JPH1145139A - キートップ部材製造用材料 - Google Patents

キートップ部材製造用材料

Info

Publication number
JPH1145139A
JPH1145139A JP9294001A JP29400197A JPH1145139A JP H1145139 A JPH1145139 A JP H1145139A JP 9294001 A JP9294001 A JP 9294001A JP 29400197 A JP29400197 A JP 29400197A JP H1145139 A JPH1145139 A JP H1145139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyorganosiloxane
weight
group
polycarbonate resin
key top
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9294001A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Okamoto
正哉 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP9294001A priority Critical patent/JPH1145139A/ja
Publication of JPH1145139A publication Critical patent/JPH1145139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な流動性を有するため、成形時にクラッ
クが発生しにくく、キートップ部材のような小さく薄肉
の成形品の製造に好適なポリカーボネート樹脂組成物か
らなる材料を提供する。 【解決手段】 ポリカーボネート−ポリオルガノシロキ
サン共重合体を含有してなるポリカーボネート系樹脂、
さらには該ポリカーボネート系樹脂に離型剤を50〜5
000重量ppm添加した樹脂からなるものであり、か
つ、該ポリカーボネート系樹脂中のポリオルガノシロキ
サンの含有量が0.1〜10重量%であるもの、又はポ
リオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族ポリカー
ボネート樹脂(A)5〜100重量%と、ポリオルガノ
シロキサンのブロックを含まない芳香族ポリカーボネー
ト樹脂(B)95〜0重量%からなる組成物、さらに該
組成物に対して離型剤を50〜5000重量ppm添加
した組成物であって、ポリオルガノシロキサンの含有量
が、上記樹脂(A)と樹脂(B)の合計に対して、0.
1〜10重量%であるものからなるキートップ部材製造
用材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】さらに該組成物に対して離型
剤を50〜5000重量ppm添加した組成物 本発明
は、キートップ部材製造用材料、即ち、電話機や電卓等
の本体に設けられているキーボードスイッチにおいて、
数字等が表示されているキーの被押圧部(キートップ)
をなす部材の製造に用いられる材料に関するものであ
り、詳しくはポリオルガノシロキサンのブロックを含む
芳香族ポリカーボネート樹脂組成物からなるキートップ
部材製造用材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、透明性,耐衝
撃性,耐熱性等に優れたエンジニアリングプラスチック
スであるが、中でも透明性,耐熱性を活かして、電話や
電卓のの本体に設けられているキーボードスイッチにお
いて、数字等が表示されているキーの被押圧部(キート
ップ)をなす部材の製造用材料として用いられている。
【0003】ところで、最近の携帯電話やPHS等の普
及とともに、その小型化の要求が大きくなってきている
が、本体の小型化に従ってキーボードスイッチも小さく
する必要があり、キートップをなす部材も小さく、かつ
薄肉化する必要がある。かかる要求を満足するために
は、用いる樹脂を該キートップ部材用に成形する際、金
型への充填が迅速に行われなければならないことから、
樹脂に高い流動性が必要となってくる。
【0004】ポリカーボネート樹脂を該用途に用いる場
合、流動性を向上させる方法として、成形温度を上げる
方法があるが、この方法によると樹脂に焼けが生じるお
それがある。また、分子量を低くすることにより流動性
を向上させることも可能であるが、成形後、残存歪み除
去等の目的でアニーリング処理を施す場合、樹脂にクラ
ックが発生するおそれがある。
【0005】このようにポリカーボネート樹脂の高流動
化達成には困難があることから、ポリカーボネート樹脂
を小さい、かつ薄肉の成形品の成形用に供するには、様
々な問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、良好な流動
性を有するため、成形時にクラックが発生しにくく、キ
ートップ部材のような小さく薄肉の成形品の製造に好適
なポリカーボネート樹脂組成物からなる材料を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
につき鋭意検討した結果、キートップ部材を製造するに
あたり、特定のポリオルガノシロキサンのブロックを含
む芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、さらには離型剤
を添加した組成物をその材料として用いることにより、
前記目的を達成しうることを見出した。本発明はかかる
知見に基づいて完成したものである。
【0008】即ち、本発明は、 (1)ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重
合体を含有してなるポリカーボネート系樹脂からなるも
のであり、かつ、該ポリカーボネート系樹脂中のポリオ
ルガノシロキサンの含有量が0.1〜10重量%である
ものからなるキートップ部材製造用材料、 (2)ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重
合体を含有してなり、かつ、樹脂中のポリオルガノシロ
キサンの含有量が0.1〜10重量%であるポリカーボ
ネート系樹脂に離型剤を50〜5000重量ppm添加
したものからなるキートップ部材製造用材料。 (3)ポリオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族
ポリカーボネート樹脂(A)5〜100重量%と、ポリ
オルガノシロキサンのブロックを含まない芳香族ポリカ
ーボネート樹脂(B)95〜0重量%からなる組成物で
あって、ポリオルガノシロキサンの含有量が、上記樹脂
(A)と樹脂(B)の合計に対して、0.1〜10重量
%であるものからなるキートップ部材製造用材料、及び (4)ポリオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族
ポリカーボネート樹脂(A)5〜100重量%と、ポリ
オルガノシロキサンのブロックを含まない芳香族ポリカ
ーボネート樹脂(B)95〜0重量%からなり、ポリオ
ルガノシロキサンの含有量が、上記樹脂(A)と樹脂
(B)の合計に対して、0.1〜10重量%である組成
物に、さらに該組成物に対して離型剤を50〜5000
重量ppm添加した組成物からなるキートップ部材製造
用材料。 (5)ポリオルガノシロキサンの繰り返し単位が式
(I)で表されるものである上記(1)〜(4)のいず
れかに記載のキートップ部材製造用材料を提供するもの
である。
【0009】
【化2】
【0010】〔Ra 、Rb は炭素数1〜6のアルキル基
又はフェニル基であり、同じであっても異なるものであ
ってもよい。〕
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、具体的に説明する。 (1)ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重
合体 ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体と
は、下記の (II) 式で表されるポリオルガノシロキサン
と(III)式で表される繰り返し単位からなる芳香族ポ
リカーボネートとのブロック共重合体又はグラフト共重
合体である。
【0012】通常、ポリカーボネート−ポリオルガノシ
ロキサン共重合体の製造においては、ポリカーボネート
のホモポリマーも製造され、実質的には共重合体とホモ
ポリカーボネートの混合品であるが、本発明においては
これを、「ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン
共重合体」又は「ポリオルガノシロキサンのブロックを
含む芳香族ポリカーボネート樹脂」と呼称することとす
る。
【0013】
【化3】
【0014】〔R1〜R4は炭素数1〜8のアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル
基など)又は炭素数6〜20、好ましくは6〜18のア
リール基(例えばフェニル基、トリル基、キシリル基、
ナフチル基など)を示す、それぞれ同じであっても異な
るものであってもよい。Aは脂肪族又は芳香族を含む二
価の有機残基で例えばメチレン基、エチレン基、プロピ
レン基、ブチレン基、ペンテリン基、ヘキシレン基、エ
チリデン基、イソプロピリデン基、シクロペンチレン
基、シクロヘキシレン基、シクロペンチリデン基、シク
ロヘキシリデン基などやo−アリルフェノール残基、p
−ビニルフェノール残基、オイゲノール残基、ビスフェ
ノールA残基などである。nは1〜60である。〕
【0015】
【化4】
【0016】〔R5、R6はハロゲン原子(塩素原子、臭
素原子、フッ素原子、沃素原子)炭素数1〜8のアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘ
キシル基など)又は炭素数6〜20、好ましくは6〜1
8のアリール基(例えばフェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基など)を示し、それぞれ同じであって
も異なってもよい。p、qは0〜4である。Zは単結
合、炭素数1〜20、好ましくは2〜18のアルキレン
基もしくはアルキリデン基(例えばメチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンテリレン基、ヘ
キシレン基、エチリデン基、イソプロピリデン基な
ど)、炭素数5〜20のシクロアルキレン基もしくはシ
クロアルキリデン基(例えばシクロペンチレン基、シク
ロヘキシレン基、シクロペンチリデン基、シクロヘキシ
リデン基など)、アルキレンエステル基、アルキレンカ
ルボニル基、−O−,−S−,−SO2 −,又は−CO
−結合で表される結合を示す。mは1〜150であ
る。〕 ブロック共重合体には上記(II) 式、(III )式の繰り
返し単位をそれぞれII、III と表したとき、III −II−
III 型、III −II型、II−III −II型又はマルチブロッ
ク型等があるがいずれでもよい。特に、生産の工程の簡
略なIII −II−III 型が好適に用いることができる。耐
衝撃性の点からは、シロキサン単位の繰り返し数nが大
きい程好ましいがnが60を超えると透明性が低下する
おそれがあるので、通常、1〜60の範囲、好ましくは
5〜40、より好ましくは10〜35のものが、好適に
用いられる。
【0017】芳香族ポリカーボネート−ポリオルガノ
シロキサンブロック共重合体(上記III −II型) 芳香族ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサンブロ
ック共重合体(上記III −II型)の製造方法について
は、本出願人による特開平7−292113号公報に記
載されている。
【0018】具体的にはポリカーボネートオリゴマーと
片末端封止ポリオルガノシロキサンを別個に製造し、そ
れぞれポリカーボネートオリゴマー100重量部に対し
て、片末端封止ポリオルガノシロキサンを0.12〜3
5重量部の割合で有機溶媒に溶解させ、二価フェノール
のアルカリ金属の水酸化物の水溶液や一価フェノールの
末端停止剤を加え、さらに、触媒として通常ポリカーボ
ネートの製造に用いられている第3級アミンや第4級ア
ンモニウム塩などの触媒を用いて、界面重縮合反応する
ことにより、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサ
ンブロック共重合体を得ることができる。
【0019】(i) 片末端封止ポリオルガノシロキサンの
代表的な製造方法としては下記(IV)式で表される両末
端反応性ポリオルガノシロキサン1モルに対し、一般式
(V)で表されるハロホーメート基又はカルボン酸ハラ
イド基等を有する化合物、すなわち変成剤を0.1モル
以上2モル未満を反応させることにより、式(VI)で表
される片末端封止変成ポリオルガノシロキサンを製造す
ることができる。
【0020】
【化5】
【0021】〔R1〜R4およびAは上記式(II)と同じ
である。〕
【0022】
【化6】
【0023】〔Xはハロゲン原子、Dは単結合又は−O
−結合を示す。R7 は炭素数1〜20のアルキル基、炭
素数7〜20のアリールアルキル基で表される基を示
す。〕
【0024】
【化7】
【0025】〔R1〜R4およびAは上記式(II)と同じ
であり、DおよびR7 は上記式(V)と同じである。〕 (ii)ポリカーボネートオリゴマーの代表的な製造方法と
しては、下記一般式(VII )で表される二価フェノール
100モルに対して、ホスゲン110〜150モルの割
合で塩化メチレンなどの溶剤中で、必要に応じてトリエ
チルアミン等の触媒を混合させて、反応させて得られる
式(III )を有するポリカーボネートオリゴマーを得る
ことができる。
【0026】
【化8】
【0027】〔R5 ,R6 ,Z,p,qは上記式(III
)と同じである。〕 芳香族ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサング
ラフト共重合体 ポリオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族ポリカ
ーボネート樹脂としては、ポリシロキサン繰り返し単位
がグラフト重合したグラフト共重合体も挙げられる。そ
の代表的なポリマー構造は式(VIII) で表されるポリシ
ロキサン部と式(III)で表される主繰り返し単位からな
る。
【0028】
【化9】
【0029】〔R5 ,R6 ,p,qは上記式(III )と
同じである。Zは上記式(III)式中で示されるものの
中、アルキレン基、アルキレンエステル基、アルキレン
カルボニル基である。R8 ,R9 ,R10,R11,R12
アルキル基またはアリール基である。kは0〜1000
である。〕 具体的にはポリシロキサン基がポリジメチルシロキサ
ン、ポリジエチルシロキサン、ポリジフェニルシロキサ
ン、ポリメチルフェニルシロキサン等である。ポリシロ
キサンと反応する不飽和基を有する二価フェノールは4
−メチル−2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
1−ペンテン、4−メチル−2,4−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−ペンテン、4,4' −ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−1−ペンテン、4,4' −ジヒ
ドロキシカルコン、2,2' −ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−アクリロイルタン、1,3−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−2−ブテン−1−オンである。
【0030】
【化10】
【0031】〔R5 ,R6 ,Z,p,q,mは上記式
(III )と同じである。〕 当該グラフト共重合体の製造については、特開平7−1
65897号公報に記載されている方法を用いることが
できる。末端停止剤としては、1価フェノールであれば
どのような構造のものでもよく、特に制限はない。例え
ば、p-tert-ブチルフェノール、p-tert-オクチルフェノ
ール、p-クミルフェノール、フェノール、p-tert-アミ
ルフェノール、p-ノニルフェノール、p-クレゾール、ト
リブロモフェノール、p-ブロモフェノール、4-ヒドロキ
シベンゾフェノン等が挙げられ、これらは単独で用いて
も2種以上併用してもよい。
【0032】さらに、分岐剤を併用してもよい。分岐剤
として、1,1,1-トリス(4-ヒドロキシフェニル)エタ
ン、α,α',α''-トリス(4-ヒドロキシフェニル)-1,3,5
-トリイソプロピルベンゼン、1-[α-メチル-α-(4'ヒド
ロキシフェニル)エチル]-4-[α',α'-ビス(4''-ヒドロ
キシフェニル)エチル]ベンゼンフロログルシン、トリ
メリト酸、イサチンビス(o-クレゾール)等官能基を3
つ以上有する化合物が適している。 (2)ポリオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族
ポリカーボネート樹脂(A) ポリオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族ポリカ
ーボネート樹脂(A)とは、典型的なものとしては上記
繰り返し単位(I) 式を含むものであり、前記のポリカ
ーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体も含まれ
る。 (3)ポリオルガノシロキサンのブロックを含まない芳
香族ポリカーボネート樹脂 本発明では、上記のポリオルガノシロキサンのブロック
を含む芳香族ポリカーボネート樹脂(A)に、必要に応
じて、ポリオルガノシロキサンのブロックを含まない芳
香族ポリカーボネート(B)を混合して用いることがで
きる。
【0033】このポリオルガノシロキサンのブロックを
含まない芳香族ポリカーボネート(B)は通常、前記式
(III )と同じ繰り返し単位を有するものであり、2価
フェノールとホスゲンまたは炭酸エステル化合物とを界
面重合法等公知の方法で反応させることにより容易に製
造でき、原料、製法等において特に制限はない。2価フ
ェノールとしては、ハイドロキノン、4、4’−ジヒド
ロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ア
ルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアルカ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキシド、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ケトン、9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フル
オレン等やそれらのハロゲン誘導体があげられ、中でも
2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビ
スフェノールA)が適している。炭酸エステル化合物と
しては、ジフェニルカーボネート等のジアリールカーボ
ネート、ジメチルカーボネート、ジメチルカーボネート
等のジアルキルカーボネートがあげられる。
【0034】また、末端停止剤としては、1価フェノー
ルであればどのような構造のものでもよく、特に制限は
ない。例えば、p-tert-ブチルフェノール、p-tert-オク
チルフェノール、p-クミルフェノール、フェノール、p-
tert-アミルフェノール、p-ノニルフェノール、p-クレ
ゾール、トリブロモフェノール、p-ブロモフェノール、
4-ヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられ、これらは単
独で用いても2種以上併用してもよい。
【0035】さらに、本発明の効果を損なわない範囲で
分岐剤を併用してもよい。分岐剤として、1,1,1-トリス
(4-ヒドロキシフェニル)エタン、α,α',α''-トリス
(4-ヒドロキシフェニル)-1,3,5-トリイソプロピルベン
ゼン、1-[α-メチル-α-(4'ヒドロキシフェニル)エチ
ル]-4-[α',α'-ビス(4''-ヒドロキシフェニル)エチ
ル]ベンゼンフロログルシン、トリメリト酸、イサチン
ビス(o-クレゾール)等官能基を3つ以上有する化合物
が適している。 (4)キートップ部材の製造に供される材料 本発明におけるキートップ部材とは、図1にキーボード
スイッチの概略断面図にて示すように、電話機や電卓等
の本体に設けられているキーボードスイッチにおいて、
数字等が表示されているキーの被押圧部(キートップ)
をなす部材をいい、通常熱可塑性エラストマー等からな
るキー本体(即ち、図1における押しボタン部材)上に
接着され、その裏側には数字等が印刷されることのある
透明の樹脂製ボタン状の部材である。図1に示すように
キーボードスイッチにおいては、指(図示せず)により
キーの被押圧部(キートップ)を押すことにより、その
力が押しボタン部材2に伝達され、短絡用接点部材6と
導電端子部5とがつながり、それにより通電する仕組み
になっている。
【0036】キートップ部材の形状や厚みについては、
用いられる電話機等のキーボードスイッチ部、とりわけ
キーの形状やデザインに応じて様々である。かかるキー
トップ部材の製造には、上記の、ポリカーボネート−ポ
リオルガノシロキサン共重合体を含有するポリカーボネ
ート系樹脂からなるものであり、かつ、該ポリカーボネ
ート系樹脂中のポリオルガノシロキサンの含有量が0.
1〜10重量%であるもの、又はポリオルガノシロキサ
ンのブロックを含む芳香族ポリカーボネート樹脂(A)
5〜100重量%と、ポリオルガノシロキサンのブロッ
クを含まない芳香族ポリカーボネート樹脂(B)95〜
0重量%からなる組成物であって、ポリオルガノシロキ
サンの含有量が、上記樹脂(A)と樹脂(B)の合計に
対して、0.1〜10重量%であるものが成形材料とし
て供される。
【0037】さらには、上記のポリカーボネート−ポリ
オルガノシロキサン共重合体を含有するポリカーボネー
ト系樹脂に離型剤を50〜5000重量ppm、好まし
くは100〜4000重量ppm、さらには500〜3
500重量ppm添加した樹脂や、上記のポリオルガノ
シロキサンのブロックを含む芳香族ポリカーボネート樹
脂(A)5〜100重量%と、ポリオルガノシロキサン
のブロックを含まない芳香族ポリカーボネート樹脂
(B)95〜0重量%からなる組成物に対して離型剤を
50〜5000重量ppm、好ましくは100〜400
0重量ppm、さらには500〜3500重量ppm添
加した組成物が好適に用いられる。該離型剤としては、
特に制限なく、例えば、ステアリルアルコール、ステア
リン酸モノグリセライド、ペンタエリスリトールステア
リン酸エステルのようなステアリン酸エステルや密ろう
等が好ましく用いられる。該離型剤が5000重量pp
mを超えると成形時に樹脂が焼けることがある。離型剤
は単品で用いてもよく、また複数組み合わせて用いても
よい。このような離型剤を加えることにより、さらに製
品におけるクラック発生を低減することができる。
【0038】前記組成物は、混練機でブレンドしたもの
であっても、ドライブレンドでも差支えない。上記のよ
うな組成物を用いる場合、該組成物中のポリオルガノシ
ロキサン含有率は0.1〜10重量%であり、好ましく
は0.3〜8重量%、より好ましくは0.5〜6重量%
である。ポリオルガノシロキサン含有率が0.1重量%
より小さいと耐衝撃性が低下し、キートップ部材にクラ
ックが入るおそれがある。10重量%を超えると剛性が
低下する。
【0039】樹脂組成物の粘度平均分子量(Mv)は通
常、10000〜40000であり、好ましくは120
00〜30000であり、より好ましくは15000〜
25000である。粘度平均分子量(Mv)が1000
0より小さいと耐衝撃性が低下し、キートップ部材の成
形時に割れる場合がある。40000を超えると流動性
が低下し成形が困難になるおそれがある。
【0040】また、本発明の効果を損なわない範囲で各
種添加剤、例えば、酸化防止剤、耐候剤、紫外線防止
剤、着色剤等を配合しても差支えない。 (5)キートップ部材の製造方法 キートップ部材自体の成形は、特に制限はなく、一般的
な方法を用いればよい。例えば、通常の射出成形により
接着されるべきキーの頭部の形のボタン状に成形すれば
よい。とりわけ、該キートップ部材はさらに金型にイン
サートされ、通常熱可塑性エラストマーを射出すること
により押しボタン部材をインサート成形する方法が好適
に用いられることから、上記成形して得たキートップ部
材は、数個のボタン状のものがフレームでつながった状
態になっているのが好ましい。該キーボードスイッチの
好ましい製造方法として、特開平08−17282号公
報に記載の方法を用いることができる。
【0041】また、前記キートップ部材はインサート成
形に供される前に、残存歪みを除去する目的でアニーリ
ングを行ってもよい。この場合、アニーリングの温度は
100〜140℃が好ましく用いられる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例により、さ
らに詳しく説明する。 〔製造例1〕PCオリゴマーの製造 400リットルの5%水酸化ナトリウム水溶液に60k
gのビスフェノールAを溶解し、ビスフェノールAの水
酸化ナトリウム水溶液を調製した。次いで、室温に保持
したこのビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を
138リットル/時間の流量で、またメチレンクロライ
ドを69リットル/時間の流量で、内径10mm、管長
10mの管型反応器にオリフィス板を通して導入し、こ
れにホスゲンを並流して10.7kg/時間の流量で吹
き込み、3時間連続的に反応させた。ここで用いた管型
反応器は二重管となっており、ジャケット部分には冷却
水を通して反応液の排出温度を25℃に保った。また、
排出液のpHは10〜11を示すように調製した。この
ようにして得られた反応液を静置することにより、水相
を分離除去し、メチレンクロライド相(220リット
ル)を採取し、目的のPCオリゴマーを得た。 〔製造例2〕反応性ポリジメチルシロキサン(PDM
S)の合成 1483gのオクタメチルシクロテトラシロキサン、9
6gの1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及び35gの
86%硫酸を混ぜ、室温で17時間攪拌した。その後オ
イル相を分離し、25gの炭酸水素ナトリウムを加え1
時間攪拌した。ろ過し、150℃、3torrで真空蒸留
し、低沸点物を除いた。
【0043】60gの2-アリルフェノールと0.001
4gの塩化白金−アルコラート錯体としてのプラチナと
の混合物に、294gの上記で得られたオイルを90℃
の温度で添加した。この混合物を90〜115℃の温度
に保ちながら3時間攪拌した。生成物を塩化メチレンで
抽出し、80%の水性メタノールで3回洗浄し、過剰の
2-アリルフェノールを除いた。その生成物を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、真空中で115℃の温度まで溶剤を
留去した。
【0044】得られた末端フェノールPDMSはNMR
の測定により、ジメチルシラノオキシ単位のくりかえし
は30であった。 〔製造例3−1〕PC−PDMS共重合体Aの製造 製造例2で得た反応性PDMS48gをメチレンクロラ
イド2リットルに溶解させ、製造例1で得たPCオリゴ
マー10リットルと混合した。そこへ、水酸化ナトリウ
ム26gを水1リットルに溶解させたものとトリエチル
アミン5.7ccを加え500rpmで室温にて1時間
撹拌した。その後、5.2wt%の水酸化ナトリウム水
溶液5リットルにビスフェノールA600を溶解させた
もの、メチレンクロライド8リットル及びp−tert
−ブチルフェノール100gを加え500rpmで室温
にて1時間撹拌した。その後、メチレンクロライド5リ
ットル及び水5リットルを加え、500rpmで常温に
て10分間攪拌した。攪拌停止後、静置分離し、有機相
を得た。有機相を0.03規定の水酸化ナトリウム水溶
液5リットルでアルカリ洗、0.2規定の塩酸5リット
ルで酸洗及び水5リットルで水洗(2回)を順次行な
い、メチレンクロライドを除去し、フレーク状のPC−
PDMS共重合体を得た。 〔製造例3−2〕PC−PDMS共重合体Bの製造 製造例3−1において、反応性PDMS48gを100
gに、p−tert−ブチルフェノール100gを10
8gに変えた他は製造例3−1と同様に行なった。 〔製造例4〕ポリカーボネート樹脂Cの製造 製造例1で得られたPCオリゴマー10.0リットルに
p−tert−ブチルフェノール92.6gを溶解させ
た。そこへメチレンクロライド8リットル、ビスフェノ
ールAの水酸化ナトリウム水溶液(ビスフェノールA:
800g、NaOH:420g、水:6.55リット
ル)及びトリエチルアミン1.17ccを加え、500
rpmで常温にて1時間攪拌した。
【0045】その後、メチレンクロライド5リットル及
び水5リットルを加え、500rpmで常温にて10分
間攪拌した。攪拌停止後、静置分離し、有機相を得た。
有機相を0.03規定の水酸化ナトリウム水溶液5リッ
トルでアルカリ洗、0.2規定の塩酸5リットルで酸洗
及び水5リットルで水洗(2回)を順次行ない、メチレ
ンクロライドを除去し、フレーク状のポリカーボネート
を得た。 〔製造例5〕ポリカーボネート樹脂D ポリカーボネート樹脂Dとして、市販のポリカーボネー
ト(出光石油化学社製、商品名:タフロンFN200
A、粘度平均分子量:21000)を用いた。
【0046】製造例3〜5で得られたPC−PDMS共
重合体及びポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量(M
v)及びPDMS含有率を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】PDMS含有率:PDMS含有率は1HN
MRで1.7ppmに見られるビスフェノールAのイソ
プロピルのメチル基のピークと0.2ppmに見られる
ジメチルシロキサンのメチル基のピークの強度比で求め
た。 Mv:ウベローデ型粘度管にて、20℃における塩化メ
チレン溶液の極限粘度[η]を測定し、次の関係式によ
り計算した。
【0049】[η]=1.23×10-5・Mv0.83 〔実施例1〜4、比較例1〜2〕得られたPC−PDM
S共重合体及びポリカーボネート樹脂を表2に示す割合
でドライブレンドし、280℃で押出し、ペレット化し
た。酸化防止剤として、トリス(ノニルフェニル)フォ
スファイトを200ppm配合した。
【0050】実施例4及び比較例2については、さらに
離型剤として、ステアリルアルコール1400ppm及
びステアリン酸モノグリセライド600ppmを配合し
た。
【0051】
【表2】
【0052】そのペレットを用いて、310℃で射出成
形することによりキートップ部材を得た。成形後、12
5℃で3時間アニーリング処理を行った。その後、印刷
を施したのち、ポリエステル系エラストマーを用いてイ
ンサート成形を行うことにより前記キートップ部材がキ
ーの頭部に接着されたキーボードスイッチを得た。該キ
ーボードスイッチにおけるキートップについて、そのク
ラックの有無を目視にて観察した。100個評価し、不
良率を算出した。
【0053】結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、良好な流動性を有する
ため、成形時にクラックが発生しにくく、キートップ部
材のような小さく薄肉の成形品の製造に好適なポリカー
ボネート樹脂組成物からなる材料が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キーボードスイッチにおけるキー部の概略断
面図である。
【符号の説明】
1: キートップ部材 2: 押しボタン部材 3: 基板 4: カバー部材 5: 導電端子部 6: 短絡用接点部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサ
    ン共重合体を含有してなるポリカーボネート系樹脂から
    なるものであり、かつ、該ポリカーボネート系樹脂中の
    ポリオルガノシロキサンの含有量が0.1〜10重量%
    であるものからなるキートップ部材製造用材料。
  2. 【請求項2】ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサ
    ン共重合体を含有してなり、かつ、樹脂中のポリオルガ
    ノシロキサンの含有量が0.1〜10重量%であるポリ
    カーボネート系樹脂に離型剤を50〜5000重量pp
    m添加したものからなるキートップ部材製造用材料。
  3. 【請求項3】ポリオルガノシロキサンのブロックを含む
    芳香族ポリカーボネート樹脂(A)5〜100重量%
    と、ポリオルガノシロキサンのブロックを含まない芳香
    族ポリカーボネート樹脂(B)95〜0重量%からなる
    組成物であって、ポリオルガノシロキサンの含有量が、
    上記樹脂(A)と樹脂(B)の合計に対して、0.1〜
    10重量%であるものからなるキートップ部材製造用材
    料。
  4. 【請求項4】ポリオルガノシロキサンのブロックを含む
    芳香族ポリカーボネート樹脂(A)5〜100重量%
    と、ポリオルガノシロキサンのブロックを含まない芳香
    族ポリカーボネート樹脂(B)95〜0重量%からな
    り、ポリオルガノシロキサンの含有量が、上記樹脂
    (A)と樹脂(B)の合計に対して、0.1〜10重量
    %である組成物に、さらに該組成物に対して離型剤を5
    0〜5000重量ppm添加した組成物からなるキート
    ップ部材製造用材料。
  5. 【請求項5】ポリオルガノシロキサンの繰り返し単位が
    式(I)で表されるものである請求項1〜4のいずれか
    に記載のキートップ部材製造用材料。 【化1】 〔Ra 、Rb は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル
    基であり、同じであっても異なるものであってもよ
    い。〕
JP9294001A 1997-05-30 1997-10-27 キートップ部材製造用材料 Pending JPH1145139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9294001A JPH1145139A (ja) 1997-05-30 1997-10-27 キートップ部材製造用材料

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-141208 1997-05-30
JP14120897 1997-05-30
JP9294001A JPH1145139A (ja) 1997-05-30 1997-10-27 キートップ部材製造用材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1145139A true JPH1145139A (ja) 1999-02-16

Family

ID=26473496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9294001A Pending JPH1145139A (ja) 1997-05-30 1997-10-27 キートップ部材製造用材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1145139A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146173A (ja) * 2000-11-16 2002-05-22 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリカーボネート樹脂組成物および成形品
US7232865B2 (en) 2003-03-11 2007-06-19 General Electric Company Transparent and high-heat polycarbonate-polysiloxane copolymers and transparent blends with polycarbonate and a process for preparing same
JP2008195905A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Shin Etsu Chem Co Ltd ポリカーボネート樹脂及びその製造方法並びにそれを用いた電子写真感光体
JP2009120707A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Teijin Chem Ltd ポリカーボネート樹脂組成物
WO2011071128A1 (ja) 2009-12-10 2011-06-16 出光興産株式会社 ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体、その製造方法及び該共重合体を含むポリカーボネート樹脂
JP2013082947A (ja) * 2013-02-12 2013-05-09 Teijin Chem Ltd ポリカーボネート樹脂組成物
WO2020009100A1 (ja) * 2018-07-03 2020-01-09 出光興産株式会社 ポリカーボネート系樹脂組成物及びその成形体

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146173A (ja) * 2000-11-16 2002-05-22 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリカーボネート樹脂組成物および成形品
US7232865B2 (en) 2003-03-11 2007-06-19 General Electric Company Transparent and high-heat polycarbonate-polysiloxane copolymers and transparent blends with polycarbonate and a process for preparing same
JP2008195905A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Shin Etsu Chem Co Ltd ポリカーボネート樹脂及びその製造方法並びにそれを用いた電子写真感光体
JP2009120707A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Teijin Chem Ltd ポリカーボネート樹脂組成物
WO2011071128A1 (ja) 2009-12-10 2011-06-16 出光興産株式会社 ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体、その製造方法及び該共重合体を含むポリカーボネート樹脂
US8981017B2 (en) 2009-12-10 2015-03-17 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Polycarbonate-polyorganosiloxane copolymer, process for production of the copolymer, and polycarbonate resin containing the copolymer
JP2013082947A (ja) * 2013-02-12 2013-05-09 Teijin Chem Ltd ポリカーボネート樹脂組成物
WO2020009100A1 (ja) * 2018-07-03 2020-01-09 出光興産株式会社 ポリカーボネート系樹脂組成物及びその成形体
JP2020007402A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 出光興産株式会社 ポリカーボネート系樹脂組成物及びその成形体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI582128B (zh) 共聚碳酸酯及含彼之組成物
KR101723699B1 (ko) 폴리카보네이트-폴리디오르가노실록산 공중합체
KR101787127B1 (ko) 폴리카보네이트-폴리오르가노실록산 공중합체, 그 제조 방법 및 그 공중합체를 함유하는 폴리카보네이트 수지
TWI567105B (zh) 共聚碳酸酯及含彼之組成物
US8198366B2 (en) Thermoplastic resin composition and molded body
US9376534B2 (en) Phenyl-containing functional polysiloxanes and polycarbonate-polysiloxane copolymers made therefrom
WO2012026236A1 (ja) ポリカーボネート系樹脂組成物
TW201538622A (zh) 聚碳酸酯樹脂組合物
TWI546332B (zh) A polycarbonate resin composition, and a molded product composed of the resin composition
US7217757B2 (en) Thermoplastic resin and formed product
JPH1145139A (ja) キートップ部材製造用材料
WO2006062032A1 (ja) 熱可塑性樹脂組成物及び成形体
KR20190078391A (ko) 폴리카보네이트계 수지 조성물 및 이의 성형품
WO2018066561A1 (ja) ポリカーボネート系樹脂組成物及び成形体
TW201728630A (zh) 新穎聚有機矽氧烷、及使用其製得之共聚碳酸酯
JP4212722B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JPH10245711A (ja) 透明バイザー付きヘルメット
JPH1046022A (ja) 光拡散性樹脂組成物
CN110776728A (zh) 热塑性树脂组合物及由其形成的模制品
KR101659542B1 (ko) 폴리오가노실록산 조성물, 코폴리카보네이트 수지 및 이를 포함하는 물품
KR101660961B1 (ko) 폴리오가노실록산 조성물, 코폴리카보네이트 수지 및 이를 포함하는 물품
TW202400684A (zh) 聚碳酸酯-聚有機矽氧烷共聚物
JP4071150B2 (ja) ポリカーボネート樹脂およびその製造方法
TW202313797A (zh) 聚碳酸酯系樹脂組合物及成形體

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060905