JP2010233678A - 弾球遊技機 - Google Patents

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【課題】特別遊技において別の大当たりがさらに発生したかのごとく遊技者に感得させる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】ぱちんこ遊技機10において、特別遊技制御手段120は、第1の特別遊技における大入賞口66の開閉パターンを単位開閉パターンとして、第2の特別遊技においては単位開閉パターンが連続する構成の開閉パターンにしたがって大入賞口66を開閉させる。演出決定手段132は、第2の特別遊技の終了後の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを示唆するための演出として、第2の特別遊技の開閉パターンにおける単位開閉パターンの連続数に対応する数の状態示唆演出の実行を決定する。演出動作制御手段134は、第2の特別遊技の実行中に、第2の特別遊技の開閉パターンにおける単位開閉パターンごとに1つの状態示唆演出を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における画面表示内容を制御する技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機は、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。この遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、通常遊技より多くの賞球が得られる、いわゆる大当たりと呼ばれる特別遊技へと移行するものとして知られている(例えば、特許文献1参照)。表示領域における図柄の変動表示は、単に複数の図柄が変動表示されるだけでなく、いわゆるリーチ画面と呼ばれる状態のように、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなる状態で変動表示の時間を通常よりも長くする等、遊技者の期待感を高めるための演出が図られている。また、図柄等の画像にキャラクタを用いて変動表示にストーリーを持たせる演出を施したり、特別遊技への移行確率を変動させる確率変動等の特定遊技の制御によっても遊技者の期待感を高めている。
特開2003−230714号公報
近年、大入賞口をごく短時間だけ開放することで、実質的には賞球の利益をほとんど発生させないまま特別遊技後の利益状態へ移行する、いわゆる2R大当たりと呼ばれる大当たりの手法が採用される機種が知られている。また、この2R大当たりといった特殊な遊技と外観上は酷似した態様にて短時間だけ大入賞口を開放するも、利益状態への移行はしない、小当たりと呼ばれる手法も併用される場合がある。2R大当たりが発生したのか小当たりが発生したのか、外観上は明確に区別し難い形にして遊技者の期待を煽るのが目的である。
2R大当たりの発生は遊技状態が変動する契機となるものであり、その発生前の遊技状態との関係によって、遊技者にとっては有利にもなり、また不利にもなりうる。したがって、遊技者は、2R大当たりの発生に強い関心を持つことが多い。本発明者は、特別遊技において2R大当たり等の別の大当たりがさらに発生したかのごとく遊技者に感得させることにより、遊技者の期待感を煽り、遊技の興趣を一層高めることができると考えた。
本発明は本発明者の上記着想に基づきなされたものであり、その主たる目的は、弾球遊技機における特別遊技において別の大当たりがさらに発生したかのごとく遊技者に感得させることにより新たな遊技性の実現を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、遊技領域の所定位置に設けられた大入賞口と、当否抽選の結果が特別遊技への移行を示す当たりとなった場合に大入賞口の開放を伴う特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、当否抽選が特定の結果に該当した場合、特別遊技の終了後の通常遊技において通常状態より遊技者に有利な状態である特定遊技状態へ移行させる特定遊技実行手段と、演出決定手段と、演出動作制御手段と、を備える。特別遊技制御手段は、複数種類の特別遊技のうち、当否抽選の結果が第1の当たりとなった場合には第1の特別遊技を実行し、当否抽選の結果が第1の当たりと異なる第2の当たりとなった場合には第2の特別遊技を実行し、特別遊技制御手段は、第1の特別遊技における大入賞口の開放時間と開放間隔とを組み合わせた開閉パターンを単位開閉パターンとして、第1の特別遊技においては1つの単位開閉パターンにしたがって大入賞口を開閉させ、第2の特別遊技においては単位開閉パターンが連続する構成の開閉パターンにしたがって大入賞口を開閉させ、演出決定手段は、第1の特別遊技の終了後の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを所定の信頼度で示唆するための状態示唆演出の実行を当否抽選の結果に応じて決定し、演出動作制御手段は、第1の特別遊技の実行中に1つの状態示唆演出を実行し、演出決定手段は、第2の特別遊技の終了後の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを示唆するための状態示唆演出として、第2の特別遊技の開閉パターンにおける単位開閉パターンの連続数に対応する数の状態示唆演出の実行を当否抽選の結果に応じて決定し、演出動作制御手段は、第2の特別遊技の実行中に、第2の特別遊技の開閉パターンにおける単位開閉パターンごとに1つの状態示唆演出を実行する。
「複数種類の特別遊技」には、互いに異なる回数の単位遊技で構成される複数種類の特別遊技のみならず、同じ回数の単位遊技で構成される複数種類の特別遊技が含まれてもよい。例えば、単位遊技における大入賞口の開放時間が異なる複数種類の2R特別遊技が含まれてもよい。単位遊技数は、弾球遊技機の外観上において遊技者に提示されるラウンド数であってもよい。この単位遊技数は、抽選の結果を示すための複数の図柄が演出的に変動表示される演出表示装置、例えば液晶ディスプレイ上に表示されてもよい。また、遊技盤上に設置された各種ランプのうち、単位遊技数に対応したランプが点灯や点滅等の所定動作を行うことにより、単位遊技数が遊技者に報知されてもよい。「大入賞口の開放時間と開放間隔とを組み合わせた開閉パターン」は、特別遊技における大入賞口の所定回の開放と閉鎖とが組み合わされたパターンでもよい。大入賞口の1開放当たりの開放時間は任意に設定されてよく、例えば0.5秒でもよく6秒でもよい。単位遊技においては1つの単位開閉パターンが実行されてもよく、複数の開閉パターンが実行されてもよい。また、1つの単位開閉パターンが複数の単位遊技にまたがって実行されてもよい。「単位開閉パターンが連続する開閉パターン」は、同一の開閉パターンが2回以上連続するパターンでもよく、互いに異なる複数の開閉パターンのそれぞれが任意の組み合わせで連続するパターンでもよい。また「連続する」とは、先に実行すべき単位開閉パターンを実行後、後に実行すべき単位開閉パターンが実行されることを意味し、単位開閉パターンそれぞれの実行の間には所定時間のインターバルが設けられてもよい。
また「特定遊技状態」は、確率変動状態であってもよく、当否抽選の結果を示す図柄の変動時間が通常より短縮された変動時間短縮遊技の状態であってもよい。「信頼度」とは、状態示唆演出の内容どおりに遊技状態が変動する割合である。状態示唆演出の信頼度は、特別遊技終了後の遊技状態が特定遊技状態である場合、その旨を遊技者に示唆するための演出の実行確率、特別遊技終了後の遊技状態が特定遊技状態でない場合、その旨を遊技者に示唆するための演出の実行確率、特別遊技終了後の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを特に示唆しない演出の実行確率、の少なくとも1つに基づき決定されてもよい。「単位開閉パターンの連続数に対応する数」とは、その連続数を基準として導出される数であり、連続数と同数であってもよい。
この態様によると、第2の特別遊技における大入賞口の開閉により、あたかも第1の特別遊技が複数回実行されたかのごとく遊技者に感得させることができる。言い換えれば、実際に実行されたのは第2の特別遊技でありながら、遊技者には第1の特別遊技が複数実行されたかのように感得させることができる。第1の特別遊技は、第2の特別遊技と同様に、その終了後に遊技状態が移行しうるものであるため、複数の第1の特別遊技が実行されたと遊技者に感得させることで、遊技状態の移行に対する遊技者の期待感を煽り、遊技の興趣を高めることができる。
また、第2の特別遊技においては単位開閉パターンが実行されるごとに状態示唆演出が実行される。これにより、第2の特別遊技の1回の実行において、あたかも第1の特別遊技が複数回発生したかのごとく遊技者に感得させやすくなる。さらに、第2の特別遊技の1回の実行中において、すなわち比較的短時間のうちに、複数の状態示唆演出が連続して実行されるため、その演出パターンの組み合わせにより遊技者の期待感を様々に煽ることができ、演出の興趣を高めることができる。
例えば、第2の特別遊技において2つの単位開閉パターンが実行される場合、特定遊技状態への移行を低い信頼度で示唆する状態示唆演出と、特定遊技状態への移行を高い信頼度で示唆する状態示唆演出とを、この順序で実行することにより、特定遊技状態への移行に対する遊技者の期待感を一旦低下させた後に高めることができる。また、逆順で実行することにより、遊技者の期待感を一旦高めさせた後に低下させることができる。
特別遊技制御手段は、第2の特別遊技において、単位開閉パターンにしたがって大入賞口を開閉させ、演出のための所定時間の経過後、単位開閉パターンにしたがって大入賞口を再度開閉させ、演出決定手段は、演出のための所定時間に実行すべき演出として、外観上再度の当たりが発生したように見せる擬似当たり演出の実行を決定し、演出動作制御手段は、演出のための所定時間において擬似当たり演出を実行してもよい。
「擬似当たり演出」は、あたかも再度の当たりが発生したかのごとく遊技者に感得させるための演出であり、例えば、あたかも再度の図柄変動が実行され、その結果として再度の大当たりが発生したように図柄を変動表示する演出であってもよく、当たりを示す図柄を再度停止表示する演出であってもよい。この態様によれば、第2の特別遊技における一つの単位開閉パターンの実行と、別の単位開閉パターンの実行とが、擬似当たり演出によって外観上分断される。したがって、第2の特別遊技の1回の実行において、あたかも第1の特別遊技が複数回発生したかのごとく遊技者に感得させやすくなる。
単位開閉パターンには、大入賞口の開放が所定の開放基準時間以上なされる長期開放パターンと、大入賞口の開放が開放基準時間未満なされる短期開放パターンとが含まれ、特別遊技制御手段は、当否抽選の結果に応じて、長期開放パターンもしくは短期開放パターンにしたがって第1の特別遊技を実行し、演出決定手段は、第1の特別遊技が長期開放パターンにしたがって実行される場合にはその終了後の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを第1の信頼度で示唆する第1の状態示唆演出の実行を当否抽選の結果に応じて決定し、第1の特別遊技が短期開放パターンにしたがって実行される場合にはその終了後の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを第1の信頼度と異なる第2の信頼度で示唆する第2の状態示唆演出の実行を当否抽選の結果に応じて決定し、特別遊技制御手段は、当否抽選の結果に応じて、長期開放パターンと短期開放パターンとが連続する構成の開閉パターンにしたがって第2の特別遊技を実行し、演出決定手段は、第2の特別遊技の状態示唆演出として、第2の特別遊技の開閉パターンにおける長期開放パターンの数に対応する数の第1の状態示唆演出の実行と、第2の特別遊技の開閉パターンにおける短期開放パターンの数に対応する数の第2の状態示唆演出の実行とを当否抽選の結果に応じて決定し、演出動作制御手段は、第2の特別遊技の実行中に、第2の特別遊技の開閉パターンにおける長期開放パターンごとに第1の状態示唆演出を実行し、第2の特別遊技の開閉パターンにおける短期開放パターンごとに第2の状態示唆演出を実行してもよい。
「開放基準時間」は、大入賞口の1回の開放における開放時間であってもよく、1つの単位遊技で実行される大入賞口の複数回の開放における開放時間の合計であってもよい。「短期開放パターン」での大入賞口の開放時間は、「長期開放パターン」での大入賞口の開放時間と比較して、相対的にごく短時間であってもよい。「長期開放パターン」が実行される第1の特別遊技と、「短期開放パターン」が実行される第1の特別遊技とはどちらも、同じ回数の単位遊技で構成される特別遊技であってもよい。例えば、単位遊技における大入賞口の合計開放時間が互いに異なる2R特別遊技であってもよい。
この態様によれば、第2の特別遊技において長期開放パターンと短期開放パターンとの組み合わせにより大入賞口が開閉される。したがって、長期開放パターンの第1の特別遊技と短期開放パターンの第1の特別遊技が、あたかもこの順序もしくは逆順で連続して発生したかのごとく遊技者に感得させることができる。また、第2の特別遊技において長期開放パターンが実行される際には第1の状態示唆演出が実行され、短期開放パターンが実行される際には第2の状態示唆演出が実行され、特定遊技への移行に対する異なる期待度が第1および第2の状態示唆演出のそれぞれに対応づけられているため、これらの演出パターンの組み合わせにより遊技者の期待感を様々に煽ることができ、演出の興趣を高めることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、特別遊技において別の大当たりがさらに発生したかのごとく遊技者に感得させることにより新たな遊技性を実現できる。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 当否テーブルの例を模式的に示す図である。 2R特別遊技における大入賞口の開閉パターンを示す図である。 2R特別遊技における状態示唆演出の演出パターンを示す図である。 2R特別遊技における大入賞口の開閉パターンを示す図である。 当否テーブルにおける大当たりの振り分けの例を模式的に示す図である。 小当たりおよび2R特別遊技における状態示唆演出の演出パターンを示す図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図10におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図11におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図11におけるS40の変動表示処理を詳細に示すフローチャートである。 図10におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図14におけるS76の開放処理を詳細に示すフローチャートである。 図14におけるS78の閉鎖処理を詳細に示すフローチャートである。 図10におけるS17の小当たり遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口62の拡開機構を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62の拡開機構が拡開されたとき、始動口62の開口幅が拡がって入球容易性が向上する。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」または「小当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の左方に設けられた特別図柄表示装置61および遊技領域52の略中央に設けられた演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に対応した図柄である。特別図柄192の変動表示が停止されたときの図柄態様が大当たりまたは小当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たりまたは小当たりの発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。
演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62の拡開機構を拡開させるか否かを決定する開放抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、開放抽選の結果を示す図柄である普通図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右下方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。演出表示装置60の下方には、抽選保留ランプ20が設けられ、その対称的な位置である遊技領域52の右下部には、普通図柄表示装置59の下に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。さらに演出表示装置60の上方および下方には、それぞれ遊技効果ランプ90が設けられている。操作ボタン82は、遊技者が遊技機へ所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、例えば約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が小当たりを示す図柄である場合、小当たり遊技に移行し、大入賞口66の短時間の開閉動作がなされる。
特別遊技が終了した後の通常遊技においては、原則として、特定遊技の一つである変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」という)が開始される。変動時間短縮遊技においては、特別図柄および装飾図柄の変動時間が通常より短縮される。特別図柄および装飾図柄の変動時間は、所定の変動回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技の一つである確率変動遊技(以下、適宜「確変」という)がさらに開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より大当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容や複数の可動役物140の動作、遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物140や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基板39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、可動役物140のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や可動役物140、電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、変動パターン決定手段115、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、小当たり遊技制御手段121、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124、特別遊技作動条件保持手段170、小当たり作動条件保持手段180を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、図柄態様決定手段131、演出決定手段132、演出動作制御手段134、役物制御手段136を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。たとえば、当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否抽選手段112は、通常状態では通常確率による当否判定のための当否テーブル(以下、適宜「通常当否テーブルという」)を参照し、確変状態では通常確率より当たりの確率が高くなる当否テーブル(以下、適宜「確変当否テーブルという」)を参照する。本実施例では、通常当否テーブルにおいては当否抽選値が0〜399の範囲に該当したときにのみ大当たりとなる。確変当否テーブルにおいては大当たりの範囲が拡大され、当否抽選値が0〜399の範囲に該当する場合だけでなく、400〜3999の範囲に該当する場合にも大当たりとなる。このように、大当たりに該当する範囲は遊技状態に応じて変化する。
本実施例では、特別遊技の一種として、大入賞口66が所定の開放基準時間以上開放される単位遊技が15回を上限として繰り返される長期特別遊技(以下、適宜「15R特別遊技」とも称する)がある。本実施例における開放基準時間は1.8秒であり、15R特別遊技においては原則として30秒開放されることとする。その他、特別遊技の別の種類として、大入賞口66が開放基準時間以上、ここでは6秒開放される単位遊技を最少回数として2回だけ繰り返す第1の短期特別遊技(以下、適宜「長期2R特別遊技」とも称する)と、大入賞口66が開放基準時間未満、ここでは0.5秒開放される単位遊技を2回だけ繰り返す第2の短期特別遊技(以下、適宜「短期2R特別遊技」とも称する)とが設けられている。
さらに本実施例では、長期2R大当たりと、短期2R大当たりの少なくとも一方における大入賞口66の開放動作が複合的に実行される中期特別遊技(以下、適宜「複合2R特別遊技」とも称する)が設けられている。複合2R特別遊技は、内部的なラウンド数、すなわち単位遊技は2回であるが、大入賞口66の開放回数は単位遊技数より多く、例えば4回に設定される。また、開放基準時間未満の大入賞口66の開放をする単位遊技を1回だけ実行する小当たり遊技が設けられている。小当たり遊技では、その1回の単位遊技において、大入賞口66が0.5秒ずつ2回開放される。したがって、大入賞口66の開放動作の外観上では、小当たり遊技と短期2R特別遊技とは同様の開放動作となり、遊技者がそれらを見分けることは困難である。
以下、15R特別遊技へ移行する大当たりを「15R大当たり」、複合2R特別遊技へ移行する大当たりを「複合2R大当たり」、長期2R特別遊技へ移行する大当たりを「長期2R大当たり」、短期2R特別遊技へ移行する大当たりを「短期2R大当たり」と呼ぶこととする。また、複合2R特別遊技、長期2R特別遊技、短期2R特別遊技を総称する場合、単に「2R特別遊技」と呼ぶこととする。また、複合2R大当たり、長期2R大当たり、短期2R大当たりを総称する場合、単に「2R大当たり」と呼ぶこととする。
当否抽選値が大当たり範囲に該当しない、いわゆる外れとなった場合のうち、所定の範囲に該当した場合に小当たりとなる。本実施例では、確変状態であるか否かにかかわらず、当否抽選値が65000〜65535の範囲に該当した場合に小当たりとなる。このように大当たりに該当しなかった場合、本来はすべて「外れ」であるが、本実施例では大当たりに該当しなかった場合のうち小当たりにも該当しなかった場合の当否抽選値範囲を特に「外れ」と表現する。
当否抽選手段112は、複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出表示装置60において変動表示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄の停止図柄を、当否抽選手段112による抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄決定手段114は、特別図柄や普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。図柄決定手段114は、決定した停止図柄を示すデータをメイン表示制御手段118、図柄態様決定手段131、演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
変動パターン決定手段115は、当否抽選の結果に応じて複数種の変動パターンからいずれかの変動パターンを選択する。変動パターン決定手段115は、変動パターンを決定するために参照すべきパターン選択テーブルを保持する。図柄決定手段114は、決定した変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118、図柄態様決定手段131、演出決定手段132へ送出する。変動パターン決定手段115は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつとともに、その変動時間にて複数の図柄で構成される装飾図柄による図柄変動も実行されることを前提として規定される。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄および装飾図柄の変動が停止される。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。
メイン表示制御手段118は、当否抽選手段112による抽選の結果を、図柄決定手段114により決定された停止図柄と変動パターン決定手段115により決定された変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出動作制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出動作制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技作動条件保持手段170は、大入賞口66の開放を伴う単位遊技を複数回含む特別遊技へ移行するための条件を保持する。特別遊技作動条件保持手段170は、長期作動条件保持手段171と中期作動条件保持手段172と、第1の短期作動条件保持手段174と、第2の短期作動条件保持手段175とを含む。長期作動条件保持手段171は、15R特別遊技へ移行するための条件である長期作動条件を保持する。長期作動条件は、当否抽選で15特別遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。中期作動条件保持手段172は、複合2R特別遊技へ移行するための条件である中期作動条件を保持する。中期作動条件は当否抽選で複合2R特別遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。
第1の短期作動条件保持手段174は、長期2R特別遊技へ移行するための条件である第1の短期作動条件を保持する。第1の短期作動条件は当否抽選で長期2R特別遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。第2の短期作動条件保持手段175は、短期2R特別遊技へ移行するための条件である第2の短期作動条件を保持する。第2の短期作動条件は当否抽選で短期2R特別遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。
小当たり作動条件保持手段180は、小当たり遊技へ移行するための条件である小当たり作動条件を保持する。小当たり作動条件は、当否抽選で小当たり遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。
第1の短期作動条件保持手段174と第2の短期作動条件保持手段175は、包括的に短期作動条件保持手段173として位置づけられる。また、短期作動条件保持手段173は、第1の短期作動条件と第2の短期作動条件と小当たり作動条件とを包括して短期作動条件として保持する。短期作動条件は、当否抽選で長期2R特別遊技、短期2R特別遊技、または小当たり遊技へ移行する旨の結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。
特別遊技作動条件保持手段170、すなわち長期作動条件保持手段171と中期作動条件保持手段172と第1の短期作動条件保持手段174と第2の短期作動条件保持手段175とは、特別遊技の終了後に確変状態へ移行させる確変特別遊技作動条件を保持する。確変特別遊技作動条件が成立するか否かは、当否抽選手段112による当否抽選の結果や図柄決定手段114が決定した特別図柄の種類によって判定される。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選結果が大当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、複数回の単位遊技で構成される。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技が所定回数を消化した場合には特別遊技を終了させる。
特別遊技制御手段120は、長期特別遊技制御手段125と、中期特別遊技制御手段126と、第1の短期特別遊技制御手段128と、第2の短期特別遊技制御手段129とを含む。長期特別遊技制御手段125は、当否抽選が15R特別遊技への移行を示す結果となって長期作動条件が成立したときに15R特別遊技を実行する。長期特別遊技制御手段125は、15R特別遊技として単位遊技を15回繰り返し、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。
第1の短期特別遊技制御手段128は、長期2R特別遊技として単位遊技を2回実行する。具体的には1回目の単位遊技において大入賞口66を1回だけ約6秒間開放し、2回目の単位遊技においても大入賞口66を1回だけ約6秒間開放する。第2の短期特別遊技制御手段129は、短期2R特別遊技として単位遊技を2回実行する。具体的には1回目の単位遊技において大入賞口66を1回だけ約0.5秒間開放し、2回目の単位遊技においても大入賞口66を1回だけ約0.5秒間開放する。
中期特別遊技制御手段126は、複合2R特別遊技として単位遊技を2回実行する。本実施例の複合2R特別遊技では、長期2R特別遊技における大入賞口66の開閉パターンと、短期2R特別遊技における大入賞口66の開閉パターンとが任意の組み合わせで連続する構成の開閉パターンにしたがって大入賞口66の開閉が実行される。したがって、長期2R特別遊技における開閉パターンと短期2R特別遊技における開閉パターンとを包括して「単位開閉パターン」と呼ぶ場合、複合2R特別遊技の開閉パターンは、単位開閉パターンが連続する構成となる。以下では、複合2R特別遊技における大入賞口66の開閉パターンとして、第1から第3の開閉パターンを説明する。
複合2R特別遊技の第1開閉パターンでは、1回目の単位遊技において大入賞口66を約6秒と約6秒の2回開放し、2回目の単位遊技においても大入賞口66を約6秒と約6秒の2回開放する。したがって第1開閉パターンは、その外観上、長期2R特別遊技における開閉パターンが2回連続する構成になる。また第2開閉パターンでは、1回目の単位遊技において大入賞口66を約0.5秒と約0.5秒の2回開放し、2回目の単位遊技においては大入賞口66を約6秒と約6秒の2回開放する。したがって第2開閉パターンは、その外観上、短期2R特別遊技における開閉パターンと長期2R特別遊技における開閉パターンとがこの順に連続する構成になる。また第3開閉パターンでは、1回目の単位遊技において大入賞口66を約6秒と約6秒の2回開放し、2回目の単位遊技においては大入賞口66を約0.5秒と約0.5秒の2回開放する。したがって第3開閉パターンは、その外観上、長期2R特別遊技における開閉パターンと短期2R特別遊技における開閉パターンとがこの順に連続する構成になる。
小当たり遊技制御手段121は、当否抽選が小当たり遊技への移行を示す結果となって小当たり作動条件が成立したときに小当たり遊技を実行する。小当たり遊技制御手段121は、小当たり遊技として単位遊技を1回だけ実行し、その単位遊技において大入賞口66を約0.5秒と約0.5秒の2回開放する。
第1の短期特別遊技制御手段128と第2の短期特別遊技制御手段129と小当たり遊技制御手段121とを包括して短期開放遊技制御手段127と位置づける。短期開放遊技制御手段127は、短期作動条件が成立したときに、長期2R特別遊技、短期2R特別遊技、小当たり遊技を包括する短期開放遊技を実行することとなる。したがって、中期特別遊技制御手段126は、複合2R特別遊技の実行において、短期開放遊技における単位開閉パターンが連続する構成の開閉パターンにしたがって大入賞口66を開閉させる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当選確率を通常確率の状態から高確率の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短とがある。
特定遊技実行手段122は、当否抽選値が確変状態へ移行すべき値であった場合に、特別遊技後の遊技状態を確変状態へ移行させる。確変状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。遊技状態が確変状態となっているかどうかは、いわゆる「潜伏確変」とも呼ばれるように外観上は明示されないが、後述するように、2R特別遊技においてその終了後の遊技状態が確変状態であるか否かを示唆するための状態示唆演出が実行される。また、特定遊技実行手段122は、当否抽選値の如何に関わらず、特別遊技後に遊技状態を時短の状態へ移行させる。時短は、特別遊技後の特別図柄の変動回数が所定回数、たとえば100回に至るまで継続される。
ただし、確変中における時短は、確変と同様に次の大当たりが発生するまで継続される。また、特別遊技の終了後は確変状態への移行有無にかかわらず原則として時短へ移行するが、時短状態でないときに2R大当たりが発生したときに限っては、その2R特別遊技の終了後は時短へ移行させない。また、小当たり遊技の終了後も時短や確変への移行は行われず、小当たり遊技開始前の遊技状態が維持される。したがって、小当たり遊技開始前から時短や確変の状態にある場合は、小当たり遊技終了後も終了条件を満たしていない限りは時短や確変の状態が維持される。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中または小当たり遊技中、特別遊技制御手段120および小当たり遊技制御手段121からの指示に基づいて、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄190の変動において演出表示装置60に表示させる演出的な画像内容とその表示過程が定められた複数の演出パターンを保持する。演出パターンには、装飾図柄190の変動表示における変動開始から停止までの変動過程と演出過程が定められた複数の変動演出パターンと、装飾図柄の変動表示とは別に表示されて大当たりへの期待度の高さを予告的に示唆する複数の予告演出パターンとが含まれる。パターン記憶手段130は、後述する状態示唆演出に関する複数種の演出パターンをさらに保持する。
演出決定手段132は、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターンに応じて変動演出パターンを決定する。演出決定手段132は、変動演出パターンを決定するために参照すべきパターンテーブルを保持する。演出決定手段132は、決定した変動演出パターンの情報や状態示唆演出の演出パターンを示す情報を演出動作制御手段134へ送る。
変動演出パターンには、通常の外れの図柄組合せを表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れの図柄組合せを表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たりの図柄組合せを表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動演出パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、変動時間が等しい演出画像の変動演出パターンを選択する。
図柄態様決定手段131は、装飾図柄の停止図柄の組合せとその配置を、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターン、装飾図柄の変動演出パターンに応じて決定する。図柄態様決定手段131は、決定した停止図柄の組合せを示す情報を演出動作制御手段134へ送信する。図柄態様決定手段131は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルを保持する。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、たとえば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。たとえば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンや装飾図柄の変動演出パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。
予告演出パターンは、特定のキャラクタやモチーフの画像、アニメーション、映像などを一時的に画面表示させる演出パターンや、特定の音声を出力する演出パターンである。予告演出パターンによる演出は、図柄変動と並行して実行され、その図柄変動が大当たり態様にて停止する期待度が高いことを予告的に示唆する。例えば、キャラクタの画像を一つだけ画面に表示させるだけの通常予告演出や、多数のキャラクタの群れを画面の一端から他端へ通過させるように表示させる群予告演出がある。また、予告演出の表示過程を複数段階に分け、表示させる段階数を可変にして段階数が多いほど大当たりへの期待度が高くなるように設定されるステップアップ予告演出がさらに含まれる。
予告演出パターンには、装飾図柄190の表示態様がリーチ状態となった後のタイミングで演出が実行されて図柄の最終的な停止態様を予告するパターンと、装飾図柄190が一つも停止していないタイミングで演出が実行されてリーチ状態となることを同時に予告するパターンとがある。
演出決定手段132は、当否抽選の結果に応じて演出表示装置60に予告演出を表示させるか否かを所定の予告抽選により決定するとともに、表示させるべき予告演出パターンを決定する。演出決定手段132は、予告演出を表示させるか否かを決定するために参照すべき予告決定テーブルと、予告演出パターンの種類を選択するときに参照すべき予告種類テーブルとを保持する。予告決定テーブルは、当否抽選の結果に応じて異なる欄が参照されるように設定されており、当否抽選が当たりの場合は外れの場合よりも高い確率で予告演出を表示させるよう、当否抽選の結果と予告演出を表示するか否かの対応関係が定められる。これにより、予告演出が表示されること自体で大当たりへの期待度の高さを示唆することができる。
演出動作制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果として、選択された変動演出パターンデータにしたがって演出表示装置60へ装飾図柄を含む演出画像を変動表示させる。演出動作制御手段134は、予告演出を表示させる旨が演出決定手段132により決定された場合、選択された予告演出パターンにしたがった予告演出を演出表示装置60へ表示させる。演出動作制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
演出動作制御手段134は、演出決定手段132において選択された状態示唆演出のデータにしたがって演出表示装置60にその演出画像を表示させる。短期開放遊技が実行される際には、1つの状態示唆演出を実行する。複合2R特別遊技が実行される際には、その開閉パターンにおける単位開閉パターンごとに1つの状態示唆演出を実行することにより、複数の状態示唆演出を連続して実行する。
役物制御手段136は、演出動作制御手段134から受け取る指示にしたがい、演出表示装置60における演出内容や遊技効果ランプ90の点滅過程に沿って、可動役物140を演出的に動作させる。
本実施例においては、2R特別遊技または小当たり遊技の期間にその後の遊技状態が確変状態であるか否かを示唆しうる演出である状態示唆演出を実行する。この状態示唆演出には、その後の遊技状態が確変状態であることを遊技者に示唆する「確変示唆演出」と、その後の遊技状態が確変状態でなく通常状態であることを遊技者に示唆する「非確変示唆演出」と、その後の遊技状態を示唆しない、すなわち演出の外観上その後の遊技状態が確変状態か否かが不明に設定された「状態非示唆演出」とが含まれる。
図4は、当否テーブルの例を模式的に示す。本図の当否テーブルは、通常状態において参照される通常当否テーブルである。当否テーブルには、大当たり、小当たり、外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられたそれぞれの範囲設定に応じて大当たりの当否確率や小当たりの当否確率が定まる。当否抽選手段112は、当否判定において本図の当否テーブルを参照し、当否抽選値が0〜399の範囲に該当したときは大当たりとなる。
当否抽選値が大当たりの範囲に該当した場合、図柄抽選値に応じて確変ありの15R大当たり、確変なしの15R大当たり、確変ありの複合2R大当たり、確変なしの複合2R大当たり、確変ありの長期2R大当たり、確変なしの長期2R大当たり、確変ありの短期2R大当たり、確変なしの短期2R大当たりに抽選結果が振り分けられる。当否抽選値が大当たり範囲に該当しない場合でも、65000〜65535の範囲に該当した場合には小当たりとなる。それ以外の範囲、すなわち400〜64999の範囲に該当したときに「外れ」となる。なお、確変当否テーブルの例は図示しないが、本図の大当たりの当否抽選値範囲が、例えば0〜3999の範囲に拡大される。このような当否抽選値と当否判定結果の対応関係により、確変時の当否確率が定まる。
以下、図5および図6を用いて、複合2R特別遊技における大入賞口66の開放パターンおよび状態示唆演出の一つの例を説明する。
図5は、2R特別遊技における大入賞口66の開閉パターンを示す。図5(a)は、長期2R特別遊技における開閉パターンを示すタイムチャートである。同図のタイムチャートは、左から右への時系列での大入賞口66の開閉状態を示しており、上部が開放状態、下部が閉鎖状態を示している。以降のタイムチャートでも同様である。長期2R特別遊技においては、単位遊技である各ラウンドごとに大入賞口66が6秒開放され、2ラウンドに亘って1つの状態示唆演出が実行される。
図5(b)は、複合2R特別遊技の第1開閉パターンにおける開閉パターンを示すタイムチャートである。第1開閉パターンが実行される複合2R特別遊技(以下、適宜「第1の複合2R特別遊技」と称する)においては、単位遊技である1ラウンドおよび2ラウンドごとに大入賞口66が6秒ずつ2回開放され、各ラウンドで状態示唆演出が実行される。また、第1の複合2R特別遊技においては、1ラウンドと2ラウンドとの間で擬似当たり演出が実行される。すなわち、演出決定手段132は、複合2R大当たりが発生した際に、1ラウンドと2ラウンドとの間で実行されるべき擬似当たり演出を選択し、演出動作制御手段134は、1ラウンドと2ラウンドとの間においてその擬似当たり演出を実行する。
この擬似当たり演出は、その外観上、図柄変動や当たりの発生を表示して、2R大当たり、この例では長期2R大当たりがあたかも再度発生したように遊技者に感得させるための演出である。例えば、あたかも再度の図柄変動が実行され、その結果として長期2R大当たりが再度発生したように表示する演出であってもよく、当たりを示す図柄を再度停止表示する演出であってもよい。また、複合2R大当たり発生の際に停止表示された当たりを示す図柄が、擬似当たり演出においても再度停止表示されてよい。この場合、第1の複合2R大当たり発生の際に停止表示された当たりを示す装飾図柄190が、1ラウンドの開閉パターンが実行される際には一旦非表示となり、2ラウンドの開閉パターンが実行される直前に再度停止表示されてもよい。擬似当たり演出において変動表示および/または停止表示される図柄は、複合2R大当たり発生の際に変動表示および/または停止表示された図柄に対応する図柄であることが好ましい。例えば、同一の装飾図柄190や、その装飾図柄190と一部が異なるものの類似する図柄であることが好ましい。
図6は、2R特別遊技における状態示唆演出の演出パターンを示す。同図の演出パターンは、演出決定手段132におけるパターンテーブルに保持される。演出決定手段132は、特別遊技制御手段120において2R特別遊技が実行される際に、そのパターンテーブルを参照して、当たり種別ごとに設定された選択割合にしたがって実行すべき状態示唆演出を選択する。後述する図9についても同様である。演出動作制御手段134は、演出決定手段132において選択された状態示唆演出を、図5で示した状態示唆演出の実行期間に実行する。
図6(a)は、長期2R特別遊技における演出パターンを示している。確変ありの長期2R大当たりが発生した場合、確変示唆演出と状態非示唆演出とがそれぞれ50%の確率で選択される。確変なしの長期2R大当たりが発生した場合、非確変示唆演出と状態非示唆演出とがそれぞれ50%の確率で選択される。
図6(b)は、第1の複合2R特別遊技における演出パターンを示している。同図の演出パターン欄は、第1の複合2R特別遊技における単位開閉パターンごとに実行される演出パターンの組み合わせを示している。例えば、演出パターン「α・γ」は、先の単位開閉パターンが実行される際には確変示唆演出が実行され、後の単位開閉パターンが実行される際には状態非示唆演出が実行されるパターンである。印象欄は、演出パターン欄で示す状態示唆演出が実行された際に確変への移行に対する遊技者の期待感を模式的に示している。「↑」は遊技者の期待感が向上することを示し、「↓」は遊技者の期待感が低下することを示す。また「?」は確変へ移行するか否かが不明であることを示す。この演出パターン「α・γ」は、確変ありの第1の複合2R特別遊技、確変なしの第1の複合2R特別遊技のいずれにおいても、20%の確率で選択される。
本実施例においては、第1の複合2R特別遊技における大入賞口66の開閉により、あたかも長期2R大当たりが2回発生したかのごとく遊技者に感得させることができる。そして、第1の複合2R特別遊技において単位開閉パターンが実行されるごとに状態示唆演出が実行され、その演出パターンの組み合わせによって、遊技者の期待感を様々に煽ることができる。例えば、演出パターン「β・α」が選択されると、先の非確変示唆演出により遊技者の期待感が低下するが、その後の確変示唆演出により遊技者の期待感を向上させることになる。また、演出パターン「α・β」が選択された場合には、遊技者の期待感にはその逆の変化が生じる。また、第1の複合2R特別遊技における単位開閉パターンの間、言い換えれば状態示唆演出の間に擬似当たり演出が実行される。これにより、遊技者に対して、それぞれの単位開閉パターンおよび状態示唆演出が異なる長期2R特別遊技によるものであると感得させやすくなる。
以下、図7、図8、および図9を用いて、複合2R特別遊技における大入賞口66の開閉パターンおよび状態示唆演出の別の例を説明する。
図7は、2R特別遊技における大入賞口66の開閉パターンを示す。図7(a)は、短期2R特別遊技における開閉パターンを示すタイムチャートである。短期2R特別遊技においては、単位遊技であるラウンドごとに大入賞口66が0.5秒開放され、2ラウンドに亘って1つの状態示唆演出が実行される。
図7(b)は、複合2R特別遊技の第2開閉パターンにおけるタイムチャートである。第2開閉パターンが実行される複合2R特別遊技(以下、適宜「第2の複合2R特別遊技」と称する)の1ラウンドでは大入賞口66が0.5秒、0.5秒、6秒の3回開放され、2ラウンドでは大入賞口66が1回だけ6秒開放される。すなわち、複合2R特別遊技における単位遊技は必ずしも単位開閉パターンには対応せず、1ラウンドおよび2ラウンド全体として短期2R特別遊技の単位開閉パターンと長期2R特別遊技の単位開閉パターンとが連続する構成の開閉パターンとなる。そして、短期2R特別遊技の単位開閉パターン実行の際に1つの状態示唆演出が実行され、続いて長期2R特別遊技の単位開閉パターン実行の際にも1つの状態示唆演出が実行される。
図7(c)は、複合2R特別遊技の第3開閉パターンにおけるタイムチャートである。第3開閉パターンが実行される複合2R特別遊技(以下、適宜「第3の複合2R特別遊技」と称する)の1ラウンドでは大入賞口66が1回だけ6秒開放され、2ラウンドでは大入賞口66が6秒、0.5秒、0.5秒の3回開放される。したがって1ラウンドおよび2ラウンド全体として長期2R特別遊技の単位開閉パターンと短期2R特別遊技の単位開閉パターンとが連続する構成の開閉パターンとなる。そして、長期2R特別遊技の単位開閉パターン実行の際に1つの状態示唆演出が実行され、続いて短期2R特別遊技の単位開閉パターン実行の際にも1つの状態示唆演出が実行される。
なお、図7(b)、図7(c)では、擬似当たり演出の実行については記載していない。しかし、第2の複合2R特別遊技および第3の複合2R特別遊技においても、図5(b)で示した第1の複合2R特別遊技と同様に、一つの単位開放パターンの実行を終了し、次の単位開閉パターンの実行を開始するまでの間に擬似当たり演出を実行してもよいのはもちろんである。
図8は、当否テーブルにおける大当たりの振り分けの例を模式的に示す。同図は、当否抽選値が大当たりの範囲に該当した場合にその大当たり種別を決定するための、図柄抽選値の振り分け率を示している。同図では、短期2R大当たりは、長期2R大当たりよりも確変移行時に選択される確率が高く設定されている。これにあわせて、長期2R特別遊技の開閉パターン→短期2R特別遊技の開閉パターンの順に実行される第3の複合2R大当たりは、短期2R特別遊技の開閉パターン→長期2R特別遊技の開閉パターンの順に実行される第2の複合2R特別遊技よりも確変移行時に選択される確率が高く設定されている。
図9は、小当たりおよび2R特別遊技における状態示唆演出の演出パターンを示す。図9(a)は、小当たりおよび短期2R特別遊技における演出パターンを示している。同図は、小当たりが発生した場合、必ず状態非示唆演出が選択されること、また、確変ありの短期2R大当たりが発生した場合、70%の確率で確変示唆演出が選択され、30%の確率で状態非示唆演出が選択されることを示している。図9(b)は、長期2R特別遊技における演出パターンを示している。
図9(c)は、第2の複合2R特別遊技における演出パターンを示し、図9(d)は、第3の複合2R特別遊技における演出パターンを示している。両図における各演出パターンの選択確率は、短期2R大当たりおよび長期2R大当たりの際の演出パターンの選択確率に応じて設定されることが望ましい。
本実施例においては、第2の複合2R特別遊技における大入賞口66の開閉により、あたかも短期2R大当たりと長期2R大当たりとがこの順に連続して発生したかのごとく遊技者に感得させることができる。また、第3の複合2R特別遊技における大入賞口66の開閉により、あたかも長期2R大当たりと短期2R大当たりとがこの順に連続して発生したかのごとく遊技者に感得させることができる。図8で示したように、短期2R大当たりは、確変へ移行する際に、長期2R大当たりよりも高確率で選択されるため、第2の複合2R特別遊技が実行されると、遊技状態が確率変動状態から通常状態へ変化するかのように遊技者に感得させることができる。また、第3の複合2R特別遊技が実行されると遊技状態が通常状態から確率変動状態へ移行するかのように遊技者に感得させることができる。
また、第2および第3の複合2R特別遊技における演出パターンの選択確率が短期2R特別遊技および長期2R特別遊技の際の演出パターンの選択確率に応じて決定されることで、遊技者にとって遊技状態の変動と演出パターンとの対応関係がわかりやすくなり、遊技性を向上させることができる。
また、第1から第3の複合2R特別遊技と、長期2R特別遊技、短期2R特別遊技とは同じラウンドで構成されるため、遊技者はラウンド数の表示を見ても、それが複合2R特別遊技なのか、単体の2R特別遊技なのかを判別することを困難にできる。また、複合2R特別遊技と単体の2R特別遊技とが併存することで、1つの状態示唆演出で示唆された内容の通りに遊技状態が変動するのか、さらに別の状態示唆演出が行われるのかの予測が遊技者には困難であり、斬新な遊技性を提供できる。
なお、状態示唆演出として、互いに実行時間の異なる複数種類の確変示唆演出、複数種類の非確変示唆演出、複数種類の状態非示唆演出があらかじめ定められてもよい。演出決定手段132は、大入賞口の開放時間および開放間隔に応じて、言い換えれば単位開閉パターンの実行時間に応じて、複数種類の状態示唆演出の中から1つの状態示唆演出、典型的には単位開閉パターンの実行時間に対応した実行時間の状態示唆演出を選択してもよい。例えば、図7(b)で示す第2の複合2R特別遊技の場合、先に実行すべき状態示唆演出としては実行時間が2秒の状態示唆演出を選択し、後に実行すべき状態示唆演出としては実行時間が13秒の状態示唆演出を選択してもよい。また、単位開閉パターン毎に実行される状態示唆演出の実行時間は、その単位開閉パターンの実行時間と一致しなくてもよく、単位開閉パターンの実行時間よりも長くてもよく、短くてもよい。例えば、状態示唆演出の実行時間は、単位開閉パターンの実行時間に加えて、デモ時間等の所定の時間値を含むように設定されてもよい。これにより、単位開閉パターンの実行時間が短い場合であっても、状態示唆演出の実行時間を確保できる。
図10は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行し(S10)、通常遊技中であれば(S12のY)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、通常遊技中でなければ(S12のN)、特別遊技の制御処理(S16)や、小当たり遊技の制御処理を実行し(S17)、S10からS17までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図11は、図10におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出動作制御手段134へ送信し、これを受信した演出動作制御手段134が変動パターンデータにしたがって演出画像の変動表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40をスキップする。
図12は、図11におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。まず、当否抽選手段112が当否抽選値を読み出して(S42)、その当否抽選値に基づいて当否を判定する(S44)。図柄決定手段114は、当否判定結果に基づいて特別図柄の停止図柄を決定し(S46)、特別図柄の変動パターンを選択する(S48)。演出決定手段132は、当否判定結果および特別図柄に基づいて装飾図柄の停止図柄組合せを決定し(S50)、特別図柄の変動パターンに応じて装飾図柄の変動パターンを選択する(S52)。
図13は、図11におけるS40の変動表示処理を詳細に示すフローチャートである。既に図柄変動表示が開始されている場合、図柄変動の画像を表示し(S60)、所定の変動時間が経過して図柄表示の停止タイミングに達したときは(S61のY)、表示中の図柄変動を停止する(S62)。停止した図柄変動に対応する当否抽選結果が15R大当たりであった場合(S63のY)、および、15R大当たりではないが(S63のN)、2R大当たりであった場合(S64のY)、特別遊技へ移行する(S67)。大当たりではないが(S64のN)、小当たりであった場合(S65のY)、小当たり遊技へ移行する(S66)。小当たりでもない場合(S65のN)、S66をスキップする。図柄表示の停止タイミングに達していない場合には(S61のN)、S62以降の処理をスキップして本図のフローを終了する。
図14は、図10におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。当否抽選の結果が大当たり(15R大当たりまたは2R大当たり)であった場合(S70のY)、すでに特別遊技が開始済みであって(S72のY)、大入賞口66が開放済でなければ(S74のN)、大入賞口66の開放処理を実行し(S76)、開放済みであれば(S74のY)、大入賞口66の閉鎖処理を実行する(S78)。所定回数の大入賞口66の開閉が終了した場合であって(S80のY)、特別遊技の演出ないし終了デモ演出が終了した場合(S82のY)、特別遊技を終了し(S84)、時短や確変の特定遊技状態を開始する(S86)。特別遊技の演出ないし終了デモ演出が終了していない場合は(S82のN)、S84およびS86をスキップし、所定回数の大入賞口66の開閉が終了していない場合は(S80のN)、S82〜S86をスキップする。S72において特別遊技が開始済みでない場合は(S72のN)、特別遊技を開始し、例えば開始デモ演出を表示させ(S88)、S74〜S86をスキップする。大当たりでない場合は本図のS72以降のフローをスキップする(S70のN)。
図15は、図14におけるS76の開放処理を詳細に示すフローチャートである。大入賞口66の所定の開放タイミングとなったとき(S90のY)、開閉制御手段124は大入賞口66を開放させる(S92)。開放タイミングでないときは(S90のN)、本図のS92以降の処理をスキップする。大入賞口66の開放後、複合2R特別遊技・長期2R特別遊技・短期2R特別遊技等の各種2R特別遊技または小当たり遊技であった場合であって(S94のY)、状態示唆演出が開始済みでない場合(S96のN)、単位開閉パターンの開始時点であれば(S98のY)、パターンテーブルに設定された選択確率および単位開閉パターンの実行時間に応じた状態示唆演出を選択し(S101)、状態示唆演出を開始する(S104)。単位開閉パターンの開始時点でなければ(S98のN)、S101およびS104をスキップする。状態示唆演出が開始済であった場合は(S96のY)、S98〜S104をスキップする。2R特別遊技または小当たりでなければ(S94のN)、S96以降をスキップする。
図16は、図14におけるS78の閉鎖処理を詳細に示すフローチャートである。大入賞口66が閉鎖済みでない場合であって(S110のN)、大入賞口66の所定の閉鎖タイミングとなったとき(S111のY)、開閉制御手段124は大入賞口66を閉鎖させる(S112)。この大入賞口66の閉鎖が単位開閉パターンの終了にあたるとき(S113のY)、演出動作制御手段134は状態示唆演出を終了させる(S114)。複合2R特別遊技において次の単位開閉パターンが実行予定である場合(S115のY)、演出動作制御手段134は擬似当たり演出を実行する(S116)。複合2R特別遊技において次の単位開閉パターンが実行予定でなければ(S115のN)、S116はスキップされる。大入賞口66の閉鎖が単位開閉パターンの終了にあたらなければ(S113のN)、S114〜S116はスキップされる。大入賞口66の閉鎖タイミングでなければ(S111のN)、S112〜S116はスキップされる。大入賞口66が閉鎖済みの場合は(S110のY)、S111以降をスキップする。
図17は、図10におけるS17の小当たり遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。当否抽選の結果が小当たりであった場合(S120のY)、すでに小当たり遊技が開始済みであって(S122のY)、大入賞口66が開放済でなければ(S124のN)、大入賞口66の開放処理を実行し(S126)、開放済みであれば(S124のY)、大入賞口66の閉鎖処理を実行する(S128)。所定回数の大入賞口66の開閉が終了した場合(S130のY)、小当たり遊技を終了し(S132)、所定回数の大入賞口66の開閉が終了していない場合は(S130のN)、S132をスキップする。S122において小当たり遊技が開始済みでない場合は(S122のN)、小当たり遊技を開始し(S134)、S124〜S132をスキップする。小当たりでない場合は本図のS122以降のフローをスキップする(S120のN)。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第1の変形例を説明する。上述の実施例では、複合2R特別遊技における演出パターンは、パターンテーブルに定められた確率に基づく抽選にて選択された。変形例においては、複合2R大当たりが発生した際の遊技状態にも基づいて選択されてもよい。具体的には、演出決定手段132は、複合2R大当たりが発生した際の遊技状態に応じて、複数の演出パターンのそれぞれに対する異なる選択確率が設定された複数のパターンテーブルの中から1つのパターンテーブルを選択してもよい。そして、そのパターンテーブルに定められた確率に基づいて1つの演出パターンを選択してもよい。例えば演出決定手段132は、典型的にはメイン基板102において保持された、ぱちんこ遊技機10の内部的な遊技状態を参照して演出パターンを決定してもよい。また、典型的にはサブ基板104において保持された、ぱちんこ遊技機10の外観上のすなわち遊技者からの見た目における遊技状態を参照して演出パターンを決定してもよい。
この変形例においては、遊技者が認識していると想定される、複合2R大当たりが発生した際の遊技状態に基づいて、特定の演出パターンが他の演出パターンよりも高確率で選択されてもよい。例えば、遊技者が現在の遊技状態を確変状態と認識していると想定される場合で、確変ありの複合2R大当たりの際には、演出決定手段132は、状態非示唆演出を含む組み合わせの演出パターンが高確率で選択されるように設定されたパターンテーブルを選択してもよい。「遊技者が現在の遊技状態を確変状態と認識していると想定される場合」とは、確変状態である旨が演出表示装置60において表示されている場合等、ぱちんこ遊技機10の外観上、確変状態である旨が遊技者に報知されている場合であってもよい。別の例として、遊技者が現在の遊技状態を通常状態と認識していると想定される場合で、確変ありの複合2R大当たりの際には、演出決定手段132は、非確変示唆演出と確変示唆演出とがこの順に組み合わされた演出パターンが高確率で選択されるように設定されたパターンテーブルを選択してもよい。「遊技者が現在の遊技状態を通常状態と認識していると想定される場合」とは、通常状態である旨、もしくは確変状態ではない旨が演出表示装置60において表示されている場合や、確変状態である旨が演出表示装置60において表示されていない場合等、ぱちんこ遊技機10の外観上、通常状態である旨が遊技者に報知されている場合であってもよい。また、確変状態である旨が遊技者に報知されていない場合であってもよい。第1の変形例によれば、遊技者の期待感を一旦下げつつ、最終的には遊技者の望む確変状態となるため、遊技の興趣を一層高めることができる。
第2の変形例を説明する。上述の実施例では、複合2R大当たり発生の際に実行された演出(以下、適宜「真正当たり演出」とも呼ぶ。)の演出時間(以下、適宜「真正当たり演出時間」とも呼ぶ。)と、擬似当たり演出の演出時間(以下、適宜「擬似当たり演出時間」とも呼ぶ。)との関係については特に言及しなかった。変形例においては、真正当たり演出時間と擬似当たり演出時間とが対応したものとなるように設定されてもよい。第3の変形例の第1の実施態様としては、真正当たり演出時間と擬似当たり演出時間とのそれぞれには、互いに対応する時間があらかじめ設定されてもよい。「対応する時間」とは、同一のまたは近似する時間であってもよく、差異が所定範囲内の時間であってもよい。
第2の変形例の第2の実施態様としては、演出決定手段132は、互いに異なる演出時間を有する複数の擬似当たり演出の中から一つを選択する際に、真正当たり演出時間に対応する演出時間を有する擬似当たり演出を選択してもよい。第2の変形例の第3の実施態様としては、第2の実施態様とは逆に、演出決定手段132は、互いに異なる演出時間を有する複数の真正当たり演出の中から一つを選択する際に、複合2R大当たりの発生を示す図柄、言い換えればその図柄に応じて決定される複合2R特別遊技における大入賞口66の開閉パターンによって設定される擬似当たり演出時間に対応する真正当たり演出を選択してもよい。また、複合2R特別遊技における一つの単位開閉パターン終了時点から次の単位開閉パターン開始時点までの間隔、例えば、擬似当たり演出時間に対応する演出時間を有する真正当たり演出を選択してもよい。第2の変形例によれば、複合2R大当たり発生の際に実行された演出の時間と、擬似当たり演出の時間とが対応したものとなるため、あたかも再度の大当たりが発生したように遊技者に感得させやすくなる。さらに、実施の形態で既述したように、複合2R大当たり発生の際に実行された演出における図柄と、擬似当たり演出における図柄とを同一もしくは類似するものとすることで、より一層、あたかも再度の大当たりが発生したように遊技者に感得させやすくなる。
第3の変形例として、複合2R特別遊技における擬似当たり演出の変形例を説明する。複合2R特別遊技においては、装飾図柄190の変動表示が停止された後にその装飾図柄190の表示を消し、その背景図柄のみ継続的に表示させてもよい。そして、複合2R特別遊技における1回目の単位開閉パターンの実行が終了した後に、すなわち擬似当たり演出を実行すべきタイミングになった際に、一度消された装飾図柄190またはその類似図柄を再度変動または停止図柄として出現させてもよい。このように構成しても、その背景図柄の継続と装飾図柄190または類似図柄による結果表示の演出により、その間、内部的には図柄変動が継続していたかのように見せることができる。また、一度消した図柄を2回目の単位開閉パターンが開始されるタイミング、すなわち擬似当たり演出を終了するタイミングで再度表示させるため、そのタイミングから別の2R特別遊技が開始されるかのように印象づけられる。あるいは、装飾図柄190の変動表示が停止された後にその表示を消さずに演出画面上のすみ等の目立たない位置に図柄変動表示可能な表示領域を縮小し表示させる等の目立たない態様で表示させてもよい。さらに、停止表示されている装飾図柄190の上にその類似図柄を重ねて変動表示させてもよい。あるいは、装飾図柄190とは異なる図柄としてその類似図柄を別途設けることなく、装飾図柄190を一旦停止させるものの直ちに再変動させ、複合2R特別遊技における1回目の単位開閉パターンが終了するまで変動表示を継続させるようにしてもよい。その場合、装飾図柄190の再変動の部分については、特別図柄192に対応しない変動表示として位置づければよい。
第4の変形例を説明する。上述の実施例では、状態示唆演出は、2R特別遊技終了後の遊技状態が確変状態であるか否かを示唆するものであった。変形例においては、状態示唆演出は、2R特別遊技終了後の遊技状態が通常状態より遊技者に有利な状態であるその他の特定遊技状態であるか否か、および/または、特定遊技状態の継続期間を示唆するものであってもよい。例えば、2R特別遊技終了後の遊技状態が時短の状態であるか否か、および/または、時短の継続期間を示唆するものであってもよい。
第5の変形例を説明する。上述の実施例では、本発明を従来にいう第1種ぱちんこ遊技機に適用した例を示したが、第1種ぱちんこ遊技機の機能を備えた他の種別の遊技機に適用することもできる。
例えば、異なる複数の始動入賞口への入球にそれぞれ対応する複数種類の当否抽選が実行され、第1種ぱちんこ遊技機を複数混在させたような複合機に適用することもできる。このような複合機において、第1の当否抽選の結果に基づく第1の特別遊技と、第2の当否抽選の結果に基づく第2の特別遊技とについて、第1の特別遊技でのみ複合2R特別遊技が実行されてもよく、第1の特別遊技と第2の特別遊技とのそれぞれで複合2R特別遊技が実行されてもよい。
また、第1特別遊技として従来にいう第1種ぱちんこ遊技機における特別遊技に対応する遊技を、第2特別遊技として従来にいう第2種ぱちんこ遊技機における特別遊技に対応する遊技を提供する複合機に適用することもできる。
10 ぱちんこ遊技機、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 66 大入賞口、 112 当否抽選手段、 120 特別遊技制御手段、 121 小当たり遊技制御手段、 125 長期特別遊技制御手段、 126 中期特別遊技制御手段、 128 第1の短期特別遊技制御手段、 129 第2の短期特別遊技制御手段、 132 演出決定手段、 134 演出動作制御手段、 170 特別遊技作動条件保持手段、 171 長期作動条件保持手段、 172 中期作動条件保持手段、 174 第1の短期作動条件保持手段、 175 第2の短期作動条件保持手段、 180 小当たり作動条件保持手段。

Claims (3)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられた大入賞口と、
    前記当否抽選の結果が前記特別遊技への移行を示す当たりとなった場合に前記大入賞口の開放を伴う特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記当否抽選が特定の結果に該当した場合、前記特別遊技の終了後の通常遊技において通常状態より遊技者に有利な状態である特定遊技状態へ移行させる特定遊技実行手段と、
    演出決定手段と、
    演出動作制御手段と、
    を備え、
    前記特別遊技制御手段は、複数種類の特別遊技のうち、前記当否抽選の結果が第1の当たりとなった場合には第1の特別遊技を実行し、前記当否抽選の結果が前記第1の当たりと異なる第2の当たりとなった場合には第2の特別遊技を実行し、
    前記特別遊技制御手段は、前記第1の特別遊技における前記大入賞口の開放時間と開放間隔とを組み合わせた開閉パターンを単位開閉パターンとして、前記第1の特別遊技においては1つの単位開閉パターンにしたがって前記大入賞口を開閉させ、前記第2の特別遊技においては単位開閉パターンが連続する構成の開閉パターンにしたがって前記大入賞口を開閉させ、
    前記演出決定手段は、前記第1の特別遊技の終了後の遊技状態が前記特定遊技状態であるか否かを所定の信頼度で示唆するための状態示唆演出の実行を前記当否抽選の結果に応じて決定し、
    前記演出動作制御手段は、前記第1の特別遊技の実行中に1つの状態示唆演出を実行し、
    前記演出決定手段は、前記第2の特別遊技の終了後の遊技状態が前記特定遊技状態であるか否かを示唆するための状態示唆演出として、前記第2の特別遊技の開閉パターンにおける単位開閉パターンの連続数に対応する数の状態示唆演出の実行を前記当否抽選の結果に応じて決定し、
    前記演出動作制御手段は、前記第2の特別遊技の実行中に、前記第2の特別遊技の開閉パターンにおける単位開閉パターンごとに1つの状態示唆演出を実行することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記特別遊技制御手段は、前記第2の特別遊技において、前記単位開閉パターンにしたがって前記大入賞口を開閉させ、演出のための所定時間の経過後、前記単位開閉パターンにしたがって前記大入賞口を再度開閉させ、
    前記演出決定手段は、前記演出のための所定時間に実行すべき演出として、外観上再度の当たりが発生したように見せる擬似当たり演出の実行を決定し、
    前記演出動作制御手段は、前記演出のための所定時間において前記擬似当たり演出を実行することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記単位開閉パターンには、前記大入賞口の開放が所定の開放基準時間以上なされる長期開放パターンと、前記大入賞口の開放が前記開放基準時間未満なされる短期開放パターンとが含まれ、
    前記特別遊技制御手段は、前記当否抽選の結果に応じて、前記長期開放パターンもしくは前記短期開放パターンにしたがって前記第1の特別遊技を実行し、
    前記演出決定手段は、前記第1の特別遊技が前記長期開放パターンにしたがって実行される場合にはその終了後の遊技状態が前記特定遊技状態であるか否かを第1の信頼度で示唆する第1の状態示唆演出の実行を前記当否抽選の結果に応じて決定し、前記第1の特別遊技が前記短期開放パターンにしたがって実行される場合にはその終了後の遊技状態が前記特定遊技状態であるか否かを前記第1の信頼度と異なる第2の信頼度で示唆する第2の状態示唆演出の実行を前記当否抽選の結果に応じて決定し、
    前記特別遊技制御手段は、前記当否抽選の結果に応じて、前記長期開放パターンと前記短期開放パターンとが連続する構成の開閉パターンにしたがって前記第2の特別遊技を実行し、
    前記演出決定手段は、前記第2の特別遊技の状態示唆演出として、前記第2の特別遊技の開閉パターンにおける前記長期開放パターンの数に対応する数の第1の状態示唆演出の実行と、前記第2の特別遊技の開閉パターンにおける前記短期開放パターンの数に対応する数の第2の状態示唆演出の実行とを前記当否抽選の結果に応じて決定し、
    前記演出動作制御手段は、前記第2の特別遊技の実行中に、前記第2の特別遊技の開閉パターンにおける前記長期開放パターンごとに第1の状態示唆演出を実行し、前記第2の特別遊技の開閉パターンにおける前記短期開放パターンごとに第2の状態示唆演出を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
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