JP2004086094A - レーザーマーキング方法 - Google Patents

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遠藤 恵介
Hiroyuki Nishida
西田 弘幸
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Abstract

【課題】現像処理等を行ったときにも、適正な視認性を確保できるドットを形成する。
【解決手段】Xレイフィルム12には、レーザービームの照射時間を短くして、短時間に適正なエネルギーが付与されることにより乳剤層16が溶融する過程で多数の微細な気泡16Bが生じて、凸状のドット16Aが形成されるが、照射時間が長くなることにより、内部に熱が伝わって、ベース層14と乳剤層の間に、現像処理等によって乳剤層の剥離を引き起こしてドットの視認性を低下させてしまう空間14Aが生じる。ここから、マーキング装置では、高出力のレーザー発振器を用いて、レーザービームの照射時間を短くすることにより、この空間が生じることなく、高い視認性を維持するドットを形成する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Xレイフィルムなどの写真感光材料や熱現像感光材料等の感光材料にレーザービームを照射して、所定のマーキングパターンを形成するレーザーマーキング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザー光を利用して、材料の表面に文字や記号等をマーキングする技術としては、例えば、特開平10−305377号公報が挙げられる。また、特許第3191201号(以下「先行技術」とする)では、Xレイフィルム等の感光材料へレーザービームを照射して、感光材料の表面に被りや変形を生じさせることによりドットを形成し、このドット配列によって文字や記号等を形成するマーキング技術を提案している。
【0003】
Xレイフィルムなどの感光材料は、乳剤層にレーザービームが照射されると、乳剤層が溶融する過程で微細な気泡が発生すると共に、表面が凸状に突出する。これを用いて、Xレイフィルムにドットを形成し、このドットの配列によって文字や記号等のマーキングパターンを形成することができる。
【0004】
ところで、Xレイフィルム等の感光材料では、レーザービームによって溶融した乳剤層が、レーザービームの照射位置の周囲に飛散することがある。この飛散した乳剤層は、感光材料の表面に付着すると、その部分に画像が形成されたときに白く抜ける所謂ホワイトスポット故障を生じさせてしまうことがある。
【0005】
また、レーザービームを連続的に照射したときに、飛散した乳剤層がレーザービームによって燃焼して被りを生じさせてしまうことがあり、このような被り等は、感光材料の製品品質を低下させてしまう。
【0006】
さらに、PET等の支持体をベース層として、このベース層に乳剤層を形成したXレイフィルムなどでは、レーザービームを照射してドットを形成したときに、ベース層から乳剤層を分離し易くしてしまうことがある。このようなベース層から乳剤層が分離し易くなった場合、ドットを形成した直後では、ドットの視認性が高くなるが、現像処理したときに、乳剤層がベース層から剥がれ落ちてしまい、視認性が極めて低くなる。すなわち、レーザービームの照射によってベース層から乳剤層が剥離しやすくなると、現像前後でXレイフィルムに形成した文字や記号等の視認性が変化してしまうことがある。
【0007】
しかしながら、前記した先行技術では、1ドット当たりのレーザービームの照射条件を限定することにより視認性の確保を図るように提案しているが、感光材料にレーザービームを照射することに起因する品質故障や、現像処理の前後での視認性の変化を回避するための提案はなされていない。
【0008】
また、先行技術では、感光材料に適正なドットを形成するためのエネルギーを与えるために、低出力で発振されたレーザービームを用いるようにしているが、低出力レーザーを用いた場合、ドットを形成するのに必要なエネルギーを付与するのに時間がかかってしまうことになる。すなわち、レーザービームの長時間照射が必要となることがあるが、レーザービームを長時間照射した場合、感光材料の内部に熱が伝達して、ベース層と乳剤層を分離させてしまうことがあり、これにより、現像処理前後で文字や記号等の視認性に変化を生じさせてしまうことがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、感光材料に視認性が高く、また、現像処理前後で視認性に変化が生じることのないマーキングパターンを形成することができるレーザーマーキング方法を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、支持体の少なくとも一方の面に乳剤層が設けられた感光材料に、レーザー発振手段から出力するレーザービームをスポット状に照射して、このレーザービームのエネルギーによって前記乳剤層の内部に多数の微細な気泡を発生させたドット配列によるマーキングパターンを形成するレーザーマーキング方法であって、所定のドットを形成し得るエネルギーを所定時間以内に前記感光材料へ付与可能な発振出力のレーザー発振手段を用いて、前記感光材料へ前記レーザービームを照射することにより前記マーキングパターンを形成することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、レーザービームを感光材料にスポット状に照射することにより、感光材料の乳剤層が溶融する過程で発生する微細な気泡によってドットを形成し、このドット配列によってマーキングパターンを形成する。また、本発明では、視認性が高く、かつ感光材料の現像処理前後で、視認性の変化が少なく適正なドットを形成しうるエネルギーを、レーザービームによって感光材料に付与することにより、感光材料の処理による視認性の変化のないマーキングパターンを形成する。
【0012】
一方、レーザービームによって感光材料に付与されるエネルギーは、レーザー発振手段の発振出力と、レーザービームの照射時間によって変化する。また、レーザービームの照射時間が長くなることにより、レーザービームの熱が感光材料の内部まで伝わって、感光材料を現像処理したときに、乳剤層の剥離を生じさせる空間が、支持体と乳剤層の間に生じる。
【0013】
ここから、レーザービームの照射時間を、支持体と乳剤層の間に空間が生じない時間に設定し、この時間内で感光材料に所定のエネルギーを付与できる発信出力のレーザー発振手段を用いる。
【0014】
すなわち、高出力のレーザー発振手段を用いて、レーザービームの照射時間を短くする。
【0015】
これにより、感光材料に視認性が高く、かつ、感光材料の処理による視認性の変化の少ないドット及びドット配列によるマーキングパターンを形成することができる。
【0016】
このような本発明におけるレーザービームの照射時間である前記所定時間は、前記感光材料及び前記レーザー発振手段によって発振する前記レーザービームの波長に基づいて設定されるものである。
【0017】
すなわち、感光材料に適正なドットを形成し得るレーザービームのエネルギーは、レーザービームの発振波長によって異なるものであり、感光材料によっても異なるものである。
【0018】
ここから、感光材料、レーザービームの発振波長に基づいて照射時間を設定し、実際の照射時間がこの時間よりも短くなるように、高出力のレーザー発振手段を用いる。
【0019】
また、請求項3に係る発明は、走査手段によって前記レーザービームを走査しながら前記感光材料に照射して、前記マーキングパターンのドット配列を形成することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、レーザー発振手段の発振出力を大きくして、一つのドットを形成するためのレーザービームの照射時間を短くすることにより、短時間に多数のドットの形成が可能となる。
【0021】
ここから、走査手段によってレーザービームを走査して、一つのレーザー発振手段を用いて、多数のドットを形成する。
【0022】
これにより、多数のレーザー発振手段を用いることなく、ドット配列によってマーキングパターンを形成することができ、マーキング装置の小型化が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用したマーキング装置10の概略構成を示している。このマーキング装置10には、ロール状に巻き取られた長尺のXレイフィルム12を被印字体として、このXレイフィルム12を搬送する過程で、その表面にレーザービームLBを照射して、文字や記号等のマーキングパターンを形成するマーキング加工を施す。
【0024】
図2(A)に示すように、本実施の形態に感光材料として適用したXレイフィルム12は、支持体であるベース層14に、PET(ポリエチレンテレフタレート)を用い、このベース層14の少なくとも一方の面に乳剤が塗布されて乳剤層16が形成されている。
【0025】
図1に示すように、Xレイフィルム12は、乳剤層16が外向きとなって巻芯18にロール状に巻かれており、マーキング装置10は、このXレイフィルム12を最外層から引出す。
【0026】
最外層から引出されたXレイフィルム12は、パスロール20に巻き掛けられて、進行方向(図1の矢印A方向)から上方(図1の紙面上方)へ略直角に方向転換されてパスロール22に巻き掛けられる。また、Xレイフィルム12は、パスロール22に巻き掛けられて、進行方向へ略直角に方向転換され、プリントロール24へと至るようになっている。
【0027】
マーキング装置10では、プリントロール24に巻き掛けられる位置が、レーザービームLBの照射位置として設定されており、このプリントロール24により進行方向から下方へ略直角に方向転換されたXレイフィルム12は、対で配置されたロール26に挟持され、かつ進行方向へ略直角に方向転換され、小ロール28、30ヘ向けて送り出される。
【0028】
小ロール28、30の間には、サクションドラム32が配置されており、このサクションドラム32によって、小ロール28、30の間に略U字状の搬送路が形成され、Xレイフィルム12が、小ロール28、30の間で、サクションドラム32に巻き付けられる。
【0029】
サクションドラム32は、外周面に複数の小孔(図示省略)が設けられ、周面に巻き付けられるXレイフィルム12を、エア吸引によって吸着保持し、かつ自重又は図示しない付勢手段の付勢力で、図1の紙面下方へ移動可能となっている。これにより、Xレイフィルム12には、バックテンションが付与されるため、前記プリントロール24を通過するときに、プリントロール24と緊密に密着された状態が維持されるようになっている。
【0030】
ロール26から送り出されるXレイフィルム12は、一対の小ロール28、30の間を略U字状に搬送されて小ロール30から送り出され、小ロール30を通過したXレイフィルム12は、巻芯34に巻き取られる。
【0031】
一方、マーキング装置10には、巻取り制御装置36が設けられており、前記巻芯18、34及びサクションドラム32は、巻取り制御装置36からの駆動信号で所定の回転速度で回転するモータ等の駆動手段(図示省略)の駆動力によって回転駆動されてXレイフィルム12を搬送する。
【0032】
マーキング装置10では、基本的に、同一の線速度でXレイフィルム12を搬送するように巻芯18、34が回転駆動されると共に、サクションドラム32がXレイフィルム12を吸着保持しながら回転するため、サクションドラム32の回転速度がXレイフィルム12のプリントロール24での搬送速度(ライン速度)と一致するようになっている。
【0033】
前記サクションドラム32には、ロータリエンコーダ38が取り付けられており、このサクションドラム32の回転角に応じたパルス信号を出力する。マーキング装置10では、このロータリーエンコーダ38から出力するパルス信号から、Xレイフィルム12の搬送速度と共に搬送長の監視が可能となっている。
【0034】
ところで、マーキング装置10には、マーキング手段として、レーザービームLBを射出するマーキングヘッド42及びレーザービームLBの射出を制御するレーザー制御装置40が設けられている。前記したロータリーエンコーダ38は、レーザー制御装置40に接続しており、Xレイフィルム12の搬送に応じたパルス信号がレーザー制御装置40に入力されるようになっている。
【0035】
図1及び図3に示すように、マーキングヘッド42は、その先端部であるレーザービームLBの出射口が前記プリントロール24に巻き掛けられるXレイフィルム12に対向するように配置されている。また、マーキングヘッド42は、レーザー発振器44と、図示しない集光レンズを含むビーム偏向器46とを備えており、レーザー発振器44から発せられるレーザービームLBを、プリントロール24に巻き掛けられているXレイフィルム12へ向けて射出する。
【0036】
本実施の形態に適用したレーザー発振器44は、レーザー制御装置40(図3では図示省略)からの駆動信号に基づいて、所定のタイミングで一定の発振波長のレーザービームLBを所定の時間幅(パルス幅)で出射する。
【0037】
ビーム偏向器46は、例えば、AOD(音響光学装置)を備えており、レーザー制御装置40からの偏向信号によりレーザービームLBをXレイフィルム12の搬送方向と直交する方向に走査する機能を有している。なお、走査された各レーザービームLBは集光レンズによってXレイフィルム12上で所定のスポット径の焦点を結ぶように結像される。
【0038】
レーザー制御装置40には、前記Xレイフィルム12に記録すべきマーキングパターン(文字や記号)に対応したパターン信号が巻取り制御装置36から入力される。また、レーザー制御装置40は、ロータリーエンコーダ38からXレイフィル12の搬送に応じて出力されるパルス信号に基づいてXレイフィルム12の搬送長を監視しながら、パターン信号に応じてレーザー発振器(COレーザー)44に駆動信号を出力すると共に、ビーム偏向器46に偏向信号を出力する。
【0039】
これにより、マーキングヘッド42は、マーキングパターンMPに応じてレーザービームLBがオン/オフされながらXレイフィルム12上に走査される。
【0040】
このとき、図3に示すように、マーキングヘッド42は、ビーム偏向器46によるレーザービームLBの走査方向を主走査方向とし、Xレイフィルム12の搬送方向(図3の矢印方向)を副走査方向として、Xレイフィルム12にレーザービームLBを走査しながら照射することにより、Xレイフィルム12にマーキングパターン(ここでは、アルファベット)MPを形成する。
【0041】
図3、図4(A)及び図4(B)に示すように、マーキングパターンMPは、例えば1文字が5×5ドットなどの所定のドット配列で形成される文字や記号、キャラクター等を用いて形成することができる。また、マーキングパターンMPは、例えば図4(B)に示すように、ドット配列によって形成した複数の文字、数字や記号等を用いるなど、任意の構成で形成することができる。
【0042】
なお、図3及び図4(A)に示すように、Xレイフィルム12が長手方向にカット(カットライン48を鎖線で示す)されて小幅のロール状又はシート状に加工されるときには、このカットライン48を挟んで両サイドに天地の向きが逆となったマーキングパターンMPを形成することも可能である。
【0043】
また、図1及び図3に示すように、マーキングヘッド42は、Xレイフィルム12がプリントロール24に巻き掛けられるときに、プリントロール24の周面から僅かに浮いた位置で、Xレイフィルム12に対向するようになっており、これにより、Xレイフィルム12を透過したレーザービームLBが、プリントロール24の周面に付着している塵や埃等を加熱して、Xレイフィルム12に被りを生じさせてしまうのを防止している。
【0044】
一方、前記したようにマーキング装置10では、一例としてCOレーザーを用いており、マーキングヘッド42のレーザー発振器44には、所定波長のCOレーザーを、所定の出力で発振するレーザー発振管が用いられている。
【0045】
マーキング装置10では、マーキングヘッド42から射出するレーザービームLBによって、図2(B)に示すように、Xレイフィルム12に凸状のドット16Aを形成し、このドット16Aの配列によってマーキングパターンMPを構成する文字や記号等を形成する(図3、図4(A)及び図4(B)参照)。
【0046】
Xレイフィルム12は、乳剤層16にレーザービームLBが照射されることにより、このレーザービームLBの熱エネルギーによって溶融する過程で、内部に微細な気泡16Bが生じ、この微細な気泡16Bによって表面が凸状となる。
【0047】
本実施の形態では、この気泡16Bの直径を約1〜5μmとすると共に、この微細な気泡16Bによるドット16Aの凸量を約10μm程度、ドット16Aの直径を約200μmとするように、ドット16Aを形成するときのエネルギー量を設定している。
【0048】
Xレイフィルム12は、乳剤層16に多数の気泡16Bが生じることにより、この気泡16B間の境界膜が多数形成され、光の乱反射が助長される。これにより、Xレイフィルム12では、ドット16Aの内外で反射光量が大きく変化することになり、未現像か現像済みか、あるいは濃度の濃淡に無関係に、ドット16Aの視認性が向上される。
【0049】
また、このようにXレイフィルム12に形成されたドット16Aは、白濁し、Xレイフィルム12の上方側から見たときは勿論、Xレイフィルム12を傾けて見たときにも、確実に視認可能となっている。すなわち、Xレイフィルム12には、視認性の高いドット16Aが形成される。
【0050】
一方、図2(C)に示すように、Xレイフィルム12では、レーザービームLBの照射時間が長くなることにより、ベース層16と乳剤層16の間に、空間14Aが生じる。この空間14Aは、乳剤層16に生じる気泡16Bとは異なって大きく、Xレイフィルム12にこの空間14Aが生じると、レーザービームLBの照射直後である未現像状態では、ドット16Aの視認性が高くなるが、現像処理を行うことにより、この空間14Aの上部の乳剤層16が、飛散したり剥がれて開口し、ベース層14が露出するなどして、ドット16Aの視認性が低下したり、消失してしまう。
【0051】
ここから、マーキング装置10では、短時間で所定のエネルギー量をXレイフィルム12に付与するように、出力の大きいレーザー発振器44を用いている。すなわち、マーキング装置10では、適正なドット16Aを形成しうるエネルギーを、レーザービームLBの短時間照射で付与し得るように、発振出力の大きいレーザー発振器44を用いている。
【0052】
例えば、発振波長が9.6μmのレーザービームLBを用いたときに、0.7mJのエネルギーでXレイフィルム12に適正なドット16Aを形成しうるときには、レーザー発振器44の出力を50W以上として、レーザービームLBの照射時間を14μsec以下となるようにしている。
【0053】
また、一つのドット16Aを形成する時間を短くすることにより、一つのマーキングヘッド42(レーザー発振器44)を用いて、Xレイフィルム12の搬送方向と直交する方向に沿って多数のドット16Aが形成可能となる。ここから、マーキング装置10では、一つのマーキングヘッド42から射出するレーザービームLBを、Xレイフィルム12の搬送方向に沿って走査して、Xレイフィルム12に複数のマーキングパターンMPを形成するようにしている。
【0054】
なお、レーザービームLBの波長としては、例えば、9.6μmなどの9μm帯や、10.6μmなどの10μm帯の適用が可能であるが、同一の出力で同じエネルギー量をXレイフィルム12に付与しようとしたときに、発振波長が長くなると、照射時間もわずかに長くなる。また、9μm帯のレーザービームLBを用いて形成したときのドット16Aの凸量が、10μm帯のレーザービームLBを用いて形成したドット16Aの凸量の約2倍となり、視認性が高くなる。
【0055】
ここから、Xレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成するときのレーザービームLBのの発振波長は、9μm帯であることが好ましい。
【0056】
このように構成されているマーキング装置10では、巻取り制御装置36から出力する駆動信号によって、巻芯18に巻き取られているXレイフィルム12の引出しを開始すると共に、このXレイフィルム12の搬送及び巻芯34への巻取りを開始する。
【0057】
一方、サクションドラム32は、巻取り制御装置36に制御されて、回転しながらエア吸引を開始することにより、周面に巻き掛けられるXレイフィルム12を吸着保持する。これにより、Xレイフィルム12は、所定のライン速度で、引き入れられながら送り出される。このときに、サクションドラム32は、自重又は付勢手段の付勢力でXレイフィルム12に所定のテンションを付与している。
【0058】
これにより、サクションドラム32の回転速度(周速度)が、Xレイフィルム12の搬送系の基準となるライン速度となり、プリントロール24上でのXレイフィルム12のライン速度がサクションドラム32の周速度と一致する。
【0059】
レーザー制御装置40は、このサクションドラム32の回転状態をロータリーエンコーダ38によって検出している。
【0060】
一方、レーザー制御装置40は、巻取り制御装置36から前記Xレイフィルム12に記録すべきマーキングパターンMPに応じたパターン信号が入力されると、前記ロータリーエンコーダ38から出力されるパルス信号に基づいてXレイフィルム12の搬送長を監視し、例えばXレイフィルム12の搬送長が予め設定している長さに達すると、パターン信号に基づいてレーザー発振器(COレーザー)44に駆動信号を出力すると共に、ビーム偏向器46に偏向信号を出力する。
【0061】
これにより、レーザー発振器44から発せられるレーザービームLBが、プリントロール24に巻き掛けられているXレイフィルム12に走査されながら照射されて、Xレイフィルム12に、パターン信号に応じたドット状のマーキングパターンMPが形成される。
【0062】
ところで、マーキング装置10に設けているマーキングヘッド42は、比較的高出力のレーザー発振器(レーザー発振管)44を用いて、短いレーザービームLBの照射時間で、適正なドット16Aを形成するのに必要なエネルギーをXレイフィルム12に付与するようにしている。
【0063】
Xレイフィルム12は、レーザービームLBが照射されることにより、乳剤層16が溶融する。この過程で多数の微細な気泡16Bが生じると共に、表面が凸状に突出して、ドット16Aが形成される。このとき、Xレイフィルム12に照射されるレーザービームLBのエネルギーが大きくなると、乳剤層16に溶融、蒸着、飛散が生じるが、マーキング装置10では、適正なドット16Aを形成するのに必要なエネルギー(例えば9.6μmの波長のレーザービームLBを用いたときには、0.7mJ)を付与するようにレーザー発振器44の発振出力及び照射時間を設定している。
【0064】
これにより、Xレイフィルム12の乳剤層16には、不必要な溶融、蒸着や飛散が生じることがない。
【0065】
また、マーキング装置10では、Xレイフィルム12にドット16Aを形成するときに、乳剤層16の飛散が生じるのを抑えているので、飛散した乳剤層が、次にXレイフィルム12に照射されるレーザービームLBによって燃焼して、Xレイフィルム12に被りを生じさせたり、Xレイフィルム12に照射するレーザービームを遮ってしまうのを防止することができる。
【0066】
これにより、マーキング装置10では、Xレイフィルム12に被りによる製品品質の低下を生じさせることなく、視認性の高いマーキングパターンMPを形成することができる。
【0067】
また、マーキング装置10では、一つのドット16を形成する時間を短縮することにより、レーザービームLBを、Xレイフィルム12の幅方向に走査して、Xレイフィルム12の幅方向に沿って複数のドット16Aを形成できるようにしている
これにより、マーキング装置10では、多数のマーキングヘッド(レーザー発振器44)を用いることなく、Xレイフィルム12にドット配列によるマーキングパターンMPを形成することができるようになっている。
【0068】
一方、マーキング装置10では、出力の大きいレーザー発振器44を用いることにより、適正なドット16Aを形成するときのレーザービームLBの照射時間がより短くなるようにしている。
【0069】
すなわち、Xレイフィルム12へのレーザービームLBの照射時間が長くなると、レーザービームLBが照射されることにより発生する熱が、Xレイフィルム12の内部のベース層14まで伝わって、ベース層14と乳剤層16の間に空間14Aを生じさせてしまう。
【0070】
この空間14Aは、Xレイフィルム12にドットを形成した直後は、ドット16Aの視認性を向上させるが、このXレイフィルム12を現像処理することにより、空間14Aの上部の乳剤層16をベース層14から剥離させ、ドット16Aとなっているべき位置でベース層14を露出させてしまう。これにより、ドット16Aの視認性を大きく低下させたり、ドット16Aを実質的に消失させてしまう。
【0071】
これに対して、マーキング装置10では、出力の大きいレーザー発振器44を用いることにより、レーザービームLBの照射時間を短くすることにより、ベース層14と乳剤層16の間に空間14Aが生じるのを防止し、現像処理後でも視認性の高いドット16Aを形成するようにし、このドット16Aによって形成しているマーキングパターンMPの高い認識性を確保できるようにしている。
【0072】
すなわち、Xレイフィルム12の製造段階と、ユーザーによるXレイフィルム12の使用段階の間での、マーキングパターンMPの視認性評価の差を軽減することができる。
【0073】
【実験例】
ここで、出力の異なるレーザー発振器を用いて、レーザービームLBの照射時間を制御することにより、適正なドットを形成するのに必要なエネルギーを付与したときの、ドット16Aの形状評価の試験結果を示す。
【0074】
図5には、COレーザーを発振するレーザー発振器44を用いてマーキングを行う実験装置50の概略構成を示している。
【0075】
この試験では、レーザービームLBの走査が不要であるため、実験装置50には、レーザー制御装置40によって駆動されるレーザー発振器44の射出端に集光レンズ54を配置し、Xレイフィルム12に代わりに用いた感光材料のサンプル56へ向けて、レーザービームLBを照射するようにしている。なお、実験装置50では、レーザー発振器40から射出されるレーザービームLBのビーム径が約4mmとなっており、集光レンズ54は、距離Lが75mmだけ離れて配置したサンプル56上に、スポット径が約0.2mmでレーザービームLBがスポット状に照射するように集光している。
【0076】
ここで、形状評価試験では、サンプル56として、乳剤層16をベース層14の一方の面に形成した片面感材、乳剤層16をベース層14の両面に形成している両面感材及びベース層14の一方の面に乳剤層16が形成された片面感材でありかつこの乳剤層16が加熱されることにより、露光によって形成された潜像が顕像化する熱現像感材を用て行っている。また、サンプル56のそれぞれは、ベース層14として厚さが約175μmのPETに、乳剤を塗布して厚さが約2μm〜5μmの乳剤層16を形成したものを用いている。
【0077】
このようなサンプル56は、片面感材として片面乳剤塗布のXレイフィルムである「S4M」(富士写真フイルム社製:品種)、両面感材として両面乳剤塗布のXレイフィルムである「CR9」(富士写真フイルム社製:品種)、熱現像感材として片面乳剤塗布の熱現像フィルムである「AL5」(富士写真フイルム社製:品種)を用いている。
【0078】
また、形状評価の実験に先立って、サンプル56のそれぞれに適正なドット16Aを形成するのに必要な、波長ごとのレーザーエネルギーを求めており、表1には、各サンプル56の波長ごとのレーザーエネルギーを示している。
【0079】
【表1】
Figure 2004086094
【0080】
表1に示すように感光材料は、品種(主に乳剤層16)によって適正なドット16Aを形成するのに必要なエネルギーが異なる。また、このエネルギーは、レーザービームLBの波長によって変化する。
【0081】
一方、実験装置50を用いたドット16Aの形状評価試験は、発振波長が、9.6μmと10.6μmのそれぞれについて、発振出力が1W、10W、25W、50W、75W、100Wのレーザー発振器44を用いて、サンプル56にドット16Aを形成する。なお、レーザー発振器44は、固定波長のレーザービームLBを発生するので、波長を代えるときには、レーザー発振器44を交換するようにしている。
【0082】
このとき、それぞれのサンプル56について、レーザービームLBの波長ごとに、レーザービームLBの照射時間であるレーザー発振器44を駆動する駆動パルスのパルス幅を、適正なドット16Aを形成するのに必要なエネルギーと、レーザー発振器44の出力に応じて設定している。すなわち、サンプル56のそれぞれに適正なドット16Aを形成するエネルギーを付与するように、レーザー発振器44の出力ごとにレーザービームLBの照射時間(駆動パルスのパルス幅)を設定している。
【0083】
例えば、9.6μmの波長のレーザービームLBを用いて片面感材に適正なドット16Aを形成するのに必要なエネルギーが0.7mJであることから、発振出力が1W、10W、25W、50W、75W、100Wとしたときに、それぞれの出力におけるレーザービームLBの照射時間であるパルス幅が0.7msec、70μsec、28μsec、14μsec、9.3μsec、7μsecと、出力が大きくなるほど照射時間が短くなる。
【0084】
表2〜表4には、サンプル56ごとに、9.6μm、10.6μmの各波長のレーザービームLBを用いてドット16Aを形成したときの、レーザー発振器44の出力に対するドット形状の評価結果を示している(表2は片面感材、表3は両面感材、表4は熱現像感材)。
【0085】
なお、表2〜表4に示す評価は、
○・・・乳剤層のみが白濁発泡し、一瞥して存在のわかる視認性良好なドット。
【0086】
△・・・ベース層(支持体)の一部が露出して暗くなっている部分があり、視認性が不十分なドット。
【0087】
×・・・ベース層が完全に露出して、一瞥しただけでは存在がわからなく視認性が著しく劣るドット。
としている。また、この評価は、ドット16Aを形成したサンプル56に現像処理を施すことにより行っている。
【0088】
【表2】
Figure 2004086094
【0089】
【表3】
Figure 2004086094
【0090】
【表4】
Figure 2004086094
【0091】
例えば、表2で示されるように、片面感材では、波長が9.6μmのレーザービームLBでは、照射時間が14μsec以下、波長が10.6μsec以下では、適正なドット16Aが形成されるが、この照射時間を越え、波長が9.6μmで28μsec以上、波長が10.6μmで36μsec以上となると、ドット16Aの視認性が低下する。
【0092】
また、表3及び表4に示すように、両面感材では、波長が9.6μmで14μsec以下、波長が10.6μmで24μsec以下で、熱現像感材では、波長が9.6μmで20μsec以下、波長が10.6μmで24μsec以下あれば視認性の高いドット16Aが形成できるが、両面感材では、波長が9.6μmで28μsec以上、波長が10.6μmで36μsec以上、熱現像感材では、波長が9.6μmで40μsec以上、波長が10.6μmで33μsec以上となると、ドット16Aの視認性が低下する。
【0093】
すなわち、適正なドット16Aを形成し得るエネルギーをサンプル56に付与した場合でも、レーザービームLBの照射時間が長くなることにより、乳剤層14の溶融、蒸散等が生じてしまったり、レーザービームLBのエネルギーによる熱が、ベース層14まで伝わってしまい、ベース層14と乳剤層16の間に空間14Aを生じさせてしまう。
【0094】
これにより、ドット16Aの視認性が低下し、このドット16Aの配列によって文字や記号等を形成したマーキングパターンMPの視認性も低下してしまう。また、ベース層14と乳剤層16の間に空間14Aが生じてしまうと、マーキングパターンMPを形成した直後のドット16AやマーキングパターンMPの視認性が比較的良好であるにもかかわらず、このサンプル56を現像処理すると、ドット16Aの視認性は勿論、ドット配列によって形成されているマーキングパターンMPの視認性が著しく低下してしまう。
【0095】
これに対して、Xレイフィルム12を含むサンプル56にレーザービームLBを照射して良好な視認性のドット16A及びドット16Aの配列によるマーキングパターンMPを形成するときには、適正なドット16Aを形成しうるエネルギーを付与するのに必要なレーザービームLBの照射時間が、9.6μmの波長で20μm以下、10.6μの波長で25μsec以下となる発振出力のレーザー発振器44を用いることにより、視認性が高く、かつ、現像処理後においても視認性の低下が生じることのないドット16Aやドット配列によるマーキングパターンMPを形成することができる。
【0096】
すなわち、発振出力の高いレーザービームLBを用いて、レーザービームLBの照射時間を短くして、適正なドット16Aを形成し得るエネルギーを短時間でXレイフィルム12等の感光材料に付与する。
【0097】
これにより、レーザービームLBを照射した直後は勿論、現像処理前後においても、視認性の高いドット16Aやドット16Aの配列によるマーキングパターンMPを形成することができる。
【0098】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものでない。例えば、本実施の形態では、感光材料とし主にXレイフィルムを例に説明したが、本発明は、これに限らず、任意の構成の感光材料へのマーキングパターンの形成に適用することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高い発振出力のレーザー発振手段を用いて、短時間で適正なドットを形成するので、高い視認性のドットを形成することができると共に、感光材料の処理等によってドットの視認性が低下してしまうことによるマーキングパターンの認識性に変化が生じるのを防止して、高い視認性を確保することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したマーキング装置の概略構成図である。
【図2】(A)は本実施の形態に適用したXレイフィルムの概略構成図、(B)は適正なドットが形成されたXレイフィルムの概略構成図、(C)はベース層と乳剤層の間に空間が生じたXレイフィルムの概略構成図である。
【図3】マーキング装置のプリントロール近傍の概略構成を示す要部斜視図である。
【図4】(A)はマーキングパターンを形成したXレイフィルムの一例を示す概略図、(B)はマーキングパターンを形成する文字列の一例を示す概略図である。
【図5】実験例に適用した実験装置の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10  マーキング装置
12  X例フィルム(感光材料)
14  ベース層(支持体)
14A  空間
16  乳剤層
16A  ドット
16B  気泡
24  プリントロール
32  サクションドラム
36  巻取り制御装置
38  ロータリーエンコーダ
40  レーザー制御装置
42  マーキングヘッド
44  レーザー発振器(レーザー発振手段)
46  ビーム偏向器(走査手段)
50  実験装置
56  サンプル(感光材料)
MP  マーキングパターン

Claims (3)

  1. 支持体の少なくとも一方の面に乳剤層が設けられた感光材料に、レーザー発振手段から出力するレーザービームをスポット状に照射して、このレーザービームのエネルギーによって前記乳剤層の内部に多数の微細な気泡を発生させたドット配列によるマーキングパターンを形成するレーザーマーキング方法であって、
    所定のドットを形成し得るエネルギーを所定時間以内に前記感光材料へ付与可能な発振出力のレーザー発振手段を用いて、前記感光材料へ前記レーザービームを照射することにより前記マーキングパターンを形成することを特徴とするレーザーマーキング方法。
  2. 前記所定時間が、前記感光材料及び前記レーザー発振手段によって発振する前記レーザービームの波長に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載のレーザーマーキング方法。
  3. 走査手段によって前記レーザービームを走査しながら前記感光材料に照射して、前記マーキングパターンのドット配列を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザーマーキング方法。
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