JP4409882B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、始動条件の成立を契機に行われる図柄変動演出で大当りの図柄組み合わせが導出される場合には遊技者にとって有利となる大当り状態(特別遊技状態)が付与される遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機には、複数種類の図柄を可変表示可能な表示装置が設けられており、該表示装置では、始動入賞口に遊技球が入賞(始動入賞)したことを契機として、前記各種の図柄を複数列(例えば3列)で変動させて所定の図柄組み合わせを導出する図柄変動演出が行われるようになっている。そして、その図柄変動演出の導出結果が大当りの確定図柄組み合わせとなる場合には、その図柄組み合わせを確定表示した後に、遊技者にとって有利となる特別遊技状態を付与するようになっている。ところで、このような図柄変動演出は、始動保留球数の保留記憶数の上限値(通常、4個)を超えない範囲内で、遊技球が始動入賞(始動条件が成立)する毎に毎回独立して行われるものであるが、各回の図柄変動演出の導出結果の間には特に何らかの関連性(繋がり)が持たされているというわけではなかった。
そのため、前回の図柄変動演出の終了後に今回の図柄変動演出が連続して行われるような場合でも、遊技者は、今回の図柄変動演出の導出結果がどのようになるのかという点については当該今回の図柄変動演出が終了するまで、つまり何らかの図柄組み合わせが停止表示されるまで待つしかなかった。従って、例えば、前回の図柄変動演出でリーチ演出により遊技者の遊技に対する期待感や緊張感が高まっていたとしても、はずれの図柄組み合わせが導出されて終了したような場合には、その終了時点で遊技者における高揚した緊張感等は途切れてしまい、その余韻を今回の図柄変動演出にまでつなげて遊技を続行させることは難しかった。
そこで、近時は、図柄変動演出が連続して行われる場合に前回の図柄変動演出において高められた遊技者の遊技に対する期待感・緊張感の余韻を今回の図柄変動演出にまでつなぐ表示演出制御が行われるようにしたパチンコ機が提案されている。例えば、特許文献1に記載のパチンコ機では、前回の図柄変動演出がリーチ後に「はずれ」の図柄組み合わせを確定表示させて終了した場合において、今回の図柄変動演出で最初に確定停止させる図柄が前回の図柄変動演出でリーチ(所謂はずれリーチ)演出が行われた場合であって、今回の図柄変動演出で前回のリーチ組み合わせ図柄と同一図柄が最初に確定停止すると、その時点から、遊技者は今回の図柄変動演出での大当りに対する期待感や緊張感を高めることができるとされている。
特開平10−165578号公報(請求項1、段落番号[0012])
ところが、特許文献1のパチンコ機でも、依然として次のような問題があった。即ち、前回と今回の図柄変動演出が連続する場合において、遊技者が今回の図柄変動演出の導出結果に関して前回の図柄変動演出の導出結果との関連において何らかの繋がりを認識できるのは、当該今回の図柄変動演出で最初の図柄が確定停止された時点以後であった。換言すると、前回の図柄変動演出が終了した時点から今回の図柄変動演出の導出結果に関連性(繋がり)があるか否かを遊技者に示唆するような表示演出は何ら行われていなかった。そのため、前回の図柄変動演出においてリーチ演出が行われる等して遊技に対する期待感等が高揚していたとしても、最終的にははずれの図柄組み合わせが導出された場合には、そのような高揚感も今回の図柄変動演出で最初の図柄が確定停止されるまでの間に途切れてしまい、遊技に対する興趣を減退させてしまうことがあった。従って、この特許文献1のパチンコ機においても、連続する前回と今回の図柄変動演出を跨いで遊技者における遊技に対する高揚した期待感や緊張感を途切れさせることなく良好に維持させる表示演出を確実に行っているとは言い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的は、図柄変動演出が連続して行われる場合に、各回の図柄変動演出の導出結果の間に繋がりを持たせて遊技者の遊技に対する期待感や緊張感を高揚させ、且つそのように高揚した緊張感等を途切れさせることなく、遊技に対する興趣の向上を良好に維持させることにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、始動条件が成立する毎に複数種類の図柄を可変表示する図柄変動演出を表示装置上にて行い、その図柄変動演出の導出結果として停止表示される複数の停止図柄が予め定めた大当りの図柄組み合わせを形成する場合には遊技者にとって有利となる特別遊技状態を付与するようにした遊技機において、前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示された複数の停止図柄を記憶する停止図柄記憶手段と、今回の図柄変動演出の導出結果として停止表示される複数の停止図柄が大当りの図柄組み合わせを形成する場合、今回の図柄変動演出の導出結果として停止表示される複数の停止図柄の中に前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示された複数の停止図柄と同一図柄となる共通図柄が含まれているか否かを、前回の図柄変動演出の終了後に行われる今回の図柄変動演出の大当り判定時に決定された停止図柄と前記停止図柄記憶手段記憶された前回の図柄変動演出での停止図柄とを比較して判定する停止図柄判定手段と、前記停止図柄判定手段の判定結果が肯定判定である場合に、前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示されている前記共通図柄が今回の図柄変動演出で変動開始する前に、前記共通図柄が今回の図柄変動演出で導出されることを報知する予告演出を実行させる予告演出制御手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記停止図柄判定手段の判定結果が肯定判定である場合に前記予告演出の実行可否を判定する予告可否判定手段を更に備え、当該予告可否判定手段の判定結果が肯定判定の場合に、前記予告演出制御手段は前記予告演出を実行させることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記予告演出制御手段は、前記表示装置上に前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示されている前記共通図柄を他の停止図柄とは異なる表示態様にて表示させることにより前記予告演出を実行させることを要旨とする。
本発明によれば、図柄変動演出が連続して行われる場合に、各回の図柄変動演出の導出結果の間に繋がりを持たせて遊技者の遊技に対する期待感や緊張感を高揚させ、且つそのように高揚した緊張感等を途切れさせることなく、遊技に対する興趣の向上を良好に維持させることができる。
以下、本発明を遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図5に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、各種遊技の状態(図柄変動、大当り状態等)に応じて点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う装飾ランプ16及び遊技盤ランプ17が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、前記遊技の状態に応じて各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ18が配置されている。中枠12の下部には、下球皿19及び発射装置20が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶画面からなる表示領域Hを備えた表示装置としての可変表示器21が配設されている。この液晶式の可変表示器21では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、可変表示器21(表示領域H)では、表示演出に関連して、複数種類の図柄を複数列で変動させて図柄組み合わせを導出させる図柄組み合わせゲーム(図柄変動演出)が行われるようになっており、本実施形態では遊技者側から見た場合に左列、中列及び右列からなる3列の図柄による図柄組み合わせゲームが導出されるようになっている。
前記可変表示器21の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータ等)の作動によって開閉動作を行う開閉羽根22を備えた始動入賞口23が配設されている。始動入賞口23の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE(図2に示す)が設けられている。また、始動入賞口23の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータ等)の作動によって開閉動作を行う大入賞口24が配設されている。そして、発射装置20の操作により遊技盤13の遊技領域13aに発射された遊技球が始動入賞口23へ入賞したことを契機として前記可変表示器21では図柄組み合わせゲームが行われるようになっている。
また、前記可変表示器21(表示領域H)には、表示された3列の図柄による図柄組み合わせ有効ライン(以下、「有効ライン」と示す)が定められている。本実施形態では、図3に示すように、横方向に延びる3本の有効ラインA,B,Cと、斜め方向へ互いに交差するように延びる2本の有効ラインD,Eの計5本の有効ラインA〜Eが定められている。なお、図3では、説明の便宜上、前記有効ラインA〜Eを二点鎖線で示しているが、実機においては必ずしも前記有効ラインA〜Eを目視可能な状態で示さなくてもよい。
更に、本実施形態では、表示領域Hに表示可能な図柄を、各列毎に「1」〜「8」の8個の数字図柄と8個のはずれ図柄(本実施形態では図3に示す★(星印)が該当する)で構成している。はずれ図柄は、ブランク図柄とも言われ、該はずれ図柄を含んで構成される図柄組み合わせは、はずれとなる。そして、これらの図柄は、表示領域Hにおいて図柄組み合わせゲームが開始されると、各列毎に、縦方向で、且つ、所定の配列順で変動表示(スクロール表示)されるようになっている。
具体的に言えば、遊技者側から見て左列及び右列の2列は、図柄が、・・→1→★→8→・・→5→★→4→★→3・・というように数字図柄の数字が降順となる配列で変動表示されるようになっている。また、中列の1列は、図柄が・・→2→★→3→・・→7→★→8→★→1・・というように数字図柄の数字が昇順となる配列で変動表示されるようになっている。そして、各列全ての変動表示が停止すると、表示領域Hには、図3に一例を示すように、各列毎に、16個(9種類。但し、8個のはずれ図柄は1種類とする)の図柄の中から連続する3個の図柄が表示され、これら3個の図柄により図柄組み合わせが構成されるようになっている。
従って、遊技者は、表示領域Hの有効ラインA〜E上に表示された図柄組み合わせから「大当り」又は「はずれ」を認識することができる。例えば、1本の有効ライン上に表示された全列の数字図柄が同一種類である場合には、その図柄組み合わせ(例えば、[333]「777」等)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが最終的に何れか一つの有効ライン上に確定停止表示された場合、即ち、大当りの確定図柄組み合わせが表示された場合、遊技者には大当り状態(特別遊技状態)が付与される。そして、大当り状態では大入賞口24を開放することによって遊技者には多数の遊技球(賞球)を獲得できるチャンスが付与されるため、大当り状態(特別遊技状態)は、遊技者にとって有利な状態となる。その一方、1本の有効ライン上に表示された全列の図柄が、同一種類の数字図柄でない場合又ははずれ図柄を含む場合には、その図柄組み合わせ(例えば、[652][6★3][★4★]等)からはずれを認識できる。
また、本実施形態では、遊技者から見て左列→右列→中列の順に図柄が一旦停止(一旦停止表示)するようになっている。そのため、1本の有効ライン上に一旦停止表示された特定列(本実施形態では前記左列と右列の2列)の数字図柄が同一種類である場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]等。なお、「↓」は図柄の変動中を示す)からリーチを認識できる。以下、このリーチを認識できる図柄組み合わせのことを「リーチ組み合わせ」という。そして、本実施形態では、左列→右列→中列の順に図柄を表示させた場合、表示領域Hには、以下に示すような各リーチ表示態様にてリーチ組み合わせが表示可能とされている。
即ち、1本の有効ライン上にのみリーチ組み合わせが表示される単数ラインのリーチ表示態様(以下、「シングルリーチ」と示す)又は2本の有効ライン上にリーチ組み合わせが同時に表示される複数ラインのリーチ表示態様(以下、「ダブルリーチ」と示す)での表示が可能とされる。本実施形態での図柄配列において、シングルリーチは、前述した2本の斜め方向有効ラインD,E上、及び前述した1本の横方向有効ラインB上に表示される。但し、これら2本の斜め方向有効ラインD,E上及び横方向有効ラインB上の夫々に同時にシングルリーチが表示されることはなく、各有効ラインB,D,Eの何れか1本の有効ライン上にシングルリーチは表示される。一方、ダブルリーチは、2本の横方向有効ラインA,C上に表示される。
次に、パチンコ機10の制御構成を図2に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板25が装着されている。主制御基板25は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを演算処理する。そして、主制御基板25は、その演算処理した制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、可変表示器21(表示領域H)の表示演出内容を制御する表示制御基板26、装飾ランプ16と遊技盤ランプ17の発光演出内容を制御するランプ制御基板27、及びスピーカ18の音声演出内容を制御する音声制御基板28が装着されている。前記各制御基板26〜28は、主制御基板25が出力した各種の制御コマンドを入力し、該制御コマンドに基づいて遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)の制御を実行する。本実施形態において、主制御基板25は、遊技機全体を制御するメイン制御手段として機能するように構成されている。また、前記各制御基板26〜28は、前述のように制御対象が各別に定められており、該制御対象を専門的に制御することから、メイン制御手段である主制御基板25に対し、サブ制御手段(図2に破線で囲む)として機能するように構成されている。
以下、主制御基板25及び表示制御基板26について、その具体的な構成を説明する。
主制御基板25は、メインCPU25aを備えており、該メインCPU25aにはROM25b及びRAM25cが接続されている。ROM25bには、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや、複数種類の演出パターンが記憶されている。この演出パターンは、図柄の変動開始(図柄組み合わせゲームの開始)から全列の図柄が停止(図柄組み合わせゲームの終了)する迄の間における遊技演出(表示演出等)のベースとなるパターンを示すものである。そして、ROM25bには、演出パターンが大当り演出(図柄組み合わせゲームが、最終的に大当りの組み合わせで停止するように展開される演出)用と、はずれ演出(図柄組み合わせゲームが、最終的にはずれの組み合わせで停止するように展開される演出)用に分類されて記憶されている。また、RAM25cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、演出パターン振分け乱数等の各種乱数の値等)が記憶(設定)されるようになっている。そして、メインCPU25aは、前記大当り判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM25cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。
以上のように構成された主制御基板25において、前記メインCPU25aは、前記各種乱数を用いて各種処理(大当り判定、リーチ判定、確定図柄組み合わせを構成する図柄(停止図柄)の決定、確定図柄の組み合わせを表示する有効ラインの決定、及び演出パターンの決定等)を実行する。即ち、メインCPU25aは、始動口センサSEにおける遊技球の始動入賞検知(始動条件の成立)を契機に大当り判定用乱数の値及び大当り図柄用乱数の値をRAM25cから読み出し、該読み出した値をRAM25cの所定の格納領域に格納(記憶)する。そして、図柄組み合わせゲームの開始直前に、RAM25cに記憶されている前記大当り判定用乱数の値とROM25bに記憶されている大当り判定値とを比較して大当り判定を行う。大当り判定の判定結果が肯定(大当り判定用乱数と大当り判定値が一致)の場合、メインCPU25aは大当りを決定する。
前記大当りの決定がなされると、メインCPU25aは、表示領域Hに最終的に停止させる図柄(停止図柄左、中、右)を、全列の図柄が同一種類の数字図柄となるように決定する。この決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右が、表示領域Hにおいて左図柄、中図柄、右図柄として最終的に導出される。そして、メインCPU25aが、各停止図柄を全て1〜8の何れかに決定すると、表示領域Hには、大当りの組み合わせ[111][222][333][444][555][666][777][888]の何れかが停止表示される。また、メインCPU25aは、前記大当りの決定に基づいて大当りの図柄組み合わせを決定する際に、当該図柄組み合わせを表示するための図柄組み合わせ有効ラインを前記各有効ラインA〜Eのうちから選択(決定)する。また、メインCPU25aは、RAM25cから演出パターン振分け乱数の値を読み出し、該値に基づき、何れか一つの大当たり演出を示す演出パターンを決定する。
一方、前記大当り判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が不一致)の場合、メインCPU25aは、はずれを決定する。前記はずれの決定がなされると、メインCPU25aは、表示領域Hに最終的に停止させる図柄(停止図柄左、中、右)を、全列の図柄が同一種類の数字図柄とならないように、又ははずれ図柄を少なくとも1つは含むように決定する。また、メインCPU25aは、前記図柄組み合わせを表示するための有効ラインを前記有効ラインA〜Eのうちから選択(決定)し、リーチ判定(リーチ表示態様を経由する表示演出を行うか否かの判定)を行う。そして、そのリーチ判定の判定結果が肯定判定の場合には、演出パターン振分け乱数の値に基づき、はずれリーチ演出を示す演出パターンを決定するようになっている。従って、この場合、表示領域Hには、表示演出に基づき、リーチ組み合わせが表示された後、既に一旦停止表示されている2列の図柄とは異なる数字図柄、又ははずれ図柄で残り1列の図柄が停止する結果、はずれの図柄組み合わせが停止表示されることになる。また、前記リーチ判定の判定結果が否定判定の場合には、リーチなしのはずれ演出を示す演出パターンが決定され、表示領域Hには、リーチ組み合わせが表示されることなく、左列と右列が異なる数字図柄となるはずれの図柄組み合わせ、又は左列と右列のうち少なくとも1列ははずれ図柄を含むはずれの図柄組み合わせが、停止表示される。
そして、前記大当り判定に基づき図柄組み合わせ(及び、その停止図柄)、当該図柄組み合わせが表示される有効ラインA〜E及び演出パターン等を決定したメインCPU25aは、表示制御基板26に対して、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU25aは、最初に演出パターンを指定すると共に図柄の変動開始を指示する演出パターン指定コマンドを出力し、有効ラインA〜Eを指定する有効ライン指定コマンドを出力する。次に、メインCPU25aは、停止図柄左を指定する左図柄指定コマンド、停止図柄中を指定する中図柄指定コマンド及び停止図柄右を指定する右図柄指定コマンドを、左図柄指定コマンド→右図柄指定コマンド→中図柄指定コマンドの順に出力する。その後に、メインCPU25aは、指定した演出パターンに定められている演出時間の経過時に、各列の図柄の停止を指示する全図柄停止コマンドを出力する。
次に、表示制御基板26について説明する。
前記表示制御基板26は、サブCPU26aを備えており、該サブCPU26aにはROM26b及びRAM26cが接続されている。ROM26bには、前記演出パターンに対応付けられた具体的な遊技演出(表示演出)の演出内容を示す演出実行データや、各種の画像情報(図柄の画像、背景画像、文字画像、登場キャラクタの画像等)が記憶されている。また、RAM26cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数等)が記憶(設定)されるようになっている。また、本実施形態において、前記RAM26cは、前回の図柄組み合わせゲームの導出結果として表示領域Hに停止表示された全ての図柄を記憶するようになっており、この点で前記RAM26cは停止図柄記憶手段として機能する構成とされている。
そして、サブCPU26aは、メインCPU25aからの各種の制御指定コマンド(演出パターン指定コマンド等)及び前記ROM26bに記憶された演出実行データに基づき可変表示器21(表示領域H)の表示内容を制御するようになっている。また、サブCPU26aは、今回の図柄組み合わせゲームの導出結果として停止表示される図柄組み合わせが大当りの組み合わせを形成する場合には、該大当りの組み合わせを形成する図柄の中に、RAM26cに記憶されている前回の図柄組み合わせゲームの導出結果として停止表示された複数の図柄と共通する共通図柄が含まれているか否かを判定するようになっている。この共通図柄に関する判定は、可変表示器21の表示領域Hで今回の図柄組み合わせゲーム(図柄変動演出)の遊技演出(表示演出)が開始される前に行われるようになっている。従って、この点でサブCPU26aは停止図柄判定手段としても機能する構成とされている。
そして、前記共通図柄に関する判定結果が肯定判定(共通図柄が含まれている)の場合には、サブCPU26aは、更に予告演出の実行可否を判定(以下、「予告可否判定」と示す)するようになっている。具体的には、サブCPU26aは、予告演出の実行可否を判定するための予告判定用乱数の値を読み出し、該値と予告判定用乱数の取り得る数値の中から予め定めた1個の予告判定値を用いて、予告演出の実行確率を100分の1として予告可否判定を行う。従って、この点でサブCPU26aは予告可否判定手段としても機能する構成とされている。なお、この予告可否判定は、今回の図柄組み合わせゲームの導出結果として大当りの図柄組み合わせを形成する場合にのみ行われる。そして、この予告可否判定の結果、予告演出を行うと決定した場合、サブCPU26aは、ROM26bに予め記憶されている予告演出パターンに基づいた表示演出(予告演出)が実行されるように可変表示器21(表示領域H)の表示内容を制御するようになっている。従って、この点でサブCPU26aは予告演出制御手段としても機能する構成とされている。なお、前記予告演出パターンとは、前記共通図柄となる停止図柄を他の停止図柄とは異なる表示態様にて表示させる表示演出パターンである。本実施形態では、前記共通図柄となる停止図柄がある場合、当該停止図柄が点灯又は点滅表示するように制御される。
そこで、以下、サブCPU26aが実行する表示処理ルーチンについて図4に示すフローチャートに基づき詳しく説明する。
さて、表示処理ルーチンが開始されると、まず、サブCPU26aは、メインCPU25aから演出パターン指定コマンドを入力したか否かを判定する(ステップS1)。そして、この判定結果が否定判定の場合、サブCPU26aは、始動条件が成立していない又はメインCPU25aが大当り判定中であると判断し、表示処理ルーチンを終了する。一方、前記ステップS1の判定結果が肯定判定の場合、サブCPU26aは、メインCPU25aから各(左、中、右)図柄指定コマンドを入力したか否かを判定する(ステップS2)。そして、この判定結果が否定判定の場合、サブCPU26aは、この判定結果が肯定判定となるまでステップS2の処理を繰り返し実行する。なお、本実施形態において、メインCPU25aは前記図柄指定コマンドを出力する直前に前記有効ライン指定コマンドを出力する。従って、前記ステップS2の判定結果が肯定判定になると、サブCPU26aは、有効ライン指定コマンド及び各図柄指定コマンドを入力したことになる。
また、前記ステップS2の判定結果が肯定判定の場合、サブCPU26aは、前記ステップS1で入力した演出パターン指定コマンドに基づく演出パターンが大当りを示す演出パターンであるか否かを判定する(ステップS3)。この判定結果が否定判定の場合、サブCPU26aは、その処理を後述するステップS7に移行する。一方、前記ステップS3の判定結果が肯定判定の場合、サブCPU26aは、左図柄指定コマンドが指定する図柄(数字図柄)とその時点でRAM26cに記憶されている複数の図柄(即ち、前回の図柄組み合わせゲームの導出結果として表示領域Hに停止表示された複数の図柄)との間に共通図柄があるか否かを判定する(ステップS4)。なお、RAM26cに記憶されている複数種類の図柄は、前回の図柄組み合わせゲームに係る表示処理ルーチンでの後述するステップS10の処理にて記憶された図柄である。そして、この判定結果が否定判定の場合、サブCPU26aは、その処理をステップS7に移行する。
一方、前記ステップS4の判定結果が肯定判定の場合、サブCPU26aは、予告演出を行うか否かの予告可否判定を行う(ステップS5)。そして、この判定結果が肯定判定(前記予告判定用乱数と予告判定値が一致)の場合、サブCPU26aは、表示領域Hにおいて予告演出(共通図柄となる停止図柄の点灯又は点滅表示)を実行させるための予告演出パターンをROM26bから読み出してRAM26cに設定する。そして、RAM26cに設定した予告演出パターンに基づく予告演出を表示領域Hに表示させ(ステップS6)、その処理をステップS7に移行する。また、前記ステップS5の判定結果が否定判定(予告判定用乱数と予告判定値が不一致)の場合には、サブCPU26aは、前記予告演出を表示領域Hに表示させずにステップS7に移行する。
そして次に、サブCPU26aは、可変表示器21(表示領域H)において図柄組み合わせゲームに係る図柄変動表示の開始制御を行う(ステップS7)。すると、可変表示器21(表示領域H)では今回の図柄組み合わせゲームに係る図柄変動表示が開始する。続いて、サブCPU26aは、メインCPU25aから図柄停止コマンドを入力したか否かを判定する(ステップS8)。そして、この判定結果が否定判定の場合には、サブCPU26aは、今回の図柄組み合わせゲームが開始してからの経過時間が当該ゲームの演出パターン指定コマンドにより指定された演出時間に未だ達していないと判断し、前記図柄停止コマンドを入力するまでステップS8の処理を繰り返し実行する。また、前記ステップS8の判定結果が肯定判定の場合には、前記演出時間が経過したと判断し、サブCPU26aは、表示領域H上において変動表示中の図柄を停止制御する(ステップS9)。すると、可変表示器21(表示領域H)では今回の図柄組み合わせゲームが終了し、前記図柄指定コマンドに基づいた図柄組み合わせが停止表示される。すると次に、サブCPU26aは、今回の図柄組み合わせゲームで表示領域Hに停止表示された全ての図柄(今回の図柄組み合わせゲームの導出結果)を、RAM26cに記憶されている全ての図柄(前回の図柄組み合わせゲームの導出結果)に上書記憶し(ステップS10)、その後、表示処理ルーチンを終了する。
次に、以上のように構成された本実施形態のパチンコ機10において、可変表示器21の表示領域Hで予告演出が行われる場合の表示態様を図5(a)〜(d)に基づき説明する。
まず前提として、前回の図柄組み合わせゲームについては、有効ラインD上でのリーチ演出[6↓6]を経て最終的にはずれの図柄組み合わせが導出されたものとする。一方、今回の図柄組み合わせゲームについては、メインCPU25aにより有効ラインA上に大当りの図柄組み合わせ[777]を停止表示させる旨の決定がされたものとする。また、前回の図柄組み合わせゲームが終了した時点で、表示制御基板26のRAM26cには、当該前回のゲームの導出結果として表示領域H上に停止表示された各図柄が記憶されたものとする。そして、今回の図柄組み合わせゲームにおいては、予告演出を実行する旨の肯定判定がサブCPU26aによりなされたものとする。
以上のような前提の下、前回の図柄組み合わせゲームが終了した場合には、表示領域H上に図5(a)に示す各図柄が停止表示される。一例として、本実施形態では、「6」「5」「★」「7」「4」という4種類の数字図柄とはずれ図柄が停止表示されている。従って、この前回の図柄組み合わせゲームがはずれの図柄組み合わせで終了したことにより、遊技者は、それまでの高揚感が途切れそうになる。しかし、今回の図柄組み合わせゲームの導出結果が[777]であることから、表示領域H上に停止表示されている各図柄の中には、大当り図柄「7」と共通する数字図柄「7」があることになる。従って、図5(b)に示すように、表示領域Hにおいて、前記共通図柄となる停止図柄「7」が点灯又は点滅表示される。なお、この予告演出(点灯又は点滅表示)は、その時点で停止している各列の図柄が今回の図柄組み合わせゲームにより変動を開始する前に実行されるものである。換言すると、前回の図柄組み合わせゲームが終了した後、直ぐに予告演出が行われることになる。従って、前回の図柄組み合わせゲームにおいて、たとえはずれリーチ演出を経てはずれの図柄組み合わせが導出された場合でも、遊技者は、今回の図柄組み合わせゲームが開始される前段階で予告演出の表示を見ることによって遊技に対する高揚した期待感や緊張感を途切れさせることなく良好に維持することができる。
そして、前記予告演出が終了すると、表示領域Hでは、今回の図柄組み合わせゲームが開始され、図5(c)に示すように、全図柄が変動を開始する。その後、メインCPU25aが出力した全図柄停止コマンドに基づき表示領域Hでは、まず、左列が横方向有効ラインA上に図柄「7」で一旦停止した後、右列が横方向有効ラインA上に図柄「7」で一旦停止し、中列が横方向有効ラインA上に図柄「7」で一旦停止する。そして、図5(d)に示すように、大当りの図柄組み合わせ[777]が表示領域Hに確定表示(停止表示)されることになる。従って、この大当りの予告演出が現実化されたことにより、遊技者における高揚感は最高潮となり、ますます遊技に対する興趣が高められる。
従って、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)前記実施形態において、今回の図柄組み合わせゲームにより停止した数字図柄と前回の図柄組み合わせゲームにより停止した数字図柄との間に共通図柄(本実施形態では[7])がある場合には、今回の図柄組み合わせゲームにて大当りの図柄組み合わせが導出される可能性があることを示す予告演出(共通図柄の点灯又は点滅表示)が行われるようにした。従って、前回と今回の図柄組み合わせゲームの間に繋がりがあることを遊技者に認識させることができる。そのため、前回の図柄組み合わせゲームが終了した後においても、今回の図柄組み合わせゲームの導出結果との関連において遊技者の遊技に対する期待感や緊張感を高揚させることができる。しかも、前記予告演出は、前回の図柄組み合わせゲームの導出結果として停止表示されている前記共通図柄が今回の図柄組み合わせゲームで変動開始する前に行われるようになっている。従って、図柄組み合わせゲームが連続して行われる場合に、各回の図柄組み合わせゲームの導出結果の間に繋がりを持たせることによって遊技者の遊技に対する期待感や緊張感を高揚させ、且つそのように高揚した緊張感等を途切れさせることなく、遊技に対する興趣の向上を良好に維持させることができる。
(2)予告演出は今回の図柄組み合わせゲームで大当りの図柄組み合わせ(本実施形態では[777])が導出される場合にのみ実行されることになるため、遊技者は、前回の図柄組み合わせゲームが終了した後において予告演出が行われるか否かについて、より一層関心を抱くようになる。従って、図柄組み合わせゲームが連続する場合の遊技者の遊技に対する期待感や緊張感をより高揚させつつ良好に維持させることができる。
(3)たとえ今回の図柄組み合わせゲームによって停止した図柄(数字図柄)と前回の図柄組み合わせゲームによって停止した図柄との間に共通図柄となる停止図柄があったとしても、表示処理ルーチンで示すステップS5の予告可否判定の判定結果に従って予告演出が実行される場合と実行されない場合とがあるようにしたので、遊技における予告演出の実行回数の適正化を図ることができる。
(4)遊技者が最も注目する表示領域H上で予告演出が行われるようにし、また、その予告演出は、遊技者の関心を引き易いように、前回の図柄組み合わせゲームの導出結果として停止表示されている共通図柄を他の停止図柄とは異なる表示態様(共通図柄となる停止図柄の点灯又は点滅表示)で表示させるようにした。従って、前回の図柄組み合わせゲームの終了後において、表示領域H上の停止図柄を遊技者が高揚した期待感・緊張感でもって注目するようにでき、より一層、遊技者の遊技に対する期待感や緊張感を良好に維持することができる。
(5)本実施形態では、予告演出を実行するための肯定判定を導く共通図柄となりうる停止図柄が数字図柄1〜8の計8種類とされている。このため、共通図柄となり得る図柄が多数あることになり、共通図柄となり得る図柄が1種類や2種類等と限定されている場合と比較して、多様な予告演出を実行させることが可能となり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させ得る予告演出を良好に実行することができる。
(6)RAM26cに記憶されている全ての図柄と、今回の図柄組み合わせゲームによってメインCPU25aから出力された図柄指定コマンドが指定する数字図柄とを対比することにより共通図柄に関する判定(表示処理ルーチンに示すステップS4の処理)を行うことができるため、サブCPU26aによる判定処理を簡単に行うことができる。
(7)また、特に本実施形態では、共通図柄を用いて予告演出を行ったとしても、その共通図柄により形成される大当りの図柄組み合わせが停止表示される有効ラインA〜Eは、少なくとも1つの共通図柄(左図柄)が停止表示されるまで遊技者には認識されない。換言すれば、今回の図柄組み合わせゲームに係る図柄変動表示が開始して、共通図柄が停止表示されるまでの間、遊技者に注目すべき有効ラインA〜Eが限定されることはない。もし仮に、共通図柄を用いた予告演出が、共通図柄により形成される大当りの図柄組み合わせが停止表示される有効ラインA〜Eをも予告するものである場合、遊技者は、予告された有効ラインA〜Eにのみ注目することになり、図柄変動表示に対する興趣が低減してしまう虞がある。これに対し、本実施形態で示すように、前記予告演出が、今回の図柄組み合わせゲームにおいて大当りの図柄組み合わせを形成する共通図柄の予告のみを行うようにすると、図柄組み合わせゲーム(図柄変動表示)が開始して、共通図柄が停止表示されるまでの間、遊技者に対して、図柄変動表示が行われている全ての有効ラインA〜Eを注目させることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を低減させることなく良好に維持することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、表示領域H上に停止表示される全ての図柄をRAM26cに記憶させているが、5本の有効ラインA〜Eのうち任意に定められた有効ラインA〜E上に停止表示されている図柄のみを記憶させるようにしてもよい。即ち、少なくとも一つの有効ラインA〜E上に停止表示された図柄のみを記憶するようにすればよいので、例えば、横方向有効ラインB上に停止表示されている図柄のみを記憶させるようにしてもよい。このように構成すると、最大で3種類の図柄を記憶するだけでよいので、停止図柄を記憶させることによるRAM26cの記憶容量の負荷増大を良好に回避することができる。
・前記実施形態では、表示領域H上に停止表示される全ての図柄(はずれ図柄も含む)をRAM26cに記憶させているが、数字図柄のみを記憶するように構成してもよい。このように構成すると、表示領域Hに必ず停止表示されるはずれ図柄を記憶する必要がなくなるので、停止図柄を記憶させることによるRAM26cの記憶容量の負荷増大を良好に回避することができる。
・前記実施形態では、表示領域H上での図柄の変動表示が開始されるまでの間、共通図柄となる停止図柄と他の停止図柄の表示態様を異ならせるように、共通図柄となる停止図柄を点灯及び点滅表示させるようにしているが、共通図柄となる停止図柄と他の停止図柄が識別できればどのような表示態様にしてもよい。例えば、共通図柄となる停止図柄の背景(背景色等)を他の停止図柄の背景と異なるようにしてもよい。
・前記実施形態では、表示演出による予告演出を表示領域H上で行っているが、音声演出による予告演出を行うようにしてもよい。例えば、共通図柄となる停止図柄が「7」である場合、音声制御基板28(サブCPU)は、予告演出として、スピーカ18から「7」を連呼するようにしてもよい。また、この音声演出による予告演出と表示演出による予告演出を組み合わせてもよい。
・前記実施形態では、予告演出の実行確率を100分の1として予告可否判定を行っているが、前記実行確率は任意に変更してもよい。例えば、前記実行確率を50分の1や200分の1にしてもよい。
・前記実施形態において、予告演出は、予め定められた所定の図柄組み合わせによる大当りが形成される場合のみ行われるようにしてもよい。例えば、前記所定の図柄を「7」とし、今回の図柄組み合わせゲームによって導出される大当りの図柄組み合わせが[777]であり、前回の図柄組み合わせゲームによって導出された停止図柄の中に共通図柄となる停止図柄(「7」)が含まれる場合のみ、予告演出を行うようにしてもよい。
・前記実施形態において、サブCPU26aは必ずしも予告可否判定を行わなくてもよい。即ち、今回の図柄組み合わせゲームによって大当りの図柄組み合わせが導出され、且つRAM26cに記憶されている図柄の中に共通図柄が含まれる場合には、必ず予告演出を行うようにしてよい。
・前記実施形態では、今回の図柄組み合わせゲームが大当りの図柄組み合わせを形成する場合のみ、前記共通図柄が含まれているか否かの判定を行っているが、前記ゲームがはずれの図柄組み合わせを形成する場合も共通図柄が含まれているか否かの判定を行うようにしてもよい。この場合、予告演出が実行されても最終的にははずれの図柄組み合わせが停止表示される。即ち、この予告演出は、所謂ガセ予告演出となる。
・前記実施形態では、サブCPU26aは、入力した演出パターン指定コマンドが大当り演出を指定しているか否かを判定することにより、大当りの図柄組み合わせが導出されるか否かを判定していた。しかし、サブCPU26aは、入力した各(左、中、右)図柄指定コマンドが指定する図柄(停止図柄左、中、右)がすべて同一の数字図柄であるか否かを判定することにより、大当りの図柄組み合わせが導出されるか否かを判定してもよい。このように構成すると、前記表示処理におけるステップS3を省略することができる。
次に、前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記停止図柄記憶手段は、前回の図柄変動演出の導出結果として表示装置上に遊技者による視認可能に停止表示された全ての停止図柄を記憶する遊技機。
(ロ)前記図柄変動演出では、前記複数種類の図柄が表示装置上に所定の配列順となるように設定された複数の図柄表示列で変動表示された後に各図柄表示列の図柄で形成される図柄組み合わせが有効となる複数の有効ライン上に停止表示されるものとされ、前記停止図柄記憶手段は、前記複数の有効ラインのうち少なくとも一つの有効ライン上に停止表示された停止図柄を記憶し、前記停止図柄判定手段は、前記停止図柄記憶手段にて記憶された一つの有効ライン上に停止表示された停止図柄と該停止図柄の属する前記図柄表示列の図柄配列とに基づき前回の図柄変動演出において全ての有効ライン上に停止表示された各停止図柄を判定し、該各停止図柄と今回の図柄変動演出にて停止表示される複数の停止図柄とを対比することにより前記共通図柄についての判定を行う遊技機。
(ハ)前記停止図柄記憶手段は、前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示された複数の停止図柄からなる前回の図柄変動演出に係る図柄組み合わせを記憶し、前記停止図柄判定手段は、前記停止図柄記憶手段に記憶された前回の図柄変動演出に係る図柄組み合わせと今回の図柄変動演出に係る図柄組み合わせとを対比することにより前記共通図柄についての判定を行う遊技機。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 可変表示器(表示領域)に表示可能な図柄の種類及び配列を説明する説明図。 表示処理を説明するフローチャート。 (a)〜(d)は予告演出が行われる態様を示す模式図。
符号の説明
10…パチンコ遊技機(遊技機)、21…可変表示器(表示装置)、25…主制御基板、26…表示制御基板、26a…サブCPU(停止図柄判定手段、予告演出制御手段、予告可否判定手段)、26c…RAM(停止図柄記憶手段)、A〜E…有効ライン、H…表示領域。

Claims (3)

  1. 始動条件が成立する毎に複数種類の図柄を可変表示する図柄変動演出を表示装置上にて行い、その図柄変動演出の導出結果として停止表示される複数の停止図柄が予め定めた大当りの図柄組み合わせを形成する場合には遊技者にとって有利となる特別遊技状態を付与するようにした遊技機において、
    前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示された複数の停止図柄を記憶する停止図柄記憶手段と、
    今回の図柄変動演出の導出結果として停止表示される複数の停止図柄が大当りの図柄組み合わせを形成する場合、今回の図柄変動演出の導出結果として停止表示される複数の停止図柄の中に前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示された複数の停止図柄と同一図柄となる共通図柄が含まれているか否かを、前回の図柄変動演出の終了後に行われる今回の図柄変動演出の大当り判定時に決定された停止図柄と前記停止図柄記憶手段記憶された前回の図柄変動演出での停止図柄とを比較して判定する停止図柄判定手段と、
    前記停止図柄判定手段の判定結果が肯定判定である場合に、前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示されている前記共通図柄が今回の図柄変動演出で変動開始する前に、前記共通図柄が今回の図柄変動演出で導出されることを報知する予告演出を実行させる予告演出制御手段とを備えた遊技機。
  2. 前記停止図柄判定手段の判定結果が肯定判定である場合に前記予告演出の実行可否を判定する予告可否判定手段を更に備え、当該予告可否判定手段の判定結果が肯定判定の場合に、前記予告演出制御手段は前記予告演出を実行させる請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記予告演出制御手段は、前記表示装置上に前回の図柄変動演出の導出結果として停止表示されている前記共通図柄を他の停止図柄とは異なる表示態様にて表示させることにより前記予告演出を実行させる請求項1又は請求項2に記載の遊技機
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