JP2004111420A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒューズ上の絶縁膜の厚さを所望値に管理し、レーザトリミングによるヒューズブローを安定化させる。
【解決手段】不良の特定回路部を冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、ヒューズとなる下層配線層11上に層間絶縁膜12、エッチングストッパ膜20、絶縁膜16、上層配線層13、表面保護膜14をそれぞれ形成し、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜15をマスクとして、表面保護膜14をエッチング除去し、次にエッチングストッパ膜20上の絶縁膜16のみをエッチング除去し、更に層間絶縁膜12上のエッチングストッパ膜20のみをエッチング除去し、ヒューズとなる下層配線層11上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜12を形成する。
【選択図】 図5
【解決手段】不良の特定回路部を冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、ヒューズとなる下層配線層11上に層間絶縁膜12、エッチングストッパ膜20、絶縁膜16、上層配線層13、表面保護膜14をそれぞれ形成し、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜15をマスクとして、表面保護膜14をエッチング除去し、次にエッチングストッパ膜20上の絶縁膜16のみをエッチング除去し、更に層間絶縁膜12上のエッチングストッパ膜20のみをエッチング除去し、ヒューズとなる下層配線層11上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜12を形成する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、不良の特定回路部(メモリブロック等)を良品の冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にフラッシュメモリ等の半導体装置には、その内部に冗長回路が組み込まれている。この冗長回路は、半導体装置の製造工程において生ずるランダムな欠陥による半導体装置の歩留りの低下を防止するために設けられている。すなわち、製造工程時において特定回路部(メモリブロック等)に欠陥が生じても、半導体装置全体としての機能が損われないように、特定回路部と置換可能なように同一の機能を有する予備の冗長回路部(メモリブロック等)が形成されている。
【0003】
図13は冗長回路を有する半導体チップの内部構造を模式的に示す平面ブロック図である。半導体チップ100には、同一機能を有する回路ブロックK1,K2,・・・,Kmが配置されている。この各ブロックは、例えば半導体記憶装置における同一機能を有する複数個のメモリセルからなっている。また、これらの各ブロックK1,K2,・・・,Kmを不活性化させるために切断可能なヒューズL1,L2,・・・,Lmが形成されている。更に、不活性化された各ブロックK1,K2,・・・,Kmのいずれかと置換可能なように、同等の機能を有する冗長ブロックSが形成されている。
【0004】
電界効果トランジスタ101のゲート電極には、ヒューズLsを介して接地電源104の電位が印加され、これにより電界効果トランジスタ101は非導通状態に保持されている。従って、冗長ブロックSが半導体チップ100内において電気的に分離されている。また、各ブロックK1,K2,・・・,Kmの不良を検出するために試験用パッド電極105,106が形成されている。
【0005】
次に、上記半導体チップ100の機能試験とレーザトリミング処理について説明する。まず、試験用パッド電極105,106を通じて、図示しないテスタから半導体チップ100に電気信号を印加する。この時、テスタでは、印加された電気信号により半導体チップ100から出力される電気信号と、印加された電気信号に対応する期待値信号との相関関係に基づき半導体チップ100の良/不良を判定する。各ブロックK1,K2,・・・,Kmのいずれかが不良と判定された場合には、不良ブロックと冗長ブロックSを置き換える。
【0006】
この不良ブロックと冗長ブロックSの置換は以下のようにして行われる。上述の機能試験によって、例えば回路ブロックK1の不良が検出されると、まず半導体チップ100内でのヒューズL1,Lsに関する位置情報がレーザトリミング装置に与えられる。レーザトリミング装置は与えられた位置情報に基づいてレーザビームを照射し、ヒューズL1及びLsを溶断する。ヒューズL1の溶断により、不良ブロックN1は半導体チップ100内で分離される。また、ヒューズLsの溶断により、電界効果トランジスタ101のゲート電極に電源102の電圧が抵抗103を介して印加される。これにより、電界効果トランジスタ101が導通状態となり、不良ブロックN1が冗長ブロックSによって置き換えられる。
【0007】
図14及び図15は従来のレーザトリミング用のヒューズを備えた半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図であり、それぞれ図の(a)はボンディングパッド開口部付近を、図の(b)はレーザトリミング用ヒューズの開口部付近を示している。また、ここでは3層メタル配線構造の半導体装置の構造例を表わしている。
【0008】
まず、図14において、半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜10の上に、アルミニウム配線パターンである第2層配線層11が形成されている。この第2層配線層11は、図(b)においてレーザトリミング用のヒューズを構成する。そして、第2層配線層11上にはシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜12が形成され、層間絶縁膜12上にはアルミニウム配線である第3層配線層13が形成されている。この第3層配線層13は、図(a)において電極パッド部13Aを構成し、図(b)においてレーザトリミング用の開口部13bが形成されている。そして、第3層配線層13上にはシリコン窒化膜(SiN)又はPSG(phospho−silicate glass)膜等の表面保護膜(パッシベーション膜)14が形成されている。そして、表面保護膜14上には、電極パッド用の開口部15a及びレーザトリミング用の開口部15bを有するレジストパターン15が形成されている。
【0009】
次に、図15において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングを行い、表面保護膜14に電極パッド用の開口部14a及びレーザトリミング用の開口部14bを同時に形成する。そして、表面保護膜14に開口部14a及び開口部14bを形成するとき、通常、確実なエッチング除去を行うために、所望のエッチング量に対して20〜100%のオーバーエッチを行う。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−176976号公報
【0011】
【特許文献2】
特開平7−202002号公報
【0012】
【特許文献3】
特開平9−51038号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
レーザトリミング用のヒューズを備えた半導体装置において、ヒューズをレーザで溶断する場合、ヒューズ上に存在する絶縁膜は、その厚さが薄過ぎると水分等が侵入しやすくなりヒューズの腐食を防止する保護膜としての機能を果さない。一方、ヒューズ上の絶縁膜の厚さが厚過ぎると、強いパワーのレーザを必要とし周辺の素子にダメージを与える可能性がある。このようにレーザトリミング用のヒューズ上に存在する絶縁膜の厚さを適切な値になるように制御する必要がある。
【0014】
しかしながら、上記従来の製造工程においては、図15に示すように、表面保護膜14にドライエッチングにより開口部14a及び開口部14bを形成するとき、例えばオーバーエッチを行っていたので、第2層配線層11のヒューズ上に形成されている層間絶縁膜12がエッチングされ、ヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さhが安定しない。また、層間絶縁膜12を積層成膜する際の厚さのバラツキも生じるので、ヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さhはさらに不安定となる。このように、ヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さhが所定値に制御されないと、レーザトリミングによるヒューズブローが安定しないという問題が生じる。
【0015】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、ヒューズ上の絶縁膜の厚さを所望値に管理し、レーザトリミングによるヒューズブローを安定化させる半導体装置の製造方法を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体装置の製造方法は、所定の機能を有する特定回路部と、その特定回路部と同一の機能を有する冗長回路部とを含み、不良の上記特定回路部を上記冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、
ヒューズとなる配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、及び絶縁膜をそれぞれ形成する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記エッチングストッパ膜上の上記絶縁膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去する工程とを含むことを特徴とする。
【0017】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、所定の機能を有する特定回路部と、その特定回路部と同一の機能を有する冗長回路部とを含み、不良の上記特定回路部を上記冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、
ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、表面保護膜をそれぞれ形成する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記表面保護膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記エッチングストッパ膜上の上記絶縁膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、上記の発明において、ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、表面保護膜をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして表面保護膜をエッチング除去する工程において、同時に上層配線層上の表面保護膜をエッチング除去し、電極パッド用の開口部を形成することを特徴とする。
【0019】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、上記の発明において、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン窒化膜を使用し、絶縁膜を除去する時はシリコン酸化膜がエッチングされやすくシリコン窒化膜がエッチングされにくいエッチングを行い、エッチングストッパ膜を除去する時はシリコン窒化膜がエッチングされやすくシリコン酸化膜がエッチングされにくいエッチングを行うことを特徴とする。
【0020】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、上記の発明において、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン酸化窒化膜を使用し、絶縁膜を除去する時はシリコン酸化膜がエッチングされやすくシリコン酸化窒化膜がエッチングされにくいエッチングを行い、エッチングストッパ膜を除去する時はシリコン酸化窒化膜がエッチングされやすくシリコン酸化膜がエッチングされにくいエッチングを行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5はこの発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図であり、それぞれ図の(a)はボンディングパッド開口部付近を、図の(b)はレーザトリミング用ヒューズの開口部付近を示している。
【0022】
まず、図1において、半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜10の上に、アルミニウム配線パターンである第2層配線層11を形成する。この第2層配線層11は、図(b)においてレーザトリミング用のヒューズを構成する。そして、第2層配線層11上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる層間絶縁膜12を形成する。ここで、図(b)においてヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さHをレーザ溶断のための最適な厚さ(例えば約2000オンク゛ストロームのSiO2膜)に制御する。
【0023】
そして、層間絶縁膜12の上に、エッチングストッパ膜となるシリコン窒化膜(SiN)20を約500〜1000オンク゛ストローム形成する。更に、このエッチングストッパ膜20上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16を形成する。その後、絶縁膜16上にアルミニウム配線である第3層配線層13をパターン形成する。この第3層配線層13は、図(a)において電極パッド部13Aがパターン形成され、図(b)においてレーザトリミング用の開口部13bがパターン形成されている。
【0024】
次に、図2において、第3層配線層13上にシリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜(パッシベーション膜)14を形成する。そして、表面保護膜14上に、電極パッド用の開口部15a及びレーザトリミング用の開口部15bを有するレジストパターン15を形成する。
【0025】
次に、図3において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD1を行い、シリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜14に電極パッド用の開口部14a及びレーザトリミング用の開口部14bを同時に形成する。そして、表面保護膜14に開口部14a及び開口部14bを形成するとき、確実なエッチング除去を行うために、所望のエッチング量に対して20〜100%のオーバーエッチを行う。そのため、シリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16は厚さh1だけエッチングされる。
【0026】
次に、図4において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD2を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD2は、エッチングストッパ膜20であるシリコン窒化膜(SiN)がエッチングされにくい高選択比の酸化膜エッチングガスにて行う。すなわち、この時のシリコン窒化膜(SiN)20は酸化膜エッチングのエッチングストッパとして使用する。
【0027】
次に、図5において、レジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD3を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン窒化膜(SiN)からなるエッチングストッパ膜20をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD3は、層間絶縁膜12であるシリコン酸化膜(SiO2)がエッチングされにくい高選択比の窒化膜エッチングガスにて行う。すなわち、この時、ヒューズを構成する第2層配線層11上の層間絶縁膜12の厚さは、レーザ溶断のための最適な厚さHに保持される。
【0028】
図6及び図7は図1〜図5により製造された半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程を示す一部断面図である。図6(b)において、レーザトリミング用の開口部の層間絶縁膜12に対してレーザビーム50が照射される。このレーザビーム50は、シリコン酸化膜(SiO2)からなる層間絶縁膜12を透過してヒューズとなる第2配線層11(アルミニウム配線)に到達する。これによって、第2配線層11付近で圧力上昇が生じ、第2配線層11上の層間絶縁膜12が吹き飛ばされる。更に、図7(b)に示すように、層間絶縁膜12の吹き飛ばしによりクレータ51が生じる。これにより、ヒューズとなる第2配線層11が切断される。
【0029】
以上のように実施の形態1によれば、ヒューズとなる第2配線層11上に順に層間絶縁膜12、エッチングストッパ膜20、絶縁膜16、第1配線層13、及び表面保護膜14をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜15をマスクとして表面保護膜14をエッチング除去し、次に絶縁膜16をエッチング除去し、更に層間絶縁膜12上のエッチングストッパ膜20をエッチング除去するようにしたので、ヒューズとなる第2配線層11上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜12を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0030】
また、ヒューズとなる第2配線層11上に一層の層間絶縁膜12のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小値に設定することができる。
【0031】
また、絶縁膜16及び層間絶縁膜12としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜20としてシリコン窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比を大きく取ることができ、制御性の良好なエッチングを行うことができる。
【0032】
実施の形態2.
図8〜図12はこの発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図であり、それぞれ図の(a)はボンディングパッド開口部付近を、図の(b)はレーザトリミング用ヒューズの開口部付近を示している。
【0033】
まず、図8において、半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜10の上に、アルミニウム配線パターンである第2層配線層11を形成する。この第2層配線層11は、図(b)においてレーザトリミング用のヒューズを構成する。そして、第2層配線層11上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる層間絶縁膜12を形成する。ここで、図(b)においてヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さHをレーザ溶断のための最適な厚さ(例えば約2000オンク゛ストローム)に制御する。
【0034】
そして、層間絶縁膜12の上に、エッチングストッパ膜となるシリコン酸化窒化膜(SiON)30を約500〜1000オンク゛ストローム形成する。更に、このエッチングストッパ膜30上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16を形成する。その後、絶縁膜16上にアルミニウム配線である第3層配線層13をパターン形成する。この第3層配線層13は、図(a)において電極パッド部13Aがパターン形成され、図(b)においてレーザトリミング用の開口部13bがパターン形成されている。
【0035】
次に、図9において、第3層配線層13上にシリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜(パッシベーション膜)14を形成する。そして、表面保護膜14上に、電極パッド用の開口部15a及びレーザトリミング用の開口部15bを有するレジストパターン15を形成する。
【0036】
次に、図10において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD1を行い、シリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜14に電極パッド用の開口部14a及びレーザトリミング用の開口部14bを同時に形成する。そして、表面保護膜14に開口部14a及び開口部14bを形成するとき、確実なエッチング除去を行うために、所望のエッチング量に対して20〜100%のオーバーエッチを行う。そのため、シリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16は厚さh1だけエッチングされる。
【0037】
次に、図11において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD4を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD2は、エッチングストッパ膜30であるシリコン酸化窒化膜(SiON)がエッチングされにくい高選択比の酸化膜エッチングガスにて行う。すなわち、この時のシリコン窒化膜(SiON)30は酸化膜エッチングのエッチングストッパとして使用する。
【0038】
次に、図12において、レジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD5を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン窒化膜(SiON)からなるエッチングストッパ膜30をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD5は、層間絶縁膜12であるシリコン酸化膜(SiO2)がエッチングされにくい高選択比のエッチングガスにて行う。すなわち、この時、ヒューズを構成する第2層配線層11上の層間絶縁膜12の厚さは、レーザ溶断のための最適な厚さHに保持される。
【0039】
なお、上記図8〜図12により製造された半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程は、実施の形態1(図6及び図7)に説明した通りである。
【0040】
以上のように実施の形態2によれば、ヒューズとなる第2配線層11上に順に層間絶縁膜12、エッチングストッパ膜30、絶縁膜16、第1配線層13、及び表面保護膜14をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜15をマスクとして表面保護膜14をエッチング除去し、次に絶縁膜16をエッチング除去し、更に層間絶縁膜12上のエッチングストッパ膜30をエッチング除去するようにしたので、ヒューズとなる第2配線層11上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜12を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0041】
また、ヒューズとなる第2配線層11上に一層の層間絶縁膜12のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小限に抑えることができる。
【0042】
また、絶縁膜16及び層間絶縁膜12としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜30としてシリコン酸化窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比ほどの選択比を取ることはできないが、適切な選択比を取ることは可能であり、また、シリコン酸化窒化膜はシリコン窒化膜に比較して応力が小さくなるので、配線へのストレスを抑えることができる。
【0043】
上記実施の形態において、具体的な構成について説明しているが、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更例が考えられる。例えば、半導体装置の配線構造として3層アルミニウム配線構造を表わしているが、その他、複数層のポリシリコン配線層でも良い。また、表面保護膜(パッシベーション膜)としてシリコン窒化膜(SiN)の例を挙げているが、PSG(phospho−silicate glass)膜等でも良い。更に、層間絶縁膜12及び絶縁膜16としてシリコン酸化膜、エッチングストッパ膜20,30としてシリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜の例を挙げたが、本発明の要旨の範囲内のエッチング時の条件を満たす材料ならば、適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、以下に述べる効果を達成することができる。
【0045】
この発明によれば、ヒューズとなる配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、及び絶縁膜をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして絶縁膜をエッチング除去し、次に層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去するようにしたので、ヒューズ上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0046】
また、ヒューズとなる配線層上に一層の層間絶縁膜のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小限に抑えることができる。
【0047】
この発明によれば、ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、及び表面保護膜をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして表面保護膜をエッチング除去し、次に絶縁膜をエッチング除去し、更に層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去するようにしたので、ヒューズ上にはレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0048】
また、ヒューズとなる配線層上に一層の層間絶縁膜のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小限に抑えることができる。
【0049】
更に、表面保護膜をオーバーエッチングしても、ヒューズとなる配線層上に絶縁膜及びエッチングストッパ膜が存在するので、最終的にヒューズ上にレーザ溶断に適した厚さHの層間絶縁膜を残すことができる。
【0050】
この発明によれば、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして表面保護膜をエッチング除去する工程において、同時に上層配線層上の表面保護膜をエッチング除去し、電極パッド用の開口部を形成するような場合に適用したので、ヒューズ用開口部及び電極パッド用の開口部を同時に形成する場合、ヒューズ上にはレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0051】
この発明によれば、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比を大きく取ることができ、制御性の良好なエッチングを行うことができる。
【0052】
この発明によれば、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン酸化窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比ほどの選択比を取ることはできないが、適切な選択比を取ることは可能であり、また、シリコン酸化窒化膜はシリコン窒化膜に比較して応力が小さくなるので、配線へのストレスを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図2】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図3】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図4】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図5】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図6】この発明の実施の形態1による半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程を示す一部断面図である。
【図7】この発明の実施の形態1による半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程を示す一部断面図である。
【図8】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図9】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図10】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図11】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図12】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図13】冗長回路を有する半導体チップの内部構造を模式的に示す平面ブロック図である。
【図14】従来の半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図15】従来の半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【符号の説明】
11 第2配線層、12 層間絶縁膜、13 第3配線層、14 表面保護膜、15 レジスト、16 絶縁膜、20,30 エッチングストッパ膜、D1,D2,D3,D4,D5 ドライエッチング。
【発明の属する技術分野】
この発明は、不良の特定回路部(メモリブロック等)を良品の冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にフラッシュメモリ等の半導体装置には、その内部に冗長回路が組み込まれている。この冗長回路は、半導体装置の製造工程において生ずるランダムな欠陥による半導体装置の歩留りの低下を防止するために設けられている。すなわち、製造工程時において特定回路部(メモリブロック等)に欠陥が生じても、半導体装置全体としての機能が損われないように、特定回路部と置換可能なように同一の機能を有する予備の冗長回路部(メモリブロック等)が形成されている。
【0003】
図13は冗長回路を有する半導体チップの内部構造を模式的に示す平面ブロック図である。半導体チップ100には、同一機能を有する回路ブロックK1,K2,・・・,Kmが配置されている。この各ブロックは、例えば半導体記憶装置における同一機能を有する複数個のメモリセルからなっている。また、これらの各ブロックK1,K2,・・・,Kmを不活性化させるために切断可能なヒューズL1,L2,・・・,Lmが形成されている。更に、不活性化された各ブロックK1,K2,・・・,Kmのいずれかと置換可能なように、同等の機能を有する冗長ブロックSが形成されている。
【0004】
電界効果トランジスタ101のゲート電極には、ヒューズLsを介して接地電源104の電位が印加され、これにより電界効果トランジスタ101は非導通状態に保持されている。従って、冗長ブロックSが半導体チップ100内において電気的に分離されている。また、各ブロックK1,K2,・・・,Kmの不良を検出するために試験用パッド電極105,106が形成されている。
【0005】
次に、上記半導体チップ100の機能試験とレーザトリミング処理について説明する。まず、試験用パッド電極105,106を通じて、図示しないテスタから半導体チップ100に電気信号を印加する。この時、テスタでは、印加された電気信号により半導体チップ100から出力される電気信号と、印加された電気信号に対応する期待値信号との相関関係に基づき半導体チップ100の良/不良を判定する。各ブロックK1,K2,・・・,Kmのいずれかが不良と判定された場合には、不良ブロックと冗長ブロックSを置き換える。
【0006】
この不良ブロックと冗長ブロックSの置換は以下のようにして行われる。上述の機能試験によって、例えば回路ブロックK1の不良が検出されると、まず半導体チップ100内でのヒューズL1,Lsに関する位置情報がレーザトリミング装置に与えられる。レーザトリミング装置は与えられた位置情報に基づいてレーザビームを照射し、ヒューズL1及びLsを溶断する。ヒューズL1の溶断により、不良ブロックN1は半導体チップ100内で分離される。また、ヒューズLsの溶断により、電界効果トランジスタ101のゲート電極に電源102の電圧が抵抗103を介して印加される。これにより、電界効果トランジスタ101が導通状態となり、不良ブロックN1が冗長ブロックSによって置き換えられる。
【0007】
図14及び図15は従来のレーザトリミング用のヒューズを備えた半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図であり、それぞれ図の(a)はボンディングパッド開口部付近を、図の(b)はレーザトリミング用ヒューズの開口部付近を示している。また、ここでは3層メタル配線構造の半導体装置の構造例を表わしている。
【0008】
まず、図14において、半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜10の上に、アルミニウム配線パターンである第2層配線層11が形成されている。この第2層配線層11は、図(b)においてレーザトリミング用のヒューズを構成する。そして、第2層配線層11上にはシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜12が形成され、層間絶縁膜12上にはアルミニウム配線である第3層配線層13が形成されている。この第3層配線層13は、図(a)において電極パッド部13Aを構成し、図(b)においてレーザトリミング用の開口部13bが形成されている。そして、第3層配線層13上にはシリコン窒化膜(SiN)又はPSG(phospho−silicate glass)膜等の表面保護膜(パッシベーション膜)14が形成されている。そして、表面保護膜14上には、電極パッド用の開口部15a及びレーザトリミング用の開口部15bを有するレジストパターン15が形成されている。
【0009】
次に、図15において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングを行い、表面保護膜14に電極パッド用の開口部14a及びレーザトリミング用の開口部14bを同時に形成する。そして、表面保護膜14に開口部14a及び開口部14bを形成するとき、通常、確実なエッチング除去を行うために、所望のエッチング量に対して20〜100%のオーバーエッチを行う。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−176976号公報
【0011】
【特許文献2】
特開平7−202002号公報
【0012】
【特許文献3】
特開平9−51038号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
レーザトリミング用のヒューズを備えた半導体装置において、ヒューズをレーザで溶断する場合、ヒューズ上に存在する絶縁膜は、その厚さが薄過ぎると水分等が侵入しやすくなりヒューズの腐食を防止する保護膜としての機能を果さない。一方、ヒューズ上の絶縁膜の厚さが厚過ぎると、強いパワーのレーザを必要とし周辺の素子にダメージを与える可能性がある。このようにレーザトリミング用のヒューズ上に存在する絶縁膜の厚さを適切な値になるように制御する必要がある。
【0014】
しかしながら、上記従来の製造工程においては、図15に示すように、表面保護膜14にドライエッチングにより開口部14a及び開口部14bを形成するとき、例えばオーバーエッチを行っていたので、第2層配線層11のヒューズ上に形成されている層間絶縁膜12がエッチングされ、ヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さhが安定しない。また、層間絶縁膜12を積層成膜する際の厚さのバラツキも生じるので、ヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さhはさらに不安定となる。このように、ヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さhが所定値に制御されないと、レーザトリミングによるヒューズブローが安定しないという問題が生じる。
【0015】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、ヒューズ上の絶縁膜の厚さを所望値に管理し、レーザトリミングによるヒューズブローを安定化させる半導体装置の製造方法を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体装置の製造方法は、所定の機能を有する特定回路部と、その特定回路部と同一の機能を有する冗長回路部とを含み、不良の上記特定回路部を上記冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、
ヒューズとなる配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、及び絶縁膜をそれぞれ形成する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記エッチングストッパ膜上の上記絶縁膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去する工程とを含むことを特徴とする。
【0017】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、所定の機能を有する特定回路部と、その特定回路部と同一の機能を有する冗長回路部とを含み、不良の上記特定回路部を上記冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、
ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、表面保護膜をそれぞれ形成する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記表面保護膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記エッチングストッパ膜上の上記絶縁膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、上記の発明において、ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、表面保護膜をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして表面保護膜をエッチング除去する工程において、同時に上層配線層上の表面保護膜をエッチング除去し、電極パッド用の開口部を形成することを特徴とする。
【0019】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、上記の発明において、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン窒化膜を使用し、絶縁膜を除去する時はシリコン酸化膜がエッチングされやすくシリコン窒化膜がエッチングされにくいエッチングを行い、エッチングストッパ膜を除去する時はシリコン窒化膜がエッチングされやすくシリコン酸化膜がエッチングされにくいエッチングを行うことを特徴とする。
【0020】
また、この発明に係る半導体装置の製造方法は、上記の発明において、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン酸化窒化膜を使用し、絶縁膜を除去する時はシリコン酸化膜がエッチングされやすくシリコン酸化窒化膜がエッチングされにくいエッチングを行い、エッチングストッパ膜を除去する時はシリコン酸化窒化膜がエッチングされやすくシリコン酸化膜がエッチングされにくいエッチングを行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5はこの発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図であり、それぞれ図の(a)はボンディングパッド開口部付近を、図の(b)はレーザトリミング用ヒューズの開口部付近を示している。
【0022】
まず、図1において、半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜10の上に、アルミニウム配線パターンである第2層配線層11を形成する。この第2層配線層11は、図(b)においてレーザトリミング用のヒューズを構成する。そして、第2層配線層11上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる層間絶縁膜12を形成する。ここで、図(b)においてヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さHをレーザ溶断のための最適な厚さ(例えば約2000オンク゛ストロームのSiO2膜)に制御する。
【0023】
そして、層間絶縁膜12の上に、エッチングストッパ膜となるシリコン窒化膜(SiN)20を約500〜1000オンク゛ストローム形成する。更に、このエッチングストッパ膜20上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16を形成する。その後、絶縁膜16上にアルミニウム配線である第3層配線層13をパターン形成する。この第3層配線層13は、図(a)において電極パッド部13Aがパターン形成され、図(b)においてレーザトリミング用の開口部13bがパターン形成されている。
【0024】
次に、図2において、第3層配線層13上にシリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜(パッシベーション膜)14を形成する。そして、表面保護膜14上に、電極パッド用の開口部15a及びレーザトリミング用の開口部15bを有するレジストパターン15を形成する。
【0025】
次に、図3において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD1を行い、シリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜14に電極パッド用の開口部14a及びレーザトリミング用の開口部14bを同時に形成する。そして、表面保護膜14に開口部14a及び開口部14bを形成するとき、確実なエッチング除去を行うために、所望のエッチング量に対して20〜100%のオーバーエッチを行う。そのため、シリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16は厚さh1だけエッチングされる。
【0026】
次に、図4において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD2を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD2は、エッチングストッパ膜20であるシリコン窒化膜(SiN)がエッチングされにくい高選択比の酸化膜エッチングガスにて行う。すなわち、この時のシリコン窒化膜(SiN)20は酸化膜エッチングのエッチングストッパとして使用する。
【0027】
次に、図5において、レジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD3を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン窒化膜(SiN)からなるエッチングストッパ膜20をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD3は、層間絶縁膜12であるシリコン酸化膜(SiO2)がエッチングされにくい高選択比の窒化膜エッチングガスにて行う。すなわち、この時、ヒューズを構成する第2層配線層11上の層間絶縁膜12の厚さは、レーザ溶断のための最適な厚さHに保持される。
【0028】
図6及び図7は図1〜図5により製造された半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程を示す一部断面図である。図6(b)において、レーザトリミング用の開口部の層間絶縁膜12に対してレーザビーム50が照射される。このレーザビーム50は、シリコン酸化膜(SiO2)からなる層間絶縁膜12を透過してヒューズとなる第2配線層11(アルミニウム配線)に到達する。これによって、第2配線層11付近で圧力上昇が生じ、第2配線層11上の層間絶縁膜12が吹き飛ばされる。更に、図7(b)に示すように、層間絶縁膜12の吹き飛ばしによりクレータ51が生じる。これにより、ヒューズとなる第2配線層11が切断される。
【0029】
以上のように実施の形態1によれば、ヒューズとなる第2配線層11上に順に層間絶縁膜12、エッチングストッパ膜20、絶縁膜16、第1配線層13、及び表面保護膜14をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜15をマスクとして表面保護膜14をエッチング除去し、次に絶縁膜16をエッチング除去し、更に層間絶縁膜12上のエッチングストッパ膜20をエッチング除去するようにしたので、ヒューズとなる第2配線層11上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜12を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0030】
また、ヒューズとなる第2配線層11上に一層の層間絶縁膜12のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小値に設定することができる。
【0031】
また、絶縁膜16及び層間絶縁膜12としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜20としてシリコン窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比を大きく取ることができ、制御性の良好なエッチングを行うことができる。
【0032】
実施の形態2.
図8〜図12はこの発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図であり、それぞれ図の(a)はボンディングパッド開口部付近を、図の(b)はレーザトリミング用ヒューズの開口部付近を示している。
【0033】
まず、図8において、半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜(SiO2)等の層間絶縁膜10の上に、アルミニウム配線パターンである第2層配線層11を形成する。この第2層配線層11は、図(b)においてレーザトリミング用のヒューズを構成する。そして、第2層配線層11上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる層間絶縁膜12を形成する。ここで、図(b)においてヒューズ上の層間絶縁膜12の厚さHをレーザ溶断のための最適な厚さ(例えば約2000オンク゛ストローム)に制御する。
【0034】
そして、層間絶縁膜12の上に、エッチングストッパ膜となるシリコン酸化窒化膜(SiON)30を約500〜1000オンク゛ストローム形成する。更に、このエッチングストッパ膜30上にシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16を形成する。その後、絶縁膜16上にアルミニウム配線である第3層配線層13をパターン形成する。この第3層配線層13は、図(a)において電極パッド部13Aがパターン形成され、図(b)においてレーザトリミング用の開口部13bがパターン形成されている。
【0035】
次に、図9において、第3層配線層13上にシリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜(パッシベーション膜)14を形成する。そして、表面保護膜14上に、電極パッド用の開口部15a及びレーザトリミング用の開口部15bを有するレジストパターン15を形成する。
【0036】
次に、図10において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD1を行い、シリコン窒化膜(SiN)からなる表面保護膜14に電極パッド用の開口部14a及びレーザトリミング用の開口部14bを同時に形成する。そして、表面保護膜14に開口部14a及び開口部14bを形成するとき、確実なエッチング除去を行うために、所望のエッチング量に対して20〜100%のオーバーエッチを行う。そのため、シリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16は厚さh1だけエッチングされる。
【0037】
次に、図11において、最上層のレジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD4を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜16をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD2は、エッチングストッパ膜30であるシリコン酸化窒化膜(SiON)がエッチングされにくい高選択比の酸化膜エッチングガスにて行う。すなわち、この時のシリコン窒化膜(SiON)30は酸化膜エッチングのエッチングストッパとして使用する。
【0038】
次に、図12において、レジストパターン15をマスクとしてドライエッチングD5を行い、レーザトリミング用の開口部に当るシリコン窒化膜(SiON)からなるエッチングストッパ膜30をエッチング除去する。この場合のドライエッチングD5は、層間絶縁膜12であるシリコン酸化膜(SiO2)がエッチングされにくい高選択比のエッチングガスにて行う。すなわち、この時、ヒューズを構成する第2層配線層11上の層間絶縁膜12の厚さは、レーザ溶断のための最適な厚さHに保持される。
【0039】
なお、上記図8〜図12により製造された半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程は、実施の形態1(図6及び図7)に説明した通りである。
【0040】
以上のように実施の形態2によれば、ヒューズとなる第2配線層11上に順に層間絶縁膜12、エッチングストッパ膜30、絶縁膜16、第1配線層13、及び表面保護膜14をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜15をマスクとして表面保護膜14をエッチング除去し、次に絶縁膜16をエッチング除去し、更に層間絶縁膜12上のエッチングストッパ膜30をエッチング除去するようにしたので、ヒューズとなる第2配線層11上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜12を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0041】
また、ヒューズとなる第2配線層11上に一層の層間絶縁膜12のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小限に抑えることができる。
【0042】
また、絶縁膜16及び層間絶縁膜12としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜30としてシリコン酸化窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比ほどの選択比を取ることはできないが、適切な選択比を取ることは可能であり、また、シリコン酸化窒化膜はシリコン窒化膜に比較して応力が小さくなるので、配線へのストレスを抑えることができる。
【0043】
上記実施の形態において、具体的な構成について説明しているが、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更例が考えられる。例えば、半導体装置の配線構造として3層アルミニウム配線構造を表わしているが、その他、複数層のポリシリコン配線層でも良い。また、表面保護膜(パッシベーション膜)としてシリコン窒化膜(SiN)の例を挙げているが、PSG(phospho−silicate glass)膜等でも良い。更に、層間絶縁膜12及び絶縁膜16としてシリコン酸化膜、エッチングストッパ膜20,30としてシリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜の例を挙げたが、本発明の要旨の範囲内のエッチング時の条件を満たす材料ならば、適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、以下に述べる効果を達成することができる。
【0045】
この発明によれば、ヒューズとなる配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、及び絶縁膜をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして絶縁膜をエッチング除去し、次に層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去するようにしたので、ヒューズ上にレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0046】
また、ヒューズとなる配線層上に一層の層間絶縁膜のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小限に抑えることができる。
【0047】
この発明によれば、ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、及び表面保護膜をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして表面保護膜をエッチング除去し、次に絶縁膜をエッチング除去し、更に層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去するようにしたので、ヒューズ上にはレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0048】
また、ヒューズとなる配線層上に一層の層間絶縁膜のみ形成することができるので、ヒューズ溶断に要するエネルギーを最小限に抑えることができる。
【0049】
更に、表面保護膜をオーバーエッチングしても、ヒューズとなる配線層上に絶縁膜及びエッチングストッパ膜が存在するので、最終的にヒューズ上にレーザ溶断に適した厚さHの層間絶縁膜を残すことができる。
【0050】
この発明によれば、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして表面保護膜をエッチング除去する工程において、同時に上層配線層上の表面保護膜をエッチング除去し、電極パッド用の開口部を形成するような場合に適用したので、ヒューズ用開口部及び電極パッド用の開口部を同時に形成する場合、ヒューズ上にはレーザ溶断に適した厚さHの一層の層間絶縁膜を形成することができ、安定したヒューズ溶断を実現することができる。
【0051】
この発明によれば、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比を大きく取ることができ、制御性の良好なエッチングを行うことができる。
【0052】
この発明によれば、絶縁膜及び層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共にエッチングストッパ膜としてシリコン酸化窒化膜を使用するようにしたので、エッチング時のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との選択比ほどの選択比を取ることはできないが、適切な選択比を取ることは可能であり、また、シリコン酸化窒化膜はシリコン窒化膜に比較して応力が小さくなるので、配線へのストレスを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図2】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図3】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図4】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図5】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図6】この発明の実施の形態1による半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程を示す一部断面図である。
【図7】この発明の実施の形態1による半導体装置のヒューズのレーザ溶断工程を示す一部断面図である。
【図8】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図9】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図10】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図11】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図12】この発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図13】冗長回路を有する半導体チップの内部構造を模式的に示す平面ブロック図である。
【図14】従来の半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【図15】従来の半導体装置の製造工程を説明するための一部断面構造図である。
【符号の説明】
11 第2配線層、12 層間絶縁膜、13 第3配線層、14 表面保護膜、15 レジスト、16 絶縁膜、20,30 エッチングストッパ膜、D1,D2,D3,D4,D5 ドライエッチング。
Claims (5)
- 所定の機能を有する特定回路部と、その特定回路部と同一の機能を有する冗長回路部とを含み、不良の上記特定回路部を上記冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、
ヒューズとなる配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、及び絶縁膜をそれぞれ形成する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記エッチングストッパ膜上の上記絶縁膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去する工程とを含む半導体装置の製造方法。 - 所定の機能を有する特定回路部と、その特定回路部と同一の機能を有する冗長回路部とを含み、不良の上記特定回路部を上記冗長回路部に置き換えるために溶断されるヒューズを有する半導体装置の製造方法において、
ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、表面保護膜をそれぞれ形成する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記表面保護膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記エッチングストッパ膜上の上記絶縁膜をエッチング除去する工程と、
ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして、上記層間絶縁膜上のエッチングストッパ膜をエッチング除去する工程とを含む半導体装置の製造方法。 - ヒューズとなる下層配線層上に順に層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、絶縁膜、上層配線層、表面保護膜をそれぞれ形成した後、ヒューズ用開口部を有するレジスト膜をマスクとして上記表面保護膜をエッチング除去する工程において、同時に上記上層配線層上の上記表面保護膜をエッチング除去し、電極パッド用の開口部を形成することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
- 上記絶縁膜及び上記層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共に上記エッチングストッパ膜としてシリコン窒化膜を使用し、上記絶縁膜を除去する時はシリコン酸化膜がエッチングされやすくシリコン窒化膜がエッチングされにくいようにし、上記エッチングストッパ膜を除去する時はシリコン窒化膜がエッチングされやすくシリコン酸化膜がエッチングされにくいエッチングを行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 上記絶縁膜及び上記層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用すると共に上記エッチングストッパ膜としてシリコン酸化窒化膜を使用し、上記絶縁膜を除去する時はシリコン酸化膜がエッチングされやすくシリコン酸化窒化膜がエッチングされにくいようにし、上記エッチングストッパ膜を除去する時はシリコン酸化窒化膜がエッチングされやすくシリコン酸化膜がエッチングされにくいエッチングを行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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---|---|---|---|---|
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US7943459B2 (en) * | 2006-08-30 | 2011-05-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device and method of manufacturing the semiconductor device |
TWI387025B (zh) * | 2009-02-12 | 2013-02-21 | Vanguard Int Semiconduct Corp | 具有熔絲元件之半導體裝置之製造方法 |
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-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002267945A patent/JP2004111420A/ja active Pending
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