JP2004048757A - 高速動作のためのフリップフロップ - Google Patents
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- H03K3/356139—Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit the input circuit having a differential configuration with synchronous operation
Abstract
【課題】NANDゲートを使用しないので、クロック・ツー・出力遅延が減少し、高速動作が可能になるフリップフロップを提供する。
【解決手段】第1ノードと第2ノードとを具備し、クロック信号の状態によって前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージするか、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードとに出力する感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、前記クロック信号の状態と前記差動出力信号とによって前記差動入力信号をそれぞれ検出してラッチするラッチ回路とを具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】第1ノードと第2ノードとを具備し、クロック信号の状態によって前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージするか、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードとに出力する感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、前記クロック信号の状態と前記差動出力信号とによって前記差動入力信号をそれぞれ検出してラッチするラッチ回路とを具備する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体チップ上に具現されるフリップフロップに係り、より詳しくはクロック・ツー・出力遅延を減少させて高速動作できるフリップフロップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、一般的なSAFFの回路図を示す。図1を参照すれば、当業界で一般的に公知のSAFF(sense amplifier−based Flip−Flop)100は、第1段に感知増幅器10、第2段にR−Sラッチ20を具備する。
【0003】
クロック信号CLKがローである場合、感知増幅器10のセットノード/Sとリセットノード/Rは電源電圧VDDにそれぞれプリチャージされる。
クロック信号CLKの上昇エッジで、感知増幅器10は差動入力信号D、/Dを感知する。セットノード/Sとリセットノード/Rのうちいずれか1つのノードは単調に電源電圧VDDからロー(例えば、接地電圧)に遷移し、残りの1つのノードは電源電圧VDDを維持する。
【0004】
R−Sラッチ20は各遷移をキャプチャーし、クロック信号CLKの次の上昇エッジになるまでキャプチャーした状態を維持する。
セットノード/Sがローレベルの場合、出力信号Qは電源電圧VDDになり、出力信号/QはNANDゲートを通じてローになる。リセットノード/Rがローレベルの場合、出力信号/Qは電源電圧VDDになり、出力信号QはNANDゲートを通じてローになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、出力信号Q、/Qのうちいずれか1つは他の出力信号に比べて常に1つのNANDゲートほど遅延する。ハイ・ツー・ロー遷移(high−to−lowtransitions)の場合、クロック・ツー・出力遅延は3ゲート遅延である。ロー・ツー・ハイ遷移の場合、クロック・ツー・出力遅延は2ゲート遅延である。したがって、ハイ・ツー・ロー遷移は従来のSAFFの高速動作を制限する。
【0006】
従って、本発明は、クロック・ツー・出力遅延を減少させて高速動作できるフリップフロップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の望ましい一形態によるフリップフロップは、第1ノードと第2ノードとを具備し、クロック信号が第1状態にある場合、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記クロック信号が第2状態にある場合、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードに出力するための感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、前記クロック信号の状態と前記差動出力信号によって前記差動入力信号をそれぞれ検出してラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0008】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1ノードの信号及び前記クロック信号の状態に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号及び前記クロック信号の状態に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路とを具備することを具体例とする。
【0009】
さらに前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記電源電圧と前記第1出力端の間に接続され、ゲートが前記感知増幅器の第1ノードに接続される第1PMOSトランジスタと、前記第1出力端と接地電源の間に接続される直列に接続された第1NMOSトランジスタ及び第2NMOSトランジスタと、前記電源電圧と前記第2出力端の間に接続され、ゲートが前記感知増幅器の第2ノードに接続される第2PMOSトランジスタと、前記第2出力端と接地電源の間に接続される直列に接続された第3NMOSトランジスタ及び第4NMOSトランジスタと、入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータとを具備し、前記クロック信号は前記第1NMOSトランジスタのゲート及び前記第3トランジスタのゲートに入力され、前記第2NMOSトランジスタのゲートは前記第1ノードに接続され、前記第4NMOSトランジスタのゲートは前記第2ノードに接続されることを他の具体例とする。
【0010】
さらに前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第1出力端を前記電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1出力端の信号と前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路とを具備することをさらに他の具体例とする。
【0011】
さらに前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記電源電圧と前記第1出力端の間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続される第1PMOSトランジスタと、前記第1出力端と接地電源の間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続される第2PMOSトランジスタと、前記電源電圧と前記第2出力端の間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続される第3PMOSトランジスタと、前記第2出力端と前記接地電源の間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続される第4PMOSトランジスタと、入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータとを具備することをさらに他の具体例とする。
【0012】
本発明の望ましい他の形態によるフリップフロップは、第1ノードと第2ノードとを具備し、第2クロック信号が第1状態にある時、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記第2クロック信号が第2状態にある時、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードとに出力するための感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、第1クロック信号の状態と前記差動出力信号によって前記差動入力信号をそれぞれ検出し、ラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0013】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1ノードの信号及び前記第1クロック信号の状態に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号及び前記第1クロック信号の状態に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路とを具備することを具体例とする。
【0014】
本発明の望ましいさらに他の形態によるフリップフロップは、入力対と出力対とを具備し、クロック信号が第1状態にある時、前記出力対を電源電圧にプリチャージし、前記クロック信号が第2状態にある時、前記入力対に入力される差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記出力対に出力するための感知増幅器と、前記出力対に接続され、前記出力対の差動出力信号と前記クロック信号との状態によって前記感知増幅器の入力対に入力された差動入力信号を検出し、これらをそれぞれラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0015】
本発明の望ましいさらに他の形態によるフリップフロップは、エバリュエーションモードで、第1入力端と第2入力端とに入力される差動入力信号を感知して増幅し、増幅の結果である差動出力信号をそれぞれ第1ノードと第2ノードに出力するための感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとにそれぞれ接続され、前記エバリュエーションモードで、前記差動出力信号の状態によって前記差動入力信号を検出し、ラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0016】
前記フリップフロップは、プリチャージモードで、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記プリチャージモードで前記ラッチ回路は、前記検出された差動入力信号を次のエバリュエーションモードになるまでラッチすることができる。
【0017】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路を具備することを具体例とする。
【0018】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記電源電圧と前記第1出力端との間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続された第1PMOSトランジスタと、前記第1出力端と接地電源との間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続された第1NMOSトランジスタと、前記電源電圧と前記第2出力端との間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続された第2PMOSトランジスタと、前記第2出力端と前記接地電源との間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続された第2NMOSトランジスタと、入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータを具備することを他の具体例とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の望ましい実施形態を説明する。各図に提示された同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0020】
図2は、本発明の第1実施形態によるSAFFの回路図を示す。図2を参照すれば、SAFF200は感知増幅器210とR−Sラッチ230とを具備する。
【0021】
感知増幅器210は多数のMOSトランジスタ201ないし221を具備する。各PMOSトランジスタ201、203は電源電圧VDDと第1ノードND5との間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ201のゲートに入力される。PMOSトランジスタ203のゲートは第2ノードND3に接続される。
各PMOSトランジスタ205、207は電源電圧VDDと第2ノードND3との間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ207のゲートに入力される。PMOSトランジスタ205のゲートは第1ノードND5に接続される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ209、217及びNMOSトランジスタ211は第1ノードND5と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ209、211のゲートは第2ノードND3に接続される。NMOSトランジスタ217のゲートに第1入力信号IN_Hが入力される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ215、219及びNMOSトランジスタ213は第2ノードND3と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ213、215のゲートは第1ノードND5に接続される。NMOSトランジスタ219のゲートに第2入力信号IN_Lが入力される。第1入力信号IN_Hと第2入力信号IN_Lとは相補的な信号または差動信号である。
NMOSトランジスタ221は第3ノードND1と接地電源VSSとの間に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ221のゲートに入力される。
【0022】
R−Sラッチ230は多数のMOSトランジスタ231ないし245と2つのインバータ247、249とを具備する。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ231、233は第1出力端ND7と接地電源VSSの間に接続され、PMOSトランジスタ235は電源電圧VDDと第1出力端ND7との間に接続される。
PMOSトランジスタ235のゲートとNMOSトランジスタ231のゲートとは第1ノードND5にそれぞれ接続され、NMOSトランジスタ233のゲートはクロック信号CLKを受信する。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ231、233はSAFF200の下降遷移を強化する。
直列に接続された2つのNMOSトランジスタ241、243は第2出力端ND9と接地電源VSSの間に接続され、PMOSトランジスタ245は電源電圧VDDと第2出力端ND9との間に接続される。
PMOSトランジスタ245のゲートとNMOSトランジスタ241のゲートは第2ノードND3にそれぞれ接続され、NMOSトランジスタ243のゲートはクロック信号CLKを受信する。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ241、243はSAFF200の下降遷移を強化する。
インバータ247の入力端と出力端とは第1出力端ND7と第2出力端ND9とにそれぞれ接続され、インバータ249の入力端と出力端とは第2出力端ND9と第1出力端ND7とにそれぞれ接続される。第1出力信号OUT_Hは第1出力端ND7の信号であり、第2出力信号OUT_Lは第2出力端ND9の信号である。
第1出力信号OUT_Hと第2出力信号OUT_Lとは相補的な信号または差動信号である。各インバータ247、249は第1出力端ND7の信号と第2出力端ND9の信号とをそれぞれラッチする。
【0023】
図2を参照してSAFF200の動作を説明すれば、次の通りである。感知増幅器210はクロック信号CLKが論理ローの区間の間、各ノードND3、ND5を電源電圧VDDレベルにプリチャージする。
これをプリチャージ段階という。そして、プリチャージ段階で各NMOSトランジスタ221、233、243はオフされ、各PMOSトランジスタ235、245は対応する各ノードND3、ND5の電圧に応答してオフにされる。
クロック信号CLKが論理ハイの区間の間、感知増幅器210は差動入力信号IN_L、IN_Hを受信して感知し、差動出力信号をR−Sラッチ230に出力する。これをエバリュエーション段階という。
【0024】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがハイであり、第2入力信号IN_Lがローである場合の感知増幅器210の動作を説明すれば、次の通りである。各NMOSトランジスタ217、221はターンオンされ、NMOSトランジスタ219はオフにされるので、NMOSトランジスタ209はターンオンされる。
したがって、第1ノードND5の電圧はトランジスタ209、217、221を通じてローレベルにプルダウンされる。この場合、PMOSトランジスタ205は第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされるので、第2ノードND3の電圧は電源電圧VDDを維持する。
R−Sラッチ230のPMOSトランジスタ235はローレベルを有する第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされ、NMOSトランジスタ231はターンオフされるので、第1出力端ND7の電圧は電源電圧VDDレベルにプルアップされる。
また、PMOSトランジスタ245はハイレベルを有する第2ノードND3の電圧に応答してターンオフされ、NMOSトランジスタ241はターンオンされるので、第2出力端ND9の電圧は接地電源VSSレベルにプルダウンされる。したがって、各出力端ND7、ND9の電圧は各インバータ247、249によってラッチされるので、第1出力信号OUT_Hはハイとなり、第2出力信号OUT_Lはローとなる。各出力端ND7、ND9の電圧は次のエバリュエーション段階になるまで維持される。
【0025】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがローであり、第2入力信号IN_Lがハイである場合、感知増幅器210の第2ノードND3は電源電圧VDDからローレベルに遷移し、第1ノードND5は電源電圧VDDを維持する。
R−Sラッチ230の第1出力端ND7は各NMOSトランジスタ231、233によって接地電源VSSレベルにプルダウンされ、第2出力端ND9はPMOSトランジスタ245によって電源電圧VDDレベルにプルアップされる。したがって、第1出力信号OUT_Hはローであり、第2出力信号OUT_Lはハイである。
【0026】
本発明によるSAFF200は、NANDゲートを使用しないので、ロック・ツー・出力遅延が減少する。さらに、直列に接続された2つのNMOSトランジスタ231と233、241と243によって下降遷移が強化される。よって、、図1のSAFF100より高速動作できる効果がある。
【0027】
図3は、本発明の第2実施形態によるSAFFの回路図を示す。図3のSAFF300は第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2とを使用することを除けば、図2のSAFF200と実質的に同一である。図3のSAFF300は感知増幅器210A及びR−Sラッチ230’を具備する。
【0028】
図3を簡単に説明すれば、次の通りである。第1クロック信号CLK1が各NMOSトランジスタ233、243のゲートに入力されることを除き、図3のR−Sラッチ230’の構成は図2のR−Sラッチ230の構成と同一である。
また、第2クロック信号CLK2が各MOSトランジスタ201、207、221のゲートに入力されることを除き、図3の感知増幅器210Aの構成は図2の感知増幅器210の構成と同一である。
そして、プリチャージ段階で、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2はローレベルを維持する。また、エバリュエーション段階で第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2はハイレベルを維持する。
【0029】
図3のSAFF300が差動入力信号IN_H、IN_Lを感知して増幅し、前記差動入力信号を検出して差動出力信号OUT_H、OUT_Lを出力する動作は図2のSAFF200の動作と同一なので、これについての詳しい説明は省略する。
【0030】
図4は、本発明の第3実施形態によるSAFFの回路図を示す。図4を参照すれば、SAFF400は感知増幅器210B及びR−Sラッチ430を具備する。
【0031】
感知増幅器210Bは多数のMOSトランジスタ201ないし221を具備する。各PMOSトランジスタ201、203は電源電圧VDDと第1ノードND5の間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ201のゲートに入力される。PMOSトランジスタ203のゲートは第2ノードND3に接続される。
各PMOSトランジスタ205、207は電源電圧VDDと第2ノードND3との間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ207のゲートに入力される。PMOSトランジスタ205のゲートは第1ノードND5に接続される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ209、217及びNMOSトランジスタ211は第1ノードND5と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ209、211のゲートは第2ノードND3に接続される。NMOSトランジスタ217のゲートに第2入力信号IN_Lが入力される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ215、219及びNMOSトランジスタ213は第2ノードND3と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ213、215のゲートは第1ノードND5に接続される。NMOSトランジスタ219のゲートに第1入力信号IN_Hが入力される。第1入力信号IN_Hと第2入力信号IN_Lとは相補的な信号または差動信号である。
NMOSトランジスタ221は第3ノードND1と接地電源VSSとの間に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ221のゲートに入力される。
【0032】
R−Sラッチ430は多数のPMOSトランジスタ431、433、435、437を具備する。PMOSトランジスタ431は電源電圧VDDと第1出力端ND7との間に接続され、PMOSトランジスタ431のゲートは第2ノードND3に接続される。PMOSトランジスタ433は第1出力端ND7と接地電源VSSとの間に接続され、PMOSトランジスタ433のゲートは第1ノードND5に接続される。
PMOSトランジスタ435は電源電圧VDDと第2出力端ND9との間に接続され、PMOSトランジスタ435のゲートは第1ノードND5に接続される。PMOSトランジスタ437は第2出力端ND9と接地電源VSSとの間に接続され、PMOSトランジスタ437のゲートは第2ノードND3に接続される。
インバータ439の入力端と出力端とは第1出力端ND7と第2出力端ND9とにそれぞれ接続され、インバータ441の入力端と出力端とは第2出力端ND9と第1出力端ND7とにそれぞれ接続される。インバータ439、441はラッチを構成する。
【0033】
図4を参照してSAFF400の動作を簡単に説明すれば、次の通りである。プリチャージ段階で、各ノードND3、ND5は電源電圧VDDにプリチャージされる。
【0034】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがハイであって、第2入力信号IN_Lがローである場合、各NMOSトランジスタ219、221はターンオンされ、NMOSトランジスタ217はオフされるので、NMOSトランジスタ215はターンオンされる。
したがって、第2ノードND3の電圧はトランジスタ215、219、221を通じてローレベルにプルダウンされる。この場合、PMOSトランジスタ203は第2ノードND3の電圧に応答してターンオンされるので、第1ノードND5の電圧は電源電圧VDDを維持する。
PMOSトランジスタ433、435はハイレベルを有する第1ノードND5の電圧に応答してオフされる。しかし、PMOSトランジスタ431、437はローレベルを有する第2ノードND3の電圧に応答してターンオンされるので、第1出力端ND7は電源電圧VDDにプルアップされ、第2出力端ND9は接地電源VSSにプルダウンされる。
したがって、各出力端ND7、ND9の電圧は各インバータ439、441によってラッチされるので、第1出力信号OUT_Hはハイになり、第2出力信号OUT_Lはローになる。各出力端ND7、ND9の電圧は次のエバリュエーション段階になるまで維持される。
【0035】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがローであって、第2入力信号IN_Lがハイである場合、感知増幅器210Bの第2ノードND3は電源電圧VDDを維持し、第1ノードND5は電源電圧VDDからローレベルに遷移する。
すると、第1出力端ND7はPMOSトランジスタ433によって接地電源VSSレベルにプルダウンされ、第2出力端ND9はPMOSトランジスタ435によって電源電圧VDDレベルにプルアップされる。
【0036】
本発明によるSAFF400はR−Sラッチ430を4つのPMOSトランジスタで具現できるので、動作速度がより向上する。また、SAFF400の全体的なレイアウト面積が狭くなる効果がある。
【0037】
図5は、本発明の第4実施形態によるSAFFの回路図を示す。図5を参照すれば、SAFF500は感知増幅器210及びR−Sラッチ530を具備する。図5の感知増幅器210の構造と動作は図2の感知増幅器210の構造及び動作と同一である。
【0038】
R−Sラッチ530は多数のMOSトランジスタ531ないし545及び2つのインバータ547、549を具備する。
PMOSトランジスタ531は電源電圧VDDと第1出力端ND7との間に接続され、PMOSトランジスタ531のゲートは第1ノードND5に接続される。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ533、535は第1出力端ND7と接地電源VSSとの間に接続され、NMOSトランジスタ533のゲートは第1ノードND5に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ535のゲートに入力される。
PMOSトランジスタ541は電源電圧VDDと第2出力端ND9との間に接続され、PMOSトランジスタ541のゲートは第2ノードND3に接続される。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ543、545は第2出力端ND9と接地電源VSSとの間に接続され、NMOSトランジスタ543のゲートは第2ノードND3に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ545のゲートに入力される。
インバータ547の入力端と出力端とは第1出力端ND7と第2出力端ND9とにそれぞれ接続され、インバータ549の入力端と出力端とは第2出力端ND9と第1出力端ND7とにそれぞれ接続される。
【0039】
プリチャージ段階で、各ノードND3、ND5は電源電圧VDDにプリチャージされ、R−Sラッチ530の各NMOSトランジスタ535、545はオフされる。
【0040】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがハイであって、第2入力信号IN_Lがローである場合、第1ノードND5の電圧はトランジスタ209、217、221を通じてローレベルにプルダウンされる。この場合、PMOSトランジスタ205は第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされるので、第2ノードND3の電圧は電源電圧VDDを維持する。
R−Sラッチ530のPMOSトランジスタ531はローレベルを有する第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされ、NMOSトランジスタ533はターンオフされるので、第1出力端ND7の電圧は電源電圧VDDレベルにプルアップされる。
また、PMOSトランジスタ541はハイレベルを有する第2ノードND3の電圧に応答してターンオフされ、NMOSトランジスタ543、545はターンオンされるので、第2出力端ND9の電圧は接地電源VSSレベルにプルダウンされる。
したがって、各出力端ND7、ND9の電圧は各インバータ547、549によってラッチされるので、第1出力信号OUT_Hはハイになり、第2出力信号OUT_Lはローになる。各出力端ND7、ND9の電圧は次のエバリュエーション段階になるまで維持される。
【0041】
また、エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがローであって、第2入力信号IN_Lがハイである場合、感知増幅器210の第2ノードND3は電源電圧VDDからローレベルに遷移し、第1ノードND5は電源電圧VDDを維持する。
すると、R−Sラッチ530の第1出力端ND7はNMOSトランジスタ533、535によって接地電源VSSレベルにプルダウンされ、第2出力端ND9はPMOSトランジスタ541によって電源電圧VDDレベルにプルアップされる。したがって、第1出力信号OUT_Hはローであり、第2出力信号OUT_Lはハイである。
【0042】
以上実施の形態を説明したが、これは例示に過ぎず、本技術分野の当業者ならばこれより種々な変形及び均等な他の実施の形態が可能であることを理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的な保護範囲は特許請求の範囲の技術的思想により定められるべきである。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によるSAFFはNANDゲートを使用しないので、クロック・ツー・出力遅延が減少する。従って、本発明によるSAFFは高速に動作できる長所がある。また、本発明によるSAFFのR−Sラッチは複数のMOSトランジスタで具現できるので、全体的なレイアウト面積が狭まる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なSAFFの回路図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるSAFFの回路図である。
【図3】本発明の第2実施形態によるSAFFの回路図である。
【図4】本発明の第3実施形態によるSAFFの回路図である。
【図5】本発明の第4実施形態によるSAFFの回路図である。
【符号の説明】
200 SAFF
210 感知増幅器
230 R−Sラッチ
ND3 第2ノード
ND5 第1ノード
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体チップ上に具現されるフリップフロップに係り、より詳しくはクロック・ツー・出力遅延を減少させて高速動作できるフリップフロップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、一般的なSAFFの回路図を示す。図1を参照すれば、当業界で一般的に公知のSAFF(sense amplifier−based Flip−Flop)100は、第1段に感知増幅器10、第2段にR−Sラッチ20を具備する。
【0003】
クロック信号CLKがローである場合、感知増幅器10のセットノード/Sとリセットノード/Rは電源電圧VDDにそれぞれプリチャージされる。
クロック信号CLKの上昇エッジで、感知増幅器10は差動入力信号D、/Dを感知する。セットノード/Sとリセットノード/Rのうちいずれか1つのノードは単調に電源電圧VDDからロー(例えば、接地電圧)に遷移し、残りの1つのノードは電源電圧VDDを維持する。
【0004】
R−Sラッチ20は各遷移をキャプチャーし、クロック信号CLKの次の上昇エッジになるまでキャプチャーした状態を維持する。
セットノード/Sがローレベルの場合、出力信号Qは電源電圧VDDになり、出力信号/QはNANDゲートを通じてローになる。リセットノード/Rがローレベルの場合、出力信号/Qは電源電圧VDDになり、出力信号QはNANDゲートを通じてローになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、出力信号Q、/Qのうちいずれか1つは他の出力信号に比べて常に1つのNANDゲートほど遅延する。ハイ・ツー・ロー遷移(high−to−lowtransitions)の場合、クロック・ツー・出力遅延は3ゲート遅延である。ロー・ツー・ハイ遷移の場合、クロック・ツー・出力遅延は2ゲート遅延である。したがって、ハイ・ツー・ロー遷移は従来のSAFFの高速動作を制限する。
【0006】
従って、本発明は、クロック・ツー・出力遅延を減少させて高速動作できるフリップフロップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の望ましい一形態によるフリップフロップは、第1ノードと第2ノードとを具備し、クロック信号が第1状態にある場合、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記クロック信号が第2状態にある場合、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードに出力するための感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、前記クロック信号の状態と前記差動出力信号によって前記差動入力信号をそれぞれ検出してラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0008】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1ノードの信号及び前記クロック信号の状態に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号及び前記クロック信号の状態に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路とを具備することを具体例とする。
【0009】
さらに前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記電源電圧と前記第1出力端の間に接続され、ゲートが前記感知増幅器の第1ノードに接続される第1PMOSトランジスタと、前記第1出力端と接地電源の間に接続される直列に接続された第1NMOSトランジスタ及び第2NMOSトランジスタと、前記電源電圧と前記第2出力端の間に接続され、ゲートが前記感知増幅器の第2ノードに接続される第2PMOSトランジスタと、前記第2出力端と接地電源の間に接続される直列に接続された第3NMOSトランジスタ及び第4NMOSトランジスタと、入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータとを具備し、前記クロック信号は前記第1NMOSトランジスタのゲート及び前記第3トランジスタのゲートに入力され、前記第2NMOSトランジスタのゲートは前記第1ノードに接続され、前記第4NMOSトランジスタのゲートは前記第2ノードに接続されることを他の具体例とする。
【0010】
さらに前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第1出力端を前記電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1出力端の信号と前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路とを具備することをさらに他の具体例とする。
【0011】
さらに前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記電源電圧と前記第1出力端の間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続される第1PMOSトランジスタと、前記第1出力端と接地電源の間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続される第2PMOSトランジスタと、前記電源電圧と前記第2出力端の間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続される第3PMOSトランジスタと、前記第2出力端と前記接地電源の間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続される第4PMOSトランジスタと、入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータとを具備することをさらに他の具体例とする。
【0012】
本発明の望ましい他の形態によるフリップフロップは、第1ノードと第2ノードとを具備し、第2クロック信号が第1状態にある時、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記第2クロック信号が第2状態にある時、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードとに出力するための感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、第1クロック信号の状態と前記差動出力信号によって前記差動入力信号をそれぞれ検出し、ラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0013】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1ノードの信号及び前記第1クロック信号の状態に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号及び前記第1クロック信号の状態に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路とを具備することを具体例とする。
【0014】
本発明の望ましいさらに他の形態によるフリップフロップは、入力対と出力対とを具備し、クロック信号が第1状態にある時、前記出力対を電源電圧にプリチャージし、前記クロック信号が第2状態にある時、前記入力対に入力される差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記出力対に出力するための感知増幅器と、前記出力対に接続され、前記出力対の差動出力信号と前記クロック信号との状態によって前記感知増幅器の入力対に入力された差動入力信号を検出し、これらをそれぞれラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0015】
本発明の望ましいさらに他の形態によるフリップフロップは、エバリュエーションモードで、第1入力端と第2入力端とに入力される差動入力信号を感知して増幅し、増幅の結果である差動出力信号をそれぞれ第1ノードと第2ノードに出力するための感知増幅器と、前記第1ノードと前記第2ノードとにそれぞれ接続され、前記エバリュエーションモードで、前記差動出力信号の状態によって前記差動入力信号を検出し、ラッチするためのラッチ回路とを具備することを特徴とする。
【0016】
前記フリップフロップは、プリチャージモードで、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記プリチャージモードで前記ラッチ回路は、前記検出された差動入力信号を次のエバリュエーションモードになるまでラッチすることができる。
【0017】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路を具備することを具体例とする。
【0018】
前記ラッチ回路は、第1出力端と、第2出力端と、前記電源電圧と前記第1出力端との間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続された第1PMOSトランジスタと、前記第1出力端と接地電源との間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続された第1NMOSトランジスタと、前記電源電圧と前記第2出力端との間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続された第2PMOSトランジスタと、前記第2出力端と前記接地電源との間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続された第2NMOSトランジスタと、入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータを具備することを他の具体例とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の望ましい実施形態を説明する。各図に提示された同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0020】
図2は、本発明の第1実施形態によるSAFFの回路図を示す。図2を参照すれば、SAFF200は感知増幅器210とR−Sラッチ230とを具備する。
【0021】
感知増幅器210は多数のMOSトランジスタ201ないし221を具備する。各PMOSトランジスタ201、203は電源電圧VDDと第1ノードND5との間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ201のゲートに入力される。PMOSトランジスタ203のゲートは第2ノードND3に接続される。
各PMOSトランジスタ205、207は電源電圧VDDと第2ノードND3との間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ207のゲートに入力される。PMOSトランジスタ205のゲートは第1ノードND5に接続される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ209、217及びNMOSトランジスタ211は第1ノードND5と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ209、211のゲートは第2ノードND3に接続される。NMOSトランジスタ217のゲートに第1入力信号IN_Hが入力される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ215、219及びNMOSトランジスタ213は第2ノードND3と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ213、215のゲートは第1ノードND5に接続される。NMOSトランジスタ219のゲートに第2入力信号IN_Lが入力される。第1入力信号IN_Hと第2入力信号IN_Lとは相補的な信号または差動信号である。
NMOSトランジスタ221は第3ノードND1と接地電源VSSとの間に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ221のゲートに入力される。
【0022】
R−Sラッチ230は多数のMOSトランジスタ231ないし245と2つのインバータ247、249とを具備する。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ231、233は第1出力端ND7と接地電源VSSの間に接続され、PMOSトランジスタ235は電源電圧VDDと第1出力端ND7との間に接続される。
PMOSトランジスタ235のゲートとNMOSトランジスタ231のゲートとは第1ノードND5にそれぞれ接続され、NMOSトランジスタ233のゲートはクロック信号CLKを受信する。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ231、233はSAFF200の下降遷移を強化する。
直列に接続された2つのNMOSトランジスタ241、243は第2出力端ND9と接地電源VSSの間に接続され、PMOSトランジスタ245は電源電圧VDDと第2出力端ND9との間に接続される。
PMOSトランジスタ245のゲートとNMOSトランジスタ241のゲートは第2ノードND3にそれぞれ接続され、NMOSトランジスタ243のゲートはクロック信号CLKを受信する。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ241、243はSAFF200の下降遷移を強化する。
インバータ247の入力端と出力端とは第1出力端ND7と第2出力端ND9とにそれぞれ接続され、インバータ249の入力端と出力端とは第2出力端ND9と第1出力端ND7とにそれぞれ接続される。第1出力信号OUT_Hは第1出力端ND7の信号であり、第2出力信号OUT_Lは第2出力端ND9の信号である。
第1出力信号OUT_Hと第2出力信号OUT_Lとは相補的な信号または差動信号である。各インバータ247、249は第1出力端ND7の信号と第2出力端ND9の信号とをそれぞれラッチする。
【0023】
図2を参照してSAFF200の動作を説明すれば、次の通りである。感知増幅器210はクロック信号CLKが論理ローの区間の間、各ノードND3、ND5を電源電圧VDDレベルにプリチャージする。
これをプリチャージ段階という。そして、プリチャージ段階で各NMOSトランジスタ221、233、243はオフされ、各PMOSトランジスタ235、245は対応する各ノードND3、ND5の電圧に応答してオフにされる。
クロック信号CLKが論理ハイの区間の間、感知増幅器210は差動入力信号IN_L、IN_Hを受信して感知し、差動出力信号をR−Sラッチ230に出力する。これをエバリュエーション段階という。
【0024】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがハイであり、第2入力信号IN_Lがローである場合の感知増幅器210の動作を説明すれば、次の通りである。各NMOSトランジスタ217、221はターンオンされ、NMOSトランジスタ219はオフにされるので、NMOSトランジスタ209はターンオンされる。
したがって、第1ノードND5の電圧はトランジスタ209、217、221を通じてローレベルにプルダウンされる。この場合、PMOSトランジスタ205は第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされるので、第2ノードND3の電圧は電源電圧VDDを維持する。
R−Sラッチ230のPMOSトランジスタ235はローレベルを有する第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされ、NMOSトランジスタ231はターンオフされるので、第1出力端ND7の電圧は電源電圧VDDレベルにプルアップされる。
また、PMOSトランジスタ245はハイレベルを有する第2ノードND3の電圧に応答してターンオフされ、NMOSトランジスタ241はターンオンされるので、第2出力端ND9の電圧は接地電源VSSレベルにプルダウンされる。したがって、各出力端ND7、ND9の電圧は各インバータ247、249によってラッチされるので、第1出力信号OUT_Hはハイとなり、第2出力信号OUT_Lはローとなる。各出力端ND7、ND9の電圧は次のエバリュエーション段階になるまで維持される。
【0025】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがローであり、第2入力信号IN_Lがハイである場合、感知増幅器210の第2ノードND3は電源電圧VDDからローレベルに遷移し、第1ノードND5は電源電圧VDDを維持する。
R−Sラッチ230の第1出力端ND7は各NMOSトランジスタ231、233によって接地電源VSSレベルにプルダウンされ、第2出力端ND9はPMOSトランジスタ245によって電源電圧VDDレベルにプルアップされる。したがって、第1出力信号OUT_Hはローであり、第2出力信号OUT_Lはハイである。
【0026】
本発明によるSAFF200は、NANDゲートを使用しないので、ロック・ツー・出力遅延が減少する。さらに、直列に接続された2つのNMOSトランジスタ231と233、241と243によって下降遷移が強化される。よって、、図1のSAFF100より高速動作できる効果がある。
【0027】
図3は、本発明の第2実施形態によるSAFFの回路図を示す。図3のSAFF300は第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2とを使用することを除けば、図2のSAFF200と実質的に同一である。図3のSAFF300は感知増幅器210A及びR−Sラッチ230’を具備する。
【0028】
図3を簡単に説明すれば、次の通りである。第1クロック信号CLK1が各NMOSトランジスタ233、243のゲートに入力されることを除き、図3のR−Sラッチ230’の構成は図2のR−Sラッチ230の構成と同一である。
また、第2クロック信号CLK2が各MOSトランジスタ201、207、221のゲートに入力されることを除き、図3の感知増幅器210Aの構成は図2の感知増幅器210の構成と同一である。
そして、プリチャージ段階で、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2はローレベルを維持する。また、エバリュエーション段階で第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2はハイレベルを維持する。
【0029】
図3のSAFF300が差動入力信号IN_H、IN_Lを感知して増幅し、前記差動入力信号を検出して差動出力信号OUT_H、OUT_Lを出力する動作は図2のSAFF200の動作と同一なので、これについての詳しい説明は省略する。
【0030】
図4は、本発明の第3実施形態によるSAFFの回路図を示す。図4を参照すれば、SAFF400は感知増幅器210B及びR−Sラッチ430を具備する。
【0031】
感知増幅器210Bは多数のMOSトランジスタ201ないし221を具備する。各PMOSトランジスタ201、203は電源電圧VDDと第1ノードND5の間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ201のゲートに入力される。PMOSトランジスタ203のゲートは第2ノードND3に接続される。
各PMOSトランジスタ205、207は電源電圧VDDと第2ノードND3との間に接続され、クロック信号CLKはPMOSトランジスタ207のゲートに入力される。PMOSトランジスタ205のゲートは第1ノードND5に接続される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ209、217及びNMOSトランジスタ211は第1ノードND5と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ209、211のゲートは第2ノードND3に接続される。NMOSトランジスタ217のゲートに第2入力信号IN_Lが入力される。
直列に接続されたNMOSトランジスタ215、219及びNMOSトランジスタ213は第2ノードND3と第3ノードND1との間にそれぞれ接続され、各NMOSトランジスタ213、215のゲートは第1ノードND5に接続される。NMOSトランジスタ219のゲートに第1入力信号IN_Hが入力される。第1入力信号IN_Hと第2入力信号IN_Lとは相補的な信号または差動信号である。
NMOSトランジスタ221は第3ノードND1と接地電源VSSとの間に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ221のゲートに入力される。
【0032】
R−Sラッチ430は多数のPMOSトランジスタ431、433、435、437を具備する。PMOSトランジスタ431は電源電圧VDDと第1出力端ND7との間に接続され、PMOSトランジスタ431のゲートは第2ノードND3に接続される。PMOSトランジスタ433は第1出力端ND7と接地電源VSSとの間に接続され、PMOSトランジスタ433のゲートは第1ノードND5に接続される。
PMOSトランジスタ435は電源電圧VDDと第2出力端ND9との間に接続され、PMOSトランジスタ435のゲートは第1ノードND5に接続される。PMOSトランジスタ437は第2出力端ND9と接地電源VSSとの間に接続され、PMOSトランジスタ437のゲートは第2ノードND3に接続される。
インバータ439の入力端と出力端とは第1出力端ND7と第2出力端ND9とにそれぞれ接続され、インバータ441の入力端と出力端とは第2出力端ND9と第1出力端ND7とにそれぞれ接続される。インバータ439、441はラッチを構成する。
【0033】
図4を参照してSAFF400の動作を簡単に説明すれば、次の通りである。プリチャージ段階で、各ノードND3、ND5は電源電圧VDDにプリチャージされる。
【0034】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがハイであって、第2入力信号IN_Lがローである場合、各NMOSトランジスタ219、221はターンオンされ、NMOSトランジスタ217はオフされるので、NMOSトランジスタ215はターンオンされる。
したがって、第2ノードND3の電圧はトランジスタ215、219、221を通じてローレベルにプルダウンされる。この場合、PMOSトランジスタ203は第2ノードND3の電圧に応答してターンオンされるので、第1ノードND5の電圧は電源電圧VDDを維持する。
PMOSトランジスタ433、435はハイレベルを有する第1ノードND5の電圧に応答してオフされる。しかし、PMOSトランジスタ431、437はローレベルを有する第2ノードND3の電圧に応答してターンオンされるので、第1出力端ND7は電源電圧VDDにプルアップされ、第2出力端ND9は接地電源VSSにプルダウンされる。
したがって、各出力端ND7、ND9の電圧は各インバータ439、441によってラッチされるので、第1出力信号OUT_Hはハイになり、第2出力信号OUT_Lはローになる。各出力端ND7、ND9の電圧は次のエバリュエーション段階になるまで維持される。
【0035】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがローであって、第2入力信号IN_Lがハイである場合、感知増幅器210Bの第2ノードND3は電源電圧VDDを維持し、第1ノードND5は電源電圧VDDからローレベルに遷移する。
すると、第1出力端ND7はPMOSトランジスタ433によって接地電源VSSレベルにプルダウンされ、第2出力端ND9はPMOSトランジスタ435によって電源電圧VDDレベルにプルアップされる。
【0036】
本発明によるSAFF400はR−Sラッチ430を4つのPMOSトランジスタで具現できるので、動作速度がより向上する。また、SAFF400の全体的なレイアウト面積が狭くなる効果がある。
【0037】
図5は、本発明の第4実施形態によるSAFFの回路図を示す。図5を参照すれば、SAFF500は感知増幅器210及びR−Sラッチ530を具備する。図5の感知増幅器210の構造と動作は図2の感知増幅器210の構造及び動作と同一である。
【0038】
R−Sラッチ530は多数のMOSトランジスタ531ないし545及び2つのインバータ547、549を具備する。
PMOSトランジスタ531は電源電圧VDDと第1出力端ND7との間に接続され、PMOSトランジスタ531のゲートは第1ノードND5に接続される。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ533、535は第1出力端ND7と接地電源VSSとの間に接続され、NMOSトランジスタ533のゲートは第1ノードND5に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ535のゲートに入力される。
PMOSトランジスタ541は電源電圧VDDと第2出力端ND9との間に接続され、PMOSトランジスタ541のゲートは第2ノードND3に接続される。直列に接続された2つのNMOSトランジスタ543、545は第2出力端ND9と接地電源VSSとの間に接続され、NMOSトランジスタ543のゲートは第2ノードND3に接続され、クロック信号CLKはNMOSトランジスタ545のゲートに入力される。
インバータ547の入力端と出力端とは第1出力端ND7と第2出力端ND9とにそれぞれ接続され、インバータ549の入力端と出力端とは第2出力端ND9と第1出力端ND7とにそれぞれ接続される。
【0039】
プリチャージ段階で、各ノードND3、ND5は電源電圧VDDにプリチャージされ、R−Sラッチ530の各NMOSトランジスタ535、545はオフされる。
【0040】
エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがハイであって、第2入力信号IN_Lがローである場合、第1ノードND5の電圧はトランジスタ209、217、221を通じてローレベルにプルダウンされる。この場合、PMOSトランジスタ205は第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされるので、第2ノードND3の電圧は電源電圧VDDを維持する。
R−Sラッチ530のPMOSトランジスタ531はローレベルを有する第1ノードND5の電圧に応答してターンオンされ、NMOSトランジスタ533はターンオフされるので、第1出力端ND7の電圧は電源電圧VDDレベルにプルアップされる。
また、PMOSトランジスタ541はハイレベルを有する第2ノードND3の電圧に応答してターンオフされ、NMOSトランジスタ543、545はターンオンされるので、第2出力端ND9の電圧は接地電源VSSレベルにプルダウンされる。
したがって、各出力端ND7、ND9の電圧は各インバータ547、549によってラッチされるので、第1出力信号OUT_Hはハイになり、第2出力信号OUT_Lはローになる。各出力端ND7、ND9の電圧は次のエバリュエーション段階になるまで維持される。
【0041】
また、エバリュエーション段階で、第1入力信号IN_Hがローであって、第2入力信号IN_Lがハイである場合、感知増幅器210の第2ノードND3は電源電圧VDDからローレベルに遷移し、第1ノードND5は電源電圧VDDを維持する。
すると、R−Sラッチ530の第1出力端ND7はNMOSトランジスタ533、535によって接地電源VSSレベルにプルダウンされ、第2出力端ND9はPMOSトランジスタ541によって電源電圧VDDレベルにプルアップされる。したがって、第1出力信号OUT_Hはローであり、第2出力信号OUT_Lはハイである。
【0042】
以上実施の形態を説明したが、これは例示に過ぎず、本技術分野の当業者ならばこれより種々な変形及び均等な他の実施の形態が可能であることを理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的な保護範囲は特許請求の範囲の技術的思想により定められるべきである。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によるSAFFはNANDゲートを使用しないので、クロック・ツー・出力遅延が減少する。従って、本発明によるSAFFは高速に動作できる長所がある。また、本発明によるSAFFのR−Sラッチは複数のMOSトランジスタで具現できるので、全体的なレイアウト面積が狭まる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なSAFFの回路図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるSAFFの回路図である。
【図3】本発明の第2実施形態によるSAFFの回路図である。
【図4】本発明の第3実施形態によるSAFFの回路図である。
【図5】本発明の第4実施形態によるSAFFの回路図である。
【符号の説明】
200 SAFF
210 感知増幅器
230 R−Sラッチ
ND3 第2ノード
ND5 第1ノード
Claims (12)
- 第1ノードと第2ノードとを具備し、クロック信号が第1状態にある場合、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記クロック信号が第2状態にある場合、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードに出力するための感知増幅器と、
前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、前記クロック信号の状態と前記差動出力信号によって前記差動入力信号をそれぞれ検出してラッチするためのラッチ回路と、を具備することを特徴とするフリップフロップ。 - 前記ラッチ回路は、
第1出力端と、
第2出力端と、
前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、
前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、
前記第1ノードの信号及び前記クロック信号の状態に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、
前記第2ノードの信号及び前記クロック信号の状態に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、
前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路と、を具備することを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ。 - 前記ラッチ回路は、
第1出力端と、
第2出力端と、
前記電源電圧と前記第1出力端の間に接続され、ゲートが前記感知増幅器の第1ノードに接続される第1PMOSトランジスタと、
前記第1出力端と接地電源の間に接続される直列に接続された第1NMOSトランジスタ及び第2NMOSトランジスタと、
前記電源電圧と前記第2出力端の間に接続され、ゲートが前記感知増幅器の第2ノードに接続される第2PMOSトランジスタと、
前記第2出力端と接地電源の間に接続される直列に接続された第3NMOSトランジスタ及び第4NMOSトランジスタと、
入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、
入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータとを具備し、
前記クロック信号は前記第1NMOSトランジスタのゲート及び前記第3トランジスタのゲートに入力され、前記第2NMOSトランジスタのゲートは前記第1ノードに接続され、前記第4NMOSトランジスタのゲートは前記第2ノードに接続されることを特徴とする請求項1に記載のデータラッチ回路。 - 前記ラッチ回路は、
第1出力端と、
第2出力端と、
前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、
前記第2ノードの信号に応答して前記第1出力端を前記電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、
前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、
前記第1ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、
前記第1出力端の信号と前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路と、を具備することを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ。 - 前記ラッチ回路は、
第1出力端と、
第2出力端と、
前記電源電圧と前記第1出力端の間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続される第1PMOSトランジスタと、
前記第1出力端と接地電源の間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続される第2PMOSトランジスタと、
前記電源電圧と前記第2出力端の間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続される第3PMOSトランジスタと、
前記第2出力端と前記接地電源の間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続される第4PMOSトランジスタと、
入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、
入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータと、を具備することを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ。 - 第1ノードと第2ノードとを具備し、第2クロック信号が第1状態にある時、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、前記第2クロック信号が第2状態にある時、差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記第1ノードと前記第2ノードとに出力するための感知増幅器と、
前記第1ノードと前記第2ノードとに接続され、第1クロック信号の状態と前記差動出力信号によって前記差動入力信号をそれぞれ検出し、ラッチするためのラッチ回路と、を具備することを特徴とするフリップフロップ。 - 前記ラッチ回路は、
第1出力端と、
第2出力端と、
前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、
前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、
前記第1ノードの信号及び前記第1クロック信号の状態に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、
前記第2ノードの信号及び前記第1クロック信号の状態に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、
前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路と、を具備することを特徴とする請求項6に記載のフリップフロップ。 - 入力対と出力対とを具備し、クロック信号が第1状態にある時、前記出力対を電源電圧にプリチャージし、前記クロック信号が第2状態にある時、前記入力対に入力される差動入力信号を受信して増幅し、差動出力信号を前記出力対に出力するための感知増幅器と、
前記出力対に接続され、前記出力対の差動出力信号と前記クロック信号の状態によって前記感知増幅器の入力対に入力された差動入力信号を検出し、これらをそれぞれラッチするためのラッチ回路と、を具備することを特徴とするフリップフロップ。 - エバリュエーションモードで、第1入力端と第2入力端とに入力される差動入力信号を感知して増幅し、増幅の結果である差動出力信号をそれぞれ第1ノードと第2ノードに出力するための感知増幅器と、
前記第1ノードと前記第2ノードとにそれぞれ接続され、前記エバリュエーションモードで、前記差動出力信号の状態によって前記差動入力信号を検出し、ラッチするためのラッチ回路と、を具備することを特徴とするフリップフロップ。 - プリチャージモードで、前記第1ノードと前記第2ノードとを電源電圧にプリチャージし、
前記プリチャージモードで前記ラッチ回路は、前記検出された差動入力信号を次のエバリュエーションモードになるまでラッチすることを特徴とする請求項9に記載のフリップフロップ。 - 前記ラッチ回路は、
第1出力端と、
第2出力端と、
前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を電源電圧にプルアップするための第1プルアップ回路と、
前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記電源電圧にプルアップするための第2プルアップ回路と、
前記第1ノードの信号に応答して前記第1出力端を接地電源にプルダウンするための第1プルダウン回路と、
前記第2ノードの信号に応答して前記第2出力端を前記接地電源にプルダウンするための第2プルダウン回路と、
前記第1出力端の信号及び前記第2出力端の信号をそれぞれラッチするためのデータラッチ回路とを具備することを特徴とする請求項9に記載のフリップフロップ。 - 前記ラッチ回路は、
第1出力端と、
第2出力端と、
前記電源電圧と前記第1出力端との間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続された第1PMOSトランジスタと、
前記第1出力端と接地電源との間に接続され、ゲートが前記第1ノードに接続された第1NMOSトランジスタと、
前記電源電圧と前記第2出力端との間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続された第2PMOSトランジスタと、
前記第2出力端と前記接地電源との間に接続され、ゲートが前記第2ノードに接続された第2NMOSトランジスタと、
入力端が前記第1出力端に接続され、出力端が前記第2出力端に接続される第1インバータと、
入力端が前記第2出力端に接続され、出力端が前記第1出力端に接続される第2インバータとを具備することを特徴とする請求項9に記載のフリップフロップ。
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