JP2004119155A - 遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器 Download PDF

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Abstract

【課題】照明負荷の点灯と消灯とのタイミングを安定化させる。
【解決手段】伝送信号処理部12は信号線を時分割多重伝送方式で伝送される伝送信号を受ける。制御処理部10は、照度センサ11により検知された照度と所定範囲を有した制御レベルとの大小関係に応じて監視入力を発生させる。また、制御処理部10は照度センサ11により検知した照度が上昇して制御レベルの上限値以上になる状態と検知した照度が下降して制御レベルの下限値以下になる状態とにおいてそれぞれ異なる監視入力を発生する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明負荷を遠方から監視制御する遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示すように、伝送ユニット31に2線式の信号線Lsを介して複数個の端末器32,33を接続し、いずれかの端末器(以下では、操作端末器という)32に監視入力が入力されると他の端末器(以下では、制御端末器という)33に設けたリレー(図示せず)を開閉し、照明負荷Lに供給する商用電源ACをリレーによって制御するようにした遠隔監視制御システムが提供されている。監視入力はスイッチの操作や各種センサの出力によって発生させる。操作端末器32および制御端末器33にはそれぞれアドレスが設定され、監視入力が操作端末器32に入力されると伝送ユニット31には監視入力に対応する監視データが伝送され、伝送ユニット31では監視データを受け取ると、アドレスによって操作端末器32との対応関係が設定された制御端末器33に対して監視データに対応した制御データを伝送し、制御端末器33を介して照明負荷Lを制御する。伝送ユニット31、操作端末器32、制御端末器33はいずれもマイクロコンピュータを用いて構成されている。
【0003】
伝送ユニット31は信号線Lsに対して、図6(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示すスタートパルス信号SY、信号モードを示すモードデータ信号MD、操作端末器32や制御端末器33を各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信号AD、照明負荷Lを制御するための制御データを伝送する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチェックサムデータ信号CS、操作端末器32や制御端末器33からの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている。
【0004】
各操作端末器32および各制御端末器33では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsのアドレスデータが、それぞれに設定されているアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電流モードの信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返送する。
【0005】
また、伝送ユニット31は、常時は伝送信号Vsに含まれるアドレスデータをサイクリックに変化させて操作端末器32および制御端末器33を順次アクセスする常時ポーリングを行う常時ポーリング手段を備えている。常時ポーリングの際には、伝送信号Vsに含まれるアドレスデータが一致した操作端末器32または制御端末器33では、伝送信号Vsに含まれる制御データを取り込むことになる。一方、伝送ユニット31には、いずれかの操作端末器32から発生した図6(c)のような割込信号Viを受信したときに割込信号を発生した操作端末器32を検出した後、その操作端末器32にアクセスして監視データを返送させる割込ポーリング手段も設けられている。
【0006】
すなわち、伝送ユニット31では、常時は常時ポーリング手段によってアドレスデータをサイクリックに変更した伝送信号Vsを信号線Lsに送出しており、操作端末器32から発生した割込信号Viを伝送信号Vsのスタートパルス信号SYに同期して検出すると、割込ポーリング手段によって伝送ユニット31からモードデータ信号MDを割込ポーリングモードとした伝送信号Vsを送出する。割込信号Viを発生した操作端末器32は、割込ポーリングモードの伝送信号Vsのアドレスデータの上位ビットが一致していると、その伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して操作端末器32に設定されているアドレスデータの下位ビットを返信データとして返送する。このようにして伝送ユニット31では割込信号Viを発生した操作端末器32のアドレスを獲得し、獲得したアドレスを用いて操作端末器32をアクセスすることによって、操作端末器32に入力された監視入力に対応した監視データを返信データとして受け取る。また、伝送ユニット31における割込ポーリング手段では、割込信号Viを発生した操作端末器32から下位アドレスが返送されなければ、上位アドレスを変更して割込ポーリングモードの伝送信号Vsを再送する。
【0007】
このようにして、割込信号Viを発生した操作端末器32のアドレスを伝送ユニット31が獲得すると、伝送ユニット31では操作端末器32に対して監視データの返送を要求する伝送信号Vsを送出し、操作端末器32は監視入力に対応した監視データを伝送ユニット31に返送する。監視データを受け取った伝送ユニット31は、アドレスの対応関係によって操作端末器32に予め対応付けられている制御端末器33に対する制御データを生成し、この制御データを含む伝送信号Vsを信号線Lsに送出して制御端末器33を通して照明負荷Lを制御する。ここで、操作端末器32と制御端末器33とに個別に設定されるアドレス(個別アドレス)は、端末器を単位として設定されるチャンネルと、監視入力(たとえば、スイッチに対応する)および照明負荷Lの回路を識別する負荷番号との組であって、現状の製品ではチャンネルは64チャンネル、負荷番号は各チャンネルに対して4回路ずつ設定可能になっている。つまり、各操作端末器32および各制御端末器33にチャンネルが設定され、各操作端末器32には最大で4個の監視入力を入力可能であり、各制御端末器33には最大で4個の照明負荷Lが接続可能になっている。したがって、合計256回路の照明負荷Lが制御可能である。ここに、監視入力と照明負荷Lとの回路とは、アドレスの対応関係によって関係付けられた監視入力と照明負荷Lとの組を意味し、監視入力の入力に対応して制御される照明負荷Lが1つの回路を構成する。
【0008】
上述のような監視入力と照明負荷Lとの対応関係は、伝送ユニット41のメモリに関係データとして設定される。すなわち、施工時において、各操作端末器42および各制御端末器43へのアドレスの設定が終了した後、監視入力と照明負荷Lとの対応関係を関係データとして設定することによって、監視入力の入力に対応付けて所望の照明負荷Lを制御することが可能になる。
【0009】
ところで、照明負荷Lを周囲照度にかかわりなく点灯させる場合には、一般には周囲が暗い間だけ照明負荷Lを点灯させればよいことが多い。照明負荷Lの点灯と消灯とを自動化する技術としては、周囲の照度を検知し、検知した照度が規定の制御レベルよりも高いとき(明るいとき)には照明負荷Lを消灯させるようにした自動点滅器が知られている。
【0010】
この種の自動点滅器の技術を上述した遠隔監視制御システムに組合せて用いると、照明負荷Lから離れた場所で照度を検知することが可能になり、また照明負荷Lの台数が多い場合などでは配線数の低減が期待できる。つまり、図5に示すように、スイッチと等価な監視入力を与える照度検知器34を操作端末器32に接続することが考えられている。照度検知器34は周囲照度を検知する照度センサ(図示せず)を器体に内蔵し、さらに照度センサにより検知した照度と規定の制御レベルとの大小関係に応じて監視入力を発生させる制御処理部34aが設けられている。制御処理部34aはリレーなどのスイッチ要素SW1を開閉制御することにより、操作端末器32に接点出力(接点の開閉に相当する出力)を監視入力として与える。たとえば、照度センサにより検知される周囲照度が制御レベルよりも高くなるとスイッチ要素SW1をオフにし、操作端末器32にオフの監視入力を与えることによって、操作端末器32に対応している制御端末器33に接続した照明負荷Lを消灯させることができるのである。
【0011】
図示例ではスイッチ要素SW1として切換接点(c接点)を用いており、照度センサで検知した照度が制御レベルよりも高くなったときに発生させる接点出力としてオンとオフとのどちらでも選択可能にしてある。言い換えると、明るいときに監視入力をオフにして照明負荷Lを消灯させる場合と、明るいときに監視入力をオンにして照明負荷Lを点灯させることとが可能になっている。さらに、照度検知器34の制御処理部34aには、動作選択用スイッチSW2が付設され、照度センサで検知した照度に連動させて照明負荷Lを点灯または消灯させるか、照明負荷Lの点灯および消灯を照度とは無関係にするかを選択することが可能になっている。つまり、動作選択用スイッチSW2は照度検知器34の動作を有効にするか無効にするかを選択する。
【0012】
上述した構成から明らかなように、遠隔監視制御システムにおいて照明負荷Lの点灯と消灯とを照度センサで検知した照度に連動させるには照度検知器34のほかに操作端末器32が必要であって、構成要素が多くなり、結線作業が面倒になるという問題がある。
【0013】
ところで、遠隔監視制御システムの端末器として照度センサを内蔵したものが従来から知られており、この種の端末器では照度センサで検知した照度を設定照度に保つ目的で、照度センサにより検知した照度に応じて照明負荷の光出力を増減させる構成が採用されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−338772号公報(第6−7頁、図1、3)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に記載の構成は、照度センサにより検知した照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力を増減するものの、自動点滅器のように照度に応じて照明負荷をオンオフさせるものではない。仮に、照明負荷の光出力の増減を照明負荷の点灯と消灯とに転用したとしても、検知した照度が設定照度に比較して高いか低いかに応じて照明負荷が点灯するのみであって、設定照度付近で照度が変化するような場合には、照明負荷を点灯させるか消灯させるかの選択が不安定になる可能性がある。
【0016】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、照明負荷の点灯と消灯とを切り換える制御レベルに幅を持たせ、照明負荷を点灯させる照度と消灯させる照度とを異ならせることにより、照明負荷の点灯と消灯とのタイミングを安定化させた遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、それぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続されるとともに、信号線に接続された伝送ユニットと前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号が授受され、伝送ユニットにおいてアドレスの対応関係を設定した関係データを用いていずれかの端末器への監視入力に対応させて他の端末器により照明負荷を制御する遠隔監視制御システムに用いる端末器であって、伝送信号を授受する伝送信号処理部と、照度を検知する照度センサと、アドレスが設定されるアドレス記憶部と、照度センサにより検知された照度と所定範囲を有した制御レベルとの大小関係に応じて監視入力を発生させる制御処理部とを備え、制御処理部は照度センサにより検知した照度が上昇して制御レベルの上限値以上になる状態と検知した照度が下降して制御レベルの下限値以下になる状態とにおいてそれぞれ異なる監視入力を発生することを特徴とする。
【0018】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記アドレス記憶部は監視入力ごとに異なるアドレスを対応付けていることを特徴とする。
【0019】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記制御レベルが複数段階に設定され、前記アドレス記憶部は制御レベルごとに異なるアドレスを対応付けていることを特徴とする。
【0020】
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3の発明において、前記アドレス記憶部に動作の有効と無効とを選択する動作選択用アドレスが設けられ、前記制御処理部は、前記伝送信号に含まれるアドレスが動作選択用アドレスに一致すると、伝送信号におけるオンとオフとの指示により動作の有効と無効とを切り換えることを特徴とする。
【0021】
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4の発明において、前記アドレス記憶部は対になるアドレスを有し、対になる各アドレスでは監視入力に対する照明負荷の点灯と消灯との関係が互いに逆に設定されていることを特徴とする。
【0022】
請求項6の発明では、請求項1ないし請求項5の発明において、前記制御レベルの代表値をつまみの手操作により設定するレベル設定器を備え、レベル設定器のつまみに付設された目盛は設定値が高いほど間隔を狭くする不均等目盛であることを特徴とする。
【0023】
請求項7の発明では、請求項6の発明において、前記レベル設定器の目盛を校正する初期設定状態と前記レベル設定器により前記制御レベルを設定する制御照度設定状態とを選択可能とするモード切換部を備え、前記制御処理部は、モード切換部により初期設定状態が選択されていると照度センサで検知している照度の絶対値をレベル設定器による設定値として記憶し、モード切換部により制御照度設定状態が選択されているときには初期設定状態で記憶した値を基準に用いレベル設定器により設定した値を前記制御レベルの代表値に用いることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本実施形態の照度センサ付き端末器30は、図1に示すように、照度を検知する照度センサ11を備えるとともに、伝送ユニット31(図4参照)との間で伝送信号を授受する伝送信号処理部12とを備える。照度センサ11と伝送信号処理部12とは、マイクロコンピュータからなる制御処理部10に接続され、制御処理部10にはEEPROMからなるアドレス記憶部13が接続される。アドレス記憶部13は、本実施形態では5個のアドレスを格納する。ただし、5個のアドレスのうちの4個のアドレスは操作端末器32のアドレスに相当するものであり、残りのアドレスは制御端末器33のアドレスに相当する。照度センサ付き端末器30の電源は、信号線Lsを伝送される伝送信号を整流平滑することによって供給される。アドレス記憶部13の内容は照度センサ付き端末器30とは別に設けた図示しないアドレス設定装置を用いて設定されるのであって、照度センサ付き端末器30にはアドレス設定装置との間で赤外線を媒体とするワイヤレス信号を授受する光アドレス設定器14が設けられる。伝送信号処理部12には信号線Lsを接続するための信号端子T1が設けられる。
【0025】
ところで、制御処理部10は照度センサ11で検知した照度と所定の範囲を有した制御レベルとを比較し、検知した照度と制御レベルとの大小関係に応じた監視入力を発生させる機能を有している。すなわち、照度センサ11により検知した照度が上昇して制御レベルの上限値以上になる状態と、照度センサ11により検知した照度が下降して制御レベルの下限値以下になる状態とにおいてそれぞれ異なる監視入力を発生する。監視入力の種類については後述する。制御レベルはスライドボリュームを用いたレベル設定器15により設定され、本実施形態におけるレベル設定器15では2種類の制御レベルを各別に設定可能になっている。つまり、独立した2個のスライドボリュームをレベル設定器15として備える。制御レベルは所定の範囲を有しているから、レベル設定器15では制御レベルの代表値を設定するのであって、本実施形態では制御レベル(図2におけるL1,L2)の中央値(図2におけるTh1,Th2)をレベル設定器15により設定し、レベル設定器15により設定した値に対して上下それぞれ10%の範囲(図2における範囲W1,W2)を制御レベルとしている。
【0026】
レベル設定器15には手操作用のつまみ15a,15b(図3参照)が設けられ、つまみ15a,15bの位置を示す目盛15c(図3参照)は制御レベルの設定値が高くなるほど間隔を狭くする不均等目盛になっている。このような不均等目盛を採用することにより、つまみ15a,15bにより示される照度の変化を人が明るさの変化を知覚する感覚に近づけることができる。後述するように、照度センサ付き端末器30は天井に設置することを想定したものであって、この場合、照度センサ11は実際には下方から入射する光量を監視しているだけであるから、照度センサ11への入射光量と目的とする面の照度とを対応させるには、レベル設定器15を校正する必要がある。たとえば、照度センサ付き端末器30の設置場所に変化がなくても、対象となる面の位置が異なれば照度センサ11に入射する光量は変化するから、対象とする面の絶対値にレベル設定器15の目盛15cを対応付けるには校正作業が必要になる。
【0027】
そこで、本実施形態では、制御処理部10において、レベル設定器15を校正する処理と、レベル設定器15による制御レベルを設定する処理と、設定された制御レベルで監視入力を発生させる処理とを選択させるためのモード切換部16を設けている。しかして、モード切換部16により「初期設定」を選択して(初期設定状態として)レベル設定器15を校正した後に、モード切換部16により「制御照度設定」を選択して(制御照度設定状態として)制御レベルを設定し、その後、「通常」を選択することによって、対象とする面の照度がレベル設定器15で設定した値に対応する制御レベルになったときに監視入力を発生させることができるようにしてある。
【0028】
ところで、遠隔監視制御システムでは、操作端末器32と制御端末器33とをアドレスによって対応付けているから、操作端末器32(監視入力)の1個のアドレスに制御端末器33(照明負荷)の複数個のアドレスを対応付けることが可能である。このように操作側の1個のアドレスに制御側の複数個のアドレスを対応付ける方法としては、制御対象である複数台の制御端末器33の動作を個別に異ならせることができるパターン制御と、制御対象である複数台の制御端末器33の動作を同じにしなければならないグループ制御とがある。パターン制御とグループ制御とにはそれぞれアドレス(以下では、パターン制御のアドレスを「パターン番号」、グループ制御のアドレスを「グループ番号」という)が対応付けられる。監視入力をパターン番号に対応付けておくと、監視入力の発生時にパターン番号で指定されたパターンで複数台の制御端末器33の動作を一斉に制御することができる。また、監視入力をグループ番号に対応付けておくと、監視入力の発生時にグループ番号で一括されている複数台の制御端末器33に対して同じ動作を指示することができる。言い換えると、パターン制御では監視入力をパターン番号に対応付けているだけで制御内容は指示する必要がなく、グループ制御では監視入力をグループ番号に対応付けるとともに制御内容を指示することが必要である。つまり、グループ制御は複数台の制御端末器33を制御対象としグループ番号によって複数台の制御端末器33を一括している点を除けば、監視入力を照明負荷と1対1に対応付けた場合の個別制御と同様の動作になる。なお、パターン番号やグループ番号と制御側のアドレスとの対応付けは、伝送ユニット41における関係データで設定される。
【0029】
上述のように個別制御の動作はグループ制御の動作と同様であるから、以下ではパターン制御とグループ制御との場合について動作を説明する。上述したように、本実施形態では制御レベルを2種類設定することができ、照度センサ11により検知した照度が上昇中であって制御レベルの上限値以上になる状態と、照度センサ11により検知した照度が下降中であって制御レベルの下限値以下になる状態とにおいて異なる監視入力を発生する。つまり、2種類の制御レベルについてそれぞれ2種類の監視入力を発生させるから、合計4種類の監視入力を発生させることができる。
【0030】
いま、図2(a)のように2種類の制御レベルL1,L2(図示例ではL1>L2であるが、制御レベルL1,L2はレベル設定器15の各つまみ15a,15bにそれぞれ対応して設定されるのであり、制御レベルL1,L2自身に大小関係があるのではない)を設定しているとすれば、照度センサ11で検知した照度と制御レベルとの大小関係を、以下の4種類の状態に分類することができる。すなわち、検知した照度が上昇中で制御レベルL1の上限値以上の状態(第1の状態)、検知した照度が下降中で制御レベルL1の下限値以下の状態(第2の状態)、検知した照度が上昇中で制御レベルL2の上限値以上の状態(第3の状態)、検知した照度が下降中で制御レベルL2の下限値以下の状態(第4の状態)の4種類の状態に分類できる。なお、制御レベルL1の中央値Th1が制御レベルL2の中央値Th2よりも大きいものとして、制御レベルL1の下限値が制御レベルL2の上限値よりも小さいときには、制御レベルL1の下限値と制御レベルL2の上限値との平均値を、制御レベルL1の下限値および制御レベルL2の上限値に共通の値とみなす。
【0031】
グループ制御(個別制御も同様)の場合には、アドレス記憶部13に設定される操作端末器32としての4個のアドレスのうちの2個を制御レベルL1に対応させ、残りの2個を制御レベルL2に対応させる。これらの4個のアドレスを順にアドレス1〜4と呼ぶことにすると、アドレス1、3に制御レベルL1を対応付け、アドレス2、4に制御レベルL2を対応付けるのである。つまり、制御レベルが複数段階に設定され、制御レベルごとに異なるアドレスが対応付けられる。ただし、アドレス1、2には、照度センサ11により検知した照度が上昇中で制御レベルL1,L2の上限値以上になると照明負荷を消灯させるとともに、照度が下降中で制御レベルL1,L2の下限値以下になると照明負荷を点灯させるように、照明負荷の動作と監視入力とが対応付けられ、アドレス3、4には、照度センサ11により検知した照度が上昇中で制御レベルL1,L2の上限値以上になると照明負荷を点灯させるとともに、照度が下降中で制御レベルL1,L2の下限値以下になると照明負荷を消灯させるように、照明負荷の動作と監視入力とが対応付けられる。つまり、各アドレス1〜4のアドレスに対応付けられた制御端末器33により制御される照明負荷の点灯と消灯との関係は、以下のようになる。
アドレス1:第1の状態で消灯、第2の状態で点灯。
アドレス2:第3の状態で消灯、第4の状態で点灯。
アドレス3:第1の状態で点灯、第2の状態で消灯。
アドレス4:第3の状態で点灯、第4の状態で消灯。
その結果、アドレス1にグループ番号G1(Gはグループを意味し、G1はグループ番号の1番であることを意味する)を対応付け、アドレス2にグループ番号G2を対応付けると、図2に示すように、第1の状態ではグループ番号G1,G2に対応する照明負荷がともに消灯し、第2の状態ではグループ番号G1に対応する照明負荷が点灯し、第3の状態ではグループ番号G2に対応する照明負荷が消灯し、第4の状態ではグループ番号G1,G2に対応する照明負荷がともに点灯する。アドレス3にグループ番号G1を対応付け、アドレス4にグループ番号G2を対応付けた場合には、第1の状態ではグループ番号G1,G2に対応する照明負荷がともに点灯し、第2の状態ではグループ番号G1に対応する照明負荷が消灯し、第3の状態ではグループ番号G2に対応する照明負荷が点灯し、第4の状態ではグループ番号G1,G2に対応する照明負荷がともに消灯する。なお、グループ番号G1,G2の2グループの制御を行う場合に、制御内容に矛盾が生じないように、アドレス1、2の組とアドレス3、4の組との両方が設定されているときには、アドレス1、2の組を用い、アドレス3、4の組は無効になる。
【0032】
一方、パターン制御の場合には、アドレス記憶部13に設定される操作端末器32としての4個のアドレスにそれぞれ異なるパターン番号を対応付ける。つまり、アドレス1〜4にそれぞれパターン番号P1〜P4(Pはパターンを意味し、P1はパターン番号の1番であることを意味する)を対応付ける。また、第1〜第4の状態を各アドレス1〜4にそれぞれ対応付ける。したがって、第1〜第4の状態においてそれぞれパターン番号P1〜P4に対応する照明負荷が制御される。つまり、監視入力ごとに異なるアドレスを対応付けることになる。
【0033】
ところで、光アドレス設定器14との間でワイヤレス信号を授受するアドレス設定装置は、アドレスを指定する操作部のほかに液晶表示装置からなる表示器を備えている。この種のアドレス設定装置は従来から知られている。アドレス設定装置の表示器は1台の端末器に設定可能なアドレスが1画面に表示可能となるように構成され、通常は1台の端末器に4個のアドレスを設定可能であるから(個別制御の場合には、一般にチャンネルを共通にし負荷番号のみが異なる4個のアドレスを1台の端末器に設定するから、アドレス設定装置は4個のアドレスを一覧して設定できるように構成される)、アドレス設定装置の1画面で設定可能なアドレスをアドレス1〜4に対応付けることによって、アドレス記憶部13の内容を容易に設定することができる。
【0034】
アドレス記憶部13において制御端末器33のアドレスに相当するアドレスは、照度センサ付き端末器30の動作の有効と無効とを選択するための動作選択用アドレスであって、動作選択用アドレスを指定する伝送信号Vsによってオンが指示されると照度センサ付き端末器30の動作が有効になり、オフが指示されると照度センサ付き端末器30の動作が無効になる。つまり、動作が有効になるとは照度センサ11により検知した照度を上述した制御レベルL1,L2と比較した結果に基づいて照明負荷を制御することであり、動作が無効になるとは照明負荷の制御に関与しないことを意味する。このように、動作選択用アドレスを設けて、伝送信号Vsにより動作の有効と無効とを選択することができるから、照度センサ付き端末器30に動作選択用のスイッチを直結する必要がなく、照度センサ付き端末器30に対する結線数が少なくなり、配線の引き回しが容易になる。
【0035】
上述した照度センサ付き端末器30は天井に取り付けて使用されるものであり、図3に示す形状の器体20を備える。器体20は回路部を収納する筒状のボディ21の一面(図3(b)の左側面であって、天井に取り付ける際には下面になる)の周囲に外周形が円形である外鍔22が延設され、他面(上面)に端子台23が露出する。端子台23には端子ねじを有したねじ付き端子からなる信号端子T1が設けられる。信号端子T1は2組設けられ、1組の信号端子T1は信号線Lsを延長するための送り端子になる。要するに、1組の信号端子T1には伝送ユニット31に近付く側(上流側)の信号線Lsが接続され、他方の信号端子T1には伝送ユニット31から遠ざかる側(下流側)の信号線Lsが接続される。信号端子T1は端子台23に着脱可能に取着した端子カバー23aで覆われる。
【0036】
外鍔22の周部には、スイッチボックスに螺合するボックスねじを挿入可能な一対の取付孔22aが形成されるとともに、ボックスねじを用いずに天井に取り付ける際に用いる取付金具24を適用するための保持孔22bが形成される。取付金具24は、保持孔22bの周部で外鍔22の上面側に着脱可能に固定される支柱24aを有し、支柱24aに設けた引締ねじ24bに螺合させた挟み板(図示せず)を支柱に沿って上下に移動させるように構成されている。つまり、引締ねじ24bの回転によって挟み板を上下に移動させるものである。この種の取付金具は周知のものであって、天井材に穿孔した取付用孔の周部を外鍔22と挟み板との間で挟持することによって、器体20を天井に固定することができるようにしてある。この取付金具24は必要に応じて器体20から着脱できる。
【0037】
ところで、器体20の下面(図3(a)の正面)には、中央部にドーム状の可動体25が露出する。可動体25は照度センサ11を内蔵しており、器体20に対して首振り可能に取り付けられている。可動体25は照度センサ11の正面方向が器体20の下面に対して45度以上傾斜可能になるように器体20に取り付けられ、かつ照度センサ11の正面方向を器体20の下面の周方向における全方向に向けることが可能になっている(図3(b)は照度センサ11の正面方向が器体20の下面に対して傾斜角θで傾斜している状態を示している)。可動体25の周囲にはレベル設定器15に設けた2個のつまみ15a,15bが並設され、つまみ15a,15bに対応する目盛15cが設けられている。器体20の下面において可動体25を挟んでレベル設定器15のつまみ15a,15bの反対側には、光アドレス設定器14に対応する送受信窓14aが形成され、送受信窓14aを通してワイヤレス信号の授受が可能になっている。また、送受信窓14aに隣接して表示灯26が設けられ、表示灯26はワイヤレス信号を受信すたときに点灯する。さらに、送受信窓14aの近傍にはモード切換部16の操作つまみ16aも設けられる。モード切換部16は5ポジションのスライドスイッチを用いて構成され、照明負荷を制御する通常状態である「通常」のほか、動作試験を行うための「試験」と、動作選択用アドレスを設定する状態を選択するための「機能拡張設定」と、レベル設定器15の校正を行う「初期設定」と、上述した制御レベルL1,L2を設定するための「制御照度設定」との5状態を選択可能としてある。
【0038】
レベル設定器15を校正するには、まず目的とする面の照度を照度計によって測定し、モード切換部16により「初期設定」を選択した状態でレベル設定器15のつまみ15a,15bの位置を測定した照度に一致させる。この操作によって、目的とする面の照度が照度計で測定された照度であるときの照度センサ11への入射光量を知ることができる。レベル設定器15の校正を行った後に、モード切換部16を「制御照度設定」に切り換え、レベル設定器15により制御レベルL1,L2の絶対値を設定する。このようにして設定した制御レベルL1,L2の値は、照度計で測定される照度の絶対値にほぼ一致することになる。なお、上述の例では「初期設定」での校正時につまみ15a,15bの位置を等しくしているが、目的とする面が2面あるときには、各つまみ15a,15bを各面の照度に合わせるように設定することも可能である。上述のようにしてレベル設定器15を「初期設定」で校正し、「制御照度設定」で制御レベルL1,L2を設定した後には、モード切換部16を「通常」とし、照度センサ11により検知した照度に応じた照明負荷の制御を行う。
【0039】
ところで、「機能拡張設定」を選択した状態では、アドレス記憶部13に制御端末器33としてのアドレスを設定することが可能になる。「機能拡張設定」により設定したアドレスは上述した動作選択用アドレスになり、照度センサ11により検知した照度と制御レベルL1,L2との関係によって照明負荷を制御する状態(動作を有効とする状態)と、照度センサ付き端末器30を用いない状態(動作を無効とする状態)とを選択するためのアドレスになる。
【0040】
上述した照度センサ付き端末器30を用いるには、図4に示すように、伝送ユニット31に接続した信号線Lsに信号端子T1を接続する。信号線Lsには照明負荷への給電を制御するリレーを内蔵した制御端末器33も接続され、さらに動作選択用アドレスに対応付けたスイッチSを備える操作端末器32も接続される。スイッチSは操作しやすい場所に配置され、たとえば壁スイッチとして設けられる。したがって、操作端末器32に設けたスイッチSをオンにすれば、照度センサ付き端末器30の動作が有効になって照度センサ11により検知した照度に応じた照明負荷の制御が可能になり、スイッチSをオフにすれば照度センサ付き端末器30の動作を無効にすることができる。なお、照度センサ付き端末器30の有効と無効とは伝送信号Vsによって選択することができるから、信号線Lsにタイムスケジュールを管理する装置(端末器ではなく伝送ユニット31を用いてもよい)を接続しておき、タイムスケジュールに従って有効と無効とを選択することも可能である。
【0041】
なお、レベル設定器15により設定可能な制御レベルの個数は2個に限定されるものではなく、制御レベルの個数を3個以上に増やすことも可能である。
【0042】
【発明の効果】
請求項1の発明は、それぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続されるとともに、信号線に接続された伝送ユニットと各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号が授受され、伝送ユニットにおいてアドレスの対応関係を設定した関係データを用いていずれかの端末器への監視入力に対応させて他の端末器により照明負荷を制御する遠隔監視制御システムに用いる端末器であって、伝送信号を授受する伝送信号処理部と、照度を検知する照度センサと、アドレスが設定されるアドレス記憶部と、照度センサにより検知された照度と所定範囲を有した制御レベルとの大小関係に応じて監視入力を発生させる制御処理部とを備え、制御処理部は照度センサにより検知した照度が上昇して制御レベルの上限値以上になる状態と検知した照度が下降して制御レベルの下限値以下になる状態とにおいてそれぞれ異なる監視入力を発生するものであり、制御レベルが幅を持ち、照度の上昇中には制御レベルの上限値以上で監視入力を発生させ、照度の下降中には制御レベルの下限値以下で上記監視入力とは異なる監視入力を発生させるのであって、各監視入力に照明負荷の点灯と消灯とを対応付けておくことにより、照明負荷を点灯させる照度と消灯させる照度とを異ならせることができ、結果的に照明負荷が点灯と消灯との間で不安定に動作するのを防止することができる。
【0043】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、アドレス記憶部は監視入力ごとに異なるアドレスを対応付けているので、複数台の照明負荷を1つの監視入力で一括して制御する場合に、各アドレスにそれぞれ複数台の照明負荷による点灯パターンを対応付けておけば(つまり、関係データを1対多の関係として、照明負荷の点灯と消灯とを個別に設定する点灯パターンを複数種類設定し、各点灯パターンを各アドレスに対応付けておけば)、照度センサで検知した照度に応じて点灯パターンを変更することが可能になる。
【0044】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、制御レベルが複数段階に設定され、アドレス記憶部は制御レベルごとに異なるアドレスを対応付けているので、照度センサにより検知した照度に応じて異なる照明負荷を制御することになり、種々のシーンに応じて異なる照明負荷を点灯させることが可能になる。
【0045】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、アドレス記憶部に動作の有効と無効とを選択する動作選択用アドレスが設けられ、制御処理部は、伝送信号に含まれるアドレスが動作選択用アドレスに一致すると、伝送信号におけるオンとオフとの指示により動作の有効と無効とを切り換えるから、信号線を通して有効と無効とを指示すればよく、動作選択用スイッチを直結する必要がなく結線作業が容易である。また、信号線を通して動作の有効と無効とを指示することができるから、タイムスケジュールに従って動作の有効と無効とを切り換える動作も可能になる。
【0046】
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4の発明において、前記アドレス記憶部は対になるアドレスを有し、対になる各アドレスでは監視入力に対する照明負荷の点灯と消灯との関係が互いに逆に設定されているので、監視入力に対応付けるアドレスを選択するだけで、暗いときに照明負荷を点灯させる制御だけではなく、明るいときに照明負荷を点灯させる制御も可能になる。
【0047】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、制御レベルの代表値をつまみの手操作により設定するレベル設定器を備え、レベル設定器のつまみに付設された目盛は設定値が高いほど間隔を狭くする不均等目盛としたものであり、人の視感度特性による明るさの変化の知覚に対応するように目盛を設定することができる。つまり、照度が比較的低い領域の目盛は1目盛当たりの照度の変化を少なくし、照度が比較的高い領域の目盛は1目盛当たりの照度の変化を大きくすることによって、1目盛当たりの明るさ変化の知覚の程度をほぼ均等にすることが可能になる。言い換えると、つまみの操作による明るさ変化を人の感覚に合わせることが可能になる。
【0048】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、レベル設定器の目盛を校正する初期設定状態とレベル設定器により制御レベルを設定する制御照度設定状態とを選択可能とするモード切換部を備え、制御処理部は、モード切換部により初期設定状態が選択されていると照度センサで検知している照度の絶対値をレベル設定器による設定値として記憶し、モード切換部により制御照度設定状態が選択されているときには初期設定状態で記憶した値を基準に用いレベル設定器により設定した値を制御レベルの代表値に用いるものであり、モード切換部による選択状態によってレベル設定器の校正と制御レベルの設定とができ、レベル設定器を校正する機能を設けていることにより、制御レベルを正確に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の外観を示し、(a)は下面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図4】同上の使用例を示す概略構成図である。
【図5】従来の使用例を示す概略構成図である。
【図6】遠隔監視制御システムの動作説明図である。
【符号の説明】
10 制御処理部
11 照度センサ
12 伝送信号処理部
13 アドレス記憶部
15 レベル設定器
15a,15b つまみ
15c 目盛
16 モード切換部
30 照度センサ付き端末器
31 伝送ユニット
32 操作端末器
33 制御端末器
L1 制御レベル
L2 制御レベル
Ls 信号線

Claims (7)

  1. それぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続されるとともに、信号線に接続された伝送ユニットと前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号が授受され、伝送ユニットにおいてアドレスの対応関係を設定した関係データを用いていずれかの端末器への監視入力に対応させて他の端末器により照明負荷を制御する遠隔監視制御システムに用いる端末器であって、伝送信号を授受する伝送信号処理部と、照度を検知する照度センサと、アドレスが設定されるアドレス記憶部と、照度センサにより検知された照度と所定範囲を有した制御レベルとの大小関係に応じて監視入力を発生させる制御処理部とを備え、制御処理部は照度センサにより検知した照度が上昇して制御レベルの上限値以上になる状態と検知した照度が下降して制御レベルの下限値以下になる状態とにおいてそれぞれ異なる監視入力を発生することを特徴とする遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器。
  2. 前記アドレス記憶部は監視入力ごとに異なるアドレスを対応付けていることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器。
  3. 前記制御レベルが複数段階に設定され、前記アドレス記憶部は制御レベルごとに異なるアドレスを対応付けていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器。
  4. 前記アドレス記憶部に動作の有効と無効とを選択する動作選択用アドレスが設けられ、前記制御処理部は、前記伝送信号に含まれるアドレスが動作選択用アドレスに一致すると、伝送信号におけるオンとオフとの指示により動作の有効と無効とを切り換えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器。
  5. 前記アドレス記憶部は対になるアドレスを有し、対になる各アドレスでは監視入力に対する照明負荷の点灯と消灯との関係が互いに逆に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器。
  6. 前記制御レベルの代表値をつまみの手操作により設定するレベル設定器を備え、レベル設定器のつまみに付設された目盛は設定値が高いほど間隔を狭くする不均等目盛であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器。
  7. 前記レベル設定器の目盛を校正する初期設定状態と前記レベル設定器により前記制御レベルを設定する制御照度設定状態とを選択可能とするモード切換部を備え、前記制御処理部は、モード切換部により初期設定状態が選択されていると照度センサで検知している照度の絶対値をレベル設定器による設定値として記憶し、モード切換部により制御照度設定状態が選択されているときには初期設定状態で記憶した値を基準に用いレベル設定器により設定した値を前記制御レベルの代表値に用いることを特徴とする請求項6記載の遠隔監視制御システムの照度センサ付き端末器。
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JP2009158163A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 入力端末器
JP2011029034A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明制御システム

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