JP2010203613A - ピストン・シリンダユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】僅かの構造スペースしか必要とせず、僅かな数の単純な構造部品からなるピストン・シリンダユニットを提供する。
【解決手段】圧力下にある流体で満たされた閉じたシリンダ1を備え、シリンダ内の空間はシリンダ内を軸方向に摺動できるピストン2により第1動作室3と第2動作室4とに分割されており、ピストン2の片側に配置されたピストンロッド5は第2動作室4を貫通すると共にシリンダ1の正面側で密封されて外向きに延びており、第1動作室3から第2動作室4に通じる通路が電気的に起動制御できる電磁弁の通電により開放でき、この通路と電磁弁がピストン2内に形成されている。通路は、閉位置と開位置の間で移動自在に駆動できるバルブ閉動作エレメントにより閉鎖できるよう構成される。電磁弁は、ピストン2内に固定的に配置された電流付勢可能な第1コイルを備え、その中にコイル芯が電機子の移動方向に対して軸方向に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力下にある流体で満たされた閉じたシリンダを備え、このシリンダの中を軸方向に摺動できるピストンによりシリンダ内の空間が第1動作室と第2動作室とに分割されており、ピストンの片側に配置されたピストンロッドが第2動作室を貫通すると共にシリンダの正面側で密封されて外向きに延びており、第1動作室から第2動作室に通じる通路又はバルブ通路が電気的に起動制御できる電磁弁の通電により開放可能であり、また、この通路と電磁弁がピストン内に形成されていて、閉位置と開位置の間で移動自在に駆動できるバルブ閉動作エレメントにより通路を閉鎖可能である、ピストン・シリンダユニットに関する。
この種のピストン・シリンダユニットは、特に自動車のハッチに、とりわけ、ハッチの定置構造部品にシリンダが係着される一方、ハッチの自由端にピストンロッドの自由端が係着される形式のテールゲートを開放するために利用される。
本発明の課題は、僅かな構造スペースしか必要とせず、僅かな数の単純な構造部品からなる、冒頭に挙げた種類のピストン・シリンダユニットを提供することである。
この課題は、電磁弁がピストン内に固定的に配置された電流付勢可能なコイルを備え、コイルの中にコイル芯が電機子の移動方向に対して軸方向に配置されており、コイル芯が、ピストン内に固定的に配置されたスリーブ状の外側極芯と、この外側極芯により包囲された円筒形の内側極芯と、からなり、内側極芯がその外被面に雄ねじを付け、これをもって内側極芯が外側極芯の内被面に付けられた雌ねじにねじ込まれている本発明によって解決される。
この構成により、電機子がある一定のトルクをもって弁座に接するまで、内側極芯を外側極芯にねじ込むことで、電磁弁の切り換えギャップを構造部品公差に関係なく再生可能な形で整定できることになる。その後、切り換え間隔を整定するために、内側極芯をある角度だけ回し戻す。次の内側極芯の固定は、例えば接着または圧着によって行うことができる。
この課題は更に、本発明によって、電磁弁が、ピストン内に固定的に配置された電流付勢可能な第1コイルを備え、電機子が電流付勢可能な第2コイルから形成されており、第1コイルと第2コイルにより互いに引き寄せ合う磁界が発生できるようになっていることによって解決される。
これは、電磁弁の開動作力を強めることにつながる。
本発明による更なる構成では、電磁弁が無通電状態で、第2動作室から第1動作室に向かってある一定の圧力差を超える圧力落差が存在する時、第1動作室と第2動作室との間の第1バルブの第1バルブ通路が開放できる。また、電磁弁が無通電状態で、第1動作室から第2動作室に向かってある一定の更なる圧力差を超える圧力落差が存在する時、第1動作室と第2動作室との間の第2バルブの第2バルブ通路が開放できるようになっている。
これにより、電磁弁への給電が止まった場合でも、ピストン・シリンダユニットを両移動方向に手動で位置調整することが可能である。
本発明によれば、ピストンがその円筒形外被面に半径方向で周回するリング溝を有し、その中にシールリングが軸方向に移動自在に配置されていて、その外側の半径方向で周回する周面がプリテンションを付与されてシリンダの内壁に接していて、その内側の半径方向で周回する周面の下を溝底の範囲内で流体が流動できるようになっている。ここで、第1動作室に面した第1溝側壁は閉じられていて、第2動作室に面した第2溝側壁は溝底の範囲内に第2動作室に通じる流体流連絡路を有することによって、第2バルブが形成される。
シールリングは、一方の位置でバルブエレメントとして働き、他方の位置で両方の動作室を密封分離する働きをすることにより、二重の機能を有する。これにより、電磁弁への給電が止まった場合でも、ピストン・シリンダユニットを両移動方向に手動で位置調整することが可能である。
第2バルブは、一方の押圧方向で作用し、反対の押圧方向で作用しないシールから作られていてもよい。
第1コイルの、電機子と反対の側の端に、第1コイルの磁界を強める永久磁石が配置されていると有利である。
更に力を高めるために、第2コイルの、第1コイルと反対の側の端に、第2コイルの磁界を強める第2の永久磁石が配置されていてよい。
別の構成として、通路又はバルブ通路がピストンの電機子側の円筒形部域内に半径方向外向きに通じている。その円筒形部域は、リング状に形成された閉動作エレメントにより包囲される。閉動作エレメントは、通路の出口を覆う閉位置と出口を開放する開位置の間を軸方向に移動できる。閉動作エレメントは、ばね押しによって、電機子により閉動作方向に押し留められている。
電機子をばね押しするために、電機子は、コイル芯に支えられた圧力ばねによりバルブ閉動作エレメントの閉動作方向に押し留められていてよい。ここで、コイル芯が二分割されている場合は、圧力ばねがこれに面した外側極芯のリング状正面側で支えられていてよい。
二重機能においてシリンダが磁界案内管を形成でき、コイルがその磁界案内管により包囲されることによってピストン・シリンダユニットの直径をより小さく抑えることができる場合には、磁界の磁束線を集中的に案内することができ、従って電機子に作用する磁界を強めることにつながる。これにより高い動作力が得られるのであれば、磁界を発生させる要素、ひいてはピストン・シリンダユニット全体を、より小さいサイズで設計することができる。
以下、本発明の実施例を図面に則して詳細に説明する。
本発明に係るピストン・シリンダユニットの縦断面図である。 図1に示したピストン・シリンダユニットのピストン部域の切り取った一部分を拡大した縦断面図である。 第2実施例のピストン・シリンダユニットのピストン部域の切り取った一部分を拡大した縦断面図である。
図示されたピストン・シリンダユニットは、圧力下にある流体、特に気体で満たされたシリンダ1を備える。これは磁界案内管を形成し、その内空間は、シリンダ1の中を軸方向に摺動できるピストン2により、第1動作室3と第2動作室4に分割されている。
ピストン2の片側にはピストンロッド5が締着されている。ピストンロッド5は第2動作室4を貫通し、シリンダ1の正面側で密封/案内パッケージ6により密封されて外向きに延びている。
図1および図2の実施例では、ピストン2は、第2動作室4に面した端に、第2動作室4に向かって開いた基礎穴8を有する回転対称の保持部品7を備える。基礎穴8の中には、シリンダ1の中に突き入るピストンロッド5の端が突き入り、締着されている。基礎穴8の底部域から、保持部品7の中心にバルブ通路9が形成されており、これにより基礎穴8は、保持部品7の第1動作室3に面した側と連絡している。バルブ通路9から半径方向には連絡穴10が形成されており、これは、保持部品7の円筒形外被面に形成された半径方向で周回するリング溝11の中に通じている。リング溝11の中には、シールリング12が軸方向移動自在に配置されていて、その外側の半径方向で周回する周面がプリテンションを付与されてシリンダ1の内壁に接していて、その内側の半径方向で周回する周面の下をリング溝11の溝底13の範囲内で流体が流動できるようになっている。
ここで、第1動作室3に面した第1溝側壁14は閉じられており、第2動作室4に面した第2溝側壁15は、溝底13の範囲内において第2動作室4に通じる流体流連絡路16を有する。第2溝側壁15は、第2動作室4に近接して面した保持部品7の端部域に固定的に配置されたガイドリング17のフランジにより形成されている。このガイドリングは、保持部品7と同様に常磁性材からなることが好ましい。
リング溝11およびシールリング12により、第2バルブ18が形成されている。第1動作室3の内圧の方が高い場合には、第2バルブが第2動作室4の内圧に抗して開き、両方の第1動作室3と第2動作室4とを結合させる。保持部品7の、第1動作室3に面した側には、シリンダ1内を同心で第1動作室3に向かって突き入る管19が締着されている。
第1動作室3の方を向いた管19の端部域には、強磁性材からなるコイル芯20が固定的に配置されている。本発明によれば、コイル芯20は2つの部分により形成されている。1つは、その内被面に雌ねじ22を付けて管19に圧入されたスリーブ状外側極芯21からなる。もう1つは、その外被面に雄ねじ24を付けた円筒形の内側極芯23からなる。この雄ねじ24は、電機子25との切り換え間隔が正確に整定されるように外側極芯21の雌ねじ22にねじ込まれ、固定されている。
管19の第1動作室3に面した端には、リング状の第1鋼ディスク26が配置される。管19の第2動作室4に面した端部域には、リング状の第2鋼ディスク又は鋼スリーブ27が配置されている。
更に、第2動作室4に向けては、第1鋼ディスク26と並んで非導電性材からなるガイドリング28も配置されており、これによりピストン2はシリンダ1の中を摺動自在に案内される。
ガイドリング28と鋼スリーブ27の間で、管19は、すべり接点30を介してシリンダ1の内壁と導電結合したコイル29により包囲されている。ここで、シリンダ1は給電管路を形成する。
管19の中に配置され、プリテンションを付与された螺旋状の圧力ばね31は、一端でコイル芯20に支えられており、他端で、略回転対称の構造部品として形成された管19の中を摺動自在に案内される電機子25を保持部品7に押し付ける。ここで、螺旋状の圧力ばね31は、外側極芯21のリング状正面32に支持されている。
電機子25とコイル芯20には、不図示の穴、または凹部が設けられていてよい。これにより、第1動作室3の方を向くバルブ通路9の出口は、第1動作室3と結合していてよい。
鋼スリーブ27の周囲には、更なるガイドリング28が形成されていてよい。ピストン2が、電気絶縁材からなるガイドリング28によりシリンダ1の中を摺動自在に案内されるようになっていてよい。磁力を強めるために、ガイドリング28は強磁性の内リングも備えていてもよく、これは絡防止のために電気絶縁材により包囲されていてよい。
外側極芯21と内側極芯23、電機子25、第1鋼ディスク26と第2鋼ディスク27、及びシリンダ1は、強磁性材からなる。管19は、強磁性材からなることが好ましいが、常磁性材から形成されてもよい。
例えば12Vの直流電圧のコイル29への供給は、一方でシリンダ1とすべり接点30を介して行われ、他方でピストンロッド、常磁性材からなる保持部品7及び管19を介して行われる。
ここで、速度はパルス幅変調信号により制御できる。
電機子25は、バルブ通路9の出口に面した正面側にシール33を備える。シール33はバルブ閉動作エレメント34を形成し、これによりバルブ通路9を閉鎖できる。
コイル29が無通電状態の時、電機子25は螺旋状圧力ばね31によりバルブ閉動作エレメント34に押し付けられる。これでバルブ閉動作エレメントはバルブ通路9を閉じるようにその出口に押し付けられる。
ピストン2の作用面は、第2動作室4に面した側と比べて第1動作室3に面した側の方が大きい。この大きい作用面により短い引き出し運動が行われることにより、第2バルブ18が閉じられる。
これにより、ピストン2はこの位置でロックされる。
外側の負荷により第1動作室3と第2動作室4との間にある一定の値を超える圧力落差が生じると、第1動作室3と第2動作室4との間の連絡路が開かれる。
ここで、第2動作室4の内圧がある一定程度、第1動作室3の内圧より低いと、シールリング12が第1溝側壁14に接した位置から第2溝側壁15へと移動することにより、第2バルブ18が開く。
第2動作室4の内圧がある一定の程度、第1動作室3の内圧より高いと、バルブ閉動作エレメント34がバルブ通路9の出口から浮き上がり、バルブ通路9が開く。
図3の実施例では、シリンダ1に突き入るピストンロッド5の端に同軸の穴35が付けられている。この中にコイル芯20の一端が固定的に嵌め込まれることにより、ピン状に形成されたコイル芯20がピストンロッド5の軸方向延長部を形成する。
ピストンロッド5に続いて、コイル芯20上には第1永久磁石円板36が配置されており、これと並んで、第2動作室4と反対の側に定置式に第1コイル29がコイル芯20を同軸で包囲する形で配置されている。
コイル29を支持するコイルサポート37には、遊びをもってコイル芯20を包囲する螺旋状圧力ばね31がその一端で支えられている。
その他端で、プリテンションを付与された螺旋状の圧力ばね31は、コイル芯20を包囲する形でこのコイル芯20上を軸方向に摺動自在に配置されたリング状のコイル本体38に接している。このコイル本体に、電機子25を形成する電流付勢可能な第2コイル39が巻き付けられている。
コイル本体38の、第1コイル29と反対の側には、閉位置にとってのストッパとしても役立つ第2永久磁石円板40が同軸で配置されている。
コイル芯20には、第1動作室3の中に通じる同軸穴41からなるバルブ通路9が形成されていて、半径方向穴42からコイル芯20の外被面につながり、そこから外へとつながる。
コイル本体38が図示した閉位置にある時、半径方向穴42の出口はコイル本体で覆われるとともに閉じられている。
コイル本体38がこの閉位置にある時、コイル芯20は軸方向両側でシールリングにより包囲されており、ここで、シールリングは各々コイル本体38の半径方向で周回する溝43の中に配置されている。
第1コイル29に近い方のシールリングは複動式シールリング44で、第1コイル29から遠い方のシールリングは単動式シールリング45である。単動式シールリング45は第2動作室4から第1動作室3への方向だけを封じ、他方、複動式シールリング44は両方の流れ方向を封じる。
第1動作室3の方を向いたコイル芯20の自由端には、常磁性材からなる回転対称の弁体46が配置されており、コイル芯20のねじを設けた端に螺着されたナット47により保持されている。
弁体46は、その円筒形外被面に半径方向で周回するリング溝11を有する。リング溝の中には、シールリング12が軸方向に移動自在に配置されている。シールリング12の外側の半径方向で周回する周面は、プリテンションを付与されてシリンダ1の内壁に接している。シールリング12の内側の半径方向で周回する周面の下は、溝底13の範囲内で流体が流動可能である。ここで、第1動作室3に面した第1溝側壁14は閉じられていて、第2動作室4に面した第2溝側壁15は、溝底13の範囲内で第2動作室4に通じる流体流連絡路16を有する。
リング溝11とシールリング12により、第2バルブ18が形成される。
第1コイル29、第2コイル39が無通電状態の時、螺旋状圧力ばね31により電機子25は第2永久磁石円板40に押し付けられる。これにより、バルブ通路9はコイル本体38により閉じられる。
ピストン2の作用面は、第2動作室4に面した側と比べて第1動作室3に面した側の方が大きい。この大きい作用面により短い引き出し運動が行われることにより、第2バルブ18が閉じられる。
これで、ピストン2はこの位置でロックされる。
外側の負荷により第1動作室3と第2動作室4との間にある一定の値を超える圧力差が生じると、第1動作室3と第2動作室4との間の連絡路が開かれる。
ここで、第2動作室4の内圧が第1動作室3の内圧よりある一定程度低いと、シールリング12が第1溝側壁14に接した位置から第2溝側壁15へと移動することにより、第2バルブ18が開く。
第2動作室4の内圧が第1動作室3の内圧よりある一定程度高いと、単動式シールリング45がバルブ通路9の中の気体によって過圧をかけられてコイル芯20から浮き上がる結果、バルブ通路9が開く。
第1コイル29と第2コイル39の両方が通電されると、強磁性部品であるコイル芯20、第1永久磁石円板36及び第2永久磁石円板40、ならびにシリンダ1により、磁束線が閉じられた磁界が生じる。互いに引き寄せ合う第1永久磁石円板36と第2永久磁石円板40は、この磁界を強めるのに役立つ。
この磁界により、電機子25として働く第2コイル39は、コイル本体38と共に第1コイル29に引き寄せられる。これにより半径方向穴42の出口が開放される結果、気体が一方の動作室から他方の動作室に流れることができる。
1 シリンダ
2 ピストン
3 第1動作室
4 第2動作室
5 ピストンロッド
6 密封/案内パッケージ
7 保持部品
8 基礎穴
9 バルブ通路
10 連絡穴
11 リング溝
12 シールリング
13 溝底
14 第1溝側壁
15 第2溝側壁
16 流体流連絡路
17 ガイドリング
18 第2バルブ
19 管
20 コイル芯
21 外側極芯
22 雌ねじ
23 内側極芯
24 雄ねじ
25 電機子
26 第1鋼ディスク
27 第2鋼ディスク又は鋼スリーブ
28 ガイドリング
29 コイル
30 すべり接点
31 螺旋状の圧力ばね
32 正面
33 シール
34 バルブ閉動作エレメント
35 穴
36 第1永久磁石円板
37 コイルサポート
38 コイル本体
39 第2コイル
40 第2永久磁石円板
41 同軸穴
42 半径方向穴
43 溝
44 シールリング
45 シールリング
46 弁体
47 ナット

Claims (10)

  1. 圧力下にある流体で満たされた閉じたシリンダを備え、
    前記シリンダ内の空間が、前記シリンダの中を軸方向に摺動できるピストンにより第1動作室と第2動作室とに分割されており、
    前記ピストンの片側に配置されるピストンロッドが、前記第2動作室を貫通して前記シリンダの正面側で密封されて外向きに延びており、
    前記第1動作室から前記第2動作室に通じる通路が、電気的に起動制御できる電磁弁を通電することにより開放可能であり、
    前記通路および前記電磁弁が前記ピストン内に形成されており、
    前記通路が、閉位置と開位置との間で移動自在に駆動できるバルブ閉動作エレメントにより閉鎖可能である、ピストン・シリンダユニットであって、
    前記電磁弁が、前記ピストン(2)内に固定的に配置された電流付勢可能なコイル(29)を備え、
    コイル芯(20)が、電機子(25)の移動方向に対して軸方向に前記コイル(29)の中に配置されており、
    前記コイル芯が、前記ピストン(2)内に固定的に配置されたスリーブ状の外側極芯(21)と、前記外側極芯(21)により包囲された円筒形の内側極芯(23)からなり、
    前記内側極芯(23)がその外被面に雄ねじ(24)を設けていることにより、前記内側極芯(23)が前記外側極芯(21)の内被面に設けられた雌ねじ(22)にねじ込まれていることを特徴とするピストン・シリンダユニット。
  2. 圧力下にある流体で満たされた閉じたシリンダを備え、
    前記シリンダ内の空間が、前記シリンダの中を軸方向に摺動できるピストンにより第1動作室と第2動作室とに分割されており、
    前記ピストンの片側に配置されるピストンロッドが、前記第2動作室を貫通して前記シリンダの正面側で密封されて外向きに延びており、
    前記第1動作室から前記第2動作室に通じる通路が、電気的に起動制御できる電磁弁を通電することにより開放可能であり、
    前記通路および前記電磁弁が前記ピストン内に形成されており、
    前記通路が、閉位置と開位置との間で移動自在に駆動できるバルブ閉動作エレメントにより閉鎖可能である、ピストン・シリンダユニットであって、
    前記電磁弁が、前記ピストン(2)内に固定的に配置された、電流付勢可能な第1コイル(29)を備え、
    前記電機子(25)が、電流付勢可能な第2コイル(39)から形成されており、
    前記第1コイル(29)と前記第2コイル(39)とにより互いに引き寄せ合う磁界が発生可能であることを特徴とするピストン・シリンダユニット。
  3. 前記電磁弁が無通電状態で、前記第2動作室(4)から前記第1動作室(3)に向かってある一定の圧力差を超える圧力落差が存在する時、前記第1動作室(3)と前記第2動作室(4)との間の第1バルブの第1バルブ通路が開放でき、
    前記電磁弁が無通電状態で、前記第1動作室(3)から前記第2動作室(4)に向かってある一定の更なる圧力差を超える圧力落差が存在する時、前記第1動作室(3)と前記第2動作室(4)との間の第2バルブ(18)の第2バルブ通路が開放できることを特徴とする請求項1又は2に記載のピストン・シリンダユニット。
  4. 前記ピストン(2)がその円筒形外周面にリング溝(11)を有し、
    前記リング溝(11)中に、シールリング(12)が軸方向に移動自在に配置されており、
    前記シールリング(12)の外周面がプリテンションを付与されて前記シリンダ(1)の内壁に接しており、
    前記シールリング(12)の内周面の下を、溝底(13)の範囲内で流体が流動できるようになっており、
    前記第1動作室(3)に面した溝側壁(14)が閉じられており、
    前記第2動作室(4)に面した溝側壁(15)が前記溝底(13)の範囲内に前記第2動作室(4)に通じる流体流連絡路(16)を有することにより、前記第2バルブ(18)が形成されることを特徴とする請求項3に記載のピストン・シリンダユニット。
  5. 前記第2バルブ(18)が、一方の押圧方向で作用すると共にその反対の押圧方向では作用しないシール(12)から形成されていることを特徴とする請求項4に記載のピストン・シリンダユニット。
  6. 前記第1コイル(29)の前記電機子(25)と反対側の端に、前記第1コイル(29)の磁界を強める第1永久磁石(36)が配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のピストン・シリンダユニット。
  7. 前記第2コイル(39)の前記第1コイル(29)と反対側の端に、前記第2コイル(39)の磁界を強める第2永久磁石(40)が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のピストン・シリンダユニット。
  8. 前記通路(9)が、前記ピストン(2)の電機子側の円筒形部域内において径方向外向きに通じ、
    前記円筒形部域がリング状に形成された閉動作エレメントにより包囲され、
    前記閉動作エレメントは、前記通路(9)の出口を覆う閉位置と、前記出口を開放する開位置と、の間を軸方向に移動でき、
    前記閉動作エレメントが、ばね押しによって前記電機子(25)により閉動作方向に押し留められていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のピストン・シリンダユニット。
  9. 前記コイル芯(20)に支持された圧力ばねにより、前記電機子(25)がバルブ閉動作エレメントの閉動作方向に押し留められており、前記圧力ばねが、前記圧力ばねに面する前記外側極芯(21)のリング状正面(32)に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のピストン・シリンダユニット。
  10. 前記第1コイル(29)および前記第2コイル(39)が1つの磁界案内管により包囲されており、
    前記シリンダ(1)が磁界案内管を形成することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のピストン・シリンダユニット。
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