JPH1056146A - 高誘電率材料キャパシタを有する半導体装置 - Google Patents

高誘電率材料キャパシタを有する半導体装置

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JPH1056146A
JPH1056146A JP8209595A JP20959596A JPH1056146A JP H1056146 A JPH1056146 A JP H1056146A JP 8209595 A JP8209595 A JP 8209595A JP 20959596 A JP20959596 A JP 20959596A JP H1056146 A JPH1056146 A JP H1056146A
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JP
Japan
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layer
lower electrode
barrier metal
capacitor
metal layer
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JP8209595A
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English (en)
Inventor
Keiichirou Kashiwabara
慶一朗 柏原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体層の物性によることなくキャパシタ容
量を増大可能な高誘電率材料キャパシタを有する半導体
装置を提供する。 【解決手段】 半導体基板1の主表面上には層間絶縁層
2が形成され、層間絶縁層2にはコンタクトホール3が
形成される。コンタクトホール3内には埋込導電層4が
形成される。埋込導電層4上から層間絶縁層2上に延在
するようにバリアメタル層5が形成される。バリアメタ
ル層5の上面と側壁とを覆うように下部電極層6が形成
される。下部電極層6を覆うように誘電体層7と上部電
極層8が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高誘電率材料キ
ャパシタを有する半導体装置に関し、特に、DRAM
(Dynamic Random Access Memory)のメモリセルを構成
するキャパシタであって高誘電率材料を用いたものの下
部電極の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体記憶装置として種々の
ものが開発されてきているが、その中でも最も広く知ら
れるものとしてDRAMがある。DRAMのメモリセル
は、通常1つのトランジスタと1つのキャパシタとで構
成される。DRAMでは、このキャパシタの容量を増大
させるべく様々な工夫が施されてきている。その工夫の
1つにキャパシタの誘電体層を高誘電率材料で構成する
ものがある。
【0003】図25は、誘電体層を高誘電率材料により
構成した従来のキャパシタ(以下、単に「高誘電率材料
キャパシタ」と称する)の一例を示す断面図である。な
お、ここで、本明細書において高誘電率材料とは、チタ
ン酸ジルコン酸鉛(PZT),チタン酸ストロンチウム
(SrTiO3 ),チタン酸バリウムストロンチウム
(BST)などのぺロブスカイト型結晶構造を有する強
誘電体の仲間であり、下地となる電極用の材料として白
金(Pt),ルテニウム(Ru),イリジウム(I
r),ロジウム(Rh),パラジウム(Pd)などの貴
金属を要するもののことを称するものとする。
【0004】図25を参照して、半導体基板1の主表面
上には層間絶縁層2が形成される。層間絶縁層2には所
定位置に半導体基板1の主表面に達するコンタクトホー
ル3が形成される。コンタクトホール3内には埋込導電
層4が形成される。埋込導電層4上から層間絶縁層2上
に延在するようにバリアメタル層5が形成される。バリ
アメタル層5上にはキャパシタの下部電極層6が形成さ
れる。下部電極層6とバリアメタル層5の側壁を覆うよ
うに側壁絶縁層18が形成される。この側壁絶縁層18
と下部電極層6とを覆うように高誘電率材料からなる誘
電体層7が形成される。誘電体層7は、通常スパッタリ
ング法によって形成されるので、段差被覆性がよいとは
言えない。そのため、側壁絶縁層18を形成することに
より、バリアメタル層5近傍での誘電体層7の薄膜化を
阻止することが可能となる。誘電体層7を覆うようキャ
パシタの上部電極層8が形成される。この上部電極層8
と、誘電体層7と、下部電極層6とでキャパシタ9が構
成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の図25に示され
るように従来の高誘電率材料キャパシタは単純平坦化構
造で実現されているので、電荷の蓄積に寄与できるキャ
パシタ9の実効面積はフォトレジストを用いて形成可能
なパターンすなわち下部電極形成用のマスクの投影面積
にほぼ等しいものとなる。したがって、キャパシタ容量
をさらに増大させるには、誘電体層7の厚みを小さくす
るか、もしくは誘電体層7の誘電率を増大させるしかな
かった。しかしながら、これらには物理的限界、すなわ
ち材料の物性による制限があるので、結果としてキャパ
シタ容量のさらなる増大を図ることは困難であった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものである。この発明の目的は、誘電体層
として用いられる高誘電率材料の物性に依存することな
くキャパシタ容量を増大させることが可能となる、高誘
電率材料キャパシタを有する半導体装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高誘電率
材料キャパシタを有する半導体装置は、1つの局面で
は、主表面を有する半導体基板と、層間絶縁層と、埋込
導電層と、バリアメタル層と、キャパシタの下部電極
と、誘電体層と、上部電極とを備える。層間絶縁層は、
主表面上に形成されこの主表面に達するコンタクトホー
ルを有する。埋込導電層は、コンタクトホール内に形成
される。バリアメタル層は、埋込導電層上から層間絶縁
層上に延在するように形成される。下部電極は、バリア
メタル層の上面と側壁とを覆うように形成される。誘電
体層は、下部電極を覆うように形成され、高誘電率材料
からなる。上部電極は、誘電体層を覆うように形成され
る。
【0008】上述のように、この発明に係る高誘電率材
料キャパシタを有する半導体装置では、バリアメタル層
の上面と側壁とを覆うようにキャパシタの下部電極を形
成している。そのため、たとえばバリアメタル層の厚み
を増大させることにより、バリアメタル層の側壁上に位
置する下部電極の表面積を増大させることが可能とな
る。それにより、誘電体層の物性に依存することなくキ
ャパシタ容量を増大させることが可能となる。また、バ
リアメタル層の厚みを増大させることにより、バリア機
能をも向上させることが可能となる。
【0009】なお、上記のバリアメタル層の厚みは下部
電極の厚みより大きいことが好ましい。それにより、バ
リアメタル層の側壁上に位置する下部電極の表面積を効
果的に増大させることが可能となる。
【0010】また、バリアメタル層の周囲の層間絶縁層
の上面には、バリアメタル層の側壁と連なる側壁を有す
る凹部が形成され、下部電極はこの凹部の側壁上にまで
延在することが好ましい。このように、バリアメタル層
の側壁と連なる側壁を有する凹部の側壁上にまで下部電
極を延在させることにより、下部電極の表面積を増大さ
せることが可能となる。それにより、キャパシタ容量を
増大させることが可能となる。
【0011】また、上記のバリアメタル層の周縁部はテ
ーパ形状を有することが好ましい。それにより、下部電
極や誘電体層の被覆性を向上させることが可能となる。
【0012】また、上記の下部電極は、第1の下部電極
層と、この第1の下部電極層上に形成された第2の下部
電極層とを含むことが好ましい。この場合には、バリア
メタル層の側壁と第1の下部電極層の側壁とを覆うよう
に側壁絶縁層が形成され、第2の下部電極層はこの側壁
絶縁層上に延在することが好ましい。このように第1の
下部電極層の側壁を覆うように形成された側壁絶縁層上
に延在するように第2の下部電極層を形成することによ
り、第1の下部電極層のみにより下部電極が構成される
場合と比べ、下部電極の実質的な表面積を増大させるこ
とが可能となる。それにより、キャパシタ容量を増大さ
せることが可能となる。
【0013】また、上記の下部電極は、バリアメタル層
の上面を覆う第1の下部電極層と、バリアメタル層の側
壁を覆い第1の下部電極層と接続される第2の下部電極
層とを含み、層間絶縁層と接する第2の下部電極層の底
部がバリアメタル層から離れる方向に張り出すことが好
ましい。このようにバリアメタル層の側壁を覆うように
第2の下部電極層を形成することにより、第1の下部電
極層のみにより下部電極が構成される場合と比べ、下部
電極の表面積を増大させることが可能となる。なお、こ
の場合には、第2の下部電極層の底部がバリアメタル層
から離れる方向に張り出しているので、さらに下部電極
の表面積を増大させることが可能となる。
【0014】また、上記の下部電極の表面には凹凸部が
形成され、この凹凸部に沿って上記の誘電体層と上部電
極とが延在することが好ましい。このように、下部電極
の表面に凹凸部を形成することにより、下部電極の表面
積を増大させることが可能となる。それにより、キャパ
シタ容量を増大させることが可能となる。
【0015】表面に凹凸部を有する上記の下部電極は、
バリアメタル層の上面を覆う第1の下部電極層と、バリ
アメタル層の側壁を覆い第1の下部電極層と接続される
第2の下部電極層とを含むことが好ましい。そして、第
2の下部電極層の上端は第1の下部電極層の上面よりも
高い位置にあり、第1の下部電極層の上面と第2の下部
電極層の上端とで上記の凹凸部が形成されることが好ま
しい。この場合にも、下部電極層の実質的な表面積を増
大させることが可能となるので、キャパシタ容量を増大
させることが可能となる。
【0016】この発明に係る高誘電率材料キャパシタを
有する半導体装置は、他の局面では、主表面を有する半
導体基板と、層間絶縁層と、埋込導電層と、バリアメタ
ル層と、下部電極と、誘電体層と、上部電極とを備え
る。層間絶縁層は、半導体基板の主表面上に形成され、
この主表面に達するコンタクトホールを有する。埋込導
電層はコンタクトホール内に形成される。バリアメタル
層は、埋込導電層上から層間絶縁層上に延在するように
形成される。キャパシタの下部電極は、バリアメタル層
上に形成され、周縁部がテーパ形状を有する。誘電体層
は、下部電極を覆うように形成され、高誘電率材料から
なる。上部電極は、誘電体層を覆うように形成される。
【0017】上述のように、他の局面では、キャパシタ
の下部電極の周縁部がテーパ形状を有する。それによ
り、下部電極の厚みを大きくした場合でも誘電体層の被
覆性を良好に保つことが可能となる。また、下部電極の
厚みを大きくすることによりテーパ部の表面積をも増大
させることができるので、結果として下部電極の表面積
を増大させることが可能となる。つまり、この局面で
は、誘電体層の被覆性を良好に保持しつつ下部電極の表
面積を増大させることが可能となる。それにより、キャ
パシタ容量を増大させることが可能となる。
【0018】なお、上記のバリアメタル層の周縁部はテ
ーパ形状を有し、バリアメタル層の側壁は下部電極の側
壁の下端から連続して下方に延びるようにしてもよい。
こ場合には、上記の他の局面の場合よりもさらに誘電体
層の被覆性を良好なものとすることが可能となる。
【0019】また、上記の層間絶縁層上には、バリアメ
タル層の側壁を覆うように絶縁層が形成されることが好
ましい。この場合、誘電体層と上部電極は、上記の絶縁
層上に延在する。このようにバリアメタル層の側壁を覆
うように絶縁層を形成することにより、この絶縁層の代
わりに高誘電率材料が存在する場合と比べ、隣り合うキ
ャパシタ間における寄生容量を低減することが可能とな
る。ここで、絶縁層の材質としては、シリコン酸化膜な
どの比誘電率の小さい材質であることが好ましい。上記
のように、隣り合うキャパシタ間における寄生容量を低
減することが可能となるので、半導体装置におけるクロ
ストーク等の誤動作を効果的に抑制することか可能とな
る。また、バリアメタル層と誘電体層とが直接接触する
のを回避できるので、誘電体層の絶縁性能劣化を防止で
きる。
【0020】この発明に係る高誘電率材料キャパシタを
有する半導体装置は、さらに他の局面では、主表面を有
する半導体基板と、層間絶縁層と、埋込導電層と、バリ
アメタル層と、キャパシタの第1の下部電極層と、第2
の下部電極層と、誘電体層と、上部電極とを備える。層
間絶縁層は、半導体基板の主表面上に形成され、この主
表面に達するコンタクトホールを有する。埋込導電層
は、コンタクトホール内に形成される。バリアメタル層
は、埋込導電層上から層間絶縁層上に延在するように形
成される。第1の下部電極層は、バリアメタル層上に形
成される。側壁絶縁層は、第1の下部電極層の側壁を覆
うようにバリアメタル層上に形成される。第2の下部電
極層は、第1の下部電極層と側壁絶縁層とを覆うように
形成され、第1の下部電極層と接続される。誘電体層
は、第2の下部電極層を覆うように形成され、高誘電率
材料からなる。上部電極は、誘電体層を覆うように形成
される。
【0021】上述のように、さらに他の局面では、第1
の下部電極層の側壁を覆うようにバリアメタル層上に側
壁絶縁層が形成され、この側壁絶縁層と第1の下部電極
層とを覆うように第2の下部電極層が形成されている。
この第2の下部電極層は側壁絶縁層上に延在しているの
で、第2の下部電極層の表面積は第1の下部電極層の表
面積よりも大きいものとなる。つまり、第1と第2の下
部電極層を積層し、この第1と第2の下部電極層間に側
壁絶縁層を介在させることにより、第2の下部電極層の
表面積を第1の下部電極層の表面積よりも増大させるこ
とが可能となる。それにより、キャパシタ容量を増大さ
せることが可能となる。なお、キャパシタの下部電極は
3層以上の多層構造を有するものであってもよい。
【0022】上記の構成において、バリアメタル層の側
壁を覆うように層間絶縁層上には絶縁層が形成されるこ
とが好ましい。この場合には、誘電体層と上部電極と
は、この絶縁層上に延在する。このように絶縁層を形成
することにより、前述したように、隣接するキャパシタ
間における寄生容量を低減することが可能となるととも
に誘電体層の絶縁性能劣化をも防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図24を用いて、こ
の発明の実施の形態について説明する。
【0024】(実施の形態1)まず、図1〜図4を用い
て、この発明の実施の形態1における半導体装置とその
変形例とについて説明する。図1は、この発明の実施の
形態1における半導体装置を示す断面図である。
【0025】図1を参照して、半導体基板1の主表面上
には、層間絶縁層2が形成されている。層間絶縁層2に
は半導体基板1の主表面に達するコンタクトホール3が
形成されている。コンタクトホール3内には、たとえば
不純物の導入されたポリシリコンなどからなる埋込導電
層4が形成されている。
【0026】埋込導電層4上から層間絶縁層2上に延在
するようにバリアメタル層5が形成されている。バリア
メタル層5を覆うようにキャパシタ9の下部電極層6が
形成されている。バリアメタル層5は、たとえばTiN
などの材質からなり、埋込導電層4と下部電極層6との
間の反応を抑制する機能を有する。このバリアメタル層
5の厚みt1は、好ましくは、約150nm〜約470
nm程度である。このようにバリアメタル層5の厚みを
大きく設定することにより、バリア性能を向上させるこ
とが可能となる。
【0027】一方、下部電極層6は、たとえばPtなど
により構成され、約30nm〜約50nm程度の厚みt
2有する。なお、下部電極層6は、厚みの大きいバリア
メタル層5の側壁上に確実に形成されることが好ましい
ので、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition )
法などのようにコンフォーマルに形成可能な方法で形成
されることが好ましい。
【0028】上記のように、下部電極層6は厚みの大き
いバリアメタル層5の側壁上に延在するので、結果とし
て図25に示される従来例よりも下部電極層6の表面積
を増大させることが可能となる。
【0029】下部電極層6を覆うように高誘電率材料か
らなる誘電体層7を形成する。この誘電体層7も、たと
えばCVD法のようなコンフォーマルに形成可能な方法
を用いて形成されることが好ましい。誘電体層7を覆う
ように上部電極層8が形成される。この上部電極層8
と、誘電体層7と、下部電極層6とでキャパシタ9が構
成される。
【0030】上述のように、バリアメタル層5の側壁上
にまで下部電極層6が延在しているので、バリアメタル
層5の側壁上にまで延在するようにキャパシタ9を形成
することが可能となる。それにより、キャパシタ9の容
量を増大させることが可能となる。その結果、誘電体層
7の物性に依存することなくキャパシタ容量を増大させ
ることが可能となる。
【0031】次に、図2〜図4を用いて、この発明の実
施の形態1の第1〜第3の変形例について説明する。
【0032】<第1変形例>図2は、図1に示される半
導体装置の第1変形例を示す断面図である。図2を参照
して、本変形例では、下部電極層6が、第1の下部電極
層6dと、第2の下部電極層6eとの積層構造により構
成されている。そして、バリアメタル層5の上に第1の
下部電極層6dが形成され、第1の下部電極層6dの側
壁とバリアメタル層5の側壁上に延在するように第2の
下部電極層6eが形成されている。この場合も、上記の
実施の形態1の場合と同様に、キャパシタ容量を増大さ
せることが可能となる。
【0033】<第2変形例>図3は、上記の実施の形態
1の第2変形例を示す断面図である。図3を参照して、
本変形例では、バリアメタル層5の周囲に位置する層間
絶縁層2の上面に凹部2aが形成されている。この凹部
2aは、バリアメタル層5の側壁と連なる側壁を有す
る。そして、下部電極層6は、凹部2aの側壁上にまで
延在している。それにより、上記の実施の形態1の場合
よりもさらにキャパシタ容量を増大させることが可能と
なる。
【0034】<第3変形例>図4は、上記の実施の形態
1の第3変形例を示す断面図である。図4に示されるよ
うに、バリアメタル層5の周縁部にテーパ部5aが形成
されている。このテーパ部5aは、バリアメタル層5の
上面から層間絶縁層2の上面へと向かって徐々に傾斜す
る傾斜面を有している。そして、この傾斜面と層間絶縁
層2の上面とのなす角度θは、約60°〜約70°程度
であることが好ましい。このようなテーパ部5aは、バ
リアメタル層5のパターニングのためのエッチングの際
に、エッチングガスとしてCl2 等のレジストが後退す
るようなガスを用いて形成可能である。なお、微量のO
2 を添加してもよい。
【0035】上記のように、バリアメタル層5がテーパ
部5aを有することにより、下部電極層6,誘電体層7
および上部電極層8の被覆性を向上させることが可能と
なる。それにより、従来例と同様に、スパッタリング法
によって下部電極層6あるいは誘電体層7を形成するこ
とが可能となる。なお、本変形例の場合も、バリアメタ
ル層5の厚みを大きくすることにより、テーパ部5aに
おける傾斜面の面積を増大させることができる。それに
より、キャパシタ容量を増大させることが可能となる。
【0036】以上のように、本発明の実施の形態1とそ
の変形例とについて説明を行なったが、実施の形態1と
各変形例あるいは各変形例同士を組合せることも考えら
れる。このことは下記の各実施の形態についても同様で
ある。
【0037】(実施の形態2)次に、図5〜図7を用い
て、この発明の実施の形態2とその変形例とについて説
明する。図5は、この発明の実施の形態2における半導
体装置を示す断面図である。
【0038】図5を参照して、本実施の形態2では、下
部電極層6を厚膜化し、その周縁部にこの図に示される
ようなテーパ部6aを設けている。一方、バリアメタル
層5の厚みは、下部電極層6の厚みよりも小さくなるよ
うに設定されている。それ以外の構成に関しては上記の
実施の形態1の場合とほぼ同様である。
【0039】このように下部電極層6を厚膜化すること
により、下部電極層6の側壁の面積を増大させることが
可能となる。このような下部電極層6の側壁上にキャパ
シタ9を形成することができるので、結果としてキャパ
シタ容量を増大させることが可能となる。このとき、下
部電極層6がテーパ部6aを有することにより、誘電体
層7の被覆性を向上させることが可能となる。その結
果、スパッタリング法などによってもこの誘電体層7を
形成することが可能となる。
【0040】次に、図6および図7を用いて、本実施の
形態2の変形例について説明する。図6と図7は、実施
の形態2における半導体装置の第1および第2変形例を
示す断面図である。
【0041】<第1変形例>図6を参照して、この第1
変形例では、バリアメタル層5の周縁部にもテーパ部5
aが形成されている。そして、このテーパ部5aの傾斜
面が下部電極層6のテーパ部6aの傾斜面と連なるよう
にテーパ部5aが形成されている。このようにバリアメ
タル層5の周縁部にテーパ部5aを形成することによ
り、バリアメタル層5の近傍において誘電体層7が薄膜
化するのを効果的に抑制できる。それにより、上記の実
施の形態2の場合よりもさらに誘電体層7の被覆性を向
上させることが可能となる。
【0042】<第2変形例>次に、図7を参照して、こ
の第2変形例における半導体装置では、バリアメタル層
5の側壁を覆うように層間絶縁層2上に絶縁層10が形
成されている。この絶縁層10は、シリコン酸化膜やこ
れを主成分とする膜などの比誘電率の低い材質からなる
ことが好ましい。この絶縁層10の形成方法としては、
次のようなものを挙げることができる。まず、SOG
(Spin On Glass )を塗布した後、全面エッチバックを
行なう。それにより、図7に示されるような絶縁層10
が形成できる。
【0043】このような絶縁層10を形成することによ
り、高誘電率材料からなる誘電体層7がバリアメタル層
5と直接接触することによる絶縁性能劣化を防止するこ
とが可能となる。また、隣り合うキャパシタ9の下部電
極層6間にこのような比誘電率の低い絶縁層10を形成
することにより、高誘電率材料からなる誘電体層7がそ
の部分に存在する場合と比べ、隣り合うキャパシタ9間
における寄生容量を低減することが可能となる。それに
より、クロストークのような信号異常を効果的に抑制で
き、半導体装置の信頼性を向上させることが可能とな
る。
【0044】(実施の形態3)次に、図8〜図10を用
いて、この発明の実施の形態3とその変形例とについて
説明する。図8は、この発明の実施の形態3における半
導体装置を示す断面図である。
【0045】図8を参照して、本実施の形態3では、下
部電極層6が第1と第2の下部電極層6d,6eによっ
て構成され、この第1と第2の下部電極層6d,6e間
に側壁絶縁層11が介在され、この側壁絶縁層11上に
第2の下部電極層6eが延在している。このように側壁
絶縁層11上に第2の下部電極層6eを延在させること
により、第2の下部電極層6eの表面積を第1の下部電
極層6dの表面積よりも増大させることが可能となる。
それにより、下部電極層6が第1の下部電極層6dのみ
により構成される場合と比べ、キャパシタ9の容量を増
大させることが可能となる。なお、本実施の形態3で
は、側壁絶縁層11はバリアメタル層5の側壁をも覆う
ように形成されている。それにより、バリアメタル層5
と誘電体層7とが直接接触することをも阻止することが
可能となる。
【0046】次に、図9および図10を用いて、本実施
の形態3の第1および第2変形例について説明する。図
9と図10は、本実施の形態3の第1および第2変形例
を示す断面図である。
【0047】<第1変形例>図9を参照して、この第1
変形例では、バリアメタル層5上に側壁絶縁層13が形
成され、バリアメタル層5の側端部が側壁絶縁層13下
にまで後退している。それにより、バリアメタル層5と
誘電体層7との間に空間19が形成される。
【0048】上記のような構造を有することにより、前
述の実施の形態3の場合と同様の原理で、キャパシタ容
量を増大させることが可能となる。また、本変形例の場
合も、バリアメタル層5と誘電体層7とが直接接触しな
いので、誘電体層7の絶縁性能劣化を効果的に阻止でき
る。さらに、上記のようにバリアメタル層5の側端部を
後退させることにより、下部電極層6を形成する際に、
自動的に隣り合う下部電極間を分離することが可能とな
る。
【0049】なお、図9に示されるバリアメタル層5と
下部電極層6の形成方法としては、次のようなものを挙
げることができる。まず、埋込導電層4上から層間絶縁
層2上に延在するようにバリアメタル層5を堆積し、こ
の上に第1の下部電極層6dを形成する。この第1の下
部電極層6dを所定形状にパターニングした後、第1の
下部電極層6dを覆うようにたとえばシリコン酸化膜な
どからなる絶縁層を堆積し、この絶縁層に全面異方性エ
ッチバック処理を施す。それにより、側壁絶縁層13が
形成される。次に、過酸化水素もしくは硫酸過水などを
用いたウエットエッチング処理によってバリアメタル層
5の側端部を後退させる。その後、スパッタリング法な
どを用いて第2の下部電極層6eを堆積する。その後、
層間絶縁層2の上に残余する導電層を除去する。この除
去の方法としては、第2の下部電極層6eの全面異方性
エッチバックあるいは層間絶縁層2の表面のウエットエ
ッチングによるリフトオフなどの手法を挙げることがで
きる。以上の工程を経て図9に示される下部電極層6と
バリアメタル層5とが形成できる。
【0050】<第2変形例>次に、図10を参照して、
この第2変形例では、バリアメタル層5の側端部5bを
覆うように絶縁層12が形成される。そして、この絶縁
層12上に延在するように誘電体層7と上部電極層8と
が形成される。本変形例の場合も、上記の実施の形態3
の場合と同様に、キャパシタ容量を増大することが可能
となるとともに、誘電体層7とバリアメタル層5とが直
接接触するのを効果的に阻止することが可能となる。
【0051】(実施の形態4)次に、図11と図12と
を用いて、この発明の実施の形態4とその変形例とにつ
いて説明する。図11は、この発明の実施の形態4にお
ける半導体装置を示す断面図である。
【0052】図11を参照して、本実施の形態4では、
層間絶縁層2の表面にウエットエッチング処理を施すこ
とにより凹部2bを形成している。この凹部2bは、バ
リアメタル層5下にまで延在している。そして、誘電体
層7は、凹部2bの底面上に延在し、この誘電体層7上
に上部電極層8が延在している。また、凹部2bの側端
部と誘電体層7との間には空間19が存在している。
【0053】本実施の形態4の場合も、上記の実施の形
態1の場合と同様に、バリアメタル層5の側壁上にまで
延在するようにキャパシタ9を形成することができるの
で、キャパシタ容量を増大させることが可能となる。ま
た、誘電体層7とバリアメタル層5とが直接接触するの
を効果的に抑制することができるので、誘電体層7の絶
縁性能劣化を効果的に抑制することも可能となる。
【0054】次に、図12を用いて、上記の実施の形態
4の変形例について説明する。図12は、実施の形態4
の変形例における半導体装置を示す断面図である。
【0055】<変形例>図12を参照して、本変形例で
は、凹部2b内に絶縁層14を形成している。そして、
誘電体層7と上部電極層8とは絶縁層14上に延在して
いる。絶縁層14の材質としては、シリコン酸化膜やこ
れを主成分とする膜などの比誘電率の低い材質を挙げる
ことができる。本変形例の場合も、上記の実施の形態4
の場合とほぼ同様の効果が得られる。
【0056】(実施の形態5)次に、図13〜図18を
用いて、この発明の実施の形態5について説明する。図
13は、この発明の実施の形態5における半導体装置を
示す断面図である。
【0057】図13を参照して、本実施の形態5では、
バリアメタル層5と下部電極層6との積層構造の側壁
に、下部電極層6と同じ材質からなる側壁導電層6bが
形成されている。このような側壁導電層6bを形成する
ことにより、この側壁導電層6bをもキャパシタ9の下
部電極として用いることが可能となる。それにより、キ
ャパシタ容量を増大させることが可能となる。また、側
壁導電層6bがバリアメタル層5の側壁をも覆うように
形成されているので、誘電体層7とバリアメタル層5と
が直接接触することを阻止できる。さらに、図13に示
されるように、側壁導電層6bは、バリアメタル層5か
ら離れる方向に張り出す張出部20を備えているので、
キャパシタ容量をさらに増大させることが可能となる。
【0058】次に、図14〜図18を用いて、上記の実
施の形態5における半導体装置の製造方法について説明
する。図14〜図18は、実施の形態5における半導体
装置の製造工程の特徴的な第1工程〜第5工程を示す断
面図である。
【0059】まず図14を参照して、半導体基板1の主
表面上に層間絶縁層2とコンタクトホール3と埋込導電
層4とを形成した後、埋込導電層4上から層間絶縁層2
上に延在するようにバリアメタル層5と下部電極層6と
の積層構造を形成する。次に、図15を参照して、この
積層構造を覆うようにスパッタリング法などを用いて、
導電層6bを形成する。この導電層6b上に、図16に
示されるように、CVD法などを用いて酸化物層15を
形成する。この酸化物層15に異方性の全面エッチバッ
ク処理を施す。
【0060】それにより、図17に示されるように、側
壁絶縁層15aを形成する。次に、この側壁絶縁層15
aをマスクとして用いて、導電層6bにエッチング処理
を施す。それにより、図18に示されるように、張出部
20を有する側壁導電層6bが形成される。その後、側
壁絶縁層15aを除去し、誘電体層7と上部電極層8と
を順次形成する。以上の工程を経て図13に示される半
導体装置が形成される。
【0061】(実施の形態6)次に、図19〜図24を
用いて、この発明の実施の形態6について説明する。図
19は、この発明の実施の形態6における半導体装置を
示す断面図である。図19を参照して、本実施の形態6
では、キャパシタ9の下部電極(下部電極層6と側壁導
電層6cとで構成される)の表面に凹凸部21を形成し
ている。そして、この凹凸部21に沿って誘電体層7と
上部電極層8とを形成している。このように下部電極の
表面に凹凸部21を形成することにより、下部電極の表
面積を増大させることが可能となる。それにより、キャ
パシタ容量を増大させることが可能となる。
【0062】次に、再び図19を用いて、上記の凹凸部
21についてより詳しく説明する。図19に示されるよ
うに、本実施の形態6では、上記の実施の形態5の場合
と同様に側壁導電層6cが形成されているが、この側壁
導電層6cの上端部が下部電極層6の上面よりも高い位
置に配置されている。それにより、側壁導電層6cの上
端部と下部電極層6の上面とでキャパシタ9の下部電極
に凹凸部21が形成されることとなる。なお、側壁導電
層6cは、たとえば円筒形状を有するものであってもよ
い。また、上記以外の凹凸部が下部電極表面に形成され
てもよい。
【0063】次に、図20〜図24を用いて、図19に
示される実施の形態6における半導体装置の製造方法に
ついて説明する。図20〜図24は、実施の形態6にお
ける半導体装置の製造工程における特徴的な第1工程〜
第5工程を示す断面図である。
【0064】まず図20を参照して、上記の実施の形態
5の場合と同様の工程を経て下部電極層6までを堆積し
た後、この下部電極層6上にたとえばTiNなどからな
るキャップ層16を形成する。そして、このキャップ層
16と、下部電極層6と、バリアメタル層5とを順次パ
ターニングする。次に、図21を参照して、キャップ層
16を覆うように導電層6cを形成し、この導電層6c
上にシリコン酸化膜などからなる絶縁層17を形成す
る。
【0065】次に、図22に示されるように、絶縁層1
7に異方性の全面エッチバック処理を施す。それによ
り、側壁絶縁層17aを形成する。そして、この側壁絶
縁層17aをマスクとして用いて導電層6cにエッチン
グ処理を施す。それにより、図23に示されるように、
側壁導電層6cを形成する。
【0066】次に、図24に示されるように、側壁絶縁
層17aを除去する。その後、キャップ層16を除去す
る。それにより、凹部21が形成されることとなる。そ
して、誘電体層7と上部電極層8とを順次形成する。以
上の工程を経て図19に示される半導体装置が形成され
ることとなる。
【0067】以上のように本発明の実施の形態について
説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのす
べての変更が含まれることが意図される。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の1つの
局面では、バリアメタル層の側壁を覆うように下部電極
を形成している。それにより、バリアメタル層の上面上
ばかりでなく側壁上にもキャパシタを形成することが可
能となる。その結果、誘電体層の物性に依存することな
く、従来例よりもキャパシタ容量を増大させることが可
能となる。
【0069】なお、バリアメタル層の厚みを下部電極の
厚みよりも大きくした場合には、より効果的にキャパシ
タ容量を増大させることが可能となる。また、バリアメ
タル層の周囲に凹部を形成し、この凹部の側壁上にまで
下部電極を延在させた場合にも、キャパシタ容量を増大
させることが可能となる。また、バリアメタル層の周縁
部をテーパ形状とした場合には、下部電極や誘電体層の
被覆性を向上させることが可能となり、誘電体層の製造
方法の自由度を増大させることが可能となる。この場合
には、バリアメタル層の厚みを大きくすることによりキ
ャパシタ容量を増大させることが可能となる。また、下
部電極を第1と第2の下部電極層により構成し、この第
1と第2の下部電極層間に側壁絶縁層を介在させた場合
には、第2の下部電極層を側壁絶縁層上にまで延在させ
ることにより側壁絶縁層上にキャパシタを形成すること
が可能となる。それにより、キャパシタ容量を増大させ
ることが可能となる。また、第1の下部電極層の側壁上
に第2の下部電極層を形成した場合や下部電極の表面に
凹凸を形成した場合にも、下部電極の表面積を増大させ
ることが可能となる。それにより、キャパシタ容量を増
大させることが可能となる。
【0070】この発明の他の局面では、下部電極自体の
周縁部がテーパ形状を有している。それにより、誘電体
層の被覆性を良好に保持しつつ下部電極を厚膜化するこ
とが可能となる。その結果、上記の1つの局面の場合と
同様の原理で、キャパシタ容量を増大させることが可能
となる。
【0071】なお、下部電極下のバリアメタル層の周縁
部もテーパ形状を有する場合には、バリアメタル層近傍
において誘電体層が薄膜化されるのを効果的に抑制でき
る。また、バリアメタル層の側壁を覆うように絶縁層を
形成した場合には、誘電体層とバリアメタル層とが直接
接触するのを阻止でき、誘電体層の絶縁性能劣化を効果
的に抑制することが可能となるばかりでなく、隣り合う
キャパシタ間での寄生容量をも低減できる。
【0072】この発明のさらに他の局面では、バリアメ
タル層上に第1の下部電極層の側壁を覆う側壁絶縁層が
形成され、この側壁絶縁層と第1の下部電極層とを覆う
よう第2の下部電極層が形成されている。第2の下部電
極層は側壁絶縁層上にまで延在するので、側壁絶縁層上
にもキャパシタを形成することが可能となる。それによ
り、キャパシタ容量を増大させることが可能となる。
【0073】なお、バリアメタル層の側壁を覆うように
絶縁層が形成された場合には、バリアメタル層と誘電体
層とが直接接触するのを効果的に阻止でき、誘電体層の
絶縁性能劣化を抑制することが可能となる。その結果、
信頼性の高い半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における半導体装置
を示す断面図である。
【図2】 実施の形態1の第1変形例を示す断面図であ
る。
【図3】 実施の形態1の第2変形例を示す断面図であ
る。
【図4】 実施の形態1の第3変形例を示す断面図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2における半導体装置
を示す断面図である。
【図6】 実施の形態2の第1変形例を示す断面図であ
る。
【図7】 実施の形態2の第2変形例を示す断面図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態3における半導体装置
を示す断面図である。
【図9】 実施の形態3の第1変形例を示す断面図であ
る。
【図10】 実施の形態3の第2変形例を示す断面図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態4における半導体装
置を示す断面図である。
【図12】 実施の形態4の変形例を示す断面図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態5における半導体装
置を示す断面図である。
【図14】 実施の形態5における半導体装置の製造工
程の特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図15】 実施の形態5における半導体装置の製造工
程の特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図16】 実施の形態5における半導体装置の製造工
程の特徴的な第3工程を示す断面図である。
【図17】 実施の形態5における半導体装置の製造工
程の特徴的な第4工程を示す断面図である。
【図18】 実施の形態5における半導体装置の製造工
程の特徴的な第5工程を示す断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態6における半導体装
置を示す断面図である。
【図20】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図21】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図22】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第3工程を示す断面図である。
【図23】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第4工程を示す断面図である。
【図24】 実施の形態6における半導体装置の製造工
程の特徴的な第5工程を示す断面図である。
【図25】 従来の高誘電率材料キャパシタを有する半
導体装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 層間絶縁層、2a,2b,21
凹部、3 コンタクトホール、4 埋込導電層、5 バ
リアメタル層、5a,6a テーパ部、5b側端部、6
下部電極層、6b,6c 側壁導電層、6d 第1の
下部電極層、6e 第2の下部電極層、7 誘電体層、
8 上部電極層、9 キャパシタ、10,12,14,
15,17 絶縁層、11,13,15a,17a,1
8 側壁絶縁層、16 キャップ層、19 空間、20
張出部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記主表面上に形成され該主表面に達するコンタクトホ
    ールを有する層間絶縁層と、 前記コンタクトホール内に形成された埋込導電層と、 前記埋込導電層上から前記層間絶縁層上に延在するよう
    に形成されたバリアメタル層と、 前記バリアメタル層の上面と側壁とを覆うように形成さ
    れたキャパシタの下部電極と、 前記下部電極を覆うように形成され、高誘電率材料から
    なる前記キャパシタの誘電体層と、 前記誘電体層を覆うように形成された前記キャパシタの
    上部電極と、を備えた、高誘電率材料キャパシタを有す
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記バリアメタル層の厚みは前記下部電
    極の厚みより大きい、請求項1に記載の高誘電率材料キ
    ャパシタを有する半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記バリアメタル層の周囲の前記層間絶
    縁層の上面には、前記バリアメタル層の側壁と連なる側
    壁を有する凹部が形成され、 前記下部電極は前記凹部の側壁上に延在する、請求項1
    または2に記載の高誘電率材料キャパシタを有する半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記バリアメタル層の周縁部はテーパ形
    状を有する、請求項1から3のいずれかに記載の高誘電
    率材料キャパシタを有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記下部電極は、第1の下部電極層と、
    該第1の下部電極層上に形成された第2の下部電極層と
    を含み、 前記バリアメタル層の側壁と前記第1の下部電極層の側
    壁とを覆うように側壁絶縁層が形成され、 前記第2の下部電極層は前記側壁絶縁層上に延在する、
    請求項1に記載の高誘電率材料キャパシタを有する半導
    体装置。
  6. 【請求項6】 前記下部電極は、前記バリアメタル層の
    上面を覆う第1の下部電極層と、前記バリアメタル層の
    側壁を覆い前記第1の下部電極層と接続される第2の下
    部電極層とを含み、 前記層間絶縁層と接する前記第2の下部電極層の底部は
    前記バリアメタル層から離れる方向に張り出す、請求項
    1に記載の高誘電率材料キャパシタを有する半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 前記下部電極の表面には凹凸部が形成さ
    れ、 前記凹凸部に沿って前記誘電体層と前記上部電極とが延
    在する、請求項1に記載の高誘電率材料キャパシタを有
    する半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記下部電極は、前記バリアメタル層の
    上面を覆う第1の下部電極層と、前記バリアメタル層の
    側壁を覆い前記第1の下部電極層と接続される第2の下
    部電極層とを含み、 前記第2の下部電極層の上端は前記第1の下部電極層の
    上面よりも高い位置にあり、 前記第1の下部電極層の上面と前記第2の下部電極層の
    上端とで前記凹凸部が形成される、請求項7に記載の高
    誘電率材料キャパシタを有する半導体装置。
  9. 【請求項9】 主表面を有する半導体基板と、 前記主表面上に形成され該主表面に達するコンタクトホ
    ールを有する層間絶縁層と、 前記コンタクトホール内に形成された埋込導電層と、 前記埋込導電層上から前記層間絶縁層上に延在するよう
    に形成されたバリアメタル層と、 前記バリアメタル層上に形成され、周縁部がテーパ形状
    を有するキャパシタの下部電極と、 前記下部電極を覆うように形成され、高誘電率材料から
    なる前記キャパシタの誘電体層と、 前記誘電体層を覆うように形成された前記キャパシタの
    上部電極と、を備えた、高誘電率材料キャパシタを有す
    る半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記バリアメタル層の周縁部はテーパ
    形状を有し、前記バリアメタル層の側壁は前記下部電極
    の側壁の下端から連続して下方に延びる、請求項9に記
    載の高誘電率材料キャパシタを有する半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記層間絶縁層上には、前記バリアメ
    タル層の側壁を覆うように絶縁層が形成され、 前記誘電体層と前記上部電極は、前記絶縁層上に延在す
    る、請求項9または10に記載の高誘電率材料キャパシ
    タを有する半導体装置。
  12. 【請求項12】 主表面を有する半導体基板と、 前記主表面上に形成され該主表面に達するコンタクトホ
    ールを有する層間絶縁層と、 前記コンタクトホール内に形成された埋込導電層と、 前記埋込導電層上から前記層間絶縁層上に延在するよう
    に形成されたバリアメタル層と、 前記バリアメタル層上に形成されたキャパシタの第1の
    下部電極層と、 前記第1の下部電極層の側壁を覆うように前記バリアメ
    タル層上に形成された側壁絶縁層と、 前記下部電極層と前記側壁絶縁層とを覆うように形成さ
    れ、前記第1の下部電極層と接続される前記キャパシタ
    の第2の下部電極層と、 前記第2の下部電極層を覆うように形成され、高誘電率
    材料からなる前記キャパシタの誘電体層と、 前記誘電体層を覆うように形成された前記キャパシタの
    上部電極と、を備えた、高誘電率材料キャパシタを有す
    る半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記バリアメタル層の側壁を覆うよう
    に前記層間絶縁層上には絶縁層が形成され、 前記誘電体層と前記上部電極とは前記絶縁層上に延在す
    る、請求項12に記載の高誘電率材料キャパシタを有す
    る半導体装置。
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KR100691495B1 (ko) * 1999-07-24 2007-03-09 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 소자의 캐패시터 형성 방법

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