JP2003535479A

JP2003535479A - 電気装置

Info

Publication number: JP2003535479A
Application number: JP2002500493A
Authority: JP
Inventors: ゲントナーヘルベルト; リーグルエルヴィン; ハウクラルフ
Original assignee: Robert Bosch GmbH
Current assignee: Robert Bosch GmbH
Priority date: 2000-06-02
Filing date: 2001-05-26
Publication date: 2003-11-25
Also published as: KR20020021170A; CN1381081A; DE10027363A1; DE10027363B4; EP1297592A1; US20020173199A1; US6652312B2; WO2001093377A1

Abstract

(57)【要約】本発明は、電気装置であって、閉鎖して１つのケーシングを形成する２つのケーシング部分を有しており、これらのケーシング部分が結合された状態でケーシング内室を画成するようになっており、該ケーシング内室内に配置された電気式／電子式の回路部と、該回路部を保護するためのシール材料とを有している形式のものに関する。本発明によれば、２つのケーシング部分がハーフシェルとして構成されていて、これらのハーフシェルの内部領域がそれぞれ内壁によって少なくとも２つの室に仕切られており、これらの室のうちのそれぞれ第１の室がシール材料によって満たされていて、回路部の寸法よりも大きく設計された空間的な寸法を有しており、この場合、２つのハーフシェルの組み立てた状態で、第２のハーフシェルの内壁が、第１のハーフシェルの内壁の外側に間隔を保って配置され、第１のハーフシェルの内壁の一部が、第２のハーフシェルの第１の室内に突入していて、前記回路部が２つのハーフシェル間で、第１の室内に充填されたシール材料によって、その電気的な接続部を除いていてシール材料によって被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、請求項１の上位概念部に記載した特徴を有する電気装置に関する。

【０００２】ヨーロッパ特許公告第０７２２６２４号明細書によれば、第１のケーシング部
分と、この第１のケーシング部分と共に閉鎖した１つのケーシングを形成する第
２のケーシング部分とを有する電気装置について公知である。ケーシング内には
、プリント基板として構成された回路部が配置されており、この場合、第１のケ
ーシング部分に形成された支持部材が、プリント基板に形成された間隙内に貫通
係合するようになっている。支持部材は、第２のケーシング部分を載せた時にプ
リント基板が第１のケーシング部分に向かって移動し、プリント基板と第１のケ
ーシング部分との間に配置されたシール材料が圧縮されて、ケーシングの側壁に
環状の隆起部が形成される位置に押し退けられ、それによって２つのケーシング
部分の載設領域をシールするように、構成されている。このような形式でシール
されたケーシング部分内で、プリント基板と第２のケーシング部分との間に、空
気で満たされた中空室が残存する。第２のケーシング部分に形成された固定部材
は、プリント基板がその一度得た終端位置で、圧縮されたシール材料の押圧力に
よって中空室内に押しやられ、それによって、シールされた隆起部がケーシング
壁部から外れることを避けるようになっている。この公知の装置においては、プ
リント基板に、支持部材のための間隙を設ける必要があり、それによって電気式
的な及び／又は電子的な素子をプリント基板上に配置するためのスペースが損な
われるという欠点がある。しかも、電気的な接続導線は、ケーシング部分間の隆
起部状のシールによってケーシング内部にガイドされないので、高価な形式で、
２つのケーシング部分の一方に設けた別個の貫通孔を通してケーシング内室内に
ガイドしなければならない。この貫通孔は付加的にシールする必要があり、従っ
てより高価な費用が必要とされる。閉じた中空室内でのプリント基板上の有害ガ
スは、プリント基板上の電子構成素子の機能に不都合な影響を与える。

【０００３】発明の利点請求項１の特徴を有する本発明による電気装置によって、従来技術における欠
点が避けられ、ケーシング内に配置された回路部のための不都合な周囲の影響に
対して確実に保護することができる。本発明による装置は、撥ね水、湿気に対し
て又は水に侵入する際に、回路部の十分なシールを保証する。この装置は、簡単
で安価に製造され、２つのハーフシェルを有しており、これら２つのハーフシェ
ルの内部領域は、それぞれ内壁によって少なくとも２つの室に仕切られており、
これら２つの室のうちの第１の室が、シール材料有利にはゲルによって満たされ
ていて、回路部の寸法よりも大きい空間的な寸法を有している。２つのハーフシ
ェルを組み立てた状態で、第２のハーフシェルの内壁は第１のハーフシェルの内
壁の外側に間隔を保って配置され、これによって、２つのハーフシェル内に収容
されたシール材料が、環状に延びるフレーム状の領域内で、回路部を取り囲んで
接触し、接続し合い、これによって回路部を取り囲んでシールするようになって
いる。ケーシング寸法の公差、シール材料の充填時の公差、シール材料の硬化時
の収縮プロセスに基づいて、第１の室内に充填されたシール材料は、２つのハー
フシェルを接合する前に半月板を形成するので、シール材料の表面は２つの室内
で凹状に湾曲して、内壁の上縁部に当接するが、室の中央でほぼ内方に戻るよう
になっている。これによって、対抗措置を講ずる必要なしに、２つのハーフシェ
ルを接合する際の凹状の湾曲に基づいて、プリント基板の上又は下に中空室が生
じることを避けることができる。中空室が存在することによって、２つのハーフ
シェルを接合する際にプリント基板の縁部領域におけるシール材料がやや押し退
けられることによって縁部領域のシールに欠陥が生じることを避けるために、第
１のハーフシェルの内壁は、２つのハーフシェルを接合する際に部分的に第２の
ハーフシェルの第１の室内に侵入するようになっている。これによって、２つの
ハーフシェルの互いに係合し合う第１の室は、オーバーラップ領域を形成し、こ
の場合、回路部の縁部領域を十分に確実にシール材料によって環状に取り囲むよ
うにするために、ハーフシェルの接合時に、十分な量のシール材料が前記オーバ
ーラップ領域から押しやられる。このように有利な形式で、回路部が、２つのハ
ーフシェル間で、２つの第１の室内に充填されたシール材料によって、その電気
的な接続部を除いて包囲されるか、若しくはシール材料内に包囲して配置される
。

【０００４】本発明の有利な実施態様及び変化実施例は、従属請求項に記載した特徴によっ
て可能である。

【０００５】有利には、ハーフシェルの内部領域がそれぞれ、ハーフシェルの互いに向き合
う２つの側壁を互いに接続する互いに平行に延びる２つの内壁によって、中央に
配置された第１の室と、この第１の室に側方で接続された第２の室とに仕切られ
ている。ハーフシェル内に設けられた第２の室は、特に、２つのハーフシェルの
接合時に第１の室から押し退けられた余剰のシール材料のための受容領域として
もちいられる。第１及び第２のハーフシェルの内壁間の間隔によって、第１の室
から押し退けられたシール材料のための流出通路が形成され、この流出通路を介
してシール材料が第２の室内に漏れ出るようになっている。

【０００６】有利には、ハーフシェルが係止手段を介して互いに結合可能である。２つのハ
ーフシェルを接合する際に、より多量のシール材料が圧縮され、第１の室のオー
バーラップ領域から押しやられる。接続手段なしで、圧縮によって得られた強い
押圧力が２つのハーフシェルを再び互いに離れる方向に押圧する。そのために係
止手段は、より強い力に耐えることができるものでなければならない。従って、
係止手段が、一方のハーフシェルに配置された係止フックを包囲するようになっ
ており、該係止フックがそれぞれ、他方のハーフシェルに配置されたガイドスリ
ットに係合して、この係止フックの係止突起がそれぞれ、ガイドスリット内に配
置された突起の後ろ側に顎状に係合するようになっていれば、有利である。ガイ
ドスリットは係止フックを保護するので、係止突起が誤って解除されることはな
い。特に、それぞれ１つのガイドスリットの幅及び、所属の係止突起の幾何学的
な形状は、突起の後ろ側に顎状に係合する係止突起がその係止位置から再び、破
壊されることなしに解除されるように互いに合わされている。

【０００７】有利には、ハーフシェルの側壁が切欠を有しており、これらの切欠が、ケーシ
ングの組み立てた状態で、２つのハーフシェル間に配置された、電気的な接続導
線を貫通ガイドするために開口を形成している。２つのハーフシェルを接合する
市に、開口を通って外方にガイドされた接続導線はシール材料内に埋め込まれる
。

【０００８】さらに、少なくとも１つのハーフシェルに、電気的な接続導線のための抗張部
材（Ｚｕｇｅｎｔｌａｓｔｕｎｇ）が設けられている。

【０００９】図面本発明の実施例が図面に示されていて、以下に詳しく説明されている。

【００１０】図１は、本発明による電気装置の横断面図、図２は、図１の一部の拡大図、図３は、第２のハーフシェルの斜視図、図４は、第１のハーフシェルの斜視図、図５は、シール材料上に載せられた回路部分とこの回路部分に接続されたフィ
ルム導体路とを備えた第２のハーフシェルなしの第１のハーフシェルの平面図で
ある。

【００１１】実施例の説明図１は自動車内で乗員を識別するシステムのための電気装置を示す。この装置
は、ケーシング１を有していて、このケーシング１内に電子回路装置４例えばプ
リント基板が配置されており、この電子回路装置４上に電気素子及び／又は電子
素子７，８が配置されている。プリント基板は、フィルム導体路６を介して、車
両座席のための図示していない座席マットに接続されている。この座席マットは
、局所的に配置された多数の感圧式センサを有している。さらにケーブル５が設
けられており、このケーブル５は、プリント基板上に配置された電子回路をエア
バッグに接続する。この装置は、乗員による車両座席の占有及び乗員の種類（子
供又は成人）を検出し、このようにして検出されたデータに関連してエアバッグ
を制御することができる。しかしながら原則的に図示の実施例だけに限定される
ものではなく、湿気又は有害なガス等の周囲の影響に対して保護する必要がある
、ケーシング内に配置された回路部分に使用する別の電気装置においても使用す
ることができる。

【００１２】図１に図示されているように、ケーシング１は、第１のハーフシェル２と第２
のハーフシェル３とを有している。２つのハーフシェル２，３は、プラスチック
より製造されていて、組み立てられた状態で、プリント基板４が配置されている
ケーシング内室を隠す。しかしながら、これらのハーフシェルは、その他適当な
材料例えば金属より製造されていてもよい。第１のハーフシェルの内部領域の斜
視図は、図４に示されており、第２のハーフシェルの内部領域は図３に示されて
いる。図４に示されているように、第１のハーフシェル２は４つの側壁２１，２
２，２３，２４と１つの底壁とを有していて、ハーフシェルの内側にウエブ４１
から成る格子（グリッド）が形成されている。互いに向き合う側壁２２と２４と
は、互いに平行に延びる２つの内壁２５，２６によって互いに結合されており、
これらの内壁２５，２６は、第１のハーフシェル２の内部領域を、第１の室２０
と、この第１の室２０の側方に接続された２つの第２の室２７ａ及び２７ｂとに
仕切っている。ほぼ方形の第１の室２０は、側壁２２，２４と内壁２５，２６と
によって制限される。さらにまた、側壁２３はＵ字形の切欠２９を有していて、
側壁２１は、Ｃ字形の切欠２８を有している。２つの側壁２３のそれぞれには、
２つの係止フック４４が形成されており、これらの係止フック４４は、側壁２１
，２３に対して平行に側壁の上縁部から突き出している。切欠２９に隣接して配
置された第２の室２７ｂ内では、２つのピン４２と４３とが、第１のハーフシェ
ル２の底部から内部領域に突き出しており、これらのピン４２，４３は、フィル
ム導体路６のための抗張部材として使用される。さらにまた側壁３１，３２，３
３，３４の外側縁部は、部分的に環状に延びるリブ６０を有している。

【００１３】第２のハーフシェル３は図３に示されていて、第１のハーフシェル２と同様に
構成されている。第２のハーフシェル３は、４つの側壁３１，３２，３３，３４
と、１つの底壁とを有しており、この底壁の内側にウエブ５１が格子状に配置さ
れている。側壁３２，３４は、互いに平行に延びる２つの内壁３５，３６を介し
て互いに結合されている。側壁３２及び３４と、内壁３５及び３６とは、中央に
配置された第１の室３０を制限しており、この第１の室３０は、内壁３５と３６
とによって、これらの内壁３５，３６の側方に接続された第２に室３７ａ及び３
７ｂから分離されている。側壁３３は、Ｕ字形の切欠３９を有していて、側壁３
１はＣ字形の切欠３８を有している。さらに側壁３１，３３内には、第１のハー
フシェル２の係止フック４４のための、方形横断面を有する貫通する４つのガイ
ドスリット５４が形成されている。これらのガイドスリット５４は、側壁３１，
３３に対して平行に延びていて、その端部でそれぞれ１つの開口５７，５８を有
している（図２）。側壁２１，２２，２３，２４の外側縁部は、部分的に環状に
延びる溝６１を備えていて、この溝６１内に、第２のハーフシェル３のリブ６０
が、２つのハーフシェルを接合した時に係合する。

【００１４】第１のハーフシェル２の第１の室２０の長さ及び幅と、第２のハーフシェル３
の第１の室３０の長さ及び幅とは、プリント基板４の長さ及び幅よりもそれぞれ
大きく構成されている。第２のハーフシェル３の内壁３５，３６間の間隔は、第
１のハーフシェル２の内壁２５，２６間の間隔よりも大きい。

【００１５】この装置を製造する際には、まず２つの第１の室２０及び３０を、隣接し合う
内壁及び側壁の上縁部まで、図３及び図４に図示していない流動状のシール材料
によって充填する。著しくネバネバした半流動状のシール材料は、例えば硬化し
たゲルより成っている。ゲルは、例えばヨーロッパ特許公告第０７２２６２４号
明細書に記載された組成を有している。室２０，３０内に充填されたゲルは、第
１の室の中央領域内で室底部に向かって内方に後退された凹状に湾曲された表面
を有している。次いで図５に示されたように、電気素子及び／又は電子素子７，
８を備えたプリント基板４が、第１のハーフシェルの第１の室２９のゲル層１２
上に載せられる。プリント基板４は、座席マットのフィルム導体路６に接続され
ている。フィルム導体路６は、互いに絶縁された接点ストリップ６ａ，６ｂの２
つの層を有しており、これら２つの層は、端部領域で分離されていて、図２に示
されているように、プリント基板４の上側及び下側の対応する接触面に接続され
ている。図５に示されているように、接続ケーブル５のケーブル心線１５は、エ
アバッグを制御するために、プリント基板４上でコネクタ８に電気的に接続され
ている。ケーブル心線１５は、第１のハーフシェルの第２の室２７ａ内に配置さ
れている。フィルム導体路６は、円形の切欠を有していて、この円形の切欠を通
して、ピン４２及び４３が貫通係合し、それによってフィルム導体路６のための
抗張部材が得られる。図５に示されているように、プリント基板４の縁部は、側
壁２４，２２に対して数ミリメートルの間隔ｂを保って、また、内壁２５，２６
から同様に数ミリメートルの間隔ａを保って配置されている。

【００１６】次いで第２のハーフシェル３を第１のハーフシェル２上に載せる。この際に、
第１のハーフシェル２の４つの係止フック４４が、図２で最もよく分かるように
、第２のハーフシェル２のガイドスリット５４内に係合する。第２のハーフシェ
ル３の内壁３５と３６との間の間隔は、第１のハーフシェル２の内壁２５と２６
との間の間隔よりも大きく設計されているので、この際に、第２のハーフシェル
３の内壁３５，３６は、第１のハーフシェル２の内壁２５，２６の外側に間隔ｄ
を保って位置している。２つのハーフシェル２，３を互いにさらに接近させると
、２つの第１の室２０，３０内のゲル層１２，１３は、プリント基板４の縁部領
域内で接触する。２つのハーフシェル２，３をさらに押圧することによって、第
１のハーフシェルの内壁２５，２６は、第２のハーフシェル３の第１の室３０内
に寸法ｃだけ深く侵入する。有利な形式で第１のハーフシェルの内壁２５，２６
は数ミリメートルだけ第２のハーフシェル３の第１の室３０内に侵入する。この
際に、プリント基板４は第２のハーフシェル３のゲル層１３内に押し込まれる。
ゲル層１２，１３は圧縮されて、ゲルはオーバーラップ領域から押し退けられる
。押し退けられたゲルは部分的に、互いに間隔を保っている内壁２５，２５間及
び、互いに間隔を保っている内壁２６，３６間で、第１のハーフシェル２の第２
の室２７ａ及び２７ｂ内に押しやられる。ゲル１２によって満たされた、第１の
ハーフシェル２の第１の室２０が、ゲル１３によって満たされた、第２のハーフ
シェル３の第１の室３０内に部分的に侵入することによって、プリント基板の電
気接続導線がゲルによって完全に被覆されるか若しくはゲルによって包囲される
ことが十分に確実に保証される程度の、十分な量のゲルが押し退けられる。この
場合、押し退けられたゲルの量は、パラメータａ，ｂ，ｃを介して調節される。

【００１７】２つのハーフシェル２，３を互いに圧縮する際に、Ｃ字形の切欠２８，３８は
、接続ケーブル５を貫通ガイドさせるための円形の開口を形成する。接続ケーブ
ル５の心線１５は、内壁２５と３５との間のギャップを通ってコネクタ８と接触
せしめられ、ゲルによって完全に包囲される。２つのハーフシェル２，３のＵ字
形の切欠２９，３９は、２つのハーフシェル２，３の組み立てられた状態でスリ
ット状の開口２を形成し、この開口２を通ってフィルム導体路６が第２の室２７
ｂ，３７ｂ内にガイドされる。この第２の室２７ｂ，３７ｂから、フィルム導体
路６は、内壁２６と３６との間のギャップを通ってプリント基板４に達し、ここ
に存在するゲルによって全面的に取り囲まれる。

【００１８】開口５７内に導入された係止フック４４は、ハーフシェル２，３を接合する際
に、ガイドスリット５４内を滑動して、ばね弾性的に突起５５の後ろにスナップ
係合して、最終的に、図２に示されているように、その係止突起４５が、突起５
５の後ろに顎状に係止する。この場合、ガイドスリット５４の幅ｅはその都度、
所属の係止突起４５が、ガイドスリット内に突き出す突起５５と、この突起５５
に向き合うガイドスリットの内壁との間で貫通ガイドされ得る程度の寸法に設計
されている。この場合、有利な形式で、突起５５を備えたガイドスリット５４の
壁部５９は弾性的に撓んで、係止突起４５が突起５５を通過すると直ちに、ばね
弾性的に元に戻るようになっている。これによって有利な形式で、係止フック４
４を、その係止位置から破壊されることなしに解除することができる。図示の係
止結合は、２つのハーフシェル２，３の非常に確実で頑丈な係止結合を可能にす
る。

【００１９】本発明は、図示の実施例だけに限定されるものではない。ケーシングの構造の
変化実施例が可能である。例えば内壁は必ずしも互いに平行に延びていなくても
よい。例えば、第１の室は各ハーフシェル内で、第１の室を包囲するリング状の
第２の室の例えば円形の内壁によって制限されていてもよいし、これと類似の変
化実施例で構成されていてもよい。この場合、第２のハーフシェルの内壁が第１
のハーフシェルの内壁を間隔を保って覆い、第１のハーフシェルの内壁が第２の
ハーフシェルの第１の室内に一部侵入するよう配慮する必要がある。さらにまた
、フィルム導体路の代わりに別の接続ケーブルが使用されているか又は１つの接
続ケーブルだけを備えた制御装置が使用されている実施例も考えられる。ゲルの
代わりに、２つのハーフシェルを互いに押し付ける際に部分的に押し退けられる
、その他の適当な流動状のシール材料を使用してもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電気装置の横断面図である。

【図２】図１の一部の拡大図である。

【図３】第２のハーフシェルの斜視図である。

【図４】第１のハーフシェルの斜視図である。

【図５】シール材料上に載せられた回路部分とこの回路部分に接続されたフィルム導体
路とを備えた第２のハーフシェルなしの第１のハーフシェルの平面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ラルフハウクドイツ連邦共和国レオンベルクホフマンシュトラーセ 83 Ｆターム(参考） 4E360 AB13 AB31 AB54 BA12 BC03 BC05 CA02 CA03 CA04 EA18 EB04 ED03 ED17 ED23 ED27 EE07 EE08 EE15 GA21 GA41 GB97 GC08 5E348 AA02 AA07 AA31 AA40 CC07 CC10 EE29 EF04 EF12 FF03

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電気装置であって、結合されて閉じた１つのケーシング（１
）を形成する２つのケーシング部分（２，３）を有しており、これらのケーシン
グ部分（２，３）が結合された状態でケーシング内室を画成するようになってお
り、該ケーシング内室内に配置された電気的／電子的な回路部（４）と、該回路
部（４）を保護するためのシール材料（１２，１３）とを有している形式のもの
において、２つのケーシング部分（２，３）がハーフシェルとして構成されていて、これ
らのハーフシェル（２，３）の内部領域がそれぞれ内壁（２５，２６，３５，３
６）によって少なくとも２つの室（２０，２７ａ，２７ｂ，３０，３７ａ，３７
ｂ）に仕切られており、これらの室のうちのそれぞれ第１の室（２０，３０）が
シール材料（１２，１３）によって満たされていて、回路部（４）の寸法よりも
大きく設計された空間的な寸法を有しており、この場合、２つのハーフシェル（
２，３）を組み立てた状態で、第２のハーフシェル（３）の内壁（３５，３６）
が、第１のハーフシェル（２）の内壁（２５，２６）の外側に間隔（ｄ）を保っ
て配置され、第１のハーフシェル（２）の内壁（２５，２６）の一部が、第２の
ハーフシェル（３）の第１の室（３０）内に突入していて、前記回路部（４）が
２つのハーフシェル（２，３）間で、第１の室（２０，３０）内に充填されたシ
ール材料（１２，１３）によって、その電気的な接続部（６，１５）を除いてい
てシール材料によって被覆されていることを特徴とする、電気装置。
【請求項２】ハーフシェル（２，３）の内部領域がそれぞれ、ハーフシェ
ルの互いに向き合う２つの側壁（２２，２４，３２，３４）を互いに接続する互
いに平行に延びる２つの内壁（２５，２６，３５，３６）によって、中央に配置
された第１の室（２０，３０）と、この第１の室に側方で接続された第２の室（
２７ａ，２７ｂ，３７ａ，３７ｂ）とに仕切られている、請求項１記載の電気装
置。
【請求項３】各ハーフシェル（２，３）内に、２つのハーフシェルを接合
する際に第１の室（２０，３０）から押し退けられる余剰のシール材料のための
受容領域としての少なくとも１つの第２の室（２７ａ，２７ｂ，３７ａ，３７ｂ
）が設けられており、第１のハーフシェル及び第２のハーフシェルの内壁（２５
，２６，３５，３６）間の間隔（ｄ）によって、第１の室（２０，３０）から押
し退けられたシール材料のための流出通路が形成されている、請求項１又は２記
載の電気装置。
【請求項４】ハーフシェル（２，３）が係止手段（４４，４５）を介して
互いに結合可能である、請求項１記載の電気装置。
【請求項５】係止手段が、一方のハーフシェル（２）に配置された係止フ
ック（４４）を包囲するようになっており、該係止フック（４４）がそれぞれ、
他方のハーフシェルに配置されたガイドスリット（５４）に係合して、この係止
フック（４４）の係止突起（４５）がそれぞれ、ガイドスリット（５４）内に配
置された突起（５５）の後ろ側に顎状に係合するようになっている、請求項４記
載の電気装置。
【請求項６】各ガイドスリットの幅（ｅ）と、所属の係止突起（４５）の
幾何学的な寸法が、突起（５５）の後ろ側に顎状に係合する係止突起（４５）が
その係止位置から破壊されることなしに解除できるように、互いに適合されてい
る、請求項５記載の電気装置。
【請求項７】ハーフシェル（２，３）の側壁（２１，３１，２３，３３）
が切欠（２８，３８，２９，３９）を有しており、これらの切欠が、ケーシング
（１）の組み立てた状態で、２つのハーフシェル間に配置された、電気的な接続
導線（５，６）を貫通ガイドするために開口を形成している、請求項１記載の電
気装置。
【請求項８】少なくとも１つのハーフシェル（３，４）に、電気的な接続
導線（６）のための抗張部材（４２，４３）が設けられている、請求項１記載の
電気装置。
【請求項９】電気的な接続導線が、弾性的に撓むフィルム導体路（６）を
有している、請求項１から８までのいずれか１項記載の電気装置。
【請求項１０】シール材料としてゲルが使用されている、請求項１記載の
電気装置。