JPH04232691A - サイクル・タイムを短縮したクロック動作式増幅器 - Google Patents

サイクル・タイムを短縮したクロック動作式増幅器

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JPH04232691A
JPH04232691A JP3231953A JP23195391A JPH04232691A JP H04232691 A JPH04232691 A JP H04232691A JP 3231953 A JP3231953 A JP 3231953A JP 23195391 A JP23195391 A JP 23195391A JP H04232691 A JPH04232691 A JP H04232691A
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テリー・アイヴァン・チャペル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅回路に関し、より詳
しくは、半導体メモリに使用する増幅回路である、アド
レス増幅器等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4845677号は、198
9年7月4日付でチャペルら(Chappell et
 al. )に対して発行された特許であり、発明の名
称を「サイクル・タイムを改良したパイプライン方式の
メモリ・チップ構造(Pipelined Memor
y Chip Structure Having I
mproved Cycle Time)」という。こ
の米国特許には、半導体ランダム・アクセス・メモリの
メモリ・チップが記載されており、そのメモリ・チップ
は、読出しシーケンスないし書込みシーケンスの組合せ
がどのようなものであれ、そのアクセス・タイムよりも
サイクル・タイムの方が短くなるようにしたものである
。このメモリ・チップは、パイプライン方式で動作し、
同一の時刻に2つ以上のアクセスがチップの中を伝搬す
ることができるようにしてあり、そしてそのサイクル・
タイムは、サブアレイのサイクルによってその長さを制
限されている。
【0003】米国特許第4791324号は、1988
年12月13日付でホダップ(Hodapp)に対して
発行された特許であり、発明の名称を「CMOS差動増
幅器形式のセンス・アンプ(CMOS Differe
ntial−Amplifier Sense Amp
lifier )」という。この米国特許には、メモリ
に使用するための、2つのCMOS差動増幅器から構成
したCMOSセンス・アンプが記載されている。2つの
差動増幅器の各々は、選択したビット線対が発生した同
一の2つずつの信号を受け取り、そして各々の差動増幅
器が、相補的な信号対のうちの、夫々一方の信号を送出
するようにしてある。
【0004】米国特許第4724344号は、1988
年2月9日付でワタナベ(Watanabe)に対して
発行された特許であり、発明の名称を「対称形負荷回路
と非対称形負荷回路とを備えたセンス・アンプ(Sen
sing Amplifier Including 
Symmetrical And Asymmetri
cal Load Circuits)」という。この
米国特許には、ランダム・アクセス・メモリのためのセ
ンス・アンプが記載されている。このセンス・アンプは
、第1差動増幅回路と第2差動増幅回路とを備えたもの
である。第1差動増幅回路は、第1のトランジスタ対か
ら形成してあり、そのトランジスタ対の2つのトランジ
スタは、それらのソースが互いに接続しており、それら
のゲートには差分入力信号を供給するようにしてあり、
また、それらのドレインは、対称形の能動負荷に接続し
てある。一方、第2差動増幅回路は、トランジスタ対か
ら形成したカレント・ミラー形の回路であり、この回路
は第1差動増幅回路に直列に接続してある。
【0005】米国特許第4716320号は、1987
年12月29日付でマカダムス(McAdams )に
対して発行された特許であり、発明の名称を「センス・
ノードを絶縁したCMOSセンス・アンプ(CMOS 
Sense Amplifier With Isol
ated SensingNodes)」という。この
米国特許にはCMOSセンス・アンプが記載されており
、このセンス・アンプは、ビット線のキャパシタンスを
センス・ノードから絶縁することによって、一般的なC
MOSセンス・アンプと比べて、検出した差分電圧の増
幅をより高速で行なえるようにしたものである。このよ
うに高速で増幅を行なえるのは、センス・ノードのキャ
パシタンスが、ビット線のキャパシタンスと比べて著し
く小さいからである。
【0006】米国特許第4694205号は、1987
年9月15日付でシュウら(Shu etal.)に対
して発行された特許であり、発明の名称を「CMOS・
DRAMのための中点センス増幅方法(Midpoin
t Sense Amplification Sch
eme For A CMOS DRAM )」という
。この米国特許には、CMOSで構成した、中点センス
増幅システムが開示されており、この増幅システムは、
CMOS・DRAMのセンス・サイクルにおけるセンス
増幅フェーズの動特性を制御するようにしたものである
。この増幅システムは、差分電圧信号が上昇して第1所
定値に達したときにセンス増幅段階の第1フェーズを開
始させるように働く、トラッキング回路を備えている。
【0007】米国特許第4654831号は、1987
年3月31日付でベンカテシュ(Venkatesh 
)に対して発行された特許であり、発明の名称を「高速
CMOS電流センス・アンプ(High Speed 
CMOS Current Sense Amplif
ier )」としたものである。この米国特許には、動
作を高速化したCMOS電流センス・アンプ回路であっ
て、センス・アンプと、ダミー・センス・アンプと、演
算センス・アンプとを備えた回路が記載されている。
【0008】米国特許第4645954号は、1987
年2月24日付でシャスタ(Schuster)に対し
て発行された特許であり、発明の名称を「電界効果トラ
ンジスタ・アレイのためのECLからFETへのインタ
ーフェース回路(ECL to FET Interf
ace Circuit For Field Eff
ect Transistor Arrays)」とし
たものである。この米国特許には、バイポーラECLロ
ジック回路の信号をFETロジック・アレイへ結合する
ためのインターフェース回路が記載されている。このイ
ンターフェースは、デュアル・レール入力線上の、チッ
プ選択信号とその相補信号とを受け取るようにしたもの
である。また、小信号増幅器によって、チップ・イネー
ブル信号をハイ・レベルのクロッキング信号へ変換する
ようにしており、この小信号増幅器はFET増幅器から
構成したものであって、このFET増幅器の入力FET
トランジスタは、そのソースとゲートとを、デュアル・
レール入力端子の夫々に接続してある。更に、FETロ
ジック・レベルへ変換すべきバイポーラECLロジック
・レベルは、FETで構成したダイナミック・センス・
アンプへ入力するようにしてあり、このダイナミック・
センス・アンプへは更に、バイポーラ・トランジスタ・
ロジック回路から基準レベルを入力させている。小信号
増幅器がこのダイナミック・センス・アンプをクロッキ
ングしたときに、このダイナミック・センス・アンプか
ら、入力バイポーラ・ロジック・レベルに対応した、F
ETロジック・レベルの真レベルとこの相補的レベルと
が出力される。
【0009】米国特許第4627033号は、1986
年12月2日付でハイスロップら(Hyslop et
 al. )に対して発行された特許であり、その発明
の名称は「瞬時電力を低減させたセンス・アンプ(Se
nse Amplifier With Reduce
d Instantaneous Power)」であ
る。この米国特許には、ダイナミック読み書きメモリの
ためのCMOSセンス・アンプ回路が記載されており、
このセンス・アンプ回路は、クロス結合したnチャネル
形トランジスタと、クロス結合したpチャネル形トラン
ジスタとを採用しており、それらトランジスタは、セン
ス・クロックによって選択的に活動化するようにした、
2組の別設のpチャネル形トランジスタとnチャネル形
トランジスタの組によって、電源電位と接地電位とに復
帰させるようにしてある。
【0010】米国特許第4604533号は、1986
年8月5日付でミヤモトら(Miyamoto et 
al. )に対して発行された特許であり、その発明の
名称は「センス・アンプ(Sense Amplifi
er )」である。この米国特許には、第1差動増幅器
と第2差動増幅器とを備えたセンス・アンプが記載され
ている。第1差動増幅器は差分入力要素として一対のバ
イポーラ・トランジスタを含んでおり、それら2つのバ
イポーラ・トランジスタへは、MOS回路からの差分入
力信号の夫々が入力する。また、第2差動増幅器は差分
入力要素として、一対のMOSトランジスタを含んでお
り、それら2つのMOSトランジスタへは、第1差動増
幅器が出力する差分出力信号の夫々が入力するようにし
てある。
【0011】米国特許第4479202号は、1984
年10月23日付でウチダ(Uchida)に対して発
行された特許であり、その発明の名称は「CMOSセン
ス・アンプ(CMOS Sense Amplifie
r)」である。この米国特許には、複数のメモリ・セル
と複数のセンス回路とを備えた構成としたメモリ回路が
記載されている。複数のセンス回路は、その各々が、第
1及び第2の入力MOSトランジスタと、第1のチャネ
ル・タイプの第1及び第2の負荷MOSトランジスタと
、負荷回路とを含んでおり、この負荷回路は、当該セン
ス回路に接続していると共に、第2のチャネル・タイプ
の第1ないし第4の負荷MOSトランジスタを含んでい
る。第1及び第2の入力MOSトランジスタは、それら
のソースが互いに接続している。またそれらのゲートは
、第1及び第2のスイッチング・トランジスタの差分入
力信号が、前記メモリ回路からそれらのゲート間に入力
するように、接続がなされている。更に、これら第1及
び第2のスイッチング・トランジスタは、それらのソー
スが夫々前記第1及び第2の入力トランジスタのドレイ
ンへ接続しており、それらのゲートが列選択信号に接続
している。
【0012】IBM技術開示広報(IBM Techn
ical Disclosure Bulletin 
)の第31巻、第7号は、1988年12月に発行され
た刊行物であり、その第280頁に、題名を「ECL変
換のためのCMOSで構成した前置増幅器/クロック動
作式増幅器(CMOS Preamplifier/C
locked Amplifier For ECL 
Conversion)」とした論文が掲載されている
。この論文には、ECL信号をCMOSデバイスに使用
することのできる大信号へ変換するために用いるCMO
S前置増幅器/クロック動作式増幅器が開示されている
。この論文の図2には、エミッタ結合ロジック(ECL
)を使用したシステムの中に存在している信号等の小信
号を、相補的金属・酸化物・半導体(CMOS)デバイ
スに使用することのできる大信号へ、高速で、しかも、
パラメータの変動に対する良好な許容度をもって変換す
ることのできるCMOS前置増幅器/クロック動作式増
幅器レシーバが図示されている。
【0013】同じく、1988年12月発行の、このI
BM技術開示広報の第31巻、第7号には、その第40
9頁に、題名を「2個のアクセス・トランジスタを備え
た高密度メモリ・セル構造(High Density
 Memory Cell Structure wi
th Two AccessTransistors)
」とした論文が掲載されている。この論文には、高密度
ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリのメモリ・
セル構造に、一対のアクセス・トランジスタと1つのキ
ャパシタとを組み込むことによって、そのメモリ・セル
構造の寸法を縮小すると共に雑音に対するイミュニティ
を向上させるという技法が記載されている。
【0014】1989年2月に発行された、「1989
年IEEE・ISSCC技術論文ダイジェスト(198
9 IEEE ISSCC Digestof Tec
hnical Papers)」の第30頁〜第31頁
には、題名を「6.5ナノ秒アクセス/5ナノ秒サイク
ルの、128KのCMOS・ECLスタティックRAM
(A 128K 6.5ns Access/5ns 
Cycle CMOS ECL Static RAM
 )」とした論文が掲載されている。この論文の図2に
は、単クロックによって動作を開始するようにした、複
数の自動リセット回路マクロから成るパイプライン形式
のチェイン(連鎖構造)が図示されている。 複数のブロックの各々が、そのブロックだけの局所的リ
セット信号を発生するようにしてあり、それによって、
デコーダが分解動作を実行している間に、アドレス増幅
器をリセットすることができ、また、サブアレイを選択
して出力データをラッチしている間に、デコーダをリセ
ットすることができるようにしている。この論文の図3
に図示されているyアドレス・バッファ回路は、ECL
からCMOSへの変換動作を例示しており、また更に、
パイプライン方式の動作に必要な、高速で駆動状態にす
る能力と短いサイクル・タイムを達成する能力とを兼ね
備えたものとした動作方式を例示している。尚、このy
アドレス・バッファ回路の出力にはNOR回路を結合し
てあり、このNOR回路によって、このyアドレス・バ
ッファ回路中の主要経路の高速リセット動作を開始させ
るようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、サイ
クル・タイムを短縮することのできる、自動リセット機
能を備えたクロック動作式増幅器を提供することにある
。本発明の更なる目的は、消費電力を低く抑えることの
できる、自動リセット機能を備えたクロック動作式増幅
器を提供することにある。本発明の更なる目的は、クロ
ック信号に関する入力負荷を大幅に軽減することのでき
る、自動リセット機能を備えたクロック動作式増幅器を
提供することにある。本発明の更なる目的は、メモリ回
路に使用する、自動リセット機能を備えたクロック動作
式増幅器であって、この増幅器のサイクル・タイムを、
そのメモリ・チップ全体のアクセス・タイムよりも短く
することのできる、クロック動作式増幅器を提供するこ
とにある。本発明の更なる目的は、ECLレベルのアド
レス入力信号を増幅し、大負荷のアドレス・デコーダ負
荷を駆動することのできる、自動リセット機能を備えた
クロック動作式増幅器を提供することにある。本発明の
更なる目的は、次段を駆動するためのパルス信号のパル
ス幅を、所定の幅とすることができるように時間遅れを
組み込んだ、自動リセット機能を備えたクロック動作式
増幅器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に関連して以下に
説明する装置は、入力信号を増幅するための装置であっ
て、以下のように構成した装置である。即ち、この装置
は、「そのソースを接地電位に結合するか、ないしは第
1電源に結合するようにし、そのドレインが第1出力ノ
ードに結合しており、そのゲートを入力信号に結合する
ようにした、第1電界効果トランジスタ」と、「そのソ
ースを接地電位ないしは第1電源に結合するようにし、
そのドレインが第2出力ノードに結合しており、そのゲ
ートを入力信号の相補信号ないしは基準信号に結合する
ようにした、第2電界効果トランジスタ」と、「第1出
力ノードに結合した第1電流源及び第2出力ノードに結
合した第2電流源」とを備えたものである。第1電流源
及び第2電流源は、第1出力ノード及び第2出力ノード
に結合したラッチとして機能する、クロス結合した一対
のpチャネル形トランジスタであって、1つのクロック
動作式トランジスタから共通して電流の供給を受けるよ
うにした一対のトランジスタとすることができる。更に
、そのクロック動作式トランジスタは、そのソースを第
2電源に結合するようにし、そのゲートをクロック入力
に結合した、pチャネル形トランジスタとすることがで
きる。この装置は更に、「第1出力ノード及び第2出力
ノードに結合した一対の電界効果トランジスタであって
、それらのソースが接地電位に結合し、それらのゲート
がクロック入力に結合した、一対の電界効果トランジス
タ」を備えている。この一対の電界効果トランジスタは
、第1時刻においては、第1出力ノード及び第2出力ノ
ードの電圧を、例えば接地電位等の第2電圧にプリセッ
トし、第2時刻においては、クロック信号に応答してそ
れらトランジスタみずからをディスエーブルすることに
よって、第1出力ノード及び第2出力ノードが第2時刻
において入力信号に応答するようにするものである。 また、この装置においては、第1出力ノードは第1反転
回路及び第2反転回路を介して第3出力ノードに結合し
ており、第2出力ノードは第3反転回路及び第4反転回
路を介して第4出力ノードに結合している。この装置は
更に、「例えば第3出力ノードを第1出力ノードへ結合
する複数のロジック・ゲート等の、第1ロジック手段で
あって、第3出力ノードが第3電圧から第4電圧へ移行
したときに、それより所定の第1遅れ時間の経過後に、
第1出力ノードの電圧を接地電位へリセットするように
した、第1ロジック手段」と、「例えば第4出力ノード
と第2出力ノードとに結合した複数の反転回路等を含ん
でいる、第2ロジック手段であって、第4出力ノードが
第3電圧から第4電圧へ移行したときに、それより所定
の第2遅れ時間の経過後に、第2出力ノードの電圧を接
地電位へリセットするようにした、第2ロジック手段」
とを備えている。以上によって、この装置では、第3出
力ノードないし第4出力ノードの出力状態が変化したな
らば、それが変化したことによって、この増幅回路のノ
ードのうちの変化したノードの電圧をリセットするため
の信号が発生されるようにしてあり、これによって、サ
イクル・タイムを短縮すると共に、消費電力を低減させ
ている。
【0017】
【実施例】図面に関し、特にその第1図に関して説明す
ると、同図は、入力信号を増幅するための回路10を図
示したものであり、入力信号はこの回路10のリード1
2に結合している。尚、この図1において、ゲート・リ
ードに小さな丸印がついているデバイス(例えばデバイ
ス24等)は、pチャネル形の、金属・酸化物・半導体
電界効果トランジスタ(MOSFET)であり、一方、
ゲートに丸印が付いていないデバイス(例えばデバイス
16等)は、nチャネル形の、MOSFETである。基
準信号(この基準信号は例えば入力信号の相補信号等で
ある)が、リード14に結合している。リード12は、
電界効果トランジスタ16のゲートに結合しており、こ
の電界効果トランジスタ16は、そのソースがリード1
7を介して、例えば接地電位等の第1電源に結合してい
る。リード14は、電界効果トランジスタ18に結合し
ており、この電界効果トランジスタ18は、そのソース
がリード19を介して、例えば接地電位等の第1電源に
結合している。トランジスタ16のドレインは、リード
20を介して、トランジスタ22〜24の夫々のドレイ
ンと、トランジスタ25〜27の夫々のゲートとに結合
している。トランジスタ18のドレインは、リード30
を介して、トランジスタ32、33、及び25の夫々の
ドレインと、トランジスタ24、36、及び37の夫々
のゲートとに結合している。トランジスタ24及び25
の夫々のソースは、リード38を介して、互いに結合す
ると共に、トランジスタ29のドレインに結合しており
、このトランジスタ39は、そのソースがリード40を
介して第2電源に結合している。クロック信号は、リー
ド42を介して、トランジスタ23、33、及び39の
夫々のゲートへ結合することができるようにしてある。 トランジスタ22、23、26、32、33、及び36
の夫々のソースは、例えば接地電位等の第1電源に結合
している。トランジスタ27及び37の夫々のソースは
、第2電源に結合している。
【0018】リード20はノードであるということがで
き、ここではこれを第1ノードと呼ぶことにする。この
第1ノード20は、トランジスタ39及び24を介して
第2電源から電流を受け取るようにしてある。リード3
0もまたノードであるということができ、ここではこれ
を第2ノードと呼ぶことにする。この第2ノード30は
、トランジスタ39及び25を介して電流を受け取るよ
うにしてある。トランジスタ24とトランジスタ25と
は、互いに、各々のドレインが相手方のゲートに結合し
ており、それによってクロス結合したラッチを形成して
いる。このラッチは、トランジスタ39を通過した電流
が、第1ノードと第2ノードとのいずれか一方へ流れる
ようにその電流の経路を定めるラッチである。リード4
2上のクロック信号は、トランジスタ23及び33を、
第1時刻において(例えばリード42上のクロック信号
が接地電位に対してハイ・レベルにある時に)導通状態
にすることによって、第1ノード及び第2ノードの電圧
を第1電源の電圧にプリセットするように機能する。リ
ード42上のクロック信号がロー・レベルにある時には
、トランジスタ33及び23はターン・オフしており、
一方、トランジスタ39はターン・オンしている。その
ため、トランジスタ24とトランジスタ25の夫々を介
して電流が第1ノードと第2ノードとへ流されており、
この状態は、第1ノードまたは第2ノードの一方がハイ
・レベルへ移行することによって、トランジスタ25ま
たは24の一方のゲートがハイ・レベルになってそのト
ランジスタがターン・オフするまで継続する。 また、そのように一方のトランジスタがターン・オフし
たときにも、オン状態を継続している他方のトランジス
タ、即ちトランジスタ24または25は、夫々、第1ノ
ードまたは第2ノードに電流を流し続ける。第1ノード
と第2ノードとのいずれがハイ状態へ移行するかは、ト
ランジスタ16とトランジスタ18とに、電流がどのよ
うに流れるかによって決まり、更に、その電流がどのよ
うに流れるかは、リード12及び14上にどのような電
圧が発生しているかによって決まるものである。即ち、
リード12と14とを比べて、リード12の方がより高
い電圧を発生していれば、トランジスタ18よりトラン
ジスタ16の方に多くの電流が流れることになり、また
反対に、リード14の方がより高い電圧を発生していれ
ば、トランジスタ18の方により多くの電流が流れるこ
とになる。トランジスタ16の方により多くの電流が流
れたならば、第2ノードより第1ノードの方が低い電圧
へプル・ダウンされ、また反対に、トランジスタ18の
方により多くの電流が流れたならば、第2ノードの方が
より低い電圧へプル・ダウンされる。そして、第1ノー
ドの方がより低い電圧となれば、トランジスタ24より
トランジスタ25の方が導通性が大きくなってより多く
の電流を流すようになり、また反対に、第2ノードの方
がより低い電圧となれば、トランジスタ24の方が導通
性が大きくなってより多くの電流を流すようになる。こ
うしてトランジスタ24と25の一方が大部分の電流を
流すようになると、第1ノードと第2ノードのうちで、
そのトランジスタが電流を流すように結合している方の
ノードが、より高い電圧レベルへプル・アップされる。 リード12と14とには、夫々、CMOSレベル信号の
真信号と相補信号とを供給するようにしており、それに
よって、トランジスタ16と18のうちの、一方をター
ン・オフさせ、他方をターン・オンさせるようにしてい
る。尚、トランジスタ24とトランジスタ25とはラッ
チを形成しているため、リード42上のクロック信号が
ロー・レベルへ移行することによって第1ノード及び第
2ノードの状態がセットされた後には、このラッチが、
そのセットされた状態を保存するように機能することに
なり、これによって、ノイズに起因する状態変化に対す
る耐性を高めている。
【0019】リード20上の出力、即ち第1ノードの出
力は、トランジスタ26と27とで形成した反転回路5
5を介して、そして更にリード44を介して、トランジ
スタ46と47とで形成した第2の反転回路56に結合
しており、これによってリード48上に出力が発生する
ようにしてある。このリード48はノードであるという
ことができ、ここではこれを第3ノードと呼ぶことにす
る。リード44は、トランジスタ46、47、及び50
の夫々のゲートと、トランジスタ26、27、52、及
び54の夫々のドレインとに結合している。トランジス
タ47、50、52、及び54の夫々のソースは第2電
源に結合している。トランジスタ46のソースは、例え
ば接地電位等の第1電源に結合している。トランジスタ
26及び27は、相補的金属・酸化物・半導体(CMO
S)第1反転回路55として機能するようにしたもので
ある。トランジスタ46と47とは、CMOS第2反転
回路56として機能するようにしたものである。従って
、第1ノードであるリード20上の電圧レベルは、第1
反転回路55及び第2反転回路56を通過するための遅
れ時間の経過後に、第3ノードであるリード48上に、
その電圧レベルが現われるようにしてある。尚、リード
14上の入力信号がリード12上の入力信号より高い電
圧レベルにあるときに大きなコンダクタンス・ゲインが
得られるように、トランジスタ16と比べて、トランジ
スタ26をより大きく製作してあり、また、このトラン
ジスタ26と比べて、トランジスタ47を更に大きく製
作してある。
【0020】トランジスタ36及び37夫々のドレイン
は、互いに結合すると共に、リード58を介して、トラ
ンジスタ50及び59の夫々のドレイン、並びにトラン
ジスタ52、66、及び67の夫々のゲートに結合して
いる。トランジスタ59及び67の夫々のソースは第2
電源に結合している。トランジスタ66のソースは、例
えば接地電位等の第1電源に結合している。トランジス
タ66及び67の夫々のドレインはリード68を介して
互いに結合している。このリード68はノードであると
いうことができ、ここではこれを第4ノードと呼ぶこと
にする。トランジスタ36及び37は、第3CMOS反
転回路69として機能するようにしたものである。また
、トランジスタ66及び67は、第4CMOS反転回路
70として機能するようにしたものである。従って、リ
ード30上の出力、即ち第2ノードの出力は、第3反転
回路69及び第4反転回路70を通過した後に、即ちそ
の通過のための遅れ時間の経過後に、それと同じ電圧レ
ベルで、第4ノードであるリード68上に現われるよう
にしてある。尚、リード12上の入力信号がリード14
上の入力信号より高い電圧レベルにあるときに大きなコ
ンダクタンス・ゲインが得られるように、トランジスタ
18と比べて、トランジスタ36をより大きく製作して
あり、また、このトランジスタ36と比べて、トランジ
スタ67を更に大きく製作してある。
【0021】トランジスタ50とトランジスタ52とは
、互いに、各々のドレインを相手方のゲートに結合する
ことによって、クロス結合したラッチを形成しており、
このラッチによって耐ノイズ性を向上させている。 リード44上の電圧レベルとリード58上の電圧レベル
とが、互いに相補的な電圧レベルになったならば、これ
らトランジスタ50及び52の一方がターン・オフする
と共に、他方がターン・オンするため、それによって、
リード44及び58上の信号が補強される。これは特に
、電圧がハイ・レベルにある方のリード上の信号を、補
強するためのものである。
【0022】トランジスタ74及び75は、それらのソ
ースが、例えば接地電位等の第1電源に結合している。 トランジスタ74のドレインはリード48に結合してお
り、一方、トランジスタ75のドレインはリード68に
結合している。これらトランジスタ74及び75は、互
いに、各々のドレインを相手方のゲートに結合すること
によって、ラッチとして機能するようにしたものである
。これらトランジスタ74及び75は、リード48とリ
ード68とに互いに相補的な電圧レベルが発生したとき
に、それらトランジスタの一方がターン・オンすると共
に他方がターン・オフすることによってラッチとして機
能し、それによってリード48及び68上の電圧を補強
するものである。これは特に、ロー・レベルの方の電圧
を補強するためのものであり、ターン・オンして接地電
位に対して導通したトランジスタによって、その補強が
なされるようにしている。
【0023】第3ノードであるリード48上の電圧がハ
イ・レベルへ移行すると、その電圧レベルは、CMOS
反転回路77とCMOS反転回路78とを介してトラン
ジスタ22のゲートに結合し、このトランジスタ22を
ターン・オンさせて、第1ノードであるリード20上の
電圧をロー・レベルへ移行させる。トランジスタ22は
、第1ノード20をロー・レベルへプル・ダウンするこ
とができるように、例えばトランジスタ24の導電率の
2倍程度の、充分な導電率を持ったものにしておく。 反転回路77はトランジスタ79と80とから構成して
あり、一方、反転回路78はトランジスタ81とトラン
ジスタ82とから構成してある。リード48はトランジ
スタ79及び80の双方のゲートに結合している。トラ
ンジスタ79及び80の夫々のドレインは、互いに結合
すると共に、リード83を介してトランジスタ81及び
82の双方のゲートに結合している。トランジスタ81
及び82の夫々のドレインは、互いに結合すると共に、
リード84を介して、トランジスタ22、85、及び8
6の夫々のゲートに結合している。トランジスタ85及
び86は、CMOS反転回路87として機能するように
したものである。トランジスタ85及び86の夫々のド
レインは、互いに結合すると共に、リード88を介して
、トランジスタ54のゲートとトランジスタ89及び9
0の双方のゲートとに結合している。トランジスタ89
及び90は、CMOS反転回路91として機能するよう
にしたものである。トランジスタ89及び90の夫々の
ドレインは、互いに結合すると共に、リード92を介し
て、トランジスタ93のゲートに結合している。トラン
ジスタ93は、そのソースが例えば接地電位等の第1電
源に結合し、そのドレインがリード48に結合している
。反転回路87は、リード84上の入力電圧がハイ・レ
ベルへ移行したときに、リード88上の電圧をロー・レ
ベルにし、それによってトランジスタ54を導通状態に
してリード44をハイ・レベルへプル・アップするよう
に機能するものである。更にリード88上のロー・レベ
ルの電圧は、反転回路91を通過してリード92上にハ
イ・レベルの電圧となって現われ、トランジスタ93を
導通状態にして、第3ノードであるリード48上の電圧
をロー・レベルへプル・ダウンする。また、このとき第
1ノードであるリード20上の電圧もロー・レベルとな
っており、このロー・レベルの電圧は、反転回路55と
反転回路56とを通過して、リード48上にロー・レベ
ルの電圧を出力させる。
【0024】一方、第4ノードであるリード68上の電
圧がハイ・レベルへ移行すると、このハイ・レベルの電
圧は、CMOS反転回路100及び101を通過し、リ
ード102を介してトランジスタ32のゲートへ結合し
、このトランジスタ32を導通状態にして、第2ノード
であるリード30を、ロー・レベルへプル・ダウンする
。トランジスタ32は、第2ノードをロー・レベルへプ
ルダウンすることができるように、例えばトランジスタ
25の導電率の2倍程度の、充分な導電率を持ったもの
にしておく。反転回路100はトランジスタ103と1
04とから構成してあり、一方、反転回路101はトラ
ンジスタ107と108とから構成してある。リード6
8はトランジスタ103及び104の双方のゲートに結
合している。トランジスタ103及び104の夫々のド
レインは、互いに結合すると共に、リード105を介し
て、トランジスタ107及び108の双方のゲートに結
合している。また、トランジスタ107及び108の夫
々のドレインは、リード102を介して、トランジスタ
32、110、及び111の夫々のゲートに結合してい
る。トランジスタ110及び111は、CMOS反転回
路112として機能するようにしたものである。トラン
ジスタ110及び111の夫々のドレインは、互いに結
合すると共に、リード114を介して、トランジスタ5
9のゲートと、トランジスタ115及び116の双方の
ゲートとに結合している。トランジスタ115及び11
6は、CMOS反転回路118として機能するようにし
たものである。トランジスタ115及び116の夫々の
ドレインは、互いに結合すると共に、リード119を介
してトランジスタ120のゲートに結合している。トラ
ンジスタ120は、そのソースが例えば接地電位等の第
1電源に結合し、そのドレインがリード68に結合して
いる。反転回路112は、リード102上の入力電圧が
ハイ・レベルへ移行したときに、リード114上の電圧
をロー・レベルにし、それによってトランジスタ59を
導通状態にしてリード58をハイ・レベルへプル・アッ
プするように機能するものである。更にリード114上
のロー・レベルの電圧は、反転回路118を通過してリ
ード119上にハイ・レベルの電圧となって現われ、ト
ランジスタ120を導通状態にして、第4ノードである
リード68上の電圧をロー・レベルへプルダウンする。 また、このとき第2ノードであるリード30上の電圧も
ロー・レベルになっており、このロー・レベルの電圧は
、反転回路69と反転回路70とを通過して、リード6
8上にロー・レベルの電圧を出力させる。
【0025】更に、リード48ないしリード68を結合
するには、一定の遅れ時間を発生させることのできる、
例えばストリップ・ライン、マイクロストリップ・ライ
ン、集中キャパシタンス、或いは同軸線等の形態の、伝
送線48’ないし68’ を介して結合するようにして
も良い。伝送線48’ には、図1に示した反転回路7
7及び反転回路78の機能を代行させることも可能であ
る。 また、伝送線68’ には、図1に示した反転回路10
0及び反転回路101の機能を代行させることも可能で
ある。更にその他の反転回路についても、遅れ時間を一
定にすることが望ましく、しかも、キャパシタンスを充
電するための電流ゲインを必要としていない箇所に備え
た反転回路は、伝送線と組み合わせたり、或いは伝送線
に置き換えたりすることができる。
【0026】以上の説明から、第3出力ノードまたは第
4出力ノードの電圧がハイ・レベルへ移行したときに、
その結果としてどのような動作が行なわれるかは、容易
に理解されよう。即ち、第3出力ノードがハイ・レベル
へ移行したときには、この増幅器の左側の部分である、
トランジスタ16、22、23、24、26、27、4
6、47、52、54、74、79、80、81、82
、85、86、89、90、及び93から構成されてい
る部分だけがリセットされる。一方、第4出力ノードが
ハイ・レベルへ移行したときには、この増幅器の右側の
部分である、トランジスタ18、25、32、33、3
6、37、50、59、66、67、75、103、1
04、107、108、110、111、115、11
6、及び120から構成されている部分だけがリセット
される。このように、この増幅器は、その片側をリセッ
トするだけで充分なのであり、その理由は、クロック入
力信号CLKIがロー・レベルへ移行したときにその状
態がスタンバイ状態から変化するのは、この増幅器の片
側だけだからである。別の言い方をすれば、第3ノード
または第4ノードの出力が変化したときには、この増幅
器のノードのうち、そのとき変化したノードだけをリセ
ットするようにしているのである。従って、真出力と相
補出力とを出力する増幅器であって、変化したとしない
とに拘らず全てのノードへリセット信号を供給するよう
にした増幅器と比べて、図1に示したこの増幅器10で
は、その電力消費量が低く抑えられており、なぜならば
、多くのノードのうちの半数のノードにだけ、リセット
信号を供給すれば良いようになっているからである。
【0027】図2は、エミッタ結合ロジック(ECL)
のレベルからCMOSロジックのレベルへ、レベルを移
行させるための、レベル・シフト回路の回路図である。 このレベル・シフト回路130は、リード135上に信
号入力を受け取り、また、リード136上に基準電圧入
力を受け取るようにしたものである。リード135及び
136は、夫々を、差動増幅器131及び差動増幅器1
33の双方に結合してある。これら差動増幅器131と
133とは、夫々の出力をリード137とリード138
とに送出するようにしてあり、送出したそれら出力は、
夫々、反転回路132と反転回路134とへ入力し、そ
して、リード12上とリード14上とに夫々の出力が発
生するようにしてある。リード136は、トランジスタ
139のゲートと、トランジスタ140のゲートとに結
合している。リード135は、トランジスタ141のゲ
ートと、トランジスタ142のゲートとに結合している
。トランジスタ139及び141の夫々のソースは、互
いに結合していると共に、リード143を介してトラン
ジスタ144のドレインに結合している。トランジスタ
144のソースは接地電位に結合している。また、トラ
ンジスタ139のドレインは、リード145を介して、
トランジスタ146のドレインと、トランジスタ146
、147、及び144の夫々のゲートとに結合している
。トランジスタ146及び147の夫々のソースは、い
ずれも第2電源に結合している。トランジスタ141及
び147の夫々のドレインは、互いに結合していると共
に、リード137を介して、トランジスタ148及び1
49の双方のゲートに結合している。これらトランジス
タ148及び149の夫々のドレインは、リード12を
介して互いに結合している。また、これらトランジスタ
148と149とは、反転回路132を形成するように
相互に連結している。
【0028】トランジスタ140及び142は、夫々の
ソースが、互いに結合していると共に、リード150を
介してトランジスタ151のドレインに結合している。 このトランジスタ151のソースは接地電位に結合して
いる。トランジスタ142のドレインは、リード152
を介して、トランジスタ153のドレインと、トランジ
スタ151、153、及び154の夫々のゲートとに結
合している。トランジスタ153及び154の夫々のソ
ースは、いずれも第2電源に結合している。トランジス
タ154及び140の夫々のドレインは、互いに結合し
ていると共に、リード138を介して、トランジスタ1
56及び157の双方のゲートに結合している。これら
のトランジスタ156及び157は、CMOS反転回路
134を形成している。トランジスタ156及び157
の夫々のドレインはリード14を介して互いに結合して
いる。トランジスタ156と157は、反転回路134
を形成するように相互に連結している。
【0029】以下に、動作について説明する。先ず、リ
ード135上の入力信号は、リード136上の基準電圧
より高いレベルになることもあれば、低いレベルになる
こともある。リード135上の電圧がリード136上の
電圧よりも高いレベルになった場合には、トランジスタ
141ないし142の方が、トランジスタ139ないし
140よりも導通状態が良くなる。従って、リード13
7ないしリード152上の電圧レベルが低下する一方で
、リード145ないしリード138上の電圧レベルは上
昇する。リード145上の電圧レベルが上昇するとトラ
ンジスタ144の導通度が上昇し、トランジスタ141
を流れる電流がその分増大して、リード137をロー・
レベルへプル・ダウンする。リード145上の電圧レベ
ルの上昇は、更に、トランジスタ147の導通度を低下
させ、このことによってもリード137のロー・レベル
への移行が促進される。リード137上のこのロー・レ
ベルの電圧は、反転回路132を通過して、リード12
上にハイ・レベルの電圧となって現われる。一方、これ
に対して相補的な動作として、リード152上の電圧が
低下すると、トランジスタ151の導通性が低下し、ト
ランジスタ140を流れる電流がその分減少して、リー
ド138上の電圧のハイ・レベルへの移行が促進され、
またそれと同時に、トランジスタ154の導通度も上昇
して、リード138のハイ・レベルへの移行が促進され
る。リード138上のハイ・レベルの電圧は、反転回路
134を通過して、リード14上にロー・レベルの電圧
となって現われる。
【0030】図3は、シミュレーションによって求めた
、回路10が適切に動作しているときの様々な波形を示
したグラフである。図3において、縦軸は電圧を表わし
、横軸は時間をナノ秒を単位として表わしている。曲線
160は、図1に示した、トランジスタ16のゲートへ
入力する、リード12上の入力信号の波形を示したもの
である。この曲線160は、図3中の0.6ナノ秒の時
点においては3.4ボルトあったものが、1.0ナノ秒
の時刻には0ボルトにまで低下している。クロック信号
である信号CLKIは、0.8ナノ秒の時点から1.3
ナノ秒の時点までの間に、3.6ボルトから0ボルトへ
変化している。この信号CLKIは、曲線162で示し
たように、1.04ナノ秒の時点で、1.8ボルトの電
圧レベルを通過している。第1ノードであるリード20
における電圧は、曲線164で示したように、0ボルト
だったものが、1.2ナノ秒の時点で1.8ボルトまで
上昇している。この曲線164が正方向へ変化するのは
、トランジスタ16が非導通状態になり、トランジスタ
24及び39が導通状態になるからである。反転回路5
5の出力であるリード44上の電圧は、曲線166で示
したように、3.6ボルトあったものが、1.33ナノ
秒の時点で1.8ボルトまで降下し、そのまま降下し続
けて0ボルトにまで変化している。第3ノードであるリ
ード48における電圧は、反転回路56の出力でもあり
、また、信号AONを構成している電圧でもあるが、こ
の電圧は、曲線168で示したように、0ボルトであっ
たものが、1.49ナノ秒の時点で1.8ボルトまで上
昇しており、そのまま上昇し続けて3.6ボルトにまで
変化している。このリード48上の電圧がハイ・レベル
へ移行すると、その信号は反転回路77と反転回路78
とを介して、トランジスタ22のゲートに接続したリー
ド84へ伝搬し、このトランジスタ22を導通状態にし
て、第1ノードであるリード20上の電圧をロー・レベ
ルへプル・ダウンする。このリード20上の電圧は、曲
線164に示すように、1.87ナノ秒の時点で1.8
ボルトの電圧レベルを通過している。曲線171は、リ
ード84上の電圧が0ボルトであったものが、1.75
ナノ秒の時点では1.8ボルトにまで上昇し、その後も
上昇し続けて3.6ボルトにまで達することを示してい
る。リード84上の電圧がハイ・レベルへ移行すると、
更に、反転回路87の出力であるリード88上の電圧が
ロー・レベルへ移行する。曲線170は、このリード8
8上の電圧が3.6ボルトあったものが、1.9ナノ秒
の時点で1.8ボルトまで低下し、そのまま低下し続け
て0ボルトになることを示している。このリード88上
の電圧がロー・レベルへ移行すると、トランジスタ54
が導通状態になり、リード44上の電圧をハイ・レベル
へプル・アップする。リード88上の、このロー・レベ
ルへ移行する電圧は、更に反転回路91を通過して、リ
ード92上に、この反転回路91の、ハイ・レベルへ移
行する出力として現われ、トランジスタ93を導通状態
にする。そのため、トランジスタ93は、リード48上
の電圧をロー・レベルへプル・ダウンする。リード44
上の電圧のハイ・レベルへの移行により、更に、トラン
ジスタ46の導通状態への移行が促進され、この点から
も、リード48上の電圧はロー・レベルへプル・ダウン
され、この結果、リード48上の電圧は、図3の曲線1
68に示すように、2.24ナノ秒の時点で1.8ボル
トの電圧レベルを通過することになる。リード44上の
電圧がハイ・レベルへ移行するときには、曲線166に
示すように、3.6ボルトまで上昇する間に、2.04
ナノ秒の時点で1.8ボルトの電圧レベルを通過する。 また、曲線172で示したように、リード92上の電圧
は、0ボルトであったものが、2.09ナノ秒の時点で
1.8ボルトの電圧レベルを通過する。クロック信号C
LKIは、曲線162に示すように、0ボルトから3.
6ボルトまで上昇する間に、1.65ナノ秒の時点で1
.8ボルトの電圧レベルを通過する。このクロック信号
CLKIがハイ・レベルへ移行するときに、トランジス
タ39がターン・オフすると共にトランジスタ23及び
33がターン・オンし、それによって、第1ノード及び
第2ノードであるリード20及びリード30上の電圧が
、夫々0ボルトにクランプされて保持される。
【0031】この回路10が再び起動可能な状態、即ち
検出動作の可能な状態へ復帰する時刻は、曲線162上
の1.04ナノ秒の時点に対応する点174で示したク
ロック信号CLKIの立下りの時刻から、僅か1.48
ナノ秒が経過しただけの、曲線171上の2.52ナノ
秒に対応する点175で示した時刻である。このように
サイクル・タイムが高速化されているのは、第3ノード
であるリード48上に出力が発生した後には、反転回路
77及び反転回路78を通過するための僅かな遅れ時間
の後に、また第4ノードであるリード68上に出力が発
生した後には、反転回路100及び反転回路101を通
過するための僅かな遅れ時間の後に、いずれも極めて僅
かな遅れ時間しか介在せず、速やかにこの増幅器のリセ
ット動作が開始されるという事実によるものである。別
の言い方をすれば、この増幅器は自動リセット機能を備
えたものであると言うことができ、即ち、リセット動作
を開始するために、外部からのクロック信号を必要とは
していないのである。第3ノードまたは第4ノードに出
力が発生してからリセット動作が開始するまでの遅れ時
間は、反転回路77、78、100、及び101のサイ
ズを変化させることによって調節することができ、この
遅れ時間を設定する際には、出力ノードである第3ノー
ドないし第4ノード上に発生するパルスのパルス幅が、
それら出力ノードに接続した回路に対して、信頼性の高
いスイッチング動作を行なえるだけの充分な幅となるよ
うにする。また、この増幅器は自動リセット機能を備え
たものであるため、クロック駆動回路は、先頭段のセッ
ト、即ち、第1ノード及び第2ノードであるリード20
及びリード30上の電圧のセットのためだけの専用のも
のとすることができ、増幅器リセット回路としての負荷
を負担をせずに済むようになっている。尚、この回路1
0は、その最小サイクル・タイムが1.48ナノ秒であ
るため、クロック速度が675メガヘルツのシステムに
まで、使用することができる。
【0032】図1において、クロック信号CLKIが果
たしている機能は2つある。第1には、クロックの立下
り時に、先頭段のセット、即ち、第1ノード及び第2ノ
ードであるリード20及びリード30のセットを行なっ
ている。第2には、クロックがハイ・レベルへ移行する
とき(立上り時)に、回路10をスタンバイ状態に設定
しており、これは、トランジスタ23及び33を導通状
態にして、第1ノード及び第2ノードの電圧をロー・レ
ベルへプル・ダウンすることによって行なっている。第
1ノード及び第2ノード上の、それらのロー・レベルは
、夫々、反転回路55と反転回路69とを通過し、更に
反転回路56と反転回路70とを通過して、出力ノード
である第3ノード及び第4ノード上の電圧状態を、スタ
ンバイ状態であるロー・レベル状態に設定する。ここで
注意すべきことは、このクロック信号CLKIは、反転
回路のチェイン(連鎖構造)を駆動しているのではない
ということであり、即ち、反転回路55と反転回路69
とで構成した第2段や、反転回路56と反転回路70と
で構成した第3段に対しては、クロッキングを行なって
はいないということである。更には、クロック信号の立
上りを利用して増幅器の段をリセットするのではなく、
出力状態の変化を利用して増幅器の段をリセットするよ
うにしている。この出力状態の変化は、リセット・タイ
ミング・チェインを介して、それより前の段へロジック
結合されるようにしてあり、即ち、先ず、第1ノード及
び第2ノードへ結合され、そこから反転回路55及び6
9へ結合され、そして更に、反転回路56及び70の第
3ノード及び第4ノードへ結合されるようにしてある。 自動リセットのための回路を備えていない在来のクロッ
ク動作式増幅器と比較すると、図1の回路10はサイク
ル・タイムの点において優れており、これは、回路10
のリセット動作をクロック入力信号CLKIから完全に
分離してあるため、出力状態が変化したならば速やかに
そのリセット動作を開始することができることによるも
のである。もし仮に、クロック入力を利用してリセット
動作を開始するようにしたならば、この図1の回路10
と同程度の信頼性の高い動作をさせるためには、増幅器
のサイクル・タイムに、クロック・スキューを許容する
ための余裕分と、クロックと増幅器の回路の状態変化と
の間の時間的なずれを許容するための余裕分とを含めな
ければならなず、そのためにサイクル・タイムは長くな
らざるを得ない。更に加えて、クロック信号CLKIの
負荷が同一であるならば、この回路10では、クロック
入力と、第3ノード及び第4ノードであるリード48及
びリード68上の出力との間のゲインを、他のものより
も大きなゲインとすることができる。
【0033】図3に示したデータを得るために行なった
シミュレーションにおいては、夫々のトランジスタの実
効ゲート長さは、いずれも、0.5マイクロメートルで
あるものとした。また、夫々のトランジスタのゲート幅
は、そのトランジスタの機能に応じて異ったものとし、
特に、反転回路55、56、69、及び70に関しては
、そのnチャネル形トランジスタのコンダクタンスが、
そのpチャネル形トランジスタのコンダクタンスと比べ
て格段に大きいか、または格段に小さい、非対称形の反
転回路であるものとした。図1の引用符号を用いて具体
的な数値を例示すると以下のとおりである。先ず、トラ
ンジスタ26及び36のコンダクタンスは、トランジス
タ27ないし37のコンダクタンスの10倍の値とし、
また、トランジスタ47及び67のコンダクタンスも、
トランジスタ46ないし66のコンダクタンスの10倍
の値とした。トランジスタ52及び50のコンダクタン
スは、トランジスタ27ないし27のコンダクタンスの
1.5倍の値とし、また、トランジスタ74及び75の
コンダクタンスも、トランジスタ46ないし66のコン
ダクタンスの1.5倍の値とした。トランジスタ54及
び59のコンダクタンスは、トランジスタ26ないし3
6のコンダクタンスと同一の値とし、また、トランジス
タ93及び120のコンダクタンスも、トランジスタ4
7ないし67のコンダクタンスと同一の値とした。 トランジスタ16及び18のコンダクタンスは、トラン
ジスタ22ないし32のコンダクタンスの75%の値と
した。トランジスタ22及び32のコンダクタンスは、
トランジスタ24ないし25のコンダクタンスの2倍の
値とした。トランジスタ23及び33のコンダクタンス
は、トランジスタ22ないし32のコンダクタンスの1
0%の値とし、また、トランジスタ39のコンダクタン
スは、トランジスタ24ないし25のコンダクタンスの
2倍の値とした。トランジスタ26のコンダクタンスは
トランジスタ16のコンダクタンスの4倍の値とし、ま
た、トランジスタ47のコンダクタンスはトランジスタ
26のコンダクタンスの3.5倍の値として、反転回路
55と反転回路56とを通過するときのコンダクタンス
・ゲインが「14」であるようにした。同様に、トラン
ジスタ36のコンダクタンスはトランジスタ18のコン
ダクタンスの4倍とし、また、トランジスタ67のコン
ダクタンスはトランジスタ36のコンダクタンスの3.
5倍の値として、反転回路69と反転回路70とを通過
するときのコンダクタンス・ゲインが「14」であるよ
うにした。尚、ここで、トランジスタのコンダクタンス
というのは、回路の正常な動作中に、あるトランジスタ
がターン・オンしたときに、そのトランジスタがどれだ
けの電流を流すことができるかという能力を言い表わし
たものである。
【0034】反転回路77、78、87、91、100
、101、112、及び118のゲート幅は、第3出力
ノードないし第4出力ノード上のパルスのパルス幅が7
50ピコ秒となり、それによってサイクル・タイムが1
.5ナノ秒以下となるように適当な値に調節して定めた
。また特に、図3に示したデータを得るために行なった
シミュレーションにおいては、リード48及びリード6
8上の第3出力ノード及び第4出力ノードは、4ピコフ
ァラドの集中キャパシタンスを駆動するものとした。
【0035】図1及び図2に示した回路では、CMOS
トランジスタを採用している。しかしながら、それらの
トランジスタに替えて、別のタイプのトランジスタを用
いることも可能であり、例えば、nチャネル形の金属・
半導体電界効果トランジスタ(MESFET)であって
抵抗負荷ないしはデプレション負荷としたトランジスタ
等を使用することもできる。また、図1及び図2におい
て、相補的変調ドープ電界効果トランジスタ(MODF
ET)を使用することも可能である。更には、図1及び
図2において、コレクタ・ベース間ダイオードをショッ
トキー・ダイオードとしたNPN形及びPNP形のバイ
ポーラ・トランジスタを使用することも可能である。
【0036】更に特記すべきこととしては、トランジス
タ24及び25、トランジスタ50及び52、それに、
トランジスタ74及び75が、雑音抑止ラッチ(kee
p quietlatch)として機能しているという
ことがある。これらのラッチがラッチ状態に入った後に
は、これらトランジスタのドレインに加わっている電圧
がノイズによって変動しても、その電圧変動に耐えるこ
とができる。また、これらのラッチは電流が流れる経路
を定める手段を提供している。
【0037】以上に説明した、サイクル・タイムを短縮
したクロック動作式CMOS増幅器は、デュアル形の非
対称形差動増幅器として構成した前置増幅器を使用する
ようにしたものであり、この前置増幅器は、図2に示し
たように、ECLレベルの入力信号を増幅して、CMO
Sレベルの正信号及び相補信号にするものである。図2
に示したこの前置増幅器の後方に、図1に示した3段式
の差動増幅器を接続することによって、大負荷(即ち大
容量キャパシタンス負荷)を駆動するための真信号及び
相補信号を発生させることができる。この増幅器の3段
のうちの第1段は、クロック信号CLKIでクロッキン
グするようにしている。この第1段は、nチャネル形の
電流経路を定めるためのデバイスと、pチャネル形のク
ロック動作式ラッチ回路とから構成したものであり、特
に前者の電流経路を定めるためのデバイスは、図2に示
したデュアル形の前置増幅器131及び133からの出
力によって、差動的に駆動するようにしたものである。 第2段及び第3段における高速の増幅動作は、著しい非
対称形とした反転回路によって達成されており、その性
能は、完全クロック動作式の段の性能と殆ど変わらない
ものとなっている。尚、本発明の重要な点の1つを挙げ
るならば、リード48ないしリード68上の出力状態の
変化を利用して、このクロック動作式増幅器のノードの
うちの、その状態が変化したノードだけをリセットする
信号を発生しているため、それによってサイクル・タイ
ムが短縮されると共に、消費電力が低く抑えられている
ということを挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】ECLレベルを、真出力と相補出力とを有する
CMOSレベルへ変換する、レベル変換回路の回路図で
ある。
【図3】図1の実施例が適切な動作をしているときの、
諸々の波形を示したグラフである。
【符号の説明】
  10  増幅回路 12  入力信号用リード 14  基準信号用リード 16、18  電界効果トランジスタ 20  第1ノード 22、23  電界効果トランジスタ 24、25  電界効果トランジスタ 26、27  電界効果トランジスタ 30  第2ノード 32、33  電界効果トランジスタ 36、37  電界効果トランジスタ 39  電界効果トランジスタ 42  クロック信号用リード 46、47  電界効果トランジスタ 48  第3ノード 48’ 伝送線 50、52  電界効果トランジスタ 55、56  反転回路 66、67  電界効果トランジスタ 68  第4ノード 68’ 伝送線 69、70  反転回路 74、75  電界効果トランジスタ 77、78  反転回路 100、101  反転回路

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力信号を増幅するための増幅回路に
    おいて、第1トランジスタであって、第1電源に結合す
    るようにした第1端子と、第1出力ノードに結合した第
    2端子と、前記入力信号に結合するようにした第3端子
    とを有する、前記第1トランジスタと、第2トランジス
    タであって、前記第1電源に結合するようにした第4端
    子と、第2出力ノードに結合した第5端子と、基準信号
    に結合するようにした第6端子とを有する、前記第2ト
    ランジスタと、前記第1出力ノードへ電流を供給するた
    めの第1手段、及び前記第2出力ノードへ電流を供給す
    るための第2手段と、クロック信号に結合するようにし
    た第3手段であって、第1時刻においては、前記第1出
    力ノード及び前記第2出力ノードの電圧を第2電圧にプ
    リセットし、第2時刻においては、前記クロック信号に
    応答してみずからをディスエーブルすることによって、
    前記第1出力ノード及び前記第2出力ノードが第2時刻
    において前記入力信号に応答するようにする、前記第3
    手段と、を備え、前記第1出力ノードは、第1反転回路
    及び第2反転回路を介して第3出力ノードに結合してお
    り、前記第2出力ノードは、第3反転回路及び第4反転
    回路を介して第4出力ノードに結合しており、前記第3
    出力ノードと前記第1出力ノードとに結合した第4手段
    であって、前記第3出力ノードが第3電圧から第4電圧
    へ移行したときに、それより所定の第1遅れ時間の経過
    後に、前記第1出力ノードの電圧を前記第2電圧へリセ
    ットするようにした、前記第4手段と、前記第4出力ノ
    ードと前記第2出力ノードとに結合した第5手段であっ
    て、前記第4出力ノードが第3電圧から第4電圧へ移行
    したときに、それより所定の第2遅れ時間の経過後に、
    前記第2出力ノードの電圧を前記第2電圧へリセットす
    るようにした、前記第5手段と、を備え、以上により、
    出力状態が変化したならば、そのことによって、この増
    幅回路のノードのうちの変化したノードの電圧をリセッ
    トするための信号が発生されるようにし、もってサイク
    ル・タイムを短縮するようにした、増幅回路。
  2. 【請求項2】  前記第1トランジスタが電界効果トラ
    ンジスタであることを特徴とする請求項1の増幅回路。
  3. 【請求項3】  前記第1端子がソースであり、前記第
    2端子がドレインであり、前記第3端子がゲートである
    ことを特徴とする請求項2記載の増幅回路。
  4. 【請求項4】  前記第2トランジスタが電界効果トラ
    ンジスタであることを特徴とする請求項2の増幅回路。
  5. 【請求項5】  前記第4端子がソースであり、前記第
    5端子がドレインであり、前記第6端子がゲートである
    ことを特徴とする請求項4の増幅回路。
  6. 【請求項6】  前記第1トランジスタ及び前記第2ト
    ランジスタがnチャネル形電界効果トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1の増幅回路。
  7. 【請求項7】  前記第1手段が第3電界効果トランジ
    スタを含んでおり、該第3電界効果トランジスタは、そ
    のゲートが前記第2出力ノードに結合し、そのドレイン
    が前記第1出力ノードに結合し、そのソースが電流源に
    結合していることを特徴とする請求項4の増幅回路。
  8. 【請求項8】  前記第2手段が第4電界効果トランジ
    スタを含んでおり、該第4電界効果トランジスタは、そ
    のゲートが前記第1出力ノードに結合し、そのドレイン
    が前記第2出力ノードに結合し、そのソースが電流源に
    結合していることを特徴とする請求項7の増幅回路。
  9. 【請求項9】  電流を供給するための前記第1手段が
    、第3電界効果トランジスタを含んでおり、該第3電界
    効果トランジスタは、そのゲートが前記クロック信号に
    結合し、そのソースが電流源に結合し、そのドレインが
    前記第1出力ノードに結合していることを特徴とする請
    求項4の増幅回路。
  10. 【請求項10】  前記第1手段が第5電界効果トラン
    ジスタを含んでおり、該第5電界効果トランジスタは、
    そのゲートが前記クロック信号に結合し、そのソースが
    電流源に結合し、そのドレインが前記第3電界効果トラ
    ンジスタの前記ソース及び前記第4電界効果トランジス
    タの前記ソースに結合していることを特徴とする請求項
    8の増幅回路。
  11. 【請求項11】  前記第3手段が第3電界効果トラン
    ジスタ及び第4電界効果トランジスタを含んでおり、そ
    れら第3電界効果トランジスタ及び第4電界効果トラン
    ジスタは、それらのソースが夫々前記第1出力ノードと
    前記第2出力ノードとに結合しており、且つ、それらの
    ゲートが前記クロック信号に結合するようにしてあるこ
    とを特徴とする請求項4の増幅回路。
  12. 【請求項12】  前記第1反転回路が、第1の導電率
    を有するpチャネル形トランジスタを含んでおり、該p
    チャネル形トランジスタは、該第1の導電率の5倍以上
    の大きさの導電率を有するnチャネル形トランジスタに
    直列に結合していることを特徴とする請求項1の増幅回
    路。
  13. 【請求項13】  前記第2反転回路が、第1の導電率
    を有するnチャネル形トランジスタを含んでおり、該n
    チャネル形トランジスタは、該第1の導電率の5倍以上
    の大きさの導電率を有するpチャネル形トランジスタに
    直列に結合していることを特徴とする請求項1の増幅回
    路。
  14. 【請求項14】  前記第1反転回路が、第1の導電率
    を有する第3トランジスタを含んでおり、該第1の導電
    率は、前記第1トランジスタの導電率の3倍以上の大き
    さであることを特徴とする請求項1の増幅回路。
  15. 【請求項15】  前記第2反転回路が第4トランジス
    タを含んでおり、該第4トランジスタは、その導電率が
    前記第1反転回路の前記第3トランジスタの導電率の3
    倍以上の大きさであることを特徴とする請求項14の増
    幅回路。
  16. 【請求項16】  前記第4手段が第3トランジスタを
    含んでおり、該第3トランジスタは、そのドレインが前
    記第1出力ノードに結合し、そのゲートが前記第3出力
    ノードに結合し、そのソースが前記第1電源に結合して
    いることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  17. 【請求項17】  前記第4手段が第5反転回路及び第
    6反転回路を含んでおり、それら第5反転回路及び第6
    反転回路は、第3トランジスタのゲートに直列に結合し
    ており、該第3トランジスタは、そのドレインが前記第
    1出力ノードに結合し、そのソースが前記第1電源に結
    合していることを特徴とする請求項1の増幅回路。
  18. 【請求項18】  前記第4手段が、一定の時間遅れを
    提供する伝送線を含んでいることを特徴とする請求項1
    の増幅回路。
  19. 【請求項19】  前記第5手段が第7反転回路及び第
    8反転回路を含んでおり、それら第7反転回路及び第8
    反転回路は、第4トランジスタのゲートに直列に結合し
    ており、該第4トランジスタは、そのドレインが前記第
    2出力ノードに結合し、そのソースが前記第1電源に結
    合していることを特徴とする請求項17の増幅回路。
  20. 【請求項20】  前記第5手段が第4トランジスタを
    含んでおり、該第4トランジスタは、そのドレインが前
    記第2出力ノードに結合し、そのゲートが前記第4出力
    ノードに結合し、そのソースが前記第1電源に結合して
    いることを特徴とする請求項17の増幅回路。
  21. 【請求項21】  前記第5手段が第5反転回路及び第
    6反転回路を含んでおり、それら第5反転回路及び第6
    反転回路は、第3トランジスタのゲートに直列に結合し
    ており、該第3トランジスタは、そのドレインが前記第
    2出力ノードに結合し、そのソースが前記第1電源に結
    合していることを特徴とする請求項1の増幅回路。
  22. 【請求項22】  前記第5手段が第3トランジスタを
    含んでおり、該第3トランジスタは、そのドレインが前
    記第2出力ノードに結合し、そのゲートが前記第4出力
    ノードに結合し、そのソースが前記第1電源に結合して
    いることを特徴とする請求項1の増幅回路。
JP3231953A 1990-11-29 1991-09-11 サイクル・タイムを短縮したクロック動作式増幅器 Expired - Lifetime JPH0793011B2 (ja)

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