JP2000286063A - 照明制御システム - Google Patents

照明制御システム

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JP2000286063A
JP2000286063A JP8762899A JP8762899A JP2000286063A JP 2000286063 A JP2000286063 A JP 2000286063A JP 8762899 A JP8762899 A JP 8762899A JP 8762899 A JP8762899 A JP 8762899A JP 2000286063 A JP2000286063 A JP 2000286063A
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利康 樋熊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネ効果が高くかつ快適性を向上した照明
制御システムを得る。 【解決手段】 照明エリアの重複する近隣の照明装置3
0を検出するとともに、照明器具30の消灯時に、この
消灯による照度変化を近隣の照明装置30の照度センサ
33が検出し、近隣の照明装置30が照明コントローラ
31により照明制御を行う場合に、照明器具35の照度
の上げ幅を低くし、消費電力の増大を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動調光照明を
行う照明制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平10−106759
号公報に示された従来の自動調光制御システムの構成
図、図9はこの自動調光制御システムにおける人感セン
サのない照明ユニットの構成図、図10は人感センサを
有する照明ユニットの構成図、図11はこの自動調光制
御システムの伝送ユニットの構成図である。
【0003】図において、伝送ユニット1に接続した信
号線4に2種類の照明ユニット2および3を接続してあ
る。照明ユニット2、3は、図9、10に示すように、
信号線5に接続され、信号線5を伝送される伝送信号を
授受する伝送処理部21とそれぞれの照明ユニット2、
3ごとに独自に既定される識別コードを格納したROM
よりなる識別コード設定部としてのコード記憶部22と
を備えている。
【0004】伝送処理部21では伝送信号に含まれる識
別コードと比較し、両者が一致すると、伝送信号に含ま
れる制御データにもとづいて照明負荷4を制御する。識
別コードは、メーカ出荷時に既に設定されており、製造
番号のように各照明ユニット2、3毎に異なるコードが
用いられる。照明負荷4は照明制御部23を介して制御
される。ここで、照明制御部23は照明負荷4の点灯・
消灯の制御を行うものだけでなく、調光制御の可能なも
のを用いる場合もある。
【0005】ところで、照明ユニット2は周囲照度を検
出する照度センサ24のみを備えるが、照明ユニット3
は周囲照度を検出する照度センサ24に加えて、所定の
検知エリア内の人の存否を検出する人感センサ25を備
える。そこで、コード記憶部22には上述した識別コー
ドに加えて照明ユニット2、3の構成に応じた種別コー
ドも格納してある。
【0006】伝送処理部21では、照度センサ24によ
り検出される照度を伝送ユニット1に伝送し、また人感
センサ25により検知エリア内への人の入出を検知する
と伝送ユニット1へ報知する。照明ユニット2、3はそ
れぞれ器具本体に収納され、1つの照明器具として扱う
ことができるよう構成されている。
【0007】次に動作について説明する。まず、各照明
ユニット2、3は伝送ユニット1へ照明ユニット2、3
の識別コードと人感センサの有無を通知する。次に伝送
ユニット1は人感センサを持つ照明ユニット3へ照明負
荷4の点灯を順次指示し、点灯した照明負荷4の周囲に
ある照明ユニット2、3では照度センサ24の出力が所
定値以上であるとその識別コードを伝送ユニット1へ伝
送する。
【0008】伝送ユニット1では、伝送処理部11は識
別コードを受信し、関連テーブル12に点灯した照明ユ
ニットの識別コードに関連付けて記憶する。これによ
り、伝送ユニット1は、人感センサ25の周囲に配置さ
れ同時に点灯させる必要のある照明ユニット2、3の識
別コードを取得し、自動的に関連テーブル12を作成す
る。
【0009】例えば図8の識別番号[1]の人感センサ
付き照明ユニット3に識別番号[3]の照明ユニット2
が関連付けられた場合について説明する。照明ユニット
3では、人感センサ25により人の存在を検知すると、
照明制御部23は照明負荷4を点灯し、さらに伝送処理
部21により伝送ユニット1へその情報を送信する。
【0010】伝送ユニット1では、関連テーブル12を
参照し、関連付けされている識別番号[3]の照明ユニ
ット2へ点灯の指令を送信する。照明ユニット2では、
伝送処理部21を介し点灯指令を受けると、照明制御部
23により照明負荷4を点灯する。以上ように関連付け
られた照明ユニット2、3は、人感センサ25の検知状
態に応じ、連動運転を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の照
明制御システムでは、人感センサ25近隣の照明ユニッ
ト2、3が関連付けられ、人感センサ25(以下、便宜
上25Aという)の検出状態に応じて各関連付けられた
照明ユニット2、3(以下、便宜上2A、3Aという)
が照明負荷4を連動運転した場合に、照明ユニット2
A、3Aの近隣に設置され、別に関連付けられた照明ユ
ニット2、3(以下、便宜上2B、3Bという)は、人
感センサ25Aの検出に基づく照明ユニット2A、3A
の点灯・消灯によって照度が変化した分を連動運転該当
の照明ユニット2B、3Bが寄与する比率に応じて補う
ことになる。
【0012】すなわち、人感センサ25Aが人のいない
ことを検出し、この検出に応じて照明ユニット2A、3
Aが消灯し、電力削減を行ったとしても、照明ユニット
2B、3Bが照度不足と判断し、照明ユニット2A、3
Aの消灯による照度の変化分を寄与する比率に応じて補
い、照度を高めるため、電力を多く消費してしまう。よ
って、システム全体としては、エネルギー削減効果を十
分に高めることができないという問題点があった。
【0013】この発明は上述のような課題を解決するた
めになされたもので、エネルギー削減効果を高め、省エ
ネルギー効果の高い照明制御システムを得るものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る照明制御
システムにおいては、照明装置は、通信線を介して他の
照明装置と通信を行う通信手段と、所定エリアを照明す
る照明器具と、所定エリアの照度を検出する照度センサ
と、通信手段を制御すると共に、照度センサによる検出
結果に基づいて照明器具を制御する照明コントローラ
と、を備え、照明エリアの重複する近隣の照明装置を検
出するとともに、照明器具の点滅時に、この点滅による
照度変化を近隣の照明装置の照度センサが検出し、近隣
の照明装置が照明コントローラにより照明器具を制御す
る場合、照明器具の照度を抑制するものである。
【0015】また、照明装置は所定エリアの人の在不在
を検出する人感センサと備え、照明エリアの重複する近
隣の照明装置を検出するとともに、人感センサの検出結
果に基づく照明器具の点滅時に、この点滅による照度変
化を近隣の照明装置の照度センサが検出し、近隣の照明
装置が前記照明コントローラにより照明器具を制御する
場合、照明器具の照度を抑制するものである。
【0016】さらに、照明コントローラは、照明器具の
点滅と同時に前記通信手段を介して他の照明装置へ識別
番号を出力する出力手段と、照度センサによる照度の変
化幅を検出する変化幅検出手段と、この変化幅検出手段
による検出レベルが所定レベル以上あることを検出する
所定レベル検出手段と、通信手段により他の照明装置か
ら出力された識別番号を読み取る識別番号読取手段と、
この識別番号読取手段により読み取った識別番号を記憶
する記憶手段と、を備えたものである。
【0017】また、所定のエリアを複数に分割し、分割
したエリア毎に照度と人の在不在を検出する手段、通信
線を介して複数の照明装置と通信を行う通信手段、分割
エリア毎に制御対象の照明コントローラの識別番号なら
びに目標とする明るさの設定値を記憶する手段、を有す
るマルチエリアセンサと、通信線を介して他の照明装置
およびマルチエリアセンサと通信を行う通信手段、分割
エリアを照明する照明器具、通信手段を制御すると共
に、マルチエリアセンサによる検出結果に基づいて照明
器具を制御する照明コントローラを有し、分割エリア毎
に配置された照明装置と、を備え、照明装置は照明エリ
アの重複する近隣の照明装置を検出するとともに、マル
チエリアセンサの検出結果に基づく照明器具の点滅時
に、この点滅による照度変化を前記マルチエリアセンサ
が検出し、近隣の照明装置が照明コントローラにより照
明器具を制御する場合、照明器具の照度を抑制するもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1である照明制御システムの構成図、図2は
この照明制御システムの配置を示す図、図3はこの照明
制御システムの設置時に行われる近隣照明の設定手順を
示す図、図4はこの照明制御システムの動作を示す図で
ある。
【0019】図において、5は信号線、30は照明装置
であり、照明コントローラ31、所定エリアの人の在不
在を検出する人感センサ32、所定エリアの照度を計測
する照度センサ33、通信手段34、照明出力負荷であ
る照明器具35から構成される。この照明制御システム
では、3台の照明装置30によるシステム構成例を示
し、伝送線5により各照明装置30が互いに接続されて
いる。
【0020】次に、動作について説明する。まず、3台
の照明装置30にそれぞれa、b、cなる識別番号を与
え、識別番号aの照明装置30を照明装置a30とし、
同様に識別番号b、cの照明装置30をそれぞれ照明装
置b30、c30とする。
【0021】そこで、3台の照明装置a30、b30、
c30は、図2に示すように横並びに配置する。そし
て、各照明装置30を稼動させ、最初に各照明装置30
は自己の識別番号に応じて、所定の時間遅延の後、一定
の期間点滅を繰り返す。それと共に図3に示すように通
信手段34により自己の識別番号を送信し、かつ、所定
の期間、設定モードとなり、近隣照明の検出を行う。
【0022】近隣照明の検出について詳述する。照明装
置a30は、照明コントローラ31により照明器具35
の点滅を開始し、同時に通信手段34により自己の識別
番号aと点滅している旨を伝えるコマンドを照明装置b
30、c30へ送信する。そこで、照明装置b30、c
30は各照度センサ32により明るさの変化を検出す
る。その変化幅があらかじめ定められた近隣を示す値以
上である場合は、通信手段34により上述のコマンドを
受信し、照明コントローラ31に照明装置a30の近隣
照明であることを記憶する。
【0023】図2の配置の場合では、照明装置a30の
照明エリアは、照明装置b30の設置エリアと重複して
いるため、照明装置b30では照度センサ33により検
出される明るさの変化幅が近隣を示す所定値以上となる
ため、照明装置a30を近隣照明と認識し、このことを
照明コントローラ31に記憶する。また、照明装置c3
0では照度センサ33により検出される明るさの変化幅
が近隣を示す所定値以上にならないため、照明装置a3
0を近隣照明と認識しない。照明装置a30は所定の時
間経過後、点滅と自己識別番号の送信を停止する。
【0024】次に、照明装置b30が上記照明装置a3
0と同様に点滅と自己の識別番号の送信を開始する。照
明装置b30の照明エリアは照明装置a30、c30と
重複しているため、上述と同様の手順で照明装置a3
0、c30は照明装置b30を近隣照明と認識し、この
ことを記憶する。照明装置c30についても同様に初期
の近隣照明検出が行われる。各照明装置30は以上の所
定の設定モード期間が経過した後に、通常運転に移る。
【0025】よって、3台の照明装置a30、b30、
c30が図2のように配置された場合には、照明装置a
30は照明装置b30を、照明装置b30は照明装置a
30、c30を、照明装置c30は照明装置b30をそ
れぞれ近隣照明として登録する。
【0026】上述のように近隣照明が設定され、通常運
転が開始される。そこで、例えば、照明装置b30に照
明の出力変化が起きた場合には、通信手段34により記
憶している近隣照明装置a30、c30へ変化抑制のコ
マンドを送信する。照明装置a30、c30では、通信
手段34により変化抑制のコマンドを受信し、照明コン
トローラ31により自己の照度センサ33が明るさの変
化を検出しても、照明器具35への出力変化の量を通常
の変化量より小さくするように制御する。
【0027】すなわち、照明装置b30において、人感
センサ32により照明エリア内で人の不在が検出され、
照明器具35を消灯操作し、照明器具35による点灯分
の消費電力を削減した場合には、照明エリア内の照度が
低下し、近隣の照明装置a30、c30の照度センサ3
3が照度低下を検出する。ここで、もし近隣照明として
照明装置a30、c30が登録されていなければ、照明
装置a30、c30は照度低下と判断し、照明装置a3
0、c30の照明器具35の照度を上げ、消費電力を増
大させることになるが、近隣照明として登録されている
ため、照明器具35の照度の上げ幅を低くし、消費電力
の増大を抑える。
【0028】このように照明器具35への出力量を小さ
くすることにより、例えば照明装置b30が消灯した場
合には、近隣照明装置a30、c30の出力増大が抑制
され、消灯による消費電力削減の効果が少なくなること
を防止できる。また、照明装置a30、c30の照明エ
リアのみに居る人にとっては、明るすぎるという不快感
を回避できる。
【0029】その後、照明装置b30が点灯操作された
場合には、照明装置b30の照明コントローラ31は通
信手段34により照明装置a30、c30に対して照明
器具35への出力抑制を解除するコマンドを送信し、通
常の運転モードに復帰する。
【0030】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2である照明制御システムの動作を示す図である。ま
た、照明制御システムの構成図、配置図はそれぞれ図
1、図2を用いる。
【0031】次に動作について説明する。まず、照明装
置b30の照明エリア内で人が不在となった場合には、
図4のステップ1のように、照明装置b30の人感セン
サ32が不在を検出し、照明コントローラ31は照明器
具35への出力を変化させ、消灯を行う。このとき照明
装置b30は記憶している近隣照明装置a30、c30
へ通信手段34により不在検出のコマンドを送信する。
【0032】照明装置a30、c30は通信手段34を
介して照明コントローラ31により不在検出のコマンド
を受信する。これにより、照明装置a30、c30の照
度センサ33が明るさの変化を検出しても、照明器具3
5への出力変化の量を通常の変化量より小さくなるよう
に制御する。
【0033】次に、照明装置a30の照明エリア内で人
が不在となった場合には、図4のステップ2のように、
照明装置a30の人感センサ32が不在を検出し、照明
コントローラ31は照明装置35への出力を変化させ、
消灯を行う。このとき照明装置a30は記憶している近
隣照明装置b30へ通信手段34により不在検出のコマ
ンドを送信する。
【0034】照明装置b30は通信手段34を介して照
明コントローラ31により不在検出のコマンドを受信す
る。これにより、照明装置b30の照度センサ33が明
るさの変化を検出しても、照明器具35への出力変化の
量を通常の変化量より小さくなるように制御する。な
お、このときは照明装置c30へのコマンド送信は行わ
れない。
【0035】次に、照明装置b30の照明エリア内に人
が入った場合には、図4のステップ3のように、照明装
置b30の人感センサ32が人の存在を検出し、照明コ
ントローラ31は照明器具35への出力を変化させ、点
灯を行う。さらに、照明コントローラ31は照明装置a
30、c30へ通信手段34により在室のコマンドを送
信する。
【0036】照明装置a30とc30は通信手段34を
介して照明コントローラ31により在室のコマンドを受
信する。これにより、照明器具35への出力抑制を解除
し、通常の運転モードに復帰する。
【0037】以上のように、人の在不在に応じて近隣照
明の出力の量を小さくすることにより、消灯による消費
電力削減の効果が少なくなることを防止でき、また、明
るすぎると言った不快感が回避できる。
【0038】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3である照明制御システムの構成図、図7はこの照明
制御システムの配置を示す図である。図において、上記
実施形態と同一または相当部分には同一符号を付ける。
照明装置30は、照明出力を調節する機能および識別番
号を有する照明コントローラ31と、通信手段34と、
連続調光インバータの照明器具35とから構成される。
【0039】36はマルチエリアセンサであり、所定の
エリアを複数に分割し、分割されたエリア毎に照度と人
の在不在を検出する検出手段と、分割されたエリア毎に
制御対象の照明コントローラ31の識別番号と目標とす
る明るさ設定値を記憶する記憶手段とから構成される。
照明制御システムは、照明装置30を複数設置し、照明
装置30とマルチエリアセンサ36が各通信手段34に
より互いに接続されるように構成する。
【0040】また、照明エリアは、例えば図7に示すよ
うに横並びにエリアA、エリアB、エリアCとし、各エ
リアには照明コントローラ31を配置するとともに、マ
ルチエリアセンサ36を照明エリアの中央に配置し、各
エリア毎に照度および人の在不在を検出する。
【0041】次に動作について説明する。まず、初期設
定として、マルチエリアセンサ36は、各エリアの照明
コントローラ31へ順次点滅のコマンドを送信し、照明
コントローラ31により照明器具を点灯・消灯させ、そ
の時の他のエリアへの影響度合いを検出し記憶する。
【0042】その後、通常動作に移り、マルチエリアセ
ンサ36は、エリア毎に設定された目標の明るさとなる
ように、エリア毎に照度を検出しながら、通信手段34
を介して各照明コントローラ31へコマンドを送り、照
明器具35への出力を調整し、明るさの一定制御を行
う。
【0043】ここで、例えばエリアBにおいて、マルチ
エリアセンサ36が不在を検出した場合には、通信手段
34を介し、エリアBの照明コントローラ31へ消灯あ
るいは減光のコマンドを送信する。このときに、エリア
AとエリアCの照明コントローラ31へは、エリアBの
消灯あるいは減光の影響度に応じて、出力の増加幅を減
じた増光のコマンドを送信する。
【0044】このように、あるエリアの照明出力に変化
を起こすような場合には、そのエリアの近隣の明るさが
極度に明るくならないよう変化幅を押さえた照明出力と
なるように制御を行うことにより、快適性を維持しつつ
省エネルギーを実現する。また、マルチエリアセンサ3
6により近隣の照明の影響を検出する手順を自動化でき
るため、容易な設定で省エネ効果と快適性が両立した照
明システムを実現できる。
【0045】また、上記照明制御では、照明コントロー
ラ31へ照明出力を直接指示したものを示したが、不在
エリアの近隣エリアについては、目標の明るさ設定を不
在の影響度に応じて減少し、照明出力を過大とならない
よう制御に制限をかける制御を行なってもよく、同様な
効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上説明したのように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0047】照明エリアの重複する近隣の照明装置を検
出するとともに、照明器具の点滅時に、この点滅による
照度変化を近隣の照明装置の照度センサが検出し、近隣
の照明装置が照明コントローラにより照明器具を制御す
る場合、照明器具の照度を抑制するので、制御の為の親
局が不要で低コストであり、照明制御による省エネルギ
ーの効果が高くかつ快適性を阻害しない照明制御システ
ムを得ることができる。
【0048】また、照明エリアの重複する近隣の照明装
置を検出するとともに、前記人感センサの検出結果に基
づく照明器具の点滅時に、この点滅による照度変化を近
隣の照明装置の照度センサが検出し、近隣の照明装置が
前記照明コントローラにより照明器具を制御する場合、
照明器具の照度を抑制するので、制御の為の親局が不要
で低コストであり、照明制御による省エネルギーの効果
が高くかつ快適性を阻害しない照明制御システムを得る
ことができる。
【0049】さらに、照明コントローラは、照明器具の
点滅と同時に前記通信手段を介して他の照明装置へ識別
番号を出力する手段と、照度センサによる照度の変化幅
を検出する手段と、この変化幅検出手段による検出レベ
ルが所定レベル以上あることを検出する手段と、通信手
段により他の照明装置から出力された識別番号を読み取
る手段と、この識別番号読取手段により読み取った識別
番号を記憶する手段と、を備えたので、近隣の照明装置
を簡単に検出し、記憶できるので、設定が容易な照明制
御システムを得ることができる。
【0050】また、照明装置は照明エリアの重複する近
隣の照明装置を検出するとともに、マルチエリアセンサ
の検出結果に基づく照明器具の点滅時に、この点滅によ
る照度変化をマルチエリアセンサが検出し、近隣の照明
装置が照明コントローラにより照明器具を制御する場
合、照明器具の照度を抑制するので、マルチエリアセン
サにより照明コントローラ相互の関連度合いを把握し、
照明をその関連度合いに応じ制御することが一つのセン
サで実現可能となり、低コストで省エネ効果が高く、快
適性の向上した照明制御システムがを得ることができ
る。さらに、マルチエリアセンサにより近隣の照明の影
響を検出する手順を自動化できるため、容易な設定で省
エネ効果と快適性が両立した照明システムを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す照明制御シス
テムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す照明制御シス
テムの配置図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す照明制御シス
テムの動作を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す照明制御シス
テムの動作を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す照明制御シス
テムの動作を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す照明制御シス
テムの構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3を示す照明制御シス
テムの配置図である。
【図8】 従来の照明制御システムの構成図である。
【図9】 従来の照明制御システムの照明ユニットの構
成図である。
【図10】 従来の照明制御システムの照明ユニットの
構成図である。
【図11】 従来の照明制御システムの伝送ユニットの
構成図である。
【符号の説明】
5 伝送線、 30 照明装置、 31 照明コントロ
ーラ、 32 人感センサ、 33 照度センサ、 3
4 通信手段、 35 照明器具、 36 マルチエリ
アセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA03 AA83 BA25 BA28 CD03 CE06 CE09 CF13 CG02 CG15 CG21 CG42 CH21 CJ00 CJ11 CJ22 CL14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信線に複数の照明装置を接続し、各照
    明装置間で連動運転する照明制御システムにおいて、 前記照明装置は、 通信線を介して他の照明装置と通信を行う通信手段と、 所定エリアを照明する照明器具と、 前記所定エリアの照度を検出する照度センサと、 前記通信手段を制御すると共に、前記照度センサによる
    検出結果に基づいて前記照明器具を制御する照明コント
    ローラと、を備え、 照明エリアの重複する近隣の照明装置を検出するととも
    に、前記照明器具の点滅時に、この点滅による照度変化
    を近隣の照明装置の照度センサが検出し、近隣の照明装
    置が前記照明コントローラにより前記照明器具を制御す
    る場合、前記照明器具の照度を抑制することを特徴とす
    る照明制御システム。
  2. 【請求項2】 通信線に複数の照明装置を接続し、各照
    明装置間で連動運転する照明制御システムにおいて、 前記照明装置は、 通信線を介して他の照明装置と通信を行う通信手段と、 所定エリアの人の在不在を検出する人感センサと、 前記所定エリアを照明する照明器具と、 前記所定エリアの照度を検出する照度センサと、 前記通信手段を制御すると共に、前記人感センサおよび
    前記照度センサによる検出結果に基づいて前記照明器具
    を制御する照明コントローラと、を備え、 照明エリアの重複する近隣の照明装置を検出するととも
    に、前記人感センサの検出結果に基づく照明器具の点滅
    時に、この点滅による照度変化を近隣の照明装置の照度
    センサが検出し、近隣の照明装置が前記照明コントロー
    ラにより前記照明器具を制御する場合、前記照明器具の
    照度を抑制することを特徴とする照明制御システム。
  3. 【請求項3】 前記照明コントローラは、 前記照明器具の点滅と同時に前記通信手段を介して他の
    照明装置へ識別番号を出力する出力手段と、 前記照度センサによる照度の変化幅を検出する変化幅検
    出手段と、 この変化幅検出手段による検出レベルが所定レベル以上
    あることを検出する所定レベル検出手段と、 前記通信手段により他の照明装置から出力された識別番
    号を読み取る識別番号読取手段と、 この識別番号読取手段により読み取った識別番号を記憶
    する記憶手段と、を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の照明制御システム
  4. 【請求項4】 通信線に複数の照明装置を接続し、各照
    明装置間で連動運転する照明制御システムにおいて、 所定のエリアを複数に分割し、分割したエリア毎に照度
    と人の在不在を検出する手段、通信線を介して複数の照
    明装置と通信を行う通信手段、分割エリア毎に制御対象
    の照明コントローラの識別番号ならびに目標とする明る
    さの設定値を記憶する手段、を有するマルチエリアセン
    サと、 通信線を介して他の照明装置および前記マルチエリアセ
    ンサと通信を行う通信手段、前記分割エリアを照明する
    照明器具、前記通信手段を制御すると共に、前記マルチ
    エリアセンサによる検出結果に基づいて前記照明器具を
    制御する照明コントローラを有し、前記分割エリア毎に
    配置された照明装置と、を備え、 前記照明装置は照明エリアの重複する近隣の照明装置を
    検出するとともに、前記マルチエリアセンサの検出結果
    に基づく照明器具の点滅時に、この点滅による照度変化
    を前記マルチエリアセンサが検出し、近隣の照明装置が
    前記照明コントローラにより前記照明器具を制御する場
    合、前記照明器具の照度を抑制することを特徴とする照
    明制御システム。
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