JP2004081526A - 遊技機 - Google Patents

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Shinichi Hoshino
星野 進一
Masatoshi Takizawa
滝沢 昌利
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Abstract

【課題】複数のリーチ図柄を図柄配列に関係なく、ランダムに設定することができ、かつ有効リーチライン等の画面演出上、不要な表示がなくても、有効リーチを明確とし、リーチの表現のバリエーションを拡大する。
【解決手段】リーチパターンの1つとして、複数のリーチ図柄70をランダムに特別図柄表示装置43上に表示し、所定の順序で、1つずつリーチ図柄70を含む円形領域72をそれ以外の領域74よりも輝度を高くする。これにより、この輝度の高いリーチ図柄70が最終停止図柄78と対応するリーチ図柄70であることを認識することができる。また、この輝度による強調は、特別図柄表示装置43の背景動画にスポットライトに相当するため、背景動画との一体感を持たせることができ、従来のような有効ラインを表示するといった特定表示とは異なり、遊技者に違和感を与えることがない。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を複数の図柄配列をそれぞれ変動させ、停止させる図柄変動パターンによって報知する表示装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。この表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並びで当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】
上記図柄変動画面では、複数の図柄列(通常は3列)を用い、2列の図柄列を先に停止させ、この2列の図柄列が当り図柄(同一の図柄)となると、これをリーチ図柄と称し、最終停止図柄の停止に期待を持たせる演出を付加している。
【0005】
この演出効果を増大させるため、複数のリーチを表現する様々な方法が提案されている。
【0006】
例えば、特開平6−246040号公報では、3×3のマトリクスで図柄を表示し、有効リーチライン(この場合5ライン)を画面上に表示するようにしている。この場合、中央の図柄が全てのリーチ図柄の共通の最終停止図柄となり、遊技者に対して複数(5種類)の当り図柄が存在するという、見掛け上当りの確率が高まったと感じさせるものである。
【0007】
しかしながら、上記先行技術を含め、有効リーチラインによる複数のリーチ表現には限界があり、また、リーチ図柄が1つの帯体(図柄配列)で隣り合う、連続した図柄でなければならず、画面の配列にも限界がある。また、上記先行技術では、画面上の演出とラインとは無関係(物語上ラインは不要なもの)であり、演出画面との一体感を損ねる結果となる。
【0008】
本発明は上記事実を考慮し、複数のリーチ図柄を図柄配列に関係なく、ランダムに設定することができ、かつ有効リーチライン等の画面演出上、不要な表示がなくても、有効リーチを明確とし、リーチの表現のバリエーションを拡大することができる遊技機を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を複数の図柄配列をそれぞれ変動させ、停止させる図柄変動パターンによって報知する表示装置を備えた遊技機であって、最終停止図柄以外の図柄が当該最終停止図柄の停止によって当りとなり得るリーチ図柄で停止した場合に、前記表示装置上に、異なる当り図柄で当る複数のリーチ図柄を表示するリーチ図柄表示制御手段と、前記複数のリーチ図柄を所定の順序で強調表示する強調表示制御手段と、前記強調表示制御手段によって強調されたリーチ図柄配列を対象として、最終停止図柄変動を実行する最終停止図柄変動実行制御手段と、を有している。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、複数の図柄列の内、最終停止図柄以外の図柄がリーチ図柄で停止すると、リーチ図柄表示制御手段では、表示装置に、異なる当り図柄で当りとなる複数のリーチ図柄を表示する。
【0011】
この複数のリーチ図柄は、強調表示制御手段によって所定の順序で強調表示していく。この強調表示されたリーチ図柄が有効リーチ図柄となり、この強調されたリーチ図柄を対象として、最終停止図柄変動実行制御手段では、最終停止図柄変動を実行し、停止させる。停止した最終停止図柄が、外れ図柄の場合には、次のリーチ図柄を強調表示時、上記を繰り返す。
【0012】
表示装置上に表示された全てのリーチ図柄において、何れか1つのリーチ図柄の当り図柄で停止されることで、当りとなり遊技者に有利な遊技状態とすることができる。
【0013】
このように、表示装置上に複数のリーチ図柄を表示し、これを強調表示することで、表示装置での演出との間で違和感を持たせることなく、リーチ図柄を特定することができる。また、順番に複数のリーチ図柄を対象としているため、単発での当/外の判定では得られない期待感を増すことができる。この場合、リーチ図柄に対して、確変や時短等の付加価値の有無や度合いを設定しておくことで、当ってほしいリーチ図柄と、当ってほしくないリーチ図柄ができ、遊技者の単調な期待感(当ってほしいという期待感)の加え、新たな期待感を持たせることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記強調表示制御手段による強調表示が、強調するリーチ図柄を含む所定の領域と、それ以外の領域との輝度の差を適用することを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、前記強調表示制御手段によるリーチ図柄の強調表示が、輝度の差によって実行される。例えば、薄ぐらい背景の中にサーチライト等を照らしたようなイメージであり、このサーチライトの光を、所定の順序で、複数のリーチ図柄に対応させることで、表示装置上の演出とリンクさせて、リーチ図柄を特定することができる。また、他のリーチ図柄を確認することもでき、当り図柄の判別がし易い。
【0016】
請求項3に記載の発明は、始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を複数の図柄配列をそれぞれ変動させ、停止させる図柄変動パターンによって報知する表示装置を備えた遊技機であって、最終停止図柄以外の図柄が当該最終停止図柄の停止によって当りとなり得るリーチ図柄で停止した場合に、前記表示装置上に、異なる当り図柄で当る複数のリーチ図柄を表示するリーチ図柄表示制御手段を有し、前記リーチ図柄表示制御手段が、前記複数のリーチ図柄のそれぞれを構成する前記最終停止図柄以外の複数の図柄を互いに一部が重なり合った状態、若しくは通常時の変動よりも接近した状態で配置し、当該複数のリーチ図柄を前記表示装置の縁部に表示すると共に、前記表示部の中央で前記最終停止図柄の変動を実行し、その後に確定する最終停止図柄によって当/外の報知を行うことを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、最終停止図柄の変動領域を変えずに、複数のリーチ図柄を表示することができるため、遊技者は視線をずらす必要がなく、それぞれのリーチ図柄との対応を確認することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記図柄配列が3列構成で、中央の図柄配列が最終停止図柄とされており、この中央の最終停止図柄配列の周囲の領域に、前記複数のリーチ図柄を表示することを特徴としている。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、例えば、縦方向に3列の図柄配列とされ、その中央列が最終停止図柄の変動領域の場合に、左右の最終停止図柄以外の図柄が停止してリーチとなると、複数のリーチ図柄をこの左右の変動領域に表示させることで、常に、中央の最終停止図柄に視線の中心をおくことで、全てのリーチ図柄が視野の中に入り易く、視線を移動する必要がない。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、本発明の一実施の形態に係るパチンコ機10が示されている。パチンコ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、窓部を有する額縁状の内枠14の一側部(図1の左辺部)が開閉可能に取付けられている。内枠14の窓部には、所定の間隔で互いに平行とされた一対のガラス16をガラスフレーム18に装着したガラス枠20の一側部が開閉可能に取付けられており、このガラス枠20と内枠14は、内枠14の他側部(図1の右辺部)に設けられた施錠装置(シリンダ)22により施錠されるようになっている。
【0021】
ガラス枠20の下方位置には、パチンコ機本体内の払出賞球装置162(図3参照)から賞球払出口23を通して払い出された賞球や貸球を貯留して発射装置164(図3参照)へと誘導する球皿部24を備えた一体皿26が配設されている。
【0022】
一体皿26は、その一側部(図1の左辺部)が内枠14に対して開閉可能に取付けられている。一体皿26の前面には、左側下部に灰皿28が配置され、右側下部には発射装置164(図3参照)から発射する打球の飛距離を調整するための発射ハンドル30が設けられている。
【0023】
また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部に対応して設置されている。
【0024】
遊技盤32は、ベニヤ板33の表面に、合成樹脂製の薄肉シート状セル34が貼着されている。また、前記セル34が貼着された盤面32Aには、外バンド36及び内バンド37とレール飾り38、39とによって囲まれた略円形状の遊技領域40が形成されており、セル34の表面で遊技領域40と対応する範囲には、背景画像や各種キャラクター画像等を含む装飾画(図示省略)が印刷されている。
【0025】
遊技領域40には、センター役物42、当該センター役物42に設けられた特別図柄表示装置(LCD)43、球体表示装置100、並びに大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動入賞口46や入賞口48、風車50等の遊技部品が取り付けられており、最下位置にアウト口54が配置されている。
【0026】
本実施の形態における特別図柄表示装置43では、様々な図柄変動パターンによって抽選の当/外の報知を行うようになっている。模式的に説明すると、3列の図柄列を有しており、それぞれの図柄列には、同一の図柄が帯状に直列に配列されている。この帯状の長手方向に沿って図柄が順次表示されるイメージである。
【0027】
ここで、各列の図柄変動が開始され、その内の2列の図柄列が先に停止し、若干送れて最終停止図柄列が停止するようになっている。
【0028】
最初の2列の図柄列が外れ図柄(互いに異なる図柄)で停止した場合は、迅速に最終停止図柄列が停止される。一方、最初の2列の図柄配列が当り図柄(互いに同一の図柄)で停止した場合、リーチ図柄70となり、最終停止図柄列が停止するまでリーチ演出を実行する。このリーチ演出後、最終停止図柄列が停止することで、当/外が報知される。
【0029】
上記報知の結果が当りの場合、前記大入賞口44が所定時間、所定回数(ラウンド)開放することで、遊技者は短期間に多くの賞球を受けることができ、遊技者に有利な遊技状態とすることができる。なお、所定時間の前に予め設定した回数の入賞が大入賞口44にあると、次のラウンドに移行することで、賞球数のばらつきを抑えている。
【0030】
また遊技盤32の右側端部に配置されたレール飾り38の右下隅には、証紙56を貼り付た証紙台58が取り付けられており、この証紙台58は、左方に配置されたヒンジ板60に支持されて、盤面32Aに対して開閉動するようになっている。また、レール飾り39には、その表面のほぼ前面に亘り、別の証紙59が貼着されている。
【0031】
なお、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ球を打ち出す発射装置164(図3参照)を遊技盤32の左側下方に配置して遊技球を上方に発射する機種であり、従来機種に比べ、アウト口54の位置を下げることにより遊技領域40が拡大されている。
【0032】
またパチンコ機10の正面には、図2に示すように、ガラス枠20の前面に、賞球表示灯や完了表示灯等の機能を有する複数の表示灯62、63がガラス16を取り囲むように配列されており、左上隅近傍と右側端上部に、遊技の効果音を発生するスピーカー64、66が配置されている。
【0033】
図3には、パチンコ機10を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基板150を中心として、払出制御基板152、音声制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板158、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されている(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板151という)。
【0034】
なお、主制御基板150並びに副制御基板151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側のホールコンピュータ208に接続することにより、パチンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0035】
主制御基板150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御基板150からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板151が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバックは受けない構成となっている。
【0036】
払出制御基板152は、払出賞球装置162を制御して、球貸し時の払出し、入賞時の賞球に応じてパチンコ球を払い出すものであり、音声制御基板154は、パチンコ機10に設けられたスピーカ64、66からの効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156は、パチンコ機10に取り付けられた複数の表示灯62、63の点灯・消灯を制御し、発射制御基板158は、発射装置164を制御して、遊技者によるハンドル30の操作に応じてパチンコ球を打ち出す。
【0037】
図柄表示制御基板160は、前記特別図柄表示装置43と接続されており、主制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果をもたらす表示を実行する。
【0038】
前記主制御基板150には、始動入賞口46に設けられた始動入賞センサ168、入賞口48に設けられた入賞センサ172、並びに大入賞口44に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ173が接続されている。なお、大入賞口44には、大入賞口の開閉動作を継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにもVゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板150に接続されている。
【0039】
また、この主制御基板150には、始動入賞口46に設けられた電動チューリップ47を開閉させるためのソレノイド174、大入賞口44を開閉させるためのソレノイド175が接続されている。
【0040】
また、主制御基板150では、特別図柄や普通図柄の当/外抽選がなされ、この抽選結果に基づく特別図柄表示装置43での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板160には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、命令信号に基づいてデータが選択されて、起動するようになっている。
【0041】
なお、図示は省略したが、遊技盤32に設けられる普通図柄表示装置や保留ランプ等も主制御基板150によって制御されるようになっている。
【0042】
ここで、前述の如く、本実施の形態における特別図柄表示装置43では、様々な図柄変動パターンによって抽選の当/外の報知を行うが、特に多種のリーチ演出パターンを備えている。
【0043】
その内の1つのリーチ演出パターンとして、通常の図柄変動後にリーチとなった場合に、複数のリーチ図柄70(図5に示す、2列分の図柄の一部が重なりあった状態)を特別図柄表示装置43の画面上に複数種類表示し、それぞれのリーチ図柄70に対して最終停止図柄78(図5参照)の変動パターン演出を実行するようになっている(以下、このリーチ演出パターンを「Hリーチ」という)。
【0044】
図4には、前記Hリーチを含む図柄表示制御基板160での、図柄変動表示制御のための制御ブロック図が示されている。
【0045】
主制御基板150から送信される命令信号は、変動パターン判別部250に入力され、変動パターン種を判別する。この変動パターン種では、同一の変動パターンであっても、当/外によって異なる変動パターンとして判別する。
【0046】
変動パターン判別部250には、変動パターン読出部252と、輝度調整部254とが接続されている。変動パターン読出部252には、判別した変動パターンを特定する信号が送出され、輝度調整部254には、判別した変動パターンがHリーチを含む場合に、輝度調整指示信号が送出されるようになっている。
【0047】
変動パターン読出部252には、通常変動パターンメモリ256と、リーチパターンメモリ258とが接続され、この通常変動パターンメモリ256と、リーチパターンメモリ258との少なくとも何れか一方から選択的に読み出される。読み出された変動パターン又はリーチパターンは、変動パターン編集部260によって組み合わされ、一連の変動パターンが編集される。
【0048】
また、前記変動パターン読出部252には、Hリーチ用リーチ図柄メモリ262が接続されており、判別した変動パターンがHリーチを含む場合は、このHリーチ用リーチ図柄メモリ262から所定数のリーチ図柄70を読出し、前記変動パターン編集部260での編集に加える。
【0049】
また、変動パターン編集部260には、前記輝度調整部254からの輝度調整信号が入力されるようになっており、輝度を調整する座標と輝度調整時間とが設定されるようになっている。
【0050】
本実施の形態では、前記Hリーチ用リーチ図柄メモリ262から読み出されたリーチ図柄70のそれぞれを別々に包含する所定の円形領域72とそれ以外の領域74に対応する座標と、各リーチ図柄70に対して所定の順序で、所定時間毎に輝度を調整する設定を行っている。
【0051】
すなわち、Hリーチにおいて、複数のリーチ図柄70が特別図柄表示装置43に表示されると、複数のリーチ図柄70を1つ1つ順番に強調する。なお、この強調は、円形領域の輝度がその以外の領域よりも高くすることで行う。
【0052】
これにより、画面の演出上では、特定のリーチ図柄70にスポットライト(サーチライト)があたったかの如く、表現される。なお、最終停止図柄78の変動領域においても、円形領域76によって強調表示されるようになっている。
【0053】
上記、変動パターン編集部260によって編集された変動パターンは、表示制御部266によって所定のタイミングで表示を実行するべく、特別図柄表示装置43へ画像信号を送出する。なお、この表示制御部266には、背景動画メモリ264が接続され、前記図柄変動パターンの背景として、特別図柄表示装置43に背景動画が表示されるようになっている。
【0054】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0055】
(通常の遊技の流れ)
遊技者がハンドル30を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、パチンコ球が打ち出される。
【0056】
パチンコ球が打ち出されると、外バンド36及び内バンド37に案内されて盤面32Aの釘や風車50等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、始動入賞口46にパチンコ球が入賞すると、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パターン)を選択し(乱数カウンタで選択してもよい)、特別図柄表示装置43に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0057】
すなわち、当り時の図柄変動制御が終了すると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中は、大入賞口44がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0058】
ここで、本実施の形態では、図柄変動パターンの1つとして、通常の図柄変動後にリーチとなった場合に、複数のリーチ図柄70を特別図柄表示装置43の画面上に複数種類表示し、それぞれのリーチ図柄70に対して最終停止図柄78の変動パターン演出を実行する、「Hリーチ」を所定の確率で実行する。
【0059】
このHリーチは、通常のリーチとは異なり、複数のリーチ図柄70に対して複数回最終停止図柄78を変動(及び停止)させるため、遊技者にとって、見掛け上ではあるが、抽選が当りである確率が高まったような期待感を持たせることができる。
【0060】
このような、複数ラインのリーチが存在する場合、各帯状の並びで隣接した2〜3の図柄を対象とすることができず、また、リーチラインを示す指標(ライン表示)を行わなければ、分かり難かった。また、最終停止図柄78の1回の停止によって、全てのリーチラインの結果が判明してしまっていた。
【0061】
これに対して本実施の形態では、それぞれのリーチ図柄70を独立した表示としているため、帯状に隣接している図柄へ限定されることはなく、また、表示位置の制限もない。以下、図6のフローチャートに従い、このHリーチを含む図柄変動パターンの表示制御ルーチンを示す。
【0062】
ステップ300では、リーチ図柄数Nを設定すると共に、変数nを1とし、ステップ302へ移行する。
【0063】
ステップ302では、特別図柄表示装置43に背景としての動画表示の開始を指示し、次いでステップ304で通常変動パターンの表示を実行する。このHリーチの場合、最終停止図柄78以外の2つの図柄列が停止したときに、当り図柄(同一図柄)となる。
【0064】
次のステップ306では、複数のリーチ図柄70を特別図柄表示装置43の画面上の適宜位置に配置して表示し、次いでステップ308へ移行して第n番目のリーチ図柄70を強調表示する。本実施の形態では、当該リーチ図柄70を包含する円形領域72をこれ以外の領域74よりも輝度を高くする。
【0065】
この輝度の高い円形領域72は、前記背景動画の演出上のスポットライトに相当し、背景との一体化を図ることができる。
【0066】
次のステップ310では、上記1つのリーチ図柄70にスポットライトがあてられている状態(輝度が高い状態)で、最終停止図柄78の停止制御を実行し、ステップ312へ移行する。
【0067】
ステップ312では、最終停止図柄78の停止に基づく当/外の判定を行い、当り(輝度が高いリーチ図柄70と最終停止図柄78とが同一の図柄)の場合には、ステップ314へ移行して、前述の大当り処理が実行される。
【0068】
一方、ステップ312で外れ(輝度が高いリーチ図柄70と最終停止図柄78とが異なる図柄)の場合には、ステップ316へ移行して変数nをインクリメントし、ステップ318へ移行する。ステップ318では、変数nがリーチ図柄数Nを超えたか否かが判断され、否定判定の場合には、ステップ308へ移行して、次のリーチ図柄70を強調し、上記工程を繰り返す。
【0069】
また、ステップ318で肯定判定された場合には、特別図柄表示装置43に表示されている全てのリーチ図柄70に対して外れであると判断し、このルーチンは終了する。
【0070】
なお、図5では、「Hリーチ」における図柄変動のみを図示したが、実際には、図7に示されるように、背景動画と一体感を持った表示形態となる。図7(A)は通常変動パターン後のリーチ状態を示し、その後、図7(B)に示されるような複数のリーチ図柄70を表示した画面に切替わることになる。
【0071】
このように本実施の形態では、リーチパターンの1つとして、複数のリーチ図柄70をランダムに特別図柄表示装置43上に表示し、所定の順序で、1つずつリーチ図柄70を含む円形領域72をそれ以外の領域74よりも輝度を高くする。これにより、この輝度の高いリーチ図柄70が最終停止図柄78と対応するリーチ図柄70であることを認識することができる。また、この輝度による強調は、特別図柄表示装置43の背景動画にスポットライトに相当するため、背景動画との一体感を持たせることができ、従来のような有効ラインを表示するといった特定表示とは異なり、遊技者に違和感を与えることがない。
【0072】
なお、輝度による強調は、円形領域に限らず、他の形状であってもよい。また、リーチ図柄70を強調するために輝度を適用したが、画像制御によって網掛けを行ったり、透過度によって特定の領域を強調するようにしてもよい。さらに、特定するリーチ図柄70以外をモザイク表示するといった手法であってもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、複数のリーチ図柄を図柄配列に関係なく、ランダムに設定することができ、かつ有効リーチライン等の画面演出上、不要な表示がなくても、有効リーチを明確とし、リーチの表現のバリエーションを拡大することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機における制御系のブロック図である。
【図4】図柄表示制御基板における図柄変動パターンを表示するための制御ブロック図である。
【図5】特別図柄表示装置での、「Hリーチ」実行中の表示画像を示す正面図である。
【図6】Hリーチを含む図柄変動パターンの表示制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】背景動画を含めた図柄変動パターンが表示される特別図柄表示装置の正面図であり、(A)は通常変動パターン後のリーチ画面、(B)は「Hリーチ」に切替わった場合の画面である。
【符号の説明】
10  パチンコ機(遊技機)
32  遊技盤
43  特別図柄表示装置(表示装置)
46  始動入賞口(始動口)
70  リーチ図柄
72  円形領域
74  領域
78  最終停止図柄
150  主制御基板
154  音声制御基板
168  始動入賞センサ
160  図柄表示制御基板
250  変動パターン判別部
252  変動パターン読出部
254  輝度調整部(強調表示制御手段)
256  通常変動パターンメモリ
258  リーチパターンメモリ
260  変動パターン編集部(リーチ図柄表示制御手段)
262  Hリーチ用リーチ図柄メモリ
264  背景動画メモリ
266  表示制御部(最終停止図柄変動実行制御手段)

Claims (4)

  1. 始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を複数の図柄配列をそれぞれ変動させ、停止させる図柄変動パターンによって報知する表示装置を備えた遊技機であって、
    最終停止図柄以外の図柄が当該最終停止図柄の停止によって当りとなり得るリーチ図柄で停止した場合に、前記表示装置上に、異なる当り図柄で当る複数のリーチ図柄を表示するリーチ図柄表示制御手段と、
    前記複数のリーチ図柄を所定の順序で強調表示する強調表示制御手段と、
    前記強調表示制御手段によって強調されたリーチ図柄配列を対象として、最終停止図柄変動を実行する最終停止図柄変動実行制御手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記強調表示制御手段による強調表示が、強調するリーチ図柄を含む所定の領域と、それ以外の領域との輝度の差を適用することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を複数の図柄配列をそれぞれ変動させ、停止させる図柄変動パターンによって報知する表示装置を備えた遊技機であって、
    最終停止図柄以外の図柄が当該最終停止図柄の停止によって当りとなり得るリーチ図柄で停止した場合に、前記表示装置上に、異なる当り図柄で当る複数のリーチ図柄を表示するリーチ図柄表示制御手段を有し、
    前記リーチ図柄表示制御手段が、前記複数のリーチ図柄のそれぞれを構成する前記最終停止図柄以外の複数の図柄を互いに一部が重なり合った状態、若しくは通常時の変動よりも接近した状態で配置し、当該複数のリーチ図柄を前記表示装置の縁部に表示すると共に、前記表示部の中央で前記最終停止図柄の変動を実行し、その後に確定する最終停止図柄によって当/外の報知を行うことを特徴とする遊技機。
  4. 前記図柄配列が3列構成で、中央の図柄配列が最終停止図柄とされており、この中央の最終停止図柄配列の周囲の領域に、前記複数のリーチ図柄を表示することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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