JP2003531943A - 透明ポリカーボネートブレンド - Google Patents
透明ポリカーボネートブレンドInfo
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Abstract
Description
レンドに関する。本発明のブレンドは良好な性質を有する透明製品の製造に有用
である。かかる性質には良好な耐薬品性及び溶融加工性がある。本ブレンドは、
透明な成形品、繊維、フィルム及びシートの製造に特に有用である。
ーボネート)は成形用エンジニアリングプラスチックとして広く用いられている
。BPAポリカーボネートは、寸法安定性、良好な耐熱性及び良好な衝撃強さな
ど数多くの良好な物理的性質を有している。しかし、用途によっては、一段と優
れた加工性及び耐薬品性が必要とされる。これは大抵2種類のポリマーをブレン
ドすることで達成される。
は、分子レベルでポリマー同士の親密な相互作用が達成される混合物であるブレ
ンドをいう。混和性ブレンドは透明であり、半透明でも不透明でもない。さらに
、2種類以上の成分からなる混和性ブレンドについては、示差走査熱量測定で単
一のガラス転移温度(Tg)しか検出されない。
を製造できれば望ましい。このようなブレンドは透明な成形品、繊維、シート及
びフィルムの製造に特に適しているはずである。
ドに関する。 A)式(I)の構造単位を含む第一のポリカーボネート1〜99重量%
4〜7の整数であり、nは1〜4の整数であり、pは1〜4の整数であり、式(
I)の構造単位は第一のポリカーボネートの10〜約100モル%をなす。 B)式(II)の構造単位を含む第二のポリカーボネート1〜99重量%
素オキシ基からなる群から独立に選択され、R19はハロゲン、水素、一価C1〜
C6炭化水素基及び一価C1〜C6炭化水素オキシ基からなる群から独立に選択さ
れ、Wは二価置換又は非置換C1〜C18炭化水素基、−S−、−S−S−、−O
−、
bは0又は1であり、構造単位(II)は第二のポリカーボネートの10〜100
モル%をなす。 ここで、第一のポリカーボネート(A)と第二のポリカーボネート(B)の合計
重量百分率は100重量%に等しい。
ートであって、当該ポリエステルカーボネートは式(I)の構造単位に加えて式
(V)の構造単位をさらに含む。
シクロアルキル基である。
ることで本発明の理解を深めることができよう。
定の組成自体に限定されるものではなく、当然ながら種々異なる形態をとり得る
ことを理解されたい。また、本明細書中で用いる用語は特定の実施形態を説明す
るためのものにすぎず、限定のためのものでないことも理解されたい。
のと定義される。
合も含めて意味する。
は状況が起きても起きなくてもよいことを意味しており、かかる記載はその事象
又は状況が起きた場合と起こらない場合を包含する。
キシフェニル)プロパンと定義される。
ル)シクロヘキサンと定義される。
ポリカーボネート及び(コ)ポリエステルカーボネートが包含される。
いうときは、ポリカーボネートの繰返し単位100モル%を基準としたものであ
る。例えば、「90モル%のBCCを含むポリカーボネート」とは、繰返し単位
の90モル%がBCCジフェノール又はその対応誘導体から誘導された残基であ
るポリカーボネートをいう。対応誘導体としては、特に限定されないが、ジフェ
ノールのオリゴマー、ジフェノールのエステル及びそのオリゴマー、並びにジフ
ェノールのクロロホルメート及びそのオリゴマーが挙げられる。
」という用語は本明細書全体を通して同義である。
術分野の技術水準を十分に説明するため、援用によって本明細書の内容の一部を
なす。
)と(B)を含んでなる透明ブレンド組成物に関する。 A)式(I)の構造単位を含む第一のポリカーボネート1〜99重量%
4〜7の整数であり、nは1〜4の整数であり、pは1〜4の整数であり、式(
I)の構造単位は第一のポリカーボネートの10〜約100モル%をなす。 B)式(II)の構造単位を含む第二のポリカーボネート1〜99重量%
素オキシ基からなる群から独立に選択され、R19はハロゲン、水素、一価C1〜
C6炭化水素基及び一価C1〜C6炭化水素オキシ基からなる群から独立に選択さ
れ、Wは二価置換又は非置換C1〜C18炭化水素基、−S−、−S−S−、−O
−、
bは0又は1であり、構造単位(II)は第二のポリカーボネートの10〜100
モル%をなす。 ここで、第一のポリカーボネート(A)と第二のポリカーボネート(B)の合計
重量百分率は100重量%に等しい。
、式(V)の構造単位をさらに含む。
シクロアルキル基である。
は、分子レベルでポリマー同士の親密な相互作用が達成される混合物であるブレ
ンドをいう。混和性ブレンドは透明であり、半透明でも不透明でもない。2種類
以上の成分からなる混和性ブレンドについては、示差走査熱量測定で単一のガラ
ス転移温度(Tg)しか検出されない。さらに、走査電子顕微鏡で非混和相の指
標となるコントラストは検出されない。上述の通り、本発明のブレンドは透明で
ある。「透明」という用語は、本明細書中では、目視検査で曇り、かすみ又は濁
りが存在しないことと定義される。
トとが透明な混和性ブレンドをもたらすという極めて予想外の知見を得た。さら
に本発明者らは、こうしたブレンドが良好な性質を有しており、透明な成形品、
繊維、フィルム及びシートの製造に適しているという意外な知見を得た。本発明
のブレンドは透明であり、射出成形に適した良好な溶融加工性を有している。
費用がかかりすぎたり達成不可能な組成物の製造がブレンド法では可能となる。
るポリカーボネートブレンドを与える。妥当なガラス転移温度は、良好な成形性
のような適切な加工性をもたらすのに必須である。
レンドが加工に適した性質を有していることが決定的重要性をもつ。本発明のブ
レンドは、好ましくは100〜185℃、さらに好ましくは125〜165℃、
さらに一段と好ましくは130〜150℃のガラス転移温度を有する。ポリカー
ボネートは約85%以上の光透過率を有するべきであり、さらに好ましくは約9
0%以上の光透過率を有する。
ションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準として測定して、好ましくは約
10000〜約100000、さらに好ましくは約10000〜約50000、
さらに一段と好ましくは約12000〜約40000である。
せることができる。本発明のブレンドは第一のポリカーボネート約1〜約99重
量%と第二のポリカーボネート約1〜約99重量%を含むが、第一のポリカーボ
ネートと第二のポリカーボネートの合計重量百分率は好ましくは100重量%に
等しい。
%と第二のポリカーボネート約1〜約80重量%を含み、さらに好ましくは第一
のポリカーボネート約40〜約99重量%と第二のポリカーボネート約1〜約6
0重量%を含み、さらに一段と好ましくは第一のポリカーボネート約45〜約5
5重量%と第二のポリカーボネート約45〜約55重量%を含む。
応じて調節できる。例えば、ブレンドで第一のポリカーボネートの割合が多いと
、低い吸水性及び良好な複屈折を保つのに役立つ。また、ブレンドで第二のポリ
カーボネートの割合が多いと、良好な延性を保つのに役立つ。
%、好ましくは第一のポリカーボネートの30〜100モル%、さらに好ましく
は第一のポリカーボネートの60〜100モル%、さらに一段と好ましくは第一
のポリカーボネートの90〜100モル%をなす。一実施形態では、第一のポリ
カーボネートは構造(I)の残基から実質的になる。
−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘキサン(BCC)、1,1−ビス
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘプタン及びその混合物の残基が挙げ
られる。BCCの残基が構造単位(I)として最も好ましい。
を90〜100モル%含む。BCCは、シクロヘキサノンとo−クレゾールから
簡単に合成できる。
では「BCCホモポリカーボネート」という。さらに別の実施形態では、第一の
ポリカーボネートは実質的にBCCの残基からなる。
置換されていることが決定的重要性をもつ。nとpが1で、R1とR2がそれぞれ
3位及び3′位に存在するのが好ましい。R1及びR2は好ましくはC1〜C6アル
キル基、さらに好ましくはC1〜C3アルキル基、さらに一段と好ましくはCH3
である。
%、好ましくは第二のポリカーボネートの30〜100モル%、さらに好ましく
は第二のポリカーボネートの60〜100モル%、さらに一段と好ましくは第二
のポリカーボネートの90〜100モル%をなす。一実施形態では、第二のポリ
カーボネートはBPA残基のみからなる。すなわち、第二のポリカーボネート中
の構造単位100モル%を基準として、BPA残基100モル%からなる。
−ヒドロキシフェニル)プロパン(BPA)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−エ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン及びその混合物の残基が挙げられる。
BPAの残基が構造(II)として好ましい。
モル%含んでいてもよい。
れシクロアルキル基である。
シン酸(DDDA)、アジピン酸、オクタデカン二酸、オクタデセ−9−エン二
酸、9−カルボキシオクタデカン酸及び10−カルボキシオクタデカン酸の残基
がある。ドデカン二酸の残基がさらに好ましい。
、さらに好ましくはBPA残基を80モル%以上含む。別の実施形態では、第二
のポリカーボネートは60モル%以上のBPA残基と10モル%以上のDDDA
残基を含む。さらに別の実施形態では、第二のポリカーボネートは約60〜80
モル%のBPA残基と約10〜約20モル%以上のDDDA残基を含む。
ン酸、アジピン酸、オクタデカン二酸、オクタデセ−9−エン二酸、9−カルボ
キシオクタデカン酸及び10−カルボキシオクタデカン酸の残基がある。ドデカ
ン二酸の残基がさらに好ましい。
場合、各種相間移動触媒の添加は任意である。適当な相間移動触媒には、特に限
定されないが、トリエチルアミンのような第三アミン、臭化テトラブチルアンモ
ニウムのようなアンモニウム塩、又は塩化へキサエチルグアニジウムがある。p
−クミルフェノール(PCP)や4−ブチルフェノールのような単官能性フェノ
ール、カルダノールやノニルフェノールのような長鎖アルキルフェノール、及び
二官能性フェノールを連鎖停止剤として使用してもよい。任意には、繰返し単位
の総モル数を基準として0.1〜10モル%、さらに好ましくは4〜10モル%
、さらに好ましくは4〜7%の連鎖停止剤をポリカーボネートに配合し得る。
中でのモノマーの溶解性及びモノマーの構造に関連したモノマー特有の反応性に
よって不要な環状オリゴマーの生成が優勢となる場合には、ホスゲン化条件を調
節すべきである。例えばBCCの場合、標準的な界面重合条件下での環状オリゴ
マーの生成比率は、例えばBPAの場合よりも大きい。BCC含有量が約20モ
ル%をかなり上回るポリカーボネートでは、線状ビスクロロホルメートオリゴマ
ー生成を促すため過剰のホスゲンを使用するのが有利であり、線状ビスクロロホ
ルメートオリゴマーを部分加水分解と重縮合によって高分子量ポリマーへと転化
する。好ましくは、約20〜200モル%過剰のホスゲンを使用する。
のプロセスでは、ホスゲンや溶媒を使用する必要がなく、最終ポリマー中での環
状及び線状低分子量オリゴマーのような低分子量夾雑物の生成が最小限に抑えら
れる。カーボネート源(ジアリールカーボネートなど)及び少量の触媒(アルカ
リ金属水酸化物や水酸化アンモニウムなど)と共にモノマーを混合し、反応混合
物上のヘッドスペースの圧力を周囲圧力から約1トルに下げながら段階的に温度
を上昇させるというプロトコルに従って減圧下で加熱する。
の記載内容は援用によって本明細書の内容の一部をなす。)。各段階の時間及び
温度は、発泡などによる材料の機械的損失が避けられるようにする。フェノール
と過剰のジフェニルカーボネートを塔頂から除去して重合プロセスを完了させる
。高分子量ポリマー生成物はメルトとして単離されるが、そのペレット化の前に
安定剤や離型剤のような他の添加剤を配合し得る。溶融法で合成した生成物は、
界面法で合成した生成物に比べ、非溶解粒子の数が少なく、環状オリゴマーのよ
うな低分子量夾雑物の含有量が少ない。
の慣用添加剤(特に限定されないが、染料、UV安定剤、酸化防止剤、熱安定剤
及び離型剤など)とブレンドしてもよい。特に、所望の光学製品を成形するため
のブレンドの加工に役立つ添加剤とポリカーボネートとのブレンドを形成するの
が好ましい。ブレンドは、任意には、所望の添加剤を0.0001〜10重量%
、好ましくは0.0001〜1.0重量%含有し得る。
いが、耐熱性安定剤、UV吸収剤、離型剤、帯電防止剤、スリップ剤、粘着防止
剤、滑剤、曇り防止剤、着色剤、天然油、合成油、ワックス、有機充填材、無機
充填材及びこれらの混合物がある。
機チオエーテル系安定剤、有機リン化物安定剤、ヒンダードアミン系安定剤、エ
ポキシ系安定剤及びこれらの混合物がある。耐熱性安定剤は固体又は液体の形態
で添加し得る。
フェノン系UV吸収剤、ベンゾトリアゾール系UV吸収剤、シアノアクリレート
系UV吸収剤及びこれらの混合物がある。
ンワックス、フルオロカーボン、その他の炭化水素系離型剤、ステアリン酸、ヒ
ドロキシステアリン酸、その他の高級脂肪酸、ヒドロキシ脂肪酸、その他の脂肪
酸系離型剤、ステアリン酸アミド、エチレンビスステアロアミド、その他の脂肪
酸アミド、アルキレンビス脂肪酸アミド、その他の脂肪酸アミド系離型剤、ステ
アリルアルコール、セチルアルコール、その他の脂肪族アルコール、多価アルコ
ール、ポリグリコール、ポリグリセロール、その他のアルコール系離型剤、ステ
アリン酸ブチル、ペンタエリトリトールテトラステアレート、その他の脂肪酸の
低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪酸のポリグリ
コールエステル、その他の脂肪酸エステル系離型剤、シリコーンオイル、その他
のシリコーン系離型剤、及びこれらの混合物がある。
は組合せて使用できる。
は組合せて使用できる。
でも、グラフト共重合体でもよい。グラフト共重合体その他の枝分れポリマーを
製造するときには製造時に適当な枝分れ剤を使用する。
ネート又はポリカーボネートブレンドを成形することで得られる。射出成形がさ
らに好ましい製品の成形方法である。
性質には良好な耐薬品性及び溶融加工性がある。本ブレンドは、成形品、繊維、
フィルム及びシートの製造に特に有用である。
240〜約300℃の温度で透明ブレンド組成物の形成に十分な時間ブレンディ
ングする段階を含む方法で製造することができる。ブレンドの形成に適した方法
には、特に限定されないが、溶融法、溶液調製法、ドライブレンディング法及び
共押出法がある。
してもよいし、或いは、2台のフィーダーを用いてもよい。触媒もジフェニルカ
ーボネートも不要である。任意には、触媒を使用してもよい。
ブレンドは1種類以上のその他の改質用ポリマーを含んでいてもよい。適当な改
質用ポリマーは、第一及び第二のポリカーボネートと共に混和性ブレンドを生成
するものである。考えられる改質用ポリマーには、上記以外のポリカーボネート
、ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリアリーレート
、液晶ポリマー、ビニルポリマー及びこれらの混合物がある。適当な改質用ポリ
マーの決定は、可能な改質用ポリマーについて従来の混和性試験を実施すること
で当業者がなし得る事項である。
価するかを当業者に示すために記載するものであり、本発明者らが発明として把
握している範囲を限定するものではない。数値(例えば量、温度など)に関して
は正確を期したが、若干の誤差や偏差はあるであろう。特記しない限り、部は重
量部であり、温度は摂氏単位(℃)又は室温であり、圧力は大気圧又はその付近
である。
P1090 HPLCを用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリ
スチレンを標準として測定した。
ER DSC7での示差走査熱量測定によって求めた。
で求めた。値は、部品表面での散乱に関する補正は行っていない。
。「CS」は、p−クミルフェノールのモル%単位で表した連鎖停止剤を示す。
28mm二軸押出機で材料をうまく押出すことができた。BCC−7%CSは界
面法で合成したが、これは「綿毛状の」コンシステンシーを有していて、そのた
め押出が難しかった。しかし、典型的な安定処理条件はスクリュー回転数200
〜300rpm及びバレル温度RT/100/240/260/260/260
℃であった。5番目のバレルに位置する真空ベントで十分な真空に引いた。ダイ
でのメルト温度は、メルトプローブで測定して、282〜285℃であった。材
料は60〜65%のトルクで20ポンド/時で処理した。
ECTRIC社製のDDDA残基約9モル%とBPA残基約91モル%からなる
コポリカーボネートLEXAN SP(「SP」ともいう。)及び(2)BPA
残基からなるホモポリカーボネート(以下、「BPA」という。)との混和性を
調べた。
にコートし、切削部付近ではエポキシ樹脂をトリミングした。ウルトラミクロト
ーム上でダイヤモンドナイフを用いて室温で薄片を作製した。切片作製用の部分
は無作為に選んだが、典型的な切片の厚さは80〜100nmであった。潜在的
な非混和相を識別するためEMグリッド上の切片をRuO4で染色したが、染色
時間は1桁のオーダーで変化させた。試料Aの幾つかの切片をOsO4で染色し
てコントラストに変化が起こるか否かを調べた。OsO4染色は「見込み薄」で
あったため、他の試験片では試みなかった。染色した試験片は、100KVで作
動させたPhilips CM100 TEMで検査した。
った。分析条件下では、直径100A〜20μmの分散相が認められるはずであ
った。非常に弱いコントラストを見逃していないことを確認するため、試験片(
A)及び(D)のネガを撮った。これらのネガでは(十分に想像力を働かせたと
しても)いかなる相分離も認められなかったので、プリントしなかった。
ンドで弱い相分離を観察した経験がある。我々は、同じ官能基を有するが繰返し
単位が僅かに異なるポリマーのブレンド(例えば、メタクリル酸メチルとメタク
リル酸エチルとのブレンド又はSBI/BPA共重合体とBPAとのブレンド)
で非常に明瞭な相分離を観察した経験もある。これらの場合、最も強いコントラ
ストは相境界で認められるのが通常であった。
は例1〜4のブレンドが完全な混和性を有するという結論を得た。
ENERAL ELECTRIC社製のPC105又はPC120)を予備混合
するか、或いはマイルドPCスクリューを備えた28mmWP押出機に同時供給
してバレル温度約260〜約280℃で押出した。これらの例では、触媒は使用
しなかった。次に、得られたペレットを射出成形して2インチ×2.125イン
チの板状試験片とした。HP CHEMSTATION UV−VIS分光光度
計を用いて630nmでの透過率測定値を求めた。以下の透過率データにみられ
る通り、相分離は認められなかった。例6は比較例である。
した。BCCポリマー及びBPAポリカーボネート(GENERAL ELEC
TRIC社製のグレードPC120)を予備混合し、マイルドPCスクリューを
備えた28mmWP押出機に供給してバレル温度約260〜約280℃で押出し
た。触媒(テトラブチルホスホニウムテトラフェニルボレート)の量は約0〜約
300ppmの範囲で変化させた。触媒の加水分解による分子量低下効率をGP
Cで観察した。C13NMRにより、押出機内での滞留時間内にはごく僅かなエス
テル交換反応しか起こらないことが判明した。次に、得られたペレットを射出成
形して引張試験片とした。HP CHEMSTATION UV−VIS分光光
度計を用いて630nmでの透過率測定値を求めた。高い透過率データから明ら
かな通り、相分離はみられなかった。
した。BCCホモポリカーボネート(BCC)とBPAホモポリカーボネート(
BPA)を予備混合し、マイルドPCスクリューを備えた28mmWP押出機に
供給してバレル温度約260〜約280℃で押出した。例18〜23では、BC
C(7モル%連鎖停止剤、Mw=28000グラム/モル)とBPA(GENE
RAL ELECTRIC社製のLEXAN OQ1050C)を予備混合して
押出した。例24〜29では、BCC(6モル%連鎖停止剤、Mw=32000
グラム/モル)とBPA(いずれもGENERAL ELECTRIC社製のL
EXAN OQ1050CとLEXAN ML5521)を予備混合して押出し
た。触媒を含む試料(以下の表に示す)では、押出前に150ppmのテトラブ
チルホスホニウムテトラフェニルボレートをポリマーに添加した。次に、得られ
たペレットを射出成形してディスクとした。高い透過率データから明らかな通り
、相分離はみられなかった。
BCCポリマー(7モル%連鎖停止剤)とLEXAN SP1010コポリエス
テルカーボネート(92:8モル%BPA:DDDA)をHENSCHELミキ
サーで予備混合し、マイルドPCスクリューを備えた28mmWP押出機に供給
してバレル温度約260〜約280℃で押出した。触媒(テトラブチルホスホニ
ウムテトラフェニルボレート)の量は約0〜約300ppmの範囲で変化させた
。次に、得られたペレットをENGEL30トン射出成形機を用いて射出成形し
て引張試験片とした。GPC及びC13NMRを用いて触媒の効率を調べた。分子
量は一般に触媒量による影響は少なかった。これは、押出時にごく僅かな加水分
解しか起こらないことを示唆している。さらに、C13NMRにより、押出機内で
の滞留時間内にはごく僅かなエステル交換反応(共重合)しか起こらないことが
判明した。高い透過率データから明らかな通り、相分離はみられなかった。これ
は、Tgが単一であるというデータと併せて、BPAポリカーボネート及びBC
CポリカーボネートがLEXAN SPと混和し得ることを示している。
BCCポリマーとポリエステルカーボネート(LEXAN SP1010(SP
ともいう。)、92モル%BPA/8モル%DDA)をHENSCHELミキサ
ーで予備混合し、マイルドPCスクリューを備えた28mmWP押出機に供給し
てバレル温度約260〜約280℃で押出した。次に、得られたペレットをEN
GEL30トン射出成形機を用いて射出成形して引張試験片とした。単歯ノッチ
ャーを用いて引張試験片にダブルノッチを設け、次いで試料のガラス転移温度の
約85%の温度で5時間アニールした。次に、INSTRON万能試験機を用い
て毎分0.05インチの速度で試料を引張って、破断に至るまでのエネルギーの
値を求めた。メルトフローインデックス(MFI)の値は、TINIUS−OL
SEN可塑度計を用いて250℃及び1.2kgfで求めた。以下の表は、ポリ
エステルカーボネート含有材料の破断エネルギー(固有延性)の値がBCCホモ
ポリマーよりも格段に高いことを示している。例えば、例61(50:50 B
CC:LEXAN SP1010)は、例52(BCCホモポリマー、連鎖停止
剤5モル%)と同程度のMw及びMFIを有するものの、例52よりも約160
%高い破断エネルギーを有している。
キャストフィルムを形成した。高分子量BPAポリカーボネート(LEXAN
PC131、Mw=67000)をクロロホルムに溶解した溶液を、BCC(M
w=32000)の溶液と様々な比率で混合した。次いで、これらの溶液をスラ
イドガラス上に流延して室温で乾燥した。Tgは単一で、Fox−Floryの
予測式(1/Tg=w1/Tg1+w2/Tg2)によく一致していた。以上の
手順をLEXAN SP1010:BCCで繰返した。LEXAN SP:BC
Cの組では、Tgは単一で混和性であることを示していたが、Fox−Flor
yの予測式から若干正方向にずれていた。いずれの組のフィルムも、蒸発速度を
制御する限り、目視観察で光学的に透明であった。急速に蒸発させると、フィル
ム内に気泡が閉込められて曇りを生じる。ガスケットで円形に仕切ったスライド
ガラス上に同量(1ml)のポリマー溶液を滴下することで厚さの調節された(
約0.03mm)フィルムを形成した。BPAポリカーボネート(LEXAN
PC131):BCC及びLEXAN SP:BCCブレンドの20、40、6
0、80及び100%ブレンドを試験した。すべてのブレンドで、透過率は63
0nmで98%を上回り、450nmでは95%を超えた。これらの例は、これ
らのポリマーが混和性をもつこと及びその混和性がエステル交換反応生成物に起
因する相溶化の結果ではないという結論を支持している。
した。10重量%のポリマーをクロロホルムに溶解して、BPAポリカーボネー
ト(LEXAN OQ1050C、Mw=29500)とBCC(Mw=310
00)の溶液をBPA−PC:BCC比を種々変えて調製した。次いで、これら
の溶液をスライドガラスにスピンコーティングし、室温で乾燥した。スライドガ
ラス上に同量(1ml)のポリマー溶液を滴下し、回転速度を調整することで厚
さの調節された(約0.002mm)フィルムを形成した。いずれのフィルムも
、目視観察で光学的に透明であった。BPAポリカーボネート(LEXAN O
Q1050C)の0、10、20、40、60、80及び100%ブレンド。6
30nmでのすべてのブレンドの透過率及びフィルムの厚さを図1に示す。これ
らの例は、かかるポリマーが混和性をもつこと及びその混和性がエステル交換反
応生成物に起因する相溶化の結果ではないという結論を支持している。
本発明の技術思想及び技術的範囲内で様々な変形及び修正が可能である。
り、混和性がエステル交換反応生成物に起因する相溶化の結果ではないことを示
す。
Claims (11)
- 【請求項1】 下記成分(A)及び(B)を含んでなる透明ブレンド。 A)式(I)の構造単位を含む第一のポリカーボネート1〜99重量% 【化1】 (式中、R1及びR2の1以上が3又は3′位にあることを条件として、R1及び
R2はC1〜C6アルキル基からなる群から独立に選択され、XはCH2を表し、m
は4〜7の整数であり、nは1〜4の整数であり、pは1〜4の整数であり、式
(I)の構造単位は第一のポリカーボネートの10〜約100モル%をなす。) B)式(II)の構造単位を含む第二のポリカーボネート1〜99重量%(ただし
、第一のポリカーボネート(A)と第二のポリカーボネート(B)の合計重量百
分率は100重量%に等しい。) 【化2】 (式中、R18はハロゲン、水素、一価C1〜C6炭化水素基及び一価C1〜C6炭化
水素オキシ基からなる群から独立に選択され、R19はハロゲン、水素、一価C1
〜C6炭化水素基及び一価C1〜C6炭化水素オキシ基からなる群から独立に選択
され、Wは二価置換又は非置換C1〜C18炭化水素基、−S−、−S−S−、−
O−、 【化3】 からなる群から選択され、各nは0〜4の値を有する整数から独立に選択され、
bは0又は1であり、構造単位(II)は第二のポリカーボネートの10モル%以
上をなす。) - 【請求項2】 成分(A)が次式の構造単位を有するポリカーボネートを9
0〜100モル%含む、請求項1記載の透明ブレンド。 【化4】 (式中、R1及びR2はCH3である。) - 【請求項3】 第二のポリカーボネートが90〜100モル%のBPA残基
を含む、請求項1記載の透明ブレンド組成物。 - 【請求項4】 第二のポリカーボネートが実質的にBPAからなる、請求項
1記載の透明ブレンド組成物。 - 【請求項5】 第一のポリカーボネートが実質的にBCC残基からなり、第
二のポリカーボネートが実質的にBPA残基からなる、請求項1記載の透明ブレ
ンド組成物。 - 【請求項6】 第二のポリカーボネートがさらに式(III)の構造単位1〜
99モル%を含む、請求項1記載の透明ブレンド組成物。 【化5】 (式中、ZはC1〜C40枝分れ又は非枝分れアルキル基或いは枝分れ又は非枝分
れシクロアルキル基である。) - 【請求項7】 A)式(I) の構造単位を含む第一のポリカーボネート1〜99重量%と、 【化6】 (式中、R18はハロゲン、水素、一価C1〜C6炭化水素基及び一価C1〜C6炭化
水素オキシ基からなる群から独立に選択され、R19はハロゲン、水素、一価C1
〜C6炭化水素基及び一価C1〜C6炭化水素オキシ基からなる群から独立に選択
され、Wは二価置換又は非置換C1〜C18炭化水素基、−S−、−S−S−、−
O−、 【化7】 からなる群から選択され、各nは0〜4の値を有する整数から独立に選択され、
bは0又は1であり、 構造単位(II)は第二のポリカーボネートの10モル%
以上をなす。)とを、 第一のポリカーボネート(A)と第二のポリカーボネート(B)の合計重量百分
率が100重量%に等しい割合で共押出する段階を含む、透明ブレンド組成物の
製造方法。 - 【請求項8】 第二のポリカーボネートがさらに式(III)の構造単位1〜
99モル%を含む、請求項7記載の方法。 【化8】 (式中、ZはC1〜C40枝分れ又は非枝分れアルキル基或いは枝分れ又は非枝分
れシクロアルキル基である。) - 【請求項9】 共押出が触媒の非存在下で実施される、請求項7記載の方法
。 - 【請求項10】 成分(A)が次式の構造単位を有するポリカーボネートを
含む、請求項7記載の方法。 【化9】 (式中、R1及びR2はCH3である。) - 【請求項11】 A)90〜100モル%のBCC残基を含むポリカーボネ
ートと、 B)90〜100モル%のBPA残基を含むポリカーボネートとを共押出する段
階を含む、透明ブレンド組成物の製造方法。
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