JP2004014714A - キャパシタの製造方法 - Google Patents

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Hiromi Ito
伊藤 博巳
Yoshikazu Tokimine
常峰 美和
Keiichirou Kashiwabara
柏原 慶一朗
Akishige Yuya
油谷 明栄
Tomohito Okudaira
奥平 智仁
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Abstract

【課題】下部電極の材料に白金族金属を採用し、誘電体膜の材料に高誘電率の金属酸化物を採用した場合であっても、キャパシタの電気的特性が劣化することなく、高アスペクト比の下部電極の形成に対応することが可能なキャパシタの製造方法を提供する。
【解決手段】コンタクトプラグ2に達するホール8を絶縁膜7に開口する。そして、ホール8の表面に誘電体膜9を形成する。次に、ホール8の底部の誘電体膜9をエッチングして除去し、コンタクトプラグ2に達するホール18を開口する。そして、ホール8,18内を充填する下部電極11を形成する。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ピラー状の下部電極を有するキャパシタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)や、DRAMとロジックデバイスとの混載型の半導体装置の高集積化にともなって、DRAMのキャパシタの面積が減少し、その結果、キャパシタの容量が減少する。その容量の減少を補うために、キャパシタの誘電体膜に使用される材料を、従来のシリコン酸化膜(SiO)とシリコン窒化膜(SiN)との積層構造を有する誘電体から、ペロブスカイト構造の誘電体や酸化タンタル等の、より大きな比誘電率を有する金属酸化物の誘電体に変更する動きが加速されている。
【0003】
この場合、キャパシタの下部電極は誘電体膜の形成時に、高温の酸化性雰囲気に曝露されることになる。これによって下部電極が酸化されると、下部電極と誘電体膜との界面に、誘電体膜よりも比誘電率の低い酸化物が形成される。そのため、誘電体膜に高誘電率の材料を使用する利点が大幅に減少する。
【0004】
そこで通常は、高温の酸化性雰囲気に曝露されても酸化されにくい、あるいは酸化されたとしても酸化物が導電性物質である、Pt(白金),Ru(ルテニウム),Ir(イリジウム)などの白金族の貴金属(以後、「白金族金属」と呼ぶ)が、下部電極の材料として採用される。これによって、下部電極と誘電体膜との界面に、有害な低誘電率の酸化物が形成されることを回避している。
【0005】
図26〜30は、誘電体膜の材料に高誘電率の金属酸化物を、下部電極の材料に白金族金属を採用した、第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。以下に、図26〜30を参照して、第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法について説明する。
【0006】
図26に示すように、内部にコンタクトプラグ102が形成されている層間絶縁膜101を設ける。ここで、コンタクトプラグ102の上面は層間絶縁膜101から露出している。そして、層間絶縁膜101及びコンタクトプラグ102の上に、絶縁膜107を形成する。絶縁膜107は、ストッパ膜103、層間絶縁膜104、ストッパ膜105及び層間絶縁膜106を有しており、この順で積層されている。そして、ストッパ膜103を層間絶縁膜101側に位置するように、絶縁膜107を形成する。
【0007】
次に、絶縁膜107をその上面からエッチングして、コンタクトプラグ102に達するホール108を絶縁膜107に開口する。なお図示されていないが、層間絶縁膜101の下方(即ち絶縁膜107とは反対側)には、コンタクトプラグ102と接続される半導体素子が形成された半導体基板が存在する。
【0008】
次に図27に示すように、CVD(Chemical Vapor Deposition)法あるいはメッキ法を使用して、下部電極の電極材料109をホール108内に充填し、更に絶縁膜107の上面上にもかかる電極材料109を形成する。ここで、電極材料109は例えばRuである。
【0009】
そして、図28に示すように、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて、図27に示す工程で得られた構造を上面から研磨し、ホール108よりも上方の電極材料109を除去する。これにより、ホール108を充填する、Ruから成る下部電極110が形成される。そして、図29に示すように、絶縁膜107の一部、具体的には層間絶縁膜106を、ウェットエッチングなどにて選択的に除去する。このとき、ストッパ膜105はエッチングストッパとして機能する。
【0010】
次に図30に示すように、CVD法を使用して、下部電極110及び絶縁膜107の上に、例えばペロブスカイト構造を有するBST(チタン酸バリウムストロンチウム;BaSr(1−X)TiO)を材料とする誘電体膜111を形成する。そして、誘電体膜111上に、例えばRuを材料とする上部電極112を形成して、キャパシタが完成する。
【0011】
このように、誘電体膜111の材料に高誘電率の金属酸化物を採用し、下部電極110の材料に白金族金属を採用することによって、DRAM等の半導体装置の高集積化によるキャパシタ容量の減少を補うことができる。なお、上部電極及び下部電極に金属材料を使用したキャパシタは、「MIMキャパシタ」と呼ばれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法では、下部電極110上に誘電体膜111を形成する際、下部電極110の材料に採用される白金族金属の触媒作用が、誘電体膜111の組成及び形状に異常をもたらし、それによって、キャパシタの電気的特性が劣化することがあった。
【0013】
一般的に白金族金属は、酸化性の有機化学反応系において、その表面で強い触媒作用を生じる。そして、BSTのような高誘電率の金属酸化物から成る誘電体膜111を形成する際のCVD法では、有機金属原料ガスを用いた、酸化反応を生じるMOCVD(Metal Organic CVD)法が使用される場合がほとんどであるため、下部電極110上に誘電体膜111を形成するときに、下部電極110の表面で、白金族金属による強い触媒作用が生じる。この強い触媒作用が、誘電体膜111の組成及び形状に異常をもたらすことがあった。
【0014】
図31は、上述の白金族金属の触媒作用によって、下部電極110の表面付近の誘電体膜111の組成が変化している様子を示す図であって、図30の部分Aを拡大して示している。図31に示す誘電体膜111aは、誘電体膜111の成膜過程の初期段階に形成される膜であって、下部電極110の表面で生じる触媒作用の影響を受け、その組成に異常をきたしている。そして、図31に示す誘電体膜111bは、誘電体膜111の成膜が進行して、下部電極110が誘電体膜111aで被覆された後に成膜される膜である。そのため、下部電極110の表面で生じる触媒作用の影響を受けておらず、正常な組成を有している。
【0015】
このように、下部電極110の表面付近の誘電体膜111aの組成は、その後に形成された、正常な組成を有する誘電体膜111bのそれと、著しく異なることが多い。例えば、誘電体膜111の材料にBSTを採用した場合、BSTを構成する金属元素間、具体的にはBaあるいはSrと、Tiとの間の組成比が、誘電体膜111aと誘電体膜111bとで大きく異なることがある。
【0016】
また図32に示すように、下部電極110の表面で生じる触媒作用によって、誘電体膜111が部分的に、異常な突起状の形状になることがあった。なお図32は、上部電極112の形成前のキャパシタの構造を示している。
【0017】
このような問題を回避するために、キャパシタの誘電体膜を形成する際に、まずPVD(Physical Vapor Deposition)法で下部電極110上に誘電体膜の一部を形成し、かかるPVD法で形成した誘電体膜上に、残りの誘電体膜をCVD法で形成する、第2の従来技術が提案されている。
【0018】
図33は、第2の従来技術における製造方法を使用して製造したキャパシタの構造を示す断面図であって、上部電極の形成前のキャパシタの構造を示している。図33に示すように、下部電極110上には、誘電体膜120a,120bから成る誘電体膜120が形成されており、誘電体膜120aは、下部電極110上にPVD法で形成されている。そして、PVD法で形成された誘電体膜120aの上に、誘電体膜120bがCVD法で形成されている。
【0019】
PVD法は、CVD法と異なって、化学反応がほとんど関与しない物理的な成膜法であるため、下部電極110上の誘電体膜120aをPVD法で形成することによって、下部電極110での触媒作用の発生を防ぐことができる。また、誘電体膜120bをCVD法で形成する際には、下部電極110の表面は誘電体膜120aで覆われているため、その誘電体膜120aと同種の材料で誘電体膜120bを形成する際にも、下部電極110での触媒作用の発生を防ぐことができる。そのため、誘電体膜120の組成及び形状が異常になることがなく、キャパシタの電気的特性が劣化することがない。
【0020】
しかし、CVD法と比較してPVD法の段差被覆性は悪いため、PVD法を使用した第2の従来技術では、図33の部分Bに示すように、誘電体膜120aの膜厚が不足することがあった。そのため、上述のような第2の従来技術では、高アスペクト比の下部電極110に対応することが困難であった。
【0021】
そこで、本発明は上述の事情に鑑みて成されたものであり、下部電極の材料に白金族金属を採用し、誘電体膜の材料に高誘電率の金属酸化物を採用した場合であっても、キャパシタの電気的特性が劣化することなく、高アスペクト比の下部電極の形成に対応することが可能なキャパシタの製造方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明のうち請求項1に記載のキャパシタの製造方法は、(a)接続対象物を設ける工程と、(b)前記接続対象物上に絶縁膜を形成する工程と、(c)前記絶縁膜に第1のホールを開口する工程と、(d)前記第1のホール内を充填せずに、前記第1のホールの表面に第1の誘電体膜を形成する工程と、(e)前記第1のホール内を充填せずに、前記第1の誘電体膜上に下部電極の一部を形成する工程と、(f)前記工程(e)の実行によって得られた構造を、前記第1のホールの底部に形成されている前記下部電極の一部における上面からエッチングして、前記接続対象物に達する第2のホールを前記構造に形成する工程と、(g)前記第1,2のホール内を充填する、前記下部電極の残りの部分を形成する工程と、(h)前記工程(g)の後に、前記絶縁膜を除去する工程と、(i)前記工程(h)の後に、前記第1の誘電体膜上に上部電極を形成する工程とを備える。
【0023】
また、この発明のうち請求項2に記載のキャパシタの製造方法は、請求項1に記載のキャパシタの製造方法であって、前記工程(c)において、前記絶縁膜の上面に向かって開口させて、前記第1のホールを形成し、前記工程(e)において、前記工程(d)の実行によって得られた構造の上面に、前記第1のホール内を充填せずに、前記下部電極の一部の電極材料を形成し、前記工程(f)において、前記工程(e)の実行によって得られた構造を、前記下部電極の一部の電極材料における上面からエッチングして、前記第2のホールを形成するとともに、前記第1のホールより上方の、前記下部電極の一部の電極材料を除去し、前記工程(g)は、(g−1)前記工程(f)の実行によって得られた構造の上面に、前記第1,2のホール内を充填しつつ、前記下部電極の残りの部分の電極材料を形成する工程と、(g−2)前記工程(g−1)の後に、前記第1,2のホールより上方の前記下部電極の残りの部分の電極材料を除去する工程とを含む。
【0024】
また、この発明のうち請求項3に記載のキャパシタの製造方法は、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載のキャパシタの製造方法であって、(j)前記工程(i)の前に、前記工程(h)の実行によって得られた構造上の全面に第2の誘電体膜を形成する工程を更に備える。
【0025】
また、この発明のうち請求項4に記載のキャパシタの製造方法は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のキャパシタの製造方法であって、前記工程(e)において形成される前記下部電極の一部と、前記工程(g)において形成される前記下部電極の残りの部分とは、互いに材料が異なる。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜9は、下部電極の材料に白金族金属を採用し、誘電体膜の材料に高誘電率の金属酸化物を採用した、本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。以下に、図1〜9を参照して、実施の形態1に係るキャパシタの製造方法について説明する。
【0027】
図1に示すように、内部にコンタクトプラグ2が形成されている層間絶縁膜1を設ける。コンタクトプラグ2は、キャパシタの下部電極と電気的に接続される接続対象物であって、その上面は層間絶縁膜1の上面から露出している。そして、層間絶縁膜1の上面と、コンタクトプラグ2の上面とは、同一平面上に位置している。
【0028】
次に、層間絶縁膜1及びコンタクトプラグ2の上に、絶縁膜7を形成する。絶縁膜7は、ストッパ膜3、層間絶縁膜4、ストッパ膜5及び層間絶縁膜6を有しており、この順で積層されている。そして、ストッパ膜3を層間絶縁膜1側に位置するように、絶縁膜7を形成する。
【0029】
層間絶縁膜1,4,6には、例えばBPSG(boro−phospho silicate glass)膜が採用され、ストッパ膜3,5には、例えばシリコン窒化膜が採用される。また、コンタクトプラグ2の材料には、例えばポリシリコンが採用される。なお図示されていないが、層間絶縁膜1の下方(即ち絶縁膜7とは反対側)には、コンタクトプラグ2と接続される半導体素子が形成された半導体基板が存在する。
【0030】
次に図2に示すように、絶縁膜7をその上面からエッチングして、コンタクトプラグ2に達するホール8を絶縁膜7に開口する。具体的には、まず、層間絶縁膜6上に、所定の開口パターンを有するフォトレジストを形成する。そして、かかるフォトレジストをマスクに用いて、ストッパ膜5をエッチングストッパとして層間絶縁膜6をエッチングし、ストッパ膜5に達するホールを層間絶縁膜6に開口する。そして、露出しているストッパ膜5を除去し、層間絶縁膜4を露出させる。更に、ストッパ膜3をエッチングストッパとして、層間絶縁膜4をエッチングして、ストッパ膜3に達するホールを層間絶縁膜4に開口する。そして、露出しているストッパ膜3を除去し、コンタクトプラグ2を露出させる。これにより、絶縁膜7の上面に向かって開口し、コンタクトプラグ2に達するホール8が絶縁膜7に形成される。
【0031】
次にCVD法を使用して、図3に示すように、絶縁膜7の上面及びホール8の表面に、ホール8内を充填せずに誘電体膜9を形成する。これにより、露出している、絶縁膜7の表面、層間絶縁膜1の上面及びコンタクトプラグ2の上面の上に、誘電体膜9が形成される。ここで、誘電体膜9の材料には、例えばBST、酸化タンタル、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛;Pb(ZrTi(1−X))O)などの高誘電率の金属酸化物が採用される。
【0032】
次に図4に示すように、図3に示す工程の実行によって得られた構造の全面に対して、絶縁膜7の膜厚方向にエッチングレートが高い異方性ドライエッチングを行う。これにより、図3に示す工程の実行によって得られた構造が、ホール8の底部に形成されている誘電体膜9の上面からエッチングされて、層間絶縁膜1の上面及びコンタクトプラグ2の上面の誘電体膜9が除去される。その結果、コンタクトプラグ2に達するホール18が、図3に示す工程の実行によって得られた構造に形成される。また、図3に示す工程の実行によって得られた構造は、層間絶縁膜6の上面上に形成されている誘電体膜9の上面からもエッチングされて、層間絶縁膜6の上面上の誘電体膜9が除去される。
【0033】
次に図5に示すように、CVD法あるいはメッキ法を使用して、下部電極の電極材料10をホール8内に充填しつつ、絶縁膜7の上面上にかかる電極材料10を形成する。ここで、電極材料10はRuなどの白金族金属から成る。
【0034】
そして、図6に示すように、例えばCMP法を用いて、図5に示す工程の実行で得られた構造を、その上面から研磨し、ホール8よりも上方の電極材料10を除去する。これにより、ホール8,18内を充填し、白金族金属から成る、ピラー状の下部電極11が形成される。なお下部電極11は、コンタクトプラグ2と電気的に接続されており、その上面のみが絶縁膜7から露出している。
【0035】
次に、図7に示すように、図6に示す工程の実行によって得られた構造のうち絶縁膜7の一部、具体的には層間絶縁膜6をウェットエッチングまたはドライエッチングにて選択的に除去する。このとき、ストッパ膜5はエッチングストッパとして機能する。
【0036】
次に、図7に示す工程の実行によって得られた構造上の全面に、例えばPVD法を使用して、誘電体膜9と同じ材料から成る誘電体膜12を成膜する。これにより、図8に示すように、下部電極11の上面、誘電体膜9の表面及びストッパ膜5の上面に誘電体膜12が形成され、誘電体膜9と誘電体膜12とから成るキャパシタの誘電体膜90が完成する。
【0037】
そして、図9に示すように、誘電体膜90上に、Ruなどの白金族金属を材料とする上部電極13を形成して、キャパシタが完成する。
【0038】
上述のように、本実施の形態1に係るキャパシタの製造方法によれば、白金族金属を材料とする下部電極11を形成する前に、誘電体膜9を形成している。そのため、BSTのような高誘電率の金属酸化物から成る誘電体膜を形成する際に一般的に採用される、酸化性の有機化学反応を示すMOCVD法を用いて、誘電体膜9を形成する場合であっても、下部電極11に触媒作用が発生することが無い。つまり、本実施の形態1のように、下部電極11の材料に白金族金属を採用し、誘電体膜9の材料に高誘電率の金属酸化物を採用した場合であっても、上述の第1の従来技術とは異なり、下部電極11に触媒作用が発生することが無い。その結果、電気的特性が劣化することなく、キャパシタを製造することができる。言い換えれば、本実施の形態1にかかるキャパシタの製造方法を用いて製造されたキャパシタは、上述の第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法を用いて製造されたキャパシタよりも、電気的特性が向上する。なお、絶縁膜7を構成する層間絶縁膜4,6及びストッパ膜3,5や、層間絶縁膜1や、コンタクトプラグ2には、CVD法に対して触媒不活性な材料が通常使用されるため、誘電体膜9を形成する際に、絶縁膜7、層間絶縁膜1及びコンタクトプラグ2において触媒作用を生じることは無い。
【0039】
また、下部電極11を形成する前に誘電体膜9を形成しているため、本実施の形態1のように、誘電体膜9の形成にCVD法を採用することができる。そのため、PVD法を採用する場合よりも、高アスペクト比のホール8の側面に、膜厚が不足することなく誘電体膜9を形成することができる。従って、上述の第2の従来技術とは異なり、高アスペクト比の下部電極11の形成にも対応することができる。
【0040】
また、本実施の形態1に係るキャパシタの製造方法によれば、下部電極11を形成する際、図5に示す工程の実行によって得られた構造を、その上面から研磨して、ホール8より上方の電極材料10を除去しているため、下部電極11は、最初はその上面のみが誘電体膜9で被覆されていない。従って、誘電体膜9を形成した後に、キャパシタの誘電体膜90の残りの誘電体膜、つまり誘電体膜12を、本実施の形態1のように、下部電極11の上面のみを十分に被覆する様に形成すればよい。そのため、ホール8内に高アスペクト比の下部電極11を形成した場合であっても、本実施の形態1のように、段差被覆性の悪いPVD法で、下部電極11上に残りの誘電体膜を形成することができる。その結果、下部電極11に触媒作用が発生することなく、誘電体膜12を形成することができる。
【0041】
なお、本実施の形態1に係るキャパシタの製造方法では、キャパシタの誘電体膜90は、誘電体膜9と誘電体膜12とから成る一層の誘電体膜であったが、複数層の誘電体膜90を形成しても良い。図10は、誘電体膜90を2層構造で形成した場合のキャパシタの構造を示す断面図である。以下に図10に示す構造の製造方法について説明する。
【0042】
絶縁膜7の一部である層間絶縁膜6を除去し(図7参照)、誘電体膜12を形成した後に(図8参照)、誘電体膜12上にCVD法を使用して誘電体膜15を形成する。ここで、誘電体膜15の材料は、誘電体膜9,12の材料と同じ材料である。そして、誘電体膜15上に上部電極13を形成する。これにより、図10に示すように、誘電体膜9と、誘電体膜12と、誘電体膜15とから成る2層の誘電体膜90を有するキャパシタが完成する。
【0043】
また、本実施の形態1に係るキャパシタの製造方法では、図2に示す工程において、コンタクトプラグ2まで達するホール8を形成していたが、ホール8は、少なくとも絶縁膜7のストッパ膜5の上面に達していれば良い。このような場合の一例として、図2に示す工程において、ストッパ膜5の上面に達し、かつこれを越えてストッパ膜3の上面に達するホール8を形成した際のキャパシタの製造方法について以下に説明する。
【0044】
図11に示すように、絶縁膜7をその上面からエッチングして、ストッパ膜3の上面に達するホール8を絶縁膜7に開口する。具体的には、ストッパ膜5をエッチングストッパとして層間絶縁膜6をエッチングする。次に、層間絶縁膜6のエッチングによって露出したストッパ膜5を除去し、層間絶縁膜4を露出させる。更に、ストッパ膜3をエッチングストッパとして、層間絶縁膜4をエッチングする。これにより、ストッパ膜3の上面に達するホール8が絶縁膜7に形成される。
【0045】
次にCVD法を使用して、図12に示すように、層間絶縁膜6の上面及びホール8の表面に、ホール8内を充填せずに誘電体膜9を形成する。これにより、露出している絶縁膜7の表面上に誘電体膜9が形成される。
【0046】
そして、図13に示すように、図12に示す工程の実行によって得られた構造の全面に対して、絶縁膜7の膜厚方向にエッチングレートが高い異方性ドライエッチングを行う。これにより、図12に示す工程の実行によって得られた構造が、ホール8の底部に形成されている誘電体膜9の上面からエッチングされて、ストッパ膜3上の誘電体膜9と、かかるストッパ膜3とが除去される。その結果、コンタクトプラグ2に達するホール19が、図12に示す工程の実行によって得られた構造に形成される。また、図12に示す工程の実行によって得られた構造は、層間絶縁膜6の上面上の誘電体膜9の上面からもエッチングされて、層間絶縁膜6の上面上の誘電体膜9が除去される。
【0047】
次に、CVD法あるいはメッキ法を使用して、Ruなどの白金族金属から成る、下部電極の電極材料10をホール8,19内に充填しつつ、絶縁膜7の上面上にかかる電極材料10を形成する。そして、上述の図6に示す工程を実行する。その結果、ホール8,19内を充填する下部電極11が形成される。次に、上述の図7,8に示す工程を実行する。そして、誘電体膜12上に上部電極13を形成することにより、図14に示すキャパシタが得られる。
【0048】
このように、ホール8が少なくとも絶縁膜7のストッパ膜5の上面に達していれば、絶縁膜7から突出している下部電極11の側面、つまりストッパ膜5の上面より上方に位置する下部電極11の側面を誘電体膜9で覆うことが可能になる。
【0049】
また、本実施の形態1に係るキャパシタの製造方法では、絶縁膜7の一部を除去した後に誘電体膜12を形成しているが、下部電極11の上面に誘電体膜12を形成した後に、絶縁膜7の一部を除去しても良い。具体的には、図6に示す工程を実行して得られた構造の全面に誘電体膜12を形成し、その誘電体膜12をパターンニングして、下部電極11の上面に誘電体膜12を形成する。そして、絶縁膜7の一部である層間絶縁膜6を除去し、その後に全面に上部電極13を形成することにより、キャパシタを製造しても良い。しかし、このような方法でキャパシタを製造した場合には、絶縁膜7を除去した後に誘電体膜12を形成する場合と異なり、誘電体膜12をパターンニングする工程が追加される。つまり、図7,8に示す工程でキャパシタを製造する場合、部分的にではなく、全面に誘電体膜12を形成しているため、誘電体膜12を形成した後に絶縁膜7を除去する場合よりも、簡単に誘電体膜12を形成することができる。従って、キャパシタの製造効率の観点からは、上述の図7,8に示すような、絶縁膜7を除去した後に誘電体膜12を形成する方が望ましい。
【0050】
実施の形態2.
図15〜21は、下部電極の材料に白金族金属を採用し、誘電体膜の材料に高誘電率の金属酸化物を採用した、本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。以下に、図15〜21を参照して、実施の形態2に係るキャパシタの製造方法について説明する。なお、図15に示す工程は上述の図3に示す工程の次の工程であるため、図15に示す工程よりも前の工程については説明を省略する。
【0051】
図3に示す工程の実行によって得られた構造の上面に、ホール8内を充填せずに、下部電極の電極材料40を形成する。これにより、図15に示すように、ホール8内を充填せずに、誘電体膜9上に下部電極の電極材料40が形成される。電極材料40はRuなどの白金族金属から成り、CVD法あるいはメッキ法を用いて形成される。
【0052】
そして図16に示すように、図15に示す工程の実行によって得られた構造の全面に対して、絶縁膜7の膜厚方向にエッチングレートが高い異方性ドライエッチングを行う。これにより、図15に示す工程の実行によって得られた構造が、ホール8の底部に形成されている電極材料40の上面からエッチングされて、層間絶縁膜1及びコンタクトプラグ2の上の誘電体膜9及び電極材料40が除去される。その結果、コンタクトプラグ2に達するホール21が、図15に示す工程の実行によって得られた構造に形成される。更に、図15に示す工程の実行によって得られた構造は、層間絶縁膜6の上面上の電極材料40の上面からもエッチングされて、ホール8より上方の、つまり層間絶縁膜6の上面上の誘電体膜9及び電極材料40が除去される。これにより、下部電極の一部である金属膜20が、ホール8の側面上に形成される。
【0053】
次に、CVD法あるいはメッキ法を使用して、ホール8内を充填しつつ、図16に示す工程の実行によって得られた構造の上面に、Ruなどの白金族金属から成る電極材料22を形成する。これにより、図17に示すように、ホール8内を充填しつつ、絶縁膜7の上面上に下部電極の電極材料22が形成される。そして、図18に示すように、例えばCMP法を用いて、図17に示す工程の実行で得られた構造を上面から研磨し、ホール8よりも上方の電極材料22を除去する。これにより、ホール8,21内を充填する、白金族金属から成るプラグ23が形成される。その結果、金属膜20とプラグ23とから成り、ホール8,21内を充填する、ピラー状の下部電極24が形成される。なお下部電極24は、コンタクトプラグ2と電気的に接続されており、その上面のみが絶縁膜7から露出している。
【0054】
次に、図19に示すように、図18に示す工程の実行によって得られた構造のうち絶縁膜7の一部、具体的には層間絶縁膜6をウェットエッチングまたはドライエッチングにて選択的に除去する。このとき、ストッパ膜5はエッチングストッパとして機能する。
【0055】
次に、図19に示す工程の実行によって得られた構造上の全面に、例えばPVD法を使用して、誘電体膜9と同じ材料から成る誘電体膜25を成膜する。これにより、図20に示すように、下部電極11の上面、誘電体膜9の表面及びストッパ膜5の上面に誘電体膜25が形成され、誘電体膜9と誘電体膜25とから成るキャパシタの誘電体膜91が完成する。
【0056】
そして、図21に示すように、誘電体膜91上に、Ruなどの白金族金属を材料とする上部電極26を形成して、キャパシタが完成する。
【0057】
上述のように、本実施の形態2に係るキャパシタの製造方法によれば、図16に示す工程において、ホール21を形成する際に、下部電極24の一部である金属膜20の上面からエッチングされるため、誘電体膜9にエッチングダメージが発生することがない。上述の実施の形態1では、コンタクトプラグ2に達するホール18を開口する際には、誘電体膜9の上面からエッチングされるため、このときに誘電体膜9にはエッチングダメージが生じていた。そのため、誘電体膜9の電気的特性が劣化することがあった。
【0058】
本実施の形態2に係るキャパシタの製造方法では、上述のように、コンタクトプラグ2に達するホール21を開口する際に、誘電体膜9にはエッチングダメージが発生しないため、このときに誘電体膜9の電気的特性が劣化することがない。その結果、上述の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法よりも、キャパシタの電気的性能が向上する。
【0059】
また、本実施の形態2に係るキャパシタの製造方法によれば、下部電極24を形成する際、図16,18に示すように、ホール8より上方の電極材料22,40を除去しているため、下部電極24は、最初はその上面のみが誘電体膜9で被覆されていない。従って、誘電体膜9を形成した後に、キャパシタの誘電体膜91の残りの誘電体膜、つまり誘電体膜25を、本実施の形態2のように、下部電極24の上面のみを十分に被覆する様に形成すればよい。そのため、ホール8内に高アスペクト比の下部電極24を形成した場合であっても、本実施の形態2のように、段差被覆性の悪いPVD法で、下部電極24上に残りの誘電体膜を形成することができる。その結果、下部電極24に触媒作用が発生することなく、誘電体膜25を形成することができる。
【0060】
なお、本実施の形態2に係るキャパシタの製造方法では、キャパシタの誘電体膜91は、誘電体膜9と誘電体膜25とから成る一層の誘電体膜であったが、複数層の誘電体膜91を形成しても良い。図22は、誘電体膜91を2層構造で形成した場合のキャパシタの構造を示す断面図である。以下に図22に示す構造の製造方法について説明する。
【0061】
絶縁膜7の一部である層間絶縁膜6を除去し(図19参照)、誘電体膜25を形成した後に(図20参照)、誘電体膜25上にCVD法を使用して誘電体膜27を形成する。ここで、誘電体膜27の材料は、誘電体膜9,25の材料と同じ材料である。そして、誘電体膜27上に上部電極26を形成する。これにより、図22に示すような、誘電体膜9と、誘電体膜25と、誘電体膜27とから成る2層の誘電体膜91を有するキャパシタが完成する。
【0062】
また、本実施の形態2に係るキャパシタの製造方法では、上述の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法と同様に、図2に示す工程において、コンタクトプラグ2まで達するホール8を形成していたが、ホール8は、少なくとも絶縁膜7のストッパ膜5の上面に達していれば良い。このような場合の一例として、図2に示す工程において、ストッパ膜5の上面に達し、かつこれを越えてストッパ膜3の上面に達するホール8を形成した場合におけるキャパシタの製造方法について以下に説明する。
【0063】
まず、上述の図11,12に示す工程を実行する。つまり、絶縁膜7をその上面からエッチングして、ストッパ膜3の上面に達するホール8を絶縁膜7に開口し、CVD法を使用して、層間絶縁膜6の上面及びホール8の表面に、ホール8内を充填せずに誘電体膜9を形成する。
【0064】
次に、図23に示すように、ホール8内を充填せずに、誘電体膜9上に電極材料40を形成する。そして、図24に示すように、図23に示す工程の実行によって得られた構造の全面に対して、絶縁膜7の膜厚方向にエッチングレートが高い異方性ドライエッチングを行う。これにより、図23に示す工程の実行によって得られた構造が、ホール8の底部に形成されている電極材料40の上面からエッチングされて、ストッパ膜3上の誘電体膜9及び電極材料40と、かかるストッパ膜3とが除去される。その結果、コンタクトプラグ2に達するホール30が、図23に示す工程の実行によって得られた構造に形成される。更に、図23に示す工程の実行によって得られた構造は、層間絶縁膜6の上面上の電極材料40の上面からもエッチングされて、ホール8より上方の誘電体膜9及び電極材料40が除去される。これにより、下部電極の一部である金属膜20がホール8の側面上に形成される。
【0065】
次に、CVD法あるいはメッキ法を使用して、Ruなどの白金族金属から成る電極材料22をホール8,30内に充填し、更に絶縁膜7の上面上にもかかる電極材料22を形成する。そして、上述の図18に示す工程を実行する。その結果、ホール8,30内を充填する下部電極24が形成される。次に、上述の図19,20に示す工程を実行する。そして、誘電体膜25上に上部電極26を形成することにより、図25に示すキャパシタが得られる。
【0066】
このように、上述の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法と同様に、ホール8が少なくとも絶縁膜7のストッパ膜5の上面に達していれば、絶縁膜7から突出している下部電極24の側面、つまりストッパ膜5の上面より上方に位置する下部電極24の側面を誘電体膜9で覆うことが可能になる。
【0067】
また、本実施の形態2に係るキャパシタの製造方法では、絶縁膜7の一部を除去した後に誘電体膜25を形成しているが、上述の実施の形態1と同様に、下部電極24の上面に誘電体膜25を形成した後に、絶縁膜7の一部を除去しても良い。具体的には、図18に示す工程を実行して得られた構造の全面に誘電体膜25を形成し、その誘電体膜25をパターンニングして、下部電極24の上面に誘電体膜25を形成する。そして、絶縁膜7の一部である層間絶縁膜6を除去し、その後に全面に上部電極26を形成することにより、キャパシタを製造しても良い。しかし、このような方法でキャパシタを製造した場合には、絶縁膜7を除去した後に誘電体膜25を形成する場合と異なり、誘電体膜25をパターンニングする工程が追加される。従って、キャパシタの製造効率の観点からは、上述の図19,20に示すような、絶縁膜7を除去した後に誘電体膜25を形成する方が望ましい。
【0068】
また、本実施の形態2に係るキャパシタの製造方法では、金属膜20と、金属膜20を形成した後に形成される、下部電極24の残りの部分であるプラグ23とは、ともに白金族金属を材料としているが、誘電体膜9と接触する金属膜20の材料には白金族金属を使用して、誘電体膜9と接触していないプラグ23の材料には白金族金属とは異なる材料を使用しても良い。具体的には、例えば窒化チタン(TiN)をプラグ23の材料に使用する。なお、以下の理由のために、本実施の形態では、誘電体膜9と接触している金属膜20の材料には白金族金属を採用している。
【0069】
キャパシタの代表的な電気特性として、電気容量と漏れ電流がある。このうちの漏れ電流の値を決定づける項目の一つとして、下部電極と誘電体膜との界面に形成される「障壁の高さ」がある。この「障壁の高さ」は、誘電体膜の誘電体の伝導帯端及び価電子帯端のエネルギーレベルの相対関係と、電極材料の仕事関数とで決定される。キャパシタの漏れ電流を小さくするためには、この「障壁の高さ」を大きくする必要がある。
【0070】
一方、誘電体の誘電率が大きくなるにつれて、その禁制帯幅(バンドギャップ)が小さくなる傾向が強い。そのため、高誘電率の誘電体を誘電体膜の材料として使用した場合には、下部電極の電極材料の仕事関数が大きくないと、「障壁の高さ」を所望の値に確保しにくく、電極材料から誘電体の伝導帯への電子注入が増大して、漏れ電流が大きくなることがあった。
【0071】
従って、電気容量の増大を目的として、BSTのような高誘電率の誘電体を誘電体膜の材料に採用した場合には、上述のような副作用の影響を解消あるいは軽減するために、少なくとも下部電極の誘電体膜との接触部分の材料には、白金族金属のような仕事関数が大きい材料を採用する必要がある。本実施の形態2では、誘電体膜91の材料に高誘電率の誘電体を採用しており、これによる漏れ電流の増加を防ぐために、誘電体膜91と接触している金属膜20の材料には白金族金属を採用している。これにより、キャパシタの漏れ電流を実用的な低いレベルに維持することができる。
【0072】
また、図30に示す工程では、高温の酸化性雰囲気中で誘電体膜25が形成される。このとき、下部電極24の側面は誘電体膜9で覆われているが、酸化種がこの誘電体膜9を透過するため、露出している下部電極24の上面のみならず、その側面も高温の酸化性雰囲気に曝露されることになる。従って、誘電体膜9と下部電極24との界面に、有害な低誘電率の酸化物が形成されないために、誘電体膜9と接触している金属膜20の材料には、耐酸化性の白金族金属を採用する方が望ましい。
【0073】
このように、金属膜20とプラグ23とに、互いに異なる材料を使用することによって、金属膜20の材料よりも安価な材料、例えば窒化チタン(TiN)ををプラグ23に使用することができる。そのため、金属膜20とプラグ23とに互いに同じ材料を使用する場合よりも、低コストでキャパシタを製造することができる。なお白金族金属は、白金族金属以外の金属や半導体と合金化を生じると、一般的にその耐酸化性が低下するため、プラグ23に使用する材料は、窒化チタンに代表される金属窒化物などの、白金族金属と合金化を生じない材料である方が望ましい。
【0074】
また、白金族金属ではなく窒化チタンなどでプラグ23を形成すると、下部電極24の上面上に誘電体膜25を形成する際に、プラグ23の上面が酸化されて、誘電体膜9よりも比誘電率が低い、酸化チタン(TiO)などの酸化物が、プラグ23の上面と誘電体膜25との界面に形成される。その結果、キャパシタ容量が低減する。
【0075】
しかし、本発明が効果を発揮し、あるいはその適用目的としているキャパシタでは、一般に下部電極24のアスペクト比が非常に大きいため、下部電極24の全表面積におけるプラグ23の上面の面積が占める割合が十分小さく、上述のような低誘電率の酸化物により生じるキャパシタ容量の低減を、許容範囲内に収めることができる。
【0076】
なお、誘電体膜9と接触している金属膜20の材料には、白金族金属を使用しているため、誘電体膜9と下部電極24との界面に、有害な低誘電率の酸化物が形成されることは無い。
【0077】
また、実施の形態1,2において、キャパシタの下部電極11,24に使用される材料は、白金族金属単体だけでなく、白金族金属同士の合金であっても良い。
【0078】
【発明の効果】
この発明のうち請求項1に係るキャパシタの製造方法によれば、下部電極を形成する前に、第1の誘電体膜を形成している。そのため、下部電極の材料に白金族金属を採用し、第1の誘電体膜の材料に高誘電率の金属酸化物を採用した場合であっても、下部電極に触媒作用が発生することが無い。その結果、電気的特性が劣化することなく、キャパシタを製造することができる。
【0079】
また、下部電極を形成する前に第1の誘電体膜を形成しているため、第1の誘電体膜の形成にCVD法を採用することができる。そのため、PVD法を採用した場合よりも、高アスペクト比のホールの表面に、膜厚が不足することなく第1の誘電体膜を形成することができる。従って、高アスペクト比の下部電極の形成にも対応することができる。
【0080】
更に、工程(f)において、第2のホールを形成する際に、下部電極の一部の上面からエッチングされるため、第1の誘電体膜にエッチングダメージが発生することがない。そのため、工程(f)において、第1の誘電体膜の電気的特性が劣化することがない。その結果、キャパシタの電気的性能が向上する。
【0081】
また、この発明のうち請求項2に係るキャパシタの製造方法によれば、工程(f),(g−2)において、第1のホールより上方の下部電極の電極材料を除去している。そのため、工程(g−2)の実行後に得られた下部電極は、その上面のみが第1の誘電体膜で被覆されていない。従って、下部電極の上面のみを十分に被覆する様に、残りの誘電体膜を形成すれば良い。そのため、段差被覆性の悪いPVD法で、残りの誘電体膜を形成することができる。その結果、下部電極に触媒作用が発生することなく、残りの誘電体膜を形成することができる。
【0082】
また、この発明のうち請求項3に係るキャパシタの製造方法によれば、絶縁膜が除去された構造の全面に第2の誘電体膜が形成されているため、簡単に第2の誘電体膜を形成することができる。
【0083】
また、この発明のうち請求項4に係るキャパシタの製造方法によれば、工程(e)における下部電極の一部の材料と、工程(g)における下部電極の残りの部分の材料とが互いに異なるため、工程(g)における下部電極の残りの部分に、工程(e)における下部電極の一部よりも、安価な材料を使用することができる。そのため、低コストでキャパシタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの構造を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態1に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図15】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図16】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図17】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図18】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図19】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図20】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図21】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図22】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの構造を示す断面図である。
【図23】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図24】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図25】本発明の実施の形態2に係るキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図26】第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図27】第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図28】第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図29】第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図30】第1の従来技術におけるキャパシタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図31】第1の従来技術におけるキャパシタの構造を拡大して示す断面図である。
【図32】第1の従来技術におけるキャパシタの構造を示す断面図である。
【図33】第2の従来技術におけるキャパシタの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2 コンタクトプラグ、7 絶縁膜、8,18,19,21,30 ホール、9,12,15,25,27,90,91 誘電体膜、10,22,40 電極材料、11,24 下部電極、13,26 上部電極、20 金属膜、23 プラグ。

Claims (4)

  1. (a)接続対象物を設ける工程と、
    (b)前記接続対象物上に絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記絶縁膜に第1のホールを開口する工程と、
    (d)前記第1のホール内を充填せずに、前記第1のホールの表面に第1の誘電体膜を形成する工程と、
    (e)前記第1のホール内を充填せずに、前記第1の誘電体膜上に下部電極の一部を形成する工程と、
    (f)前記工程(e)の実行によって得られた構造を、前記第1のホールの底部に形成されている前記下部電極の一部における上面からエッチングして、前記接続対象物に達する第2のホールを前記構造に形成する工程と、
    (g)前記第1,2のホール内を充填する、前記下部電極の残りの部分を形成する工程と、
    (h)前記工程(g)の後に、前記絶縁膜を除去する工程と、
    (i)前記工程(h)の後に、前記第1の誘電体膜上に上部電極を形成する工程と
    を備える、キャパシタの製造方法。
  2. 前記工程(c)において、前記絶縁膜の上面に向かって開口させて、前記第1のホールを形成し、
    前記工程(e)において、前記工程(d)の実行によって得られた構造の上面に、前記第1のホール内を充填せずに、前記下部電極の一部の電極材料を形成し、
    前記工程(f)において、前記工程(e)の実行によって得られた構造を、前記下部電極の一部の電極材料における上面からエッチングして、前記第2のホールを形成するとともに、前記第1のホールより上方の、前記下部電極の一部の電極材料を除去し、
    前記工程(g)は、
    (g−1)前記工程(f)の実行によって得られた構造の上面に、前記第1,2のホール内を充填しつつ、前記下部電極の残りの部分の電極材料を形成する工程と、
    (g−2)前記工程(g−1)の後に、前記第1,2のホールより上方の前記下部電極の残りの部分の電極材料を除去する工程と
    を含む、請求項1に記載のキャパシタの製造方法。
  3. (j)前記工程(i)の前に、前記工程(h)の実行によって得られた構造上の全面に第2の誘電体膜を形成する工程を更に備える、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載のキャパシタの製造方法。
  4. 前記工程(e)において形成される前記下部電極の一部と、前記工程(g)において形成される前記下部電極の残りの部分とは、互いに材料が異なる、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のキャパシタの製造方法。
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