JP3242960B2 - 光老化に安定なポリカーボネート成形材料 - Google Patents

光老化に安定なポリカーボネート成形材料

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JP3242960B2
JP3242960B2 JP29653891A JP29653891A JP3242960B2 JP 3242960 B2 JP3242960 B2 JP 3242960B2 JP 29653891 A JP29653891 A JP 29653891A JP 29653891 A JP29653891 A JP 29653891A JP 3242960 B2 JP3242960 B2 JP 3242960B2
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    • C08L69/005Polyester-carbonates

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、 A)A+B+Cを基にして30〜97重量%、好ましく
は40〜96重量%そして、さらに好ましくは50〜9
5重量%の熱可塑性芳香族ポリカーボネート、芳香族ポ
リエステルカーボネート、芳香族ポリエステルまたはこ
れらの混合物、 B)A+B+Cを基にして3〜30重量%、好ましくは
4〜20重量%そして、さらに好ましくは5〜15重量
%の、有機ヒドロペルオキシド及びアスコルビン酸の開
始剤を使用して乳化グラフト重合によってモノマーB.
2の>60重量%そして好ましくは>75重量%のグラ
フト収率が得られるように製造した、B.1 40〜90重量%の、0.05μm〜2.0μ
mそして好ましくは0.1〜0.6μmの平均粒径(d
50)を有する少なくとも部分的に橋かけされた粒状ジエ
ンゴム、及びB.2 60〜10重量%のスチレン、アクリロニトリ
ル、メチルメタクリレートまたはそれらの混合物 のグラフトポリマー、 C)A+B+Cを基にして0〜40重量%、好ましくは
1〜30重量%、そしてさらに好ましくは5〜25重量
%の、C.1 C.1.1 50〜95重量%のスチレン、α−メチル
スチレン、核置換スチレン、メチルメタクリレートまた
はそれらの混合物、及びC.1.2 50〜5重量%のアクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、メチルメタクリレート、無水マレイン
酸、N−置換マレイン酸イミドまたはそれらの混合物 の熱可塑性コポリマー、またはC.2 ポリアルキレンテレフタレートである熱可塑性
樹脂、 D)A+B+Cの100重量部を基にして1〜20重量
部、好ましくは2〜15重量部、そしてさらに好ましく
は3〜12重量部の、式(1)
【0002】
【化2】 [式中、R1、R2及びR3は、お互いに独立に、C1-8
ルキルまたはC6-20アリールを表し、ここで必要に応じ
てこれらのアルキル及びアリール基はハロゲン化されて
いてよく、そしてこのアリール基は付加的にアルキル置
換されていてよく、mは0または1であり、そしてnは
0または1である]に対応するリン化合物、 E)A+B+Cの100重量部を基にして0.05〜5
重量部、好ましくは0.1〜1重量部、そしてさらに好
ましくは0.1〜0.5重量部の、0.05〜1000
μmの平均粒径、1.2〜2.3g/cm3の密度及び
59〜76重量%のフッ素含量を有するフッ化ポリオレ
フィン を含む熱可塑性成形材料に関する。
【0003】E)は、好ましくは、0.05〜20μの
平均粒径及び1.2〜1.9g/cm3の密度を有する
フッ化ポリオレフィンのエマルションとこのグラフトポ
リマーのエマルションとの凝固した混合物の形で使用さ
れる。グラフトポリマーB)対フッ化ポリオレフィン
E)の重量比は95:5〜60:40であり、そしてE
及びBの凝固した混合物を製造するために必要である追
加の量のBは、A+B+Cの100重量部あたり0.1
〜4.0重量部である。本成形材料は、効果的な量の公
知の安定剤、顔料、流動助剤、充填剤及び強化物質、離
型剤及び静電防止剤を含んでもよい。
【0004】ヨーロッパ特許0 174 493によれ
ば、ポリカーボネート、ABSグラフトポリマー及び熱
可塑性コポリマーの成形材料の耐燃性は、ハロゲン化合
物、リン化合物及びポリテトラフルオロエチレンの組み
合わせによって改善される。EP 0 174 493
による成形材料は、優れた表面品質を示すけれども、太
陽光に対する長期化した暴露の後では望ましくない変色
が起きる。
【0005】ハロゲンを含まないポリカーボネート、グ
ラフトポリマー、リン化合物、テトラフルオロエチレン
ポリマー及び、必要に応じて、その他のハロゲンを含ま
ないコポリマーを基にした耐燃性成形材料は、DE-O
S 38 19 081の主題である。
【0006】DE-OS 37 38 143は、さら
に典型的な防炎剤によって処理してもよいポリカーボネ
ート成形材料のガソリンに対する耐性を改善するための
添加剤としてのアスコルビン酸及び有機ヒドロペルオキ
シドのレドックス活性剤系によって製造された特殊なA
BSグラフトポリマーの使用を記述している。
【0007】レドックス開始剤によって製造されたDE
-OS 37 38143によるABSグラフトポリマ
ーを含む、EP 0 174 493及びDE-OS
38 19 081による耐燃性成形材料は、改善され
た光老化及び改善されたノッチ付き衝撃強さを示すこと
がここに見い出された。
【0008】ポリカーボネート及びポリエステルカーボ
ネートA)は、知られていてそして公知の方法によって
得ることができる(シュネル(Schnell)、“ポ
リカーボネートの化学及び物理”、インターサイエンス
出版社、1964;DE-AS 1 495 626、
DE-OS 2 232 877、DE-OS 2 70
3 376、DE-OS 3 000 610、DE-O
S 2 714 544、DE-OS 2 940 0
24及びDE-OS 3 007 934参照)。特に
好ましい製造方法は界面重縮合である。
【0009】これらのポリカーボネート、ポリエステル
カーボネート及びポリエステルは、公知の方法で、例え
ば必要に応じて連鎖停止剤、例えばモノフェノール、及
び/または3官能以上の分岐剤、例えばトリフェノール
またはテトラフェノールを使用する、ジフェノールとハ
ロゲン化炭酸、好ましくはホスゲン及び/または二ハロ
ゲン化芳香族ジカルボン酸、好ましくは二ハロゲン化ベ
ンゼンジカルボン酸との界面重縮合によって製造するこ
とができる。(芳香族ポリカーボネートの製造に関して
は、シュネル、前記参照文献、31頁以降を参照し、芳
香族ポリエステルの製造に関しては、DE-OS 2
940 024を参照し、そして芳香族ポリエステルカ
ーボネートの製造に関しては、DE-OS 3 007
934を参照せよ)。
【0010】これらのポリカーボネート、ポリエステル
カーボネート及びポリエステルは、好ましくは、式
(2)
【0011】
【化3】
【0012】[式中、Aは、化学結合、C1-5アルキレ
ン、C2-5アルキリデン、C5-6シクロ または式(3)
【0013】
【化4】
【0014】に対応する基であり、Bは、塩素または臭
素であり、xは、0、1または2であり、そしてnは、
1または0である]に対応するジフェノールを基にして
いる。
【0015】これらのジフェノールの最も重要なもの
は、ビスフェノールA、2,4−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−シクロヘキサン、4,4−ジヒド
ロキシフェニルスルフィド、4,4−ジヒドロキシフェ
ニルスルホン並びにジ−及びテトラ臭素化または塩素化
誘導体、例えば2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(3,5−ジ
クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパンまたは
2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパンである。
【0016】2,2−(ビス−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン(ビスフェノールA)が特に好ましい。
【0017】適切な熱可塑性芳香族ポリカーボネート
A)は、10,000〜200,000の範囲のそして
好ましくは20,000〜80,000の範囲の平均分
子量M w(重量平均、超遠心分離または光散乱測定によ
って測定して)を有する。それらは、ジフェノールを基
にして0.05〜2.0モル%の3官能以上の化合物、
例えばトリフェノールまたはポリフェノールの組み込み
によって分岐されてもよい。
【0018】好ましいポリカーボネートは、ビスフェノ
ールAのホモポリカーボネート及び、15モル%までの
2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパンを含むビスフェノールAのコポリカ
ーボネートである。
【0019】これらの熱可塑性芳香族ポリエステル及び
熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネートの製造のため
の芳香族ジカルボン酸二ハロゲン化物は、好ましくは、
イソフタル酸、テレフタル酸、ジフェニルエーテル−
4,4′−ジカルボン酸及びナフタレン−2,6−ジカ
ルボン酸の二塩化物である。
【0020】1:20〜20:1の比のイソフタル酸及
びテレフタル酸の二塩化物の混合物が特に好ましい。
【0021】カルボン酸二塩化物単独が芳香族ポリエス
テルの製造のために使用されるが、炭酸ハロゲン化物、
好ましくはホスゲンをポリエステルカーボネートの製造
のために付加的に使用してもよい。
【0022】モノフェノールに加えて、芳香族ポリエス
テル及びポリエステルカーボネートの製造において使用
することができる連鎖停止剤は、モノフェノールのクロ
ロ炭酸エステル及びまた芳香族モノカルボン酸(必要に
応じてC1-22アルキル基またはハロゲンによって置換さ
れた)の酸塩化物及び脂肪族C2-22モノカルボン酸塩化
物である。
【0023】連鎖停止剤が使用される量は、フェノール
性連鎖停止剤の場合にはジフェノールを基にして、そし
てモノカルボン酸塩化物の場合にはジカルボン酸二塩化
物を基にして10モル%まで(好ましくは0.1〜10
モル%)である。
【0024】これらの芳香族ポリエステル及びポリエス
テルカーボネートはまた、組み込まれた芳香族ヒドロキ
シカルボン酸を含んでよい。
【0025】これらの芳香族ポリエステル及び芳香族ポ
リエステルカーボネートは、両方とも線状でもよくそし
てまた公知の方法で(またDE-OS 2 940 0
24及びDE-OS 3 007 934参照)分岐し
ていてもよい。
【0026】熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネート
A)中のカーボネート構造単位の%含量は基本的には任
意の値でよいが、エステル基とカーボネート基の和を基
にして好ましくは100モル%まで、さらに好ましくは
80モル%までそして、もっとも好ましくは50モル%
までである。
【0027】芳香族ポリエステルカーボネートのエステ
ル成分及びカーボネート成分の両方とも、ブロックの形
でまたは統計的な分布で重縮合物中に存在してよい。
【0028】芳香族ポリエステル及び芳香族ポリエステ
ルカーボネートの相対溶液粘度(ηrel)は、(25℃
で100mlのCH2Cl2溶液中の0.5gのポリエス
テルカーボネートの溶液で測定して)好ましくは1.1
8〜1.4そしてさらに好ましくは1.22〜1.3で
ある。
【0029】熱可塑性芳香族ポリカーボネート及びポリ
エステルカーボネートは、個別にまたは混合して使用し
てよい。
【0030】グラフトポリマーB)の製造は、例えば、
DE-OS 3 708 913中に記載され、一方ガ
ソリンに対する耐性を改善するためのポリカーボネート
及び/またはポリエステルカーボネート成形材料中での
それらの使用はDE-OS3 738 143中に記載
されている。
【0031】DE-OS 3 708 913によれ
ば、グラフトポリマーB)はジエンゴムの存在下で樹脂
形成モノマーの重合によって得られ、60重量%より高
いそして好ましくは75重量%より高いグラフト収率が
得られる。(このグラフト収率は、全モノマーに対する
グラフト重合されたモノマーの重量比x100でありそ
して%で表される)。高いグラフト収率は、アスコルビ
ン酸(1)及びヒドロペルオキシド(2)の混合物であ
る、レドックス触媒の使用に、なかんずく、起因し得
る。(1):(2)の重量比は、15〜0.3、好まし
くは10〜1、特に8〜3である(US−P 4 93
7 285参照)。
【0032】適切なヒドロペルオキシドは、例えば、ク
メンヒドロペルオキシド、tert.−ブチルヒドロペ
ルオキシド、過酸化水素、好ましくはクメンヒドロペル
オキシドまたはtert.−ブチルヒドロペルオキシ
ド、即ち長い半減期を有するヒドロペルオキシドであ
る。
【0033】DE-OS 3 708 913によるグ
ラフトポリマーのそれらの含量のお陰で、本発明による
成形材料は、改善された光安定性及び改善されたじん性
を有する。
【0034】本発明による使用のために適切である熱可
塑性コポリマーC.1は、C.1.1のスチレン、α−
メチルスチレン、核置換スチレン(ハロスチレン、p−
メチルスチレン)とC.1.2のアクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、メチルメタクリレート、無水マレイ
ン酸、N−アルキル−またはアリール−置換マレイン酸
イミドとのコポリマーである。
【0035】組成がC.1に対応する熱可塑性コポリマ
ーは、B)の製造における二次的な生成物として生成さ
れる可能性がある。本発明に従って使用されるコポリマ
ーC.1の量は、この二次的なグラフト重合生成物を含
まない。
【0036】コポリマーC.1は樹脂状であり、熱可塑
性でありそしてゴムを含まない。特に好ましいコポリマ
ーC.1は、スチレン及び/またはα−メチルスチレン
とアクリロニトリルとのそして、必要に応じて、メチル
メタクリレートとのものである。
【0037】特に好ましい実施態様においては、C.1
は、60〜80重量%のC.1.1及び40〜20重量
%のC.1.2を含む。
【0038】コポリマーC.1は、知られていてそして
ラジカル重合によって、さらに特別には乳化、懸濁、溶
液または塊状重合によって製造することができる。それ
らは、好ましくは、15,000〜200,000の範
囲の分子量Mw(重量平均、光散乱または沈降によって
測定して)及び20〜110ml/gの範囲の固有粘度
(25℃でジメチルホルムアミド中で測定して)を有す
る。
【0039】本発明の明細書中のポリアルキレンテレフ
タレートC.2は、芳香族ジカルボン酸と脂肪族、脂環
式または芳香脂肪族ジオールとの反応生成物またはそれ
らの反応性誘導体(例えばジメチルエステルまたは無水
物)並びにこれらの反応生成物の混合物である。それら
は、公知の方法によって製造することができる(プラス
チックハンドブック、8巻、695頁以降、カール -
ハンゼル(Carl−Hanser)出版社、ミュンヘ
ン、1973)。
【0040】好ましいポリアルキレンテレフタレート
C.2は、少なくとも80モル%そして好ましくは少な
くとも90モル%のジカルボン酸残基、テレフタル酸残
基、並びに少なくとも80モル%そして好ましくは少な
くとも90モル%のジオール残基、エチレングリコール
及び/またはブタン−1,4−ジオール残基を含む。
【0041】テレフタル酸残基に加えて、ポリアルキレ
ンテレフタレートC.2は、20モル%までの、8〜1
4の炭素原子を含むその他の芳香族若しくは脂環式ジカ
ルボン酸または4〜12の炭素原子を含む脂肪族ジカル
ボン酸の残基、例えばフタル酸、イソフタル酸、ナフタ
レン−2,6−ジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジ
カルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼ
ライン酸、シクロヘキサン二酢酸の残基を含んでよい。
【0042】エチレングリコールまたはブタン−1,4
−ジオール残基に加えて、それらは、20モル%までの
そして好ましくは10モル%までの、3〜12の炭素原
子を含むその他の脂肪族ジオールまたは6〜21の炭素
原子を含む脂環式ジオール、例えばプロパン−1,3−
ジオール、2−エチルプロパン−1,3−ジオール、ネ
オペンチルグリコール、ペンタン−1,5−ジオール、
ヘキサン−1,6−ジオール、シクロヘキサン−1,4
−ジメタノール、3−エチルペンタン−2,4−ジオー
ル、2−メチルペンタン−2,4−ジオール、2,2,
4−トリメチルペンタン−1,3−及び−1,6−ジオ
ール、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、2,2
−ジエチルプロパン−1,3−ジオール、ヘキサン−
2,5−ジオール、1,4−ジ−(β−ヒドロキシエト
キシ)−ベンゼン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシシ
クロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ−
1,1,3,3−テトラメチルシクロブタン、2,2−
(ビス−3−β−ヒドロキシエトキシフェニル)−プロ
パン及び2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフ
ェニル)−プロパンの残基を含んでよい(DE-OS
2 407 647、2407 776、2 715
932)。
【0043】ポリアルキレンテレフタレートC.2は、
例えば、DE-OS1 900270中に及びUS-PS
3,692,744中に記載されたタイプの三価若し
くは四価アルコールまたは三塩基性若しくは四塩基性カ
ルボン酸の比較的小量の組み込みによって分岐されてよ
い。好ましい分岐剤の例は、トリメシン酸、トリメリッ
ト酸、トリメチロールエタン及びプロパン並びにペンタ
エリトリトールである。
【0044】テレフタル酸並びにエチレングリコール及
び/若しくはブタン−1,4−ジオールだけから製造さ
れたポリアルキレンテレフタレートC.2またはそれら
の反応性誘導体(例えばジアルキルエステル)、並びに
これらのポリアルキレンテレフタレートの混合物が特に
好ましい。
【0045】成分C.2として好ましく使用されるポリ
アルキレンテレフタレートは、一般に、25℃でそして
0.5g/dlの濃度でフェノール/o−ジクロロベン
ゼン(1:1重量%)中で測定して、0.4〜1.5d
l/g、好ましくは0.5〜1.3dl/gそしてさら
に好ましくは0.6〜1.2dl/gの固有粘度を有す
る。
【0046】式(1)
【0047】
【化5】 [式中、R1、R2及びR3は、お互いに独立に、必要に
応じてハロゲン化されたC1-8アルキルまたは必要に応
じてハロゲン化された及び/若しくはアルキル化された
6-20アリールを表し、mは0または1であり、そして
nは0または1である]に対応する、本発明の目的のた
めに適切なリン化合物D)は知られている(例えば、ウ
ルマン(Ullmann)、工業化学百科事典、18
巻、301頁以降、1979;ホーベンーヴィル(Ho
uben−Weyl)、有機化学の方法、12/1巻、
43頁;バイルシュタイン、6巻、177頁参照)。
【0048】好ましい置換基R1〜R3は、メチル、ブチ
ル、オクチル、クロロエチル、2−クロロプロピル、
2,3−ジブロモプロピル、フェニル、クレシル、クミ
ル、ナフチル、クロロフェニル、ブロモフェニル、ペン
タクロロフェニル及びペンタブロモフェニルである。
【0049】好ましいリン化合物D)は、トリブチルホ
スフェート、トリス−(2−クロロエチル)−ホスフェ
ート、トリス−(2,3−ジブロモプロピル)−ホスフ
ェート、トリフェニルホスフェート、トリクレシルホス
フェート、ジフェニルクレシルホスフェート、ジフェニ
ルオクチルホスフェート、ジフェニル−2−エチルクレ
シルホスフェート、トリ−(イソプロピルフェニル)−
ホスフェート、ハロゲン置換アリールホスフェート、メ
チルホスホン酸ジメチルエステル、メチルホスホン酸ジ
フェニルエステル、フェニルホスホン酸ジエチルエステ
ル、トリフェニルホスフィンオキシド及びトリクレシル
ホスフィンオキシドである。
【0050】フッ化ポリオレフィンE)は、高分子量の
ものでありそしてー30℃より高い、一般的には100
℃より高いガラス転移温度、59〜76重量%、好まし
くは65〜76重量%そしてさらに好ましくは70〜7
6重量%のフッ素含量及び0.05〜1000μmの範
囲のそして好ましくは0.05〜20μmの範囲の平均
粒径d50を有する。好ましいフッ化ポリオレフィンE)
は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデ
ン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレ
ン及びエチレン/テトラフルオロエチレンコポリマーで
ある。フッ化ポリオレフィンは知られている(シルドネ
クト(Schildknecht)による“ビニル及び
関連ポリマー”、ジョン ワイリー アンド サンズ
(JohnWiley & Sons)社、ニューヨー
ク、1962、484〜494頁;ウォール(Wal
l)による“フッ化ポリマー”、ワイリー - インター
サイエンス、ジョン ワイリー アンド サンズ社、ニ
ューヨーク、13巻、1970、623〜654頁;
“最新プラスチック百科事典”、1970〜1971、
47巻、No.10A、1970年10月、マグローヒ
ル社、ニューヨーク、134及び774頁;“最新プラ
スチック百科事典”、1975〜1976、1975年
10月、52巻、No.10A、1970年10月、マ
グローヒル社、ニューヨーク、27、28及び472
頁、並びにUS-PSS 3,671,487;3,7
23,373及び3,838,092参照)。
【0051】それらは、7〜71kg/cm2の圧力下
でかつ0〜200℃の範囲の温度でそして好ましくは2
0〜100℃の範囲の温度で、フリーラジカルを形成す
る触媒、例えばナトリウム、カリウムまたはアンモニウ
ムペルオキシジスルフェートの存在下で水性媒体中のテ
トラフルオロエチレンの重合によって公知の方法で製造
することができる(US-PS 2,393,967参
照)。それらが使用される形態に依存して、それらは、
0.05〜1000μmの平均粒径に関して1.2〜
2.3g/cm3の密度を有してよい。
【0052】好ましいフッ化ポリオレフィンE)は、テ
トラフルオロエチレンポリマーE)のエマルションとグ
ラフトポリマーB)のエマルションとの凝固した混合物
の形での、0.05〜20μmそして好ましくは0.0
8〜10μmの平均粒径及び1.2〜1.9g/cm3
の密度を有するテトラフルオロエチレンポリマーであ
る。
【0053】粉末の形の100〜1000μmの平均粒
径及び2.0g/cm3〜2.3g/cm3の密度を有す
るテトラフルオロエチレンポリマーもまた適切である。
【0054】フッ化ポリオレフィンの添加は、燃焼の間
の溶融した成形材料のしたたりを減少または完全に防止
する。凝固した混合物の形でのそれらの使用は、付加的
に、本発明による混合物の成形品の表面を改善し、これ
は、大きな表面積の部品の製造のためにそして非常に高
い加工温度で特に重要である。
【0055】B)及びE)の凝固した混合物を製造する
ためには、0.05〜2μmそしてさらに特別には0.
1〜0.6μmの平均ラテックス粒径を有するグラフト
ポリマーB)の水性エマルション(ラテックス)を、ま
ず、0.05〜20μmそしてさらに特別には0.08
〜10μmの平均粒径を有する、水の中のテトラフルオ
ロエチレンポリマーE)の細かく分割されたエマルショ
ンと混合する。適切なテトラフルオロエチレンポリマー
エマルションは、典型的には、30〜70重量%そし
て、さらに特別には、50〜60重量%の固体含量を有
する。グラフトポリマーB)のエマルションは、25〜
50重量%そして好ましくは30〜45重量%の固体含
量を有する。エマルション混合物中のグラフトポリマー
B)対テトラフルオロエチレンポリマーE)の重量比
は、95:5〜60:40である。
【0056】B)+E)の凝固した混合物を製造するた
めに必要であるグラフトポリマーB)の追加の量は、A
+B+Cの100重量部あたり0.1〜4.0重量部で
ある。
【0057】エマルション混合物は、公知の方法で、例
えばスプレー乾燥、凍結乾燥または、好ましくは20〜
150℃の範囲の温度でのそしてさらに好ましくは50
〜100℃の温度の範囲での無機若しくは有機塩、酸、
塩基若しくは有機の水混和性溶媒、例えばアルコール、
ケトンによる凝固によって凝固される。もし必要なら
ば、凝固物を、50〜200℃でそして好ましくは70
〜100℃で乾燥してよい。
【0058】適切なテトラフルオロエチレンポリマーエ
マルションは、商業的に入手できる(例えばテフロン
(R)30N、デュポン)。
【0059】本発明による熱可塑性成形材料は、ポリカ
ーボネート、グラフトポリマーのためのまたは熱可塑性
ポリマーのためのその他の既知の添加剤、例えば安定
剤、顔料、流動助剤、離型剤、充填剤及び強化物質及び
静電防止剤を含んでよい。
【0060】充填されたまたは強化された成形材料は、
成形材料を基にして60重量%までそして好ましくは5
〜50重量%の充填剤及び/または強化物質を含んでよ
い。適切な強化物質は、例えば、ガラス繊維、炭素繊
維、アラミド繊維である。好ましい強化物質はガラス繊
維である。強化する効果をも有する可能性がある好まし
い充填剤は、ガラスビーズ、雲母、シリケート、石英、
タルカム、二酸化チタン、珪灰石である。
【0061】本発明による成形材料は、構成成分を公知
の方法で混合しそして生成する混合物を標準的な機械、
例えば内部ニーダー若しくは単軸スクリュー若しくは二
軸スクリュー押出機中で200〜330℃の温度で溶融
コンパウンドすることによって、または適切な有機溶媒
中の、例えばクロロベンゼン中の構成成分の溶液若しく
は分散液を混合し、そして混合した溶液若しくは分散液
を標準的な蒸発装置中での、例えば蒸発押出機中での蒸
発によって濃縮することにより製造することができる。
E)は、好ましくは、B)との凝固した混合物の形で使
用される。
【0062】これらの構成成分は、好ましくは20℃近
く(室温)でまたは50℃までで、公知の方法で次々と
または同時に混合することができる。
【0063】本発明による成形材料は、任意の種類の成
形品の製造のために使用することができる。さらに特別
には、成形品は、射出成形によって製造することができ
る。このような成形品の例は、任意の種類のハウジング
部品、例えば家庭用品、例えばジュースプレス、コーヒ
ー機械、ミキサーのための、オフイス機械のためのまた
はビルディングのためのカバーパネルのためのハウジン
グ部品、及び自動車のための部品である。加えて、それ
らは、それらの非常に有利な電気特性のお陰で電気分野
においても使用することができる。
【0064】加工のもう一つ形態は、予備製造されたシ
ートまたはフィルムから熱成形することによる成形品の
製造である。
【0065】平均粒径d50は、W.ショルタン(Sch
oltan)ら、コロイド u.Z.ポリマー 250
(1972)、782〜796頁に従って超遠心分離測
定によって測定した。
【0066】
【実施例】1.成形材料の構成成分 A.ポリカーボネート A.1 25℃でそして0.5g/100mlの濃度で
CH2Cl2中で測定して、1.26〜1.28の相対溶
液粘度ηrelを有する線状ビスフェノールAポリカーボ
ネート[商品名マクロロン R M2600(Makrol
on R M2600)、バイエル社の商品]。
【0067】A.2 25℃でそして0.5g/100
mlの濃度でCH2Cl2中で測定して、1.284の相
対溶液粘度を有する、90重量%のビスフェノールA及
び10重量%のテトラブロモビスフェノールAを基にし
たコポリカーボネート[商品名マクロロン R M6030
(Makrolon R M6030)、バイエル社の商
品];臭素含量:A.2を基にして約5重量%。
【0068】B.グラフトポリマー a)グラフトベース(ラテックスa) 米国特許第4,009,227号(特開昭50−1447
47号が対応)明細書第8欄第60行〜第9欄第32行
に記載された幹重合体(spine)の製造で幹重合体
A−1(ポリブタジェンラテックスの製造に対する好適
処方)の処方に従って製造された 0.38μm(d
50値)の平均粒径、89重量%のゲル含量を有する部分
的に橋かけされた粗い粒子のポリブタジエンのエマルシ
ョン。このエマルションは50重量%のポリマー固体を
含む。
【0069】b)グラフトポリマーの製造 B.1 50重量%のジエンゴム(a)及び50重量%
の、DE-OS3708 913によるスチレン/アク
リロニトリルのポリマー。
【0070】200重量部のラテックス(a)及び14
9重量部の水の混合物を、反応器中に導入しそして60
〜62℃に加熱する。次に以下の混合物を60〜62℃
の温度で示された順序で反応器中に導入する: 1. 0.0836重量部のクメンヒドロペルオキシド、 6.9600重量部の水、 0.0600重量部のC14-16アルキルスルホン酸のNa塩[商品 名マーソレート R K30(Mersolat R K−30)、バイエ ル社の商品] の混合物; 2. 0.0557重量部のアスコルビン酸 6.9600重量部の水 の混合物。
【0071】次に以下の供給物流れを、60〜62℃の
内部温度で4時間の間にわたって撹拌しながら反応器中
に同時に導入する:F1)供給物1 39.05重量部の水、 4.00重量部の不均化されたアビエチン酸のNa塩、 3.10重量部の1Nの水酸化ナトリウム、 0.62重量部のクメンヒドロペルオキシド;F2)供給物2 72.00重量部のスチレン、 28.00重量部のアクリロニトリル;F3)供給物3 39.80重量部の水、 0.105重量部のアスコルビン酸。
【0072】次に全体としての混合物を60〜62℃で
6時間重合させる。モノマー転化率は97重量%より大
きい。
【0073】100重量部のグラフトポリマーあたり
1.2重量部のフェノール性酸化防止剤{2,2′−メ
チレン−ビス−(4−メチル−6−シクロヘキシルフェ
ノール)[2,2′−Methylene−bis−
(4−methyl−6−cyclohexylphe
nol)]}による安定化の後で、グラフトポリマー
を、酢酸/硫酸マグネシウム混合物による凝固によって
単離し、洗浄しそして乾燥して粉末を生成させる。
【0074】スチレン及びアクリロニトリルのグラフト
収率は89重量%である。
【0075】グラフト収率は、超遠心分離機中での分離
液ジメチルホルムアミド/メチルシクロヘキサンによる
分別分離によって、そしてかくして得られた留分の量及
び化学組成の測定によって決定された[R.クーン(K
uhn)、マクロモル.−ケミー(Makromol.
−Chemie)177、1525(1976)参
照]。
【0076】B.2 50重量%のジエンゴム(a)及
び50重量%のスチレン/アクリロニトリルコポリマー
のグラフトポリマー(比較)。
【0077】1500重量部のラテックスa)及び10
30重量部の水を、反応器中に導入する。65℃に加熱
した後で、50重量部の水の中の3重量部のカリウムペ
ルオキシジスルフェートの開始剤溶液を導入する。次に
以下の溶液を65℃で6時間の間にわたって反応器中に
同時に導入する:1.溶液1 540重量部のスチレン、 210重量部のアクリロニトリル;2.溶液2 1000重量部の水、 13重量部の不均化されたアビエチン酸のNa塩、 10重量部の1Nの水酸化ナトリウム。
【0078】次にこの混合物を65℃でさらに4時間撹
拌しながら重合させる。モノマー転化率は98重量%よ
り大きい。B.1におけるようにグラフトポリマーを安
定化しそして単離する。スチレン及びアクリロニトリル
のグラフト収率は55重量%である(B.1におけるよ
うに測定して)。
【0079】C)熱可塑性コポリマー 0.55dl/gの固有粘度[η](20℃でジメチル
ホルムアミド中で測定して)を有する、72:28のス
チレン対アクリロニトリルの重量比のスチレン/アクリ
ロニトリルコポリマー[商品名サンM60(SAN M
60)、バイエル社の商品]。
【0080】D)トリフェニルホスフェート E) 水の中のスチレン/アクリロニトリルグラフトポリマー
エマルションB)及び水の中のテトラフルオロエチレン
ポリマーエマルション(テフロン(R)30N、デュポ
ン)の凝固した混合物の形のテトラフルオロエチレンポ
リマー。この混合物中のグラフトポリマーB)対テトラ
フルオロエチレンポリマーE)の重量比は90:10で
ある。テトラフルオロエチレンポリマーエマルションは
60重量%の固体含量を有する;平均粒径は0.05〜
0.5μmである。スチレン/アクリロニトリルグラフ
トポリマーエマルションは34重量%の固体含量及び
0.38μmの平均ラテックス粒径を有する。
【0081】E.1の製造 テトラフルオロエチレンポリマーのエマルションをスチ
レン/アクリロニトリルグラフトポリマーB.1のエマ
ルションと混合し、そして生成した混合物を、ポリマー
固体を基にして1.8重量%のフェノール性酸化防止剤
[2,6−ジ−ターシャリー−ブチル−p−クレゾール
(2,6−Di−tert.−butyl−p−cre
sol)]によって安定化させた。85〜95℃で、こ
の混合物をpH4〜5でMgSO4(エプソム塩)及び
酢酸の水溶液によって凝固させ、濾過しそして電解質が
実質的に無くなるまで洗浄し、引き続いて遠心分離によ
って大部分の水を無くしそして次に100℃で乾燥して
粉末を生成させた。次に得られた粉末を、述べた装置中
でその他の成分とコンパウンドしてもよい。
【0082】E.2の製造 B.1の代わりにB.2を使用する以外はE.1に関す
るのと同じ。
【0083】2.本発明による成形材料の製造及び試験 成分A)、B)、C)、D)及びE)を、240℃の温
度でベルネル アンドプライデレル(Werner a
nd Pfleiderer)ZSK53二軸スクリュ
ー押出機中でコンパウンドした。
【0084】240℃での射出成形によって成形品を製
造した。
【0085】試験標本の燃焼挙動を、1.6mmの試験
標本厚さでUL題目(subject)94試験によっ
て測定した。UL94試験は以下のように実施する:材
料のサンプルを、127×12.7×1.6mmの寸法
のバーに成形する。これらのバーを、試験標本の底面
(underneath)が包帯材料のストリップの上
305mmに位置付けられるように、垂直に配置する。
次に各々の試験バーを、10秒の期間の二回の引き続く
強熱(ignitions)によって個別に強熱し、各
々の強熱の後で燃焼特性を観察しそしてそれに従ってサ
ンプルを評価する。これらの試験標本は、3.73×1
4kJ/m3(立方フィートあたり1000BUT)の
熱含量を有する天然ガスの19mm(3/4インチ)の
高さの青い炎によってブンゼンバーナーで強熱する。
【0086】UL94の格付けV−0は以下を意味す
る;試験炎への各々の暴露の後で10sより長い間、ど
の試験標本も燃焼しない;どの試験標本も、試験標本の
各々の組の第二の暴露の間には、50sより長い全燃焼
時間を示さない;どの試験標本も、試験標本の上端に固
定された保持クリップまで完全には燃焼し尽くさない;
どの試験標本も、燃焼するしずくまたは粒子によって下
に横たわる包帯材料を発火させない;どの試験標本も、
試験炎の除去の後で30sより長い間、くすぶらない。
【0087】その他のUL94格付けは、耐燃性及び自
己消火性がより少なくそして燃焼するしずくまたは粒子
を落とす試験標本に関して使用される。これらのUL9
4格付けはV−1及びV−2である。F.は“失格し
た”を意味しそして30秒より長い間、燃焼し続ける試
験標本に関して使用される格付けである。
【0088】ノッチ付き衝撃強さは、50×6×4mm
の寸法の試験標本を使用してDIN53 453に従っ
て室温で測定した。試験標本には、2.7mmの深さの
Vの形のノッチが付与された。
【0089】ASTM D 4459−85による光試
験(“IBM試験”)に関しては、60×40x2mm
の寸法の小さな試験板を、250℃で射出成形しそして
キセノン ウェザロメーター Ci 35中で300h
の間、光にさらし(試験条件:340nmで0.3W/
2、黒板温度 55℃、相対空気湿度 55%、ホウ
ケイ酸塩内部フィルター、ソーダ石灰外部フィルター)
そして次に視覚的に評価した。
【0090】表1は、比較可能な調合(=同じ全体組
成)に関して、レドックス開始されたグラフトポリマー
B.1を含む本発明による成形材料(1及び3)は、同
じ耐炎性に関して比較の成形材料(2及び4)よりも顕
著に強いノッチ付き衝撃強さを有することを示す。
【0091】本発明による成形材料においては、全体の
グラフトポリマー成分、即ちB)、及びE)によって必
要に応じて導入された部分(共沈殿物の形で)は、好ま
しくはレドックス接触されたグラフトポリマーから成る
(実施例3)。
【0092】しかしながら、本発明による効果はまた、
B)だけがレドックス接触されたグラフトポリマーであ
り一方E)(共沈殿物)がペルオキシド接触されたグラ
フトポリマーを含む場合にも証明される。
【0093】表2は、本発明による実施例1の成形材料
は、同じ燃焼挙動に関する比較材料2よりも顕著に高い
ノッチ付き衝撃強さを有することを示す。
【0094】暗い青い色の材料から、本発明による材料
(実施例1)は、300時間の暴露の後でさえ変色を示
さないが、一方比較物質2は、同じ期間の後で顕著に変
色した(灰色化を通って色が薄くなった)。
【0095】
【表1】
【0096】
【表2】
【0097】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0098】1)A)A+B+Cの30〜97重量%
の、熱可塑性芳香族ポリカーボネート、芳香族ポリエス
テルカーボネート及び芳香族ポリエステルから成る群か
ら選ばれた少なくとも一つのメンバー、 B)A+B+Cの総重量に対して3〜30重量%の、有
機ヒドロペルオキシド及びアスコルビン酸の開始剤を使
用して乳化グラフト重合によってモノマーB.2の>6
0重量%のグラフト収率が得られるように製造した、B.1 グラフトポリマーの重量に対して40〜90重
量%の、0.05μm〜2.0μmの平均粒径(d50
を有する少なくとも橋かけされた粒状ジエンゴム、及びB.2 グラフトポリマーの重量に対して60〜10重
量%の、スチレン、アクリロニトリル及びメチルメタク
リレートから成る群から選ばれた少なくとも一つのメン
バー のグラフトポリマー、 C)A+B+Cの総重量に対して0〜40重量%の、C.1 C.1.1 コポリマーの重量に対して50〜95%
の、スチレン、α−メチルスチレン、核置換スチレン及
びメチルメタクリレートから成る群から選ばれた少なく
とも一つのメンバー、並びにC.1.2 コポリマーの重量に対して50〜5%の、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチルメタク
リレート、無水マレイン酸及びN−置換マレイン酸イミ
ドから成る群から選ばれた少なくとも一つのメンバー の熱可塑性コポリマー、またはC.2 ポリアルキレンテレフタレート である熱可塑性樹脂、 D)A+B+Cの100重量部を基にして1〜20重量
部の、式(1)
【0099】
【化6】 [式中、R1、R2及びR3は、お互いに独立に、必要に
応じてハロゲン化されたC1-8アルキルまたは必要に応
じてハロゲン化された及び/若しくは必要に応じてアル
キル化されたC6-20アリールを表し、mは0または1で
あり、そしてnは0または1である]に対応するリン化
合物、 E)A+B+Cの100重量部を基にして0.05〜5
重量部の、0.05〜1000μmの平均粒径、1.2
〜2.3g/cm3の密度及び59〜76重量%のフッ
素含量を有するフッ化ポリオレフィン を含有して成る熱可塑性成形材料。
【0100】2)該E)が0.05〜20μmの平均粒
径及び1.2〜1.9g/cm3の密度を有する該E)
並びに該グラフトポリマーB)のエマルションの、エマ
ルションの凝固した混合物を含有して成り、該グラフト
ポリマーB)対該フッ化ポリオレフィンE)の重量比が
95:5〜60:40であり、そして追加の量のB)が
A+B+Cの100重量部あたり0.1〜4重量部であ
る、上記1に記載の熱可塑性成形材料。
【0101】3)該E)が100〜1000μmの平均
粒径及び2.0g/cm3〜2.3g/cm3の密度を有
する粉末の形で存在する、上記1に記載の成形材料。
【0102】4)安定剤、顔料、流動助剤、充填剤、強
化物質、離型剤及び静電防止剤から成る群から選ばれた
少なくとも一つのメンバーの効果的な量をさらに含む、
上記1に記載の成形材料。
【0103】5)強化剤として該材料の重量に対して6
0%までのガラス繊維を含む、上記1に記載の成形材
料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 55/02 C08L 55/02 67/02 67/02 (72)発明者 ベルント・ウルバネツク ドイツ連邦共和国デー4050ミユンヘング ラートバツハ2・ヘグデン15 (72)発明者 カール・フフ ドイツ連邦共和国デー4047ドルマーゲン 1・モルトケシユトラーセ6 (72)発明者 カール−ハインツ・オツト ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・パウル−クリー−シユトラー セ54 (72)発明者 ホルスト・ペータース ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン3・ビンテルベルク25 (56)参考文献 米国特許4914144(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/00 - 67/04 C08L 69/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)A+B+Cの30〜97重量%の、
    熱可塑性芳香族ポリカーボネート、芳香族ポリエステル
    カーボネート及び芳香族ポリエステルから成る群から選
    ばれた少なくとも一つのメンバー、 B)A+B+Cの総重量に対して3〜30重量%の、有
    機ヒドロペルオキシド及びアスコルビン酸の開始剤を使
    用して乳化グラフト重合によってモノマーB.2の>6
    0重量%のグラフト収率が得られるように製造した、B.1 グラフトポリマーの重量に対して40〜90重
    量%の、0.05μm〜2.0μmの平均粒径(d50
    を有する少なくとも橋かけされた粒状ジエンゴム、及びB.2 グラフトポリマーの重量に対して60〜10重
    量%の、スチレン、アクリロニトリル及びメチルメタク
    リレートから成る群から選ばれた少なくとも一つのメン
    バーのグラフトポリマー、 C)A+B+Cの総重量に対して0〜40重量%の、C.1 C.1.1 コポリマーの重量に対して50〜95%
    の、スチレン、α−メチルスチレン、核置換スチレン及
    びメチルメタクリレートから成る群から選ばれた少なく
    とも一つのメンバー、並びにC.1.2 コポリマーの重量に対して50〜5%の、
    アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチルメタク
    リレート、無水マレイン酸及びN−置換マレイン酸イミ
    ドから成る群から選ばれた少なくとも一つのメンバーの
    熱可塑性コポリマー、またはC.2 ポリアルキレンテレフタレートである熱可塑性
    樹脂、 D)A+B+Cの100重量部を基にして1〜20重量
    部の、式(1) 【化1】 [式中、 R1、R2及びR3は、お互いに独立に、必要に応じてハ
    ロゲン化されたC1-8アルキルまたは必要に応じてハロ
    ゲン化された及び/若しくは必要に応じてアルキル化さ
    れたC6-20アリールを表し、 mは0または1であり、そしてnは0または1である] に対応するリン化合物、 E)A+B+Cの100重量部を基にして0.05〜5
    重量部の、0.05〜1000μmの平均粒径、1.2
    〜2.3g/cm3の密度及び59〜76重量%のフッ
    素含量を有するフッ化ポリオレフィンを含有して成る熱
    可塑性成形材料。
  2. 【請求項2】 A+B+Cの30〜97重量%の、熱可
    塑性芳香族ポリカーボネート、芳香族ポリエステルカー
    ボネート及び芳香族ポリエステルから成る群から選ばれ
    た少なくとも一つのメンバーA)、 A+B+Cの総重量に対して3〜30重量%の、 B.1 グラフトポリマーの重量に対して40〜90重
    量%の、0.05 μm〜2.0μmの平均粒径(d 50
    を有する少なくとも橋かけされた 粒状ジエンゴム、及び B.2 グラフトポリマーの重量に対して60〜10重
    量%の、スチレ ン、アクリロニトリル及びメチルメタク
    リレートから成る群から選ばれ た少なくとも一つのメン
    バーのグラフトポリマーB)、 A+B+Cの総重量に対して0〜40重量%の、 C.1 C.1.1 コポリマーの重量に対して50〜95%
    の、スチレン、α −メチルスチレン、核置換スチレン及
    びメチルメタクリレートから成 る群から選ばれた少なく
    とも一つのメンバー、並びに C.1.2 コポリマーの重量に対して50〜5%の、
    アクリロニトリ ル、メタクリロニトリル、メチルメタク
    リレート、無水マレイン酸及 びN−置換マレイン酸イミ
    ドから成る群から選ばれた少なくとも一つ のメンバー
    熱可塑性コポリマー、または C.2 ポリアルキレンテレフタレートである熱可塑性
    樹脂C)、 A+B+Cの100重量部を基にして1〜20重量部
    の、式(1) 【化2】 [式中、 1 、R 2 及びR 3 は、お互いに独立に、必要に応じてハ
    ロゲン化された 1-8 アルキルまたは必要に応じてハロ
    ゲン化された及び/若しくは必要 に応じてアルキル化さ
    れたC 6-20 アリールを表し、 mは0または1であり、そして nは0または1である] に対応するリン化合物D)、 A+B+Cの100重量部を基にして0.05〜5重量
    部の、0.05〜1000μmの平均粒径、1.2〜
    2.3g/cm 3 の密度及び59〜76重量%のフッ素
    含量を有するフッ化ポリオレフィンE)を混合し、そし
    て生成する混合物を200〜330°の温度で溶融混合
    する熱可塑性成形材料の製造方法であっ て、使用される
    成分B)が有機ヒドロペルオキシド及びアスコルビン酸
    の開始剤を使用して乳化グラフト重合によってモノマー
    B.2の>60重量%のグラフト収率が得られるように
    製造されることを特徴とする該熱可塑性成形材料の製造
    方法。
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