JPH02300258A - 耐熱性ポリカーボネート成形用組成物 - Google Patents

耐熱性ポリカーボネート成形用組成物

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JPH02300258A
JPH02300258A JP2100526A JP10052690A JPH02300258A JP H02300258 A JPH02300258 A JP H02300258A JP 2100526 A JP2100526 A JP 2100526A JP 10052690 A JP10052690 A JP 10052690A JP H02300258 A JPH02300258 A JP H02300258A
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formula
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mol
alkyl
polycarbonate
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JP2100526A
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Thomas Eckel
トーマス・エツケル
Dieter Wittmann
デイーター・ビツトマン
Dieter Freitag
デイーター・フライターク
Uwe Westeppe
ウベ・ベステツペ
Karl-Heinz Ott
カルル―ハインツ・オツト
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Bayer AG
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/08Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • C08L51/085Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds on to polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定のジヒドロキシジフェニルシクロアルカン
およびシリコーンゴムをベースにした耐熱性熱可塑性成
形用組成物、その製造法、並びにこれを成形品の製造に
使用する方法に関する。
本発明は (a)式(I)のジヒドロキシジフェニルシクロアルカ
ンをベースにした特定のポリカーボネート1〜99重量
%、好ましくは10〜90重量%、(b)他のポリカー
ボネート、特にビスフェノールAをベースにしたポリカ
ーボネート1〜99重量%、好ましくは10〜90重量
%、および (C)シリコーンゴム、特にシリコーングラフトゴム1
〜95重量%、好ましくは2〜60重量%、特に3〜4
0重量%から成ることを特徴とする混合物に関する。
ポリカーボネート(a) ポリカーボネート(a)は式(I) %式% 但し式中R1およびR2は互いに独立に水素、ハロゲン
、好ましくは塩素または臭素、C,−C。
−アルキル、CI〜C6−シクロアルキル、c、〜C5
゜−アリール、または07〜cl!−アラルキルであり
、 mは4〜7、好ましくは4または5であり、R3および
R1は互いにまたXとは無関係に水素またはC,−C,
−アルキルであり、 Xは炭素を表すが、 但し原子Xの少なくとも1個に置換したR3およびR4
は同時にアルキルである、 のジヒドロキシジフェニルシクロアルカンをベースにし
た特殊なポリカーボネートである。
ポリカーボネート(a)、およびその原料物質並びに製
造法はドイツ特許願p 3832396.6号に記載さ
れている。。
好ましくは式(I)のジヒドロキシジフェニルシクロア
ルカンにおいて1〜2個の原子X1特に唯1個の原子X
に置換したR1およびR4が同時にアルキルである。好
適なアルキル基はメチルであり、ジフェニルが置換した
C原子(C−1>に関しaの位置にあるXi子には2個
のアルキルが置換していないことがことが好ましいが、
 c−iに関しβの位置においてはアルキルが2個置換
していることが好適である。
式(I)の好適なジヒドロキシジフェニルシクロアルカ
ンは脂環式の基において炭素の5または6員環のもの(
式(J)においてm=4または5のもの)、例えば式 のものであり、1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(式II
)が特に好適である。
式(+)のジヒドロキシジフェニルシクロアルカンはそ
れ自身は公知方法により式(V)「 のフェノールおよび式(VI) ぐX)m 3  R4 のケトンを縮合させることによりつくることかできる。
式(V)および(Vl]:おl、’テX、 R1、R2
、R3、R4およびmは式(I)の意味をもっている。
式(V)の7エノールは文献から公知であるが、或いは
文献公知の方法で製造することができる[例えばクレゾ
ールおよびキシレノールに対してはドイツ、ワインハイ
ム(Weinheim)または米国ニューヨークの7エ
ルラーク・ヘミ−(Verlag Chemie)社1
978年発行のウルマンス・エンチクロペディー・デノ
いテクニツシエンeヘミ−(Ullmanns Enc
yclopadie der technischen
 Chemie)第4改定増補版15巻61〜77頁を
、クロロフェノールに対しては同書第4版9巻(I97
5年発行)575〜582頁を、またアルキルフェノー
ルに対しては同書第4版18巻(I979年発行)19
1〜214頁を参照されたい]。
式(V)の適当なフェノールはフェノール、0−クレゾ
ール、m−クレゾール、2.6−シメチルフエノール、
 2−クロロフェノール、3−クロロ7二ノール、2.
6−ジクロロフェノール、2−シクロヘキシルフェノー
ル、フェニルフェノール、およ(Jo−またはp−ベン
ジルフェノール 式(Vl)のケトンも文献に公知である[例えばドイツ
、ベルリンのスブリンガー・フェルラーク(Sprin
ger−Verlag)発行のバイルシュタイン拳ハン
ド7’ー7中チル・オルガニッシェン・ヘミ−(Bei
lsteins Handbuch der Orga
nischen Chemie)第4版、7巻(I92
5年)および対応する補足板1〜4巻、ジャーナル・オ
ヴ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテー(J。
Am. Chem. Soc,)誌、79巻(I957
年’)1488、1490および1491頁、アレン(
Allen)等の米国特許第2692289号、ジャー
ナル・オヴ・ケミカル・ソサイアテー(J. Chem
. Soc.)誌、(I954年) 2186、219
1頁、およびジャーナル・オヴ・オーガニック・ケミス
トリー(J. Org. Chem.)誌、38巻(I
973年)26号4431頁以降、並びにジャーナル・
オヴ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテー誌、87巻
(I965年)1353頁以降、特に1355頁参照]
。式(Vl)のケトンを製造する一般的方法は例えばド
イツ、ベルリンのファウ・ニーーベー・ドイッチェル・
フエルラーク伊デル会つイッセンシャフテン(VEB−
Deutscher Verlag der Wiss
enschaften)1977年発行[オーガニック
(Organikumu)J第15版に記載されている
式(Vl)のケトンの例は次の通りである。3,3−ジ
メチルシクロペンタノン、2.2−ジメチルシクロヘキ
サノン、3.3−ジメチルシクロヘキサノン、4.4−
ジメチルシクロヘキサノン、3−エチル−3−メチルシ
クロペンタノン、2,3.3−トリメチルシクロペンタ
ノン、2.4.44リメチルシクロペンタノン、3。
364−トリメチルシクロペンタノン、3.3−ジメチ
ルシクロヘプタノン、4,4−ジメチルシクロヘプタノ
ン、3−エチル−3−メチルシクロヘキサノン、4−エ
チル−4−メチルシクロヘキサノン、2.2.3−トリ
メチルシクロヘキサノン、2.4.4−1−ジメチルシ
クロヘキサノン、3,3.4−トリメチルシクロヘキサ
ノン、2、5.5− トリメチルシクロヘキサノン、3
,3.5− トリメチルシクロヘキサノン、3.4.4
−トリメチルシクロヘキサノン、2.3.4.4−テト
ラメチルシクロペンタノン、2,3,4.4−テトラメ
チルシクロペンタノン、3、3.4.4−テトラメチル
シクロペンタノン、2.2.5−トリメチルシクロヘプ
タノン、2,2.6− トリメチルシクロヘプタノン、
2.6.6−トリメチルシクロヘプタノン、3,3.5
−トリメチルシクロヘプタノン、3。
5、5− トIJ ) チルシクロヘプタノン、5−エ
チル−2.5−ジメチルシクロヘブタノン、2,3.3
.5−テトラメチルシクロヘプタノン、2.3,5.5
−テトラメチルシクロヘプタノン、3,3.5i5−テ
トラメチルシクロヘプタノン、4−エチル−2.3.4
− トリメチルペンタノン、2−インプロピル−4,4
−ジメチルシクロペンタノン、4−イソプロピル−2.
4−ジメチルシクロペンタノン、2−エチル−3.5.
5−トリメチルシクロヘキサノン、3〜エチル−3.5
.5− トリメチルシクロヘキサノン、3−エチル−4
−イソプロピル−3−メチルシクロペンタノン、4−s
ec−ブチル−3.3−ジメチルシクロペンタノン、2
−イソプロピル−3.3.4− トリメチルシクロペン
タノン、3−エチル−4−イソプロピル−3メチルシク
ロヘキサノン、4−エチル−3−イソプロピル−4−メ
チルシクロヘキサノン、3−sec−ブチル−4、4−
ジメチルシクロヘキサノン、3−イソプロピル−3.5
.5−トリメチルシクロヘキサノン、4−イソプロピル
−3.5.5−トリメチルシクロヘキサノン、 3,3
5−ト!Jメチルー5ー7’ロピルシクロヘキサノン、
3,5。
5−トリメチル−5−プロピルシクロヘキサノン、2−
ブチル−3,3.4− トリメチルシクロペンタノン、
2−ブチル−3.3.4−トリメチルシクロヘキサノン
、4−ブチル−3.3.5− )リメチルシクロヘキ.
サノン、3−イソへキシル−3−メチルシクロヘキサノ
ン、5−エチル−2.4−ジイソプロピル−5−メチル
シクロヘキサノン、2.2−ジメチルシクロオクタノン
、および3。
3、8,トリメチルシクロオクタノン。
好適なケトンの例は次の通りである。
及び υ ビスフェノールを製造するためには、ケトン(Vl)1
モル当たり一般に2〜lOモル、好ましくは2.5〜6
モルのフェノール(V)を使用する。好適な反応時間は
l−100時間である。反応は一般に一30℃〜300
℃、好ましくは−15℃〜150°Cにおいて、圧力1
〜20バール、好ましくは1−10バールで行われる。
縮合は一般に酸触媒を存在させて行われる。酸触媒の例
としては塩化水素、臭化水素、フッ化水素、三7ツ化ホ
ウ素、三塩化アルミニウム、二塩化亜鉛、四塩化チタン
、四塩化錫、ハロゲン化燐、五酸化溝、燐酸、濃塩酸ま
たは硫酸、および酢酸と酢酸無水物との混合物がある。
酸性イオン交換剤を使用することもできる。
共触媒、例えば01〜CI 1−アルキルメルカプタン
、硫化水素、チオフェノール、チオ酸および硫化ジアル
キルを添加して反応をさらに促進することができる。
縮合は溶媒を用いずにまたは不活性溶媒(例えば脂肪族
または芳香族の炭化水素またはクロロ炭化水素)を存在
させ行うことができる。
触媒が同時に脱水剤として作用する場合には、別に脱水
剤を使用する必要はないが、使用する触媒が反応水を結
合しない場合には良好な変換率を得るためにすべての場
合において脱水剤は有利である。
適当な脱水剤の例としては酢酸無水物、ゼオライト、ポ
リ燐酸および五酸化溝がある。
フェノール(V)およびケト7 (Vl)は(V):(
Vl)のモル比を2:1−10:l、好ましくは2.5
:l〜6:1とし、温度−30℃〜300℃、好ましく
は一15℃〜150°C1圧力1−10バールにおいて
酸触媒、随時共触媒および/または溶媒および/または
脱水剤を存在させて反応させることができる。
ある場合には反応は完全には均一には進行しない、即ち
数種の異なった生成物が生じ、従って最初これらの混合
物から所望の化合物を分離しなければならない。詳細は
米国ニューヨーク、インターサイエンス・パブリツシャ
ーズ(Interscience Publisher
s)1964年発行、シュネル(Schnell)著「
ポリカーボネートの化学と物理(Chemistry 
and Physics or Po1icarbon
aLes)J参照のこと。反応はしばしば適当な触媒お
よび反応条件を選ぶことによりコントロールすることが
でき、従って所望の化合物を沈澱または結晶化させ、こ
れにより分離を容易にすることができる。
式(I)の1種のジフェノールを用いてポリカーボネー
ト均質重合停をつくるか、或いは式(I)の数種のジフ
ェノールを用いてポリカーボネート共重合体をつくるこ
とができる。
また式(I)のジフェノールを他のジフェノール、例え
ば式[0−Z−OH(Vll)との混合物として使用し
、高分子量の熱可塑性芳香族ポリカーボネートを・つく
ることができる。
式HO−Z−OH(Vll)の他の適当なシフz/ −
ルはZが炭素数6〜30の芳香族の基であり、1個また
はそれ以上の芳香環を含み、該芳香環は置換基をもっこ
とができ、また式(+)とは異なった脂肪族または芳香
族の基、或いは架橋部分としてのへテロ原子を含むもの
である。
式(Vll)のジフェノールの例は次の通りである。
ヒドロキノン レゾルシン ・ ジヒドロキシジフェニル ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカンビス−(ヒド
ロキシフェニル)−シクロアルカンビス−(ヒドロキシ
フェニル)−スルフィドビス−(ヒドロキシフェニル)
−エーテルビス−(ヒドロキシフェニル)−ケトンビス
−(ヒドロキシフェニル)−スル7オンビスー(ヒドロ
キシフェニル)−スルフオキシドσ、α′−ビス−(ヒ
ドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン、および これらの環にアルキルまたはハロゲンが置換した化合物 これらおよびさらに他の適当なジフェノールは例えば米
国特許第3028365号、同第2999835号、同
第3148172号、3275601号、同第2991
273号、同第3271367号、同第3062781
号、同第2970131号および同第2999846号
、ドイツ特許公開明細書第1570703号、2063
050号、同第2063052号および同第22119
56号、フランス特許第1561518号、および上記
エイチ・シュネル著「ポリカーボネートの化学と物理」
に記載されている。
好適な他のジフェノールの例は次の通りである。
4.4′−ジヒドロキシジフェニル 2.2−ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
2.4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチ
ルブタ1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)〜シ
クロヘキサン a、σ゛−ビスー4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイ
ソプロピルベンゼン 2.2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル
)−プロパン 2.2−1:’ ス−(3−りOロー4−ヒドロキシフ
ェニル)−フロパン ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−メタン 2.2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−スルフォン 2.4−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−メチルブタン i、l−ヒス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−シクロヘキサン σ、α゛−ビス−(3,5−ジメチル−4−とドaキシ
7二二ル)−p−ジイソプロピルベンゼン 2.2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、および 1、■−ビスー(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘ
キサン 2.2−ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−フロパン
が特に好適である。
他のジフェノールも個別的にまたは混合物として使用す
ることができる。
式(I)のジフェノール対随時使用される他のジフェノ
ール、例えば式(II)の化合物のモル比は(I)のジ
フェノール100モル%対他のジフェノール0モル%〜
(I)のジフェノール2モル%対他のジフェノール98
モル%、好ましくは(+)のジフェノール100モル%
対他のジフェノール0モル%〜(+)のジフェノール5
モル%対他のジフェノール95モル%、さらに好ましく
は(I)のジフェノール100モル%対他のジフェノー
ル0モル%〜(I)のジフェノール10モル%対他のジ
フェノール90モル%、特に(りのジフェノール100
モル%対他のジフェノール0モル%〜(I>のジフェノ
ール20モル%対他のジフェノール80モル%である。
随時能のジフェノールと組み合わせて式(I)のジフェ
ノールから得られる高分子量ポリカーボネートは公知ポ
リカーボネート製造法によりつくることができる。これ
らの方法において種々のジフェノールを不規則にまたは
ブロックとして互いに結合させることができる。
ポリカーボネートはそれ自身は公知の方法で分岐させる
ことができる。分岐が望ましい場合には、これは少量の
、好ましくは0.05〜2.0モル%(ビスフェノール
の使用量に関し)の3個以上の官能基をもった化合物、
特に3個以上のフェノール性ヒドロキシル基を縮合させ
ることにより達成することができる。3個以上の官能基
をもった分岐剤の例は次の通りである。
フルオログルシノール 4.6−シメチルー2.4.6−トリー(4−ヒドロキ
シ7エ二ル)−ヘプト−2−エン 4.6−シメチルー2.4.6− )リ−(4−ヒドロ
キシフェニル)−へブタン 1.3.5− トリー(4−ヒドロキシフェニル)−ベ
ンゼン1.1.i トリー(4−ヒドロキシフェニル)
−二タントリー(4−ヒドロキシフェニル)−フェニル
メタン2.2−ビス−(4,4−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−シクロヘシル)−プロパン 2.4−ビス=(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル
)−フェノール 2.6−ビス−(2−ヒドロキシ−5″−メチルベンジ
ル)−4−メチルフェノール 2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒ
ドロキシフェニル)−プロパン ヘキサ−(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル
)−フェニル)−〇−テレフタレート テトラー(4−ヒドロキシフェニル)−メタンテトラ−
(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェ
ノキシ)−メタン、および 1.4−ビス−((4’ 、4”−ジヒドロキシトリフ
ェニル)−メチル)−ベンゼン 若干の他の三官能性化合物は2.4−ジヒドロキシ安息
香酸、トリメシン酸、塩化シアヌルおよび3゜3−ヒス
=(3−メチル−4〜ヒドロキシフエニル)−2−オキ
ソ−2,3−ジヒドロインドールである。
それ自身は公知の方法によりポリカーボネートの分子量
の調節を行うために、連鎖停止剤として一官能性の化合
物を通常の濃度で使用する。適当な化合物は例えばフェ
ノール、L−ブチルフェノール、または他のアルキル−
01〜07−置換フェノールである。式(Vll+) 但し式中Rは分岐したC8および/またはC8−アルキ
ル基である、 のフェノールを少量使用するのが特に適当である。
アルキル基RにおいてCH,プロトンの含量が47〜8
9%でCHおよびCH2プロトンの含量が53〜11%
のもの、およびRがOH基に関して0−またはp−位置
にあるものが好適であり、オルト含量の上限が20%で
あるものが特に好ましい。連鎖停止剤は一般に使用する
ジフェノールに関し0.5〜lO1好ましくは1゜5〜
80モル%で使用される。
ポリカーボネートは公知方法により界面縮重合法で好適
に製造することができる[例えばインターサイエンス・
パブリッシャーズ1964年発行、エイチ・シュネル著
、「ポリカーボネートの化学と物理」ポリマー・レヴユ
ーズ(Polymer Reviews)9巻33頁以
降参照」。この方法においては式(I)のジフェノール
を水性アルカリ相に溶解する。ポリカーボネート共重合
体をつくるためには式(+)のジフェノールと他のジフ
ェノール、例えば式(vr+)のジフェノールとの混合
物を使用する。例えば式(V目I)の連鎖停止剤を加え
分子量を調節することができる。次に不活性有機相にお
いて、好ましくはポリカーボネートを溶解する有機相中
において界面縮重合法により反応を行う。反応温度は0
〜40°Cである。
随時使用する分岐剤(好ましくは帆05〜2モル%)は
ジフェノールと共に水性アルカリ相中に加えるか、7オ
スゲン化を行う前に有機溶媒溶液として加えることがで
きる。
式(I)のジフェノールおよび随時使用する他のジフェ
ノール(Vll)の他に、そのモノ−および/またはビ
ス−クロロカルボン酸エステルを使用することもでき、
これを有機溶媒溶液として加えることができる。連鎖停
止剤および分岐剤の量は式(I)および随時式(Vll
)のジフェノール基のモル量に依存する。クロロカルボ
ン酸エステルも使用スル場合には、7オスゲンの量をそ
れに対応して公知方法で減らすことができる。
連鎖停止剤、および随時使用する分岐剤およびクロロカ
ルボン酸エステルに対する適当な有機溶媒の例としては
、塩化メチレン、クロロベンゼン、アセトン、アセトニ
トリル、およびこれらの溶媒の混合物、特に塩化メチレ
ンとクロロベンゼンとの混合物があ′る。随時使用する
連鎖停止剤および分岐剤は同じ溶媒に溶解することがで
きる。
例えば塩化メチレン、クロロベンゼン、オヨヒ塩化メチ
レンとクロロベンゼンとの混合物を界面縮重合法の有機
相として使用する。
また例えばNaOH水溶液を水性アルカリ土類金属使用
する。
界面縮重合法によるポリカーボネートの製造には公知方
法により三級アミン、特に三級脂肪族アミン、例えばト
リブチルアミンまたはトリエチルアミンのような触媒を
用いることができる。触媒は使用するジフェノール1モ
ルに対して0.05〜lOモル%の量で使用することが
できる。触媒は7オスゲン化の前または後、或いはフォ
スゲン化中に加えることができる。
ポリカーボネートはまた公知方法により均一相において
、いわゆる”ピリジン法”により、まtこ7オスゲンの
代わりに例えば炭酸ジフェニルを使用する公知熔融エス
テル交換法により製造することができる。
ポリカーボネートは分子量MW(前置て較正されたゲル
クロマトグラフにより決定された重量平均分子量)が好
ましくは少なくとも10,000、さらに好ましくは1
0.000〜200,000.特に好ましくは20゜0
00〜80,000である。これらのポリカーボネート
は線状または分岐していることができ、また式(I)の
ジフェノールをベースにした均質重合体または共重合体
であることができる。
従って本発明のポリカーボネート(a)は分子量M、(
重量平均分子量)が少なくとも10,000.好ましく
は10,000〜200,000、特に好ましくは20
,000〜so、oooであり、式(Ia) 但しXSR’、R2、R3、R4およびmは式(+)と
同じ意味を有する、 の二官能性カーボネート構造単位をポリカーボネート中
の二官能性カーボネート構造単位1oo%に関し100
〜2モル%、好ましくは100〜5モル%、さらに好ま
しくは100〜10モル%、特に100〜20モル%含
んでいる。
従って本発明のポリカーボネートは他の構造単位、例え
ば式(Vlla) の単位を100モル%を補足する量で、即ちポリカーボ
ネート中の二官能性カーボネート構造単位100%に関
し0〜98モル%、好ましくは0〜95モル%、さらに
好ましくは0〜90モル%、特に0〜80モル%の量で
含んでいる。[式(Vlla)の−Z−は式(Vl+)
の−Z−に対応している]。
式(I)のジフェノールを混入することにより熱変形温
度が高く、他の点に関しても良好な特性をもつ新規ポリ
カーボネートが得られる。このことは特にmが4または
5のジフェノール(り、特にジフェノールを(Ib) 但し式中R1およびR2はそれぞれ独立に式(I)と同
じ意味を有し、特に水素を表す、 をベースにしたポリカーボネートにあてはまる。
好適なポリカーボネートは式(Ia)の構造単位のlが
4または5のもの、特に式(Ic)但し式中R1および
R2はそれぞれ独立に式(+)と同じ意味を有するが、
特に好ましくは水素を表す、 の単位をもつものである。
式(Ib)において特にR1およびR2が水素を表ずジ
フェノールをベースにしたポリカーボネートは熱変形温
度が高′し・ことのほかに、良好な紫外線安定性および
熔融物における良好な流動特性をもっているが、これは
予想外のことであった。
ポリカーボネートの特性は他のジフェノール、特に式(
V目)のジフェノールと任意所望の組み合わせを行うこ
とにより有利に変性することができる。
ポリカーボネート(b) 使用可能なポリカーボネート(b)は例えば米国特許第
2999835号、ドイツ特許第772627号および
ドイツ特許公開明細書第3334872号記載の均質ま
たは共重合体である。ビスフェノールAから得られるポ
リカーボネートが特に好適である。
シリコーンゴム(c) 本発明に使用するシリコーンゴム(c)は主として構造
単位 ■ 5i−0− 但し式中R1およびR2は同一または相異なることがで
き、CI〜C1−アルキルまたはシクロアルキル、或い
はC6〜C1□−アリールを表す、から成っている。
好適なシリコーンゴム(C)は粒状で平均粒径d、。
が帆09〜1μm1好ましくは0.09〜0.4μIで
あり、ゲル含量が70重量%より多く、特に73〜98
重量%であり、 (I)ジハロゲノ有機シラン、 (2) (I)に関しo−ioモル%のトリハロゲノシ
ラン、 (3) (I)に関し0〜3モル%のテトラハロゲノシ
ラン、 (4) (I)に関しO〜0.5モル%のハロゲノトリ
有機シラン から得られるものであり、ここで化合物(I)、(2)
および(4)中の有機基は (α)01〜C1アルキルまたはシクロヘキシル、好ま
しくはメチルまたはエチル、 (β)C6〜C1!−アリール、好ましくはフェニJk
(γ) C+−Cs−アルケニル、好ましくはビニルま
たはアリル、 (δ)メルカプト−〇、〜C1アルキル、好ましくはメ
ルカプトグロピル、 であるが、和(γ+δ)は化合物(I)、(2)および
(4)の全有機基に関し2〜10モル%であり、モル比
γ:δは3:l〜l二3、好ましくは2:l〜1:2で
ある。
好適なシリコーンゴム(C)は有機基として少なくとも
80%メチル基を含んでいる。末端基は一般にジオルガ
ニルーヒドロキシル−シロキシ単位、好ましくはジメチ
ルヒドロキシシロキシ単位である。
シリコーンゴム(C)の製造に好適なシラン(I)〜(
4)はハロゲン置換基として塩素を含んでいる。
「得られる」という言葉は必ずしもハロゲン化合物(I
)〜(4)からシリコーンゴム(C)が得られることを
意味するものではない。この言葉の中にはシランと他の
加水分解可能な基、例えば01〜C1アルコキシ基とか
ら、或いは環式シロキサン・オリゴマーから製造された
同じ構造をもつシリコーンゴム(c)も含まれる。
特に好適な成分(C)としてシリコーン・グラ7トゴム
を挙げることができる。
第1段階として単量体、例えばジメチルジクロロシラン
、ビニルメチルジクロロシランまたは他の置換基をもつ
ジクロロシランを環式オリゴマー(オクタメチルシクロ
テトラシロキサンまたはテトラビニルテトラメチルシク
ロテトラシロキサン)に変える。これは蒸溜による精製
が容易である。
[ヘミ−・イン・ウンゼレ・ツァイト(Chemie 
in unsere Zeit)誌4巻(I987年)
121−127頁参照]。
第2段階においては、メルカプトプロピルメチルジメト
キシシランを付加し開環陽イオン重合により環式オリゴ
マーから交叉結合したシリコーンゴムを得る。
第3段階においては、グラフト活性をもったビニルおよ
びメルカプト基を有する得られたシリコーンゴムをビニ
ル単量体(または混合物)とラジカル重合を行わせる。
好ましくは第2段階において乳化液中で環式シロキサン
・オリゴマー、例えばオクタメチルシクロテトラシロキ
サンおよびテトラビニルテトラメチルシクロテトラシロ
キサンの混合物を開環陽イオン重合させる。シリコーン
ゴムは乳化液のような粒状物の形で得られる。
触媒および乳化剤の両方の役目をするアルキルベンゼン
スルフォン酸を使用するドイツ特許第1024104号
記載の方法は特に好適である。重合後酸を中和する。ア
ルキルベンゼンスルフォン酸の代わりにn−アルキルス
ルフォン酸を使用することもできる。また該スルフォン
酸のほかに共乳化剤を使用することも可能である。
共乳化剤は非イオン性または陰イオン性であることがで
きる。使用可能な陰イオン性共乳化剤としては特にn−
アルキル−またはアルキルベンゼンスルフォン酸の塩が
ある。非イオン性共乳化剤には脂肪族アルコールおよび
脂肪酸のポリオキシエチレン誘導体である。その例には
POE(3)−ラウリルアルコール、POE(20)−
オレイルアルコール、p。
E(7)−ノニルアルコールまたはPOE(to)−ス
テアレートがある。[記号POE(数)10.アルコー
ルは10.アルコール1分子に付加されたエチレンオキ
シド単位の数を表す。POEはポリエチレンオキシドを
意味する。数は平均値である。] 交叉結合またはグラフト活性をもった基(ビニルおよび
メルカプト基、有機基γおよびδ参照)は対応するシロ
キサン・オリゴマーを用いて導入することができる。こ
れらは例えばテトラメチルテトラビニルシクロテトラシ
ロキサンおよびγ−メルカグトプロビルメチルジメトキ
シシラン、或いはその加水分解生成物である。
これらの基は第2段階において所望の量だけ主オリゴマ
ー、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンに加え
られる。
さらに長いアルキル基、例えばエチル、プロピル等、或
いはフェニル基も同様に導入することができる。
乳化重合中に基γおよびδが互いに反応していればシリ
コーンゴムの交叉結合はすでに達成されているから、外
部から交叉結合剤を加える必要はない。しかし第2段階
において交叉結合可能なシランを加えてシリコーンゴム
の交叉結合度を増加させることができる。
分岐および交叉結合は例えばテトラエトキシシランまた
は式 %式% 但し式中Xは加水分解可能な基、特にアルコキシまたは
ハロゲン基であり、 Yは有機基である、 のシランを加えることにより達成することができる。
好適なシランy−SiX、はメチルトリメトキシシラン
およびフェニルトリメトキシシランである。
シリコーンゴムの平均粒径d、。はそれ以上およびそれ
以下の直径をもつ粒子が50重量%存在するような直径
を言う。これは超遠心法により決定することができる[
ヴエー・ショルタン(Schol tan)、バーeラ
ン’y’(H,Lange)のコロイダリッシェーツァ
イトシュリフツ・ラント・ツァイトシュリフッ拳デル・
ポリメーレ(Kollod、 Z、 un Z、 Po
lymers)誌250巻(I972年)782〜79
6頁参照1゜ゲル含量はアセトン中で25℃において決
定される(ドイツ特許公告明細書筒2521288号6
頁17〜37行参照)。本発明のシリコーンゴムにおい
てはこれは少なくとも70%、好ましくは73〜98重
量%である。
グラフト化したシリコーンゴム(C)は例えばドイツ特
許第2421288号記載のラジカル・グラフト重合法
により製造することができる。
第3段階においてグラフト化したシリコーンゴムを製造
するためには、シリコーンゴムの存在下において特に4
0〜90℃でグラフト化用の単量体をラジカル・グラフ
ト重合させる。グラフト重合は懸濁液、分散液または乳
化液中で行うことができる。連続的なまたは不連続的な
乳化重合が好適である。このグラフト重合は遊離基反応
開始剤(例えば過酸化物、アゾ化合物、ヒドロパーオキ
シド、過硫酸塩または過燐酸塩)を用い、随時非イオン
性乳化剤、例えばカルボニウム塩、スルフォン酸塩また
は有機硫酸エステルを使用して行われる。
高グラフト化収率をもったグラフト重合体が、生じる。
即ちグラフト化させた単量体の重合体が高含量で化学的
にシリコーンゴムに結合した重合体が得られる。シリコ
ーンゴムはグラフト活性をもつ基を有しているので、高
度のグラフト化に対する特別な方法は不必要であろう。
グラフト化したシリコーンゴム(C)はビニル単量体ま
たはビニル単量体混合物5〜90重量部、好ましくは2
0〜80重量部の量でシリコーンゴム10〜95重量部
、好ましくは20〜80重量部にグラフト化させること
によりつくることができる。
特に好適なビニル単量体はメタクリル酸メチルである。
適当なビニル単量体混合物は50〜90重量部のスチレ
ン、α−メチルスチレン(または環にアルキルまたはハ
ロゲンが置換した他のスチレン)またはメタクリル酸メ
チルと、5〜50重量部のアクリロニトリル、メタクリ
レートリル、CI’=Cl8−アルキルアクリレート、
CI””’Cl4−アルキルメタクリレート、マレイン
酸無水物または置換マレイン酸イミドとから成っている
。−級または二級の脂肪族02〜Cl11−アルコール
のアクリル酸エステル、好ましくはアクリル酸n−ブチ
ル、またはt−ブタノールのアクリレートまたはメタク
リレート、好ましくはアクリル酸し一ブチルを少量他の
ビニル単量体として存在させることができる。特に好適
な単量体混合物はα−メチルスチレン30〜40重1g
、メタクリル酸メチル52〜62重量部およびアクリロ
ニトリル4〜14重量部の混合物である。
このようにしてグラフト化させたシリコーンゴム(c)
は公知方法、例えばラテックスを電解質(例えば塩、酸
またはそれらの混合物)で凝固させた後精製して乾燥す
ることにより回収することができる。
グラフト化したシリコーンゴムの製造において、一般に
グラフト化外皮を生じるグラフト化用の単量体の遊離重
合体または共重合体が真のグラフト共重合体の他にある
程度生成する。シリコーンゴムの存在下においてグラフ
ト化用の単量体のm合によって得られる生成物、即ちも
っと正確に言えば一般にグラフト共重合体と遊離のグラ
フト化用奉量体の(共)重合体との混合物を本明細書に
おいてはグラフト化したシリコーンゴムと呼ぶことにす
る。
本発明の成形用組成物は遊離の(共)重合体の量が成分
(c)に関して50重量%、好ましくは30重量%、特
に20重量%を越えない場合に最適な性質を示す。
本発明の成形用組成物は芳香族ポリカーボネートおよび
シリコーンゴムに対して公知の通常の他の添加剤、例え
ば安定剤、顔料、型抜き剤、耐焔剤および/または静電
防止剤を含むことができる。
本発明の成形用組成物は公知方法で成分を混合し、この
混合物を高温、好ましくは200〜350℃において通
常の装置、例えば内部捏和機、押出機または二重押出機
により熔融配合または熔融押し出しを行うことによりつ
くることができる。個々の成分は順次まt;は同時に混
合することができる。
従って本発明は成分(a)、(b)および(C)、およ
び随時安定剤、顔料、型抜き剤、耐焔剤および静電防止
剤を公知方法で混合し、この混合物について通常の装置
、例えば内部捏和機、押出機または二重押出機により高
温で熔融配合または熔融押し出しを行うことを特徴とす
る成分(a)、(b)および(c)、および随時安定剤
、顔料、型抜き剤、耐焔剤および静電防止剤を含む熱可
塑性成形用組成物の製造法に関する。
本発明の成形用組成物は例えば射出成形によりすべての
種類の成形品を製造するのに使用することができる。成
形品の例としてはハウジング成分(例えば家庭用の装置
、例えばジュース絞り機、コーヒー沸かし機、ミキサー
および電子レンジ)、建築材料または自動車部品のカバ
ー板である。また電気装置、例えばコンセント、コイル
製造機およびプリント回路板に使用することができる。
前厄て製造したシートまたはフィルムから熱加工により
成型品をつくることもできる。
従って本発明はまた本発明の成形用組成物を成形品の製
造に使用する方法に関する。
7.5モル(705g)のフェノールおよび帆15モル
(30゜3g)のドデシルチオールを先ず、撹拌機、滴
下濾斗、温度計、還流冷却器およびガス入り+ニアvを
備えたIQの丸底フラスコに入れ、28〜30°Cにお
いて乾燥HCIを飽和させる。1.5モル(210g)
のジヒドロイン7オロン(3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン−1−オン)および1.5モル(I51g)
の7エノールの溶液を上記溶液に3時間に亙り滴下し、
反応中MCIガスを流し続ける。さらに5時間HCIガ
スを流す。この混合物を室温でさらに反応させる。水蒸
気蒸溜により過剰のフェノールを除去する。残渣は石油
エーテルで2凹、塩化メチレンで1回高温において(6
0〜90°C)抽出し、濾過する。
収率: 370g 融点:205〜207°C 1,436,4g(6,3モル)のビスフェノールA[
2,2〜ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン)
]、2,387.0g(7,7モル)の式(I)のビス
フェノール、7,476.0g(84モル)の45%N
aOHおよび33.7Qの水を不活性ガス雰囲気中で撹
拌しながら溶解する。IIQの塩化メチレンおよび13
(2のクロロベンゼンの溶液を加える。この溶液を十分
に撹拌し、2.772g(28モル)のフォスゲンをp
H13〜14、温度2工〜25℃において通す。しかる
後14m12のエチルピリジンを加え、この混合物をさ
らに45分間撹拌する。ビスフェノレートを含まない水
性相を分離し、燐酸で酸性にした後、電解質および溶媒
がなくなるまで有機相を水洗する。相対粘度v 、 −
+ = 1−30 (25℃において濃度0.5g/a
Qで塩化メチレン中で測定)。ガラス転移温度T、 −
206℃(DSC)。
ポリカーボネート(b) v 、−+−1−22(a度25°C1濃度帆5g/d
ffi;: j; L!’ で塩化メチレン中で測定)
のビスフェノールAのカーボネート。
シリコーングラフト化ゴム(C) ■、シリコーンゴム乳化物の製造 38.4重量部のオクタメチルシクロテトラシロキサン
、1.2重量部のテトラメチルテトラビニルシクロテト
ラシロキサンおよび1重量部のメルカプトプロピルジメ
トキシシランを互いに撹拌する。
0.5重量部のドデシルベンゼンスルフォン酸を加え、
次いで58.4重量部の水を1時間以内で加える。
この過程中温合物を激しく撹拌する。高圧乳化機を用い
て200バールの圧力の下で予備乳化物を均一化する。
さらに0.5重量部のドデシルベンゼンスルフォン酸を
加える。乳化物を85℃で2時間、次いで20℃で36
時間撹拌し、5NのNaOHを用いてこれを中和する。
固体分含量約36重量%の安定な乳化物が得られた。こ
の重合体のゲル含量はトルエン中で測定して82重量%
であり、平均粒径d、。は300nmであった。
2、グラフト化シリコーンゴムの製造 法の成分を先ず反応器に入れる。
上記l)のラテックス2,107重量部水1.073重
量部 水195重量部中に過酸化二値酸カリウム7.51℃量
部を含む溶液を用い65℃において反応を開始させた後
、それぞれ下記の溶液を4時間に亙り均一に供給してグ
ラフト化ゴムをつくる。
溶液1: 540重量部のスチレン、および210重量
部のアクリロニトリル 溶液2: 375重量部の水、および 1511量部の01゜〜C18−アルキルスルフすン酸
ナトリウム塩 いずれの場合も65℃において6時間以内で重合が完了
した。固体分含量約33重量%のラテックスが得られた
塩化マグネシウム水溶液/酢酸溶液で凝固させた後、濾
過し真空乾燥を行いグラフト重合体を白色粉末上して得
た。
混合物の製造 1.312の内部捏和機において260〜320℃の温
度で成分を均一化した(第1表参照)。
寸法80×IOX 4++noの棒を射出成形機で成形
し、アイゾツト(IzodXISO180)法によりノ
ツチ付き衝撃強さa、およびヴアイカット(VicaL
)B熱変形温度(DIN 53460)を決定した。
第1表 実施例         1本 2 3 4ポリカーボ
ネート(a)−102040(重量部) ポリカーボネート(b)  80 70 60 40(
Ii重量部 シリコーンゴム(c)   20 20 20 20(
重量部) a、 [kJ/m2] +20℃       54 52 49 42−20
°C!        44 43 41 31ヴアイ
カツトB/120  140 145 150 161
じC] ak二 ノツチ付き衝撃強さ 本: 対照実験 本発明の実施例2〜4においては熱変形温度が大幅に改
善され、しかも靭性は大部分保持されることが示されて
いる。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1、 (a)式(+) 但し式中R1およびR2は互いに独立に水素、/・ロゲ
ン、好ましくは塩素または臭素、C3〜C。
−アルキル、C6〜C,−シクロアルキル、C6〜C+
o−アリール、またはC7〜Cl2−アラルキルであり
、 mは4〜7、好ましくは4または5であり、R3および
R′は互いにまたXとは無関係に水素またはCl−C6
−′アルキルであり、Xは炭素を表すが、 但し原子Xの少なくとも1個に置換したR3およびR4
は同時にアルキルである、 のジヒドロキシジフェニルシクロアルカンをベースにし
たポリカーボネート1〜99重量%、(b)他のポリカ
ーボネート1〜99重量%、および (C)シリコーンゴム1〜95重量%から成る混合物。
2、 (b)がビスフェノールAをベースにしたポリカ
ーボネートまたはカーボネート共重合体である上記第1
項記載の混合物。
3、 (c)がグラフト化されたシリコーンゴムである
上記第1項記載の混合物。
4、シリコーンゴムはスチレン、σ−メチルスチレン、
環にハロゲンまたはメチルが置換したスチレン、メタク
リル酸メチルまたはこれらの混合物50〜98重量部、
およびアクリロニトリル、メタシリコニトリル、01〜
C11−アルキルアクリレート、C3〜C11アルキル
メタクリレート、マレイン酸無水物、01〜C4−アル
キルまたはフェニル−N−置換マレイン酸イミドまたは
これらの混合物2〜50重量部から成る混合物5〜90
重量部がシリコーンゴム10〜95重量部にグラフト化
したグラフト重合体であり、平均粒径d、。が帆09〜
1uII+でゲル含量が70より多く、 (I)ジハロゲノ有機シラン、 (2) 0−10モル%のトリハロゲノ有機シラン、(
3) 0〜3モル%のテトラハロゲノシラン、(4) 
O〜0.5モル%のハロゲノトリ有機シランから得られ
るものであり、ここで化合物(I)、(2)および(4
)中の有機基は (a)ci〜C1ミルC1アルキルクロヘキシル、(β
)C6〜C1,−アリール、 (γ)自〜C6−アルケニル、 (δ)メルカプト−C8〜C1アルキルであるが、和(
γ+8)は化合物(I)、(2)および(4)の全有機
基に関し2〜10モル%であり、モル比γ:δは3:l
−1:3である上記第1項記載の混合物。
5、シリコーンゴムの平均粒径d、。が0.09〜0.
4ハである上記第1項記載の混合物。
6、シリコ7−ンゴムのゲル含量が73〜98重量%で
ある上記第1項記載の混合物。
7、成分(I)、(2)、および(4)の有機基の少な
くとも80モル%がメチル(上記基α)であり、基γは
ビニルおよび/またはアリル基であり、基δはメルカプ
トプロピル基である上記第1項記載の混合物。
8.さらに安定剤、顔料、型抜き剤、耐焔剤および静電
防止剤を含んでいる上記第1項記載の混合物。
9、成分(a)、(b)および(c)、および随時安定
剤、顔料、型抜き剤、耐焔剤および静電防止剤を公知方
法で混合し、この混合物について通常の装置において高
温で熔融配合または熔融押し出しを行う上記第1項記載
の混合物の製造法。
10、上記第1項記載の混合物を成形品の製造に使用す
る方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼(I) 但し式中R^1およびR^2は互いに独立に水素、ハロ
    ゲン、好ましくは塩素または臭素、C_1〜C_5−ア
    ルキル、C_5〜C_6−シクロアルキル、C_6〜C
    _1_0−アリール、またはC_7〜C_1_2−アラ
    ルキルであり、 mは4〜7、好ましくは4または5であり、R^3およ
    びR^4は互いにまたXとは無関係に水素またはC_1
    〜C_6−アルキルであり、 Xは炭素を表すが、 但し原子Xの少なくとも1個に置換したR^3およびR
    ^4は同時にアルキルである、 のジヒドロキシジフェニルシクロアルカンをベースにし
    たポリカーボネート1〜99重量%、(b)他のポリカ
    ーボネート1〜99重量%、および (c)シリコーンゴム1〜95重量%から成ることを特
    徴とする混合物。 2、成分(a)、(b)および(c)、および随時安定
    剤、顔料、型抜き剤、耐焔剤および静電防止剤を公知方
    法で混合し、この混合物について通常の装置において高
    温で熔融配合または熔融押し出しを行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の混合物の製造法。
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