JPH1119299A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH1119299A
JPH1119299A JP9177347A JP17734797A JPH1119299A JP H1119299 A JPH1119299 A JP H1119299A JP 9177347 A JP9177347 A JP 9177347A JP 17734797 A JP17734797 A JP 17734797A JP H1119299 A JPH1119299 A JP H1119299A
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JP9177347A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面を有効に活用することが可能な新規
な停止図柄の明示方法により趣向性に富んだパチンコ機
を提供する。 【解決手段】 第1及び第3図柄表示窓51,53での
スクロール表示が停止され、リーチ状態であれば、第2
図柄表示窓52のスクロール表示に代えて、表示枠54
の表示を開始する。そして、表示枠54中に複数の図柄
を表示し、表示される図柄に沿って移動する枠55によ
り図柄を1つずつ明示し、やがて停止図柄を明示して停
止する。このように、表示枠54中に複数の図柄を表示
して、枠55により当り図柄を明示しているので、遊技
者は、これら複数の図柄のうち特別遊技が実行される当
り図柄を捜したり、現在明示されている図柄と当り図柄
の場所とを見比べ、当り図柄が明示されるか否かを予測
しながら枠55が移動する様子を見る楽しみが生まれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に係
り、特に、表示画面中の表示領域に複数の図柄を表示
し、その図柄の中から停止図柄として当り図柄を明示し
たときのみ特別遊技を実行するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機は、その趣向性の
向上のために様々な工夫がなされている。中でも遊技盤
上に設けられた液晶ディスプレイ等の表示画面上で、遊
技者に特典を与えるか否かの表示をする特典付与表示
は、その工夫如何で、パチンコ台の人気,不人気が決ま
るので、特に様々な工夫が行われている。
【0003】特典付与表示の代表的なものは、表示画面
上に図柄を表示する3つの領域(以下「表示領域」と言
う。)を設定し、各表示領域に後述する停止図柄を明示
して、その停止図柄の組合せと予め定められた当り図柄
組合せとの図柄合わせを行う様子の表示を行うものであ
る。
【0004】このような図柄合わせを行うパチンコ機
は、通常、遊技盤上に設けられている特定の入賞口へパ
チンコ玉が入賞すると、遊技者に特典を与えるか否かを
決定して、その決定を遊技者に知らせるための停止図柄
を決定し、その停止図柄を表示領域に明示することによ
り遊技者に特典を与えるか否かを知らせている。そし
て、明示した停止図柄の組み合せが予め定められた当り
図柄の組み合せである場合、パチンコ機は特典として特
別遊技を実行し、通常は閉じている遊技板上の入賞口を
開いてパチンコ玉が入賞し易くなるようにしている。
【0005】ところで、パチンコ玉の入賞によって決定
した停止図柄をすぐに表示領域に明示すれば、遊技者
は、特典が与えられるか否かをすぐに判断できる。しか
し、そのようにすると遊技性に乏しく、趣向性も何もな
いパチンコ機となってしまう。そこで、パチンコ機の趣
向性を高めるため、パチンコ玉が入賞すると、まず、表
示領域でスクロール表示等の変動表示を行い、そして変
動表示を停止して先に決定した停止図柄を明示すること
により、偶然停止図柄が選ばれたような演出を行ってい
る。
【0006】そして、さらにパチンコ機の趣向性を増す
ため、3つの表示領域で変動する図柄のうち2つの表示
領域で明示された図柄の組合せが、まだ変動表示してい
る最終表示領域に明示される図柄との組み合せ如何で当
り図柄組合せと一致する可能性が高い状態(いわゆる
「リーチ状態」)であるとき、最終表示領域の変動表示
の変動のスピードをゆるめたり、あるいは、その最終表
示領域全体を大きく表示するなどして、リーチ状態を様
々に演出し、趣向性を高めている。
【0007】その他、遊技の趣向性を増すため、3つの
表示領域とは別の領域に格闘技を行う人物を登場させ、
格闘技の勝敗で遊技者に特典を付与されるかが分かる様
な構成としたものがあった。この場合遊技者は、遊技者
に特典を与える人物の強弱、格闘中に敵に与たダメージ
如何によって、自分に特典が与えられるかを判断して、
リーチ状態を楽しんでいた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパチン
コ機は、基本的に3つの表示領域にてそれぞれ図柄を変
動表示した後、変動表示を停止することにより停止図柄
を明示して図柄合わせを行うものであった。また、リー
チ状態の趣向性を増すため、格闘技を行う人物の表示を
行う場合も、変動表示に従属して表示されるものに過ぎ
なかった。そのため、格闘技を行う人物の表示を行って
も、遊技者がその表示に飽きてしまえば、表示領域の変
動表示後に明示する停止図柄の図柄合わせのみを注視す
ることになり、変動表示のみで図柄合わせを行うものと
何等変わりのないものとなって、趣向性を欠いていた。
さらに、このような格闘技を行う人物を表示しても結局
遊技者が飽きてしまえば、全く無駄な表示となり、表示
画面を有効に活用することができなかった。
【0009】そこで本発明では、表示画面を有効に活用
することが可能な新規な停止図柄の明示方法により趣向
性に富んだパチンコ機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するための請求項1記載のパチンコ機は、遊技域
中に設けられた表示画面と、該表示画面中の一領域に図
柄を表示する表示領域を設定し、該表示領域中に表示す
る前記図柄の中から1つの停止図柄を明示する表示制御
手段と、該表示制御手段を起動し、前記停止図柄として
当り図柄が前記表示領域に明示された場合のみ、特別遊
技を実行する特別遊技実行手段とを備えたパチンコ機に
おいて、前記表示制御手段は、前記図柄を、複数個同時
に前記表示領域中に表示する図柄表示手段と、該図柄表
示手段により表示された複数の前記図柄の少なくとも一
つを強調表示しながら、該強調表示を移動させる図柄強
調手段と、該図柄強調手段による前記強調表示の移動を
停止させ、前記停止図柄を明示する停止図柄明示手段と
を備えることを特徴とする。
【0011】この請求項1記載のパチンコ機によれば、
図柄表示手段により図柄を複数個同時に前記表示画面中
に表示し、図柄強調手段により複数の図柄のいずれか一
つを強調表示し、この強調表示を他の前記図柄に移動さ
せ、停止図柄明示手段により図柄強調手段による強調表
示の移動を停止させ、最終的に停止図柄を明示してい
る。すなわち、例えば従来のスクロール表示のように、
表示領域内で複数の図柄を変動表示し、最終的に停止図
柄を表示するのではなく、表示領域内に予め選択される
べき複数候補の図柄を表示し、図柄強調手段によりその
中から最終的に停止図柄を強調して表示するのである。
【0012】従って、まず、複数の図柄が表示画面上に
表示されるので、遊技者は、これら複数の図柄のうち特
別遊技が実行される当り図柄を捜し出すという楽しみが
生まれる。次に、表示画面上に表示された複数の図柄の
うち少なくとも1つが強調表示されその強調表示が移動
することにより停止図柄を明示する様子が示されるの
で、遊技者は、現在強調表示されている図柄と当り図柄
の場所とを見比べ、当り図柄が強調されるか否かを予測
しながら強調表示が移動する様子を見る楽しみが生まれ
る。またこの時、強調表示が移動する際、当り図柄を通
過するようにすると、当り図柄を通過する毎に当たるか
もしれないという期待感を遊技者に生じさせることにな
るので一層趣向性が増す。さらに、図柄表示手段により
表示画面中に図柄をばらまいて表示すれば表示画面の有
効利用が図れる。
【0013】尚、表示領域は表示画面の全領域をその範
囲としてもよい。次に、請求項2記載のパチンコ機は、
請求項1記載のパチンコ機において、前記図柄表示手段
は、前記表示領域中に表示される前記図柄又は該図柄の
位置を順次変更する表示変更手段を備えることを特徴と
する。
【0014】この請求項2記載のパチンコ機のように、
表示変更手段により、前記表示領域中に表示される図柄
又は該図柄の位置を順次変更するなど変化に富んだ表示
を行うことができる。そして、停止図柄として選択され
るべき図柄が時間を追って変化することにより、遊技者
は、強調表示を注視するのとは別に、停止図柄として選
択して欲しい図柄を常に目で追ったり、探したりするこ
とになるので、強調表示のみを行う場合に比べ更に趣向
性を増したパチンコ機とすることができる。
【0015】尚、移動表示の方法としては、例えば、複
数候補の図柄が表示画面中を回転したり、スクロールす
るように表示してもよい。また移動するスピードを可変
したり、表示領域中に表示する図柄の中に当り図柄が一
時的に含まれない表示を行っても良い。
【0016】次に、請求項3記載のパチンコ機は、請求
項1,2いずれか記載のパチンコ機において、前記図柄
強調手段は、前記表示領域中に表示された前記図柄間を
連続的に移動する移動図柄を表示することにより前記図
柄を順次明示する手段として構成し、前記停止図柄明示
手段は、前記図柄強調手段による前記移動図柄の移動を
停止させ、前記停止図柄を明示する手段として構成する
ことを特徴とする。
【0017】この請求項3記載のパチンコ機は、図柄強
調手段により表示領域中に表示された図柄間を連続的に
移動する移動図柄を表示して、移動図柄により図柄を順
次明示し、停止図柄明示手段により移動図柄表示手段に
よる移動図柄の移動を停止させ、停止図柄を明示してい
る。
【0018】従って請求項3記載のパチンコ機では、例
えば、表示画面上の複数の図柄をS字状に点在するよう
に配置し、しかも表示画面の下から上へスクロールする
ように表示した場合、移動図柄は、S字に配置された図
柄に沿って、図柄の上或は近傍を通過するように表示す
ることが可能である。このように従来の変動表示とは異
なる様々な種類の図柄の明示方法が可能となる。
【0019】尚、上記のように移動図柄が表示領域中に
表示される図柄を通過する際、移動図柄が図柄の上或は
近傍を通過する態様としては、その時々で移動図柄がど
の図柄を明示しているのかが遊技者に明確に分かればど
のようなものでもよい。また、例えば、図柄をスキー滑
降競技の旗門に見立て、移動図柄としてスキーを行うキ
ャラクターを表示するなどして、停止図柄を明示する様
子を様々な場面設定をすることによって趣向性に富んだ
ものとすることができる。またキャラクターが途中で変
身する等の変化をつけてもよい。
【0020】次に、請求項4記載のパチンコ機は、請求
項3記載のパチンコ機において、前記図柄強調手段は、
前記当たり図柄に停止する確率が予め定められた複数種
類の前記移動図柄の中から何れか1つの前記移動図柄を
選択して用いることを特徴とする。
【0021】この請求項4記載のパチンコ機では、複数
種類の移動図柄に対応して各移動図柄が停止図柄として
当り図柄を明示する確率を予め定めたので、図柄表示手
段による表示領域での表示が始まると、遊技者は確率の
高い移動図柄が明示されるよう願うという楽しみが生ま
れ、より趣向性に富んだパチンコ機を提供することがで
きる。
【0022】尚、例えば、3つのスキーをするキャラク
ターを移動図柄として表示し、表示領域での図柄の表示
が始まると、3つのキャラクターが一斉に滑り出すよう
に設定する。そして、3つのキャラクターのうち、2つ
のキャラクターを途中で転ぶ等の表示をして、図柄強調
手段が選択したキャラクターのみが最後まで転ばず滑っ
て停止図柄を明示するように表示する。
【0023】このような表示を行うと、遊技者は、表示
領域の表示が行われている間、最も高確率の移動図柄が
最後まで転ばず表示されることを願い、一方、途中転ぶ
等する移動図柄を見て一喜一憂するのでより趣向性の高
いパチンコ機とすることができる。
【0024】次に、請求項5記載のパチンコ機は、請求
項1〜4いずれか記載のパチンコ機において、前記表示
画面中に第2表示領域を設定し、該第2表示領域に前記
図柄を所定の順序に従って連続的に変更する変動表示を
行った後、該変動表示を停止させ、前記停止図柄を明示
する変動表示手段を備えることを特徴とする。
【0025】この請求項5記載のパチンコ機のように、
表示画面中に設定した第2表示領域に変動表示を行う変
動表示手段を備えることにより、例えば、変動表示手段
による表示と図柄表示手段による表示とを同時に行い、
変動表示手段により明示する図柄と図柄表示手段により
移動図柄が明示する図柄とを同期して明示してもよい。
【0026】また、遊技域に、図柄表示手段による表示
を行う図柄入賞口と、変動表示手段による表示を行う変
動入賞口とを設け、図柄入賞口にパチンコ球が入賞した
ときは、図柄表示手段による表示を行い、変動入賞口に
パチンコ球が入賞したときは、変動表示手段による表示
を行うように構成してもよい。
【0027】次に、請求項6記載のパチンコ機は、請求
項5記載のパチンコ機において、予め設定された切換条
件に応じて、前記図柄表示手段による表示と、前記変動
表示手段による表示とを切り換える表示切換手段を備え
ることを特徴とする。この請求項6記載のパチンコ機の
ように、予め設定された切換条件により、変動表示手段
による表示と図柄表示手段による表示とを切換可能に構
成すると、例えば、変動表示が始まって所定時間経過し
たら表示が切り替わるよう切換条件を設定し、表示が切
り替わったときは当り図柄が表示される確率が高くなる
ように設定しておくと、遊技者は、所定時間経過したと
き、変動表示に代えて図柄表示手段による表示が行わ
れ、設定切換時のみ通常時に比べ変化のある表示となっ
て、しかも当り図柄が明示される確率が高いことが分か
るので、期待感が増大し趣向性の高いパチンコ機とする
ことができる。
【0028】次に、請求項7記載のパチンコ機は、請求
項6記載のパチンコ機において、前記変動表示手段は、
前記表示画面中に2つ以上の前記第2表示領域を設定
し、各該第2表示領域で前記変動表示を実行し、前記変
動表示を前記第2表示領域について順次停止して前記停
止図柄を明示する手段として構成し、前記特別遊技実行
手段は、前記停止図柄の組み合わせである停止図柄組合
せとして、予め定められた当たり図柄組合せが明示され
た場合、前記特別遊技を実行する手段として構成し、前
記表示切換手段は、前記切換条件として、前記変動表示
を最後に停止する最終表示領域以外の前記第2表示領域
に前記停止図柄を明示後、前記最終表示領域に明示する
前記停止図柄と、前記第2表示領域に既に明示した前記
停止図柄との組合せ如何で前記当たり図柄組合せを構成
する可能性があることを条件とすることを特徴とする。
【0029】この請求項7記載のパチンコ機では、変動
表示手段により表示画面中に2つ以上の第2表示領域を
設定して、各第2表示領域で変動表示を実行し、変動表
示を第2表示領域について順次停止して停止図柄を明示
する。このとき、表示切換手段により変動表示を最後に
停止する最終表示領域以外の第2表示領域に停止図柄を
明示後、最終表示領域に明示する停止図柄と、第2表示
領域に既に明示した停止図柄との組合せ如何で当たり図
柄組合せを構成する可能性があることを切換条件として
最終表示領域の変動表示を表示領域で行う表示に切換
え、表示領域で停止図柄を明示する。
【0030】このように、設定切換手段により最終表示
領域での変動表示を、図柄表示手段による表示に切り換
え可能に構成し、切り換える条件として最終表示領域以
外の第2表示領域に明示した停止図柄が、最終表示領域
に明示する停止図柄如何で当たり図柄組合せを構成する
可能性があることを条件とすることで、表示の切換によ
り遊技者に特別遊技が実行されるかもしれないという期
待感を抱かせ、趣向性を増すことができる。
【0031】尚、切換条件として所謂リーチ状態を設定
してもよい。また、請求項8記載のパチンコ機は、請求
項7記載のパチンコ機において、前記表示制御手段は、
前記表示画面中に前記変動表示を行う前記第2表示領域
を一直線状に配置することを特徴とする。
【0032】この請求項8記載のパチンコ機のように、
各第2表示領域を一直線状に配置すると、遊技者に各第
2表示領域に停止図柄としてどの図柄が明示されたかを
分かり易く表示することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]以下、図1〜12を用いて、本発明の一
実施例を示す。図1は、パチンコ機1の概略正面図であ
る。このパチンコ機1は、その表面に円弧状の外レール
21及び内レール22の2本のレール等により略円形状
に囲まれた遊技部3を備えた遊技盤2を有している。ま
た、遊技部3の表面には図示しない複数の釘と数カ所の
入賞口が備えられている。この様に構成された遊技部3
内に図示しない発射杵により打ち出されたパチンコ玉
は、外レール21と内レール22に導かれて遊技部3の
上部に放たれ、前述した複数の釘に当たって複雑に進行
方向を変えながら落下し、途中その進行経路上に入賞口
があれば、入賞口に入るようになっている。
【0034】遊技部3のほぼ中央には、液晶表示装置4
が設けられている。この液晶表示装置4は、その中央に
設けられ後述するスクロール表示が可能なTFTタイプ
等の液晶画面5と、この液晶画面5の下方に位置し、保
留球の数を表示するための4個のLEDからなる保留球
表示領域6とを備えている。
【0035】遊技部3の液晶表示装置4の下方には、1
つパチンコ玉が入ると後述するスクロール表示を一回行
う始動入賞口24a(以下「始動口24a」という。)
が設けられている。この始動口24aに連続してパチン
コ玉が入った場合には、最大4個まで保留球として扱
い、保留球の数を保留球表示領域6のLEDを点灯して
表示する。そして、保留球表示領域6に表示された数に
応じて、液晶画面5上で後述するスクロール表示を繰り
返し行う。
【0036】また、上記始動口24aの下方には、アタ
ッカータイプの変動入賞装置25が設けられている。こ
の変動入賞装置25は、前面に設けられた開口(図示せ
ず)を塞ぐと共に、この開口を開閉するアタッカー26
を備える。このアタッカー26は、通常遊技時には開口
を閉じている。
【0037】一方、始動口24aにパチンコ玉が入賞す
ると、液晶画面5に表示された後述する各図柄表示窓5
1〜53で行われるスクロール表示後に停止図柄を明示
し、その組合せが、予め定められた図柄の組み合せ(以
下「当り図柄組合せ」という。)を明示した場合、特別
遊技を実行する(以下「大当り状態」という。)。そし
て、大当り状態は、所定時間経過するかあるいは、変動
入賞装置25に所定個数のパチンコ球が入賞するまでア
タッカー26を開放し、パチンコ玉が変動入賞装置25
内に入り易い状態にする。
【0038】尚、アタッカー26の両側にも始動入賞口
24b、24c(以下それぞれ「始動口24b,24
c」と呼ぶ。)が設置されており、始動口24aと同じ
働きをする。次に、図2により液晶画面5を説明する。
【0039】液晶表示装置4に設置した液晶画面5に
は、その画面中の上部に3つの第1図柄表示窓51、第
2図柄表示窓52、第3図柄表示窓53が表示される。
各図柄表示窓51〜53では、通常、肉眼では判別でき
ない速度で、絵や数字などの図柄がスクロール表示され
る。このスクロール表示は、始動口24a〜24cにパ
チンコ玉が入ると、後述する遊技処理により予め各図柄
表示窓51〜53に明示する停止図柄を決定した後、一
斉に開始される。そしてスクロール表示を開始してから
所定時間経過した後、順次各図柄表示窓51〜53につ
いてスクロール表示を停止し、停止図柄を明示する構成
となっている。
【0040】次に、図3により、リーチ状態の時に液晶
画面5の画面中の下部に表示する表示枠54を説明す
る。液晶画面5に表示する各図柄表示窓51〜53は、
スクロール表示を開始して所定時間経過すると、まず第
1図柄表示窓51の図柄のスクロール表示を最初に停止
し、次に第3図柄表示窓53を停止し、最後に通常、第
2図柄表示窓52を停止する。
【0041】ただし、第1図柄表示窓51と第3図柄表
示窓53との停止図柄の組み合せが、当り図柄組合せを
構成する可能性がある所謂リーチ状態である時、即ち、
当り図柄組合せが、例えば「7」が3つの組合せであっ
て、図3に示すように、第1図柄表示窓51及び第3図
柄表示窓53に表示される図柄が両方とも「7」である
とき、液晶画面5上では第2図柄表示窓52に代えて表
示枠54の表示を開始する。
【0042】表示枠54で表示する画面は、その表示枠
54中に、後述する複数の図柄と、図柄を囲みこむこと
のできる大きさの枠55を表示する。この枠55は、後
述するように、表示枠54中に表示される複数の図柄を
たどり、図柄1つ1つを枠の中に表示しながら移動する
ものである。そして、移動する枠55を停止して停止図
柄を明示した後、枠55内に囲った停止図柄とともに、
再び第2図柄表示窓52を表示する。そして各図柄表示
窓51〜53に当り図柄組合せを明示したとき大当り状
態になるよう構成されている。
【0043】次に、パチンコ機1の遊技盤2の裏面に設
けられた中央制御装置100について、図4を用いて説
明する。中央制御装置100は、始動口24aに入賞し
た発射玉を検出する始動入賞スイッチ241,始動口2
4bに入賞した発射玉を検出する始動入賞スイッチ24
2,始動口24cに入賞した発射玉を検出する始動入賞
スイッチ243,アタッカー26を開放することにより
変動入賞装置25内に入賞したパチンコ玉を検出するカ
ウントスイッチ251,開口の特定領域を通過した発射
玉を検出する継続入賞スイッチ301,及び発射ハンド
ル27が回動操作されてパチンコ玉が発射されていると
きにオンする発射ハンドルスイッチ271からの各検出
信号を入力する入力回路101と、入力回路101を介
して取得した前記各検出信号に基づいて各図柄表示窓5
1〜53でのスクロール表示等を制御するための制御プ
ログラムを実行するCPU102と、CPU102が実
行する制御プログラムを格納するROM103と、CP
U102が処理するデータを一時記憶すると共に電源が
切られた場合でも記憶内容を保持可能なバックアップ機
能を有するRAM104と、CPU102が液晶画面5
に表示する画像の画像データを格納する画像ROM10
5と、CPU102からの指令に基づいて、保留球表示
領域6,変動入賞装置25のアタッカー26を開閉する
ためのソレノイド106,及び遊技盤2上に設けられた
電飾装置107へ、夫々駆動信号を出力すると共に、図
示しないホール管理コンピュータに接続された外部情報
端子108へ当該パチンコ機1が大当たり状態であるこ
とや大当たり状態の継続回数等を表す情報信号を出力す
る出力回路109と、液晶画面5の表示制御を行う液晶
画面コントローラ110と、アンプ111を介してスピ
ーカ112から発音させるサウンドジェネレータ113
と、前記各部を接続するバス114とを備えている。
【0044】このように構成された中央制御装置100
において、CPU102は、後述する遊技処理を実行す
ることにより、当該パチンコ機1の全体制御を行い、更
に、後述する図柄表示処理を実行することにより、遊技
の進行に応じた様々な画像を液晶画面5に表示させる。
【0045】次に、CPU102が実行する遊技処理に
ついて説明する。まず、図5は、遊技処理を表すフロー
チャートである。この遊技処理が実行されると、まずス
テップ(以下、単にSと記す)110にて、始動口24
a〜24cに入賞があったか否かを判定する。つまり、
始動入賞スイッチ241〜243がONされたか若しく
は保留球表示領域6のLEDが既に点灯されていかるど
うかをチェックし、両方ともなされていなければ少なく
とも一方がなされるまで同判定を繰り返し実行すること
により待機する。
【0046】S110にて少なくとも一方がなされるこ
とにより、始動入賞ありと判断された場合は、S120
に進んで、乱数を出力させる。乱数は、ここではCPU
102が具備するクロックに基づいて駆動される5つの
ループカウンタ(以下、単にカウンタともいう)の値か
ら抽出される5個の数値である。より詳しくは、例えば
2msec毎にタイマー割り込みを掛け、その都度、第
1のカウンタの値を1増加させる。第1のカウンタの値
は400になる毎にゼロに戻されて、0〜399の40
0個の値を出力させる。第2及び第3のカウンタも略同
様のものであり、こちらは夫々0〜24及び0〜15の
値を出力させる。第4のカウンタは、第3のカウンタの
値がゼロになる毎に1増加されて0〜16の値を出力さ
せ、第5のカウンタは、第4のカウンタの値がゼロにな
る毎に1増加されて0〜15の値を出力させる。つまり
この乱数出力も、CPU102が行うプログラムにて行
われている訳であるが、ここでは その説明を省略す
る。
【0047】続いてS130に進み、S120にて出力
された乱数に基づいて、各図柄表示窓51〜53に明示
する停止図柄を設定する。パチンコ機1においては、上
記乱数値に対応して3個の図柄が横一列に並列されて液
晶画面5中の上部に表示される。これら3個の図柄の
内、第1図柄表示窓51に表示される停止図柄(以下、
単に左図柄という)及び第3図柄表示窓53に表示され
る停止図柄(以下、単に右図柄という)は、共に16種
類の図柄からなり、第3のカウンタ及び第5のカウンタ
の値に対応して明示される停止図柄が決定する。この対
応関係を[表1]に示す。
【0048】
【表1】
【0049】また、第2図柄表示窓52及び表示枠54
に表示される図柄(以下、単に中図柄という)は、17
種類の図柄からなっており、第4のカウンタの値に対応
して明示される中図柄が決定する。この対応関係を[表
2]に示す。
【0050】
【表2】
【0051】但し、第1のカウンタの値が100若しく
は300のときには、当り図柄組合せにて明示させるも
のとし、第2のカウンタの25種類の値に対応して明示
される停止図柄が決定する。この対応関係を[表3]に
示す。
【0052】
【表3】
【0053】このようにパチンコ機1においては、当り
図柄組合せは”1,1,1”や”¥,¥,¥”といった
ゾロ目だけでなく、「*」が付いた図柄がそろったもの
も当り図柄組合せとして設定され、計25種類がある。
そして、これらの内の1つが各図柄表示窓51〜53に
出力されると、アタッカー26が開かれる。なお、第1
のカウンタの値が100でも300でもないときに、第
3〜第5カウンタが、当り図柄組合せにする値を出力さ
せる場合(第3〜第5カウンタの値が全て2のとき等)
があるが、この場合は、本来設定されるべき図柄を差し
替えて、当り図柄組合せにならないようにする。例え
ば、第3〜第5カウンタの値が全て2のとき、[表1]
によれば右図柄として「2」が設定される筈であるが、
差し替えて「3」を設定する。
【0054】こうして停止図柄の設定が完了すると、S
140に進み、この設定された3つの停止図柄を各図柄
表示窓51〜53に明示する図柄表示処理S140を行
う。この図柄表示処理S140を、図6のフローチャー
トとともに説明する。本図柄表示処理S140におい
て、図柄表示窓51〜53の表示を行う左図柄変動処理
S210、右図柄変動処理S220、中図柄処理S23
0の各内容は、いずれも、1回の処理にて夫々の図柄を
少しずつ変化させ、複数回夫々の処理を繰り返すことに
よりスクロール表示等を行い、最終的に停止図柄を各図
柄表示窓51〜53に明示するというものである。すな
わち、本処理が起動されるとまずS210にて左図柄変
動処理を行い、次にS220の右図柄変動処理を行い、
続いてS230に示す中図柄処理を行い、S240にて
停止図柄が全て表示されたか否かを判定し、明示されて
いれば図柄表示処理S140を終了し、表示されていな
ければ、S210に戻って、S210〜S230の処理
を停止図柄が表示されるまで繰り返す。
【0055】ただし、後述するように、中図柄処理S2
30は、リーチ状態のとき液晶画面上の表示枠54に複
数の図柄を表示して、その図柄の中から停止図柄を選択
する後述の表示枠処理を行ったあとで、その停止図柄を
第2図柄表示窓52に表示する。
【0056】ここで、これら左右の図柄変動処理S21
0,S220について、図7に示したフローチャートに
基づいて説明する。以下、左図柄変動処理S210及び
右図柄変動処理S220は、まとめて左(右)図柄変動
処理という。まず、左(右)図柄変動処理が起動される
と、S310初期変動を終らせるか否かを判定する。初
期変動とは、各図柄表示窓51〜53に複数の図柄をス
クロール表示させることであり、ここでは、図柄を30
個スクロールしたか否かを判定し、判定されるまでS3
20により1図柄ずつスクロール表示する。なお、この
スクロール表示は、[表1]に示した図柄を、予め定め
られた順番(以下「順列」という。)に、例えば0→1
→2→…→萬→円→0→…の順序にてスクロールさせ、
1図柄分スクロールさせる時間が0.1secというス
ピードにて目まぐるしく行われる。
【0057】図柄を30個スクロールしたと判定すると
S330に分岐して、スクロール中の図柄を明示する停
止図柄の3つ手前の図柄までスクロールさせる。例え
ば、停止図柄が「£」であれば、「£」の3つ手前の図
柄である「¥」まで更にスクロールさせる。このため、
S330の処理に入った時点にてスクロール表示されて
いる図柄によってスクロールされる量が異なる。例え
ば、スクロール表示されている図柄が「4」であれば、
「4」から「¥」までの6図柄分、スクロールさせるこ
とになり、「¥」がスクロール表示されていれば、一切
変動は行われず次のステップに進む。
【0058】こうして、3つ手前の図柄までスクロール
されると、S340に進み、3図柄ゆっくりとスクロー
ルさせて、続くS350にてを明示する。このときのス
クロール速度は1図柄あたり約1secにされている。
つまり左(右)図柄変動処理は、図柄のスクロール表示
を行った後、図5のS130にて設定された図柄を夫々
図柄表示窓51,53に出力する処理となっている。
【0059】なお、図柄が停止するタイミングは、前記
説明より明らかなように、左図柄の方が右図柄よりも先
となる。次に、中図柄処理S230を、図8のフローチ
ャートに基づいて説明する。この中図柄処理S230が
起動されると、まず、S410にて図柄表示窓53に右
図柄が明示されたか否かを判定する。右図柄が明示され
ていないと判定されたときには、S420に進んで更に
1図柄スクロールさせ、再びS410に戻り、右図柄が
明示されるまでスクロール表示をする。なお、このスク
ロール表示は、[表2]に示した図柄を順列順に、例え
ば、0→1→2→…→萬→円→*→0→…の順序にて行
われる。また、1図柄分のスクロール時間は、0.1s
ecである。
【0060】一方、右図柄が明示されていると判定され
ると、S430に分岐して、既に明示している左図柄及
び右図柄の組合せがリーチ状態になっているかどうかを
判定する。リーチ状態とは、[表3]に示した25種類
の各当り態様から、中図柄を取り除いてなる配列になっ
ている状態を言う。例えば、左図柄及び右図柄が共に
「0」ならば、当り態様”0,0,0”のリーチ状態で
あり、左図柄及び右図柄が共に「3*」ならば、”3*,
3,3*”若しくは”3*,*,3*”のリーチ状態となる。
【0061】リーチ状態であれば、後述する表示枠処理
S440にて、並列に表示した各図柄表示窓51〜53
の下に第2図柄表示窓52の窓枠を移動して拡大し、新
たに表示枠54とする表示がなされ、この表示枠54内
で第4カウンタの値に対応した停止図柄を後述する枠5
5が明示する表示を行う。
【0062】一方、S430の判定にて、リーチ状態で
はない(左図柄が「1」、右図柄が「5*」等)ときは、
S450に進み、明示する中図柄の3つ手前の図柄まで
スクロールさせる。続いてS460に進み、3図柄ゆっ
くりと(1図柄あたり約1sec)スクロールさせて、
中図柄にて停止させ、S470に進んで、第2図柄表示
窓52に中図柄を表示し、当該中図柄処理S230を終
了する。
【0063】つまり中図柄処理S230は、左図柄及び
右図柄が停止される前の時点においては、図柄のスクロ
ール表示を行い、左図柄及び右図柄が停止されると、そ
の2図柄の組み合せがリーチ状態となっているか否かに
応じて、スクロール表示を表示枠処理S440による表
示に変え、最後に遊技処理のS130にて設定した中図
柄を明示する処理となっている。
【0064】次に、表示枠処理S440を図9のフロー
チャート,図10及び図11に基づいて説明する。表示
枠処理S440は、第1図柄表示窓51と第3図柄表示
窓53に表示される停止図柄の組み合せがリーチ状態で
あるとき行われる処理である。
【0065】この表示枠処理S440が開始されると、
図10(a)に示す様に、S510にて第2図柄表示窓
52のスクロール表示をやめ、続くS520にて各図柄
表示窓51〜53が並列に表示されている部分の下の部
分に表示枠54を表示する。そして、S530にて表示
枠54中に複数の図柄を表示し、この表示された図柄を
下方から上方へ移動させる表示を行い、S540にて表
示される図柄に沿って移動する枠55を表示する。
【0066】なお、図10(a)の点線で示すように、
表示枠54を液晶画面5中に表示する際、第2図柄表示
窓52の窓枠を拡大して表示枠54にする表示を行って
いる。ここで、表示枠54で行われる表示についてより
詳しく説明すると、表示枠54中に表示される複数の図
柄は、図10(a)〜(d)中に示すように、図中の図
柄「3」の左側の矢印の方向にほぼ同じ速度で、表示枠
54の下辺から現れて順次ずれながら進み、上辺で消え
ていくように表示する。一方枠55は、上記のように表
示される図柄に沿って表示枠54中を動き、図柄上を通
過するときは、図10(a)の図柄「4」及び図10
(d)の図柄「5」の部分に示すように、図柄が一度は
必ず枠55内に完全に収まるようにして通過する表示を
行う。そして、表示枠54の表示を開始してから所定時
間経過すると、表示枠54内の図柄の流れは止まり、一
方、枠55は、停止した複数の図柄のうちの中図柄を囲
んだ状態で停止するのである。
【0067】次に、S550にて枠55を停止したと判
断されたら、S560に分岐し第2図柄表示窓52を再
び表示して、S570にて枠55内に表示している中図
柄を第2図柄表示窓52内に表示し、表示枠処理S44
0を終了する。尚、枠55を用いた理由は、表示枠54
中に複数の図柄が表示されるため、どの図柄が明示され
ているのかを遊技者にわかり易くするためである。
【0068】以上の処理が終了すると、各図柄表示窓5
1〜53には停止図柄が図11のように表示される。そ
して図5に戻ってS150で、図11の横並びのライン
上に表示された停止図柄が特別遊技を実行する当り図柄
の組合せであるときは、大当たり処理S160を行い、
一方、特別遊技を実行しない図柄の組合せであるときに
は、再び始動入力があるかを検出する処理S110を行
う。
【0069】次に、大当たり処理S160を図12のフ
ローチャートに基づいて説明する。当該処理が実行され
ると、まずS610にてソレノイド106を駆動し、ア
タッカー26を開放する。続くS620にて、液晶画面
5に動画を出力する。この動画は、始動入賞と共に表示
された図柄表示窓51〜53及び表示枠54に代わり、
大当たり状態の間中液晶画面5に出力するものである。
【0070】動画出力が終了すると、S630に進み、
アタッカー26の開放を中断するかどうかを判定する。
この判定基準は、パチンコ機1では2つあり、その一つ
はアタッカー26が開かれてから所定時間(ここでは2
5秒)経過したこと、もう一つは開口にパチンコ玉が1
0個入賞したことである。この少なくとも一方が成立し
た際に、S640に進み、アタッカー26を閉じる。ど
ちらも成立しない場合には、S620に戻る。
【0071】S640にてアタッカー26を閉じると、
続くS650及びS660にて、大当たり状態を終了さ
せるか否かの判定を行う。まずS650では継続入賞ス
イッチ301に基づき、特定領域をパチンコ玉が通過し
たかどうかを判定し、通過していなければ当該大当たり
処理S160を終了させる。通過していれば、S660
にて、大当たり処理S160が起動されてからアタッカ
ー26が16回開かれたかどうかを判定する。まだ16
回に達していなければS610に戻ってアタッカー26
を再び開放し、16回開いたならば、当該大当たり処理
S160を終了させる。
【0072】つまり、大当たり処理S160では、パチ
ンコ機1を大当たり状態にし、また大当たり状態におい
ては液晶画面5に動画を出力し、上記条件に基づいて大
当たり状態を終らせて通常状態に戻す処理を行う。尚、
本実施例で、各図柄表示窓51〜53に各停止図柄が停
止する場合の、「停止」とは、図柄が実際には止まって
いなくても、遊技者から見ると止まっている様に見える
状態も含む。例えば、表示手段の画面上で数ミリ程度図
柄が振動していても、遊技に夢中になっているものには
分からないような状態等である。また、本実施例では、
表示枠54での図柄の表示を予め定められた順列に従っ
て行っているが、乱数発生手段が発生した乱数に応じ
て、変動表示する図柄の順番を様々に変更した差替順列
を作成する順列作成手段を備え、この順列作成手段にて
作成された差替順列を予め定められた順列に代えて用い
るように構成してもよい。
【0073】尚、例えば当り図柄のような特定の図柄を
他の図柄よりも多く含めた差替順列を設定する特定図柄
表示手段を備え、図13に示すように、特定の図柄を他
の図柄よりも多く表示するようにしてもよい。また、差
替順列として、表示枠中に表示する図柄の順番を予め定
めた順列の他に複数の順列を用意しておき、S530の
処理を始めるとき、中図柄処理(S230)のうち、表
示枠処理(S440)以外の処理が行われるときは、予
め定められた順列を用い、表示枠処理(S440)が行
われるときに予め定められた順列を含めた複数の差替順
列のうち、いずれかの差替順列で図柄を表示する図柄順
列差替手段を備えていてもよい。
【0074】さらに、順列のうち一部分を抽出し、予め
設定された順列に代えて抽出した順列を差替順列として
設定する部分順列設定手段を備え、この部分順列設定手
段により設定された差替順列を表示してもよい。次に、
図14により、上記実施例の他に、表示枠処理S440
で行う様々な態様の実施例を例示列挙して説明する。
【0075】図14(a)は、上記実施例に於ける枠5
5を円状枠551にしたものである。図14(b)は、
上記実施例に於ける表示枠54よりも小さな表示枠54
1中に、図柄を縦に流して表示して、枠55を点線で示
す様に表示枠541の縦の辺を飛び出して蛇行するよう
に表示する実施例である。
【0076】図14(c)は、上記実施例に於ける枠5
5に代えてキャラクター552を表示し、このキャラク
ター552が、表示枠54中に表示される図柄の上部あ
るいは付近を通過するように表示したものである。この
ような構成とする場合、例えば、キャラクター552に
ついてスキーヤーのキャラクターを用いる。すると、ス
キーの回転競技のように、表示枠55内に表示される図
柄を旗門に見立て、その旗門をスキーヤーのキャラクタ
ーが通過するシーンをほうふつさせ、より趣向性に富ん
だ遊技を行うことができる。
【0077】図14(d)は、上記実施例の表示枠54
を図14(b)の表示枠541のようにしたもので、ま
た枠55も図14(c)のキャラクター552のように
したものである。図15では、図14(c)で示した液
晶画面5上でスキーを行うキャラクターを3つ表示す
る。具体的には、中央のボーゲンで滑る格好をしている
女の子のキャラクター55aとスノーボードをする男の
子のキャラクター55bとパラレルで滑る格好をしてい
る男の子のキャラクター55cとを表示する。また、こ
れらのキャラクターには、前記遊技処理により当たり図
柄組合せを構成する図柄を停止図柄として設定したと
き、例えば予め大当り状態を実行する回数を、キャラク
ター55aは10回中6回、キャラクター55bは10
回中3回、キャラクター55cは10回中1回と設定し
ておく。
【0078】この変形例ではリーチ状態になると、液晶
画面5の表示枠54の中を、上述の3つのキャラクター
55a,55b,55cが一斉に滑り出す。一斉に滑り
だしたキャラクター55a,55b,55cは、所定時
間経過すると、一つずつ途中で転んで表示枠54中に表
示される複数の図柄と共に表示枠54の上辺に消える。
そして、更に所定時間経過すると、最後まで一つ残って
滑り続けているキャラクターが停止して、第2図柄表示
窓52に表示する図柄のうち停止図柄を明示する構成と
なっている。
【0079】このように構成された変形例のパチンコ機
1で遊技者が繰り返し遊技を行うと、リーチ状態になっ
た場合、液晶画面5上で一斉に滑り出すキャラクター5
5a,55b,55cのうち、女の子のキャラクター5
5aが残ると最も大当り状態になりやすく、キャラクタ
ー55b、55cでも回数は少ないものの大当り状態に
なるという事実を、遊技者は次第に覚えていく。
【0080】そして上述の様な事実を遊技者が知ると、
以後リーチ状態になったとき、遊技者は、女の子のキャ
ラクター55aに最後まで残ってくれと願う。また、途
中で女の子のキャラクター55aが転んでしまっても、
遊技者は、キャラクター55bあるいは55cでもまだ
大当り状態になるという可能性があることを知っている
ので、当たるかもしれないと期待するのである。
【0081】従って、この変形例のパチンコ機1によれ
ば、最後まで転ばずに滑っているキャラクターに設定さ
れた回数に応じて大当り状態になるか否かを明示するの
で、遊技者はどのキャラクターが最後まで転ばずに滑っ
ているのかによって大当り状態になり易いか否かを予め
知ることができ、より趣向に富んだ遊技を楽しむことが
できる。
【0082】なお、キャラクター55a〜55cを表示
途中で変身するように表示するようにしてもよい。尚、
本実施例の液晶画面5は請求項の表示画面、表示枠54
は表示領域、S520からS550までの処理は表示制
御手段、大当り処理S160は特別遊技実行手段、S5
30は図柄表示手段、S540及びS550は図柄強調
手段及び停止図柄明示手段、図柄表示表示窓51〜53
は第2表示領域、S530は表示変更手段、図柄変動処
理S210〜S230は変動表示手段に夫々該当する。
【0083】以上のようなパチンコ機1では、複数の図
柄が表示枠54中に表示されるので、遊技者は、これら
複数の図柄のうち大当り状態になる当り図柄を捜し出す
という楽しみが生まれる。次に、表示枠54中に表示さ
れた複数の図柄のうち少なくとも1つが枠55により明
示され、枠55が移動することにより停止図柄を明示す
る様子が示されるので、遊技者は、現在明示されている
図柄と当り図柄の場所とを見比べ、当り図柄が強調され
るか否かを予測しながら枠55が移動する様子を見る楽
しみが生まれる。またこの時、枠55が移動する際、当
り図柄を通過するようにすると、当り図柄を通過する毎
に当たるかもしれないという期待感を遊技者に生じさせ
ることになるので一層趣向性が増す。さらに、このよう
に表示枠54を一杯に使って図柄を表示しているので、
液晶画面5の有効利用が図れる。
【0084】また、本実施例に示すように、表示枠54
中に表示する複数の図柄をS字状に点在するように配置
し、しかも表示枠54の下から上へスクロールするよう
に表示した場合、枠55は、S字に配置された図柄に沿
って、図柄の上或は近傍を通過するように表示してい
る。このように従来のスクロール表示とは異なる様々な
態様の図柄の明示方法が可能となる。
【0085】尚、枠55が表示枠54中に表示される図
柄を通過する際、枠55が図柄の上或は近傍を通過する
態様としては、その時々で枠55がどの図柄を明示して
いるのかが遊技者に明確に分かればどのようなものでも
よい。次に、複数種類の枠55に対応して各枠55が停
止図柄として当り図柄を明示する回数を予め定めたの
で、遊技者は回数の高い枠55が明示されるよう願うと
いう楽しみが生まれ、より趣向性に富んだパチンコ機を
提供することができる。
【0086】次に、第2図柄表示窓52のスクロール表
示を中止して表示枠54による表示に切り換える条件と
して第2図柄表示窓52以外の図柄表示窓に明示した停
止図柄が、第2図柄表示窓52に明示する停止図柄如何
で当たり図柄組合せを構成する可能性がある所謂リーチ
状態になったことを条件とすることで、表示の切換によ
り遊技者に特別遊技が実行されるかもしれないという期
待感を抱かせ、趣向性を増すことができる。
【0087】次に、予め設定された順列を差し替え、様
々な順番で図柄を表示枠54中に表示することによっ
て、どの様な順列が組まれるかを予想する楽しみが生ま
れて趣向性を増す。一方で、複数の図柄が表示枠54に
表示されることにより、遊技者は、表示される複数の図
柄の中に当り図柄が含まれていることを容易に確認でき
るので、順列を差し替えることにより当り図柄が含まれ
ていないのではないかという疑念を抱く心配がない。
【0088】また、当り図柄を複数表示することで、パ
チンコ機1が特別遊技を実行するかもしれないという遊
技者の期待感を増大させることができ、パチンコ機1の
趣向性が向上する。一方、当り図柄以外の図柄を複数表
示することにより、特別遊技が実行される確率が低いと
見せかけて当たり図柄を明示する表示等ができ、このよ
うな表示をすることによって意外性のあるパチンコ機1
とすることができる。
【0089】さらに、当たり図柄を含む順列の一部を差
替順列として設定すれば、短い時間間隔で何度も当たり
図柄を表示することになるので、見かけ上当たり図柄が
明示される確率が上がり、遊技者の期待感を増大させ、
趣向性を増すことができる。なお、日替りに順列を変更
するよう設定してもよい。このようにすれば、同じパチ
ンコ台でも日毎に順列が変わるので、遊技者にとって
は、同じ1台のパチンコ機について、如何に的確に変更
された順列を予想するかなどする楽しみが生まれ、趣向
性の高いパチンコ機1とすることができる。
【0090】また、順列の変更は、スクロール表示が開
始される毎に行ってもよいし、リーチ状態になったとき
に行ってもよい。さらに、例えば、表示枠54中に表示
する図柄の順番は順列通りに行い、枠55により図柄を
明示する順番を差替順列により行うように構成すれば、
あたかも枠55が図柄をランダムにあるいは飛々に明示
するので、趣向性の高いパチンコ機1とすることができ
る。また、表示枠54中に表示している図柄の中から乱
数的に図柄を抽出し、抽出した図柄を枠55により図柄
を明示するようにしてもよい。
【0091】尚、上記実施例では、表示枠54及び第1
〜第3図柄表示窓を1つの液晶画面5に表示している
が、表示枠54と第1〜第3図柄表示窓とを別々の液晶
画面に表示してもよい。また、表示枠54及び第1〜第
3図柄表示窓を表示する画面は、液晶画面に限るもので
はなく、LED等を用いたマトリックス画面でもよい
し、マトリックス画面と液晶画面とを併用してもよい。 [第2実施例]以下、第2実施例を示す。
【0092】尚、第2実施例のその構成は、液晶画面5
の表示と第1実施例に示す表示枠処理が変更されるだけ
であるので、その部分についてのみ説明する。まず、図
16により液晶画面5の表示について説明する。液晶表
示装置4に設置した液晶画面5には、その画面中の中程
に3つの第1図柄表示窓51、第2図柄表示窓52、第
3図柄表示窓53が表示される。
【0093】各図柄表示窓51〜53は、通常、絵や数
字などの図柄を、肉眼では判別できない速度でスクロー
ル表示を行う液晶画面5に表示される領域である。この
スクロール表示は、始動口24a〜24cにパチンコ玉
が入ると、後述する遊技処理により予め各図柄表示窓5
1〜53に明示する停止図柄を決定した後、一斉に開始
される。そしてスクロール表示を開始してから所定時間
経過した後、順次各図柄表示窓51〜53についてスク
ロール表示を停止し、停止図柄を明示する構成となって
いる。
【0094】次に、図17により、リーチ状態の時に第
2図柄表示窓52を拡大表示する場合を説明する。液晶
画面5に表示する各図柄表示窓51〜53は、スクロー
ル表示を開始して所定時間経過すると、まず第1図柄表
示窓51の図柄のスクロール表示を最初に停止し、次に
第3図柄表示窓53を停止し、最後に通常、第2図柄表
示窓52を停止する。
【0095】しかし、第1図柄表示窓51と第3図柄表
示窓53との停止図柄の組み合せが、図17に示すよう
に、両方とも「7」である場合のような所謂リーチ状態
である時、液晶画面5上では、第2図柄表示窓52を拡
大して拡大図柄表示窓754の表示を開始する。
【0096】拡大図柄表示窓754中には、第2図柄表
示窓52にスクロールして表示されていた図柄を、複数
個スクロールして表示し、所定時間経過したらスクロー
ルを停止し、その後拡大図柄表示窓754を縮小して、
もとの大きさの第2図柄表示窓52を表示する。そして
各図柄表示窓51〜53に当り図柄組合せを明示したと
き大当り状態になるよう構成されている。
【0097】尚、スクロールを停止したとき、第1図柄
表示窓51と第3図柄表示窓53とを結ぶ直線上に表示
された図柄が停止図柄である。この様な表示を行うパチ
ンコ機1では、第1実施例の図8に示す中図柄処理S2
30において、表示枠処理S440に代えて、拡大表示
枠処理S441を行う。
【0098】この表示枠拡大処理S441を図18のフ
ローチャート,図19及び図20に基づいて説明する。
表示枠拡大処理S441は、第1図柄表示窓51と第3
図柄表示窓53に表示される停止図柄の組み合せがリー
チ状態であるとき行われる処理である。
【0099】この表示枠拡大処理S441が開始される
と、図19(a)〜(c)に示す様に、第2図柄表示窓
52が次第に縦方向に大きくなる第2図柄表示窓拡大処
理S511をおこなう。そして、S531にて拡大図柄
表示窓754中に複数の図柄を表示し、S541にてス
クロール表示する。
【0100】ここで、拡大図柄表示窓754で行われる
表示についてより詳しく説明すると、拡大図柄表示窓7
54中に表示される複数の図柄は、図19(a)〜
(c)中に示すように、次第に第2図柄表示窓52が拡
大して拡大図柄表示窓754を形成する。それに伴っ
て、次第にスクロールして表示している図柄の数が多く
なっていく表示が行われ、停止図柄が明示されるまで拡
大図柄表示窓754を表示する。
【0101】そして、拡大図柄表示窓754の表示が始
まって所定図柄表示するとS551にて停止図柄を前述
したように明示し、S561にて図20に示すように拡
大図柄表示窓754を縮小して第2図柄表示窓52と
し、S571にてその中に中図柄を明示し表示枠拡大処
理S441を終了する。
【0102】尚、図21に示すように、拡大図柄表示窓
754は、曲がって表示されてもよい。また、本実施例
では、予め定められた順列で拡大図柄表示窓754に表
示する図柄を表示したが、乱数発生手段が発生した乱数
に応じて、変動表示する図柄の順番を様々に変更した差
替順列を作成する順列作成手段を備え、この順列作成手
段にて作成された差替順列を予め定められた順列に代え
て用いるように構成してもよい。
【0103】尚、例えば当り図柄のような特定の図柄を
他の図柄よりも多く含めた差替順列を設定する特定図柄
表示手段を備え、図22に示すように、特定の図柄を他
の図柄よりも多く表示するようにしてもよい。また、差
替順列として、表示枠中に表示する図柄の順番を予め定
めた順列の他に複数の順列を用意しておき、S531の
処理を始めるとき、中図柄処理(S230)のうち、表
示枠拡大処理(S441)以外の処理が行われるとき
は、予め定められた順列を用い、表示枠拡大処理(S4
41)が行われるときに予め定められた順列を含めた複
数の差替順列の内からいずれかの順列で図柄を表示する
図柄順列差替手段を備えていてもよい。
【0104】さらに、順列のうち一部分を抽出し、予め
設定された順列に代えて抽出した順列を差替順列として
設定する部分順列設定手段を備え、この部分順列設定手
段により設定された差替順列を表示してもよい。以上の
実施例2のパチンコ機を用い、スクロール表示している
第2図柄表示窓52を拡大して、拡大図柄表示窓754
内に複数の図柄を表示させると、スクロール表示が高速
で行われた場合には通常確認できない図柄をある程度目
で追うことができるようになり、スクロール表示されて
いる図柄の内容が全く分からなくなることがない。従っ
て、スクロール表示されている図柄の中に、特別遊技を
実行するための図柄が含まれているか否かを確認するこ
とができるので、遊技者に特別遊技を実行する図柄が含
まれていないのではないかという疑念を抱かせることが
ない。また拡大図柄表示窓754の大きさを拡縮自在に
して、その拡大図柄表示窓754内に表示する図柄の数
を増減することにより、当り図柄の明示方法に変化が生
まれ、より趣向性に富んだ表示とすることができる。
【0105】次に、第2図柄表示窓52以外の図柄表示
窓に予め設定された停止図柄が明示されたとき、第2図
柄表示窓52に明示する停止図柄如何で、既に明示され
ている停止図柄との組合せにより、当り図柄組合せを構
成する可能性がある所謂リーチ状態のとき、第2図柄表
示窓52を拡縮しているので、遊技者に、特別遊技が実
行されるかもしれないという期待感を抱かせより趣向性
に富んだパチンコ機とすることができる。
【0106】次に、予め設定された順列を差し替え、様
々な順番で図柄を拡大図柄表示窓754中に表示するこ
とによって、どの様な順列が組まれるかを予想する楽し
みが生まれて趣向性を増す。一方で、複数の図柄が拡大
図柄表示窓754に表示されることにより、遊技者は、
表示される複数の図柄の中に当り図柄が含まれているこ
とを容易に確認できるので、順列を差し替えることによ
り当り図柄が含まれていないのではないかという疑念を
抱く心配がない。
【0107】また、当り図柄を複数表示することで、パ
チンコ機1が特別遊技を実行するかもしれないという遊
技者の期待感を増大させることができ、パチンコ機1の
趣向性が向上する。一方、当り図柄以外の図柄を複数表
示することにより、特別遊技が実行される確率が低いと
見せかけて当たり図柄を明示する表示等ができ、このよ
うな表示をすることによって意外性のあるパチンコ機1
とすることができる。
【0108】さらに、当たり図柄を含む順列の一部を差
替順列として設定すれば、短い時間間隔で何度も当たり
図柄を表示することになるので、見かけ上当たり図柄が
明示される確率が上がり、遊技者の期待感を増大させ、
趣向性を増すことができる。なお、日替りに順列を変更
するよう設定してもよい。このようにすれば、同じパチ
ンコ台でも日毎に順列が変わるので、遊技者にとって
は、同じ1台のパチンコ機について、如何に的確に変更
された順列を予想するかなどする楽しみが生まれ、趣向
性の高いパチンコ台とすることができる。
【0109】また、順列の変更は、スクロール表示が開
始される毎に行ってもよいし、リーチ状態になったとき
に行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本第1実施例で用いるパチンコ機の概略構
成図である。
【図2】 本第1実施例の液晶画面の説明図である。
【図3】 本第1実施例のリーチ状態での液晶画面の
説明図である。
【図4】 本第1実施例の制御装置のブロック図であ
る。
【図5】 本第1実施例の遊技処理のフローチャート
である。
【図6】 本第1実施例の図柄表示処理のフローチャ
ートである。
【図7】 本第1実施例の左(右)図柄変動処理のフ
ローチャートである。
【図8】 本第1実施例の中図柄処理のフローチャー
トである。
【図9】 本第1実施例の表示枠処理のフローチャー
トである。
【図10】 本第1実施例の液晶画面上に表示される表
示枠画面の説明図である。
【図11】 本第1実施例の液晶画面上に表示される各
図柄表示窓に停止図柄を明示したときの説明図である。
【図12】 本第1実施例の大当たり処理のフローチャ
ートである。
【図13】 本第1実施例の一形態の説明図である。
【図14】 本第1実施例の各種形態の説明図である。
【図15】 本第1実施例の一形態の説明図である。
【図16】 本第2実施例の液晶画面の説明図である。
【図17】 本第2実施例のリーチ状態での液晶画面の
説明図である。
【図18】 本第2実施例の表示枠処理のフローチャー
トである。
【図19】 本第2実施例の液晶画面上に表示される第
2図柄表示窓が拡大して拡大図柄表示窓になる場合の説
明図である。
【図20】 本第2実施例の液晶画面上に表示される第
2図柄表示窓に停止図柄を明示した場合の説明図であ
る。
【図21】 本第2実施例の一形態の説明図である。
【図22】 本第2実施例の一形態の説明図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機、2…遊技盤、3…遊技部、4…液晶表
示装置、5…液晶画面、6…保留球表示領域、21…外
レール、22…内レール、24a〜24c…始動口、2
5…変動入賞装置、26…アタッカー、27…発射ハン
ドル、51…第1図柄表示窓、52…第2図柄表示窓、
53…第3図柄表示窓、54…表示枠、55…枠、55
a〜55c…キャラクター、100…中央制御装置、1
01…入力回路、102…CPU、103…ROM、1
04…RAM、105…画像ROM、106…ソレノイ
ド、107…電飾装置、108…外部情報端子、109
…出力回路、110…液晶画面コントローラ、111…
アンプ、112…スピーカ、113…サウンドジェネレ
ータ、114…バス、241〜243…始動入賞スイッ
チ、251…カウントスイッチ、271…発射ハンドル
スイッチ、301…継続入賞スイッチ、541…表示
枠、551…円状枠、552…キャラクター754…拡
大図柄表示窓

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技域中に設けられた表示画面と、 該表示画面中の一領域に図柄を表示する表示領域を設定
    し、 該表示領域中に表示する前記図柄の中から1つの停止図
    柄を明示する表示制御手段と、 該表示制御手段を起動し、前記停止図柄として当り図柄
    が前記表示領域に明示された場合のみ、特別遊技を実行
    する特別遊技実行手段とを備えたパチンコ機において、 前記表示制御手段は、 前記図柄を、複数個同時に前記表示領域中に表示する図
    柄表示手段と、 該図柄表示手段により表示された複数の前記図柄の少な
    くとも一つを強調表示しながら、該強調表示を移動させ
    る図柄強調手段と、 該図柄強調手段による前記強調表示の移動を停止させ、
    前記停止図柄を明示する停止図柄明示手段とを備えるこ
    とを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ機において、 前記図柄表示手段は、 前記表示領域中に表示される前記図柄又は該図柄の位置
    を順次変更する表示変更手段を備えることを特徴とする
    パチンコ機。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか記載のパチンコ機
    において、 前記図柄強調手段は、 前記表示領域中に表示された前記図柄間を連続的に移動
    する移動図柄を表示することにより前記図柄を順次明示
    する手段として構成し、 前記停止図柄明示手段は、 前記図柄強調手段による前記移動図柄の移動を停止さ
    せ、前記停止図柄を明示する手段として構成することを
    特徴とするパチンコ機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のパチンコ機において、 前記図柄強調手段は、 前記当たり図柄に停止する確率が予め定められた複数種
    類の前記移動図柄の中から何れか1つの前記移動図柄を
    選択して用いることを特徴とするパチンコ機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載のパチンコ機
    において、 前記表示画面中に第2表示領域を設定し、該第2表示領
    域に前記図柄を所定の順序に従って連続的に変更する変
    動表示を行った後、該変動表示を停止させ、前記停止図
    柄を明示する変動表示手段を備えることを特徴とするパ
    チンコ機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のパチンコ機において、 予め設定された切換条件に応じて、前記図柄表示手段に
    よる表示と、前記変動表示手段による表示とを切り換え
    る表示切換手段を備えることを特徴とするパチンコ機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のパチンコ機において、 前記変動表示手段は、前記表示画面中に2つ以上の前記
    第2表示領域を設定し、各該表示領域で前記変動表示を
    実行し、前記変動表示を前記第2表示領域について順次
    停止して前記停止図柄を明示する手段として構成し、 前記特別遊技実行手段は、 前記停止図柄の組み合わせである停止図柄組合せとし
    て、予め定められた当たり図柄組合せが明示された場
    合、前記特別遊技を実行する手段として構成し、 前記表示切換手段は、 前記切換条件として、前記変動表示を最後に停止する最
    終表示領域以外の前記第2表示領域に前記停止図柄を明
    示後、前記最終表示領域に明示する前記停止図柄と、前
    記表示領域に既に明示した前記停止図柄との組合せ如何
    で前記当たり図柄組合せを構成する可能性があることを
    条件とすることを特徴とするパチンコ機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のパチンコ機において、 前記表示制御手段は、 前記表示画面中に前記変動表示を行う前記第2表示領域
    を一直線状に配置することを特徴とするパチンコ機。
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