JP2004065755A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大当り確定後に1回目の再抽選演出を行って確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技の終了後、次回の図柄変動開始前にもう一度再抽選演出を行うので、大当り遊技中に次回の再抽選で確変当たりとなるように望みを託す。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特別図柄が特別遊技状態に移行する態様で仮停止したときに、特別図柄の再変動を行う再抽選演出を行うようにした遊技機およびシミュレーションゲームプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機に代表される遊技機にあっては、始動入賞口に遊技球が入賞すると特別図柄の変動表示を行う図柄表示装置を備えており、特別図柄が所定の図柄の組合せで停止表示されると、所謂「大当り」となって遊技者にとって有利な「特別遊技状態」に移行するようになっている。
【0003】
近時のパチンコ遊技機では確率変動機と呼ばれるものが普及しており、この確率変動機にあっては、予め定められた特定の特別図柄(以下、「確変図柄」という)の組合わせが停止表示されたときに、所謂「確変大当り」となり、通常の特別遊技状態よりもさらに有利な「特別遊技状態」に移行するものである。
【0004】
この特別遊技状態になると、今回の特別遊技状態が終了した後、次回からの特別遊技状態の発生確率が高くなり、持ち玉を減らすことなく遊技を進めることができる有利な遊技状態に移行する。
【0005】
一方、「確変図柄」以外の特別図柄(以下、「通常図柄」という)の組合わせで特別遊技状態に移行した場合には、その特別遊技状態が終了した後は、通常の遊技状態に戻る。
【0006】
このような確率変動機にあっては、特定遊技状態となることによって遊技者が獲得できる賞球数は「通常図柄」の組合わせによって特別遊技状態に移行した場合に獲得できる賞球数と比較して、少なくとも2倍以上である。このため、遊技者は、変動表示の停止態様が「確変図柄」の組合わせ(以下、「特定停止態様」という)となるかあるいは「通常図柄」の組合わせ(以下、「非特定停止態様」という)となるかについて大きな関心を持っている。
【0007】
そこで、特別遊技状態への移行を示す停止態様を一旦表示して仮停止とした後、再び全特別図柄について変動表示を再開する再変動を行う再抽選を行うようにしている。
【0008】
この再抽選とは、所謂確率変動状態に入ったことを遊技者に報知するためになされる演出技法であり、大当り図柄の確定後に大当り図柄をもう一度抽選する演出を行い、通常図柄から確変図柄に変わることを遊技者に通知する特別図柄の変動表示である。
【0009】
この場合の再抽選とは、実際には再度の抽選を行うのではなく、内部的に確変大当りしているけれども、とりあえず通常図柄で当たったように見せておき、その後に確変図柄に変わったように思わせるという演出を行うのである。
【0010】
ここで、従来から行われている再抽選演出では、大当り図柄確定後であっても、通常15ラウンド程度なされる大当り遊技を開始する前にその演出が表示されるものが大半である。
【0011】
また、大当り遊技の開始前ではなく、大当り遊技の終了後に再抽選演出を行うものや、1ラウンドから最終ラウンドまでの間になされる所定の演出によって所定の条件が満たされたときに、確変状態に入ったことを通知する演出もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の再抽選演出を行う遊技機にあっては、大当り遊技の開始前、終了後あるいは遊技中に1回だけ再抽選を行うようになっているため、再抽選後に確変大当りとならなかった場合に、失望感が大きく、大当り遊技を楽しむための意欲が低下してしまうという問題があった。
【0013】
そこで本発明は、大当り確定後に再抽選演出を少なくとも2回以上の時期に行うことにより、大当り確定直後になされる1回目の再抽選演出で確変大当りとならなかった場合でも、その後の再抽選演出で確変当たりになるように望みを託すことができ、大当り遊技を十分に楽しむことができる遊技機およびシミュレーションゲームプログラムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、上記課題を解決するために、複数の特別図柄からなる複数の図柄群を変動表示する図柄表示手段と、遊技者にとって有利な特別遊技状態とするか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記特別図柄の最終的な停止態様で確定停止態様を決定する確定停止態様決定手段と、前記図柄表示手段に表示される特別図柄を再変動する再抽選演出を行う演出制御手段とを備えた遊技機であって、前記演出制御手段は、前記特別図柄が特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、前記確定停止態様決定手段で決定された特別図柄の最終的な停止態様で特別図柄を表示する前に、前記特別図柄を再変動する再抽選演出を少なくとも2回以上の時期に行う機能を有することを特徴としている。
【0015】
その場合、大当り確定後に再抽選演出を少なくとも2回以上の時期に行うので、大当り遊技前の再抽選演出で確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技を開始した後に再抽選演出を行うことにより、次回の再抽選演出で確変当たりとなるように望みを託すことができる。このため、大当り遊技を十分に楽しむことができる。
【0016】
また、本発明の遊技機は、上記課題を解決するために、前記演出制御手段は、特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、前記特別図柄を再変動させて再抽選演出を行うとともに、前記特別遊技状態が終了した後次回の図柄変動開始前に前記特別図柄を再度再変動させて再抽選演出を行うことを特徴としている。
【0017】
その場合、大当り確定後に1回目の再抽選演出を行って確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技の終了後次回の図柄変動開始前にもう一度再抽選演出を行うので、大当り遊技中に次回の再抽選で確変当たりとなるように望みを託すことができる。このため、大当り遊技中でも確変当たりへの期待感を持つことができ、大当り遊技を十分に楽しむことができる。
【0018】
また、本発明の遊技機は、上記課題を解決するために、前記演出制御手段は、前記再抽選演出を行う時期の全てまたは一部の再抽選演出を実施しないことを特徴としている。
【0019】
その場合、例えば、特定の大当り遊技の確定後に1回目の再抽選演出を行ってその後に再抽選演出を行わなかったり、大当り確定後に再抽選演出を行わずに大当り遊技の終了後に再抽選演出を行う等のパターンで再抽選演出を行うと、遊技者は再抽選演出を行うか否か自体に興味を持つことができ、さらに、いつ再抽選がなされるかといったことにも興味を持つことができるため、大当り遊技をさらに楽しむことができる。
【0020】
また、本発明のシミュレーションゲームプログラムは、上記課題を解決するために、コンピュータに、複数の特別図柄からなる複数の図柄群を変動表示する表示機能と、遊技者にとって有利な特別遊技状態とするか否かを判定する判定機能と、前記判定機能での判定結果に基づいて、前記特別図柄の最終的な停止態様で確定停止態様を決定する確定停止態様決定機能と、前記表示機能によって表示される特別図柄の再抽選演出を行う演出機能とを実現するシミュレーションゲームプログラムであって、前記演出機能は、前記複数の特別図柄が特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、前記確定停止態様決定機能で決定された特別図柄の最終的な停止態様で特別図柄を表示する前に、前記特別図柄を再変動する再抽選演出を少なくとも2つ以上の時期に行う機能を含むことを特徴としている。
【0021】
その場合、上述した各シミュレーションプログラムは、各シミュレーションプログラムをROMカートリッジ、CD−ROM、DVD等の記録媒体に記憶させたり、通信衛星等のネットワーク環境下、あるいはインターネット等の通信回線を利用して配布することにより、家庭用ゲーム機等において遊技機と同様に、大当り確定後に再抽選演出を少なくとも2回以上の時期に行うので、大当り遊技前の再抽選演出で確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技を開始した後に再抽選演出を行うことにより、次回の再抽選演出で確変当たりとなるように望みを託すことができる。このため、大当り遊技を十分に楽しむことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図23は本発明に係る遊技機の一実施形態を示す図であり、本発明をパチンコ遊技機に適用した例を示している。
【0023】
図1は遊技機であるパチンコ遊技機1の正面外観図であり、このパチンコ遊技機1の遊技部は、前面扉2の上部ガラスの内側に遊技盤3を配置し、その盤面上に各種入賞領域を配設して構成されている。
【0024】
遊技盤3の略中央には、遊技に必要な特別図柄の変動表示および後述する特別図柄の再抽選演出を含む表示を行う図柄表示手段としての液晶表示装置4が配置されている。
【0025】
遊技盤3の下方には、賞球または貸し球として払い出される遊技球(パチンコ球)を溜めるための上皿21が設けられ、上皿21に排出された遊技球は遊技盤3の裏面側に設けられた発射装置82(図4)に供給される。
【0026】
さらに上皿21の下方には、上皿21からの遊技球を排出するための排出口22、排出口22から排出された遊技球を溜めるための下皿23、遊技球を遊技部に向けて発射させる操作手段としての発射ハンドル24、BGM等の各種音声を出力するためのスピーカ25等が設けられている。
【0027】
図2は、遊技盤3を拡大表示した正面図である。遊技盤3の略中央には図柄表示手段を構成する液晶表示装置4が配置されている。この液晶表示装置4は、画像信号入力に基づいて特別図柄の変動表示、演出アニメーションおよび特別図柄の再抽選演出を含む表示を行うもので、後述の始動入賞口6に遊技球が入賞(「始動入賞」という)することにより画面4aに図3に示す特別図柄の変動表示が開始される。
【0028】
なお、図柄表示手段としては液晶表示装置に限らず、例えば、CRT(陰極線管)、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンス等によって構成しても良く、また、電気的表示装置ではなく、図柄を外周面上に描いた回転リールを配役し可変表示を行うような機械的リール、模型等の動作物等の機械的装置を用いてもよい。
【0029】
そして、この特別図柄の変動表示が、所定の停止態様で停止したとき、「大当り」となり、遊技者にとって有利な後述の「特別遊技状態」に移行する。大当りとなる所定の停止態様は、例えば、画面4aの左側に停止した特別図柄(以下、「左停止図柄」という)、画面4aの中央に停止した特別図柄(以下、「中停止図柄」という)および画面4aの右側に停止した特別図柄(以下、「右停止図柄」という)の3つがいずれも同一態様の図柄の場合で揃った停止態様である。
【0030】
図3は、特別図柄の具体例を示す。図3に示すように、漢数字を示す図柄の”一”〜”九”を含む12種類の図柄が特別図柄として設定され、各図柄には、表示制御に必要な”1〜12”のコードナンバーが付されている。
【0031】
また、大当りとなる停止態様(以下、「大当り停止態様」という)を構成する特別図柄の種類に応じて、上記の「大当り」は「確変大当り」と「通常大当り」に区別される。本実施形態では、図3に示した12種類の特別図柄のうちのコードナンバーが”1”、”3”、”5”、”7”、”9”、”11”の6種類の特別図柄を「確変図柄」とし、コードナンバーが”2”、”4”、”6”、”8”、”10”、”12”の6種類の特別図柄を「通常図柄」とする。
【0032】
「確変大当り」は、「確変図柄」が揃った「特定停止態様」となったときに発生する。また、「確変大当り」となった場合は、「大当り遊技状態」が終了した後の一般遊技状態において、大当りの発生確率が高い状態となる。他方、「通常大当り」は、「通常図柄」が揃った「非特定停止態様」となったときに発生する。「通常大当り」となった場合は、「大当り遊技状態」が終了した後の一般遊技状態において、大当りの発生確率に変動はない。
【0033】
また、液晶表示装置4の画面4aには、種々のキャラクタが登場するアニメーション等による演出の表示が行われる。本実施形態では、演出の一例として、登場物として”イヌ”と”鬼”の画像が表示された演出の一場面を示している(後述する図14〜図19参照)。
【0034】
液晶表示装置4の下方には、スタートチャッカーと呼ばれる始動入賞口6を構成する普通電動役物5が設けられている。普通電動役物5は、始動入賞口6へ入賞しやすい第1状態と始動入賞口6に入賞しにくい第2状態とに変換可能な可動片を有する入賞装置(所謂チューリップ)である。なお、この可動片が閉じた第2状態であっても、遊技球が1個程度入賞可能である。そして、遊技球が始動入賞口6に入賞すると、例えば5個の賞球が払い出される。
【0035】
また、始動入賞口6の左下方には、普通図柄作動用ゲート7が設けられており、この普通図柄作動用ゲート7に遊技球が入賞すると、後述の普通図柄表示用LED11a、11bが作動される。
【0036】
普通電動役物5の下方には、遊技者にとって有利な「開状態」と遊技者にとって不利な「閉状態」に変換可能な扉開閉式の変動入賞装置からなるアタッカーと呼ばれる大入賞口8設けられている。大入賞口8は、液晶表示装置4での特別図柄の変動表示が大当り停止態様で停止したときに、所定時間の開状態に維持される。
【0037】
そして、この大入賞口8に遊技球が入賞すると所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるように定められている。前述の特別遊技状態とは、この大入賞口8が開状態となった遊技状態をいい、この特別遊技状態中は、大入賞口8への10球入賞あるいは30秒経過まで開状態が連続する遊技(以下、「大当り遊技」という)を、15回(ラウンド)行えるようになっている。ここで、1回目の大当り遊技を「第1ラウンド」と称し、2回目以降の大当り遊技も同様に、「第2ラウンド」、「第3ラウンド」......と称する。なお、大当り遊技が1ラウンド終了した後、次のラウンドを行うためには、一般的に「V入賞」といわれる所定の条件を満たす必要がある。
【0038】
ここで、大入賞口8は複数の入賞口で構成され、V入賞は、その複数の入賞口のうちの特定の入賞口に遊技球が入賞した場合で、このV入賞の成立条件となる特定の入賞口は、通常、大入賞口8の中央に設けられる。また、大入賞口8の下方には、アウト球を回収するアウト口9が設けられている。
【0039】
また、遊技盤3の左側にはレール10が設置されている。遊技盤3の裏面側に設けられた発射装置82から発射された遊技球は、このレール10に沿って上昇移動し、遊技領域に打ち込まれる。
【0040】
液晶表示装置4の上方には、普通図柄表示用LED11a、11b、普通図柄記憶LED12および特別図柄記憶LED13a〜13dが設けられている。
【0041】
左側に配置される普通図柄表示用LED11aは緑色発光ダイオードで構成され、右側に配置される普通図柄表示用LED11bは赤色発光ダイオードで構成される。遊技球が普通図柄作動用ゲート7を通過したとき、これら2つのLED11a、11bが、所定時間、交互に点灯動作を行う。所定時間経過後、左側の普通図柄表示用LED11aが点灯した状態(緑色に点灯した状態)となったとき、普通電動役物5が第1状態に変換される。
【0042】
普通図柄記憶LED12は、普通図柄の変動中に普通図柄作動用ゲート7への遊技球通過がある度に1個ずつ点灯し、その時点での普通図柄表示用LED11a、11bの動作可能回数(4回を限度とする)を遊技者に知らせるものであり、5回目以降の通過はカウントされず無効となる。
【0043】
特別図柄記憶LED13a〜13dは、特別図柄の変動表示が行われている最中に、始動入賞がある度に1個ずつ点灯する。また、4個の特別図柄記憶LED13a〜13dが全て点灯しているときの始動入賞ロ6への入賞は無効になる。
【0044】
液晶表示装置4の左側には、左上風車14および左下風車15が設けられており、液晶表示装置4の右側には、右上風車16および右下風車17が設けられている。始動入賞口6の左右側には、それぞれ入賞球があると10個の賞球を払出すように定められた一般入賞口18a、18bが設けられている。
【0045】
また、遊技盤3の盤面上には、遊技状態に応じて光による演出を行う装飾用の各種ランプが設けられる。
図4のブロック図はパチンコ遊技機1の制御部の具体的構成を示す図である。
【0046】
パチンコ遊技機1の遊技動作は、主制御手段としての主制御回路30により制御される。主制御回路30は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)(以下、「メインCPU」という)31、読み出し専用の記憶手段としてのROM(Read Only Memory)(以下、「メインROM」という)32および読み書き可能な記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)(以下、「メインRAM」という。)33を主たる構成要素として構成され、これらは一つの回路基板上に配置される。
【0047】
メインRAM33としては、ダイナミック型メモリ(DRAM)が用いられる。主制御回路30に接続された各種センサからの入力信号は、この主制御回路30内のメインCPU31に入力され、メインCPU31は、入力信号に応じた処理をメインROM32に格納されている制御プログラムに従って実行する。
【0048】
さらに、主制御回路30は、全体の遊技制御処理プログラムを定期的(例えば2ms毎)に実行するためのリセット信号を発生する(これを「割込発生」という)リセット用クロックパルス発生回路34および電源が投入されたときに回路についての初期処理を実行するための初期リセット信号を発生する初期リセット回路35を備えている。
【0049】
この主制御回路30には、信号入力手段として、普通図柄作動用ゲート7に入賞した遊技球を検知する通過球センサ7S、一般入賞口18a、18bに入賞した遊技球を検知する一般入賞球センサ18S、始動入賞口6に入賞した遊技球を検出する始動入賞球センサ6Sおよび大入賞口8に入賞した遊技球を検出する大入賞球センサ8Sが接続されている。
【0050】
例えば、始動入賞球センサ6Sからの信号が主制御回路30に入力されたとき、メインCPU31は、その入力信号を始動記憶数としてメインRAM33に累積的に記憶し、大当りの有無等の判定処理を行う。そして、それらの判定結果に基づいて生成された液晶表示装置4の表示に関する制御指令(以下、「コマンド」という)を、後述の副制御回路40に向けて送信する。
【0051】
メインROM32には、液晶表示装置4の表示に関する各種の決定に必要なデータが格納されている。例えば、液晶表示装置4で行われる図柄変動の停止結果を大当りとするか否かを判定する際に参照される「大当り判定テーブル」、図柄変動の停止結果が外れのときにリーチを発生させるか否かを判定する際に参照される「リーチ判定テーブル」、特別図柄の最終的な停止態様である確定停止態様を決定する際に参照される「停止図柄決定テーブル」、そして、演出(変動パターン)を選択する際に参照される「変動パターン選択テーブル」等がメインROM32に格納されている。これら各種テーブルの具体例を図5〜図10に示し、後で説明する。
【0052】
「停止図柄決定テーブル」は、「当り停止図柄決定テーブル」、「リーチ有り外れ停止図柄決定テーブル」および「リーチ無し外れ停止図柄決定テーブル」で構成されている。
【0053】
また、メインCPU31では、各種の乱数カウンタの更新処理が定期的に行われ、始動入賞時には、メインCPU31は、これら乱数カウンタのカウント値(以下、「乱数値」という)を読み出し、メインRAM33内に形成される所定の記憶領域(以下、「乱数値記憶額域」という)に格納する。ここに格納された乱数値は、主制御回路30において行われる各種の判定等に用いられる。
【0054】
また、パチンコ遊技機1は、主制御回路30とは別の一つの回路基板上に配置された副制御手段としての副制御回路40を備える。この副制御回路40は、主制御回路30と同様に、CPU(以下、「サブCPU」という)41、ROM(以下、「プログラムROM」という)42およびRAM(以下、「ワークRAM」という)43を主たる構成要素として構成される。
【0055】
副制御回路40は、主制御回路30から送信されたコマンドに応じて、液晶表示装置4での図柄変動、演出アニメーションおよび再抽選演出を含んだ表示制御を行う。また、副制御回路40では、液晶表示装置4の表示制御の他に主制御回路30から送信されたコマンドに応じたスピーカ25からの音声出力制御と前面扉2および遊技盤3に配置される枠LED、盤面上LED等の発光体(ランプ26と総称する)の動作制御についても行う。
【0056】
主制御回路30から送信されたコマンドに応じた処理を実行する具体的手段として、副制御回路40は、液晶表示装置4を制御するための図柄制御部45、スピーカ25を制御するための音声制御部46およびランプ26を制御するためのランプ制御部47を備える。
【0057】
図柄制御部45は、サブCPU41からの指令に基いて液晶表示装置4に表示すべき画像データを生成し、この画像データの表示制御を実行するための手段で構成される。
【0058】
具体的には、図4に示すように、図柄制御部45は、画像データを生成するためのドットデータを格納する画像データROM54、サブCPU41で設定されたパラメータに応じて画像データROM54内のドットデータを読み込み表示すべき画像データを生成するVDP(Video Display Processor)51、VDP51で生成された画像データをRGB信号に変換するD/Aコンバータ52および図柄制御プログラムが異常な処理ルーチンに入ったときにリセット信号を発生するリセットIC53を備える。また、所定時間ごとに割込をかけるためのCTC(Counter Timer Circuit)44が、サブCPU41およびVDP51に接続される。
【0059】
音声制御部46は、音源IC61、AMP62および音声データROM63を備え、音声発生手段としてのスピーカ25に音声信号を出力する。音源IC61は、サブCPU41からの指令に基づき音声データROM63より所定の音声データを読み込み音声信号を生成する。AMP62は、音源IC61で生成された音声信号をAMP62で増幅してスピーカ25に出力する。
【0060】
ランプ制御部47は、装飾データROM71およびドライブ回路72を備え、ランプ26の点灯制御を行う。装飾データROM71には、ランプ26の点灯パターンが設定されたランプ演出パターンが格納されており、サブCPU41は、液晶表示装置4の表示内容に応じたランプ動作制御プログラムを作成し、ドライブ回路72を制御してランプ26の点灯制御を行う。
【0061】
次に、図5〜図10を参照し、メインROM32に格納されている各種テーブルの詳細について説明する。
【0062】
図5は、「大当り判定テーブル」を示す。「大当り判定テーブル」は、図柄変動の停止結果を大当りとするか否かの判定に用いられ、メインCPU31は、この判定の際に取り出した大当り判定用乱数カウンタの値(「大当り判定用乱数値」という)をこの大当り判定テーブルに設定された数値範囲と照合し、上記の判定を行う。
【0063】
ここで、「大当り判定用乱数カウンタ」は、メインCPU31内に形成され、”0〜315”の範囲内で定期的に更新される。この図5に示す「大当り判定テーブル」では、外れの判定となる大当り判定用乱数値の数値範囲は”0〜6”または”8〜315”で、大当りの判定となる大当り判定用乱数値の数値範囲は”7”である。また、確率変動中に大当り判定となる大当り判定用乱数値は”7”、”57”、”117”、”217”、”297”の5つである。本実施形態では、メインCPU31が判定手段を構成している。
【0064】
図6に「リーチ判定テーブル」を示す。「リーチ判定テーブル」は、図柄変動の停止結果が外れのときにリーチを発生させるか否かの判定に用いられ、メインCPU31は、この判定の際に取り出したリーチ判定用乱数カウンタの値(「リーチ判定用乱数値」という)をこのリーチ判定テーブルに設定された数値と照合し、上記の判定を行う。
【0065】
ここで、「リーチ判定用乱数カウンタ」は、メインCPU31内に形成され、”0〜238の範囲内で定期的に更新される。この図6に示す「リーチ判定テーブル」では、リーチを発生させる(リーチ有り)との判定となるリーチ判定用乱数値は”7、13、19、31、41、53、61、73、79、97、103、109、113、127、139、151、163、173、181、193、199、223”で、リーチを発生させない(リーチ無し)の判定となるリーチ判定用乱数値は、”0〜238”の範囲内で上記の数値以外の数値である。
【0066】
図7は、「当り停止図柄決定テーブル」を示す。「当り停止図柄決定テーブル」は、大当りの判定がされたときの停止図柄の決定時に参照される。メインCPU31は、この決定の際に取り出した停止図柄決定用乱数カウンタの値(「停止図柄決定用乱数値」という)を当り停止図柄決定テーブルに設定された数値と照合し、上記の決定を行う。ここで、「停止図柄決定用乱数カウンタ」は、メインCPU31内に形成され、”0〜11”の範囲内で定期的に更新される。
【0067】
この図7に示す「当り停止図柄決定テーブル」では、例えば、停止図柄決定用乱数値が”0”のときは、3つの停止図柄(左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄)がいずれもコードナンバー1の図柄に決定される。本実施形態では、メインCPU31が確定停止態様決定手段を構成している。
【0068】
図8は、「リーチ有り外れ停止図柄決定テーブル」を示す。「リーチ有り外れ停止図柄決定テーブル」は、外れの判定がされ、かつリーチ有りの判定がされたときの停止図柄の種類の決定時に参照される。メインCPU31は、この決定の際に取り出した停止図柄決定用乱数値および第3停止図柄決定用乱数カウンタの値(「第3停止図柄決定用乱数値」という)を、リーチ有り外れ停止図柄決定テーブルに設定された数値と照合し停止図柄を決定する。
【0069】
具体的には、メインCPU31は、停止図柄決定用乱数値を、リーチ有り外れ停止図柄決定テーブルにおける「第1、第2停止図柄決定用」に設定された数値と照合することにより、第1、第2停止図柄を決定し、第3停止図柄決定用乱数値を、リーチ有り外れ停止図柄決定テーブルにおける「第3停止図柄決定用」に設定された数値と照合することにより第3停止図柄を決定する。
【0070】
この図8に示す「リーチ有り外れ停止図柄決定テーブル」では、例えば、停止図柄決定用乱数値が”0”のときは、左停止図柄および右停止図柄がコードナンバー1の図柄に決定される。
【0071】
また、例えば、第3停止図柄決定用乱数値が”0”のときは、中停止図柄は決定された左停止図柄のコードナンバーに1を加算したコードナンバーの図柄に決定される。例えば、左停止図柄および右停止図柄がコードナンバー1の図柄と決定されている場合では、中停止図柄は、その左停止図柄のコードナンバー1に1を加算したコードナンバー2の図柄と決定される。
【0072】
図9は、「リーチ無し外れ停止図柄決定テーブル」を示す。「リーチ無し外れ停止図柄決定テーブル」は、外れの判定がされ、かつリーチ無しの判定がされたときの、停止図柄の種類の決定時に参照される。
【0073】
メインCPU31は、この決定の際に取り出した第1停止図柄決定用乱数カウンタの値(「第1停止図柄決定用乱数値」という)、第2停止図柄決定用乱数カウンタの値(「第2停止図柄決定用乱数値」という)および第3停止図柄決定用乱数値を、リーチ無し外れ停止図柄決定テーブルに設定された数値と照合し停止図柄を決定する。
【0074】
具体的には、メインCPU31は、第1停止図柄決定用乱数値を、リーチ無し外れ停止図柄決定テーブルにおける「第1停止図柄決定用」に設定された数値と照合することにより第1停止図柄を決定し、第2停止図柄決定用乱数値を、該テーブルにおける「第2停止図柄決定用」に設定された数値と照合することにより第2停止図柄を決定し、そして、第3停止図柄決定用乱数値を該テーブルにおける「第3停止図柄決定用」に設定された数値と照合することにより第3停止図柄を決定する。
【0075】
この図9に示す「リーチ無し外れ停止図柄決定テーブル」では、例えば、第1停止図柄決定用乱数値が”0”のときは、左停止図柄がコードナンバー1の図柄と決定され、第2停止図柄決定用乱数値が”0”のときは、決定された左停止図柄のコードナンバーに1を加算したコードナンバーの図柄が右停止図柄と決定され、第3停止図柄決定用乱数値が”0”のときは、中停止図柄がコードナンバー1の図柄と決定される。
【0076】
一方、副制御回路40では、液晶表示装置4に表示される特別図柄を再変動する再抽選演出を、大当り図柄が確定して大当り遊技が開始される前および大当り遊技が終了した後の異なる時期に行う、すなわち、再抽選演出を2回行うようになっている。
【0077】
具体的には、ワークRAM43には図10に示すような確率変動用の「再抽選用図柄変動テーブル」が格納されており、サブCPU41は大当り図柄の変動パターンの判定を行う際に取り出した再抽選図柄変動カウンタの値を「再抽選用図柄変動テーブル」に設定された乱数値と照合し、再抽選時に大当り図柄の変動パターンを決定する。
【0078】
ワークRAM43に格納された「再抽選用図柄変動テーブル」はA記憶領域、B記憶領域、C記憶領域の各記憶領域に再抽選演出用の乱数値が格納されており、各領域に格納された乱数値に応じて大当り図柄の変動パターンが異なる。
【0079】
例えば、乱数値がA記憶領域に格納された”1”であれば、大当り確定時の停止表示される大当り図柄(以下、「仮停止図柄」という)を確変図柄である”3”に設定する。そして、仮停止図柄の表示後に大当り遊技に移行する前の1回目の再抽選演出で仮停止図柄を再変動して、主基板30から送信される大当り図柄を指定する指定コマンドに基づいて確変図柄を表示し、大当り遊技の終了後の2回目の再抽選演出で1回目の再抽選演出で表示された大当り図柄を再変動して確変を確認する再抽選演出を行って確変図柄を表示する。
【0080】
また、乱数値がB記憶領域に格納された”6”であれば、大当り確定時の停止表示される仮停止図柄を通常図柄である”2”に設定する。そして、仮停止図柄の表示後に大当り遊技に移行する前の1回目の再抽選演出で仮停止図柄を再変動して、主基板30から送信される大当り図柄を指定する指定コマンドに基づいて確変図柄を表示し、大当り遊技の終了後の2回目の再抽選演出で1回目の再抽選演出で表示された大当り図柄を再変動して確変を確認する再抽選演出を行って確変図柄を表示する。
【0081】
また、乱数値がC記憶領域に記憶された”13”であれば、大当り確定時の停止表示される大当り図柄(以下、「仮停止図柄」という)を通常図柄である”4”に設定する。そして、仮停止図柄の表示後に大当り遊技に移行する前の1回目の再抽選演出で仮停止図柄を再変動して仮停止図柄と同一の通常図柄を表示し、大当り遊技の終了後の2回目の再抽選演出で通常図柄を再変動して、主基板30から送信される大当り図柄を指定する指定コマンドに基づいて確変通常を表示する。
【0082】
以上の3つの大当り図柄の変動パターンで大当り図柄の再変動を行う再抽選処理を実行する。なお、この再抽選演出は主制御回路30から送信されてくる大当り確定図柄に基づいてサブCPU41が図柄制御部45を制御することにより行われるものであり、本実施形態では、サブCPU41および図柄制御部45が、特別図柄が特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、メインCPU31で決定された特別図柄の最終的な停止態様で特別図柄を表示する前に、特別図柄を再変動する再抽選演出を少なくとも2回以上の時期に行う演出制御手段を構成するものである。
【0083】
図11〜図15はメインCPU31によって、「確変大当り」または「通常大当り」が決定されている場合において、液晶表示装置4の画面4aに表示される変動表示、アニメーション演出および再抽選演出の具体例を示す。ここでは、リーチ状態から特別図柄が3つ揃って変動表示が一旦停止した後、再びその停止態様(3つの特別図柄が揃った停止態様)のまま一斉に再変動を行う場合の演出表示の具体例を示し、登場物として”イヌ”、”鬼”、”サル”が表示される。
【0084】
図11は左右の特別図柄が同一図柄(ここでは”七”)で揃って停止した所謂リーチ状態の一場面を示している。図11では、リーチ状態の演出(リーチ演出)として、イヌ101が鬼102を追いかけている様子を表示している。
【0085】
図12は図11に続く場面で、中央の変動図柄が停止して3つの特別図柄が同一図柄で揃ったときの一場面を示している。図12は、仮停止図柄として3つの特別図柄が確変図柄である”七”で揃った状態を示し、そのときの演出として、イヌ101が鬼102を襲って倒したときの様子を表示している。
【0086】
図13は仮停止図柄として3つの特別図柄が通常図柄である”八”で揃った状態を示し、そのときの演出として、イヌ101が鬼102を襲って倒したときの様子を表示している。
【0087】
また、図14は図13の状態から仮停止図柄を再変動して再抽選演出を行って再度通常図柄である”八”で停止した状態を示している。この場合には、イヌ101がショックで倒れ込んでいる様子を示している。また、通常大当りでも当たりには相違ないので図15に示すようにイヌ101が堂々としている演出にしても良い。
【0088】
図16は図14または図15の状態で大当り遊技に移行し、大当り遊技が終了したときに、通常図柄を再変動して2回目の再抽選演出を行って確変図柄である”七”で揃った状態を示している。このときの演出として、イヌ101が堂々としている様子を示している。
【0089】
次に、図17〜図21に示すフローチャートおよび図22に示すタイミングチャートに基づいて主制御回路30および副制御回路40で行われる制御処理の手順を説明する。
【0090】
主制御回路30では、図17に示す「メイン遊技制御処理」および図18に示す「割込み処理」が行われる。
【0091】
図17に示す「メイン遊技制御処理」では、最初に、メインCPU31は「割込み許可フラグ」をセットする(ステップ[以下、「ST」と略記する]1)。この「割込み許可フラグ」をセットすることにより、後述の「割込み処理」(図18)が実行される。次いで、メインCPU31は、「特別図柄制御処理」を実行し(ST2)、続いて、「普通図柄制御処理」を実行する(ST3)。「特別図柄制御処理」については、図20を参照して後で説明する。メインRAM33内には、上記の割込み許可フラグを含む複数のフラグが格納されており、フラグをセットするとは、それらのフラグの値を”0”から”1”に書き換えることである。
【0092】
上記ST3の普通図柄制御処理では、メインCPU31は、後述の入力信号処理(図18のST9)においてメインRAM33に記憶される通過記憶数の有無をチェックし、通過記憶数が記憶されているときは、後述の普通図柄判定用乱数を読み出して普通図柄表示用LED11a、11bを遊技者にとって有利な左側の普通図柄表示用LED11aが点灯した状態とするかどうかの判定を行う。そして、その判定結果に基づいて普通図柄表示用LED11a、11bの点灯動作を制御する。
【0093】
図18は、「割込み処理」を示すフローチャートで、前記ST1(図17)または後述のST15で「割込み許可フラグ」がセットされていることを条件に、メインCPU31において定期的(例えば3ms毎〉に実行される。
【0094】
この「割込み処理」では、メインCPU31は、最初に各レジスタをメインRAM33に退避させる(ST5)。続いて、乱数カウンタの乱数値の更新を行う(ST6)。このST6の処理で乱数値の更新が行われる乱数カウンタは、「大当り判定用乱数カウンタ」、「リーチ判定用乱数カウンタ」、「停止図柄決定用乱数カウンタ」および「変動パターン選択用乱数カウンタ」である。これらの各種乱数カウンタはメインCPU31とメインRAM33とで構成され、このST6の処理では、メインCPU31は、それぞれの乱数カウンタの乱数値を”1”を加算した値に書き換える。
【0095】
これらの各種乱数カウンタには、更新可能な数値範囲が予め定められており、その数値範囲の上限値に達したとき、メインCPU31は、その乱数カウンタのカウンタ値を”0”にリセットする。
【0096】
次いで、メインCPU31は、このメインCPU31に入力される信号を読み込む「入力ポート読込処理」を行い(ST7)、続いて、メインRAM33に格納されている各種コマンドをそのコマンドに応じた各種制御部(図柄制御部45、音声制御部46等)に向けて出力する「コマンド出力処理」を行う(ST8)。
【0097】
次に、メインCPU31は「入力信号処理」を実行する(ST9)。このST9の入力信号処理では、通過球センサ7S、一般入賞球センサ18S、始動入賞球センサ6S、大入賞球センサ8S等の各種センサから出力される検知信号の入力の有無がチェックされ、これら検知信号に応じた処理が行われる。この入力信号処理の具体的な処理手順について図19を参照して後で説明する。
【0098】
次いでメインCPU31は、大当りが発生したときに行われる大入賞口8の扉の開放時間や、表示画面4aに表示する特別ゲームの表示時間等を計時するタイマの更新処理を行い(ST10)、続いて、各種装置から発生されるエラー信号を処理する「異常管理処理」を実行する(ST11)。
【0099】
次いで、メインCPU31は、「ランプ制御処理」を実行し(ST12)、続いて「払出処理」を実行する(ST13)。「ランプ制御処理」では、メインCPU31よりランプ制御部47に制御信号が送られ各種ランプの点灯が制御される。
【0100】
「払出処理」では、メインCPU31は、メインRAM33に払出要求フラグがセットされているかどうか判別し、当該フラグがセットされているとき、その払出要求フラグに応じた制御信号がメインCPU31より払出制御回路80に送られ、払出装置81から賞球として遊技球の払い出しが行われる。
【0101】
次いで、メインCPU31は、ST5でメインRAM33に退避させた各レジスタを復帰きせ(ST14)、最後に「割込み許可フラグ」をセットして(ST15)、この「割込み処理」を終了する。
【0102】
図19は、ST9の「入力信号処理」の手順を示す。初めに、メインCPU31は、「大入賞球センサチェック処理」を行う(ST21)。この処理では、メインCPU31は、大入賞球センサ8Sからの検知信号の入力の有無をチェックし、入力があるときは、大入賞口8への入賞に応じた所定数(例えば13個)の賞球払出を要求する「払出要求フラグ」をセットする。
【0103】
次いで、メインCPU31は、「一般入賞球センサチェック処理」を行う(ST22)。この処理では、メインCPU31は、一般入賞球センサ18Sからの検知信号の入力の有無をチェックし、入力があるときは、一般入賞ロ18a、18bへの入賞に応じた所定数(例えば5個)の賞球払出を要求する「払出要求フラグ」をセットする。
【0104】
次いで、「始動入賞球センサチェック処理」を行う(ST23)。この始動入賞球センサチェック処理では、始動入賞したかどうか、すなわち始動入賞球センサ6Sからの検知信号の入力の有無を判別する。ここで、始動入賞球センサ6Sからの検知信号の入力があるとき、メインCPU31は、メインRAM33の所定領域内に記憶されている始動記憶数に”1”を加算する。この始動記憶数は、通常”4”を上限値として定め、この上限値に達している場合は始動入賞球センサ6Sからの入力信号があっても始動記憶数の加算は行われない。
【0105】
次いで、「通過球センサチェック処理」を行う(ST24)。この処理では、メインCPU31は、遊技球が普通図柄作動用ゲート7を通過したか否か、すなわち通過球センサ7Sからの検知信号の入力の有無を判別する。ここで、通過球センサ7Sからの検知信号の入力があるとき、メインCPU31は、メインRAM33の所定領域内に記憶されている通過記憶数に”1”を加算する。
【0106】
この通過記憶数は、通常”4”を上限値として定め、この上限値に達している場合は通過球センサ7Sからの入力信号があっても通過記憶数の加算は行われない。
【0107】
次に、図20を参照して、ST2(図17)の「特別図柄制御処理」の手順について説明する。
【0108】
初めに、メインCPU31は、始動記憶があるかどうか、すなわちメインRAM33内に記憶されている始動記憶数が1以上かどうかを判別する(ST31)。この判別が”YES”のときは、ST33に移り、”NO”のときは、「デモ表示処理」を行う(ST32)。
【0109】
具体的には、メインCPU31は、デモ画面を表示させる制御指令である「デモ表示コマンド」をメインRAM33に格納する。「デモ画面」とは、遊技機の機種名等のデモンストレーションを表示する画面である。この画面では、特別図柄は表示されない。
【0110】
ST33では、読み出した乱数値のうちの大当り判定用乱数値が当り値であるかどうかを判別し、当り値のときは(ST33で”YES”)、ST34に移り、外れ値のときは(ST33で”NO”)、ST36に移る。
【0111】
ST34では、メインCPU31は、読み出した乱数値のうちの停止図柄決定用乱数値に基づいて、特別図柄の停止態様として大当りを示す図柄組み合せのいずれかを決定する。続いて、メインCPU31は、メインROM32内の「変動パターン選択テーブル」を参照し、当り変動パターンの中から1つの変動パターンを選択し(ST35)、ST40に移る。
【0112】
ST36では、メインCPU31は、停止図柄決定用乱数値に基づいて、特別図柄の停止態様として外れを示す図柄組み合せのいずれかを決定する。続いて、メインCPU31は、ST36で決定された図柄組み合せがリーチを構成しているかどうか判別し(ST37)、リーチを構成しているときは(ST37で”YES”)、ST38に移り、リーチを構成していないときは(ST37で”NO”)、ST39に移る。
【0113】
ST38では、メインROM32内の「変動パターン選択テーブル」を参照し、リーチ有り外れ変動パターンの中から1つの変動パターンを選択する。この後、ST40に移る。
【0114】
ST39では、メインROM32内の「変動パターン選択テーブル」を参照し、リーチ無し外れ変動パターンの中から1つの変動パターンを選択する。この後、ST40に移る。
【0115】
ST40では、メインCPU31は、ST34またはST36で決定された特別図柄の停止態様およびST35、ST38またはST39で決定された変動パターンを指定した副制御回路40に対する倒御命令である「表示制御コマンド」を生成する(ST40)。この後、この「表示制御コマンド」をメインRAM33内に格納する(ST41)。メインRAM33に格納された表示制御コマンドは、上述のST8(図18)の「コマンド出力処理」で副制御回路40に向けて送信される。
【0116】
次に、メインCPU31は、上述のST33で判別された大当り判定用乱数値が当り値であったか否かを判別し(ST42)、外れ値であったときは(ST42で”NO”)、ST44に移り、当り値であったときは(ST42で”YES”)、「特別遊技処理」を行う(ST43)。
【0117】
この「特別遊技処理」では、メインCPU31は、上述の特別遊技状態中の液晶表示装置4での演出表示や、大当り遊技中の大入賞口8の扉の開閉処理や、スピーカ25からの演出音の出音制御等に関する制御指令としての各種コマンドを生成しメインRAM33に格納する。
【0118】
このST42においてメインRAM33に格納されたコマンドについても、ST8(図18)の「コマンド出力処理」でコマンドの種類に応じた各種制御回路に向けて送信される。
【0119】
ST44では、メインCPU31は、「特別図柄制御終了処理」を行い、特別図柄制御処理を終了する。
【0120】
次に、図21を参照して、副制御回路40のサブCPU41が実行する再抽選演出処理の手順について説明する。
【0121】
まず、メインCPU31から送信される大当り図柄を指定する指定コマンドに基づいて確変当たりか否かを判別する(ST51)。ST51の判定結果が”NO”の場合には、大当り確定の仮停止図柄を再変動して1回目の再抽選演出を行い、通常図柄を表示する(ST52)。次いで、15ラウンドの大当り遊技を行い(ST53)、最終ラウンドの大当り遊技が終了したときに、1回目の再抽選演出で表示された通常図柄を再変動して2回目の再抽選演出を行い、メインCPU31から送信される大当たり図柄を指定する指定コマンドに基づいて通常図柄を表示する。すなわち、確率変動遊技でないこと(非確変)の確認表示を行う(図22のパターン▲3▼参照)。
【0122】
一方、ST51の判定結果が”YES”の場合には、仮停止図柄が確変図柄であるか否かを判別し(ST55)、確変図柄が表示される場合には、仮停止図柄を再変動して1回目の再抽選演出を行い、確変図柄を表示する(ST56)。次いで、15ラウンドの大当り遊技を行い(ST57)、最終ラウンドの大当り遊技が終了したときに、図柄変動開始前に1回目の再抽選演出で表示された確変図柄を再変動して2回目の再抽選演出を行い、確変図柄を表示して確率変動遊技の確認表示を行う(ST58)。すなわち、確率変動遊技であることを表示する(図22のパターン▲4▼参照)。なお、このときには、図10の「再抽選用図柄変動テーブル」のA記憶領域の乱数値が選択されたものである。
【0123】
また、ST55で仮停止時に仮停止図柄として確変図柄が表示されない場合には(”NO”の判定)、1回目の再抽選演出で確変図柄が表示されるか否かを判別する(ST59)。すなわち、ST59は仮停止された通常図柄を再変動して1回目の再抽選演出を行い、確変図柄が表示されるか否かを判別する処理である。
【0124】
ST59の判定結果が”YES”の場合には、確変図柄を表示した後(ST60)、15ラウンドの大当り遊技を行う(ST61)。次いで、最終ラウンドの大当り遊技が終了したときに、図柄変動開始前に1回目の再抽選演出で表示された確変図柄を再変動して2回目の再抽選演出を行い、確変図柄を表示して確率変動遊技の確認表示を行う(ST58)。すなわち、確率変動遊技であることを表示する(図22のパターン▲1▼参照)。なお、このときには、図10の「再抽選用図柄変動テーブル」のB記憶領域の乱数値が選択されたものである。
【0125】
一方、ST59の判定結果が”NO”の場合には、通常図柄を表示した後(ST62)、15ラウンドの大当り遊技を行う(ST63)。次いで、最終ラウンドの大当り遊技が終了したときに、図柄変動開始前に1回目の再抽選演出で表示された通常図柄を再変動して2回目の再抽選演出を行い、確変図柄を表示して確率変動遊技の確認表示を行う(ST64)。すなわち、確率変動遊技であることを表示する(図22のパターン▲2▼参照)。なお、このときには、図10の「再抽選用図柄変動テーブル」のC記憶領域の乱数値が選択されたものである。
【0126】
このように本実施形態では、大当り確定後に再抽選演出を2回以上の時期に行っているので、大当り遊技前の再抽選演出で確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技を開始した後に再抽選演出を行うことにより、次回の再抽選演出で確変当たりとなるように望みを託すことができる。このため、大当り遊技を十分に楽しむことができる。
【0127】
特に、本実施形態では、大当り確定後に1回目の再抽選演出を行って確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技の終了後、次回の図柄変動開始前にもう一度再抽選演出を行うので、大当り遊技中に次回の再抽選で確変当たりとなるように望みを託すことができる。このため、大当り遊技中でも確変当たりへの期待感を持つことができ、大当り遊技を十分に楽しむことができる。
【0128】
なお、本実施形態では、大当り確定後に2回の再抽選演出を行っているが、3回以上行っても良い。この場合には、大当り遊技中に1回(例えば5ラウンド目や10ラウンド目等)行ったり、大当り遊技中に2回(例えば、3ラウンドと10ラウンド、5ラウンドと12ラウンド等)行うようにすれば良い。
【0129】
また、2回の時期に必ず再抽選演出を行っているが、これに限らず、再抽選演出を行う時期の全てまたは一部の再抽選演出を実施しないようにしても良い。
【0130】
具体的には、特定の大当り確定後に1回目の再抽選演出を行ってその後に再抽選演出を行わなかったり、大当り確定後に再抽選演出を行わずに大当り遊技の終了後に再抽選演出を行う等の再抽選演出を行うと、遊技者は再抽選演出を行うか否か自体に興味を持つことができ、さらに、いつ再抽選がなされるかといったことにも興味を持つことができるため、大当り遊技をさらに楽しむことができる。
【0131】
また、ワークRAM43には図10に示すような確率変動用の「再抽選用図柄変動テーブル」を格納する代わりに図23に示す「再抽選用図柄変動テーブル」を格納し、サブCPU41によって大当り図柄の変動パターンの判定を行う際に取り出した再抽選図柄変動カウンタの値を図23に示す「再抽選用図柄変動テーブル」に設定された乱数値と照合し、再抽選時に大当り図柄の変動パターンを決定するようにしても良い。
【0132】
以下、具体的に説明する。
【0133】
ワークRAM43に格納された「再抽選用図柄変動テーブル」はテーブル91およびテーブル92に分かれるとともに、各テーブル91、92にはA記憶領域、B記憶領域、C記憶領域、D記憶領域の各記憶領域に再抽選演出用の乱数値が格納されており、各領域に格納された乱数値に応じて大当り図柄の変動パターンが異なる。
【0134】
例えば、乱数値がA記憶領域に格納された”1”であれば、大当り確定時の停止表示される仮停止図柄を確変図柄である”3”に設定する。そして、仮停止図柄の表示後に大当り遊技に移行する前の1回目の再抽選演出で仮停止図柄を再変動して、主基板30から送信される大当り図柄を指定する指定コマンドに基づいて確変図柄を表示し、大当り遊技の終了後の2回目の再抽選演出で1回目の再抽選演出で表示された大当り図柄を再変動して確変を確認する再抽選演出を行って確変図柄を表示する。
【0135】
また、乱数値がB記憶領域に格納された”9”であれば、大当り確定時の停止表示される仮停止図柄を通常図柄である”8”に設定する。また、乱数値がB記憶領域に格納された乱数値であれば、再度乱数値を取得し、この乱数値をテーブル92に格納された乱数値と比較する。
【0136】
このとき、再度取得した乱数値がC記憶領域に格納された”5”の場合には、仮停止図柄の表示後に大当り遊技に移行する前の1回目の再抽選演出で仮停止図柄を再変動して、主基板30から送信される大当り図柄を指定する指定コマンドに基づいて確変図柄を表示し、大当り遊技の終了後の2回目の再抽選演出で1回目の再抽選演出で表示された大当り図柄を再変動して確変を確認する再抽選演出を行って確変図柄を表示する。
【0137】
また、再度取得した乱数値がD記憶領域に格納された”8”の場合には、仮停止図柄の表示後に大当り遊技に移行する前の1回目の再抽選演出で仮停止図柄を再変動して通常図柄である”6”に設定した後、大当り遊技の終了後の2回目の再抽選演出で主基板30から送信される大当り図柄を指定する指定コマンドに基づいて確変図柄を表示する。
【0138】
このようにすれば、再抽選を行う度に異なる特別図柄を表示することができるため、再抽選演出後の停止図柄自体に興味を持つことができる。
【0139】
図24は本発明に係るシミュレーションゲームプログラムの一実施形態を示す図である。
【0140】
図24は上述したパチンコ遊技機と同様の遊技仕様を有するシミュレーションゲームプログラムであり、ROMカートリッジ、CD−ROM、DVD等の記録媒体に記憶させたり、通信衛星等のネットワーク環境下、あるいはインターネット等の通信回線を利用して配布されるものである。
【0141】
図10において、本シミュレーションゲームプログラムは、コンピュータに、複数の特別図柄からなる複数の図柄群を変動表示する表示機能100と、遊技者にとって有利な特別遊技状態とするか否かを判定する判定機能101と、判定機能101での判定結果に基づいて、特別図柄の最終的な停止態様で確定停止態様を決定する確定停止態様決定機能102と、表示機能100によって表示される特別図柄の再抽選演出を行う演出機能103とを実現するものであり、演出機能103は、複数の特別図柄が特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、確定停止態様決定機能102で決定された特別図柄の最終的な停止態様で特別図柄を表示する前に、特別図柄を再変動する再抽選演出を少なくとも2つ以上の時期に行う機能を含むものである。
【0142】
そして、テレビゲームコントローラやパソコン等のコンピュータ104に機能100〜103を実行させるものであり、コンピュータ104の画像モニタ105上に液晶表示装置4、始動入賞口6、大入賞口8を含めた遊技盤3の全体の画像を写し出すと共に、発射ハンドルのレバーに変わるキーボード上に特定キーや専用操作ボタン等からなる操作スイッチ106を操作しながら疑似遊技が楽しめるようになっている。
【0143】
この結果、家庭用ゲーム機等において遊技機と同様に、大当り確定後に再抽選演出を2回以上の時期に行い、大当り遊技前の再抽選演出で確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技を開始した後に再抽選演出を行うことにより、次回の再抽選演出で確変当たりとなるように望みを託すことができる。このため、大当り遊技を十分に楽しむことができる。
【0144】
【発明の効果】
本発明によれば、大当り確定後に再抽選演出を少なくとも2回以上の時期に行うので、大当り遊技前の再抽選演出で確変大当りが外れた場合であっても、大当り遊技を開始した後に再抽選演出を行うことにより、次回の再抽選演出で確変当たりとなるように望みを託すことができる。このため、大当り遊技を十分に楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面外観図である。
【図2】一実施形態の遊技盤の正面外観図である。
【図3】一実施形態の特別図柄を示す図である。
【図4】一実施形態のパチンコ遊技機の制御部の具体的構成を示すブロックである。
【図5】一実施形態の大当り判定テーブルを示す図である。
【図6】一実施形態のリーチ判定テーブルを示す図である。
【図7】一実施形態の当り停止図柄決定テーブルを示す図である。
【図8】一実施形態のリーチ有り外れ停止図柄決定テーブルを示す図である。
【図9】一実施形態のリーチ無し外れ停止図柄決定テーブルを示す図である。
【図10】一実施形態の再抽選用図柄変動テーブルである。
【図11】一実施形態のリーチ発生時の特別図柄の変動表示および演出表示を示す図である。
【図12】一実施形態の確変大当り確定後に仮停止される特別図柄の変動表示および演出表示を示す図である。
【図13】一実施形態の通常大当り確定後に仮停止される特別図柄の変動表示および演出表示を示す図である。
【図14】一実施形態の1回目の再抽選演出で通常大当りになったときの特別図柄の変動表示および演出表示を示す図である。
【図15】一実施形態の1回目の再抽選演出で通常大当りになったときの特別図柄変動表示および他の演出表示を示す図である。
【図16】一実施形態の2回目の再抽選演出で確変大当りになったときの特別図柄の変動表示および演出表示を示す図である。
【図17】一実施形態のメインCPUが実行する制御処理動作の手順を示すフローチャートである。
【図18】一実施形態の割込処理を示すフローチャートである。
【図19】一実施形態の入力信号処理を示すフローチャートである。
【図20】一実施形態の特別図柄制御処理を示すフローチャートである。
【図21】一実施形態のサブCPUが実行する再抽選演出処理のフローチャートである。
【図22】一実施形態の再抽選演出処理の各パターンのタイミングチャートである。
【図23】一実施形態の他の再抽選用図柄変動テーブルである。
【図24】本発明に係るシミュレーションゲームプログラムの一実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機)
4 液晶表示装置(図柄表示手段)
31 メインCPU(判定手段、確定停止態様決定手段)
41 サブCPU(演出制御手段)
45 図柄制御部(演出制御手段)
100 表示機能
101 判定機能
102 確定停止態様決定機能
103 演出機能
Claims (4)
- 複数の特別図柄からなる複数の図柄群を変動表示する図柄表示手段と、
遊技者にとって有利な特別遊技状態とするか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記特別図柄の最終的な停止態様で確定停止態様を決定する確定停止態様決定手段と、
前記図柄表示手段に表示される特別図柄を再変動する再抽選演出を行う演出制御手段とを備えた遊技機であって、
前記演出制御手段は、前記特別図柄が特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、前記確定停止態様決定手段で決定された特別図柄の最終的な停止態様で特別図柄を表示する前に、前記特別図柄を再変動する再抽選演出を少なくとも2回以上の時期に行う機能を有することを特徴とする遊技機。 - 前記演出制御手段は、特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、前記特別図柄を再変動させて再抽選演出を行うとともに、前記特別遊技状態が終了した後次回の図柄変動開始前に前記特別図柄を再度再変動させて再抽選演出を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記演出制御手段は、前記再抽選演出を行う時期の全てまたは一部の再抽選演出を実施しないことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
- コンピュータに、複数の特別図柄からなる複数の図柄群を変動表示する表示機能と、遊技者にとって有利な特別遊技状態とするか否かを判定する判定機能と、前記判定機能での判定結果に基づいて、前記特別図柄の最終的な停止態様で確定停止態様を決定する確定停止態様決定機能と、前記表示機能によって表示される特別図柄の再抽選演出を行う演出機能とを実現するシミュレーションゲームプログラムであって、前記演出機能は、前記複数の特別図柄が特別遊技状態に移行する停止態様となったときに、前記確定停止態様決定機能で決定された特別図柄の最終的な停止態様で特別図柄を表示する前に、前記特別図柄を再変動する再抽選演出を少なくとも2つ以上の時期に行う機能を含むことを特徴とするシミュレーションゲームプログラム。
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