JP2000240838A - ソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁 - Google Patents
ソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁Info
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Abstract
造の単純化及び作動の高速化を図り、併せて初期駆動用
電力の削減を可能にする。 【解決手段】 ソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開
閉制御弁に於いて、電磁石Mを筒状のプランジャ19を
囲繞する筒状のヨーク18と、ヨークの内部に配設した
コイル17と、ヨークの端面と対向状に且つこれと間隙
Gを置いて配設され、プランジャに螺着した可動鉄心2
0とから形成すると共に、ヨークを背丈の短かい第1ヨ
ーク部と背丈の長い第2ヨーク部とから筒状に形成し、
またコイルを、前記第1ヨーク部と第2ヨーク部との間
に配設し、更に可動鉄心20を、筒状の第1鉄心部と鍔
状の第2可動鉄心部とから形成すると共に、バルブのス
テム7に連結したシャフト21とプランジャとを調整ね
じ15を介して連結し、該調整ねじによりヨークとプラ
ンジャに固定した可動鉄心との間隙Gを調整する構成と
する。
Description
属ダイヤフラム型開閉制御弁の改良に関するものであ
り、主として半導体製造装置等に於いて利用されるもの
である。
制御弁は、取扱い流体が高純度流体であることとも相俟
って、耐蝕性が高いこと、発塵が少ないこと、ガ
スの置換性が良いこと及び開閉速度が速いこと等の各
性能が要求される。そのため、従前から半導体製造装置
用の開閉制御弁としては、空気圧作動式の金属ダイヤフ
ラム型開閉制御弁が多く使用されてきた。当該金属ダイ
ヤフラム型開閉制御弁は、弁室内部のデッドスペースが
少なく、ガスの置換性が良いうえ、金属ダイヤフラムを
弁座へ垂直方向に面接触させるため、接触部からの発塵
が比較的少ないからである。
型開閉制御弁には、弁の開放に20kgf以上のステム
引上げ力を必要とし、駆動用シリンダが大形化すると共
にステムの引上げに時間が掛かること、作動用空気の制
御機構が複雑になると共にプロセス装置の大形化を招く
こと、作動用空気の配管長さが変ると弁開放信号の発信
から弁全開までの時間にバラツキが生じ、複数の開閉弁
のタイミング制御が難しくなること等の難点がある。
ヤフラム型開閉制御弁の問題点を解決するものとして、
本件出願人は先きに図5に示すようなソレノイド駆動式
金属ダイヤフラム型開閉制御弁を開発し、これを公開し
ている。即ち、図5に於いて、1はバルブボディ、2は
弁座、3はボンネット、4はボンネットナット、5は金
属製ダイヤフラム、6はディスク、7はステム、8はス
プリング、9はアクチエーターボディ、10はアクチエ
ーターキャップ、11は止めボルト、12はソレノイド
ベース、13は固定ナット、14は止めねじ、15は調
整ねじ、16は止めねじ、17はコイル、18はヨー
ク、19はプランジャ、20は可動鉄心、21はシャフ
ト、22はリード線、23はリード保護具、Gはソレノ
イドストローク、Mは電磁石である。
型開閉制御弁は、従前の空気圧作動式の開閉制御弁に比
較して、開弁速度が約10倍(約0.005sec)程
度速くなり、繰り返し操作時間を短縮できると共に開閉
操作に伴う流体の損失を少なくできること、空気配管や
空気源が不要となり、流体制御装置の一層の簡素化及び
小型化が図れること、多数の開閉制御弁を同期的に開閉
制御することができること等の優れた実用的効用を奏す
るものである。
ダイヤフラム型開閉制御弁にも解決すべき問題が多く残
されており、その中でもソレノイド駆動部の一層の小型
化が緊急の課題となっている。即ち、半導体製造装置は
その大部分が所謂クリーンルーム内に設置されているた
め、設置スペースを大きく取ることが困難である。その
ため、半導体製造装置に付随するガス供給装置等の開閉
制御弁に対しても小型化に対する要求が特に厳しく、開
弁駆動力に余裕を持たせるために、比較的大型の駆動用
ソレノイドを用いると云うことは、現実的に採用が不可
能な状態にある。
属ダイヤフラム型開閉制御弁に於いては、磁気回路を形
成するヨーク18を高透磁率合金である2Vパーメンジ
ュール(主成分2V−49Co)を用いて円筒状に形成
し、その内部にコイル挿入部18aを形成すると共に、
当該ヨーク18の端面と対向状に、ストロークGの間隙
を置いてプランジャ19にかしめ構造により固定した平
板状の可動鉄心20を水平状に配設する構成としてい
る。しかし、平板状の可動鉄心20と平板状のヨーク1
8の端面とを同じ水平面上で対向させるようにしている
ため、ソレノイドの起動初期の間隙G部分に於ける漏洩
磁束が大きくなり、結果として所望の大きさのプランジ
ャ19の引上力(開弁力)を得るには大電力が必要とな
り、ソレノイド駆動部が大形になると云う難点がある。
また、可動鉄心20とプランジャ19とをかしめ構造に
よって固定するようにしているため、両者を高精度で垂
直状に固定することが困難となり、結果として磁束分布
が不均衡になると云う難点がある。
チエータボディ9の外径は28mm、内径は23.6m
mφ、アクチエータ9の上端面からバルブボディ1の軸
芯線までの高さは約102mm、ヨーク18の上・下端
面間の距離は40mm、ヨーク18の上端面から可動鉄
心20の下端面(非通電時)までの距離は44.4m
m、コイル17の巻数は940T(0.3mφ、16Ω
・20℃)、プランジャ19の外径は6mm、シャフト
21の内径は3.8mmに夫々選定されている。また、
前記ヨーク18及び可動鉄心20等の磁気回路構成材
は、高透磁率合金である2Vパーメンジュール(主成分
2V−49Co)を用いて形成されている。更に、シャ
フト21は、スプリング18により下方へ約17kgf
の力Fで附勢されており、調整ねじ15の締込み量を調
整することにより、可動鉄心20とヨーク18の下端面
との間隙G(ソレノイド作動ストローク)は約0.4m
mに調整されている。
のプランジャの吸引力を約20kgf(プランジャ作動
ストローク約0.4mmの時)に設定して当該開閉制御
弁を作動させると、必要とする駆動初期電力は約900
w(7.5A2 ×16Ω)となる。このように、従前の
図5の如き構成のソレノイド駆動部では、必要とする初
期駆動電力が大きくなるだけでなく、電磁石Mの背丈も
約44mm位いとなり、ソレノイド駆動部がバルブボデ
ィ1に比較して著しく大形となる。
ノイド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁に於ける上
述の如き問題、即ち電磁石Mの駆動初期に於ける漏洩
磁束が大きいため、初期駆動電力が大きくなると共に、
ソレノイド駆動部の一層の小形化を図り難いこと及び
可動鉄心とプランジャとの取付け位置精度を高め難いこ
と等の問題を解決し、より少ない初期駆動電力でもって
所望の開弁力が得られ、ソレノイド駆動部の大幅な小形
化を可能としたソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開
閉制御弁を提供することを主たる発明の目的とするもの
である。
は、弁室1aの底面に形成した弁座2の上方に金属製ダ
イヤフラム5を配設し、弁室1a内へ挿入したボンネッ
ト3とバルブボディ1との間で金属ダイヤフラム5の外
周縁を気密状に挾圧保持すると共に、バルブボディ1に
固定した電磁石Mによりステム7を駆動させ、前記金属
製ダイヤフラム5をスプリング8の弾性反力に抗して弁
座2へ当座又は弁座2から離座させるようにしたソレノ
イド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁に於いて、前
記電磁石Mを筒状のプランジャ19と、プランジャ19
を囲繞する筒状のヨーク18と、ヨーク18の内部に配
設したコイル17と、ヨーク18の端面と対向状に且つ
これと間隙Gを置いて配設され、プランジャ19に螺着
した可動鉄心20とから形成すると共に、ヨーク18
を、背丈の短かい第1ヨーク部18cと背丈の長い第2
ヨーク部18dとから筒状に形成し、またコイル17
を、前記第1ヨーク部18cと第2ヨーク部18dとの
間に配設し、更に可動鉄心20を、筒状の第1鉄心部2
0cと鍔状の第2可動鉄心部20dとから形成し、第1
ヨーク部18cの端面18c′と第1可動鉄心部20c
の端面20c′及び第2ヨーク部18dの端面18d′
と第2可動鉄心部20dの端面20d′を対向させると
共に、ステム7 に連結したシャフト21とプランジャ
19とを調整ねじ15を介して連結し、該調整ねじ15
によりヨーク18とプランジャ19に固定した可動鉄心
20との間隙Gを調整することを発明の基本構成とする
ものである。
に於いて、可動鉄心20を筒状の第1可動鉄心部20c
と、第1可動鉄心部20cに一体的に設けた鍔状の第2
可動鉄心部20dと、第2可動鉄心部20dの外周縁部
に一体的に設けた短筒状の折り返し部20eとを備えた
可動鉄心としたものである。
てプランジャ19、ヨーク18及び可動鉄心20を飽和
磁束密度が2ステラ以上のFe−Co合金製又はFe−
Ni合金製としたものである。
施の形態を説明する。図1は本発明に係るソレノイド駆
動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁の縦断面図であり、
図2はソレノイドのヨーク及び可動鉄心部分の拡大断面
図である。尚、図1及び図2に於いて前記図に示した従
前のシリンダ駆動型金属ダイヤフラム型開閉制御弁の場
合と同じ部材には、これと同じ参照番号が付されてい
る。図1及び図2に於いて、1はバルブボディ、2は弁
座、3はボンネット、4はボンネットナット、5は金属
製ダイヤフラム、6はディスク、7はステム、8はスプ
リング、9はアクチエーターボディ、10はアクチエー
ターキヤップ、11は止めボルト、12はソレノイドベ
ース、13は固定ナット、14は止めねじ、15は調整
ねじ、16は止めねじ、17はコイル、17aはコイル
ボビン、18はヨーク、18aはコイル挿入部、18b
はプランジャ挿通孔、18cは第1ヨーク部、18dは
第2ヨーク部、18eはねじ、19はプランジャ、19
aはねじ、20は可動鉄心、20cは第1鉄心部、20
dは第2鉄心部、21はシャフト、22はリード線、2
3はリード保護具、Gはソレノイドストローク、Mは電
磁石である。
16L)により形成されており、中央部には上方が開放
された弁室1aが縦向きに穿設され、弁室1aの底面に
は流体通路1bに連通する弁座2が設けられている。弁
座2はボディ1とは別体に金属材又は合成樹脂材により
形成されており、流体通路1bの上端開口縁に嵌着され
ている。本実施態様では、弁座2をバルブボディ1と別
体として耐摩耗性合金材により形成しているが、合成樹
脂材により形成してもよく、或いはボディ1と一体的に
形成してもよい。
0.2mmのステンレス鋼板(SUS316L)又はニ
ッケル合金鋼板を2〜4枚重ね合わせたものである。当
該金属ダイヤフラム5は所謂逆皿形に形成されており、
ステム7及びディスク6により上方から押圧されること
により、下面側が弁座2へ接当する。また、ディスク6
による押圧力が除去されると、弾性により初期状態に復
元し、弁座2から離れる。尚、金属ダイヤフラム5の弁
体としてのストロークは約0.3mmに設定されてい
る。
L)により形成されており、下端部には硬質合成樹脂製
のディスク6が固着されている。スプリング8は、弾性
反力が約17kgfとなるように選定されており、バネ
定数は6.32kgf/mmに選定されている。即ち、
閉弁時の金属ダイヤフラム5は17kgfの力で弁座2
へ押し付けられる。
5056)により円筒型に形成されており、ボンネット
3の上端部へ固定ナット13により固定された上、止め
ねじ14により廻り止めされている。また、当該ボディ
9の内部上方にはソレノイドベース12がねじ込み固定
されており、これにコイル17、ヨーク18、プランジ
ャ19、可動鉄心20等から成る電磁石Mが止めねじ1
6により固定されている。
の鋼板を用いて厚肉壁の円筒状に形成されており、この
厚肉壁の内部にコイル挿入部18aが形成されている。
また、ヨーク18の中央にはプランジャ挿通孔18bが
設けられており、ここに細長筒状のプランジャ19が挿
入されている。尚、プランジャ挿通孔18bの内表面に
は、Ni−Pのメッキ層が形成されている。
ようにコイル17の内側に位置する背丈の短かい円筒状
の第1ヨーク部18cとコイル17の外方に位置する背
丈の長い円筒状の第2ヨーク部18dとから形成されて
おり、円筒状の第1ヨーク部18cの水平状の下端面1
8c′と、円筒状の第2ヨーク部18dの水平状の下端
面18d′との間には、段差Sが設けられている。
9aが形成されており、当該ねじ19aと可動鉄心20
に形成した雌ねじ18aとを螺合することにより、可動
鉄心20がプランジャ19の端部へ固着されている。当
該可動鉄心20は、図1及び図2に示すように長さ寸法
の大きな円筒状の第1可動鉄心部20cと、第1可動鉄
心部20cから鍔状に外方へ張り出した第2可動鉄心部
20dとから形成されており、両者の水平な各端面20
c′、20d′の間には、段差Sが設けられている。
ねじ15が固定されている。また、プランジャ19の内
方には、ステム7の上端へ一体的に形成した非磁性材製
のシャフト(SUS316)21が挿通されており、当
該シャフト21の上端に設けたねじ部に、プランジャ1
9の上端に固定した調整ねじ15を螺合することによ
り、プランジャ19はシャフト21へ上・下位置調整可
能に支持固定されている。尚、プランジャ19をヨーク
18のプランジャ挿通孔18b内へ挿入した際には、第
1ヨーク部18cの下端面18c′と第1可動鉄心部の
上端面20c′とが、また第2ヨーク部18dの下端面
18d′と第2可動鉄心部の上端面20d′とが、夫々
密着状に接当することは勿論のことである。
下方へ約17kgfの力Fで附勢されており、調整ねじ
15の締込み量を調整することにより、プランジャ19
が上・下方向へ移動され、これによって、可動鉄心20
とヨーク18の下端面との間隙、即ちソレノイドの作動
ストロークGが、約0.4mmに調整される。尚、本実
施態様に於いては、ヨーク18及び可動鉄心20等の磁
気回路構成材は高透磁率合金である2Vパーメンジュー
ル(主成分2V−49Co)を用いて形成されており、
その飽和磁束密度は約2.35テスラである。また、ソ
レノイドのプランジャ吸引力は約20kgf(プランジ
ャ作動ストローク約0.4mmの時)に設定されてい
る。更に、本実施態様では、ヨーク18及びアクチエー
タボディ9を円筒形としているが、これを角筒状として
もよく、加えて、ステム7とシャフト21を一体的に形
成しているが、両者を別体に形成するようにしても良
い。
ウム(A5056)製のアクチエータキャップ10によ
り密封されており、キャップ10に設けたリード保護具
23を通して、励磁電流供給用のリード線22が外部へ
引き出されている。尚、本実施形態ではリード保護具2
3内へ樹脂を充填してリード線22を保持固定するよう
にしているが、リード保護具23をコネクタ形式とし、
ここでリード線22と外部配線とを接続するようにして
もよい。
り、プランジャ19及び可動鉄心20はスプリング8の
弾性反力(約17kgf)に抗して上方へ吸引され、可
動鉄心20がヨーク18へ吸着される。例えば、下記の
実施例に示した電磁石Mを用いた場合、弁ストロークG
が0.4mmのとき、約5Aの初期励磁電流が流れ、約
20kgfの初期吸引力が得られる。また、この時の初
期駆動電力は約140w(5A2 ×5.6Ω)となる。
φ、プランジャ19の外径6mmφ、シャフト21の内
径3.8mmφ、ヨーク18と可動鉄心20との合計長
さ25.0mm、アクチエータボディ9の外径28m
m、アクチエータ9の上端面からバルブボディ1の軸芯
までの高さ95mm、コイル巻数T、コイル抵抗5.6
Ω、スプリング8の弾性反力17kgf、ストロークG
0.4mm、初期開弁駆動力20kgf(G=0.4m
m)。
に係る開閉制御弁とを対比した場合、電磁石Mのヨーク
18及び可動鉄心20の高さを約35%(約40mmか
ら約25mmに)程度小さくできると共に、初期駆動電
力が大幅に減少する。漏洩磁束の減少によりソレノイド
駆動初期の起磁力を小さくすることができ、その結果、
コイル17の容積を相対的に減少させることが可能とな
るからである。
動鉄心20の他の実施例を示すものである。ヨーク18
の第2ヨーク部材18dを図2の場合よりも短かくする
と共に、可動鉄心20の鍔状の外方へ張り出した第2可
動鉄心部20dの外周端に円筒状の折り返し部20eを
一体的に形成するようにしたものであり、第1ヨーク部
18dの端面18d′と可動鉄心20の折り返し部20
eの端面20e′とが接当することになる。
あり、開閉制御弁Aをノーマルオープン形としたもので
ある。当該実施態様に於いては、スプリング8によって
シャフト21が常に上方へ附勢されており、金属製ダイ
ヤフラム5は弁座2から離れ、流体通路1bは常時開放
される。一方、コイル17が励磁されると、可動鉄心2
0が吸着されてプランジャ19が下方向へ押圧され、金
属製ダイヤフラム5が弁座2へ接当することにより、流
体通路1bが閉鎖される。尚、開閉制御弁そのものの構
成は前記図1の場合と全く同様であるため、その説明は
省略する。
構成する電磁石Mのヨーク18を、第1ヨーク部18c
と、コイル挿入孔18aの外側に位置する第2ヨーク部
18dとから形成すると共に両者の長さ寸法に段差を設
け、更に電磁石Mの可動鉄心20を、第1可動鉄心部2
0cと、第1可動鉄心部20cから外方へ張り出した鍔
状の第2可動鉄心部20dとから形成し、第1ヨーク部
18cの端面18c′と第1可動鉄心部20cの端面2
0c′及び第2ヨーク部18dの端面18d′と第2可
動鉄心部20dの端面20d′を夫々接当させる構成と
している。その結果、ソレノイド起動時の漏洩磁束が従
前の鉄心構造の場合に比較して大幅に減少することにな
り、起磁力の減少を図れることにより、ソレノイドの小
型化及び初期駆動用電力の削減が可能となる。
プランジャ19とを螺着する構成としている為、従前の
かしめ構造により両者を固着する場合に比較してソレノ
イド鉄心部の組立精度が大幅に向上し、作動時のソレノ
イドのうなりが皆無になると共に、よりスムーズなソレ
ノイドの作動が可能となる。本発明は上述の通り優れた
実用的効用を奏するものである。
ム型開閉制御弁の縦断面図である。
図である。
す拡大縦断面図である。
ム型開閉制御弁の他の例を示す縦断面図である。
閉制御弁の縦断面図である。
ンネットナット、5は金属製ダイヤフラム、6はディス
ク、7はステム、8はスプリング、9はアクチエーター
ボディ、10はアクチエーターキヤップ、11は止めボ
ルト、12はソレノイドベース、13は固定ナット、1
4は止めねじ、15は調整ねじ、16は止めねじ、17
はコイル、17aはコイルボビン、18はヨーク、18
aはコイル挿入部、18bはプランジャ挿通孔、18c
は第1ヨーク部、18c′は端面、18dは第2ヨーク
部、18d′は端面、18eはねじ、19はプランジ
ャ、19aはねじ、20は可動鉄心、20cは第1鉄心
部、20c′は端面、20dは第2鉄心部、20d′は
端面、21はシャフト、22はリード線、23はリード
保護具、Gはソレノイドストローク、Sは段差、Mは電
磁石である。
Claims (3)
- 【請求項1】 弁室(1a)の底面に形成した弁座
(2)の上方に金属製ダイヤフラム(5)を配設し、弁
室(1a)内へ挿入したボンネット(3)とバルブボデ
ィ(1)との間で金属ダイヤフラム(5)の外周縁を気
密状に挾圧保持すると共に、バルブボディ(1)に固定
した電磁石(M)によりステム(7)を駆動させ、前記
金属製ダイヤフラム(5)をスプリング(8)の弾性反
力に抗して弁座(2)へ当座又は弁座(2)から離座さ
せるようにしたソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開
閉制御弁に於いて、前記電磁石(M)を筒状のプランジ
ャ(19)と、プランジャ(19)を囲繞する筒状のヨ
ーク(18)と、ヨーク(18)の内部に配設したコイ
ル(17)と、ヨーク(18)の端面と対向状に且つこ
れと間隙(G)を置いて配設され、プランジャ(19)
に螺着した可動鉄心(20)とから形成すると共に、ヨ
ーク(18)を、背丈の短い第1ヨーク部(18c)と
背丈の長い第2ヨーク部(18d)とから筒状に形成
し、またコイル(17)を、前記第1ヨーク部(18
c)と第2ヨーク部(18d)との間に配設し、更に可
動鉄心(20)を、筒状の第1鉄心部(20c)と鍔状
の第2可動鉄心部(20d)とから形成し、第1ヨーク
部(18c)の端面(18c′)と第1可動鉄心部(2
0c)の端面(20c′)及び第2ヨーク部(18d)
の端面(18d′)と第2可動鉄心部(20d)の端面
(20d′)を対向させると共に、ステム(7)に連結
したシャフト(21)とプランジャ(19)とを調整ね
じ(15)を介して連結し、該調整ねじ(15)により
ヨーク(18)とプランジャ(19)に固定した可動鉄
心(20)との間隙(G)を調整する構成としたソレノ
イド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁。 - 【請求項2】 可動鉄心(20)を筒状の第1可動鉄心
部(20c)と、第1可動鉄心部(20c)に一体的に
設けた鍔状の第2可動鉄心部(20d)と、第2可動鉄
心部(20d)の外周縁部に一体的に設けた短筒状の折
り返し部(20e)とを備えた可動鉄心とした請求項1
に記載のソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御
弁。 - 【請求項3】 ヨーク(18)及び可動鉄心(20)を
飽和磁束密度が2ステラ以上のFe−Co合金製又はF
e−Ni合金製とした請求項1に記載のソレノイド駆動
式金属ダイヤフラム型開閉制御弁。
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---|---|---|---|
JP04783199A JP3764598B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | ソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP04783199A JP3764598B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | ソレノイド駆動式金属ダイヤフラム型開閉制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000240838A true JP2000240838A (ja) | 2000-09-08 |
JP3764598B2 JP3764598B2 (ja) | 2006-04-12 |
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