原稿の予め設定された範囲の画像について色領域判別を行う場合の、本体制御手段による色領域判別のタイミング制御の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段の画像読取位置付近の構造を示した図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿検出センサによる原稿の通過の検出と色領域判別手段による色領域判別とのタイミングチャートを示した図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の画像読取装置における本体制御手段による色領域判別のタイミング制御の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿搬送手段の画像読取位置付近の構造の変形例を示した図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の画像読取装置の原稿検出センサが原稿の搬送方向と直行する軸線上に2つ設けられている場合の、原稿および原稿検出センサの関係を示した図である。
【符号の説明】
10 第1の原稿搬送経路
20 第2の原稿搬送経路
30 第3の原稿搬送経路
40 第4の原稿搬送経路
100 原稿搬送手段
102 原稿載置部
103 給紙ガイド板
104 底板
105 原稿呼出部
106 給紙ベルト
107 分離ローラ
108 プルアウトローラ
108a プルアウト従動ローラ
109 レジストセンサ
110 コンタクトガラス
110a 画像読取位置
111 補助ローラ
111a 補助従動ローラ
112 排紙ローラ
112a 第1の排紙従動ローラ
112b 第2の排紙従動ローラ
113 排紙センサ
114 切替爪
115 原稿排出部
116 反転ローラ
116a 反転従動ローラ
117 中間トレイ
118 反転センサ
119 読取部ガイド板
120 原稿挙動安定板
150 搬送駆動モータ
151 給紙反転駆動モータ
171 アイドラギア
172 第1の給紙ベルト駆動ローラ
173 第2の給紙ベルト駆動ローラ
181 第1のアイドラプーリ
191 第3の減速プーリ
192 第1の減速プーリ
193 第2の減速プーリ
194 第2のアイドラプーリ
201 第1のベルト
202 第2のベルト
203 第3のベルト
204 第4のベルト
205 第5のベルト
206 第6のベルト
207 第7のベルト
410 原稿搬送制御手段
413 排紙反転ソレノイド
414 給紙ソレノイド
415 原稿セットセンサ
416 リフトアップセンサ
420 本体制御手段
430 画像読取手段
440 色領域判別手段
801 原稿検出センサ
1101 アクチュエータ付きセンサ
1101a 原稿挙動安定レバー

Claims (7)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿に記録された画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段によって読み取られた画像の無彩色領域と有彩色領域とを判別する色領域判別を行う色領域判別手段と、を備え、前記原稿搬送手段が、前記原稿を載置する原稿載置部と、画像読取部と、前記原稿を排出する原稿排出部と、前記原稿載置部から前記画像読取部まで前記原稿を搬送する第1の搬送経路と、前記画像読取部から前記原稿排出部まで前記原稿を搬送する第2の搬送経路と、を有し、前記原稿の原稿面に直角な方向への前記原稿の挙動を安定させる原稿挙動安定部を前記画像読取部の前記第1の搬送経路側に設け、前記画像読取手段による前記原稿に記録された画像の読み取りは、前記原稿が前記画像読取部の画像読取位置を通過したときに行われるようにしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記色領域判別手段が、前記原稿の予め設定された範囲内に記録された画像の前記色領域判別を行い、前記原稿の前記色領域判別が行われる範囲の後端部と前記原稿の後端部との間隔が、前記原稿挙動安定部の前記画像読取位置側の端部と前記画像読取位置との間隔よりも大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記色領域判別が行われる前記原稿の範囲を設定する判別範囲設定手段を備え、前記色領域判別手段が、前記原稿の前記予め設定された範囲内に記録された画像の前記色領域判別を行う代わりに、前記判別範囲設定手段によって設定された範囲の画像の前記色領域判別を行うようにしたことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿の後端部が通過したことを検出する原稿検出センサを前記原稿挙動安定部の前記画像読取位置側の端部に設け、前記色領域判別手段が、前記原稿検出センサによって前記原稿の後端部が通過したことが検出されたときに前記色領域判別を停止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿検出センサが、前記原稿搬送手段によって前記原稿が搬送される方向と直行する軸線上に複数設けられたことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿挙動安定部が、アクチュエータ付きセンサよりなり、前記アクチュエータ付きセンサが、前記原稿の原稿面に直角な方向への前記原稿の挙動を安定させるとともに前記原稿が通過したことを検出し、前記色領域判別手段が、前記アクチュエータ付きセンサによって前記原稿の後端部が通過したことが検出されたときに前記色領域判別を停止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  7. 前記アクチュエータ付きセンサが、前記原稿搬送手段によって前記原稿が搬送される方向と直行する軸線上に複数設けられたことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
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