JP2004103855A - 基板及びその製造方法 - Google Patents

基板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004103855A
JP2004103855A JP2002264188A JP2002264188A JP2004103855A JP 2004103855 A JP2004103855 A JP 2004103855A JP 2002264188 A JP2002264188 A JP 2002264188A JP 2002264188 A JP2002264188 A JP 2002264188A JP 2004103855 A JP2004103855 A JP 2004103855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
layer
manufacturing
bonding
crystal silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002264188A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyobumi Sakaguchi
坂口 清文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002264188A priority Critical patent/JP2004103855A/ja
Priority to TW092124361A priority patent/TWI291711B/zh
Priority to EP03020005A priority patent/EP1398829A3/en
Priority to US10/654,008 priority patent/US6946354B2/en
Publication of JP2004103855A publication Critical patent/JP2004103855A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/762Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
    • H01L21/7624Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology
    • H01L21/76251Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology using bonding techniques
    • H01L21/76259Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology using bonding techniques with separation/delamination along a porous layer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/762Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
    • H01L21/7624Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology
    • H01L21/76251Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology using bonding techniques
    • H01L21/76254Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology using bonding techniques with separation/delamination along an ion implanted layer, e.g. Smart-cut, Unibond
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S438/00Semiconductor device manufacturing: process
    • Y10S438/907Continuous processing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

【課題】半導体層の下に部分的な絶縁層を有する基板の製造方法を提供する。
【解決手段】第1基板10cを作成した後に該第1基板10cを第2基板20に結合させて結合基板30を作成し、その後、結合基板30を分離層15の部分で分割する。第1基板10cの作製工程では、基板上に部分的な絶縁層12aを形成し、部分的な絶縁層12aの間の領域には単結晶シリコン層13を成長させ、部分的な絶縁層12aの上には多結晶シリコン層14を成長させ、その後、該基板にイオンを注入することにより、該基板の内部に分離層15を形成する。
【選択図】図1G

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板及びその製造方法に係り、特に、内部に部分的な絶縁層を有する基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、絶縁層上に半導体層を有する基板が注目されている。このような基板は、Semiconductor−On−Insulator基板又はSilicon−On−Insulator基板と呼ばれる。後者は、Semiconductor−On−Insulator基板のうち半導体体層がシリコンで構成される基板である。Semiconductor−On−Insulator基板及びSilicon−On−Insulator基板は、共にSOI基板と呼ばれる。
【0003】
SOI基板の1つとして、半導体層或いはシリコン層の下の全体領域ではなく、部分的な領域にのみ絶縁層を有する基板が提案されている。これに関連する技術が特許第2794702号公報(半導体装置の製造方法)に開示されている。特許第2794702号公報に開示された製造方法では、第1基板としてのNシリコン基板上にN層を形成し、そのN層上に熱酸化膜(SiO)を形成し、その後、熱酸化膜の不要部分を除去する。これにより、N層上に部分的に熱酸化膜が残る。その後、露出しているN層上にエピタキシャル層を成長させる。このとき、部分的な熱酸化膜上にはポリシリコン層が形成される。次いで、第1基板の主表面を研磨してエピタキシャル層及びポリシリコン層を同じ高さにし、その後、この第1基板の主表面側を第2基板に接合して最終基板を得る。このような最終基板は、第1基板で構成される部分の下に部分的に埋め込み絶縁層(熱酸化膜)を有する基板となり、この第1基板で構成される部分に半導体デバイスが形成される。
【0004】
【特許文献1】
特許第2794702号公報
【発明が解決しようとする課題】
特許第2794702号公報に開示された製造方法では、製造される最終基板において、デバイスを形成すべき部分が第1基板そのものであるので、その厚さが非常に厚く、一般的なSOI基板の優位性を享受することが難しい。すなわち、特許第2794702号公報に開示された製造方法によって得られる基板では、低消費電力、高速動作といったSOI基板の優位性を十分に発揮することができない。
【0005】
また、特許第2794702号公報に開示された製造方法では、第1基板と第2基板との接合の前に、エピタキシャル層及びポリシリコン層が表面に混在する第1基板を研磨する。しかしながら、この研磨工程による第1基板の表面の平坦化には限界があると考えられる。すなわち、研磨条件をエピタキシャル層に適合させるとポリシリコン層の平坦性が得られず、逆に、研磨条件をポリシリコン層に適合させるとエピタキシャル層の平坦性が得られない。更に、エピタキシャル層とポリシリコン層との間に段差が生じることも懸念される。
【0006】
エピタキシャル層及びポリシリコン層が表面に混在する第1基板の表面の平坦性が低いと、第1基板を第2基板に接合させる際に接合不良が生じ易い。このような接合不良があると、高品質のデバイスを形成するための妨げとなる。
【0007】
本発明は、上記の考察を基礎としてなされたものであり、その1つの目的は、半導体層の下に部分的な絶縁層を有する基板についてSOI基板としての優位性を保証することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、2枚の基板を結合する工程を経て製造される基板の品質を高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る基板の製造方法は、半導体領域上に部分的な絶縁層を有し、前記部分的な絶縁層の上及び前記部分的な絶縁層の間のうち少なくとも前記部分的な絶縁層の間に半導体層を有する第1基板を作製する工程と、前記第1基板に対してその表面を通してイオンを注入して前記部分的な絶縁層よりも深い位置に分離層を形成する工程と、前記分離層が形成された前記第1基板の表面に第2基板を結合させて結合基板を作製する工程と、前記結合基板を前記分離層の部分で分割する工程とを含む。
【0010】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記方法は、前記第1基板に前記第2基板を結合させる前に、前記第1基板の表面を平坦化する工程を更に含むことが好ましい。
【0011】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記第1基板を作製する工程では、前記部分的な絶縁層の間の他、前記部分的な絶縁層の上にも半導体層を有する第1基板を作製することが好ましい。
【0012】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記第1基板を作製する工程では、前記部分的な絶縁層の間には単結晶半導体層を形成し、前記部分的な絶縁層の上には非単結晶半導体層を形成することが好ましい。
【0013】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記半導体領域は、エピタキシャル成長法により基板上に形成された半導体層であることが好ましい。
【0014】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記第2基板は、例えば、少なくとも前記第1基板に結合させるべき面が絶縁体で構成されていることが好ましい。
【0015】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記方法は、前記第1基板の表面の全体に、前記第2基板に結合させるべき結合層を形成する工程を更に含むことが好ましい。
【0016】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記方法は、前記結合層を形成する工程の後であって前記結合基板を作製する工程の前に、前記結合層の表面を平坦化する工程を更に含むことが好ましい。
【0017】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記方法は、前記第1基板を作製する工程の後であって前記結合層を形成する工程の前に、前記第1基板の表面を平坦化する工程を更に含むことが好ましい。
【0018】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記結合層を形成する工程では、前記結合層として、全面にわたって実質的に一様な構造を有する層を形成することが好ましい。
【0019】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記結合層を形成する工程では、前記結合層として、例えば、多結晶半導体層、非晶質半導体層又は絶縁層を形成することが好ましい。前記結合層として絶縁層を形成する場合、該絶縁層は、例えば酸化膜であることが好ましい。酸化膜は、例えば、CVD法によって形成することが好ましい。
【0020】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記第1基板を作製する工程は、前記部分的な絶縁層の上には層が成長しない条件で前記部分的な絶縁層の間に単結晶半導体層を成長させる第1成長工程と、前記単結晶半導体層の上に更に単結晶半導体層を成長させるとともに前記部分的な絶縁層の上には非単結晶半導体層を成長させる第2成長工程とを含むことが好ましい。ここで、前記第1成長工程では、前記部分的な絶縁層の厚さよりも厚く前記単結晶半導体層を成長させることが好ましい。或いは、前記第1成長工程では、その後に実施される前記第2成長工程において形成される前記非単結晶半導体層が前記部分的な絶縁層上の領域内に収まるように、前記単結晶半導体層を成長させることが好ましい。
【0021】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記イオンは、例えば、水素又はヘリウムを含むことが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0023】
[第1の実施の形態]
図1A〜図1Iは、本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。図1Aに示す工程では、単結晶シリコン基板(シード基板)11を準備する。ここで、単結晶シリコン基板11として、表面に単結晶シリコンのエピタキシャル成長層を有する基板を使用してもよい。
【0024】
次いで、図1Bに示す工程では、単結晶シリコン基板11上に絶縁層としてのSiO層12を形成する。SiO層12は、例えば熱酸化法により形成することができ、熱酸化法によれば、良質のSiO層を形成することができる。
【0025】
図1Cに示す工程では、SiO層12をパタニングして部分的なSiO層12aを形成する。ここで、部分的なSiO層とは、少なくとも一部の領域において単結晶シリコン基板11或いは下地の半導体領域(例えば、単結晶シリコン基板11として、表面にエピタキシャル成長シリコン層を有する基板を採用した場合には、当該シリコン層)が露出するように形成されたSiO層をいう。SiO層12は、例えば、SiO層12上にマスク材を形成した後にリソグラフィー工程(レジスト塗布、露光、現像、エッチング)により該マスク材をパタニングして開口部を形成し、該開口部の底に露出しているSiO層12をRIE(Reactive Ion Etching)法等によりエッチングすることによりパタニングすることができる。
【0026】
この工程により、単結晶シリコン基板11の上に部分的なSiO層(絶縁層)12aを有する第1基板10が形成される。
【0027】
なお、図1B及び図1Cに示す工程に代えて、例えば、部分的なSiO層12aを形成すべき領域以外をマスクパターンで覆い、露出部分にのみSiO層12aを形成する工程を採用してもよい。
【0028】
図1Dに示す工程では、第1基板10の部分的なSiO層12aの間の領域に露出している単結晶シリコン基板(半導体領域)11上にエピタキシャル成長法により単結晶シリコン層(半導体層)13を成長させる。このとき、部分的な絶縁層12aの上には多結晶シリコン層(非単結晶半導体層)14が形成されうる。ただし、部分的な絶縁層12aの上に多結晶シリコン層14が形成されない条件で単結晶シリコン基板11上に単結晶シリコン層13を成長させてもよい。
【0029】
典型的には、単結晶シリコン層13と多結晶シリコン層14とは成長速度が異なるので、単結晶シリコン層13と多結晶シリコン層14との間には段差が生じ得る。また、単結晶シリコン層13、多結晶シリコン層14の各表面には、それぞれ凹凸が形成され得る。
【0030】
図1Eに示す工程では、図1Dに示す第1基板10aの表面を研磨或いは研削等により平坦化し、平坦な表面を有する第1基板10bを作製する。
【0031】
図1Fに示す工程では、第1基板10bの表面を通して第1基板10bの部分的なSiO層(絶縁層)12aよりも深い位置に水素イオン又はヘリウムイオン等のイオンを注入して、部分的なSiO層12a及び単結晶シリコン層13の下面から下方に離隔した位置に分離層15としてのイオン注入層を形成する。これにより、部分的なSiO層12a及び単結晶シリコン層13の下には、元の単結晶シリコン基板11の表面部分が単結晶シリコン層16として残り、その下に分離層15が形成され、その下に元の単結晶シリコン基板11の主要部分(表面部分以外)が単結晶シリコン部11aとして残る。ここで、このようなイオン注入工程は、図1Eに示す工程よりも前に実施することもできる。
【0032】
図1Gに示す工程では、図1Fに示す第1基板10cの表面(単結晶シリコン層13及び多結晶シリコン層14が露出している面)に第2基板(ハンドル基板)20を結合させて、結合基板(はり合わせ基板)30を形成する。なお、結合に先立って、第1基板10の表面に熱酸化法等によりSiO層(絶縁層)を形成してもよい。この際、400℃以上の熱酸化処理工程を必要とする場合には、イオン注入の工程前にその熱酸化処理工程を行う。第2基板20としては、典型的には、単結晶シリコン基板又はその表面にSiO層等の絶縁層を形成した基板を採用することができる。しかしながら、第2基板20は、それ以外の基板、例えば、絶縁性基板(例えば、ガラス基板等)であってもよい。
【0033】
図1Hに示す工程では、結合基板30を分離層15の部分で切断することにより2枚の基板に分割する。この分割は、結合基板30に熱処理を施すことによっても実施することができる。或いは、この分割は、流体を使って行うこともできる。流体を使う方法としては、例えば、流体(液体又は気体)の噴流を形成してこれを分離層15に打ち込む方法や、流体の静圧を利用する方法等が好適である。前者の方法において、流体として水を利用する方法は、ウォータージェット法と呼ばれる。或いは、この分割は、固体の楔等の部材を分離層15に挿入することによっても実施することができる。
【0034】
ここで、上記のような分割方法の他、第1基板10cをその裏面(露出面)から研削、研磨し、絶縁層12a上に所定厚の単結晶シリコン層を残す研削・研磨方法を採用してもよい。なお、この場合、必ずしも分離層15を形成する必要はない。
【0035】
図1Iに示す工程では、第2基板20の単結晶シリコン層16上に残っている分離層15bをエッチング液等を使って除去する。このとき、単結晶シリコン層16をエッチングストップ層として利用すればよい。その後、必要に応じて、水素アニール工程、研磨工程等の平坦化工程を実施して基板表面を平坦化してもよい。
【0036】
以上の方法により、図2に示すような半導体基板(部分SOI基板)40が得られる。図2に示す半導体基板40は、表面に薄い単結晶シリコン層(第1半導体層)16を有し、その下に部分的なSiO層(絶縁層)12a及び単結晶シリコン層(第2半導体層)13を有する。ここで、薄い単結晶シリコン層とは、一般的な半導体基板に比べて薄いことを意図した表現であり、単結晶シリコン層(第1半導体層)16の厚さは、SOI基板としての優位性を発揮する上で、例えば、10μm以下が好ましく、5nm〜2μmの範囲が更に好ましい。
【0037】
半導体基板40のうち部分的なSiO層(絶縁層)12aを埋め込み絶縁層として有する領域(SOI領域)41は、全領域に埋め込み絶縁膜を有するSOI基板と同様の特性を有する。また、半導体基板40のうち部分的な絶縁層12aを有しない領域(非SOI領域)42、すなわち、単結晶シリコン層16の下に単結晶シリコン層13を有する領域42は、通常のシリコン基板とほぼ同様の特性を有する。
【0038】
ここで、単結晶シリコン基板11として、表面に単結晶シリコンのエピタキシャル成長層を有する基板を使用した場合には、領域42は、エピタキシャルシリコン層を表面に有するシリコン基板とほぼ同様の特性を有する。この場合において、単結晶シリコン層13は、エピタキシャル成長法により形成された単結晶シリコン層16を下地としてエピタキシャル成長法により形成される層であるため、単結晶シリコン層16と単結晶シリコン層13との界面には殆ど欠陥が生じない。したがって、この半導体基板40を使用する場合、SOI領域に形成するデバイスよりも深い構造を有するデバイス(例えば、トレンチキャパシタ)を非SOI領域に形成する場合においても、高品位のデバイスを形成することができる。
【0039】
この実施の形態によって製造され得る半導体基板40は、例えば、SOI領域41には論理回路を形成し、非SOI領域42にはトレンチ型キャパシタを有するDRAMを形成するアプリケーションに有用である。或いは、この半導体基板40は、SOI領域41にはDRAMのメモリセルトランジスタや論理回路を形成し、非SOI領域42にはDRAMのメモリセルキャパシタを形成するアプリケーションに有用である。DRAMを形成するために使用される半導体基板40におけるSOI領域及び非SOI領域の単結晶シリコン層の厚さの一例を挙げると、SOI領域では約100nm、非SOI領域では数ミクロン〜10ミクロン程度である。
【0040】
図1Gに示す工程(結合工程)に先立って第1基板10cの表面に絶縁層21を形成した場合、又は、第2基板20として表面に絶縁層21を有する第2基板20を採用した場合は、最終的に図3に示すような半導体基板50が得られる。図3に示す半導体基板50は、単結晶シリコン層(第1半導体層)16の下に部分的な絶縁層12aを有し、その下に隣接して又は離隔して全面の絶縁層21を有する基板となる。なお、図1D又は図1Eに示す成長工程又は平坦化工程において、部分的な絶縁層12aが表面に露出するように製造条件を決定した場合には、部分的な絶縁層12aの下に隣接する全面の絶縁層21が配置される。部分的な絶縁層12aを有しない領域は、部分的な絶縁層12aを有する領域に対して厚いSOI層(以下、このような領域を厚SOI領域と呼ぶ)を有する。このような構造によれば、部分的な絶縁層12aを有しない領域に形成されるデバイスについても、バルクシリコンから誘電分離することができる。
【0041】
以上のように、イオン注入法により第1基板に分離層を形成した後に該第1基板と第2基板を結合させて結合基板を作成し、次いで、該結合基板を該分離層の部分で分割することにより部分的な絶縁層を内部に有し、その上に薄いSOI層を有するSOI基板を作製することができる。そして、このようなSOI層は、分割工程を通して薄化されているので、通常のSOI基板のSOI層とほぼ同様の特性を有する。
【0042】
[実施例]
以下、本発明の第1の実施の形態の好適な実施例を挙げる。
【0043】
(実施例1)
まず、比抵抗10〜20Ω・cmのP型又はN型の第1の単結晶Si基板11を準備した(図1Aに示す工程に相当)。次いで、基板11の表面に熱酸化法等により200nm厚のSiO層12を形成した(図1Bに示す工程に相当)。なお、SiO層12の形成に先立って、基板11の表面に、単結晶シリコン層をエピタキシャル成長させてもよい。このようなエピタキシャル層は、典型的には300〜400nmの厚さであるが、300nm以下又は400nm以上であってもよい。
【0044】
次いで、SiO層12上にマスク材(SiN等が好適)を堆積して、その上に更にレジストを塗布し、非SOI領域(あるいは厚SOI領域)とする領域に開口が形成されるように、これらを順にパタニングした(図1Cに示す工程に相当)。なお、ここでは、第1基板と第2基板とを結合させる結合法を用いるので、パタニングは、正常なパターンの鏡像が形成されるように行う必要が有る。
【0045】
ここで、SiO層12上にマスク材を堆積しない場合には、SiO層12上にレジストを塗布しこれをパタニングしてレジストパターンを形成し、その後、レジストパターンの開口部を通してSiO層12をエッチングして、単結晶シリコン基板11の表面を部分的に露出させる。
【0046】
一方、SiO層12上にマスク材を堆積する場合には、その上にレジストを塗布しこれをパターンしてレジストパターンを形成し、その後、レジストパターンの開口部を通してマスク材をエッチングして、マスク材をパタニングする。次いで、マスク材の開口部を通して、単結晶シリコン基板11の表面が露出するまでSiO層12をエッチングして、SiO層12をパタニングする。その際、必要に応じて、マスク材のパタニングの後、SiO層12のパタニングの前にレジストを剥離してもよい。
【0047】
レジスト及びマスク材を除去すると、部分的に単結晶シリコン基板11の表面が表出した第1基板10が得られた。
【0048】
次いで、エピタキシャル成長工程を実施することにより、単結晶シリコン基板11の表面が露出した領域上にエピタキシャルSi層13が形成され、これと同時にSiO層12a上に多結晶Si層14が形成された(図1Dに示す工程に相当)。ここで、エピタキシャルSi層13の厚さは、最終的な半導体基板に要求される仕様に応じて適宜決定することができ、例えば、5ミクロンとすることができる。
【0049】
次いで、基板の表面を研磨して平滑化した(図1Eに示す工程に相当)。この研磨工程として、CMP工程を実施してもよい。ここで、研磨工程における研磨ダメージを除去するために洗浄工程及び/又はエッチング工程を更に実施してもよい。
【0050】
次いで、単結晶シリコン基板11中の所定位置にイオンが注入されるように投影飛程を設定して第1基板10bに対してその表面を通してイオンを注入した(図1Fに示す工程に相当)。これにより、分離層として機能するイオン注入層15が、微小気泡層(microcavity layer)或いは注入イオン種高濃度層として形成された。このイオン注入工程は、例えば、360keVで5×1016cm−2の水素イオン(H)を注入することにより実施することができ、この場合の投影飛程は、約3.3ミクロンである。また、このイオン注入工程は、通常のイオン注入装置ではなく、プラズマ装置を利用して複数枚の基板に対して一括して実施してもよい。この場合、注入するイオンは、HよりもH2+の方が効率が良い場合もある。
【0051】
次いで、第1基板10cの表面と別に用意した第2のSi基板20の表面とを重ね合わせ、接触させた後、温度300℃で10時間の熱処理をし、第1基板10cと第2基板20との結合強度を向上させた(図1Gに示す工程に相当)。これにより、結合基板30が得られた。ここで、重ね合わせの前に、N又はOプラズマ処理等の前処理を第1基板及び第2基板に施すことにより、結合強度を向上させることができた。なお、結合強度の向上のための熱処理は必須ではなく、省略可能である。
【0052】
第1基板10cの表面及び第2基板20の表面の少なくとも一方の上に酸化膜を形成した場合には、エピタキシャルSi層13を成長させた領域は、非SOI領域ではなく厚SOI領域となる(図3参照)。厚SOI領域のシリコン膜厚は、最終的な半導体基板に要求される仕様に応じて適宜決定することができ、例えば、10ミクロンとすることができる。
【0053】
上記のような酸化膜を形成しない場合には、部分的なSiO層が存在しない領域は、SOI構造にはならず、単結晶シリコン基板又はエピタキシャルシリコン基板(単結晶シリコン基板として表面にエピタキシャルシリコン層を有する基板を使用した場合)とほぼ同じ構造になる(図2参照)。
【0054】
次いで、結合基板30に400℃で10時間の熱処理を施すことにより、結合基板30をイオン注入層15の部分で2分割した(図1Hに示す工程に相当)。その結果、元々第1基板10に形成されていた多結晶シリコン層14、部分的なSiO層12a、エピタキシャルSi層13、単結晶シリコン層16、及び多孔質Si層15の一部15bが、第2基板20側に移設された。第1基板11aの表面には多孔質Si層15aのみが残った。
【0055】
このような分割工程では、熱処理に代えて、結合基板30の周辺部の隙間(2枚の基板10c、20のベベリングで構成された隙間)に流体(液体又は気体)又は固体くさびを挿入する方法、結合基板30に引っ張り力やせん断力等の機械的な力を印加する方法、結合基板30に超音波を印加する方法等を採用することもできる。
【0056】
更には、結合基板を分割せずに、結合基板を構成する2枚の基板のうち第1基体10cの裏面側から分離層15までを研削、研磨、エッチング等で除去してもよい。
【0057】
次いで、第2基板20上の最表面に移設された分離層15bをCMP等の研磨又はエッチングにより除去するとともに表面を平坦化した(図1Iに示す工程に相当)。次いで、水素アニール処理等の平坦化工程を実施してもよい。或いは、分離層15bが残留したままの状態で水素アニールを実施してもよい。
【0058】
以上の工程により、部分的な絶縁層12a及びそれらの間の単結晶Si層13の上に0.2μmの厚みを持った単結晶Si層16を有する半導体基板が得られた。形成された単結晶Si層16の膜厚を面内全面について100点を測定したところ、膜厚の均一性は201nm±5nmであった。
【0059】
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、単結晶Si層16には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されていることが確認された。
【0060】
形成された基板140の表面粗さを原子間力顕微鏡で評価したところ、50μm角の領域での平均2乗粗さはおよそ0.2nmであり、通常市販されているSiウエハと同等であった。
【0061】
なお、上記の製造方法において、単結晶シリコン基板11に代えて、表面に例えばSiGe、GaAs、SiC、C等を有する基板を採用してもよい。この場合、基板の表面(部分的な絶縁層の間の領域)上に成長させる層は、その下地の材料と同一材料で形成することが好ましい。
【0062】
第2基板としては、例えば、シリコン基板の他、石英、サファイア、セラミック、カーボン、SiC等からなる基板を採用することもできる。
【0063】
(実施例2)
実施例1の方法で製造した図2に示す構造を有する半導体基板の非SOI領域に、トレンチキャパシタを有するDRAMを形成し、SOI領域に、論理回路を含む他のデバイスを形成した。ここで、露光工程において、露光ショットの全域が投影光学系の深度内に収まり、局所的な焦点ずれ(基板表面の凹凸に起因する焦点ずれ)は起こらなかった。非SOI領域には、十分な厚さの単結晶シリコン層が形成されているので、トレンチキャパシタを形成する上で何ら障害がなかった。
【0064】
なお、上記の半導体基板は、DRAMを混載した集積回路以外の集積回路の形成にも有効である。
【0065】
[第2の実施の形態]
図4A〜図4Jは、本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。図4Aに示す工程では、単結晶シリコン基板(シード基板)111を準備する。ここで、単結晶シリコン基板111として、表面に単結晶シリコンのエピタキシャル成長層を有する基板を使用してもよい。
【0066】
次いで、図4Bに示す工程では、単結晶シリコン基板111上に絶縁層としてのSiO層112を形成する。SiO層112は、例えば熱酸化法により形成することができ、熱酸化法によれば、良質のSiO層を形成することができる。
【0067】
図4Cに示す工程では、SiO層112をパタニングして部分的なSiO層112aを形成する。ここで、部分的なSiO層とは、少なくとも一部の領域において単結晶シリコン基板111或いは下地の半導体領域(例えば、単結晶シリコン基板111として、表面にエピタキシャル成長シリコン層を有する基板を採用した場合には、当該シリコン層)が露出するように形成されたSiO層をいう。SiO層112は、例えば、SiO層112上にマスク材を形成した後にリソグラフィー工程(レジスト塗布、露光、現像、エッチング)により該マスク材をパタニングして開口部を形成し、該開口部の底に露出しているSiO層112をRIE(Reactive Ion Etching)法等によりエッチングすることによりパタニングすることができる。
【0068】
この工程により、単結晶シリコン基板111の上に部分的なSiO層(絶縁層)112aを有する第1基板110が形成される。
【0069】
なお、図4B及び図4Cに示す工程に代えて、例えば、部分的なSiO層112aを形成すべき領域以外をマスクパターンで覆い、露出部分にのみSiO層112aを形成する工程を採用してもよい。
【0070】
図4Dに示す工程では、第1基板110の部分的なSiO層112aの間の領域に露出している単結晶シリコン基板(半導体領域)111上にエピタキシャル成長法により単結晶シリコン層(半導体層)113を成長させる。このとき、部分的な絶縁層112aの上には多結晶シリコン層(非単結晶半導体層)114が形成されうる。ただし、部分的な絶縁層112aの上に多結晶シリコン層114が形成されない条件で単結晶シリコン基板111上に単結晶シリコン層113を成長させてもよい。
【0071】
典型的には、単結晶シリコン層113と多結晶シリコン層114とは成長速度が異なるので、単結晶シリコン層113と多結晶シリコン層114との間には段差が生じ得る。また、単結晶シリコン層113、多結晶シリコン層114の各表面には、それぞれ凹凸が形成され得る。
【0072】
図4Eに示す工程では、単結晶シリコン層113及び多結晶シリコン層114、すなわち第1基板110aの全面に、第2基板と結合させるべき結合層(第2層)115を形成する。結合層は、続く平坦化工程における平坦化を容易にするために、実質的に一様な構造(一様に研磨することができる構造)を有することが好ましい。結合層115は、半導体層であってもよいし、半導体材料以外の材料からなる層であってもよいが、結合層115としては、例えば、多結晶シリコン層、非晶質シリコン層、酸化膜(例えば、CVD法等によるSiO層)、PSG層、BPSG層等の絶縁層が好適である。ここで、結合層115として、SiO層を形成する場合、そのSiO層の形成は、熱酸化法によってもよいが、CVD法による方が好ましい。これは、熱酸化法では、下地の形状がSiO層の表面形状に強く反映されるが、CVD法によれば、下地の段差形状が緩和され易いからである。
【0073】
結合層115を形成することにより、第1基板110bの表面を平坦化することができる。これは、続く結合工程(はり合わせ工程)における第1基板と第2基板との結合強度及び結合の容易性の向上に寄与する。また、結合層115の形成は、最終的に活性層となる部分(単結晶シリコン基板111の表層部分であって後述の単結晶シリコン層116)を、第1基板に結合される第2基板から遠ざけるためにも有効である。
【0074】
ここで、第1基板110bの表面の平坦性をより向上させるために、結合層115を形成する前に、単結晶シリコン層113及び多結晶シリコン層114が混在する第1基板110a(図4D参照)の表面を研磨或いは研削等により平坦化することが好ましい。この場合、結合層115の形成後の平坦化工程を実施しない場合においても、表面平坦性の高い第1基板を得ることができる。
【0075】
図4Fに示す工程(平坦化工程)は、第1基板11b(図4E参照)の表面の凹凸が許容できない場合に実施する工程であり、第1基板110bの表面を研磨或いは研削等により平坦化する。このように、結合層115の表面を平坦化することにより、続く結合工程(はり合わせ工程)における第1基板と第2基板との結合強度及び結合の容易性を更に向上させることができる。
【0076】
なお、図4Eに示す結合層の形成工程を実施することなく、図4Dに示す状態の基板、すなわち、単結晶シリコン層113及び多結晶シリコン層114が混在する第1基板110aの表面を平坦化する工程を実施し、その後直ちに第1基板を第2基板に結合させることは好ましくない場合がある。すなわち、単結晶シリコン層113及び多結晶シリコン層114が混在する第1基板110aの表面に対して平坦化工程を実施しても高い平坦性を得ることが難しい。例えば、単結晶シリコン層113の平坦化に適合した平坦化工程を実施すると、多結晶シリコン層114については高い平坦性が得られず、逆に、多結晶シリコン層114の平坦化に適合した平坦化工程を実施すると、単結晶シリコン層113については高い平坦性が得られない。しかも、単結晶シリコン層113と多結晶シリコン層114との間に段差が形成される可能性もある。
【0077】
図4Gに示す工程では、第1基板110cの表面を通して第1基板110cの部分的なSiO層112aよりも深い位置に水素イオン又はヘリウムイオン等のイオンを注入して、部分的なSiO層112a及び単結晶シリコン層13の下面から下方に離隔した位置に分離層116としてのイオン注入層を形成する。これにより、部分的なSiO層112a及び単結晶シリコン層113の下には、元の単結晶シリコン基板111の表面部分が単結晶シリコン層117として残り、その下に分離層116が形成され、その下に元の単結晶シリコン基板111の主要部分(表面部分以外)が単結晶シリコン部111aとして残る。ここで、このようなイオン注入工程は、図4Fに示す工程よりも前に実施することもできる。
【0078】
図4Hに示す工程では、図4Gに示す第1基板110dの結合層115aに第2基板(ハンドル基板)120を結合させて、結合基板(はり合わせ基板)130を形成する。なお、結合に先立って、第1基板110dの表面に、更に熱酸化法等によりSiO層(絶縁層)を形成してもよい(結合層115がSiO層等の絶縁膜であるときは、この限りでない)。この際、400℃以上の熱酸化処理工程を必要とする場合には、イオン注入の工程前にその熱酸化処理工程を行う。第2基板120としては、典型的には、単結晶シリコン基板又はその表面にSiO層等の絶縁層を形成した基板を採用することができる。しかしながら、第2基板120は、それ以外の基板、例えば、絶縁性基板(例えば、ガラス基板等)であってもよい。
【0079】
図4Iに示す工程では、結合基板130を分離層116の部分で切断することにより2枚の基板に分割する。この分割は、例えば、結合基板130に熱処理を施すことによっても実施することができる。或いは、この分割は、流体を使って行うこともできる。流体を使う方法としては、例えば、流体(液体又は気体)の噴流を形成してこれを分離層116に打ち込む方法や、流体の静圧を利用する方法等が好適である。前者の方法において、流体として水を利用する方法は、ウォータージェット法と呼ばれる。或いは、この分割は、固体の楔等の部材を分離層116に挿入することによっても実施することができる。
【0080】
ここで、上記のような分割方法の他、第1基板110dをその裏面(露出面)から研削、研磨し、絶縁層112a上に所定厚の単結晶シリコン層を残す研削・研磨方法を採用してもよい。なお、この場合、必ずしも分離層116を形成する必要はない。
【0081】
図4Jに示す工程では、第2基板120の単結晶シリコン層117上に残っている分離層116bをエッチング液等を使って除去する。このとき、単結晶シリコン層117をエッチングストップ層として利用すればよい。その後、必要に応じて、水素アニール工程、研磨工程等の平坦化工程を実施して基板表面を平坦化してもよい。
【0082】
以上の方法により、図5に示すような半導体基板(部分SOI基板)140が得られる。図5に示す半導体基板140は、表面に薄い単結晶シリコン層(第1半導体層)117を有し、その下に部分的なSiO層(絶縁層)112a及び単結晶シリコン層(第2半導体層)113を有する。ここで、薄い単結晶シリコン層とは、一般的な半導体基板に比べて薄いことを意図した表現であり、単結晶シリコン層(第1半導体層)117の厚さは、SOI基板としての優位性を発揮する上で、例えば、10μm以下が好ましく、5nm〜2μmの範囲が更に好ましい。
【0083】
半導体基板140のうち部分的なSiO層(絶縁層)112aを埋め込み絶縁層として有する領域(SOI領域)141は、全領域に埋め込み絶縁膜を有するSOI基板と同様の特性を有する。また、半導体基板140のうち部分的な絶縁層112aを有しない領域(非SOI領域)142、すなわち、単結晶シリコン層117の下に単結晶シリコン層113を有する領域142は、通常のシリコン基板とほぼ同様の特性を有する。
【0084】
ここで、単結晶シリコン基板111として、表面に単結晶シリコンのエピタキシャル成長層を有する基板を使用した場合には、領域142は、エピタキシャルシリコン層を表面に有するシリコン基板とほぼ同様の特性を有する。この場合において、単結晶シリコン層113は、エピタキシャル成長法により形成された単結晶シリコン層117を下地としてエピタキシャル成長法により形成される層であるため、単結晶シリコン層117と単結晶シリコン層113との界面には殆ど欠陥が生じない。したがって、この半導体基板140を使用する場合、SOI領域に形成するデバイスよりも深い構造を有するデバイス(例えば、トレンチキャパシタ)を非SOI領域に形成する場合においても、高品位のデバイスを形成することができる。
【0085】
この実施の形態によって製造され得る半導体基板140は、例えば、SOI領域141には論理回路を形成し、非SOI領域142にはトレンチ型キャパシタを有するDRAMを形成するアプリケーションに有用である。或いは、この半導体基板140は、SOI領域141にはDRAMのメモリセルトランジスタや論理回路を形成し、非SOI領域142にはDRAMのメモリセルキャパシタを形成するアプリケーションに有用である。DRAMを形成するために使用される半導体基板40におけるSOI領域及び非SOI領域の単結晶シリコン層の厚さの一例を挙げると、SOI領域では約100nm、非SOI領域では数ミクロン〜10ミクロン程度である。
【0086】
図4Hに示す工程(分割工程)に先立って第1基板110dの表面に絶縁層121を形成した場合、又は、第2基板120として表面に絶縁層121を有する第2基板120を採用した場合は、最終的に図6に示すような半導体基板150が得られる。図6に示す半導体基板150は、単結晶シリコン層(第1半導体層)117の下に部分的な絶縁層112aを有し、その下に離隔して全面の絶縁層121を有する基板となる。
【0087】
以上のように、この実施の形態によれば、結合工程の前に第1基板の表面に結合層を形成することにより、第1基板の表面の平坦性を向上させ、第2基板との結合を容易にすることができる。
【0088】
[実施例]
以下、本発明の第2の実施の形態の好適な実施例を挙げる。
【0089】
(実施例1)
まず、比抵抗10〜20Ω・cmのP型又はN型の第1の単結晶Si基板111を準備した(図4Aに示す工程に相当)。次いで、基板111の表面に熱酸化法等により200nm厚のSiO層112を形成した(図4Bに示す工程に相当)。なお、SiO層112の形成に先立って、基板111の表面に、単結晶シリコン層をエピタキシャル成長させてもよい。このようなエピタキシャル層は、典型的には300〜400nmの厚さであるが、300nm以下又は400nm以上であってもよい。
【0090】
次いで、酸化膜上にマスク材(SiN等が好適)を堆積して、その上に更にレジストを塗布し、非SOI領域(あるいは厚SOI領域)とする領域に開口が形成されるように、これらを順にパタニングした(図4Cに示す工程に相当)。なお、ここでは、第1基板と第2基板とを結合させる結合法を用いるので、パタニングは、正常なパターンの鏡像が形成されるように行う必要が有る。
【0091】
ここで、SiO層112上にマスク材を堆積しない場合には、SiO層112上にレジストを塗布しこれをパタニングしてレジストパターンを形成し、その後、レジストパターンの開口部を通してSiO層112をエッチングして、単結晶シリコン基板111の表面を部分的に露出させる。
【0092】
一方、SiO層112上にマスク材を堆積する場合には、その上にレジストを塗布しこれをパターンしてレジストパターンを形成し、その後、レジストパターンの開口部を通してマスク材をエッチングして、マスク材をパタニングする。次いで、マスク材の開口部を通して、単結晶シリコン基板111の表面が露出するまでSiO層112をエッチングして、SiO層112をパタニングする。その際、必要に応じて、マスク材のパタニングの後、SiO層112のパタニングの前にレジストを剥離してもよい。
【0093】
レジスト及びマスク材を除去すると、部分的に単結晶シリコン基板1111の表面が表出した第1基板110が得られた。
【0094】
次いで、エピタキシャル成長工程を実施することにより、単結晶シリコン基板111の表面が露出した領域上にエピタキシャルSi層113が形成され、これと同時にSiO層112a上に多結晶Si層114が形成された(図4Dに示す工程に相当)。ここで、エピタキシャルSi層113の厚さは、最終的な半導体基板に要求される仕様に応じて適宜決定することができ、例えば、5ミクロンとすることができる。
【0095】
次いで、上記の第1基板110aの全面に結合層115として3ミクロン厚の多結晶シリコン層を成長させた(図4Eに示す工程に相当)。なお、この結合層の膜厚は、要求される第1基板の平坦性等に応じて変更することができる。ここで、結合層115としては、多結晶シリコン層の他、例えば、非晶質シリコン層、酸化膜(例えば、CVD法等によるSiO層)、PSG層、BPSG層等の絶縁層が好適である。更に、結合層115の上にSiO層等の絶縁層を形成してもよい(結合層が絶縁層である場合には、この限りでない)。
【0096】
次いで、第1基板110bの表面(結合層115)を研磨して平滑化した(図4Fに示す工程に相当)。この研磨工程として、CMP工程を実施してもよい。ここで、研磨工程における研磨ダメージを除去するために洗浄工程及び/又はエッチング工程を更に実施してもよい。
【0097】
次いで、単結晶シリコン基板111中の所定位置にイオンが注入されるように投影飛程を設定して第1基板110dに対してその表面を通してイオンを注入した(図4Gに示す工程に相当)。これにより、分離層として機能するイオン注入層116が、微小気泡層(microcavity layer)或いは注入イオン種高濃度層として形成された。このイオン注入工程は、例えば、600keVで5×1016cm−2の水素イオン(H)を注入することにより実施することができ、この場合の投影飛程は、約6.3ミクロンである。また、このイオン注入工程は、通常のイオン注入装置ではなく、プラズマ装置を利用して複数枚の基板に対して一括して実施してもよい。この場合、注入するイオンは、HよりもH2+の方が効率が良い場合もある。
【0098】
次いで、第1基板110dの表面と別に用意した第2のSi基板120の表面とを重ね合わせ、接触させた後、温度300℃で10時間の熱処理をし、第1基板10cと第2基板20との結合強度を向上させた(図4Hに示す工程に相当)。これにより、結合基板130が得られた。ここで、重ね合わせの前に、N又はOプラズマ処理等の前処理を第1基板及び第2基板に施すことにより、結合強度を向上させることができた。なお、結合強度の向上のための熱処理は必須ではなく、省略可能である。
【0099】
第1基板110dの表面及び第2基板120の表面の少なくとも一方の上に酸化膜を形成した場合、又は、結合層117を絶縁層とした場合には、エピタキシャルSi層113を成長させた領域は、非SOI領域ではなく厚SOI領域となる(図6参照)。厚SOI領域のシリコン膜厚は、最終的な半導体基板に要求される仕様に応じて適宜決定することができ、例えば、10ミクロンとすることができる。
【0100】
上記のような酸化膜を形成しない場合には、部分的なSiO層が存在しない領域は、SOI構造にはならず、単結晶シリコン基板又はエピタキシャルシリコン基板(単結晶シリコン基板として表面にエピタキシャルシリコン層を有する基板を使用した場合)とほぼ同じ構造になる(図5参照)。
【0101】
次いで、結合基板130に400℃で10時間の熱処理を施すことにより、結合基板130をイオン注入層116の部分で2分割した(図4Iに示す工程に相当)。その結果、元々第1基板110に形成されていた多結晶シリコン層114、部分的なSiO層112a、エピタキシャルSi層113、単結晶シリコン層117、及び多孔質Si層116の一部116bが、第2基板120側に移設された。第1基板111aの表面には多孔質Si層116aのみが残った。
【0102】
このような分割工程では、熱処理に代えて、結合基板130の周辺部の隙間(2枚の基板110d、120のベベリングで構成された隙間)に流体(液体又は気体)又は固体くさびを挿入する方法、結合基板130に引っ張り力やせん断力等の機械的な力を印加する方法、結合基板130に超音波を印加する方法等を採用することもできる。
【0103】
更には、結合基板を分割せずに、結合基板を構成する2枚の基板のうち第1基体110dの裏面側から分離層116までを研削、研磨、エッチング等で除去してもよい。
【0104】
次いで、第2基板120上の最表面に移設された分離層116bをCMP等の研磨又はエッチングにより除去するとともに表面を平坦化した(図4Jに示す工程に相当)。次いで、水素アニール処理等の平坦化工程を実施してもよい。或いは、分離層116bが残留したままの状態で水素アニールを実施してもよい。
【0105】
以上の工程により、部分的な絶縁層112a及びそれらの間の単結晶Si層113の上に0.2μmの厚みを持った単結晶Si層117を有する半導体基板が得られた。形成された単結晶Si層117の膜厚を面内全面について100点を測定したところ、膜厚の均一性は201nm±5nmであった。
【0106】
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、単結晶Si層117には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されていることが確認された。
【0107】
形成された基板140の表面粗さを基板原子間力顕微鏡で評価したところ、50μm角の領域での平均2乗粗さはおよそ0.2nmであり、通常市販されているSiウエハと同等であった。
【0108】
なお、上記の製造方法において、単結晶シリコン基板111に代えて、表面に例えばSiGe、GaAs、SiC、C等を有する基板を採用してもよい。この場合、基板の表面(部分的な絶縁層の間の領域)上に成長させる層は、その下地の材料と同一材料で形成することが好ましい。
【0109】
第2基板としては、例えば、シリコン基板の他、石英、サファイア、セラミック、カーボン、SiC等からなる基板を採用することもできる。
【0110】
(実施例2)
実施例1の方法で製造した図5に示す構造を有する半導体基板の非SOI領域に、トレンチキャパシタを有するDRAMを形成し、SOI領域に、論理回路を含む他のデバイスを形成した。ここで、露光工程において、露光ショットの全域が投影光学系の深度内に収まり、局所的な焦点ずれ(基板表面の凹凸に起因する焦点ずれ)は起こらなかった。非SOI領域には、十分な厚さの単結晶シリコン層が形成されているので、トレンチキャパシタを形成する上で何ら障害がなかった。
【0111】
なお、上記の半導体基板は、DRAMを混載した集積回路以外の集積回路の形成にも有効である。
【0112】
[第3の実施の形態]
この実施の形態は、第1及び第2の実施の形態の改良例に係り、より具体的には、部分的な絶縁層の間に露出している半導体領域に単結晶シリコン層等の単結晶半導体層を成長させるとともに部分的な絶縁層上に非単結晶半導体層(例えば、多結晶半導体層)を成長させる工程(図1D、図4D)の改良例に関する。
【0113】
図7は、非SOI領域又は厚SOI領域となるべき領域の縮小を説明する図である。部分的な絶縁層12a(112a)の間に露出している単結晶シリコン基板11(111)上に単結晶シリコン層13(113)を成長させる際に、典型的には、同時に部分的な絶縁層12a(112a)の上には多結晶シリコン層14(114)が成長する。このとき、例えば、単結晶シリコン層13(113)の成長速度よりも多結晶シリコン層14(114)の成長速度が速い場合には、多結晶シリコンが部分的な絶縁層12a(112a)が存在しない領域(すなわち、非SOI領域又は厚SOI領域となるべき領域)A1内に進入し、これにより、非SOI領域又は厚SOI領域となるべき領域が縮小する。図7は、基板の表面において、領域A1が領域A2に縮小した様子を模式的に示している。
【0114】
このような非SOI領域又は厚SOI領域となるべき領域の縮小が顕著になると、非SOI領域又は厚SOI領域を有効に利用することができなくなる。これは、非SOI領域又は厚SOI領域とSOI領域との境界領域を大きくする必要性を生じさせ、結果としてデバイスの高集積化を妨げる。
【0115】
図8は、第1の実施の形態に従って製造され得る部分SOI基板であって、非SOI領域が縮小したものを模式的に示している。図8に示す例では、領域Dの部分が、縮小した領域である。勿論、領域Dの存在がデバイスの高集積化に影響を与えないような応用例も考えられるが、一般的には、このような領域Dの存在は好ましくない。
【0116】
そこで、この実施の形態では、非SOI領域又は厚SOI領域の縮小問題を解決するための方法を説明する。なお、ここでは、説明の簡略化のため、図1D(第1の実施の形態)及び図4D(第2の実施の形態)に相当する工程(半導体層成長工程)のみを説明する。
【0117】
図9Aは、半導体層成長工程の第1工程(第1成長工程)を示す図、図9Bは、半導体層成長工程の第2工程(第2成長工程)を示す図である。この実施の形態の半導体層成長工程を第1の実施の形態に適用する場合、図1A、図1B、図1C、図9A、図9B、図1E、図1F、図1G、図1H、図1Iの順に工程が実施される。一方、この実施の形態の半導体層成長工程を第2の実施の形態に適用する場合、図4A、図4B、図4C、図9A、図9B、図4E、図4F、図4G、図4H、図4I、図4Jの順に工程が実施される。
【0118】
半導体層成長工程の第1工程では、図9Aに例示的に示すように、部分的な絶縁層12a(112a)上に多結晶半導体層等の非単結晶半導体層が成長しない条件で、部分的な絶縁層12a(112a)の間において露出している単結晶シリコン基板(半導体領域)11(111)の表面の上に単結晶シリコン層13a(113a)をエピタキシャル成長させる。すなわち、第1工程では、部分的な絶縁層12a(112a)の間に単結晶シリコン層13a(113a)を選択的に成長させる。
【0119】
ここで、単結晶シリコン層13a(113a)の膜厚は、次工程(図9B)において単結晶シリコン層13a(113a)の上に単結晶シリコン層を更に成長させるとともに部分的な絶縁層12a(112a)の上に多結晶シリコン層を成長させる際に、多結晶シリコンが部分的な絶縁層12a(112a)上の領域IA内に収まるように決定される。より具体的な条件を挙げると、例えば、単結晶シリコン層13a(113a)の膜厚は、部分的な絶縁層12a(112a)の膜厚よりも厚いことが好ましい。
【0120】
半導体層成長工程の第2工程では、図9Bに例示的に示すように、部分的な絶縁層12a(112a)上に多結晶半導体層等の非単結晶半導体層が成長しかつ単結晶シリコン層13a(113a)を下地として単結晶シリコン層が成長する条件で、多結晶シリコン層14(114)及び単結晶シリコン層13(113)を成長させる。このとき、単結晶シリコン層13(113)は、単結晶シリコン基板11(111)の表面ではなく、単結晶シリコン層13a(113a)の表面を下地として成長するので、図7及び図8を参照して説明したような縮小問題が起こらず、有効に利用可能な非SOI領域又は厚SOI領域が確保される。
【0121】
なお、単結晶シリコン層13(113)の領域が部分的な絶縁層12a(112a)上の領域に拡大することは特段の問題を生じさせない。これは、第1基板において、部分的な絶縁層の上に存在する部分は、最終的な部分SOI基板(又は、厚SOI領域を有するSOI基板)においては部分的な埋め込み絶縁膜の下方に配置されるので、上記の拡大は、部分的な絶縁層の上部のSOI領域には影響を与えないからである。
【0122】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、半導体層の下に部分的な絶縁層を有する基板についてSOI基板としての優位性を保証することができる。
【0123】
或いは、本発明によれば、例えば、2枚の基板を結合する工程を経て製造される基板の品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1B】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1C】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1D】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1E】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1F】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1G】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1H】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図1I】本発明の第1の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る基板の構造を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る基板の他の構造を示す図である。
【図4A】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4B】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4C】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4D】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4E】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4F】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4G】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4H】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4I】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図4J】本発明の第2の実施の形態に係る基板製造方法を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る基板の構造を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る基板の他の構造を示す図である。
【図7】非SOI領域又は厚SOI領域となるべき領域の縮小を説明する図である。
【図8】非SOI領域となるべき領域の縮小を説明する図である。
【図9A】半導体層成長工程の第1工程(第1成長工程)を示す図である。
【図9B】半導体層成長工程の第2工程(第2成長工程)を示す図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c 第1基板
11,11a 単結晶シリコン基板
12 SiO層(絶縁層)
12a 部分的なSiO
13 単結晶シリコン層
14 多結晶シリコン層
15、15a、15b 分離層
16 単結晶シリコン層
20 第2基板
30 結合基板
40 部分SOI基板
50 SOI基板
110、110a、110b、110c、110d 第1基板
111,111a 単結晶シリコン基板
112 SiO層(絶縁層)
112a 部分的なSiO
113 単結晶シリコン層
114 多結晶シリコン層
115、115a、結合層
116、116a、116b 分離層
117 単結晶シリコン層
120 第2基板
130 結合基板
140 部分SOI基板
150 SOI基板

Claims (20)

  1. 基板の製造方法であって、
    半導体領域上に部分的な絶縁層を有し、前記部分的な絶縁層の上及び前記部分的な絶縁層の間のうち少なくとも前記部分的な絶縁層の間に半導体層を有する第1基板を作製する工程と、
    前記第1基板に対してその表面を通してイオンを注入して前記部分的な絶縁層よりも深い位置に分離層を形成する工程と、
    前記分離層が形成された前記第1基板の表面に第2基板を結合させて結合基板を作製する工程と、
    前記結合基板を前記分離層の部分で分割する工程と、
    を含むことを特徴とする基板の製造方法。
  2. 前記第1基板に前記第2基板を結合させる前に、前記第1基板の表面を平坦化する工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の基板の製造方法。
  3. 前記第1基板を作製する工程では、前記部分的な絶縁層の間の他、前記部分的な絶縁層の上にも半導体層を有する第1基板を作製することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板の製造方法。
  4. 前記第1基板を作製する工程では、前記部分的な絶縁層の間には単結晶半導体層を形成し、前記部分的な絶縁層の上には非単結晶半導体層を形成することを特徴とする請求項3に記載の基板の製造方法。
  5. 前記半導体領域は、エピタキシャル成長法により基板上に形成された半導体層であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  6. 前記第2基板は、少なくとも前記第1基板に結合させるべき面が絶縁体で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  7. 前記第1基板の表面の全体に、前記第2基板に結合させるべき結合層を形成する工程を更に含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  8. 前記結合層を形成する工程の後であって前記結合基板を作製する工程の前に、前記結合層の表面を平坦化する工程を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の基板の製造方法。
  9. 前記第1基板を作製する工程の後であって前記結合層を形成する工程の前に、前記第1基板の表面を平坦化する工程を更に含むことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の基板の製造方法。
  10. 前記結合層を形成する工程では、前記結合層として、全面にわたって実質的に一様な構造を有する層を形成することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  11. 前記結合層を形成する工程では、前記結合層として、多結晶半導体層を形成することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  12. 前記結合層を形成する工程では、前記結合層として、非晶質半導体層を形成することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  13. 前記結合層を形成する工程では、前記結合層として、絶縁層を形成することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  14. 前記絶縁層は、酸化膜であることを特徴とする請求項13に記載の基板の製造方法。
  15. 前記結合層を形成する工程では、CVD法によって前記酸化膜を形成することを特徴とする請求項14に記載の基板の製造方法。
  16. 前記第1基板を作製する工程は、
    前記部分的な絶縁層の上には層が成長しない条件で前記部分的な絶縁層の間に単結晶半導体層を成長させる第1成長工程と、
    前記単結晶半導体層の上に更に単結晶半導体層を成長させるとともに前記部分的な絶縁層の上には非単結晶半導体層を成長させる第2成長工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の基板の製造方法。
  17. 前記第1成長工程では、前記部分的な絶縁層の厚さよりも厚く前記単結晶半導体層を成長させることを特徴とする請求項16に記載の基板の製造方法。
  18. 前記第1成長工程では、その後に実施される前記第2成長工程において形成される前記非単結晶半導体層が前記部分的な絶縁層上の領域内に収まるように、前記単結晶半導体層を成長させることを特徴とする請求項15に記載の基板の製造方法。
  19. 前記イオンは、水素又はヘリウムを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  20. 請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載の製造方法により製造され得る基板。
JP2002264188A 2002-09-10 2002-09-10 基板及びその製造方法 Withdrawn JP2004103855A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002264188A JP2004103855A (ja) 2002-09-10 2002-09-10 基板及びその製造方法
TW092124361A TWI291711B (en) 2002-09-10 2003-09-03 Substrate and manufacturing method therefor
EP03020005A EP1398829A3 (en) 2002-09-10 2003-09-03 Substrate and manufacturing method therefor
US10/654,008 US6946354B2 (en) 2002-09-10 2003-09-04 Substrate and manufacturing method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002264188A JP2004103855A (ja) 2002-09-10 2002-09-10 基板及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004103855A true JP2004103855A (ja) 2004-04-02

Family

ID=31884749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002264188A Withdrawn JP2004103855A (ja) 2002-09-10 2002-09-10 基板及びその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6946354B2 (ja)
EP (1) EP1398829A3 (ja)
JP (1) JP2004103855A (ja)
TW (1) TWI291711B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109105A (ja) * 2006-09-19 2008-05-08 Commiss Energ Atom 混合マイクロテクノロジー構造を製造する方法、およびそれによって得られる構造
JP2010206183A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Commiss Energ Atom 混合層の部分的再結晶化によるハイブリッド基板生成方法
KR102204732B1 (ko) * 2019-11-11 2021-01-19 (주)더숨 Soi 기판 제조 방법

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6573126B2 (en) * 2000-08-16 2003-06-03 Massachusetts Institute Of Technology Process for producing semiconductor article using graded epitaxial growth
US6940089B2 (en) * 2001-04-04 2005-09-06 Massachusetts Institute Of Technology Semiconductor device structure
WO2003079415A2 (en) * 2002-03-14 2003-09-25 Amberwave Systems Corporation Methods for fabricating strained layers on semiconductor substrates
US6995430B2 (en) * 2002-06-07 2006-02-07 Amberwave Systems Corporation Strained-semiconductor-on-insulator device structures
US7335545B2 (en) * 2002-06-07 2008-02-26 Amberwave Systems Corporation Control of strain in device layers by prevention of relaxation
US7307273B2 (en) * 2002-06-07 2007-12-11 Amberwave Systems Corporation Control of strain in device layers by selective relaxation
US7074623B2 (en) * 2002-06-07 2006-07-11 Amberwave Systems Corporation Methods of forming strained-semiconductor-on-insulator finFET device structures
US20030227057A1 (en) * 2002-06-07 2003-12-11 Lochtefeld Anthony J. Strained-semiconductor-on-insulator device structures
EP1396883A3 (en) 2002-09-04 2005-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Substrate and manufacturing method therefor
JP2004103600A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Canon Inc 基板及びその製造方法
JP2004103946A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Canon Inc 基板及びその製造方法
US6982210B2 (en) 2003-07-10 2006-01-03 S.O.I.Tec Silicon On Insulator Technologies S.A. Method for manufacturing a multilayer semiconductor structure that includes an irregular layer
CN100466203C (zh) * 2003-12-16 2009-03-04 国际商业机器公司 绝缘体上硅晶片的成形绝缘层及其制造方法
FR2876220B1 (fr) 2004-10-06 2007-09-28 Commissariat Energie Atomique Procede d'elaboration de structures empilees mixtes, a zones isolantes diverses et/ou zones de conduction electrique verticale localisees.
US20060113603A1 (en) * 2004-12-01 2006-06-01 Amberwave Systems Corporation Hybrid semiconductor-on-insulator structures and related methods
US7393733B2 (en) * 2004-12-01 2008-07-01 Amberwave Systems Corporation Methods of forming hybrid fin field-effect transistor structures
JP2006278632A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Seiko Epson Corp 半導体基板、半導体装置、半導体基板の製造方法および半導体装置の製造方法
DE102005052357A1 (de) 2005-09-01 2007-03-15 Osram Opto Semiconductors Gmbh Verfahren zum lateralen Zertrennen eines Halbleiterwafers und optoelektronisches Bauelement
FR2897982B1 (fr) * 2006-02-27 2008-07-11 Tracit Technologies Sa Procede de fabrication des structures de type partiellement soi, comportant des zones reliant une couche superficielle et un substrat
JP5496540B2 (ja) * 2008-04-24 2014-05-21 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体基板の作製方法
US7947523B2 (en) * 2008-04-25 2011-05-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing photoelectric conversion device
KR20190006091A (ko) 2009-10-29 2019-01-16 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
WO2012002186A1 (en) 2010-07-02 2012-01-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
GB2485346A (en) * 2010-11-08 2012-05-16 Nanogan Ltd High quality devices growth on pixelated patent templates
US10011920B2 (en) * 2011-02-23 2018-07-03 International Business Machines Corporation Low-temperature selective epitaxial growth of silicon for device integration
US9773787B2 (en) 2015-11-03 2017-09-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, memory device, electronic device, or method for driving the semiconductor device

Family Cites Families (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3372063A (en) * 1964-12-22 1968-03-05 Hitachi Ltd Method for manufacturing at least one electrically isolated region of a semiconductive material
JPS6055148B2 (ja) * 1981-04-10 1985-12-03 三菱電機株式会社 工業用模様縫いミシン
JPS5861622A (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 Hitachi Ltd 単結晶薄膜の製造方法
US4549926A (en) 1982-01-12 1985-10-29 Rca Corporation Method for growing monocrystalline silicon on a mask layer
US4617668A (en) * 1982-07-02 1986-10-14 Raytheon Company CO2 tea laser
US4585493A (en) * 1984-06-26 1986-04-29 General Electric Company Grain-driven zone-melting of silicon films on insulating substrates
FR2571544B1 (fr) * 1984-10-05 1987-07-31 Haond Michel Procede de fabrication d'ilots de silicium monocristallin isoles electriquement les uns des autres
US5086011A (en) * 1987-01-27 1992-02-04 Advanced Micro Devices, Inc. Process for producing thin single crystal silicon islands on insulator
US4851078A (en) * 1987-06-29 1989-07-25 Harris Corporation Dielectric isolation process using double wafer bonding
JPS6432622A (en) * 1987-07-28 1989-02-02 Mitsubishi Electric Corp Formation of soi film
US5138422A (en) * 1987-10-27 1992-08-11 Nippondenso Co., Ltd. Semiconductor device which includes multiple isolated semiconductor segments on one chip
JP2794702B2 (ja) 1987-11-30 1998-09-10 株式会社デンソー 半導体装置の製造方法
US4963505A (en) * 1987-10-27 1990-10-16 Nippondenso Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing same
JP2643262B2 (ja) * 1988-03-23 1997-08-20 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
FR2629636B1 (fr) * 1988-04-05 1990-11-16 Thomson Csf Procede de realisation d'une alternance de couches de materiau semiconducteur monocristallin et de couches de materiau isolant
FR2640428B1 (fr) * 1988-12-09 1992-10-30 Thomson Csf Procede de durcissement vis-a-vis des rayonnements ionisants de composants electroniques actifs, et composants durcis de grandes dimensions
DE69133004T2 (de) * 1990-08-03 2002-10-02 Canon Kk Verfahren zur Herstellung eines Halbleiterkörpers
US5403771A (en) * 1990-12-26 1995-04-04 Canon Kabushiki Kaisha Process for producing a solar cell by means of epitaxial growth process
JP2690412B2 (ja) * 1991-06-11 1997-12-10 ローム株式会社 絶縁層の上に成長層を有する半導体装置の製造方法
FR2681472B1 (fr) * 1991-09-18 1993-10-29 Commissariat Energie Atomique Procede de fabrication de films minces de materiau semiconducteur.
JPH05251292A (ja) * 1992-03-06 1993-09-28 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JPH07161936A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Toshiba Corp 半導体記憶装置とその製造方法
JP3293736B2 (ja) * 1996-02-28 2002-06-17 キヤノン株式会社 半導体基板の作製方法および貼り合わせ基体
JP3257580B2 (ja) * 1994-03-10 2002-02-18 キヤノン株式会社 半導体基板の作製方法
US6103598A (en) * 1995-07-13 2000-08-15 Canon Kabushiki Kaisha Process for producing semiconductor substrate
CN1076861C (zh) * 1995-07-21 2001-12-26 佳能株式会社 半导体衬底及其制造方法
SG60012A1 (en) * 1995-08-02 1999-02-22 Canon Kk Semiconductor substrate and fabrication method for the same
CN1132223C (zh) * 1995-10-06 2003-12-24 佳能株式会社 半导体衬底及其制造方法
SG55413A1 (en) * 1996-11-15 1998-12-21 Method Of Manufacturing Semico Method of manufacturing semiconductor article
SG65697A1 (en) * 1996-11-15 1999-06-22 Canon Kk Process for producing semiconductor article
US6054363A (en) * 1996-11-15 2000-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing semiconductor article
KR100304161B1 (ko) * 1996-12-18 2001-11-30 미다라이 후지오 반도체부재의제조방법
US6382292B1 (en) * 1997-03-27 2002-05-07 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for separating composite member using fluid
US6191007B1 (en) * 1997-04-28 2001-02-20 Denso Corporation Method for manufacturing a semiconductor substrate
US5985742A (en) * 1997-05-12 1999-11-16 Silicon Genesis Corporation Controlled cleavage process and device for patterned films
US5894152A (en) 1997-06-18 1999-04-13 International Business Machines Corporation SOI/bulk hybrid substrate and method of forming the same
FR2774511B1 (fr) * 1998-01-30 2002-10-11 Commissariat Energie Atomique Substrat compliant en particulier pour un depot par hetero-epitaxie
MY118019A (en) * 1998-02-18 2004-08-30 Canon Kk Composite member, its separation method, and preparation method of semiconductor substrate by utilization thereof
KR100384343B1 (ko) 1998-06-26 2003-05-16 미쯔비시 마테리알 실리콘 가부시끼가이샤 유전체 분리 웨이퍼 및 그 제조 방법
JP2001015721A (ja) * 1999-04-30 2001-01-19 Canon Inc 複合部材の分離方法及び薄膜の製造方法
JP3555500B2 (ja) 1999-05-21 2004-08-18 豊田合成株式会社 Iii族窒化物半導体及びその製造方法
US6323108B1 (en) * 1999-07-27 2001-11-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Fabrication ultra-thin bonded semiconductor layers
US6602767B2 (en) * 2000-01-27 2003-08-05 Canon Kabushiki Kaisha Method for transferring porous layer, method for making semiconductor devices, and method for making solar battery
KR100356577B1 (ko) * 2000-03-30 2002-10-18 삼성전자 주식회사 에스오아이 기판과 그 제조방법 및 이를 이용한에스오아이 엠오에스에프이티
JP2001320033A (ja) 2000-05-10 2001-11-16 Canon Inc 半導体部材の製造方法およびそれを用いた半導体部材、半導体装置
US7186630B2 (en) * 2002-08-14 2007-03-06 Asm America, Inc. Deposition of amorphous silicon-containing films
EP1396883A3 (en) * 2002-09-04 2005-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Substrate and manufacturing method therefor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109105A (ja) * 2006-09-19 2008-05-08 Commiss Energ Atom 混合マイクロテクノロジー構造を製造する方法、およびそれによって得られる構造
JP2015005772A (ja) * 2006-09-19 2015-01-08 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク・エ・オ・エネルジ・アルテルナテイブ 混合マイクロテクノロジー構造を製造する方法、およびそれによって得られる構造
JP2010206183A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Commiss Energ Atom 混合層の部分的再結晶化によるハイブリッド基板生成方法
KR102204732B1 (ko) * 2019-11-11 2021-01-19 (주)더숨 Soi 기판 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
TW200405409A (en) 2004-04-01
TWI291711B (en) 2007-12-21
US20040048454A1 (en) 2004-03-11
EP1398829A2 (en) 2004-03-17
US6946354B2 (en) 2005-09-20
EP1398829A3 (en) 2005-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004103855A (ja) 基板及びその製造方法
US6426270B1 (en) Substrate processing method and method of manufacturing semiconductor substrate
KR100238571B1 (ko) 반도체기판의 제조방법
US6211039B1 (en) Silicon-on-insulator islands and method for their formation
JP4313874B2 (ja) 基板の製造方法
EP1026729A2 (en) Composite member and separating method therefor, bonded substrate stack and separating method therefor, transfer method for transfer layer, and SOI substrate manufacturing method
TWI242796B (en) Substrate and manufacturing method therefor
JP2000012676A (ja) 半導体装置のトレンチ素子分離方法
JP2004247610A (ja) 基板の製造方法
TWI711118B (zh) 用於製作應變式絕緣體上半導體底材之方法
JP2004103946A (ja) 基板及びその製造方法
KR20100014968A (ko) 패턴화된 얇은 soi
JP3363420B2 (ja) 自己整合トレンチを有するパターン付きシリコン・オン・インシュレータ基板の製造方法
JP2006173354A (ja) Soi基板の製造方法
JP2004103611A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05206422A (ja) 半導体装置及びその作製方法
US6239469B1 (en) Method for fabrication of silicon on insulator substrates
JPH10326883A (ja) 基板及びその作製方法
JP2004103600A (ja) 基板及びその製造方法
JP2004096044A (ja) 基板及びその製造方法
JP2004103602A (ja) 基板及びその製造方法
JP2005347301A (ja) 基板の作製方法
JP2004103601A (ja) 基板及びその製造方法
JP2004103801A (ja) 基板及びその製造方法
JPH03292723A (ja) シリコン単結晶薄膜の作製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050831

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060413