JPH07188541A - 透明なポリカーボネート/pbt配合物 - Google Patents

透明なポリカーボネート/pbt配合物

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JPH07188541A
JPH07188541A JP6295957A JP29595794A JPH07188541A JP H07188541 A JPH07188541 A JP H07188541A JP 6295957 A JP6295957 A JP 6295957A JP 29595794 A JP29595794 A JP 29595794A JP H07188541 A JPH07188541 A JP H07188541A
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aromatic polycarbonate
polycarbonate resin
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polybutylene terephthalate
alkyl
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JP6295957A
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James P Mason
ジエイムズ・ピー・メイソン
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Miles Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリブチレンテレフタレートを含むポリカー
ボネート樹脂組成物。 【構成】 本発明においては(i)ポリブチレンテレフ
タレート、(ii)第1の芳香族ポリカーボネート樹
脂、および(ii)第2の芳香族ポリカーボネート樹脂
から成る熱可塑性成形組成物が提供される。本発明の組
成物の主たる特徴は全光透過率(TLTと略称する)が
高いことである。好ましくは本発明の組成物のTLT値
は上記(i)と(ii)または(iii)のいずれかと
だけしか含まない組成物の値よりも高い。最も好ましく
は本発明の組成物のTLT値は80%よりも高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の分野】本発明は熱可塑性成形組成物、特にポ
リブチレンテレフタレートを含む組成物に関する。
【0002】
【本発明の要約】本発明においては(i)ポリブチレン
テレフタレート、(ii)第1の芳香族ポリカーボネー
ト樹脂、および(iii)第2の芳香族ポリカーボネー
ト樹脂を含む熱可塑性成形組成物が提供される。本発明
の組成物の主たる特徴は全光透過率(以後TLTと略称
する)が高いことである。好ましくは本発明の組成物の
TLT値は上記(i)と(ii)または(iii)のい
ずれかとだけしか含まない組成物の値よりも高い。最も
好ましくは本発明の組成物のTLT値は80%よりも高
い。
【0003】
【本発明の背景】熱可塑性組成物は機械的および物理的
性質が優れているために広い分野において使用されてい
る。多くの用途において重要になる特徴に該組成物の透
明性がある。ポリカーボネートとポリブチレンテレフタ
レート(以後PBTと略称する)との配合物は公知であ
り、このような配合物を含む組成物は高い衝撃耐性およ
び化学薬品耐性をもっていることを特徴としている。当
業界の専門家はPBTとポリカーボネートとの配合物が
不透明であることは経験によって知っている。
【0004】エチレングリコールおよびシクロヘキサン
ジメタノールの市販のテレフタレート、並びにポリカー
ボネートはその透明性で注目されている。1993年7
月19日付けの同時出願の米国特許願第08/093,
834号にはポリエチレンテレフタレートを含む透明な
組成物が記載されている。
【0005】本発明の目的はTLT値が改善されたPB
Tおよびポリカーボネート樹脂を含む熱可塑性組成物を
提供することである。
【0006】
【本発明の詳細な説明】本発明によれば、(i)ポリブ
チレンテレフタレート、(ii)第1の芳香族ポリカー
ボネート樹脂、および(ii)第2の芳香族ポリカーボ
ネート樹脂から成り、該第2の芳香族ポリカーボネート
樹脂はそれが
【0007】
【化3】
【0008】但し式中R3およびR4は互いに独立に水素
原子またはC1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表すが、
ここでR3およびR4は共にX炭素原子の少なくとも1個
に置換したアルキル基を表し、mは4〜10の整数であ
る、に対応する架橋単位をもったジヒドロキシ化合物か
ら誘導された構造単位を少なくとも若干個含んでいる点
で第1の樹脂と異なっている個とを特徴とする熱可塑性
成形組成物が提供される。好ましくは第2の芳香族ポリ
カーボネート樹脂は約10〜100%、最も好ましくは
約30〜80%の該構造単位を含んでいる。
【0009】本発明はまた(i)ポリブチレンテレフタ
レートおよび(ii)第1の芳香族ポリカーボネート樹
脂かまたは(iii)第2の芳香族ポリカーボネートか
のいずれかを含む熱可塑性成形組成物のTLT値を増加
させる方法に関する。この方法は該組成物中にPBT、
(ii)および(iii)を含む配合物をつくるために
該(ii)および(iii)から成る群から選ばれる補
足的な成分を導入することから成っている。組成物のT
LT値は厚さ0.100インチの試料を使用しASTM
法D−1003を用いて決定される。
【0010】本発明に有用なポリブチレンテレフタレー
トは容易に市場で入手し得る公知の熱可塑性樹脂であ
る。このものはテレフタル酸とブチレンジオールとから
得られ、フェノールおよびテトラクロロエタン(60:
40)の1%溶液中で25℃において測定された固有粘
度が少なくとも0.4〜1.4、最も好ましくは0.4
〜1.1dl/gである特徴をもっている。芳香族のテ
レフタル酸成分には最高15%の他の酸成分を混合する
ことができ、このような酸成分にはイソフタル酸、ジフ
ェニルジカルボン酸、ジフェニルスルフォンジカルボン
酸、およびジフェノキシエタンジカルボン酸が含まれ
る。また随時コハク酸、アジピン酸およびセバチン酸の
ような脂肪族ジカルボン酸を含む非芳香族のヒドロキシ
カルボン酸を用いることができる。
【0011】ジオール成分はブチレングリコールの他
に、グリコールのモル量に関し最高15%の他のジオー
ルを含むことができる。これらのジオールには炭素数最
高8の脂肪族ジオール、炭素数6〜15の脂環式ジオー
ル、または炭素数6〜21の芳香族ジオールが含まれ
る。このような一緒に用いられるジオールの例としては
3−メチルペンタンジオール−(2,4)、2−メチル
ペンタンジオール−(1,4)、2,2,4−トリメチ
ルペンタンジオール−(1,3)、2−エチルヘキサン
ジオール−(1,3)、2,2−ジエチルプロパンジオ
ール−(1,3)、ヘキサンジオール−(1,3)、
1,4−ジ(ヒドロキシエトキシ)−ベンゼン、2,2
−ビス−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパ
ン、2,4−ヒドロキシ−1,1,3,3−テトラメチ
ルシクロブタン、2,2−ビス−(3−ヒドロキシエト
キシフェニルプロパン)、および2,2−ビス−(4−
ヒドロキシプロポキシフェニル)−プロパンが含まれ
る。
【0012】PBT樹脂は当業界に公知の種類のトリヒ
ドロキシまたはテトラヒドロキシアルコール、或いは三
塩基酸または四塩基酸を当業界に公知の方法で加えて分
岐させることができる。このようなPBT樹脂の製造に
適した連鎖終結剤も当業界に公知である。
【0013】適当なPBT樹脂の製造法は公知であり、
米国特許第2,463,319号および同第3,04
7,539号に記載されている。本発明の最も適したも
のはポリブチレンテレフタレートである。
【0014】第1のポリカーボネート樹脂は下記式
(1)または(2)
【0015】
【化4】
【0016】の少なくとも1種のジヒドロキシ化合物か
ら誘導される。ここでAは炭素数1〜8のアルキレン
基、炭素数5〜15のシクロアルキレン基、炭素数5〜
15のシクロアルキリデン基、カルボニル基、酸素原
子、−S−、−SO−またはSO2−基、または基
【0017】
【化5】
【0018】であり、gは0または1、eは0または
1、dは0〜4、fは0〜3を表し、数個のZ置換基は
互いに独立にF、Cl、Brまたは炭素数1〜4のアル
キル基を表すが、式(3)のジヒドロキシジフェニルシ
クロヘキサンの場合は除くものとする。
【0019】本発明を実施するのに有用なジヒドロキシ
化合物の中にはヒドロキノン、レゾルシン、ビス−(ヒ
ドロキシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシフ
ェニル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケト
ン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルフォキシド、
ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルフォン、および
2,2−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピ
ルベンゼンがある。これらの化合物および他の適当な芳
香族ジヒドロキシ化合物は例えば米国特許第3,02
8,365号、同第2,999,835号、同第3,1
48,172号、同第3,271,368号、同第2,
991,273号、同第3,271,367号、同第
3,280,078号、同第3,014,891号、お
よび同第2,999,846号、並びにドイツ特許公開
明細書第1,570,703号、同第2,063,05
0号、同第2,063,052号、同第2,211,9
56号追う同第2,211,957号、およびフランス
特許第1,561,418号、並びに単行本のエイチ・
シュネル(H.Schnell)著、「ポリカーボネー
トの化学と物理(Chemistry and Phy
sics of Polycarbonates)」、
米国ニューヨーク、インターサイエンス出版社(Int
ersciencePublishers)1964年
発行に記載されている。適当なビスフェノールの他の例
としては2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン(ビスフェノールA)、2,4−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイ
ソプロピルベンゼン、2,2−ビス−(3−クロロ−4
−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ヒドロキシベンゾ
フェノンおよび4,4’−スルフォニルジフェノールが
ある。
【0020】最も好適なビスフェノールは2,2−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン(ビスフェノ
ールA)である。
【0021】本発明のポリカーボネートはその構造の中
に1種またはそれ以上の適当なビスフェノールから誘導
される単位を含んでいることができる。
【0022】ポリカーボネートの製造は当業界に公知の
方法、例えば界面縮重合法、均質相での縮重合法または
エステル交換反応により行うことができる。
【0023】適当な工程、およびそれに付随した反応原
料、触媒、溶媒および反応条件は当業界に公知であり、
特にドイツ特許第1,046,311号および同第96
2,274号、および米国特許第3,248,414
号、同第3,153,008ごう、同第3,215,6
68号、同第3,187,065号、同第3,028,
365号、同第2,999,846号、同第2,99
9,835号、同第2,964,974号、同第2,9
70,137号、同第3,912,638号、および同
第1,991,273号に記載されている。
【0024】本発明のポリカーボネート樹脂を製造する
際、その分子量を制限するためにモノフェノールのよう
な一官能性の反応原料を使用することができる。また分
岐剤も使用できる。少量の、好ましくは約0.05〜
2.0モル%(使用するジフェノールに関し)の三官能
性またはそれ以上の官能基をもった化合物、特に3個ま
たはそれ以上のフェノール性ヒドロキシ基をもった化合
物を混入すると分岐させることができる。この種のポリ
カーボネートは例えばドイツ特許公開明細書第1,57
0,533号、同第1,595,762号、同第2,1
16,974号、および同第2,113,347号、英
国特許第1,079,821号、および米国特許第3,
544,514号に記載されている。
【0025】使用可能な3個またはそれ以上のフェノー
ル性ヒドロキシ基をもった化合物の例としては、フロロ
グルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−
(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、2,4,6−
トリメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−ヘプタン、1,4,5−トリ−(4−ヒドロキ
シフェニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシ
フェニル)−フェニルメタン、2,2−ビス−[4,4
−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]−プ
ロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニルイソ
プロピル)−フェノール、6−ビス−(2−ヒドロキシ
−5’−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2
−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒド
ロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ(4−(4−ヒド
ロキシフェニルイソプロピル)−フェニル)−o−テレ
フタル酸エステル、テトラ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロキシフェニ
ルイソプロピル)−フェノキシ)−メタン、および1,
4−ビス−(4’,4”−ジヒドロキシトリフェニル)
−メチル)−ベンゼンがある。他の三官能性の化合物と
しては2,4−ジヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、
塩化シアヌルおよび3,3−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドールが
ある。
【0026】本発明を実施するのに適した樹脂の中には
またフェノールフタレインをベースにしたポリカーボネ
ート、ポリカーボネート共重合体、ポリカーボネート三
元重合体、例えば米国特許第3,036,036号およ
び同第4,210,741号に記載されたものが含まれ
る。
【0027】第2の芳香族ポリカーボネート樹脂は下記
式(3)
【0028】
【化6】
【0029】の少なくとも1種のジヒドロキシ化合物か
ら誘導される。ここでR1およびR2は水素、ハロゲン、
好ましくは塩素または臭素、C1〜8アルキル、C5〜6
ルキル、C6〜10アリール、好ましくはフェニル、およ
びC7〜12アラルキル、好ましくはフェニル−C1〜4
ルキル、特にベンジルを表し、mは4〜10、好ましく
は4〜5の整数を表し、R3およびR4は互いに独立に水
素原子またはC1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表す
が、但しR3およびR4は共にX炭素原子の少なくとも1
個に置換したアルキル基を表す。好ましくはR3および
4は両方とも1個または2個の、最も好ましくは唯1
個のX炭素上に置換したアルキルを表す。メチルが好適
なアルキル基である。ジフェニルを置換した炭素原子
(C−1)に対しαの位置にあるX原子は好ましくはジ
アルキル置換炭素ではない。C−1に対しβの位置に2
個の置換基があることが好ましい。 脂環式の基(一般式(1)においてmは4または5を表
す)の環炭素が5または6個のジヒドロキシジフェニル
シクロアルカン、例えば下記のジフェノール
【0030】
【化7】
【0031】が好適であり、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン(II)が特に好適である。
【0032】下記実施例により本発明を例示する。これ
らの実施例は本発明を限定するものではない。特記しな
い限りすべての割合は重量による。
【0033】
【実施例】
実験の部 本発明の組成物を製造し、その性質を評価した。押出し
機中での組成物の製造法は通常の方法に従った。配合条
件は次のとおりである。
【0034】 スクリューの設計 配合方式 スクリューの速度 300 供給速度 140 設定温度、℃ 区域1 200 区域2 250 区域3 260 区域4 270 区域5 280 ダイス型 290 真空、インチ 最高 実際の熔融温度 .... 寸法が0.100インチ(厚さ)の試験試料を通常の方
法により射出成形法で成形した。TLT値はマッチ−ス
キャン(Match−Scan)I型分光光度計[ダイ
アノ社(Diano Corporation)]を用
いASTM D−1003に従って測定した。組成物の
製造には下記の材料を用いた。
【0035】PBT:固有粘度約95のポリブチレンテ
レフタレート樹脂、デュポン(DuPont)社製。
【0036】ポリカーボネート(PC):マクロロン
(Makrlon)2600ポリカーボネート、ビスフ
ェノール−Aをベースにしたポリカーボネート均質重合
体、熔融流動速度12g/10分、マイルズ社(Mil
es Inc.)製。
【0037】APEC:バイヤー社(Bayer A
G)製。マイルズ社から市販されている。ビスフェノー
ル−Aをベースにしたポリカーボネート共重合体であ
り、
【0038】
【化8】
【0039】の構造単位を55モル%含む。
【0040】下記表に試験結果を示す。各成分の量は組
成物の重量に関する百分率で示した。
【0041】
【表1】
【0042】*opqは不透明を意味する。
【0043】YIは黄色係数を意味する。
【0044】本発明の熱可塑性組成物は(i)ポリブチ
レンテレフタレート、(ii)第1の芳香族ポリカーボ
ネート樹脂、および(iii)第2の芳香族ポリカーボ
ネート樹脂を含んでいる。本発明の組成物は全光透過率
が高いことを特徴としている。本発明の組成物のTLT
値は上記(ii)および(iii)の片方しか含まない
PBTをベースにした組成物のTLT値よりも高い。好
ましくは本発明の組成物のTLT値は80%よりも高
く、曇り値は最高で1%、黄色係数(yellowne
ss index)は20.0%よりも低い。適当な組
成物は約1〜40%のポリブチレンテレフタレート、1
〜99%の第1の芳香族ポリカーボネート、および1〜
99%の第2の芳香族ポリカーボネートを含んでいる。
さらに好ましくは約5〜30%のポリブチレンテレフタ
レート、20〜60%の第1の芳香族ポリカーボネー
ト、および20〜60%の第2の芳香族ポリカーボネー
トを含んでいる。
【0045】以上例示の目的で本発明を詳細に説明した
が、このような詳細点は単に例示の目的のためであり、
当業界の専門家には特許請求の範囲記載の事項以外、本
発明の精神および範囲を逸脱することなく多くの変形を
行い得ることは明らかであろう。
【0046】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.(i)ポリブチレンテレフタレート、(ii)第1
の芳香族ポリカーボネート樹脂、および(ii)第2の
芳香族ポリカーボネート樹脂から成り、該第2の芳香族
ポリカーボネート樹脂はそれが
【0047】
【化9】
【0048】但し式中R3およびR4は互いに独立に水素
原子またはC1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表すが、
ここでR3およびR4は共にX炭素原子の少なくとも1個
に置換したアルキル基を表し、mは4〜10の整数であ
る、に対応する架橋単位をもったジヒドロキシ化合物か
ら誘導された構造単位を少なくとも若干個含んでいる点
で第1の樹脂と異なっている熱可塑性成形組成物。
【0049】2.該第1の芳香族ポリカーボネート樹脂
は式(1)または(2)
【0050】
【化10】
【0051】但し式中Aは炭素数1〜8のアルキレン
基、炭素数2〜8のアルキリデン基、炭素数5〜15の
シクロアルキレン基、炭素数5〜15のシクロアルキリ
デン基、カルボニル基、酸素原子、−S−、−SO−ま
たは−SO2−或いは
【0052】
【化11】
【0053】に相当する基を意味し、gは0または1、
eは0または1、dは0〜4、fは0〜3を意味し、数
個のZ置換基は互いに独立にF、Cl、Brまたは炭素
数1〜4のアルキル基を意味する、に相当するジヒドロ
キシ化合物から誘導される上記第1項記載の組成物。
【0054】3.組成物の重量に関し該ポリブチレンテ
レフタレートは1〜30%の量で存在し、該第1の芳香
族ポリカーボネートは1〜99%の量で存在し、該第2
のポリカーボネートは1〜99%の量で存在している上
記第1項記載の組成物。
【0055】4.(i)ポリブチレンテレフタレート、
(ii)第1の芳香族ポリカーボネート樹脂、および
(ii)第2の芳香族ポリカーボネート樹脂から成り、
該第2の芳香族ポリカーボネート樹脂はそれが
【0056】
【化12】
【0057】但し式中R3およびR4は互いに独立に水素
原子またはC1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表すが、
ここでR3およびR4は共にX炭素原子の少なくとも1個
に置換したアルキル基を表し、mは4〜7の整数であ
る、に対応する架橋単位をもったジヒドロキシ化合物か
ら誘導された構造単位を少なくとも若干個含んでいる点
で第1の樹脂と異なっており、厚さ0.100インチの
試料に関しASTM法D−1003によって測定された
TLT値が少なくとも80%、曇り値は1%よりも少な
く、黄色係数は20%よりも小さいいる熱可塑性成形組
成物。
【0058】5.組成物の重量に関し、(i)1〜30
%のポリブチレンテレフタレート、(ii)1〜99%
の第1の芳香族ポリカーボネート樹脂、および(ii)
1〜99%の第2の芳香族ポリカーボネート樹脂から成
り、該第2の芳香族ポリカーボネート樹脂はそれが
【0059】
【化13】
【0060】但し式中R3およびR4は互いに独立に水素
原子またはC1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表すが、
ここでR3およびR4は共にX炭素原子の少なくとも1個
に置換したアルキル基を表し、mは4〜7の整数であ
る、に対応する架橋単位をもったジヒドロキシ化合物か
ら誘導された構造単位を少なくとも若干個含んでいる点
で第1の樹脂と異なっている熱可塑性成形組成物。
【0061】6.組成物全体の重量に関し、1〜30%
のポリブチレンテレフタレート、および(i)20〜6
0%の第1の芳香族ポリカーボネート、または(ii)
20〜60%の第2の芳香族ポリカーボネートのいずれ
かを含み、該第2の芳香族ポリカーボネート樹脂はそれ
【0062】
【化14】
【0063】但し式中R3およびR4は互いに独立に水素
原子またはC1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表すが、
ここでR3およびR4は共にX炭素原子の少なくとも1個
に置換したアルキル基を表し、mは4〜10の整数であ
る、に対応する架橋単位をもったジヒドロキシ化合物か
ら誘導された構造単位を少なくとも若干個含んでいる点
で第1の樹脂と異なっている熱可塑性成形組成物の中
に、PBT、(i)および(ii)を含む配合物をつく
るための該(i)および(ii)から成る群から選ばれ
る補足的な成分を混入することにより、厚さ0.100
インチの試料に関しASTM法D−1003によって測
定された熱可塑性成形組成物のTLT値を上昇させる方
法。
【0064】7.上記第6項記載の方法でつくられた組
成物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)ポリブチレンテレフタレート、
    (ii)第1の芳香族ポリカーボネート樹脂、および
    (ii)第2の芳香族ポリカーボネート樹脂から成り、
    該第2の芳香族ポリカーボネート樹脂はそれが 【化1】 但し式中R3およびR4は互いに独立に水素原子またはC
    1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表すが、ここでR3
    よびR4は共にX炭素原子の少なくとも1個に置換した
    アルキル基を表し、mは4〜10の整数である、に対応
    する架橋単位をもったジヒドロキシ化合物から誘導され
    た構造単位を少なくとも若干個含んでいる点で第1の樹
    脂と異なっている個とを特徴とする熱可塑性成形組成
    物。
  2. 【請求項2】 組成物全体の重量に関し、1〜30%の
    ポリブチレンテレフタレート、および(i)20〜60
    %の第1の芳香族ポリカーボネート、または(ii)2
    0〜60%の第2の芳香族ポリカーボネートのいずれか
    を含み、該第2の芳香族ポリカーボネート樹脂はそれが 【化2】 但し式中R3およびR4は互いに独立に水素原子またはC
    1〜6アルキルを表し、Xは炭素を表すが、ここでR3
    よびR4は共にX炭素原子の少なくとも1個に置換した
    アルキル基を表し、mは4〜10の整数である、に対応
    する架橋単位をもったジヒドロキシ化合物から誘導され
    た構造単位を少なくとも若干個含んでいる点で第1の樹
    脂と異なっている熱可塑性成形組成物の中に、PBT、
    (i)および(ii)を含む配合物をつくるための該
    (i)および(ii)から成る群から選ばれる補足的な
    成分を混入することを特徴とする厚さ0.100インチ
    の試料に関しASTM法D−1003によって測定され
    た熱可塑性成形組成物のTLT値を上昇させる方法。
JP6295957A 1993-11-12 1994-11-07 透明なポリカーボネート/pbt配合物 Pending JPH07188541A (ja)

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