JP4219778B2 - 防水圧接コネクタ - Google Patents

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本発明は、車両等の配線に用いられるワイヤーハーネス用の電線間を導通接続する防水圧接コネクタに関するものである。
従来、車両等の配線に用いられるワイヤーハーネスの電線間を導通接続する防水圧接コネクタとしては、図5(a)(b)に示す構成のものが知られている。この防水圧接コネクタは、複数の電線Wが圧入挟持されて被覆W2が破断され、導体W1と圧接して電気的に接続される複数個の電線Wの圧接スロット2を有する圧接端子1と、その圧接端子1を内部に収容して保持するコネクタ本体3と、コネクタ本体3との間に内部空間5が形成されるように圧接端子1を被ってコネクタ本体3に装着されるカバー体4とを備え、コネクタ本体3、カバー体4の少なく一方に形成された充填剤注入穴6を通して充填剤注入ノズル7から前記内部空間5にシリコンやグリス等の適度の粘性を有する防水用充填剤8が注入充填され、圧接端子1の電線Wとの接続点である圧接ポイント12が常時防水用充填剤8中に浸漬される構成になっている(特許文献1参照)。
また、図6に示す構成のものも知られている。この防水圧接コネクタは、電線Wが圧入挟持されて被覆が破断され、導体と圧接して電気的に接続される電線Wの圧接スロット2を有する圧接端子1と、その圧接端子1を端子ホルダ9により内部に収容して保持するコネクタ本体3と、圧接端子1を被うようにコネクタ本体3に装着されるカバー体4とを備えた防水圧接コネクタにおいて、コネクタ本体3の周縁部に、圧接端子1及び端子ホルダ9を取り囲むように防水用充填剤8の充填される充填剤堀溝10が形成され、前記カバー体4の下側に、上方と側方を閉鎖して下方を開口した防水突起枠11が突設され、コネクタ本体3の周縁部の上面が圧接端子1の圧接ポイント12より低く形成され、防水突起枠11がカバー体4の装着時に充填剤堀溝10に充填された防水用充填剤8中に突入して電線WをU字状に屈曲させて沈め込める構成になっている(特許文献2参照)。
特開2001−160429号公報(発明の詳細な説明の項の段落番号0009乃至0011、図1(a)(b)) 実開平04−74869号全文明細書(実用新案登録請求の範囲、第1図(C))
一般に車両等の配線に使用される電線Wは、配索の柔軟性が求められることから銅線等の良導電性線材を撚り合わせた導体W1にプラスチック材等の電気絶縁性の被覆W2を施した絶縁被覆電線が多く用いられている。従って、この電線Wの導体W1内には通常多数の隙間(空隙)が形成されている。
そこで、このような電線Wを導通接続する防水圧接コネクタとして、図5に示す構成の防水圧接コネクタを使用した場合には、コネクタ本体3及びカバー体4により形成された内部空間に防水用充填剤6が充填され、圧接端子1の圧接ポイント12が常時防水用充填剤8中に浸漬される構成になっているため、高い防水性能が得られる利点がある反面、圧接端子1の圧接ポイント12に流動性を有する防水用充填剤6が導体W1内の多数の隙間を通して侵入して付着し易い。圧接ポイント12に防水用充填剤6が付着すると、防水用充填剤6が一般的に電気絶縁材料であることから、圧接ポイント12における圧接端子1と電線Wとの接触抵抗が増大する。
因みに、本発明の発明者が圧接端子1の圧接スロット2に粘度450cpsのシリコンからなる防水用充填剤8を予め付着させたものと、圧接スロット2にポリオールとトリレンジイソシアネートの2液ポリウレタ系RIM(Reaction Injection Molding)樹脂の防水用充填剤8を予め付着させたものを2種類準備し、それぞれの圧接スロット2に電線(0.5sq)Wを圧入挟持させて被覆W2を破断して導体W1を圧接し、圧接スロット2と導体W1とを導通接続させた後、−40℃〜+80℃のサーマルショック試験を行い、各圧接ポイント12の接触抵抗を測定してその変化を調べたところ、図7に示すように、防水用充填剤8の種類により差があるが、サーマルショックサイクル数の増加に伴って接触抵抗が増大し、防水圧接コネクタの電気特性に悪影響を及ぼしていることが判明した。
このようなわけで、図5に示す前者の防水圧接コネクタは、圧接端1子の圧接ポイント12に防水用充填剤8が付着し易く、防水圧接コネクタの電気的特性を悪化させる問題がある。
一方、図6に示す後者の防水圧接コネクタは、コネクタ本体3の周縁部の上面が圧接ポイント12より低く形成され、防水突起枠11がカバー体4の装着時に充填剤堀溝10に充填された防水用充填剤8中に突入して電線WをU字状に屈曲させて沈め込める構成になっているため、圧接端子1の圧接ポイント12が常時防水用充填剤8中に浸漬されることがなくなる。従って、前者の防水圧接コネクタの問題点がかなり改善される。
しかしながら、充填剤堀溝10に防水用充填剤8を充填させる防水用充填剤注入作業時や圧接端子1に電線Wを位置決めする電線位置決め作業時には、カバー体4をコネクタ本体3から上方等に退避させるため、充填剤堀溝10と圧接端子1間を遮るものがなく、圧接端子1がコネクタ本体3上で四方に露出状態になる。このため、防水用充填剤注入作業時に充填剤注入治具が圧接端子に触れたり、電線位置決め作業時に作業手袋が防水用充填剤で汚されたりして、防水用充填剤が圧接ポイントに付着する恐れがある。このため、後者の防水圧接コネクタも電気的特性を悪化させる問題がある。
本発明の目的は、コネクタ本体の周縁部に充填剤堀溝を備えた防水圧接コネクタにおいて、防水用充填剤注入作業時や電線位置決め作業時においても防水用充填剤が圧接端子の圧接ポイントに容易に付着することがなく、圧接部位の電気的特性を向上させることができる防水圧接コネクタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載された発明は、電線の圧接スロットを有する圧接端子と、その圧接端子を内部に収容して保持するコネクタ本体と、圧接端子を被うようにコネクタ本体に装着されるカバー体と、コネクタ本体の周縁部にあって圧接端子を取り囲むように形成されて防水用充填剤が充填される充填剤堀溝とを備えた防水圧接コネクタにおいて、前記充填剤堀溝と圧接端子との間に圧接端子を取り囲むように、且つ上端が圧接端子の圧接ポイントよりも高くなるようにして、コネクタ本体上に充填剤付着防止枠が立設され、コネクタ本体にカバー体を装着したとき、電線が圧接端子の圧接スロットに圧入挟持されて圧接されると共に、前記防止枠で逆U字形状に屈曲形成され、充填剤堀溝に充填された防水用充填剤によって防水されることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に記載された発明は請求項1記載の防水圧接コネクタにおいて、前記コネクタ本体に形成された充填剤堀溝に対向するカバー体の下部に、コネクタ本体にカバー体を装着したとき、両体に挟着された電線に押されて充填剤堀溝からはみ出た防水用充填剤を逃がす充填剤逃げ溝が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は2記載の防水圧接コネクタにおいて、前記充填剤堀溝の深さが電線外径の1.5倍〜2倍の深さであることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載された防水圧接コネクタによると、前記充填剤堀溝と圧接端子との間に圧接端子を取り囲むように、且つ上端が圧接端子の圧接ポイントよりも高くなるようにして、充填剤付着防止枠がコネクタ本体上に立設されるので、充填剤堀溝に防水用充填剤を充填させる防水用充填剤注入作業時や圧接端子に電線を位置決めする電線位置決め作業時に、カバー体をコネクタ本体から上方等に退避させても、充填剤堀溝と圧接端子間が充填剤付着防止枠で遮られるため、圧接端子がコネクタ本体上で四方に露出状態にならなくなる。
従って、防水用充填剤注入作業時に充填剤付着防止枠が障壁になって、充填剤注入治具が圧接端子に触れ難くなるほか、電線位置決め作業時にも充填剤付着防止枠によって作業手袋が汚れ難くなって、防水用充填剤が圧接端子の圧接ポイントに付着することがなくなり、防水圧接コネクタの電気的特性を向上させることができる。
本発明の請求項2に記載された防水圧接コネクタによると、コネクタ本体にカバー体を装着したとき、両体に挟着された電線に押されて充填剤堀溝からはみ出た防水用充填剤が充填剤逃げ溝に退避するので、防水用充填剤がコネクタ本体とカバー体の隙間や電線と電線案内溝の隙間から不当に漏洩するのを確実に防止することができる。また、防水用充填剤が充填剤堀溝と対向する充填剤逃げ溝近傍に溜められるので、電線との接触面積が大きくなって防水性をより高めることができる。
本発明の請求項3に記載された防水圧接コネクタによると、所望の防水性能を得るために必要な充填剤堀溝の深さが従来のものよりも浅くて済み、充填剤堀溝に充填される防水用充填剤の使用量が減少する。従って、比較的少ない防水用充填剤の使用量で十分な防水性能を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本実施形態による防水圧接コネクタのカバー体がコネクタ本体から上方に退避した非装着状態にあって、電線を圧接する前の状態の分解斜視図、図2はコネクタ本体にカバー体が装着され、防水圧接コネクタに電線が圧接されて接続された状態を示す斜視図、図3は図2のX−X線矢視断面図である。
本発明の防水圧接コネクタは、図1乃至3に示すように、電線Wが圧入挟持されて被覆W2(図4参照)が破断され、導体W1(図4参照)と圧接して電気的に接続される略U字状をした電線Wの圧接スロット23を有する良導電性金属部材、例えば、銅部材からなる複数の圧接端子21と、これら複数の圧接端子21を端子ホルダ25により内部のほぼ中央位置に収容して保持するプラスチック成形直方体で出来たコネクタ本体27と、圧接端子21を被うようにコネクタ本体27に装着されるプラスチック成形直方箱体で出来たカバー体29と、コネクタ本体27の上部の周縁部にあって、圧接端子21及び端子ホルダ25を取り囲むように形成され、防水用充填剤31が充填される矩形状で断面角型の充填剤堀溝33とを備えている。
圧接端子21は、図1に示すものでは、例えば、4個が千鳥状に配列され、その各々に1個の圧接スロット23が設けられている。圧接端子21はその各々に1個の圧接スロット23を設ける代わりに、共通1個の圧接端子21に複数の圧接スロット23を形成するようにしてもよく、圧接端子21の構成は本実施形態のものに限定されない。また、圧接端子21自体をじかにコネクタ本体27内に保持させるようにしてもよいので、端子ホルダ25は本発明の必須構成要件ではない。防水用充填剤31は、適度の粘性を有するシリコンやグリス、ホットメルト接着剤、2液混合型硬化弾性樹脂等、充填剤堀溝33に充填される前に少なくとも流動性を有するものを使用する。
更に、コネクタ本体27の充填剤堀溝33と圧接端子21及び端子ホルダ25との間に、圧接端子21を取り囲むように、且つ上端が圧接端子21の電線Wとの接続点である圧接ポイント35よりも高くなるようにして、コネクタ本体27上に矩形状の防水用充填剤の付着を防止する充填剤付着防止枠37が立設されている。そして、前記コネクタ本体27にカバー体29を装着したとき、電線Wが圧接端子21の圧接スロット23に圧入挟持されて圧接されると共に、図3に示すように前記防止枠37で逆U字形状に屈曲形成され、充填剤堀溝33に充填された防水用充填剤31によって防水されるようになっている。
このように充填剤付着防止枠37により電線Wが逆U字形状に屈曲形成されることにより、圧接ポイント35の高さ位置が充填剤堀溝33の開口上面位置とほぼ同一レベルにまで下がるので、圧接ポイント35が充填剤付着防止枠37によって深い位置で取り囲まれることになる。また、電線Wが逆U字形状に屈曲形成されるため、充填剤付着防止枠37との摩擦力が大きくなり、電線Wに張力がかかっても圧接ポイント35に力(伸び)が作用するのが抑制されて、防水圧接コネクタによる接続部の信頼性が向上する。
充填剤堀溝33はその深さHが、図4に示すように、電線外径dの1.5倍〜2倍の深さになっている。このように、充填剤堀溝33の深さが設定されていると、防水圧接コネクタが所望の防水性能を得るために必要な充填剤堀溝33の深さが従来のものよりも浅くて済み、充填剤堀溝33に充填される防水用充填剤31の使用量が減少する。従って、比較的少ない防水用充填剤31の使用量で十分な防水性能を得ることができる。
カバー体29の下部の中央付近には、圧接端子21に対向するようにして圧接端子21の上方部を受け入れる端子受入凹部39が形成され、また該凹部39の四方を取り囲むようにその外側に配置され、且つ充填剤付着防止枠37に対向するようにして該付着防止枠37を受け入れる矩形状の防止枠受入凹溝41が形成されている。また、端子受入凹部39と防止枠受入凹溝41との間及び防止枠受入凹溝41の外縁部位にそれぞれ電線押圧部43、45が形成されている。そして、コネクタ本体27にカバー体29を装着したとき、予めコネクタ本体27に保持された圧接端子21の圧接スロット23に浅く嵌入されて仮係止状態に置かれた電線Wが電線押圧部43、45で押圧される。その結果、該電線Wが圧接端子21の圧接スロット23に圧入挟持され、これにより電線Wの被覆W2が破断され、導体W1と圧接して電気的に接続される。これと同時に、該電線Wが防止枠受入凹溝41に下方から挿入される前記防止枠37によって逆U字形状に屈曲形成される。
更に、カバー体29の下部の周縁部にあって前記電線押圧部45の外側に隣接すると共に、前記コネクタ本体27に形成された充填剤堀溝33に対向する部位には、コネクタ本体27にカバー体29を装着したとき、両体27、29に挟着された電線Wに押されて充填剤堀溝33からはみ出た防水用充填剤31を逃がす断面角型の充填剤逃げ溝47が形成されている。
この充填剤逃げ溝47が形成されていると、コネクタ本体27にカバー体29を装着したとき、両体27、29に挟着された電線Wに押されて充填剤堀溝33からはみ出た防水用充填剤31が充填剤逃げ溝47に退避するので、防水用充填剤31がコネクタ本体27とカバー体29の隙間や電線Wと後記する電線案内溝49の隙間から不当に漏洩するのを確実に防止することができる。また、防水用充填剤31が充填剤堀溝33と対向する充填剤逃げ溝47近傍に溜められるので、電線Wとの接触面積が大きくなって防水性をより高めることができる。
なお、49はコネクタ本体27及びカバー体29の各周縁部に両体27、29の幅方向(左右方向)に、収容される電線Wのピッチに合わせて平行に形成された略半円形状の複数の電線案内溝である。
また、51はコネクタ本体27の幅方向の両側面下部に設けられた弾性片からなる係合突起、53はカバー体29の幅方向の両側面下部にあって、前記係合突起51に対応する位置に設けられた係合孔であり、コネクタ本体27にカバー体29を装着したとき、コネクタ本体側の係合突起51がカバー体側の係合孔53に嵌入して係合して、コネクタ本体27に装着されたカバー体29を着脱可能にロックする。
本実施形態の防水圧接コネクタは以上のような構成になっている。この防水圧接コネクタを使用して電線Wを接続する場合には、先ずコネクタ本体27の充填剤堀溝33にグリス等の防水用充填剤31を充填剤注入ノズル、充填チューブ等の充填剤注入治具を用いて充填する。この際、充填剤付着防止枠37が障壁になるため、充填剤注入治具が圧接端子21に触れ難くなり、圧接端子21の圧接ポイント35に防水用充填剤31が付着するのを防止することが可能になる。次にコネクタ本体27に保持された所定の圧接端子21の圧接スロット23に接続すべき電線Wを予め浅く嵌入して仮係止状態に保持する。次にコネクタ本体27の上に、カバー体29を位置決めしながら押し込むことにより装着し、その係合孔53にコネクタ本体27の係合突起51を嵌入してカバー体29をロックする。
一方、このカバー体29の装着作業に伴い、その電線押圧部43、45で仮係止状態の電線Wを押圧する。これにより、該電線Wを圧接スロット23に圧入挟持し、電線Wの被覆W2を破断して露出された導体W1を圧接ポイント35において圧接端子21(圧接スロット23)に圧接することにより電気的に接続する。また、該電線Wを防止枠受入凹溝41に下方から挿入される充填剤付着防止枠37によって逆U字形状に屈曲形成すると共に、充填剤堀溝33に充填された防水用充填剤31により防水する。
本発明の防水圧接コネクタによると、コネクタ本体27の充填剤堀溝33と圧接端子21との間に圧接端子21を取り囲むように、且つ上端が圧接端子21の圧接ポイント35よりも高くなるようにして、充填剤付着防止枠37がコネクタ本体27上に立設されるので、充填剤堀溝33に防水用充填剤31を充填させる防水用充填剤注入作業時や圧接端子21に電線Wを位置決めする電線位置決め作業時に、カバー体29をコネクタ本体27から上方等に退避させても、充填剤堀溝33と圧接端子21間が充填剤付着防止枠37で遮られるため、圧接端子21がコネクタ本体27上で四方に露出状態にならなくなる。
従って、防水用充填剤注入作業時に充填剤付着防止枠37が障壁になって、充填剤注入治具が圧接端子21に触れ難くなるほか、電線位置決め作業時にも充填剤付着防止枠37によって作業手袋が汚れ難くなって、防水用充填剤31が圧接端子21の圧接ポイント35に付着することがなくなり、防水圧接コネクタの電気的特性を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示す防水圧接コネクタのカバー体がコネクタ本体から上方に退避した非装着状態にあって、電線を圧接する前の状態の分解斜視図である。 図1のコネクタ本体にカバー体が装着され、防水圧接コネクタに電線が圧接されて接続された状態を示す斜視図である。 図2のX−X線矢視断面図である。 図3のY−Y線矢視断面図である。 従来の防水ジョイントコネクタの一例を示すもので、(a)は外観斜視図、(b)は(a)のA−A断面図である。 従来の防水圧接コネクタの他例を示す断面図である。 防水用充填剤が付着された圧接端子に電線を圧接させた後、サーマルショック試験による圧接ポイントの接触抵抗の変化を示すグラフである。
符号の説明
21 圧接端子
23 圧接スロット
25 端子ホルダ
27 コネクタ本体
29 カバー体
31 防水用充填剤
33 充填剤堀溝
35 圧接ポイント
37 充填剤付着防止枠
39 端子受入凹部
41 防止枠受入凹溝
43 電線押圧部
45 電線押圧部
47 充填剤逃げ溝
49 電線案内溝
51 係合突起
53 係合孔
W 電線
W1 導体
W2 被覆
H 充填剤堀溝の深さ
d 電線外径

Claims (3)

  1. 電線の圧接スロットを有する圧接端子と、その圧接端子を内部に収容して保持するコネクタ本体と、圧接端子を被うようにコネクタ本体に装着されるカバー体と、コネクタ本体の周縁部にあって圧接端子を取り囲むように形成されて防水用充填剤が充填される充填剤堀溝とを備えた防水圧接コネクタにおいて、前記充填剤堀溝と圧接端子との間に圧接端子を取り囲むように、且つ上端が圧接端子の圧接ポイントよりも高くなるようにして、コネクタ本体上に充填剤付着防止枠が立設され、コネクタ本体にカバー体を装着したとき、電線が圧接端子の圧接スロットに圧入挟持されて圧接されると共に、前記防止枠で逆U字形状に屈曲形成され、充填剤堀溝に充填された防水用充填剤によって防水されることを特徴とする防水圧接コネクタ。
  2. 前記コネクタ本体に形成された充填剤堀溝に対向するカバー体の下部に、コネクタ本体にカバー体を装着したとき、両体に挟着された電線に押されて充填剤堀溝からはみ出た防水用充填剤を逃がす充填剤逃げ溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水圧接コネクタ。
  3. 前記充填剤堀溝の深さが電線外径の1.5倍〜2倍の深さであることを特徴とする請求項1又は2記載の防水圧接コネクタ。
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