JP2004105575A - ゴルフカート - Google Patents
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Abstract
【課題】各コースに大量に埋設していたマグネットを廃止でき、検出ミスや誤検出を防止することができるゴルフカートを提供する。
【解決手段】走行路に沿って誘導線の埋設深さ34、35、36、37の箇所にて埋設された誘導線に流れる誘導電流を左右の誘導センサのLコイルとRコイルで検出し、位置検出回路で増幅、検波した後、差動増幅器で差動出力を得て、メインCPUに入力される。メインCPU23の指令により自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながら走行路を走行する。誘導センサ中央のセンサであるCコイルでは脱輪レベルの検出を行うと共に、検出レベルの増減によって各誘導路地点での情報の検出を行って、カートの速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの制御情報とする。
【選択図】 図6
【解決手段】走行路に沿って誘導線の埋設深さ34、35、36、37の箇所にて埋設された誘導線に流れる誘導電流を左右の誘導センサのLコイルとRコイルで検出し、位置検出回路で増幅、検波した後、差動増幅器で差動出力を得て、メインCPUに入力される。メインCPU23の指令により自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながら走行路を走行する。誘導センサ中央のセンサであるCコイルでは脱輪レベルの検出を行うと共に、検出レベルの増減によって各誘導路地点での情報の検出を行って、カートの速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの制御情報とする。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフ場でゴルフバック等を運搬するゴルフカートに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ場のゴルフカートとしては、従来から種々のタイプのものが提供されている。例えば、手押しタイプから電動タイプあるいはエンジンを駆動力とした非乗用タイプと乗用タイプのものが多用されている。そして、電動ゴルフカートは他の電動車とは異なり、コースに沿って走行するとはいえ、路面状態の不安定な広いエリアを、時にはリモコン操作により無人で運転されるものである。
【0003】
図1には本出願人が開発した2人乗りタイプの電動乗用ゴルフカートの外観側面図を示す。この電動ゴルフカートは自動、手動の切り替え手段のある電動駆動タイプであって、後部にゴルフバツクを積載でき、上部には日除け、雨よけのためのルーフが設置されている(特許文献1参照)。
【0004】
ゴルフカ−ト1は、左右一対の前輪2及び後輪3により支持された車体フレーム4の上部を、フロントカウル4a及びリアカウル4bにより覆うと共に、リアカウル4bの前側に着座の座席5aとステップ5bとを設置して乗車部5を構成し、前記座席5aの前部に支持されたステアリングコラム6aの上部に突出するステアリングシャフト6bの先端部に、座席5aへの着座姿勢での操作可能にステアリングホイール6を取り付けて構成されている。車体前部には、地下に埋設されたマグネット9を検出するマグネットセンサ及び誘導線8の誘導電流を検出するセンサ7が取り付けられている。
【0005】
電動ゴルフカートの制御系統は、概略的に、コントロールボックスのマイコンと、操作部、ステアリング部、センサー部、電源部、モータ部、パーキング部およびメインブレーキ部等から構成される。
【0006】
このような構成の電動ゴルフカートを手動運転を行う場合には自動運転切替レバーを「手動」にすると、手動走行モードになり、通常の乗用カートと同じようにハンドル(ステアリング)の操作とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0007】
次に、自動走行する場合は、自動運転切替レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そのとき、カート道(走行路)に沿って埋設されたループ線に流れる誘導電流を検知して左右の走行方向の操縦を行う。
【0008】
また、自動走行の時、ゴルフカートが停車している場合に後行カートが近接するとき衝突しないよう、衝突防止装置であるカートガードを設けている。各カートの後端に発信器を設けると共に各カートの前端に受信器を設けている。このため、先行カートが停止し後行カートが先行カートに追いつくにつれて受信信号の電界強度が強くなり、所定値以上の時に、後行カートは衝突を防止するために自動的にブレーキをかけて停止をする(特許文献2参照)。
【0009】
ゴルフカート底面にはマグネットセンサが配置されており、誘導線脇に埋設されたマグネット9の配列による速度、停止等の情報を読み取ることにより、自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながらカート道を走行する。他にマグネット情報によりカートガードの送受信感度設定変更、リモコン受信無視などの制御変更を行っている。また、ゴルフカ−ト本体部またはリモコン送信機に設けられた発進/停止スイッチで任意の場所で発進、停止することもできる。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−277160号公報
【特許文献2】
特開昭62−233005号公報
【0011】
【発明が解決しようする課題】
これら従来の電動ゴルフカートは、速度・停止等の情報提供用の誘導線脇に埋設するマグネットは各ホール平均して、停止ポイント4ヶ所、増速1ヶ所、減速1ヶ所とすると6ヶ所(各2個、計12個)は必要である。1ラウンド分では18ホールでマグネット216個も必要になる。
【0012】
また、マグネットを埋設する場合には曲線路などを走行すると、マグネットセンサの通過軌跡と誘導線が同じような軌跡にならないために、マグネットセンサがマグネットの直上を通過しないで、うまく検出ができずに見落とす可能性があり、更に、着磁した釘などによる誤検出という可能性もあった。
【0013】
そこで、本発明は、各コースに大量に埋設していたマグネットを廃止でき、マグネットセンサ使用時特有のマグネットの経年変化やマグネット以外の着磁した金属などによる検出ミスや誤検出を防止することができるゴルフカートを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0015】
本発明の請求項2に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線の埋設深さにより誘導線検出電流値を変更し、該誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0016】
本発明の請求項3に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線埋設の水平方向へのずれにより誘導線検出電流値を変更し、該誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0017】
本発明の請求項4に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線上に鉄板を敷設することにより誘導線検出電流値を変更し、誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0018】
本発明の請求項5に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線を特定箇所のみ複数回重ね巻きすることにより誘導線検出電流値を変更し、該誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0019】
こうして、本発明のゴルフカートは、速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの情報を誘導線により得ることができるので、各コースに大量に埋設していたマグネットを廃止でき、マグネットセンサ使用時特有のマグネットの経年変化やマグネット以外の着磁した金属などによる検出ミスや誤検出を防止することができる。
【0020】
本発明の請求項6に係るゴルフカートは、上記請求項1乃至請求項5記載のゴルフカートにおいて、誘導線電流の検出信号レベルにより制御内容を変化させるように構成した。
【0021】
本発明の請求項7に係るゴルフカートは、上記請求項1乃至請求項5記載のゴルフカートにおいて、誘導線電流の検出信号レベルと次の検出信号レベル間の距離との組み合わせにより制御内容を変化させるように構成とした。
【0022】
こうして、本発明のゴルフカートは、速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの情報を誘導線の埋設深さ、誘導線の埋設間隔の組み合わせ、即ち、誘導電流(換算した検出電圧)の増減の組み合わせにより得ることができるので、誘導電流(換算した検出電圧)の増減は従来の脱輪検出に使用していた誘導電流検出センサから得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明を、自動操向及び手動運転が選択可能な乗用の電動ゴルフカートに適用した例を示す。図1は、本発明に係るゴルフカートの外観を示す側面図、図2は同じく内部の構成を示す平面図であり、図3は制御系構成を示す。
【0024】
以下、本発明の実施例を図面に沿って記述する。図1のゴルフカートの外観側面は従来例で説明したものと基本的には同じで、地下に埋設されたマグネット9とそれを検出するマグネットセンサを省略したものであり、他は同じであるから説明は省略する。図2において、車体フレーム4には、走行モータ13その他のモータ用の電源(バッテリー)11が複数個取り付けられている。後輪3の車軸には、ミッション12に走行モータ13を取り付けた構成としている。
【0025】
また、走行モータ13とその他のモータ動力源である電源(バッテリー)11の充電用の発電・充電装置10を搭載している。そして、全体の制御を行う制御回路部9を車体フレーム4上に配置している。
【0026】
電動ゴルフカートの制御系構成を図3により説明する。動力部であるモータ部は、走行モータ13、メインブレーキ(MB)モータ14、パーキングブレーキ用(PB)モータ15、自動/手動切り替え用(HM)モータ16、ステアリング制御用(SM)モータ17で構成している。
【0027】
走行モータ13には、モータ制御部18を設け電流検出回路を配置している。また、メインブレーキモータ14には、メインブレーキモータ制御回路部19を設け電流検出回路とブレーキ位置センサを配置している。パーキングブレーキモータ15の制御部20には検出回路を配置している。自動/手動切り替えモータ16の制御部21には検出回路を配置している。ステアリング制御用モータ17には制御部22が設られ、各モータはメインCPU(マイコン)23により制御を行なっている。
【0028】
電源のバッテリー11は電流検出回路24を介して動力系に接続されている。電源バッテリー11の充電電流、放電電流のいずれかを電流検出回路24で検出している。
【0029】
走行モータ13には同軸上にエンコーダ26が設けておりモータ1回転に対応したパルスがメインCPU(マイコン)23に入力され、カート走行速度が内部演算によりなされ、メインCPU23の指令により充電装置10を充電器制御回路25で制御を行っている。
【0030】
ステアリング部の制御系は、誘導センサ、ハンドルに連動されたトルクセンサ27、図示はしていないが、ステアリングモータを有し、トルクセンサ27はステアリングの操作量を検出する手段として配置されている。走行路に沿って誘導線が埋設され、誘導線(ループ線)に流れる誘導電流を検出するために誘導センサが設けられ、誘導センサには左右の誘導センサのLコイル29とRコイル28及び中央のセンサであるCコイル30が配置されている。
【0031】
このような構成の乗用ゴルフカートの手動運転を行う場合には、自動運転切替レバーを「手動」にすると、手動走行モードになり、通常の乗用ゴルフカートと同じようにハンドルを操作することにより、ハンドルの左方向または右方向への回転に応動するトルクセンサのステアリングの操作量を検出する手段が作動し、メインCPU23を介してステアリングモータを左方向又は右方向に回転させる。そして、ハンドル(ステアリング)の操作量とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0032】
次に、自動運転を行う場合には、自動運転切替レバーを「自動」にすると、自動走行モードとなる。そのとき、走行路に沿って埋設された誘導線に流れる誘導電流を誘導信号として左右の誘導センサのLコイル29とRコイル28で検出し、位置検出回路31が内蔵する増幅、検波回路で増幅、検波した後、差動増幅器で差動出力を得て、メインCPU23にアナログ信号で入力される。
【0033】
メインCPU23の指令により自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながら走行路を走行する。更に、リモコンまたは発進/停止スイッチ32の操作で任意の場所で発進、停止することもできる。また、カートガード33等の各種安全装置により危険を察知すると緊急停止する。誘導センサ中央のセンサであるCコイル30では脱輪レベルの検出を行うと共に、検出レベルの増減によって各誘導路地点での情報の検出を行っている。
【0034】
図6は誘導線の埋設深さを34、35、36、37の箇所にて変化させた実際例の側断面図である。また、図4に誘導電流検出値とCコイル30から誘導線までの距離の関係を示す。Cコイル30から誘導線までの距離が通常100mmとすると電流検出レベルは300mAとなる。この値を基準値とし、状態変化、制御変化が何ら必要でない時には、このレベルを維持するように誘導線34はCコイル30から100mmのところに埋設しておく。従って、通常はCコイル30から地表面までの高さを90mmとした時には10mm埋設することになる(図6の34の状態)。
【0035】
次に、誘導電流検出値を200mAとするには、Cコイル30から誘導線までの距離は図4から145mmであり、誘導路上のある地点(A地点)の誘導線深さを地表面より55mm(145−90mm)埋設する(図6の35の状態)と、A地点での誘導電流検出は300mAから200mAに変化する。カートはこの変化を検出して、例えばカートガード33の受信感度を減ずる。
【0036】
次に、誘導電流検出値を150mAとするには、同様に図4から、Cコイル30から誘導線までの距離は180mmであり、地表面より90mm(180−90mm)埋設すればよい(図6の36の状態)。
【0037】
また、誘導電流検出値を200mA又は150mAとするポイントを2ヶ所設ける。その2ヶ所のポイント間を60cmとし、走行中に誘導電流検出値を双曲関数的に電圧に換算した電圧信号2V又は1Vを検出した時、この電圧信号の検出後60cmに1Vまたは2Vを検出した場合は、その電圧信号の組み合わせを利用して有効な信号とすることができる。
【0038】
例えば2V検出後60cm後に1Vを検出した場合2V−1Vという組み合わせの信号とする(ここで1つの−は60cmを意味する)。この時、メインCPU23はカートの速度を例えば高速になるように速度指令を出力するようにする。同様に2ヶ所のポイント間の距離が120cmの時は2つの−−に、180cmの時は3つの−−−とすることにより、これらを検出信号の要素として用いることができる。
【0039】
以上の検出要素と制御内容を一覧表にしたものを図5に示す。図5の検出信号において、例えば検出信号が2Vである時、即ち図6の36の状態の時、制御内容をカートガードの受信感度減にし、100m走行後に感度を標準に戻すことを意味する。これはカートを車庫出しする場合に設定するものであり、カート同志のすれ違いがあってもカートガードが動作して、安易に緊急停止することを回避するためである。
【0040】
また、検出信号が1Vになると、カートガードの感度を標準にし、検出信号が2V−2Vになると、即ち図6の36の状態から60cm後に36の状態になった時、安全停止(停止後リモコンで発進不可、発進/停止SWで発進可)を意味し、検出信号が1V−1Vになると、通常停止を意味する。
【0041】
次に、検出信号が2V−1Vになると、即ち図6の36の状態から60cm後に35の状態になった時、カートは低速走行(5km/h)することを意味する信号となる。検出信号が1V−2Vになると、追従走行(前車に追従走行して、100m走行後に8km/hの通常走行に復帰する)を意味する。
【0042】
検出信号が2V−−2Vになると、カートガード電源をOFFを意味し、検出信号が1V−−1Vになると、設定解除(速度制御、追従走行、リモコン受付OFF、カートガード電源OFFを解除)を意味する。また、検出信号2V−−1Vは超低速走行(3.5km/h)を、検出信号1V−−2Vは高速走行(10km/h)を、検出信号2V−−−2Vはリモコン受付OFFを、検出信号2V−−−1Vは低速走行を、検出信号1V−−−2Vは超高速走行(12km/h)を夫々意味する。
【0043】
また、埋設する誘導線は図6の埋設深さの相違による信号形成に限ることなく、図7に示すように、誘導線を特定箇所のみ複数回重ねて38の位置に敷設してもよい。更に、図8に示すように、誘導線上に鉄板39等を配置し誘導検出信号のレベルを一時的に下げることを利用しても良い。また、図6の誘導線の埋設深さを違えることに代え、誘導線の特定箇所を横にずらして40,41を設置することにより、図6のものと同様に検出電流のレベルを下げたことを利用した例を図9に示している。
【0044】
上記図6乃至図9のいずれの誘導線の埋設状態のものも、誘導線の検出信号のレベルを一時的に減少あるいは増加させたことにより制御用の信号を作成するものである。そして、それぞれの検出信号のレベルの大小あるいは検出信号の間隔の組み合わせにより、図5に示すような、制御内容を変化させることができるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明のゴルフカートは、速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの情報を誘導線の埋設深さ、誘導線の埋設間隔の組み合わせ、即ち、誘導電流(換算した検出電圧)の増減の組み合わせにより得ることができるので、誘導電流(換算した検出電圧)の増減は従来の脱輪検出に使用していた誘導電流検出センサから得ることができる。その結果、各コースに大量に埋設していたマグネットを廃止できる共に、マグネットセンサ使用時特有のマグネットの経年変化やマグネット以外の着磁した金属などによる検出ミスや誤検出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動ゴルフカートの外観側面図。
【図2】電動ゴルフカートの平面図。
【図3】電動ゴルフカートの制御系構成図。
【図4】誘導電流検出値と検出コイルから誘導線までの距離の関係図。
【図5】検出要素と制御内容を一覧表。
【図6】誘導線の埋設状態の第1の実施例図。
【図7】誘導線の埋設状態の第2の実施例図。
【図8】誘導線の埋設状態の第3の実施例図。
【図9】誘導線の埋設状態の第4の実施例図。
【符号の説明】
1 電動ゴルフカート
2,3 前・後輪
4 車体フレーム
5 乗車部
6 ステアリグホイール
7 誘導センサ
8 誘導線
9 制御回路部
10 充電装置
11 電源(バッテリー)
12 ミッション
13 走行モータ
14〜17 各部制御用モータ
18 走行モータ制御部
19 メインブレーキモータ制御回路部
20 パーキングブレーキモータ制御部
21 自動/手動切り替えモータ制御部
22 ステアリング制御用モータ制御部
23 メインCPU(マイコン)
24 電流検出回路
25 充電器制御装置
26 エンコーダ
27 トルクセンサ
28〜30 誘導コイル
31 位置検出回路
32 発進/停止スイッチ
33 カートガード
34〜38 誘導線と埋設カ所
39 鉄板等
40,41 誘導線と埋設カ所
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフ場でゴルフバック等を運搬するゴルフカートに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ場のゴルフカートとしては、従来から種々のタイプのものが提供されている。例えば、手押しタイプから電動タイプあるいはエンジンを駆動力とした非乗用タイプと乗用タイプのものが多用されている。そして、電動ゴルフカートは他の電動車とは異なり、コースに沿って走行するとはいえ、路面状態の不安定な広いエリアを、時にはリモコン操作により無人で運転されるものである。
【0003】
図1には本出願人が開発した2人乗りタイプの電動乗用ゴルフカートの外観側面図を示す。この電動ゴルフカートは自動、手動の切り替え手段のある電動駆動タイプであって、後部にゴルフバツクを積載でき、上部には日除け、雨よけのためのルーフが設置されている(特許文献1参照)。
【0004】
ゴルフカ−ト1は、左右一対の前輪2及び後輪3により支持された車体フレーム4の上部を、フロントカウル4a及びリアカウル4bにより覆うと共に、リアカウル4bの前側に着座の座席5aとステップ5bとを設置して乗車部5を構成し、前記座席5aの前部に支持されたステアリングコラム6aの上部に突出するステアリングシャフト6bの先端部に、座席5aへの着座姿勢での操作可能にステアリングホイール6を取り付けて構成されている。車体前部には、地下に埋設されたマグネット9を検出するマグネットセンサ及び誘導線8の誘導電流を検出するセンサ7が取り付けられている。
【0005】
電動ゴルフカートの制御系統は、概略的に、コントロールボックスのマイコンと、操作部、ステアリング部、センサー部、電源部、モータ部、パーキング部およびメインブレーキ部等から構成される。
【0006】
このような構成の電動ゴルフカートを手動運転を行う場合には自動運転切替レバーを「手動」にすると、手動走行モードになり、通常の乗用カートと同じようにハンドル(ステアリング)の操作とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0007】
次に、自動走行する場合は、自動運転切替レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そのとき、カート道(走行路)に沿って埋設されたループ線に流れる誘導電流を検知して左右の走行方向の操縦を行う。
【0008】
また、自動走行の時、ゴルフカートが停車している場合に後行カートが近接するとき衝突しないよう、衝突防止装置であるカートガードを設けている。各カートの後端に発信器を設けると共に各カートの前端に受信器を設けている。このため、先行カートが停止し後行カートが先行カートに追いつくにつれて受信信号の電界強度が強くなり、所定値以上の時に、後行カートは衝突を防止するために自動的にブレーキをかけて停止をする(特許文献2参照)。
【0009】
ゴルフカート底面にはマグネットセンサが配置されており、誘導線脇に埋設されたマグネット9の配列による速度、停止等の情報を読み取ることにより、自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながらカート道を走行する。他にマグネット情報によりカートガードの送受信感度設定変更、リモコン受信無視などの制御変更を行っている。また、ゴルフカ−ト本体部またはリモコン送信機に設けられた発進/停止スイッチで任意の場所で発進、停止することもできる。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−277160号公報
【特許文献2】
特開昭62−233005号公報
【0011】
【発明が解決しようする課題】
これら従来の電動ゴルフカートは、速度・停止等の情報提供用の誘導線脇に埋設するマグネットは各ホール平均して、停止ポイント4ヶ所、増速1ヶ所、減速1ヶ所とすると6ヶ所(各2個、計12個)は必要である。1ラウンド分では18ホールでマグネット216個も必要になる。
【0012】
また、マグネットを埋設する場合には曲線路などを走行すると、マグネットセンサの通過軌跡と誘導線が同じような軌跡にならないために、マグネットセンサがマグネットの直上を通過しないで、うまく検出ができずに見落とす可能性があり、更に、着磁した釘などによる誤検出という可能性もあった。
【0013】
そこで、本発明は、各コースに大量に埋設していたマグネットを廃止でき、マグネットセンサ使用時特有のマグネットの経年変化やマグネット以外の着磁した金属などによる検出ミスや誤検出を防止することができるゴルフカートを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0015】
本発明の請求項2に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線の埋設深さにより誘導線検出電流値を変更し、該誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0016】
本発明の請求項3に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線埋設の水平方向へのずれにより誘導線検出電流値を変更し、該誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0017】
本発明の請求項4に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線上に鉄板を敷設することにより誘導線検出電流値を変更し、誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0018】
本発明の請求項5に係るゴルフカートは、誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線を特定箇所のみ複数回重ね巻きすることにより誘導線検出電流値を変更し、該誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうように構成した。
【0019】
こうして、本発明のゴルフカートは、速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの情報を誘導線により得ることができるので、各コースに大量に埋設していたマグネットを廃止でき、マグネットセンサ使用時特有のマグネットの経年変化やマグネット以外の着磁した金属などによる検出ミスや誤検出を防止することができる。
【0020】
本発明の請求項6に係るゴルフカートは、上記請求項1乃至請求項5記載のゴルフカートにおいて、誘導線電流の検出信号レベルにより制御内容を変化させるように構成した。
【0021】
本発明の請求項7に係るゴルフカートは、上記請求項1乃至請求項5記載のゴルフカートにおいて、誘導線電流の検出信号レベルと次の検出信号レベル間の距離との組み合わせにより制御内容を変化させるように構成とした。
【0022】
こうして、本発明のゴルフカートは、速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの情報を誘導線の埋設深さ、誘導線の埋設間隔の組み合わせ、即ち、誘導電流(換算した検出電圧)の増減の組み合わせにより得ることができるので、誘導電流(換算した検出電圧)の増減は従来の脱輪検出に使用していた誘導電流検出センサから得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明を、自動操向及び手動運転が選択可能な乗用の電動ゴルフカートに適用した例を示す。図1は、本発明に係るゴルフカートの外観を示す側面図、図2は同じく内部の構成を示す平面図であり、図3は制御系構成を示す。
【0024】
以下、本発明の実施例を図面に沿って記述する。図1のゴルフカートの外観側面は従来例で説明したものと基本的には同じで、地下に埋設されたマグネット9とそれを検出するマグネットセンサを省略したものであり、他は同じであるから説明は省略する。図2において、車体フレーム4には、走行モータ13その他のモータ用の電源(バッテリー)11が複数個取り付けられている。後輪3の車軸には、ミッション12に走行モータ13を取り付けた構成としている。
【0025】
また、走行モータ13とその他のモータ動力源である電源(バッテリー)11の充電用の発電・充電装置10を搭載している。そして、全体の制御を行う制御回路部9を車体フレーム4上に配置している。
【0026】
電動ゴルフカートの制御系構成を図3により説明する。動力部であるモータ部は、走行モータ13、メインブレーキ(MB)モータ14、パーキングブレーキ用(PB)モータ15、自動/手動切り替え用(HM)モータ16、ステアリング制御用(SM)モータ17で構成している。
【0027】
走行モータ13には、モータ制御部18を設け電流検出回路を配置している。また、メインブレーキモータ14には、メインブレーキモータ制御回路部19を設け電流検出回路とブレーキ位置センサを配置している。パーキングブレーキモータ15の制御部20には検出回路を配置している。自動/手動切り替えモータ16の制御部21には検出回路を配置している。ステアリング制御用モータ17には制御部22が設られ、各モータはメインCPU(マイコン)23により制御を行なっている。
【0028】
電源のバッテリー11は電流検出回路24を介して動力系に接続されている。電源バッテリー11の充電電流、放電電流のいずれかを電流検出回路24で検出している。
【0029】
走行モータ13には同軸上にエンコーダ26が設けておりモータ1回転に対応したパルスがメインCPU(マイコン)23に入力され、カート走行速度が内部演算によりなされ、メインCPU23の指令により充電装置10を充電器制御回路25で制御を行っている。
【0030】
ステアリング部の制御系は、誘導センサ、ハンドルに連動されたトルクセンサ27、図示はしていないが、ステアリングモータを有し、トルクセンサ27はステアリングの操作量を検出する手段として配置されている。走行路に沿って誘導線が埋設され、誘導線(ループ線)に流れる誘導電流を検出するために誘導センサが設けられ、誘導センサには左右の誘導センサのLコイル29とRコイル28及び中央のセンサであるCコイル30が配置されている。
【0031】
このような構成の乗用ゴルフカートの手動運転を行う場合には、自動運転切替レバーを「手動」にすると、手動走行モードになり、通常の乗用ゴルフカートと同じようにハンドルを操作することにより、ハンドルの左方向または右方向への回転に応動するトルクセンサのステアリングの操作量を検出する手段が作動し、メインCPU23を介してステアリングモータを左方向又は右方向に回転させる。そして、ハンドル(ステアリング)の操作量とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0032】
次に、自動運転を行う場合には、自動運転切替レバーを「自動」にすると、自動走行モードとなる。そのとき、走行路に沿って埋設された誘導線に流れる誘導電流を誘導信号として左右の誘導センサのLコイル29とRコイル28で検出し、位置検出回路31が内蔵する増幅、検波回路で増幅、検波した後、差動増幅器で差動出力を得て、メインCPU23にアナログ信号で入力される。
【0033】
メインCPU23の指令により自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながら走行路を走行する。更に、リモコンまたは発進/停止スイッチ32の操作で任意の場所で発進、停止することもできる。また、カートガード33等の各種安全装置により危険を察知すると緊急停止する。誘導センサ中央のセンサであるCコイル30では脱輪レベルの検出を行うと共に、検出レベルの増減によって各誘導路地点での情報の検出を行っている。
【0034】
図6は誘導線の埋設深さを34、35、36、37の箇所にて変化させた実際例の側断面図である。また、図4に誘導電流検出値とCコイル30から誘導線までの距離の関係を示す。Cコイル30から誘導線までの距離が通常100mmとすると電流検出レベルは300mAとなる。この値を基準値とし、状態変化、制御変化が何ら必要でない時には、このレベルを維持するように誘導線34はCコイル30から100mmのところに埋設しておく。従って、通常はCコイル30から地表面までの高さを90mmとした時には10mm埋設することになる(図6の34の状態)。
【0035】
次に、誘導電流検出値を200mAとするには、Cコイル30から誘導線までの距離は図4から145mmであり、誘導路上のある地点(A地点)の誘導線深さを地表面より55mm(145−90mm)埋設する(図6の35の状態)と、A地点での誘導電流検出は300mAから200mAに変化する。カートはこの変化を検出して、例えばカートガード33の受信感度を減ずる。
【0036】
次に、誘導電流検出値を150mAとするには、同様に図4から、Cコイル30から誘導線までの距離は180mmであり、地表面より90mm(180−90mm)埋設すればよい(図6の36の状態)。
【0037】
また、誘導電流検出値を200mA又は150mAとするポイントを2ヶ所設ける。その2ヶ所のポイント間を60cmとし、走行中に誘導電流検出値を双曲関数的に電圧に換算した電圧信号2V又は1Vを検出した時、この電圧信号の検出後60cmに1Vまたは2Vを検出した場合は、その電圧信号の組み合わせを利用して有効な信号とすることができる。
【0038】
例えば2V検出後60cm後に1Vを検出した場合2V−1Vという組み合わせの信号とする(ここで1つの−は60cmを意味する)。この時、メインCPU23はカートの速度を例えば高速になるように速度指令を出力するようにする。同様に2ヶ所のポイント間の距離が120cmの時は2つの−−に、180cmの時は3つの−−−とすることにより、これらを検出信号の要素として用いることができる。
【0039】
以上の検出要素と制御内容を一覧表にしたものを図5に示す。図5の検出信号において、例えば検出信号が2Vである時、即ち図6の36の状態の時、制御内容をカートガードの受信感度減にし、100m走行後に感度を標準に戻すことを意味する。これはカートを車庫出しする場合に設定するものであり、カート同志のすれ違いがあってもカートガードが動作して、安易に緊急停止することを回避するためである。
【0040】
また、検出信号が1Vになると、カートガードの感度を標準にし、検出信号が2V−2Vになると、即ち図6の36の状態から60cm後に36の状態になった時、安全停止(停止後リモコンで発進不可、発進/停止SWで発進可)を意味し、検出信号が1V−1Vになると、通常停止を意味する。
【0041】
次に、検出信号が2V−1Vになると、即ち図6の36の状態から60cm後に35の状態になった時、カートは低速走行(5km/h)することを意味する信号となる。検出信号が1V−2Vになると、追従走行(前車に追従走行して、100m走行後に8km/hの通常走行に復帰する)を意味する。
【0042】
検出信号が2V−−2Vになると、カートガード電源をOFFを意味し、検出信号が1V−−1Vになると、設定解除(速度制御、追従走行、リモコン受付OFF、カートガード電源OFFを解除)を意味する。また、検出信号2V−−1Vは超低速走行(3.5km/h)を、検出信号1V−−2Vは高速走行(10km/h)を、検出信号2V−−−2Vはリモコン受付OFFを、検出信号2V−−−1Vは低速走行を、検出信号1V−−−2Vは超高速走行(12km/h)を夫々意味する。
【0043】
また、埋設する誘導線は図6の埋設深さの相違による信号形成に限ることなく、図7に示すように、誘導線を特定箇所のみ複数回重ねて38の位置に敷設してもよい。更に、図8に示すように、誘導線上に鉄板39等を配置し誘導検出信号のレベルを一時的に下げることを利用しても良い。また、図6の誘導線の埋設深さを違えることに代え、誘導線の特定箇所を横にずらして40,41を設置することにより、図6のものと同様に検出電流のレベルを下げたことを利用した例を図9に示している。
【0044】
上記図6乃至図9のいずれの誘導線の埋設状態のものも、誘導線の検出信号のレベルを一時的に減少あるいは増加させたことにより制御用の信号を作成するものである。そして、それぞれの検出信号のレベルの大小あるいは検出信号の間隔の組み合わせにより、図5に示すような、制御内容を変化させることができるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明のゴルフカートは、速度、カートガードの感度切り替え、リモコン受信受付け無視、各設定解除などの情報を誘導線の埋設深さ、誘導線の埋設間隔の組み合わせ、即ち、誘導電流(換算した検出電圧)の増減の組み合わせにより得ることができるので、誘導電流(換算した検出電圧)の増減は従来の脱輪検出に使用していた誘導電流検出センサから得ることができる。その結果、各コースに大量に埋設していたマグネットを廃止できる共に、マグネットセンサ使用時特有のマグネットの経年変化やマグネット以外の着磁した金属などによる検出ミスや誤検出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動ゴルフカートの外観側面図。
【図2】電動ゴルフカートの平面図。
【図3】電動ゴルフカートの制御系構成図。
【図4】誘導電流検出値と検出コイルから誘導線までの距離の関係図。
【図5】検出要素と制御内容を一覧表。
【図6】誘導線の埋設状態の第1の実施例図。
【図7】誘導線の埋設状態の第2の実施例図。
【図8】誘導線の埋設状態の第3の実施例図。
【図9】誘導線の埋設状態の第4の実施例図。
【符号の説明】
1 電動ゴルフカート
2,3 前・後輪
4 車体フレーム
5 乗車部
6 ステアリグホイール
7 誘導センサ
8 誘導線
9 制御回路部
10 充電装置
11 電源(バッテリー)
12 ミッション
13 走行モータ
14〜17 各部制御用モータ
18 走行モータ制御部
19 メインブレーキモータ制御回路部
20 パーキングブレーキモータ制御部
21 自動/手動切り替えモータ制御部
22 ステアリング制御用モータ制御部
23 メインCPU(マイコン)
24 電流検出回路
25 充電器制御装置
26 エンコーダ
27 トルクセンサ
28〜30 誘導コイル
31 位置検出回路
32 発進/停止スイッチ
33 カートガード
34〜38 誘導線と埋設カ所
39 鉄板等
40,41 誘導線と埋設カ所
Claims (7)
- 誘導線を敷設した所定の誘導路に沿って自動走行可能で、駆動源を駆動する制御回路と誘導線電流値を検出する検出部を有するゴルフカートにおいて、誘導線検出電流値の変化情報により速度、停止などの制御動作を行なうことを特徴とするゴルフカート。
- 誘導線の埋設深さにより誘導線検出電流値を変更したことを特徴とする請求項1記載のゴルフカート。
- 誘導線埋設の水平方向へのずれにより誘導線検出電流値を変更したことを特徴とする請求項1記載のゴルフカート。
- 誘導線上に鉄板を敷設することにより誘導線検出電流値を変更したことを特徴とする請求項1記載のゴルフカート。
- 誘導線を特定箇所のみ複数回重ね巻きすることにより誘導線検出電流値を変更したことを特徴とする請求項1記載のゴルフカート。
- 誘導線電流の検出信号レベルにより制御内容を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のゴルフカート。
- 誘導線電流の検出信号レベルと次の検出信号レベル間の距離との組み合わせにより制御内容を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のゴルフカート。
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