JP2003095888A

JP2003095888A - 毛髪洗浄剤組成物及びその製造方法

Info

Publication number: JP2003095888A
Application number: JP2001298101A
Authority: JP
Inventors: Katsunori Onuma; 克典大沼; Masahiro Kususe; 正浩楠瀬
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 2001-09-27
Filing date: 2001-09-27
Publication date: 2003-04-03

Abstract

(57)【要約】【課題】洗浄時に起泡力、洗浄力があり、かつ乾燥後
の毛髪に良好な柔軟性、滑沢性を付与するとともに、ぱ
さつきを抑えまとまりの良い仕上がり感を付与し、かつ
経時での分離安定性に優れている毛髪洗浄組成物及びそ
の製造方法を提供すること。【解決手段】本発明の毛髪洗浄剤は、（Ａ）アニオン
界面活性剤と、（Ｂ）両性界面活性剤と、（Ｃ）ノニオ
ン界面活性剤と、（Ｄ）下記に示す一般式（１）で表わ
されるシリコーン及び一般式（２）で表わされるシリコ
ーンを含有し、下記一般式（１）で表されるシリコーン
と下記一般式（２）で示されるシリコーンとの質量比が
１／１０〜３／７の範囲であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主として頭髪に用
いる毛髪洗浄剤組成物及びその製造方法に関するもので
あり、詳細には、毛髪の洗浄後、更に風合いを改善する
ためのリンス、トリートメント剤等を用いなくても良好
な柔軟性、滑沢性、まとまりの良い仕上がり感を毛髪に
付与するシャンプー等の毛髪洗浄組成物及びその製造方
法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】洗髪と乾燥後の髪の風合いを改善するリ
ンス効果を合わせ持つコンディショニングシャンプーに
好適なものとして、通常のシャンプー中にメチルポリシ
ロキサン分散液を配合することが一般的に行われてい
る。しかし、メチルポリシロキサンを配合することによ
り、くし通り性やなめらかさといった点は優れるが、そ
の一方で、ぱさつきや静電気が発生するなどの課題があ
る。静電気、ぱさつき等を改善するためには、カチオン
性高分子、カチオン性界面活性剤等を添加するのが一般
的であるが、この方法で効果を発現するために上記界面
活性剤を多量に配合すると柔軟性に劣ったり、組成物に
おける分散系の経時的安定性が悪化するなどの課題があ
る。

【０００３】また、まとまり性が良好なシリコーン油と
してアミノ変性オルガノポリシロキサンをシャンプーに
配合した例が特開昭６３−３０７８１０号公報、特開平
０７−６１９１３号公報等に開示されている。しかし、
このように配合した組成物にあっては、まとまり性が改
善する反面、べたつき、きしみが生じるなどの不具合が
見られる。また、アミノ変性オルガノポリシロキサンを
シャンプー中に配合すると、組成物の分散系が不安定に
なり凝集を起こす課題もあり、経時の分離安定性も満足
のいくものではなかった。更に、リンス効果を向上する
ために多量のシリコーンを用いると、気泡力、洗浄力が
低下するという課題もみられる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術における課題及び要求に鑑みてなされたものであ
り、洗浄時に起泡力、洗浄力があり、かつ乾燥後の毛髪
に良好な柔軟性、滑沢性を付与するとともに、ぱさつき
を抑えまとまりの良い仕上がり感を付与し、かつ経時で
の分離安定性に優れている毛髪洗浄組成物及びその製造
方法を提供することを課題とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明者等は、毛髪洗浄
剤組成物にアニオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、
ノニオン界面活性剤との３界面活性剤に加えて、特定の
２種類のシリコーンを特定の比率で併用配合すると、洗
浄時の気泡力及び洗浄力が十分に維持される一方、乾燥
後の毛髪に柔軟性及び滑沢性があり、しかもまとまりの
良い仕上がり感が容易に得られること、更にはその組成
物の分散系の経時的安定性が十分に得られるという極め
てバランスのとれた毛髪洗浄剤組成物が得られることを
見出し、本発明に至ったものである。

【０００６】即ち、本発明に係る毛髪洗浄剤組成物及び
その製造方法は、以下の（１）乃至（５）の構成或いは
手段からなることを特徴とし、上記課題を解決するもの
である。（１）（Ａ）アニオン界面活性剤と、（Ｂ）両性界面活
性剤と、（Ｃ）ノニオン界面活性剤と、（Ｄ）下記に示
す一般式（１）で表わされるシリコーン及び一般式
（２）で表わされるシリコーンを含有し、下記一般式
（１）で表されるシリコーンと下記一般式（２）で示さ
れるシリコーンとの質量比が１／１０〜３／７の範囲で
あることを特徴とする毛髪洗浄剤組成物。

【０００７】

【化２】

【０００８】（２）上記（Ｂ）両性界面活性剤中に含ま
れる塩成分が全両性活性剤成分に対して３．５質量％以
下であることを特徴とする上記（１）記載の組成物。（３）上記（Ｃ）ノニオン界面活性剤がポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油中のエチレンオキサイド単位の数が１
０乃至６０の範囲であることを特徴とする上記（１）又
は（２）に記載の組成物。（４）上記一般式（１）で表されるシリコーンと一般
式（２）で表されるシリコーンをそれぞれ分散液に分散
してこれらを予め混合分散してから、上記（Ａ）、
（Ｂ）、（Ｃ）成分を含む洗浄剤ベースに配合すること
を特徴とする上記（１）乃至（３）記載の毛髪洗浄剤組
成物。

【０００９】（５）上記（１）記載の毛髪洗浄剤の製
造方法において、上記一般式（１）で表されるシリコー
ンと一般式（２）で表されるシリコーンをそれぞれ分散
液に分散してこれらを予め混合分散してから、上記
（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）成分を含む洗浄剤ベースに配合
することを特徴とする毛髪洗浄剤組成物の製造方法。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る毛髪洗浄剤組
成物及びその製造方法の好ましい実施の形態を詳述す
る。尚、本発明に係る毛髪洗浄剤組成物及びその製造方
法は以下の実施形態及び実施例に限るものではない。本
発明に係る毛髪洗浄剤組成物は、（Ａ）アニオン界面活
性剤と、（Ｂ）両性界面活性剤と、（Ｃ）ノニオン界面
活性剤との３界面活性剤に加えて、（Ｄ）特定の２種類
のシリコーンを特定の比率で併用配合するものである。

【００１１】上記（Ａ）成分のアニオン性界面活性剤と
しては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アシ
ル化アミノ酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、Ｎ−
アシル−Ｎ−メチルタウリン塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、アルキルエ
ーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢
酸塩、脂肪酸石ケン、アルキルリン酸エステル塩等が挙
げられる。

【００１２】中でもポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルスル
ホン酸塩、Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチル−β−アラニン
塩が好ましい。ここで用いられる塩としてはナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム等の金属塩；アンモニウム
塩；モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモ
ニウム、トリエタノールアンモニウム塩等の有機アンモ
ニウム塩等が好ましい。

【００１３】上記（Ｂ）成分の両性界面活性剤として
は、アルキルベタイン系活性剤、アミドベタイン系活性
剤、スルホベタイン系活性剤、ヒドロキシスルホベタイ
ン系活性剤、アミドスルホベタイン系活性剤、ホスホベ
タイン系活性剤、イミダゾリニウムベタイン系活性剤、
アミノプロピオン酸系活性剤、アミノ酸系活性剤等が挙
げられる。中でも、ラウリン酸アミドプロピルベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインが好ましい。

【００１４】さらに好ましくは両性界面活性剤溶液中に
含まれる塩成分が全両性活性剤成分に対して３．５質量
％以下であること好ましい。塩化ナトリウム等の塩成分
が３．５質量％を越えると毛髪洗浄剤組成物の経時安定
性が悪化することがある。以上のような両性界面活性剤
の例としては、川研ファインケミカル社製のソフタゾリ
ンＬＰＢ−Ｒや東邦化学工業社製のオバゾリンＬＢ−Ｓ
Ｆ等が挙げられる。

【００１５】上記（Ｃ）成分の非イオン性活性剤として
は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレングリコール、ヤシ油脂肪酸アルカノ
ールアミド、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグリコシ
ド、アルキルグリセリルグリコシド、メチルグルコシド
脂肪酸エステル等が挙げられる。

【００１６】中でもポリオキシエチレン硬化ヒマシ油中
のエチレンオキサイド単位の数が１０乃至６０の範囲に
あるものが好ましく、特に好ましくは２０以上４０以下
が組成物の高温保存安定性の点から好ましい。エチレン
オキサイド単位の数が１０未満または６０を越えると、
毛髪洗浄剤組成物の経時の分離安定性が良好でない。さ
らに、アミンオキサイド系活性剤も好適であり、中でも
ラウリルジメチルアミンオキサイドが好ましい。

【００１７】上記（Ａ）陰イオン性、（Ｂ）両性および
（Ｃ）非イオン性活性剤の各配合量は毛髪洗浄剤組成物
の、それぞれ０．１乃至２５質量％が好ましく、さらに
上記３成分の合計配合量は毛髪洗浄剤組成物の５乃至６
０質量％が好ましく、特に１０乃至５０質量％が好まし
い。

【００１８】本発明に使用される（Ｄ）成分のシリコー
ンは、下記化３の一般式（１）及び（２）で示される各
シリコーンである。下記一般式（１）で表されるシリコ
ーンと、下記（２）で示されるシリコーンの配合される
質量比［（式（１）のシリコーン）／（式（２）のシリ
コーン）］は１／１０〜３／７であることが好ましい。
上記質量比が１／１０より小さいと、仕上がりのまとま
り性が悪化し、上記質量比が３／７より大きくなると乾
燥時の毛髪のきしみやべたつきが生じる。

【００１９】

【化３】

【００２０】本発明に使用される（Ｄ）成分のうちの上
記一般式（１）のシリコーンは予め分散された状態で使
用されることが好ましく、陽イオン界面活性剤を用い
て、１５乃至７０質量％、好ましくは３５乃至５０質量
％の濃度で水等の分散媒に乳化分散させたものが好まし
い。このようなシリコーン成分として代表的な具体例と
してはSM8704C（東レ・ダウ（株）製）を挙げることがで
きる。

【００２１】本発明に使用される（Ｄ）成分のうちの上
記一般式（２）で表わされるシリコーンはｎ＝３５乃至
２５００であることが好ましく、カチオン性、ノニオン
性、アニオン性活性剤等を用いて予め分散された状態で
使用されることが好ましい。また、これらシリコーン分
散物の粒径は、０．０５乃至１０μmであることが好ま
しく、０．１乃至５μmであることが毛髪洗浄剤組成物
の経時安定性の点からより好ましい。

【００２２】さらに、上記一般式（１）と（２）で示さ
れる各シリコーン分散液は、予め両者を混合分散してか
ら上記（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）成分を含む洗浄ベースに
添加することが好ましく、それぞれ単独で添加すると上
記一般式（１）で示されるシリコーンの分散液を添加し
たときに凝集物が生じたり、毛髪洗浄剤組成物の分散系
が不安定になる。このようなことから、本発明に係る毛
髪洗浄剤組成物及びその製造方法にあっては、上記一般
式（１）で表されるシリコーンと一般式（２）で表され
るシリコーンをそれぞれ分散液に分散してこれらを予め
混合分散してから、上記（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）成分を
含む洗浄剤ベースに配合することが好ましい。

【００２３】本発明に係る毛髪において、さらに使用感
を向上させる目的で、少量の水溶性高分子を添加するこ
とも有効である。その種類はアニオン性、ノニオン性、
両性、カチオン性等、特に制限されるものではなく、通
常毛髪洗浄剤組成物に使用されるものを用いることが可
能である。

【００２４】上記アニオン性またはノニオン性の水溶性
高分子としては、天然、合成のいずれのものでもよく、
例えばペクチン、カラギーナン、グアーガム、ローカス
トビーンガム、ゼラチン、キサンタンガム、カルボキシ
ビニルポリマー、カルボキシメチルヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、アルギン酸塩、デンプン、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、ポリメタクリ
ル酸塩、ポリメチルアクリル酸塩、ポリエチレングリコ
ール、ポリエチレンオキサイド、トラガラントゴム等が
挙げられる。

【００２５】上記カチオン性残基を有する両性またはカ
チオン性の水溶性高分子としては、官能基がジメチルジ
アリルアンモニウムハライドである塩化ジメチルジアリ
ルアンモニウムホモポリマー、塩化ジメチルジアリルア
ンモニウム・アクリルアミド共重合体、塩化ジメチルジ
アリルアンモニウム・アクリル酸共重合体、塩化ジメチ
ルジアリルアンモニウム・アクリルアミド・アクリル酸
３元共重合体などが挙げられ、米国カルゴン社から商品
名マーコートシリーズで販売されているものを使用する
ことができる。また、別のカチオン性残基を有する高分
子物質として、メタクリロイルエチルベタイン・メタク
リル酸エステル共重合体などが挙げられ、三菱化学株式
会社より商品名ユカフォーマーシリーズで販売されてい
るものを使用することができる。さらに、カチオン化セ
ルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化デキスト
ラン、カチオン化プルランなどの他、カチオン化加水分
解ケラチン、カチオン化加水分解シルク、カチオン化コ
ラーゲン等のタンパク加水分解にカチオン基を導入した
ものなどを用いることができる。

【００２６】なお、上記高分子物質は、その１種を単独
で用いてもよく、２種以上を併用してもよい。毛髪洗浄
剤組成物中への配合量は、０．０１乃至５質量％が好ま
しく、さらに０．１乃至２質量％の範囲で配合すると特
に泡立ちに優れ、きめ細かい泡質ですすぎ性も向上す
る。

【００２７】本発明に係る毛髪洗浄剤組成物には、本発
明の目的が損なわれない範囲で使用目的などにより必要
に応じ、上記必須成分以外に一般に用いられている各種
添加成分を配合することが可能である。例えば、カチオ
ン性界面活性剤、ポリオール類、無機塩類、有機塩類、
可溶化剤、ＢＨＴやα−トコフェロールなどの酸化防止
剤、トリクロサン、トリクロロカルバン等の殺菌剤、粘
度調整剤、紫外線吸収剤、動植物抽出液、ピロクトンオ
ラミン、ジンクピリチオンなどのフケ防止剤、グリチル
リチン酸ジカリウムなどの抗炎症剤、安息香酸およびそ
の塩、パラベン類、ケーソンＣＧなどの防腐剤、クエン
酸、トリエタノールアミンなどのｐＨ調整剤、エチレン
グリコールジ脂肪酸エステルなどのパール化剤、乳濁
剤、色素、及び香料などを任意に添加することができ
る。

【００２８】上記香料として具体的には、例えば脂肪族
炭化水素，テルペン炭化水素，芳香族炭化水素等の炭化
水素類、脂肪族アルコール，テルペンアルコール，芳香
族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル，芳香
族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド，テルペ
ン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒ
ド，テルペン系アルデヒド，脂肪族環状アルデヒド，チ
オアルデヒド，芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂
肪族ケトン，テルペンケトン，脂肪族環状ケトン，非ベ
ンゼン系芳香族ケトン，芳香族ケトン等のケトン類、ア
セタール類、ケタール類、フェノール類、フェノールエ
ーテル類、脂肪酸，テルペン系カルボン酸，脂肪族環状
カルボン酸，芳香族カルボン酸等の酸類、酸アミド類、
脂肪族ラクトン，大環状ラクトン，テルペン系ラクト
ン，脂肪族環状ラクトン，芳香族ラクトン等のラクトン
類、脂肪族エステル，フラン系カルボン酸エステル，脂
肪族環状カルボン酸エステル，シクロへキシルカルボン
酸エステル，テルペン系カルボン酸エステル，芳香族カ
ルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類，ニ
トリル，アミン，ピリジン類，キノリン類，ピロール，
インドール等の含窒素化合物等の合成香料及び動物、植
物からの天然香料、天然香料及び／又は合成香料を含む
調合香料の１種又は２種以上を混合し使用することがで
きる。

【００２９】例えば、合成香料としては、１９９６年化
学工業日報社刊印藤元一著「合成香料化学と商品知
識」、１９６９年ＭＯＮＴＣＬＡＩＲ，Ｎ．Ｊ．刊、ス
テファン・アークタンダー（ＳＴＥＦＦＥＮＡＲＣＴ
ＡＮＤＥＲ）著「パヒュームアンドフレーバーケミ
カルス（Perfume and Flavor Chemicals）」等に記
載の香料が使用できる。天然香料としては、「香りの百
科」（日本香料協会編）に記載の香料が使用できる。

【００３０】主な香料名を具体的に挙げると、アルデヒ
ドＣ₆〜Ｃ₁₂、アニスアルデヒド、アセタールＲ、アセ
トフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリル
アミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネ
ート、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコ
ン、アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、
アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、ア
ミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミル
アセテート、イソアミルサリシレート、オウランチオー
ル、アセチルオイゲノール、バクダノール、ベンジルア
セテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレー
ト、ベルガミールアセテナト、ボルニルアセテート、ブ
チルブチレート、ｐ−ｔ−ブチルシクロヘキサノール、
ｐ−ｔ−ブチルシクロへキシルアセテート、ｏ−ｔ−ブ
チルシクロヘキサノール、ｏ−ｔ−ブチルシクロへキシ
ルアセテート、ベンズアルデヒド、ベンジルフォーメー
ト、カリオフイレン、カシュメラン、カルボン、セドロ
アンバー、セドリルアセテート、セドロール、セレスト
リッド、シンナミックアルコール、シンナミックアルデ
ヒド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチ
ルアセタール、シトラサール、シトロネラール、シトロ
ネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォ
ーメート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シク
ラメンアルデヒド、シクラプロップ、キャロン、クマリ
ン、シンナミルアセテート、δ−Ｃ₆〜Ｃ₁₃ラクトン、
ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、
ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトー
ル、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、エチルワ
ニリン、オイゲノール、フルイテート、フェンチルアル
コール、フェニルエチルフェニルアセテート、ガラクソ
リド、γ−Ｃ₆〜Ｃ₁₃ラクトン、α−ピネン、β−ピネ
ン、リモネン、ミルセン、β−カリオフイレン、ゲラニ
オール、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、
グラニルニトリル、へディオン、ヘリオナール、ヘリオ
トロピン、ｃｉｓ−３−へキセノール、ｃｉｓ−３−へ
キセニールアセテート、ｃｉｓ−３−へキセニールサリ
シレート、へキシルシンナミックアルデヒド、へキシル
サリシレート、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイド
ロトロピックアルコール、ヒドロキシシトロネラール、
インドール、イオノン、イソボルニルアセテート、イソ
シクロシトラール、イソＥスーパー、イソオイゲノー
ル、イソノニルアセテート、イソブチルキノリン、ジャ
スマール、ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、コア
ボン、リグストラール、リリアール、ライムオキサイ
ド、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセ
テート、リラール、マンザネート、マイヨール、メンサ
ニールアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレ
ート、メチルオイゲノール、メントール、α−メチルイ
オノン、β−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、メ
チルイソオイゲノール、メチルラベンダーケトン、メチ
ルサリシレート、ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムス
クＴＭ−ＩＩ、ムスク７８１、ムスクＣ１４、ムスコ
ン、・シベトン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサ
デセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレッドリ
ド、シクロヘキサデカノリド、１０−オキサヘキサデカ
ノリド、１１−オキサヘキサデカノリド、１２−オキサ
ヘキサデカノリド、エチレンブラシレート、エチレンド
デカンジオエート、オキサヘキサデセン−２−オン、１
４−メチル−ヘキサデセノリド、１４−メチル−ヘキサ
デカノリド、ムスクケトン、ムスクチペチン、ノピルア
ルコール、ノピルアセテート、ネリルアセテート、ネロ
ール、メチルフェニルアセテート、ミラックアルデヒ
ド、ネオベルガメ−ト、オークモスＮｏ．１、オリボ
ン、オキシフェニロン、ｐ−クレゾールメチルエーテ
ル、ペンタリッド、フェニルエチルアルコール、フェニ
ルエチルアセテート、ルバフラン、ダマセノン、ラズベ
リーケトン、ジメチルベンジルカービニルアセテート、
ジャスマサイクレン、メチルナフチルケトン、ローズフ
エノン、ローズオキサイド、サンダロア、サンデラ、サ
ンタレックス、スチテリールアセテート、スチラリール
プロピオネート、ターピネオール、タービニルアセテー
ト、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロリナリルア
セテート、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロゲ
ラニルアセテート、トナリッド、トラセオライド、トリ
プラール、チモール、ワニリン、ベルドックス、ヤラヤ
ラ、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、カナンガ油、
カルダモン油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ
油、マンダリン油、タンジェリン油、バジル油、ナツメ
グ油、シトロネラ油、クローブ油、コリアンダー油、エ
レミ油、ユーカリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼ
ラニウム油、ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ラバンジシ
油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ライム
油、ネロリ油、オークモス油、オコチア油、パテュリ
油、ペパーミント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン
油、ローズ油、・ローズマリー油、樟脳油、芳油、クラ
リーセージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、ス
パイクラベンダー油、スターアニス油、タイム油、トン
カ豆チンキ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー
油、イランイラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベ
ンゾイン、ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベロ
ーズ油、アブソリュートオークモス、ファーバルサム、
ムスクテンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、
アンバーグリステンキ等である。

【００３１】また、香料の溶剤又は保留剤としてジエチ
ルフタレート、ジプロピレングリコール、ベンジルベン
ゾエート、イソプロピルミリステート、ハーコリン、イ
ソペンタン、オレンジテルペン等を使用することができ
る。

【００３２】本発明に係る毛髪洗浄剤組成物は、その用
途が特に制限されるものではなく、各種用途に使用する
ことができるが、アニオン界面活性剤と、両性界面活性
剤と、ノニオン界面活性剤との３界面活性剤に加えて、
特定の２種類のシリコーンを特定の比率で併用配合し
て、洗浄時の気泡力及び洗浄力を十分に発揮する一方、
乾燥後の毛髪に柔軟性及び滑沢性を付与し、しかもまと
まりの良い仕上がり感を容易に提供でき、更にその組成
物の分散系の経時的安定性が良いことを考慮すれば、例
えばシャンプー、リンスインシャンプー等の毛髪用洗浄
剤組成物として最適であり、またペット等の洗浄剤組成
物としても使用することができる。

【００３３】

【実施例】本発明に係る毛髪洗浄剤組成物及びその製造
方法を実施例により更に具体的に説明する。尚、本発明
に係る毛髪洗浄剤組成物及びその製造方法は以下の実施
例に限るものではない。また以下に示す％はいずれも質
量基準である。以下の表１に示す組成の実施例、比較例
の洗浄剤組成物をそれぞれ調製し、これら組成物につい
て調製直後の分散状態、経時的な分離安定性および使用
時の泡立ち性、乾燥後の、髪のまとまりの良さ、べたつ
きのなさを下記方法にて評価した。

【００３４】

【表１】

【００３５】（各実施例及び比較例の組成物に配合され
る成分）上記表１で示される記号は下記成分を示すもの
である。また、配合成分における数値量は％を示すもの
であり、表１中の（Ｄ）成分のシリコーン分散液を含め
各成分の配合量は、活性成分（A.I）の全組成物中にお
ける濃度で表示した。また、各組成物における残部は精
製水よりなる。

【００３６】（A）アニオン性、（Ｂ）両性、（Ｃ）ノ
ニオン性界面活性剤、（Ｄ）シリコーン、(F)その他Ａ−１：ポリオキシエチレン(３)^*1ラウリルエーテル硫
酸ナトリウムＡ−２：α−オレフィンスルホン酸ナトリウムＢ−１：ラウリン酸アミドプロピルベタインＢ−２：ラウリン酸ジメチルアミノ酢酸ベタインＢ−３：ラウリン酸アミドプロピルベタイン（商品名：
ソフタゾリンＬＰＢ−Ｒ川研ファインケミカル製）Ｃ−１：ポリオキシエチレン（２０）^*2硬化ヒマシ油Ｃ−２：ポリオキシエチレン（８０）^*3硬化ヒマシ油Ｃ−３：ポリオキシエチレン（２０）^*4ステアリルエー
テルＤ−１：一般式（１）で表されるアミノ変性シリコーン
の４０％水分散液（東レ・ダウコーニング・シリコーン
株式会社製ＳＭ８７０４Ｃ）Ｄ−２：一般式（２）で表される（重合度ｎ＝１００
０）ジメチルポリシロキサンの５５％水分散液（粒径
０．１〜２μm）Ｆ−１：ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドＦ−２：カチオン化セルロースＦ−３：安息香酸ナトリウムＦ−４：クエン酸香料Ａ（後述の実施例９乃至１３に配合したもの。）尚、上記＊１乃至４に示す括弧内の数値は、界面活性剤
中に含まれるエチレンオキサイド単位の数を示すもので
ある。

【００３７】なお、上記香料Ａの組成は以下の通りであ
る。レモン油５％スイートオレンジ油１０％ゼラニウム油３％ラベンダー油６％サンダルウッド油１％リリアール５％ノピルアセテート１％リナロール２％ベンジルベンゾエート２％ベンジルサリシレート３％ β−イオノン２％メチルイオノン３％ヘリオナール２％へディオン８％イソＥスーパー３％ｃｉｓ−３−へキセノール０．３％リガンドラール０．３％トリプラール０．４％シクラメンアルデヒド１．５％へキシルシンナミックアルデヒド６％ベルトフィックス３％ガラクソリド５％トナリッド６％ベンダリッド１％バクダノール０．５％カシュメラン２％ムスクＴ１％フルーツベース３％ローズベース３％ジャスミンベース１％ミューゲベース３％アンバーベース１％ノナナール１０％ジプロピレングリコール溶液２％デカナール１０％ジプロピレングリコール溶液１％メチルノニルアルデヒド１０％ジプロピレングリコール溶液２％ジプロピレングリコール残部合計１００％

【００３８】（各実施例及び比較例の評価試験方法）（１）調製直後の分散状態の評価＜評価方法＞調製した組成物を、その外観の目視および
位相差顕微鏡観察像により、凝集物の有無、均一分散
性を評価した。（評価基準）非常に良好 ◎ 良好 ○ 普通 △ 悪い ×

【００３９】（２）経時の安定性評価＜評価方法＞調製した組成物を、５０℃ に２ヶ月間保
存し、その均一分散性を評価した。評価基準は以下に準
じた。２ヶ月後均一分散、 ◎ ２ヶ月後下層１ｍｍ以上分離 ○ １ヶ月後下層分離あり △ ２週間後下層分離あり ×

【００４０】（３）泡立ち、まとまりのよさ、べたつき
のなさの評価女性パネラー２０名の、使用後の評価結果から、以下の
評価基準により判定した。２０名全員が良いと評価 ◎ １６名以上が良いと評価 ○ １０名以上が良いと評価 △ 良いと評価した人が９名以下 × 各実施例及び比較例の各評価結果を下記表２に示した。

【００４１】

【表２】

【００４２】上記表２から明らかなように、本発明の必
須成分を含有する組成物（実施例１乃至８）は、いずれ
も泡立ち、乾燥後の髪のまとまり性、べたつきのなさが
良好であり、調製した組成物の分散状態、経時安定性が
優れている。これに対し、上記（Ａ）、（Ｂ）、
（Ｃ）、（Ｄ）成分のいずれかを含有しない組成物（比
較例１乃至４）は上記評価項目全てを満足させることは
できないバランスを欠く組成物となった。

【００４３】また、実施例７に示すように、上記（ｃ）
成分のノニオン活性剤であるポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油中のエチレンオキサイド単位の数が６０を越える
と、経時分離安定性が他の実施例の組成物より若干劣る
ことが判る。また実施例８に示すように、上記ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油以外のノニオン活性剤を用いた
場合、これもまた他の実施例の組成物より経時安定性が
若干劣ることが判る。

【００４４】必須成分である上記（Ｄ）２種のシリコー
ンのいずれかを含有しない組成物（比較例５、及び６）
は乾燥後の髪の状態が良好でなかったり、分散状態及び
経時安定性が若干劣ることが判る。更に、上記２種のシ
リコーンが含有されていても一般式（１）（Ｄ−１）／
一般式（２）（Ｄ−２）の質量比が１／１０〜３／７に
該当しない組成物（比較例７）は乾燥後の髪にべたつき
が生じる。

【００４５】また、製造方法において、参考例１に示す
ように、組成物の調製方法において、上記２種のシリコ
ーンを配合したとしても、これらのシリコーン分散液
（Ｄ−１、Ｄ−２）を予め混合分散せずに、上記
（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｆ）成分を混合溶解した洗
浄剤ベースに直接、各々単独で添加した場合、Ｄ−１成
分添加時に凝集物が生じ、組成物の分散状態は著しく悪
化する。

【００４６】以下、実施例９〜１３に示す組成の洗浄剤
組成物（コンデショニングシャンプー）を前記常法に準
じて製造した。なお、数値の単位は％であり、Ｄ−１、
Ｄ−２成分は予め混合分散し、その他すべての成分を混
合溶解あるいは分散した洗浄剤ベースに添加し、均一攪
拌した。この洗浄剤組成物は、いずれも泡立ち、乾燥後
の髪のまとまり性、べたつきのなさが良好であり、調製
した組成物の分散状態、経時安定性が優れていた。

【００４７】（実施例９）Ａ−１１５．０Ｂ−１２．０Ｃ−１３．０Ｄ−１０．４Ｄ−２３．５ラウリルジメチルアミンオキシド１．０ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド３．０ＰＯＥジオレイン酸メチルグルコシド１．０ＰＯＥ（１５）アルキルエーテル０．５カチオン化セルロース０．３コレウス抽出物０．３無水硫酸ナトリウム１．０安息香酸ナトリウム１．０ジステアリン酸エチレングリコール２．０グリシン０．５１，３−ブチレングリコール１．０ジブチルヒドロキシトルエン０．０１オキシベンソン０．１黄色２０３号０．００１黄色５号０．００２香料Ａ０．５クエン酸０．５

【００４８】（実施例１０）Ａ−１５．０Ａ−２５．０アルカンスルホン酸ナトリウム３．０Ｂ−１２．０アルキルカルボキシエチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン１．０Ｃ−１３．０Ｄ−１０．４Ｄ−２３．５ラウリルジメチルアミンオキシド１．０ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド３．０ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド１．０ＰＯＥジオレイン酸メチルグルコシド１．０塩化ジメチルジアリルアンモニウム／アクリルアミド共重合体０．５カチオン化セルロース０．３ピリチオン亜鉛０．５無水硫酸ナトリウム１．０安息香酸ナトリウム０．７イソチアゾリン液（ケーソンＣＧローム＆ハース社製）０．０３ジステアリン酸エチレングリコール２．０トリメチルグリシン０．５グリセリン１．０ジブチルヒドロキシトルエン０．０１オキシベンソン０．１黄色２０３号０．００１黄色５号０．００２香料Ａ０．５クエン酸０．５

【００４９】（実施例１１）Ａ−１５．０Ａ−２５．０アルカンスルホン酸ナトリウム３．０ラウリン酸ジメチルアミノ酢酸ベタイン（オバゾリンＬＢ−ＳＦ東邦化学工業社製）２．０ポリオキシエチレン（３０：エチレンオキサイドの数）硬化ヒマシ油３．０Ｄ−１０．３Ｄ−２２．７ラウリルジメチルアミンオキシド１．０ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド３．０ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド１．０ＰＯＥラウロイルスルホコハク酸ナトリウム１．０塩化ジメチルジアリルアンモニウム／アクリル酸／アクリルアミド3元共重合体０．５カチオン化セルロース０．３カロフィリス抽出液０．５エデト酸２ナトリウム０．５安息香酸ナトリウム０．７イソチアゾリン液（ケーソンＣＧローム＆ハース社製）０．０３ジステアリン酸エチレングリコール２．０メトキシ桂皮酸２−エチルヘキシル０．５グリセリン１．０ジブチルヒドロキシトルエン０．０１オキシベンソン０．１グリコール酸２．０クエン酸．０．５香料Ａ０．５

【００５０】（実施例１２）ポリオキシエチレン（２）アルキル(12,13)エーテル硫酸ナトリウム１２．０Ｂ−３３．５ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油４.０Ｄ−１０.３Ｄ−２２．７ラウリルジメチルアミンオキシド１．０ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド２．０塩化ジメチルジアリルアンモニウム／アクリルアミド共重合体０．５カチオン化セルロース０．３安息香酸ナトリウム０．７イソチアゾリン液（ケーソンＣＧローム＆ハース社製）０．０３ジステアリン酸エチレングリコール２．０グリセリン１．０グリチルリチン酸ジカリウム０．５ゼニアオイエキス０．５酢酸トコフェロール０．５イソプロピレングリコール１．０ジブチルヒドロキシトルエン０．０１クエン酸０．５香料Ａ０．５

【００５１】（実施例１３）Ａ−１１２．０アシルメチルーβ―アラニントリエタノールアミン２．０アシルグルタミン酸トリエタノールアミン２．０エーテルカルボン酸ナトリウム１．０Ｂ−３３．５ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油４．０Ｄ−１０．３Ｄ−２２．７ラウリルジメチルアミンオキシド１．０ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド２．０塩化ステアリルトリメチルアンモニウム１．０塩化ジメチルジアリルアンモニウム／アクリルアミド共重合体０．５カチオン化セルロース０．３ベンクレー０．３安息香酸ナトリウム０．７イソチアゾリン液（ケーソンＣＧローム＆ハース社製）０．０３ジステアリン酸エチレングリコール２．０硫酸ナトリウム１．０グリセリン１．０加水分解タンパク０．５流動パラフィン０．２エタノール０．５プロピレングリコール１．０ジブチルヒドロキシトルエン０．０１クエン酸．０．５香料Ａ０．５

【００５２】

【発明の効果】本発明によれば、起泡力、洗浄力に優
れ、かつ乾燥後の毛髪に良好な柔軟性、滑沢性を付与す
るとともに、ぱさつきを抑えまとまりの良い仕上がり感
を付与し、かつ経時での分離安定性が良好な毛髪洗浄剤
組成物が得られる。従って、本発明の洗浄剤組成物は、
毛髪用液状洗浄剤組成物として有用である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 4C083 AA112 AB352 AC122 AC182 AC302 AC312 AC392 AC431 AC432 AC472 AC532 AC562 AC582 AC642 AC662 AC692 AC712 AC782 AC852 AC862 AD092 AD132 AD151 AD152 AD161 AD162 AD392 AD412 BB04 BB05 BB07 CC38 DD23 EE01 EE06 EE07 EE21 EE28 4H003 AB15 AB31 AC12 AC13 AD04 DA02 EB07 EB08 EB37 EB42 ED02 FA16 FA18 FA21 4H049 VN01 VP10 VQ35 VU04

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（Ａ）アニオン界面活性剤と、（Ｂ）両
性界面活性剤と、（Ｃ）ノニオン界面活性剤と、（Ｄ）
下記に示す一般式（１）で表わされるシリコーン及び一
般式（２）で表わされるシリコーンを含有し、下記一般
式（１）で表されるシリコーンと下記一般式（２）で示
されるシリコーンとの質量比が１／１０〜３／７の範囲
であることを特徴とする毛髪洗浄剤組成物。【化１】
【請求項２】上記（Ｂ）両性界面活性剤中に含まれる
塩成分が全両性活性剤成分に対して３．５質量％以下で
あることを特徴とする請求項１記載の組成物。
【請求項３】上記（Ｃ）ノニオン界面活性剤がポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油中のエチレンオキサイド単位
の数が１０乃至６０の範囲であることを特徴とする請求
項１又は２に記載の組成物。
【請求項４】上記一般式（１）で表されるシリコーン
と一般式（２）で表されるシリコーンをそれぞれ分散液
に分散してこれらを予め混合分散してから、上記
（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）成分を含む洗浄剤ベースに配合
することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載
の毛髪洗浄剤組成物。
【請求項５】上記請求項１記載の毛髪洗浄剤組成物の
製造方法において、上記一般式（１）で表されるシリコ
ーンと一般式（２）で表されるシリコーンをそれぞれ分
散液に分散してこれらを予め混合分散してから、上記
（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）成分を含む洗浄剤ベースに配合
することを特徴とする毛髪洗浄剤組成物の製造方法。