JP2004016298A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技領域の拡張化という背景に鑑みて、さらに多様で興趣溢れる遊技形態を実現する。
【解決手段】遊技盤面上の、ガイドレール27の外側上方に、演出機器が装着される演出機器装着領域fを設け、この領域に図柄表示装置6等を装着した。このため従来遊技領域を広く占有して、特別遊技作動に関連して情報を表示したり、遊技演出を視覚的に実行していた図柄表示装置等の演出機器が、遊技領域から撤去されることとなり、その中央で遊技球の作動領域を広げたり、他の機器の装着を可能とする。また、遊技領域に隣接する遊技盤面上の演出機器装着領域にこの図柄表示器が装着されることにより、遊技の一体性を損なうこと無く、従来通りの情報表示機能及び演出機能を保持できる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備えてなるパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機は、その前面枠の中央上部に略方形状の遊技開口が形成され、遊技開口より下方に位置する下部装架領域に二つの球受皿及び、発射ハンドルが配設される。この遊技開口には、種々の遊技部材を盤面に具備する遊技盤が、遊技開口全体を裏から塞ぐように取り付けられ、遊技盤面上に、遊技球の転動流下する遊技領域を形成している。かかる構成では、遊技領域の面積は、遊技開口の大きさにより制限されており、従来のパチンコ遊技機にあっては、遊技領域の面積は、各種パチンコ遊技機を通じて略一定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、単一の球受皿を配設する等により、遊技領域を拡張した構成を提案した。
一方、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知する第一始動領域とを遊技盤面に備え、第一始動領域への遊技球通過を契機として、選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす第一特別遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技機は、種々提案されている。このようなパチンコ遊技機としては、いわゆる第一種パチンコ遊技機及び第三種パチンコ遊技機が良く知られている。
【0004】
ここで、第一種パチンコ遊技機は、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知しうる始動領域と、始動領域への遊技球通過に起因して各選出図柄を変動表示させた後、停止し、各選出図柄を確定表示する図柄制御手段と、開閉制御される大入賞口とを備え、図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、大入賞口の開放と、大入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなる特別遊技作動を実行するようにしたものである。
【0005】
また、第三種パチンコ遊技機は、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知しうる始動領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動役物と、開閉制御される大入賞口と、遊技球通過に伴って該大入賞口を開放する特定領域への流入制御を行う役物とを備え、始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動領域への遊技球通過に伴って特別遊技作動が実行するようにしたものである。なお、この特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への遊技球通過が可能となり、かつ該遊技球通過ごとに、大入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである。
さらには、第二種パチンコ遊技機としては、作動領域口を開閉する開閉駆動部材を備え、かつ該作動領域口により外部と連通する閉鎖作動領域内に一般領域と特定領域とを備えた変動入賞器と、遊技球の通過により前記開閉駆動部材を開閉させる始動領域とを備えてなり、該始動領域の球通過を駆動契機とする開閉駆動部材の開放駆動により作動領域口から閉鎖作動領域内に流入した遊技球が特定領域を通過した場合に、開閉駆動部材を所定駆動態様で開放駆動する特別開放作動が発生する。この特別開放作動中にあっては、開閉駆動部材の開放駆動開始から所定終了条件の成立を契機として開閉駆動部材の開放駆動が終了する開閉ラウンドを、特定領域の球通過を条件として、所定回数継続することとなる。
このように、種々のパチンコ遊技機が提案されているが、これらの遊技機はその種類毎に区別されて普及され、広く親しまれている反面、作動の斬新性に欠けるという問題もある。そこで、これらのパチンコ機能をふまえながらも、さらなる興趣あるパチンコ遊技機の提案が待たれているところである。
【0006】
本発明は、遊技領域の拡張化という背景に鑑みて、さらに多様で興趣溢れる遊技形態を実現しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技開口から臨む遊技盤面上にガイドレールを配設して、該ガイドレールの内方に遊技球が転動する遊技領域を区画形成すると共に、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知する始動領域とを遊技盤面に備え、始動領域への遊技球通過を契機として、選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす特別遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技機にあって、ガイドレールの外側上方に、演出機器が装着される演出機器装着領域を設け、該演出機器装着領域に、図柄表示装置を配設するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機(請求項1)である。
【0008】
すなわち、遊技領域の拡張化を背景として、ガイドレールの外側上方に、演出機器装着領域を設け、該演出機器装着領域に、図柄表示装置を配設したものである。かかる図柄表示装置は、従来遊技領域の中央に配設されて、特別遊技作動に関連して情報を表示したり、遊技演出を視覚的に行っていたが、これを遊技領域から除去することにより、遊技球の作動領域を広げたり、他の機器の装着を可能とすると共に、遊技盤面上の演出機器装着領域にこの図柄表示器を装着することにより、遊技の一体性を損なうことが無く、従来通りの情報表示機能及び演出機能を保持できる。
【0009】
また、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置の駆動契機となる普通始動領域と、内部を遊技球通過を検知する始動領域とし、遊技球が入り易い拡開状態と入りにくい閉鎖状態とに変換され、普通図柄表示装置が所定図柄態様で普通図柄を停止表示すると拡開状態に変換される普通電動役物とを遊技盤面に備え、始動領域への遊技球通過を契機として、選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす特別遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技機にあって、ガイドレールの外側上方に設けられた演出機器装着領域に、図柄表示装置と普通図柄表示装置とを配設した構成(請求項2)も提案される。すなわち、普通図柄表示装置を備えた第一種パチンコ遊技機にあって、該普通図柄表示装置も図柄表示装置と同様に、演出機器装着領域配設したものである。かかる構成も、普通図柄表示装置が遊技領域から撤去されて、遊技球の作動領域を広げたり、他の機器の装着を可能とすることができ、従来通り、普通図柄表示装置の情報表示機能及び演出機能を保持できる。
【0010】
さらに、上述の各構成にあって、ガイドレールの内方に区画形成される遊技領域に、遊技球通過を検知する第一始動領域と、開閉駆動部材により開閉制御される作動領域口を介して外部と連通する閉鎖作動領域を備え、該閉鎖作動領域内に一般領域と特定領域とを設けた変動入賞器と、遊技球の通過により前記開閉駆動部材を開閉させる第二始動領域とを配設すると共に、
第一始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置に各選出図柄を変動表示させた後、停止し、各選出図柄を確定表示する図柄制御手段と、
図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利益ある第一特別遊技作動を実行し、第二始動領域の球通過を契機とする開閉駆動部材の開放駆動により作動領域口から閉鎖作動領域内に流入した遊技球が特定領域を通過した場合に、開閉駆動部材を所定駆動態様で開放駆動する第二特別遊技作動を実行する遊技制御手段とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機(請求項3)も提案される。
【0011】
すなわち、上述の第一種パチンコ遊技機の機能(以下第一種パチンコ遊技形態という)又は第三種パチンコ遊技機の機能(以下第三種パチンコ遊技形態という)と、第二種パチンコ遊技機の機能(以下第二種パチンコ遊技形態という)とを兼ね備えたものである。かかる構成にあって、図柄表示器を遊技領域外の演出機器装着領域に配設したから、従来と同様の面積の遊技領域であっても、上述のように各種の機器を、遊技領域に装着できて、二つの種類の遊技形態を同一パチンコ遊技機で実現することができる。
【0012】
ここで、第一種パチンコ遊技形態と、第二種パチンコ遊技形態との機能を兼ね備えた構成としては、開閉制御される大入賞口を遊技領域に配設し、遊技制御手段により、図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、大入賞口の開放と、大入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなる第一特別遊技作動を実行するようにした構成(請求項4)が提案される。
【0013】
第一始動領域と、第二始動領域とを兼用し、該始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置に各選出図柄を変動表示させるとともに、変動入賞器の開閉駆動部材の開放駆動を実行するようにした構成(請求項5)とすることができる。
【0014】
かかる構成にあっては、第一種パチンコ遊技形態又は第三種パチンコ遊技形態と、第二種パチンコ遊技形態機が遊技領域に併存すると共に、第一始動領域と、第二始動領域とが兼用されるため、該始動領域へ遊技球が通過すると、二種類の遊技形態が始動されることとなって、二種類の遊技形態が単一の遊技形態として結合することとなり、従来にはない、多様でダイナミックな遊技が発生することとなる。また、遊技領域に装着される部品点数を従前通り維持できるから、所要の遊技球の作動領域を確保することができる。
【0015】
ここで、第一種パチンコ遊技形態又は第三種パチンコ遊技形態にあっては、通常、図柄表示装置の駆動回数を増やして、図柄変動を頻発させるために、第一始動領域への遊技球の通過頻度は比較的高い。これは、図柄の変動回数を増加させても、大当り確率を低くすれば実際に提供される利得の調整が可能となるからである。一方、第二種パチンコ遊技機にあっては、開閉駆動部材の開閉は、賞球を直接的に発生させることとなるなど、利益に直結するものであるから、節度を持った第二始動領域への通過が求められる。そこで、始動領域を兼用するに当たって、その均衡を保つために、始動領域へ、所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材を開放駆動するようにしてもよい(請求項6)。または、第一始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域への遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材を開放駆動するようにし(請求項7)、抽選手段により、開閉駆動部材が駆動する場合を選定しても良い。
【0016】
一方、ガイドレールの外側上方に設けられた演出機器装着領域に、普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置を配設し、該普通図柄表示装置の駆動契機となる普通始動領域と、内部を第一始動領域とし、遊技球が入り易い拡開状態と、入りにくい閉鎖状態とに変換され、普通図柄表示装置が所定図柄態様で普通図柄を停止表示すると拡開状態に変換される普通電動役物とを遊技領域に備え、該普通始動領域と第一始動領域とを兼用した構成(請求項8)も採用される。この構成も、始動領域へ遊技球が通過すると、二種類の遊技形態が始動されることとなり、従来にはない、多様でダイナミックな遊技が発生することとなる。
【0017】
また、この構成にあっても、通常、普通図柄表示装置の駆動回数を増やして、図柄変動を頻発させるために、普通始動領域への遊技球の通過頻度は比較的高いから、始動領域を兼用するに当たって、その均衡を保つために、始動領域へ、所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材を開放駆動する(請求項9)ようにしても良い。または普通始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域への遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材を開放駆動するようにし(請求項10)、抽選手段により、開閉駆動部材が駆動する場合を選定しても良い。
【0018】
かかる構成は、遊技領域へ装着する部品点数が多くなり、従来に比して、遊技領域を上下方向へ拡張する必要がある。そこで、前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、パチンコ遊技機前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により発射鎚の打圧強度を調節する発射レバーとを具備したパチンコ遊技機にあって、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿である構成(請求項11)が提案される。かかる構成では、下部装架領域が従来構成より簡潔であるため、遊技開口を下方に拡大でき、該遊技開口により規定される遊技領域の拡張が可能となる。これにより、該遊技領域に装着される図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができるため、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0019】
そして、遊技開口の縦幅が45〜60cmである構成が用いられ得るものである(請求項12)。この範囲であれば、パチンコ遊技機を従来と同じ高さとすることが可能となり、既存の遊技場で、レイアウトを変更する必要がなく、本発明のパチンコ遊技機が適用可能となる。
【0020】
演出機器装着領域で、図柄表示装置の両脇にスピーカー19を配設した構成(請求項13)も提案される。すなわち、演出機器としてスピーカを用いたものである。この場合に、図柄表示装置の両脇にスピーカー19を設けることによりステレオ方式での音響出力が可能となり、立体感のある音場を生成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。
本実施例は、第一種パチンコ遊技機の機能(以下第一種パチンコ遊技形態という)と、第二種パチンコ遊技機の機能(以下第二種パチンコ遊技形態という)との機能を兼ね備えたパチンコ遊技機に関するものであって、図1に示す様に、遊技島設備に固定される長方形状の外枠16と、この外枠16の前面開口部分を覆う遊技機本体1とから構成され、これらがヒンジ部材17を介して開閉可能に枢着されている。
【0022】
前記遊技機本体1は、図1、図2に示す様に、板状の前面枠2を備え、この前面枠2が前記ヒンジ部材17を介して外枠16に枢着されている。そして、前面枠2の中央上部には長方形状の遊技開口20が形成され、遊技開口20より下方に下部装架領域21が形成されている。
【0023】
上述の遊技開口20には、合板製の遊技盤5が裏側から着脱可能に取り付けられ、遊技盤5の前方にはヒンジ部材(図示せず)を介して遊技扉3が開閉可能に取り付けられている。また、下部装架領域21には、単一の球受皿(発射球受皿47)が開閉可能に配設され、発射球受皿47の右脇には発射ハンドル74が突設されている。
【0024】
なお、後述するように、本実施例の前面枠2においては、下部装架領域21は、従来構成より、縦方向に4割程縮小している。そして、下部装架領域21の縮小に伴い、遊技開口20が下方に拡大している。また、この拡大した遊技開口20に合わせて、遊技盤5も、従来構成より、縦方向に2割程拡張したものが取り付けられている。
【0025】
機裏には、図3に示すように、所要電子回路を組み込まれた種々の基板が配設されている。機裏の右部には、賞球や貸球等の遊技球を払い出す賞球払出装置82が配設されおり、さらに、左下部には、発射鎚92(図6参照)を打圧駆動する発射駆動装置として、ロータリーソレノイド71が配設されている。
【0026】
上述の賞球払出装置82は、賞球を払出す賞球ユニット83や貸球を払出す貸球ユニット84等により構成される。また、後述するように、賞球払出装置82は、払出制御基板65からの電気信号に従い遊技球の払出しを実行する。そして、賞球払出装置82から払出された遊技球は、機裏に配設される球通路80(図6参照)を介して、球出口85から発射球受皿47へ排出される。
【0027】
上述の発射ハンドル74にはタッチセンサ73が設けられており、遊技者が発射ハンドル74に素手で触れて操作しなければ、ロータリーソレノイド71は作動しないようになっている。そして、遊技者が発射ハンドル74を握り、発射ハンドル74に周設された発射レバー75を時計方向に回動操作すると、ロータリーソレノイド71が作動し、ローター軸(図示せず)に固定された発射鎚92を往復回動駆動させ、発射鎚の打圧により遊技球を発射する。そして、発射された遊技球は、発射レール48及び、ガイドレール27の案内作用により遊技領域7へ案内される(図9参照)。
【0028】
次に遊技開口20を拡張するための構成につき説明する。
上述したように、下部装架領域21には、単一の球受皿47(以下、発射球受皿47)が配設されている。この発射球受皿47は、図4、5に示すように、球出口85と発射球案内通路86とに連通しており、該発射球受皿47の内部には、賞球払出装置82や外部から供給される遊技球が貯留される。そして、ロータリーソレノイド71が駆動し、遊技球が打圧発射されている間は、発射球受皿47に貯留された遊技球は、発射球案内通路86へ、順次、排出される。
【0029】
さらに、発射球受皿47の底部には、該発射球受皿47に貯留した遊技球を機外に排出するための球抜き孔93が形成されている。球抜き孔93は開閉可能に取り付けられたシャッタ板94により通常は閉ざされているが、遊技者は、発射球受皿47の前面に配設される球抜きレバー95の操作により、球抜き孔93を開放することが可能である。これにより、遊技者は、随時、発射球受皿47に貯留した遊技球を、球抜き孔93を介して、機外へと排出することができる。
【0030】
このような単一の球受皿47を、下部装架領域21に配設することにより、下部装架領域21を簡潔にでき、遊技開口20を下方に拡大することが可能となる。これにより、遊技領域7を拡張することができ、大型の図柄表示装置6を配設しても、遊技球の転動領域を不足させることがなく、興趣に富んだ遊技態様が可能となる。
【0031】
また、図6に示すように、球出口85と連通する球通路80には、発射球受皿47の満杯を検知する満杯検出子として、満杯検出スイッチ81が配設されている。また、満杯検出スイッチ81は、図11で示すように、盤面中継基板61を介して主制御基板60と接続されており、そして、主制御基板60が、満杯検出スイッチ81の満杯検出状態を調べ、満杯検知があると、主制御基板60の出力ポートから払出制御基板65の入力ポートへ、発射球受皿47の満杯を報知する満杯信号を送信する。
【0032】
図11にあって、払出制御基板65の払出制御用中央制御装置CPUは、所定の遊技球数を払出すよう、主制御基板60から制御指令信号を受信すると、まず、前記満杯信号の有無を調べ、発射球受皿47の満杯状態を確認する。そして、発射球受皿47の非満杯時には賞球ユニット83や貸球ユニット84を作動して、制御指令信号の指令通りに遊技球を払出す。一方、発射球受皿47の満杯時には、発射球受皿47から遊技球が溢れるのを防止するため、遊技球の払出は実行せず、その代わりに、該制御指令信号により払出すように要求された遊技球数を、払出制御基板65上の記憶装置RAMの一部領域に記憶された、未払出遊技球数に加算する。前記未払出遊技球数とは、主制御基板60等から払出を要求された遊技球数のうち、払出が実行されていない未払出遊技球の数である。
【0033】
そして、発射球受皿47の非満杯時に、未払出遊技球が存在する場合には、払出制御基板65は、記憶装置RAMに賞球ユニット83や貸球ユニット84を作動させ、遊技球を払出し、払出した遊技球の数だけ、記憶装置RAMに記憶された未払出遊技球数を減らす。
【0034】
また、払出制御基板65上の記憶装置RAMに記憶された未払出遊技球数の情報は主制御基板60へ送信される。そして、主制御基板60は未払出遊技球数に応じて、図柄表示制御基板62に制御指令信号を送信し、未払出記憶表示装置18の7セグメント指示器に未払出遊技球数を表示させる。
【0035】
かかる構成にすることにより、大当り時に多量の遊技球を払出す必要がある時でも、発射球受皿47から遊技球が溢れることはなく、正常に遊技を続けることができる。また、未払出遊技球の数は遊技者に報知されるため、遊技者は遊技球が払出されなくても、自分の獲得遊技球数を理解でき、安心して遊技を続行できる。
【0036】
また、図6に示すように、ロータリーソレノイド71及び発射鎚92は発射位置90の上方に配設され、発射鎚92を回動軸から下方に垂持した状態で、発射位置90に臨むようにしてある。このような構成にすることで、遊技球の発射位置90及び発射レール48をより下方に配設することができる。このため、発射レール48の上方に形成される遊技領域7を下方に拡張することが可能となる。
【0037】
また、発射ハンドル74には、発射レバー75の回動角度を検知する角度検知センサ72(図11参照)が備えられている。この角度検知センサ72は、発射制御基板70と接続しており、発射レバー75の回動角度を、角度検知信号として、発射制御基板70へと送信する。そして、発射制御基板70は該角度検知信号に応じて、ロータリーソレノイド71を駆動させる電流量を調節し、発射鎚92の打圧強度を調節する。かかる構成では、発射ハンドル74は、発射駆動装置であるロータリーソレノイド71とは、発射制御基板70を介して電気的に接続しているだけであるため、発射駆動装置の配設位置により制約を受けることなく、発射ハンドル74の配設位置を決めることができる。このため本実施例のように発射球供給皿28の横脇に発射ハンドル74を配設でき、下部装架領域21を縮小することが可能となる。
【0038】
また、打圧強度が弱く、ファール球として、ガイドレール27と発射レール48の間から落下した遊技球は、ファール球排出通路49を通って、遊技機裏から機外へと排出される。また、ファール球排出通路49には、ファール球の通過を検出するファール球検出子として、ファール球検出スイッチ50(図3参照)が配設されている。また、図11に示すように、ファール球検出スイッチ50は、盤面中継基板61を介して主制御基板60と接続されている。そして、主制御基板60は、ファール球検出スイッチ50のファール球検出状態を調べ、ファール球の検出があると、払出制御基板65へ制御指令信号を送信し、検出したファール球と同数の遊技球を、賞球払出装置82から発射球受皿47へ払出させる。このように、ファール球を賞球払出装置82から間接的に返却することにより、下部装架領域21におけるファール球返却機構の構造配置に余裕ができる。このため、発射位置90をより下方に配設することができ、遊技開口20を一層下方へ拡大することができる。
【0039】
本発明はかかる遊技開口20の拡大に基づき、遊技領域7上で多様な遊技形態を実現し得るようにしたものである。本実施例にあっては、第一種パチンコ遊技形態と第二種パチンコ遊技形態を併せ持つ遊技形態を実現している。かかる構成を説明する。
図7は遊技盤5の正面図である。遊技盤面上には長尺状の金属片からなるガイドレール27を湾曲して取り付けることにより、遊技領域7が区画形成されている。また、遊技盤面は、遊技開口20及び遊技盤5の拡大に伴い、従来より上下に長く、このため、従来と同様の形態で配設されたガイドレール27の外側上方に、演出機器が装着される演出機器装着領域fが区画形成される。本発明はかかる演出機器装着領域fに関するものである。
【0040】
そして、この演出機器装着領域fには、図8で示すように、液晶表示装置等からなる図柄表示領域Fを有する図柄表示装置6が配設されている。この図柄表示装置6は、液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックス、又は7セグメント指示器等からなり、その図柄表示領域Fには三つの特別図柄(選出図柄)A,B,Cが表示される。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「11」の12個の数字等からなる。
【0041】
図柄表示装置6の左側方には、四個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8が設けられる。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図11参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された始動記憶数を表示する。さらに、図柄表示装置6の上方部には、三個の発光ダイオードLEDからなり、普通図柄を表示する普通図柄表示装置10が配設される。この三個の発光ダイオードLEDは順次点滅して、種々の組合せの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り態様の場合には、後述する普通電動役物15を開放する。さらに、図柄表示装置6の右側方には、四個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、後述の普通始動スイッチS5(図11参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0042】
すなわち、演出機器装着領域fには、遊技形態と関係して、情報を付与したり演出機能を果たす演出機器である、図柄表示装置6、特別図柄始動記憶数表示装置8、普通図柄表示装置10、普通図柄始動記憶数表示装置12が配設されることとなる。
【0043】
一方、遊技領域7の中央両側には、普通図柄作動ゲート(普通始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過によりこの普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通始動スイッチS5から遊技球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0044】
また、遊技領域7の中央には、変動入賞器28が配設されており、さらに該変動入賞器28の下方には、第一種パチンコ機遊技態様に係る第一始動領域と第二種パチンコ機遊技態様に係る第二始動領域とを兼用する始動領域14aと、その両側で同じく始動領域14b,14bとが横一列状に配設されている。
【0045】
前記始動領域14aは、開閉翼片により始動領域(入賞口兼用)の開口度を変化させるようにした普通電動役物15の内部で構成される。そして普通図柄表示装置10の表示結果が、所定の当り図柄態様となると、開閉翼片が約0.5秒拡開して、始動領域14aの開口度を拡開させ、遊技球が入り易い状態となる。また普通電動役物15内(始動領域14a)には、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイッチS1(図11参照)を備えており、該始動スイッチS1 から球検知信号が送出されると、所定個数の賞球が払い出されるとともに、図柄表示領域Fに生成される特別図柄が変動開始し、図柄生成行程が実行されることとなる。また、後述する変動入賞器28の開閉駆動部材30,30が開閉駆動され、作動領域口29,29の所定時間(例えば0.8秒間)の開放が2回行われる。
【0046】
また、始動領域14b,14bは、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイッチS2(図11参照)を夫々備えており、該始動スイッチS2 から球検知信号が送出されると、同じく所定個数の賞球が払い出されるとともに、図柄表示領域Fに生成される特別図柄が変動開始し、図柄生成行程が実行され、さらに開閉駆動部材30,30が開閉駆動されて、作動領域口29,29の所定時間(例えば0.5秒間)の開放が1回行われる。
【0047】
普通電動役物15のさらに下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する大入賞口23が配設され、開閉片24を大入賞口ソレノイド(図11参照)により開閉制御することにより大入賞口23を開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置22が配設されている。そして、図柄生成行程で特別図柄が所定の組合せで表示され、当りとなると、開閉片24が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、大入賞口23へ遊技球を案内するとともに、特定領域に遊技球が流入すると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。この可変入賞装置22は、後述する第一特別遊技作動を実行するものであって、その内部には、図11で示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、入賞個数を計数するカウントスイッチS4とが設けられている。ここで特定領域スイッチS3にも、特定領域に入った遊技球を計数するカウントスイッチとしての機能が備えられている。
【0048】
前記変動入賞器28には、図9に示すように、外郭を構成する入賞ケースの略中央位置に、その周囲の囲繞壁31により区画される矩形状に開口された奥に深い閉鎖作動領域32が形成されている。この閉鎖作動領域32内には棚壁部33が配設されている。また、囲繞壁31の上部左右両側には閉鎖作動領域32を外部と連通させる作動領域口29,29が設けられている。該作動領域口29,29には、下端部が軸支された翼片からなる開閉駆動部材30,30が配設されており、該開閉駆動部材30,30を軸に連繋した図示しない作動領域口開閉ソレノイド34(図11参照)等からなる駆動手段によって往復回動駆動することにより、略起立状態で作動領域口29,29を塞ぐ閉鎖位置と、図9に示すように略倒ハ字形に外側方に拡開して作動領域口29,29を開放する開放位置とに変換制御し得るようになっている。
【0049】
前記棚壁部33の上面は、若干の勾配で後方へ傾斜しており、作動領域口29,29から流入して該棚壁部33上に落下した遊技球を、後方に流下させ得るようになっている。棚壁部33から後方へ流下した遊技球は、閉鎖作動領域32の後壁部に開口された球出口36から閉鎖作動領域32の底壁部37上に放出される。ここで、閉鎖作動領域32の底壁部37の上面は若干の勾配で前方傾斜しており、前記球出口36から放出された遊技球を前方に流下させ得るようになっている。底壁部37の前縁部には、図10に示すように、中央に特定領域40が、また、その左右両側に一般領域41a,41bが区画形成されている。特定領域40は、遊技球の通過により球検知信号を送出する特定領域スイッチS7(図11参照)を備えており、該特定領域スイッチS7 から球検知信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるとともに、開閉駆動部材30,30が所定駆動態様で開放駆動される特別開放作動が実行され、また、該特別開放作動中にあっては、所定回数を上限とする開閉ラウンドを継続させるようになっている。一方、一般領域41a,41bは一般領域スイッチS8(図11参照)を夫々備えており、遊技球の通過により各一般領域スイッチS8 から球検知信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
【0050】
前記閉鎖作動領域32の底壁部37上には、特定領域40に至る遊技球の流下路内に位置させて、重量挙げの人形を模した誘導部材42が配設されており、該人形の股の間に遊技球を後方から前方に通過させ得る球通路43が形成されている。該誘導部材42は、駆動モータ(図示せず)により、定常遊技時には、所定時間(例えば 5秒間)で一回転する一定速度で一方向に回転駆動されている。そして、その回転過程において、図10イに示すように、人形が正面(又は背面)を向いた状態であると、遊技球が球通路43を通って、概ね特定領域40に流入し、また、図10ロに示すように、人形が側面を向いた状態であると、遊技球が人形の足によって直進を阻止され、左右に迂回して概ね一般領域41a,41bの何れかに流入することとなる。このような誘導部材42の作動態様により、遊技球の特定領域40の通過を容易とする状態と、困難とする状態とが可変的に生じるようになっている。
【0051】
図11は、本発明にかかるパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、データのやり取りを行うデータバス(図示せず)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。乱数テーブルには大当り特別乱数K、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q、当り普通乱数U、当り普通図柄乱数V等が格納される。そして所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数の抽選が行われる。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1、普通始動スイッチS5のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0052】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示せず)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。
【0053】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示せず)及び出力ポート(図示せず)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには盤面中継基板61を介して上述した特別図柄始動スイッチS1、普通始動スイッチS5、特定領域スイッチS3、カウントスイッチS4が接続され、主制御基板60が2ms毎に各スイッチS1〜S4の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物15のソレノイドや、大入賞口23のソレノイド等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。さらに、後述するように、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して満杯検出スイッチ81とファール球検出スイッチ50が接続されている。また、主制御基板60の入力ポートは、払出制御基板65の出力ポートとも接続している。
【0054】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び後述する各制御基板に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、この演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板に夫々送信し、各制御基板の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0055】
上記の図柄表示制御基板62には、図柄表示装置6の図柄表示領域F上で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この記憶装置ROMには、動作プログラム、特別図柄の図柄形態パターン及び変動方向パターン、当り遊技パターン、リーチ態様パターン等の図柄変動態様を行う固定データも記憶されている。
【0056】
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。そして、この表示用ドライバは前記図柄データに従って、図柄表示装置6の図柄表示領域に所定の図柄を表出させる。なお、この図柄表示制御基板62は、図柄表示装置6の図柄制御手段を構成するものである。
【0057】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに発信して、この音データを受けてスピーカに出力させる。
【0058】
上記の光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードLEDや装飾ランプといった電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御基板CPUに、動作プログラムや、発光ダイオードLED,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に送信し、所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0059】
上記の払出制御基板65には、貸球や賞球等の遊技球の払出を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、払出中継基板66を介して、貸球ユニット84や賞球ユニット83のソレノイド等を作動し、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板66に送信し、このデータにより貸球ユニット84や賞球ユニット83のソレノイド等を作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。後述するように、この払出制御基板65は、主制御基板60等と共に、発射球受皿47の満杯具合に応じて遊技球の払出を制御する、払出制御手段を構成するものである。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニット96と、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやり取りする。
【0060】
さらに、この払出制御基板65には発射制御基板70が接続される。この発射制御基板70は、ロータリーソレノイド71を駆動制御すると共に、上述のタッチセンサ73からの信号が入力される。また、後述するように、発射制御基板70には発射レバー75の回動角度を検知する角度検知センサ72からの信号も入力される。
【0061】
次に、図11に示した制御回路の作動制御によるパチンコ遊技機の作動について説明する。
まず、第一種パチンコ遊技形態につき説明する。
遊技球が発射装置より遊技盤5に発射され、遊技球が始動領域14a,14bを通過し、始動スイッチS1,S2がオン作動すると、この信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている当り特別乱数K(当落判定値)、当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q等を抽出し、各抽出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。さらには、始動スイッチS1,S2のオン信号に基づき、主制御用中央制御装置CPUで演算処理して、賞球指令信号を払出制御基板65に発信すると共に、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板64に夫々発信する。
【0062】
主制御基板60から賞球指令信号を受信した払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。
【0063】
これと同期して、賞球音の発生指令信号を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、その結果に従って後述するスピーカー19,19より所定の賞球音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。
【0064】
同時に光源制御基板64でも、受信した賞球ランプ等の発生指令信号に従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定のパイロットランプ等を点灯、点滅させる。
【0065】
なお、遊技球が始動領域14a,14bに連続的に通過した場合には、図柄変動中の始動スイッチS1,S2による遊技球検出が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように特別図柄始動記憶数表示装置8の発光ダイオードLEDが4個を限度として点灯する。そして、この発光ダイオードLEDは、図柄変動する都度消灯されることにより、記憶数の減少を遊技者に報知する。
【0066】
また、始動スイッチS1,S2のオン作動もしくは、特別図柄始動記憶数表示装置8に表示される通過記憶数が消化されることにより、特別図柄A,B,Cが変動開始される。さらに詳しく述べると、遊技球が、図柄停止中に始動領域14a,14bへ通過した場合は、かかる始動スイッチS1,S2のオン作動により、特別図柄A,B,Cを変動開始する。また、遊技球が、図柄変動中に始動領域14a,14bへ通過した場合は、現在進行中の図柄生成行程終了後に通過記憶数が消化されることにより、特別図柄A,B,Cを変動開始する。
【0067】
始動スイッチS1,S2のオン作動、もしくは一個の通過記憶数が表示されている状況における記憶消化が図柄変動契機となる場合の、主制御用中央制御装置CPUの制御内容を説明する。かかる契機により図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、抽出した当り特別乱数K(当落判定値)について当りかハズレかを判定し、当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc のいずれかを有効とする。また、リーチ乱数Nの選定内容に従ってリーチとするかどうかを判定し、リーチの場合にはリーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Qを有効とする。そして、これらの結果に基づき図柄生成行程で描出される特別図柄A,B,C態様、及び演出態様を選定し、これに従って、図柄表示装置6で実行される図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0068】
一方、複数の通過記憶数が表示されている状況における記憶消化が、特別図柄A,B,Cの変動契機となった場合には、主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置RAMに連続して記憶保持された複数の当り特別乱数Kを対象として、当りかハズレかを判定する。そして、その判定内容に基づいて一の当り特別乱数Kを選定し、当該当り特別乱数Kと、これに対応する他の各種乱数を有効とする。そして、かかる結果に従って図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0069】
上述の図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、図柄表示装置6で演出する特別図柄A,B,Cの各図柄表示態様を決定する。そして、この図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、特別図柄A,B,Cを確定表示する。
【0070】
また、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、音響作動と発光作動を前記図柄表示態様に連動させるため、音響制御指令信号を音源制御基板63に発信すると共に、電飾制御指令信号を光源制御基板64に発信する。音響制御指令を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた音データをサウンドジェネレータを介してスピーカより出力する。また前記光源制御基板64では、電飾制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて光源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた光データを、光源作動基板を介して、所定の発光ダイオードLEDもしくはパイロットランプ等を点灯、点滅させる。
【0071】
ここで、主制御用中央制御装置CPUが、当り特別乱数Kを当りと判定した場合、もしくは複数の当り特別乱数Kのうち、一の当り特別乱数Kを当りと判定した場合には、当該当り特別乱数Kに対応する当り図柄乱数L、リーチ態様乱数Qを有効とし、主制御基板60は図柄表示制御基板62に所定の制御指令信号を伝達する。そして、図柄表示制御基板62は、上述の制御指令信号に従って、特別図柄A,B,Cを所定の当り図柄態様で確定表示する。同時に光源制御制御基板64及び音源制御基板63が所定の照光と効果音を発生させる。
【0072】
さらに、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイドを駆動して、大入賞口23を開放する。そして、大入賞口23に遊技球が流入し、この大入賞口23内の特定領域スイッチS3やカウントスイッチS4がオン作動されると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が確認し、必要に応じて、図柄表示制御基板62や払出制御基板65に制御指令を発信して、一連の第一特別遊技作動が実行される。
【0073】
すなわち、サウンドジェネレータがファンファーレを発すると共に、大入賞口ソレノイドが駆動し、開閉片24が前方に傾動して大入賞口23が開放され、開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(30秒)が経過するか、この所定制限時間内で、S3+S4=10となるまで継続される。また上述したように、大入賞口23の特定領域に遊技球が流入し、特定領域スイッチS3がオン作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了する。そして、その動作終了後に再び大入賞口23が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが最大15回繰り返されて、大入賞口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される(第一特別遊技作動)。
【0074】
一方、主制御用中央制御装置CPUが、一の当り特別乱数Kを判定し、その当り特別乱数Kをハズレであると判定した場合には、当該当り特別乱数Kに対応するハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mcを有効とする。また、複数の当り特別乱数Kを判定していずれもハズレであると判定した場合には、いずれかの当り特別乱数Kに対応するハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mcを有効とする。そして、リーチ乱数Nを判定し、このリーチ乱数Nによりリーチ作動を実行する場合にあっては、リーチ図柄乱数Pとリーチ態様乱数Qとを有効とする。そして、これらからなる制御指令を主制御基板60から図柄表示制御基板62に発信し、この図柄表示制御基板62はこの制御指令に従って、特別図柄A,B,Cをハズレ図柄態様で確定表示する。
【0075】
次に、図柄表示装置6の図柄制御について、詳細に説明する。
上述の主制御基板60の記憶装置ROMには、0〜314の315コマからなる当り特別乱数Kが格納されている。ここで、特別図柄A,B,Cの表示内容により、次回に当り図柄となる確率が向上する高確率状態(確率変動状態)、又は当り図柄となる確率が変化しない通常確率状態のいずれかが発生する。通常確率時では、当り特別乱数KがK=7の場合に当りとなる。すなわち当り確率は1/315である。また、高確率時ではK=7,67,127,187,217の場合に当りとなる。すなわち当り確率は5/315=1/63である。そしてそれ以外はハズレとなる。また、記憶装置ROMには、上述したように当り図柄乱数Lが格納されている。ここで当り図柄乱数Lは、「0」〜「11」の当り図柄を備えており、当りの場合に当り図柄態様を決定するものである。そして、この当り図柄乱数Lが特定図柄となった場合には、当該当り終了後、次の当りが発生するまで、当り図柄となる確率が向上する前記の高確率状態となる。
【0076】
このような高確率状態となる確率変動作動時には、図柄表示装置6に変動表示される特別図柄A,B,Cの変動時間を、通常の変動時間よりも短縮した時短作動が実行される。すなわち、特別図柄A,B,Cの図柄生成行程に要する平均変動時間(図柄変動の開始から停止までに要する平均時間)が通常10秒であるものが5秒に短縮されることとなる。
【0077】
また、当り特別乱数Kが当りの場合、もしくはハズレであり、かつリーチ乱数Nによりリーチ作動が実行される場合には、リーチ態様乱数Qに従って非リーチ状態のときと異なるリーチ変動態様が実行される。このリーチ変動態様としては、例えば、ロングリーチ、低速スクロール、逆走行、低速走行からの加速的停止、図柄の反転等の種々の変動態様がある。
【0078】
このような図柄生成行程にあっては、通常では、図柄表示装置6が駆動し、特別図柄A,B,Cが所定の図柄順列に従って変動することにより開始され、約6.5秒以上経過すると、所定の順番で図柄変動が停止し、上述の各乱数値に従って特別図柄A,B,Cが所定の図柄で確定表示することにより終了する。
【0079】
次に普通図柄作動につき説明する。
遊技球が普通図柄始動ゲート13を通過すると、この遊技球は普通始動スイッチS5で検出される。この普通始動スイッチS5で遊技球検出されると、普通図柄表示装置10の普通図柄が変動する。この普通図柄は、左赤色,中緑色,右赤色の三個の発光ダイオードLEDで構成される。この普通図柄表示装置10が変動中、又は普通電動役物15が開放中のときに、普通始動スイッチS5で遊技球検出されると、主制御基板60の記憶装置RAMにその遊技球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示装置12の発光ダイオードLEDが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。なお、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は四個であり、それ以上は無効とされる。
【0080】
この普通図柄表示装置10の変動停止後、又は普通電動役物15の開放動作終了後に、普通図柄始動記憶数表示装置12に表示された始動記憶に基づいて普通図柄表示装置10は再び変動開始する。普通図柄表示装置10が変動開始後、約30秒以上経過すると変動が停止し、左右いずれかの発光ダイオードLEDが一個でも点灯した状態であれば当りとなり、普通電動役物15が約0.5秒間開放される。
【0081】
ここで、普通図柄表示装置10が変動を停止したときに表示する図柄態様は、主制御基板60の記憶装置ROMに格納されている、0〜54までの55コマからなる当り普通乱数Uにより決定される。遊技球通過により、普通始動スイッチS5がオン作動すると、主制御基板60は記憶装置ROMから当り普通乱数U、及び当り普通図柄乱数Vの乱数値を抽出し、その内容を一旦記憶装置RAMに記憶し、普通図柄表示装置10が変動開始すると同時に、記憶した内容を調べ、その当り普通乱数Uの選出値に対応する当りハズレを決定する。そして当りの場合は、当り普通図柄乱数Vにより停止態様を決定し、左赤色,右赤色のいずれか少なくとも一つが点灯した状態となる。ハズレの場合は、中緑色の発光ダイオードLEDのみが点灯した状態となる。
【0082】
また、上述した特別図柄A,B,Cの変動時間を短縮する時短作動及び高確率状態となる確率変動作動の実行中においては、普通図柄表示装置10の変動時間も、常態の約30秒から短縮され、約6秒経過すると変動が停止し、かつ普通図柄の当りが出やすい高確率状態となる。さらにこれとともに、普通電動役物15の開放時間が約0.5秒間から約2秒間に延長される。
【0083】
次に第二種パチンコ遊技形態につき説明する。
遊技球が始動領域14a,14b,14bの何れかを通過すると、上述の第一種パチンコ遊技形態の作動契機となると共に、第二種パチンコ遊技形態の駆動契機ともなって、変動入賞器28の開閉駆動部材30,30が瞬時的に1回または2回開閉駆動される。即ち、始動領域14aを遊技球が通過した場合には、始動スイッチS1 から送出される球検知信号に基づいて作動領域口開閉ソレノイド34が作動して、開閉駆動部材30,30が所定時間(例えば0.8秒間)、2回開放駆動される。また、始動領域14a,14bの何れかを遊技球が通過した場合には、始動スイッチS2 から送出される球検知信号に基づいて作動領域口開閉ソレノイド34が作動して、開閉駆動部材30,30が所定時間(例えば0.5秒間)に亘って1回開放駆動される。そして、この開閉駆動部材30,30の開放駆動中に、仮に一個の遊技球が作動領域口29,29から閉鎖作動領域32内に流入したとすると、該遊技球は、棚壁部33の棚壁部33上に落下し、球出口36から底壁部37上に放出され、一方向に回転駆動されている誘導部材42の障害を経て、特定領域40及び一般領域41a,41bの何れかに流入する。ここで、遊技球が特定領域40に流入すると、特定領域スイッチS7 により特定領域40の球通過が検知され、その球検知信号に基づいて開閉駆動部材30,30が所定駆動態様で開放駆動される特別開放作動が実行される。
【0084】
この特別開放作動により、作動領域口開閉ソレノイド34が作動して、開閉駆動部材30,30を所定制限開閉回数(例えば18回)開閉させ、かつ一回の開閉毎に所定時間(例えば0.8 秒間)の開放状態を生じさせる開閉ラウンドが開始される。
【0085】
一回の開閉ラウンドは、所定制限開閉回数(例えば18回)の開閉が満了するか、該所定制限開閉回数内でカウントスイッチを兼ねた付加利得条件スイッチS3,S4,S5 により所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞検知がなされるか、またはその入賞した遊技球が特定領域40の特定領域スイッチS7 を通過するかの何れかによる所定終了条件の成立を契機として終了する。そして、この開閉ラウンド中または開閉ラウンド終了後の所定有効時間(例えば2.3秒間)以内に、特定領域スイッチS7 によって特定領域40の球通過が検知されていると、次の開閉ラウンドへ進む条件が充足され、開閉ラウンドが再開される。この開閉ラウンドが所定継続可能回数(例えば15回)を上限として継続されると、特別開放作動が終了する。尚、この特別開放作動中にあって、特定領域40または一般領域41a,41bの球通過により、特定領域スイッチS7 または一般領域スイッチS8 から球検知信号が送出される度に所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
【0086】
ここで、第一種パチンコ遊技形態にあっては、通常、図柄表示装置6の駆動回数を増やして、図柄変動を頻発させるために、始動領域への遊技球の通過頻度は比較的高い。これは、図柄の変動回数を増加させても、大当り確率を低くすれば調整が可能となるからである。一方、第二種パチンコ遊技形態にあっては、開閉駆動部材30,30の開閉は、賞球を直接的に発生させることとなるなど、利益に直結するものであるから、節度を持った開放頻度が求められる。そこで、始動領域14a,14b,14bを兼用するに当たって、その均衡を保つために、始動領域14a,14b,14bへの遊技球通過毎に、図柄表示装置6を変動又は始動記憶を行い、一方、始動領域14a,14b,14bへ所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材30,30を開放駆動するようにしてもよい。例えば、3個通過するごとに開閉駆動部材30,30を開放駆動する。この場合には、3個のLEDを用いて通過毎に点灯させ、全点灯すると、開閉駆動部材30,30を開放駆動するなどの通過数表示手段を遊技盤面上等の遊技者の視認可能な領域に設けることができる。この個数は、単に例示であり、2個以上の範囲で、適正に設定すればよい。
【0087】
さらには、主制御基板60により制御される開放選定乱数テーブルXを、記憶装置ROMにあらかじめ格納して、始動領域14a,14b,14bへの遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルXを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材30,30を開放駆動するようにしてもよい。このように、抽選手段を介して開放制御するようにしても良い。
【0088】
一方、上述の構成は、第一種パチンコ遊技形態と、第二種パチンコ遊技形態の始動領域14a,14b,14bを共用することにより、関係付けたものであるが、普通始動領域と第一始動領域とを兼用した構成も採用される。
【0089】
図12はかかる構成を示すものであり、変動入賞器28の下部には、内部を図柄表示装置6の駆動契機となる第一始動領域14とする普通電動役物15が設けられている。また、変動入賞器28の両側には、普通始動領域13,13が設けられているが、この普通始動領域13,13は、第二種パチンコ遊技形態の開閉駆動部材30の駆動契機となる第二始動領域を兼ねる。その他の構成は、上述の構成と同じであり、説明を省略する。
【0090】
かかる構成も、始動領域13,13へ遊技球が通過すると、二種類の遊技形態が始動されることとなり、従来にはない、多様でダイナミックな遊技が発生することとなる。
【0091】
また、この構成にあっても、通常、普通図柄表示装置10の駆動回数を増やして、図柄変動を頻発させるために、普通始動領域への遊技球の通過頻度は比較的高いから、始動領域13,13を兼用するに当たって、その均衡を保つために、始動領域へ13,13、所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材を開放駆動するようにしても良い。
【0092】
また、普通始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域への遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルXを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材を開放駆動するようにした抽選手段を用いても良い。
【0093】
ところで、この演出機器装着領域fには、図8で示すように、図柄表示装置6の両脇にスピーカー19を配設するようにしている。すなわち、演出機器としてスピーカー19を用いたものである。この構成にあっては、図柄表示装置6の両脇にスピーカー19を設けることによりステレオ方式での音響出力が可能となり、立体感のある音場を生成でき、演出効果が高まる。
【0094】
上述の構成は第一種パチンコ遊技形態と、第二種パチンコ遊技形態を遊技領域7上で実行するようにした構成であるが、図柄表示装置が用いられる第三種パチンコ遊技形態と、第二種パチンコ遊技形態とを遊技領域7上で実行するようにした構成でも良く、この場合にも、演出機器装着領域fに、図柄表示装置や、その他演出機器が配設されることとなる。
【0095】
上述の構成にあって、ガイドレール27の外側上方に、演出機器装着領域fを設け、この演出機器装着領域fに図柄表示装置6を配設したものであるから、従来にあって、この図柄表示装置6が占めた遊技領域7の中央に、変動入賞器28を配設することが可能となった。このため、遊技球の作動領域に制限を生じさせることなく、上述した第一種パチンコ遊技形態と、第二種パチンコ遊技形態とを同一遊技盤面上で実現することが可能となる。また、遊技盤面上の演出機器装着領域fにこの図柄表示器6を装着することにより、遊技の一体性を損なうことが無く、図柄表示器6は、従来通りの情報表示機能及び演出機能を果たすことができる。さらに、この演出機器装着領域fには、図柄表示装置6以外にも、遊技形態と関係して、情報を付与したり演出機能を果たす演出機器である、特別図柄始動記憶数表示装置8、普通図柄表示装置10、普通図柄始動記憶数表示装置12が配設されることとなり、上述と同様に、遊技球の作動領域に制限を生じさせることなく、遊技領域で多様な作動を可能とし得ると共に、遊技の一体性を損なうこと無く、従来通りの情報表示機能及び演出機能を果たすことができる。
さらに、本発明にあっては、図柄表示装置等の演出機器を演出機器装着領域fに配設するようにし、その中央等、従来占めていた領域を遊技の作動領域として用いることもできる。
【0096】
【発明の効果】
本発明は、遊技領域の拡張化を背景として、遊技盤面上の、ガイドレールの外側上方に、演出機器装着領域を設け、第一種又は第三種パチンコ遊技機で用いられる図柄表示装置を、演出機器装着領域に配設(請求項1)したから、従来遊技領域の中央を広く占有して、特別遊技作動に関連して情報を表示したり、遊技演出を視覚的に実行していた図柄表示装置が、遊技領域から撤去されることとなり、その中央で遊技球の作動領域を広げたり、他の機器の装着を可能とする。また、遊技領域に隣接する遊技盤面上の演出機器装着領域にこの図柄表示器が装着されることにより、遊技の一体性を損なうこと無く、従来通りの情報表示機能及び演出機能を保持できる。
【0097】
また、ガイドレールの外側上方に設けられた演出機器装着領域に、図柄表示装置と普通図柄表示装置とを配設した構成(請求項2)にあっては、同様に、遊技球の作動領域を広げたり、他の機器の装着を可能とすることができ、かつ従来通り、普通図柄表示装置の情報表示機能及び演出機能を保持できる。
【0098】
さらに、上述の各構成にあって、ガイドレールの内方に区画形成される遊技領域に、図柄表示装置以外の、第一種パチンコ遊技形態又は第三種パチンコ遊技形態、及び第二種パチンコ遊技形態に必須の部材を装着し、遊技者に利益ある第一特別遊技作動、変動入省装置の開閉駆動部材を所定駆動態様で開放駆動する第二特別遊技作動を実行するようにした構成(請求項3)にあっては、図柄表示器を遊技領域外の演出機器装着領域に配設したから、従来と同様の面積の遊技領域を用いながらも、第一種パチンコ遊技形態(請求項4)又は第三種パチンコ遊技形態と、第二種パチンコ遊技形態を兼ね備えた遊技を遊技盤面上で実現できて、多様でダイナミックな遊技形態を実現することができ、興趣あるパチンコ遊技機を提供できる。
【0099】
かかる構成にあって、第一始動領域と、第二始動領域とを兼用し、該始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置に各選出図柄を変動表示させるとともに、変動入賞器の開閉駆動部材の開放駆動を実行するようにした場合(請求項5)にあっては、第一始動領域と、第二始動領域とが兼用されるため、該始動領域へ遊技球が通過すると、二種類の遊技形態が始動されることとなって、二種類の遊技形態が単一の遊技形態として結合することとなり、従来にはない、多様でダイナミックな遊技が発生することとなる。また、遊技領域に装着される部品点数を従前通り維持できるから、所要の遊技球の作動領域を確保することができる。
【0100】
また、始動領域を兼用するに当たって、その均衡を保つために、始動領域へ、所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材を開放駆動するようにした(請求項6)り、第一始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域への遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材を開放駆動するようにした構成(請求項7)にあっては、均衡のとれた図柄表示装置の変動頻度と開閉駆動部材の開放頻度とが均衡を持ったものとなり、調和のとれた遊技形態を実現できる。
【0101】
一方、ガイドレールの外側上方に設けられた演出機器装着領域に、普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置を配設し、該普通図柄表示装置の駆動契機となる普通始動領域と、内部を第一始動領域とし、遊技球が入り易い拡開状態と、入りにくい閉鎖状態とに変換され、普通図柄表示装置が所定図柄態様で普通図柄を停止表示すると拡開状態に変換される普通電動役物とを遊技領域に備え、該普通始動領域と第一始動領域とを兼用した構成(請求項8)も採用される。この構成も、始動領域へ遊技球が通過すると、二種類の遊技形態が始動されることとなり、従来にはない、多様でダイナミックな遊技が発生することとなる。
【0102】
また、始動領域を兼用するに当たって、その均衡を保つために、始動領域へ、所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材を開放駆動するようにした(請求項9)り、第一始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域への遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材を開放駆動するようにした構成(請求10)にあっては、均衡のとれた図柄表示装置の変動頻度と開閉駆動部材の開放頻度とが均衡を持ったものとなり、調和のとれた遊技形態を実現できる。
【0103】
一方、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿である構成(請求項11)では、下部装架領域が従来構成より簡潔であるため、遊技開口を下方に拡大でき、該遊技開口により規定される遊技領域の拡張が可能となる。これにより、該遊技領域に装着される図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができるため、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0104】
そして、単一の球受皿を配設するにあたって、遊技開口の縦幅が45〜60cmである構成(請求項12)にあっては、既存のパチンコ遊技機の全体の高さを変化させることのない、調和のとれた形態を実現できる。
【0105】
演出機器装着領域で、図柄表示装置の両脇にスピーカーを配設した構成(請求項13)も提案される。すなわち、演出機器としてスピーカーを用いたものである。この場合に、図柄表示装置の両脇にスピーカーを設けることによりステレオ方式での音響出力が可能となり、立体感のある音場を生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ遊技機の斜視図である。
【図2】本実施例のパチンコ遊技機の正面図である。
【図3】本実施例のパチンコ遊技機の背面図である。
【図4】下部装架領域21の斜視図である。
【図5】発射球受皿47の平面図である。
【図6】発射球受皿47の裏側を示す正面図である。
【図7】遊技盤5の正面図である。
【図8】演出機器装着領域fの拡大図である。
【図9】変動入賞装置28の拡大図である。
【図10】イは誘導部材42が遊技球の特定領域の通過を容易とする状態、ロは困難とする状態を夫々示す作用説明図である。
【図11】本実施例のパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【図12】他の実施例の遊技盤5の正面図である。
【符号の説明】
2 前面枠
5 遊技盤
6 図柄表示装置
7 遊技領域
10 普通図柄表示装置
13,13 普通図柄作動ゲート(普通始動領域)
14a,14b,14b 始動領域(第一始動領域及び第二始動領域))
15 普通電動役物
19 スピーカー
20 遊技開口
21 下部装架領域
22 可変入賞装置
23 大入賞口
28 変動入賞装置
29,29 作動領域口
30,30 開閉駆動部材
32 閉鎖作動領域
40 特定領域
41a,41b 一般領域
47 発射球受皿
f 演出機器装着領域

Claims (13)

  1. 遊技開口から臨む遊技盤面上にガイドレールを配設して、該ガイドレールの内方に遊技球が転動する遊技領域を区画形成すると共に、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知する始動領域とを遊技盤面に備え、始動領域への遊技球通過を契機として、選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす特別遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技機にあって、
    ガイドレールの外側上方に、演出機器が装着される演出機器装着領域を設け、該演出機器装着領域に、図柄表示装置を配設するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置の駆動契機となる普通始動領域と、内部を遊技球通過を検知する始動領域とし、遊技球が入り易い拡開状態と入りにくい閉鎖状態とに変換され、普通図柄表示装置が所定図柄態様で普通図柄を停止表示すると拡開状態に変換される普通電動役物とを遊技盤面に備え、始動領域への遊技球通過を契機として、選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす特別遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技機にあって、ガイドレールの外側上方に設けられた演出機器装着領域に、図柄表示装置と普通図柄表示装置とを配設した請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. ガイドレールの内方に区画形成される遊技領域に、遊技球通過を検知する第一始動領域と、開閉駆動部材により開閉制御される作動領域口を介して外部と連通する閉鎖作動領域を備え、該閉鎖作動領域内に一般領域と特定領域とを設けた変動入賞器と、遊技球の通過により前記開閉駆動部材を開閉させる第二始動領域とを配設すると共に、第一始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置に各選出図柄を変動表示させた後、停止し、各選出図柄を確定表示する図柄制御手段と、
    図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利益ある第一特別遊技作動を実行し、第二始動領域の球通過を契機とする開閉駆動部材の開放駆動により作動領域口から閉鎖作動領域内に流入した遊技球が特定領域を通過した場合に、開閉駆動部材を所定駆動態様で開放駆動する第二特別遊技作動を実行する遊技制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 第一特別遊技作動が、図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、大入賞口の開放と、大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである請求項3記載のパチンコ遊技機。
  5. 第一始動領域と、第二始動領域とを兼用した請求項3又は請求項4記載のパチンコ遊技機。
  6. 第一始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域へ、所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材を開放駆動するようにした請求項5記載のパチンコ遊技機。
  7. 第一始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域への遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材を開放駆動するようにした請求項5記載のパチンコ遊技機。
  8. ガイドレールの外側上方に設けられた演出機器装着領域に、普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置を配設し、
    該普通図柄表示装置の駆動契機となる普通始動領域と、内部を第一始動領域とし、遊技球が入り易い拡開状態と、入りにくい閉鎖状態とに変換され、普通図柄表示装置が所定図柄態様で普通図柄を停止表示すると拡開状態に変換される普通電動役物とを遊技領域に備え、該普通始動領域と第一始動領域とを兼用した請求項3記載のパチンコ遊技機。
  9. 普通始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域へ、所定個数の遊技球通過が発生することを駆動契機として、開閉駆動部材を開放駆動するようにした請求項8記載のパチンコ遊技機。
  10. 普通始動領域と、第二始動領域とを兼用すると共に、始動領域への遊技球通過毎に開放選定乱数テーブルを抽選し、所定乱数値の選出毎に開閉駆動部材を開放駆動するようにした請求項8記載のパチンコ遊技機。
  11. 前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、パチンコ遊技機前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により発射鎚の打圧強度を調節する発射レバーとを具備したパチンコ遊技機であって、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  12. 遊技開口の縦幅が45〜60cmである請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  13. 演出機器装着領域で、図柄表示装置の両脇にスピーカーを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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