JP2004090071A - レーザーマーキング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スポット状に集光したレーザービームを用いて、感光材料にマーキングパターンとしてバーコードを形成可能とする。
【解決手段】マーキング装置では、マーキングヘッド42から射出されるレーザービームの焦点fよりも離れた位置で、Xレイフィルム12を搬送しながら照射する。これにより、Xレイフィルムに形成されるドットは、レーザービームがデフォーカスして照射されることにより略均一にレーザービームのエネルギーを受けて白濁して、視認性が高くなる。また、ドットは、搬送方向が長手方向となるように楕円状となると共に拡径して、隣接するドットとバー状に繋がる。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Xレイフィルム等の感光材料にレーザービームを照射して、文字や記号等のマーキングパターンを形成するレーザーマーキング方法に関する。詳細には、マーキングパターンとして一次元バーコードを形成可能とするレーザーマーキング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
Xレイフィルム等の感光材料に文字や記号等の記録する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この先行技術では、感光材料にレーザービームを照射して、被りや変形等を生じさせることによりドットの配列によって、文字や記号等のマーキングパターンを形成する。
【0004】
例えば、PET等の支持体をベース層として、このベース層の一方の面に乳剤層が形成されたXレイフィルムは、乳剤層側の面にレーザービームが照射されることにより、乳剤層が溶融する過程で多数の微細な気泡が生じ表面にドット状の凸部(ドット)が形成される。このドットは、内部に多数の微細な気泡が生じていることにより、これらの気泡の境界膜で光の反射が変化することから視認可能となる。
【0005】
Xレイフィルムに視認性の高いドットを形成するときには、ドット径を所定以上とする必要があり、このために、先行技術では、レーザービームの照射時間を適切に制御することにより視認性の高いドットを形成するように提案している。また、ドットの間隔を所定範囲内で揃えることにより、ドット配列により形成する文字や記号等の視認視を高めることができる。
【0006】
ところで、Xレイフィルムにレーザービームを照射してドットを形成するときに、ベース層と乳剤層の間に空間が生じることがある。この空間は、Xレイフィルムにドット(マーキングパターン)を形成した直後では、ドットの視認性を向上させるが、Xレイフィルムに現像処理等を施すことにより、この空間の上部の乳剤層がベース層から剥がれて、ドットの視認性を低下させてしまう。すなわち、ベース層と乳剤層の間に生じる空間が、ユーザーの使用段階でのドットの視認性を低下させてしまう。
【0007】
ここから、Xレイフィルム等の感光材料にレーザービームを照射してマーキングパターンを形成するときには、ドットの形成段階と、その後の処理工程以降とで、視認性の変化が生じることのない、ドットの形成が望まれている。
【0008】
一方、ドット配列によってXレイフィルム等の感光材料に形成したマーキングパターンによって、各種の情報を持たせる構成が各種提案されている。
【0009】
文字や記号等に代えて各種の情報を表す記号には、バーコードがある。このバーコードでは、太さの異なる線とスペースの組み合わせによって文字や記号を表す所謂一次元バーコードが一般的であり、このバーコードを用いることにより、限られたスペースに多量の情報を記録することができると共に、Xレイフィルムの処理工程で、バーコードリーダによって自動的に読み取ることにより、マーキングパターンとして記録している情報に基づいたXレイフィルムの適切な処理が可能となる。
【0010】
マーキングヘッドから射出するスポット状のレーザービームを用いて、Xレイフィルム等の感光材料にバーコードを記録する場合、Xレイフィルムの搬送を停止させるか、Xレイフィルムの搬送速度に合わせてマーキングヘッドを移動させて行う必要がある。
【0011】
すなわち、スポット状のレーザービームを用いて、Xレイフィルムにドットではなくバー(ライン)を形成する場合、Xレイフィルムをマーキングヘッドに対して相対的に停止させた状態でレーザービームを照射する必要がある。
【0012】
しかし、ロール状のXレイフィルムに所定間隔でマーキングパターンとしてバーコードを記録するときに、その都度、Xレイフィルムの搬送を停止させると、マーキングパターンの記録に要する時間が長くなってしまい、Xレイフィルム等の感光材料の加工時間が長くなり、加工効率が低下してしまうという問題が生じる。
【0013】
【特許文献1】
特許第3191201号明細書。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、Xレイフィルム等の感光材料に、後工程での処理によって視認性が低下してしまうことのないマーキングパターンの形成が可能なレーザーマーキング方法及び、感光材料にマーキングパターンとしてバーコードを効率的に形成することができるレーザーマーキング方法を提案することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1の発明は、レーザー発振手段から射出されるレーザービームを集光手段によってスポット状に集光しながら感光材料に照射して、感光材料に文字や記号等のマーキングを施すレーザーマーキング方法であって、前記感光材料を、レーザービームの集光手段による焦点位置よりも前記レーザー発振手段から離した所定位置に配置して、前記レーザービームを前記感光材料へ照射してマーキングを施すことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、レーザービームの焦点位置に対して、感光材料をデフォーカスして配置して、レーザービームを照射する。レーザービームはデフォーカスされることにより、感光材料に照射したときのスポット内のエネルギーが略均一になるので、部分的にレーザービームのエネルギーが高くなることにより、このエネルギーが内部に伝わってベース層と乳剤層の間に空間を生じさせてしまうのを防止できるる。
【0017】
これにより、視認性が高く、かつ、この感光材料に対する現像処理等の処理工程後でも、視認性が大きく低下するのを防止することができる。
【0018】
また、請求項2の発明は、レーザー発振手段から射出されるレーザービームを集光手段によってスポット状に集光しながら感光材料に照射して、感光材料に文字や記号等のマーキングを施すレーザーマーキング方法であって、前記感光材料を、レーザービームの集光手段に焦点位置よりも前記レーザー離した所定位置を通過するように所定速度で搬送しながら、走査手段によって前記レーザービームを前記感光材料の搬送方向と直交する幅方向に沿って走査しながら照射して、マーキングを施すことを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、レーザービームの焦点位置よりも離れるように感光材料をデフォーカスして、感光材料にレーザービームを照射する。レーザービームの焦点位置よりも離れる方向へデフォーカスすることにより、感光材料に形成するドット径が広がり、ドットを所定間隔で形成することにより、ドットをバー状に連続させることができる。
【0020】
このとき、感光材料を搬送しながらレーザービームを照射することにより、ドットが感光材料の搬送方向に沿って長い楕円状に形成できるので、ドットをバー状に連続させたときの太さを太くすることができる。
【0021】
これにより、感光材料にマーキングパターンとして、バーコードのバーを形成することが可能となる。
【0022】
また、請求項3の発明は、前記レーザー発振手段が前記レーザービームを、前記感光材料の搬送方向に沿って所定間隔で前記感光材料に照射することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、感光材料の搬送方向に沿って所定間隔でバー状のドットを形成することができる。
【0024】
これにより、例えば、カスタムコードやPostNet等の個々のバーの太さが同じで、長さや書出し位置等が異なるバーコードを感光材料に形成することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用したマーキング装置10の概略構成を示している。
【0026】
このマーキング装置10は、ロール状に巻き取られた長尺のXレイフィルム12を被印字体として、このXレイフィルム12を搬送する過程で、その表面にレーザービームLBをスポット状に照射して、ドット配列による文字や記号等のマーキングパターンを形成することができる。また、マーキング装置10では、マーキングパターンとして、バーコードを記録できるようになっている。
【0027】
図2(A)に示すように、本実施の形態に感光材料として適用したXレイフィルム12は、支持体であるベース層14に、PET(ポリエチレンテレフタレート)を用い、このベース層14の少なくとも一方の面に乳剤が塗布されて乳剤層16が形成されている。
【0028】
図1に示すように、Xレイフィルム12は、乳剤層16が外向きとなって巻芯18にロール状に巻かれており、マーキング装置10は、このXレイフィルム12を最外層から引出す。
【0029】
最外層から引出されたXレイフィルム12は、パスロール20に巻き掛けられて、進行方向(図1の矢印A方向)から上方(図1の紙面上方)へ略直角に方向転換されてパスロール22に巻き掛けられる。また、Xレイフィルム12は、パスロール22に巻き掛けられて、進行方向へ略直角に方向転換され、プリントロール24へと至るようになっている。
【0030】
マーキング装置10では、プリントロール24に巻き掛けられる位置が、レーザービームLBの照射位置として設定されており、このプリントロール24により進行方向から下方へ略直角に方向転換されたXレイフィルム12は、対で配置されたロール26に挟持され、かつ進行方向へ略直角に方向転換され、小ロール28、30ヘ向けて送り出される。
【0031】
小ロール28、30の間には、サクションドラム32が配置されており、このサクションドラム32によって、小ロール28、30の間に略U字状の搬送路が形成され、Xレイフィルム12が、小ロール28、30の間で、サクションドラム32に巻き付けられる。
【0032】
サクションドラム32は、外周面に複数の小孔(図示省略)が設けられ、周面に巻き付けられるXレイフィルム12を、エア吸引によって吸着保持し、かつ自重又は図示しない付勢手段の付勢力で、図1の紙面下方へ移動可能となっている。これにより、Xレイフィルム12には、バックテンションが付与されるため、前記プリントロール24を通過するときに、プリントロール24と緊密に密着された状態が維持されるようになっている。
【0033】
ロール26から送り出されるXレイフィルム12は、一対の小ロール28、30の間を略U字状に搬送されて小ロール30から送り出され、小ロール30を通過したXレイフィルム12は、巻芯34に巻き取られる。
【0034】
一方、マーキング装置10には、巻取り制御装置36が設けられており、前記巻芯18、34及びサクションドラム32は、巻取り制御装置36からの駆動信号で所定の回転速度で回転するモータ等の駆動手段(図示省略)の駆動力によって回転駆動されてXレイフィルム12を搬送する。
【0035】
マーキング装置10では、基本的に、同一の線速度でXレイフィルム12を搬送するように巻芯18、34が回転駆動されると共に、サクションドラム32がXレイフィルム12を吸着保持しながら回転するため、サクションドラム32の回転速度がXレイフィルム12のプリントロール24での搬送速度(ライン速度)と一致するようになっている。
【0036】
前記サクションドラム32には、ロータリエンコーダ38が取り付けられており、このサクションドラム32の回転角に応じたパルス信号を出力する。マーキング装置10では、このロータリーエンコーダ38から出力するパルス信号から、Xレイフィルム12の搬送速度と共に搬送長の監視が可能となっている。
【0037】
一方、マーキング装置10には、マーキング手段として、レーザービームLBを射出するマーキングヘッド42及びレーザービームLBの射出を制御するレーザー制御装置40が設けられている。前記したロータリーエンコーダ38は、レーザー制御装置40に接続しており、Xレイフィルム12の搬送に応じたパルス信号がレーザー制御装置40に入力されるようになっている。
【0038】
図1及び図3に示すように、マーキングヘッド42は、その先端部であるレーザービームLBの出射口が前記プリントロール24に巻き掛けられるXレイフィルム12に対向するように配置されている。また、マーキングヘッド42は、レーザー発振器44と、図示しない集光レンズを含むビーム偏向器46とを備えており、レーザー発振器44から発せられるレーザービームLBを、プリントロール24に巻き掛けられているXレイフィルム12へ向けて射出する。
【0039】
本実施の形態に適用したレーザー発振器44は、レーザー制御装置40(図3では図示省略)からの駆動信号に基づいて、所定のタイミングで一定の発振波長のレーザービームLBを所定の時間幅(パルス幅)で出射する。
【0040】
ビーム偏向器46は、例えば、AOD(音響光学装置)を備えており、レーザー制御装置40からの偏向信号によりレーザービームLBをXレイフィルム12の搬送方向と直交する方向に走査する機能を有している。なお、走査された各レーザービームLBは集光レンズによってスポット状に集光されてXレイフィルム12に照射される。
【0041】
レーザー制御装置40には、前記Xレイフィルム12に記録すべきマーキングパターン(文字や記号)に対応したパターン信号が巻取り制御装置36から入力される。また、レーザー制御装置40は、ロータリーエンコーダ38からXレイフィル12の搬送に応じて出力されるパルス信号に基づいてXレイフィルム12の搬送長を監視しながら、パターン信号に応じてレーザー発振器(COレーザー)44に駆動信号を出力すると共に、ビーム偏向器46に偏向信号を出力する。
【0042】
これにより、マーキングヘッド42は、マーキングパターンMPに応じてレーザービームLBがオン/オフされながらXレイフィルム12上に走査される。
【0043】
このとき、図3に示すように、マーキングヘッド42は、ビーム偏向器46によるレーザービームLBの走査方向を主走査方向とし、Xレイフィルム12の搬送方向(図3の矢印方向)を副走査方向として、Xレイフィルム12にレーザービームLBを走査しながら照射することにより、Xレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成する。
【0044】
図4に示すように、マーキング装置10では、例えば、1文字が5×5ドットなどの所定のドット配列で英数字等の文字や、記号、キャラクタ等をXレイフィルム12に形成することができ、また、このドット配列によって形成した複数の文字、数字や記号等をマーキングパターンMPとして形成することができる。
【0045】
また、マーキング装置10では、Xレイフィルム12が長手方向にカット(カットライン48を鎖線で示す)されて小幅のロール状又はシート状に加工されるときには、このカットライン48を挟んで両サイドに天地の向きが逆となったマーキングパターンMPを形成することも可能である。
【0046】
なお、図1及び図3に示すように、マーキングヘッド42は、Xレイフィルム12がプリントロール24に巻き掛けられるときに、プリントロール24の周面から僅かに浮いた位置で、Xレイフィルム12に対向するようになっており、これにより、Xレイフィルム12を透過したレーザービームLBが、プリントロール24の周面に付着している塵や埃等を加熱して、Xレイフィルム12に被りを生じさせてしまうのを防止している。
【0047】
マーキング装置10では、一例としてCOレーザーを用いており、マーキングヘッド42のレーザー発振器44には、例えば9.6μmなどの9μm帯や、10.6μmなどの10μm帯等の固定波長のCOレーザーを出力するレーザー発振管が用いられている。
【0048】
Xレイフィルム12では、スポット状に集光されたレーザービームLBが照射されることにより、このレーザービームLBのエネルギー(熱エネルギー)によって溶融する過程で、乳剤層16内に、直径が約1〜5μmの微細な気泡16Bが生じ、この気泡16Bによって表面が凸状となり、図2(B)に示すように、ドット16Aが形成される。
【0049】
Xレイフィルム12は、乳剤層16に多数の気泡16Bが生じることにより、この気泡16B間の境界膜が多数形成され、この境界膜によって光の乱反射が助長される。これにより、Xレイフィルム12では、ドット16Aの内外で反射光量が大きく変化することになり、未現像か現像済みか、あるいは濃度の濃淡に無関係に、ドット16Aの視認性が向上される。
【0050】
また、このようにXレイフィルム12に形成されたドット16Aは、白濁し、Xレイフィルム12の上方側から見たときは勿論、Xレイフィルム12を傾けて見たときにも、確実に視認可能となっている。すなわち、Xレイフィルム12には、視認性の高いドット16Aが形成される。
【0051】
ドット配列によってマーキングパターンMPを形成するときには、このドット16Aの凸量を約10μm程度、ドット16Aの直径を約200μmとすると共に、ドット16Aの間隔が適切となる間隔でレーザービームLBを照射する。これにより、視認性の高いドット16Aないしドット配列によるマーキングパターンMPを形成することができる。
【0052】
一方、図2(C)に示すように、Xレイフィルム12では、レーザービームLBの照射によって、ベース層14と乳剤層16の間に、空間14Aが生じることがある。この空間14Aは、乳剤層16に生じる気泡16Bとは異なって大きく、Xレイフィルム12に、この空間14Aが生じると、レーザービームLBの照射直後である未現像状態では、ドット16Aの視認性が高くなるが、現像処理を行うことにより、この空間14Aの上部の乳剤層16が飛散したり、乳剤層16が剥がれて開口してベース層14が露出する。これにより、Xレイフィルム12に形成したドット16AやマーキングパターンMPのドット16Aの視認性が低下したり、ドット16Aが消失してしまう。
【0053】
ここで、図5に示すように、マーキング装置10では、マーキングヘッド42から射出されるレーザービームLBの焦点fよりも、Xレイフィルム12をマーキングヘッド42から離間させた位置にXレイフィルム12の搬送路を設けて、この搬送路を搬送されるXレイフィルム12にレーザービームLBを照射するようにしている。
【0054】
すなわち、マーキング装置10では、レーザービームLBをデフォーカスして、Xレイフィルム12に照射するようにしている。
【0055】
レーザービームLBは、集光レンズ等を用いて集光されるときに、ビームウエストが生じる。このために、焦点fの近傍の所定範囲であれば、ビーム径が略同じとなる。これにより、レーザービームLBを用いて被印字体にマーキング処理を施すときには、このレーザービームLBの焦点fがほぼ被印字体の表面となるようにして被印字体にレーザービームLBを照射するようにして、マーキングヘッド42と被印字体の間隔が僅かに変化しても、被印字体に照射されるレーザービームLBのビーム径が略一定となるようにしている。
【0056】
しかし、レーザービームLBのビームウエスト位置では、レーザービームLBのエネルギーが、スポットの周縁部よりも中心部大きくなっている。また、レーザービームLBのビームウエスト位置でのビーム径は、所定の視認性が得られるドット径よりも小さくなっている。
【0057】
このために、レーザービームLBのビームウエスト位置にXレイフィルム12を配置して、レーザービームのスポット径よりも大きい径のドット16Aを形成するようにレーザービームLBを照射すると、レーザービームLBのスポットの中心部分で、レーザービームLBのエネルギーがXレイフィルム12の内部まで伝わって、ベース層14と乳剤層16の間に空間14Aを生じさせてしまうことがある。
【0058】
ここで、マーキング装置10では、レーザービームLBをデフォーカスしてXレイフィルム12に照射する。
【0059】
これにより、マーキング装置10では、Xレイフィルム12に照射されたレーザービームLBのスポット内で、Xレイフィルム12が受けるエネルギーが略均一となるようにして、所定径のドット16Aを形成するときに、レーザービームLBのスポットの中心部分で、空間14A(図2(C)参照)が生じるのを防止している。
【0060】
また、マーキング装置10では、Xレイフィルム12の位置がレーザービームLBの焦点fよりも離れて位置で、デフォーカスしてXレイフィルム12にレーザービームLBを照射することにより、ドット16Aの径を広げ、ビーム偏向器46によるレーザービームLBの走査方向に沿って隣接するドット16Aとバー状に連続するようにしている。なお、このときには、ドット配列によるマーキングパターンMP(図4参照)を形成するときのドット16Aの間隔(ドットピッチ)よりも狭くして、ドット16Aをバー状に連続させるようにしても良い。
【0061】
また、マーキング装置10では、Xレイフィルム12を搬送しながら、スポット状に集光したレーザービームLBを照射しており、これにより、Xレイフィルム12に、搬送方向に沿って長い略楕円状のドット16Aが形成される。
【0062】
したがって、Xレイフィルム12には、照射されるレーザービームLBのスポット径より太い幅でバー状に連続するドット16Aが形成される。
【0063】
ここから、マーキング装置10では、Xレイフィルム12に、PostNet(POSTal Number Encoding Technique)やカスタマバーコードを用いてマーキングパターンMPを形成するようにしている。
【0064】
バーコード(Bar Code:一次元バーコード)は、太さの異なる線とスペースの組み合わせでコード化し、共通商品用バーコードとして広く普及しているJAN(Japan Article Number)や、CODBARが一般的であるが、PostNet(POSTal Number Encoding Technique)やカスタマバーコードなどでは、主に異なる長さのライン(バー)の組み合わせでコード化するものがある。
【0065】
図6(A)に示すように、PostNetは、2.92mm〜3.43mmの長さ(高さ)のフルバーと、1.02mm〜1.52mmの長さのハーフバーを用いて、主に数字をコード化するようにしている。
【0066】
また、図6(B)に示すように、カスタマバーコードは、ロングバー50A、2種類(上側と下側)のセミロングバー50B、50C及びタイミングバー50Dを用い、ロングバー50A、セミロングバー50B、50C及びタイミングバー50Dの4つの形状のうちの3本を組み合わせて1つのキャラクタを表す4テイスト3バーとして用いられ、例えば図6(C)に示すようにして、数字等をコード化するようにしている。
【0067】
このように構成されているマーキング装置10では、巻取り制御装置36から出力する駆動信号によって、巻芯18に巻き取られているXレイフィルム12の引出しを開始すると共に、このXレイフィルム12の搬送及び巻芯34への巻取りを開始する。
【0068】
一方、サクションドラム32は、巻取り制御装置36に制御されて、回転しながらエア吸引を開始することにより、周面に巻き掛けられるXレイフィルム12を吸着保持して回転する。これにより、Xレイフィルム12は、所定のライン速度で、引き入れられながら送り出される。このときに、サクションドラム32は、自重又は付勢手段の付勢力でXレイフィルム12に所定のテンションを付与している。
【0069】
これにより、サクションドラム32の回転速度(周速度)が、Xレイフィルム12の搬送系の基準となるライン速度となり、プリントロール24上でのXレイフィルム12のライン速度がサクションドラム32の周速度と一致する。
【0070】
レーザー制御装置40は、このサクションドラム32の回転状態をロータリーエンコーダ38によって検出している。
【0071】
一方、レーザー制御装置40は、巻取り制御装置36から前記Xレイフィルム12に記録すべきマーキングパターンMPに応じたパターン信号が入力されると、前記ロータリーエンコーダ38から出力されるパルス信号に基づいてXレイフィルム12の搬送長を監視し、例えばXレイフィルム12の搬送長が予め設定している長さに達すると、パターン信号に基づいてレーザー発振器(COレーザー)44に駆動信号を出力すると共に、ビーム偏向器46に偏向信号を出力する。
【0072】
これにより、レーザー発振器44から発せられるレーザービームLBが、プリントロール24に巻き掛けられているXレイフィルム12に走査されながら照射されて、Xレイフィルム12に、パターン信号に応じたマーキングパターンMPが形成される。
【0073】
ところで、Xレイフィルム12は、スポット状に集光されたレーザービームLBが照射されることにより、乳剤層16が溶融する過程で多数の微細な気泡16Bが生じると共に表面が凸状に突出する。これにより、Xレイフィルム12にドット16Aが形成される。
【0074】
このとき、図5に示すように、マーキング装置10では、Xレイフィルム12をマーキングヘッド42から射出されるレーザービームLBの焦点fよりも離して搬送し、レーザービームLBをデフォーカスしてXレイフィルム12に照射するようにしている。
【0075】
これにより、マーキング装置10では、レーザービームLBをXレイフィルム12に照射したときのスポット内が略均一なエネルギーとなるようにし、このスポット内でXレイフィルム12の乳剤層16が均一に発泡するようにしている。また、照射されたレーザービームLBのスポット内のエネルギーが略均一となっているので、Xレイフィルム12では、乳剤層12が部分的に溶融してしまうのを抑えることができ、かつ、レーザービームLBのエネルギーがXレイフィルム12の内部に伝わって、ベース層14と乳剤層16との間に気泡16Bよりも大きい空間14Aが生じてしまうのを防止できる。
【0076】
また、マーキング装置10では、Xレイフィルム12に均一にエネルギーを付与することができるので、乳剤層16に溶融や蒸着、飛散が生じるのを抑えて、レーザービームLBを用いてマーキングパターンMPを形成することにより、被り等によるさえ製品品質の低下が生じるのを防止することができる。
【0077】
マーキング装置10では、このようにして視認性の高いドット16Aを形成するようにし、例えば現像処理した後に、乳剤層16がベース層14から剥がれるなどしてドット16Aの視認性の低下が生じてしまうことがないようにしている。すなわち、Xレイフィルム12の製造段階と、ユーザーによるXレイフィルム12の使用段階の間での、マーキングパターンMPの視認性評価の差を軽減することができる。
【0078】
一方、マーキング装置10では、Xレイフィルム12を所定速度で搬送しながら、レーザービームLBを走査するようにしている。これにより、Xレイフィルム12には、ドット16Aが略楕円状に形成されると共に、このドット16Aが搬送方向に沿って所定間隔で形成される。
【0079】
また、マーキング装置10では、レーザービームLBをデフォーカスしてXレイフィルム12に照射することによりXレイフィルム12上でのスポット径を大きくして、径の大きなドット16Aを形成することができる。これにより、複数のドット16Aを、ビーム偏向器46によるレーザービームLBの走査方向に沿って連続させたバー状に形成することができる。
【0080】
ここから、マーキング装置10では、マーキングパターンMPとしてカスタマバーコードやPostNet等のバーコードを形成することができる。これにより、最終的に製品となるXレイフィルム12の周縁部(非画像形成領域)の狭いスペースに、単に文字や数字等を形成したときに比べて、多数の情報を記録することができる。
【0081】
また、マーキングパターンMPとしてバーコードを用いていることができるので、このXレイフィルム12に対して、露光、現像等の各種の処理を行うときに、バーコードリーダ等によって簡単にかつ確実に、マーキングパターンMPとして記録されている各種の情報を読み出すことができるので、この情報に基づいた適切なXレイフィルム12の処理が可能となる。
【0082】
【実験例】
図7には、レーザー発振器44としてCOレーザーを用いて、レーザービームLBの焦点fに対するXレイフィルム12の位置に応じたドット形状の実験装置62を示している。
【0083】
この実験装置60では、マーキングヘッド42とレーザー制御装置40を用いて、試料台62に載置したXレイフィルム12を所定速度で移動させながら、Xレイフィルム12にレーザービームLBを照射する。本実験例では、この実験装置60の試料台62上のXレイフィルム12に形成されるドット形状を観察している。
【0084】
試料台62は、Xレイフィルム12を載置するテーブル64が、マーキングヘッド42との接離方向である上下方向に高精度で平行移動可能なZ軸テーブルとなっており、レーザービームLBを集光する集光レンズが設けられたビーム偏向器46の射出口(マーキングヘッド42の下端)と、テーブル64上のXレイフィルム12との距離WDを変化させ、距離WDに応じてXレイフィルム12に形成されるドット16Aの形状を確認する。このとき、ビーム偏向器46によってXレイフィルム12(試料台62)の移動方向(矢印B方向)と直交する方向に沿ってレーザービームLBを走査して、複数のドット16Aを形成する。
【0085】
なお、Xレイフィルム12としては、富士フイルム社製の医療用XレイフィルムであるSE4(品種)を用いており、このXレイフィルム12は、PETのベース層14の厚さが約0.175mm(175μm)であり、このベース層14に塗布した乳剤によって厚さが約0.002mm〜0.005mm(2μm〜5μm)の乳剤層16が形成されている。
【0086】
また、発振波長が10.6μmのCOレーザーを所定時間(一定時間)照射する。このとき、レーザービームLBのスポット径は、レーザー発振器44とビーム偏向器46の間で約0.4mmであり、また、焦点f(距離WD)で0.2mmとしている。
【0087】
図8には、Xレイフィルム12に形成したドット16Aの距離WDごとの評価サンプルを示している。なお、この形状評価に用いる評価サンプルは、レーザービームLBを照射した後のXレイフィルム12を現像処理してドット形状の評価用いている。
【0088】
なお、図8では、中央列のWDから上方へ向けて距離WDが小さく、さらに、左列の下端から上方へ向けて距離WDが小さくなっており、中央列のWDから下方へ向けて距離WDが大きく、さらに、右列の上方側から下方へ向けて距離WDが大きくなっている。また、図中の矢印Bは、個々の評価サンプルに対する実験装置60でのXレイフィルム12(試料台62)の移動方向を示している。
【0089】
Xレイフィルム12に形成されるドット16Aは、距離WDがレーザービームLBの焦点位置(焦点f)近傍であるとき(距離WD=WD)、Xレイフィルム12の移動方向に沿って長い楕円となっている。また、これらのドット16Aの周縁部は、気泡16Bによって白濁しているが、ドット16Aの中央部には、乳剤層16が溶融することにより生じた窪みが現れている。
【0090】
また、距離WDをレーザービームLBの焦点fまでの距離WDよりも小さくすると(WD<WD)、ドット16A内の白濁部分が中央部にまで広がり、視認性が徐々に高くなっている。すなわち、Xレイフィルム12をレーザービームLBに対してデフォーカスすることにより、レーザービームLBのスポット内のエネルギーが均一化するために、ドット16A内に空間14Aが生じなくなるためである。
【0091】
さらに、距離WDを小さくすることにより、ドット16A内は白濁しているが、外径が徐々に小さくなっており、これにより、視認性が低下している。
【0092】
これに対して、Xレイフィルム12をマーキングヘッド42から離して、距離WDを大きくすると、ドット16A内の窪みがが小さくなり、ドット16Aの白濁部分が周囲に広がり、互いに隣接するドット16Aが繋がってバー状になる。
【0093】
すなわち、図9(C)及び図9(D)に示すように、距離WDがレーザービームLBの焦点位置(WD=WD0)であるときには、レーザービームLBのスポットの中央部で乳剤層16の溶融が生じて、Xレイフィルム12に形成されるドット16Aの中央部に窪みが生じている。
【0094】
これに対して、図9(A)及び図9(B)に示すように、距離DWを焦点距離よりも短くしたとき(WD<WD)には、ベース層14と乳剤層16との間に空間(空間14A)が生じることなく、また、乳剤層16の溶融による窪みが生じることもない適性なドット16Aを形成することができる。
【0095】
また、図9(E)及び図9(F)に示すように、距離DWを焦点距離よりも長くしたときに(WD>WD)には、ベース層14と乳剤層16との間に空間(空間14A)や乳剤層16の溶融による窪みが生じることがないのは勿論、さらに、複数のドット16Aがバー状に連続して形成される。
【0096】
したがって、レーザービームLBをデフォーカスしてXレイフィルム12に照射することにより、視認性が高く、かつ、現像工程等の後処理工程を行ったときにも視認性の変化のないドット16Aを形成することが出きる。
【0097】
また、Xレイフィルム12をレーザービームLBの焦点fよりもマーキングヘッド42から離れる方向でデフォーカスすることにより、ドット16Aが連続するバー状に形成することができるので、Xレイフィルム12にマーキングパターンMPとして、カスタマコードやPostNet等のバーコードを形成することが出きる。これにより、単に文字や記号等を形成する場合に比べて、マーキングパターンMPに多量の情報を持たせることができ、かつ、この情報を、Xレイフィルム12の処理を行う各工程で、バーコードリーダを用いて確実に読み取ることができる。
【0098】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものでない。例えば、本実施の形態では、感光材料とし主にXレイフィルムを例に説明したが、Xレイフィルムとしては、片面感材であっても良く、また、乳剤層16がベース層14の両面に形成された両面感材であっても良く、さらに、加熱現像によって画像が顕像化されるドライフィルムであっても良いことは勿論、これに限らず、任意の構成の感光材料へのマーキングパターンの形成に適用することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、現像処理等の処理工程後においても、視認性が低減することのない、高品質のドットないしドット配列によるマーキングパターンを形成することができる。また、本発明によれば、ドットをバー状に連続して形成することができるので、感光材料にマーキングパターンとしてバーコードを形成することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したマーキング装置の概略構成図である。
【図2】(A)は本実施の形態に適用したXレイフィルムの概略構成図、(B)は適正なドットが形成されたXレイフィルムの概略構成図、(C)はベース層と乳剤層の間に空間が生じたXレイフィルムの概略構成図である。
【図3】マーキング装置のプリントロール近傍の概略構成を示す要部斜視図である。
【図4】マーキングパターンの一例として文字を形成したXレイフィルムの概略図である。
【図5】本実施の形態におけるマーキングヘッドとXレイフィルムの相対位置を示す概略図である。
【図6】(A)はバーコードの一例であるPostNetの表記例を示す概略図、(B)はバーコードの一例であるカスタマコードに用いるバーの構成を示す概略図、(C)はカスタマコードの表記例を示す概略図である。
【図7】実験例に適用した実験装置の一例を示す概略構成図である。
【図8】実験装置を用いて実験結果の評価サンプルを示す概略図である。
【図9】(A)乃至(F)はXレイフィルムに形成されるドットの概略を示し、(A)は焦点位置よりも短くデフォーカスしたときのドットの概略図、(B)は図9(A)の概略断面図、(C)は焦点位置でのドットの概略図、(D)は図9(C)の概略断面図、(E)は焦点位置よりも長くデフォーカスしたときのドットの概略図、(F)は図9(E)の概略断面図である。
【符号の説明】
10  マーキング装置
12  Xレイフィルム(感光材料)
14  ベース層
14A  空間
16  乳剤層
16A  ドット
16B  気泡
24  プリントロール
32  サクションドラム(搬送手段)
38  ロータリーエンコーダ
40  レーザー制御装置(レーザー発振手段、走査手段)
42  マーキングヘッド(レーザー発振手段、走査手段)
44  レーザー発振器(レーザー発振手段)
46  ビーム偏向器(走査手段)
60  実験装置
62  試験台

Claims (3)

  1. レーザー発振手段から射出されるレーザービームを集光手段によってスポット状に集光しながら感光材料に照射して、感光材料に文字や記号等のマーキングを施すレーザーマーキング方法であって、
    前記感光材料を、レーザービームの集光手段による焦点位置よりも前記レーザー発振手段から離した所定位置に配置して、前記レーザービームを前記感光材料へ照射してマーキングを施すことを特徴とするレーザーマーキング方法。
  2. レーザー発振手段から射出されるレーザービームを集光手段によってスポット状に集光しながら感光材料に照射して、感光材料に文字や記号等のマーキングを施すレーザーマーキング方法であって、
    前記感光材料を、レーザービームの集光手段に焦点位置よりも前記レーザー離した所定位置を通過するように所定速度で搬送しながら、走査手段によって前記レーザービームを前記感光材料の搬送方向と直交する幅方向に沿って走査しながら照射して、マーキングを施すことを特徴とするレーザーマーキング方法。
  3. 前記レーザー発振手段が前記レーザービームを、前記感光材料の搬送方向に沿って所定間隔で前記感光材料に照射することを特徴とする請求項2に記載のレーザーマーキング方法。
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