JP2004059112A - ラベル貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ローラ20aに巻き付けられたICラベル4が剥離紙5に貼付された状態で搬送されてくると、リーダ/ライタ60において、ICラベル4に内蔵されたICモジュールの動作の正常性が確認され、動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたICラベル4は、ローラ80a〜80e,73によって搬送される剥離紙6に貼付されて回収され、また、動作が正常であることが確認されたICラベル4は回収されずに、コンベヤー10上を搬送されてきたシート3に貼付される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、郵便物等のシートにラベルを貼付するラベル貼付装置に関し、特に、情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが内蔵されたラベルをシートに貼付するラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、イベント等において、来場者に関する情報が書き込まれたICカードを用いた来場管理が行われている。
【0003】
ICカードを用いた来場管理においては、来場者に、該来場者に関する情報が書き込まれたICカードを渡しておき、例えば、来場者が会場内のブースに入退室する際に各ブースの出入口に設けられた情報書込読取機にてICカードに書き込まれた情報を読み取ることにより、そのブース内に入室している来場者を管理することができる。また、来場者がブースに入退室する際に情報書込読取機にてICカードにブースを識別可能な情報を書き込んでおけば、後にICカードに書き込まれた情報を読み取ることにより、来場者がどのブースをまわったかを把握することができる。
【0004】
また、来場者のブース内でのイベント等への参加をICカードを用いて管理すれば、ブース内でのイベント等に参加した来場者に関する情報を手間をかけずに収集することができる。
【0005】
このようなICカードにおいては、予め来場者に送付されており、来場者は会場に来場する際にこのICカードを持参し、ICカードを用いてイベント等に参加することになる。
【0006】
図9は、ICカードを送付する際に用いられる従来の郵便物送付状の一例を示す図である。
【0007】
本従来例は図9に示すように、宛先情報101及び宛先情報101を識別可能なバーコード等からなる識別情報102が印字された送付状103に、宛先情報101に記載された宛名に関する情報が書き込まれたICモジュール(不図示)が内蔵されたICカード104が剥離可能に貼付されて構成されている。
【0008】
上記のように構成された郵便物送付状は、窓付き封筒に、宛先情報101が窓から見えるように封入・封緘され、郵送される。
【0009】
以下に、上記のように構成された郵便物送付状の製造方法について説明する。
【0010】
図10は、図9に示した郵便物送付状の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【0011】
まず、送付状103の所定の領域に、情報が書き込まれていないICカード104を貼付する(ステップS101)。
【0012】
次に、送付状103の所定の領域に宛先情報101及び宛先情報101を識別可能な識別情報102を印字するとともに、ICカード104上にも、宛先情報101に記載された宛名等の情報を印字する(ステップS102)。
【0013】
次に、宛先情報101に記載された宛名に関する情報をICカード104に内蔵されたICモジュールに書き込む(ステップS103)。ここで、ICモジュールに対する情報の書き込みは、まず、識別情報102を読み取り、読み取った識別情報102に該当する情報をデータベース(不図示)から読み出し、読み出した情報をICモジュールに書き込むことにより行う。そのため、宛先情報101に記載された宛名に関する情報を予め識別情報102と対応づけてデータベースに登録しておく必要がある。データベースに登録される情報としては、例えば、宛先情報101に記載された来場者の氏名、住所等や、来場者の年齢、性別あるいは職業等が挙げられ、来場者がイベント等への参加を申し込んだ際に、識別情報に102に対応づけられてデータベースに登録されるものとする。
【0014】
その後、情報が書き込まれたICカード104が貼付された送付状103を、窓付き封筒に、宛先情報101が窓から見えるように封入・封緘し、発送する(ステップS104)。
【0015】
ICカード104が貼付された送付状103を受け取った来場者は、送付状103からICカード104を剥離し、ICカード104を持参してイベント会場に来場して、ICカード104を用いてイベントに参加する。
【0016】
また、上述したようなものの他に、ICモジュールが内蔵されたICラベルに宛先情報等を印字した後、このICラベルを封書やはがき等に貼付して郵便物送付状を作成する方法も考えられている。
【0017】
図11は、従来の郵便物送付状の作製装置の一例となるラベル貼付装置の一構成例を説明するための図である。
【0018】
本従来例は図11に示すように、単片状のICラベル204が連続紙状の剥離紙205に貼付された状態で巻き付けられたローラ220aと、ローラ220aに巻き付けられた剥離紙205を所定の張力で引っ張ることにより剥離紙205及びICラベル204をローラ220aから引き出すためのローラ220b,220cと、ICラベル204が貼付されるシート203が搬送されるコンベヤー210と、ローラ220aとローラ220b,220cとの間に設けられ、ローラ220aから引き出された剥離紙205を、コンベヤー210に対して所定の間隔で対向する領域にて剥離紙205が鋭角に折り曲がるようにローラ220b,220cの方向に導くための搬送台230と、コンベヤー210上に設けられ、ローラ220aから引き出された剥離紙205から剥離したICラベル204をシート203上に押し付けるためのローラ240と、ローラ220aから引き出された剥離紙205が搬送台230によって鋭角に折り曲げられる前の剥離紙205の搬送経路上に設けられ、剥離紙205に貼付されたICラベル204に所定の情報を印字する印字ヘッド250とから構成されている。なお、コンベヤー210上を搬送されてくるシート203は、連続紙状のものや単片状のものが考えられるが、コンベヤー210上におけるシート203の搬送速度は、ICラベル204の搬送間隔との間にてマッチングがとられており、それにより、ICラベル204がシート203の所定の領域に貼付されるようになっている。
【0019】
以下に、上記のように構成されたラベル貼付装置の動作について説明する。
【0020】
ローラ220aには、単片状のICラベル204が所定の間隔で貼付された連続状態の剥離紙205が巻き付けられている。
【0021】
剥離紙205の一端がローラ220bに固定され、ローラ220bの回転によって剥離紙205の一端が引っ張られると、ローラ220aに巻き付けられている剥離紙205及びICラベル204がローラ220aから引き出される。なお、この際、剥離紙205及びICラベル204がローラ220aから引き出される方向は、ローラ220aとローラ220b,220cとの間に設けられた搬送台230によって規制されることになるが、搬送台230は、ローラ220aに巻き付けられた剥離紙205及びICラベル204が、コンベヤー210に対して所定の間隔で対向する領域に搬送されるような位置に設けられているため、ローラ220aに巻き付けられた剥離紙205及びICラベル204はコンベヤー210に向かう方向に搬送される。
【0022】
ローラ220aから引き出されたICラベル204は、印字ヘッド250と対向する領域において、印字ヘッド250によって所定の情報が印字される。
【0023】
その後、剥離紙205に貼付されたICラベル204が、搬送台230によってコンベヤー210に対して所定の間隔で対向する領域に搬送されると、該領域においては、剥離紙205が搬送台230によってICラベル204が貼付されていない側に鋭角に折り曲がるように作用するため、剥離紙205が鋭角に折り曲がってローラ220bの方向に搬送されていくのに対して、ICラベル204は剥離紙205が鋭角に折り曲がることにより剥離紙205から剥離する。
【0024】
この領域は、コンベヤー210に対して所定の間隔で対向する領域であるため、剥離紙205から剥離したICラベル204は、コンベヤー210上を搬送されてくるシート203上に搭載されることになる。
【0025】
また、シート203上に搭載されたICラベル204は、ローラ240によってシート203に押し付けられ、それにより、ICラベル204がシート203に貼付されることになる。
【0026】
その後、シート203に貼付されたICラベル204に内蔵されたICモジュールに対して、動作の正常性が確認されるとともに、情報の書き込みが行われる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のラベル貼付装置においては、ICラベルがシートに貼付された後に、ICラベルに内蔵されたICモジュールの動作の正常性が確認されるため、ICラベルに内蔵されたICモジュールの動作が異常であっても、そのICラベルに所定の情報が印字され、さらに、そのICラベルがシートに貼付されることになり、そのため、無駄な印字工程が行われてしまうとともに、動作が異常であるICラベルが貼付されたシートが無駄になってしまうという問題点がある。
【0028】
また、シートが連続紙状のものである場合は、連続紙状のシートの中に不良となる製品が含まれてしまうという問題点がある。
【0029】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが内蔵されたICラベルをシートに貼付するラベル貼付装置において、動作が正常であるICラベルのみをシートに貼付することができるラベル貼付装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが内蔵された単片状のラベルを搬送するための第1の搬送手段と、前記ラベルが貼付されるシートが順次搬送されてくる第2の搬送手段とを有し、前記第1の搬送手段によって搬送されてくるラベルが前記第2の搬送手段上に供給されることにより、前記シートに前記ラベルが貼付されるラベル貼付装置において、
前記ラベルが前記シートに貼付される前の状態にて、前記ラベルに内蔵されたICモジュールの動作の正常性を確認する検出手段と、
前記検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルを、該ラベルが貼付可能な剥離紙を該ラベルの搬送方向と同一方向に搬送することにより前記剥離紙に貼付させて回収する回収手段とを有することを特徴とする。
【0031】
また、前記回収手段は、前記検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルが、前記第2の搬送手段上に供給される領域に搬送されてきた場合にのみ当該領域に位置するように移動可能に設けられていることを特徴とする。
【0032】
また、前記検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルが、前記第2の搬送手段上に供給される領域に搬送されてきた場合に前記ラベルの搬送経路を前記回収手段に向かうように制御する経路制御手段を有することを特徴とする。
【0033】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、第1の搬送手段によってラベルが搬送されてくると、検出手段において、ラベルに内蔵されたICモジュールの動作の正常性が確認され、その後、動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルは、ラベルが貼付可能な剥離紙をラベルの搬送方向と同一方向に搬送する回収手段において、剥離紙に貼付されることによって回収され、また、動作が正常であることが確認されたラベルは回収手段にて回収されずに、第2の搬送手段上を搬送されてきたシートに貼付される。
【0034】
具体的には、検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルが、第2の搬送手段上に供給される領域に搬送されてきた場合に、回収手段がその領域に位置するように移動し、移動した回収手段によってラベルが回収されることが考えられる。
【0035】
また、検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルが、第2の搬送手段上に供給される領域に搬送されてきた場合に、ラベルの搬送経路が回収手段に向かうように経路制御手段によって制御され、それにより、ラベルが回収手段にて回収されることが考えられる。
【0036】
このように、動作が異常であるラベルがシートに貼付されないように回収されるので、動作が正常であるラベルのみをシートに貼付することができるようになる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0038】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベル貼付装置の第1の実施の形態を示す図である。
【0039】
本形態は図1に示すように、単片状のICラベル4が連続紙状の剥離紙5に貼付された状態で巻き付けられたローラ20aと、ローラ20aに巻き付けられた剥離紙5を所定の張力で引っ張ることにより剥離紙5及びICラベル4をローラ20aから引き出すための第1の搬送手段であるローラ20b,20c,22a,22bと、ICラベル4が貼付されるシート3が搬送される第2の搬送手段であるコンベヤー10と、ローラ20aとローラ20b,20c,22a,22bとの間に設けられ、ローラ20aから引き出された剥離紙5を、コンベヤー10に対して所定の間隔で対向する領域にて剥離紙5が鋭角に折り曲がるようにローラ20b,20c,22a,22bの方向に導くための搬送台30と、ローラ20aに巻き付けられた剥離紙5の搬送速度を検出するためのローラ21a,21bと、ローラ20aから引き出されたICラベル4を検出するセンサ81と、ローラ20aから引き出された剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる前の剥離紙5の搬送経路上に設けられ、剥離紙5に貼付されたICラベル4の動作の正常性を確認するとともに、ICラベル4に所定の情報を書き込む検出手段であるリーダ/ライタ60と、剥離紙5の搬送経路上にてリーダ/ライタ60が設けられた領域と剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる領域との間に設けられ、剥離紙5に貼付されたICラベル4に所定の情報を印字する印字ヘッド50と、剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる領域に設けられ、リーダ/ライタ60にて動作が異常であることが確認されたICラベル4を回収するための回収手段であるローラ73,80a〜80e及び上下機構70と、センサ81にてICラベル4が検出されたタイミングとローラ21aの回転速度とによってリーダ/ライタ60及び印字ヘッド50の動作タイミングを制御し、また、リーダ/ライタ60にてICラベル4が不良であったことが検出された場合にセンサ81にてICラベル4が検出されたタイミングとローラ21aの回転速度とによって、上下機構70の動作を制御し、また、リーダ/ライタ60における確認結果に基づいて、コンベヤー10を駆動させるためのローラ11の動作を制御し、ローラ11の回転速度によって、剥離紙5を搬送するためのローラ22aの回転速度を制御する制御部90とから構成されている。なお、コンベヤー10上を搬送されてくるシート3は、連続紙状であっても単片状であってもよい。
【0040】
以下に、上記のように構成されたラベル貼付装置の動作について説明する。
【0041】
ローラ20aには、単片状のICラベル4が所定の間隔で貼付された連続紙状の剥離紙5が巻き付けられている。
【0042】
剥離紙5の一端がローラ20bに固定された状態で、制御部90における制御によってローラ22aが回転すると、剥離紙5がローラ20bの方向に引っ張られ、それにより、ローラ20aに巻き付けられている剥離紙5及びICラベル4がローラ20aから引き出される。なお、この際、剥離紙5及びICラベル4がローラ20aから引き出される方向は、ローラ20aとローラ20b,20c,22a,22bとの間に設けられた搬送台30によって規制されることになるが、搬送台30は、ローラ20aに巻き付けられた剥離紙5及びICラベル4が、コンベヤー10に対して所定の間隔で対向する領域に搬送されるような位置に設けられているため、ローラ20aに巻き付けられた剥離紙5及びICラベル4はコンベヤー10に向かう方向に搬送される。
【0043】
ローラ20aから引き出されたICラベル4は、リーダ/ライタ60と対向する領域に搬送される。
【0044】
図2は、図1に示したラベル貼付装置のリーダ/ライタ60における処理を説明するためのフローチャートである。
【0045】
ローラ20aから引き出されたICラベル4がリーダ/ライタ60と対向する領域に搬送されると、リーダ/ライタ60において、まず、動作の正常性が確認される(ステップS1)。動作の正常性の確認は、リーダ/ライタ60からICラベル4に所定の情報を書き込み、その後、ICラベル4から情報を読み出し、リーダ/ライタ60に書き込んだ情報と比較することにより、情報が正確に書き込まれ、読み出されているかどうかを確認することにより行われる。
【0046】
ICラベル4の動作が正常であることが確認された場合は(ステップS2)、ICラベル4に対して所定の情報が書き込まれる(ステップS3)。このICラベル4に対する情報の書き込みは、例えば、ICラベル4に書き込むべき情報が登録されたデータベースを用いて行われることが考えられる。このデータベースには、コンベヤー10上を搬送されてくるシート3の順に、このシート3に貼付されるICラベル4に書き込まれるべき情報が登録されているため、ICラベル4に情報が書き込まれた後、次のICラベル4がリーダ/ライタ60に対向する領域に搬送されてきた際には、データベース内にて、次にICラベル4に書き込まれるべき情報が参照されることになる(ステップS4)。
【0047】
また、ICラベル4の動作が異常であることが確認された場合は、そのICラベル4には情報が書き込まれず、次に搬送されてくるICラベル4に対して同様の処理が行われる。
【0048】
なお、リーダ/ライタ60にて確認されたICラベル4の動作の正常性は、制御部90に通知される。
【0049】
ローラ20aから引き出されたICラベル4が印字ヘッド50と対向する領域に搬送されると、印字ヘッド50において、リーダ/ライタ60にて確認されたICラベル4の動作の正常性に基づいてICラベル4に対する印字処理が行われる。
【0050】
図3は、図1に示したラベル貼付装置の印字ヘッド50における処理を説明するためのフローチャートである。
【0051】
リーダ/ライタ60にて確認されたICラベル4の動作の正常性において、ICラベル4の動作が正常である場合は(ステップS11)、印字ヘッド50において、ICラベル4に対して所定の情報が印字される(ステップS12)。なお、ICラベル4の動作の正常性については、リーダ/ライタ60から制御部90に通知されているため、制御部90から正常性が通知されることにより印字ヘッド50にて認識することができる。また、このICラベル4に対する情報の印字は、例えば、ICラベル4に印字すべき情報が登録されたデータベースを用いて行われることが考えられる。このデータベースには、コンベヤー10上を搬送されてくるシート3の順に、このシート3に貼付されるICラベル4に印字されるべき情報が登録されているため、ICラベル4に情報が印字された後、次のICラベル4が印字ヘッド50に対向する領域に搬送されてきた際には、データベース内にて、次にICラベル4に印字されるべき情報が参照されることになる(ステップS13)。
【0052】
また、ICラベル4の動作が異常であることが確認された場合は、そのICラベル4に対して、ICラベル4が不良である旨を示すマーク等が印字され(ステップS14)、次に搬送されてくるICラベル4に対しては、上述したものと同様の処理が行われる。
【0053】
印字ヘッド50にて情報が印字されたICラベル4は、剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる領域に搬送される。
【0054】
剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる領域においては、その領域に搬送されてきたICラベル4の動作がリーダ/ライタ60にて正常であることが確認されている場合は、上下機構70によりローラ73がICラベル4の搬送経路から離れた状態となっているため、ICラベル4は回収されず、また、その領域に搬送されてきたICラベル4の動作がリーダ/ライタ60にて異常であることが確認されている場合は、上下機構70によりローラ73がICラベル4の搬送経路に近接した状態となっているため、ICラベル4はローラ73によって搬送される剥離紙6に貼付されて回収されることになる。
【0055】
ここで、上下機構70によるローラ73の位置制御について詳細に説明する。
【0056】
図4は、図1に示した上下機構70によるローラ73の位置制御を説明するための図であり、(a)はローラ73がICラベル4の搬送経路から離れている場合の状態を示す図、(b)はローラ73がICラベル4の搬送経路に近接している場合の状態を示す図である。
【0057】
本形態における上下機構70は図4に示すように、軸が伸び縮みするピストン形状を有し、その軸の先端がローラ73の軸に固定されて構成されている。
【0058】
リーダ/ライタ60にて動作が正常であることが確認されたICラベル4が、剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる領域に搬送されてきた場合は、図4(a)に示すように、制御部90における制御によって上下機構70の軸が伸びていない状態となっており、それにより、ローラ73がICラベル4の搬送経路から離れた状態となっているため、ICラベル4は、ローラ73によって搬送される剥離紙6に貼付されない。ここで、剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる領域においては、剥離紙5が搬送台30によってICラベル4が貼付されていない側に鋭角に折り曲がるように作用するため、剥離紙5が鋭角に折り曲がってローラ20bの方向に搬送されていくのに対して、ICラベル4は剥離紙5が鋭角に折り曲がることにより剥離紙5から剥離する。
【0059】
この領域は、コンベヤー10に対して所定の間隔で対向する領域であるため、剥離紙5から剥離したICラベル4は、コンベヤー10上を搬送されてくるシート3に貼付されることになる。
【0060】
また、リーダ/ライタ60にて動作が異常であることが確認されたICラベル4が、剥離紙5が搬送台30によって鋭角に折り曲げられる領域に搬送されてきた場合は、図4(b)に示すように、制御部90における制御によって上下機構70の軸が伸びた状態となっており、それにより、ローラ73がICラベル4の搬送経路に近接した状態となる。ここで、剥離紙6の搬送方向は、ICラベル4が剥離紙5に貼付されて搬送されてきた方向と同一であるため、ICラベル4は、ローラ73によって搬送される剥離紙6に貼付され、ローラ80bの方向に搬送されていく。また、剥離紙6の搬送速度は、制御部90によってローラ21aの回転速度に応じてローラ80dの回転速度が制御されることによって制御されており、それにより、剥離紙5の搬送速度と剥離紙6の搬送速度が同一となっている。また、ローラ21aの動作においては、制御部90における制御によって常時回転するように制御してもよいし、上下機構70の軸が伸びた状態の場合のみ回転するように制御してもよい。
【0061】
以下に、制御部90におけるタイミング制御について詳細に説明する。
【0062】
図5は、図1に示した制御部90の構成を示す図である。
【0063】
本形態における制御部90は図5に示すように、ローラ21aの回転速度とセンサ81にてICラベル4が検出されたタイミングとに基づいてリーダ/ライタ60の動作タイミングを制御するリーダ/ライタ制御部91と、ローラ21aの回転速度とセンサ81にてICラベル4が検出されたタイミングとリーダ/ライタ60における確認結果とに基づいて印字ヘッド92における印字動作及びそのタイミングを制御する印字ヘッド制御部92と、ローラ21aの回転速度とセンサ81にてICラベル4が検出されたタイミングとリーダ/ライタ60における確認結果とに基づいて、上下機構70を制御するとともに、ローラ21aの回転速度に基づいてローラ80dの回転速度を制御する回収機構制御部93と、駆動用モータ(不図示)によるローラ11の回転を、リーダ/ライタ60における確認結果によって制御することによりコンベヤー10上のシート3の搬送状態を制御するシート搬送制御部95と、ローラ11の回転速度に基づいて、ローラ20aに巻き付けられた剥離紙5を搬送するためのローラ22aの動作を制御するICラベル搬送制御部94とから構成されている。
【0064】
以下に、上記のように構成された制御部90における制御について説明する。
【0065】
ローラ22aの回転により、剥離紙5に貼付されたICラベル4がローラ20aから引き出され、センサ81にてICラベル4が検出されると、センサ81にてICラベル4が検出された旨が制御部90に通知される。
【0066】
制御部90においては、ICラベル4が貼付された剥離紙5の搬送速度がローラ21aの回転により発生するパルスによって認識されており、また、センサ81からリーダ/ライタ60、印字ヘッド50及び上下機構70に対向する領域までの距離がそれぞれ予め与えられているため、センサ81にてICラベル4が検出されると、まず、リーダ/ライタ制御部91において、センサ81にてICラベル4が検出されてから、ローラ21aの回転によって発生するパルスが、センサ81からリーダ/ライタ60までの距離に基づく数だけカウントされたタイミングにおいて、リーダ/ライタ60を駆動させ、ICラベル4に対する動作の正常性の確認が行われる。また、ICラベル4の動作が正常である場合は、所定の情報がICラベル4に書き込まれる。
【0067】
リーダ/ライタ60によって確認されたICラベル4の動作の正常性は制御部90に通知され、印字ヘッド制御部92において、ICラベル4の動作が正常である場合は、ICラベル4に印字すべき情報が印字されるような制御が行われ、また、ICラベル4の動作が異常である場合は、ICラベル4が不良である旨を示すマーク等が印字されるような制御が行われる。ここで、印字ヘッド4における印字のタイミングは、センサ81にてICラベル4が検出されてから、ローラ21aの回転によって発生するパルスが、センサ81から印字ヘッド50までの距離に基づく数だけカウントされたタイミングにおいて印字ヘッド50によって印字が行われるように印字ヘッド制御部92にて制御が行われる。また、印字ヘッド制御部92においては、ICラベル4の動作が正常であった場合においても、印字ヘッド50においてICラベル4に何も印字しないような制御を行う場合もある。
【0068】
また、リーダ/ライタ60によって確認されたICラベル4の正常性は制御部90に通知され、回収機構制御部93において、ICラベル4の動作が異常である場合は、センサ81にてICラベル4が検出されてから、ローラ21aの回転によって発生するパルスが、センサ81から上下機構70に対向する領域までの距離に基づく数だけカウントされたタイミングにおいて、上下機構70の軸が伸びるように制御し、それにより、ローラ73がICラベル4の搬送経路に近接するような状態となる。
【0069】
これにより、動作が異常であることが確認されたICラベル4は、ローラ73によって搬送される剥離紙6に貼付され、ローラ80bの方向に搬送されていく。
【0070】
また、コンベヤー10においては、シート搬送制御部95において、駆動用モータによるローラ11の回転が、リーダ/ライタ60における確認結果に基づいて制御される。リーダ/ライタ60にてICラベル4の動作が正常であることが確認された場合は、駆動用モータによって連続的にローラ11が回転するように制御され、また、リーダ/ライタ60にてICラベル4の動作が異常であることが確認された場合は、異常であることが確認されたICラベル4が貼付されていた剥離紙5の領域が搬送台30によって鋭角に折り曲がる部分にさしかかってから通過するまでコンベヤー10が停止するように制御される。
【0071】
ここで、剥離紙5の搬送速度とコンベヤー10のシート3の搬送速度とは、ICラベル搬送制御部94において、コンベヤー10を駆動させているローラ11の回転によって発生するパルスを用いてローラ22aの回転速度が制御されていることにより、互いに同一速度となる。
【0072】
なお、ICラベル4がシート3に対して貼付される際に待機する位置としては、搬送台30によって剥離紙5が鋭角に折り曲がる位置であることが好ましく、何らかの制御手段によってローラ22aの回転を制御し、ICラベル4を、搬送台30によって剥離紙5が鋭角に折り曲がる位置まで搬送させておくことが考えられる。
【0073】
このように本形態においては、シート3に貼付されるICラベル4の動作の正常性を確認し、動作が異常であるICラベル4がシート3に貼付されないように回収する構成としたため、動作が正常であるICラベル4のみをシート3に貼付することができるようになる。
【0074】
(第2の実施の形態)
図6は、本発明のラベル貼付装置の第2の実施の形態を示す図である。
【0075】
本形態は図6に示すように、単片状のICラベル304が連続紙状の剥離紙305に貼付された状態で巻き付けられたローラ320aと、ローラ320aに巻き付けられた剥離紙305を所定の張力で引っ張ることにより剥離紙305及びICラベル304をローラ320aから引き出すための第1の搬送手段であるローラ320b,320c,322a,322bと、ICラベル304が貼付されるシート303が搬送される第2の搬送手段であるコンベヤー310と、ローラ320aとローラ320b,320c,322a,322bとの間に設けられ、ローラ320aから引き出された剥離紙305を、コンベヤー310に対して所定の間隔で対向する領域にて剥離紙305が鋭角に折り曲がるようにローラ320b,320c,322a,322bの方向に導くためのブレード330と、コンベヤー310上に設けられ、ローラ320aから引き出された剥離紙305から剥離したICラベル304をシート303上に押し付けるためのローラ340と、ローラ320aに巻き付けられた剥離紙305の搬送速度を検出するためのローラ321a,321bと、ローラ320aから引き出されたICラベル304を検出するセンサ381と、ローラ320aから引き出された剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる前の剥離紙305の搬送経路上に設けられ、剥離紙305に貼付されたICラベル304の動作の正常性を確認するとともに、ICラベル304に所定の情報を書き込む検出手段であるリーダ/ライタ360と、剥離紙305の搬送経路上にてリーダ/ライタ360が設けられた領域と剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域との間に設けられ、剥離紙305に貼付されたICラベル304に所定の情報を印字する印字ヘッド350と、剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域に設けられ、リーダ/ライタ360にて動作が異常であることが確認されたICラベル304を回収するための回収手段であるローラ380a〜380fと、ブレード330の角度を制御する経路制御手段である上下機構370と、剥離紙305の搬送経路上にて印字ヘッド350が設けられた領域と剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域との間に設けられたローラ323と、センサ381にてICラベル304が検出されたタイミングとローラ321aの回転速度とによってリーダ/ライタ360及び印字ヘッド350の動作タイミングを制御し、また、リーダ/ライタ360にてICラベル304が不良であったことが検出された場合にセンサ381にてICラベル304が検出されたタイミングとローラ321aの回転速度とによって、上下機構370の動作を制御し、また、リーダ/ライタ360における確認結果に基づいて、コンベヤー310を駆動させるためのローラ311の動作を制御し、ローラ311の回転速度によって、剥離紙305を搬送するためのローラ322aの回転速度を制御する制御部390とから構成されている。なお、コンベヤー310上を搬送されてくるシート303は、連続紙状であっても単片状であってもよい。
【0076】
以下に、上記のように構成されたラベル貼付装置の動作について説明する。
【0077】
ローラ320aには、単片状のICラベル304が所定の間隔で貼付された連続紙状の剥離紙305が巻き付けられている。
【0078】
剥離紙305の一端がローラ320bに固定された状態で、制御部390における制御によってローラ322aが回転すると、剥離紙305がローラ320bの方向に引っ張られ、それにより、ローラ320aに巻き付けられている剥離紙305及びICラベル304がローラ320aから引き出される。なお、この際、剥離紙305及びICラベル304がローラ320aから引き出される方向は、ローラ320aとローラ320b,320c,322a,322bとの間に設けられたブレード330によって規制されることになるが、ブレード330は、ローラ320aに巻き付けられた剥離紙305及びICラベル304が、コンベヤー310に対して所定の間隔で対向する領域に搬送されるような位置に設けられているため、ローラ320aに巻き付けられた剥離紙305及びICラベル304はコンベヤー310に向かう方向に搬送される。
【0079】
ローラ320aから引き出されたICラベル304は、リーダ/ライタ360と対向する領域に搬送される。
【0080】
ローラ320aから引き出されたICラベル304がリーダ/ライタ360と対向する領域に搬送されると、リーダ/ライタ360において、まず、動作の正常性が確認される。動作の正常性の確認は、リーダ/ライタ360からICラベル304に所定の情報を書き込み、その後、ICラベル304から情報を読み出し、リーダ/ライタ360に書き込んだ情報と比較することにより、情報が正確に書き込まれ、読み出されているかどうかを確認することにより行われる。
【0081】
ICラベル304の動作が正常であることが確認された場合は、ICラベル304に対して所定の情報が書き込まれる。このICラベル304に対する情報の書き込みは、例えば、ICラベル304に書き込むべき情報が登録されたデータベースを用いて行われることが考えられる。このデータベースには、コンベヤー310上を搬送されてくるシート303の順に、このシート303に貼付されるICラベル304に書き込まれるべき情報が登録されているため、ICラベル304に情報が書き込まれた後、次のICラベル304がリーダ/ライタ360に対向する領域に搬送されてきた際には、データベース内にて、次にICラベル304に書き込まれるべき情報が参照されることになる。
【0082】
また、ICラベル304の動作が異常であることが確認された場合は、そのICラベル304には情報が書き込まれず、次に搬送されてくるICラベル304に対して同様の処理が行われる。
【0083】
なお、リーダ/ライタ360にて確認されたICラベル304の動作の正常性は、制御部390に通知される。
【0084】
ローラ320aから引き出されたICラベル304が印字ヘッド350と対向する領域に搬送されると、印字ヘッド350において、リーダ/ライタ360にて確認されたICラベル304の動作の正常性に基づいてICラベル304に対する印字処理が行われる。
【0085】
リーダ/ライタ360にて確認されたICラベル304の動作の正常性において、ICラベル304の動作が正常である場合は、印字ヘッド350において、ICラベル304に対して所定の情報が印字される。なお、ICラベル304の動作の正常性については、リーダ/ライタ360から制御部390に通知されているため、制御部390から正常性が通知されることにより印字ヘッド350にて認識することができる。また、このICラベル304に対する情報の印字は、例えば、ICラベル304に印字すべき情報が登録されたデータベースを用いて行われることが考えられる。このデータベースには、コンベヤー310上を搬送されてくるシート303の順に、このシート303に貼付されるICラベル304に印字されるべき情報が登録されているため、ICラベル304に情報が印字された後、次のICラベル304が印字ヘッド350に対向する領域に搬送されてきた際には、データベース内にて、次にICラベル304に印字されるべき情報が参照されることになる。
【0086】
また、ICラベル304の動作が異常であることが確認された場合は、そのICラベル304に対して、ICラベル304が不良である旨を示すマーク等が印字され、次に搬送されてくるICラベル304に対しては、上述したものと同様の処理が行われる。
【0087】
印字ヘッド350にて情報が印字されたICラベル304は、剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域に搬送される。
【0088】
剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域においては、その領域に搬送されてきたICラベル304の動作がリーダ/ライタ360にて正常であることが確認されている場合は、上下機構370における制御により、ブレード330の先端がコンベヤー10に対して所定の間隔で対向し、かつ、剥離紙306を搬送するためのローラ380fから離間するような角度にブレード330が設置されているため、ICラベル304は剥離紙306に貼付されて回収されず、また、その領域に搬送されてきたICラベル304の動作がリーダ/ライタ360にて異常であることが確認されている場合は、上下機構370における制御により、ブレード330の先端がコンベヤー310から離間し、かつ、剥離紙306を搬送するためのローラ380fと対向するような角度にブレード330が設置されているため、ICラベル304はローラ380fによって搬送される剥離紙306に貼付されて回収されることになる。
【0089】
ここで、上下機構370によるブレード330の角度制御について詳細に説明する。
【0090】
図7は、図6に示した上下機構370によるブレード330の角度制御を説明するための図であり、(a)はブレード330の先端がコンベヤー310に対して所定の間隔で対向し、かつ、ローラ380fから離間している場合の状態を示す図、(b)はブレード330の先端がコンベヤー310から離間し、かつ、ローラ380fと対向している場合の状態を示す図である。
【0091】
図7に示すように、本形態における上下機構370は、軸が伸び縮みするピストン形状を有し、その軸の先端がブレード330の先端に設けられた軸332に固定されており、また、ブレード330は、上下機構370における制御によって軸331を中心に角度が可変となる構造となっている。
【0092】
リーダ/ライタ360にて動作が正常であることが確認されたICラベル304が、剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域に搬送されてきた場合は、図7(a)に示すように、制御部390における制御によって上下機構370の軸が伸びた状態となっており、それにより、ブレード330の先端がコンベヤー310に対して所定の間隔で対向し、かつ、ローラ380fから離間した状態となっているため、ICラベル304は、ローラ380fによって搬送される剥離紙306に貼付されない。ここで、剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域においては、剥離紙305がブレード330によってICラベル304が貼付されていない側に鋭角に折り曲がるように作用するため、剥離紙305が鋭角に折り曲がってローラ320bの方向に搬送されていくのに対して、ICラベル304は剥離紙305が鋭角に折り曲がることにより剥離紙305から剥離する。
【0093】
この領域は、コンベヤー310に対して所定の間隔で対向する領域であるため、剥離紙305から剥離したICラベル304は、コンベヤー310上を搬送されてくるシート303上に搭載されることになる。
【0094】
また、シート303上に搭載されたICラベル304は、ローラ340によってシート303に押し付けられ、それにより、ICラベル304がシート303に貼付されることになる。
【0095】
また、リーダ/ライタ360にて動作が異常であることが確認されたICラベル304が、剥離紙305がブレード330によって鋭角に折り曲げられる領域に搬送されてきた場合は、図7(b)に示すように、制御部390における制御によって、上下機構370の軸が伸びていない状態となっており、それにより、ブレード330の先端がコンベヤー310から離間し、かつ、ローラ380fと対向した状態となっている。この際、ローラ320aから引き出された剥離紙305はローラ323によって折り曲げられるように作用し、ローラ380fと対向する。ここで、剥離紙306の搬送方向は、ICラベル304が剥離紙305に貼付されて搬送されてきた方向と同一であるため、ICラベル304は、ローラ380fによって搬送される剥離紙306に貼付され、ローラ380bの方向に搬送されていく。また、剥離紙306の搬送速度は、制御部390によってローラ321aの回転速度に応じてローラ380dの回転速度が制御されることによって制御されており、それにより、剥離紙305の搬送速度と剥離紙306の搬送速度が同一となっている。また、ローラ321aの動作においては、制御部390における制御によって常時回転するように制御してもよいし、ブレード330の先端がローラ380fと対向した状態の場合のみ回転するように制御してもよい。
【0096】
以下に、制御部390におけるタイミング制御について詳細に説明する。
【0097】
図8は、図6に示した制御部390の構成を示す図である。
【0098】
本形態における制御部390は図8に示すように、ローラ321aの回転速度とセンサ381にてICラベル304が検出されたタイミングとに基づいてリーダ/ライタ360の動作タイミングを制御するリーダ/ライタ制御部391と、ローラ321aの回転速度とセンサ381にてICラベル304が検出されたタイミングとリーダ/ライタ360における確認結果とに基づいて印字ヘッド392における印字動作及びそのタイミングを制御する印字ヘッド制御部392と、ローラ321aの回転速度とセンサ381にてICラベル304が検出されたタイミングとリーダ/ライタ360における確認結果とに基づいて、上下機構370を制御するとともに、ローラ321aの回転速度に基づいてローラ380dの回転速度を制御する回収機構制御部393と、駆動用モータ(不図示)によるローラ311の回転を、リーダ/ライタ360における確認結果によって制御することによりコンベヤー310上のシート303の搬送状態を制御するシート搬送制御部395と、ローラ311の回転速度に基づいて、ローラ320aに巻き付けられた剥離紙305を搬送するためのローラ322aの動作を制御するICラベル搬送制御部394とから構成されている。
【0099】
以下に、上記のように構成された制御部390における制御について説明する。
【0100】
ローラ322aの回転により、剥離紙305に貼付されたICラベル304がローラ320aから引き出され、センサ381にてICラベル304が検出されると、センサ381にてICラベル304が検出された旨が制御部390に通知される。
【0101】
制御部390においては、ICラベル304が貼付された剥離紙305の搬送速度がローラ321aの回転により発生するパルスによって認識されており、また、センサ381からリーダ/ライタ360、印字ヘッド350及び上下機構370に対向する領域までの距離がそれぞれ予め与えられているため、センサ381にてICラベル304が検出されると、まず、リーダ/ライタ制御部391において、センサ381にてICラベル304が検出されてから、ローラ321aの回転によって発生するパルスが、センサ381からリーダ/ライタ360までの距離に基づく数だけカウントされたタイミングにおいて、リーダ/ライタ360を駆動させ、ICラベル304に対する動作の正常性の確認が行われる。また、ICラベル304の動作が正常である場合は、所定の情報がICラベル304に書き込まれる。
【0102】
リーダ/ライタ360によって確認されたICラベル304の動作の正常性は制御部390に通知され、印字ヘッド制御部392において、ICラベル304の動作が正常である場合は、ICラベル304に印字すべき情報が印字されるような制御が行われ、また、ICラベル304の動作が異常である場合は、ICラベル304が不良である旨を示すマーク等が印字されるような制御が行われる。ここで、印字ヘッド350における印字のタイミングは、センサ381にてICラベル304が検出されてから、ローラ321aの回転によって発生するパルスが、センサ381から印字ヘッド350までの距離に基づく数だけカウントされたタイミングにおいて印字ヘッド350によって印字が行われるように印字ヘッド制御部392にて制御が行われる。また、印字ヘッド制御部392においては、ICラベル304の動作が正常であった場合においても、印字ヘッド350においてICラベル304に何も印字しないような制御を行う場合もある。
【0103】
また、リーダ/ライタ360によって確認されたICラベル304の正常性は制御部390に通知され、回収機構制御部393において、ICラベル304の動作が異常である場合は、センサ381にてICラベル304が検出されてから、ローラ321aの回転によって発生するパルスが、センサ381に対向する領域からブレード330の先端までの距離に基づく数だけカウントされたタイミングにおいて、ブレード330の先端がローラ380fに対向するようにブレード330の角度を制御するように上下機構370が制御され、それにより、ブレード330の先端がローラ380fに対向するような状態となる。
【0104】
これにより、動作が異常であることが確認されたICラベル304は、ローラ380fによって搬送される剥離紙306に貼付され、ローラ380bの方向に搬送されていく。
【0105】
また、コンベヤー310においては、シート搬送制御部395において、駆動用モータによるローラ311の回転が、リーダ/ライタ360における確認結果に基づいて制御される。リーダ/ライタ360にてICラベル304の動作が正常であることが確認された場合は、駆動用モータによって連続的にローラ311が回転するように制御され、また、リーダ/ライタ360にてICラベル304の動作が異常であることが確認された場合は、異常であることが確認されたICラベル304が貼付されていた剥離紙305の領域がブレード330によって鋭角に折り曲がる部分にさしかかってから通過するまでコンベヤー310が停止するように制御される。
【0106】
ここで、剥離紙305の搬送速度とコンベヤー310のシート303の搬送速度とは、ICラベル搬送制御部394において、コンベヤー310を駆動させているローラ311の回転によって発生するパルスを用いてローラ322aの回転速度が制御されていることにより、互いに同一速度となる。
【0107】
なお、ICラベル304がシート303に対して貼付される際に待機する位置としては、ブレード330によって剥離紙305が鋭角に折り曲がる位置であることが好ましく、何らかの制御手段によってローラ322aの回転を制御し、ICラベル304を、ブレード330によって剥離紙305が鋭角に折り曲がる位置まで搬送させておくことが考えられる。
【0108】
このように本形態においては、シート303に貼付されるICラベル304の動作の正常性を確認し、動作が異常であるICラベル304がシート303に貼付されないように回収する構成としたため、動作が正常であるICラベル304のみをシート303に貼付することができるようになる。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが内蔵された単片状のラベルを搬送するための第1の搬送手段と、ラベルが貼付されるシートが順次搬送されてくる第2の搬送手段とを有し、第1の搬送手段によって搬送されてくるラベルが第2の搬送手段上に供給されることにより、シートにラベルが貼付されるラベル貼付装置において、ラベルがシートに貼付される前の状態にて、ラベルに内蔵されたICモジュールの動作の正常性を確認する検出手段と、検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルを、該ラベルが貼付可能な剥離紙を該ラベルの搬送方向と同一方向に搬送することにより剥離紙に貼付させて回収する回収手段とを設けたため、動作が異常であるラベルがシートに貼付されないように回収されることになり、動作が正常であるラベルのみをシートに貼付することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル貼付装置の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示したラベル貼付装置のリーダ/ライタにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示したラベル貼付装置の印字ヘッドにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示した上下機構によるローラの位置制御を説明するための図であり、(a)はローラがICラベルの搬送経路から離れている場合の状態を示す図、(b)はローラがICラベルの搬送経路に近接している場合の状態を示す図である。
【図5】図1に示した制御部の構成を示す図である。
【図6】本発明のラベル貼付装置の第2の実施の形態を示す図である。
【図7】図6に示した上下機構によるブレードの角度制御を説明するための図であり、(a)はブレードの先端がコンベヤーに対して所定の間隔で対向し、かつ、ローラから離間している場合の状態を示す図、(b)はブレードの先端がコンベヤーから離間し、かつ、ローラと対向している場合の状態を示す図である。
【図8】図6に示した制御部の構成を示す図である。
【図9】ICカードを送付する際に用いられる従来の郵便物送付状の一例を示す図である。
【図10】図9に示した郵便物送付状の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図11】従来の郵便物送付状の作製装置の一例となるラベル貼付装置の一構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
3,303 シート
4,304 ICラベル
5,6,305,306 剥離紙
10,310 コンベヤー
11,20a〜20c,21a,21b,22a,22b,73,80a〜80e,311,320a〜320c,321a,321b,322a,322b,323,340,380a〜380f ローラ
30 搬送台
50,350 印字ヘッド
60,360 リーダ/ライタ
70,370 上下機構
90,390 制御部
91,391 リーダ/ライタ制御部
92,392 印字ヘッド制御部
93,393 回収機構制御部
94,394 ICラベル搬送制御部
95,395 シート搬送制御部
330 ブレード
331,332 軸
Claims (3)
- 情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが内蔵された単片状のラベルを搬送するための第1の搬送手段と、前記ラベルが貼付されるシートが順次搬送されてくる第2の搬送手段とを有し、前記第1の搬送手段によって搬送されてくるラベルが前記第2の搬送手段上に供給されることにより、前記シートに前記ラベルが貼付されるラベル貼付装置において、
前記ラベルが前記シートに貼付される前の状態にて、前記ラベルに内蔵されたICモジュールの動作の正常性を確認する検出手段と、
前記検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルを、該ラベルが貼付可能な剥離紙を該ラベルの搬送方向と同一方向に搬送することにより前記剥離紙に貼付させて回収する回収手段とを有することを特徴とするラベル貼付装置。 - 請求項1に記載のラベル貼付装置において、
前記回収手段は、前記検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルが、前記第2の搬送手段上に供給される領域に搬送されてきた場合にのみ当該領域に位置するように移動可能に設けられていることを特徴とするラベル貼付装置。 - 請求項1に記載のラベル貼付装置において、
前記検出手段にて動作が異常であることが確認されたICモジュールが内蔵されたラベルが、前記第2の搬送手段上に供給される領域に搬送されてきた場合に前記ラベルの搬送経路を前記回収手段に向かうように制御する経路制御手段を有することを特徴とするラベル貼付装置。
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