JP2003521083A - トラック飛び越しを実行するための方法およびプレーヤー装置 - Google Patents

トラック飛び越しを実行するための方法およびプレーヤー装置

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JP2003521083A
JP2003521083A JP2001554337A JP2001554337A JP2003521083A JP 2003521083 A JP2003521083 A JP 2003521083A JP 2001554337 A JP2001554337 A JP 2001554337A JP 2001554337 A JP2001554337 A JP 2001554337A JP 2003521083 A JP2003521083 A JP 2003521083A
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    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
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    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 記憶ディスク(15)が不動の状態においても迅速なトラック飛び越しを可能にする、トラック飛び越しを実行するための方法、および光学式記憶ディスク(15)のためのプレーヤー装置(10)が提供される。プレーヤー装置(10)内に挿入された光学式記憶ディスク(15)の現時点のトラックと予め設定したトラック(30)との間での読取装置(2)のトラック飛び越しのために、当該トラック飛び越しの際に飛び越すべきトラックに依存して1つの時間が求められ、この求められた時間の間、前記読取装置(2)は予め設定したトラック(30)の方向に動かされる。前記読取装置(2)は、トラック飛び越しの要求に際して、初期位置(25)が検出されるまで、前記光学式記憶ディスク(15)のリードイン領域(20)の方向に動かされ、前記初期位置(25)から前記予め設定したトラック(30)までの飛び越しに必要な時間が、前記予め設定したトラック(30)から求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 従来の技術 本発明は、独立請求項1の上位概念による、トラックの飛び越しを実行するた
めの方法、および独立請求項4の上位概念によるプレーヤー装置に関する。
【0002】 GB 2 228 132 A号明細書からすでにディスクプレーヤーの読取装置のための制
御システムが公知である。このシステムでは、読取装置の現時点の位置を表す位
置データがディスクから読み取られる。読取装置の現時点の位置からスタート位
置までの距離は、読み取られた位置データに従って計算される。読取装置は計算
された距離に従って初期位置の方へ移動される。さらに、読取装置のスライドモ
ータの制御のために、読取装置の移動に必要な時間が、求められた距離から決定
される。続いて、読取装置は計算された時間だけ移動される。
【0003】 発明の利点 それに対して、独立請求項1の特徴を有する本発明による方法、および独立請
求項4の特徴を有する本発明によるプレーヤー装置は、トラックの飛び越しのた
めに、記憶ディスクから位置データを読み出す必要がなく、したがって、記憶デ
ィスクが動かず、位置データが読み出されないような状況下でも飛び越しが可能
である、という利点を有している。このような状況としては、例えばスタート状
態がある。このようにして、例えば記憶ディスクのスタートのような不動状態か
ら予め設定したトラックへの比較的迅速なアクセスが行われる。飛び越しのため
に記憶ディスクから位置データを読み取る必要がないので、飛び越しプロセスの
全体に亘って、記憶ディスクを動かしたり、回転させたりする必要がない。この
ようにしてエネルギーが節約される。その他に、記憶ディスクの位置データが読
み出されるような回転数まで記憶ディスクを加速するのに必要な時間が節約され
る。
【0004】 従属請求項において実現される手段によって、独立請求項1に示された方法、
または独立請求項4に示されたプレーヤー装置の有利な変更実施形態および改良
が可能である。
【0005】 特に有利には、求められた時間が調整可能な補正係数と乗積され、読取装置は
、このようにして補正された時間だけ、所定のトラックの方向へ移動される。こ
のようにして、補正係数を読取装置の動きやすさの変動に合わせることによって
、読取装置の動きの軽快さの変動が補償される。
【0006】 さらなる利点は、トラック飛び越しが終了した後に、読取装置によって読み出
された位置データが予め設定したトラックについて既知の位置データと比較され
、補正係数がこの読み出された位置データと既知の位置データとの間の相違に依
存して調整される点にある。このようにして、補正係数は自動的に読取装置の動
きの軽快さに適合される。その結果生じる自己学習作用によって、読取装置のト
ラック飛び越しが時間とともに次第に正確に行われるようになり、その結果、ト
ラック飛び越しに関して計算される読取装置の飛び越し時間の自動的な最適化が
生じる。
【0007】 図面 本発明の実施例を図で示し、以下の説明においてより詳細に説明する。図1は
、本発明によるプレーヤー装置の回路図を示し、図2は、図1による回路図の詳
細を示し、図3は、本発明によるプレーヤー装置の制御のためのフローチャート
を示している。
【0008】 実施例の説明 図1において、10は、例えばコンパクトディスクプレーヤーとして構成され
た光学式記憶ディスク用のプレーヤー装置を表している。プレーヤー装置10は
、プレーヤー装置10内に挿入された、例えばコンパクトディスクとして構成さ
れた光学式記憶ディスク15を軸45を中心として回転駆動するための駆動モー
タ1を有している。読取装置2は、図1に示されている両方向矢印に従って、光
学式記憶ディスク15の表面に沿って半径方向に位置決め装置35を用いて案内
される。読取装置2は、検出ユニット3および信号処理ユニット4を介して制御
ユニット6と接続されている。検出ユニット3、信号処理ユニット4および制御
ユニット6は、それぞれサーボユニット5に接続されている。制御ユニット6に
は入力/表示ユニット8が接続されている。サーボユニット5は、駆動モータ1
、位置決め装置35および読取装置2を制御する。さらに、図2に従って光学式
記憶ディスク15のリードイン領域20の初期位置付近に配置されたスイッチ4
0も設けられている。このスイッチ40も同様に制御ユニット6と接続されてい
る。
【0009】 記憶ディスク15は3つの領域を含んでいる。すなわち、TOC(Table of C
ontents)として表示される内容リスト(索引)が記録されているリードイン領
域20、有効データ、例えば音楽信号が記録されているプログラム領域50、お
よびプログラム終了信号が記録されている終了領域55を含んでいる。これら3
つの領域は、図示された順番で、半径方向に記憶ディスク15の内側の軸45か
ら外側へ向かって記憶ディスク15上に配置されている。このことは、リードイ
ン領域20は光学式記憶ディスク15の最も内側の領域にあり、終了領域55は
光学式記憶ディスク15の最も外側の領域にあり、プログラム領域50はリード
イン領域20と終了領域55との間にある、ということを意味している。リード
イン領域20の内容リストには、例えば、コンパクトディスク上に記録されてい
る音楽タイトルであるプログラムデータの数、プログラムデータの記憶ディスク
15上でのアドレスまたはスタート位置、および記憶ディスク15上に記録され
ているプログラムデータのすべての全再生時間がファイルされている。この場合
、内容データは、プログラム領域50のスタート位置まで、記憶ディスク15の
リードイン領域20内に繰り返し記録することができる。有効データ、例えばコ
ンパクトディスクの場合であれば、プログラム領域50に記録されている音楽デ
ータは、多数のフレームを含んでいる。各フレームは、同期化信号、制御データ
のサブコード、例えば音楽信号のような有効信号のデータビット、および誤り補
正のための誤り補正ビットを含んでいる。サブコートはさらにアドレスデータを
含んでいる。
【0010】 読取装置2は、記憶ディスク15上に記録されているデータを光学的に読み取
り、読み出した信号の光電変換を実行する。このようにして得られた電気的な記
録信号は検出ユニット3に供給される。記録信号は検出ユニット3から信号処理
ユニット4に転送される。さらに、検出ユニット3は、例えばフォーカス誤差信
号やトラック誤差信号のような誤差信号をサーボユニット5に送出する。信号処
理ユニット4は、同期化信号を検出するため、有効信号、つまりこの例では音楽
信号を変調し、サブコードを検出するために、記憶信号をディジタル信号に変換
する。有効データまたは音楽信号は、ディジタル/アナログ変換を施し、これに
より、アナログオーディオ信号として信号処理ユニット4の出力側60にて出力
することができる。同期化信号の一部は、信号処理ユニット4からサーボユニッ
ト5に引き渡され、サブコードは、信号処理ユニット4から制御ユニット6へ転
送される。
【0011】 検出ユニット3の誤差信号、信号処理ユニット4の同期化信号、および制御ユ
ニット6の制御信号に応答して、サーボユニット5は、フォーカスサーボ機構、
トラックサーボ機構、位置決め装置35に対するサーボ信号を送出する。この場
合、フォーカスサーボ機構では、読取装置2からの光線70が記憶ディスク15
の反射表面上で集束するように、読取装置2のフォーカスコイルが制御される。
これに相応して、トラックサーボ機構では、光線70が読み出すべきトラックに
向けられるように、読取装置2のトラックコイルが制御される。これに相応して
、読取装置2が記憶ディスク15の表面に沿って半径方向に動くように、位置決
め装置35のスライドモータ65が制御される。最後に、サーボユニット5は、
駆動モータ1を一定の速度で直線的に駆動するCLV(Constant Linear Veloci
ty)サーボ機構に対するサーボ信号も送出する。
【0012】 制御ユニット6は、マイクロコンピュータとして構成されており、このマイク
ロコンピュータは、プレーヤー装置10の上記さまざまなユニットの制御のため
の制御信号を送出する。
【0013】 入力/表示ユニット8は、入力ユニットだけとしても構成することができ、プ
レーヤー装置10に挿入された記憶ディスク15のデータグループのアドレスの
入力を可能にする。これは、例えば、音楽タイトルのスタートアドレスであって
もよい。この場合、タイトルのスタートアドレスは、例えば入力/表示ユニット
8のテンキーキーボード上のタイトル番号を介して入力することができる。リー
ドイン領域20内の内容リストの最初の読み取りの際、内容データは図1には図
示されていないメモリにファイルされる。このメモリは、制御ユニット6に割当
てられており、これに集積されているか、または接続されている。この場合、こ
のメモリは、プレーヤー装置10の外部に配置し、適切なインタフェースを介し
てプレーヤー装置10またはプレーヤー装置10の制御ユニット6と接続するこ
ともできる。入力/表示ユニット8へのタイトル番号入力をメモリにファイルさ
れた内容データと比較することによって、制御ユニット6を用いて、所望の目標
アドレスが予め設定され、読取装置2または読取装置2の光線70は、記憶ディ
スク15上でこの目標アドレスに向かって動く。制御ユニット6において、この
目標アドレスから予め設定したトラック30を求めることができ、このトラック
の記憶ディスク15上での位置データは目標アドレスの形で知られており、内容
データを介してメモリ内にファイルされている。
【0014】 記憶ディスク15のデータは螺旋状に記録されている。しかしながら、トラッ
ク幅と螺旋の小さなピッチに基づいて個々のトラックに言及するので、データは
記憶ディスク15上の同心リングに記録されていると見なすことができる。トラ
ックからトラックへと移動するには、2つの可能性がある。1つには、大まかな
調整をするユニットとして位置決め装置35があり、この位置決め装置上には、
図には示されていない光学式の走査ユニットを備えた読取装置2があり、この走
査ユニットが、記憶ディスク15上に記録されたデータを光学的に走査するため
の光線70を発生させる。読取装置2は、位置決め装置35のスライドモータ6
5を用いて、記憶ディスク15上を半径方向に動かされる。細かな調整をするユ
ニットは、磁界内で自由に動けるように懸架された、光学式走査ユニットのレン
ズとして構成されている。この場合、同様に図示されていないこのレンズは、フ
ォーカスサーボ機構を用いて、またはこの磁界に影響を与えるフォーカスサーボ
機構のフォーカスコイルの制御に応じて、記憶ディスク15に対して垂直に動か
すことができる。この他に、光学式走査ユニットのレンズは、同様にこの磁界に
影響を与えるトラックサーボ機構のトラックコイルの相応の制御によって、トラ
ックに対して垂直に動かすことができる。これにより、今のところ約600トラ
ックの領域をカバーすることができる。
【0015】 現在走査している記憶ディスク15上のトラックから、例えば入力/表示ユニ
ット8で予め設定した、記憶ディスク15のプログラム領域50内のトラック3
0への飛び越しが要求されると、現時点のトラックと予め設定したトラック30
との間の差から、飛び越すべきトラック数が計算される。音楽再生用コンパクト
ディスクプレーヤーとして構成されたプレーヤー装置10の駆動モータ1は、読
取装置2の位置に応じて、記憶ディスク15の表面に沿って半径方向に作動し、
記憶ディスク15の全再生時間に応じて、今のところ例えばおよそ毎秒3.3回
転からおよそ毎秒4.5回転の間の回転速度で作動する。この回転速度は、記憶
ディスク15の表面に沿った半径方向における、読取装置2の制御可能な直進速
度を制限する。というのも、トラックを数えるための光線70は、データトラッ
クから相応の情報を読み出すために、最小限の時間の間、データトラックにいな
ければならないからである。これにより上記の直進速度限界が生じる。さらに、
光線70を用いてデータトラックの走査および読み取りを行うためには、記憶デ
ィスク15の最低回転速度が不可欠であり、したがって、記憶ディスク15の下
方の回転速度限界が存在する。この速度限界以上の速度になって初めてトラック
を数えることができる。これは特に、記憶ディスク15の再生プロセスの開始時
に、すなわち記憶ディスク15の回転速度が0から上記の下方の速度限界まで上
昇するときに、予め設定したトラック30まで飛び越さなければならない場合に
適用される。このケースでは、予め設定したトラックへのアクセス時間は、下方
の速度限界に到達するまでの時間によって遅延される。この遅延は、本発明によ
り、データトラックに記録されている情報の評価または走査を必要としない、記
憶ディスク15の表面に沿った半径方向における、読取装置2の制御可能な移動
を規定することで回避される。同じ問題は、電力損失を低減するために、少なく
とも駆動モータ1が非活動状態となるポーズ状態においても生じる。このケース
でも、記憶ディスク15は、トラックの計数を始める前に、下方の速度限界によ
り定められる所定の最小回転数にまず到達しなければならない。これにより予め
設定したトラック30への有効アクセス時間が延長される。
【0016】 したがって、本発明によれば、現時点のトラックから予め設定したトラック3
0までの進むべき区間を、トラック数を用いて計算するのではなく、飛び越しの
ために読取装置10が要する時間を用いて計算することが提案される。本発明で
は、以下のような方策が採られる。すなわち、 ユーザ側からのトラック飛び越し要求の際、例えば、入力/表示ユニット8への
相応の入力によって、現時点において光線70によって走査されているトラック
から、例えば同様に入力/表示ユニット8において例えばタイトル番号入力の形
で予め設定した、選択された例では選択されたタイトルまたは選択されたデータ
グループを表しているトラック30までのトラック飛び越し要求があったときに
は、読取装置2は、これに相応して制御ユニット6により制御される位置決め装
置35によって、図2によるスイッチ40がオンになるまで、すなわち図2にお
いて点線で示されている第1のスイッチ位置から第2のスイッチ位置に到達する
まで、記憶ディスク15のリードイン領域20の方向に動かされる。なお、第2
のスイッチ位置は、図2による実施例によれば、スイッチ接触部75で接触が行
われることによって特徴づけられる。相応の回路を閉じることによって、制御ユ
ニット6においてスイッチ40のスイッチオンが検出される。この場合、読取装
置2の光線70は、図2による光学式記憶ディスク15のリードイン領域20の
初期位置25にあり、図1内のものと同じ構成要素は同じ参照番号で表されてい
る。制御ユニット6は、初期位置25から予め設定したトラック30へのトラッ
ク飛び越しに必要な時間をこの予め設定したトラック30から求める。この場合
、初期位置25から予め設定したトラック30へのトラック飛び越しのために、
まず読取装置2の移動のための標準スイッチオン時間を位置決め装置35を用い
て求め、場合によっては、これを先行する飛び越しから知られている補正係数と
乗積する。その際、標準スイッチオン時間の計算のために、以前に定められた、
複数のトラックを飛び越すために必要な時間と、これらトラックの数とから商が
求められ、予め設定したトラック30と初期位置25との間の差から得られる飛
び越すべきトラックの数がこの商と乗積される。この計算から、予め設定したト
ラック30の方へ記憶ディスク15の表面に沿って半径方向に所望の数のトラッ
クの分だけ読取装置2を動かすようスライドモータ65を制御するのに必要なモ
ータ駆動インパルスの持続時間が得られる。その際、制御ユニット6は、求めら
れた持続時間を有する相応のモータ駆動インパルスをスライドモータ65に送出
する。制御ユニット6により求められた飛び越し時間を調整可能な補正係数で補
正することによって、読取装置2の動きの軽快さの変動と、初期位置25は一般
的にほぼリードイン領域20内でしか維持することができないという事実とを、
補正係数を相応に適合することで調停することができる。位置決め装置35は、
このようにして補正された時間の間、読取装置2を予め設定したトラック30の
方向に動かす。この場合、補正係数の適合は、制御ユニット6が、トラック飛び
越しの終了後に、読取装置2によって読み出された位置データを予め設定したト
ラック30に関して既知の位置データと比較し、制御ユニット6が補正係数を読
み出された位置データと既知の位置データの間の相違に依存して調整することに
より行われる。このようにして、読み出された位置データと既知の位置データの
間の相違は、さらなるトラック飛び越しにおいて連続的に小さくなり、その結果
、自己学習作用が達成され、この自己学習作用において、システムは時間ととも
に飛び越しをより精確に実行することを学習する。それゆえ、調整可能かつ外的
条件に適合可能な補正係数を用いて、トラック飛び越しの精度の自動的最適化が
時間とともに可能となる。トラック飛び越しの終了後に位置データの読み出しを
するための前提条件は、もちろん記憶ディスク15の回転数が下方の速度限界に
少なくとも達していることである。
【0017】 もちろん、本発明による方法は、既に公知の方法と組合せることができる。こ
れら既知の方法とは、現時点のトラックの位置データの読み出しによってトラッ
ク飛び越しを実行するものであり、これらの方法では、記憶ディスク15の回転
数は、既に述べた不可欠な下方の速度限界より上であることが前提とされている
【0018】 しかしながら、本発明による方法によれば、トラック飛び越しの持続時間は、
上述した直進速度限界によって妨害されることもない。というのも、トラック飛
び越しに対しては、位置データを読み出す必要がないからである。
【0019】 読取装置2の動きの軽快さは、例えば温度、摩耗などのような外的影響によっ
て変動することがある。
【0020】 図3には、制御ユニット6の働き方のフローチャートが示されている。プログ
ラムポイント100では、スイッチ40のオン/オフをチェックする。スイッチ
がオンの状態であれば、プログラムポイント110に分岐し、そうでない場合は
、プログラムポイント105に分岐する。プログラムポイント105では、制御
ユニット6は、読取装置2を記憶ディスク15の内側へ軸45の方向に動かすよ
うに、位置決め装置35のスライドモータ65に指示する。続いて再びプログラ
ムポイント100に分岐する。プログラムポイント110では、制御ユニット6
は、読取装置2が予め設定したトラック30に到達するのに要する飛び越し時間
を計算する。プログラムポイント115では、制御ユニット6は、プログラムポ
イント110で計算した時間を補正係数と乗積する。プログラムポイント120
では、制御ユニット6は、プログラムポイント115で補正した持続時間の間、
読取装置2を予め設定したトラック30の方向に動かすように、モータ駆動イン
パルスを用いて位置決め装置35のスライドモータ65に指示する。プログラム
ポイント125では、トラック飛び越しが終了し、読取装置2の光線70は、こ
のトラック飛び越しの終了時に到達したトラックに集束する。制御ユニット6は
、トラック飛び越しの終了時に到達したトラックから読取装置2によって読み出
された位置データを予め設定したトラック30に関して既知の位置データと比較
し、プログラムポイント110で求めた飛び越し時間とプログラムポイント12
5で新たに設定した補正係数との乗積が飛び越し時間をもたらすように、読み出
した位置データと既知の位置データの間の差に依存して補正係数を調整する。飛
び越し時間において、読取装置2のトラック飛び越しは、予め設定したトラック
30の方へ、初期位置25から予め設定したトラック30の集束まで光線70に
よって案内される。プログラムポイント125の後、プログラム部分を離れる。
【0021】 それぞれの時点での補正係数および標準スイッチオン持続時間は、同様に、図
示されていないメモリに記憶するか、または他のやり方で記憶することもできる
。メモリは、例えば、リード/ライトメモリとして構成することもできる。
【0022】 プログラムポイント125における補正係数の適合の前提をなしている記憶デ
ィスク15からの読み出しプロセスには、既に述べたように、少なくとも下方の
速度限界に応じた記憶ディスク15の回転数が必要であり、この回転数に向かっ
て、制御ユニット6は遅くともプログラムポイント125において駆動モータ1
を相応に制御する。プログラムポイント125において記憶ディスク15の回転
数が必要な速度限界にまだ達していない場合には、少なくともトラック飛び越し
の終了時に到達したトラックの位置データが読み出され、それに伴って補正係数
の調整が可能となるまで、光線70をこのトラックに集束させるべきである。
【0023】 とりわけポーズ状態の後、または記憶ディスク15の再生開始の際に時間を損
失しないように、制御ユニット6は、トラック飛び越しの開始と同時に、記憶デ
ィスク15の回転数が、トラック飛び越しの終了時には既に位置データの読み出
しに必要な速度限界に達しているように、記憶ディスク15の回転数の上昇も促
す。
【0024】 本発明による方法は、任意の光学式記憶ディスク15、例えばCD−ROMに
も適用することができる。同じことがプレーヤー装置10にも当てはまり、コン
パクトディスクプレーヤーに限定されるのではなく、一般的に光学式記憶ディス
ク用のプレーヤー装置として、また例えばCD−ROMドライブとしても構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるプレーヤー装置の回路図を示す。
【図2】 図1による回路図の詳細を示す。
【図3】 本発明によるプレーヤー装置の制御のためのフローチャートを示す。
【符号の説明】
1 駆動モータ 2 読取装置 3 検出ユニット 4 信号処理ユニット 5 サーボユニット 6 制御ユニット 8 入力/表示ユニット 10 プレーヤー装置 15 記憶ディスク 20 リードイン領域 25 初期位置 30 予め設定したトラック 40 スイッチ 45 軸 50 プログラム領域 55 終了領域 60 出力側 65 スライドモータ 70 光線 75 スイッチ接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イェンス マイアー ドイツ連邦共和国 ギーゼン シュタイン シュトラーセ 14デー (72)発明者 ディーター バース ドイツ連邦共和国 アウエンハイム ゾフ ィーエンシュトラーセ 10 Fターム(参考) 5D088 PP02 QQ06 RR06 SS13 TT01 UU01 5D117 AA02 CC06 EE16 FF18 FF22 FF27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレーヤー装置(10)内に挿入された光学式記憶ディスク
    (15)の現時点のトラックと予め設定したトラック(30)との間で読取装置
    (2)のトラック飛び越しを実行するための方法であって、 前記読取装置(2)のトラック飛び越しのために、当該トラック飛び越しの際
    に飛び越すべきトラックに依存して1つの時間を求め、求められた時間の間、前
    記読取装置(2)を前記予め設定したトラック(30)の方向に動かす形式の方
    法において、 トラック飛び越しの要求に際して、初期位置(25)が検出されるまで、前記
    読取装置(2)を前記光学式記憶ディスク(15)のリードイン領域(20)の
    方向に動かし、 前記初期位置(25)から前記予め設定したトラック(30)までの飛び越し
    に必要な時間を、前記予め設定したトラック(30)から求める、ことを特徴と
    するトラック飛び越しを実行するための方法。
  2. 【請求項2】 前記求められた時間を調整可能な補正係数と乗積し、このよ
    うにして補正された時間の間、前記読取装置(2)を予め設定したトラック(3
    0)の方向に動かす、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 トラック飛び越しの終了後に、前記読取装置(2)により読
    み取った位置データを予め設定したトラック(30)に関して既知の位置データ
    と比較し、前記読み取った位置データと前記予め設定したトラック(30)に関
    して既知の位置データとの間の相違に依存して補正係数を調整する、請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 位置決め装置(35)と、光学式記憶ディスク(15)のデ
    ータトラックを読み取るための読取装置(2)とを備えた、光学式記憶ディスク
    (15)のためのプレーヤー装置(10)であって、 前記位置決め装置(35)を用いた、現時点のトラックから予め設定したトラ
    ック(30)への前記読取装置(2)のトラック飛び越しのために、当該飛び越
    しの際に飛び越すべきトラックに依存して、制御ユニット(6)において1つの
    時間が求められ、前記位置決め装置(35)は、求められた時間の間、読取装置
    (2)を前記予め設定したトラック(30)の方向に動かす形式のプレーヤー装
    置(10)において、 光学式記憶ディスク(15)のリードイン領域(20)の初期位置(25)の
    近傍にスイッチ(40)が配置されており、 トラック飛び越しの要求に際して、前記位置決め装置(35)は、前記スイッ
    チ(40)が操作され、かつ前記制御ユニット(6)が、前記初期位置(25)
    から前記予め設定したトラック(30)までの飛び越しに必要な時間を、前記予
    め設定したトラック(30)から求めるまで、前記読取装置(2)を前記リード
    イン領域(20)の方向に動かす、ことを特徴とする光学式記憶ディスクのため
    のプレーヤー装置。
  5. 【請求項5】 前記制御ユニット(6)は、求められた時間を調整可能な補
    正係数と乗積し、前記位置決め装置(35)は、このようにして補正された時間
    の間、前記読取装置(2)を予め設定したトラック(30)の方向に動かす、請
    求項4に記載のプレーヤー装置。
  6. 【請求項6】 前記制御ユニット(6)は、トラック飛び越しの終了後に、
    前記読取装置(2)により読み取られた位置データを予め設定したトラック(3
    0)に関して既知の位置データと比較し、前記制御ユニット(6)は、前記読み
    取られた位置データと前記予め設定したトラック(30)に関して既知の位置デ
    ータの相違に依存して補正係数を調整する、請求項5に記載のプレーヤー装置。
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