JP2004059198A - リール - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の部材10A,10Bを接着剤により接着一体化して作られるリール1において、組み立て時の接着剤の塗布作業も容易であり、かつ、塗布した接着剤がリールの外側表面にはみ出ないようにする。
【解決手段】リール1を構成する分割部材10A,10Bの肉厚aである分割面P1に、円筒状コア部材の外周側に全周にわたり形成された幅b(ただし、b<a)である第1平坦面12と、第1平坦面の内側に位置し第1平坦面の位置とは円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ偏位した位置にある第2平坦面13(凹所第2平坦面13a、凸所第2平坦面13b)とを形成する。
【選択図】 図4
【解決手段】リール1を構成する分割部材10A,10Bの肉厚aである分割面P1に、円筒状コア部材の外周側に全周にわたり形成された幅b(ただし、b<a)である第1平坦面12と、第1平坦面の内側に位置し第1平坦面の位置とは円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ偏位した位置にある第2平坦面13(凹所第2平坦面13a、凸所第2平坦面13b)とを形成する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒状コア部材の両側に左右の側板部材が位置する形態のリール、主として、ビーズ発泡成形などの合成樹脂発泡体で全体が作られた光ファイバーケーブルや電線などの巻き取りに好適なリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の巻き取りリールとして木製のものが多く使用されてきたが、軽量化の観点から合成樹脂発泡体製のものや紙材を用いたものも使用されるようになってきている。また、複数の分割部材を接着剤により接着一体化して1個のリールとして組み立てることも行われている。
【0003】
実開平6−14178号公報には、ビーズ発泡成形などの合成樹脂発泡体で全体が作られたリールが記載されている。ここでは、同形に成形された左右一対の側部体(分割部材)を用いており、各側部体の中心位置にコア部材を一体成形している。コア部材同士の対向面であるコア部材の中心軸線に垂直方向の分割面には凸起と該凸起が嵌合し得る凹穴とが交互に形成されており、凹穴内に接着剤を塗布した状態で凸起が凹穴内に嵌合するように2つの側部体を組み付けることにより、両者が接着一体化してリールが構成される。凹穴内に塗布した接着剤がコア部材の表面に飛び出ると凹凸が生じて巻き取りに支障がきたすので、余分な接着剤の逃げ場の役目を果たす縦溝が凹穴に縦方向に形成されている。
【0004】
実開平6−42870号公報には硬質板状の紙材を主材料とするケーブル巻き取り用リールが記載されている。リールは左右の側板とコア部材とからなっており、側板に貼り合わせた小径円板に接着剤を塗布した状態で円筒状のコア部材を嵌め込み接着することで一体化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平6−14178号公報に記載されるリールは、左右一対の側部材を同じ成形型を用いて成形することができる利点がある。また、接着剤により一体に接着する前の各側部材は、分割部材として小さなスペースに収容保管しておくことができる。さらに、余分な接着剤は凹穴に形成した縦溝内に逃げ込むことができるので、適量の接着剤を使用する限り、コア部材の巻き取り表面に接着剤がはみ出ることはない。しかし、複数ある凹穴内のすべてに適量の接着剤を塗布する作業は容易でなく、慎重な作業を必要としている。
【0006】
特開平6−42870号公報に記載されるリールは、側板に貼り合わせた小径円板の周囲に接着剤を塗布すればよく、塗布作業は比較的容易である。しかし、塗布した接着剤の量次第では、接着剤がコア部材の端面と側板の内側面との隙間を通ってコア部材の外表面にまではみ出てしまう。外側にはみ出した接着剤はコア部材の表面に凹凸を形成し、巻き取り物品が光ファイバーケーブルのように精巧な物品の場合には、悪影響を及ぼす。
【0007】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、複数の部材を接着剤により接着一体化して作られるリールにおいて、塗布した接着剤がリールの外側表面にはみ出ることがないようにし、かつ、組み立て時の接着剤の塗布作業も容易であるリールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明によるリールは、基本的に、円筒状コア部材とその両側に位置する左右の側板部材とを備えたリールであって、肉厚がaである円筒状コア部材の中心軸線に垂直方向の分割面により分割された2個以上の分割部材が接着剤により一体に接合されており、各分割部材の分割面は、円筒状コア部材の外周側に全周にわたり形成された幅b(ただし、b<a)である第1平坦面と、第1平坦面の内側に位置し第1平坦面の位置とは円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ偏位した位置にある第2平坦面とにより形成されていることを特徴とする。
【0009】
上記構成である分割部材を組み付けてなるリールにおいては、対向する分割部材同士の接合面には、外側に位置する幅bである第1の平坦面同士の衝接面である第1の衝接面と、その内側に位置する幅a−bである第2の平坦面同士の衝接面である第2の衝接面とが形成される。そして、第1の衝接面と第2の衝接面との間には、対向する分割部材同士が円筒状コア部材の中心軸線方向で摺接する第3の壁面が距離cにわたって形成される。
【0010】
従って、対向する分割部材同士を接着接合する際に、接着剤を第2の平坦面およびその近傍にのみ塗布し、第1の衝接面と第2の衝接面とが形成されるように両者を接近させると、塗布された接着剤の余剰分(もしある場合)は、前記第3の壁面が抵抗体として作用することから、より抵抗の少ない第2の衝接面の内側に向けて主に流動する。そのために、余分な接着剤が塗布されている場合であっても、接着剤がリールの外側面にはみ出ることはない。また、第3の壁面に沿って第1の衝接面に向けて移動する接着剤があるとしても、前記距離cを適宜設定することにより、それが第1の衝接面にまで到達することを実質的に回避することができる。接着強度は、主に第2の衝接面の面積により決まるので、求められる接着強度に応じて、円筒状コア部材の厚さa、円筒状コア部材の外周側に全周にわたり形成される第1平坦面の幅bを設定することにより、充分な接着強度を持つリールが得られる。
【0011】
好ましくは、1つの分割面において、第2平坦面を、第1平坦面の位置よりも円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ後退した位置にある凹所第2平坦面と距離cだけ前進した位置ある凸所第2平坦面とにより形成する。この場合には、接着一体化したリールにおける前記第3の壁面は、第1の衝接面の位置から、円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ後退した箇所と距離cだけ前進した箇所に形成されることになり、巻き込みにより円筒状コア部材に生じる半径方向の応力を緩和することできる。それにより、円筒状コア部材が不要に変形するのを防止できる。
【0012】
好ましくは、1つの分割面における凹所第2平坦面と凸所第2平坦面の円周方向の長さは等しくされる。この態様では、同じ成形型で成形した分割部材を用いてリールを形成することができ、製造コストを低減することができる。また、組み付け作業も容易となる。さらに好ましくは、凹所第2平坦面と凸所第2平坦面は周方向に等しい角度範囲で交互に複数個が形成される。このようにすることにより、上記した巻き込みにより円筒状コア部材に生じる半径方向の応力の分散緩和を一層促進することができ、円筒状コア部材の安定性はさらに確保される。
【0013】
本発明のリールにおいて、前記分割面の数および形成される位置は基本的に任意である。左右の側板部材と円筒状コア部材の繋ぎ目部分に形成してもよく、円筒状コア部材の位置に形成してもよく、その双方に形成してもよい。分割部材の数が多くなるほど各分割部材の容積を小さくすることができ、組み付け前の各分割部材の保管スペースを少なくできる利点がある。しかし、一方において、多種の成形型を必要とし、また、一体化するときの接着剤の塗布作業や組み付け作業が複雑となる。従って、実際のリールにおいては、1つの分割面が円筒状コア部材の中心軸線方向の中央部に形成されているものが好ましい。しかし、これに限ることはなく、リールの使用態様や使用目的などに応じて、適切な形態を選択すればよい。
【0014】
上記リールは任意の材料で作ることができるが、接着剤で接着一体化することを考慮すると、合成樹脂材料あるいは硬質板状の紙材が好ましい。ビーズ発泡成形による合成樹脂発泡体は、成形のし易さ、軽量でありながら所要の強度を備えること、などの理由から最も好ましく、ポリスチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリエステル発泡体などが挙げられる。他に、ポリウレタン発泡体のような合成樹脂発泡体でもよい。中でも、発泡状態での粒子径が1mm前後のポリスチレン発泡ビーズによる発泡体で、発泡倍率が数倍から10倍程度の発泡体が特に好適に用いられる。接着剤は、リールを構成する材料が何であるかにより、好適なものを選択して用いればよい。合成樹脂発泡体の場合には、溶剤系接着剤は好ましくなく、ホットメルト系接着剤が好ましい。
【0015】
上記したように、本発明によるリールでは、各分割部材の凹所第2平坦面に接着剤を塗布した後、一方の分割部材の凸所第2平坦面が他方の分割部材の凹所第2平坦面に衝接させるようにして、各分割部材を組み付ける。それにより、第1の衝接面と第2の衝接面が同時に形成され、その過程で、余分な接着剤は第2の衝接面の間から内側に向けて排出される。接着剤の硬化により各分割部材は接着一体化されリールとなる。
【0016】
以下、図面を参照しながら、本発明によるリールを実施の形態に基づきより詳細に説明する。図1は一実施の形態であるリール全体を示す斜視図、図2は図1のII−II線による断面図、図3はリールを構成する各分割部材とその組み付け方法を説明する図である。
【0017】
リール1は、円筒状コア部材2とその両側に位置する左右の側板部材3、3とを備えると共に、円筒状コア部材2の中心軸線Lに垂直な分割面Pにより分割された2個以上の分割部材が接着剤により一体に接合されて形成される。この例では、円筒状コア部材2の中心軸線方向の中央部に位置する分割面P1によりリール1は2分割されている。限定はされないが、2つの分割部材10A,10Bは共に型内ビーズ発泡成形により一体成形される。
【0018】
一方の分割部材10Aは、円盤状である側板部材3と、そこに一体成形された円筒状コア部2aとを有し、円筒状コア部2aの内部は中空とされている。必須ではないが、型抜きを容易にするために、分割面P1側が薄くなるように内面2c側にテーパが付けてある。説明の都合上、円筒状コア部2aの分割面P1での肉厚をaとする。
【0019】
分割面P1には、円筒状コア部2の外周側にその全周(360°)にわたって幅b(ただし、b<a)である第1の平坦面12が形成される。さらに、第1の平坦面12の内側には、第1の平坦面12の位置よりも円筒状コア部材2の中心軸線方向に距離cだけ後退した位置に凹所第2平坦面13aが形成され、同じように距離cだけ前進した位置に凸所第2平坦面13bが形成される。凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bとが本発明でいう第2平坦面13を構成するものであり、この実施形態では、凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bの円周方向の長さは等しく、すなわち共に180°の範囲にわたって形成されている。それにより、第1の平坦面12の内側180゜の範囲には、肉厚a−b、高さcである弧状の凸状壁が形成された形状となり、第1の平坦面12の内側の残りの180°の範囲には、幅a−b、深さcである弧状の切り込みが形成された形状となる。
【0020】
他方の分割部材10Bも同じ形状であり、円盤状である側板部材3と、そこに一体成形された円筒状コア部2bとを有している。そして、円筒状コア部2b先端の分割面には、分割部材10Aと同じ形状の第1の平坦面12と第2の平坦面13(凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13b)が形成される。前記のように、このリール1では、円筒状コア部材2の中心軸線方向の中央部に位置する分割面P1により2分割して、分割部材10A,10Bとしているので、2つの分割片は同じ成形型で成形することができる。
【0021】
2つの分割部材10A,10Bを一体化するに際し、双方または一方の凹所第2平坦面13aに接着剤を適量塗布する。その後、凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bとが対向した位置となるように2つの分割部材10A,10Bを向かい合わせ、前記弧状の凸状壁が前記弧状の切り込みに入り込むように、2つの分割部材10A,10Bを接近させる。それにより、対向する分割部材10A,10B同士の接合面には、外側に位置する幅bである第1の平坦面12同士の衝接面である第1の衝接面と、その内側に位置する幅a−bである第2の平坦面13同士の衝接面である第2の衝接面とが形成される。
【0022】
第1の衝接面と第2の衝接面との間には、前記弧状の凸状壁の外側面と前記弧状の切り込みの内側面とが円筒状コア部材2の中心軸線L方向で摺接する第3の壁面4が距離cにわたって形成される(180°の範囲では第1の衝接面から+cの方向にあり、残りの180°の範囲では第1の衝接面から−cの方向にある)。そのために、塗布した接着剤に余剰分がある場合に、前記第3の壁面4が抵抗体として作用して、その余剰分はより抵抗の少ない第2の衝接面の内側(円筒状コア部2aの内面2c側)に向けて主に流動する。結果として、接着剤がリールの外側面(円筒状コア部材2の表面側)にはみ出ることは回避される。第2の衝接面に傾斜を持たせることにより、リールの外側面へのはみ出しを一層確実に阻止することができる。
【0023】
図4は本発明によるリールの他の実施の形態を示している。この例では、第2の平坦面13を構成する凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bとが連続した180°の範囲に1個ずつ存在するのではなく、それぞれ4個の凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bが、周方向に45°の角度範囲で交互に位置するようにして形成されている点で、上記したリールと異なっている。4個の凹所第2平坦面13aの合計した周方向の距離と、4個の凸所第2平坦面13bの合計した周方向距離とは、等しくされている。この場合でも、2つの分割部材10A,10Bは同じ成形型を用いて作ることができる。また、このようにすることにより、巻き込みにより円筒状コア部材2に生じる半径方向の応力の分散緩和を促進することができ、円筒状コア部材2の安定性はさらに確保される。
【0024】
上記したリールでは、前記第1の衝接面は円筒状コア部材2の中央位置に生じている。もし、このことが巻き込みに何らかの不都合を生じさせる場合には、前記分割面を円筒状コア部材の中心軸線方向の中央位置でなく、どちらかに偏位させてもよい。極端には、円筒状コア部材と側板部材との繋ぎ目部分に分割面を位置させることもできる。ただし、この場合には、成形型を複数個用意することが必須となる。また、2分割に限らず、3分割以上としてもよい。さらに、図示の例では、1つの分割面に、少なくとも1つ以上の凹所第2平坦面13aと少なくとも1つ以上の凸所第2平坦面13bとを形成するようにしたが、一方の分割部材に360°にわたって凹所第2平坦面13aを形成し、他方の分割部材に360°にわたって凸所第2平坦面13bを形成するようにしても、同じ作用効果が奏されることは説明を要しない。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の部材を接着剤により接着一体化して作られるリールにおいて、組み立て時の接着剤の塗布作業も容易であり、かつ、塗布した接着剤がリールの外側表面にはみ出ることもない。そのために、コア部材の表面に接着剤のはみ出しによる凹凸が形成されることはなく、光ファイバーケーブルのように精巧な物品の巻き取り用シールとしてきわめて有効に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリールの全体を示す斜視図。
【図2】図1のII−II線による断面図。
【図3】リールを構成する各分割部材とその組み付け方法を説明する図。
【図4】本発明によるリールの他の実施の形態を示す図3に相当する図。
【符号の説明】
1…リール、2…円筒状コア部材、3…側板部材、4…第3の壁面、L…円筒状コア部材の中心軸線、P,P1…中心軸線に垂直な分割面、10A,10B…分割部材、12…第1の平坦面、13…第2平坦面、13a…凹所第2平坦面、13b…凸所第2平坦面
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒状コア部材の両側に左右の側板部材が位置する形態のリール、主として、ビーズ発泡成形などの合成樹脂発泡体で全体が作られた光ファイバーケーブルや電線などの巻き取りに好適なリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の巻き取りリールとして木製のものが多く使用されてきたが、軽量化の観点から合成樹脂発泡体製のものや紙材を用いたものも使用されるようになってきている。また、複数の分割部材を接着剤により接着一体化して1個のリールとして組み立てることも行われている。
【0003】
実開平6−14178号公報には、ビーズ発泡成形などの合成樹脂発泡体で全体が作られたリールが記載されている。ここでは、同形に成形された左右一対の側部体(分割部材)を用いており、各側部体の中心位置にコア部材を一体成形している。コア部材同士の対向面であるコア部材の中心軸線に垂直方向の分割面には凸起と該凸起が嵌合し得る凹穴とが交互に形成されており、凹穴内に接着剤を塗布した状態で凸起が凹穴内に嵌合するように2つの側部体を組み付けることにより、両者が接着一体化してリールが構成される。凹穴内に塗布した接着剤がコア部材の表面に飛び出ると凹凸が生じて巻き取りに支障がきたすので、余分な接着剤の逃げ場の役目を果たす縦溝が凹穴に縦方向に形成されている。
【0004】
実開平6−42870号公報には硬質板状の紙材を主材料とするケーブル巻き取り用リールが記載されている。リールは左右の側板とコア部材とからなっており、側板に貼り合わせた小径円板に接着剤を塗布した状態で円筒状のコア部材を嵌め込み接着することで一体化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平6−14178号公報に記載されるリールは、左右一対の側部材を同じ成形型を用いて成形することができる利点がある。また、接着剤により一体に接着する前の各側部材は、分割部材として小さなスペースに収容保管しておくことができる。さらに、余分な接着剤は凹穴に形成した縦溝内に逃げ込むことができるので、適量の接着剤を使用する限り、コア部材の巻き取り表面に接着剤がはみ出ることはない。しかし、複数ある凹穴内のすべてに適量の接着剤を塗布する作業は容易でなく、慎重な作業を必要としている。
【0006】
特開平6−42870号公報に記載されるリールは、側板に貼り合わせた小径円板の周囲に接着剤を塗布すればよく、塗布作業は比較的容易である。しかし、塗布した接着剤の量次第では、接着剤がコア部材の端面と側板の内側面との隙間を通ってコア部材の外表面にまではみ出てしまう。外側にはみ出した接着剤はコア部材の表面に凹凸を形成し、巻き取り物品が光ファイバーケーブルのように精巧な物品の場合には、悪影響を及ぼす。
【0007】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、複数の部材を接着剤により接着一体化して作られるリールにおいて、塗布した接着剤がリールの外側表面にはみ出ることがないようにし、かつ、組み立て時の接着剤の塗布作業も容易であるリールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明によるリールは、基本的に、円筒状コア部材とその両側に位置する左右の側板部材とを備えたリールであって、肉厚がaである円筒状コア部材の中心軸線に垂直方向の分割面により分割された2個以上の分割部材が接着剤により一体に接合されており、各分割部材の分割面は、円筒状コア部材の外周側に全周にわたり形成された幅b(ただし、b<a)である第1平坦面と、第1平坦面の内側に位置し第1平坦面の位置とは円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ偏位した位置にある第2平坦面とにより形成されていることを特徴とする。
【0009】
上記構成である分割部材を組み付けてなるリールにおいては、対向する分割部材同士の接合面には、外側に位置する幅bである第1の平坦面同士の衝接面である第1の衝接面と、その内側に位置する幅a−bである第2の平坦面同士の衝接面である第2の衝接面とが形成される。そして、第1の衝接面と第2の衝接面との間には、対向する分割部材同士が円筒状コア部材の中心軸線方向で摺接する第3の壁面が距離cにわたって形成される。
【0010】
従って、対向する分割部材同士を接着接合する際に、接着剤を第2の平坦面およびその近傍にのみ塗布し、第1の衝接面と第2の衝接面とが形成されるように両者を接近させると、塗布された接着剤の余剰分(もしある場合)は、前記第3の壁面が抵抗体として作用することから、より抵抗の少ない第2の衝接面の内側に向けて主に流動する。そのために、余分な接着剤が塗布されている場合であっても、接着剤がリールの外側面にはみ出ることはない。また、第3の壁面に沿って第1の衝接面に向けて移動する接着剤があるとしても、前記距離cを適宜設定することにより、それが第1の衝接面にまで到達することを実質的に回避することができる。接着強度は、主に第2の衝接面の面積により決まるので、求められる接着強度に応じて、円筒状コア部材の厚さa、円筒状コア部材の外周側に全周にわたり形成される第1平坦面の幅bを設定することにより、充分な接着強度を持つリールが得られる。
【0011】
好ましくは、1つの分割面において、第2平坦面を、第1平坦面の位置よりも円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ後退した位置にある凹所第2平坦面と距離cだけ前進した位置ある凸所第2平坦面とにより形成する。この場合には、接着一体化したリールにおける前記第3の壁面は、第1の衝接面の位置から、円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ後退した箇所と距離cだけ前進した箇所に形成されることになり、巻き込みにより円筒状コア部材に生じる半径方向の応力を緩和することできる。それにより、円筒状コア部材が不要に変形するのを防止できる。
【0012】
好ましくは、1つの分割面における凹所第2平坦面と凸所第2平坦面の円周方向の長さは等しくされる。この態様では、同じ成形型で成形した分割部材を用いてリールを形成することができ、製造コストを低減することができる。また、組み付け作業も容易となる。さらに好ましくは、凹所第2平坦面と凸所第2平坦面は周方向に等しい角度範囲で交互に複数個が形成される。このようにすることにより、上記した巻き込みにより円筒状コア部材に生じる半径方向の応力の分散緩和を一層促進することができ、円筒状コア部材の安定性はさらに確保される。
【0013】
本発明のリールにおいて、前記分割面の数および形成される位置は基本的に任意である。左右の側板部材と円筒状コア部材の繋ぎ目部分に形成してもよく、円筒状コア部材の位置に形成してもよく、その双方に形成してもよい。分割部材の数が多くなるほど各分割部材の容積を小さくすることができ、組み付け前の各分割部材の保管スペースを少なくできる利点がある。しかし、一方において、多種の成形型を必要とし、また、一体化するときの接着剤の塗布作業や組み付け作業が複雑となる。従って、実際のリールにおいては、1つの分割面が円筒状コア部材の中心軸線方向の中央部に形成されているものが好ましい。しかし、これに限ることはなく、リールの使用態様や使用目的などに応じて、適切な形態を選択すればよい。
【0014】
上記リールは任意の材料で作ることができるが、接着剤で接着一体化することを考慮すると、合成樹脂材料あるいは硬質板状の紙材が好ましい。ビーズ発泡成形による合成樹脂発泡体は、成形のし易さ、軽量でありながら所要の強度を備えること、などの理由から最も好ましく、ポリスチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリエステル発泡体などが挙げられる。他に、ポリウレタン発泡体のような合成樹脂発泡体でもよい。中でも、発泡状態での粒子径が1mm前後のポリスチレン発泡ビーズによる発泡体で、発泡倍率が数倍から10倍程度の発泡体が特に好適に用いられる。接着剤は、リールを構成する材料が何であるかにより、好適なものを選択して用いればよい。合成樹脂発泡体の場合には、溶剤系接着剤は好ましくなく、ホットメルト系接着剤が好ましい。
【0015】
上記したように、本発明によるリールでは、各分割部材の凹所第2平坦面に接着剤を塗布した後、一方の分割部材の凸所第2平坦面が他方の分割部材の凹所第2平坦面に衝接させるようにして、各分割部材を組み付ける。それにより、第1の衝接面と第2の衝接面が同時に形成され、その過程で、余分な接着剤は第2の衝接面の間から内側に向けて排出される。接着剤の硬化により各分割部材は接着一体化されリールとなる。
【0016】
以下、図面を参照しながら、本発明によるリールを実施の形態に基づきより詳細に説明する。図1は一実施の形態であるリール全体を示す斜視図、図2は図1のII−II線による断面図、図3はリールを構成する各分割部材とその組み付け方法を説明する図である。
【0017】
リール1は、円筒状コア部材2とその両側に位置する左右の側板部材3、3とを備えると共に、円筒状コア部材2の中心軸線Lに垂直な分割面Pにより分割された2個以上の分割部材が接着剤により一体に接合されて形成される。この例では、円筒状コア部材2の中心軸線方向の中央部に位置する分割面P1によりリール1は2分割されている。限定はされないが、2つの分割部材10A,10Bは共に型内ビーズ発泡成形により一体成形される。
【0018】
一方の分割部材10Aは、円盤状である側板部材3と、そこに一体成形された円筒状コア部2aとを有し、円筒状コア部2aの内部は中空とされている。必須ではないが、型抜きを容易にするために、分割面P1側が薄くなるように内面2c側にテーパが付けてある。説明の都合上、円筒状コア部2aの分割面P1での肉厚をaとする。
【0019】
分割面P1には、円筒状コア部2の外周側にその全周(360°)にわたって幅b(ただし、b<a)である第1の平坦面12が形成される。さらに、第1の平坦面12の内側には、第1の平坦面12の位置よりも円筒状コア部材2の中心軸線方向に距離cだけ後退した位置に凹所第2平坦面13aが形成され、同じように距離cだけ前進した位置に凸所第2平坦面13bが形成される。凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bとが本発明でいう第2平坦面13を構成するものであり、この実施形態では、凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bの円周方向の長さは等しく、すなわち共に180°の範囲にわたって形成されている。それにより、第1の平坦面12の内側180゜の範囲には、肉厚a−b、高さcである弧状の凸状壁が形成された形状となり、第1の平坦面12の内側の残りの180°の範囲には、幅a−b、深さcである弧状の切り込みが形成された形状となる。
【0020】
他方の分割部材10Bも同じ形状であり、円盤状である側板部材3と、そこに一体成形された円筒状コア部2bとを有している。そして、円筒状コア部2b先端の分割面には、分割部材10Aと同じ形状の第1の平坦面12と第2の平坦面13(凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13b)が形成される。前記のように、このリール1では、円筒状コア部材2の中心軸線方向の中央部に位置する分割面P1により2分割して、分割部材10A,10Bとしているので、2つの分割片は同じ成形型で成形することができる。
【0021】
2つの分割部材10A,10Bを一体化するに際し、双方または一方の凹所第2平坦面13aに接着剤を適量塗布する。その後、凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bとが対向した位置となるように2つの分割部材10A,10Bを向かい合わせ、前記弧状の凸状壁が前記弧状の切り込みに入り込むように、2つの分割部材10A,10Bを接近させる。それにより、対向する分割部材10A,10B同士の接合面には、外側に位置する幅bである第1の平坦面12同士の衝接面である第1の衝接面と、その内側に位置する幅a−bである第2の平坦面13同士の衝接面である第2の衝接面とが形成される。
【0022】
第1の衝接面と第2の衝接面との間には、前記弧状の凸状壁の外側面と前記弧状の切り込みの内側面とが円筒状コア部材2の中心軸線L方向で摺接する第3の壁面4が距離cにわたって形成される(180°の範囲では第1の衝接面から+cの方向にあり、残りの180°の範囲では第1の衝接面から−cの方向にある)。そのために、塗布した接着剤に余剰分がある場合に、前記第3の壁面4が抵抗体として作用して、その余剰分はより抵抗の少ない第2の衝接面の内側(円筒状コア部2aの内面2c側)に向けて主に流動する。結果として、接着剤がリールの外側面(円筒状コア部材2の表面側)にはみ出ることは回避される。第2の衝接面に傾斜を持たせることにより、リールの外側面へのはみ出しを一層確実に阻止することができる。
【0023】
図4は本発明によるリールの他の実施の形態を示している。この例では、第2の平坦面13を構成する凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bとが連続した180°の範囲に1個ずつ存在するのではなく、それぞれ4個の凹所第2平坦面13aと凸所第2平坦面13bが、周方向に45°の角度範囲で交互に位置するようにして形成されている点で、上記したリールと異なっている。4個の凹所第2平坦面13aの合計した周方向の距離と、4個の凸所第2平坦面13bの合計した周方向距離とは、等しくされている。この場合でも、2つの分割部材10A,10Bは同じ成形型を用いて作ることができる。また、このようにすることにより、巻き込みにより円筒状コア部材2に生じる半径方向の応力の分散緩和を促進することができ、円筒状コア部材2の安定性はさらに確保される。
【0024】
上記したリールでは、前記第1の衝接面は円筒状コア部材2の中央位置に生じている。もし、このことが巻き込みに何らかの不都合を生じさせる場合には、前記分割面を円筒状コア部材の中心軸線方向の中央位置でなく、どちらかに偏位させてもよい。極端には、円筒状コア部材と側板部材との繋ぎ目部分に分割面を位置させることもできる。ただし、この場合には、成形型を複数個用意することが必須となる。また、2分割に限らず、3分割以上としてもよい。さらに、図示の例では、1つの分割面に、少なくとも1つ以上の凹所第2平坦面13aと少なくとも1つ以上の凸所第2平坦面13bとを形成するようにしたが、一方の分割部材に360°にわたって凹所第2平坦面13aを形成し、他方の分割部材に360°にわたって凸所第2平坦面13bを形成するようにしても、同じ作用効果が奏されることは説明を要しない。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の部材を接着剤により接着一体化して作られるリールにおいて、組み立て時の接着剤の塗布作業も容易であり、かつ、塗布した接着剤がリールの外側表面にはみ出ることもない。そのために、コア部材の表面に接着剤のはみ出しによる凹凸が形成されることはなく、光ファイバーケーブルのように精巧な物品の巻き取り用シールとしてきわめて有効に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリールの全体を示す斜視図。
【図2】図1のII−II線による断面図。
【図3】リールを構成する各分割部材とその組み付け方法を説明する図。
【図4】本発明によるリールの他の実施の形態を示す図3に相当する図。
【符号の説明】
1…リール、2…円筒状コア部材、3…側板部材、4…第3の壁面、L…円筒状コア部材の中心軸線、P,P1…中心軸線に垂直な分割面、10A,10B…分割部材、12…第1の平坦面、13…第2平坦面、13a…凹所第2平坦面、13b…凸所第2平坦面
Claims (7)
- 円筒状コア部材とその両側に位置する左右の側板部材とを備えたリールであり、
該リールは円筒状コア部材の中心軸線に垂直方向の分割面により分割された2個以上の分割部材が接着剤により一体に接合されており、
各分割部材の肉厚aである分割面は、円筒状コア部材の外周側に全周にわたり形成された幅b(ただし、b<a)である第1平坦面と、第1平坦面の内側に位置し第1平坦面の位置とは円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ偏位した位置にある第2平坦面とにより形成されていることを特徴とするリール。 - 第2平坦面は、第1平坦面の位置よりも円筒状コア部材の中心軸線方向に距離cだけ後退した位置にある凹所第2平坦面と距離cだけ前進した位置ある凸所第2平坦面とにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のリール。
- 凹所第2平坦面と凸所第2平坦面の円周方向の長さは等しくされていることを特徴とする請求項2記載のリール。
- 凹所第2平坦面と凸所第2平坦面は周方向に等しい角度範囲で交互に複数個が形成されていることを特徴とする請求項3記載のリール。
- 1つの分割面が円筒状コア部材の中心軸線方向の中央部に形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のリール。
- ビーズ発泡成形による合成樹脂発泡体により各分割部材は形成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のリール。
- 各分割部材の凹所第2平坦面に接着剤を塗布した後、一方の分割部材の凸所第2平坦面が他方の分割部材の凹所第2平坦面に衝接させることにより、各分割部材が接着一体化されていることを特徴とする請求項2〜6いずれかに記載のリール。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011121986B3 (de) * | 2011-12-16 | 2013-02-07 | Helmut Wollnitzke | Korbspule für Draht, insbesondere für Schweißdraht |
JP2015044688A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 村角株式会社 | 巻き芯 |
JP2017165561A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 住友電気工業株式会社 | ボビン |
JP2018008812A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社ジェイエスピー | 物流用リール |
JP2019064761A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 住友電気工業株式会社 | ボビン |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002218048A patent/JP2004059198A/ja active Pending
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