JP2003534930A - 非常に少数のアクチュエータで動作する把持機構用の作動システム - Google Patents

非常に少数のアクチュエータで動作する把持機構用の作動システム

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JP2003534930A
JP2003534930A JP2001587976A JP2001587976A JP2003534930A JP 2003534930 A JP2003534930 A JP 2003534930A JP 2001587976 A JP2001587976 A JP 2001587976A JP 2001587976 A JP2001587976 A JP 2001587976A JP 2003534930 A JP2003534930 A JP 2003534930A
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fingers
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power
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ティエリ ラリベルテ
クレマン ゴセラン
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Universite Laval
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/0009Gripping heads and other end effectors comprising multi-articulated fingers, e.g. resembling a human hand
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/08Gripping heads and other end effectors having finger members
    • B25J15/10Gripping heads and other end effectors having finger members with three or more finger members
    • B25J15/103Gripping heads and other end effectors having finger members with three or more finger members for gripping the object in three contact points

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  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、10の自由度を有していて、かなり少数のアクチュエータで動作する把持機構用の作動システムであって、アクチュエータが2つだけであってよく、1つのアクチュエータが、3つの指の開閉を行い、他のアクチュエータが、2つの回転可能な指を同期して方向付ける作動システムを提供する。指間の少数アクチュエータ動作は、単入力3出力差動装置によって行われ、この差動装置は、ピンチグラスプのために2つの方向付け可能な指が回転して互いに対面したときに向き固定指が不作動となるように方向付け機構と組み合わせてある。動力がオフのとき、各指は、その開閉動作を自動ロックされ得るようになっている。本発明の一実施例においては、遊星歯車システムが差動装置のために使用される。別の実施例においては、ゼネバ機構が方向付け伝達装置のために使用され、そして、割り出しリングを使用する固定用インタフェースが、外部駆動装置を連結するように設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、ロボット用途で用いるための把持機構に関する。一層詳しくは、本
発明は、必要なアクチュエータの数が、把持機構の自由度の数よりも少ない、少
数アクチュエータ動作の(少数のアクチュエータで動作する:underactuated:
アンダーアクチュエイテッド)把持機構を作動させるための作動システムに関す
る。
【0002】 (発明の背景) 様々な機能および用途を提供する異なった多数のタイプの把持機構が公知であ
る。いくつかの把持機構は、特定の作業のために設計してあり、それらは、単純
、頑丈、製造容易であり、制御方式が単純である。しかしながら、これらの把持
機構は、融通性がなく、それぞれ所与の作業には新しい把持機構を設計しなけれ
ばならない。これらの把持機構の自由度はほんの2、3度であるが、作業では広
範囲に使用されている。他により融通性のある把持機構もあるが、これらは、い
くつかの異なった作業を実施することができる。しかしながら、これらの把持機
構は、製造が難しく、制御方式が複雑となっており、いくつかのアクチュエータ
を包含し、握持力がほんの少しである。これらの把持機構は、いくつかの自由度
を有する。
【0003】 最後に、先の2つの例を組み合わせ、低度作動の概念を通じて両方の利点を採
用した構成を有する他の把持機構もある。それらの設計は、多数の自由度に基づ
いているが、アクチュエータの数は少なくなっている。 実際に、少数アクチュエータ動作把持機構は、自由度よりも少ないアクチュエー
タを有するものと定義されている。それにより、多数のアクチュエータと組み合
わせるという複雑さなしに、融通性のある把持機構を得ることができる。
【0004】 少数アクチュエータ動作(少数のアクチュエータでの動作:underactuation:
アンダーアクチュエイション)は、異なった構造機構を使用して達成することが
できる。代表的な例が、本出願人の、1998年6月9日に発行された米国特許
第5,762,390号に記載されている。この米国特許に記載されているメカ
ニカルグリッパは、3つの指と指一本あたり3つの指骨とを有する。3つの回動
可能な指骨は、1つのアクチュエータによって3自由度の融通のきく握持動作で
作動させられる。これらの指は、頑丈であり、大きい握持力を得ることができ、
パワーグラスプとピンチグラスプとを実施し得る。付加的な機構が設けてあって
、手掌に対して直交方向に最終指骨を維持し、グリッパが、異なったサイズの物
体にピンチグラスプを実行することができるようにしている。限られた数のアク
チュエータを包含するメカニカルグリッパにより、指を独立して曲げることがで
き、その結果、いくつかのアクチュエータを動かし、他のアクチュエータを動か
さないようにすることによって、異なった協働曲げ関係を達成することができる
【0005】 指の指骨間の少数アクチュエータ動作に加えて、把持機構の指間の少数アクチ
ュエータ動作を得ることも可能である。これが、さらに、同じ数の自由度を維持
しながらアクチュエータの数を減らすことになる。この原理は、たとえば、Guo
等の米国特許第5,378,033号において、多くの指の動作について加持さ
れている。ここでは、たとえば、1992年にフェニックスによって発刊された
ASME機構会議の議事録に載っている「A SINGLE-DOF MULTI-FUNCTION PROSTH
ETIC HAND MECHANISM WITH AN AUTOMATICALLY VARIABLE SPEED TRANSMISSION」
というG. Guo, X. Qian and W.A. Gruverの論文、第DE−1155巻、149〜154頁
、ならびに、Robotics and Computer-Integrated Manufacturingによって198
9年に発刊された「MULTI-FINGERED ROBOT HAND WITH SELFADAPTABILITY」とい
う名称のM. Rakikの論文、第5巻、第2〜3号、269〜276頁を参照されたい。これ
らの参考文献においては、指の各々は、たった1の自由度を有するだけである。
すなわち、指骨の動きは連結しているのである。1本の指の指骨と1本の手の指
の少数アクチュエータ動作の組み合わせは、本出願人の米国特許に開示してある
。指間の少数アクチュエータ動作は、単入力/多出力差動装置の助けを借りて実
施される。この差動装置の概念は、2つの出力のためのレバーを使用して本出願
人の米国特許において導入されている。
【0006】 向きを関連づけることによってほんの1つのアクチュエータで、複数の指を互
いに関して方向付けること(すなわち、把持機構の手掌に対して直角な軸線まわ
りの運動)も可能である。これは、指の基部を連結する4バー機構を使用するこ
とによって可能となる。これにより、システムの作動度および自由度の数が減る
。この種のカップリングは、既に本出願人の米国特許において示唆してあり、こ
れは、Skinner IIの米国特許第3,901,547号における歯車およびGuo等
の米国特許における溝によって達成される。
【0007】 差動装置把持機構の指間でこの少数アクチュエータ動作を達成するためには、
アクチュエータの力を指間で分散させることになる。もし指が物体を握持してい
るならば、アクチュエータはその運動を続け、他の指が差動機構の助けを借りて
閉じ続ける。それにもかかわらず、差動機構と関連したこの原理は、時には、特
にピンチグラスプにおいて把持機構の性能を制限する。たとえば、2つの指だけ
を使用して、ピンチグラスプを実施すると共に、潜在的に把握を妨げる可能性の
ある残りの指が閉じるのを阻止するのが望ましいかも知れない。各指が独立して
制御されて作動するので、このことには、多数のアクチュエータを備える把持機
構での問題はない。 したがって、差動機構を使用して指間で少数アクチュエータ動作を行い、所望
時に所定の指の閉鎖動作を停止させるようになっている改良した把持機構の必要
性がある。
【0008】 また、把持機構が物体を握持しているときに指を自動ロックすることも望まし
い。これは、差動機構を指間の少数アクチュエータ動作のために使用するときに
特に重要である。指の1つに作用している外力は、力を受けている指の変位のみ
ならず、残りの指の変位も生じさせる可能性がある。これは、すべての指が差動
機構と関連しているからである。従来技術に関連して説明したように、レバー差
動機構は、指自動ロック機能を与えることはできない。したがって、指自動ロッ
ク機能を備える、指間の少数アクチュエータ動作の把持機構のための作動システ
ムの必要性がある。
【0009】 (発明の概要) 本発明の目的は、所望時に所定の指の開閉動作を停止させ、残りの指を作動さ
せ続けるようになっている差動機構を用いて、複数の指間で、少数アクチュエー
タ動作を行う(少数のアクチュエータで動作する:underactuated)把持機構用
の作動システムを提供することにある。 本発明の別の目的は、開閉動作において指自動ロック機能を提供するようにな
っている差動機構を用いて、複数の指間で少数アクチュエータ動作をおこなう把
持機構用の作動システムを提供することにある。
【0010】 或る特別な実施例において、本発明の目的は、指の閉じる力または位置および
指の向きである2つの座標に関して2つの動作を必要とし、これら2つの座標が
把持機構の性能を向上させるように関連している、少なくとも10の自由度を有
する自動適応式把持機構用の作動システムを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、指を回転させ、所定の向きで指の自動ロックを可能
とし、指が所定の向きでロックされたときによりおおざっぱな作動入力を或る程
度まで許す方向付け機構を包含する、少数アクチュエータ動作の把持機構用の作
動システムを提供することにある。
【0011】 一般的な観点では、指間で少数アクチュエータ動作を行う把持機構用の作動シ
ステムは、開閉動作および方向付け動作のそれぞれで指を作動させるように差動
機構および方向付け機構を備える。この差動機構は、所望時に、所定の指の開閉
動作を停止させるようになっている。
【0012】 より特別な観点では、複数の指間で少数アクチュエータ動作を行う把持機構用
の作動システムでは、少なくとも2つの指が向きを変えるべく回転でき、各指が
、それを選択的に把持作動させる指作動機構を有する。作動システムは、1つの
動力入力を受け取り、この1つの動力入力を複数の動力出力に変換し、それぞれ
の指に開閉動作を行わせるそれぞれの指作動機構に作動可能に連結した差動機構
を包含する。この差動機構は、所望時に、指のうち少なくとも第3の指の開閉動
作を停止させる停止機構を包含する。作動システムは、また、1つの回転入力を
受け取り、この1つの回転入力を少なくとも2つの回転出力に変換し、少なくと
も2つの回転可能な指のそれぞれの向きを回転させるように回転可能な指に作動
可能に連結した方向付け機構を包含する。
【0013】 指の数は3つであると好ましいが、4つあるいはそれ以上の指が望ましいかも
知れない。4指の場合、円筒形の物体などのために、すべての指を回転させ、半
径方向移動把持と対向指把持とを選ぶことができる。好ましくは、指は、少なく
とも2つまたは3つの関節式指骨を有し、少数アクチュエータ動作を行う。 停止機構は、好ましくは、2の回転可能な指が互いに対面するような向きとな
ったとき、指のうちの第3の指の開閉動作を停止させるように方向付け機構と組
み合わせる。差動機構は、好ましくは、指の開閉を行わせる動力がオフのとき、
開閉動作で指を自動ロックするようになっている。2つの回転可能な指は、好ま
しくは、方向付け運動が望ましくないときに、所定の向きにおいて自動ロックさ
れる。
【0014】 一層詳しくは、本発明の一実施例によれば、本出願人の米国特許第5,762
,390号(参考資料としてここに援用する)に記載しているように、作動シス
テムは、1つの手掌平面と3つの少数アクチュエータ動作を行う指とを包含する
10の自由度の把持機構を作動させる。指における少数アクチュエータ動作に加
えて、指間の少数アクチュエータ動作は、単入力/3出力差動装置の助けを借り
て実施される。この差動装置は、2つの遊星歯車列からなる。第1遊星歯車列は
、入力部としてのキャリアと、出力部としての太陽歯車、内歯歯車とを有する。
第2遊星歯車列は、入力部として第1遊星歯車列の内歯歯車を有し、出力部とし
て太陽歯車、内歯歯車を有する。
【0015】 したがって、3つの代表出力部は、第1遊星歯車列の太陽歯車、第2遊星歯車
列の太陽歯車および第2遊星歯車列の内歯歯車である。動力を適切に分布させる
ために、3つの出力部は、同じ出力トルクを有するか、同じ出力トルクに近いト
ルクを持たなければならない。これは、適切な歯数比によって達成することがで
きる。差動機構の3つの代表出力歯車は、サイズ等しく、動力を、3つの伝達ス
クリュウの入力部である3つのスクリュウ軸上に設けた歯車に伝達する。差動装
置の効用は、もし指のうちの1つが物体によって阻止された場合、他の指は阻止
されず、動き続けるということにある。したがって、すべての指が適切に物体と
接触したときにのみ、指は物体へ力を加える。
【0016】 差動機構の3つの出力は、伝達スクリュウを介して指に伝えられる。各スクリ
ュウ軸は、スクリュウ軸上の歯車によって回転させられる。線形運動が、スクリ
ュウ軸に螺合された作動ナットに伝えられる。作動ナットの回転は、案内バーま
たは駆動バーによって止められる。駆動バーは、指の開閉を行わせるべく作動ナ
ット、指作動機構間に連結されている。 伝達スクリュウを介して回転運動から並進運動へ変換される動力が可逆的でな
いため、指の開閉が自動ロックされる。したがって、1つの指に作用している外
力が、差動機構を介して伝えられて3つの指の平衡位置に影響を及ぼすことはあ
り得ない。
【0017】 2の回転可能な指の向きは、歯車機構の助けを借りて1つの入力と同期して回
転させられる。2つの回転可能な指の回転基部の各々に指歯車が取り付けてある
。方向付け軸に取り付けた入力歯車は、指歯車のうちの1つを直接駆動する。自
由軸に取り付けた自由歯車が、入力歯車によって駆動され、その運動が他の指歯
車に伝えられる。この配置によって、2つの指基部がそれぞれ反対の方向に回転
することができる。回転可能な指の各々は、向き固定指である第3の指に対面す
る2つの指から互いに対面する2つの指へ90度回転できる。 把持機構の動作は、2つのアクチュエータによって実施される。指を開閉する
ために、第1アクチュエータが、単入力/3出力差動装置の入力部を駆動する。
指の方向付けのために、第2アクチュエータが、方向付け軸を駆動する。
【0018】 2つの回転可能な指が互いに対面する或る向きにおいて、第3の指は、把持に
は使用されず、潜在的に把持を妨げる可能性がある。したがって、方向付け軸に
加えた機構によって、第3の指はそれの開位置に停止させられる。この機構は、
2つの回転可能な指が互いに対面する特別な構成についてのみ、向き固定指と組
み合う差動機構の出力歯車とかみ合う、方向付け軸に取り付けたラックを包含す
る。
【0019】 本発明の他の実施例による受動的な把持機構は、第1実施例におけるような2
つのアクチュエータを持たず、特殊な外部駆動装置によって駆動される。この装
置は、回転、前進できるソケットによって把持機構を駆動する。指の開閉および
指の方向付けは、共に、外部駆動装置によって加えられるソケット・トルクによ
って行われる。2つの出力部間のソケット・トルクの動力を切り替えは、受動的
な把持機構の一部である割り出し機構の助けを借りてソケット前進によって行わ
れる。割り出し機構は、次のように作動する。ソケット前進が割り出し機構上で
停止したり、進んだりする毎に、移動端は、2つの異なった位置間で変わる。こ
れは、割り出しリングのために可能となる。入力軸の前進に応じて、動力は、ソ
ケットを経て、開閉入力部あるいは方向付け入力部へ伝えられる。ソケットおよ
び雄型コネクタは、整合を容易にするために機械加工する。
【0020】 回転可能な指の向きは、所定の向きに自動ロックされる。所定の自動ロック向
きを得るために、方向付け軸が、ゼネバ機構を経て駆動される。ゼネバ機構が移
動相にあるとき、ドライバのピンが、ゼネバ大歯車の4のスロットのうちの1つ
に入っている。この移動相時、ドライバは、ゼネバ大歯車を90度動かす。ゼネ
バ機構がドウエル相にあるとき、ゼネバ大歯車は、ドライバのロッキング・ディ
スクによってロックされる。この機構により、駆動されていない場合であっても
、回転可能な指の自動ロックが可能となる。また、ドライバのおおざっぱな位置
決めが可能であり、ドウエル相でのドライバの自由運動を可能にする。これは、
切り替え機構にとって役立つと考えられる。
【0021】 本発明の第3実施例において、把持機構は、流体動力(液圧、空気圧いずれで
もよい)によって作動させられる。指は、他の実施例と同じものである。指間の
少数アクチュエータ動作は、歯車機構の代わりに、流体動力システムによって行
われる。流体動力は、3つの出力部に分割され、単入力/3出力差動装置に類似
する。これらの出力部の各々は、3つの指を駆動する3つのピストン・シリンダ
の1つを起動する。伝達スクリュウの自動ロック特徴の代わりに制御可能なチェ
ック弁を使用し、このチェック弁により、指を開く動力が作動しない限り、指が
戻ることはない。指を方向付けるために、回転式流体アクチュエータが、方向付
け軸を作動させる。機械的なブロッキング機構の代替として、ソレノイド弁を1
つのピストン・シリンダに接続し、このピストン・シリンダを向き固定指に組み
合わせ、ピストン・シリンダへの流体供給を止め、指の開閉を停止させてもよい
。ソレノイド弁を方向付け軸に連結したスイッチによって制御し、2つの回転可
能な指が互いに対面する向きになったときにソレノイド弁を起動して流体供給を
遮断してもよい。
【0022】 本発明による作動システムは、指の開閉を行う差動機構と、指を回転させる方
向付け機構との間にリンクを確立する実際的な方法を提供する。その結果、指間
で少数アクチュエータ動作する把持機構の性能を、特につかみ把持においてかな
り向上させることができる。作動システムの利点は、動力がオフであるときに各
指を自動ロックさせることも含む。これは、指間で少数アクチュエータ動作する
把持機構にとって重要である。他の特徴および利点は、後述する好ましい実施例
の詳細を参照することでより明瞭になる。
【0023】 本発明の別の態様によれば、少なくとも2つの指が手掌上に向きを変え得るよ
うに回転可能に取り付けてある少なくとも3つの指と、指の各々を開閉させる作
動機構と、それぞれの指作動機構に作動可能に連結してあり、把持動力入力を受
け取り、この動力入力を複数の動力出力に変換し、それぞれの指を開閉させる差
動機構と、それぞれの回転可能な指に作動可能に連結してあり、1つの方向付け
入力を受け取り、この方向付け入力を少なくとも2つの回転出力に変換し、少な
くとも2つの回転可能な指をそれぞれの向きへ回転させる方向付け機構と、2つ
の自由度を有し、把持機構にとって外部からの機械的な作動動力を受け入れる2
自由度動力入力部と、2つの自由度のうちの1つにおける2自由度動力入力部の
運動に応答してこの2自由度動力入力部を差動機構の把持動力入力部または方向
付け機構の方向付け入力部へ選択的に連結する切り替え機構とを包含する把持機
構が提供される。
【0024】 好ましくは、2自由度動力入力部は、回転運動および並進運動を包含する。パ
ワーグラスプ入力部は、回転運動から導かれる。2自由度動力入力部は、単一の
動力軸入力部であってもよく、切り替え機構は、一緒に回転するように動力軸入
力部に取り付けた軸線方向変位可能なコネクタと、動力軸入力部に連結してあり
、中立位置、把持動力入力位置間、中立位置、方向付け位置間で順次に軸線方向
に移動可能である割り出し機構とを包含し、軸線方向変位可能なコネクタは、2
自由度動力入力部の軸線方向並進運動に応答して、差動機構の把持動力入力部ま
たは方向付け機構の方向付け入力部と係合する。指が少なくとも3つの自由度を
有し、作動機構が指の各自由度を区別して駆動するのが好ましいが、指にこれよ
り少ない、あるいは、多い自由度を与えてもよい。 こうして、本発明の全般的な性質を説明してきたが、以下、添付図面によって
発明の好ましい実施例を説明する。
【0025】 (好ましい実施例の詳細な説明) 図1に示す好ましい実施例による把持機構が、全体的に参照符号20で示して
ある。この把持機構20は、10の自由度を持つ自動適応式メカニカルハンドで
あり、アクチュエータが2つだけでよい。この融通性のあるメカニカルハンドは
、たった2つの座標、指の閉鎖力あるいは閉鎖位置と指の向きを特定するだけで
広範囲にわたる物体を安定して把持することができる。
【0026】 把持機構20は、各々が3つの自由度を有する3つの少数アクチュエータ動作
式指22を包含する。「少数アクチュエータ動作(少数のアクチュエータでの動
作:underactuation:アンダーアクチュエイション)」という用語は、必要なア
クチュエータの数が自由度の数よりも少ないことを意味している。指22は、パ
ワーグラスプと精密把持を行うことができる。パワーグラスプを実施するときは
、すべての指の表面を使用するのであり、指は、被握持物体を徐々に包み込み、
最終的に静的平衡状態に達する。精密把持を実施するときは、指の先端のみを使
用するのであり、最終指骨46を互いに平衡に保つ機構を使用する。指22は、
物体の全体的な形状寸法に適応するように向きを変えることができる。好ましい
実施例においては、指22のうちの2つは、物体の全体的な形状に関して対立し
た方向に90度まで同期して回転することができる。方向転換可能な指22の主
な向きは次の通りである。
【0027】 0度(2つの回転可能な指が、平行な向きにおいて、向き固定指に対面してお
り、円筒形の物体を把持することができる)。 30度(指が楕円形の物体を把持できるようになっている)。 60度(3つの指が把持機構の中心に向いており、球形の物体を把持できる)
。 90度(2つの回転可能な指が、互いに対面する向きにあり、扁平な物体を把
持することができる)。
【0028】 把持機構20は、フレーム24、単入力/3出力差動装置26、3つの伝達ス
クリュウ28、方向付け機構30およびアクチュエータ32、34も包含する。
これら主要部分については、以下に詳しく説明する。 少数アクチュエータ動作の指22が図2に示してあり、これは、本出願人の米
国特許第5,762,390号に記載されているものである。指22は、3つの
指骨を包含する。第1近位指骨36は、近位回転ジョイント40を介して基部3
8に連結している。第2中間指骨42は、中間回転ジョイント44を介して近位
指骨36に連結している。第3遠位指骨46は、遠位回転ジョイント48を介し
て中間指骨42に連結している。
【0029】 機械的なストッパが、それぞれの指骨に対して設けてあり、指の過度の過伸展
を防ぐようになっている。 異なった形状、サイズの物体を確実に握持できるように、ばね50、52、5
4を用い、物体が指骨と接触していないときには、指を延びた状態に保つように
してある。ばね52は、中間ジョイント44を延びた状態に維持するようになっ
ている。ばね50、54(直列で作動している)は、遠位ジョイント48を延び
た状態に維持するようになっている。アクチュエータがこれらのばねの力を克服
しなければならないことは了解されたい。ばねの相対的なスチフネスは、指の所
望閉鎖シーケンスを得るように選ばなければならない。本実施例では、ばね52
の有効スチフネスは、ばね50、54の有効スチフネスよりも小さくなければな
らない。
【0030】 運動は、図2に矢印で示す主アクチュエータ・カプラ・リンク56によって指
22に伝えられ、ジョイント57を介して第1近位駆動リンク58に伝えられる
。次いで、近位駆動リンク58は、ジョイント59を介して第1近位カプラ・リ
ンク80に力を伝える。
【0031】 近位カプラ・リンク60が、ジョイント61を介して第2中間駆動リンク62
に力を伝える。次いで、中間ドライブ・リンク62が、ジョイント63を介して
、力を近位、中間指骨36、42へ、そして、第2中間カプラ・リンク64へ伝
える。中間カプラ・リンク64は、ジョイント65を介して力を遠位指骨46へ
伝える。遠位指骨46は、部分的に、力を中間指骨42へ伝える。
【0032】 これらのリンクの寸法、指の構成および接触点位置は、指骨間の力の分布を決
定することになる。適切なリンク長の場合、指は、充分に分散した把持力を加え
ながら物体を包み込み、物体を手掌80(図1参照)および対向する指に向かっ
て押す。 指と物体の接触が遠位指骨46においてのみ生じた場合、より安定した把持を
確保するために、対向している指の遠位指骨を互いに平行に維持することが重要
である。
【0033】 平行戻し機構が設けてあり、これは、ピンチグラスプの場合に1つの指の基部
に直交する状態に第3遠位指骨46を維持する2つの平行四辺形4バー・リンク
機構を包含する。この機構については、以下に詳しく説明する。第1戻しリンク
66が、近位回転ジョイント40を介して指に連結してあり、指の基部38に取
り付けた機械的なストッパ68上に位置している。第1戻しカプラ・リンク70
が、リンク66を、2つのジョイント69、71を介して第2中間戻しリンク7
2に連結している。近位指骨36と共に、これらのリンクは、平行四辺形4バー
・リンク機構を構成する。中間指骨42、中間平行リンク72、平行遠位リンク
76および平行戻し第2中間カプラ・リンク74は、第2平行四辺形4バー機構
を構成している。平行リンク72、74、76は、ジョイント73、75を介し
て連結している。戻し平行遠位アバットメント・リンク76は、遠位指骨46に
取り付けた機械的なストッパ上に位置している。ばねは、物体が存在しないとき
にストッパのところでの接触を確保するために機械的なストッパ上に位置してい
るリンクを拘束するのに用いる。
【0034】 物体が接触していないとき、あるいは、平行ピンチグラスプを実施しつつある
とき、遠位指骨46は、平行四辺形4バー・リンク機構によって把持機構の手掌
80と直交する状態に維持される。平行四辺形4バー・リンク機構は、機械的な
ストッパと接触した状態に留まる。 包み込み把持を実行する場合、平行四辺形4バー・リンク機構は、機械的なス
トッパから離れ、それによって、所望の包み込み運動を可能にする。平行四辺形
4バー・リンク機構は、少数アクチュエータ動作の包み込み把持を行わない。
【0035】 フレーム24が、図3に示してあり、これは、リンクによって連結した3つの
プレートを包含する。把持機構20の、手掌を構成する上方プレート80は、半
径方向に対して垂直の向きにあり、正三角形の頂点に位置する3つのブロック8
6によって中央プレート82に連結してある。この構成の場合、フレームが拘束
され、ブロック86は、主として、主要平面に位置する力で作動する。付加的な
ブロック(図示せず)を追加して、フレーム24のスチフネスを増大させる。中
央プレート82は、Gough-Stewartプラットフォームの脚部として
設置した6つのバー86によって底部プレート84に連結している。この構成の
場合、フレーム24は適切に拘束され、バー86は、主として、張力圧縮で作動
する。これら3つのプレート80、82、84は、2つの主レベルを与える。プ
レート80、82間の第1レベルは、各指22の基部38を保持する。プレート
82、84間の第2レベルは、伝達機構を保持する(図1参照)。付加的なプレ
ート88が、2つのブロック90によって、底部プレート84に取り付けてあり
、これの用途については、以下に説明する。
【0036】 各プレートの構造上の詳細が図3に示してあり、フレーム24に取り付けるべ
き他の部分の構造を以下に説明するので、当業者であればこれを理解できよう。 開閉伝達のための単入力/3出力差動装置26が図4に示してある。 各指22における少数アクチュエータ動作に加えて、指間の少数アクチュエータ
動作が、単入力/3出力差動装置26の助けを借りて行われる。差動装置26は
、フレーム24のプレート82、88間に枢着してある。キャリア94が、フレ
ーム24のプレート88に枢着してある。軸104が、キャリア94およびフレ
ーム24のプレート82に枢着してある。キャリア108が、軸104に枢着し
てある。軸124も軸104に枢着してある。軸120が、軸124に枢着して
ある。入力部は、図7に示す雄型コネクタ190によってそのソケット92を経
て駆動されるキャリア94である。差動装置26は、2の遊星歯車列を包含する
。第1遊星歯車列は、入力部として、キャリア94を有する。プレート100が
、キャリア94に取り付けてある。2つまたはそれ以上の遊星歯車96が、それ
らの軸98によってキャリア94およびプレート100に枢着してあり、これら
の軸は、キャリア94およびプレート100の穴内で自由に回転することができ
る。
【0037】 キャリア94の動力は、遊星歯車96を経て太陽歯車102および内歯歯車1
06に伝えられる。太陽歯車102は、軸104に取り付けてある。内歯歯車1
06は、キャリア108に取り付けてあり、このキャリアは、第2遊星歯車列の
入力部となっている。第2遊星歯車列において、プレート116が、キャリア1
08に取り付けてある。1つまたはそれ以上のセットの遊星歯車110、112
が、それらの軸114を経てキャリア108およびプレート116に枢着してあ
る。これらの軸は、キャリア108およびプレート116に設けた穴内で自由に
回転できる。遊星歯車110、112は、軸114に取り付けてあり、一緒に回
転する。キャリア108の動力は、遊星歯車112を経て太陽歯車122に伝え
られる。キャリア108の動力も、遊星歯車110を経て内歯歯車118に伝え
られる。太陽歯車122は、軸124に取り付けてある。内歯歯車118は、軸
120に取り付けてある。出力歯車126は、軸104に取り付けてある。出力
歯車128は、軸124に取り付けてある。出力歯車130は、軸120に取り
付けてある。
【0038】 負荷がかかっていないときにすべての指が確実に一緒に動くように、遊星歯車
およびそれらの取り付け部には摩擦力を作用させるようにしてもよい。 動力の適切な分布を得るために、3つの出力歯車126、128、130は、
同じ出力トルクあるいはそれに近いトルクを持たなければならない。第1遊星歯
車列において、太陽歯車102は、入力トルクの1/3を引き受け、内歯歯車1
06は、入力トルクの2/3を引き受ける。内歯歯車106におけるトルクは、
第2遊星歯車列の入力となる。第2遊星歯車列において、太陽歯車122は、入
力トルクの1/2を引き受け、内歯歯車118は、入力トルクの1/2を引き受
ける。
【0039】 したがって、歯車126の出力トルクは、入力トルクの1/3となる。歯車1
28の出力トルクは、入力トルクの2/3×1/2、したがって、1/3となる
。 これらのトルク比は、歯数の適切な比率によって得られる。第1遊星歯車列に
ついては、太陽歯車102の歯数は、内歯歯車106の歯数の1/2である。遊
星歯車98の歯数は、太陽歯車102の歯数の1/2である。第2遊星歯車列に
ついては、2つの遊星歯車110、112があり、遊星歯車112はその動力を
太陽歯車122に伝え、遊星歯車110はその動力を内歯歯車118に伝える。
太陽歯車122と内歯歯車118とで等しいトルクを得るために、太陽歯車12
2の歯数対1つの遊星歯車112の歯数の比は、内歯歯車118の歯数対1つの
遊星歯車110の歯数の比に等しくなければならない。3つの一般出力歯車12
6、128、130は、サイズ等しく、それらの動力を図5に示す伝達スクリュ
ウの歯車134に伝える。これらの歯車134もサイズ等しい。
【0040】 図5において、差動装置26の歯車126、128、130からの3つの出力
は、3つの伝達スクリュウ28を介して指に伝わる。伝達スクリュウ28は、主
軸132まわりに作ってある。主軸32は、端ブッシング138、140によっ
て回動可能に支持されている。これらのブッシング138、140は、フレーム
のプレート82、84のそれぞれに挿入される。差動装置26の出力トルクは、
歯車134を介してそれぞれの主軸132に伝わる。主軸132の回転は、スク
リュウ158を使用して、ナットの並進運動に変換される。
【0041】 このナットは、図示してないが、プレート144によってナット・フレーム1
42に取り付けてある。ナット・フレーム142の回転を避けるために、ナット
・フレーム142に溝が設けてあり、この溝が案内バー156に沿って摺動する
。この案内バー156は、その端のところで、フレーム24のプレート82、8
4に取り付けてある。ナット・フレーム142の並進運動は、プレート148に
よってナット・フレーム142に枢着した回転可能な部分146に伝わる。回転
可能な部分146は、ナット・フレーム142に対して自由に回転するができ、
指の方向付けを可能にしている。これが、指の向きから独立して、ナット・フレ
ーム142の並進運動を行わせる。回転可能な部分146の並進運動は、ピン1
50によって作動バー152に伝わり、次いで、バー152の並進運動が、バー
152の穴154内に枢着したジョイント57(図2参照)によって指22に伝
わる。
【0042】 指の閉鎖を同期させるために、指は、すべてが最大開放限度に達するまで広げ
られる。この限度は、それぞれ、ナット・フレーム142、サポート136に取
り付けたスクリュウ160、162の接触によって得られる。サポート136は
、主軸132に取り付けてある。最大開放限度は、スクリュウ158の回転を止
めるが、ナット・ボックス142の並進運動は停止させず、ジャミングを回避す
るようになっている。
【0043】 簡単な実施例においては、ナット・フレーム142は、作動バー152に直接
取り付けてあり、案内バー156によって案内されることはない。次いで、ナッ
ト・フレーム142は、作動バー152によって回転を案内される。これは、指
22の方向付けの後である。この簡単な具体例では部品が少なくてもよいが、ナ
ット・フレーム142の並進運動、したがって、指の閉鎖運動が、指22の方向
付けから独立していない。また、トルクは、指で支えられ、ストレスが大きくな
る。
【0044】 伝達スクリュウ28を介して伝わる動力は、主軸132の回転からナット・フ
レーム142の並進運動までの一方向だけであり、可逆的ではない。したがって
、伝達スクリュウ28が、自動ロック特徴を提供し、開閉動作の動力がオフのと
きに、各指が開閉動作でそれぞれの位置にロックされるようになっていると有利
である。
【0045】 指22の基部38の向きは結合される。図6に示すように、指のうちの2つは
、歯車機構の助けを借りて1つの入力と同期して回転する。同じサイズの指歯車
172、174が、回転している基部38に取り付けてある(図2参照)。方向
付け軸164に取り付けた入力歯車166が、第1指歯車172を直接駆動する
。自由軸170に取り付けた自由歯車168が、この入力歯車166で駆動され
、その運動を第2指歯車174に伝える。この配置によって、2指基部38が互
いに反対の方向に回転することができる。後述する別の特殊な実施例との互換性
のために、指歯車172、174のうちのいずれか1つと入力歯車166との比
率は、3対1である。指のうちの2つが互いに対面している向きの1つにおいて
、第3の指は、把持には役立たず、潜在的に把持を妨げる可能性すらある。した
がって、この第3の指は、方向付け軸164に取り付けた停止機構176によっ
てその開放位置において止められる。この機構は、2つの指が互いに対面する特
殊な構成についてのみ、差動装置26の出力歯車126とかみ合うラックを包含
する。初めにきちんと並んでいない場合であっても、軸164、ラック部材17
6間の連結は、限度内で弾力的であり、最初に不整合が合ったとしてもラック歯
が歯車126の歯とかみ合うことができる。
【0046】 指の開閉および指の方向付けは、図7に示す2つの独立アクチュエータによっ
て実施される。支持部材182によってプレート84に取り付けた第1アクチュ
エータ32は、歯車機構を経由して単入力/3出力差動装置26を駆動する。さ
らに詳しく言えば、第1アクチュエータ32は、それの軸に取り付けた歯車18
4と軸188に取り付けた歯車186とを経由して軸188を駆動する。軸18
8は、プレート84に枢着してあり、軸188に取り付けてあり、差動装置26
のソケット92と係合する雄型コネクタ190を経由して単入力/3出力差動装
置26(図1参照)を駆動する。第2アクチュエータ34は、プレート84に取
り付けてある。アクチュエータ34は、カップリング194を経て方向付け軸1
64(図6参照)を駆動する。
【0047】 図8、図9に示す別の好ましい実施例においては、把持機構は、受動的なツー
ル200であり、外部装置に取り付け、それによって作動させられるようになっ
ている。この装置は、把持機構を作動するソケットを回転、前進させることがで
きる。したがって、差動装置26および方向付け伝達装置30を駆動する2つの
モータおよび機構の代わりに、切り替え機構204およびゼネバ機構202から
なるインタフェースを使用する。
【0048】 外部駆動装置は、一般的に、回転、前進を行えるソケットを包含する。したが
って、2の作動度を利用できる。ソケットの回転は、大きいトルクおよび動力を
提供し、左右両方向に回転できる。ソケットの前進は、より小さい力を提供し、
これは、2つだけの位置を有し、従順である。
【0049】 図9において、指の開閉および指の方向付けは、ソケット・トルクによって実
行される。開放位置からのソケット・トルクの動力切り替えおよびその逆の切り
替えは、割り出し機構の助けを借りてソケットによって行われる。ソケット・ト
ルクの動力は、外部駆動装置(図示せず)のソケットとかみ合う雄型コネクタ2
10を介して軸208に伝わる。軸208の動力は、雄型コネクタ212を介し
てソケット92またはソケット228に伝わる。軸208は、プレート84の穴
内で自由に回転、並進運動を行える。割り出しリング214が、切り替え機構2
04のハウジング206に取り付けてあり、割り出しリング214の溝に挿入し
てある。プレート84と軸208上の肩部(図示せず)との間で軸上に圧縮ばね
218が挿入してある。割り出し機構は、次のように作動する。圧縮ばね218
は、軸208を底位置に向かって維持するように押圧し、この底位置において、
割り出しリング214が底位置へ向かい、割り出しピン216が、位置220の
ところで割り出しリング214の溝に挿入される。割り出しリング214の運動
は、そこにある溝を介して割り出しピン216によって案内される。駆動装置ソ
ケットが雄型コネクタ210を経て軸208を押圧するとき、軸208は、ばね
218に抗して前進する。
【0050】 この前進は、割り出しリング214の溝内の位置222のところで割り出しピ
ン216によって止められる。位置222のところで、雄型コネクタ212はソ
ケット228に挿入される。次いで、駆動装置ソケット・トルクが作用すると、
ゼネバ機構202、したがって、方向付け機構30(図8参照)が起動すること
になる。駆動装置ソケットがその押圧作用を解放すると、ばね218が軸208
を底位置に向かって押圧し、最終的に、割り出しピン216が割り出しリング2
14の溝内の位置224に達する。駆動装置ソケットが、再び、雄型コネクタ2
10を経て軸208を押圧すると、軸208がばね218に抗して前進する。こ
の前進は、割り出しリング214の溝内の位置226にある割り出しピン216
によって止められる。位置226のところで、雄型コネクタ212はソケット9
2に挿入される。次いで、駆動装置ソケット・トルクが作用している場合、差動
装置26である開閉機構が起動する。駆動装置ソケットがその押圧作用を解放す
ると、ばね218が軸208をその底位置に向かって押圧し、最終的に、割り出
しピン216が割り出しリングの溝内の位置220に達し、サイクルを閉じる。
これら2つの作業を切り替えるために、このサイクルは、無限に繰り返される。
ソケット92、228および雄型コネクタ212は、挿入容易にするために機械
加工する。
【0051】 図10に示すように、ゼネバ機構202は、所定の自動ロックされた向きを得
るために方向付け軸164を駆動するのに用いる。軸230、ドライバ232、
ピン234およびロッキング・ディスク236が、入力部分を形成するように取
り付けてある。軸230は、その両端がプレート84、88(図8参照)に枢着
してある。入力は、軸230のソケット228を経て与えられる。ゼネバ機構2
02が移動相にあるとき、ドライバ232のピン234は、ゼネバ大歯車238
にある4つのスロット240のうちの1つに入っている。この相では、ドライバ
232は90度だけゼネバ大歯車238を動かす。ゼネバ機構202がドウエル
相にあるときには、ゼネバ大歯車238はロッキング・ディスク236によって
ロックされるが、ゼネバ機構202の入力部分全体が自由に回転できる。この相
では、指22は、それらの向きにおいてロックされる。
【0052】 この好ましい実施例においては、指は、おのおの30度隔たった4つの所定位
置に方向付けられる。したがって、指歯車172、174のいずれか1つと入力
歯車166との比率は3:1である。その結果、2つの回転可能な指の所定位置
は0度、30度、60度および90度である。これら4つの位置における指の向
きを制限するために、ゼネバ大歯車238のスロット240のうちの1つが満た
され、ゼネバ大歯車238および方向付け軸164の回転を止める。この機構に
より、駆動されていない場合でも指の自動ロックを行うことができ、ドライバ2
32のエラーを訂正することができ、ドウエル相時にドライバ232の自由運動
を可能にする。これは、切り替え機構204に役立つ。
【0053】 本実施例で提起した特徴を変更することなく変形例が可能である。たとえば、
ソケット・トルクの動力は、内部モータからであってもよいし、ソケット前進・
切り替え機構の代わりに、内部ソレノイドを使用してもよい。したがって、主モ
ータおよび内部ソレノイドによって内部的に駆動される把持機構を得ることがで
きる。
【0054】 本発明のさらに別の実施例が、図11に示してある。この実施例においては、
把持機構300が、液圧あるいは空気圧である流体動力によって作動させられる
。そして、少数アクチュエータ動作の実施もまた流体動力によって行われる。指
22を開閉するために、3つのピストン・シリンダ302がプレート84に取り
付けてある。これらのピストン・シリンダは、それらの主軸線を指22の基部3
8の回転軸線と整合させ、指22の自由回転を可能にするように設置してある。
ピストン・シリンダ302が起動すると、ロッド304が動く。この運動は、ピ
ン306を経て作動バー308に伝わる。次いで、この運動は、さらに、作動バ
ー308からピン57を経て指22に伝わる。指22の方向付けのために、回転
可能な流体アクチュエータ310が、カップリング312を経て方向付け軸16
4を作動させる。
【0055】 指22間の少数アクチュエータ動作は、他の実施例における歯車式差動装置2
6の代わりに、流体動力システム301によって実施される。流体動力システム
301は、図12に示してあり、3つの出力部に区画されており、いずれかの方
向において3つのピストン・シリンダ302をそれぞれ駆動する。これは、他の
実施例において使用した単入力/3出力差動装置26と似ている。図1における
伝達スクリュウ28の各々を自動ロックするという特徴をまねるために、ピスト
ン・シリンダ302に接続した各分岐部に2位置チェック弁314が追加してあ
る。2位置チェック弁314は、2位置切り替え弁316と組み合わせてあり、
この切り替え弁は、流体ポンプ318から供給される加圧流体をピストン・シリ
ンダ302へ切り替え、運動方向を変更する。その結果、チェック弁314は、
指を開く動力がオンのときにのみ停止する。流体ポンプ318は、タンク320
に接続している。
【0056】 機械的なブロッキング機構の代案として、2位置ソレノイド・スイッチ弁32
4をピストン・シリンダ302のうちの、向き固定指を動かすことになっている
ピストン・シリンダへ接続する。ソレノイド弁324は、方向付け軸164に接
続したスイッチによって制御され、その結果、2つの回転可能な指が互いに対面
したときにのみ、ソレノイド弁324が起動して流体供給を遮断する。
【0057】 それぞれの指の開閉を行うための差動装置からの等しい動力出力の要件は、機
械的な歯車式差動装置26の場合よりも、流体動力システム301の場合により
容易に達成される。各ピストン・シリンダ302内の流体圧は、一般的に、等し
く保たれ、したがって、同じサイズのピストン・シリンダは等しい動力出力を確
保することになる。 添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることをイトした発明の範囲から
逸脱することなく、本発明の上記実施例に対する変更、修正をなし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アクチュエータを包含する本発明の好ましい実施例を組み込んだ
把持機構の斜視図である。
【図2】 本発明のすべての実施例で用いる少数アクチュエータ動作式3自
由度指の斜視図である。
【図3】 図1の実施例で使用される把持機構のフレームの斜視図である。
【図4】 指を開閉動作で駆動するために図1の実施例で使用する単入力/
3出力式遊星歯車差動装置の部分断面斜視図である。
【図5】 伝達スクリュウおよび差動装置の斜視図であり、伝達スクリュウ
の各々が、差動装置からの出力回転を駆動バーの並進運動に変換して指を駆動す
ることを示す図である。
【図6】 図1の実施例で使用する方向付け機構の斜視図である。
【図7】 フレームに取り付けた2つのアクチュエータの斜視図であり、図
1の実施例で使用する、指の開閉、方向付けのためのモータ機構を示す図である
【図8】 アクチュエータなしの受動ツールである、本発明の別の実施例を
具体化した把持機構の斜視図である。
【図9】 図8の実施例の部分断面斜視図であり、受動ツールを選択的に外
部駆動装置と連結するのに使用する切り替え機構を示す図である。
【図10】 方向付け機構に連結し、図8の実施例で使用するゼネバ機構の
斜視図である。
【図11】 把持機構を流体動力によって作動させる本発明の第3実施例を
具体化した把持機構の斜視図である。
【図12】 図11の実施例で使用する単入力/3出力式差動装置システム
の油圧回路図である。
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月6日(2003.2.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3C007 DS01 ES04 ES09 ET01 EU01 EU02 EU07 EU13 EU18 EU20 EV19 HS01 HS04 HS12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つの指の間の少数アクチュエータ動作する把持
    機構用の作動システムであって、指のうち少なくとも2つの指が、向きを変える
    ように回転することができ、各指が、それを選択把持動作で作動させる指作動機
    構を有する差動機構において、それぞれの指作動機構に作動状可能に連結した作
    動機構であり、一回の動力入力を受け、その一回の動力入力を複数の動力出力に
    伝え、それぞれの指を開閉動作で作動させる差動機構と、所望に応じて開閉動作
    において指のうちの第3の指を作動停止にする停止機構と、一回の回転入力を受
    け、この一回の入力を少なくとも2つの回転出力に伝え、指の向きにおいて少な
    くとも2つの回転可能な指をそれぞれ回転させる方向付け機構とを包含すること
    を特徴とする作動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の作動システムにおいて、停止機構が、回転
    可能な指が互いに対面するような向きになったときにのみ方向付け機構と連動し
    て、指のうちの第3の指の開閉作用を停止し、それによって、前記指が、回転可
    能な指が第1方向において対面するように回転したときにすべての指による把持
    を実施することができ、回転可能な指が回転して互いに対面し、回転可能な指が
    第3の指の妨害なしに把持を実施し得るようになったときに第3の指を停止させ
    るようにしたことを特徴とする作動システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の作動システムにおいて、指の数が、3つで
    あり、指の開閉を行う動力がオフとのときに、各指が、開閉動作において自動ロ
    ックされ、それによって、前記指が、回転可能な指が回転して共通中心に向いた
    ときに、3指把持を実施することができ、そして、2つの回転可能な指が回転し
    たときに第3の指を停止させ、回転可能な指が第3指の妨害なしに2指把持を実
    施し得るようにしたことを特徴とする作動システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の作動システムにおいて、方向付け運動が不
    要のときに、2つの回転可能な指が所定の向きで自動ロックされることを特徴と
    する作動システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の作動システムにおいて、さらに、把持機構
    の手掌平面を構成する手掌を包含するフレームを包含し、3つの指の各々が、フ
    レームに取り付けてあり、そのうちの2つの指が手掌平面に対して直交する軸線
    まわりに回転可能となっていることを特徴とする作動システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の作動システムにおいて、差動機構が、フレ
    ームに取り付けてあり、1つのトルク入力を3つの等しいトルク出力へ変換する
    複数の遊星歯車列を包含することを特徴とする作動システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の作動システムにおいて、差動機構が、そこ
    からのそれぞれの回転出力を3つの駆動バー部材へ伝える3つの回転/並進運動
    伝達機構を包含し、これらの駆動バー部材が、それぞれの指作動機構に連結して
    あって開閉動作において指を駆動することを特徴とする作動システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の作動システムにおいて、方向付け機構が、
    2つの回転可能な指を所定の向きへ回転させる自動ロック式ゼネバ機構を包含す
    ることを特徴とする作動システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の作動システムにおいて、さらに、フレーム
    に作動可能に装着してあり、作動システムへの外部動力入力を受けて、この動力
    入力を選択的に差動機構あるいは方向付け機構へ伝えることを特徴とする作動シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の作動システムにおいて、さらに、アクチ
    ュエータおよび切り替え機構を包含し、これらが、共に、フレームに取り付けて
    あり、切り替え機構が、アクチュエータに連結してあり、動力入力を選択するた
    めに差動機構または方向付け手段と選択的に連結することを特徴とする作動シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の作動システムにおいて、さらに、フレー
    ムに取り付けた第1モータおよび第2モータを包含し、第1モータが、それぞれ
    の指を開閉動作で駆動するように差動機構に作動可能に連結してあり、そして、
    第2モータが、少なくとも2の回転可能な指を方向付け運動で駆動するように方
    向付け機構に作動可能に連結してあることを特徴とする作動システム。
  12. 【請求項12】 請求項3に記載の作動システムにおいて、差動機構が、駆
    動バー部材のそれぞれに連結した3つの流体作動式ピストン・シリンダを包含し
    、これらのピストン・シリンダが、1つの加圧流体源から加圧流体を受け取って
    それぞれの指を開閉動作において駆動することを特徴とする作動システム。
  13. 【請求項13】 請求項3に記載の作動システムにおいて、さらに、2つの
    回転可能な指を方向付け運動において駆動するように方向付け機構に連結した回
    転流体アクチュエータを包含することを特徴とする作動システム。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の作動システムにおいて、差動機構が、
    3つのチェック弁を包含し、各チェック弁が、ピストン・シリンダの1つと加圧
    流体源との間に接続してあり、指を開く動力がオフの場合にのみ活動状態になる
    ことを特徴とする作動システム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の作動システムにおいて、差動機構が、
    ピストン・シリンダに接続した弁を包含し、この弁が、2つの回転可能な指が互
    いに対面するような向きにあるときに、指のうちの第3の指を作動させ、ピスト
    ン・シリンダへの流体供給を止めて第3の指の閉鎖作動を停止させることを特徴
    とする作動システム。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の作動システムにおいて、2つの回転可
    能な指の各回転軸線が、対応するピストン・シリンダの主軸線と整合しているこ
    とを特徴とする作動システム。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の作動システムにおいて、さらに、アクチ
    ュエータおよび切り替え機構を包含し、切り替え機構が、アクチュエータに連結
    してあり、動力入力を選択するために選択的に差動機構または方向付け手段と接
    続することを特徴とする作動システム。
  18. 【請求項18】 2自由度動力入力を有するロボット・システムを複数のア
    クチュエータを有するロボット・ツールに選択的に連結するための動力切り替え
    機構であって、前記2自由度動力入力が、並進運動動力入力および動力軸回転入
    力とからなる動力切り替え機構において、一緒に回転できるように前記動力軸回
    転入力に取り付けた軸方向変位可能なコネクタと、前記動力軸回転入力に連結し
    てあり、中立位置と前記アクチュエータの各々についてのアクチュエータ係合位
    置との間で順次に軸線方向に移動できる割り出し機構とを包含し、2自由度動力
    入力の軸線方向並進運動の移動に応答して、軸線方向変位可能なコネクタが、前
    記アクチュエータのうちの任意の1つと係合することを特徴とする動力切り替え
    機構。
  19. 【請求項19】 請求項19に記載の動力切り替え機構において、前記アク
    チュエータの数が、2であり、前記割り出し機構が、前記中立位置と第1アクチ
    ュエータ入力係合位置の間、前記中立位置と第2アクチュエータ入力係合位置と
    の間で軸線方向に移動可能であることを特徴とする動力切り替え機構。
  20. 【請求項20】 請求項18または19に記載の動力切り替え機構において
    、ロボット・ツールが、少なくとも3つの指を有する把持機構であり、そのうち
    2つの指が、向きを変え得るように手掌に回転可能に取り付けてあることを特徴
    とする動力切り替え機構。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の動力切り替え機構において、前記把持
    機構が、指作動機構に作動可能に連結した差動機構を有し、これらの指差動機構
    の各々が、前記指の1つを開閉させて把持動力入力を受け入れ、1つの動力入力
    を複数の動力出力へ変換し、指を開閉動作で作動させるようになっており、また
    、前記把持機構が、回転可能な指に作動可能に連結してあり、1つの方向付け入
    力を受け取り、この1つの入力を少なくとも2つの回転出力へ変換し、少なくと
    も2つの回転可能な指を指方向付けにおいて回転させる方向付け機構を包含し、
    前記把持動力入力および前記方向付け入力が、前記動力軸回転入力から導出され
    ることを特徴とする動力切り替え機構。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の動力切り替え機構において、前記割り
    出し機構が、前記中立位置と把持動力入力係合位置との間、前記中立位置と方向
    付け入力係合位置との間で順次に軸線方向に移動可能であることを特徴とする動
    力切り替え機構。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の動力切り替え機構において、前記指が
    、少なくとも3自由度を有し、前記作動機構が、前記指の各自由度を区別して駆
    動することを特徴とする動力切り替え機構。
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