JP2004029635A - 現像処理装置及び減液ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】処理タンク内に減液ブロックを挿入する際に、写真処理液の滞留を防止し、かつ、循環性能を低下させないような現像処理装置を提供すること。
【解決手段】写真処理液が貯留される現像処理タンク10と、この現像処理タンク10内に着脱可能に挿入される写真感光材料搬送用の搬送ラック11と、現像処理タンク10の上部から底部にかけて設けられた写真処理液を循環させる第1循環経路20とを備え、現像処理タンク10が、少なくとも、搬送経路の長い第1搬送ラックと搬送経路の短い第2搬送ラックとを選択的に装着可能に構成されている現像処理装置であって、現像処理タンク10は、第2搬送ラックを装着したときに、貯留される写真処理液の量を減らすための減液ブロック30を取り付け可能に構成されており、かつ、減液ブロック30には写真処理液の循環をさせるると共に写真処理液の滞留を防止するための第2循環経路31d,32bが形成されている。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真処理液が貯留される現像処理タンクと、この現像処理タンク内に着脱可能に挿入される写真感光材料搬送用の搬送ラックと、現像処理タンクの上部から底部にかけて設けられた写真処理液を循環させる第1循環経路とを備え、前記現像処理タンクが、少なくとも、搬送経路の長い第1搬送ラックと搬送経路の短い第2搬送ラックとを選択的に装着可能に構成されている現像処理装置及びこの現像処理装置に使用される減液ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる現像処理装置は、未現像のペーパーや写真フィルム等の写真感光材料を現像処理するための装置である。ここでペーパーを例にあげると、ペーパーの乳剤面に画像が焼付露光されると、現像処理タンクに運び込まれて所定の現像処理が施される。現像処理タンクは、発色現像液が貯留される発色現像処理タンクと、漂白定着液が貯留される漂白定着処理タンクと、安定化液が貯留される安定化処理タンクを備えている。そして、ペーパーを各処理タンク内を搬送させるために、搬送機構を備えた搬送ラックが各処理タンク内に着脱可能に挿入される。
【0003】
ここで写真感光材料の現像処理を行うにあたり、写真感光材料メーカーの処理仕様により、処理時間の長いものと短いものとがある。ここで、処理時間の長さの違いには、搬送ラックにおける搬送経路の長さにより対応することができる。現像処理タンクのタンクの深さは、搬送経路の長いほうの搬送ラックに合わせて決められている。そこで、短処理時間の仕様のペーパーの現像処理を行う場合は、搬送経路の短い搬送ラックを挿入している。すなわち、 処理タンクは共用し、搬送経路の長い搬送ラックも短い搬送ラックも装着できるようにしている。処理タンクを共用することで、ペーパーの処理仕様の変更に容易に対応することができる。
【0004】
しかしながら、搬送経路の長い搬送ラックに対応した処理タンクに、搬送経路の短い搬送ラックを装着するため、本来必要とされる写真処理液の量よりも多い量を処理タンク内に貯留させることになる。そこで、写真処理液コストを低減するために、搬送経路の短い搬送ラックを装着するときには、減液ブロックを処理タンク内に挿入している。この減液ブロックは、搬送ラックの下方(処理タンクの底部)の空間に置かれる。減液ブロックを挿入することで、その体積分、写真処理液の量を減らすことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、処理タンクの底部に減液ブロックを挿入すると、写真処理液の循環性が悪くなるとともに、処理タンクの底部に写真処理液が滞留するため、処理液が結晶化する問題がある。すなわち、 処理タンク内の写真処理液は、タンクの上部から底部にかけて設けられた循環経路により循環させている。写真処理液を循環させるのは、処理タンク内の現像処理を促進させ、かつ、写真処理液の品質維持等のためである。特に、減液効果を高めるために、減液ブロックの大きさは、減液ブロックが挿入された場合に、処理タンクの壁面との隙間ができるだけ小さくなるように構成される。また、減液ブロックも、内部に隙間等のない塊として形成されている。そうすると、減液ブロックの挿入に伴い、写真処理液を循環させる機能がかなり低下してしまう。
【0006】
一方、搬送経路の長い搬送ラックを挿入した場合には、そのような問題は起こらない。一般的に、搬送ラックは、写真感光材料を搬送するための搬送ローラやガイド部材等で構成され、隙間が存在すると共に、搬送ローラ等は駆動されて動いているため、写真処理液の循環機能が阻害されないようになっている。また、搬送ラックは、搬送される写真感光材料に対して写真処理液を吹き付ける機能を有しているものもあり、この機能により写真処理液の滞留を積極的に防止している。したがって、処理タンクの底部に減液ブロックを挿入する場合には、写真処理液の循環性能や滞留も考慮する必要がある。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、処理タンク内に減液ブロックを挿入する際に、写真処理液の循環性能を低下させないような現像処理装置及び減液ブロックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る現像処理装置は、
写真処理液が貯留される現像処理タンクと、
この現像処理タンク内に着脱可能に挿入される写真感光材料搬送用の搬送ラックと、
現像処理タンクの上部から底部にかけて設けられた写真処理液を循環させる第1循環経路とを備え、前記現像処理タンクが、少なくとも、搬送経路の長い第1搬送ラックと搬送経路の短い第2搬送ラックとを選択的に装着可能に構成されている現像処理装置であって、
前記現像処理タンクは、前記第2搬送ラックを装着したときに、貯留される写真処理液の量を減らすための減液ブロックを取り付け可能に構成されており、かつ、前記減液ブロックには、写真処理液の循環をさせるための第2循環経路が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
この構成による現像処理装置の作用・効果は、以下の通りである。この現像処理装置は、写真処理液を貯留する現像処理タンクを備えている。この現像処理タンクは、搬送経路の長い第1搬送ラックと搬送経路の短い第2搬送ラックの、少なくとも2種類の搬送ラックを装着可能である。そして、第2搬送ラックを装着する場合、現像処理タンクの底部のスペースに減液ブロックを挿入する。この減液ブロックには、第2循環経路が形成されており、写真処理液を循環させる機能を有する。その結果、処理タンク内に減液ブロックを挿入する際に、写真処理液の循環性能を低下させない現像処理装置を提供することができる。
【0009】
本発明の好適な実施形態として、前記第2循環経路は、写真処理液の滞留を防止する機能を有するものがあげられる。
【0010】
減液ブロックを挿入すると、現像処理タンクの底部に写真処理液が滞留しやすくなる。そこで、第2循環経路に滞留を防止する機能を設けることで、更に効果的に写真処理液の循環機能を高めることができる。
【0011】
本発明の好適な実施形態として、前記第2循環経路には、経路の途中に開口部が形成されているものがあげられる。この構成によると、第2循環経路により写真処理液を循環させることができるだけでなく、経路途中の開口部から写真処理液を吐出することができる。その結果、処理タンクの底部等における写真処理液の滞留を防止することができる。
【0012】
本発明の好適な実施形態として、前記減液ブロックは、写真処理液よりも比重の小さな材料で形成されているものがあげられる。
【0013】
例えば、メンテナンスのときに現像処理タンクから搬送ラックと減液ブロックを取り出すときに、減液ブロックの比重を写真処理液よりも小さくしておけば、現像処理タンクの底部にある減液ブロックが写真処理液の表面に浮いてくる。したがって、減液ブロックを取り出しやすくなる。
【0014】
本発明の別の好適な実施形態として、前記減液ブロックを現像処理タンクの底部に固定する固定手段を備えたものがあげられる。
かかる固定手段を設けることで、減液ブロックを現像処理タンクの底部に安定して挿入することができ、また、写真処理液の循環処理も安定させることができる。
【0015】
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記固定手段は、上下方向に伸びるパイプ状部材を有し、このパイプ状部材の下端部を現像処理タンクの底部に位置する第1循環経路に結合可能に構成し、かつ、このパイプ状部材が前記第2循環経路として機能するものがあげられる。
【0016】
この構成によると、固定手段を第2循環経路としても機能させることができるので、構成を簡素化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る現像処理装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、現像処理装置1の内部構成を示す模式図である。
【0018】
<現像処理装置の構成>
現像処理装置1は、大きく分けてプリンター部2とプロセッサ部3からなる。プリンター部2は、ペーパーPに画像を焼付露光する機能を有する。装置本体の上部には、2機のペーパーマガジン4が設けられ、いずれか一方のペーパーマガジン4からペーパーPが引き出される。また、現像済みのネガフィルムをセットするネガキャリア5と、露光用のハロゲンランプ6と、ミラートンネル7とを備えており、露光台8の上にあるペーパーPにセットされているネガフィルムのコマ画像を焼き付ける。なお、ペーパーPは、露光台8に送り込まれる前にプリントサイズにカットされる。画像が焼付露光されたペーパーPは、搬送機構9によりプロセッサ部3に送り込まれる。
【0019】
プロセッサ部3には、複数の現像処理タンク10が備えられており、処理工程の順番に、発色現像液が貯留される発色現像処理タンク10a、漂白定着液が貯留される漂白定着処理タンク10b、安定化液が貯留される安定化処理タンク10cが設けられている。また、各処理タンク内には、ペーパーを搬送させるための搬送機構を備えた搬送ラック11が設けられている。搬送ラック11の構成は、公知であり、例えば、本出願人による特開平11−102055号公報に開示される構成を採用することができる。
【0020】
現像処理タンク10で現像処理が施された後、ペーパーPは乾燥処理部12にて乾燥され、プリント排出部13から装置外部に排出される。
【0021】
各処理タンク10の深さは、各処理タンク10で必要とされる処理時間に対応して設定される。したがって、長い処理時間が必要とされる発色現像処理タンク10aは、他の処理タンクに比較して深さが深くなる。すなわち、 搬送ラック11の上下方向の長さは、処理タンク内での処理時間に対応した長さとなる。
【0022】
<循環経路の構成>
次に、各現像処理タンク10に設けられている循環経路の構成を説明する。図2は、現像処理タンク10とその写真処理液の循環経路を示す図である。かかる循環経路を設けているのは、写真処理液のろ過・温度制御を行い、写真処理液の品質を維持するためである。
【0023】
まず、現像処理タンク10に隣接してサブタンク14が設けられている。サブタンク14は、容量は現像処理タンク10よりも小さいが、写真処理液を貯留する機能を有する。また、サブタンク14には補充液や水が供給されるように構成されており、これにより、写真処理液の性能維持を図っている。サブタンク14内には、ヒーター15と温度センサー16とが設けられ、写真処理液の温度を所定レベルに保持する。また、フロートスイッチ17を有し、液面レベルを検出する。フィルター18は、汚れを除去するろ過機構を有する。サブタンク14の下方には、循環ポンプ19が設けられており、写真処理液を循環させる。循環パイプ20は、サブタンク14の下方から出発しており、現像処理タンク10の底部に連結される。これにより、現像処理タンク10の上部から底部にかけての第1循環経路が形成されている。
【0024】
図2(a)に図示されている搬送ラック11は、搬送経路の長い第1搬送ラック11である。(b)に図示されているのは、第1搬送ラック11よりも搬送経路の短い第2搬送ラック11’である。第1搬送ラック11は、処理時間の長いペーパーを処理する場合に使用し、第2搬送ラック11’は、処理時間の短いペーパーを処理する場合に使用する。第1搬送ラック11と第2搬送ラック11’のいずれを使用する場合も現像処理タンク10は共用するため、(b)に示すように、第2搬送ラック11’を装着したときは、現像処理タンク10の底部に無駄なスペースが生じる。一方、写真処理液を貯留する場合の液面レベルは変わらないので、必要以上に写真処理液を貯留させなければならない。そこで、余分な量の写真処理液を入れなくてすむように減液ブロック30を前記スペースに挿入するようにしている。
【0025】
<減液ブロックの構成>
次に、図3、図4により減液ブロック30の構成を説明する。減液ブロック30は、発泡スチロール製の3つの部材を有している。すなわち、 一対の第1ブロック構成部材31と、第2ブロック構成部材32である。第1ブロック構成部材31は、結合のための凸部31aと凹部31bが形成されており、これら凸部31aと凹部31bとを嵌合することで、一対の第1ブロック構成部材31どうしを結合することができる。また、第1ブロック構成部材31の側面にも凸部31cが形成され、これと、第2ブロック構成部材32の凹部32aとを嵌合することで、さらに第2ブロック構成部材32も結合可能である。
【0026】
また、第1ブロック構成部材31の中央部には、上下方向に伸びる第2循環経路31dが形成される。また、第2ブロック構成部材32にも2箇所、上下方向に伸びる第2循環経路32bが形成されている。これら第2循環経路31d,32bは、写真処理液を循環させる機能を有する。
【0027】
図3,4に示すように、現像処理タンク10の底部には、循環パイプ20が設けられている。第1パイプ20aには上方に向かう分岐部20bが形成されている。また、第1パイプ20aは、循環ポンプ19と接続されている。第2パイプ20cには、上方に向かう分岐部20dが2箇所形成されている。
【0028】
第1パイプ20aの分岐部20bは、現像処理タンク10の底部に形成された突出部10Aに挿入される。また、第2パイプ20cの分岐部20dは、同じく底部に形成された10Bに挿入される。また、第1パイプ20aと第2パイプ20cとを連結するためのT字状パイプ20eが設けられ、さらに、このT字状パイプ20eには液抜き用パイプ20fが連結される。液抜き用パイプ20fは、現像処理タンク10内に貯留されている写真処理液を抜き出す時に利用される。
【0029】
図3に示すように、一対の第1ブロック構成部材31により形成される第2循環経路31dには、パイプ状部材33が取り付けられる。パイプ状部材33には、上下方向に沿って伸びるパイプ部分33aが設けられ、このパイプ部分33aが実際の第2循環経路を構成する。パイプ部分33aの下端部には、穴33bが形成されており、浮き上がり防止ピン34が挿入される。第1パイプ20aの分岐部20bにも穴が形成されており、上記の浮き上がり防止ピン34により、パイプ状部材33が現像処理タンク10の底部に固定される。また、パイプ状部材33の下端側には開口部33dが形成されている。したがって、現像処理液は、このパイプ状部材33の下端部から上端部へと案内・循環されると共に、開口部33dからも吐出される(図2(b)、図4の矢印参照)。この開口部33dからの写真処理液の吐出により、現像処理タンクの底部における写真処理液の滞留を防ぐことができる。
【0030】
なお、搬送ラックには、搬送ローラやガイド部材等が設けられており、これら各部材間に形成される隙間や、搬送ローラが駆動されることで、搬送ラックが設けられている領域については、写真処理液の循環機能が維持される。なお、搬送ラック自身には、ペーパーに現像処理液を吹き付ける機構を備えているものもあり、この場合は、積極的に循環機能を高めることができる。
【0031】
開口部33dは図4に示すように、減液ブロック31の底部に設けることが好ましい。これにより、現像処理タンクの底部における写真処理液の滞留を効果的に抑制できるからである。また、開口部33dを設ける個数や場所については、これに限定されるものではなく、更に別の場所に設けるようにしても良い。
【0032】
さらに、パイプ状部材33の上側には押え板33cが一体形成される。この押え板33cは、第1ブロック構成部材31の上面に形成された平面凹部31eに位置する。したがって、パイプ状部材33を固定することで、押え板33cが減液ブロック30の浮き上がりを防止し、減液ブロック30を安定的に取り付けることができる。なお、浮き上がり防止ピン34の挿入は、現像処理タンク10の外側から行うようにすることで、減液ブロック30の取り付けを容易にすることができる。以上のことから、パイプ状部材33、浮き上がり防止ピン34は、減液ブロック30を固定する固定手段に相当する。
【0033】
第1搬送ラック11から第2搬送ラック11’へと変更する場合の手順を説明する。まず、写真処理液を現像処理タンク10から排出する(排出するタイミングは、適宜変更可能である)。第1搬送ラック11を取り出す。次に、パイプ状部材33を減液ブロック31にセットしたものを、現像処理タンク10の底部に置き、かつ、パイプ状部材33の先端部を分岐部20bに挿入する。浮き上がり防止ピン34を挿入し、減液ブロック30を固定する。
【0034】
以上のような構成によると、減液ブロック30を現像処理タンク10の底部に挿入したとしても、減液ブロック30には第2循環経路が形成されるので、写真処理液の循環性能を低下させることがない。また、開口部33dを適切な位置に設けることで、写真処理液の滞留を防止することができる。よって、写真処理液の結晶化の問題をなくすことができる。
【0035】
<別実施形態>
次に、減液ブロック30の別実施形態を図5により説明する。この図には、正面図と側面図とを並べて表わしている。この減液ブロック30は、写真処理液よりも比重の軽い発泡スチロール等の材料で成形される。図5(a)は、減液ブロック30を挿入していく状態を示している。なお、現像処理タンク10には写真処理液が貯留された状態である。先に、減液ブロック30を入れた後、その上から搬送ラック11を続けて挿入する。すなわち、 浮力に抗して減液ブロック30を沈めていく。(b)は、挿入完了の状態を示す図である。
【0036】
図6は、減液ブロック30の構成例を示す。左側に減液ブロック30の正面図を右側に側面図を示す。この減液ブロック30には、逃がし溝30Aが形成されている。これにより、減液ブロック30を写真処理液内に沈めて行く時に、減液ブロック30の下側にある写真処理液が、逃がし溝30Aを通って上側に逃げていくので、減液ブロック30をスムーズに沈めて行くことができる。なお、逃がし溝30Aの形状は、適宜決めることができる。また、逃がし溝30Aとは別に、第2循環経路30Bが設けられている。もちろん、逃がし溝30Aが第2循環経路として機能するように構成しても良い。
【0037】
<更に別の実施形態>
(1)本実施形態では、第1搬送ラックと第2搬送ラックの2種類の搬送ラックを選択的に現像処理タンクに装着できる構成を説明したが、3種類以上の搬送ラックを装着可能に構成しても良い。
(2)本発明に係る減液ブロックは、特に、発色現像処理タンクにおいて好適であるが、その他の処理タンクにおいても、本発明を適用することができる。また、現像処理タンクの構成(種類・個数)は、図1に示すものに限定されるものではない。
【0038】
(3)減液ブロックの材料は、発泡スチロールでなくてもよい。写真処理液に入れると浮き上がる材料が好ましいが、これに限定されるものではない。図3のように、複数の構成部材で減液ブロックを構成する場合、各構成部材をすべて同一の材料で形成する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像処理装置の内部構成を示す断面図
【図2】現像処理タンク、サブタンクと写真処理液の第1循環経路を示す図
【図3】減液ブロックの構成を示す斜視図
【図4】減液ブロックの構成を示す断面図
【図5】減液ブロックの別実施形態及びその取り付け手順を説明する図
【図6】減液ブロックの別実施形態を説明する図
【符号の説明】
1    現像処理装置
10   現像処理タンク
10a  発色現像処理タンク
10b  漂白定着処理タンク
10c  安定化処理タンク
11   搬送ラック
30   減液ブロック
31   第1ブロック構成部材
31d  第2循環経路
32   第2ブロック構成部材
32b  第2循環経路
33   パイプ状部材
33a  パイプ部分
33d  開口部
34   浮き上がり防止ピン

Claims (7)

  1. 写真処理液が貯留される現像処理タンクと、
    この現像処理タンク内に着脱可能に挿入される写真感光材料搬送用の搬送ラックと、
    現像処理タンクの上部から底部にかけて設けられた写真処理液を循環させる第1循環経路とを備え、前記現像処理タンクが、少なくとも、搬送経路の長い第1搬送ラックと搬送経路の短い第2搬送ラックとを選択的に装着可能に構成されている現像処理装置であって、
    前記現像処理タンクは、前記第2搬送ラックを装着したときに、貯留される写真処理液の量を減らすための減液ブロックを取り付け可能に構成されており、かつ、前記減液ブロックには、写真処理液の循環をさせるための第2循環経路が設けられていることを特徴とする現像処理装置。
  2. 前記第2循環経路は、写真処理液の滞留を防止する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の現像処理装置。
  3. 前記第2循環経路には、経路の途中に開口部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像処理装置。
  4. 前記減液ブロックは、写真処理液よりも比重の小さな材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像処理装置。
  5. 前記減液ブロックを現像処理タンクの底部に固定する固定手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像処理装置。
  6. 前記固定手段は、上下方向に伸びるパイプ状部材を有し、このパイプ状部材の下端部を現像処理タンクの底部に位置する第1循環経路に結合可能に構成し、かつ、このパイプ状部材が前記第2循環経路として機能することを特徴とする請求項5に記載の現像処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像処理装置に使用される減液ブロックであって、
    内部に写真処理液を循環させるための第2循環経路が形成されていることを特徴とする減液ブロック。
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