JP2004045204A - 眼鏡レンズの光学特性測定方法及びレンズメータ - Google Patents

眼鏡レンズの光学特性測定方法及びレンズメータ Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ押さえにより測定光束が阻害されない眼鏡レンズの光学特性測定方法及びレンズメータを提供すること。
【解決手段】メガネ5の左右の眼鏡レンズLL,LRを左右一対の測定光学系9L,9Rの光路途中のレンズ受軸17a,28aでそれぞれ点で支持させて、眼鏡レンズLL,LRの眼鏡フレームMFを前後方向から一対のフレーム保持板36,37で保持させる様にしている。そして、この状態で眼鏡レンズLL,LRをレンズ押さえ軸68L,68Rでレンズ受軸17a,28aに対して押圧支持させることにより、フレーム保持板36,37による眼鏡フレームMFの保持状態を修正させる様にしている。しかも、修正後は、レンズ押さえ軸68L,68Rを測定光学系9L,9Rの測定光路から退避させて、眼鏡レンズLL,LRを透過するレンズ受軸17a,28aの周囲の測定光束を測定光学系9L,9RのCCD24に受光させて、CCD24からの測定信号を基に眼鏡レンズLL,LRの光学特性を演算制御回路80により求めるようにしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、メガネ(眼鏡)の左右の眼鏡レンズの屈折特性を2つの測定光学系で個々に測定できるようにした眼鏡レンズの光学特性測定方法及びレンズメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のレンズメータは、本体ケースの前面の上部及び下部に上下に間隔を置いて突設された上収納突部及び下収納突部と、この下収納突部の上面に設けられた一つのレンズ受と、左右に延び且つレンズ受に対して前後に移動操作可能に本体ケースに装着されたレンズテーブルと、レンズテーブルに左右動可能且つ上下動可能に装着された鼻当支持部材と、レンズ受に載置されるレンズの屈折特性を測定する測定光学系を有するものが知られている。このレンズメータにおいて測定光学系は、本体ケース及び上収納突部内に設けられた照明光学系と、下収納突部及び本体ケース内に設けられた受光光学系を備えている。
【0003】
そして、このレンズメータにおいては、メガネの鼻当を鼻当支持部材に支持させると共にメガネフレームの左右のレンズ枠をレンズテーブルの前面に当接させて、鼻当支持部材を左右及び上下に移動操作すると共にレンズテーブルを前後に移動操作して、左右の眼鏡レンズの一方をレンズ受に当接させ、測定光学系により一方の眼鏡レンズの屈折特性を測定するようにしている。また、他方の眼鏡レンズを測定する場合には、他方の眼鏡レンズをレンズ受に当接するようにメガネフレームを上述と同様に移動操作していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレンズメータでは、左右の眼鏡レンズを測定する場合、一つのレンズ受に対して眼鏡レンズを入れ替えて当接支持させる必要があり、面倒であった。
【0005】
これを解消するレンズメータとしては、メガネの左右の眼鏡レンズを測定する光学系を一対設けたものが考えられる。このレンズメータでは、各受光光学系の測定光軸上において眼鏡レンズの正確な屈折特性を測定するために、眼鏡レンズの下面と受光光学系の受光手段までの距離を一定にする必要がある。このために、レンズ受として軸状のレンズ受を左右の測定光学系の光路途中に設けて、眼鏡レンズの下面と受光光学系の受光手段までの距離を一定にする様にすることが考えられている。
【0006】
また、この様なレンズメータとしては、軸状(ピン状)のレンズ受の周囲を通る測定光束を利用して、眼鏡レンズの多数の点の光学特性を同時に測定して、測定結果に基づく多数の点の屈折力等をマッピング表示するようにしたものも考えられている。この場合、レンズ受に支持される眼鏡レンズが測定に際して動くのを防止するために、レンズ押さえで眼鏡レンズをレンズ受に押さえ付けるようにしている。
【0007】
しかしながら、この様なレンズ押さえで眼鏡レンズを押さえ付けているので、レンズ押さえのある部分は測定光束の眼鏡レンズへの投影が阻害され、正確な測定ができない部分が生じるものであった。
【0008】
そこで、この発明は、この様なレンズ押さえにより測定光束が阻害されない眼鏡レンズの光学特性測定方法及びレンズメータを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明のレンズの光学特性測定方法は、メガネの左右の眼鏡レンズを左右一対の測定光学系の光路途中のレンズ受でそれぞれ点で支持させると共に、前記眼鏡レンズの眼鏡フレームを前後方向から一対のフレーム保持部材で保持させた後、前記眼鏡レンズをレンズ押さえ部材で前記レンズ受に対して押圧支持させることにより、フレーム保持部材による前記眼鏡フレームの保持状態を修正させ、前記レンズ押さえ部材を前記測定光学系の測定光路から退避させて、前記眼鏡レンズを透過する前記レンズ受の周囲の測定光束を前記測定光学系の受光素子に受光させて、前記受光素子からの測定信号を基に前記眼鏡レンズの光学特性を演算制御回路により求めるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、上述した目的を達成するため、請求項2のレンズメータは、メガネの左右の眼鏡レンズを点で支持可能な左右一対のレンズ受と、前記レンズ受に眼鏡レンズが支持されたメガネの眼鏡フレームを前後方向から挟持可能な一対のフレーム保持部材と、前記レンズ受に支持された眼鏡レンズに対して進退して前記眼鏡レンズをレンズ受に対して押圧支持するレンズ押さえ部材と、前記一対のレンズ受に載置される眼鏡レンズの屈折特性を前記レンズ受の周囲の測定光束によりそれぞれ測定可能な左右一対の測定光学系と、前記測定光学系の受光素子からの測定信号を基に前記眼鏡レンズの光学特性を求める演算制御回路を備えるレンズメータであって、前記レンズ押さえは、前記眼鏡レンズをレンズ受に対して押さえる押さえ位置と、前記押さえ位置及び前記測定光学系の光路から退避した退避位置との間で移動可能に設けられていると共に、前記レンズ受に眼鏡レンズを支持させたメガネの眼鏡フレームが前記一対のフレーム保持部材で保持されると同時に前記レンズ押さえが退避位置にあるときに、前記演算制御回路は前記受光素子からの測定信号を基に前記眼鏡レンズの屈折特性を測定するように設定されていることを特徴とする。
【0011】
更に、請求項3の発明は、請求項2に記載のレンズメータにおいて、前記一対のフレーム保持部材の対向面は下方に向けて傾斜させられてテーパ状となっていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3のレンズメータにおいて、前記一対のフレーム保持部材間には前記レンズ受に載置される眼鏡レンズの眼鏡フレームを検出するフレーム検出手段が設けられ、前記一対のフレーム保持部材を保持部材駆動手段により相対接近・離反させるフレーム保持機構が設けられ、前記レンズ押さえを前記押さえ位置と前記退避位置に移動駆動させる押さえ部材駆動手段が設けられていると共に、前記演算制御回路は、フレーム検出手段からのフレーム検出信号に基づいて前記フレーム保持機構の保持部材駆動手段を作動制御することにより、前記一対のフレーム保持部材を互いに接近させて、前記眼鏡フレームを前記一対のフレーム保持部材間で保持させた後、前記押さえ部材駆動手段を作動制御して前記レンズ押さえを前記押さえ位置に移動させることにより、前記眼鏡レンズをレンズ押さえで一旦押さえさせ、次に前記レンズ押さえを押さえ位置から退避位置まで移動させる様に設定されていることを特徴とする。
【0013】
更に、請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれか一つに記載のレンズメータにおいて、 前記フレーム検出手段は、左右一対の測定光学系の中央に配置され且つ前後に移動可能な鼻当支持部材と、前記鼻当支持部材を前側に付勢する付勢手段と、前記鼻当支持部材が後方に移動させられたときにこの移動を検出するスイッチを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態1】
以下、この発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。
[構成]
<装置本体>
図1は本発明に係わるレンズメータの正面図、図2は図1のレンズメータの右側面図である。
【0015】
この図1,図2において、1は装置本体(本体ケース)である。この装置本体1は、上部筐体部2と下部筐体部3及びこれらを連設している連設筐体部4から側面形状が図2に示したように略コ字状に形成されている。この上部筐体部2と下部筐体部3との間は、図5に示したメガネ(眼鏡)5のセット空間6とされている。尚、連設筐体部4は、後部側の筐体部4bが前壁4a側から着脱可能となっている。
【0016】
尚、メガネ5は、本実施例では、メガネフレームMF、メガネフレームMFの左右のレンズ枠LF,RFに枠入れされた眼鏡レンズLL,RLと、左右のレンズ枠LF,RFを連設しているブリッジBと、左右のレンズ枠LF,RF等に設けられる鼻当NPと、左右のレンズ枠LF,RFに設けられたテンプルLT,RTを有する。
【0017】
また、下部筐体部3は上壁7を有し、この上壁7の左右の部分には開口8L,8Rが図1に示したように形成されている。この下部筐体3内は、左右の中央に配設された仕切壁3aにより、左右の空間(室)3L,3Rに区画されている。しかも、装置本体1は、左右一対の測定光学系9L,9Rを有する。
<測定光学系9L,9R>
(左の測定光学系9L)
測定光学系9Lは、上部筐体部2内に内蔵された投光光学系(照明光学系)10Lと、下部筐体部3に内蔵された受光光学系11Lを有する。
【0018】
投光光学系10Lは、測定光束投影用の光源であるLED12,13、ダイクロイックミラー14L、反射ミラー15及びコリメートレンズ16を備えている。LED12は赤外光を発し、LED13は赤色光(波長630nm)を発する。ダイクロイックミラー14LはLED12からの赤外光を反射し、LED13からの赤色光を透過する。コリメートレンズ16はLED12,13から発生した発散光束を測定光束としての平行光束に変換する役割を果たす。尚、反射ミラー15は中央部から左側の半分が用いられる。
【0019】
また、受光光学系11Lは、開口8Lに取り付けられたハルトマンのパターン板17、上面にスクリーン18aが設けられたフィールドレンズ18、反射ミラー19,20,21、光路合成プリズム22、結像レンズ23、CCD(受光素子、受光手段)24を有する。パターン板17には多数の光透過部(図示せず)がマトリックス状に設けられている。
【0020】
このパターン板17の中央部上には、軸状(ピン状)のレンズ受軸(レンズ受)17aが基準ピンとして一体に上方に向けて突設されている。このレンズ受軸17aは、上端部が半球状に形成されていると共に、軸線が測定光学系9Lの光軸OLと一致するように配設されている。
(右の測定光学系9R)
測定光学系9Rは、上部筐体部2内に内蔵された投光光学系(照明光学系)10Rと、下部筐体部3に内蔵された受光光学系11Rを有する。
【0021】
投光光学系10Rは、測定光束投影用の光源であるLED25,26、ダイクロイックミラー14R、反射ミラー15及びコリメートレンズ27を備えている。LE25は赤外光を発し、LED26は赤色光(波長630nm)を発する。上述したダイクロイックミラー14RはLED25からの赤外光を反射し、LED26からの赤色光を透過する。コリメートレンズ27はLED25,26から発生した発散光束を測定光束としての平行光束に変換する役割を果たす。尚、反射ミラー15は中央部から右側の半分が用いられる。
【0022】
また、受光光学系11Rは、開口8Lに取り付けられたハルトマンのパターン板28、上面にスクリーン29aが設けられたフィールドレンズ29、反射ミラー30,31、光路合成プリズム22、結像レンズ23、CCD(受光素子、受光手段)24を有する。パターン板28には多数の光透過部(図示せず)がマトリックス状に設けられている。
【0023】
このパターン板28の中央部上には、軸状(ピン状)のレンズ受軸(レンズ受)28aが基準ピンとして一体に上方に向けて突設されている。このレンズ受軸28aは、上端部が半球状に形成されていると共に、軸線が測定光学系9Rの光軸ORと一致するように配設されている。
<フレーム保持機構>
また、装置本体1には、メガネ5の左右の眼鏡レンズLL,RLをレンズ受軸17a,28aに支持させたときに、このメガネ5のメガネフレームMFを保持するフレーム保持機構が設けられている。また、上壁7の前縁部及び後縁部の左右方向中央部分32,33には、図9に示したように隔壁3aに沿って前後方向に延びるスリット34,35がそれぞれ形成されている。
【0024】
また、このフレーム保持機構32は、左右に延び且つ前側上壁7の後縁部及び前縁部上にそれぞれ配設された一対の板状のフレーム保持板36,37をフレーム保持部材(レンズ保持部材、レンズ枠保持部材)として有する。このフレーム保持板36,37の対向面36a,37aは、図2,図6,図8に示したように下方に向けて僅かに傾斜させられて、傾斜面となっている。
【0025】
更に、このフレーム保持機構(レンズ枠保持機構)は、下部筐体部3内に配設された一対のリンク板(移動部材、スライド板)38,39を有する(図8,図11,図12参照)。このリンク板38,39は、仕切壁3aの一側面の上部に沿って前後に向けて配設されている。
【0026】
このリンク板38は、図8,図14に示したように一端部に上方に向けて突設された取付片38aと、図8,図12,図14に示したように左右に間隔をおいて形成されたスリット38b,38cと、他端部に下方に向けて突設された係合片38dと、係合片38dに下方に向けて形成された係合切欠38eを有する。そして、取付片38aは、スリット35を介して上壁7の上方に突出すると共に、フレーム保持板36に取り付けられている。
【0027】
また、リンク板39は、長手方向の中間部に上方に向けて突設された取付片39aと、一端部及び中間部に形成されたスリット39b,39cと、他端部に上方に向けて突設された係合片39dと、係合片39dに上方に向けて形成された係合切欠39eを有する。そして、取付片39aは、スリット117を介して上壁7の上方に突出すると共に、フレーム保持板37に取り付けられている。
【0028】
しかも、ガイドネジ40は、リンク板38,39のスリット38b,39bにそれぞれ挿通された後、先端部が隔壁3aに螺着されている。また、ガイドネジ41は、リンク板38,39のスリット38c,39cにそれぞれ挿通された後、先端部が隔壁3aに螺着されている。このガイドネジ40,41は、リンク板38,39を長手方向に相対的にスライド変位可能に結合(係合)させている。
【0029】
更に、フレーム保持機構は、図7,図8,図11に示したように下部筐体部3の上部及び仕切壁3aに対応して連設筐体部4の前壁4aに形成された開口42と、開口42の側縁に後方(下部筐体部3内)に向けて突設された支持片43と、この支持片43に取り付けられた支持ネジ44を有する。
【0030】
この支持ネジ44は、開口42側に位置する頭部44aと、頭部44aに連設された大径軸部44bと、大径軸部44bに連設されたネジ部44cを有する。そして、支持ネジ44は、ネジ部44cを支持片43に螺着することにより、支持片43に取り付けられている。また、ネジ部44cは、支持片43を貫通して開口42側とは反対側に突出している。そして、ネジ部44cの突出部には、図11に示したようにリング状のスペーサ45が装着されていると共に、ナット46が螺着されている。このナット46は、スペーサ45側に小径軸部46aを有すると共に、スペーサ45を支持片43に固定している。
【0031】
また、フレーム保持機構は、大径軸部44bに回転自在に保持された回転板(連結部材)47と、回転板47のリンク板38,39側の部分に180°の間隔をおいて取り付けられた係合ピン48,49と、支持片43側に突設された係合ピン50を有する。そして、係合ピン48,49にはリンク板38,39の係合切欠38e,39eが係合している。しかも、リンク板38,39の取付片38a,39aの基部間にはコイルスプリング51が介装されていて、コイルスプリング51はフレーム保持板36,37が互いに接近する方向にリンク板38,39をバネ付勢している。
【0032】
更に、ナット46の小径筒部46aにはギヤ52がベアリング53を介して回転自在に保持され、ギヤ52の側面には係合ピン50に周方向から係合する係合突部53が一体に設けられている。このギヤ52の近傍には、連設筐体部4の前壁4aに取り付けたパルスモータ等の駆動モータ(駆動手段)54が配設されている。この駆動モータ54にはパルスモータを用いることができる。また、この駆動モータ54に出力軸54aにはギヤ52に噛合するピニオン55が取り付けられている。しかも、仕切壁3aには、フレーム保持板36,37間が最大に開いたときの、リンク板38の移動停止位置を検出するリミットスイッチ56が位置検出手段として取り付けられている。
<鼻当支持機構>
また、上壁7の上には、図9に示したように開口8L,8R間及びフレーム保持板36,37間に位置させて半円柱状の鼻当支持部材57が配設されている。この鼻当支持部材(フレーム位置決部材)57は、上下に向けて延びていると共に、平面形状が半円状に形成されている。この鼻当支持部材57の下端には支持軸58が突設されている。
【0033】
更に、上壁7には、図9,図10に示したように、開口8L,8R間に位置させて前後に延びるスリット59が形成されている。このスリット59には、鼻当支持部材57の下端に突設された支持軸58が挿通されている。更に、上壁7の上下にはスリット59に沿って延びる支持板60,61が配設され、支持軸58は支持板60,61を貫通している。しかも、支持板60,61間には支持軸58に嵌合したスペーサ筒62が介装され、支持軸58の下端部には固定ナット63が螺着されている。この固定ナット63は、支持板60,61及びスペーサ筒62を鼻当支持部材57に一体に固定している。
【0034】
このスペーサ筒62は、長手方向に移動可能に且つ幅方向には移動しないようにスリット59内に配設されている。しかも、スペーサ筒62は、上壁7の板厚寸法よりも僅かに長く形成されていて、支持板60,61が上壁7の板面に沿って移動可能に設けられている。尚、支持軸58と支持板60,61は相対回転しないようになっている。
【0035】
また、支持板61のバネ係止突部61aと仕切壁3aのバネ係止突部3bとの間にはコイルスプリングSが介装されていて、コイルスプリングSは支持板60,61及び鼻当支持部材57をフレーム保持板36側に付勢している。しかも、仕切壁3aには、支持板61のフレーム保持板37側端部61aに対応させて、マイクロスイッチ64が移動検出手段として取り付けられている。このマイクロスイッチ64は、鼻当支持部材57がフレーム保持板37側に移動させられて、支持板60,61がフレーム保持板37側に移動させられたときに、アクチュエータ64aが支持板61の端部61aにより押圧されてONすることにより、鼻当支持部材57の移動操作を検出するようになっている。
<レンズ押さえ機構>
また、連設筐体部4の前壁4aには、図1,図2,図6,図7に示したようにレンズ押さえ機構65がレンズ押さえ手段として設けられている。このレンズ押さえ機構65は、フレーム保持板37の上方に位置させて前壁4aの左右の側部に回転自在にそれぞれ取り付けられた回転軸66L,66Rを有する。この回転軸66L,66Rは、前壁4aから手前側に突出している共に、互いに平行に且つ前後方向に延びている。
【0036】
更に、レンズ押さえ機構65は、回転軸66L,66Rの側部にそれぞれ固定されたL字状のアーム67L,67Rと、アーム67Lの先端部に取り付けられた一対のレンズ押さえ軸68L(図19(b)参照)、アーム67Rの先端部に取り付けられた一対のレンズ押さえ軸68R(図19(b)参照)を有する。
【0037】
尚、レンズメータ1を正面から見たときに一対のレンズ押さえ軸68L及び68Rはそれぞれ一つしか見えないが、図19(a)のレンズメータ1を右側面から見たときに、図19(b)の様にレンズ押さえ軸68Rは一対見える。このときに、一対のレンズ押さえ軸68Lは一対のレンズ押さえ軸68Rと重なる位置にある。従って、説明の便宜上、一対のレンズ押さえ軸68Lの符号を一対のレンズ押さえ軸68Rの符号の部分に記載して説明する。このレンズ押さえ軸68L,68Rは先端部がピン状に形成されている。
【0038】
また、レンズ押さえ軸68L,68Rは、アーム67L,67Rが図1,図2の如く起立させられたとき、先端部が図1の如く互いに対向するようになっている。
【0039】
このレンズ押さえ軸68L,68L(68R,68R)は、アーム67L(67R)が図6の如く水平に倒されたときに、基準ピンであるレンズ受17a(28a)の軸線、即ち光軸OL(OR)の両側に位置するようになっている。
【0040】
また、レンズ押さえ機構65は、図6,図7に示したように、連設筐体部4内において回転軸66L,66Rにそれぞれ固定されたセクタ状の回転板69L,69Rと、回転板69L,69Rの下縁部に連設された細幅の係合片70L,70Rと、回転板69L,69Rの下縁部に設けられたバネ係止部71L,71Rと、バネ係止部71L,71Rの下方に位置させて前壁4aに突設されたバネ係止部72L,72Rと、バネ係止部71L,72L間に介装された引張りコイルスプリング73Lと、バネ係止部71R,72R間に介装された引張りコイルスプリング73Rを有する。
【0041】
更に、レンズ押さえ機構65は、連設筐体部4内において前壁4aの上部に取り付けられたパルスモータ等の駆動モータ74を有する。この駆動モータ74は、出力軸74aが上下方向に向けられていると共に、出力軸74aが連設筐体部4の左右方向の中央部に配設されている。そして、出力軸74aにはピニオン75が取り付けられている。また、前壁4aには駆動モータ74の下方に位置させてL字状のブラケット76が取り付けられている。このブラケット76には前壁4aに沿って上下に延びる送りネジ77の上端部が回転自在に且つ上下移動不能に保持されている。尚、図示は省略したが、ブラケット76に筒状の軸受を上下に向けて固定し、この軸受に送りネジ77の上端部を回転自在に且つ上下移動不能に保持する。また、軸受は上下に間隔をおいて複数設けても良い。更に、送りネジ77の上下端部を軸受で前壁4aに回転自在に保持しても良い。
【0042】
この送りネジ77の上端部にはピニオン75に噛合するギヤ78が取り付けられている。この送りネジ77は連設筐体部4の左右方向の中央部に配設され、この送りネジ77の下部のネジ部77aには昇降部材79が螺着されている。この昇降部材79の下端部には図7中左右に延びるフランジ79aが前壁4a向けて突設されている。このフランジ79aは、前壁4aに当接させられていて、昇降部材79の昇降により前壁4aに対して上下に摺接移動する様になっている。そして、このフランジ79a上には係合片70L,70Rの先端部が引張りコイルスプリング73L,73Rのバネ力によりそれぞれ当接させられている。
<制御回路>
上述したCCD24の出力(測定信号)は図5の演算制御回路(演算制御手段)80に入力され、リミットスイッチ56及びマイクロスイッチ64は演算制御回路80に接続されている。また、演算制御回路80は、LED12,13,25,26を点灯制御し、駆動モータ54及び74を作動制御する様になっている。また、この演算制御回路80には測定開始スイッチSaが接続されている。
[作用]
次に、この様な構成のレンズメータの作用を説明する。
(電源投入前)
このレンズメータの電源を投入する前には、図8に示したように、ギヤ52の係合突部53が二点鎖線で示した位置に位置させられている。この位置では、コイルスプリング51の張力を小さくさせるために、図8,図15(b)に示したように、フレーム保持板36,37がコイルスプリング51の引張り力(バネ力)により二点鎖線で示した位置に位置させられていて、フレーム保持板36,37の間隔が最小となっている。この位置では、係合ピン48,49,50が二点鎖線で示した位置に位置させられていて、係合突部53が係合ピン50から時計回り方向に僅かに離れている。
【0043】
また、レンズメータの電源を投入する前には、コイルスプリング73L,73Rの引張り力(バネ力)を小さくするために、昇降部材79が図7に実線で示したように送りネジ77のネジ部77aの下端部に位置させられている。この位置では、回転板69L,69Rの係合片70L,70Rが実線で示したようにコイルスプリング73L,73Rの引張り力(バネ力)により下方に傾斜させられた状態となっていて、アーム67L,67Rが水平に倒された状態となっている。(電源投入による初期化)
この様な状態からレンズメータの電源を投入すると演算制御回路80は、鼻当支持部材57の移動を検出すると、駆動モータ54を作動制御してピニオン55を回転させ、このピニオン55によりギヤ52を図8中反時計回り方向に回転させる。この回転に伴いギヤ52の側面に突設した係合突部53は、回転板47の係合ピン50に当接した後、この係合ピン50を図8中反時計回り方向に回転させて、回転板47を反時計回り方向に回転させる。
【0044】
この回転板47に回転に伴い、係合ピン48,49が回転板47と一体に二点鎖線で示した位置から反時計回り方向に回転させられ、リンク板38,39がコイルスプリング51の引張り力(バネ力)に抗して互いに反対方向に変位させられる。即ち、図8中、リンク板38は図示を省略した位置から右方に実線で示した位置まで変位させられ、リンク板39は図示を省略した位置から左方に実線で示した位置まで変位させられる。このリンク板38が図8の実線で示した位置まで変位させられると、このリンク板38の端部によりリミットスイッチ56がONさせられ、このON信号が演算制御回路80に入力される。この演算制御回路80は、リミットスイッチ56からのON信号が入力されると、駆動モータ54の作動を停止させる。
【0045】
このリンク板38,39の相対変位により、フレーム保持板36,37が図8,図15(b)中、二点鎖線で示した位置から実線で示した位置まで矢印82,83で示した方向(互いに反対方向)に変位させられて、フレーム保持板36,37の間隔が最大に広がり、測定作業の待機状態となる。
【0046】
一方、レンズメータの電源を投入すると、演算制御回路80は図6,図7の駆動モータ74を作動させてピニオン75を回転させ、このピニオン75の回転をギヤ78を介して送りネジ77に伝達させ、昇降部材79が図7に二点鎖線で示したように送りネジ77のネジ部77aの上端部まで移動させる。これにより、測定を開始する前には、回転板69L,69Rの係合片70L,70Rが上方に二点鎖線で示したように傾斜させられた状態となっていて、アーム67L,67Rが図1,図2の如く起立させられ、レンズ押さえ軸68L,68Rの先端部が図1の如く互いに対向させられて、測定作業の待機状態となる。
(メガネの配設及び保持)
この様な状態においてレンズメータによりメガネ5の屈折特性等の光学特性を測定するには、先ず図16(a),(b)に示したように、メガネ5の鼻当NP,NPを鼻当支持部材57の上端部の前面に当接させて、メガネ5を鼻当支持部材57に対してフレーム保持板37側に押圧することにより、鼻当支持部材57を図16(b)の矢印81で示した様にフレーム保持板37側にコイルスプリングSのバネ力に抗して移動させると共に、メガネ5の眼鏡フレームMFを下げてフレーム保持板36,37間に配設する。
【0047】
この際、鼻当支持部材57の移動により、支持板60,61がフレーム保持板37側に鼻当支持部材57と一体に移動させられると、マイクロスイッチ64のアクチュエータ64aが支持板61の端部61aにより押圧されてONさせられる。このON信号は演算制御回路80に入力され、鼻当支持部材57の移動操作が検出される。
【0048】
そして、演算制御回路80は、マイクロスイッチ64からのON信号が入力されると、駆動モータ54を所定数の駆動パルスで作動制御してピニオン55を所定回転数だけ回転させ、このピニオン55によりギヤ52を図8中時計回り方向に回転させて、ギヤ52の側面に突設した係合突部53を時計回り方向に回転させる。この駆動モータ54の回転は、係合突部53が二点鎖線で示した位置に移動するまで回転させる。尚、この位置はマイクロスイッチやリミットスイッチ等で検出して、駆動モータ54を停止させるようにすることもできる。
【0049】
これに伴い、回転板47の係合ピン50は、コイルスプリング51のバネ力により係合突部53に追従して図8中時計回り方向に回転させられ、回転板47が時計回り方向に係合ピン50と一体に回転する。
【0050】
この回転板47に回転に伴い、係合ピン48,49が回転板47と一体に実線で示した位置から時計回り方向に回転させられ、リンク板38,39がコイルスプリング51の引張り力(バネ力)により互いに反対方向に変位させられる。この際、リンク板38が図8中左方に変位させられて、リンク板38と一体のフレーム保持板36が図8中矢印84で示したように左方に変位させられると共に、リンク板39が右方に変位させられて、リンク板39と一体のフレーム保持板37が図8中矢印85で示したように右方に変位させられる。
【0051】
これにより、フレーム保持板36,37は、図17(b)に矢印84,85で示したように互いに接近する方向に移動して、図18(b)の如くメガネ5の眼鏡フレームMFを傾斜する対向面36a,37a間で保持(挟持)する。
【0052】
尚、この様に眼鏡フレームMFを傾斜する対向面36a,37a間で保持(挟持)している状態では、リミットスイッチ64が支持板61でONさせられた状態となっている。また、本実施例では、図5に示したように眼鏡フレームMFのレンズ枠LFと眼鏡レンズLLは略同じ厚さであり、眼鏡フレームMFのレンズ枠RFと眼鏡レンズLRは略同じ厚さであるので、図16〜図20では符号LLを符号LFと同じ部分に付し、符号LRを符号RFと同じ部分に付して説明する。
(眼鏡フレームのセット状態の修正)
次に、測定開始スイッチSaを押すと演算制御回路80は、駆動モータ74を所定数の駆動パルスで作動制御してピニオン75を回転させ、この回転をギヤ78を介して送りネジ77に伝達させ、この送りネジ77により昇降部材79を二点鎖線で示した位置から下方に移動させる。この際、駆動モータ74の作動は、昇降部材79が送りネジ77の下端部に達するまで行われる。そして、昇降部材79が送りネジ77の下端部に達すると駆動モータ74の作動が停止させられる。尚、この様な動作は、パルスモータである駆動モータ74を所定回転数だけ回転させることにより行うことができる。しかし、この昇降部材79の上下の移動位置はマイクロスイッチ等で位置検出手段で検出して、この位置検出手段からの検出信号により駆動モータ74の作動停止を行うようにしても良い。
【0053】
そして、昇降部材79の下方への移動に伴い、回転板69L,69Rの係合片70L,70Rの先端部が昇降部材79のフランジ79aに追従して下方に移動し、回転板69Lがコイルスプリング73Lのバネ力で図7中反時計回り方向に回転させられると共に、回転板69Rがコイルスプリング73Rのバネ力で図7中時計回り方向に回転させられる。
【0054】
この様な回転板69L,69Rの回転は回転軸66L,66Rを介してアーム67L,67Rに伝達される。これにより、アーム67L及びレンズ押さえ軸68Lが図18(a)の矢印86で示したように時計回り方向に回動変位させられると共に、アーム67R及びレンズ押さえ軸68Rが図18(a)の矢印87で示したように反時計回り方向に回動変位させられる。この様にレンズ押さえ軸68L,68Lおよび68R,68Rは、回転しながら降下して、図19に示したようにメガネ5の左右の眼鏡レンズLL及びLRを先端部でレンズ受軸17a及び28aに対してそれぞれ押し付ける。
【0055】
この際、眼鏡レンズLL,LRがレンズメータの前後方向において傾斜した状態で配設されていても、2つのレンズ押さえ軸(レンズ押さえ部材)68L,68Lがレンズ受軸17aの軸線(光軸OLと一致)の両側を押さえ付け、2つのレンズ押さえ軸68R,68Rはレンズ受軸28aの軸線(光軸ORと一致)の両側を押さえ付けるので、眼鏡レンズLL,LRの水平方向の傾きが修正された位置で、眼鏡フレームMFがフレーム保持板36,37の傾斜する対向面36a,37a間で正しく保持されることになる。この際、レンズ押さえ軸68L,68Lによる眼鏡レンズLL,LRの押さえ付け力は、コイルスプリング73L,73Rのバネ力のみでおこなわれることになる。
【0056】
この後、演算制御回路80は、駆動モータ74を上述とは逆に所定数の駆動パルスで作動制御して、昇降部材79を上昇させ、この昇降部材79により係合片70L,70Rの先端部を上昇させることにより、回転板69L,69Rをコイルスプリング73L,73Rのバネ力に抗して上述とは逆に回転させ、アーム67L,67Rを図20に矢印88,89で示したように上方を向く位置まで垂直に回転させる。この位置では、アーム67L,67Rに取り付けたレンズ押さえ軸68L,68Rがハルトマンプレート17,28の上方から左右に退避するので、レンズ押さえ軸68L,68Rが測定光束を遮らない状態となる。
(屈折特性の測定)
<眼鏡レンズLLの屈折特性測定>
この状態で演算制御回路80は、測定光学系9LのLED12,13を順番に点灯させて、眼鏡レンズLLの測定を行う。この際、LED12からの測定光束は、ダイクロイックミラー14L及び全反射ミラー15で反射した後、コリメートレンズ16により平行光束とされて眼鏡レンズLLに投光される。これに伴い、眼鏡レンズLLを透過した測定光束は、パターン板17を透過して多数の測定光束となり、この多数の測定光束がフィールドレンズ18の上面に投影される。このフィールドレンズ18の上面に投影された多数の測定光束は、フィールドレンズ16、反射ミラー19,20,21、光路合成プリズム22及び結像レンズ23を介してCCD24に案内される。この際、結像レンズ23は、CCD24上にパター板17のパターン像を結像させる。
【0057】
また、LED13からの測定光束は、ダイクロイックミラー14Lを透過して全反射ミラー15で反射した後、コリメートレンズ16で平行光束にされて眼鏡レンズLLに投光される。これに伴い、眼鏡レンズLLを透過した測定光束は、パターン板17を透過して多数の測定光束となり、この多数の測定光束がフィールドレンズ18の上面に投影される。このフィールドレンズ18の上面に投影された多数の測定光束は、フィールドレンズ16、反射ミラー19,20,21、光路合成プリズム22及び結像レンズ23を介してCCD24に案内される。この際、結像レンズ23は、CCD24上にパター板17のパターン像を結像させる。
【0058】
そして、演算制御回路80は、CCD24に結像されたパター像の状態から眼鏡レンズLLの各部の屈折特性を測定して、眼鏡レンズLLの各部の屈折特性のマッピングデータを求める。この屈折特性としては、球威面度数(S),円柱度数(C),円柱軸角度(A)等がある。
<眼鏡レンズLRの屈折特性測定>
この状態で演算制御回路80は、測定光学系9RのLED25,26を順番に点灯させて、眼鏡レンズLRの測定を行う。この際、LED25からの測定光束は、ダイクロイックミラー14R及び全反射ミラー15で反射した後、コリメートレンズ27により平行光束とされて眼鏡レンズLRに投光される。これに伴い、眼鏡レンズLRを透過した測定光束は、パターン板28を透過して多数の測定光束となり、この多数の測定光束がフィールドレンズ29の上面に投影される。このフィールドレンズ29の上面に投影された多数の測定光束は、フィールドレンズ29、反射ミラー30,31、光路合成プリズム22及び結像レンズ23を介してCCD24に案内される。この際、結像レンズ23は、CCD24上にパター板28のパターン像を結像させる。
【0059】
また、LED26からの測定光束は、ダイクロイックミラー14R及び全反射ミラー15で反射した後、コリメートレンズ27により平行光束とされて眼鏡レンズLRに投光される。これに伴い、眼鏡レンズLRを透過した測定光束は、パターン板28を透過して多数の測定光束となり、この多数の測定光束がフィールドレンズ29の上面に投影される。このフィールドレンズ29の上面に投影された多数の測定光束は、フィールドレンズ29、反射ミラー30,31、光路合成プリズム22及び結像レンズ23を介してCCD24に案内される。この際、結像レンズ23は、CCD24上にパター板28のパターン像を結像させる。
【0060】
そして、演算制御回路80は、CCD24に結像されたパター像の状態から眼鏡レンズLLの各部の屈折特性を測定して、眼鏡レンズLRの各部の屈折特性のマッピングデータを求める。この屈折特性としては、球威面度数(S),円柱度数(C),円柱軸角度(A)等がある。
【0061】
また、演算制御回路69は、この様にして求めた眼鏡レンズLL,LRの屈折特性(光学特性)を図示しない他の眼科装置に送信手段(ネットワークやケーブル,無線)を介して送信できる様になっている。尚、レンズメータの上部筐体2の正面に液晶表示器(表示手段)を設けて、この液晶表示器に測定した眼鏡レンズLL,LRの屈折特性のマッピング表示を行わせるようにしても良い。
(メガネ5の取り外し)
また、この様にして測定が行われている状態では、眼鏡フレームMFはコイルスプリング51のバネ力によりフレーム保持板36,37間で挟持されているだけである。従って、フレーム保持板36を手前側に引っ張ることにより、リンク板38がコイルスプリング51のバネ力に抗して図8中左方に移動させられて、回転板47がリンク板38と係合ピン48を介して時計回り方向に回動させられる。一方、この回転によりリンク板39が係合ピン49を介して図8中左方に移動させられて、フレーム保持板37がフレーム保持板36から離反する方向に移動する。
【0062】
この様にフレーム保持板36を手前側に引っ張ることにより、フレーム保持板36,37の間隔を広げることができる。従って、測定後にメガネ5をフレーム保持板36,37間から取り外す場合には、フレーム保持板36を手前側に引っ張って、フレーム保持板36,37の間隔を広げることにより、メガネ5をフレーム保持板36,37間から容易に取り外すことができる。
【0063】
また、この取り外しにより、鼻当支持部材57がコイルスプリングSのバネ力により原状に復帰し、マイクロスイッチ64がOFFし、このOFF信号が演算制御回路80に入力される。これにより演算制御回路80は、駆動モータ54を所定数の駆動パルスで作動制御してピニオン55を回転させ、このピニオン55によりギヤ52を図8中反時計回り方向に回転させる。この回転に伴いギヤ52の側面に突設した係合突部53は、回転板47の係合ピン50に当接した後、この係合ピン50を図8中反時計回り方向に回転させて、回転板47を反時計回り方向に回転させる。
【0064】
この回転板47に回転に伴い、係合ピン48,49が回転板47と一体に二点鎖線で示した位置から反時計回り方向に回転させられ、リンク板38,39がコイルスプリング51の引張り力(バネ力)に抗して互いに反対方向に変位させられる。即ち、図8中、リンク板38は図示を省略した位置から右方に実線で示した位置まで変位させられ、リンク板39は図示を省略した位置から左方に実線で示した位置まで変位させられる。このリンク板38が図8の実線で示した位置まで変位させられると、このリンク板38の端部によりリミットスイッチ56がONさせられ、このON信号が演算制御回路80に入力される。この演算制御回路80は、リミットスイッチ56からのON信号が入力されると、駆動モータ54の作動を停止させる。
【0065】
このリンク板38,39の相対変位により、フレーム保持板36,37が図8,図15(b)中、二点鎖線で示した位置から実線で示した位置まで矢印82,83で示した方向に変位させられて、フレーム保持板36,37の間隔が最大に広がり、次の測定に備える状態となる。
(その他)
以上説明した実施例では、駆動モータ54,74にパルスモータを用いて、駆動モータ54,74を所定数の駆動パルスで所定回転数だけ回転制御させる様にしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、駆動モータ54,74にDCモータを用いることもできる。
【0066】
また、フレーム保持板36,37をリンク板38,39、係合ピン48,49及び回転板47を介して連動させることにより、フレーム保持板36,37同士を相対接近・相対離反の同期を図るようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、各フレーム保持板36,37をエアシリンダ及びエア回路を用いて互いに接近離反できるように構成することもできる。要は、フレーム保持板36,37同士を相対接近・相対離反の同期を図ることができれば、他の構成を採用しても良い。
【0067】
以上説明したこの発明の実施の形態の屈折特性測定方法では、メガネ5の左右の眼鏡レンズLL,LRを左右一対の測定光学系9L,9Rの光路途中のレンズ受(レンズ受軸17a,28a)でそれぞれ点で支持させて、前記眼鏡レンズLL,LRの眼鏡フレームMFを前後方向から一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)で保持させる様にしている。そして、この状態で前記眼鏡レンズLL,LRをレンズ押さえ部材(レンズ押さえ軸68L,68R)で前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)に対して押圧支持させることにより、フレーム保持部材(フレーム保持板36,37)による前記眼鏡フレームMFの保持状態を修正させる様にしている。しかも、修正後は、前記レンズ押さえ部材(レンズ押さえ軸68L,68R)を前記測定光学系9L,9Rの測定光路から退避させて、前記眼鏡レンズLL,LRを透過する前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)の周囲の測定光束を前記測定光学系9L,9Rの受光素子(CCD24)に受光させて、前記受光素子(CCD24)からの測定信号を基に前記眼鏡レンズLL,LRの光学特性を演算制御回路80により求めるようにしている。尚、測定光学系9L,9Rは受光素子(CCD24)を共用しているが、受光素子は測定光学系9L,9R毎に設けることができる。
【0068】
この発明の実施の形態の屈折特性測定方法によれば、前記眼鏡レンズLL,LRを透過する前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)の周囲の測定光束がレンズ押さえ部材(レンズ押さえ軸68L,68R)やアーム67L,67Rにより阻害されないので、多数の測定光束を用いて眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性の測定を行う場合でも、眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性を正確に行うことができる。
【0069】
また、この発明の実施の形態のレンズメータは、メガネ5の左右の眼鏡レンズLL,LRを点で支持可能な左右一対のレンズ受(レンズ受軸17a,28a)と、前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)に眼鏡レンズLL,LRが支持されたメガネ5の眼鏡フレームMFを前後方向から挟持可能な一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)と、前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)に支持された眼鏡レンズLL,LRに対して進退して前記眼鏡レンズLL,LRをレンズ受(レンズ受軸17a,28a)に対して押圧支持するレンズ押さえ部材(レンズ押さえ軸68L,68R)と、前記一対のレンズ受(レンズ受軸17a,28a)に載置される眼鏡レンズLL,LRの屈折特性を前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)の周囲の測定光束によりそれぞれ測定可能な左右一対の測定光学系9L,9Rと、前記測定光学系9L,9Rの受光素子(CCD24)からの測定信号を基に前記眼鏡レンズLL,LRの光学特性を求める演算制御回路80を備えている。尚、測定光学系9L,9Rは受光素子(CCD24)を共用しているが、受光素子は測定光学系9L,9R毎に設けることができる。更に、このレンズメータの前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)は、前記眼鏡レンズLL,LRをレンズ受(レンズ受軸17a,28a)に対して押さえる押さえ位置と、前記押さえ位置及び前記測定光学系の光路から退避した退避位置との間で移動可能に設けられていると共に、前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)に眼鏡レンズLL,LRを支持させたメガネ5の眼鏡フレームMFが前記一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)で保持されると同時に前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)が退避位置にあるときに、前記演算制御回路80は前記受光素子(CCD24)からの測定信号を基に前記眼鏡レンズの屈折特性を測定するように設定されている。
【0070】
この発明の実施の形態のレンズメータによれば、前記眼鏡レンズLL,LRを透過する前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)の周囲の測定光束がレンズ押さえ部材(レンズ押さえ軸68L,68R)やアーム67L,67Rにより阻害されないので、多数の測定光束を用いて眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性の測定を行う場合でも、眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性を正確に行うことができる。
【0071】
更に、この発明の実施の形態のレンズメータによれば、前記一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)の対向面36a,37aは下方に向けて傾斜させられてテーパ状となっている。この構成によれば対向面36a,37aは下方に向けて傾斜させられてテーパ状となっているので、眼鏡フレームMFをフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)の対向面36a,37aで保持させ(挟持させ)たとき、眼鏡フレームMFが対向面36a,37aの傾斜により下方に押圧されて、眼鏡フレームMFの眼鏡レンズLL,LRがレンズ受(レンズ受軸17a,28a)に押圧されることになる。従って、眼鏡フレームMFがフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)間から抜け外れる様なことはない。
【0072】
また、この発明の実施の形態のレンズメータには、前記一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)間には前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)に載置される眼鏡レンズLL,LRの眼鏡フレームMFを検出するフレーム検出手段が設けられ、前記一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)を保持部材駆動手段(駆動モータ54)により相対接近・離反させるフレーム保持機構が設けられ、前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)を前記押さえ位置と前記退避位置に移動駆動させる押さえ部材駆動手段(駆動モータ74)が設けられている。また、前記演算制御回路80は、フレーム検出手段からのフレーム検出信号に基づいて前記フレーム保持機構の保持部材駆動手段(駆動モータ54)を作動制御することにより、前記一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)を互いに接近させて、前記眼鏡フレームMFを前記一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)間で保持させた後、前記押さえ部材駆動手段(駆動モータ74)を作動制御して前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)を前記押さえ位置に移動させることにより、前記眼鏡レンズLL,LRをレンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)で一旦押さえさせ、次に前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)を押さえ位置から退避位置まで移動させる様に設定されている。
【0073】
この発明の実施の形態によれば、眼鏡フレームMFが一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)間に配設されると、この眼鏡フレームMFがフレーム検出手段で検出される。そして、演算制御回路80は、このフレーム検出手段から出力されるフレーム検出信号に基づいて保持部材駆動手段(駆動モータ54)を作動制御することにより、眼鏡フレームMFを一対のフレーム保持部材(フレーム保持板36,37)間で自動的に保持(挟持)することができる。また、演算制御回路80は、押さえ部材駆動手段(駆動モータ74)を作動制御して前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)を前記押さえ位置に移動させることにより、前記眼鏡レンズLL,LRをレンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)で一旦押さえさせる様になっているので、フレーム保持部材(フレーム保持板36,37)間に挟持された眼鏡フレームMF及び眼鏡レンズLL,LRの姿勢が傾斜していても、この傾斜を自動的に修正することができる。また、この修正後は、前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)を押さえ位置から退避位置まで自動的に移動させる様に設定されているので、操作が容易である。しかも、前記レンズ押さえ(レンズ押さえ軸68L,68R)を押さえ位置から退避位置まで移動させた状態で屈折測定を行うことにより、前記眼鏡レンズLL,LRを透過する前記レンズ受(レンズ受軸17a,28a)の周囲の測定光束がレンズ押さえ部材(レンズ押さえ軸68L,68R)やアーム67L,67Rにより阻害されないので、多数の測定光束を用いて眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性の測定を行う場合でも、眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性を正確に行うことができる。
【0074】
更に、この発明の実施の形態のレンズメータでは、 前記フレーム検出手段が、左右一対の測定光学系の中央に配置され且つ前後に移動可能な鼻当支持部材57と、前記鼻当支持部材57を前側に付勢する付勢手段(コイルスプリングS)と、前記鼻当支持部材57が後方に移動させられたときにこの移動を検出するスイッチ(マイクロスイッチ64)を備えている。この発明の実施の形態によれば、眼鏡フレームMFの左右の眼鏡レンズLL,LRを鼻当支持部材57により左右の測定光学系9L,9Rの測定光路に正確に配置できると共に、この鼻当支持部材57を用いて眼鏡フレームMFを検出できる。
【0075】
尚、鼻当支持部材57は前後動する様に構成したものを用いたが、上下に昇降する様に構成した鼻当支持部材を用いて、眼鏡フレームMFの位置決めと眼鏡フレームMFの検出を行なうようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】
請求項1,2の発明は、以上説明したように構成したので、レンズ押さえにより測定光束が阻害されるのを防止して、正確な測定ができる。
【0077】
また、請求項3の発明は、前記一対のフレーム保持部材の対向面が下方に向けて傾斜させられてテーパ状となっているので、眼鏡フレームをフレーム保持部材の対向面で保持させ(挟持させ)たとき、眼鏡フレームが対向面の傾斜により下方に押圧されて、眼鏡フレームの眼鏡レンズがレンズ受に押圧されることになる。従って、眼鏡フレームがフレーム保持部材間から抜け外れる様なことはない。
【0078】
更に、演算制御回路は、フレーム検出手段から出力されるフレーム検出信号に基づいて保持部材駆動手段を作動制御することにより、眼鏡フレームを一対のフレーム保持部材間で自動的に保持(挟持)することができる。また、演算制御回路は、押さえ部材駆動手段を作動制御して前記レンズ押さえを前記押さえ位置に移動させることにより、前記眼鏡レンズをレンズ押さえで一旦押さえさせる様になっているので、フレーム保持部材間に挟持された眼鏡フレーム及び眼鏡レンズの姿勢が傾斜していても、この傾斜を自動的に修正することができる。また、この修正後は、前記レンズ押さえを押さえ位置から退避位置まで自動的に移動させる様に設定されているので、操作が容易である。しかも、前記レンズ押さえを押さえ位置から退避位置まで移動させた状態で屈折測定を行うことにより、前記眼鏡レンズを透過する前記レンズ受の周囲の測定光束がレンズ押さえ部材により阻害されないので、多数の測定光束を用いて眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性の測定を行う場合でも、眼鏡レンズの多数の箇所の屈折特性を正確に行うことができる。
【0079】
更に、請求項5の発明では、 前記フレーム検出手段が、左右一対の測定光学系の中央に配置され且つ前後に移動可能な鼻当支持部材と、前記鼻当支持部材を前側に付勢する付勢手段と、前記鼻当支持部材が後方に移動させられたときにこの移動を検出するスイッチ備えているので、眼鏡フレームの左右の眼鏡レンズを鼻当支持部材により左右の測定光学系の測定光路に正確に配置できると共に、この鼻当支持部材を用いて眼鏡フレームを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】今発明に係るレンズメータの正面図である。
【図2】図1のレンズメータの右側面図である。
【図3】図1のレンズメータの平面図である。
【図4】図1のA1−A1線に沿う断面図である。
【図5】図1〜図4に示したレンズメータの光学系及び制御回路の説明図である。
【図6】図2〜図4に示した連設筐体の後部側を外して、一部を断面して示したレンズメータの側面図である。
【図7】図6のレンズメータの連設筐体の前壁を背面側から見た説明図である。
【図8】図9のA2−A2に沿うフレーム保持機構の説明の為の断面図である。
【図9】図1のレンズメータを矢印A3方向から見た平面図である。
【図10】図9のA4−A4線に沿う断面図である。
【図11】図8のA5−A5線に沿う断面図である。
【図12】図8のA6−A6線に沿う断面図である。
【図13】図8,図11,図12の1対のリンク板の一方の説明図である。
【図14】図8,図11,図12の1対のリンク板の他方の説明図である。
【図15】(a)は図1〜図14に示したレンズメータを正面から見た作用説明図、(b)は(a)の右側面図である。
【図16】(a)は図1〜図14に示したレンズメータを正面から見た作用説明図、(b)は(a)の右側面図である。
【図17】(a)は図1〜図14に示したレンズメータを正面から見た作用説明図、(b)は(a)の右側面図である。
【図18】(a)は図1〜図14に示したレンズメータを正面から見た作用説明図、(b)は(a)の右側面図である。
【図19】(a)は図1〜図14に示したレンズメータを正面から見た作用説明図、(b)は(a)の右側面図である。
【図20】(a)は図1〜図14に示したレンズメータを正面から見た作用説明図、(b)は(a)の右側面図である。
【符号の説明】
1・・・レンズメータ
5・・・メガネ
9L,9R・・・測定光学系
17a,28a・・・レンズ受軸(レンズ受)
24・・・CCD(受光素子)
36,37・・・フレーム保持板(フレーム保持部材)
36a,37a・・・対向面(傾斜面)
54・・・駆動モータ(保持部材駆動手段)
57・・・鼻当支持部材
64・・・マイクロスイッチ(スイッチ)
68L,68R・・・レンズ押さえ軸(レンズ押さえ部材)
74・・・駆動モータ(押さえ部材駆動手段)
80・・・演算制御回路
LL,LR・・・眼鏡レンズ
MF・・・眼鏡フレーム
S・・・コイルスプリング(付勢手段)

Claims (5)

  1. メガネの左右の眼鏡レンズを左右一対の測定光学系の光路途中のレンズ受でそれぞれ点で支持させると共に、前記眼鏡レンズの眼鏡フレームを前後方向から一対のフレーム保持部材で保持させた後、前記眼鏡レンズをレンズ押さえ部材で前記レンズ受に対して押圧支持させることにより、フレーム保持部材による前記眼鏡フレームの保持状態を修正させ、前記レンズ押さえ部材を前記測定光学系の測定光路から退避させて、前記眼鏡レンズを透過する前記レンズ受の周囲の測定光束を前記測定光学系の受光素子に受光させて、前記受光素子からの測定信号を基に前記眼鏡レンズの光学特性を演算制御回路により求めるようにしたことを特徴とする眼鏡レンズの光学特性測定方法。
  2. メガネの左右の眼鏡レンズを点で支持可能な左右一対のレンズ受と、前記レンズ受に眼鏡レンズが支持されたメガネの眼鏡フレームを前後方向から挟持可能な一対のフレーム保持部材と、前記レンズ受に支持された眼鏡レンズに対して進退して前記眼鏡レンズをレンズ受に対して押圧支持するレンズ押さえ部材と、前記一対のレンズ受に載置される眼鏡レンズの屈折特性を前記レンズ受の周囲の測定光束によりそれぞれ測定可能な左右一対の測定光学系と、前記測定光学系の受光素子からの測定信号を基に前記眼鏡レンズの光学特性を求める演算制御回路を備えるレンズメータであって、
    前記レンズ押さえは、前記眼鏡レンズをレンズ受に対して押さえる押さえ位置と、前記押さえ位置及び前記測定光学系の光路から退避した退避位置との間で移動可能に設けられていると共に、前記レンズ受に眼鏡レンズを支持させたメガネの眼鏡フレームが前記一対のフレーム保持部材で保持されると同時に前記レンズ押さえが退避位置にあるときに、前記演算制御回路は前記受光素子からの測定信号を基に前記眼鏡レンズの屈折特性を測定するように設定されていることを特徴とするレンズメータ。
  3. 前記一対のフレーム保持部材の対向面は下方に向けて傾斜させられてテーパ状となっていることを特徴とする請求項2に記載のレンズメータ。
  4. 前記一対のフレーム保持部材間には前記レンズ受に載置される眼鏡レンズの眼鏡フレームを検出するフレーム検出手段が設けられ、前記一対のフレーム保持部材を保持部材駆動手段により相対接近・離反させるフレーム保持機構が設けられ、前記レンズ押さえを前記押さえ位置と前記退避位置に移動駆動させる押さえ部材駆動手段が設けられていると共に、
    前記演算制御回路は、フレーム検出手段からのフレーム検出信号に基づいて前記フレーム保持機構の保持部材駆動手段を作動制御することにより、前記一対のフレーム保持部材を互いに接近させて、前記眼鏡フレームを前記一対のフレーム保持部材間で保持させた後、前記押さえ部材駆動手段を作動制御して前記レンズ押さえを前記押さえ位置に移動させることにより、前記眼鏡レンズをレンズ押さえで一旦押さえさせ、次に前記レンズ押さえを押さえ位置から退避位置まで移動させる様に設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズメータ。
  5. 前記フレーム検出手段は、左右一対の測定光学系の中央に配置され且つ前後に移動可能な鼻当支持部材と、前記鼻当支持部材を前側に付勢する付勢手段と、前記鼻当支持部材が後方に移動させられたときにこの移動を検出するスイッチを備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載のレンズメータ。
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