JP2004076852A - ダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でシリンダの縮小化が可能なダンパを得る。
【解決手段】シリンダ71の開口部73にスプリング76を架け渡すと共に、ピストンロッド22のシャフト20の両外面に傾斜壁52、54を設け、この傾斜壁52、54の端面同士の離間距離をシャフト20の先端側からピストン18側へ行くに従って拡幅させることで、スプリング76を弾性変形させながらピストンロッド22に摩擦抵抗を与えることができるため、ダンパ効果をアシストするコイルスプリングは不要となり、シリンダ71の縮小化が可能となる。また、開口部73に直接スプリング76を架け渡すことで、蓋を設ける必要がなくなるため、部品点数を削減することができると共に、組立作業に伴う工数が削減されることで、コストダウンを図ることができる。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車室内に設けられたグローブボックス等ではダンパーが用いられており、グローブボックスのリッドを開放するとき、このダンパによってリッドの回動を制動し、リッドが勢い良く開放しないようにしている。
【0003】
例えば、図11に示すダンパ200では、一端側が開放された円筒状のシリンダ202を備えられており、開放側には、中央部に挿通穴204が形成された蓋体206が嵌め込まれている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
シリンダ202内には、ピストン208とシャフト210で構成されたピストンロッド212がシリンダ202の軸方向に沿って移動可能に配置されている。このピストンロッド212はシリンダ202と同軸に設けられており、ピストン208がシリンダ202の奥方へ移動した状態で、シャフト210の先端部が挿通穴204を通過してシリンダ202から露出する長さとされている。
【0005】
このシャフト210の先端部を図示しないグローブボックスのリッドに取付け、リッドの開閉によってピストンロッド212をシリンダ202内で移動させる。
【0006】
ここで、ピストン208の外周面には、ピストン208の周方向に沿って凹部214が凹設されており、凹部214内にはシールリング216が装着されている。
【0007】
このシールリング216はシリンダ202の内周面に接触し、ピストンロッド212の移動によりシリンダ202の内周面との間で摩擦抵抗を生じさせるようになっており、これにより、ダンパ効果が得られるようになっている。
【0008】
一方、シャフト210の外周には、コイルスプリング218が装着されており、一端部を蓋体206に当接させ、他端部をピストン208の上面に当接させている。このコイルスプリング218は、ピストン208が蓋体206側へ移動するとき、付勢力の抗する方向へ圧縮され、ダンパ効果をアシストしている。
【0009】
ここで、コイルスプリング218を圧縮するとき、コイルスプリング218が横方向に振動する恐れがあるため、シャフト210の外周面にシャフト210の軸方向に沿って一対の揺動防止ロッカー220、222を突設させ、圧縮によるコイルスプリング218の振動を防止している。
【0010】
しかしながら、ピストン208と蓋体206の間には、コイルスプリング218が配設されているため、ピストン208と蓋体206とが一番近接した状態で、圧縮されたコイルスプリング218のスペースを確保する必要があるため、シリンダ202の縮小化が困難である。また、コイルスプリング218を保持するための蓋体206は必要な部品であり、部品点数の削減が困難である。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−5213号公報(第5−6頁、図4)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構成でシリンダの縮小化が可能なダンパを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、シリンダと、前記シリンダへ挿入されシリンダにガイドされるピストンロッドと、前記ピストンロッドへ長さ方向に亘って設けられ、前記シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って拡幅する傾斜部と、前記開口部に配置され、前記傾斜部と接触し弾性変形しながら前記ピストンロッドに摩擦抵抗を与える抵抗部材と、を有することを特徴としている。
【0014】
請求項1に記載の発明では、ピストンロッドへ長さ方向に亘って傾斜部を設け、この傾斜部を、シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って拡幅させると共に、傾斜部と接触する抵抗部材を設け、この抵抗部材を弾性変形させながらピストンロッドに摩擦抵抗を与えることで、シリンダの開口部からピストンロッドが抜け出す方向へ移動するに従って、抵抗部材の弾性変形量が大きくなり、弾性力が蓄積され、傾斜部と抵抗部材との摩擦抵抗を徐々に大きくすることができる。
【0015】
このため、シリンダの開口部からピストンロッドが抜け出す方向へ移動するに従って、ピストンロッドの移動に伴って、ダンパ効果を高めていくことができる。
【0016】
従って、例えば、車室内に設けられたグローブボックス等にこのダンパを用いた場合において、シリンダを車両側に取付け、ピストンロッドの先端部をグローブボックスのリッド部に取付けた状態で、リッド部を開放させると、ピストンロッドはシリンダの開口部から抜け出す方向へ移動する。
【0017】
ここで、リッド部はロック装置によって車両側に固定されているが、ロック装置を解除すると、リッド部は支点を中心に傾斜し自重により開放方向へ移動する。このとき、リッド部は開放角度に応じて回転速度が増大するが、ピストンロッドは、シリンダの開口部から抜け出す側へ移動するため、リッド部のダンパ効果が徐々に大きくなり、回転速度の増大分が相殺され、リッド部はゆっくり開放されることとなる。
【0018】
また、リッド部を閉止させるときは、ピストンロッドはシリンダの開口部から抜け出す方向と反対方向へ移動する。すなわち、ダンパ効果が小さくなる方向へピストンロッドが移動するため、少ない抵抗でリッド部を閉止させることができることとなる。
【0019】
このように、ピストンロッドへ長さ方向に亘って傾斜部を設け、この傾斜部を、シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って拡幅させると共に、傾斜部と接触する抵抗部材を設け、この抵抗部材を弾性変形させながらピストンロッドに摩擦抵抗を与えることで、ダンパ効果をアシストするコイルスプリングは不要となり、シリンダの縮小化が可能となる。また、抵抗部材が傾斜部と接触した状態でピストンロッドは移動するため、ピストンロッドの移動に伴うガタツキ音が生じない。
【0020】
請求項2に記載の発明では、抵抗部材を、開口部に架け渡され傾斜部を外側から挟むばね材としている。このように、開口部に直接ばね材を架け渡すことで、蓋を設ける必要がなくなる。このため、部品点数を削減することができると共に、組立作業に伴う工数が削減されることで、コストダウンを図ることができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、前記ピストンロッドが板体で構成され、前記傾斜部はこの板体の板面から突設された傾斜壁であり、前記ばね材は、前記シリンダの周壁に形成された装着穴へ挿入され、内側に前記傾斜壁を挟み、ピストンロッドの移動により該傾斜壁に押されて広がるU字スプリングであること特徴としている。
【0022】
請求項3に記載の発明では、ピストンロッドの移動により傾斜壁に押されて広がるU字スプリングを設けることで、U字スプリングの弾性力によるダンパ効果を得ることができる。また、ばね材は、シリンダの周壁に形成された装着穴へ挿入されているため、シリンダから外れることはない。
【0023】
請求項4に記載の発明は、シリンダと、前記シリンダへ挿入されシリンダにガイドされるピストンロッドと、前記ピストンロッドへ長さ方向に亘って設けられ、前記シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って拡幅する傾斜部と、前記開口部に嵌められる蓋と、前記蓋に形成され前記ピストンロッドが挿通する挿通穴と、前記挿通穴の縁部に設けられ、前記傾斜部に接触する押圧片と、前記蓋に取付けられ、前記押圧片を前記傾斜部側へ付勢するばね部材と、を有することを特徴としている。
【0024】
請求項4に記載の発明では、開口部に蓋を嵌め込み、この蓋に、ピストンロッドが挿通する挿通穴と、傾斜部に接触する押圧片と、押圧片を傾斜部側へ付勢するばね部材と、を設けている。これにより、押圧片の弾性力に加え、U字スプリングの弾性力が付加されるため、ダンパ効果を高めることができる。また、傾斜壁とばね部材とが直接接触しないため、金属と樹脂との接触による異音が生じない。
【0025】
また、押圧片に接触し、共に弾性変形するスプリングを設けることで、押圧片に掛かる負荷を分散し、繰り返し応力に耐えることができるため、押圧片の寿命を長くすることができると共に、押圧片の破損等を防止することができる。
【0026】
請求項5に記載の発明では、ピストンロッド及び押圧片を合成樹脂で成形している。これにより、例えば、ピストンロッド及び押圧片を金属で形成した場合と比較して、耐久性が良く、ダンパの寿命を長くすることができる。また、金属で形成した場合と比較してコストダウンを図ることができる。
【0027】
請求項6に記載の発明では、押圧片を複数設け、対面して配置している。これにより、押圧片でピストンロッドを挟持することが可能となり、ピストンロッドの軸ブレを防止し、ピストンロッドの移動によるダンパ効果の安定性が得られる。
【0028】
請求項7に記載の発明は、シリンダと、前記シリンダへ挿入されシリンダにガイドされるピストンロッドと、前記ピストンロッドへ長さ方向に亘って設けられ、前記シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って幅狭となる長穴と、前記開口部に配置され、前記長穴へ挿入されて、該長穴の穴壁と接触し弾性変形しながら前記ピストンロッドに摩擦抵抗を与える抵抗部材と、を有することを特徴としている。
【0029】
請求項7に記載の発明では、ピストンロッドへ長さ方向に亘って長穴を設け、この長穴を、シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って幅狭させると共に、長穴の穴壁と接触する抵抗部材を設け、この抵抗部材を弾性変形させながらピストンロッドに摩擦抵抗を与えている。
【0030】
【発明の実施の形態】
車室内に設けられたグローブボックス等には、ダンパ機構が備えられており、グローブボックスのリッドの開放方向の移動を制動し、リッドが急激に開放されることがないようにしている。
【0031】
ここで、本発明の第1の実施の形態に係るダンパについて説明する。
【0032】
図1(A)に示すように、ダンパ14には略円筒状のシリンダ16が備えられており、このシリンダ16内には、円筒状のピストン18と板状のシャフト20とが一体となって構成されたピストンロッド22が移動可能に挿入されている。
【0033】
シリンダ16の外周面には、外周面との間に隙間を設けた状態で円板26が固定されており、この円板26の上面には、中心線をズラした状態で互いに反対方向へ延出する係合片28を有する係合部30が設けられている。
【0034】
一方、グローブボックス本体15(図4(A)参照)には、係合部30が挿通可能な穴部(図示省略)が形成されており、穴部内に係合部30を挿通させた後、シリンダ16を回転することによって係合部30がロックされ、この係合部30を介してシリンダ16がグローブボックス本体15に固定されることとなる。
【0035】
ところで、ピストンロッド22を構成するピストン18の外周面には、ピストン18の周方向に沿って凹部32が凹設されており、ピストン18の両端部がフランジ部34、36となっている。
【0036】
フランジ部34には、凹部32と連設すると共に、底面を凹部32の底面よりも深くした一対のオリフィス38が形成されており、オリフィス38の底面と凹部32の底面との間には段差が設けられている。一方、凹部32内には、凹部32の幅よりも細い環状のシールリング40が装着可能となっており、凹部32内をピストン18の軸方向に沿って移動可能となっている。
【0037】
ここで、図2に示すように、オリフィス38は、シールリング40がフランジ部34側へ移動した状態で、僅かに露出する長さとなっており、この状態で、ピストン18によってシリンダ16内で区画される空気室42と空気室44とが、オリフィス38を介して連通している。
【0038】
また、フランジ部34には、オリフィス38よりも流路の狭いオリフィス46が形成されており、空気室42と空気室44とを連通させている。このオリフィス46は空気室42側の断面積が大きくなっており、空気室42から空気室44へ移動する空気に対して流動抵抗が付与される。
【0039】
さらに、図1(A)に示すように、フランジ部34の上面からは、シャフト20が立設しており、このシャフト20は、ピストンロッド22がシリンダ16の奥方へ移動した状態で、シャフト20の先端側がシリンダ16から露出する長さとされている。
【0040】
また、シャフト20の先端部には、取付穴部48が形成されており、リッド12に設けられた取付部50(図4(A)参照)と係合し、ピストンロッド22をリッド12に固定させることができるようになっている。
【0041】
さらに、シャフト20の両外面には、図2に示すように、一対の傾斜壁52、54がそれぞれ設けられており、この傾斜壁52の端面と傾斜壁54の端面との離間距離は、シャフト20の先端側からピストン18側へ行くに従って拡幅している。
【0042】
一方、図1(A)に示すように、シリンダ16の開口部56側の外周面には、縮径部58が形成されており、この縮径部58には、略円筒状の蓋体60が固定可能となっている。この蓋体60の内周面には、縮径部58の周方向に沿って突設された突起部58Aと係合可能な係合部60A(図1(B)参照)が形成されており、係合部60Aが突起部58Aと係合することで蓋体60が縮径部58に固定される。
【0043】
また、蓋体60の周壁には、切欠き部60Bが形成されており、縮径部58に形成された位置決め凸部58Bと係合可能となっている。このように、切欠き部60B及び位置決め凸部58Bを設け、互いに係合させることで、縮径部58に対して蓋体60を位置決めさせることができる。
【0044】
ここで、図1(A)、(B)に示すように、蓋体60の中央部には、シャフト20が挿通可能な略矩形状の挿通穴62が形成されており、この挿通穴62の周縁部からは、挿通するシャフト20の傾斜壁52、54が接触可能な一対の押圧片64が蓋体60の裏面から垂下している。
【0045】
この押圧片64は、先端部が互いに近接する方向へ傾斜しており、押圧片64の基部から先端部へ行くに従って押圧片64同士の離間距離が狭くなっている。また、押圧片64の先端部の離間距離は、シャフト20の外面に形成された傾斜壁52、54の先端側が接触可能な幅となっており、シャフト20の基部側へ行くに従って押圧片64が押し広げられる。
【0046】
また、挿通穴62の周縁部近傍には、押圧片64を間に置いて、一方側には一対の略U字状の支持部66が両端部を蓋体60の裏面に固定した状態で形成されており、他方側には略L字状の支持部68が先端面を支持部66と支持部66の間に向けた状態で形成されている。
【0047】
この支持部66、68には、略U字状のスプリング70が支持可能となっており、円弧側を支持部68に係止させた状態で両端部を支持部66に挿通させると共に、押圧片64に接触した状態で配設されている。
【0048】
ここで、支持部66の穴幅は、スプリング70の線形よりも大きくしており、押圧片64の弾性変形に伴って、スプリング70の両端部が、互いに離間する方向へ揺動可能となっている。
【0049】
次に、本形態に係るダンパの動作について説明する。
【0050】
図3に示すように、ピストンロッド22をシリンダ16から抜き出すとき、シリンダ16の内周面との摩擦抵抗により、シールリング40がピストン18の凹部32内をフランジ部36側へ移動し、フランジ部36に当接する。
【0051】
この状態では、シールリング40は凹部32の底面に周方向に亘って当接すると共に、シリンダ16の内周面に当接しているため、ピストン18によって区画されたシリンダ16内の空気室42の空気は、ピストン18の外周面とシリンダ16の内周面との間に生じる隙間を通じて移動することはなく、オリフィス46によって空気室44へ流動する。
【0052】
また、ピストンロッド22をシリンダ16から抜き出して行くに従って、傾斜壁52の端面と傾斜壁54の端面の離間距離は拡幅していくため、傾斜壁52、54の端面が押圧片64に接触しながら、押圧片64を互いに離間する方向へ弾性変形させると共に、この押圧片64を介して、スプリング70は押し広げられ、押圧片64と共に弾性力が蓄積される。
【0053】
一方、図2に示すように、ピストンロッド22をシリンダ16の奥方へ移動させるとき、シリンダ16の内周面との摩擦抵抗により、シールリング40がピストン18の凹部32内をフランジ部34側へ移動し、フランジ部34に当接する。
【0054】
この状態で、シールリング40の一部はオリフィス38に位置することとなる。ここで、オリフィス38は、シールリング40がフランジ部34側へ移動した状態でも、僅かに露出する長さとなっているため、空気室42と空気室44とは、オリフィス38を通じて連通することとなる。
【0055】
また、ピストンロッド22がシリンダ16の奥方へ移動するに従って、傾斜壁52の端面と傾斜壁52の端面の離間距離とは幅狭していくため、押圧片64と共に、スプリング70は復元力により元の状態に戻っていく。
【0056】
次に、本形態に係るダンパの作用について説明する。
【0057】
図3及び図4(A)、(B)に示すように、シリンダ16の外周面に形成された係合部30(図1(A)参照)を、グローブボックス本体15に形成された穴部(図示省略)に挿通させた後、シリンダ16を回転させ、係合部30を介してダンパ14をグローブボックス本体15に固定する。
【0058】
また、ピストンロッド22のシャフト20の先端部に形成された取付穴部48をグローブボックス10のリッド12に設けられた取付部50に係合させ、ピストンロッド22をリッド12に固定する。
【0059】
この状態でリッド12を開放すると、シリンダ16の内周面との摩擦抵抗により、シールリング40がピストン18の凹部32内で移動し、フランジ部36に当接する。そして、この状態のままリッド12をさらに開放すると、シールリング40がシリンダ16の内周面を摺動しながら移動するため、シールリング40によるフランジ部34の内周面との間には摩擦抵抗が生じ、ダンパ効果が得られる。
【0060】
また、このとき、シリンダ16内の空気室42の空気は、オリフィス46によって空気室44へ移動する。ここで、オリフィス46は空気室42側の断面積を大きくしており、空気室42から空気室44へ移動する空気に対して流動抵抗を付与するようにしているため、オリフィス46を通過する空気の流動抵抗によりダンパ効果が得られる。
【0061】
さらに、ピストンロッド22のシャフト20の両外面に傾斜壁52、54を設け、この傾斜壁52、54の端面同士の離間距離を、シャフト20の先端側からピストン18側へ行くに従って拡幅させると共に、傾斜壁52、54と接触する押圧片64を設け、この押圧片64を弾性変形させながらピストンロッド22に摩擦抵抗を与えている。
【0062】
これにより、シリンダ16の開口部56からピストンロッド22が抜け出す方向へ移動するに従って、押圧片64に蓄積された弾性力を大きくすることができ、傾斜壁52、54と押圧片64との摩擦抵抗を徐々に大きくすることができる。このため、ピストンロッド22の移動に伴って、ダンパ効果を高めていくことができる。
【0063】
また、押圧片64の外面側に接触するスプリング70を設けることで、押圧片64の弾性力に加え、スプリング70の弾性力が付加されるため、ダンパ効果をさらに高めることができる。また、押圧片64を介することで、傾斜壁52、54とスプリング70とが直接接触しないため、金属と樹脂との接触による異音が生じない。
【0064】
また、押圧片64に接触し、共に弾性変形するスプリング70を設けることで、押圧片64に掛かる負荷を分散し、繰り返し応力に耐えることができるため、押圧片64の寿命を長くすることができると共に、押圧片64の破損等を防止することができる。
【0065】
ところで、図4(A)、(B)に示すように、リッド12は図示しないロック装置によってグローブボックス本体15に固定されているが、ロック装置を解除すると、リッド12は支点12Aを中心に傾斜し自重により開放方向へ移動する。このとき、図3に示すように、シールリング40によるシリンダ16の内周面との摩擦抵抗及びオリフィス46を通過する空気の流動抵抗によるダンパ効果によって、リッド12を静かに開放させることができる。
【0066】
また、リッド12は開放角度に応じて回転速度が増大するが、ピストンロッド22が、シリンダ16の開口部56から抜け出す側へ移動することで、押圧片64と傾斜壁52、54の摩擦抵抗によるダンパ効果は徐々に大きくなるため、回転速度の増大分が相殺され、リッド12はゆっくり開放されることとなる。
【0067】
一方、リッド12を閉止させるときは、図2に示すように、シリンダ16の内周面との摩擦抵抗により、シールリング40をピストン18の凹部32内でフランジ部34側へ移動させ、フランジ部34に当接させる。
【0068】
この状態で、空気室42と空気室44とは、オリフィス38を通じて連通されるため、空気室42の空気は、主に、このオリフィス38を通じて空気室44へ流動する。これにより、空気による流動抵抗を小さくして、空気の流動抵抗によるダンパ効果が働かないようにしている。
【0069】
また、押圧片64が接触しているシャフト20の傾斜壁52、54の位置がシャフト20のピストン18側から先端部側へ移動するに従って、傾斜壁52の端面と傾斜壁54の端面との離間距離は狭幅するため、ダンパ効果は減少する方向へ働くこととなり、少ない抵抗で閉止させることができる。
【0070】
このように、ピストンロッド22のシャフト20の両外面に傾斜壁52、54を設け、この傾斜壁52、54の端面同士の離間距離をシャフト20の先端側からピストン18側へ行くに従って拡幅させると共に、傾斜壁52、54の端面と接触する押圧片64を設け、この押圧片64を弾性変形させながらピストンロッド22に摩擦抵抗を与えることで、ダンパ効果をアシストするコイルスプリングは不要となり、シリンダ16の縮小化が可能となる。また、押圧片64が傾斜壁52、54と接触した状態でピストンロッド22は移動するため、ピストンロッド22の移動に伴うガタツキ音が生じない。
【0071】
ここで、ピストンロッド22及び押圧片64を合成樹脂で成形することで、例えば、ピストンロッド22及び押圧片64を金属で形成した場合と比較して、耐久性を向上させ、ダンパ14の寿命を長くすることができる。また、金属で形成する場合と比較してコストダウンを図ることができる。
【0072】
また、一対の押圧片64を対面して配置することで、押圧片64同士でピストンロッド22を挟持することが可能となり、ピストンロッド22の軸ブレを防止し、ピストンロッド22の移動によるダンパ効果の安定性が得られる。
【0073】
なお、本発明では、ピストンロッド22に摩擦抵抗を与えることでダンパ効果を得ることができれば良いため、シャフト20の外面の一方にのみ傾斜壁を設け、この傾斜壁に接触する一つの押圧片としても良いのは勿論のことである。
【0074】
また、本形態では、押圧片64を介してスプリング70を弾性変形させるようにしたが、押圧片64を設けることなく、シャフト20の傾斜壁52、54の端面に直接スプリング70を接触させるようにしても良い。また、逆に、スプリング70を設けることなく、押圧片64のみの構成としても良い。
【0075】
さらに、リッド12(図4(A)参照)の図示しないロック装置を解除させると同時にピストンロッド22の傾斜壁52、54の端面を押圧片64に接触させてダンパ効果が得られるようにしても良いし、また、リッド12のロック装置を解除してから所定の角度まではダンパが働かないようにして、所定の角度から傾斜壁52、54の端面を押圧片64に接触させ、リッド12の開放途中からダンパを効かせるようにしても良い。
【0076】
また、図5(A)、(B)に示すように、傾斜壁52、54に直接スプリング70を接触させると共に、傾斜壁52、54の端面に係合凹部72を設け、リッド12の全開以外に、スプリング70が係合凹部72に係合した角度でリッド12を開放維持できるようにしても良い。
【0077】
さらに、図1(A)に示すように、シャフト20を板状としたが、ピストンロッド22の移動と共に、押圧片64の弾性変形量を変えることができれば良いため、これに限るものではない。
【0078】
例えば、シャフトの先端側を小径とする円錐状としても良い。また、シャフト20の両外面に、一対の傾斜壁52、54をそれぞれ設けたが、シャフトの軸芯線に沿った傾斜壁をシャフトの両外面に一つずつ設けても良い。
【0079】
次に、本発明の実施の第2の形態に係るダンパについて説明する。なお、第1の形態に係るダンパと略同一の内容に関しては説明を割愛する。
【0080】
図6に示すダンパ69では、シリンダ71の開口部73側には、対面して2つの装着穴74がそれぞれ形成されており、この装着穴74には略U字状のスプリング76が挿通可能となっている。このスプリング76の脚部78同士の離間距離は、第1形態に係るダンパを構成するピストンロッド22の傾斜壁52、54の端面が接触可能な幅となっている。
【0081】
また、このスプリング76の両端部には、先端面が互いに向き合って屈曲する屈曲部80が形成されており、装着穴74の幅は屈曲部80が挿通可能な大きさとなっている。このスプリング76を装着穴74に挿通させ、シリンダ71の開口部73に架け渡した状態で、スプリング76と装着穴74との間には隙間が設けられており、対向するスプリング76の脚部78同士の離間距離を広げる方向へ移動可能となっている。
【0082】
このため、ピストンロッド22が挿通するとき、ピストンロッド22の先端部からピストン18側へ移動するに従って、スプリング76の脚部78は徐々に押し広げられると共に、ピストンロッド22には摩擦抵抗が付加されることとなる。
【0083】
このように、開口部73に直接スプリング76を架け渡すことで、蓋を設ける必要がなくなるため、部品点数を削減することができると共に、組立作業に伴う工数が削減されることで、コストダウンを図ることができる。
【0084】
なお、ここでは、シリンダ71の開口部73側に、略U字状のスプリング76を架け渡したが、シリンダ71の開口部73側に架け渡し可能で、ピストンロッド22の傾斜壁52、54の端面に接触して弾性変形するばね部材であれば良いため、これに限るものではない。
【0085】
例えば、図7に示すダンパ81のように、中央部に円弧部82を設け、この円弧部82の両側を互いに近接する方向へ屈曲させ、左右対称の円弧状の接触部84を設け、さらに、先端面を離間させる方向へ折曲げた係止部86を設けたスプリング88を架け渡しても良い。
【0086】
このとき、シリンダ90の開口部92側には、対面して一対の装着穴94、96が形成されており、装着穴94の周縁部には、接触部84の円弧部82側の端部84Aが係止される。
【0087】
また、装着穴96は、係止部86が挿通可能な大きさとなっており、装着穴96の周縁部には、係止部86が係止され、これにより、スプリング88はシリンダ90に対して直径方向に架け渡されて、半径方向に沿って移動可能に係止される。この状態で、接触部84間をピストンロッド22のシャフト20が通過する。
【0088】
ここで、ばね部材は繰り返し応力による付加によってヘタリが生じてしまうが、円弧部82を設け、この円弧部82の両側を互いに近接する方向へ屈曲させて接触部84を形成することで、弾性変形による復元力を増加させ、寿命を長くすることができる。
【0089】
また、図8に示すダンパ101では、シリンダ100の開口部102側に周方向に沿って凹部104を凹設し、凹部104の一部に装着穴106を形成させる。この凹部104に円弧状のスプリング108を係合させる。
【0090】
ここで、スプリング108の両端部には、円弧中心へ向かって折り曲げられた接触部110が設けられており、スプリング108を凹部104に係合させた後、接触部110を装着穴106へ挿通して、シリンダ100内に配置させる。
【0091】
また、ここでは、ピストンロッド112のシャフト114に突設させた傾斜壁116の幅を、傾斜壁52、54(図7参照)よりも広げると共に、傾斜壁116をシャフト114の外面の幅方向の図8中右側に一つずつ設ける。
【0092】
このように、接触部110に接触可能となるシャフト114の幅方向の片側に傾斜壁116を設けることで、接触部110の長さを必要最小限とすることができ、これにより、接触部110の先端部の撓み量を小さくしてヘタリを防止している。
【0093】
さらに、ここでは、図2に示すように、シャフト20に傾斜壁52、54を突設させたが、摩擦抵抗が得られる構成であればよいため、これに限るものではなく、図9(A)、(B)に示すダンパ125のように、ピストンロッド118を構成する板状のシャフト120の両外面に、軸芯部に沿って溝部122、124を形成させても良い。
【0094】
ここで、溝部122、124は、シャフト120の先端側からピストン126側へ行くに従って、徐々に深さが浅くなるようにしている。このため、溝部122、124の底面同士の離間距離は、シャフト120の先端側からピストン126側へ行くに従って、拡幅することとなる。
【0095】
一方、シリンダ128の開口部130側には、一対の穴部132を設けており、直線部分の中央部が切断された略半円状のスプリング134の両端部を挿通させ、シリンダ128内に配置させている。このスプリング134の先端面同士は離間しており、シャフト120の溝部122、124内へ挿入可能としている。
【0096】
ピストンロッド118がシリンダ128から抜き出される方向へ移動するに伴って、シャフト120の溝部122、124の底面同士が拡幅するため、スプリング134の先端面は、外側へ押し広げられることとなり、弾性力が蓄積され、ピストンロッド118に摩擦抵抗を付与し、ダンパ効果を得ることができる。
【0097】
また、ピストンロッド118の代わりに、図10に示すピストンロッド136を用いても良い、このピストンロッド136は、シャフト138の両外面に、軸芯部に沿って深さ一定の長穴140を形成させており、シャフト138の先端部側からピストン142側へ行くに従って長穴140の幅を狭くしている。
【0098】
これにより、ピストンロッド136がシリンダ128から抜き出される方向へ移動するに伴って、シャフト138の長穴140の幅が狭くなるため、スプリング134の先端面は、長穴140の底面に加え側壁も摺動することとなり、摩擦抵抗を徐々に大きくすることができ、ピストンロッド136の移動に伴って、ダンパ効果を高めていくことができる。
【0099】
なお、以上のように本形態では、グローブボックス本体15について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、引出可能な部材を有するものであれば良く、また、引出し方向も回動移動だけでなく直線移動であっても良い。このため、車室内で用いられるカップホルダー、灰皿等であっても良い。
【0100】
【発明の効果】
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、ダンパ効果をアシストするコイルスプリングは不要となり、シリンダの縮小化が可能となる。また、抵抗部材が傾斜部と接触した状態でピストンロッドは移動するため、ピストンロッドの移動に伴うガタツキ音が生じない。
【0101】
請求項2及び請求項7に記載の発明では、部品点数を削減することができると共に、組立作業に伴う工数が削減されることで、コストダウンを図ることができる。請求項3に記載の発明では、ばね材は、シリンダの周壁に形成された装着穴へ挿入されているため、シリンダから外れることはない。
【0102】
請求項4に記載の発明では、押圧片の弾性力に加え、U字スプリングの弾性力が付加されるため、ダンパ効果を高めることができる。また、傾斜壁とばね部材とが直接接触しないため、金属と樹脂との接触による異音が生じない。また、押圧片に接触し、共に弾性変形するスプリングを設けることで、押圧片に掛かる負荷を分散し、繰り返し応力に耐えることができるため、押圧片の寿命を長くすることができると共に、押圧片の破損等を防止することができる。
【0103】
請求項5に記載の発明では、ピストンロッド及び押圧片を金属で形成した場合と比較して、耐久性が良く、ダンパの寿命を長くすることができる。また、金属で形成した場合と比較してコストダウンを図ることができる。請求項6に記載の発明では、押圧片でピストンロッドを挟持することが可能となり、ピストンロッドの軸ブレを防止し、ピストンロッドの移動によるダンパ効果の安定性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の第1の形態に係るダンパの構成を示す分解斜視図であり、(B)はダンパを構成する蓋体の裏面図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係るダンパを示す断面図であり、ピストンロッドをシリンダの奥方へ移動させている状態である。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係るダンパを示す断面図であり、ピストンロッドをシリンダの開口部から抜出す方向へ移動させている状態である。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係るダンパが適用されたグローブボックスの動作を示す説明図であり、(A)はリッドを閉止させた状態を示し、(B)はリッドを開放させた状態を示している。
【図5】(A)、(B)は本発明の実施の第1の形態に係るダンパの変形例を示す断面図であり、(B)はピストンロッドが移動途中で保持された状態を示している。
【図6】本発明の実施の第2の形態に係るダンパの示す分解斜視図である。
【図7】本発明の実施の第2の形態に係るダンパの変形例を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の第2の形態に係るダンパの変形例を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の実施の第2の形態に係るダンパの変形例を示す、(A)は分解斜視図であり、(B)断面図である。
【図10】本発明の実施の第2の形態に係るダンパの変形例を示す分解斜視図である。
【図11】従来のダンパを示す断面図である。
【符号の説明】
14   ダンパ
16   シリンダ
22   ピストンロッド
52   傾斜壁(傾斜部)
54   傾斜壁(傾斜部)
60   蓋体
62   挿通穴
64   押圧片
69   ダンパ
70   スプリング(抵抗部材)
71   シリンダ
76   スプリング(抵抗部材)
81   ダンパ
88   スプリング(抵抗部材)
90   シリンダ
100 シリンダ
101 ダンパ
108 スプリング(抵抗部材)
112 ピストンロッド
118 ピストンロッド
122 溝部(傾斜部)
124 溝部(傾斜部)
125 ダンパ
128 シリンダ
134 スプリング(抵抗部材)
136 ピストンロッド
140 長穴

Claims (7)

  1. シリンダと、
    前記シリンダへ挿入されシリンダにガイドされるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドへ長さ方向に亘って設けられ、前記シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って拡幅する傾斜部と、
    前記開口部に配置され、前記傾斜部と接触し弾性変形しながら前記ピストンロッドに摩擦抵抗を与える抵抗部材と、
    を有することを特徴とするダンパ。
  2. 前記抵抗部材が、前記開口部に架け渡され前記傾斜部を外側から挟むばね材であること特徴とする請求項1に記載のダンパ。
  3. 前記ピストンロッドが板体で構成され、前記傾斜部はこの板体の板面から突設された傾斜壁であり、前記ばね材は、前記シリンダの周壁に形成された装着穴へ挿入され、内側に前記傾斜壁を挟み、ピストンロッドの移動により該傾斜壁に押されて広がるU字スプリングであること特徴とする請求項2に記載のダンパ。
  4. シリンダと、
    前記シリンダへ挿入されシリンダにガイドされるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドへ長さ方向に亘って設けられ、前記シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って拡幅する傾斜部と、
    前記開口部に嵌められる蓋と、
    前記蓋に形成され前記ピストンロッドが挿通する挿通穴と、
    前記挿通穴の縁部に設けられ、前記傾斜部に接触する押圧片と、
    前記蓋に取付けられ、前記押圧片を前記傾斜部側へ付勢するばね部材と、
    を有することを特徴とするダンパ。
  5. 前記ピストンロッド及び前記押圧片が合成樹脂で成形されたことを特徴とする請求項4に記載のダンパ。
  6. 前記押圧片が複数設けられ、対面して配置されたことを特徴とする請求項4又は5に記載のダンパ。
  7. シリンダと、
    前記シリンダへ挿入されシリンダにガイドされるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドへ長さ方向に亘って設けられ、前記シリンダの開口部からのピストンロッドの抜出し方向と反対方向へ行くに従って幅狭となる長穴と、
    前記開口部に配置され、前記長穴へ挿入されて、該長穴の穴壁と接触し弾性変形しながら前記ピストンロッドに摩擦抵抗を与える抵抗部材と、
    を有することを特徴とするダンパ。
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