JPH1166571A - ピックアップ送り用モーターの駆動装置 - Google Patents

ピックアップ送り用モーターの駆動装置

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JPH1166571A
JPH1166571A JP22832897A JP22832897A JPH1166571A JP H1166571 A JPH1166571 A JP H1166571A JP 22832897 A JP22832897 A JP 22832897A JP 22832897 A JP22832897 A JP 22832897A JP H1166571 A JPH1166571 A JP H1166571A
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JP
Japan
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pickup
motor
feed motor
gain
pickup feed
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JP22832897A
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Tadashi Negishi
正 根岸
Hiroshi Kuronuma
礼詞 黒沼
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクに記録されている信号を光学的に読
み出す光学式ピックアップをディスクの径方向へ移動さ
せるピックアップ送り用モーターの駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 ディスク1に記録されている信号を読み
出す光学式ピックアップ2と、該ピックアップ2を移動
させるピックアップ送り用モーター3と、該ピックアッ
プ送り用モーター3に駆動電圧を供給するピックアップ
送り用モーター駆動回路10と、前記ピックアップ送り
用モーター駆動回路10より出力される駆動電圧を制御
する出力ゲイン設定回路11とより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクに記録さ
れている信号を光学的に読み出す光学式ピックアップを
ディスクの径方向へ移動させるピックアップ送り用モー
ターの駆動装置にに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号により音楽等の情報データ
が記録されているディスクより信号を光学式ピックアッ
プを用いて読み出すことによって再生動作を行うディス
クプレーヤーが普及しており、斯かるディスクプレーヤ
ーの代表的なものとしてCDプレーヤーがある。
【0003】斯かるCDプレーヤーに使用されるディス
クには、周知の如く、音楽情報等の主データ信号の他に
再生に伴って1/75秒周期で1ブロック(98のフレ
ームにて構成されている。)が完成されるサブコーディ
ング信号と呼ばれる副データ信号が記録されている。斯
かるサブコーディング信号は、P、Q〜Wチャンネルの
8つのチャンネルから構成され、その中のPチャンネル
に曲の頭の位置を示す位置指標情報が含まれているとと
もにQチャンネルに信号トラックの始点からの絶対経過
時間、曲毎の経過時間及び曲番等を示す位置指標情報が
含まれている。
【0004】そのため、CDプレーヤーは、前記位置指
標情報を用いることにより所望する曲等が記録されてい
る位置を検出して再生動作を行う動作、即ちサーチと呼
ばれる動作を行うことが出来るように構成されている。
斯かるサーチ動作は、光学式ピックアップをディスクの
径方向に移動させることによって行われるが、斯かる移
動動作は、光学式ピックアップの本体を目標位置の近傍
まで高速で移動させる動作、即ちピックアップ送り動作
と光学式ピックアップを構成する対物レンズを変位させ
る動作、即ちトラックジャンプ動作とによって行うよう
に構成されている。
【0005】また、最近では、音楽等の音声信号ではな
く、コンピューターに使用されるデータ信号が記録され
ているCD−ROMと呼ばれるディスクを再生するCD
−ROMプレーヤーと呼ばれるディスクプレーヤーが普
及している。斯かるCD−ROMプレーヤーでは、信号
の高速読み出し動作が要求されるため、サーチ動作を高
速に行う必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ディスクプレーヤーに
おけるサーチ動作は、現在位置の絶対時間と目標位置の
絶対時間とから目標位置までのトラック数を計算し、そ
のトラック数に対応させて光学式ピックアップを移動さ
せることによって行われるが、CD−ROMプレーヤー
では、サーチ動作の高速化が要求されている。サーチ動
作を高速にて行うためには光学式ピックアップの本体を
高速にて目標位置の近傍に移動させる必要がある。
【0007】ピックアップ本体の移動動作は、ピックア
ップ送り用モーターの回転駆動動作によって行われる
が、その回転動作は目標位置の手前で停止するように設
定されている。そして、前記ピックアップ送り用モータ
ーの回転停止動作は、ディスクに記録されているトラッ
クを光ビームが横切る毎に得られる信号をカウントする
ことによって所定のトラック数がカウントされたときに
行うように構成されている。斯かるトラック数のカウン
ト動作は、ディスクに記録されている信号により行うた
め、ピックアップのフォーカスを信号面に合焦させた状
態にてピックアップの本体の移動動作を行う必要があ
る。
【0008】従来のピックアップ送り用モーターの駆動
動作は、サーチ動作の開始時最大電圧を該モーターに印
加させるとともに停止動作時には、駆動電圧を急激に低
下させることによって行うように構成されている。斯か
る構成では、ピックアップがモーターの起動動作時に急
激に移動されるため、衝撃が大きくなり、その結果ピッ
クアップのフォーカス外れが発生するという問題があっ
た。
【0009】斯かる問題を解決する方法として、ピック
アップ送り用モーターの起動動作時供給される駆動電圧
をパルス状にする方法があるが、斯かる方法はピックア
ップ送り用モーターへの駆動電圧の供給及び遮断動作が
短時間の間に繰り返して行われるため、該モーターの負
担が大きくなるという問題がある。
【0010】本発明は、斯かる問題を解決したピックア
ップ送り用モーターの駆動装置を提供しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピックアップ
送り用モーターの駆動電圧を供給するピックアップ送り
用モーター駆動回路の出力電圧を制御する出力ゲイン設
定回路を設け、前記ピックアップ送り用モーターの起動
動作時出力ゲインを段階的に増加させることにより前記
ピックアップ送り用モーターの回転速度を緩やかに上昇
させるようにしたものである。
【0012】
【実施例】図1は本発明のピックアップ送り用モーター
の駆動装置を示すブロック回路図、図2は本発明の駆動
装置の動作を説明するためのフローチャート、図3は本
発明に係るゲインと回転速度との関係を示す図面であ
る。
【0013】図1において、1は信号が記録されている
ディスクであり、スピンドルモーター(図示せず)によ
って回転駆動されるターンテーブル上に載置されるよう
に構成されている。2は前記ディスク1の信号面に光ビ
ームを照射することにより該ディスク1に記録されてい
る信号を読み出す光学式ピックアップであり、対物レン
ズ及び光検出器等が組込まれているとともにピックアッ
プ送り用モーター3の回転によってディスク1の径方向
へ移動されるように構成されている。
【0014】4は前記光学式ピックアップ2に組み込ま
れている光検出器より得られるRF信号を増幅するとと
もに波形整形するRF信号増幅回路、5は前記RF信号
増幅回路4を介して得られる信号に基いて前記光学式ピ
ックアップ2の光ビームをディスク1の信号面に合焦さ
せるフォーカシング制御動作及び該光ビームを前記信号
面の信号トラックに追従させるトラッキング制御動作を
行うとともに前記光学式ピックアップ2を構成する対物
レンズの変位動作によるトラックジャンプの制御動作を
行うピックアップ制御回路であり、斯かる動作は対物レ
ンズの動きを制御することによって行うように構成され
ている。
【0015】6は前記RF信号増幅回路4より出力され
る信号が入力されるとともに各種信号の復調動作を行う
デジタル信号処理回路、7は前記デジタル信号処理回路
6にてデジタル信号処理されたデジタル信号であるデー
タ信号が入力される信号再生回路であり、コンピュータ
ー装置8へデータ信号を出力するように構成されてい
る。
【0016】9は前記デジタル信号処理回路6により復
調された信号が入力されるとともに前記コンピューター
装置8より出力される切換信号に応じて種々の動作制御
を行うシステム制御回路であり、マイクロコンピュータ
ーにて構成されている。
【0017】10は前記ピックアップ送り用モーター3
の回転動作を制御するピックアップ送り用モーター駆動
回路であり、前記システム制御回路9より出力されるモ
ーター制御信号によって動作が制御されるように構成さ
れている。11は前記システム制御回路9によって動作
が制御される出力ゲイン設定回路であり、前記ピックア
ップ送り用モーター駆動回路10より出力される駆動電
圧を可変するように構成されている。
【0018】斯かる構成において、出力ゲイン設定回路
11により設定されるゲインは、ピックアップ送り用モ
ーター3を回転させない最小から最高速度で回転させる
値である最大まで、例えば8段階に変化するように構成
されている。そして、出力ゲイン設定回路11によるゲ
イン設定動作が段階的に行われると、そのゲインの変化
に対応してピックアップ送り用モーター駆動回路10よ
り出力される駆動電圧も段階的に変化するが、ピックア
ップ送り用モーター3の回転動作は、慣性等の機械的特
性により緩やかに変化することになる。
【0019】以上の如く本発明に係るディスクプレーヤ
ーは構成されており、次に動作について説明する。ディ
スク1をディスクプレーヤーに設けられている収納部に
挿入すると、該ディスク1がターンテーブル上に載置さ
れるとともに光学式ピックアップ2より照射される光ビ
ームを信号面に合焦させるフォーカシング制御動作が行
われる。
【0020】光学式ピックアップ2のフォーカシング制
御動作が行われ、フォーカスがとれると、ディスク1が
ターンテーブル上に載置されていることが検出されると
ともにスピンドルモーターによるディスク1の回転駆動
動作が開始される。斯かる動作が開始されると、ピック
アップ制御回路5によるフォーカシング制御動作及びト
ラッキング制御動作が行われ、ディスク1に記録されて
いるディスクデータの読み出し動作が行われる。
【0021】前記光学式ピックアップ2により読み出さ
れた信号は、RF信号増幅回路4に入力されて増幅され
るとともに波形整形されて、デジタル信号処理回路6に
印加される。該デジタル信号処理回路6に入力された信
号は、デジタル信号処理された後そのデータ信号成分が
復調されて信号再生回路7に入力される。前記信号再生
回路7に入力されたデータ信号は、出力端子を通してコ
ンピューター装置8に出力されることになり、該コンピ
ューター装置8による所定の信号処理動作が行われる。
【0022】以上に説明したように本実施例における信
号の読み出し動作は行われるが、次に本発明の要旨であ
るサーチ動作に伴って行われるピックアップ送り用モー
ター3の駆動動作について、図2に示したフローチャー
トに基づいて説明する。
【0023】サーチのための操作が行われると、まず現
在位置の位置指標情報と目標位置の位置指標情報とから
光学式ピックアップ2の本体を移動させる必要があるか
否か、即ち対物レンズの変位動作であるトラックジャン
プ動作にて目標位置へ移動させることが出来るか否かの
判定が行われ、トラックジャンプ動作のみで対応出来る
と判定された場合には、ピックアップ送り用モーター3
の回転駆動動作は行われることはない。
【0024】目標位置へ光ビームを移動させる場合に光
学式ピックアップ2の本体を移動させる必要があると判
定された場合には、ピックアップ送り用モーター3の起
動動作が行われる(ステップA)。前記ピックアップ送
り用モーター3の起動動作が開始されると起動動作が開
始されたことを示す起動フラグがONされる(ステップ
B)。
【0025】斯かる動作が行われてピックアップ送り用
モーター3の回転駆動動作が開始されるが、このとき出
力ゲイン設定回路11によるゲインの設定は、該ピック
アップ送り用モーター3を回転させるために必要な最小
の駆動電圧がピックアップ送り用モーター駆動回路10
より出力される値に設定される。また、斯かる動作によ
って光学式ピックアップ2が移動されるとき、フォーカ
シング動作が行われているとともに横切られるトラック
のカウント動作が行われている。
【0026】ステップBの処理が行われると、続いて目
標位置に到達しているかの判定動作が行われる(ステッ
プC)。ステップCにおいて、目標位置に到達していな
いと判定されると、所定時間経過したか否かの判定動作
が行われる(ステップD)。即ち、ステップDは出力ゲ
イン設定回路11により設定されたゲインが同一である
時間を決定するものである。
【0027】ステップDで所定時間経過したと判定され
ると、目標位置への残りトラック数が所定数以下になっ
たか否かの判定が行われる(ステップE)。即ち、ステ
ップEはピックアップ送り用モーター3を停止させる必
要がある位置まで移動しているか否かを判定するもので
ある。
【0028】ステップEにおいて、目標位置への残りト
ラック数が所定数以下ではないと判定されると、起動フ
ラグがONされているか否かの判定が行われる(ステッ
プF)。この場合、起動フラグがONされているため、
出力ゲイン設定回路11により設定されているゲインを
1段階上昇させるゲインアップ動作が行われる(ステッ
プG)。ゲインアップ動作が行われるとゲインカウンタ
によってそのカウント数が最大値になっているか否かの
判定が行われる(ステップH)。即ち、ステップHはピ
ックアップ送り用モーター3を最高速度で回転させる状
態にあるか否かの判定を行うものであり、最大値ではな
いと判定された場合には、ゲインカウンタのカウント値
を1増加させる処理が行われる(ステップI)。
【0029】ステップIの処理動作が行われると、停止
フラグがONされているか否かの判定が行われる(ステ
ップJ)。この場合、停止フラグがONされていないの
で、ステップCに戻って前述した動作が行われることに
なる。前述した動作が繰り返して行われると、ステップ
G、ステップH及びステップIの処理動作が行われるた
め、ピックアップ送り用モーター駆動回路10より出力
される駆動電圧が次第に上昇することになる。
【0030】前述した動作が繰り返し行われ、ステップ
Hにおいて、ゲインカウンタのカウント数が最大値にな
っていると判定されると、起動フラグをOFFにする処
理が行われる(ステップK)。ステップKの処理動作が
行われると前述したステップJの判定動作が行われる
が、この場合にも停止フラグはONになっていないの
で、ステップCへ戻って前述した動作が行われることに
なる。
【0031】斯かる状態では、ゲインカウンタのカウン
ト値が最大値になっているため、それ以上のゲインのア
ップ動作は行われることはなく、前記ピックアップ送り
用モーター駆動回路10からピックアップ送り用モータ
ー3へ供給される駆動電圧は最大電圧となり、該ピック
アップ送り用モーター3は最高速度にて回転する状態に
ある。従って、光学式ピックアップ2の本体は前記ピッ
クアップ送り用モーター3の回転動作によって高速にて
移動されている状態にある。そして、斯かる状態におい
て、ステップFまで進むと、起動フラグがONされてい
ないので、以後の動作はステップFよりステップJへ進
む処理動作が行われることになる。
【0032】斯かる光学式ピックアップ2の移動動作が
行われているとき、光ビームが横切るトラックのカウン
ト動作が行われており、ピックアップ送り用モーター3
を停止させる必要がある位置まで移動すると、ステップ
Eにて残りトラック数が所定数以下になったと判定され
る。このように判定されると、停止フラグがONされる
(ステップL)。
【0033】ステップLの処理動作が行われると、ステ
ップFの処理動作が行われた後ステップJへ進むが、こ
の場合には、停止フラグがONされていると判定される
ため、出力ゲイン設定回路11により設定されているゲ
インを1段階減少させるゲインダウン動作が行われる
(ステップM)。ゲインダウン動作が行われると、ゲイ
ンカウンタによってそのカウント数が0以下になってい
るか否かの判定が行われる(ステップN)。即ち、ステ
ップNはピックアップ送り用モーター3を最低速度で回
転させる状態にあるか否かの判定を行うものであり、0
以下ではないと判定された場合には、ゲインカウンタの
カウント値を1減少させる処理が行われる(ステップ
O)。
【0034】ステップOの処理動作が行われると、ステ
ップCへ戻って前述した動作が繰り返して行われること
になる。斯かる動作が繰り返して行われると、ステップ
M、ステップN及びステップOの処理動作が行われるた
め、ピックアップ送り用モーター駆動回路10より出力
される駆動電圧が次第に下降することになる。
【0035】前述した動作が繰り返し行われ、ステップ
Nにおいて、ゲインカウンタのカウント数が0以下にな
っていると判定されると、停止フラグをOFFにする処
理が行われる(ステップP)。ステップPの処理動作が
行われると、ステップCに戻って目標位置であるか否か
の判定動作が行われるが、この状態では、光学式ピック
アップ2は目標位置にあると判定される位置にあり、ピ
ックアップ送り用モーター3へ供給されていた駆動電圧
が遮断され、該ピックアップ送り用モーター3の回転が
停止する(ステップQ)。
【0036】ピックアップ送り用モーター3の回転によ
る光学式ピックアップ2の本体の移動動作が終了した後
は、対物レンズの変位動作、即ちトラックジャンプ動作
が行われて光りビームを目標トラックまで移動させるこ
とが出来る。
【0037】図3は出力ゲイン設定回路11により設定
されるゲイン、そのゲインに対応して出力される駆動信
号によって駆動されるピックアップ送り用モーター3の
回転速度及び時間との関係を示すものである。同図にお
いて、T0がピックアップ送り用モーター3の起動動作
を行った時点であり、T0からT1までが出力ゲインを
段階的に上昇させている期間、T1からT2までが高速
回転状態、T2が停止のための動作が開始される時点、
T2からT3までが出力ゲインを段階的に下降させてい
る期間そして、T3は停止された時点を示すものであ
る。
【0038】前述したゲインの変化に対する回転速度の
変化は、図3に示したように停止状態から最高速度への
上昇動作及び最高速度から回転停止状態への下降動作は
緩やかに行われる。ピックアップ送り用モーター3によ
る斯かる回転動作が行われるので、光学式ピックアップ
2の移動開始時及び移動停止時における変位動作を緩や
かに行うことが出来、その結果、光学式ピックアップ2
の本体に加わる衝撃を小さくすることが出来る。従っ
て、光学式ピックアップ2のフォーカス外れと呼ばれる
現象の発生を防止することが出来、サーチ動作を速やか
に行うことが出来る。
【0039】また、本発明において、出力ゲイン設定回
路11による出力ゲインの変化幅や出力ゲインを変化さ
せる時間幅を調整可能にすることは勿論のこと、最小出
力ゲインと最大出力ゲインとの間の変化段数を調整する
ことも可能であり、斯かる調整動作は、システム制御回
路9を構成するマイクロコンピューターによって行うこ
とが出来る。そして、本実施例では、起動時のゲインの
変化段数と停止動作時の変化段数とを同一にしたが、相
違させることは勿論可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明の駆動装置は、ピックアップ送り
用モーターの起動動作時出力ゲインを段階的に増加させ
ることによりピックアップ送り用モーターの回転速度を
緩やかに上昇させるようにしたので、起動時に光学式ピ
ックアップに加わる衝撃を小さくすることが出来、その
結果フォーカス外れが発生することを防止することが出
来る。
【0041】また、本発明の駆動装置は、ピックアップ
送り用モーターの停止動作時出力ゲインを段階的に減少
させることによりピックアップ送り用モーターの回転速
度を緩やかに下降させるようにしたので、停止動作時光
学式ピックアップに加わる衝撃を小さくすることが出
来、その結果フォーカス外れが発生することを防止する
ことが出来る。
【0042】そして、本発明は、出力ゲイン設定回路に
よる出力ゲインの変化幅、出力ゲインを変化させる時間
幅、そして最小出力ゲインと最大出力ゲインとの間の変
化段数を調整することが出来るようにしたので、光学式
ピックアップの特性や駆動機構の特性に合わせてピック
アップ送り用モーターの起動特性や停止特性を対応させ
ることが出来るという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピックアップ送り用モーターの駆動装
置の一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の駆動装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】本発明に係るゲインと回転速度との関係を示す
図面である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 光学式ピックアップ 3 ピックアップ送り用モーター 5 ピックアップ制御回路 6 デジタル信号処理回路 7 信号再生回路 8 コンピューター装置 9 システム制御回路 10 ピックアップ送り用モーター駆動回路 11 出力ゲイン設定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップの移動動作をピックアップ
    送り用モーターの回転動作により行うように構成された
    ディスクプレーヤーにおいて、前記ピックアップ送り用
    モーターに駆動電圧を供給するピックアップ送り用モー
    ター駆動回路と、該ピックアップ送り用モーター駆動回
    路より出力される駆動電圧を制御する出力ゲイン設定回
    路とよりなり、前記ピックアップ送り用モーターの起動
    動作時出力ゲインを段階的に増加させることにより前記
    ピックアップ送り用モーター駆動回路より出力される駆
    動電圧を上昇させ、以って前記ピックアップ送り用モー
    ターの回転速度を緩やかに上昇させるようにしたことを
    特徴とするピックアップ送り用モーターの駆動装置。
  2. 【請求項2】 ピックアップの移動動作をピックアップ
    送り用モーターの回転動作により行うように構成された
    ディスクプレーヤーにおいて、前記ピックアップ送り用
    モーターに駆動電圧を供給するピックアップ送り用モー
    ター駆動回路と、該ピックアップ送り用モーター駆動回
    路より出力される駆動電圧を制御する出力ゲイン設定回
    路とよりなり、前記ピックアップ送り用モーターの停止
    動作時出力ゲインを段階的に減少させることにより前記
    ピックアップ送り用モーター駆動回路より出力される駆
    動電圧を下降させ、以って前記ピックアップ送り用モー
    ターの回転速度を緩やかに下降させるようにしたことを
    特徴とするピックアップ送り用モーターの駆動装置。
  3. 【請求項3】 出力ゲインを変化させる時間幅を調整可
    能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 出力ゲインの変化幅を調整可能にしたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 最小出力ゲインと最大出力ゲインとの間
    の変化段数を調整可能にしたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の駆動装置。
JP22832897A 1997-08-25 1997-08-25 ピックアップ送り用モーターの駆動装置 Pending JPH1166571A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187211A (ja) * 2003-12-22 2005-07-14 Inventio Ag エレベータケージの振動減衰装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187211A (ja) * 2003-12-22 2005-07-14 Inventio Ag エレベータケージの振動減衰装置

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