JP2004076868A - 部品の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品を被取付け対象に強固かつ確実に取付けるとともに、構造各部に無理な力を加えて損耗または破損を生じさせることなく、被取付け対象から部品を容易に取り外すことを可能とする。
【解決手段】部品3の裏面側に突出して備えられたボス4と、ボディパネル1に装着されてボス4が挿入されるクリップ体2とを有している。クリップ体2には弾性片26を有し、この弾性片26の中間部に係止部26aが形成されている。ボス4の係合部4cは、この係止部26aに係止される。そして、部品3には、その表面側より弾性片26を臨む操作孔3aが形成してあり、この操作孔3aを介して弾性片26を拡開できるようにした。弾性片26の拡開操作により、係止部26aと係合部4cとの間の係合状態が解除される。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の内装部品をボディパネル等の被取付け対象へ着脱自在に取り付けるための取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の内装部品を被取付け対象(以下代表してボディパネルとする)に取付ける構造としては、種々のものがあり、その一例としてボディパネルに孔を開け、その孔の中に中子としてクリップ体を嵌込むとともに、取付け対象の部品にはその裏面側にボスを設けて、このボスをクリップ体に挿入係止させる構造のものがある。
【0003】
この種の取付構造の代表例としては、例えば実開平5−42723号(実用新案登録第2578208号)公報に開示された「部品の取付構造」がある。同公報の記載からも明らかなように、ボディパネルに嵌込まれた中子であるクリップ体には、断面U字形の弾性片が存在し、このU字形の開口部から部品に設けられたボスを挿入し,U字形の側壁に設けた係合段部とボスの肩部とを係合させて、弾性片の挟圧力にてボスを弾性片に係止させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
部品をボディパネルに取付ける場合、上述した従来の取付構造は、作業性に優れているが、部品によってはボディパネルに取り付けた後、ボディパネルから取り外す必要が生じるものもある。この場合、部品をボディパネルに強固かつ確実に取付けると同時に、ボディパネルから部品を容易に取り外すことができる必要があり、この点、上述した従来の取付構造で問題を有していた。
【0005】
すなわち、上述した従来の取付構造では、ボディパネルから部品を取り外す際に、部品に引き抜き力を作用させて、ボスの肩部を弾性片の係合段部から抜き出す。このとき、弾性片は弾性変形して拡開する。このようにして肩部を弾性片の係合段部から抜き出すためには、部品に対し大きな引き抜き力を作用させる必要があり、車室内など狭小空間にあってはそのような力をかけ辛く、作業性が悪いという問題を有していた。
【0006】
また、ボスとクリップ体とが樹脂成形品である場合には、引き抜きによって強引にボスの肩部を弾性片の係合段部から抜き出したとき、樹脂を損耗させることは避けられない。そして、頻繁な着脱操作が繰り返されると、ボスの肩部あるいは弾性片の係合段部が磨り減り、その結果、強固かつ確実な取付状態を維持できなくなるおそれがあった。
【0007】
さらに、ボスの肩部を挟圧する弾性片の保持力が大きな場合は、ボスの引き抜きに当たり、ボスや、クリップ体、あるいはボディパネル等のうち、強度の低い構造部分に引き抜き力が集中し、該部分を破損してしまうおそれもあった。
【0008】
本発明は、上述の問題に鑑み、部品を被取付け対象に強固かつ確実に取付けるとともに、構造各部に無理な力を加えて損耗または破損を生じさせることなく、被取付け対象から部品を容易に取り外すことを可能とする部品取付構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、部品の裏面側に突出して設けられたボスと、被取付け対象に装着されて前記ボスが挿入されるクリップ体とを備え、
前記ボスは、基部から延出して挿入部が形成されるとともに、該挿入部の途中に係合部を有し、
前記クリップ体は、挿入される前記ボスの係合部を係止する係止部が形成されるとともに、先端の拡開により前記係合部と前記係止部との係合を解除する弾性片を有し、
前記部品には、その表面側より前記弾性片を臨む操作孔を形成したことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、部品がボディパネルに強固かつ確実に取付けられていても、操作孔を介して弾性片を拡開することにより、係止部と係合部との間の係合を解除することができ、構造各部に無理な力を加えて損耗または破損を生じさせることなく、被取付け対象から部品を容易に取り外すことができる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の記載を前提として、前記弾性片は、その先端が前記操作孔を貫通して前記部品の表面側に露出することを特徴とする。
この構成によれば、部品表面において弾性片の拡開操作が可能となり、操作が極めて容易となる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2の記載を前提として、前記クリップ体は、前記弾性片の周りにあってこの弾性片が貫通するフランジ部を備えるとともに、このフランジ部の内壁と前記弾性片との相互間に、弾性片の拡開状態を保持する係合手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、弾性片の拡開操作とボスの引き抜き操作とを分離させることができるので、それら一連の作業が容易となる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1又は2の記載を前提として、前記部品の表面側から前記操作孔を介して前記弾性片を拡開する取外し治具を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明は、請求項4の発明をさらに具体化したものであり、前記取外し治具は、その先端が楔形状を有することを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明も、請求項4の発明をさらに具体化したものであり、前記部品の表面側に支持部を有し、前記取外し治具は、前記支持部へ回動自在に係合可能な被支持部を備えるとともに、この被支持部を中心に回動させることにより、その回動位置に応じて前記弾性片を拡開させ得るカム部を備えたことを特徴とする。
【0016】
これら請求項4乃至6の発明によれば、取外し具を用いることにより、弾性片の拡開操作がさらに容易となり、いっそう作業性が向上する。特に、弾性片が部品の表面側に露出していない構造であっても、この取外し具を用いることで、弾性片の拡開操作が可能となる。なお、取外し具は、弾性片を拡開させるのみならず、弾性片の拡開状態を保持する構成とすることもできる。
【0017】
請求項7の初発明は、請求項1乃至6のいずれか一項の記載を前提として、前記部品の裏面側に設けられたボスの基部から係合部に至る挿入部、さらには前記操作孔の壁面にかけて、成形用金型を挿脱可能な形状としたことを特徴とする。
このように構成することで、成形金型を簡素化してその制作費を抑制でき、しかもボス成形作業が容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る部品取付構造の全体を示す斜視図である。
同図に示すように、本実施形態の部品取付構造は、被取付け対象として例示されるボディパネル1に取付長孔1aを形成するとともに、この取付長孔1aにクリップ体2を嵌込み固定し、一方、部品3にはその裏面側にボス4を設けて、このボス4をクリップ体2に挿入係止する構造となっている。すなわち、部品3は、クリップ体2とボス4とを介して、ボディパネル1へ着脱自在に取り付けられる。
【0019】
ボス4は、部品3の裏面側に一体成形又は接着等により固定された樹脂成形品であり、部品3と接する基部4aから挿入部4bが延出し、さらにこの挿入部4bの途中に段状の係合部4cを有している。また、部品3には、基部4aの周辺部位に操作孔3aが穿設してある。
【0020】
図2は、クリップ体の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
クリップ体2は樹脂成形品であり、平板状のフランジ部21の中央部分に挿入孔22が形成され、さらにフランジ部21の裏面側には挿入孔22を挟む二箇所から支柱23が延出している。各支柱23の先端は、梁部24で連結されている。そして、梁部24の両端部からは、フランジ部21の裏面に向けて錨状の係止片25が延出している。この係止片25の先端には、ボディパネル1に形成した取付長孔1aの縁部と係合する係止部25aが形成してある。この係止部25aとフランジ部21の裏面との間隔は、ボディパネル1の厚さ分に設定してあり、これら係止部25aとフランジ部21とでボディパネル1を挟むようにして、クリップ体2がボディパネル1に固定される。
【0021】
さらに、クリップ体2は、梁部24の中央部から挿入孔22に向けて一対の弾性片26が対向して延出しており、これら弾性片26は、挿入孔22を貫通してフランジ部21の表面側に先端部が露出している。これら弾性片26の内面中間部には、爪状の係止部26aが形成してあり、これら弾性片の間に挿入されたボス4の係合部4cが、係止部26aと係合して、係止状態が形成される。
【0022】
図3は、クリップ体およびボスを介してのボディパネルへの部品取付状態を示す断面正面図である。
同図に示すように、クリップ体2の係止部25aがボディパネル1に係止された状態で、クリップ体2がボディパネル1に固定され、さらにボス4の係合部4cがクリップ体2の係止部26aと係合して、ボス4がクリップ体2に係止される。この状態で、部品3のボディパネル1に対する取付状態が形成される。
【0023】
ここで、クリップ体2に形成した弾性片26の先端部は、部品3の操作孔3aを貫通して、部品3の表面側に露出している。このように、本実施形態では、クリップ体2に形成した弾性片26を、部品3の表面側から操作孔3a介して臨むことができるばかりでなく、その先端部を表面側から指などで簡単に拡開できるように構成してある。
【0024】
図4(a)〜(d)は、クリップ体およびボスを介してのボディパネルへの部品取付方法の一例を示す図である。
まず、図4(a)〜(b)に示すように、部品3の裏面側に設けたボス4を、クリップ体2の弾性片26の間に挿入し、ボス4の係合部4cをクリップ体2の係止部26aと係合させる。このとき、クリップ体2に形成した弾性片26の先端部は、部品3の操作孔3aを貫通して、部品3の表面側に露出する。
【0025】
次に、同図(c)〜(d)に示すように、クリップ体2の係止片25を、ボディパネル1の取付長孔1aに、クリップ体2を嵌め込む。このとき、クリップ体2に形成した係止片25は、弾力的に撓んで取付長孔1aをすり抜けてボディパネル1の裏面側に入り込み、係止部25aが取付長孔1aの縁部に係合する。これにより、係止部25aとフランジ部21とでボディパネル1を挟むようにして、クリップ体2がボディパネル1に固定される。
【0026】
図5(a)〜(c)は、クリップ体からボスを取り外す工程を示す図である。
上述したように、本実施形態では、部品3に形成した操作孔3aを、クリップ体2に形成した弾性片26の先端部が貫通し、その先端部が部品の表面側に突き出している(同図(a))。したがって、この弾性片26は、指などで容易に操作可能である。そして、弾性片26を弾力的に拡開することにより、弾性片26の中間部に形成した係止部26aと、ボス4に形成した係合部4cとの間の係合状態が解除される(同図(b))。続いて、ボス4を部品3と一体に引き抜けば、ボス4がクリップ体2から離脱し、同時にボディパネル1から部品3が取り外される(同図(c))。
【0027】
図6は、弾性片の拡開状態を保持する構成を付加した本発明の変形例を示す図である。
同図に示す部品の取付構造では、クリップ体2に形成したフランジ部21の内壁と、弾性片26との相互間に、この弾性片26の拡開状態を保持する係合手段を備えている。すなわち、弾性片26の側壁にあって、フランジ部21と対向する位置には、フランジ部21の内壁に向かって突起26bが形成してある。一方、この弾性片26の拡開動作に伴い突起26bが移動する軌道と交叉するように、フランジ部21の内壁に突条21aが形成してある。したがって、弾性片26が拡開されると、突起26bが突条21aと係合して弾性片26の拡開状態を保持することになる。
【0028】
このような構造により、弾性片26の拡開状態を保持することができるので、弾性片26の拡開操作とボス4の引き抜き操作とを分離させることができ、既述した部品3の取り外し操作が、いっそう容易となる。
【0029】
図7は、弾性片を拡開するための取外し治具を備えた本発明の変形例を示す図である。
すなわち、同図に示す部品の取付構造では、取外し治具5を用いてクリップ体2の弾性片26を拡開する。取外し治具5には、楔状の押開き部5aが形成してあり、この押開き部5aは部品3の操作孔3aと弾性片26の間に差し込まれて、弾性片26の先端部を拡開する構成となっている。なお、弾性片26の先端内面側は、押開き部5aを導き入れるためにテーパ状に形成してある。
【0030】
この取外し治具5を用いることにより、熟練を要さず誰でも容易にクリップ体2の弾性片26を拡開することが可能となる。さらに、弾性片26の先端部が、操作孔3aから露出させなくとも、該弾性片26を拡開することが可能となる。弾性片26を操作孔3aから露出させない構成とした場合、部品3の表面側に突き出し部分がなくなり、該部品3の表面をすっきりとした意匠に仕上げることができるメリットもある。
【0031】
図8は、図7の構成をさらに変形した例を示す図である。
同図に示す構成例では、取外し治具5の押開き部5aが若干長く形成され、取外し治具5を操作孔3aに挿入した状態で、押開き部5aの先端が係止部26aの近くまで届くように構成してある。
【0032】
これにより、取外し治具5を操作孔3aと弾性片26との間に挿入して弾性片26を拡開し、ボス4を抜く状態で、図8(b)に示すようにボス4の係合部4cと係止部26aとの係合状態が解除されるまで、取外し治具5の押開き部5aにより拡開状態を保持することが可能となる。
言い換えれば、ボス4の係合部4cが、クリップ体2の係止部26aから外れるまで、弾性片26の拡開状態を保持するように、押開き部5aの長さ(ストローク)が設定されている。
【0033】
なお、図8に示すように、ボス4の基部4aに対応する部品3の表面位置に凹部3bを形成して、取外し治具5を操作孔3aにより深く挿入可能な構成とすれば、取外し治具5のストロークをさほど増大させる必要はない。
【0034】
図9は、弾性片を拡開するための取外し治具を備えた本発明の他の変形例を示す図である。
同図に示す取外し治具6は、カムの回動を利用して弾性片26を拡開させる構成となっている。すなわち、ボス4における基部4aの中心部に対応する部品3の表面側には、支持凹部3c(支持部)が形成してあり、これに対応して、取外し治具6の底面中央部には、支持凹部3cへ回動自在に嵌合可能な凸部6a(被支持部)が形成してある。また、取外し治具6には、楕円形状のカム部6bが形成してあり、このカム部6bの短径は弾性片26を拡開しない長さに設定され、長径は弾性片26を拡開する長さに設定されている。
【0035】
したがって、図9(a)(b)に示すように、カム部6bの短径部分を弾性片26と対向する配置で、支持凹部3へ凸部6aを嵌合し、次いで図9(c)(d)に示すように、凸部6aを中心に取外し治具6をほぼ90°回動させると、図9(e)(f)に示すように、カム部6bの長径部分によって弾性片26が押し広げられて拡開状態となる。取外し治具6は、弾性片26から弾性力を受けて挟持されるため、この拡開状態はそのまま保持される。
なお、カム部6bの形状は、回動操作によって弾性片26を拡開させることができきれば、楕円形状に限定されるものではない。
【0036】
図10は、ボスの形状に関する本発明の変形例を示す図である。
すなわち、図10(a)に示すように、部品3の操作孔3aからボス4の基部4a乃至係合部4cに至るまでの形状が、成形用金型を挿脱可能な形状としてある。図の形状例では、この間を同じ厚みをもったフラットな形状としてあるが、例えば、係合部4cの付け根部分をもっとも厚くし、操作孔3aの表面側開口部に向かって徐々に厚みを小さくしたテーパ形状であってもよい。
【0037】
このような形状とすれば、図10(b)に示すように雄型7aと雌型7bとの間に形成されたキャビティ内に樹脂を注入してボス4を成形後、雄型7aを図示上方へ開くだけで、同型7aを抜くことができ、ボス4の成形作業が容易となる。しかも、このように型抜き容易な金型は、形状が簡単で制作費が安価である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、部品がボディパネルに強固かつ確実に取付けられていても、操作孔を介して弾性片を拡開することにより、係止部と係合部との間の係合を解除することができ、構造各部に無理な力を加えて損耗または破損を生じさせることなく、被取付け対象から部品を容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る部品取付構造の全体を示す斜視図である。
【図2】クリップ体の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図3】クリップ体およびボスを介してのボディパネルへの部品取付状態を示す断面正面図である。
【図4】クリップ体およびボスを介してのボディパネルへの部品取付方法の一例を示す正面図である。
【図5】クリップ体からボスを取り外す工程を示す正面図である。
【図6】弾性片の拡開状態を保持する構成を付加した本発明の変形例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図7】弾性片を拡開するための取外し治具を備えた本発明の変形例を示す断面正面図である。
【図8】図7の構成をさらに変形した例を示す断面正面図である。
【図9】弾性片を拡開するための取外し治具を備えた本発明の他の変形例を示す図で、(a)(c)(e)は断面正面図、(b)(d)(f)は取外し治具の平面図である。
【図10】ボスの形状に関する本発明の変形例を示す断面正面図である。
【符号の説明】
1:ボディパネル、1a:取付長孔、2:クリップ体、21:フランジ部、21a:突条、22:挿入孔、23:支柱、24:梁部、25:係止片、25a:係止部、26:弾性片、26a:係止部、26b:突起、3:部品、3a:操作孔、3b:凹部、3c:支持凹部(支持部)4:ボス、4a:基部、4b:挿入部、4c:係合部、5:取外し治具、5a:押開き部、6:取外し治具、6a:凸部(被支持部)、6b:カム部、7a:雌型、7b:雄型

Claims (7)

  1. 部品の裏面側に突出して設けられたボスと、被取付け対象に装着されて前記ボスが挿入されるクリップ体とを備え、
    前記ボスは、基部から延出して挿入部が形成されるとともに、該挿入部の途中に係合部を有し、
    前記クリップ体は、挿入される前記ボスの係合部を係止する係止部が形成されるとともに、先端の拡開により前記係合部と前記係止部との係合を解除する弾性片を有し、
    前記部品には、その表面側より前記弾性片を臨む操作孔を形成したことを特徴とする部品の取付構造。
  2. 請求項1記載の部品の取付構造において、
    前記弾性片は、その先端が前記操作孔を貫通して前記部品の表面側に露出することを特徴とする部品の取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の部品の取付構造において、
    前記クリップ体は、前記弾性片の周りにあってこの弾性片が貫通するフランジ部を備えるとともに、このフランジ部の内壁と前記弾性片との相互間に、弾性片の拡開状態を保持する係合手段を備えたことを特徴とする部品の取付構造。
  4. 請求項1又は2記載の部品の取付構造において、
    前記部品の表面側から前記操作孔を介して前記弾性片を拡開する取外し治具を備えたことを特徴とする部品の取付構造。
  5. 請求項4記載の部品の取付構造において、
    前記取外し治具は、その先端が楔形状を有することを特徴とする部品の取付構造。
  6. 請求項4記載の部品の取付構造において、
    前記部品の表面側に支持部を有し、
    前記取外し治具は、前記支持部へ回動自在に係合可能な被支持部を備えるとともに、この被支持部を中心に回動させることにより、その回動位置に応じて前記弾性片を拡開させ得るカム部を備えたことを特徴とする部品の取付構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の部品の取付構造において、
    前記部品の裏面側に設けられたボスの基部から係合部に至る挿入部、さらには前記操作孔の壁面にかけて、成形用金型を挿脱可能な形状としたことを特徴とする部品の取付構造。
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