JP2006192155A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技状態を遊技者に推測させるぱちんこ遊技機を提供する。
【解決手段】 ぱちんこ遊技機10において、特定遊技抽選手段126が、遊技者に有利な特定遊技の種類を判定する。例えば、時間短縮遊技である特定遊技と、時間短縮遊技と確率変動遊技とを組み合わせた特定遊技が選択肢として予め用意される。特定遊技制御手段150は、特別遊技の終了後に、第2抽選手段により判定された種類の特定遊技を制御する。特定遊技制御手段150は。特定遊技実行手段151は、特定遊技を実行する。動作制御手段160は、特定遊技の実行中に、所定の構成の動作モードを第1動作モードと第2動作モードのいずれかを用いて制御する。第1動作モードは、特定遊技が実行されていることを遊技者に知らしめるモードであり、第2動作モードは、特定遊技が実行されていることを遊技者に推測させるモードである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ぱちんこ機等の弾球遊技機に関する。
弾球遊技機では、遊技盤上の始動入賞口に打球が入賞したことを契機に乱数を取得し、取得した乱数を予め決定されている判定値と比較することで、図柄が大当たりであるか否かを決定する。大当たりの場合には、大入賞口と呼ばれる入賞口が開放される特別遊技に移行する。近年では、特別遊技への移行図柄が、例えば「777」などの特定の態様である場合に、当該特別遊技の終了後、通常の判定値よりも大当たり割合の高い判定値を用いて図柄の大当たりを判定する所謂確率変動遊技を備えた弾球遊技機が広く親しまれるようになっている。このとき、例えば特許文献1に示されるように、確率変動が実行されることを図柄により遊技者に報知する技術が提案されている。また、特許文献1には、時間短縮遊技(所謂時短遊技)の実行を図柄により報知することも提案されている。
特開2004−16292号公報
従来の弾球遊技機では、確率変動遊技や時短遊技などの特定遊技が開始されることを図柄などにより遊技者に報知し、さらに特定遊技の実行中には、実行中であることを画面に表示することで、遊技者に遊技の状態を報知する。これにより、遊技者は、遊技状態が確変中(ないしは時短中)であることを認識しながら遊技を継続することができる。一方、遊技者に対して確変中であることを積極的に報知しないことも可能であるが、実際には、始動入賞口の開放時間が延長されていたり、また画面に表示される図柄変動が確変中のものであったりするため、遊技者は、遊技盤上に設けられた所定の構成を観察することで、遊技状態が特定遊技中であることを容易に認識することができた。
例えば、「777」などの奇数図柄が確率変動遊技の開始条件として設定されている弾球遊技機では、偶数図柄で大当たりが発生した場合には、大当たり遊技の終了後に特定遊技が発生しないことを遊技者は知ることになるため、遊技者に期待感をもたせることができない。本発明者はこの点に注目し、例えば確率変動遊技などの特定遊技の発生の有無が停止図柄によっては判断できなくすることで、大当たり遊技終了後に、遊技者は、期待感をもって遊技を継続する技術を想到するに至った。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、確率変動遊技などの特定遊技が実行されている遊技状態を遊技者に一目で分からせるのではなく、遊技状態を遊技者に推測させることで、弾球遊技機の遊技性を高める技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が落入可能な始動口と、始動口への遊技球の落入を契機として、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を発生させるか否かを判定する第1抽選手段と、第1抽選手段により特別遊技を発生させることが判定された場合に、特別遊技を制御する特別遊技制御手段と、特別遊技と異なる遊技者に有利な特定遊技の種類を判定する第2抽選手段と、特別遊技の終了後に、第2抽選手段により判定された種類の特定遊技を制御する特定遊技制御手段とを備える。特定遊技制御手段は、特定遊技を実行する特定遊技実行手段と、特定遊技の実行中に、所定の構成の動作モードを第1動作モードと第2動作モードのいずれかを用いて制御する動作制御手段を有する。動作制御手段は、特定遊技実行手段による特定遊技の開始時に所定の構成の動作を第1動作モードにより制御し、特定遊技の実行途中で、動作モードを第2動作モードに切り替えて所定の構成の動作を制御する。
この態様によると、特定遊技中の所定の構成の動作を切り替えることで、遊技者に遊技状態を一見しただけでは分からないようにすることができる。第1動作モードは、所定の構成の動作により特定遊技が実行されていることを遊技者に知らしめる動作モードであり、第2動作モードは、所定の構成の動作により特定遊技が実行されていることを遊技者に推測させる動作モードであってもよい。所定の構成とは、例えば、始動口などの物理的な構造や、図柄表示装置に表示される演出などである。なお、図柄の停止態様によって特定遊技の種類が報知されると、動作モードを設定する意義が薄れるため、ここでは、停止図柄が特定遊技の態様を表現しないものであることが好ましい。なお、例えば「777」などの単純な配列ではなく、外れ図柄で特定遊技を表現したり、停止図柄の表示時間が著しく短いような場合には、遊技者が一見して特定遊技を認識できにくいものであるため、そのような図柄で特定遊技を表現することは可能である。
特定遊技実行手段は、第1抽選手段による抽選結果を示す図柄の変動時間を短縮する時間短縮遊技と、この時間短縮遊技および特別遊技を発生させる確率を変動させる確率変動遊技とを組み合わせたものとの少なくとも2種類の特定遊技を選択的に実行可能であってもよい。特定遊技実行手段は、特別遊技を発生させる確率を変動させる確率変動手段と図柄の変動時間を短縮する時間短縮手段を有してもよい。確率変動手段は、第1動作モードおよび第2動作モードにおいて、特別遊技の発生確率を高確率に設定してもよい。また時間短縮手段は、図柄の所定回転数分の時間短縮遊技を実行する。
動作制御手段は、特定遊技中の始動口の開放を制御する始動口開放制御手段を有してもよい。始動口開放制御手段は、第1動作モードにおいて始動口の開放延長機能を実行することで始動口の開放時間を延長し、第2動作モードにおいて始動口の開放延長機能を停止してもよい。従来の弾球遊技機では、始動口が開放時間を延長すると、遊技者は遊技状態が特定遊技であることを認識できるが、第2動作モードでは開放延長機能を停止することで、遊技者は、一見しただけでは特定遊技の実行中であることを認識できず、特定遊技が継続しているのか否かを推測することになり、弾球遊技機の遊技興趣を高めることができる。なお、開放延長機能は、確率変動遊技などの特定遊技中に遊技者に付与する特典の一つであり、特定遊技の他の特典が維持された状態で、始動口開放制御手段が、第2動作モードにおける開放延長機能の停止を実行する。例えば、確率変動遊技中であれば、高確率設定は維持しながら、第2動作モードにおいて開放延長の機能が停止されることになる。
動作制御手段は、始動口の開放延長機能を停止させるか否かを判定する第3抽選手段をさらに有してもよい。第3抽選手段により開放延長機能を停止させることが判定された場合に、始動口開放制御手段が、始動口の開放延長機能を停止させてもよい。抽選により始動口の開放時間延長が停止されることで、遊技者にとってみると前触れもなく開放延長が停止されるため、特定遊技が突然終了したかのような感覚を遊技者に与えることができる。遊技者は、本当に特定遊技が終了したかを判断するための材料を遊技盤上から探し出そうとし、これにより、遊技盤上の構成の細かな微妙な動きなどに遊技者の関心を向けることが可能となる。
第3抽選手段は、特定遊技開始後から、第1抽選手段による抽選結果を示す図柄の変動回数が所定回数に到達したときに、始動口の開放延長機能を停止させるか否かの判定を行ってもよい。これにより、遊技者に少なくとも所定回数分の開放延長を提供することができるため、遊技者に不利益となる事態を回避できる。
動作制御手段は、始動口の開放延長機能が停止された後、始動口を再度開放させる開放復活手段をさらに有してもよい。開放復活手段により開放延長機能を復活させることが判定された場合に、始動口開放制御手段が、始動口の開放時間を延長してもよい。一度、開放延長機能が停止した後に、再度復活させることで、遊技者は、予期しない利益を得ることになる。予期しない利益は、遊技性を高める一因となり、弾球遊技機の人気向上に寄与することができる。
始動口開放制御手段は、第1動作モード中に、特定遊技の種類に応じて、始動口の開放を連続して実行する回数に制限を設ける。特定遊技の種類に応じて制限する回数を異ならせることで、遊技者は連続開放回数を数えることで、どの遊技状態にあるのかを推測することができる。
動作制御手段は、特定遊技中の演出表示を制御する演出制御手段を有してもよい。演出制御手段は、第1動作モードにおいて特定遊技の実行中であることを報知する特定遊技演出表示を実行し、第2動作モードにおいて特定遊技の実行中であるにもかかわらず通常の遊技状態であるかのように演出する通常遊技演出表示を実行してもよい。
動作制御手段は、特定遊技開始後から図柄の変動回数が所定回数に到達したときに、動作モードを第1動作モードから第2動作モードに切り替えてもよい。また、動作制御手段は、動作モードを第1動作モードから第2動作モードに切り替えるタイミングを、抽選により決定してもよい。
本発明によれば、確率変動遊技などの特定遊技が実行されているか否かの遊技状態を遊技者に積極的に報知せず、遊技者に遊技状態を推測できる機会を与えることで、遊技興趣を向上させる技術を提供することができる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、装飾図柄表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66および一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置74と、始動口を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。
大入賞口66は、特別図柄202が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の特定領域の通過を検出するセンサと、一般領域の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技盤50の略中央に設けられた特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄202と、特別図柄202に連動する装飾図柄200を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄202は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「特別図柄抽選」とよぶ)の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。装飾図柄200は、抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。特別図柄表示装置61は、例えばLEDで構成される表示手段である。装飾図柄表示装置60は、特別図柄202の変動表示と連動する形で装飾図柄200を変動させながら表示する。装飾図柄200は、特別図柄202で示される特別図柄抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄200として、例えばスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄202は演出的な役割をもつ必要がないため、本実施例では装飾図柄表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示される。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含む。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60において特別図柄202および装飾図柄200が変動表示される。特別図柄202および装飾図柄200の変動表示は、原則として表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄202および装飾図柄200が大当たりを示す図柄である場合、大入賞口66の開閉動作が開始され、通常遊技よりも遊技者に有利な状態である特別遊技に移行する。このときスロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。
大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が特定領域へ少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上特定領域へ落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
装飾図柄表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り64の所定位置には、保留ランプ20が設けられている。保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって保留球数を表示する。保留球数は、図柄変動中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。また遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄204と呼ばれる図柄が変動表示される。普通図柄204は装飾図柄表示装置60の右下隅にて変動表示される。所定時間の経過後に普通図柄204の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、作動口68、特別図柄表示装置61、装飾図柄表示装置60、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成されてもよい。遊技制御装置100は、ホール全体のぱちんこ遊技機10を統括的に管理するコンピュータに接続されている。
遊技制御装置100は、ハードウェア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。本実施例の遊技制御装置100は、入球口への入球を判定する入球判定手段110、有利な特典を遊技者に付与するか否かを判定する当否判定手段120、図柄変動の停止図柄および変動パターンを決定する図柄決定手段130、大当たり中の特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、特別遊技とは異なる遊技者に有利な特定遊技を制御する特定遊技制御手段150、図柄や電飾等の表示を制御する表示制御手段170、始動口62などに設けられた普通電動役物の開閉を制御する普通電動役物制御手段180、大入賞口66の開閉を制御する大入賞口制御手段190を備える。
入賞検出装置74は始動口62に設けられたセンサであり、始動口62への遊技球の落入を検出し、落入を示す始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したことを判定する。入球判定手段110が始動入賞情報を受け取ったタイミングで、当否判定手段120における乱数取得手段122は、始動入賞に対する乱数を取得する。乱数取得手段122は、数学的に特図乱数を生成して取得してもよく、図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。特別遊技抽選手段124は、取得した乱数値に基づいて抽選を実行し、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を発生させるか否かを判定する。
図柄決定手段130は、特別遊技抽選手段124による抽選結果に応じて変動パターンを選択し、抽選結果に応じた停止図柄を決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示するべき図柄である。図柄決定手段130は、特別図柄および装飾図柄を決定する。
特別遊技抽選手段124による抽選により特別遊技すなわち大当たり遊技を発生させることが判定された場合、特定遊技抽選手段126は、特別遊技と異なる遊技者に有利な特定遊技の種類を判定する。特別遊技の終了後、常に特定遊技を発生させることが定められている場合には、特定遊技抽選手段126は、大当たり遊技を発生させることが判定された時点で、複数の選択肢の中から特定遊技を抽選により選択して決定する。特別遊技抽選手段124により大当たり判定がなされた場合、乱数取得手段122は、特定遊技の抽選を行うための乱数を新たに取得し、特定遊技抽選手段126は、新たに取得された乱数をもとに特定遊技の抽選を行う。なお、特定遊技抽選手段126は、特別遊技抽選用の乱数を用いて、特定遊技の抽選を行ってもよい。
なお、特別遊技の終了後に常に特定遊技を発生させるものでない場合、特定遊技抽選手段126は、大当たり遊技を発生させることが判定された時点で、特定遊技を発生させるか否かを抽選により判定する。このとき、特定遊技を発生させることが判定されると、特定遊技抽選手段126は、特定遊技の種類を抽選により判定する。特定遊技発生の抽選および特定遊技の種類の抽選は、1つの乱数をもとに実行されてもよく、それぞれ別個の乱数をもとに実行されてもよい。
本実施例のぱちんこ遊技機10において、特定遊技として、特別遊技抽選手段124による抽選結果を示す図柄の変動時間を短縮する時間短縮遊技と、この時間短縮遊技および特別遊技を発生させる確率を高確率に変動させる確率変動遊技とを組み合わせたものとの2種類が設定されている。以下では説明を簡単にするために、2種類の特定遊技が存在する場合を示すが、他の種類の特定遊技が存在してもよい。したがって本実施例において、特定遊技抽選手段126は、実行する特定遊技として、時間短縮遊技のみの特定遊技、または時間短縮遊技と確率変動遊技を組み合わせた特定遊技を選択的に抽選により決定する。
作動口68を遊技球が通過すると、入球判定手段110は、遊技球の通過があったことを示す通過情報を受け取り、乱数取得手段122が、通過情報に対する乱数を取得する。乱数取得手段122は、カウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得する。普通図柄抽選手段128は、その乱数値をもとに普通図柄抽選が当たりか否かを判定する。作動口68の遊技球通過に対する抽選は、始動入賞に対して行われる抽選よりも高い確率で当たり判定が行われる。図柄決定手段130は、抽選結果に応じて、普通図柄の変動パターンおよび停止図柄を決定する。
表示制御手段170は、図柄決定手段130において決定された変動パターンおよび停止図柄をもとに、特別図柄表示装置61に特別図柄、装飾図柄表示装置60に装飾図柄および/または普通図柄を表示させる。また、表示制御手段170は、遊技効果ランプ90のランプ表示も制御する。表示制御手段170による特別図柄を表示させる機能はメイン基板41側の処理として実行され、装飾図柄を表示させる機能はサブ基板49側の処理として実行される。なお、メイン基板41からサブ基板49へは、特別図柄の停止図柄および変動パターン、変動開始時間、変動時間などに関する情報が送られる。
特別遊技制御手段140は、特別遊技抽選手段124における特別図柄抽選の判定結果が大当たりを示す場合に、特別遊技、すなわち大当り遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、複数回数の単位遊技から構成される。特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出球を期待することができる。大入賞口制御手段190は、大当たり遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。特別遊技制御手段140は、継続ラウンド数、大入賞口66の特定領域への通過検出の有無に基づいて、単位遊技を継続させるか否か、すなわち次回の単位遊技を開始するか否かを判定する。大入賞口66への入賞は、入賞検出装置78により検出される。次回の単位遊技を開始するための継続条件が満足されない場合、または単位遊技の所定のラウンド数を消化した場合には、特別遊技制御手段140が特別遊技を終了させる。
普通電動役物制御手段180は、普通図柄の停止図柄が当たりの態様となると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。なお、具体的には始動口62に設けられた電チューなどの普通電動役物を開放することで、始動口62に遊技球が入球容易な状態となる。なお後述するが、始動口62は開放延長機能を有し、時間短縮遊技中は、特定遊技制御手段150における始動口開放制御手段161により、始動口62の開放延長機能が制御される。
特定遊技制御手段150は、特別遊技の終了後に、特定遊技抽選手段126により判定された種類の特定遊技を制御する。本実施例では、時間短縮遊技、または時間短縮遊技と確率変動遊技を組み合わせたものとを選択的に実行制御する。特定遊技制御手段150は、特定遊技を実行する特定遊技実行手段151と、特定遊技の実行中に所定の構成の動作モードを第1動作モードと第2動作モードのいずれかを用いて制御する動作制御手段160を有する。特定遊技実行手段151は、特別遊技を発生させる確率を変動させる確率変動手段152および特別図柄の変動時間を短縮する時間短縮手段154を有する。確率変動手段152は、確率変動遊技において、例えば特別図柄の大当たり確率の設定を1/300から1/60に上げる。時間短縮手段154は、特別図柄の例えば100回転分の変動時間を短縮する。
動作制御手段160は、特定遊技実行手段151による特定遊技の開始時に所定の構成の動作を第1動作モードにより制御し、特定遊技の実行途中で、動作モードを第2動作モードに切り替えて所定の構成の動作を制御する。なお、動作制御手段160の制御対象となる所定の構成とは、遊技盤上に設けられた構造や、遊技制御装置100のCPUによる制御機能を含む。例えば、遊技盤上の構造としては始動口62が該当し、遊技制御装置100の制御機能としては演出用の変動パターンを定める図柄決定手段130が該当する。第1動作モードは、所定の構成の動作により特定遊技が実行されていることを遊技者に知らしめる動作モードであり、第2動作モードは、所定の構成の動作により特定遊技が実行されていることを遊技者に推測させる動作モードである。
本実施例の時間短縮遊技では、図柄の変動時間が短縮されるとともに、始動口62の開放時間が延長される。このとき、第1動作モードでは開放延長機能が実行されて始動口62の開放時間が通常時よりも長くされ、第2動作モードでは開放延長機能が停止されて始動口62の開放時間が通常時と同じにされる。例えば、時間短縮遊技の回数が特別図柄の変動100回転分と定められている場合、第1動作モードが特別図柄変動50回転までの期間、第2動作モードが変動51回転目以降の期間に実行されるものとしてもよい。第1動作モード中は、始動口62の開放時間が延長されることで、遊技者は特定遊技中であることを容易に認識することができ、一方で、第2動作モード中は始動口62の開放時間が通常時と同じとされるため、遊技者は、始動口62の開放を見ても特定遊技中であることを認識することができない。特定遊技中に始動口62などの所定の構成が第2動作モードの動作制御を行われることで、遊技者は、特定遊技が実行されているか否かを自身で推測することになる。このように、第2動作モードでは、遊技者に特定遊技中であることを積極的に報知するのではなく、遊技状態を推測する機会を与えることで遊技者の関心を演出などの遊技内容に向けることができ、ぱちんこ遊技機10の遊技興趣を高めることができる。
確率変動遊技が実行される場合、設定された高確率は、次の大当たりが発生するまで維持される。すなわち、特定遊技中は、確率変動手段152が、第1動作モードおよび第2動作モードの双方において高確率を維持することになる。なお、確率変動遊技は、終了条件となる上限の変動回数を設定されていてもよく、その場合には、上限回数の変動が行われると、確率変動遊技が終了することになる。本実施例のぱちんこ遊技機10では、時間短縮遊技である特定遊技と、時間短縮遊技と確率変動遊技とを組み合わせた特定遊技のいずれかが選択的に実行されるが、いずれの特定遊技にも時間短縮遊技が含まれているため、特別遊技(大当たり遊技)終了後は、第1動作モードにおいて始動口62の開放時間が延長され、第2動作モードにおいて始動口62の開放延長機能が停止される動作態様には変わりない。なお、第2動作モードにおいても、所定回転数分の図柄変動が終了するまで、図柄の変動時間の短縮は行われている。
本実施例では、確率変動遊技が実行される場合であっても、遊技者にその旨を積極的に報知しないため、遊技者は、後述する演出や始動口62の開放状況を見ることで、遊技状態を推測することになる。なお、例えば遊技状態を推測させるために、始動口62が連続して開放される回数に制限を設けてもよい。例えば、確率変動遊技が実行される場合に、連続して普通図柄抽選が当たりとなる回数の上限を4回と設定してもよい。この場合、遊技者は、始動口62が4回連続で開放したことをもって、確率変動遊技の実行中であることを確認することができる。
動作制御手段160は、特定遊技中の始動口の開放を制御する始動口開放制御手段161、特定遊技中の演出表示を制御する演出制御手段162、動作モードの切替制御を行う切替手段163、始動口62の開放延長機能を停止させるか否かを判定する開放停止抽選手段164、始動口62の開放延長機能が停止された後、始動口62を再度開放させるか否かを判定する開放復活手段165を有する。開放延長機能は、特定遊技中に遊技者に与えられる特典の一つであり、開放延長機能の停止は、その特典を付与しないことを意味する。このとき、他に遊技者に与えられる他の特典、例えば確率変動遊技において抽選確率が高確率に設定される特典は継続して遊技者に付与される。
始動口開放制御手段161は、第1動作モードにおいて始動口62の開放延長機能を実行することで始動口62の開放時間を延長し、第2動作モードにおいて始動口62の開放延長機能を停止することで始動口62の開放時間を通常時のものに戻す。第2動作モードにおいて始動口62の開放延長が停止されるために、遊技者は、始動口62の開放延長がなされなくなったことで、特定遊技が実行されているか簡単に判断することができなくなり、第1動作モードまたは第2動作モード中における始動口62の動きや演出の微妙な表現などから、遊技状態を推測することになる。このように遊技者に対して遊技状態を推測させる機会を付与することで、遊技球を打つだけの単純な遊技ではなく、始動口62の微妙な動作態様や演出などに注意を払うこととなり、遊技者を飽きさせないぱちんこ遊技機10を実現することができる。
演出制御手段162は、第1動作モードにおいて特定遊技の実行中であることを報知する特定遊技演出表示を実行し、第2動作モードにおいて特定遊技の実行中であるにもかかわらず通常の遊技状態であるかのように演出する通常遊技演出表示を実行する。具体的には、第1動作モードにおいて、特定遊技中であることを遊技者に積極的に報知する演出を装飾図柄表示装置60に表示させる。例えば、装飾図柄表示装置60に風景中の空の画像を表示する場合、通常遊技では青空を示す青色で表示しておき、第1動作モード中は夜空を示す黒系の色で表示することで、通常遊技とは異なる特定遊技中であることを遊技者に報知する。なお、さらに特定遊技中であることを明示するために、「時短中」または「確変中」などの直接的な表現を装飾図柄表示装置60に表示してもよい。
一方、演出制御手段162は、第2動作モードでは、青空と夜空の間の色、例えば夕焼けの画像を表示して、あたかも特定遊技が終了して通常の遊技状態に移行したかのような演出を行う。遊技者は、始動口62の開放延長機能が停止し、さらに夜空の画像が夕焼け画像に変化したことで、特定遊技が終了したかのような気分になるが、通常遊技中の青空までは画面が変化していないために、通常遊技中であるのか特定遊技中であるのかをすぐには判断することができない。これにより、遊技者は、特定遊技が終了してしまったのか、実際には継続しているのかを推測することになる。ぱちんこ遊技機10では、これを推測させるためのヒントを、始動口62などの所定の構成を動作制御することで遊技者に与え、遊技者の注意を遊技に向けるための工夫を凝らす。演出制御手段162は、第1動作モードでは特定遊技中であることを示す変動パターンを選択するように図柄決定手段130における図柄決定処理を制御する。一方、演出制御手段162は、第2動作モードでは特定遊技中であるか通常遊技であるか、いずれとも判断のつきにくい変動パターンを選択するように図柄決定手段130における図柄決定処理を制御する。そのため、遊技者が、遊技の状態に興味をもつようになり、ぱちんこ遊技機10の魅力を高めることができる。
切替手段163は、第1動作モードから第2動作モードの切替処理を実行する。切替手段163は、特定遊技開始後から図柄の変動回数が所定回数に到達したときに、動作モードを第1動作モードから第2動作モードに切り替える。例えば、時間短縮遊技の継続回数が図柄変動100回転分と定められている場合、変動50回転分までの動作モードを第1動作モードとして設定し、変動51回転目以降の動作モードを第2動作モードとして設定してもよい。切替手段163は、特定遊技開始後から図柄の変動回数をカウントする。変動回数が50回に到達するまで、始動口開放制御手段161は始動口62の開放延長機能を実行し、演出制御手段162は特定遊技中であることを報知する演出を遊技者に提供しているが、変動回数が50回に到達すると、次回以降の始動口開放制御手段161の動作および演出制御手段162による演出を第2動作モードのものに切り替えるように、始動口開放制御手段161および演出制御手段162の動作を制御する。この動作制御により、変動51回転目以降においては、始動口開放制御手段161が始動口62の開放延長機能を停止し、演出制御手段162が特定遊技中に実行する演出を停止して、通常遊技に近似した演出を実行する。
なお、切替手段163は、動作モードを第1動作モードから第2動作モードに切り替えるタイミングを抽選により決定してもよい。この場合、切替手段163は、抽選手段を有し、図柄の変動ごとに切替抽選を実行する。なお、抽選により動作モードを切り替えることが判定される確率は、常に一定であってもよいが、変動回数が増えるにつれて確率が高くなるものであってもよい。第2動作モードでは始動口62の開放延長機能が停止されるため、変動回数が所定回数に到達するまでは、第2動作モードに移行しにくい確率に設定することで、遊技者に始動口開放延長の特典を付与しやすくしてもよい。また、例えば50回などの所定回数を過ぎてから切替抽選が実行されてもよく、その場合には、切替抽選の確率は変動ごとに常に一定であってもよい。
開放停止抽選手段164は、開放延長機能を停止させるか否かを判定する。上記したように、切替手段163が動作モードの切替タイミングを抽選により決定する機能を有してもよいが、この開放停止抽選手段164は、特に大当たり遊技の連続回数、所謂連チャン回数に応じて、開放延長機能を停止させるか否かの抽選を実行する。ここでは、確率変動遊技が連続して行われる回数に応じて、開放延長を停止させる確率が高くなる場合を説明する。
図4は、開放停止抽選手段164により開放延長機能を停止させる抽選確率を示す。例えば、特定遊技の開始後、図柄の変動回数が所定回数、例えば50回に到達したときに、開放停止抽選手段164が抽選を実行するものとする。これにより、少なくとも所定回数分は、始動口62の開放時間を延長することができ、遊技者に、時間短縮遊技のメリットを享受させることができる。
図4に示す表において、上段は、確率変動遊技が連続して、大当たりを連チャンした回数を示す。中段は、確率変動遊技中の開放停止抽選手段164による開放延長機能の停止確率を示し、下段は、確率変動遊技の終了後の開放停止抽選手段164による開放延長機能の停止確率を示す。中段および下段に示すように、連チャン回数が増えるほど、開放延長機能の停止確率は増加していく。これにより、連チャン回数が少ないときには、開放延長機能が停止されにくくし、次の大当たりがすぐに発生しやすい状況を作り出している。一方、連チャン回数が多いときには、開放延長機能が停止されやすくして、次の大当たりまでの時間がかかりやすい状況を作り出している。例えば、確率変動遊技が4回連続した場合、4回目の確率変動遊技中における開放延長機能の停止確率は20%であり、次の大当たりが確率変動遊技付きの大当たりとならなかった場合、大当たり遊技終了後の開放延長機能の停止確率は10%となる。このときは、確率変動遊技が実行されず、時間短縮遊技のみが実行されることになる。
図3に戻って、開放復活手段165は、始動口62の開放延長機能が停止された後、始動口62を再度開放延長させるか否かを抽選により判定する。開放復活手段165が開放延長機能を復活させることを判定すると、始動口開放制御手段161が、開放延長機能を実行して、始動口の開放時間を延長する。これにより、遊技者に予期しない利益を享受させることができ、ぱちんこ遊技機10の遊技興趣を高めることができる。
開放復活手段165は、開放延長機能が終了した変動毎に、復活抽選を行ってもよい。また、確率変動遊技において図柄変動100回転まで大当たりしなかった場合に、次の101回転目から開放延長機能を復活させてもよい。このときには、開放復活手段165が、図柄変動の回数をカウントし、100回転まで回転したことを判定すると、開放延長機能を復活させる。本実施例では、時間短縮遊技を図柄100回転に設定しているため、101回転目以降の開放延長を行うことにより、51回転から100回転まで開放延長が停止されていた遊技者の不利益を解消することができる。
また、始動口開放制御手段161は、第1動作モード中に、特定遊技の種類に応じて、始動口62の開放を連続して実行する回数に制限を設ける。例えば、時間短縮遊技の特定遊技中は、連続して普通図柄抽選が当たりとなる上限回数を3回と設定する。これにより、始動口62が連続して3回しか開かない場合に、遊技者は、特定遊技が時間短縮遊技であることを推測することができる。一方、時間短縮遊技と確率変動遊技を組み合わせた特定遊技中は、連続して普通図柄抽選が当たりとなる上限回数を4回と設定する。これにより、始動口62が連続して4回しか開かない場合に、遊技者は、特定遊技が時間短縮遊技と確率変動遊技を組み合わせたものであることを推測することができる。なお、始動口62の連続開放回数の上限は、例えば第1動作モードにおいて設定されていてもよい。これにより、開放延長機能が作動している間に遊技者は遊技状態を推測することが可能となり、第1動作モードにおける始動口62の動きに遊技者の関心を向けることが可能となる。なお、第2動作モードにおいて、始動口62の連続開放回数の上限を設定してもよい。この場合は、開放時間の延長がされないため、始動口62は短時間で開閉動作を行うことになり、遊技者は、見逃さないように一層の注意を始動口62の動きに払うこととなる。
図5は、ぱちんこ遊技機10における基本的な処理過程を示すフローチャートである。入球判定手段110が遊技球の始動口62への入球を判定する(S10)と、乱数取得手段122が特別図柄抽選用の乱数を取得し、特別遊技抽選手段124が、取得した乱数に基づいて特別遊技を発生させるか否かを抽選により判定する(S12)。抽選により特別遊技を発生させることが判定された場合、図柄決定手段130が、停止図柄が当たり図柄となる特別図柄および装飾図柄を決定する。また特別遊技を発生させることが判定された場合、乱数取得手段122が特定遊技の種類を判定するための乱数を取得し、特定遊技抽選手段126が、取得した乱数に基づいて特定遊技の種類を抽選により判定する(S14)。
続いて、特別図柄が変動表示され、変動が大当たり図柄で停止されると、特別遊技制御手段140が特別遊技すなわち大当たり遊技を実行する(S16)。大当たり遊技の終了後、特定遊技制御手段150が、特定遊技を実行する(S18)。
図6は、図5のS18に示した特定遊技制御処理の実行フローを示す。特定遊技制御処理では、まず、特定遊技を実行するか否かが判断される(S20)。特定遊技を実行する場合(S20のY)、特定遊技実行手段151は、特定遊技抽選手段126により判定された種類の特定遊技を実行する。ここで、確率変動遊技を含む特定遊技が選択された場合には(S22のY)、確率変動手段152が、特別遊技を発生させる確率を高確率に設定する(S24)。一方、時間短縮遊技のみを含む特定遊技が選択された場合には(S22のN)、特別遊技を発生させる確率は変動させない。また、時間短縮手段154が、図柄の変動時間を短縮する時間短縮遊技を実行する(S26)。なお、例えば特定遊技を実行することが抽選により決定されるぱちんこ遊技機10において、抽選により特定遊技を実行しないことが決定された場合(S20のN)、本フローは終了する。
特定遊技の開始後、動作モードを切り替えるタイミングであるか否かが判定される(S28)。切替タイミングがくるまでの間(S28のN)、動作制御手段160が、始動口62の動作や、装飾図柄表示装置60における演出表示を第1動作モードにより制御する(S30)。具体的には、始動口開放制御手段161が、始動口62の開放延長機能を作動し、また演出制御手段162が、特定遊技の実行中であることを遊技者に報知する演出を行う。なお、例えば図柄が所定回数変動したことを動作モードの切替条件として設定していてもよく、また動作モードの切替が、切替手段163または開放停止抽選手段164における抽選により決定されてもよい。切替抽選は、図柄変動開始から変動毎に行われてもよく、また図柄が所定回数変動した後の変動毎に行われてもよい。
動作モードの切替タイミングが経過すると(S28のY)、動作制御手段160が、始動口62の動作や、装飾図柄表示装置60における演出表示を第2動作モードにより制御する(S32)。具体的には、始動口開放制御手段161が、始動口62の開放延長機能を停止し、また演出制御手段162が、特定遊技の実行中であるにもかかわらず通常の遊技状態であるかのような演出を行う。これにより、遊技者には遊技状態を推測する機会が与えられることになり、ぱちんこ遊技機10の遊技興趣を高めることが可能となる。図柄変動回数が例えば100回に到達するまで(S34のN)、時間短縮遊技は継続され、100回に到達すると(S34のY)、時間短縮遊技は終了される(S36)。当然のことながら、確率変動遊技中に大当たりが発生すると、この特定遊技制御処理は終了して、特別遊技に移行する。なお、始動口62の開放延長機能の停止後、開放復活手段165が、始動口の開放延長機能を復活させることも可能である。
図7は、演出制御手段162により装飾図柄表示装置60に表示される背景演出を示す。図7(a)は、通常遊技時における背景を示し、装飾図柄表示装置60には晴天の青空が表示される。図7(b)は、特定遊技の第1動作モードにおける背景を示し、装飾図柄表示装置60には夜空が表示される。図7(c)は、特定遊技の第2動作モードにおける背景を示し、装飾図柄表示装置60には夕焼けが表示される。夕焼けは、青空でも夜空でもないものとして位置づけられ、例えば雨空など、他の種類の空が表現されてもよい。遊技者は、夕焼けを見ることで、通常遊技の状態か、特定遊技の状態であるかを一見して判断することができず、したがって始動口62の微妙な動きなどから、遊技状態を推測することになる。例えば、夕焼けの色合いによって、特定遊技中であることを推測させるものであってもよい。夕焼けの色合いが強い(濃い)ほど、特定遊技中であることを推測させるものであってもよい。前記したように、例えば、始動口62の連続開放回数が所定回数で打ち切られているような場合に、その上限となる回数から遊技状態を推測することも可能である。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。実施例では、確率変動遊技が実行されるときに、確率変動遊技が実行されていないかのように振る舞う第2動作モードを説明したが、逆に、確率変動遊技が実行されていないのに、確率変動遊技が実行されているかのように振る舞う第2動作モードを利用することも可能である。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 開放停止抽選手段により開放延長機能を停止させる抽選確率を示す図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローを示す図である。 図5のS18に示した特定遊技制御処理の実行フローを示す図である。 演出制御手段により装飾図柄表示装置に表示される背景演出を示す図である。
符号の説明
140・・・特別遊技制御手段、150・・・特定遊技制御手段、151・・・特定遊技実行手段、152・・・確率変動手段、154・・・時間短縮手段、160・・・動作制御手段、161・・・始動口開放制御手段、162・・・演出制御手段、163・・・切替手段、164・・・開放停止抽選手段、165・・・開放復活手段。

Claims (12)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられた遊技球が落入可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の落入を契機として、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を発生させるか否かを判定する第1抽選手段と、
    前記第1抽選手段により特別遊技を発生させることが判定された場合に、前記特別遊技を制御する特別遊技制御手段と、
    前記特別遊技と異なる遊技者に有利な特定遊技の種類を判定する第2抽選手段と、
    前記特別遊技の終了後に、前記第2抽選手段により判定された種類の前記特定遊技を制御する特定遊技制御手段とを備え、
    前記特定遊技制御手段は、
    前記特定遊技を実行する特定遊技実行手段と、
    前記特定遊技の実行中に、所定の構成の動作モードを第1動作モードと第2動作モードのいずれかを用いて制御する動作制御手段を有し、
    前記動作制御手段は、前記特定遊技実行手段による特定遊技の開始時に所定の構成の動作を第1動作モードにより制御し、前記特定遊技の実行途中で、動作モードを第2動作モードに切り替えて前記所定の構成の動作を制御することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記第1動作モードは、前記所定の構成の動作により前記特定遊技が実行されていることを遊技者に知らしめる動作モードであり、前記第2動作モードは、前記所定の構成の動作により前記特定遊技が実行されていることを遊技者に推測させる動作モードであることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記特定遊技実行手段は、前記第1抽選手段による抽選結果を示す図柄の変動時間を短縮する時間短縮遊技と、この時間短縮遊技および前記特別遊技を発生させる確率を変動させる確率変動遊技とを組み合わせたものとの少なくとも2種類の前記特定遊技を選択的に実行可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記特定遊技実行手段は、前記特別遊技を発生させる確率を変動させる確率変動手段を有し、
    前記確率変動手段は、第1動作モードおよび第2動作モードにおいて、前記特別遊技の発生確率を高確率に設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記動作制御手段は、
    前記特定遊技中の始動口の開放を制御する始動口開放制御手段を有し、
    前記始動口開放制御手段は、前記第1動作モードにおいて前記始動口の開放延長機能を実行することで前記始動口の開放時間を延長し、前記第2動作モードにおいて前記始動口の開放延長機能を停止することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記動作制御手段は、
    前記始動口の開放延長機能を停止させるか否かを判定する第3抽選手段をさらに有し、
    前記第3抽選手段により前記開放延長機能を停止させることが判定された場合に、前記始動口開放制御手段が、前記始動口の開放延長機能を停止させることを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記第3抽選手段は、前記特定遊技開始後から、前記第1抽選手段による抽選結果を示す図柄の変動回数が所定回数に到達したときに、前記始動口の開放延長機能を停止させるか否かの判定を行うことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
  8. 前記動作制御手段は、
    前記始動口の開放延長機能が停止された後、前記始動口を再度開放させる開放復活手段をさらに有し、
    前記開放復活手段により前記開放延長機能を復活させることが判定された場合に、前記始動口開放制御手段が、前記始動口の開放時間を延長することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の弾球遊技機。
  9. 前記始動口開放制御手段は、前記第1動作モード中に、前記特定遊技の種類に応じて、前記始動口の開放を連続して実行する回数に制限を設けることを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の弾球遊技機。
  10. 前記動作制御手段は、
    前記特定遊技中の演出表示を制御する演出制御手段を有し、
    前記演出制御手段は、前記第1動作モードにおいて前記特定遊技の実行中であることを報知する特定遊技演出表示を実行し、前記第2動作モードにおいて前記特定遊技の実行中であるにもかかわらず通常の遊技状態であるかのように演出する通常遊技演出表示を実行することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の弾球遊技機。
  11. 前記動作制御手段は、前記特定遊技開始後から図柄の変動回数が所定回数に到達したときに、動作モードを第1動作モードから第2動作モードに切り替えることを特徴とする請求項1から5または9または10のいずれかに記載の弾球遊技機。
  12. 前記動作制御手段は、動作モードを第1動作モードから第2動作モードに切り替えるタイミングを、抽選により決定することを特徴とする請求項1から5または9または10のいずれかに記載の弾球遊技機。


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