JPH0821695B2 - 高集積半導体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

高集積半導体メモリ装置及びその製造方法

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JPH0821695B2
JPH0821695B2 JP3234350A JP23435091A JPH0821695B2 JP H0821695 B2 JPH0821695 B2 JP H0821695B2 JP 3234350 A JP3234350 A JP 3234350A JP 23435091 A JP23435091 A JP 23435091A JP H0821695 B2 JPH0821695 B2 JP H0821695B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリ装置及びそ
の製造方法に係り、特にスタック型またはスタックート
レンチ型キャパシタ製造時に生ずる多結晶シリコンの残
留物(residue)により素子の電気的特性が破壊されるこ
とを防止した高集積半導体メモリ装置及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルの集積度が増加するほど微細
加工技術の限界による多くの問題点が生じている。特に
蝕刻技術においては、工程ステップの増加による過度の
表面屈曲のためその問題がより深刻である。
【0003】通常、平坦な表面に塗布された物質を蝕刻
する場合に、塗布された物質とその表面を構成する物質
との化学的反応により生成されるかもしれない新たな物
質に対する考慮をしなければ、蝕刻工程後前記表面に塗
布物質の残留物が残される心配はない。しかし、前記表
面が過度に屈曲されている場合はその限りでなく、塗布
物質の残留物が残される心配がある。これは前記屈曲さ
れた表面に塗布される物質の厚さが部分的に異なるとい
う現象による。
【0004】一定した段差塗布性(Step Coverage)を
有する物質をある形状の表面に塗布する時、塗布された
前記物質の厚さは平坦なところでは一定するが、屈曲に
より段差の生じた部分ではその厚さを異にする。即ち、
通常段差角部や段差壁部分では薄く形成され、段差壁と
底部が連結される部分(隅)では厚く形成される。
【0005】前述したような形状で塗布された物質を蝕
刻して除去する時、前記隅に塗布された物質は蝕刻工程
が終了する時までに除去されず残されている場合が多い
が、これはその隅が厚く塗布されていることが原因とな
っている。
【0006】蝕刻工程が終わった後にも除去されず残さ
れた前記物質を残留物と言うが、前記残留物は基板表面
に部分的に形成された活性領域と活性領域との間に存し
て前記二つの活性領域を電気的に連結するストリンガ
(stringer)を形成することにより電気的に絶縁すべき
素子間を導通させてしまうので動作に深刻な障害要素を
与えている。
【0007】前記現象、即ち残留物及びストリンガは主
として配線工程で問題視され、解決すべき主要課題とし
てクローズアップされているが、導電物質が使われる工
程においてはいずれもその問題が深刻であり、特に高集
積化しつつあるメモリセルにおいては問題解決が急務で
ある。
【0008】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)において、特にスタック(stack)型キャパシタ構造
においてはストレージ電極を形成するために塗布された
多結晶シリコン層の一部がセル単位にストレージ電極を
限定する工程で除去されるべきであるが、前記多結晶シ
リコンはゲート電極及びビットライン等によりその表面
が屈曲形状となった半導体基板上に塗布されているの
で、蝕刻工程時に前記屈曲の隅部分で除去されずに残る
多結晶シリコンの残留物によりストリンガの形成される
場合が生ずる。
【0009】前記ストリンガはセルとセルとの間のスト
レージ電極をつなぐブリッジの役割を果たしてメモリセ
ルに逆情報を貯蔵する等の問題を起こしてメモリ特性を
低下させる。
【0010】図1AからCを参照して従来の方法により
スタック型キャパシタを製造するにおいて生ずる問題点
を説明する。
【0011】前記図面はスタック型キャパシタのうちシ
リンダ(Cylinder)形のストレージ電極をモデルとす
る。
【0012】半導体基板10の活性領域にソース14、
ドレイン16及びゲート電極18を具備したトランジス
タを形成し、前記ドレイン16と接するようにビットラ
イン20を形成する。次いで前記ソース14の表面を開
けてストレージ電極接触のためのコンタクトホールを形
成し、前記コンタクトホールの形成された半導体基板の
全面に不純物のドープされた第1多結晶シリコン層10
0aを形成するが、この時前記不純物は前記ソース14
領域の不純物のようなタイプにする(図1A)。
【0013】前記第1多結晶シリコン層100aの形成
された半導体基板の全面に絶縁膜、例えばポリイミド
(Polyimide)、TEOS(Tetra-Ethyl-Ortho-Silicat
e)等をその表面が平坦に形成されるように塗布する。
この時前記絶縁膜30の厚さはシリンダ形のストレージ
電極において前記シリンダの高さを決定し、その高さは
セルキャパシタンスを測定する基準になる。
【0014】次いで、ストレージ電極形成のためのマス
クパターンを用いて前記絶縁膜上に感光膜パターンを形
成した後、異方性蝕刻により前記絶縁膜の一部分を除去
することによりシリンダ形のストレージ電極を形成する
ための絶縁膜の開口部を形成する。
【0015】前記開口部の形成された半導体基板の全面
に第2多結晶シリコン層を形成した後に異方性蝕刻を行
い、これにより前記絶縁膜の開口部の側壁に第2多結晶
シリコン層よりなったスペーサを形成するが、この時前
記第1多結晶シリコン層と第2多結晶シリコン層は前記
異方性蝕刻に対して異なる蝕刻選択比を有するので、絶
縁膜の開口部の底辺には第2多結晶シリコン層のみ除去
され前期第1多結晶シリコン層は除去されず残されて前
記スペーサと連結される形状になる(図1B)。
【0016】絶縁層30を湿式蝕刻により除去しストレ
ージ電極の形成のためのマスクパターンを用いて第1多
結晶シリコン層の一部分を除去することにより、各セル
単位に限定され第1及び第2多結晶シリコン層より構成
されるシリンダ形のストレージ電極を完成する。
【0017】次いで、前記ストレージ電極の形成された
半導体基板の全面に高誘電物質、例えばTa2O5等を薄
く塗布して誘電体膜60を形成し、前記誘電体膜60全
面に第3多結晶シリコン層を塗布してプレート電極を形
成することによりストレージ電極100、200、誘電
体膜60及びプレート電極70より構成されるセルキャ
パシタC1、C2を完成する(図1C)。
【0018】前述の通りの前記シリンダ形のキャパシタ
は第2多結晶シリコン層より構成されたスペーサを前記
第1多結晶シリコン層より形成された下部電極100に
追加して形成することによりセルキャパシタンスの増加
を図ったが、前記第1多結晶シリコン層は下部構造物、
即ちゲート電極、ビットライン及びフィールド酸化膜に
より屈曲の形成された半導体基板上に形成されるので、
前記屈曲の隅部分(図1Cではビットラインの凹部分)
では前記第1多結晶シリコン層が厚いので蝕刻工程が終
わった後にも除去されず残される第1多結晶シリコン層
の残留物101が形成される。
【0019】前記残留物は図1Cに示されるように基板
表面の凹部分に沿って連結されセルとセルとをつなぐス
トリンガ形に形成される場合があるが、これは各セルに
貯蔵される情報が前記ストリンガにより他のセルに伝達
される現象を誘発する等の問題を発生させ素子の信頼性
を低下させるので、セルキャパシタ製造時に生ずる前記
残留物除去問題はメモリ素子の<特にそのセルキャパシ
タの構造がスタック型の場合>信頼性向上のために必ず
解決すべき課題として残される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はその表
面の屈曲のために導電物質の残留物が残される部分に予
め導電物質を残した後前記導電物質とストレージ電極を
隔離させることにより、セルキャパシタに貯蔵された情
報漏れを防止する高信頼性の半導体メモリ装置を提供す
ることである。
【0021】本発明の他の目的は前記半導体メモリ装置
の製造に適合した製造方法を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の目的は
ソース、ドレイン及びゲート電極を備えた一つのトラン
ジスタと、前記トランジスタのソースと電気的に連結さ
れ、ストレージ電極、誘電体膜及びプレート電極を具備
した一つのキャパシタよりなるメモリセルが規則的な形
に半導体基板に形成されたメモリ装置において、前記ス
トレージ電極を形成するために限定された領域を除いた
総ての領域に、前記ゲート電極とは層間絶縁膜により絶
縁され、前記ストレージ電極とは誘電体膜及びプレート
電極により隔離されるようにカバレージの良好な物質で
被覆層が形成されていることを特徴とする半導体メモリ
装置により達成される。
【0023】本発明の他の目的を達成するための一実施
例は、ソース、ドレイン及びゲート電極を備えた一つの
トランジスタと、前記トランジスタのソースと電気的に
連結され、ストレージ電極、誘電体膜及びプレート電極
を具備した一つのキャパシタよりなるメモリセルが規則
的な形に半導体基板に形成されたメモリ装置を製造する
において、前記トランジスタの形成された半導体基板の
全面に蝕刻阻止層、第1多結晶シリコン層及びその表面
が平坦化された絶縁層を順次に積層する工程と、前記絶
縁層の全面に感光膜を塗布した後パターニングして感光
膜パターンを形成する工程と、前記感光膜パターンをマ
スクとして前記絶縁層を蝕刻する工程と、前記絶縁層の
蝕刻後残された絶縁層をマスクとして前記第1多結晶シ
リコン層を蝕刻する工程と、前記感光膜パターンを除去
する工程と、前記感光膜パターンの除去された半導体基
板の全面にスペーサ物質を形成する工程と、前記スペー
サ物質を異方性蝕刻することによりパターン化された絶
縁層及び第1多結晶シリコン層の側壁にスペーサを残す
と共にソース上に積層されている隔離層と蝕刻阻止層と
酸化膜を取り除いて前記ソースを露出させる工程と、前
記スペーサの形成された半導体基板の全面に第2多結晶
シリコン層を形成する工程と、前記第2多結晶シリコン
層の形成された半導体基板の全面に第1物質を塗布する
工程と、屈曲された第2多結晶シリコン層の突出部分が
露出される時まで前記塗布された第1物質をエッチバッ
クする工程と、前記第2多結晶シリコン層を蝕刻して各
セル単位に隔離させることによりストレージ電極を完成
する工程と、前記第1物質を除去する工程と、前記パタ
ーン化された絶縁層及びスペーサの少なくとも一部分を
除去する工程と、形成されたストレージ電極を含む半導
体基板上の全表面に誘電体膜を形成する工程と、前記誘
電体膜の全面に第3多結晶シリコン層を形成することに
よりプレート電極が形成される工程と、を具備すること
を特徴とする。
【0024】本発明の他の目的を達成するための他の実
施例は前記一実施例において、蝕刻工程後残された絶縁
層及び第1多結晶シリコン層の側壁にスペーサを形成す
る工程を前記第1多結晶シリコン層の側壁を酸化させる
工程に代置することを特徴とする。
【0025】本発明の前述の他の目的を達成するための
他の実施例は前記一実施例において、前記絶縁層を単層
として実施した工程を蝕刻選択比の異なる二層に代置し
て実施し、前記二層を他の蝕刻選択比を有する蝕刻液
(Etchant)によりそれぞれ除去することを特徴とす
る。
【0026】
【作用】本発明は多結晶シリコン層の残留物が生ずる部
分に予め多結晶シリコン層を形成しておき、予め形成さ
れた前記多結晶シリコン層とストレージ電極を絶縁させ
ることにより、前記多結晶シリコン層の残留物によりセ
ルキャパシタに貯蔵された情報が破壊される現象を防止
することができる。また、予め形成された前記多結晶シ
リコン層の厚さ分ほど表面をより平坦化することができ
る。
【0027】
【実施例】以下、添付した図面を参照して本発明を詳細
に説明する。
【0028】図2は本発明による半導体メモリ装置の概
略的な断面の斜視図である。
【0029】本発明による半導体メモリ装置は、半導体
基板10に形成されたフィールド酸化膜12により限定
された活性領域にドレイン16とビットライン20を共
有し、それぞれ一つのソース14と一つのゲート電極1
8を具備したトランジスタT1、T2、前記トランジスタ
のソース14とそれぞれ電気的に連結されたストレージ
電極200及び前記ストレージ電極200の形成のため
に限定された領域を除いた総ての領域に形成され、前記
ストレージ電極200とは電気的に絶縁された第1多結
晶シリコン層100を具備していることが分かる。
【0030】トランジスタT1、T2、ビットライン20
及びフィールド酸化膜12によりその表面は屈曲されて
いるので、前記表面全体に多結晶シリコン層を形成した
後蝕刻工程を行えば、前記屈曲の隅部分で厚く形成され
た多結晶シリコン層は除去されず残されて残留物を形成
するが、これはセルの間を電気的に連結するストリンガ
となってセルキャパシタの情報貯蔵機能を破壊する。
【0031】本発明によれば、前述した通りの多結晶シ
リコン層の残留物が残される半導体基板の隅部分に予め
多結晶シリコン層を形成しておき、前記予め形成された
多結晶シリコンと各セルのストレージ電極とは電気的に
絶縁されるようにすることによりセルキャパシタの情報
貯蔵機能の破壊を防止できる。
【0032】図3AからEを参照して、本発明による半
導体メモリ装置をより詳細に説明する。
【0033】前記図面は前記半導体メモリ装置を構造す
るための一実施例の製造工程を図示してある。
【0034】まず図3Aは、半導体基板上に蝕刻阻止
層、第1多結晶シリコン層及び絶縁層を積層した後感光
膜パターンを形成する工程を図示したものであり、ドレ
イン16とビットライン20を共有し、それぞれが一つ
のソース14と一つのゲート電極18を具備したトラン
ジスタが形成された半導体基板10の全面に蝕刻阻止層
40a、例えばシリコンナイトライド(Si3N4)を薄く蒸
着し、前記蝕刻阻止層40aの全面に第1多結晶シリコ
ン層100aを形成する。
【0035】この時、前記蝕刻阻止層及び第1多結晶シ
リコン層は、例えば化学気相蒸着(CVD)のような方
法により蒸着され下部構造物の屈曲を再現する形に形成
される。次いで、前記第1多結晶シリコン層100a の
形成された半導体基板の全面に絶縁層32a、例えば、
BPSG(Borophosilicate Glass)、TEOS(Tetra
-Ethyl-Ortho-Silicate)等を蒸着した後、その表面を
平坦化するが、この時、前記絶縁層の厚さはシリンダ構
造のストレージ電極において、前記シリンダの高さを決
定する要素であり、前記高さはセルキャパシタンスを調
節するので、所望のセルキャパシタンスに応じて前記絶
縁層の厚さを調節する。
【0036】感光膜パターン50は前記絶縁層32aの
全面に感光膜を塗布した後ストレージ電極形成のための
マスクパターンを適用して形成されるが、前記マスクパ
ターンはストレージ電極が前記トランジスタのソース領
域14と接続され、各セル単位に区分されるように設計
されるべきものである。
【0037】この時、前記蝕刻阻止層40aと前記絶縁
層32aは湿式蝕刻において異なる蝕刻選択比を有する
物質で形成されるべきであるが、これは前記絶縁層を湿
式蝕刻により除去してストレージ電極と前記第1多結晶
シリコン層を隔離する工程において、前記蝕刻阻止層に
より絶縁層の湿式蝕刻を止めさせることにより、ゲート
電極18を絶縁させるために形成された層間絶縁膜19
を保護するためである。通常Si3N4、BPSG及びT
EOSは湿式蝕刻において異なる蝕刻選択比を有するの
で前述の条件を満たす。また、第1多結晶シリコン層1
00aは不純物をドープするか否かを自由自在に選択し
て実施しうる。
【0038】図3Bは、パターン化された絶縁層及び第
1多結晶シリコン層の側壁にスペーサを形成する工程を
示したものであり、前記感光膜パターン50をマスクと
して前記図3Aに図示された絶縁層32aを乾式蝕刻し
た後、再び前記感光膜パターン50及び前記乾式蝕刻に
よりパターン化された絶縁層32をマスクとして前記第
1多結晶シリコン層100aを乾式蝕刻することにより
感光膜パターン50と同一のパターンを前記絶縁層及び
第1多結晶シリコン層に形成する。
【0039】次いで、半導体基板の全面に隔離層として
酸化膜が形成されるが、例えばこの酸化膜は絶縁層32
と乾式蝕刻に対しては大きい蝕刻選択比を有し、湿式蝕
刻に対しては小さい蝕刻選択比を有する。
【0040】その後、異方性蝕刻工程でパターン化され
た絶縁層32及び第1多結晶シリコン層100の側壁に
酸化膜スペーサ34を形成する。
【0041】この時、絶縁層32は前記異方性蝕刻工程
に対して異なる蝕刻選択比を有するので除去されず残さ
れる。
【0042】前記図3Bにおいて注意すべき点は、異方
性蝕刻工程によりパターン化された絶縁層及び第1多結
晶シリコン層の側壁にスペーサが形成されるのみなら
ず、前記蝕刻工程によりトランジスタのソース14表面
が開けられてその表面が自然に露出されるのでコンタク
トホール形成のための追加的な工程を必要としないとい
うことである。
【0043】図3Cは、各セル単位にストレージ電極を
形成する工程を図示したものであり、スペーサ34の形
成された半導体基板の全面に不純物のドープされた第2
多結晶シリコン層を、例えば化学気相蒸着(CVD)に
より蒸着した後、前記第2多結晶シリコン層を完全に覆
うほどに感光膜を塗布する。次いで、図3Cに示したよ
うに屈曲された第2多結晶シリコン層の突出部分が露出
される時まで前記感光膜をエッチバック(etching back
)した後、前記エッチバックによりその表面が露出さ
れた第2多結晶シリコン層の一部分は蝕刻により除去す
ることにより各セル単位に限定されたストレージ電極2
00を完成する。
【0044】前記図面において、第2多結晶シリコン
層、即ちストレージ電極と第1多結晶シリコン層100
はスペーサ34により隔離され電気的に絶縁が可能であ
ることが分かるが、これは多結晶シリコン層の残留物に
よりセルキャパシタの情報が破壊されることを防止する
ためのものである。
【0045】図3Dは、絶縁層及びスペーサを除去する
工程を図示したものであり、感光膜52を除去した後半
導体基板を蝕刻液に浸漬して、湿式蝕刻に対してその蝕
刻選択比が等しい絶縁層32及びスペーサ34を同時に
除去する。この時、蝕刻阻止層40は前記湿式蝕刻に対
して層間絶縁膜19を保護する役割を果たすことにより
ゲート電極18が表面に露出されることを防止する。
【0046】図3Eは、誘電体膜及びプレート電極を形
成する工程を図示したものであり、前記絶縁膜及びスペ
ーサの除去された半導体基板全面に高誘電体、例えばTa
2O5のような物質を薄く塗布して誘電体膜60を形成
し、前記誘電体膜60の全面に不純物のドープされた第
3多結晶シリコン層を積層することによりストレージ電
極200、誘電体膜60及び電極70を具備したセルキ
ャパシタを完成する。
【0047】この時、前記第1多結晶シリコン層100
は不純物のドープされていない状態に置くか、それとも
不純物のドープされていない場合はプレート電極と電気
的に接続するか接地させた方が好適である。
【0048】図4AからDは本発明による半導体メモリ
装置を製造するための他の実施例の製造工程を図示した
断面図である。前記他の実施例においては、パターン化
された絶縁層32及び第1多結晶シリコン層100の側
壁にスペーサ34を形成した一実施例の工程を前記第1
多結晶シリコン層の側壁を酸化させる工程に代置して進
む。
【0049】まず図4Aは、パターン化された第1多結
晶シリコン層の側壁に酸化膜を形成する工程を図示した
ものであり、前記図3Aの感光膜パターン50をマスク
としてパターン化された絶縁層32及び第1多結晶シリ
コン層100を形成した後、このパターン形成の完成し
た前記半導体基板を酸化性雰囲気に露出させることによ
り、第1多結晶シリコン層100の側壁に酸化膜33を
形成する。
【0050】コンタクトホール8は別途のマスク工程な
しに自己整合的な方法により形成されるが、これはトラ
ンジスタのソース14上に形成された酸化膜の厚さが極
めて薄いので、第1多結晶シリコン層100の側壁に酸
化膜を形成した後蝕刻阻止層40、例えば窒化膜の除去
のための蝕刻工程に露出させれば、絶縁層32及び酸化
膜33によりその表面が保護された領域以外の領域に形
成された窒化膜が除去されると同時に、前記ソース上に
積層された窒化膜及び酸化膜も共に除去され自己整合的
なコンタクトホール8の形成が完成される。この時、蝕
刻阻止層40は絶縁層32及び酸化膜33と異なる蝕刻
選択比を有するので、絶縁層32及び酸化膜33を湿式
蝕刻により除去する際前記蝕刻工程によりゲート電極が
露出されることを防ぐ。
【0051】図4Bは、各セル単位にストレージ電極を
形成する工程を図示したものであり、前記酸化膜33の
形成された半導体基板の全面に不純物のドープされた第
2多結晶シリコン層を蒸着した後、前記ストレージ電極
200を形成するが、これは前記図3Cのような方法に
よるため、その説明は省略する。
【0052】図4CからDは、ストレージ電極200、
誘電体膜60及びプレート電極70を具備するセルキャ
パシタを完成する工程を図示したものであり、蝕刻液で
絶縁層32及び酸化膜33を除去し、次いで半導体基板
の全面に誘電体膜60を形成した後、不純物のドープさ
れた第3多結晶シリコン層を蒸着してプレート電極を形
成することにより、ストレージ電極200、誘電体膜6
0及びプレート電極70を具備するセルキャパシタを完
成する。
【0053】図4AからDにおいて、前記一実施例では
スペーサ34によりストレージ電極200と第1多結晶
シリコン層100を離隔したことを、第1多結晶シリコ
ン層の側壁に形成された酸化膜33に代置して実施する
ことにより一実施例と同様の効果が得られる。
【0054】図5は、本発明のさらに他の実施例による
半導体メモリ装置の垂直断面図であり、前記図3Dでパ
ターン化された前記絶縁層32及びスペーサ34を湿式
蝕刻により除去した一実施例の工程を、乾式蝕刻により
前記絶縁層32及びスペーサ34の一部分のみ除去する
工程に代置して実施する。
【0055】前記図5の実施例は、一実施例で実施され
た湿式蝕刻が過度に進んだ場合の問題点を無くすための
もので、シリンダ形を形成するために前記スペーサによ
り保持された第2多結晶シリコン層の円筒柱が湿式蝕刻
と共に倒れることを防止するものである。即ち、通常第
2多結晶シリコン層の厚さは極めて薄く、大きいセルキ
ャパシタンスを確保するために前記円筒柱の高さは高く
するので第2多結晶シリコン層を保持したスペーサ34
が湿式蝕刻により除去されれば、薄く形成された前記第
2多結晶シリコン層(ストレージ電極)が倒れてしまう
場合が多い理由による。
【0056】図6AからBは本発明による半導体メモリ
装置を製造するためのさらに他の実施例の製造工程を図
示した断面図で、前記一実施例で用いられた蝕刻阻止層
40及び単層の絶縁層32aを、それぞれの蝕刻選択比
の異なる第1絶縁層36a及び第2絶縁層38aの多層絶
縁層に代置して実施することを特徴とする。
【0057】前記図6AからBによれば、第1絶縁層は
第2絶縁層とその蝕刻選択比が異なるべきであることは
勿論、ゲート電極を取り囲んだ層間絶縁膜19とも差が
出るべきであるが、これは一実施例で塗布された蝕刻阻
止層40がこの実施例においては塗布されないためであ
る。
【0058】乾式蝕刻により第2絶縁層及び第2絶縁層
の側壁に沿って形成されたスペーサの一部を等しい選択
比で除去した後、第1絶縁層と前記第1絶縁層の側壁に
沿って形成されたスペーサをさらに他の蝕刻工程により
除去するが、この時、前記蝕刻工程は極めて速い蝕刻速
度で進むので、前記蝕刻工程により層間絶縁膜19が除
去されないようにする。この時、通常第1及び第2絶縁
層はTEOS及びBPSG等のような絶縁物質で形成
し、前記層間絶縁膜19はHTO(High-Temperature-O
xide)のような絶縁物で形成する。
【0059】前記図6AからBに図示した実施例は、湿
式蝕刻によるストレージ電極の破壊を防止するのみなら
ず、蝕刻阻止層を必要としない工程を提供するところに
その意義がある。図7は本発明のさらに他の実施例によ
る半導体メモリ装置の垂直断面図で、前記図4AからD
の実施例と前記図7の実施例を併合して実施したもので
ある。
【0060】図8AからBは、本発明による半導体メモ
リ装置を製造するための他の実施例の製造工程を図示し
た断面図で、前記図4AからDの実施例と前記図6Aか
らBの実施例を併合して実施したものである。
【0061】
【発明の効果】以上に述べたように、多結晶シリコン層
の残留物が生ずる部分に予め多結晶シリコン層を形成し
ておき、予め形成された前記多結晶シリコン層とストレ
ージ電極を絶縁させることにより、前記多結晶シリコン
層の残留物によりセルキャパシタに貯蔵された情報が破
壊される現象を防止できるのみならず、予め形成された
前記多結晶シリコン層の厚さ分ほど表面をより平坦化で
きる。
【0062】シリンダの高さが決められた時、半導体基
板の表面が厚くなれば前記厚くなった分ほど上部構造物
の表面段差が縮められることは本発明の分野において通
常の知識を持つ人にとって容易に理解されうることは明
らかである。
【0063】本発明が前記実施例に限らず多くの変更が
本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有
した人によって可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)から(C)は従来の方法によるDRAM
セルのキャパシタ製造方法を示した断面図である。
【図2】本発明の一実施例による高集積半導体メモリ装
置の斜視図である。
【図3】(A)から(E)は本発明の一実施例による高
集積半導体メモリ装置の製造方法を示した断面図であ
る。
【図4】(A)から(D)は本発明の他の実施例による
高集積半導体メモリ装置の製造方法を示した断面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例による高集積半導体メモリ
装置の製造方法を示した断面図である。
【図6】(A)から(B)は本発明の他の実施例による
高集積半導体メモリ装置の製造方法を示した断面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例による高集積半導体メモリ
装置の垂直断面図である。
【図8】(A)から(B)は本発明の他の実施例による
高集積半導体メモリ装置の製造方法を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体基板 14 ソース 16 ドレイン 18 ゲート電極 40、40a 蝕刻阻止層 100、100a 第1多結晶シリコン層 32、32a、32b 絶縁層 34、34b スペーサ 36、36a 第1絶縁層 38、38a 第2絶縁層 50、52 感光膜パターン 60 誘電体膜 33 酸化膜 200 第2多結晶シリコン層、ストレージ電
極 70 第3多結晶シリコン層、プレート電極

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース、ドレイン及びゲート電極を備え
    た一つのトランジスタと、前記トランジスタのソースと
    電気的に連結され、ストレージ電極、誘電体膜及びプレ
    ート電極を具備した一つのキャパシタよりなるメモリセ
    ルが規則的な形に半導体基板に形成されたメモリ装置に
    おいて、前記ストレージ電極を形成するために限定され
    た領域を除いた総ての領域に、トランジスタ、ビットラ
    イン及びフィールド酸化物とは絶縁層により絶縁され前
    記ストレージ電極とは誘電体膜及びプレート電極により
    隔離されるように多結晶シリコン層が形成されているこ
    とを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】前記多結晶シリコン層は前記プレート電極
    と電気的に連結されることを特徴とする請求項1記載の
    半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】前記多結晶シリコン層は接地されたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】ソース、ドレイン及びゲート電極を備えた
    一つのトランジスタと、前記トランジスタのソースと電
    気的に連結され、ストレージ電極、誘電体膜及びプレー
    ト電極を具備した一つのキャパシタよりなるメモリセル
    が規則的な形に半導体基板に形成されたメモリ装置の製
    造方法において、前記トランジスタの形成された半導体
    基板の全面に蝕刻阻止層、第1多結晶シリコン層及びそ
    の表面が平坦化された絶縁層を順次に積層する工程と、
    前記絶縁層の全面に感光膜を塗布した後パターニングし
    て感光膜パターンを形成する工程と、前記感光膜パター
    ンをマスクとして前記絶縁層を蝕刻する工程と、前記絶
    縁層蝕刻後残された絶縁層をマスクとして前記第1多結
    晶シリコン層を蝕刻する工程と、前記感光膜パターンを
    除去する工程と、前記感光膜パターンの除去された半導
    体基板の全面に隔離層を形成する工程と、前記隔離層の
    形成されている全表面を異方性蝕刻することによりパタ
    ーン化された絶縁層及び第1多結晶シリコン層の側壁に
    スペーサを残すと共にソース上に積層されている隔離層
    と蝕刻阻止層と酸化膜を取り除いて前記ソースを露出さ
    せる工程と、前記スペーサの形成された半導体基板の全
    面に第2多結晶シリコン層を形成する工程と、前記第2
    多結晶シリコン層の形成された半導体基板の全面に第1
    物質を塗布する工程と、前記屈曲された第2多結晶シリ
    コン層の突出部分が露出されるまで前記塗布された第1
    物質をエッチバックする工程と、前記第2多結晶シリコ
    ン層を蝕刻して各セル単位に隔離させることによりスト
    レージ電極を完成する工程と、前記第1物質を除去する
    工程と、前記パターン化された絶縁層及びスペーサの少
    なくとも一部分を除去する工程と、形成されたストレー
    ジ電極を含む半導体基板上の全表面に誘電体膜を形成す
    る工程と、前記誘電体膜の全面に第3多結晶シリコン層
    を形成することによりプレート電極が形成される工程
    と、を具備することを特徴とする半導体メモリ装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】前記蝕刻阻止層は湿式蝕刻において前記絶
    縁層及びスペーサと蝕刻選択比が異なる物質であること
    を特徴とする請求項4記載の半導体メモリ装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記蝕刻阻止層は窒化物であることを特徴
    とする請求項5記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記第1多結晶シリコン層は不純物のドー
    プされない物質であることを特徴とする請求項4記載の
    半導体メモリ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第1多結晶シリコン層は不純物のドー
    プされた物質であることを特徴とする請求項4記載の半
    導体メモリ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1多結晶シリコン層は前記プレート
    電極と電気的に連結されることを特徴とする請求項8記
    載の半導体メモリ装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1多結晶シリコン層は接地される
    ことを特徴とする請求項8記載の半導体メモリ装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】前記パターン化された絶縁層及びスペー
    サの少なくとも一部分を除去する工程は湿式蝕刻を用い
    てパターン化された絶縁層及びスペーサの総てが除去さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項4記載の半導体
    メモリ装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記絶縁層はTEOS、BPSGのうち
    いずれか1つであることを特徴とする請求項11記載の
    半導体メモリ装置の製造方法。
  13. 【請求項13】前記隔離層は前記絶縁層と乾式蝕刻にお
    いて異なる蝕刻選択比を有し、湿式蝕刻においては等し
    いか類似な蝕刻選択比を有することを特徴とする請求項
    11記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  14. 【請求項14】前記第1物質は前記絶縁層及びスペーサ
    と乾式及び湿式蝕刻に対して異なる蝕刻選択比を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体メモリ装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】前記第1物質はフォトレジストであるこ
    とを特徴とする請求項14記載の半導体メモリ装置の製
    造方法。
  16. 【請求項16】前記パターン化された絶縁層及びスペー
    サの少なくとも一部分を除去する工程は乾式蝕刻を用い
    て前記絶縁層及びスペーサの一部のみを除去されるよう
    にして前記第1多結晶シリコン層の上部及び側壁に前記
    絶縁層及びスペーサの一部分を残すことを特徴とする請
    求項4記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  17. 【請求項17】前記絶縁層及びスペーサを等しい蝕刻速
    度で除去することを特徴とする請求項16記載の半導体
    メモリ装置の製造方法。
  18. 【請求項18】ソース、ドレイン及びゲート電極を備え
    た一つのトランジスタと、前記トランジスタのソースと
    電気的に連結され、ストレージ電極、誘電体膜及びプレ
    ート電極を備えた一つのキャパシタよりなるメモリセル
    が規則的な形に半導体基板に形成された半導体メモリ装
    置の製造方法において、前記トランジスタの形成された
    半導体基板の全面に第1多結晶シリコン層、第1絶縁層
    及びその表面が平坦化された第2絶縁層を順次に積層す
    る工程と、前記絶縁層の全面に感光膜を塗布した後パタ
    ーニングして感光膜パターンを形成する工程と、前記感
    光膜パターンをマスクとして前記絶縁層を蝕刻する工程
    と、前記絶縁層蝕刻後残された絶縁層をマスクとして前
    記第1多結晶シリコン層を蝕刻する工程と、前記感光膜
    パターンを除去する工程と、前記感光膜パターンの除去
    された半導体基板の全面に隔離層を形成する工程と、前
    記隔離層を異方性蝕刻することによりパターン化された
    絶縁層及び第1多結晶シリコン層の側壁にスペーサを残
    すと共にソース上に積層されている隔離層と蝕刻阻止層
    と酸化膜を取り除いて前記ソースを露出させる工程と、
    前記スペーサの形成された半導体基板の全面に第2多結
    晶シリコン層を形成する工程と、前記第2多結晶シリコ
    ン層の形成された半導体基板の全面に第1物質を塗布す
    る工程と、前記屈曲された第2多結晶シリコン層の突出
    部分が露出されるまで前記塗布された第1物質をエッチ
    バックする工程と、前記第2多結晶シリコン層を蝕刻し
    て各セル単位に隔離させることによりストレージ電極を
    完成する工程と、前記第1物質を除去する工程と、第2
    絶縁層の側壁に沿って形成されたスペーサの一部及び前
    記第2絶縁層を蝕刻速度を等しくして除去する工程と、
    第1絶縁層の側壁に沿って形成されたスペーサの残り部
    分及び前記第1絶縁層を蝕刻により除去する工程と、前
    記ストレージ電極の全表面及びパターン化された第1多
    結晶シリコン全表面を含む半導体基板上の全表面に誘電
    体膜を形成する工程と、前記誘電体膜の全面に第3多結
    晶シリコン層を形成することによりプレート電極が形成
    される工程と、を具備することを特徴とする半導体メモ
    リ装置の製造方法。
  19. 【請求項19】前記スペーサ、第1絶縁層及び第2絶縁
    層は乾式蝕刻により除去されることを特徴とする請求項
    18記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  20. 【請求項20】前記第1絶縁層は第2絶縁層及び層間絶
    縁膜と乾式蝕刻においてその蝕刻選択比が異なることを
    特徴とする請求項18記載の半導体メモリ装置の製造方
    法。
  21. 【請求項21】前記層間絶縁膜はゲート電極を電気的に
    絶縁させるために形成された膜であることを特徴とする
    請求項20記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  22. 【請求項22】前記第1絶縁層の蝕刻速度は前記層間絶
    縁膜の蝕刻速度より速いことを特徴とする請求項18記
    載の半導体メモリ装置の製造方法。
  23. 【請求項23】ソース、ドレイン及びゲート電極を備え
    た一つのトランジスタと、前記トランジスタのソースと
    電気的に連結され、ストレージ電極、誘電体膜及びプレ
    ート電極を具備した一つのキャパシタよりなるメモリセ
    ルが規則的な形に半導体基板に形成されたメモリ装置の
    製造方法において、前記トランジスタの形成された半導
    体基板の全面に蝕刻阻止層、第1多結晶シリコン層、第
    1絶縁層及びその表面が平坦化された第2絶縁層を順次
    に積層する工程と、前記絶縁層の全面に感光膜を塗布し
    た後パターニングして感光膜パターンを形成する工程
    と、前記感光膜パターンをマスクとして前記絶縁層を蝕
    刻する工程と、前記感光膜パターン及び蝕刻工程後残さ
    れた絶縁層をマスクとして前記第1多結晶シリコン層を
    蝕刻する工程と、前記感光膜パターンを除去する工程
    と、前記パターン化された第1多結晶シリコン層の側壁
    を酸化させ酸化膜を形成する工程と、前記ソース上にコ
    ンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホー
    ルの形成された半導体基板の全面に第2多結晶シリコン
    層を形成する工程と、前記第2多結晶シリコン層の形成
    された半導体基板の全面に第1物質を塗布する工程と、
    前記表面が屈曲された第2多結晶シリコン層の突出部分
    が露出されるまで前記塗布された第1物質をエッチバッ
    クする工程と、前記第2多結晶シリコン層を蝕刻して各
    セル単位に隔壁させることによりストレージ電極を完成
    する工程と、前記第1物質を除去する工程と、前記第1
    多結晶シリコン層の側壁に形成された酸化膜及び絶縁層
    を除去する工程と、前記ストレージ電極の全表面及びパ
    ターン化された第1多結晶シリコン全表面を含む半導体
    基板上の全表面に誘電体膜を形成する工程と、前記誘電
    体膜の全面に第3多結晶シリコン層を形成することによ
    りプレート電極が形成される工程と、を具備することを
    特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。
  24. 【請求項24】前記コンタクトホールは別途のマスク工
    程なしに自己整合的に形成されることを特徴とする請求
    項23記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  25. 【請求項25】前記絶縁層及び酸化膜は湿式蝕刻におい
    て等しいか類似な蝕刻選択比を有することを特徴とする
    請求項23記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  26. 【請求項26】前記酸化膜及び絶縁層は湿式蝕刻により
    完全に除去されることを特徴とする請求項23記載の半
    導体メモリ装置の製造方法。
  27. 【請求項27】前記絶縁層は乾式蝕刻においてその蝕刻
    選択比が異なる第1絶縁層及び第2絶縁層より形成され
    ることを特徴とする請求項26記載の半導体メモリ装置
    の製造方法。
  28. 【請求項28】前記第1絶縁層は層間絶縁膜と乾式蝕刻
    においてその蝕刻選択比が異なる物質であることを特徴
    とする請求項27記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  29. 【請求項29】前記第1絶縁層は層間絶縁膜より速く蝕
    刻されることを特徴とする請求項27記載の半導体メモ
    リ装置の製造方法。
  30. 【請求項30】前記酸化膜及び絶縁層は乾式蝕刻により
    その一部分のみ除去されることを特徴とする請求項23
    記載の半導体メモリ装置の製造方法。
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