JPH08121435A - 錨脚クリップ - Google Patents

錨脚クリップ

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JPH08121435A
JPH08121435A JP26392394A JP26392394A JPH08121435A JP H08121435 A JPH08121435 A JP H08121435A JP 26392394 A JP26392394 A JP 26392394A JP 26392394 A JP26392394 A JP 26392394A JP H08121435 A JPH08121435 A JP H08121435A
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JP
Japan
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flange
anchor
leg
anchor leg
tip
Prior art date
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Application number
JP26392394A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nakanishi
秀彰 中西
Toshio Maruyama
敏男 丸山
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POP RIVET FASTENER KK
Original Assignee
POP RIVET FASTENER KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形が容易で、製造コストが低く、取り外し
が簡単にできる錨脚クリップを提供する。 【構成】 錨脚クリップ1は、一対の錨脚6の各先端付
近は帯状片10(支持部11)によって相互に連結さ
れ、錨脚の根元部分は脚部の端部を成すように相互に結
合され、該錨脚の根元部分は更に錨脚の先端とは反対の
方向に延びるヒンジ17によって軸部5に連結され、軸
部のヒンジ17とは反対の端部にフランジ2が形成され
て、錨脚6の先端からフランジ2まで直線状に形成され
ており、該直線状の状態からヒンジ17を中心に回転さ
せて錨脚の先端をフランジに隣接させて一対の可撓性の
錨脚が軸部先端からフランジ側に開脚するように延びる
状態に組立てできる。取り外しにおいては、フランジと
取付部材との間に工具の先端をこじ入れてフランジを引
き上げる。第2の実施例として、フランジの下面に第2
のフランジを設けて工具先端による取付部材の損傷を防
止することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錨脚クリップに関し、
特に、成形が容易で、取り外しが可能な錨脚クリップに
関する。
【0002】
【従来の技術】フランジと、フランジから垂下する脚部
とから成り、脚部は軸部と該軸部の先端からフランジ側
に開脚するように延びる一対の可撓性の錨脚とから成る
錨脚クリップはよく知られている。例えば、自動車の車
体にトリム等の部材をその取付穴が車体の取付穴に合致
した状態で配置し、両部材の取付穴に錨脚クリップの脚
部を挿入する。各錨脚は、取付穴を通過するまでは閉脚
しているが、取付穴を通過すると再度開脚してフランジ
と各脚部の端部とで両部材を連結する。この錨脚クリッ
プでは、錨脚の先端が取付穴より外側に開脚するので、
複数の部材を相互に連結する力は大きく且つ長く維持さ
れる。このため、自動車の車体にトリム等の装飾部材を
取付けるのに多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、錨脚ク
リップは、取付穴に脚部を挿入するだけの簡単な操作で
複数の部材を相互に連結でき、その連結力も高いという
利点がある。しかしながら、連結後において、保守点検
や修理等の理由でその連結を外そうとする場合、脚部の
錨脚を閉脚方向に撓める必要があり、錨脚に手や工具等
を差し入れることができない場所では、錨脚をフランジ
の側から破断するように引き抜かねばならなかった。こ
れは、作業時の面倒さやクリップの破損だけに止まら
ず、トリムや車体を傷つけたり、破断したクリップ部分
が車体に残って除去が困難であったりして、好ましくな
かった。実開平6−51522号公報には、フランジに
ねじ回し等の工具の先端をこじ入れて回転させると簡単
に連結を解除できるクリップが開示されている。しか
し、このクリップはピンとブッシュとの2部品で成り、
このため、金型を2つ用意する必要があり、製造費用の
面で好ましくない。
【0004】従って、本発明の目的は、成形が容易で、
製造コストが低く、取り外しが簡単にできる錨脚クリッ
プを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、フランジと、該フランジから垂下
する脚部とから成り、脚部は軸部と該軸部の先端からフ
ランジ側に開脚するように延びる一対の可撓性の錨脚と
から成り、複数の取付部材の取付穴に脚部を挿入する
と、取付穴を通過するまでは各錨脚は閉脚するが、取付
穴を通過すると再度開脚してフランジと各脚部の端部と
で複数の取付部材を相互に連結する錨脚クリップであっ
て、一対の錨脚の各先端付近は帯状片によって相互に連
結され、該錨脚の根元部分は脚部の端部を成すように相
互に結合され、該錨脚の根元部分は更に錨脚の先端とは
反対の方向に延びるヒンジによって軸部に連結され、該
軸部のヒンジとは反対の端部に前記フランジが形成され
て、錨脚の先端からフランジまで直線状に形成されてお
り、該直線状の状態からヒンジ中心に回転させて錨脚の
先端をフランジに隣接させて一対の可撓性の錨脚が軸部
先端からフランジ側に開脚するように延びる状態に組立
てできることを特徴とする錨脚クリップが提供される。
【0006】
【作用】上記の錨脚クリップは、錨脚の先端からフラン
ジまで直線状に形成されるので簡単な金型が1つで済
み、また、ヒンジ中心に回転させて錨脚の先端をフラン
ジに隣接させるだけの簡単な作業で一対の可撓性の錨脚
が軸部先端からフランジ側に開脚するように延びる状態
に組立てできるので、製造のコストを低くでき、更に、
錨脚の先端を連結する帯状片を引き上げるように撓める
と、錨脚対を閉脚方向に引き寄せるので、簡単に錨脚の
連結を解除できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1〜図5には本発明に係る錨脚クリ
ップ1が組立て前の状態で示されている。本発明に係る
錨脚クリップ1は、組立て前においては、錨脚の先端か
らフランジまで直線状に形成され、図示の状態にプラス
チックで一体成形される。図6は、錨脚クリップの組立
て途中の状態を示しており、図7及び図8は、組立て後
の錨脚クリップを示している。この組立て後において、
錨脚クリップ1は、フランジ2と、フランジ2から垂下
する脚部3とから成り、脚部3は、軸部5と軸部5の先
端からフランジ側に開脚するように延びる一対の可撓性
の錨脚6、6とから成る。図9及び図10は車体等のパ
ネル7にトリム等の取付部材8を連結するのに使用した
錨脚クリップ1を示し、図11及び図12は、錨脚クリ
ップ1の取り外し操作を示している。
【0008】図1〜図5において、本発明に係る錨脚ク
リップ1は、組立て前においては、錨脚6の先端からフ
ランジ2まで直線状に形成されている。一対の錨脚6、
6の各先端付近は帯状片10によって相互に連結されて
いる。この帯状片10の中央は厚く形成されたほぼ矩形
の支持部11となっている。一対の錨脚6、6の根元部
分は脚部の端部を成すように相互に結合されている。こ
の錨脚の根元部分の結合部分には、錨脚の先端方向(図
2の上方)に延びる補助軸部13が形成されている。図
5に図示のように、補助軸部13には、組立てられる軸
部5の側に突出する係止部14が形成され、係止部14
の上方には、軸部の係入を許す凹部15が形成されてい
る。錨脚6の根元部分には、錨脚の先端とは反対の方向
(図2の下方)に帯状のヒンジ17が延びている。この
ヒンジ17の端部には、脚部3の軸部5が形成されてお
り、更に、軸部5のヒンジ17とは反対の端部(図2の
下端)には、錨脚クリップ1のフランジ2が形成されて
いる。ヒンジに近い軸部5の部分には、組立てられると
き、補助軸部13の係止部14に係合し、凹部15に収
容される係合突部18が形成され、更に、フランジ2に
近い部分には、組立てられるとき、錨脚6を連結した帯
状片10の支持部11を受入れる凹所19が形成されて
いる。この凹所19の入口部分には、受入れた支持部1
1が外れないようにする係止爪21が形成されている。
凹所19は、受入れた支持部11が錨脚6の閉脚時に図
8の上方に移動できる高さaのあそびを有する。また、
フランジ2には、図4に図示のように、軸部5との連結
部分において十字形のリブ22が形成されており、取付
部材9(図9等を参照されたい)の穴の中でクリップ1
が横方向に移動するのを規制して、錨脚の係止力を一定
に保っている。
【0009】このように形成された錨脚クリップ1は、
図3及び図5の直線状の状態から、図6の矢印のよう
に、ヒンジ17を中心に回転させて、図6の想像線で示
し、図7及び図8に示すように、フランジ2が錨脚6、
6の先端に隣接した状態に組立てる。この組立てにおい
て、図8に最もよく示されるように、軸部5の係合突部
18が補助軸部13の係止部14に係合し、凹部15に
収容される。また、錨脚6の先端を連結する帯状片10
の支持部11は、軸部5の凹所19に収容され、係止爪
21が受入れた支持部11を凹所19内に保持される。
この保持により、図7に図示のように、本発明に係る錨
脚クリップ1は、帯状片10を除いて、通常の錨脚クリ
ップの形状となる。
【0010】図9及び図10において、車体等のパネル
7にトリム等の取付部材9をその取付穴が車体の取付穴
に合致した状態で配置し、両部材の取付穴に錨脚クリッ
プ1の脚部3を挿入する。各錨脚6は、取付穴を通過す
るまでは閉脚しているが、取付穴を通過すると再度開脚
してフランジ2と各脚部6の端部とで両部材を連結す
る。なお、クリップ1において、補助軸部13の係止部
14と凹部15とが軸部5の係合突部18に係合してい
るので、軸部5と補助軸部13との一体性が強固にな
り、錨脚6、6の位置は確実に固定され、挿入時は勿
論、挿入後の取付け状態においても、錨脚6、6の係止
力は損なわれない。また、パネル7には、その取付穴の
下部にカバー23が形成されているが、本発明に係る錨
脚クリップ1はこのようなカバー23のある取付穴の場
合にも、取付けだけでなく、取り外しも簡単にできる。
【0011】次に、錨脚クリップ1の取り外しについて
図11及び図12を参照して説明する。クリップ1を取
り外す場合、図11に示すように、フランジ2と取付部
材9の隙間にねじ回し等の工具先端25を差し込んで、
フランジ2を取付部材9の表面から離すように引き上げ
る。なお、工具先端25の挿入を容易にするため、フラ
ンジ2の下面に溝や隙間を形成してもよい。工具先端2
5によるフランジ2の引き上げにより、軸部5が引き上
げられ、軸部5の凹所19に収容された帯状片10の支
持部11が上方に引き上げられ、この引き上げによって
帯状片10が引き上げられるように撓む。この撓みによ
って錨脚6、6は閉脚方向に引き寄せられてパネル7及
び取付部材9の取付穴より内側に位置する。従って、ク
リップ1をそのまま全体を引き上げることによってパネ
ル7及び取付部材9から取り外すことができる。この取
り外し作業は、クリップ1のフランジ2の側からできる
ので、パネル7にカバー23が設けられていても支障な
くできる。
【0012】図13〜図17には、本発明の第2実施例
に係る錨脚クリップ27が示されている。この錨脚クリ
ップ27は、基本的には、第1フランジ28に隣接する
第2フランジ29を有する点で、第1実施例の錨脚クリ
ップ1と違っており、そのため、補助軸部31が両脚部
32の間をその先端を越える位置まで延びている。ま
た、普通の錨脚クリップに組立てられた状態を維持する
のは、第1フランジ28と第2フランジ29とに設けら
れた係止手段であり、そのため、錨脚32を連結する帯
状片33の支持部を受入れる軸部35の凹所36には係
止爪が形成されていない。その他の構成は、第1実施例
の錨脚クリップ1と同じであるので、その説明を省略す
る。
【0013】第2実施例の錨脚クリップ27には、錨脚
32、32の根元部分から両錨脚の間を錨脚先端を越え
て延びる補助軸部31と、補助軸部31の先端に設けら
れた第2フランジ29とが形成されている。第2フラン
ジ29は、ヒンジ37中心に回転させて錨脚32の先端
を第1フランジ28に隣接させた状態(図17参照)に
組立てたとき、第2フランジ29が第1フランジ28と
錨脚先端との間で、第1フランジ28に重なっている。
また、第2フランジ29には、軸部35を受入れるた
め、周縁部から中心に向けて延びる溝39(図13参
照)が形成されており、この溝39の中間部分には、溝
39の幅方向に切り込まれた一対の係止凹所40、40
が形成されている。更に、第1フランジ28には、軸部
35との境界部分において、第2フランジ29の溝39
に形成された係止凹所40に係止する係止爪41が形成
されている。この係止爪41は、図16に最もよく示さ
れているように、ヒンジ37中心に回転させて錨脚32
の先端を第1フランジ28に隣接させた状態に組立てた
とき、想像線で示す第2フランジ29の溝39に入り込
み、その突起43、43が係止凹所40、40に入っ
て、錨脚クリップ27の組立て状態を維持する。この係
止手段によって、軸部35の凹所36には係止爪は形成
する必要がなくなり、成形が容易になる。
【0014】このように形成された錨脚クリップ27
は、第1実施例の錨脚クリップ1と同様に、直線状の状
態からヒンジ37を中心に回転させて第1フランジ28
が第2フランジ29に重なった状態に組立てられ、第1
フランジの係止爪41が第2フランジの溝39の係止凹
所40に係合して錨脚クリップの形状となる。車体等の
パネルにトリム等の取付部材を取付ける作業は、第1実
施例の錨脚クリップ1と全く同じであるのでその説明を
省略する。取り外し作業について、図17を参照して説
明する。錨脚クリップ27には第2フランジ29が設け
られているので、錨脚クリップ27を取り外す場合、第
1フランジ28と第2フランジ29との隙間にねじ回し
等の工具先端25を差し込んで、第1フランジ28を第
2フランジ29の表面から離すように引き上げる。な
お、工具先端25の挿入を容易にするため、第1フラン
ジ28の下面または第2フランジ29の上面に溝や隙間
を形成してもよい。なお、錨脚クリップ1と同様に、工
具先端25による第1フランジ28の引き上げにより、
帯状片33が引き上げられるように撓み、両錨脚32、
32が閉脚方向に引き寄せられ、クリップ27をパネル
7及び取付部材9から取り外すことができる。このよう
に第2フランジ29を設けた場合、工具先端25が直接
取付部材に触れないので、取付部材を傷つけることがな
くなる。
【0015】
【発明の効果】本発明の錨脚クリップによれば、一対の
錨脚の各先端付近は帯状片によって相互に連結され、該
錨脚の根元部分は脚部の端部を成すように相互に結合さ
れ、該錨脚の根元部分は更に錨脚の先端とは反対の方向
に延びるヒンジによって軸部に連結され、該軸部のヒン
ジとは反対の端部に前記フランジが形成されて、錨脚の
先端からフランジまで直線状に形成されており、該直線
状の状態からヒンジ中心に回転させて錨脚の先端をフラ
ンジに隣接させて一対の可撓性の錨脚が軸部先端からフ
ランジ側に開脚するように延びる状態に組立てできるの
で、簡単な金型1つで製造することができ、また、ヒン
ジ中心に回転させて錨脚の先端をフランジに隣接させる
だけの簡単な作業で一対の可撓性の錨脚が軸部先端から
フランジ側に開脚するように延びる状態に組立てできる
ので、製造のコストを低くでき、更に、錨脚の先端を連
結する帯状片を引き上げるように撓めると、錨脚対を閉
脚方向に引き寄せるので、簡単に錨脚の連結を解除でき
る。その取り外しもフランジを取付部材の表面から離す
だけの操作で簡単にできる。
【0016】また、前記錨脚クリップにおいて、錨脚の
根元部分から両錨脚の間をその先端を越えて延びる補助
軸部と、該補助軸部の先端に設けられた第2フランジと
を設け、ヒンジ中心に回転させて錨脚の先端を第1のフ
ランジに隣接させた状態に組立てたとき、第2フランジ
が第1フランジと錨脚先端との間にあって第1フランジ
に重なるように形成することによって、工具先端が直接
取付部材に触れないようにでき、これにより、取付部材
を傷つけることがなくなる。この場合、第2フランジに
は軸部を受入れる溝を形成し、第1フランジには第2フ
ランジの溝に形成された係止凹所に係止する係止爪を形
成することによって、錨脚クリップの組立て状態を維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立て前の、本発明の第1実施例に係る錨脚ク
リップの平面図である。
【図2】図1のクリップの正面図である。
【図3】図1のクリップの側面図である。
【図4】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図5】図2のB−B線に沿った断面図である。
【図6】本発明に係る、組立て中の錨脚クリップの縦断
面図である。
【図7】本発明に係る、組立て後の錨脚クリップの正面
図である。
【図8】図7のC−C線に沿った断面図である。
【図9】本発明に係るクリップを用いて取付部材をパネ
ルに連結した様子を示す図である。
【図10】図9のD−D線に沿った断面図である。
【図11】クリップの取り外し状態を示す図である。
【図12】図11のE−E線に沿った断面図である。
【図13】組立て前の、本発明の第2実施例に係る錨脚
クリップの平面図である。
【図14】図13のクリップの正面図である。
【図15】図14のF−F線に沿った断面図である。
【図16】図14のG−G線に沿った係止爪の断面図で
あり、第2フランジの溝への係止の関係を説明するた
め、第2フランジが想像線で示されている図である。
【図17】本発明の第2実施例に係る、組立て後の錨脚
クリップの取り外し操作を示す、クリップの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 錨脚クリップ 2 フランジ 3 脚部 5 軸部 6 錨脚 7 パネル 9 取付部材 10 帯状片 11 帯状片の支持部 13 補助軸部 14 係止部 17 ヒンジ 18 軸部の係合突部 19 凹所 21 係止爪 25 工具先端 27 第2実施例に係る錨脚クリップ 28 第1フランジ 29 第2フランジ 31 補助軸部 39 第2フランジの溝 40 係止凹所 41 係止爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジと、該フランジから垂下する脚
    部とから成り、脚部は軸部と該軸部の先端からフランジ
    側に開脚するように延びる一対の可撓性の錨脚とから成
    り、複数の取付部材の取付穴に脚部を挿入すると、取付
    穴を通過するまでは各錨脚は閉脚するが、取付穴を通過
    すると再度開脚してフランジと各脚部の端部とで前記複
    数の取付部材を相互に連結する錨脚クリップにおいて、 前記一対の錨脚の各先端付近は帯状片によって相互に連
    結され、該錨脚の根元部分は脚部の端部を成すように相
    互に結合され、該錨脚の根元部分は更に錨脚の先端とは
    反対の方向に延びるヒンジによって軸部に連結され、該
    軸部のヒンジとは反対の端部に前記フランジが形成され
    て、前記錨脚の先端から前記フランジまで直線状に形成
    されており、該直線状の状態から前記ヒンジ中心に回転
    させて前記錨脚の先端を前記フランジに隣接させて前記
    一対の可撓性の錨脚が軸部先端からフランジ側に開脚す
    るように延びる状態に組立てできることを特徴とする錨
    脚クリップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の錨脚クリップにおい
    て、軸部には、錨脚の先端を連結する帯状片を受入れる
    凹所が形成されており、フランジを前記取付部分から離
    すように引き上げると、前記軸部の凹所にある帯状片が
    撓められ錨脚対を閉脚方向に引き寄せることを特徴とす
    る錨脚クリップ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の錨脚クリップにおい
    て、前記錨脚の根元部分の結合部分には、ヒンジ回りに
    回転して折返した軸部の側に突出する係止部が形成さ
    れ、軸部には該係止部を受入れる凹部が形成されている
    ことを特徴とする錨脚クリップ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の錨脚クリップにおい
    て、前記錨脚の根元部分から両錨脚の間をその先端を越
    えて延びる補助軸部と、該補助軸部の先端に設けられた
    第2フランジとを備え、前記ヒンジ中心に回転させて錨
    脚の先端を前記の第1のフランジに隣接させた状態に組
    立てたとき、前記第2フランジが前記第1フランジと錨
    脚先端との間にあって第1フランジに重なっていること
    を特徴とする錨脚クリップ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の錨脚クリップにおい
    て、前記第2フランジには、前記軸部を受入れる溝が形
    成されており、前記第1フランジには該軸部との境界部
    分において、前記第2フランジの溝に形成された係止凹
    所に係止する係止爪が形成されていることを特徴とする
    錨脚クリップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111451A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Daiwa Kasei Ind Co Ltd 車両用クッションクリップ
EP2405148A3 (en) * 2010-07-07 2013-04-17 Newfrey LLC Clip for fastening to a strip or rib

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