JP4186180B2 - 感光材料の加工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原反から所定サイズのシート状に感光材料を加工する感光材料の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザー光(レーザービーム)を利用して、被印字材料に文字、記号等をマーキングする技術としては、例えば特開平10−305377号公報等がある。また、特許第319120号公報では、Xレイフィルム等の感光材料へレーザービームを照射して、感光材料の表面に熱被りや変形を生じさせることにより、感光材料に文字、記号等をマーキングする技術が提案されている。
【0003】
ところで、シート状のXレイフィルム等の感光材料は、幅広で長尺の感光材料がロール状に巻かれた原反に対して、スリット加工及びカット加工を施すことにより、最終形態となるサイズのシート状に形成される。また、最終形態となったシート状に加工された感光材料は、多数枚が積層されて、梱包材によって梱包されたりマガジンに収容されて梱包される。
【0004】
一方、このような感光材料等のシート状の画像記録材料を識別する方法として、画像記録材料を梱包している梱包材やマガジンに識別情報を記録したラベルを貼付したり、積層した画像記録材料の中の最下層の画像記録材料に識別情報を記録するなど、包装単位ごとに識別情報を付与する提案がなされている。これにより、一包装単位内の画像記録材料の識別(特定)や各種の情報の把握が容易となり、自動読み取り等を行うことにより、この画像記録材料を使用するときに、使用目的にあったものであるか否かの的確な確認等が可能となる。
【0005】
しかしながら、この提案では、識別情報が記録されているラベルを梱包材やマガジンへ貼り付ける作業は、手作業に頼っており、このために、ラベルの貼り忘れや貼り間違い等が生じる可能性があり、ラベルに貼り忘れや貼り間違いが生じることにより、使用目的に合った種類の画像記録材料であるか否かの判断ができなくなる。特に、識別情報の自動読み取りを行うときに、ラベルの貼り忘れや貼り間違いが生じていると、一つの包装単位内の画像記録材料が無駄になってしまうことがある。
【0006】
すなわち、画像記録材料上にトラブルが発生していた場合、その画像記録材料を特定することが困難となるのは勿論、加工履歴を追跡することができずに、トラブルの原因も究明することができなくなる。
【0007】
また、積層した最下層の画像記録材料などに予め識別情報を焼き付けるようにした場合、その包装単位内の画像記録材料を使用するときに、識別情報が記録されている画像記録材料を最後まで残す必要があり、その画像記録材料以外には、識別情報が記録されていないので、識別情報が記録されていない画像記録材料が、包装単位から離れると、識別が困難となってしまうことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、原反から所定サイズのシート状に加工されたときに、品種情報や加工情報が明確となるようにする感光材料の加工方法を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の感光材料の加工方法は、原反ロール又は原反ロールを所定幅に裁断したロールから引出した感光材料を搬送しながら、切断手段によって搬送方向に沿った長さが所定長さとなるように切断して、前記感光材料を最終形態となるサイズのシート状に加工する感光材料の加工方法であって、
予め設定された生産計画に応じて入力される感材情報及び加工情報に基づいて前記感光材料を前記最終形態となるサイズのシート状に加工する加工条件を設定すると共に、感材情報、加工情報及び加工条件が格納されるロット情報ファイルを設定し、前記加工条件に基づいて、前記感材情報に基づいた前記原反ロールを所定幅に裁断すると共に、裁断された前記ロールを所定長さに切断するときに、前記感光材料の切断前に、前記感光材料の搬送路に対向して設けたマーキング手段から、前記切断手段による切断位置に対して所定位置となる前記感光材料上にレーザービームを照射して、前記最終形態のシート状となる前記感光材料のそれぞれに、前記感材情報前記加工情報と前記加工条件に基づいて前記ロット情報ファイル特定可能となるように生成したマーキングパターンを、前記感光材料を特定可能とする識別情報として、感光材料が未現像か現像済みかにかかわらず視認可能に形成し、前記加工条件に基づいて前記シート状に加工される前記感光材料のそれぞれの加工状況を前記ロット情報ファイルに格納する。
【0011】
この発明によれば、予め設定された生産計画に応じて感材情報及び加工情報が入力されることにより加工条件が設定されると共に、感材情報、加工情報及び加工条件が格納されるロット情報ファイルが設定され、この加工条件に基づいてロール状の感光材料を所定長さで切断することにより、最終形態が所定サイズのシート状に加工される。また、ロット情報ファイルに格納される感材情報、加工情報、加工条件に基づいてロット情報ファイルを特定可能とするマーキングパターンが設定され、マーキング手段は、感光材料の切断前に、この感光材料の一定位置にレーザービームを照射することにより、最終形態となるシート状に加工されたときのそれぞれの感光材料の一定位置に現るマーキングパターンを形成する。
【0012】
感光材料は、レーザービームが照射されることにより乳剤層が溶融、蒸着して変形する。これにより、感光材料が未現像か現像済みかにかかわらずレーザービームの照射位置を認識可能とすると共に、レーザービームの照射位置がドット状ないし連続するように感光材料に照射することにより、感光材料に所望の記号、文字、符号等をマーキングパターンとして形成することができる。
【0013】
ここで、本発明では、生産計画に応じて入力される感材情報、加工情報及び、感材情報、加工情報から設定される加工条件を含むロット情報ファイルを設定し、このロット情報ファイルに格納されている感材情報、加工情報などに基づいて感光材料の加工を行う
また、マーキングパターンは、感材情報ないし加工情報から感光材料の品種や元となる原反などを特定可能な識別情報となる。感材情報、加工情報は、品種名、スリット番号、切断順序番号を含むものであれば良く、また、感材情報、加工情報には、感光材料に加工処理を施すときの加工装置や梱包装置を特定する情報を含み、これに加えて、ロット情報ファイルには、加工状況が格納されることにより、この加工履歴の判別が可能となる。さらに、ロット情報ファイルには、その感光材料を積層して梱包するときの積層順序や前記した切断順序番号などを含むものであっても良く、これにより、この感光材料を使用するときに、一梱包内の残量等を把握することが可能となる。
【0014】
また、マーキングパターンには、感光材料を露光した後に、この感光材料を現像処理するときに用いる現像装置と感光材料との間で予め定めている規則に従った文字、数字、記号等の固有符号を含むものであっても良く、これによりマーキングパターンから、感光材料の適正な現像処理を可能とすることができる。すなわち、感光材料に応じた現像装置の選択が可能となる。
【0015】
さらに、マーキングパターンとしては、ロット情報ファイルに含まれる情報を、符号化又は暗号化することによりデータ圧縮しても良く、これにより、狭い範囲に多数の情報を記すことができる。このときの符号化や暗号化は、公開鍵等を用いて復号化可能な暗号化や秘密鍵を用いて復号化する暗号化であっても良く、また、これらに限らず従来公知の符号化、暗号化を適用することができる。
【0016】
さらに、感光材料は、マーキングパターンが形成されることにより、乳剤層側の面であるか否か、即ち表裏面の自動判別が可能となり、また、マーキングパターンに含まれる感材情報から、この感光材料に対して画像露光を行うときの感度補正の自動化等が可能となる。即ち、個々の感光材料に記しているマーキングパターンを用いることにより、感光材料の的確な取り扱いを可能とすることができる。
【0017】
請求項2の発明は、前記感光材料の搬送量を計測する計測手段を含み、前記加工条件で設定される前記最終形態の感光材料上の前記マーキングパターンの位置及び、前記計測手段によって計測される前記切断手段による切断位置を通過した前記感光材料の搬送長に基づいて前記マーキングパターンを形成する。
【0018】
この発明によれば、感光材料を切断手段によって切断してシート状に形成するときに、切断手段による切断位置に基づいて、感光材料へのマーキング位置を決定する。
【0019】
これにより、切断手段による切断位置に対する一定位置にマーキングパターンを形成したシート状の感光材料を得ることができ、それぞれの感光材料に形成したマーキングマターンの読み取りの自動化が可能となる。
【0020】
また、請求項3の発明は、前記切断手段による前記感光材料の切断に先立って、前記感光材料を前記所定幅に裁断する裁断手段と、前記感光材料の搬送量を計測する計測手段と、を含み、前記計測手段によって計測される前記裁断手段へ搬送される前記感光材料の搬送長が、前記加工条件で設定される前記最終形態の前記感光材料上の前記マーキングパターンの位置に基づいた長さに達するごとに、前記裁断手段による前記感光材料の裁断位置に対する所定位置に前記マーキングパターンを形成する。
【0021】
この発明によれば、切断手段による感光材料の切断に先立って裁断手段によって、この感光材料を所定幅に裁断して、原反などの広幅のロールから所定サイズの感光材料を加工する。
【0022】
このような加工を行うときに、マーキング手段は、裁断手段の裁断位置に対する所定位置に、切断手段による感光材料の切断間隔に合わせた間隔でマーキングパターンを形成することにより、この感光材料が切断されて形成されたときに、それぞれの感光材料の一定位置にマーキングパターンが現れるようにすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0024】
図1には、本発明の実施の形態に適用した感材加工システム10の概略構成を示している。この感材加工システム10は、感光材料として適用したXレイフィルム12の加工処理及び梱包処理を行う。
【0025】
図2に示すように、Xレイフィルム12は、PET(ポリエチレンテレフタレート)を用いて形成した支持体をベース層14とし、このベース層14の少なくとも一方の面に乳剤層16が形成されている。
【0026】
図1に示すように、この感材加工システム10には、長尺のXレイフィルム12がロール状に巻き取られている原反18から、Xレイフィルム12を引出して所定幅に裁断加工してロール状に巻き取るスリット工程20、スリット工程20で加工処理されたXレイフィルム12を所定長さに切断して最終形態であるシート状に加工するカット工程22及び、カット工程22でシート状に形成されて集積されたXレイフィルム12(以下、「Xレイフィルム12A」とする)を、梱包する包装工程24を含んで、Xレイフィルム12の加工ラインが形成されている。
【0027】
なお、感材加工システム10としては、包装工程24でXレイフィルム12Aをマガジンに収容して包装するなど、最終形態に加工されたXレイフィルム12Aを製品として出荷するための、従来公知の任意の構成で梱包するものであって良い。また、感材加工システム10では、スリット加工を行わずにカット工程22で、原反18に対してカット加工を施すことも可能である。
【0028】
この感材加工システム10には、生産管理装置26が設けられている。また、スリット工程20、カット工程22及び包装工程24には、加工制御装置28、30及び包装制御装置32が設けられている。
【0029】
感光加工システム10では、予め設定される生産計画に基づいて、加工するXレイフィルム12のロット番号、Xレイフィルム12の最終形態である生産サイズ、Xレイフィルム12を生産サイズに切断するときのスリットパターン、加工予定ライン等が設定されて、加工情報として生産管理装置26に入力される。また、生産管理装置26には、感材情報として、加工する原反18の乳剤番号、原反ロール番号、品種、塗布ロール長さ等が入力される。
【0030】
生産管理装置26では、感材情報及び加工情報が入力されると、加工順序を設定すると共に、この感材情報と加工情報に基づいて、Xレイフィルム12を加工するときのスリットパターン、Xレイフィルム12の搬送に用いるパレット番号、マガジン番号等の設定及びこれらの設定に基づいたスリット工程20、カット工程22及び包装工程24の各工程での作業内容である加工条件の設定を行う。なお、この加工条件も生産計画上で作成され、加工情報として生産管理装置26に入力されるものであっても良い。
【0031】
生産管理装置26は、原反18の感材情報及び最終形態等の加工情報等が入力されることにより、原反18のXレイフィルム12に対するロット情報ファイルFを作成する。
【0032】
スリット工程20、カット工程22及び包装工程24には、少なくとも1台、好ましくは複数台のスリッター装置34、カッター装置36及び包装装置38が設けられている。
【0033】
加工制御装置28、30及び包装制御装置32は、生産管理装置26からロット情報ファイルF内に格納している各工程での加工条件を読み込んで、加工ライン(加工予定ライン)の設定に応じたスリッター装置34、カッター装置36及び包装装置38を選択して、Xレイフィルム12に対する加工処理を行う。また、加工制御装置28、30及び包装制御装置32は、Xレイフィルム12に対する加工処理が終了すると、加工状況を生産管理装置26へ出力する。
【0034】
生産管理装置26は、加工制御装置28、30及び包装制御装置32から入力される加工状況をXレイフィルム12に対するロット情報ファイルFに格納して、Xレイフィルム12に対する加工履歴に加える。
【0035】
これにより、ロット情報ファイルFには、最終的に、原反18のロット番号、乳剤番号、原反ロール番号、品種、塗布ロール長さ等の感材情報、生産サイズ(加工サイズ)、加工ライン、スリットパターン等の加工条件、スリット実績長さ、加工状況、パレット番号、マガジン番号、シート出来高、包装製品出来高等の加工履歴等の、製品化されたXレイフィルム12(Xレイフィルム12A)に対する各データが格納される。
【0036】
一方、前記したように、感材加工システム10では、最終形態となるXレイフィルム12Aのそれぞれに、所定のマーキングパターンを形成する。このマーキングパターンは、スリット工程20に設けているスリッター装置34でXレイフィルム12に形成することも可能であるが、本実施の形態では、カット工程22に設けているカッター装置36で形成するようにしている。
【0037】
ここで、感材加工システム10に適用可能なカッター装置36及びXレイフィルム12(12A)へのマーキングパターンの形成の概略を説明する。
〔第1の実施の形態〕
以下に、第1の実施の形態を説明する。
【0038】
図3には、第1の実施の形態で、カット工程22に設けるカッター装置36(以下、通常の切断処理を行うものと区別するために「カッター装置40」とする)の一例の概略構成を示している。このカッター装置40は、スリッター装置34によって原反18から引出されて、所定幅に裁断された後に、ロール状に巻き取られたXレイフィルム12(ロール42)が装填される。なお、原反18をそのままの幅で切断するときには、ロール42に替えて原反18が装填されても良い。
【0039】
カッター装置40には、ロール42の近傍にパスロール44が設けられており、ロール42の外周端から引出されたXレイフィルム12は、パスロール44に巻き掛けられることにより、上方(図3の紙面上方側)へ向けて送り出される。
【0040】
パスロール44の上方側には、小ロール46、48が対で配置され、小ロール46、48の間にサンクションドラム50が設けられており、これにより、小ロール46、48の間で略U字状の搬送路が形成されている。
【0041】
このサクションドラム50は、外周面に図示しない多数の小孔が形成されており、外周面に巻き付けられるXレイフィルム12を、小孔からのエア吸引によって吸着保持する。また、サクションドラム50は、自重又は図示しない付勢手段の付勢力で図3の紙面下方へ向けて移動可能となっており、この移動に伴ってXレイフィルム12に所定のテンションを付与する。
【0042】
これにより、Xレイフィルム12は、サクションドラム50が図示しない駆動手段の駆動力で回転駆動することにより、ロール42から引出されながら、一定のテンションで、このサクションドラム50から送り出される。
【0043】
小ロール48の下方には、ロール52、54が対で配置されており、Xレイフィルム12は、一方のロール54に巻き掛けられて水平方向へ送り出される。
【0044】
ロール54の下流側(Xレイフィルム12の搬送方向下流側)には、カッター56が設けられている。このカッター56は、上刃ロール58と下刃ロール60との間で、Xレイフィルム12を挟持して送り出す。また、カッター56は、カット刃62を備えており、このカット刃62を作動させることにより、Xレイフィルム12を搬送方向と直交する幅方向に沿って切断する。
【0045】
これにより、Xレイフィルム12は、シート状に加工される。シート状に加工されたXレイフィルム12は、順次、集積トレイ64に収容されることにより、積層されて集積される。
【0046】
カッター装置40には、カッター制御装置66が設けられている。このカッター制御装置66は、図示しない駆動源のの駆動を制御することにより、サクションドラム50を一定速度で回転駆動してXレイフィルム12を搬送して、カッター56へ送りこむ。
【0047】
また、カッター制御装置66は、カッター56の上刃ロール58及び下刃ロール60を回転駆動して、所定量のXレイフィルム12を送り出すとカット刃62を作動させて、Xレイフィルム12を切断する。
【0048】
なお、カッター装置40には、パスロール44の近傍に、ウエブエッジコントロールセンサ68が設けられており、カッター制御装置66は、このウエブエッジコントロールセンサ68によって検出されるXレイフィルム12の幅方向の端部が、一定位置を通過するように、ロール42の巻芯の軸方向の位置を制御して、Xレイフィルム12に横ズレが生じないようにしている。
【0049】
一方、カッター制御装置66は、カット工程22に設けられている加工制御装置30に接続しており、加工制御装置30から生産管理装置26のロット情報ファイルF内の加工条件が入力されることにより、この加工条件に基づいてXレイフィルム12の加工処理(カット処理)を行う。
【0050】
すなわち、図4に示すように、原反18から引出したXレイフィルム12を最終形態のサイズに加工するためのスリットパターン70が、生産管理装置26上で設定される。このスリットパターン70は、スリット工程20(スリッター装置34)で、Xレイフィルム12を裁断するときのスリットライン72と、カット工程22で切断するときのカットライン74が設定されており、感材加工システム10では、スリットライン72及びカットライン74に沿ってXレイフィルム12の裁断及び切断を行うことにより、シート状のXレイフィルム12Aが得られるようにしている。
【0051】
カッター装置40では、スリットライン72に沿って裁断されて所定幅(例えば最終形態に応じた幅)に形成されたXレイフィルム12を搬送しながら、上刃ロール58と下刃ロール60によるXレイフィルム12の搬送長が、カットライン74の間隔に応じた長さに達する毎に、カット刃62を作動させる。これにより、最終形態となるXレイフィルム12Aが、集積トレイ64に集積される。
【0052】
ところで、図3に示すように、このカッター装置40には、マーキング手段として、バーコードマーカー76が設けられている。このバーコードマーカー76は、Xレイフィルム12に向けてレーザービームLBを射出するマーキングヘッド78と、マーキングヘッド78の作動を制御するレーザー制御装置80を備えている。
【0053】
図3及び図5に示すように、マーキングヘッド78は、レーザー発振器82と、図示しない集光レンズを含むビーム偏向器84と、を備え、カッター56(上刃ロール58と下刃ロール60)からXレイフィルム12が、一定量送り出されたときに、このXレイフィルム12に対向するように配置されている。
【0054】
なお、以下では、マーキングヘッド78をカッター56の下流側でXレイフィルム12に対向するように配置して説明するが、これに限らず、カッター56の上流側でXレイフィルム12に対向して配置しても良い。
【0055】
本実施の形態に適用したレーザー発振器82は、CO2レーザーであり、レーザー制御装置80から入力される駆動信号に基づいて、一定の発振波長のレーザービームLBを発する。
【0056】
ビーム偏向器84は、例えばAOD(音響光学偏向器)を備えており、レーザー制御装置80から入力される偏向信号に基づいて、レーザービームLBをXレイフィルム12の搬送方向と直交する方向である幅方向に沿って走査しながら照射する。すなわち、バーコードマーカー76は、Xレイフィルム12の幅方向を主走査方向とし、Xレイフィルム12の搬送方向を副走査方向として、レーザービームLBを走査しながら照射する。なお、レーザービームLBは、図示しない集光レンズによってXレイフィルム12上に所定のスポット径の焦点を結ぶように結像される。
【0057】
Xレイフィルム12は、レーザービームLBが照射されることにより乳剤層16が溶融して、乳剤層16に対して凸状のドットが形成される。これにより、任意のドット配列の文字や記号等をXレイフィルム12に形成することができる。
【0058】
また、このドットを緊密(極めて狭い間隔)に形成するなどして実質的に連続させることにより、レーザービームLBの照射跡から、任意のパターン(以下「マーキングパターンMP」とする)を形成することができる。
【0059】
図6(A)乃至図6(D)には、マーキングパターンMPの適用例を示している。図6(A)に示すマーキングパターンMPaは、ドットの配列で文字や記号等を形成している。なお、図6(A)では、一例として5×5のドット配列でアルファベット、数字及びカタカナを形成している。
【0060】
また、マーキングパターンMPとしては、図6(B)に示すように、ドットが連続するようにして形成されたマーキングパターンMPbを適用することもできる。なお、図6(B)では、一例とアルファベットと数字を示している。
【0061】
さらに、マーキングパターンMPとしては、図6(C)及び図6(D)に示すようにバーコード等の記号やキャラクタ、符号等を用いたマーキングパターンMPc、MPdであっても良い。図6(C)に示すマーキングパターンMPcは、一次元バーコードを用いており、図6(D)に示すマーキングパターンMPdは、二次元バーコードを用いている。
【0062】
なお、以下では、マーキングパターンMPとして、図6(C)に示す一次元バーコードを用いたマーキングパターンMPcを適用するものとし、以下では、マーキングパターンMPcをマーキングパターンMPとして説明する。また、Xレイフィルム12に形成するマーキングパターンMPは、これらに限らず、任意に設定した絵文字やキャラクタ等を用いても良い。
【0063】
一方、図示は省略するが、Xレイフィルム12は、乳剤層16がレーザービームLBの熱エネルギーによって溶融する過程で、ドットの膨張した内部に複数の微細な気泡が生じる。本実施の形態では、このときに乳剤層16に形成されるドットの凸量を10μm以下、各気泡の大きさ(直径)を1〜5μmとするようにしている。
【0064】
Xレイフィルム12は、乳剤層16に複数の微細な気泡が形成されることで、この気泡間の境界膜が多数形成されることになり、光の乱反射が助長される。これにより、本実施の形態では、ドットの内外で反射光量が大きく変化することで、Xレイフィルム12が未現像か現像済みか、あるいは濃度の濃淡にかかわらず、ドットが視認可能となると共に、ドットの視認性の向上が図られるようにしている。
【0065】
このようなドットを形成するためのレーザービームLBの照射時間は、レーザー発振器82の発振波長(レーザービームLBの波長)が、9μ帯(例えば9.3μm、9.6μmなどの波長)で1μsec〜15μsecの範囲となる。なお、レーザー発振器82の発振波長が、10μm帯(例えば10.6μm)のときには、レーザービービームLBの照射時間を、5μsec〜18μsecとすることにより、上記したドットを形成することが可能であるが、本実施の形態では、作業効率の向上を図るために、レーザー発振器82として、9μm帯波長のレーザービームLBを発振するものを適用している。
【0066】
また、レーザービームLBの照射時間をさらに制御して、Xレイフィルム12のベース層14と乳剤層16との間の境界面に空間ができないようにすることが好ましい。この空間は、ドットを形成するときに乳剤層16内に生じる気泡とは異なるものであり、ベース層14と乳剤層16との間に、この空間が生じていると、レーザービームLBを照射してドットを形成した時点では、ドットの視認性が高くなるが、Xレイフィルム12に対して現像処理を施すことで、この空間の上部側の乳剤層16が飛散して開口してしまうことになり、前記した照射時間(9μm帯で15μsec、10μm帯で18μsec)を越えてドットを形成したときと同等の状態となってしまう。
【0067】
すなわち、Xレイフィルム12のベース層14と乳剤層16の間に空間が生じないようにするためには、レーザービームLBの照射時間を、発振波長が9μm帯で1μsec〜10μsec、10μm帯で5μsec〜8μsecと狭い範囲で制御することにより、Xレイフィルム12の製造段階での視認性の評価と、ユーザによる視認性の評価との差を軽減することが可能となる。
【0068】
なお、このときのレーザービームLBの照射時間は、9μm帯と10μm帯(10.6μm)との間で殆ど差がないが、波長が10μm帯のレーザービームLBで形成したドットの凸量が、波長が9μm帯のレーザービームLBで形成したドットの凸量の約2倍となるために、ドットの視認性の観点から9μm帯の波長のレーザービームLBを使用することが好ましい。
【0069】
このようなXレイフィルム12へのレーザービームLBの照射時間は、レーザー発振器82を駆動する駆動信号をパルス信号として、パルス幅によって制御しても良く、また、ビーム偏向器84へ出力する偏向信号によって制御するようにしても良い。
【0070】
一方、感材加工システム10では、ロット情報ファイルF内の感材情報、加工情報に応じたデータからマーキングパターンMPとなるバーコード(一次元バーコード)を設定する。これにより、Xレイフィルム12Aに形成したマーキングパターンMPから、Xレイフィルム12Aの品種等の特定が可能となるようにしている。
【0071】
本実施の形態では、このマーキングパターンMPを、少なくともXレイフィルム12Aの品種名、スリット番号に加えて、Xレイフィルム12を切断してXレイフィルム12Aを形成するときのカット順序であるカット番号に基づいて設定するようにしている。また、本実施の形態では、画像露光されたXレイフィルム12Aを現像処理する現像装置との間で、所定の規則に従って予め設定している固有記号(文字、数字、記号等)を、Xレイフィルム12Aのそれぞれに形成するマーキングパターンMPに含ませるようにしている。
【0072】
本実施の形態では、これらの情報をバーコード(一次元バーコード)化して、マーキングパターンMPとしている。
【0073】
生産管理装置26は、このマーキングパターンMPとなるバーコードを、ロット情報ファイルFに格納する。これと共に、生産管理装置26では、最終形態となるXレイフィルム12上でのマーキングパターンMPの位置(マーキング位置)が設定されて、ロット情報ファイルFに格納される。
【0074】
なお、このマーキングパターンMP及びマーキング位置も、生産計画上で設定されて生産管理装置26に入力されるものであっても良い。また、マーキングパターンMPは、Xレイフィルム12Aのカット順序を含む場合、Xレイフィルム12A毎に異なるので、カット工程22(加工制御装置30)ないしカッター装置40(カッター制御装置66)側などで、ロット情報ファイルFからマーキングパターンMPの設定に必要な情報を読出して、この情報にカット順序等を付与してマーキングパターンMP(バーコード)を設定するようにしても良い。
【0075】
図3に示すように、レーザー制御装置80は、カッター制御装置66を介して、加工制御装置30に接続しており、これにより、レーザー制御装置80には、カッター装置40でのXレイフィルム12の加工条件等と共に、生産管理装置26のロット情報ファイルF内の格納されているか、加工制御装置30又はカッター制御装置66で設定されたマーキングパターンMP(又はマーキングパターンMPに応じたパターン信号)と共に及びマーキングパターン位置が入力されるようになっている。
【0076】
レーザー制御装置80では、このマーキングパターンMPに基づいたパターン信号に応じて、レーザー発振器82へ駆動信号を出力すると共に、ビーム偏向器84へ偏向信号を出力する。これにより、Xレイフィルム12には、マーキングパターンMPに応じて偏向されたレーザービームLBが照射されて、マーキングパターンMPが形成される。
【0077】
このとき、レーザー制御装置80は、Xレイフィルム12の幅方向に沿ったマーキング位置に基づいた偏向信号をビーム偏向器84へ出力することにより、Xレイフィルム12の幅方向に沿ったマーキング位置がロット情報ファイルFに格納されているマーキング位置となるようにしている。
【0078】
一方、カッター装置40には、カッター56の上刃ロール58ないし下刃ロール60(例えば上刃ロール58)にロータリーエンコーダー86が設けられている。このロータリーエンコーダー86は、Xレイフィルム12を送り出す上刃ロール58の回転角又はカット刃62の回転角に応じたパルス信号をレーザー制御装置80へ出力する。
【0079】
これにより、レーザー制御装置80では、Xレイフィルム12を切断するタイミングを検出可能となっている。すなわち、レーザー制御装置80には、ロータリーエンコーダ86から入力されるパルス信号を、Xレイフィルム12のカット完了信号として読み込むようになっている。
【0080】
また、カッター装置40には、サクションドラム50にロータリーエンコーダ108が設けられている。このロータリーエンコーダ108は、サクションドラム50の回転角に応じたパルス信号を出力する。
【0081】
レーザー制御装置80には、このロータリーエンコーダ108の出力するパルス信号が入力されるようになっており、レーザー制御装置80は、このパルス信号から、サクションドラム50によるXレイフィルム12の送り出し量であるXレイフィルム12の搬送長を監視する。
【0082】
また、レーザー制御装置80には、カッター56のカット刃62によるXレイフィルム12の切断位置と、マーキングヘッド78によるXレイフィルム12へのレーザービームLBの照射位置との間の距離が予め決定されて入力されており、レーザー制御装置80では、ロータリーエンコーダ86から入力されるカット完了のタイミング、Xレイフィルム12の搬送長及びXレイフィルム12A上でのマーキング位置に基づいたタイミングでマーキングヘッド78を駆動するようにしている。
【0083】
このとき、レーザー制御装置80では、カット刃62を作動させてXレイフィルム12を切断した後のXレイフィルム12の搬送長を監視し、最終形態となるXレイフィルム12A上での搬送方向に沿ったマーキングパターンMPの形成位置が、マーキングヘッド78に対向した位置に達するタイミングで、マーキングヘッド78を駆動する。
【0084】
これにより、バーコードマーカー76は、Xレイフィルム12がカット刃62によって切断されて、最終形態のXレイフィルム12Aに加工されたときに、例えば図7(A)及び図7(B)に示す如きマーキングパターンMPが、ログ情報ファイルF内のXレイフィルム12Aへのマーキング位置に基づいた位置に形成されるようにしている。
【0085】
図7(A)及び図7(B)では、カッター装置40で長手方向(図7(A)及び図7(B)の紙面左右方向)の両端部が切断されることによりシート状に形成されたXレイフィルム12Aを示している。このとき、カッター装置40では、切断位置が基準となるようにし、最終形態となるXレイフィルム12Aに、画像露光等を行うときの位置決めの基準として、所定位置に切り欠き(カットマーク)88が形成するようにしており、マーキング位置は、この切り欠き88に対して一定位置となる。
【0086】
なお、図7(A)は、Xレイフィルム12Aの周縁部で一方の短辺に沿ってマーキングパターンMPを形成した例を示し、図7(B)は、Xレイフィルム12Aの周縁部で、長辺に沿ってマーキングパターンMPを形成した例を示している。
【0087】
このように構成されているカッター装置40が設けられた感材加工システム10では、生産計画に基づいて感材情報と加工情報又は感材情報、加工情報及び加工条件が、生産管理装置26に入力されると、生産管理装置26が、ロット情報ファイルFを作成する。
【0088】
この後に、このロット情報ファイルF内のデータ(原反ロット番号)に該当するXレイフィルム12の原反18が、スリット工程20に搬送されて、このXレイフィルム12に対して設定されている加工ラインのスリッター装置34に装填されることにより、このXレイフィルム12に対する加工処理を開始する。
【0089】
スリット工程20に設けられているスリッター装置34では、スリットパターン70のスリットライン72に沿ってXフィルム12を裁断することにより、所定幅のXレイフィルム12のロール42を形成する。
【0090】
スリッター装置34によって形成されたXレイフィルム12のロール42は、カット工程22のカッター装置40に装填されることにより、このカッター装置40で、カット処理が行われる。
【0091】
カッター装置40では、ロール42から引出したXレイフィルム12の先端部がサクションドラム50に巻き掛けられると、このサクションドラム50を回転駆動する。これにより、Xレイフィルム12は、ロール42から引き出されながらカッター56へ向けて搬送される。なお、カッター装置40では、Xレイフィルム12の乳剤層16が、マーキングヘッド78に対向するように、乳剤層16側が上方へ向けられた状態でロール42から引出される。
【0092】
カッター装置40では、このXレイフィルム12の搬送長が、加工条件に設定されている長さ(最終形態のサイズに合わせた長さであるカットライン74の間隔)に達する毎に、カット刃62を作動させて、Xレイフィルム12を切断する。切断されたXレイフィルム12は、順次、集積トレイ64に収容されて集積され、包装工程24へ送られる。
【0093】
これにより、包装工程24では、集積トレイ64に集積したXレイフィルム12Aを、包装装置38によって所定の包装処理(梱包処理)を施すことにより製品化する。
【0094】
ところで、感材加工システム10では、ロット情報ファイルF内のデータに基づいてマーキングパターンMP及びマーキングパターンMPを形成するマーキング位置が設定される。これにより、感材加工システム10では、マーキングパターンMPからXレイフィルム12に対する各種情報の特定が可能となるようにしている。
【0095】
カッター装置40には、バーコードマーカー76が設けられており、バーコードマーカー76のレーザー制御装置80は、所定のタイミングで、ロット情報ファイルF内のマーキングパターンMP、マーキング位置及びスリットパターン70(カットライン74の間隔)をマーキング情報として読み込むと、マーキングパターンMPに応じたパターン信号で、マーキングヘッド78を駆動して、Xレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成する。
【0096】
このとき、レーザー制御装置80は、ロータリーエンコーダ108から出力されるサクションドラム50の回転角に応じたパルス信号に基づいてXレイフィルム12の搬送長を監視しながら、カッター56でカット刃62が作動して、Xレイフィルム12を切断することによりロータリーエンコーダ86からカット完了パルスが入力されると、Xレイフィルム12の搬送長である送りだし量が、Xレイフィルム12Aの長さ及びマーキング位置からカット刃62による切断位置までの距離に基づいた量に達することにより、マーキングヘッド78を駆動する。
【0097】
これにより、バーコードマーカー76は、カッター装置40で加工されるXレイフィルム12Aの一定位置に、マーキングパターンMPを形成することができる。
【0098】
すなわち、バーコードマーカー76では、Xレイフィルム12を所定のサイズに切断するカッター56に設けているカット刃62が作動して、Xレイフィルム12が切断されてからのXレイフィルム12の搬送長を、ロータリーエンコーダー108から出力されるパルス信号に基づいて監視し、この搬送長が、最終形態となるXレイフィルム12の搬送方向に沿った長さ、カッター56による切断位置からマーキング位置までの間隔及びカッター装置40内でのXレイフィルム12の切断位置からマーキングヘッド78に対向する位置までのXレイフィルム12の搬送路に沿った距離に基づいて設定した長さに達したときにマーキングヘッド78を駆動して、マーキング処理を行う。
【0099】
これにより、Xレイフィルム12Aの搬送方向(図7(A)及び図7(B)の紙面左右方向)に沿った一定位置にマーキングパターンMPを形成することができる。
【0100】
また、カッター装置40では、ウエブエッジコントロールセンサ68等を用いて横ズレを防止し、Xレイフィルム12の幅方向の端部が、一定位置を通過するようにして、Xレイフィルム12Aの搬送方向と直交する方向に沿ったマーキングパターンMPの位置が、ロット情報ファイルF内で設定されているマーキング位置となる一定位置に形成することができる。
【0101】
これにより、包装装置38によって包装された一梱包内のXレイフィルム12Aのそれぞれには、一定位置にマーキングパターンMPが形成される。
【0102】
一方、感材加工システム10では、Xレイフィルム12Aのそれぞれに形成するマーキングパターンMPとして、バーコードを用いている。また、このバーコードは、少なくともXレイフィルム12Aの品種、スリット番号及びカット順序を含んでおり、スリット番号からロット情報ファイルFの特定が可能となっている。
【0103】
これにより、ロット情報ファイルF内に含まれているXレイフィルム12Aを加工する元となる原反18の原反ロール番号、乳剤番号、品種等の感材情報、加工ライン、加工状況等の加工履歴、製品種別等の的確な把握が可能となっている。
【0104】
また、マーキングパターンMPとして用いているバーコードは、バーコードリーダを用いるなどして読み取ることができる。また、マーキングパターンMPを、各Xレイフィルム12Aの一定位置に形成することにより、Xレイフィルム12AからのマーキングパターンMPの読み取りを自動化することができる。
【0105】
これにより、Xレイフィルム12を用いたXレイ撮影(Xレイフィルム12への画像露光)を行うときに、Xレイフィルム12のマーキングパターンを読み取ることにより、使用(Xレイ撮影)に適した品種であるか等の確認を自動的にかつ円滑に行うことができる。
【0106】
また、一梱包内のXレイフィルム12AのそれぞれにマーキングパターンMPを形成しているため、使用途中であっても、品種等の確認を容易にかつ確実に行うことができる。また、一梱包のXレイフィルム12Aがバラけたときにも、そのXレイフィルム12の品種等の特定を確実に行うことができる。
【0107】
さらに、マーキングパターンMP(バーコード)を設定するときに、カット順序番号を付与することにより、カット順序が明確となり、このカット順に積層されていることにより、Xレイフィルム12Aの使用途中でも、Xレイフィルム12Aの使用量や残量を的確に把握することができる。
【0108】
また、本実施の形態では、マーキングパターンMPを、予め現像装置との間で設定されている固有記号を付加して設定していることにより、撮影済みのXレイフィルム12Aを現像処理するときに、このバーコード(マーキングパターンMP)に含まれる固有記号を読み出すことにより、このXレイフィルム12Aに対する適切な現像処理を行うことができる。これにより、Xレイフィルム12Aの現像処理を行うときに、誤って不適切な処理条件で行ってしまうことによる仕上り不良の発生を防止することができる。
【0109】
このようなマーキングパターンMPとなるバーコードを設定するときに、加工予定ライン等の加工履歴または加工履歴に相当する情報等を含ませることにより、そのXレイフィルム12の加工履歴等を判断することができるので、Xレイフィルム12の仕上りに問題が生じたときにも、その原因の究明を容易に行うことができる。
【0110】
このように、マーキングパターンMP又はマーキングパターンMPを形成するバーコードには、各種の情報を含ませることができ、このマーキングパターンMPを、シート状に加工したXレイフィルム12のそれぞれに、一定位置に形成することにより、このマーキングパターンMPを用いたXレイフィルム12の適切で円滑な処理が可能となる。
【0111】
なお、マーキングパターンMP又はマーキングパターンMPを形成するバーコードとしては、マーキングパターンMPに含まれる情報を符号化してデータ圧縮を行うことにより、多量の情報を含ませた場合でも、少ない文字数(記号数)で構成できるので、Xレイフィルム12に使用に影響を与えることのない狭いスペースに形成することができる。すなわち、Xレイフィルム12A上の限られたスペースで多量の情報を付加することができる。
【0112】
また、このようなマーキングパターンMPとしては、各種の情報を暗号化して形成することもでき、これにより、特殊な情報を付加することも可能となる。このときの暗号化は、従来公知の任意の構成の暗号化方法を適用することができ、例えば、Xレイフィルム12Aを用いて画像撮影を行うときの撮影装置や、画像撮影を行ったXレイフィルム12Aを現像処理するときの現像装置を限定することが可能となり、より適切な画像撮影、現像処理等のXレイフィルム12の処理を制限することが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
以下に本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号を付与してその説明を省略する。
【0113】
図8には、第2の実施の形態に適用したカッター装置36(以下、「カッター装置90」とする)の概略構成を示している。このカッター装置90は、バーコードマーカー76に加えて、スリッター機能を備えている。これにより、カッター装置90は、スリット工程20に設けるスリッター装置34と、カット工程22のカッター装置36の機能を兼ねたり、スリット工程20で裁断されたXレイフィルム12を、さらに裁断して、小さいサイズのXレイフィルム12Aを形成することも可能となっている。
【0114】
このカッター装置90には、パスロール44の上方にパスロール92が設けられ、Xレイフィルム12が、このパルスール92に巻き掛けられることにより水平方向へ向けられる。
【0115】
また、パスロール92の下流側には、プリントロール94が設けられており、バーコードマーカー76のマーキングヘッド78は、このプリントロール94に巻き掛けられるXレイフィルム12に対向して配置されている。
【0116】
これにより、カッター装置90では、プリントロール94に巻き掛けられるXレイフィルム12へ向けてレーザービームLBを照射して、マーキングパターンMPを形成するようになっている。
【0117】
プリントロール94の下方には、スリッター96が設けられている。スリッター96は、対で配置されたスリット刃100、102を備え、Xレイフィルム12が、一方のスリット刃100に巻き掛けられて小ロール44へ向けて送り出されるときに、スリット刃100、102によってスリットパターン70のスリットライン72に沿うように、幅方向の所定位置で裁断される。
【0118】
また、カッター装置90には、小ロール44、46の間にサクションドラム104が設けられており、Xレイフィルム12は、このサクションドラム104に巻き掛けられることにより吸着保持され、サクションドラム104の回転速度に応じた搬送速度で送り出される。
【0119】
小ロール44には、ロール106が対向して配置されており、Xレイフィルム12は、小ロール44とロール106に挟持されてカッター56へ向けて送り出される。カッター56は、上刃ロール58と下刃ロール60によるXレイフィルム12の送り出し量が所定量に達する毎に、カット刃62を作動させて、Xレイフィルム12を切断するようになっている。
【0120】
なお、カッター装置90に設けているカッター制御装置66では、マーキングパターン70のカットライン74に沿ったXレイフィルム12の切断加工と、スリットライン72に沿ったXレイフィルム12の裁断加工を制御している。
【0121】
ところで、このカッター装置90には、サクションドラム104にロータリーエンコーダー108が設けられており、サクションドラム104の回転角に応じたパルス信号が、レーザー制御装置80に入力されるようになっている。
【0122】
カッター装置90に設けているレーザー制御装置80は、ロータリーエンコーダー108から入力されるパルス信号を用いて、Xレイフィルム12の搬送長を監視し、この搬送長が所定長さに達する毎に、マーキングヘッド78を駆動して、Xレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成する。
【0123】
このとき、レーザー制御装置80では、カッター56がカット刃62を作動させて、Xレイフィルム12の切断を行うことにより、ロータリーエンコーダ86から出力されるカット完了パルスを検出すると、このカット完了パルスを検出してからのXレイフィルム12の搬送長が、所定長さに達する毎に、マーキングヘッド78を駆動することにより、スリッター96によって裁断される前のXレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成するようにしている。
【0124】
このとき、バーコードマーカー76は、マーキングヘッド78から射出するレーザービームLBを、Xレイフィルム12の幅方向に沿って走査することにより、スリッター96によってXレイフィルム12を裁断するときのスリットライン72を挟んだ両側に、マーキングパターンMPを形成するようにしている。
【0125】
これにより、図9(A)及び図9(B)に示すように、スリットライン72とカットライン74によって囲われる領域のそれぞれに、Xレイフィルム12の幅方向に沿った所定位置に、マーキングパターンMPを形成するようにしている。なお、図9(A)及び図9(B)では、Xレイフィルム12をスリットライン72に沿って分割するときのスリットパターン70を示している。
【0126】
カッター装置90でXレイフィルム12で形成するマーキングパターンMPは、最終形態となるXレイフィルム12Aの一定位置に形成されるものであれば、図9(A)に示すように、スリットライン72を挟んだ両側の所定位置に、同じ向きで形成されても良く、また、図9(B)に示すように、スリットライン72を挟んで千鳥状に形成するものであっても良い。図9(B)に示すように、マーキングパターンMPを、スリットライン72を挟んで千鳥状に形成するときには、スリットライン72を挟んだ両側に、180°回転したマーキングパターンMPを交互に形成する。
【0127】
このように構成されているカッター装置90では、ロール42が装填されて、このロール42(Xレイフィルム12)に対する加工条件等を読み込むと、この加工条件に基づいて段取り替え(裁断位置、切断位置等の設定)を行う。
【0128】
カッター装置90では、サクションドラム104を回転駆動することにより、ロール42からXレイフィルム12を引出しながら搬送し、このXレイフィルム12がスリッター96を通過するときに、スリット刃100、102によってXレイフィルム12を裁断する。
【0129】
この後に、カッター装置90では、サクションドラム104によって送り出したXレイフィルム12が、カッター56を通過するときに、カットライン74に応じた間隔で切断することにより、シート状に加工する。
【0130】
一方、バーコードマーカー76のレーザー制御装置80は、サクションドラム104に設けているロータリーエンコーダー108から出力されるパルス信号から、Xレイフィルム12の搬送長を監視し、ロータリーエンコーダ86から入力されるカット完了パルスに基づいて、カッター56のカット刃62が作動してからのXレイフィルム12の搬送長が所定長さに達する毎に、マーキングヘッド78を作動させて、Xレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成する。
【0131】
このとき、レーザー制御装置80は、最終形態となるXレイフィルム12の搬送方向に沿った長さ(カットライン74の間隔)、カッター56によるXレイフィルム12の切断位置からマーキングヘッド78によるマーキング位置までのXレイフィルム12の搬送路の長さ及び、Xレイフィルム12Aがカッター56(カット刃62)によって切断されることによる搬送方向に沿った端部を基準し、この端部からマーキング位置までの間隔に基づいて設定した搬送長に達したときに、マーキングヘッド78を駆動する。
【0132】
すなわち、バーコードマーカー76は、カッター56によって切断されたXレイフィルム12の搬送方向の端部を基準にして、マーキングパターンMPを形成する。
【0133】
これにより、カッター装置90においても、前記したカッター装置40と同様に、一定位置にマーキングパターンMPを形成したXレイフィルム12Aが得られるように、切断前のXレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成することができる。
【0134】
このように、Xレイフィルム12を搬送方向に沿って切断してシート状のXレイフィルム12Aを形成するときに、Xレイフィルム12の搬送長を適切に監視しながら、Xレイフィルム12を切断してからの搬送長が、最終形態となるXレイフィルム12の搬送方向に沿った長さ、カッター56によるXレイフィルム12の切断位置からマーキングヘッド78によるマーキング位置までのXレイフィルム12の搬送路の長さ、Xレイフィルム12Aの搬送方向に沿った端部に対するマーキング位置に基づいて設定している長さに達したときに、マーキングパターンMPを形成することにより、Xレイフィルム12Aの一定位置にマーキングパターンMPを形成することができる。
【0135】
これにより、Xレイフィルム12Aに形成したマーキングパターンMPに基づいたXレイフィルム12Aの処理の自動化等が可能となる。
【0136】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば本実施の形態では、カット工程22に加えてスリット工程20及び包装工程24を設けた感材加工システム10を例に、この感材加工システム10のカット工程22に用いるカッター装置40、90を例に説明したが、ロール状のXレイフィルム12を、カット処理するときに、このXレイフィルム12にマーキングパターンMPを形成するものであれば、任意のカッター装置に適用することができる。
【0137】
また、本実施の形態では、マーキングパターンMPとしてバーコード(一次元バーコード)を用いたが、これに限らず、二次元バーコードや、予め設定された任意の符号化方法に基づいて符号化して設定した文字、数字、記号等を用いることができ、さらに、マーキングパターンMPとしは、従来公知の任意の方法で暗号化して形成したものであっても良い。
【0138】
また、実施の形態では、感光材料として、Xレイフィルム12を用いて説明したが、本発明が適用される感光材料は、Xレイフィルム12に限らず、PET等を支持体とする任意の構成の写真フィルムを適用しても良く、また、印画紙等の他の支持体に乳剤層を形成した任意の構成の写真感光材料及びこの写真感光材料を搬送しながら切断してシート状に加工する任意の構成の加工装置に適用することができる。
【0139】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、感材情報、加工情報及び加工条件を含むロット情報ファイルを設定し、このロット情報ファイルに基づいて加工処理を行うと共に、感光材料が未現像か現像済みかにかかわらずロット情報ファイルを特定可能とするマーキングパターンを、最終形態の感光材料のそれぞれの一定位置に形成することができる。このようなマーキングパターンが形成された感光材料では、加工された最終形態の感光材料のマーキングパターン又はマーキングパターンによって特定されるロット情報ファイルから、そのマーキングパターンが記されている感光材料に対する各種の情報を任意のタイミングで認識することが可能となり、感光材料の適正な使用等が可能となるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した感材加工システムの概略構成図である。
【図2】本実施の形態に感光材料として適用したXレイフィルムの概略構成図である。
【図3】第1の実施の形態に適用したカッター装置の概略構成図である。
【図4】Xレイフィルムの加工処理を行うときのスリットパターンの一例を示す概略図である。
【図5】マーキングヘッドとXレイフィルムの配置ん概略を示す要部斜視図である。
【図6】(A)乃至(D)はマーキングパターンとしての適用可能例を示す概略図である。
【図7】(A)及び(B)は最終形態のXレイフィルムの一例を示す概略図であり、(A)は長手方向の一端側にマーキングパターンを形成した例を示し、(B)は幅方向の一端側にマーキングパターンを形成した例を示している。
【図8】第2の実施の形態に適用したカッター装置の概略構成図である。
【図9】(A)及び(B)は、第2の実施の形態でのマーキングパターンの形成例を示すX例フィルム12の概略図である。
【符号の説明】
10 感材加工システム
12 Xレイフィルム(感光材料)
14 ベース層
16 乳剤層
18 原反
22 カット工程
26 生産管理装置
30 加工制御装置
40、90 カッター装置
56 カッター(切断手段)
66 カッター制御装置
70 スリットパターン
72 スリットライン
74 カットライン
76 バーコードマーカー(マーキング手段)
78 マーキングヘッド
80 レーザー制御装置
86、104 ロータリーエンコーダーエンコーダ(計測手段)
96 スリッター(裁断手段)

Claims (3)

  1. 原反ロール又は原反ロールを所定幅に裁断したロールから引出した感光材料を搬送しながら、切断手段によって搬送方向に沿った長さが所定長さとなるように切断して、前記感光材料を最終形態となるサイズのシート状に加工する感光材料の加工方法であって、
    予め設定された生産計画に応じて入力される感材情報及び加工情報に基づいて前記感光材料を前記最終形態となるサイズのシート状に加工する加工条件を設定すると共に、感材情報、加工情報及び加工条件が格納されるロット情報ファイルを設定し、
    前記加工条件に基づいて、前記感材情報に基づいた前記原反ロールを所定幅に裁断すると共に、裁断された前記ロールを所定長さに切断するときに、
    前記感光材料の切断前に、前記感光材料の搬送路に対向して設けたマーキング手段から、前記切断手段による切断位置に対して所定位置となる前記感光材料上にレーザービームを照射して、前記最終形態のシート状となる前記感光材料のそれぞれに、前記感材情報と前記加工情報と前記加工条件に基づいて前記ロット情報ファイルが特定可能となるように生成したマーキングパターンを、前記感光材料を特定可能とする識別情報として、感光材料が未現像か現像済みかにかかわらず視認可能に形成し、
    前記加工条件に基づいて前記シート状に加工される前記感光材料のそれぞれの加工状況を前記ロット情報ファイルに格納する感光材料の加工方法。
  2. 前記感光材料の搬送量を計測する計測手段を含み、前記加工条件で設定される前記最終形態の感光材料上の前記マーキングパターンの位置及び、前記計測手段によって計測される前記切断手段による切断位置を通過した前記感光材料の搬送長に基づいて前記マーキングパターンを形成する請求項1に記載の感光材料の加工方法。
  3. 前記切断手段による前記感光材料の切断に先立って、前記感光材料を前記所定幅に裁断する裁断手段と、前記感光材料の搬送量を計測する計測手段と、を含み、前記計測手段によって計測される前記裁断手段へ搬送される前記感光材料の搬送長が、前記加工条件で設定される前記最終形態の前記感光材料上の前記マーキングパターンの位置に基づいた長さに達するごとに、前記裁断手段による前記感光材料の裁断位置に対する所定位置に前記マーキングパターンを形成する請求項1に記載の感光材料の加工方法。
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