JP2004059560A - シャンプー組成物 - Google Patents

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JP2004059560A JP2002255811A JP2002255811A JP2004059560A JP 2004059560 A JP2004059560 A JP 2004059560A JP 2002255811 A JP2002255811 A JP 2002255811A JP 2002255811 A JP2002255811 A JP 2002255811A JP 2004059560 A JP2004059560 A JP 2004059560A
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Eiji Nishimura
西村 英司
Shigemi Tagaki
太垣 成実
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Abstract

【課題】染毛等で損傷を受けた毛髪の、シャンプーすすぎ時に発生するきしみ感を改善するシャンプー組成物を提供すること。
【解決手段】アニオン界面活性剤及び/又は両性界面活性を含有するシャンプー組成物に没食子酸配糖化物を配合する。
【効果】本発明のシャンプー組成物は、シャンプーすすぎ時のきしみ感と乾燥後のべたつきのない、優れた使用感を発揮する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャンプーをすすいだ時に発生する髪のきしみ感を改善するシャンプー組成物に関するものであり、特にきしみ感が発生しやすい染毛した髪において、効果の高いシャンプー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、外見を明るく見せたり、軽い髪の印象を出す目的で、髪をカラーリングする消費者が増加している。カラーリングは通常、アルカリや過酸化水素等により化学的処理を行うため、髪が損傷を受けやすい。この損傷により髪の表面に親水性部分が露出すると、シャンプーをすすいだ時にきしみ感が強くなる等の使用者にとって好ましくない状態となる。このきしみ感の改善のためには、従来よりカチオン性の高分子化合物をシャンプー中に配合する等、種々の添加剤が知られているが、特に染毛等による損傷の大きい髪にとっては、きしみ感の改善効果が充分ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の技術における課題及び要求に鑑みてなされたものであり、シャンプーをすすいだ時に発生する髪のきしみ感を改善し、特にきしみ感が発生しやすい染毛した髪において、効果の高いシャンプー組成物を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、アニオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤が配合されたシャンプー組成物中に没食子酸配糖化物を配合することで、上記課題を解決できることを見出した。また、カチオン基含有高分子化合物やシリコーン誘導体を併用することで、きしみ感改善効果が更に向上することを見出した。なお、本発明に用いられる没食子酸配糖化物は、本発明者らが特開2000−319116に開示した通り、エアゾール・フォームタイプ、スプレータイプ、ジェルタイプ等の毛髪化粧料に配合することにより、毛髪の弾力性を付与する効果がある。しかしながら、これらの知見はシャンプー組成物におけるものではなく、特にシャンプーで洗浄してすすいだ際の強いきしみ感を改善する効果については本願の新知見である。
【0005】
本発明に用いられるアニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩、N−パルミトイルグルタミン酸塩、N−ラウロイル−N−エチルグリシン塩、N−ラウロイルザルコシン塩、N−ミリストイル−β−アラニン塩等、シャンプー基剤として用いられる公知のものが挙げられる。中でもポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩が特に好ましい。
これらの配合量は特に限定されないが、好ましくは組成物全体に対し5〜30質量%、より好ましくは10〜25質量%である。配合量が少なすぎると泡立ちが不充分となり、多すぎると不経済となる。
【0006】
本発明に用いられる両性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、デシルベタイン、ステアリルベタイン、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ミリスチルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−カルボキシメチルエチレンジアミン、N−ラウロイル−N‘−カルボキシメチル−N’−カルボキシメトキシエチルエチレンジアミン、N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチル−2−ドデシルイミダゾリニウムベタイン、N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチル−2−ステアリルイミダゾリニウムベタイン、N−ヒドロキシエチル−N−(2−スルホ−2−ヒドロキシエチル)−2−ドデシルイミダゾリニウムベタイン等、シャンプー基剤として用いられる公知のものが挙げられる。中でもラウリン酸アミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルベタインが特に好ましい。
これらの配合量は特に限定されないが、好ましくは組成物全体に対し5〜30質量%、より好ましくは10〜25質量%である。配合量が少なすぎると泡立ちが不充分となり、多すぎると不経済となる。
また、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤とを併用すると、比較的少ない配合量で同じ効果がえられる。その際はアニオン界面活性剤5〜15質量%に対し、両性界面活性剤0.5〜10質量%が好適である。
【0007】
本発明に用いられる没食子酸配糖化物としては、例えば没食子酸メチルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−4−グルコシド、没食子酸プロピルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルコシド、没食子酸−3−マルトシド、没食子酸オクチル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルクロニド、没食子酸ガラクツロニド、没食子酸メチルエステル−3,5−ジグルコシド、没食子酸−3,4−ジグルコシド、没食子酸−3,5−ジグルコシド等が挙げられるが、中でも、没食子酸−3,4−ジグルコシド、没食子酸−3,5−ジグルコシド等の2配糖化物が好ましく、特に没食子酸−3,5−ジグルコシドが最も好ましい。
没食子酸配糖化物の配合量は、0.0005〜10質量%、好ましくは0.05〜3質量%、特に好ましくは0.1〜1質量%である。10質量%以上配合すると、髪への吸着量が過剰になり、髪を乾燥した後のごわつき感が強くなるため好ましくない
【0008】
本発明に用いられるカチオン基含有高分子化合物としては、第四級窒素を含有するカチオン性高分子及び第四級以外の窒素であるがカチオン性を示す窒素含有基をもつ高分子化合物である。例えば四級化ビニルピロリドン−アミノエチルメタクリレート共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、ポリエチレンイミン、ピロエチレングリコール−エピクロルヒドリン−ココスアミン、ジプロピレントリアミン縮合物、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、塩化O−[ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、アジピン酸ジメチル−アミノヒドロキシプロピルジエチルトリアミン共重合体、第四級窒素含有スターチ等が挙げられるが、中でも塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル)ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガムが好ましい。
カチオン基含有高分子化合物の配合量は0.01〜5質量%、好ましくは0.05〜3質量%、特に好ましくは0.1〜2質量%である。5質量%以上配合すると、シャンプーのすすぎ時にぬるつくという不具合が発生する場合がある。
【0009】
シリコーン誘導体としては、毛髪用として用いられるものであれば特に限定されないが、例えばトリメチルシリル基末端ジメチルポリシロキサン、シラノール基末端ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルシリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、シリコーングラフトポリマー、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。本発明の場合、これらの中でも、トリメチルシリル基末端ジメチルポリシロキサン、シラノール基末端ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーンが特に好適に使用される。なお、これらのシリコーン誘導体は、その粘度等が特に制限されるものではないが、通常、温度25℃における粘度が1乃至20,000,000cSt(センチストークス、以下同様)、好ましくは30〜10,000,000cStのものが好適に用いられる。
シリコーン誘導体の配合量は、0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.5〜3質量%である。10質量%以上配合すると、髪への吸着量が過剰になり、髪を乾燥した後のべたつき感が強くなるため好ましくない。
【0010】
本発明の髪のきしみ改善シャンプー組成物は、精製水などの水の他に必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、従来から使用されている他の成分を添加してもよい。添加可能な成分としては、例えばクエン酸などのpH調整剤、色素、香料、プロピレングリコールなどの保湿剤、安息香酸塩などの抗菌剤、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミドなどの粘度調整剤、食塩、芒硝、可溶化剤、タンパク誘導体、動植物抽出エキス、パール外観付与剤、ハイドロトロープ、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、増粘剤、ふけ止め剤、トニック剤、低級アルコール、ビタミン類、揮発性油分、疎水性溶媒、希釈性溶媒等が挙げられ、これらの成分は、本発明の効果を損なわない範囲で常用量配合することができる。
【0011】
上記香料として具体的には、例えば脂肪族炭化水素、テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、脂肪族環状アルデヒド、チオアルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケトン、テルペンケトン、脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、脂肪族環状カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アミド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラクトン、脂肪族環状ラクトン、芳香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系カルボン酸エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、シクロヘキシルカルボン酸エステル、テルペン系カルボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等の合成香料及び動物、植物からの天然香料、天然香料及び/又は合成香料を含む調合香料の1種又は2種以上を混合し使用することができる。
例えば、合成香料としては、1996年化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料化学と商品知識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊、ステファンアークタンダー(STEFFEN ARCTANDER)著「パヒューム アンドフレーバーケミカルス(Perfume and Flavor Chemicals)」等に記載の香料が使用できる。天然香料としては、「香りの百科」(日本香料協会編)に記載の香料が使用できる。
【0012】
主な香料名を具体的に挙げると、アルデヒドC6〜C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセトフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、オウランチオール、アセチルオイゲノール、バクダノール、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、ベルガミールアセテート、ボルニルアセテート、ブチルブチレート、p−t−ブチルシクロヘキサノール、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、o−t−ブチルシクロヘキサノール、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、ベンズアルデヒド、ベンジルフォーメート、カリオフイレン、カシュメラン、カルボン、セドロアンバー、セドリルアセテート、セドロール、セレストリッド、シンナミックアルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シトラサール、シトロネラール、シトロネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、シクラプロップ、キャロン、クマリン、シンナミルアセテート、δ−C6〜C13ラクトン、ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、エチルワニリン、オイゲノール、フルイテート、フェンチルアルコール、フェニルエチルフェニルアセテート、ガラクソリド、γ−C6〜C13ラクトン、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、ミルセン、β−カリオフイレン、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、グラニルニトリル、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、cis−3−ヘキセノール、cis−3−ヘキセニールアセテート、cis−3−ヘキセニールサリシレート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレート、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイドロトロピックアルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドール、イオノン、イソボルニルアセテート、イソシクロシトラール、イソEスーパー、イソオイゲノール、イソノニルアセテート、イソブチルキノリン、ジャスマール、ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、コアボン、リグストラール、リリアール、ライムオキサイド、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセテート、リラール、マンザネート、マイヨール、メンサニールアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレート、メチルオイゲノール、メントール、α−メチルイオノン、β−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、メチルイソオイゲノール、メチルラベンダーケトン、メチルサリシレート、ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムスクTM−II、ムスク781、ムスクC14、ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレッドリド、シクロヘキサデカノリド、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、オキサヘキサデセン−2−オン、14−メチル−ヘキサデセノリド、14−メチル−ヘキサデカノリド、ムスクケトン、ムスクチペチン、ノピルアルコール、ノピルアセテート、ネリルアセテート、ネロール、メチルフェニルアセテート、ミラックアルデヒド、ネオベルガメート、オークモスNo.1、オリボン、オキシフェニロン、p−クレゾールメチルエーテル、ペンタリッド、フェニルエチルアルコール、フェニルエチルアセテート、ルバフラン、ダマセノン、ラズベリーケトン、ジメチルベンジルカービニルアセテート、ジャスマサイクレン、メチルナフチルケトン、ローズフエノン、ローズオキサイド、サンダロア、サンデラ、サンタレックス、スチテリールアセテート、スチラリールプロピオネート、ターピネオール、タービニルアセテート、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロリナリルアセテート、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロゲラニルアセテート、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、チモール、ワニリン、ベルドックス、ヤラヤラ、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ油、コリアンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ラバンジシ油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ油、オークモス油、オコチア油、パテュリ油、ペパーミント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、・ローズマリー油、樟脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、スターアニス油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イランイラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベローズ油、アブソリュートオークモス、ファーバルサム、ムスクテンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリステンキ等である。
【0013】
また、香料の溶剤又は保留剤としてジエチルフタレート、ジプロピレングリコール、ベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、ハーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン等を使用することができる。
【0014】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、各例中の%はいずれも質量%である。
【0015】
〔実施例1〜8、比較例1〕
表1に示す組成のシャンプーを製造し、シャンプーをすすいだ時のきしみ感と乾燥後のべたつきのなさについて、下記方法及び基準で評価した。
すすぎ時のきしみ感の評価方法
茶色系に染毛した、長さがショート〜セミロングの髪の女性10名により、本発明品のシャンプーを10日間使用し、下記評点に基づいてすすぎ時のきしみ感を評価した。表中では10名の合計点を下記基準で表した。
また、シャンプー後に使用するリンス・コンディショナー等のインバス製品やスタイリング剤やヘアケア剤等のアウトバス製品は、各パネラーが日常用いているものをそのまま使用した。
<評点>
+2点:きしみ感がない
+1点:ややきしみ感がない
−1点:ややきしみ感がある
−2点:きしみ感がある。
<判定基準>
◎:合計点が15点以上
○:合計点が14〜5点
△:合計点が4〜−4点
×:合計点が−5点以下
【0016】
乾燥後のべたつきのなさの評価方法
上記の10名のパネラーが髪を乾燥した後の感触を、下記評点に基づいてべたつきのなさを評価した。表中では10名の合計点を下記基準で表した。
<評点>
+2点:べたつきがない
+1点:ややべたつきがない
−1点:ややべたつきがある
−2点:べたつきがある。
<判定基準>
◎:合計点が15点以上
○:合計点が14〜5点
△:合計点が4〜−4点
×:合計点が−5点以下
【0017】
【表1】
Figure 2004059560
*1:アミノ変性シリコーン
SM8704C(東レダウコーニング社製)を使用。
化粧品種別配合成分規格(以下「粧配規」と略す)に準拠したアモジメチコンの水分散液で、アミノ変性シリコーンの濃度は約40%。水分散液中のアミノ変性シリコーンの平均粒子径は約0.1μm。表中にはアミノ変性シリコーンの純分相当量を記載。
【0018】
*2:ジメチルシリコーン
レオフローDMS−55(ライオン社製)を使用。
粧配規に準拠した粘度10万センチストークス、平均分子量約13万の高重合メチルポリシロキサンを、化粧品原料基準(以下「粧原基」と略す)に準拠したPOE(15)セチルエーテルで機械力にて乳化分散した水分散液で、ジメチルシリコンの濃度は約55%。水分散液中のジメチルシリコーンの平均粒子径は約0.5μm。表中にはジメチルシリコーンの純分相当量を記載
【0019】
*3:POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム
POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製)を使用。
粧配規に準拠したポリオキシエチレンアルキル(12,13)エーテル硫酸ナトリウム液(3E.O.)で、純分約27%の水溶液。表中にはPOEアルキルエーテル硫酸ナトリウムの純分相当量を記載。
【0020】
*4:テトラデセンスルホン酸ナトリウム
テトラデセンスルホン酸ナトリウム(ライオン社製)を使用。
粧配規に準拠したテトラデセンスルホン酸ナトリウム液で、純分約35%の水溶液。表中にはテトラデセンスルホン酸ナトリウムの純分相当量を記載。
【0021】
*5:ラウリン酸アミドプロピルベタイン
エナジコールN30B(ライオン社製)を使用。
粧配規に準拠したラウリン酸アミドプロピルベタイン液で、純分約30%の水溶液。表中にはラウリン酸アミドプロピルベタインの純分相当量を記載。
【0022】
*6:ラウリルジメチルアミンオキシド
アロモックスDM12D−W(ライオン社製)を使用。
粧配規に準拠したラウリルジメチルアミンオキシド液で、純分約33%の水溶液。表中にはラウリルジメチルアミンオキシドの純分相当量を記載。
【0023】
*7:カチオン化セルロース
XE−511K(ライオン社製)を使用。
粧配規の塩化O−[ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースに準拠。
【0024】
*8:塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体
カヤクリルレジンMN−50(日本化薬社製)を使用。
粧配規に準拠した塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液で、純分は約5.5%の水溶液。
モノマーである塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドの仕込み比は約1:1。表中には塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体の純分相当量を記載。
【0025】
*9:ソルビトール
D−ソルビット液(東和化成工業社製)を使用。
化粧品原料基準(以下「粧原基」と略す)に準拠したソルビット液で、純分約60%の水溶液。表中にはソルビトールの純分相当量を記載。
【0026】
*10:ジステアリン酸エチレングリコール
Genapol PMS(クラリアントジャパン製)を使用。
粧配規に準拠したジステアリン酸エチレングリコールで、C16とC18の混合比は6:4。
本原料のシャンプーへの配合方法は、シャンプー中での分散性を良くするため、予め本原料の重量比25%に対して、POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム水溶液20%、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド25%、水30%を約80℃で混合して分散液を作製し、その分散液をシャンプー液中に添加した。
【0027】
*11:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
CDE−100(川研ファインケミカル社製)を使用。
粧原基のヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドに準拠。
【0028】
*12:POE(20)硬化ヒマシ油
CW−20−90(青木油脂工業社製)を使用。
粧原基に準拠したポリオキシエチレン硬化ヒマシ油で、純分約90%の水溶液。表中にはPOE(20)硬化ヒマシ油の純分相当量を記載した。
【0029】
*13:黄色203号
キノリン イエローWS−G(中央合成化学社製)を使用。
【0030】
*14:赤色106号
赤色106号(癸巳化成社製)を使用。
【0031】
*15:緑色3号
緑色3号(癸巳化成社製)を使用。
【0032】
*16:安息香酸Na
粧原基に準拠した安息香酸ソーダ(BFGoodrich Kalama Inc.社製)を使用。
【0033】
*17:メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン液
粧配規に準拠したKATHON CG(ローム・アンド・ハース社製)を使用。表中には本液の配合量を記載した。
【0034】
*18:クエン酸
粧原基クエン酸・1水塩に準拠したケッショウクエンサンL(扶桑化学工業社製)を使用。
【0035】
*19:香料下記組成の香料を用いた。
Figure 2004059560
Figure 2004059560
【0036】
以下の成分からなる毛髪用シャンプー組成物を作成した。
ブリーチを伴うカラーリングを行っているロングヘアの女性(カラーリング頻度:約3ヶ月毎、カラーリング期間:約4年間)が下記のシャンプー組成物を使用した結果、泡立ちが良く、シャンプーをすすいだ時のきしみ感がなく、乾燥後の仕上がり感触はなめらかでしっとり感があり、べたつきのない優れたものであった。尚、配合量は純分相当量を記載した。
【0037】
〔実施例9〕
Figure 2004059560
製品粘度:2000mPa・s(25℃)
製品pH:5.4(クエン酸でpHを調整)
【0038】
*20:ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
粧原基に準拠したポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム液で、純分約22%の水溶液。硝酸アルミニウムと酸化マグネシウムとを触媒とし、パーム核油由来のラウリルアルコールにエチレンオキサイドを付加した。SO3ガスにて硫酸化した後、水酸化ナトリウムでpH=6.0に調整した。本原料には防腐剤として安息香酸ナトリウムを0.5%含む。
本原料のEO付加モル数の分布は以下の通り。
【表2】
Figure 2004059560
【0039】
*21:ラウリルジメチルアミンオキシド
粧配規に準拠したラウリルジメチルアミンオキシド液で、純分約33%の水溶液。本原料の製造の最終工程において硫酸で中和を行い、pH=7.5に調整した。本原料は不純物として過酸化水素を0.03%含む。
【0040】
*22:ジメチルシリコーン
粧配規に準拠した高重合メチルポリシロキサン(粘度30万センチストークス)の50%水分散液。
本原料中及び上記シャンプー組成物中におけるジメチルシリコーンの平均粒子径は約0.2μm。
【0041】
*23:グリセリン
粧原基に準拠した濃グリセリンで、パーム油・パーム核油を加水分解して得られたものである。
【0042】
*24:ポリオキシエチレン(2)ラウリン酸モノエタノールアミド
粧配規に準拠したポリオキシエチレンラウリン酸モノエタノールアミドで平均EO付加モル数が2モル。
【0043】
*25:カチオン化セルロース
粧配規に準拠した塩化O−[ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースで、純分約85%の粉末原料。平均分子量は約110万で、カチオン電荷密度は1.5meq/g。
本原料の5倍量のプロピレングリコールに約30℃で分散した後、シャンプーの活性剤液中に添加した。

Claims (6)

  1. アニオン界面活性剤及び両性界面活性剤よりなる群から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤と、没食子酸配糖化物とを含有することを特徴とするシャンプー組成物。
  2. 該没食子酸配糖化物がジグルコシル没食子酸骨格を有する化合物である請求項1記載のシャンプー組成物。
  3. カチオン基含有高分子化合物を配合することを特徴とする、請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
  4. シリコーン誘導体を配合することを特徴とする、請求項1、2又は3に記載のシャンプー組成物。
  5. 染色した毛髪用の、請求項1、2、3又は4に記載のシャンプー組成物。
  6. すすぎ時の髪のきしみ感改善用の、請求項1、2、3、4又は5に記載のシャンプー組成物。
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