JP2003510398A - 化合物、組成物及びその使用 - Google Patents
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Abstract
Description
イやカラーフィルタ)およびこれらの製造方法に関する。
(ここで着色は光、水、熱、及び/又は溶媒に高い抵抗性(堅牢度)を有してい
る)、例えばエレクトロニクスや印刷産業などの多くの分野で重要である。この
ような分野の例としてはカラーフィルタの製造、インクジェット印刷及び電子写
真画像形成がある。よってこのような用途にすぐに使用できる(及び/又はすぐ
にインクに処方できる)着色剤を発見することは重要である。
ィスプレイ(例えば小型テレビ受像器やポータブルコンピュータ)として使用さ
れるカラー液晶ディスプレイ(LCD)の部品である。
ノアゾピリドンである(EP169,457号B1号、[ヘキスト])。式IVGB1,359,171
号(チバガイギー)に羊毛やセルロース誘導体の染料として示されている。式I
の染料はピリドン部位が亜鉛フタロシアニンに結合しており、JP-A01-303407号
(日本化薬)にカラーフィルタ用緑色染料として示されている。これは本発明と
は異なっており、本発明はカラーフィルタ用緑色インクとは別の成分として使用
される黄色染料である。本発明はインクの精密な暗度を調整する際に非常に大き
な融通性を提供し、光堅牢度が乏しくてあまり好まれない亜鉛フタロシアニンよ
りも便利である。
01387B2(三菱化成)に示されている)はカラーフィルタ用途には不十分である
が、これは光堅牢度が乏しいからである。しかしアゾピリドン系黄色染料を含有
する緑色カラーフィルタは、当該分野で普及しているアゾベンゼン類、アゾピラ
ゾロン類、金属化アゾ染料及び黄色顔料などの別の黄色発色団を用いて製造した
ものよりも著しく明るい。
例えば黄色として単独でも、又は混合物(例えばフタロシアニン類などのシアン
系着色剤)内での黄色成分としても使用できる着色剤を見つけることは望ましい
ことである。1又はそれ以上の黄色着色剤と1又はそれ以上のシアン系着色剤との
混合物を含む緑色着色剤であって特にカラーフィルタ用に用いられ、場合により
光堅牢度及び/又は明度等の改良された特性を有する着色剤を発見することは、
本発明の好ましい側面の好ましい目的である。
リドン化合物を提供する。これら化合物は有利な特性を持つ安定なインクを与え
る。本発明の好ましい側面として、驚くべきことにアゾ結合に対してオルト位に
カルボキシル基を有するある単純なピリドン系染料が、関連するオルト−スルフ
ォ類似体に比べて、明度を失うことなく光堅牢度の面で著しく有利であることを
本出願人は発見した。
成物を提供する。
良好な光堅牢性を有する非常に明るい黄色フィルムを与え、インクジェットイン
クの成分としても適切である。便利なことに、式(1)の化合物は、ピリジニウ
ムピリドン類ではない(すなわち、Zはピリジニウムではない)。
キル、アルコキシ、NR6COR7、ハロゲン、NO2、NR7R8を表し; ここでR6及びR7は独立してH、場合により置換されたC1-6アルキル、場合により
置換されたアリールを表し;そしてR8はR6又は置換されたトリアジニル基を表し
; ZはCN、CONH2、H、又はCH2SO3Mを表し; R3はH又は場合により置換されたC1-8カルビル誘導基を表し; R4及びR5は独立してハロ、SO3M、NR6R7、OR6、又はSR7を表し; MはH、アルカリ金属イオン、アンモニウム、又は第4級アンモニウムカチオン(
以後QACと呼ぶ)を表し;より好ましくはMはLi+、Na+、K+、又はNH4 +であり; m、nは0,1または2であり; aは1〜10の整数であり、より好ましくは1〜5の整数であり、特に2〜3の整数であ
り;そして 各R9は独立してエチレン又はプロピレンである: 但し、R1〜R8、X、YまたはZのうち少なくとも1つは式SO3M又はPO3M2を含み;そ
して式(1)の化合物は本明細書で述べる式II、式III又は式IVの化合物
ではない。
チオンは、以下: N,N−ジエチル−N−ドデシル−N−ベンジルアンモニウム、N,N−ジメチル−N
−オクタデシル−N−(ジメチルベンジル)アンモニウム、N,N−ジメチル−N,
N−ジデシルアンモニウム、N,N−ジメチル−N,N−ジドデシルアンモニウム、N
,N,N−トリメチル−N−テトラデシルアンモニウム、N−ベンジル−N,N−ジメ
チル−N−(C12-18アルキル)アンモニウム、N−ジクロロベンジル−N,N−ジメ
チル−N−ドデシルアンモニウム、N−ヘキサデシルピリジニウム、N−ヘキサデ
シル−N,N,N−トリメチルアンモニウム、ドデシルピリジニウム、N−ベンジル
−N−ドデシル−N,N−ビス(ヒドロキシエチル)アンモニウム、N−ドデシル−
N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム、N−ベンジル−N,N−ジメチル−N
−(C12-18アルキル)アンモニウム、N−ドデシル−N,N−ジメチル−N−(1−
ナフチルメチル)アンモニウム及びN−ヘキサデシル−N,N−ジメチル−N−ベン
ジルアンモニウムカチオン から1又はそれ以上選択できる。
ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、C12-18アルキルア
ミン類の混合及びN−ベンジルアミン類 から選択される1又はそれ以上のアミンから形成することもできる。適切なQACを
形成するのに用いられるのに好ましいアミン類は、N−C1-6アルキル第1級アミン
類、N,N−ジ−C1-6アルキル第2級アミン類及びN−ベンジルアミン類を含む。特
に好ましいアミン類はメチルアミン誘導体及びエチルアミン誘導体を含む。
は独立して本明細書に表されるとおりである)であり、nが0であり;mが1であり
;Xがアゾ基にパラ位のスルホ基であり;ZがHであり及びR2がメチルである場合
、R1はエチル基以外であり、式(1)の化合物は本明細書に述べるように式II
、III又はIVの化合物ではない。
はグリコール基(例えばCH2CH2OCH2CH3またはCH2CH2OCH2CH2OH)であり; 但し、SO3M基がベンゼン環の4位にある時、R1がエチルでないかあるいはZがHで
はない)の化合物である。
るものであり、すぐに使用できる中間体から容易に合成できる。水溶性インクに
おける溶解性も望ましく、したがって式(1)の化合物は少なくとも1のSO3M又は
PO3M2基を含み、C8(又はそれ未満)カルビル−誘導基の置換基(例えばR1)を
含む。溶解性を向上させるために、場合によりR1は少なくとも1のPEG及び/又は
OH基を含む。
なる方法でも製造することができる。 本発明のさらなる側面によると、先記の式(1)の化合物(但し、 少なくとも1のR1,R2,X、YまたはZが式SO3MまたはPO3M2[ここでMは独立に本明
細書で表すとおりである]であり; nが0であり;mが1であり;Xがアゾ基に対してパラ位のスルホ基であり;ZがHで
あり、R2がメチルである場合、R1はエチルではなく;そして 式(1)の化合物は本明細書で表す式II、III又はIVの化合物ではない)
が提供される。
しい本発明の化合物は、先に定義した式(2)である。 好ましくは溶媒は水を含み、さらに好ましくは水及び1又はそれ以上の水溶性
有機溶媒を含む。
であり、特に20cp未満であり、さらに特に15cp未満であり、最も好ましくは10cp
未満である。
は2μm未満、特に0.5μm未満をもつフィルタを通して濾過されている。この方
法で粒状物が除去され、そうしないとインクジェットプリンタの細いノズルに詰
まりうる。
て)5000重量ppm未満、より好ましくは1000重量ppm未満、特に100重量ppm未満、
さらに特に20重量ppm未満を(顔料に結合しているものではなく)有している。
このタイプの純粋な組成物は高純度成分を用いて製造しても良く及び/又は製造
したあとに組成物を精製することもできる。
らの組み合わせである。 本明細書の式において、基や数値の一覧を表すとされる標識(例えばAr1及びA
r2など)又は指標(例えばnなど)の一覧がある場合、そしてこれらが「各場合
において互いに独立に」とされている場合、これは各標識及び/又は指標が一覧
になった基のいずれをも表しうることを示している:すなわち適切には互いに独
立に、各繰り返し単位毎に独立に、各式毎に独立に及び/又は置換された各基毎
に独立に、ということである。よってこういった場合には各々単一の標識(例え
ばAr1)で多くの異なった基を表すことがあり得る。
る。 本明細書で用いる語「任意の置換基」及び/又は「場合により置換された」(
他の置換基の一覧があとに続かない限り)は、1又はそれ以上の以下の基(また
はこれらの基による置換):カルビル、カルボキシ、スルホ、ホスホ、ホルミル
、ヒドロキシ、アミノ、イミノ、ニトリロ、メルカプト、シアノ、ニトロ、ハロ
及び/又はこれらの組み合わせ を意味する。これらの任意の基は、同じ部位における化学的に可能な全ての組み
合わせ、つまり先に述べた複数の(好ましくは2個の)基の組合せを含む(例え
ばアミノとスルホニルがもし互いに直接結合しているなら、スルファモイル基を
表すなど)。
(例えば−C≡C−)、又は場合により他の炭素でない原子と組み合わさった(例
えばアルキル、カルボニルなど)任意の1価又は多価の有機基部位を意味する。
炭素でない原子は炭素以外のいかなる元素をも含み(任意の化学的に可能な混合
又は組み合わせを含む)、炭素と一緒になって有機基部位を含むことができる。
好ましくは炭素でない原子は水素及び/又はヘテロ原子のうち少なくとも1つか
ら選択され、より好ましくは水素、リン、ハロ、窒素、酸素及び/又は硫黄のう
ち少なくとも1つから選択され、最も好ましくは水素、窒素、酸素及び/又は硫
黄のうち少なくとも1つから選択される。カルビル基は同じ基において化学的に
可能な全ての組み合わせを含み、先に述べた複数の(好ましくは2個の)炭素及
び/又は炭素でない原子の部位の組合せを含む(例えばアルコキシとカルボニル
がもし互いに直接結合しているなら、アルコキシカルボニル基を表すなど)。
キシ、アルカノイル、カルボキシ、カルボニル、ホルミル、及び/又はこれらの
組み合わせのうち少なくとも1つを含み、場合により以下のヘテロ原子含有部位
:オキシ、チオ、スルフィニル、スルフォニル、アミノ、イミノ、ニトリロ、及
び/又はこれらの組み合わせのうち少なくとも1つとの組み合わせである。
れる)は少なくとも1つの水素原子と少なくとも1つの炭素原子とからなるいかな
る基をも意味する。しかしヒドロカルビル基は場合により置換されていてもよい
。
ル、アリール、アルカリール、及び/又はこれらの組み合わせのうち1又はそれ
以上を含む。本明細書に用いる語「アリール」は芳香族炭化水素、例えばフェニ
ル、ナフチル、アントリル、及びフェナントリル基等を含む基を意味する。本明
細書に用いる語「アルキル」又はそれと同等のもの(例えばアルク[alk])は
ここで適切ならば異なる飽和度及び/又は価数を意味する語(例えば二重結合、
三重結合、及び/又は芳香族部位[例えばアルケニル、アルキニル及び/又はア
リール]および2又はそれ以上の置換基に複数の種が結合しているもの(例えば
アルキレンなど)で容易に置き換えることができる。
表す。3又はそれ以上の原子の鎖を含む基は直線又は分枝の鎖であって良く、又
は鎖又はその一部が環を形成していても良い。例えば、アルキル基は以下を含む
:プロピルはn−プロピル及びイソプロピルを含み;ブチルはn−ブチル、セカン
ダリ−ブチル、イソブチル、及びターシャリ−ブチルを含み;そして3又はそれ
以上の炭素原子のアルキル基はシクロアルキル基を含むことができる。本明細書
で、ある種の置換基に対してある種の原子の総数が特定される、例えばC1-nアル
キルは1からn個の炭素原子をもつアルキル基を意味する。式(1)及び(2)の化
合物のうち好ましいアルキル基は分枝の又は直線の鎖であり、好ましい分枝鎖ア
ルキル基はα−分枝アルキル基であり得る。
基は互いに独立に以下:カルボキシ、スルホ、ホスホ、ニトロ、ブロモ、クロロ
フルオロ、アルキル(特にC1-4アルキル)アルコキシ(特にC1-4アルコキシ)、
ヒドロキシ、スルファミル、アミン(特に−NHR10及びNR10Ar)、メルカプト、
チオアルキル(特にC1-4チオアルキル)、シアノ、エステル(特にOCOR10又はCO
OR10)及びアミド(特にCONHR10及びNHCOR10)(ここでR10はHまたは場合により
置換されたC1-6アルキル[特にHまたはC1-4アルキル]であり、Arは場合により
置換された芳香族環(特にベンゼン環である))から選択することができる。
O2M、PO3M2、Cl、Br、F、OH、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、CONH2、SO2NH2、
OCO(C1-4アルキル)、COO(C1-4アルキル)、NHAr及びNHCO(C1-4アルキル)(
ここでM及びArは本明細書で定義されたとおりである)から選択される。
ど)は多くの異なった形で存在することができる、例えば、以下の網羅的でない
一覧からの少なくとも1の形態である:塩(例えば、酸及び/又は塩基付加塩を
含む有機及び/又は無機の酸及び塩基との塩);異性体、立体異性体、エナンチ
オマー、ジアステレオマー、幾何学異性体、互変体、コンフォーマー、双性イオ
ン、レジオ異性体(regio-isomeric)置換を有する形態、同位元素で置換された
形態、多形体、高分子コンフィギュレーション、タクティシティー形、侵入型形
態、複合体、キレート、網状体、侵入型化合物、化学量論的ではない複合体、化
学量論的複合体、リガンド複合体、有機金属複合体、溶媒和物、同位体形、同じ
種内でのこれらの混合物及び/又はこれらの組み合わせ。本発明は好ましくはか
かる化合物、ポリマー、その部位、これらの任意の相溶性混合物及び/又はこれ
らの任意の組み合わせの全ての形を構成し、これらは本発明を含み、好ましくは
IJP及び/又はカラーフィルタに効果的である。
ができる。式(1)の好ましい塩は水溶性である。 インクは好ましくは1〜10の、より好ましくは1〜6の、特に1〜3の、さらに特
に1の式(1)の化合物を含む。
オンとして用いて有機溶媒に可溶に修飾することができる(ここでQACは先に定
義したとおりである)。
きる。 組成物はさらに式(1)の化合物以外の化合物を含むことができ、例えばイン
クの色や明度を変更する。
として使用することができ、又はRGB(赤、緑、青)カラーフィルタの赤又は緑
の成分として他の化合物とともに混合することもできる。ピクセルの配列は当業
者に周知のものであり(線状、モザイク状、デルタ状)、フィルターはディスプ
レイ、特にLCD及びソリッドステート結像装置に適切であろう。
度を与える。 化合物はインクジェット印刷インクにも使用することができ、良好な堅牢度特
性を備えた明るい黄色印刷を与える。
、上記に議論したような従来技術の幾つかのあるいは全ての不都合な点を克服し
、さらにかかるインクを使用して製造し及びコーティングした製品(特にカラー
フィルタ)を提供することである。詳細にはこのようないかなる工程での使用に
も適切な緑色、赤色又は黄色インクである、本発明の第1の側面に従う化合物が
提供される。
橋ポリマーフィルムコーティングの製造方法で使用するための式(1)の化合物
を含有するインクが提供される。
るということである。これら工程はカラーフィルタ(本発明の新規化合物以外の
着色剤を有する)を製造するための方法で既知のステップを含むかあるいはこれ
らからなるものであってよい。かかる工程は当業者に周知であり、種々の印刷、
フォトリソグラフィ、写真、電着、レーザアブレーション及び熱転写工程を含む
。適切な工程の例は以下の参考文献に説明されているが、本発明はかかる工程に
限定されないことを理解しておかなければならない。 「TFT−LCD用重クロム酸塩ゼラチンカラーフィルタの信頼性の向上」、A.Endo,
E.Hirose, T.Sato, S.Otera, N.Chiba, Polym. Mater. Sci. Eng., 1990, 63, 4
72-6。 「液晶ディスプレイのカラーフィルタ製造方法及び材料」、H.Aruga, J.Photopo
lym. Sci. Technol., 1990, 3, 9-16。 「液晶ディスプレイ用カラーフィルタ」、S.Okazaki, Trans. Inst. Electron.
Inf. Commun. Eng., Sect. E, 1988, E71, 1077-9。 P.Gregory., Chapter 2, "Micro Color Filters" in High-Technology Applicat
ions of Organic Colorants", Kluwer Academic/Plenum Publishers, 1991。 「LCD用カラーフィルタ」、K.Tsuda, Displays, 1993, 14, 115-24。 「アクティブマトリクス液晶ディスプレイカラーフィルタ用印刷カラーフィルタ
」、K.Mizuno, S.Okazaki, Jpn. J. Appl. Phys., Part 1, 1991, 30, 3313-17
。 EP 661350号(US 5,608,091に対応)(日本触媒) EP 833203号(日本触媒) 説明した化合物が水溶性でないなら、参考文献で説明される方法は本発明の組
成物及び化合物を使用するためには、適当な変更が必要であるだろう。かわりに
、説明された着色剤が溶媒溶解性染料であるなら、本発明の組成物及び化合物は
前に説明したように適当な反対イオンの選択によって有機溶媒への溶解性を変更
して用いることができる。
は以下のステップ: (a)基材上へ同時に及び/又は連続的に以下のものを任意の順番で塗布し; (i)1又はそれ以上の架橋可能な前駆体; (ii)場合により前駆体を架橋してポリマーにすることができる1又はそれ以上の
さらなる架橋剤;および (iii)場合により1又はそれ以上の着色剤を含むものでもよい1又はそれ以上の式
(1)の化合物、; (b)場合によりさらなる化合物を事前に塗布してもよいが、場合により成分(i)
;成分(ii);成分(iii)及び/又はこれらの混合物の1又はそれ以上の非架橋フィ
ルムをパターンニングし、;そして (c)成分(i),(ii)の混合物をその場で架橋開始し、場合によりパターン化され
ていてもよい架橋ポリマーフィルムコーティングを基材上に形成する を含む。
を塗布する。 上記のステップ(a)(i)のポリマー前駆体は水分散性(dissipatable)ポリマ
ー前駆体であることも好ましい。特に好ましいのはかかる水分散性ポリマー前駆
体がアクリル形ポリマー前駆体を含むことである。
である。 好ましくは用いられる印刷工程は熱又はピエゾIJPである。インクジェット印
刷の原理と手順は例えば High Technology Applications of Organic Colorants
, P. Gregory, Chapter 9, ISBN 0-306-43637-Xなどの参考文献に説明されてい
る。
088055号[住友ゴム]に説明されている)、リソグラフィー印刷、グラビア印刷
、凹刻印刷、染料拡散熱転写、スクリーン及び/又はステンシル印刷(例えばWO
97-048117号[Philips Electronics]に説明されている)及び/又は活版印刷
インクイメージングピンを使用する方法(例えば、WO 97-002955号[Corning In
c.]に説明されている)を含む。
下: 1)熱で架橋可能なポリマー前駆体と着色剤とを含む混合物を基材上に印刷(有
利にはIJPによって)し;そしてその後その場で混合物を硬化する(例えば本出
願人の継続中の特許出願GB 9824818.0に説明されている)。 2)アニオン着色性感光性樹脂であるポリマー前駆体を基材上に塗布し、そして
次いで樹脂にUV光線をマスクを通して露光して光に当てた部分を作り(これはピ
クセル受容着色剤に対応する);あるいは露光した部分で樹脂を堅くして(これ
はブラックマトリクスに対応する)耐着色剤性にする(例えば、EP 0703471号[
キャノン]に説明されている)。 のうち1又はそれ以上を含む。
(例えばUV光線)をパターン化マスクを通して露光し、基材を現像して樹脂の露
光していない部分を除去し、場合により加熱して樹脂をさらに硬化させ、次いで
基材を着色剤水溶液に浸す(例えばUS 5,190,845号[日本化薬]に説明されてい
る) 2)感光性樹脂及び着色剤を含有するインクを基材に塗布し;そして次いで樹脂
に放射線(例えばUV光線)をパターン化マスクを通して露光し、基材を現像して
樹脂の露光した部分あるいは露光しなかった部分のいずれかの部分を除去し、そ
して場合により加熱して樹脂をさらに硬化させる(例えばEP 564237号[三井東
圧]に説明されている) 3)着色剤及び熱的に架橋可能な樹脂を含有する非感光性インクを基材に塗布し
;次いで感光性樹脂を含有するインクを着色フィルムの上に塗布し;感光性樹脂
に放射線(例えばUV光線)をパターン化マスクを通して露光し、基材を現像して
感光性樹脂の露光した部分あるいは露光しなかった部分のいずれかの部分及びそ
の該当する部分の下の着色フィルムを除去して、着色ポリマーフィルムを加熱し
て硬化させ、そして場合により残っている感光性樹脂をはがす(例えばUS 5,176
,971号[共同印刷]及びWO 88/05180号[Brewer Science Inc.]に説明されてい
る) のいずれかを含む。
チン、カゼイン等の天然高分子かあるいは合成高分子のいずれかであり得る。 2)及び3)では、用いられる感光性樹脂はポジ型あるいはネガ型のいずれかで
あり得る。ポジ型では現像液への樹脂の溶解性は放射線に露光すると増加し;ネ
ガ型では現像液への樹脂の溶解性は放射線に露光すると減少する。
ある)非感光性樹脂を含有するインクを基材に塗布し、次いで基材の部分にレー
ザ光線を照射し、気化によりその部分のインクを選択的に除去しそして残ったイ
ンクを場合により加熱して樹脂を熱的に硬化させる(例えばJP 10274709号[積
水化学]に説明されている)。
コート法、ディップコート法、カーテンコート法、ローラーコート法及び電子ス
プレイ法等により基材に塗布することができる。
はパターン化されていて、場合によっては透明であるフィルム及びコーティング
を与えるために用いることができる。したがって本発明の方法は単なるカラーフ
ィルターだけでなく一般的な基材のポリマーフィルムコーティングを製造する方
法を含む。
合する基材上に形成することができる。好ましくは(例えば本発明の方法がカラ
ーフィルタを製造するために用いられる場合)、基材は透明である。適切な透明
基材は、ガラス、;プラスチックのフィルム及び板、例えばポリビニルアルコー
ル、ポリエステル、ポリビニルクロライド、ポリビニルフルオライド、ポリカー
ボネート、ポリスチレン、ポリアミド、またはポリイミドなどを含む。基材は柔
軟であってもよく、あるいは平板(例えばLCDディスプレイに用いられる場合)
であっても良い。好ましい基材はガラスである。
合性又は広がり性を向上させるために予め処理しておくことができる。適切な前
処理は、基材を酸素雰囲気下におき電気放電にさらすプラズマエッチング、ある
いはシランなどの接着促進剤にさらす方法を含む。
方法により作られ、それは1又はそれ以上の式(1)の化合物、1又はそれ以上の
溶媒及び場合により他の処方薬品類を含む。インクはさらに架橋ポリマーの前駆
体、1又はそれ以上の前駆体を架橋することができる架橋剤、場合によりインク
のフィルム形成能あるいは最終フィルムの特性を向上させるために1又はそれ以
上の架橋不可能なポリマー及び(化学的又は光化学的に開始する系に適当なよう
に)ラジカル源、光重合開始剤または分解阻害剤(dissolution inhibitor)の
いずれかを含むことができる。所望の色の一つで着色されたインクは本発明の化
合物そして場合により1又はそれ以上の他の着色剤、典型的には黄色、緑色又は
赤色のいずれかで製造することができる。
、電磁波、より好ましくはUV光線を用いる。場合によりカラーフィルタを製造す
るためには、形成されるパターンは、シングルパスインクジェット印刷プロセス
による透明基材上の多数の不連続なフィルタ領域(ピクセル)からなるものでも
よい。場合により、透明な基材は当業者に周知の任意の方法(例えばフォトリソ
グラフィ法によるブラックマトリクスの形成など)で事前に不連続ピクセル領域
に再分割されている。
て、多色光学フィルタ構造を形成することができ、フィルタ構造は、最終的には
透明基材と、三組あるいは任意の所望の組に(各々予め決められた数の異なった
色のピクセルからなる)配列された異なった色のピクセルの単一層と、を含むこ
とになる。
色及び赤色ピクセルの形成、及び減法混色の(赤、マゼンタ及びシアン[YMC]
)カラーフィルタの黄色ピクセルを形成するのに特に有用である。
布して画像を印刷する方法、好ましくは印刷法により、さらに好ましくはインク
ジェット法により印刷する方法を提供する。好ましくはインクは溶媒(好ましく
は水性)及び本明細書に説明する式(1)の化合物を含む。
でインクを基材上に塗布する。好ましいインクジェットプリンタは圧電性インク
ジェットプリンタ及び熱インクジェットプリンタである。熱インクジェットプリ
ンタではプログラムされた熱のパルスをインクのインク貯めに適用し(たとえば
ノズルに近接した抵抗器によって)、これにより基材とノズルの間の相互運動の
間に基材にインクを小滴の形で射出させる。圧電性インクジェットプリンタでは
小さい結晶の振動がノズルからインクの射出を引き起こす。インクジェットプリ
ンタの語は画像を作成するためにIJP技術を用いることができるいかなる装置を
も意味する。
材及び/又は同様に本明細書で定義する本発明の方法により製造される基材を提
供する。
紙、OHPスライド及び/又は繊維製品(テクスタイル)を含む。カラーフィルタ
としてさらに好ましいのはガラスである。インクジェット印刷に好ましい織物製
品は綿、ポリエステル及びこれらの混合である。基材が繊維製品(テクスタイル
)の場合、本発明に従う画像を印刷する方法は、好ましくは得られた印刷された
織物を、好ましくは50℃〜250℃の温度に加熱するステップをさらに含む。
シアンの色要素を含むカラーフィルタ(このカラーフィルタは式(1)の化合物
を有することで特徴づけられる)が提供される。好ましくはカラーフィルタは、
透明な基材上に着色された架橋ポリマーコーティングをさらに含み及び/又は本
発明の方法で作成された基材上に透明で着色された架橋ポリマーコーティングを
含む。
は赤、緑及び青の三色;及びシアン、マゼンタ及び黄の三色から選択される)の
配列を含む。
を有する。 本発明のさらなる態様は、本発明の方法にしたがって作製された基材又はカラ
ーフィルタを含むディスプレイを含む。好ましくはディスプレイは液晶ディスプ
レイを含む。
ンタに適切に用いられるカートリッジを提供する。さらに本発明に従うインクを
含有するインクジェットプリンタも提供する。
緑色着色剤を形成する黄色染料として特に有用である。かかる化合物は特に緑色
フィルタを製造するのに有用である。
又は放射性物質であることを意味する。本明細書で用いる「認知できる物質」と
は全ての染料及び/又は顔料を意味し、そして放射線を吸収することができる物
質を意味する。放射線とは、実質的に赤外線(IR);可視光及び/又は紫外線(
UV)領域にわたる電磁(EM)スペクトルにあたる部分、好ましくは放射線の波長
(λ)が約200nm〜800nm、より好ましくは可視光領域は普通の人間の肉眼で検出
できるものである。本明細書に用いられる「放射性物質」とは放射線、好ましく
は電磁波、より好ましくは電磁スペクトルのIR、可視光及び/又はUV領域にある
波を放射できる物質を意味する。放射性物質の例は、蛍光性の、光泳動性の及び
/又は放射能のある物質を含む。
本明細書に説明された)とともに1又はそれ以上のシアン又は緑色染料及び/又
は1又はそれ以上のシアン又は緑色顔料とを含む着色組成物が提供される。
銅、亜鉛、アルミニウム及び/又はニッケルフタロシアニンを含む。好ましくは
本発明の組成物は以下の式(3):
表し; VはCO2M、SO3M又はPO3M2、特にメタ−CO2Mを表し; xおよびyは独立して0ないし4、好ましくは1〜3を表し;そして x+yは3〜5、好ましくは4であり; ここでMは式(1)の化合物に与えられたとおりである を含む。
びC.I. Pigment Green 36である。 本発明の着色剤は、赤、マゼンタ及び/又は橙着色剤と組み合わせてシェーデ
ィング(shading)成分としても使用することができ、赤色カラーフィルタを製
造するのに有用な良好な赤色着色剤を製造する。
されたとおりである)とともに1又はそれ以上の赤、マゼンタ及び/又は橙着色
剤(例えば染料及び/又は顔料)を含む着色された組成物が提供される。
び/又は顔料)が、インク及び得られるフィルム又はインクを使用して作成され
た画像の陰影を調整したり堅牢度特性を増強させる目的で、インクに存在してい
ても良い。
タ及び本発明の方法は少なくとも1のさらなる着色剤を含んで、着色混合物を形
成していても良い。
グに好ましくは相溶性である、すなわち得られる硬化フィルムは高い透明性を有
している。着色剤が染料の場合、好ましくは着色剤は有機溶媒に不溶で水溶性で
あり、例えば着色剤はスルホ、ホスホ又はカルボキシ基を含んでいても良い。
しくは微細な分散液として存在し、例えばガラス又は金属ビーズ及び分散剤の存
在下で水平振とう器で溶媒中で着色剤をミリングして得る。適切な分散剤はアニ
オン性のもの(例えばリグノスルホン酸塩及び他のスルホン化芳香族種)又は非
イオン性のもの(例えばアルキレンオキシド付加生成物)を含んでいて良い。
ノン類、フタロシアニン類、ペリレン類、キナクリドン類、ジケトピロロプロー
ル類、ピロリン類、チオフェンジオキシド類、トリフェノンジオキサジン類、メ
チン類、ベンゾフラノン類、ベンゾジフラノン類、クマリン類、インドアニリン
類、ベンゼノイド類、キサンテン類、トリフェニルメタン類、ニトロ類、ニトロ
ソナフトール類、フェナジン類、溶媒溶解性の硫黄系染料、キノフタロン類、ピ
リドン類、アミノピラゾール類、ピロリジン類、ピロール類、スチリリクス類(
styrylics)、マレイミド類、トリフェンアゾナフチルアミン類、スチリル類(s
tyryls)、ジチエン類、アゾメチン類、シアニン類、インダントロン類、ベンズ
イミダゾロン類、イソインドリノン、イソインドリ類類及びアゾイック類(azoi
c)を含む。
して適切な染料及び顔料を一覧にしており、例えば酸性染料、直接染料、塩基性
染料、反応性染料、溶媒染料、分散染料及び顔料およびさらに酸性染料の例とし
てはColor Index, 3rd Edition, Volume 1, pages 1003 to 1561 に、さらに直
接染料の例としてはVolume 2, pages 2005 to 2478 に、さらに塩基性染料の例
としてはVolume 1, pages 1611 to 1688 に、さらに反応性染料の例としてはVol
ume 3, pages 3391 to 3560に、さらに溶媒染料の例としてはVolume 3, pages 3
563 to 3648に、さらに分散染料の例としてはVolume 2, pages 2479 to 2742に
そしてさらに顔料の例としてはVolume 3, pages 3267 to 3390にそれぞれ与えら
れている。かかる着色剤は参考文献により本明細書に包含される。
料又は顔料である着色剤のうち1又はそれ以上から選択される。 ここで但し書きとして、一般に好ましい着色剤は顔料であり;あるいは工程中
に使用される液体媒体への染料の溶解性を補うか、あるいは最終架橋ポリマーマ
トリクスへの染料の溶解性を補った置換基を有する染料である。
部であり、部数の和(a)+(b)は100である)を含むインクである。
〜5部である。化合物Aは好ましくは式(1)のIJPに有効な化合物であり、より好
ましくは式(2)の化合物である。成分(b)の部数は好ましくは99.9〜80、よ
り好ましくは99.5〜85、特に99〜95部である。
ましくは成分(a)は、20℃で少なくとも10%の成分(b)への溶解性をもつ。こ
れにより濃縮物の調製が可能になり、より希釈したインクの調製に用いられたり
、液体媒体が保存中に蒸発したときに着色剤の沈殿の可能性を減じることができ
る。
くは99:1〜1:99、より好ましくは99:1〜50:50、そして特に95:5〜80:20で
ある。液体媒体は水及び好ましくは2種又はそれ以上の、より好ましくは2〜8種
の水溶性有機溶媒を含んでいても良い。
も良い:C1-6−アルカノール類、好ましくはメタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノール、n−ブタノール、セカンダリー−ブタノール、タ
ーシャリ−第3ブタノール、n−ペンタノール、シクロペンタノール、及び/又は
シクロヘキサノール;アミド類、好ましくは線状アミド類、例えばジメチルホル
ムアミド及び/又はジメチルアセトアミド;ケトン類及び/又はケトンアルコー
ル類、好ましくはアセトン、メチルエーテルケトン、シクロヘキサノン及び/又
はジアセトンアルコール;水相溶性エーテル類、好ましくはC2-4エーテル類、テ
トラヒドロフラン及び/又はジオキサン;ジオール類、好ましくはC2−C6アルキ
レン基をもつアルキレングリコール類、;より好ましくはC2-12ジオール類(例
えばペンタン−1,5−ジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、ペンチレングリコール、へキシレングリコール);チオグ
リコール類、好ましくはチオジグリコール;オリゴ及び/又はポリアルキレング
リコール類(例えばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール及び/又はポリプロピレングリコール);トリオール類、好まし
くはグリセロール及び/又は1,2,6−ヘキサントリオール;低アルキルグリコ
ール類及びポリグリコールエーテル類、好ましくはジオールのC1-4アルキルエー
テル類又はC2-12ジオールのモノC1-4アルキルエーテル類{例えば2−メトキシエ
タノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ
)エタノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、3−ブトキシプロパン
−1−オール、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エタノール、2−[2
−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エタノール、及び/又はエチレングリコ
ールモノアリルエーテル};環状アミド、好ましくは場合により置換されたピロ
リドン(例えば2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピ
ロリドン、カプロラクタム及び/又は1,3−ジメチルイミダゾリドン);環状エ
ステル類、好ましくはカプロラクトン;スルフォキシド、好ましくはジメチルス
ルホキシド及び/又はスルホラン。
えば2−ピロリドン、ジメチルピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチ
ル−2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン及びこれらの
混合物;ジオール類(例えば1,5−ペンタンジオール、エチレングリコール、チ
オジグリコール、ジエチレングリコール、及びトリエチレングリコール);ジオ
ールのC1-6アルキルエーテル(例えば2−メトキシ−2−エトキシ−2−エトキシ
エタノール);C2-6アルキレングリコールのC1-6アルキルモノエーテル類;ポリ
(C2-6アルキレングリコール)のC1-6アルキルモノエーテル;及びこれらの混合
物。
ン、シクロヘキサノール、カプロラクトン、カプロラクタム及びペンタン−1,5
−ジオール(ここで部数は重量部であり、部の和(a)+(b)は100である) を含む。
カプロラクタム、ペンタン−1,5−ジオール及びチオジグリコール(ここで部数
は重量部であり、部の和(a)+(b)+(c)は100である) を含む。
い場合)、溶媒は好ましくは30〜200℃、より好ましくは40〜150℃、特に50〜12
5℃の沸点を有する。有機溶媒は水に非相溶性であっても相溶性であっても又は
かかる溶媒の混合物であっても良い。好ましい水相溶性溶媒は上記に説明したい
ずれのもの及びそれらの混合物をも含む。好ましい水非相溶性溶媒は脂肪族炭化
水素;エステル(例えば酢酸エチル);塩素化炭化水素(例えばジクロロメタン
);エーテル(例えばジエチルエーテル)及びこれらの混合物である。
えばC1-4アルカノール)を含み、これが染料の液体媒体への溶解性を増強する。
特に好ましいのは液体媒体が水ではない有機溶媒であり、ケトン(特にメチルエ
チルケトン)及び/又はアルコール(特にC1-4アルカノール、さらに特にエタノ
ール又はプロパノール)を含む。
の混合物でも良い。媒体が水ではない有機溶媒の場合2〜5の異なった有機溶媒の
混合物であることが好ましい。これによりインクの乾燥性及びインクの保存安定
性に関して良好な制御を与えるように選択することが可能になる。
特に疎水性及び非吸収性基材(例えば、プラスチック、金属及びガラス)上への
印刷において有用となる。
体は長鎖脂肪酸又はアルコール(好ましくはC18-24鎖のもの)及びスルホンアミ
ドである。式(1)の化合物は低融点固体に溶解しても良く、最終的にその中に
分散しても良い。
張力改質剤、腐食防止剤、殺生物剤、コゲーション減少剤(kogation reducing
additives)、及びイオン性でも非イオン性でもよい界面活性剤を含んでいても
良い。
性インク、流動性媒体を含むインク、及び1又はそれ以上の式(1)の化合物を含
むインクが提供される。前駆体、架橋剤及び着色剤は以前に定義している。
を混合して調製する。 インクに含まれる式(1)の化合物及び溶媒の量は要求される陰影の深さによ
って変わりうる。しかし典型的にはインクは以下: (a)総量で0.5〜15部の、より好ましくは0.8〜10部の、特に1〜8部の1又はそ
れ以上の式(1)の化合物; (b)0〜90部の、より好ましくは50〜80部の水;及び (c)0〜90部の、より好ましくは0〜60部の1又はそれ以上の水相溶性有機溶媒;
及び (d)0〜50部の、より好ましくは0〜30部の他の成分(ここで全ての部数は重量
部であり、部数の総和(a)+(b)+(c)+(d)は100になる) を含む。
しくは20℃で水への溶解度が50g/Lより大きいものである。 (b)及び(c)[水及び水相溶性有機溶媒]の代わりに、インクは、1又はそ
れ以上の水非相溶性有機溶媒を含んでいても良い。
、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン、及びメチルナフタレン;塩素化芳香族
炭化水素類、例えばクロロベンゼン、フルオロベンゼン、クロロナフタレン及び
ブロモナフタレン;エステル類、例えばブチルアセテート、エチルアセテート、
メチルベンゾエート、エチルベンゾエート、ベンジルベンゾエート、ブチルベン
ゾエート、フェニルエチルアセテート、ブチルラクテート、ベンジルラクテート
、ジエチレングリコールジプロピオネート、ジメチルフタレート、ジエチルフタ
レート、ジブチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート;6又はそれ
以上の炭素原子を有するアルコール、例えばヘキサノール、オクタノール、ベン
ジルアルコール、フェニルエタノール、フェノキシエタノール、フェノキシプロ
パノール及びフェノキシブタノール;少なくとも5の炭素原子を有するエーテル
類、好ましくはC5-14エーテル類、例えばアニソール及びフェネトール;ニトロ
セルロース、セルロースエーテル、セルロースアセテート;低芳香石油蒸留物;
テレペンチン;ホワイトスピリット(石油エーテル);ナフサ;イソプロピルビ
フェニル;テルペン;植物油;鉱油;精油;及び天然油;及びこれらの2又はそ
れ以上の混合物を含む。
物を提供する。この組成物においては好ましい水分散性ポリマー及び染料は以下
の継続中の出願特許に説明されている:WO 95/34204, WO 99/50326,WO 99/50362
, WO 99/50361, WO 00/29493, WO 00/37575。かかる出願特許は本明細書に参考
文献として組み込む。
の溶媒と混合してインクを与える。 他の成分はインクに便利に用いられる1又はそれ以上の処方薬品、例えば着色
剤のインクへの溶解度を向上させたり及び/又はインクの流動性やハンドリング
特性を向上させるものを含んでいても良い。こうして例えばインクは1又はそれ
以上の以下のもの:湿潤剤、レオロジー剤(例えば粘度改質剤及び/又は表面張
力改質剤、例えばワックス[例えば蜜ロウなど]及び/又は粘土[例えばベント
ナイトなど]);腐食防止剤、殺生物剤(例えばProxel GXL の名前でAvecia Li
mitedから商業的に入手可能なもの又はRohm and HaasからKathonの名前で入手可
能なもの);殺菌剤;コゲーション減少剤(kogation reducing additives);I
R吸収剤(例えばAvecia LimitedからProjet 900NPの商標名で商業的に入手可能
なもの);蛍光ブライトナー(brightner)(例えばC.I.Fluorescent Brightner
179);及び界面活性剤(イオン性でも非イオン性でも良く、表面活性剤、湿潤
剤及び/又はMcCurtcheonのEmulsifiers and Detergents 1996 International E
dition 又はSurfactant Europa 3rd Edition 1996 に説明される乳化剤[これら
の文献は本明細書に参考文献として取り込む])を含む。
るカラーフィルタの光及び熱堅牢度を向上させるのに役立つ。かかる添加剤の例
としては:2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン;ヒドロキ
シフェニルベンゾトリアゾール;4−ヒドロキシ−TEMPO、及び遷移金属複合体(
例えばチオカルバミン酸のニッケル複合体)を含む。かかる添加剤は典型的には
着色剤の30重量%〜60重量%使用され、"The Effect of Additives on the Phot
ostability of Dyed Polymers", Dyes and Pigments, 1997, 33(3), 173-196 及
びJP-A-04-240603号(日本化薬)にさらに説明されている。
有する。選択されるpHは着色剤及び本明細書の方法の所望のカチオンの程度によ
る。所望のpHは酸や塩基あるいはpH緩衝液などのpH調整剤の添加により得ること
ができる。使用するpH調整剤の量はインクの所望のpHにしたがって変わるが、典
型的には塩基は30%の量まで存在していても良い。液体が混合物に加えられる場
合、印刷される基材は加熱又は適度な温度での空気乾燥により乾燥され、コーテ
ィングが硬化される前あるいは硬化中に液体を蒸発させる。
願人の継続出願GB 9824818.0号及びEP 0764290号にも与えられており、本明細書
で式(1)の着色剤が従来技術の処方で用いられる幾つかのまたは全ての着色剤
に置き換えることが望ましい。
より好ましくは約50〜約99部の液体媒体を含み;そして約90〜約0.4部、好まし
くは約70〜約0.5部、より好ましくはは約50〜約1部の他の成分を含む(ここで
全ての部数は重量部であり、部数の数字は総和で100である)。
る。適切な混合技術は当業者に周知であり、例えば、成分の振とう、超音波法又
は撹拌である。成分はインクの中で基材への塗布に適切ないかなる形で存在して
いても良く、例えば分散液、乳化液、懸濁液、溶液又はこれらの組み合わせであ
る。
として、US 4,963,189号、US 4,703,113号、US 4,626,284号及びEP 0425150-A号
に説明されている。
百分率は、特に断らない限り、重量によるものである。下記実施例(及び前記の
例示)において、C1で示される化合物は、国際カラーインデックス第3版第3改訂
においてこれらの番号により識別される染料である。下記実施例の各々において
、インクをテストして、その結果をtableにまとめた。実施例1 化合物
ドロキシ-2-ピリドンの調製 温度を30℃以下に維持しながら、エチルシアノアセテート(115部)を攪拌しな
がらゆっくりと、2-(2-アミノエトキシ)エタノール(134部)に添加した。添加が
完了したら、混合物を95℃にて3時間加熱して、次いで室温まで冷却した。温度
を30℃以下に維持しながら、メチルアセトアセテート(123部)を添加し、次いで
、エチルアミン(57.6部)を添加する前に、混合物全体を10℃未満まで冷却した。
得られた混合物を90℃で18時間加熱して、次いで室温まで冷却した。濃塩酸によ
るpH1までの酸性化に際して、生成物が沈殿した。これを濾過し、少量の2N HCl
により洗浄し、最終的には60℃で乾燥させることによって、分離させて、上述の
ピリドンカプラー81部を得た。ステージ1(b) 表題化合物の調製 2-アミノ-4-スルホ安息香酸(27.2部)を溶解するまで、水中で(200部)、pH5に
て、攪拌した。溶液を10℃未満まで冷却し、濃HCl(47部)を添加した。亜硝酸ナ
トリウム(6.8部)をゆっくりと添加して、反応混合物を0〜10℃で30分間攪拌した
。次いで、過剰の亜硝酸を、ジアゾ混合物がヨウ素デンプンに対して陰性になる
まで、スルファミン酸を添加することによって取り除いた。これに、2N NaOHでp
H8に調節したステージ1(a)からのピリドンカプラー溶液(53部)を水(200部)中で
添加した。反応混合物の温度は、添加の間、10℃以下に維持した。次いで、混合
物を室温まで暖めながら16時間、攪拌した。暗い黄色の溶液をpH1まで濃HClで酸
性化し、得られた沈殿を濾過により集めた。沈殿を再度、水(200部)中に溶解さ
せて、0.88S.G. アンモニアでpH9に調節した。次いで、生成物を濃HCl(35部)に
注ぐことによって再度沈殿させ、濾過により集めた。生成物をアンモニア中に溶
解させ、再度沈殿させて、もう一度、濾過により集めた、最後に、生成物をpH9
でアンモニア含有水(200部)中に溶解させ、透析して無機化合物を取り除き、0.4
5μフィルタで篩い分けて、60℃で乾燥させて、アンモニウム塩(7.7部)の黄色粉
末として表題化合物を得た。 実施例1に記載された方法と類似の方法により、下記の染料を作った。
シ-2-ピリドン(103部)を1.84 S.G.硫酸(370部)に慎重に添加した。添加が完了し
た後、温度を12時間で、75℃に昇温した。反応混合物を室温まで冷却し、次いで
氷(400部)上に押し流した。溶液を炭酸カルシウムで慎重に中和して、篩い分け
た。固体をさらに多量の水及びエタノールで洗浄した。最後に、溶液を減圧下で
蒸発させて乾燥させ、固体を60℃で乾燥して上述のピリドンカプラーを明るい灰
色の粉末(122部)として得た。ステージ17(b) 表題化合物の調製 実施例1ステージ1(b)で用いたカプラーの代わりにステージ17(a)からのピリド
ンカプラーのモル当量を用い、実施例1ステージ1(b)で用いたジアゾ成分の代わ
りに2-アミノ-5-スルホ安息香酸のモル当量を用いた以外は、実施例1での染料に
対すると類似の態様で、表題化合物を作った。 実施例17に記載の方法と類似の方法で下記染料を作った。
(40.6部)にゆっくりと添加した。添加後、溶液を125℃にて3時間、加熱し、次い
で室温まで冷却した。濃化油をよく攪拌しながら、氷(200部)上に注いだ。生成
物が固化し始めるまで、47%水酸化ナトリウム溶液を慎重に添加した。さらに30
分間、攪拌した後、固体を濾過により集めて、60℃で乾燥させて、表題のピリド
ンカプラーを茶色粉末(17.5部)として得た。ステージ23(b) 表題化合物の調製 実施例1ステージ1(b)で用いたカプラーの代わりに、ステージ23(a)からのピリ
ドンカプラーのモル当量を用いて、実施例1における染料に対する類似の態様で
、表題化合物を作った。実施例24 化合物
ピリドンの調製 2-(2-アミノエトキシ)エタノールに代えて、エチレンジアミン(5倍モル過剰)
を用いて、実施例1ステージ1(a)に記載した態様と類似の態様で、このカプラー
を作った。ステージ24(b) 中間体:5-(2'-カルボキシ-5'-スルホフェニルアゾ)-1-(2'-アミノエチル)-3-シ アノ-4-メチル-6-ヒドロキシ-2-ピリドンの調製 実施例1ステージ1(a)で調製したカプラーに代えて、ステージ24(a)からのピリ
ドンカプラーのモル当量を用いて、実施例1における染料に対する態様と類似の
態様で、この中間体を作った。ステージ24(c) 表題化合物の調製 塩化シアヌリル(2.6部)をアセトン(20部)中に溶解させ、0〜5℃で氷/水(100部
)上に注いだ。次いで、pH7で水(50部)中メタニル酸(2.4部)溶液を塩化シアヌリ
ル懸濁液に添加し、0〜5℃でpH6で反応を維持した。これらの条件下で2時間、混
合物を攪拌した。次いで、ここに、ステージ24(b)において記載したように調製
したpH8.5の水(100部)中5-(2'-カルボキシ-5'-スルホフェニルアゾ)-1-(2'-アミ
ノエチル)-3-シアノ-4-メチル-6-ヒドロキシ-2-ピリドン(5.2部)溶液を添加し、
混合物をpH8.5で45℃にて12時間、攪拌した。室温まで冷却した後、溶液を濃HCl
でpH1まで酸性化し、固体を濾過により集めて、透析して乾燥させた。次いで、
この中間体(8.7部)を水(400部)中に溶解させ、エタノールアミン(4.6部)を添加
した。次いで、溶液を70℃で6時間、加熱した。室温まで冷却した後、濃HClでpH
1まで酸性化させることにより生成物を沈殿させ、濾過により集めた。次いで、
水(200部)中に溶解させ、0.88.S.G.アンモニアでpH9に調節し、濃HCl(35部)上に
注ぐことにより再度沈殿させた。10分間攪拌した後、生成物を濾過により集めて
、次いで、アンモニア中に再度溶解させ、もう一度、濃HClで再沈殿させた。濾
過により集めた後、生成物を透析し、0.45μフィルタで篩い分けし、60℃で乾燥
させ、表題染料のアンモニウム塩を黄色粉末(3.3部)として得た。実施例25 化合物
ドンの調製 温度を30℃以下に維持しながら、チエルシアノアセテート(57部)を攪拌しなが
ら、ゆっくりとn-ブチルアミン(40部)に添加した。添加の完了時に、混合物を95
℃で3時間、加熱し、次いで室温まで冷却した。次いで、メチルプロピニルアセ
テート(65部)を添加し、次にエチルアミン(29部)を添加した。この間、温度を30
℃以下に維持した。得られた混合物を90℃にて18時間、加熱し、次いで室温まで
冷却した。溶液を氷(400部)上にゆっくりと注いで、濃塩酸でpH1に調節して、粘
着性固体を製造した。表面液体を注ぎだして、固体を真空下で乾燥させ、上述の
中間体80部を得た。ステージ25(b) ピリドンカプラー:1-nブチル-3-シアナミド-4-エチル-6-ヒドロキシ-2-ピリド
ンの調製 温度を50℃以下に維持しながら、ステージ25(a)からの中間体カプラー(66部)
を1.84 S.G.硫酸(220部)にゆっくりと添加した。添加が完了した後、温度を8時
間で、70℃まで昇温させた。反応混合物を室温まで冷却し、次いで、力強く攪拌
しながら、氷/水混合物中に押し出した。沈殿した固体を濾過により区別して、6
0℃で乾燥させて、上述のカプラーをオフホワイト粉末(91部)として得た。ステージ25(c) 表題化合物の調製 実施例1ステージ1(a)で調製したカプラーに代えてステージ25(b)からのピリド
ンカプラーのモル当量と、実施例1ステージ1(b)で用いたジアゾ成分に代えて2-
アミノ-5-スルホ安息香酸のモル当量を用いて、実施例1における染料に対する態
様と類似の態様で表題化合物を作った。
int-Coat Instruments Ltd.)を用いて顕微鏡スライド上にインクをバーコード付
して、スライドを200℃で15分間、凝固させた。得られたフィルムは、厚み約2μ
mであった。実施例26
酸を用いた以外は、実施例24と同様に行った。比較染料A 2-アミノフェノール-4-スルホン酸を1-n-ブチル-3-シアノ-4-メチル-6-ヒドロ
キシ-2-ピリドンと反応させた以外は、ステージ1(b)と同様に行って、比較染料A
を調製した。
以外はステージ1(a)と同様にピリドンカプラーを形成し、次いで、2-アミノ-4-
スルホ安息香酸の代わりにアニリン-2,5-ジスルホン酸を用いた以外はステージ1
(b)と同様に化合物を調製して、比較染料Bを調製した。
ルホフェニルリン酸を用いた以外は、比較染料Bと同様に調製したカプラーを用
いて、比較染料Cを調製した。
常に明るい黄色のフィルムを与えた。透過率は、Minolta CM-3600d分光器を用い
て、ブランクガラス対照に対する着色フィルムのスペクトルを測定することによ
って決定した。光堅牢度は、Atlas耐候性試験機Ci35A(ランプ出力:0.80Wm-2(4
20nm)、ブラックパネル(black panel)63℃、湿球温度降下16oC)中キセノンラ
ンプを用いて決定し、(E値は、Minolta CM-3600d分光器を用いて決定した。透過
率及び光堅牢度の結果を下記にまとめる。
用いて作ったフィルムは、特に優れた光堅牢度を示した。
った。
の染料を用いて作ったフィルムは特に優れた光堅牢度を示した。 シアン染料Dは、下記構造式
た。
rylTM BT-175(5部;40%固体アクリル樹脂(Avecia Ltd.から入手))、0.88 S.G.
アンモニア(2部)、CGI 1700(1部;光開始剤(Cibaから入手))、実施例3のアゾ
ピリドン染料(5部)及び水(37部)を混合することによって、光硬化性インクを製
造した。バーコーティングにより、ガラス基材にインクを塗布し、フォトマスク
を通してUV光に露光させた。次いで、25℃にて1%炭酸ナトリウム溶液を用いてフ
ィルムの未露光部分を取り除き、残りの樹脂を150℃にて30分間、熱硬化させて
、明るい黄色のパターン化フィルムを作った。実施例55 90部の水と10部の2-ピロリドンを含むインクベースに、実施例2の染料を添加
して、4%のインクベース中染料溶液を得た。次いで、水酸化ナトリウムを用いて
溶液をpH10に調節して、0.45μメンブランを通して濾過した。
する強く明るい黄色のプリントが得られた。カラーフィルタ用のさらなるインク カラーフィルタを作るために適切な、Tables I〜VIIに記載するような配合(
配合中各成分の数字は重量部を示す)を有するさらなるインクを調製してもよい
。用いられる化合物は、酸を含まない形態及び/又は適宜のffective塩の形態で
あってもよい。化合物欄の最初の数字は、本発明の染料の実施例の番号であり、
括弧内の番号は用いた量(w/w)を示す。Table中には、以下の略字も用いる。 DB199=Direct Blue 199 DB86=Direct Blue 86 DB87=Direct Blue 87 AB9=Acid Blue 9 RB15=Reactive Blue 15 CD=本明細書に記載されているシアンD PAA=ポリ(アクリル酸)、MW 2000 X=Primid XL552 TEA=トリエタノールアミン TMP=トリメチロールプロパン W=水 NMP=N-メチル-2-ピロリドン 2P=2-ピロリドン BE=ブトキシエタノール DEG=ジエチレングリコール GBL=γ-ブチロラクトン ADBS=ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウム SDBS=ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム SURF=スルホニル465(非イオン性界面活性剤:Air Productsから入手) AMP=2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール AM=アンモニア(0.88 S.G.) HT=4-ヒドロキシ-TEMPO;及び HMBS=2-ヒドロキシ-4-メトキシ-5-スルホベンゾフェノン
に記載されている化合物は、同じ番号の上述の実施例において作られた化合物で
ある。第2欄に記載されている数字は、関連する成分の重量部を意味する。熱(
サーマル)又は圧電(ピエゾ)インクジェット印刷によって、インクを紙に塗布
してもよい。
Claims (27)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、R1はH、場合によっては置換されていてもよいC1-8カルビル誘導基又は
式A 【化2】 (式中: cは2〜6であり; R3は、H又は場合によっては置換されていてもよいC1-8カルビル誘導基を表し; R4及びR5は、独立に任意の置換基を表し; R2は、場合によっては置換されていてもよいC1-8カルビル誘導基を表し; X、Y及びZは、独立に、H又は任意の置換基を表し; Mは、H又はカチオンを表し; m及びnは、独立に0、1又は2である) の基を表す。但し、R1、R2、X、Y又はZの少なくとも1は、式SO3M又はPO3M2の基
(式中、Mは、独立に、本明細書に表されているものである)を含み、nが0であ
り、mが1であり、Xがアゾ基に対してパラ位のスルホ基であり、ZがHであり、R2
がメチルである場合には、R1はエチル以外であり、式(1)の化合物は、本明細書
に記載されている式II、III又はIVの化合物以外である。) の化合物。 - 【請求項2】 R1が式Aである請求項1に記載の化合物。
- 【請求項3】 式(2) 【化3】 (式中、ZはCONH2、CN又はHであり、R1は、場合によっては置換されていてもよ
いC2-8アルキル基又はグリコール基である。但し、SO3M基がベンゼン環の4位に
ある場合には、R1がエチル以外であるか又はZがH以外である。) の請求項1又は2に記載の化合物。 - 【請求項4】 溶媒と、少なくとも1の式(1) 【化4】 (式中、R1は、H、場合によっては置換されていてもよいC1-8カルビル誘導基又
は、式A 【化5】 (式中、cは、2〜6であり;R3は、H又は場合によっては置換されていてもよいC1 -8 カルビル誘導基を表し;R4及びR5は、独立に任意の置換基を表し、R2は、場合
によっては置換されていてもよいC1-8カルビル誘導基を表し;X、Y及びZは、独
立に、H又は任意の置換基を表し;MはH又はカチオンを表し;m及びnは、独立に
、0、1又は2を表す。)の基を表す) の化合物と、を含む組成物。 - 【請求項5】 溶媒と、少なくとも1の請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合
物と、を含む組成物。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載の組成物であって、インクは、 (a)請求項1に記載の式(1)の化合物0.01〜30重量部と、 (b)液体媒体又は低融点固体媒体70〜99.99重量部と、を含み、 (a)+(b)=100重量部となるインク。
- 【請求項7】 請求項4又は5に記載の組成物であって、溶媒は、水及び1種以
上の水可溶性有機溶媒と、を含む組成物。 - 【請求項8】 請求項4〜8のいずれか1項に記載の組成物であって、少なくと
も1種のさらなる着色剤を含む組成物。 - 【請求項9】 請求項8に記載の組成物であって、さらなる着色剤は、染料又
は顔料である少なくとも1種のシアン、緑、赤、マゼンダ及び/又は橙着色剤か
ら選択される組成物。 - 【請求項10】 請求項9に記載の組成物であって、さらなる着色剤は、式(3) 【化6】 (式中、 Tは、H又は任意の置換基を表し;; Vは、CO2M、SO3M又はPO3M2を表し; Mは、H又はカチオンを表し; x及びyは、独立に0〜4を表し; x+yは、3〜5となる。) のシアン染料である組成物。
- 【請求項11】 請求項8又は9に記載の組成物であって、さらなる着色剤は、
C.I. Pigment Green 7及びC.I. Pigment Green 36から選択される組成物。 - 【請求項12】 請求項4〜11のいずれか1項に記載の組成物であって、請求項
13〜17に記載した方法のいずれか1に用いるための緑、赤又は黄インク。 - 【請求項13】 基材上にパターン化された架橋ポリマーフィルムコーティン
グを調製する方法であって、 (a)基材に、同時に及び/又は任意の順番で連続的に、 (i)1種以上の架橋性ポリマー前駆体; (ii)ポリマーに対して前駆体を架橋可能な任意の1種以上の追加の架橋剤; (iii)任意の1種以上の他の着色剤を含むこともある請求項4に記載されている式(
1)の1種以上の化合物 を塗布する工程と、 (b)場合によってはさらなる成分の塗布前であってもよいが、場合によっては成
分(i)、成分(ii)、成分(iii)及び/又はこれらの混合物の非架橋フィルムの1種
以上をパターン化する工程と、 (c)元の位置に、成分(i)、(ii)の混合物を架橋し始めて、場合によってはパター
ン化された架橋ポリマー性フィルムコーティングを基材上に形成させる工程と、
を含む方法。 - 【請求項14】 印刷工程を含む請求項13に記載の方法。
- 【請求項15】 印刷工程がインクジェット印刷工程である請求項14に記載の
方法。 - 【請求項16】 印刷工程は、フォトリソグラフ工程を含む請求項14に記載の
方法。 - 【請求項17】 ポリマー性前駆体は、水分散性ポリマー前駆体を含む請求項
15に記載の方法。 - 【請求項18】 請求項13〜17のいずれか1項に記載の方法により得られ得る
基材。 - 【請求項19】 さらに、透明な基材上の着色された架橋ポリマーコーティン
グ及び/又は基材上の透明な着色された架橋ポリマーコーティングを含むカラー
フィルタを含む請求項18に記載の基材。 - 【請求項20】 カラーディスプレイ用成分としての有用性を有する請求項18
又は19に記載の基材。 - 【請求項21】赤、緑、青の三原色;及びシアン、マゼンダ、黄の三原色から
選択される着色三原色要素の行列を含む請求項18〜20のいずれか1項に記載の基
材。 - 【請求項22】 請求項18〜21のいずれか1項に記載の基材を含むディスプレ
イ。 - 【請求項23】 液晶ディスプレイを含む請求項22に記載のディスプレイ。
- 【請求項24】 インクジェットプリンタを用いて、請求項4〜12のいずれか1
項に記載の組成物を基材に印刷する方法。 - 【請求項25】 請求項4〜12のいずれか1項に記載のインクを含むインクジェ
ットプリンタにおいて用いるカートリッジ。 - 【請求項26】 請求項4〜12のいずれか1項に記載の組成物で印刷された紙、
オーバーヘッドプロジェクター(OHP)スライド、テクスタイル、又はカラーフィ
ルタ。 - 【請求項27】 赤、緑、青フィルタ要素、又は黄、マゼンダ、シアンフィル
タ要素を含むカラーフィルタであって、請求項4に規定されている式(1)の化合物
を有することを特徴とするカラーフィルタ。
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